ホラーで恐怖なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのホラーで恐怖な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月28日の時点で一番のホラーで恐怖なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.1 1 ホラーで恐怖なアニメランキング1位
ゴーストハント(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (437)
2315人が棚に入れました
舞台は、主人公・谷山麻衣が通う都内の高校。
旧校舎で心霊現象が発生し、渋谷サイキックリサーチという心霊現象の調査事務所が調査にやってくる。事故で助手に怪我を負わせ、高価な機材を壊してしまった麻衣は、弁償する代わりに所長・渋谷一也の助手の代理をすることになるのだが…。

声優・キャラクター
名塚佳織、泰勇気、成田剣、浜田賢二、釘宮理恵、岡本信彦、鈴木真仁、岡野浩介

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本格的なミステリーホラー

主人公の麻衣は、「渋谷サイキック・リサーチ(SPR)」という事務所でバイトをしている女子高生。所長は麻衣と同じくらいの年の少年・ナル。SPRでは依頼のあった心霊現象による様々な事件を、霊能者らと協力しながら調査している。

物語は全25話、大きく分けて8つの話があります。心霊現象による事件の内容はポルターガイストや呪い、祟り、超能力にまつわる話などなど。

この作品は、単に「心霊現象コワイ」といった恐怖の演出があるだけではありません。
この事件を起こしている亡霊の正体は○○だ!と確信して徐霊に踏み出すも、全く見当違いで逆に返り討ちに合うなどと、事件の真相には裏があったりして推理物の要素も強いです。さながら「心霊探偵」といったところ。犯人を亡霊に置き換えた「金田一少年の事件簿」のようでした(例えが若干古いですがw)。

心霊現象を調べていく手段として、高感度カメラや集音マイクといった精密機械を使って、科学的に分析していくのは斬新でした。怪現象が起きるとノイズやカメラの映像の乱れ、温度の急激な変化などがおこり、データとして記録されるので妙な説得力があります。それをもとに類似の例や過去の事件などと照らし合わせ、調査を進めていきます。

でもいざ亡霊に襲われた時や、徐霊・浄霊するときに活躍するのはやっぱり霊能者たち。その仲間たちは坊主、巫女、エクソシストなど様々。肩書きだけ聞くと何だか堅苦しいイメージの人々ですが、実際はもっとくだけた人たちです。



せっかくなので、簡単に主要キャラの紹介もしておきます。


谷山麻衣:
元気いっぱいの明るい性格で、困ってる人を放っておけない、まさに主人公気質の女の子。

ナル:
イケメンな所長。クールでナルシスト。プライドが高く毒舌だけど、心霊現象に関する知識は豊富。

リン:
ナルの片腕的存在。何考えてるか分からない長身で寡黙な中国人。中国呪術を使います。

滝川法生:
長身長髪で陽気なぼーさん。見た目はチャラいけどいざというときはすごく頼りになるみんなの兄貴分。お札や念仏などの法力で徐霊します。

松崎綾子:
ド派手な衣装と化粧をしてる、色々と騒がしいおばさ…お姉さんの巫女。いまいち能力を発揮できないけど、条件さえ揃えばその力は絶大。

ジョン・ブラウン:
悪魔祓いが得意なエクソシスト。なぜか怪しい関西弁をしゃべる、綺麗な顔した外人さん。温厚な性格。聖書や聖水などを使います。

原真砂子:
プライドの高いクールな着物少女。霊を自分に憑依させる、口寄せが出来る霊媒師。


ナルとリンさんはちょっと冷たい感じですが、普段は基本的にみんな仲が良く、キャラクター同士のやりとりもおもしろいです。
麻衣と真砂子はナルを巡って恋のライバル(?)といった関係で最初は仲が悪いですが、様々な事件でピンチの際に助け合ったり、互いの苦悩を理解しあったりしていくうちに仲良くなっていきます。デレた真砂子可愛い!
ちなみに、麻衣とナルは霊能力がないように見えて、実は色々あるんですがネタバレになりそうなのでここでは伏せておきます。



作中では多くの心霊現象や霊能術が出てきます。専門用語とか出てきてちょっと混乱しそうですが、ナルをはじめ専門家の方々が素人である麻衣に説明がてら、視聴者にも詳しく解説してくれるのでその点は心配ないと思います。色々盛りだくさんなので、ホラー好きの方はぜひチェックしてみて下さい!


