バトルでバトルロワイヤルなTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のバトルでバトルロワイヤルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月18日の時点で一番のバトルでバトルロワイヤルなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.6 1 バトルでバトルロワイヤルなアニメランキング1位
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (941)
4498人が棚に入れました
銃と鋼鉄の世界《ガンゲイル・オンライン》でソロプレイを満喫している女性プレイヤー・レン。
可愛いものが大好きな彼女は全身をピンクの装備で統一し、コツコツと地道にプレイを重ね、実力をつけていた。そしてとあることからPK――プレイヤー狩りの面白さに目覚めたレンはPKにのめり込み、ついには「ピンクの悪魔」と呼ばれるまでになる。
そんなレンは美人でミステリアスなプレイヤー・ピトフーイと出会い、意気投合。彼女に言われるがまま、チーム戦イベント《スクワッド・ジャム》に参加することになる。

声優・キャラクター
楠木ともり、日笠陽子、興津和幸、赤﨑千夏
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

GGO

ガンゲイルオンラインの銃器監修をした、
時雨沢さんが書き下ろしています。
この方、本当に銃の世界が好きですね。
制作はプリンセスプリンシパルの3HZ。
主題歌は復帰の藍井エイル。

俊敏性(AGI)に全能力を振った、
小さくて可愛いアバター、レンが主役です。
大惨事を起こしたVRの世界ですが、
新たな大会「スクワットジャム」が開催され、
生き残りを賭けたチーム対抗、銃撃、情報戦。
非常に好感の持てるスタートとなりました。

2話視聴追記。
GGOの世界観を親切に描いてくれました。
窮屈な毎日からバーチャルな世界へ、
想像するより前途ある世界なのかも知れない。
この日常風景があるのがこのシリーズの強さかも。

最終話視聴追記。
{netabare}序盤の印象は良かったのに申し訳ない、
中盤以降、特筆すべきものを感じなくなる。
構成をもっと詰めて情報量で圧倒すべきでは。
物語が定型化したのが、少々残念な感想に。{/netabare}
声優陣は皆さん、素晴らしいです。
劇中歌REASON聴き入りました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 77

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あれ、本家GGOより面白い?(個人の感想です)

大人気作品『ソードアート・オンライン』の第3部「ファントム・バレット」の舞台となったゲーム「ガンゲイル・オンライン(GGO)」を題材に、『キノの旅』で知られる銃器マニアの時雨沢恵一が書き下ろしたスピンアウト作品が原作
本家SAOとは設定以上の繋がりはほとんどなく、アニメとしてもスタッフは一新されているため、ほぼ別作品として楽しめる作りになっています

内容としては、SAOよりよっぽどゲームしてましたねw
具体的には、ガチ勢とエンジョイ勢の描き方が良かったと思いました
主に対戦型の(オンライン)ゲームにおいて、ガチ勢とは勝利や結果を求め作品をやりこむ層、エンジョイ勢はとにかく自分の楽しみのためにゲームをやりこむ層を指します
この作品でもとにかくマシンガンぶっ放したいだけの奴らとか、グレネードで爆撃するのを極めた奴とか、それこそ全身ピンクコーデにしちゃう女の子とか、もしこのゲームが実際にあったらいそうなエンジョイ勢が生き生きと描かれていたように思いました
このあたりはガチ勢側以上に銃器マニアの作者らしさが出てたと思います

作品の構成としてはゲーム内の大きな大会が2回あり、1-5話で第1回大会、6-12話で第2回が描かれます
戦闘自体の展開や面白さはもちろんですが、エンジョイ勢気味だったはずの主人公が、作中での出会いや成長を通じ気づかぬ内に修羅のガチ勢と化すギャップも見所でしょうか
主人公の強さや第2回大会の主人公側の目的などは、本家SAOへのリスペクトでしょうね

OPは本家でも担当していた藍井エイルが休養から復活し担当!
やはりこの人のエモーショナルな歌声はアニメソングにピッタリですね!
また劇中の歌手である「神崎エルザ」名義で新人歌手?が歌っていましたが、露骨にAimerを感じさせる声でしたw

私自身がGGO編をあまり好んでないのもありますが、本家以上に楽しめました
1クールで綺麗にまとまっていてテンポも良いですし、サクッと楽しめる良作だと思います

〜余談〜
第1回大会後の5.5話は総集編だったのですが、何と原作者描き下ろしキャラクターオーディオコメンタリー付き!
オマケのネタシーンなんかもあったりして、満足感のある総集編でした
総集編というと本来の放送話数調整というよりも「制作が追いついてない時に時間稼ぎで挟むもの」という印象が昨今強くなっていますが、こういった総集編なら大歓迎ですね!
あれだけ凝ってたら視聴者もネガティブな印象を持つことはないでしょう

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

そこにゲームがあったなら、デスゲームじゃなくて普通にゲームするでしょ!(第12話: ピトフーイ「え?」レン「え?」)

……なんてことを考えながら時雨沢恵一先生は本作の原作を書いていらっしゃるんじゃなかろうかなどと考えてしまう、『ソードアート・オンライン』(以下、SAO)のシェアワールド物ライトノベルが原作です。

