リテラシーおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのリテラシー成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月04日の時点で一番のリテラシーおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

52.2 1 リテラシーアニメランキング1位
どうせ、恋してしまうんだ。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.4 (14)
71人が棚に入れました
2020年7月1日。高校2年生の水帆は、最悪な17歳の誕生日を迎えていた。 憧れの先輩に近づくチャンスはなくなるし、親には誕生日をすっかり忘れられているし……。 しかも未知の感染症の流行で、部活の大会や修学旅行も中止になって、「私には“キラキラした青春”なんてない」――そう思っていた。 しかしそんな矢先、幼なじみの輝月(きづき)が、突然、“彼氏候補宣言”をしてきて――。 家族のように育った4人の幼なじみの男の子と、主人公の西野水帆との恋愛模様を描いた学園青春ストーリー。

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3

もっとブラッシュアップできたのでは? ※~7話

【物語】 1.0 / 5.0
 ジャンルは女性向け逆ハーレム作品。
 内容も「コッテコテな少女漫画へのステレオタイプそのまんま」といった印象で、視聴者を惹きつける何かしらの目新しさや魅力はない。
 過去編と現代編に分かれており、過去編を主軸に随時現代編の小パートを挟む構成となっているが、その現代編には物語を盛り上げる「情報の先出し」要素がほとんどないため、はっきり言ってしまえば尺の無駄。
 また、コロナ禍(具体的な名前は伏せられている)によって青春時代を奪われたという設定が存在するが、マスクの着用やソーシャルディスタンスなどの当時を再現する描写は皆無で、全員が平時のように学生生活を送っており設定の形骸化が著しい。そのせいで「私たちは青春を奪われた…」のような独白が極めて陳腐に聞こえる。
 演出面の出来の悪さもこの項で述べたい。演出は極めて冗長で、無意味な尺稼ぎの「顔ドアップ」や「景色を数秒映すだけ」といったシーンが目立ち、はっきり言ってこの点はアニメ作品の中でも極めて劣悪。

【作画】 1.5 / 5.0
 イケメンたちに囲まれる逆ハーレム作品なのに作画が不安定で、イケメンキャラがその体裁を保てていない場面がちらほら見受けられる。
 話の内容で勝負するような作品ではないのだから、せめて作画くらいは力を入れてほしかったが、その点も叶わなかった。

【声優】 1.5 / 5.0
 男性キャラの大半が妙に起伏を抑えた喋り方をするため、ただ単に棒読みなのか演技指導の結果なのかが分かりづらく、また、「演技」と「登場人物の感情」の噛み合わせが悪く直感的ではない。
【物語】の項でも述べたが、こういう点も作品全体の冗長さに拍車をかけてしまっている。

【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。

【キャラ】 1.5 / 5.0
 脚本、演出、演技などを含め作品全体がチグハグになっており、それに巻き込まれたキャラクターの言動も脈絡がないように感じた。
 キャラクターの深堀りもろくにないので、誰かに感情移入したり、応援したり、といった楽しみ方もしづらい。



【総括】 6.5 / 25.0 (平均 1.3)
 現状、評価すべき点はない。
 話の内容は稚拙で、作画も雑。演技もこれといって秀でているわけではないし、話の内容が雑ならばキャラクターに魅力が出てくるはずもない。
 いっそ女性視聴者に向けたイケメンたちによるサービスシーンを多めにすれば、マーケティング的に納得できる点もあるのだが、そういう要素はそこまで多くない。
 舞台による実写化も発表されていた作品だけに、何か光るものがあるのかと思いながら視聴していたが、期待外れだったようだ。
 とにかく、全ての点においてクオリティが足りていないと感じた。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

Forget-me-not

現在と過去が交差するなかよしラブコメ
しゃらくせえフォントに警戒したが意外と観れる

OP・Kもどきの吉本グループ、この年代にも推しビジネスが…
ED・エモい

味気ない日々の喧騒の中、主人公ミズホの目に映った光景。それは女子1男子4の仲良し高校生のわちゃわちゃ。持たざるものとして生きてきたミズホの中に蘇る何か。忘れていた大事なもの。こんな自分にも、あんなに眩しく、輝かしい青春の日々があったのだと。