長々と駄文を書き綴ってしまいました…。ここまで読んで下さった方々、ありがとうございましたm(_ _)m

投稿 : 2025/03/22
♥ : 18

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白い

アニメ視聴後、漫画コミックで最後まで読みました。
アニメ放送時は完結していませんでしたので(といっても半端な終わり方ではありません)。
怪奇現象の原因を推理、追究して解決する事を生業とする会社に最初の事件で関わった主人公がバイトで働きはじめて物語は進んでいきます。見所は主人公とほぼ同い年の天才所長との掛け合い。この所長の性格が極端なナルシストで口が悪いからいつも大変なんですよ。
ホラーが苦手という方もこの作品は大丈夫ですよ。

私のツボ:ジョン


二回目視聴後(2019.7)
夏といえばホラーではないですが、ちょっとそういった系観ようかなと(ハードなものは自分厳しいので・・・)。かなり前に観てるので評価甘めですね。今なら3.7位ですかね。ちょっと主人公の女子高生の言動や行動が鼻につきます(苦渋の選択に代替案を提示するわけでもなくヒステリックに自分はいいこちゃん論を吐く。無論自分に責任が及ばない立場で。周りへの迷惑も考えず独断専行。無論、御都合で誰か助けてくれる。結局、天才所長を自分のものだと意識している。まぁ、観る側の代弁者的な立ち位置ではあるのですがイラッとします(無論、年齢や生い立ちを鑑みると彼女が周りに自然と甘えてしまうのも理解はできます)。それでも苦にならず2回目(25話)を一気観できるポテンシャルは大したものだと思っています(私感)。

私のツボ:この作品は実写化のハードルそこまで高くないと思うけどね。オタ恋とかするくらいなら・・・(ネタないにしてもサブカル興味ない層には共感0だと気づかないのか?だから最近のTVドラマは駄目なんだよ 笑)。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

ロロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

結構楽しめました

youtubeでテキトーに検索しててたまたま見つけたアニメです
内容は幽霊などの不可解なことに対して主人公たちが解決していくというもので、これが意外におもしろかったです
ロン毛のお坊さんやケバイ巫女さん、ほかにも超能力者など変わったキャラたちが出てきます

実際にある霊の払い方や、超能力の詳しい知識などを知ることができて興味深かったです

ちょぴり恐いですが、恐いのが本当に超苦手って人以外なら
大丈夫だと思います

是非見て感想を教えてくださいね^^

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

66.9 2 ホラーで恐怖なアニメランキング2位
殺戮の天使(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (345)
1459人が棚に入れました
ビルの地下の最下層で目を覚ました少女、レイチェル。 彼女は記憶を失い、自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。 地上を目指し、ビルの中をさまよう彼女の前に現れたのは、顔を包帯で覆い、死神のような鎌を持った殺人鬼ザック。 「お願いがあるの…お願い、私を殺して」 「一緒にここから出る手助けをしてくれよ。そしたらお前を、殺してやるよ」 二人の奇妙な絆は、その””誓い””をキッカケに深まっていく。 果たして、ここはどこなのか。二人は何の目的で閉じこめられたのか。 彼らを待ち受ける運命とは。 密閉されたビルから脱出する二人の決死行がはじまった……!

声優・キャラクター
千菅春香、岡本信彦、櫻井孝宏、藤原夏海、伊瀬茉莉也、大塚芳忠

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

タイトルで損してる

タイトルを見て「明らかにクソアニメ臭がする」

ただ絵とロリ・ヴァイオレットエヴァガーデンなヒロインが好みだと思い、興味でイントロだけ見てやろうと思い、唐突に始まる情報の無い物語に一種サブカル的興味を惹かれて二話辺りまで見てみると、ギャグアニメ的要素を感じて爆笑の渦に巻き込まれた。

サイコホラーと謳ったものの意味が分からない点が多すぎて、笑いどころが多かったのだが(所謂生死を賭けたギャンブルと見せかけて、その実シリアスもクソもないギャグエロ漫画アニメであった賭ケグルイ的な)、話はだんだん少しずつ公開されてきて笑いどころ抜きでも面白いものとなってくる。


キャラも良い。
男性的観点で見ても、ヒロインやキャシーがめちゃくちゃ可愛く描けている。
下半身的要素だと勿論キャシーだが、どっちも最高だ。

女性的視点でも完璧だ。
オラオラ系ヒーロー、イケメン眼鏡、一途な美少年、ダンディなおじ様、この登場人物の選択から、私は昔はまっていた乙女ゲーを連想してしまった。
元ネタらしいフリーゲームはちょっと残念そうな感じであったが、まあきっと面白いのだろう。