ですがストーリー的にはSAO本編とは独立性が高く、SAOを観ていない・知らない人でもたぶん置いてきぼりにはならないと思います。

『クローバーズ・リグレット』(こちらはSAO本編<マザーズ・ロザリオ編>に出てくるギルド「スリーピング・ナイツ」のメンバーが出てくる外伝)との知名度の差は桁違い、とかそういう話は置いておきます。
(※2018.7.14:『クローバーズ・リグレット』の説明を加筆修正)

原作は『ソードアート・オンライン』本編において<ファントム・バレット編>の舞台になったゲーム「ガンゲイル・オンライン」(以下、GGO)および「現実」を主な舞台とするお話ですね。

時系列的にはレンがGGOを始めるあたり以外は、SAO本編で死銃(デス・ガン)の事件があったBoB(Bullet of Bullets)の少し後の話です。SAO本編での出来事やキャラは他人事として客観的には出てきますがストーリーに直接関係はしません。

アニメでも「現実ではできないことをゲームでやる」という描写にはこだわりがある作品になると思います。時雨沢先生はGGOが実在したらきっと自分も遊びたいんでしょうね、と思わせるようなお話ではありますね。

「全日本マシンガンラバーズ」とか、まさに楽しくゲームであるGGOを遊ぶためのチームで微笑ましいですよね。

まあ、レン的にはいろいろありますがそれはそれ……。

おまけ: 時雨沢恵一関与作品には定番のトリガー・ディシプリン(発砲意思のないときには引き金に指を掛けない)は、本作でも徹底されるのでしょうか…(笑)?

2018.4.22追記:
第3話、原作者本人がモデルのキャラのキャストとして時雨沢恵一先生ご本人登場(笑)。年齢設定も作中の年代にバッチリ合わせてあって笑いを禁じ得ません。

2018.5.6追記:
第5話:「いい最終回だった。」

香蓮ちゃんとJKがリアルの部屋で和んでいた伏線が回収されて、キリ良く原作第1巻分終了。今のところシリーズ構成、GJ!

2018.5.13追記:
第5.5話: GGO内場面に絞った総集編、と見せかけてピトさんとエムさんの会話にはさりげなく本編情報も。OPアニメに銃器などのSEが付き、昔のロボットアニメなどを思い出す演出でした。

「あとがき」は原作者である時雨沢先生のシナリオによる本編映像を使ったショートギャグで、面目躍如(笑)。

ということで、次回6話をお楽しみに!

2018.5.20追記:
第6話: ピトさんのおかしさ爆発。動くフカ次郎はおあずけ。あんな入浴シーンは、原作にはない…(笑)。

2018.6.4追記:
第8話: アルドノア・ゼロ2期目でも思ったけど、「砲兵」と「観測兵」っていうのは、やっぱり戦場ロマンだな。原作を読んでいて楽しみなピトさんの大活躍は、次回にお預け。

2018.7.1追記:
SJ2が大団円。そして、視聴者にもピトさんのリアルが明らかに。

原作3巻の名台詞が再現されていて、私は大満足です。
ピトフーイ「え?」
レン「え?」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 67

66.9 2 バトルでバトルロワイヤルなアニメランキング2位
悪魔のリドル(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (1052)
5619人が棚に入れました
舞台となるミョウジョウ学園10年黒組は、たったひとりの標的(ターゲット)とそれを狙う女子高生暗殺者12人で構成されていた。
ひとり命を狙われながらも必ず生きて卒業すると誓う一ノ瀬晴。
彼女が標的だと気づきつつも、距離が縮まるにつれ、晴がもつあたたかさに次第に惹かれていく東兎角。
クラスメイトが刃を剥くとき、兎角は晴の守護者として立ち向かうのか、それとも……?

声優・キャラクター
諏訪彩花、金元寿子、南條愛乃、浅倉杏美、内村史子、内田愛美、三澤紗千香、大坪由佳、荒川美穂、佳村はるか、安済知佳、沼倉愛美、山田悠希、杉田智和、櫻井孝宏
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

タイトルなし

{netabare}晴ちゃん{/netabare}はターゲット確定なの??
でもHPの日記を見る限りかなりの重要人物っぽそう。
一体どうなる!?^^

■第1話~第2話
{netabare}
なんで暗殺することになったっけ??
とりま兎角ちゃんかっこいい^^
兎角ちゃんvs暗殺者全員になるのかな。
{/netabare}

■第3話
{netabare}
ちょwww晴ちゃんつよいwww
兎角ちゃんはあんまり活躍できなかったですね。。。

これから1話ずつ誰かが襲ってきて
EDは退場曲になるんでしょうか^^
{/netabare}

■第4話~第12話
{netabare}
イスケさま、テンプレだけどいいキャラでした~^^
すみれこ戦は晴ちゃん大活躍でしたね。
晴ちゃん強すぎ(笑)
しかもチタン製とは・・・www
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 64
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

貴女に逢えたから世界が癒しに変わる

1人の標的と12人のJK暗殺者で構成されているミョウジョウ学園10年黒組。暗殺者として送り込まれた東兎角はターゲットである一ノ瀬晴に心を惹かれ、たった1人で彼女を守り、11人の暗殺者たちと対峙する決意をするのであった…。


