ラブコメで就職活動なTVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

76.4 1 ラブコメで就職活動なアニメランキング1位
ハチミツとクローバー(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (597)
4088人が棚に入れました
美大生・竹本祐太はおんぼろアパートの同僚で先輩の森田忍や真山巧らに囲まれ、日々大学生活を楽しんでいた。
ある日、竹本達は大学の教師の花本修司から花本の親戚の花本はぐみを紹介される。人見知りが激しく口数も少ないはぐみだったが、その愛らしさに竹本は自分でも知らぬ間に一目惚れする。そして、変人として知られている先輩の森田も又はぐみを気に入ってしまう。
周囲がもどかしくなるほど分かりやすく不器用な竹本と、難解すぎるアプローチで周囲を戸惑わせる森田。正反対の二人の愛情表現が交錯する。
一方、真山は、自分に対して真っ直ぐな想いを送り続ける同級生・山田の気持ちに気づきながら、交通事故で亡くした夫の影をいつまでも追い求める建築デザイナー・理花への想いを強めていく。
それぞれの気持ちに気づかないまま時は流れていく…。

声優・キャラクター
神谷浩史、工藤晴香、うえだゆうじ、高橋美佳子、杉田智和、大原さやか、藤原啓治
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「一途さ」を追い求めた作品。人間ドラマととコメディの両立が見事!

原作未読。

美大を舞台にした青春物語。
一度も振り返らずに走り続けたら、どこまで行けるか?
そんな何かに対する「一途さ」がテーマ。

一番の魅力は、その人間模様です。
それぞれが抱く想いは、恋心だったり憧れだったり……。
まるで観覧車のように、キャラクターたちは、お互いがお互いを追いかけ続けています。

「10人の気持ちを同時にかつ繊細に表したストーリーを書いてください」

それをやってのけたのが「ハチミツとクローバー」。

ちょっとしたしぐさや視線。
わずかな動作でも、人間はいろいろなことを察して、心に影響を受けます。
そんな繊細な心の動きをうまく描き出しています。

そして飛び出す数々の名言。
{netabare}
・「他人をそういう気持ちにさせる、そういうのを才能っていうのだろうね」
・「そんなに体から水出したら、ひからびちゃうぞ」
・「誰も、誰かの代わりになれん」
・「まだうんと先に見えても、今日は明日へ、明日はその日へ途切れようもなくつながっている。いつの日か僕らも、もっと大人になって、まるで子供時代なんてなかったように思われる。そんな日が来るんだ。平等に」
・「戦うのが嫌だからって、全部放り出そうとしてないか? 一番大切なものまで全部」
・「無理することないんだよ。似合うのを着るのが一番なんだから」
・「ちゃんと区切りをつけて、新しく枝を伸ばすしかなかったのだ。でも、この気持ちを折ることはできなくて」
・「いいんです、傷つけて。傷つきませんから」
・「迷惑をかけるわけには、とか言ってさ。けどよ、俺はそう言われるたびに、ほっといてくれって言われてるような気持ちになっちまうんだよ」
・「地図がないからじゃない、俺にないのは、目的地なんだ」
・「本当に好きなら、幸せを祈れるはずなのに」
・「どんな道を選んだとしても、それを言い訳にしないことだ」
{/netabare}

……しかし、ずっと心の動きを追い続けていたら、話が重くなってしまいます。

それをカバーしていのが、ハイテンションなギャグ。
おなかをかかえるほど笑えました。
ラブコメとしても十分な出来だと思います。


欠点は、1期では完結しないこと。
しかし、1期と2期を通せば、あにこれ1位の「とらドラ!」を超える作品だと思っています。
特に「一途さ」を求めている人にオススメしたいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 84

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

陽だまりの中にいたあの日の僕ら 

羽海野チカによる漫画作品を原作とした全24話のテレビアニメ。
ドラマ化や映画化もされているので、ご存知の方も多いはず。

美術大学を舞台に、程良いテンションのギャグを時折挿入しつつ、
恋愛に不器用な彼らの報われない恋模様や、自分の才能の生かし方、
今とこれからの生き方に迷い、苦悩する姿を、
ひとりひとりのエピソードとともに丁寧に、静かな目線で描かれている。

自分は原作を随分前に読んでいて好きになり、
アニメ化されるのが楽しみだった1人。

青春群像劇と一言で片付けられないものがあって。
単純に恋模様だけを描いているわけではなく、それぞれが抱えるもの、
例えば家族関係だとか、進路、建前と本音。
そのあたりがしっかり描かれた上で、みんなで友情を育んでいるところに
好感が持てるし、そこが人気の秘密なのかなとも思う。