さて、ここまでが途中まで見た感想だった。

まず教会編の中だるみはちょっとエグい。
慣れている私もだんだん面倒くささが出てきてしまい、ほんの少しだけ見るの辞めようかなと思ったほどだ。
というのも、何言ってんのか、そしてそれらの話の整合性があると思えないからだ。
ただ話に宗教性を含めて小難しくしてる様に見える為、毛嫌いする人からは本当に嫌なものかもしれない。

結論を言うと、有料版の13~16話の間の最終章であるレイチェル編にその話を組み上げるピースが出てくる。

主人公はイカれてる設定もあり、考えも一貫してるので、思想が人間離れしすぎているのは問題ないとしても、レイチェルの理解できないふざけた行動を全部解決するにはこの教会編が無ければ話にならない。



中盤の問題について考えを述べさせてもらったが、序盤にこれをつまらないと投げる人はそのままこのアニメを無理して見る必要はないだろう。

人の倫理観と言うのは個別で差があるのが、このアニメの名のある登場人物が理由あれど軒並み殺す事を悪として考えない者しかいない。

愛が欲しくて殺す者
愛情表現で殺す者
正義として殺す者
神の代行者として殺す者

そして

楽しいから殺す者
思い通りにしたいから殺す者

強いて言えば一番最後だけ悪として認知しているが、勘違いされそうだが、殺害に対しての罪ではなく、「自分の欲求の為に」やっている事について気付いた為に罪であるとして認識している。

要するにこのストーリーでのテーマは一貫して命を奪う行為について是としている。
そういった思想の多様性を受け入れられるか否かも結構重要になってくるので、余りオススメできる作品でも無いのかもしれない。
それこそ安楽死が善か悪かを唱えるか如く。

ただし、伴って中二病を拗らせて何の考えも無しに

「命を奪う行為は悪い事じゃない!」

と主張して回る(頭の)可哀そうな少年少女が絶対出てくるので子供には余り見せるべきではない。
よってタイトルももう少し中二病な名前を変えた方が教育的だろう。


何よりも、そういった思想についての道筋や行くべき方向性について語る哲学的物語でもない為、良い意味でも悪い意味でも考えさせられる事もタメになる事も何もないからだ。(あると思ったなら早く気付いてください。それはただの中二病です)

ただそういう思想を持った少女と他数名が、自分が何かを殺める時の理由の中に典型的利己欲求から大罪を抱えていると気づいたり、人として人足りえ、人として人あらぬことは無い。というような話だ


だからこそラストはその世界の全てが壊れるような。香にまみれた部屋を換気する、そんな感じの唐突の変化を感じる事になる。

これの裏のテーマは恐らく、各々の思想の尊重と各々の意志の尊重。と言ったところだろうか。


あと俺が言えるのはキャシーはyoutubeでも会えるし、アニメ版のレイチェルは物凄く可愛いという事だ

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

積み重ねが活きたラスト4話……なのに配信限定(泣)…と思っていたらAT-Xにて年末に放送するそうですよ!

2018年夏アニメ。TV放送で12話+WEBアニメ4話、全16話。
ラストの4話はニコニコで有料視聴しましたが、なかなかお気に入りの作品となりました。

【12話まで視聴して】
もう少しテンポよく進めてくれれば12話に収まったのでは…とは言わない方が良いかな?w
正直この先が見たくて仕方ない。制作側の狙い通りに釣り餌に掛かったなあって自分でも思いますけどw
ゲームではどうなのかわからないですが、脱出ゲームの部分よりもレイとザックの関係性、人の心を抉る独特のホラー展開が見所ではないでしょうか。絵的にはこのくらいの怖さがいいけれど、展開はもっと怖くても良かったかもしれない。ラストにはそれを期待したいです。


配役は安定感がありました。個人的には千菅さんと藤原さんが特にお見事でした。
レイ役の千菅春香さんは感情を出さない演技に最初違和感があったものの、12話まで見ると絶妙な塩梅だったなあと。
エディ役の藤原夏海さんの演技、じわじわ怖い。最近よく見かけるけど少年役本当に上手ですね。
ザック役の岡本信彦さん、各階のキャラクターの声優さんも安定した演技で良かったです。