11人も暗殺者いるし、主人公とヒロインの過去も壮絶そうだし、キャラクターの持ち味を生かすのに1クールでちゃんとまとめてくれるか少し心配になってしまう作品です。

今のところ、暗殺者VS標的のガードマンの駆け引きが上手に描けていない印象です。兎角の未熟さを表現したかったのかもしれないですが、ちとポンコツにし過ぎてて1話のエリートっぷりの人物像がかなりブレてしまっています。
暗殺者がジリジリと迫って来るホラーのような気味悪さはないし、戦闘シーンにおどろおどろしい雰囲気が感じられないのが残念。暗殺は「不意打ちを狙って実行する殺人行為」なのに、誰も彼も派手にやらかしてくれるので「それ暗殺じゃねーから!」なんてツッコミを毎度欠かせません。暗殺者の面々は兎角さん以外、妙な口癖や語尾を付けたがりな変わった方が多いのもポイント高いです。


いろいろと作中チグハグ感が否めない怪しい脚本構成が続きますが、それでも思わず見てしまう理由の一つは兎角と晴の交流。
王道でありつつも、無愛想で無表情で馴れ合いを好まない主人公が、人懐っこいキラキラスマイリーヒロインに頑な心が和らいでいく展開は気になる要素です。呆れながらなんだかんだ言いつつ晴ちゃんを守ろうと必死な兎角さんは応援したくなってしまいます。
{netabare} 3話の無能ぷりの描き方にはヤキモキしていましたが、4話で爆発から晴を庇った兎角はとても格好良かったです。そうそう、未熟な主人公もいいけどやっぱりヒロインを守り抜く強い兎角さんの方が見たいよね。ちゃんと晴の耳を塞いでいて、自分の耳はキーンとなっているのも良かった。{/netabare}

兎角が何故晴の事を守ろうと決意したのか、明確にはされていないのですが、そりゃね頭のネジが2,3本外れていそうな暗殺者のお姉さん方からは、犬みたいに人に付いていく超前向きの女の子を守ってやろうなんて気になるのも無理ないかなと思います。人を簡単に信じてしまう自分とは正反対の晴に兎角はどう感化していくのか、彼女の心の変化にも注目しています。そして晴の真の狙いや素性は如何に…?
{netabare}「兎角」は何もないという意味。
標的を殺したら何でも叶えてくれる願いと言うのも、仕事以外関心のない兎角には何もないのでしょう。晴はもしかしたら裏切るのかもしれないけど、それでも暗殺者以外の何かになりたかった…とかいろいろ妄想含めて広がります。
5話、春紀に挑発されても笑ってる晴に対し兎角が部屋で「お前、少しは怒れ!悔しくないのか、あんなこと言われて!」と叱咤する場面。他人のことをまるで自分のことのように怒る兎角さんって凄く優しいんだなあと地味に感動してしまいました。これも晴との交流によって芽生えた情なのだろうか…。 {/netabare}

5話位で早くも原作に追いついたそうで、オリジナル展開がこれからどう転がっていくのか、期待したいです。


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なんてこった…!!!
6話があまりにも情熱的な回であっしの心を揺さぶられたので少しだけ、単独でレビューさせていただきます。ご了承ください。
第6問「綺麗な花には□□がある」

{netabare}

殺伐とした黒組メンツの中では1話当初から仲睦まじい間柄を示唆させてた生田目千足と桐ヶ谷柩をベースにした話です。4話で「私のターゲットは一ノ瀬ではない」と意味深なことを呟いていた千足が黒組で探していた真のターゲットとは、冷酷無比な毒殺犯「エンジェルトランペット」。運命は残酷たるもので哀しいかな、千足の宿敵とは自分が愛情を注いでいた桐ヶ谷柩だったのである…。ああ、なんてこったい。


学園祭で開催する「ロミオとジュリエット」の芝居とシンクロした物語が中盤から展開されます。千足さんは一ノ瀬晴ちゃんをエンジェルトランペットだと誤解し、兎角さんと対峙します。
ここの千足さんの誤解してしまう綴りはちと強引で、かなり賛否両論別れてしまう部分です。「舞台ほったらかしかよ!」とか「何でそう考えちゃうのよ!」とか客観的に見るとツッコミ所しかないと思うのですが…
兎角は暗殺の名門ということは恐らく知っている(5話で鳰が「こっちでは知らない者はいない」と言っていたし)、で、幾度の戦場を潜り抜けて来たと言われている何か裏がありそうなヒロイン晴ちゃん…疑うのも些か無理ないかなと思われます。さらに柩のことはこれっぽっちも疑っていない上「僕も千足さんのお手伝いをします」と言われたことが引っ掛かって、晴をターゲットだと誤解してしまったのでしょう。見方を変えてみるとガサツであるものの、それなりに納得出来る仕上がりでした。ここの場面は、一度信じたものは頑として疑わない千足さんの真っ直ぐで情熱的な人柄が現れていました。