四等分の花婿かと思いきやガン攻めブルーが速攻サークルブレイク

幼い少女へ贈る人生訓「希望を持て、今を生きろ」と、枯れた大人に「大事なものを忘れてないか?」と双方に語りかける構成が新しい。だからこそ過去編は正統派なかよし相当のドリームワールド。会話の間を重視するため、セットアップが強引で「そうはならんやろ」大会。作画も紙芝居でなかなかのリテラシーが要求される作品。

03
いやー渦中の当事者ってわからないもんですよ

現在
大人になったからこそわかること、ありますなあ。他人の正論なんてのは伝わらない。まして未熟な若者には。自身の傲慢さに気づかない大人なんてごまんといる。ミズホはまだマシなほう。大人になっても続いてる、気のいい友人がいることがその証左。そこにも気づいてほしいところ。そしてやはり当事者は気づかない、と。人生だねえ。

過去
ヘタレイエローは健気NTRかわいそう枠ね。んで他二人が蚊帳の外かと思えばグリーンの矢印はそっちなのかあ…。んでメガネも役割が明確になってきたと。ブルーのガン攻めで4等分レースでないのはわかってたがそういう建て付けか。ミズホももうしっかり自覚してしまった。あとは仲良しグループ存続と自分のキモチとのシーソーゲームかな。展開早すぎねえ?あと何するの?あー現在編もしっかりオチをつけてくれるのかな。

各タイマンパートでは二人の会話の間をきちんと表現するのはいいのだけど、作画が静止画紙芝居すぎてただの手抜きに見えてしまう。セリフの応酬を畳み掛けるとせっかくの機微が台無しになるし、無言になるのもそりゃそうだよなとは思うけど。無言の時間がそのまま静止画になってるので間の表現よりもただの尺の引き伸ばしの手抜きに見えてしまいそう。

しかしイエローに対してあまりに鈍感すぎるミズホさん。将来で実績出せてないのはここの描写で無駄に納得感が出てしまう。そういうとこやぞ。

現実パートなければ普通に切ってたが、最初のあの2分があるだけで全体の印象がガラリと変わる。なかよしの編集は実にいい仕事しますなあ。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

Rera さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

コロナ禍アニメ

いよいよコロナ禍をテーマとしたアニメが登場。
作中では「感染症」と表現されている。
コロナ禍の発生からちょうど5年。
そろそろコロナ禍にどう向き合ったかという作品が出てきてもおかしくはない時期になったということなのだろう。
高校生たちが何を思い、何を感じ、どう過ごしていたかを描くことはとても意味のあることだと思う。
肝心のアニメだが、全体の構成・演出・作画にいろいろと問題があるように感じた。
全体として駆け足感が否めず、展開が唐突である。
かと思うとカットごとに変な間が入る時があり全体として間延びしている。
演出も不自然なところが多い。
2話でいうと、リビングのシーン、雨宿りのシーン、おんぶのシーン、テントのシーン、最後の輝月の涙のシーンなど。
原作がそうなっているとしても改変したり演出面で何とかすればと思うのだが、どうなのだろう。
輝月のキャラだが、作画の問題もあるかもしれないが、場面によって違う人物を見ているように思えた。ヒロインに対するアプローチの仕方も謎である。
それから全員マスクでは少し異様な絵になるので仕方ないが、リアリティという面では工夫が必要だと思う。
あと最近よくあるが、作中でモブの姿を描かないのは手抜きが過ぎないか。
時間と予算がないのだろうけど、ギャグアニメならまだしもこういう青春群像劇ではモブもちゃんと描くべきではないだろうか。
描かれないモブから声だけ聞こえるのは不自然だし、泣き声となると違和感しかない。
本作は、今期放映中の「ハニーレモンソーダ」とどうしても比較されてしまう。
繰り返すが、コロナ禍の青春群像劇という設定やテーマはとてもいいと思う。
しかしアニメとして出来は少し残念である。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

63.2 2 リテラシーアニメランキング2位
メイクアガール(アニメ映画)

2025年1月31日
★★★☆☆ 2.9 (22)
47人が棚に入れました
現在より少し先の未来。天才的な頭脳を持つ科学少年・水溜明は、人々の生活をサポートするロボット・ソルトを開発、製品化することに成功するが、新たな発明がことごとく失敗し、行き詰まりを感じていた。そんなとき、友人から「カノジョを作ればパワーアップできる」という話を聞き、人造人間のカノジョ・0号を科学的に作り出す。0号は、プログラムされた感情と成長していく気持ちの狭間で揺れ動く。人と心を通わせることに不慣れな明との間に芽生えるのは恋なのか、それとも……?