ネタバレレビューを読む(2018.9.27)



【最終話まで視聴して】
思った以上に良い作品でした。
序盤の脱出ゲームの印象とは打って変わり、終盤は純粋に人間ドラマの様相になっていきました。閉鎖空間からの脱出そのものにも意味があったとも感じられて良かったです。
テンポが良くないのはちょっと残念かな。

何年後かで良いから是非TVで最後まで放送し直して欲しいかも。ラスト4話が配信限定なのがむしろ視聴者を逃してしまってる気がしてあまり良いやり方とは思えません(同じくラストが配信限定のハイスコアガールは私は断念しましたし…)。早いうちから公式サイトでは告知されていましたし、アマプラだけでなくニコニコ動画やバンダイチャンネルでも有料なら視聴は出来ますが。

ネタバレレビューを読む
(2018.11.19)


2018年年末にAT‐Xにて二日間に渡り全話放送だそうです。めでたい!
しかし私はBS民だ!めでたいがめでたくない!(2018.12.24)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 23

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

たった一つの約束だけが生きる理由

フリーゲーム「※1殺戮の天使」のアニメ化作品。

病院でカウンセリングを受けていたはずのレイチェルが目を覚ますと、そこは見覚えのない真っ白な部屋。

※2無数の監視カメラ、問いかけるタイプライター、屋外の様なフロア、昇降機、殺人鬼…。陳腐なオブジェクトに囲まれた現実味に乏しいその空間は、まるで悪夢のよう。

いかにもゲーム的な設定、ビジュアル重視の世界観に面喰らい、一見して、奇を衒っただけのデス・ゲーム、脱出ゲームの類を想像される方も多かろうと思いますが、原作ゲームのジャンルはサイコホラーADV(アドベンチャー)。怪物染みた思考を持つキャラ達(主にレイチェルとザックですが)の行動原理を紐解く様な物語になっていると思います。

登場人物達に共通する点を挙げてみると、レイチェルは無表情で、ザックは包帯で、ダニー先生は義眼で、エディは覆面で、キャシーはモニターで、外界との繋がりに何らかの形で制限やフィルターをかけている事が分かります。わたしたちのサムネも似たようなものですね(笑)

殺人の本質は、他者との関係を断絶する事にあると思いますが、単なる"無視"と異なる点は、その行為の裏に、他者、延いては理解者を求めてやまない寂しさがあるという事。人形の様な死んだ目をしたレイチェルに、殺人鬼達が心惹きつけられるのは、純粋なるものへの渇望、その瞳の中に自らの理想とする他者の姿を好き勝手に投影できるからではないでしょうか。

また殺人という行為は、少しだけ撮影という行為と似ています。対象の最も美しく見える瞬間を切り取り、保存する、時間を殺す、そして過去の記憶、あるいは一枚の絵の中に、甘い夢を見るという…。こんな話をしていると女性の手を切り取って愛でる趣味を持つジョジョの吉良吉影なんかも思い出しますね(汗)

世にいる全ての偶像崇拝者と同じく、殺人鬼達のレイチェルへのアプローチは、一方的で独り善がりの傾向が強く、その狂気を湛えた表情や言動は、まるで鏡に映ったもう一人の自分、あるいは物言わぬ人形に話しかけている様でもあります。

しかし、レイチェルは美しくも歪な生きた鏡。見るものを惹きつけ、そして絶望させます。

がらんどうのレイチェルに自らの理想を見ようとした者達の中で、ただ一人お人形を殺す事に興味の無い"まともな成人男性"である(笑)ザックだけが、鏡の背面にあるレイチェルの真の姿を見る事ができ、彼の保障した"約束"に込められた真意を漠然と感じ取ったレイチェルだけが、包帯に隠されたザックの魂を見つめる事が出来たのは、幸運としか言い様のない偶然ですが、愛と呼ぶに相応しい感情が、壊れかけの二人の心の中にも残っていたからと信じたい。

これは美女と野獣のお話ではなく、野獣と野獣のお話なのです。


※1:真田まことさん作、RPG風2D見下ろし画面を採用したアドベンチャーゲーム。レイとザックを交互に操作しながらフロア内の謎を解き、殺人鬼の徘徊する地下からの脱出を試みるゲーム。理不尽な謎は無く、アクション要素は方向キーによる鬼ごっこくらい。ゲームに不慣れな人でもエンディングを見る事が出来る。と思う。