さて、この後の舞台上で起きる衝撃的なシーン。
今までの生徒たちは暗殺失敗しても「転校」で生死に関しては不明でしたが、この2人に至っては本当に死んでしまっています。それも「心中」であるとは。
宿敵であるのに柩への想いから殺せない千足さん…恩師の娘を殺した相手に愛情を注いでいた彼女の心境を考えると切ないです。そして「それでいいんですよ千足さん」と微笑み自ら短剣で貫かれた時の柩ちゃんの幸せそうな表情といったらまあ…2人の死に際は偽りではない互いの愛情や深い想いが伝わってきて、不本意ながら美しさを感じてしまいました。「ロミオとジュリエット」の台詞や立ち位置も最後のシーンと繋がっているのは上手い演出です。
私は初め柩ちゃんは何かしら裏があって千足さんを利用してるんだろうなと考えていたんですけど、実は心から千足さんを愛していたことが最後で明確になったのが救いでした。
いろいろガサツな部分はありましたが、最後の心中するシーンがあまりにもインパクトが強くて印象深いシーンだったので6話は全てオールオッケーの心意気になりました。もう何度も見ちゃってるよ…BGMも綺麗でホロリとくるよ。
「悪魔のリドル」は所々、熱を感じさせる光る演出があるので好印象の作品です。

{/netabare}




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そんなあれこれしてたら全話を夢中でかじり付いて見ていたでござった。
イエーイB級アクションアニメ最高だぜひゃほーい\(^o^)/

全話見た感想となります。

暗殺のルールに関しては最初の印象と変わらず、穴だらけでもっとスマートに出来るだろうとヤキモキしてしまう場面が多かったのです。段々とクラスに人数が減ってピリピリしていくのですが、ヒロインの晴ちゃんの言動からか全体的に甘っちょろい始末なので、血なまぐさくてグロテスクで欲望渦巻く鬱憤したデスゲームを今作で期待すると非常に残念に感じるでしょう。


しかしキャラクターに対しては180度印象が変わりました。
最初は上記の通り、なんだか頭のネジ5,6本飛んでそうな暗殺者のお姉さん達が下品な言葉遣いでエログロティックな殺し合いでもするのかなあ…とか思ってたんですけど、見ている内に暗殺者達は意外と「あれ?コイツすげー良い奴じゃん?」とか思えるようになっていって、最終的に誰にでもワリと感情移入出来る不都合な事態になっていました。

5,6話では表面上ですが皆で楽しそうに文化祭の準備に取り掛かっていて(おサボりしている方もいらっしゃいましたが)暗殺者であるもの、誰もが年相応で高校生らしいところがあるんですよね。身の上の事情で、普通の生活を送れなかったであろう若干15歳の少女達が、偽りのクラスであるとは言え、学生らしい学園生活を送る姿は微笑ましくてちょっぴり切なかったです。様々な事情を持った暗殺者が願いを掛けて戦いに挑み、結局敗北して去っていく姿は寂寥感が漂います。

個人的な意見ですが、何考えてるかようわからんヒロインの晴ちゃんより、ドジッ子だったり勘違いしたりしつつも、自分の意志を貫こうと無我夢中で行動する暗殺者達の方がよっぽど人間らしくて格好良かったかなと思いました。
特に10話{netabare} 生まれながらに持った女王蜂の能力で周りを無意識の内に操ってきた晴と比較して、実力で生き残って来た英純恋子のエピソード。最初は英さんはキャラ薄いなあ〜とかぬかしてましたが、身体はサイボーグというなんてこったいなB級設定。無茶苦茶でハチャメチャなバトルに楽しませて貰いました。しかし全部見終わると演出にちと考えさせるものが。
あの黒組メンツの人形は晴に対して「人を人形のように操って来た」という皮肉の意味を込められていたのか?とか、サイボーグだけど四肢がないのは辛いなあ…とか。 {/netabare}

しかし…12話で13人のキャラクターを描こうなんてどう考えても無理なもんがあります。全然尺が足りませぬ!誰も彼もいいキャラなのに、各キャラメインの1話30分終えるともう退場してしまう、ゆゆしきシステムです。2クール位でゆっくり時間掛けてキャラを見せてくれた方がいい仕上がりになったと思うのですが、ここ最近のアニメは一昔前と違って展開が早いのでやはりこうならざるを得ないかもしれませんね…。
本当に、いやアレだよ?ネタバレにも書いたけど英さんの恐るべき身体の秘密が明かされる10話なんてアクション映画2時間分でもいい内容だよ?それを30分に詰めてるから展開が早いのなんの。キャラの掘り下げも最低限です。「彼女はこう考えたからこうした」という説明は主人公の兎角以外心理描写が左程ないので、言動がよくわからないケースもあるかもしれません。