また、淡い水彩画のようなタッチの作画もやさしく、雰囲気にぴったり。

主人公は、建築科に通う竹本祐太なのだが、
先輩の森田忍(彫刻科)や真山巧(建築科)をはじめ、
大学の教師の花本修司や花本の親戚の花本はぐみ(油絵科)
同じ大学で真山に片想いしている山田あゆみ(陶芸科)
真山が片想いしている建築デザイン事務所の経営者 原田理花など、
そのほかにも登場人物は多く、こういうストーリーって結局、
視聴者がどの人に感情移入できるかが、面白いかそうでないかの決め手で。
観る人によって捉え方もだいぶ変わってくるかと思う。

ちなみにこの作品をリアルタイムで観ていた7年前、
個人的には、一見対照的に映る森田や真山の心の奥底にひそめた苦しみに
一番感情移入していたのだけれど、数年の間に何度か観ていくうち、
おそらく二期目も観ているせいか、気持ちの変化が出てきて、
真山の先輩でデザイン事務所に勤める野宮匠の言動のほうが、
今はずっと理解できるなぁと・・・
そんな部分でも、自分の成長?がわかって楽しんでいたりする。

1期目のこの作品では、各自、答えを出し切れてない感じがあって、
ある意味それだけ生々しくリアルに描かれている部分があるから、
作品の中で彼らがずっと息づいているようで、
個人的な懐かしさも加え、大切にしていきたい作品の1つです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 64

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

センチメンタルジャーニー

最近マジメに書くレビューが多かったので、少し崩して加工と思いましたが、結局マジメレビューになってしまいました^^;


このアニメは他にあるラブストーリーものとは少し違って、片思いという一方通行の恋のせつなさを描いていく中で、くっついた、付き合うなどのラブストーリー的展開が全てではなく、恋愛という要素を人間ドラマのひとつとして描いた稀な作品だと思います^^


魅力的な登場人物たちがおりなす人間模様に引き込まれ、毎回、胸をしめつけられる思いで見ていた記憶があります。
そこで、大学生という設定を利用した雰囲気作りに感動し、自分の少女漫画が原作の作品への偏見と抵抗を取っ払ってくれた作品のひとつです^^(あとは君に届けとカレイドスター)


原作、アニメを見て思うのは、なんてオシャレでセンチな気分にひたらせてくれるアニメなのだろう!ということ。
この辺りはノイタミナの功績でもあると思うのですが、些細な雰囲気からBGMにいたるまで、飛びぬけたオシャレ感がありましたね。
特にスガシカオやスピッツをつかうあたりが、とても合っているし、センス良すぎ^^って感じでしたね。若干途中からそれ目的になっていたかもしれません^^


切なくもあるが、こんな美しい青春を送れたら、人生素晴らしい^^と思う次第です。青春のバイブル?的な色が濃かったな~という作品でした。常にあたたかさと優しさを与えてくれる作風に終始安心でした。

完璧とまでは言いませんが、悪い点が見当たらない作品でした^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

68.7 2 ラブコメで就職活動なアニメランキング2位
One Room セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (157)
695人が棚に入れました
あなた(One)の部屋(Room)で再びはぐくむ、3つの物語。

今回の第2期では、隣に住む高校生の花坂結衣、
主人公の居候する銭湯の娘・七橋御乃梨、
同じマンションに住む女子大生の天月真白という個性豊かな3人の女性との生活がオムニバス形式で描かれる。

声優・キャラクター
M・A・O、高橋李依、水瀬いのり

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

貴方(ONE)の部屋(ROOM)ではぐくむ3つの物語

カントクさんのキャラデザによるヒロインとの珠玉のひとときを過ごすこの作品…ようやく続編を迎えることができました。
この作品の様にヒロインと疑似的空間を共有するアニメを「バーチャル・アニメ」と言うそうです。
これまで放送された「あにトレ」もこの部類に入るみたいです。

この作品の続編が制作されると知った時、当然嬉しさは感じましたが、ある意味作られて然るべき作品であるとも思っていました。
きっとこの作品は「あざとさ」で出来ているのだと思います。
それにホイホイ乗っかって喜んでいる自分も相当チョロい訳ですが…

1期も相当でしたが登場するヒロインの可愛らしさが今期も半端無いんです。

花坂結衣(CV:M・A・Oさん):1期から続けて登場。この子がトップバッターというのも計算なんでしょう。
1期の受験生の時も一生懸命さに可愛らしさがありましたが、立ち位置が変わった今期は可愛らしさマシマシです。
M・A・Oさんもグイグイ来るので、私は早々にここでKOでした^^;