※2:原作ゲームには天井にびっしりと並んだ無意味な監視カメラの配置は無いし、問いかけるタイプライターも無い。後者はごく普通のノートPCとして描写されている。ミスリード(夢物語と錯覚させる)を狙ったのかも知れませんが、物語の整合性を乱しますし、視覚的にも安っぽい演出になってしまっていたと思います。ダニー先生の舌や、エディの超人的な身のこなしについても残念。もっと人間らしい描写にして欲しかったです(汗)ザックの耐久力については原作準拠なのでスルーするとして(笑)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 29

57.0 3 ホラーで恐怖なアニメランキング3位
闇芝居(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (170)
843人が棚に入れました
昭和の紙芝居風に語る日本にある都市伝説的なストーリーの大人向け短編アニメーション。アプリとも連動し、都市伝説キャラを捕獲するゲームが配信され、番組放送中に仕掛けが施されている。

声優・キャラクター
津田寛治、村井良大、平野良、植田圭輔、相沢梨紗、大西礼芳、田中稔彦、白水桜太郎、深海誉、増本庄一郎

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

こういうのが好き!!

2025.01.03 初投稿
2025.01.04 加筆

自分はホラーって結構好きなのです。
でも、それは得体の知れない物への恐怖的なホラーです。
血が噴き出したりするスプラッター系は受け付けません。

その点「闇芝居」は自分の好みにピッタリです。


1期で特に好きなエピソードを挙げると

4話 かみ
7話 矛盾
12話 トモナリクン

などです。

じんわりと怖いのが好きな人にはお勧めです。
不条理な抗えない運命とか、後味が悪いのが嫌いな人は向かないかも知れません・・・

割と近い印象の作品は「蟲師」かと思います。
「蟲師」好きで、気持ち悪いのいける口ならば気に入るかも知れないです。

ところで
現在13期(?)まで作られています。
13期ってすごくないですか?

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7

63.4 4 ホラーで恐怖なアニメランキング4位
伊藤潤二「コレクション」(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (140)
455人が棚に入れました
『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』を原作とする。
『伊藤潤二傑作集』は、『富江』『双一の勝手な呪い』『フランケンシュタイン』など、伊藤さんの人気作を全11巻に収録した作品集。
『魔の断片』は、「Nemuki+」に掲載された読み切り『解剖ちゃん』『黒い鳥』など、全8作品を収録。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、下野紘、名塚佳織、緑川光、小山茉美、末柄里恵

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

気持ち悪いけれど、かなり笑えるホラー作品

ホラー漫画を原作として、毎回2つのエピソードで構成されるオムニバス形式の作品。全12話で計24のエピソードが描かれています。
内容的には、不気味だったり、不思議だったり、あるいはかなり気持ちの悪い物語が多く描かれていますが、どの話も発想が面白かったので、最後まで飽きることなく、とても楽しめました。ただ、ホラー作品として、観ていて怖かったかというと正直微妙なところ。作品の中で起きることがあまりにも現実離れしているためか、全体的にシュールな空気が漂っており、また、毎回の話のオチも、「え?これで終わり!?」みたいな唐突さがあって、なんだか笑ってしまうことが多かったです。
個人的に特に印象に残っているエピソードは、第2話Aパート「ファッションモデル」と第10話Aパート「グリセリド」で、前者のキャラはとんでもなく強烈でしたし、後者の内容の気持ち悪さは尋常ではなかったです。
声は、毎回なかなか豪華な声優を起用していて普通に良かったです。作画は、それほどリアルな系統の絵柄ではないので、グロいものが得意ではない自分でも意外と平気でした。全体的に独特な雰囲気や味があって悪くなかったと思います。また、EDの映像は、毎週その回の内容に合わせて変えていましたが、遊び心が感じられて楽しかったです。
最後まで観終わって振り返ると、24のエピソードの中で全く面白くないという話はなかったようで、どの回も平均して楽しめました。いちおうホラーというジャンルなので、意図したものかどうかはわかりませんが、笑ってしまうような場面も非常に多くあり、シュールコメディとして、とても出来の良い作品だったように思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12
ネタバレ

おぼ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おかしなホラー/1話感想(1.7)

原作未読/二クール

雰囲気が好き。

※星評価の基準は各話レビューのネタバレ内に記載
※レビューにネタバレはほとんど含みません
※最新1話のみ各話レビューから外しています
※基本的にはTwitterに書いた感想そのままです
※各話感想は殴り書きに近いです

( 'ω'o[各話レビュー]o
ネタバレレビューを読む

①「双一の勝手な呪い/地獄の人形葬」/★★★★☆
ネタバレレビューを読む

( 'ω'o[総括レビュー]o
※後日追記

投稿 : 2025/03/22
♥ : 16

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

スタッフの愛がこもっている"気持ち悪さ"特化のホラー作品!