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

令和のキテレツ大百科だな…。

 映画館で観て来ました。2025.02.26

 今は亡き偉大な科学者である母親の後を継いで研究に勤しんでいる主人公、立ち位置的には母親の遺したデータを解析して発明品を作っているので、キテレツ君っぽいです。

 キテレツ君は、最終回まで御先祖である奇天烈斎様が遺した古文書を読んで、再発明していることに疑問を感じていませんでしたが、本作品の主人公は一丁前にスランプに陥って悩みます。

 スランプ脱出のためには彼女を作ると良いと親友に言われ、自分のことを好きな人造彼女を作ってしまいます。

 うわ…。ヤバい臭いしかしねぇ…と、思いますが、この人造彼女の0号、キャラデザインも良く、結構可愛いので何となく応援したくなります。

 ただ、弟分だったキテレツ君のコロ助と違うのは、成長するにつれて彼女ヅラした雌ムーブをかましてくる点です。0号的には産まれた意味を果たそうとしているのですが…。

 そこから始まる悲喜劇が本作品の見所なのですが、オチはモヤッとしています。

 世界観からして勢いで誤魔化しているので、気になる人は気になって感情移入を拒まれそうです。

 他の登場人物たちも大した掘り下げは無く、主人公の幼馴染は、中々可愛い感じのツンデレですが、ここに至る背景が不明なので、単なる賑やかしですし、主人公の親友も良く分からない人物です。そもそも主人公も含めてコイツら人間なの?文明水準が不明なので、デザインヒューマンとか試験管ベイビーとか混じってそうです。

 母親の同僚の姉御っぽい研究者も、おじさん的保護者ポジの研究者も、主人公とどんな関係なのか一切劇中で描写されないので、何か不思議でフワフワした感じで物語が進んでしまいます。

 主人公の作った0号も、トンデモも無い存在の様な気がしますが、普通に高校に通っても、親友、幼馴染、先生、他の同級生他誰も気にもしません。

 私が参考にしているアニメ評論ブログを運営している笠希々さんは、本作品をSFサイコスリラーと評価していますが、そう言えなくも無いけど違う様な気もします。

 グロ描写があるとは言え、ザックリとした世界観は、藤子F不二雄先生のSF(すこし不思議)的ギャグ時空の様な気がします。コロ助も時々キレてキテレツを殺そうとしてましたしね!

 0号もコロ助も創造主に逆らったりしますが、母親の遺したメモリを解析して発明している本作品の主人公と、奇天烈斎様の古文書がネタ本のキテレツは、構造的に相似したキャラなのでは!?厳密には創造主では無いと言う…。

 どちらにしても、90分だから何とか映画として成立している様なアニメ映画でした。色々考察出来る深さがある様な、単なるスタジオの技術力をアピールするためのプロモーションの様な何とも言えない雰囲気なので、私的には、映画館で観る程では無いかなぁ位の評価てす。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
ネタバレ

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

序盤のゆったりしたテンポからギアを上げ想像を飛び越えていく怪作

 見終わったあとは放心して立ち上がれなくなるほどの衝撃的なラスト。これはある意味ホラーなんじゃないか。
 作品としては3DCGのレベルじゃないくらいセルルックな作りになっていて見ていて違和感なんかはほとんどないしこれだけのクオリティであんな躍動的な動きまでを3Dでできるのか…。とこちらの意味でもかなり感嘆したところではありました。また、3Dで構図を自由にできることもあってか、映像的な演出を意識したところが多くて見ていても考察のしどころが多くなかなか咀嚼しがいのあるアニメでしたね、ただこうなるなら {netabare} ~あの序盤の青春キラキラパートが結構寂しくなってしまう、必要ではあったんだけどあのキラキラパートとは遠く離れた展開になってしまった。{/netabare}
 情報量も多くあまりセリフで説明されることもないのでちゃんと読み取って理解したうえで悩んでほしい、劇場で集中してみてほしい作品。最後のエンドはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、果たして。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
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