七橋御乃梨(CV:りえりー):主人公は銭湯に下宿している学生という設定で、ヒロインは七橋湯の娘さんです。
自分の家の銭湯を大切に思っているリエリーボイスがドンピシャなヒロインとの掛け合い…時間が経つにつれ会話が盛り上がっていくのですが、ヒロイン自身の魅力と盛り上がりが比例関係にあったと思います。

天月真白(CV:いのすけ):目下就職活動中の女の子ですが、状況は決して芳しくないみたいです。
連敗続きで落ち込んでいた彼女を同じアパートに住む主人公が気にかけ、それをきっかけに物語が発展していきます。
最初は「変態さん」と言われていましたが、彼女とのやり取りを経て主人公が変態から昇格できるか、見どころだと思います。

主人公に一切セリフがないこと、3分という長すぎず短すぎない尺の長さ、この2つも作品の良いアクセントになっていると思います。

まぁ、カントクさんのキャラデザにこの人たちの声が乗ったら…普通堕ちますよね^^;
余計なモノは一切排除され、ヒロインと二人きり…声優さんの演技がより一層際立つんです。
普段よりも声優さんがより意識に刷り込まれるわけです。
キャラデザ、声優さんの気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は以下の3曲です。
「青空モーニンググローリー」花坂結衣(M・A・Oさん)
「ポプラと僕らのヒストリー」七橋御乃梨(りえりー)
「サーチライトと月灯り」天月真白(いのすけ)
どの曲もヒロインを思い起こせる耳触りの良い曲ばかりです。

同じ設定で男女を逆にした「Room Mate」も「One Room」1期の後に放送されていましたが、そちらも同様の理由で人気があったんでしょうね。
でもこの作品…ヒロインの設定次第で幾らでも続編の作れる作品なのではないでしょうか。
原作要らずのこの作品…続編の制作を思い切り期待しています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

色褪せず、更に良い

結衣だけ続きもので登場してますが、恋愛が進展していて微笑ましい。
高橋季依さんと水瀬いのりさんが2nd seasonで参加していますが、どちらもうまいし、かわいらしい。特に真白のエピソードがお気に入りです。

ショートアニメだからできるイメクラ的な作品ですが、その先駆けは2010年のいっしょにすりーぴん
ぐでしょうか?

男が感じとる女の子のかわいい瞬間や目線、仕草などは、充分ヒロインに反映されていて、2nd seasonも手抜きなしで出来上がってます。3rd seasonくるかなぁ・・・♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

うんうん。。より好みに近づいた、ショートラブストーリー集 

 
 原作:オリジナル
 制作:ゼロジー
  つぐもも、アイマス、天空侵犯など
 放送:2018年夏(短編12話)
 視聴:2021年2月(dアニメ)
 出演:M・A・O/高橋李依/水瀬いのり

制作会社が変わったし
りえりー、いのりんも出演!

■キャラ/エピソード
 キャラが動画でもカワイイw

<花坂結衣(はなさかゆい)>
エピソード:★★★★★
キャラ  :★★★★
 1期からの続編。
~{netabare}声:M・A・O~
 水着回からスタートw
 彼女になってる・・
 自分のアパートで彼女にガバっと・・
 その後はご想像にお任せ・・?w
 と思ったら未遂ですかw
 バイトで会えない展開とか、ありがちではある展開。
 でもコメディ要素も感じてちょっと楽しい。
 それにしても、たしかに無防備かとw
 え、イッキに温泉お泊り回ですとお!
 そんな経験はないなあ・・学生時代にはw
{/netabare}~

<七橋御乃梨(ななはしみのり)>
エピソード:★★★
キャラ  :★★★
~{netabare}声:高橋李依~
 主人公は銭湯の下宿人。
 ヒロインはそこの主人の孫。
 キャラもシチュもちょっとタイプと違って物語に没入しにくかったー
 ざんねんw
{/netabare}~

<天月真白(あまつきましろ)>
エピソード:★★★★
キャラ  :★★★★★
~{netabare}声:水瀬いのり~
 主人公は同じマンションに住む社会人。職業は変態w
 ヒロインは就活中。
 こういうシチュもあながち妄想しないでもないかなw
 何よりキャラが刺さった。銀髪に弱いかもw

 てか・・ひざ枕がお礼?
 ここは土下座してねだってほしかったーww
{/netabare}~

■まとめ
 今作はキャラもエピソードも1期より刺さりました。

 余談ですが、りえりーはイヤホンズという声優ユニットのリーダですが、本人の誕生日である2021年2月27日(土)、ソロデビューを公表しました。
 実はそれでこの作品を観てみた次第です。
 声優さんにしてみれば、これって朗読劇というか一人芝居ですよね・・『それが声優!』の相手役がいない中での演技エピソードを思い出しました。プロとはいえさすが。

さあ、次は3期ですね。。
 

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8
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