原作未読。

ホラー漫画家"伊藤潤二"の著書『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』に含まれる作品を原作とした、オムニバス形式のアニメ。1話に2作品が含まれます。

"怖い"というよりは、"不気味""気持ち悪い"に特化したような作品でした。グロ要素も多めです。
基本完結した短編集なので、話によって面白さ、怖さに差があります。
個人的な気持ち悪さNO.1は、10話の「グリセリド」。作品の空気感が音と映像から溢れてて、生理的に本当に無理と思う話でした。
2話の「ファッションモデル」6話の「隣の窓」は普通に怖かった。

物語に出てくる女性キャラは、全体的に色気が滲み出てるように感じました。作品自体が、しっとりした雰囲気が続くのでそう感じるのかもしれません。
化け物キャラは、気持ち悪いと感じる要素詰め込まれているので、怖いです。トラウマレベルです。

人気声優たちが各話ごとにメインキャラに声を当てていて、プロが演じるホラーを感じられます。
三ツ矢雄二さん、細谷さん、梶くん、良平さん、下野さん、吉野さん、名塚佳織さんなどなど、この方々の他にも超豪華なメンツが声を当てています。折笠富美子さんの絶叫は素晴らしかったです。

音楽も絶妙に怖さを増幅させてて素晴らしかった。効果音での気持ち悪さの演出がうますぎました。

EDは、各話ごとに映像が変わるので最後まで目が離せない構成になっています。

全体的にとても手が込んでいて、スタッフキャストの作品への愛を感じました。
様々なアニメ作品がある中でも、特殊な今作品。
大声でオススメはできないですが、あと引く面白さ魅力があります。トラウマ覚悟で見てみて欲しい作品です。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

59.5 5 ホラーで恐怖なアニメランキング5位
闇芝居(第6期)(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (26)
107人が棚に入れました
2013年に第1期が放送された「闇芝居」は、身の回りの怪奇な都市伝説をテーマに、現代では珍しくなった紙芝居をデジタル表現で見せるホラーショートアニメ。第6期となる新シリーズでは、 身近な自然現象を題材にした、新たなストーリーが展開される。

声優・キャラクター
津田寛治、村井良大、平野良、石川由依、春名風花、須賀貴匡、野村修一、山崎直樹、竹井洋介、高山猛久、福田芽衣、田上真里奈、山口綾子、岸野聡子、沢井正棋、天乃舞衣子、今川碧海、とみたけ、佐々木舞香、野口衣織、鈴木聖奈、平野貴大、今城文恵、長谷川里桃、Sara、高島優毅

60.8 6 ホラーで恐怖なアニメランキング6位
闇芝居(第7期)(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (25)
87人が棚に入れました
身の回りで起きる怪奇な都市伝説をテーマにしたホラーショートアニメ。第1期は2013年夏に放送され、“紙芝居”をデジタル表現でみせるという独特の昭和テイストで多くのファンを魅了。以降、2014年夏に第2期、2016年冬に第3期、2017年冬に第4期、2017年夏に第5期、2018年夏に第6期が放送された。紙芝居屋の“おじさん”役は、これまでのシリーズでも同役を演じてきた津田寛治が続投する。

声優・キャラクター
津田寛治、村井良大、吉村駿作、篠田諒、大赤見展彦、沢井正棋、長谷川里桃、堀越せな、小珠ひかる、西谷有機、太田彩華、七瀬大空、中村久美、和泉紗江、中込佐和子、安藤一夫

63.8 7 ホラーで恐怖なアニメランキング7位
ハイスクールミステリー 学園七不思議(TVアニメ動画)