ただその反面、「人物がベラベラと自分の心境を喋る」ことはなく、演出や微妙な表情や台詞の中で垣間見れる心理描写は中々優れていたと感じました。最初は気まずくなるようなこっ恥ずかしい台詞ばかりかと思っていましたが、さりげない台詞に深みを持たせるのが上手いです。
もしかしたら、あのキャラはこういう考えだったのかもしれない…といった感じに国語の授業みたく人物の立場になって踏まえてみると、物語も見える幅が広がって来て面白かったです。
また、副題の「riddle story」とは、物語中に謎を問い掛けておき答えを明確にされないまま終了することを主題とした形式のことです。比較的伏線はスッキリ回収されたその分、登場人物たちの台詞の答えや明確な過去は敢えて触れないでおいて、視聴者に想像を委ねているのかもしれません。
{netabare} 例として首藤涼メインの7話。元々晴を殺す為ではなく、生き残る為に黒組が成立したルールを後から知ると、首輪の爆弾装置は納得が行くもんです。首藤さんのゲーム好き(4話位で将棋をしている)で達観とした性格、願いに関してもあきらめているっぽい様子を見ると、直ぐに殺しに掛からない理由もそれなりーにわかる気がしました。年長者ならではの若者を見守る姿勢というか、年の功があったのかもしれません。 {/netabare}

各キャラスピンオフが丸々作れるくらい魅力的。特に桐ヶ谷柩と生田目千足の2人の関係は、6話では思わずレビューを書いてしまうくらい胸に打たれるものがありました。
{netabare} 12話ではまさか生きていたとは!?驚きでした。
丸く収まったわーハッピーエンドだわー生きてたわーと思いきや、
実際のところこれからあの2人はどうなるんでしょうか。全然反応しない無表情の千足さんに「林檎、いかがですか?」と健気に気まずそうに話す柩ちゃんが哀しかったです。千足さん覇気無くてヤバい…うんともすんとも言わねえ…。あの話し方から察するに、ずっと放心してる感じなんでしょうね千足さん…。なにより敵同士のお互い、ずっと辛い現実に向き合わなければならないわけで、心中して逝けた方が幸せだったのかもしれません。この2人は生きている事が救いではないように見えて、生きているほうが残酷で辛いかもなあと思うと、やっぱり切ないですわ。「赦し合う」ことになるんでしょうけど、そんな簡単にいくようなもんじゃ…ああ、6話序盤文化祭でキャッキャウフフしているあの頃にはもう戻れないなんて悲しきことよ。 {/netabare}


タイトルは柩と千足のEDキャラソン「Poison me」の歌詞1部分。千足と柩の出会いも勿論、主人公兎角とヒロイン晴に関しても当てはまる歌詞かなーと。
最終話はああやっちまったな☆なんて言える結末でした。これはこれでまぁアリっちゃぁありですが、かなり無理矢理感否めませんのでオススメ出来る作品ではないです。
それでも、愛しいキャラクターたちの掛け合いや関係性にはとても楽しめました。EDは毎回異なるキャラソンです。これがなにゆえクオリティが高い!音楽面では☆5つです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 29

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リドル・ストーリー 世界は**に満ちている

10黒組と呼ばれるクラス
そこは1人の女子高生を暗殺するべく12人の女子高生が刺客として
集められた場所だった。
ターゲットの子は無事黒組を卒業することができるのか!?
サバイバルストーリー


タイトルの意味ですが
*リドル・ストーリー・・・作中に示された問いに明確な答えがでないまま終わる作品のこと

ということなので
この作品では1クールを通して「世界は××に満ちている」という
問いが主人公の東兎角に出されていますが最終回になっても
明確な答えが出てません。
視聴者におまかせの感じです。
作中には答えじゃないですが赦しとかが出ていました


ひとまずリドルのことは置いておいて


12人の刺客が1クールに送り込まれるということで
例外はありますがだいたい1話1人の感じで話は進んでいきます!
プール遊びでも刺客、学園祭でも刺客、、
イベント中に刺客はどんどん登場します。
そこが面白みであります

毎週今回はどうなるのだろうって僕は楽しみに視聴していました。
ロミオとジュリエットの回と伊助様との戦闘の回は刺激的な回で面白かった。

しかし毎週刺客が変わって刺激なこの作品の罠はここにあったと思います。
12人の刺客を1クール、
どうしても最後の方は展開が早くなって
しまいます。
最後の戦いからが早かった印象です
もうちょっとじっくりやってくれたら楽しかったかも

最後は意外にいいエンドなのは重く終わらなかったので自分は好きでした
またOVAとかでみんなの平和な話とかを見たいですね^^;


毎回変わるED曲も良かったです
最終回の全員版が一番お気に入りです



最初のリドルの話ですが
僕なりの答えは

「世界は「選択」に満ちている」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 47

75.3 3 バトルでバトルロワイヤルなアニメランキング3位
金色のガッシュベル!!(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (540)
3393人が棚に入れました
高嶺清麿は、普通の中学校に通う、見た目は普通の中学生。だが、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解してしまう頭脳の持ち主である。そんな彼はクラスにも馴染めず、不登校を繰り返し、鬱屈した日々を送っていた。
ある日、清麿の家に謎の少年ガッシュ・ベルが現れる。彼は清麿の父親から「息子の友達になってくれ」と頼まれ、はるばるイギリスからやってきた元気な男の子。退屈な日々は終わりを告げ、ガッシュとの騒々しい毎日の幕が開く。やがて清麿とガッシュの前に次々と敵が現れ、一つの事実が明らかになってくる。実はガッシュは千年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた、100人の魔物の子の一人だったのである。
次々と襲ってくる魔物たちとの戦いの中で、『やさしい王様』になるという志を抱くガッシュ。然し彼らの前にはさらに強力な魔物が…。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、大谷育江、秋谷智子、前田愛、釘宮理恵、折笠富美子、小嶋一成、高橋広樹、菊池正美、こおろぎさとみ、置鮎龍太郎、山崎和佳奈、山田きのこ、桑島法子