1991年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (15)
65人が棚に入れました
つのだじろう原作の『学園七不思議』をアニメ化した作品。原作にはなかったオリジナルのストーリーが多くを占め、またその作品のクオリティの高さが当時の小中高生、主婦層に支持を得た。やたらと霊障の起こる「黄泉(こうせん)学園」に通う女子高生、一条みずきは、学校で起こるさまざまな心霊・怪奇現象を、自分の霊力を自覚している月影明子先輩とともに経験していく。「興味本位に霊の世界に近づくと危険よ」という月影先輩の忠告も空しく、みずきはさまざまな学校内の伝説や噂、事故、自殺、いじめ、恨み、悩み、恋愛などといった事件に首を突っ込んでいく。

声優・キャラクター
富沢美智恵、本多知恵子、川島千代子、青羽美代子、芳野日向子、三石琴乃

92.8 8 ホラーで恐怖なアニメランキング8位
約束のネバーランド(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1136)
5505人が棚に入れました
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。ここグレイス=フィールドハウスは親がいない子ども達が住むところ。至って平穏なこのハウスでささやかながらも幸せな毎日を送る三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた…

声優・キャラクター
諸星すみれ、内田真礼、伊瀬茉莉也、甲斐田裕子、藤田奈央、植木慎英、Lynn、河野ひより、石上静香、茅野愛衣、日野まり、森優子、小澤亜李
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作既読組にとって、この手の作品は・・・?

原作既読。最終話まで視聴。

週刊少年ジャンプは40年近い愛読書です(笑)。
連載開始当初から、緊張感満載のこの作品はお気に入りの作品でした。
お気に入りの作品のアニメ化なので、本作も、とても注目していました。

【原作既読組にとって、この手の作品は?】
原作既読組は、当然、先々の展開を把握しています。
そんな状況の中で、この作品の一番の魅力である『緊張感』を楽しめるかどうか?
そこが、この作品の評価の分かれ目だと思います。
ネタバレレビューを読む

【正直、原作と比べるとかなり話が省略されているんだけどね・・・】
ネタバレレビューを読む

【食用児・・・って、凄い単語ですよね】
ネタバレレビューを読む

【ところで、各話のタイトルの意味って分かりました?】
ネタバレレビューを読む


第2期も期待しています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 78
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

生きていくんだ それでいいんだ

それは田園 こちらは農園 ・・・ふっ

・・・あ、ちょっと待って、ネタバレレビューを読むな全12話。


原作も未読であれば、ジャンプももう何年も読んでませんね。週刊少年ジャンプの人気連載作品ということで、子供とTV前で待機。
第1話を観終えて彼らは静かに去っていきました。お子様と一緒に視聴するにはご注意ください。我が家でR12指定となった “ほんとに少年向けなんかいな?” な世界観です。


いやぁ毎週面白かったですね。なにせ間髪入れずもう一周しましたから。
導入良し→つなぎも良し→締め最高、、、と1話1話退屈せず、連載継続中ながら12話の尺で綺麗にまとめたことも好感です。結末を知って価値に気づきがちな序盤~中盤を面白く仕上げてもらってほんとにありがとう。2018年冬期の作品群の中でもトップクラスの出来でありました。
続きのある物語に対し早々に2期が決まったことで、今後の楽しみが一つ増えた幸福感もあります。


幕明けの舞台はグレイスフィールド(GF)ハウスと呼ばれる孤児院から。ママ・イザベラのもとで上は11歳までの子供たち30余名が一緒に暮らしてました。
ロケーションは大草原の小さな家。孤児院と聞けばあしながおじさんや若草物語のようなものを事前には想像してました。違うんだけどね。
そこの子供たちのうちエマ(CV諸星すみれ)、ノーマン(CV内田真礼)、レイ(CV伊瀬茉莉也)の3人が物語の主役。・・・それと彼らのみならずハウスの子供たち全員が主役の物語だったのでは?と思えるお話。
6歳から12歳までの間に里子に出されるとママから聞かされている子供たち。うち一人コニーとのお別れの日。別れを済ませた後、ぬいぐるみを忘れてることに気づいたエマとノーマンがコニーに届けようと後を追って。。。

そこから物語は一転。第1話ラストから最終12話までノンストップな子供と大人の心理戦?サスペンス?スリラー?またはホラー?が展開されます。
詳しくは本編で。農園の意味は早々にわかりますので、そこからハラハラドキドキを楽しみましょう。私的今期(2019年冬)のベストでした。


以下、思ったことを五月雨に。※ネタバレ

■ホラーやスリラーではなく心理戦でした
猟奇的な世界観で色濃く印象的だったのは、エマら子供たちとママ・イザベラ(CV甲斐田裕子)、シスター・クローネ(CV藤田奈央)の大人らとの駆け引きです。この腹の探り合いに集中できたのは不要なホラー演出を削いだからなんじゃないかと思ってます。
ネタバレレビューを読む
ネタバレレビューを読む


■絶望からの分岐
絶望を知った後にどう分岐していったか?の対比が好きです。
ネタバレレビューを読む
ネタバレレビューを読む


■イザベラ
ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む


■声優さんの演技
あらためてやっぱり声優さん凄いな~と思いました。
ノーマン役の内田真礼さん。ギルダ役のLynnさん。演技の幅って無限に広がるんですね。
それと短いセリフに込められ感情の豊かさでしょうか。※特定シーンのため閉じます。

ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む



次が気になる展開、裏をかいてまたその裏をかいての緊張感の続く化かし合い。
その根底で「絶望」との向き合い方で道の別れた3人に強いメッセージ性も感じました。
OPEDも作品に合った良いチョイスですね。


ネタバレレビューを読む

きちんと謎や伏線は残したまま2期へと繋がるわけですが、もやっとした感情は無く、終わり方含めなんともすっきりした全12話でした。


それにしても、、、
ネタバレレビューを読む



視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴

-----
2019.09.17追記
《配点を修正》 +0.1

その後他のレビュアーさんとのやりとりでもやっとしたとこが解消しました。あざまーす!
2期前提ではあるものの、そこへの繋ぎ方と一作品としてのまとまり具合に嫌みがないこと。他の作品とのバランスを考慮し加点しておきます。



2019.04.13 初稿
2019.09.17 追記/配点修正
2022.01.30 修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 83
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

幸せな一生

アニメーション製作:CloverWorks、監督:神戸守、
シリーズ構成・脚本:大野敏哉、
キャラクターデザイン、総作画監督:嶋田和晃
原作:白井カイウ、出水ぽすか

森の中に佇む、グレイス=フィールドハウスという孤児院。
そこでは12歳までの子供たちが楽しく暮らしていた。
周りとは隔絶された世界。
外部とつながっている場所には鉄製の大きな門。
そのほかは深い森に囲まれている。
優しいママのいるハウスは子供たちの楽園。
里親が見つかった子供たちは、
定期的にハウスから去っていくのだった。

タイトル名はよく考えられており、
ふたつの言葉を合わせたものだろう。
旧約聖書の創世記12章に記されている、
イスラエルの民に神が示した土地である「約束の地」。
そして『ピーターパン』で、
森林の奥地に住み、親のいない
年をとらなくなった子供のいる国「ネバーランド」。
物語のストーリーをイメージしやすくなっている。
「ネバーランド」というと、
マイケル・ジャクソンの邸宅も思い浮かび、
その内実を思うと、さらに印象深い。

主人公のエマ、ノーマン、レイの3人がいい。
ストーリーはもちろんだが、このキャラクターたちが
物語のなかにどんどん引き込んでくれる。
真っ直ぐな性格で頭が良く、運動神経に優れるエマ。
ずば抜けた頭脳を持ち、正しいことを知るノーマン。
冷静な判断力と鋭い観察眼、卓越した記憶力を持つレイ。
彼らの動きや考え方を見ているだけでも楽しい。
いわば、小学生のときのクラスにいた、
何かするたびに驚かされ、私たち凡人を
いつもワクワクさせてくれる同級生たちを想起させる。

3人が互いに想いをぶつけ合い、理解し、
不可能なことをやり遂げようとする。
そして、それぞれに対する複雑な感情を抱えたまま
自らが信じた道を選び取ろうとする。
この関係性の妙が、作品の最も優れている部分だ。

1話からの構成力も見事。
原作の良さはあるのだろうが、
アニメスタッフの力も大きいことが分かる。
大きな流れを1話目で理解させ、
そこから各話ごとに盛り上げていく展開力は出色だ。

良質なハリウッド映画を観ているような感覚。
時代を象徴するような物語も含め、完成度が高い。

幸せな一生とは、どのような人生なのか。
子供たちやママの一生を考えさせられる。

ネタバレレビューを読む
ここまでで実写映画を作っても十分に成立するだろう。

※EDのCö shu Nie 「絶体絶命」がお気に入り。
ピアノの打ち込みとベースが抜群にカッコ良い。
(2019年4月19日初投稿)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 97
ページの先頭へ