めいろ* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

お前に清麿の何がわかる

今の年代の方がどれだけ本作品を認知しているかどうか、それこそ僕の認知が及んでいない訳ですが、大衆作品の中から3つ好きな作品を選べと言われたら、必ず本作品を選ぶでしょう。

僕の世代から言わせてもらうと、本作品を見たことが無い人なんてまずいないと思っているのですが、もし、本作品を見たことが無い人がいるのであれば、それが衝撃的だと感じる程の事であります。


大衆作品と言うのは、対象となる年齢幅が広い作品に限られてそういったジャンルになるのだと思います。
しかしながら、大衆作品とは言っても、犬夜叉なんかはある年齢層の人間が真剣に見ると実に深い作品です。そんな作品も大衆向けに属してしまう事を僕は非常に勿体無いと感じるのです。

これはジブリでも言えることでしょう。
と言うのは、何だかその作品の本質は棚にあげられがちだという印象を僕は持っているのですが、これが一般的な印象と相違があれば申し訳ありません。


本作品を僕はもっと子供の頃に見ました。

その本質をきっと理解していないだろう子供の頃の僕が本作品を見て、毎週のようにボロボロと泣いたのです。

結婚して、子供もできた現在の僕が本作品をもう一度見返して、またしても良い大人がボロボロと泣いたのです。

突然ですが、題名に回帰します。


「お前に清麿の何がわかる」


というのは、ガッシュベルの放った台詞です。
主人公の清麿の想いを踏みにじった人間に対して、ガッシュベルがそれを言ったのです。

本作品の大きな特徴として、仲間を想う気持ちの強さが他作品と比べても尋常じゃなく大きい作品です。

誰かが傷ついている時は、身を呈しても、蔑まれたって、どんな事があっても必ず助ける。そういう強い想いです。

本作品には、そういった正義感について作者の想いがとても思い切りよく乗った作品だったと思います。

誰だって最初は弱くて、上手くいかない時もあるけれど、絶対に侵害してはいけないところを踏みにじられた時、果たしてそれを諦めることができるでしょうか。

これだけ強い想いで人間を想う事ができる世界がもしどこかにあるのなら、それこそ金色に輝く素敵な世界なんだと思います。


人間が持つべき根本的な想いを、大人になると忘れがちです。

だからこそ、今見るべきなんです。
本作品を当時と違った視点で、その本質を僕たちは今、感じるべきなんだと思うのです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まっすぐな意志と強き思いはやさしさから生まれる

電撃を吐く子どもと分厚い赤い本でおなじみの『金色のガッシュ!!』
すっごい好きです。なのでその良さについてだらだらと書いていきたいと思います。

天才が故に孤独を強いられてしまった中学二年生の高峰清麿。
そんな息子の状況を見たイギリスの大学教授である父から送られてきたのがガッシュだった。
バカみたいに正直でまっすぐなガッシュが清麿の卑屈になり深く埋まってしまった優しさを
泥まみれになりながらも心の中から掘り出す、友情を力強く語る情熱的な一話から始まり
多くの悲しみと苦しみと悪に立ち向かう小さな戦士たちの物語です。

100人の魔物の子どもの中から魔界の王を決める戦いに参加しながらお話は進んでいきます。
自分が許せない物事に関してはとことん前へ前へと突き進むガッシュやその仲間たちはかっこいいです。
でもまだまだ子どもな彼らにとってはキツイこともたくさんあるし、たくさん泣いてしまいます。
この作品の良いところはその涙を流しつつも、さらにはそれをもバネとし恐いものへ立ち向かっていく姿にあります。
グッときてしまうこともしばしば。
魔物は自分の本を燃やされてしまうと魔界へ帰ってしまうのですが、
そのパートナーとの別れも感動的だから涙腺の緩い僕は忙しかったですw

アニメは原作と違うところはすべて飛ばして観たのでそっちの方はわかりませんが
好きなキャラはガッシュ、ティオ、コルル、ダニー、レイラ、バリー、ロデュウ、ウォンレイ、フォルゴレです。

ガッシュ、ティオはもちろん好きです。
コルルに物語の中で非常に重要な役目を持たせたのはすごく良かったです。
彼女の思いがガッシュの意志となりちゃんと生き続け、振り返る度に不憫な目にあった彼女を思い出す構成は素晴らしいです。
ダニーはいいですね!ホント好きです。別れ際のじじいもキザだねえ!かっこいい!
レイラは単に可愛かったのもありますが、恐怖の中でも信念を突き通そうというその姿に感動しました。
バリー、ロデュウはあの別れのシーンにグッときてしまいました。いや、ホントはグッとどころかムチャクチャ泣きましたがw
バリーの読者への裏切りとも呼べる自己犠牲の行為とグスタフとの別れはとても涙を我慢できませんでた。
敵ながらロデュウも◎。強引にチータを引きずり回していたかと思えばすごく彼女のことを考え、励ます彼のギャップにやられました。
彼はやっと最後に自分を取り戻せましたね。よかった、よかった。
ビジュアルが一番かっこいいウォンレイとリイェンの関係は出番こそ少なかったけれどなかなか泣かせてくれました。
フォルゴレの病院コンサートは良かったです。あの背中は忘れられない。


今作の主人公は「こども」でした。
彼らは数多の作品で愚直なまでのまっすぐさと純真な心で、
成長するにつれて社会やルールに縛られ大事なものが見えなくなってしまった
「こども」ではない人々の心を洗い流し、今一度大事なものはなにか問いかけてくれています。
また、大きなところではピーターパンは幻想の国で永遠に生き続け、星の王子さまは希望を残し夭折しました。
そうやって彼らが社会の外れで存在することはわれわれにとって救いにも似た思いを馳せる場所であると思います。
杜にあるほこらのように、深海に生きる生物のように、地の底を這う地底人のように、
また『ハチクロ』の観覧車のように、腐海のように、ラピュタのように、はたまた全知全能の神のように。
それはどこにもないようで、われわれのすぐそばにあるとても尊いものです。

この作品はいつ観ても笑えますし、微弱ながらも励まされます。
アニメだと大谷育江さんのガッシュの声が聞けるのでなおのことです。
あの声は普段は王様口調と相まってすごくかわいいし、シリアスな部分でもとっても映える声です。

とっても好きな作品です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

熱血好きが自信を持ってオススメする萌えならぬ燃えアニメ

原作は週刊少年サンデーで連載されて、2度の映画化も行われた人気作です!

一般的にも人気のある作品だと思います。


ジャンルは王道バトルもので、100年に1度、魔界の子供100人が人間界に送られて魔界の王様を決める為の戦いをする物語です。

王道ものでは1番熱くて感動できる作品だと自負しています。


あとギャグのセンスもピカいちです。

ほんとにほんとにオススメなんですけど、アニメだとやっぱし長いと思うんです。

しかも物語後半でいきなりガッシュの声優が変わったりして違和感が尋常じゃないです。


しかも終わり方もよくわかんないんですよね…

やっぱこの作品は漫画で読んだ本がいいのかも知れませんね。

終わり方がよく出来すぎていて感動が止まらなかったです。
今でも思い出しただけで涙腺が緩んじゃいます…

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

76.6 4 バトルでバトルロワイヤルなアニメランキング4位
ダーウィンズゲーム(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (506)
2271人が棚に入れました
平凡な高校生である須藤要のもとに見知らぬアプリ「ダーウィンズゲーム」の招待メールが届く。アプリを起動させてしまったカナメは、プレイヤー同士が異能を駆使して戦うゲームに巻き込まれてしまう。わけもわからぬまま、襲い来る強力なプレイヤーとのバトルを切り抜け、カナメは生き残ることが出来るのか!?

声優・キャラクター
小林裕介、上田麗奈、大森日雅、八代拓、花守ゆみり
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

燃えよダーウィンズ!

原作未読


言いたいことだけ言おうかしら!?
注)読み手無視します。悪しからず。


【高校の同級生's】

 須藤要(CV小林裕介)
 京田浩之(CV小林千晃)
 篠塚ヨウタ(CV落合福嗣)
 ハマダ(CV広瀬裕也)


着ぐるみ『バンダ君』がどう見ても『ドアラ』にしか見えない件
背番号は“1994”ならぬ“666”ってオーメンですか?

バク転せずに包丁持って今日も新人狩りしてます。まずはハマダが…

おいおい!うちのドアラになんてことさせてんだ!ったくもう


ん!?京田を新人狩り?

川上憲伸以来のうちの新人王になにしてくれてんだ!オラ


2011年の優勝以来、守道が継いだ翌年を除きずっとBクラス。ちょっと気が立ってました。すみません。

その優勝決定の横浜スタジアムはバックネット裏に居た私です。
岩瀬でなく浅尾でのゲームセット
優勝監督インタビューの後に現役時代のチャント


 {netabare}さーんかん 落合 広角 打っ法~{/netabare}

 {netabare}レフトへ ライトへ ホームラァーンンー{/netabare}


あの甘美な一瞬をもう一度味わいたい
背番号“666”じゃなかった(^_^;) “66”よもう一度!

しかしそれは二度と叶わぬ夢。親会社の紙面ばりに見当ハズレなことしかせん球団首脳に辟易ですわ。


それにしても福嗣クンのキャスティング狙ってませんかね?
スタッフの中に重度のドラキチがいるに違いません。


我ながら見事な考察。もう今シーズンの仕事はやり切りました。


{netabare}アンコールですか!? しょうがないなぁ{/netabare}


主題歌はASCAの『Chen(チェン)』…じゃなかった『CHAIN』

内容にも少し触れとくと、主人公カナメはどうやら新人ながら特別な力を持ってミラクルを起こす模様です。まるでウォーリー与那嶺みたいですね。
彼が率いて巨人のV10を阻止したナゴヤ球場になんと私のリアル父親は居たそうです(マジ)。血は争えません。残念ながら球場の中には入れなかったらしいですが(笑)



ダーウィンっていうくらいだから種の進化的ななにかを期待してました。
例えば父には果たせなかった優勝の瞬間を球場の中で迎えるコツみたいなのをです。
蓋を開けてみたらただのデスゲームでしたね。巻き込まれ型のやつにストーリーを望むべくもありません。食傷気味です。

渋谷を舞台に多人数参加のデスバトル始まりましたが見るべきはちらっと映ったセンター街入口の大盛堂書店でしょうか。創業者は言わずと知れた“不死身の分隊長”船坂弘元軍曹であります。
興味あったらお調べください。このデスゲームが屁に見えるくらいの戦地アンガウルで、このアニメに出てくるどのキャラも鼻糞に見えるほどの生き残りの執念を見せた軍人さんです。


※{netabare}大盛堂書店と球団以外のネタは第一話に全部詰まってます。{/netabare}




■結局最後まで観てしまった

ドラゴンズ&渋谷への愛着の残り香と全11話で短めなのもあってまあいっかと最後まで。
結局デスゲームっていくら主人公が足掻いたところでゲームを作った人を超えるにはなりにくい。破滅願望あるゲームマスターならワンチャンありそうでもそうなるとしらけます。それこそ「殺されるために殺す」みたいなね。

{netabare}終盤で仲間になったランキング1位のお姉さんはどこいっちゃったの?{/netabare}

ストーリーへの期待を捨ててバトルっぷりを楽しむという作品です。



■僕は気づいてしまった

思った以上に、シュカ(CV上田麗奈)がイカれてて良かった。

で、アニメに感じる物足りなさの話になるんですが、カナメとの濡れ場がない不自然さ。
これ以外にもいくつか作品を鑑賞してきてアニメ作品で濡れ場がないことにすっかり慣れてしまいました。しかし湧き上がる違和感。

 グロ と ○○

 ヴァイオレンス と ○○

対になるであろう ○○ に入る単語ってあまり求められてなくって僧侶枠でやれば?くらいの扱いなのかしら、と思います。
マスではそうかもしれませんが、きちんと描かれてる作品は総じて自分の評価は高い。『虐殺器官』『PERFECT BLUE』あたりがそうでした。


{netabare}例えばクライマックス最終話。笑顔で人体を切り刻めるシュカ。グロと暴力で彼女の狂気が伝わってくるシーン。カナメだって、殺人への躊躇いを振り切ってワンらの手駒をばんばか射殺してる頃合い。
そんな二人が闘い終わった直後なんて昂ぶってるでしょうに。回りくどい言い方やめれば

{netabare}ヤルだろう、普通。{/netabare}

隠すことで逆に嘘っぽくなってしまうことに僕は、気づいてしまった。
それか実写映画のお約束を踏襲してくれないことへの不満なのかなぁ。{/netabare}

いややっぱり違う。昂ぶれば行為に至る。「リオのカーニバルベイビー」「楽園ベイビー」。名作『クラダルマ』主人公の出生タイミングも災害下緊急事態に種の保存本能が働いたからだし。

何処がダーウィンやねん!?
種の保存より断絶に向ってることにも気づいてしまった僕は続編あっても観るかは微妙です。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.28追記


ドラゴンズ元ネタ詳細 注)ダ:ダーウィンズ ド:ドラゴンズ

・{netabare}ダ:バンダ君 ド:ドアラ 見ためが酷似{/netabare}
・{netabare}ダ:京田浩之(要の同級生) ド:京田陽太(2017年セ新人王){/netabare}
・{netabare}ダ:666(バンダ君の背番号) ド:66(落合博満監督の背番号){/netabare}
・{netabare}福嗣クン ご存知、落合博満氏のご子息です{/netabare}
・{netabare}ダ:CHAIN(主題歌) ド:Chen(2004-2011在籍の台湾出身投手)
  {netabare}※学生だった彼をスカウトしたのは故大豊泰昭氏です。彼も台湾出身。{/netabare}{/netabare}
・{netabare}ダ:カナメ(Dゲーム期待の新人) ド:ウォーリー与那嶺{netabare}⇒名は要{/netabare}{/netabare}

皆さんいくつ見つけられたでしょうか?



2020.03.21 初稿
2020.04.28 追記
2020.10.09 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 53

六目チャー飯 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

性懲りも無い作品

相変わらず目新しさの無い金太郎飴的な世界観に辟易する。
デスゲームに異能力、ラッキースケベと色んな要素をてんこ盛り。

まだ最初だから色々説明不足は当然としても、
それを知ったところで興味が湧く気配は全くないし。

それより、キャスティングの違和感や回りくどい台詞、
多すぎる一人語りが痛すぎて見てらんない感じ。

なんか色々とセンスないよねえ。

絵は綺麗だからしばらくは様子を見てみるけど、
より印象が悪化する気がしないでもないかな。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

sukesuke さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

この主人公、うざいぞ。

フツフツと感じるこのうざさ。
説明されたのに、そんなこと聞いてない! なんで!? というやり取りのオンパレード
まじでバカだ。本当にバカだ。

というか演出でわかるように説明されてるのに、全て主人公を通して説明してくる。
さらにその主人公がクソバカなもんだから反吐がでる。
原作がこうなの? まじで視聴者バカにしてるわ。

4話で諦めそうなんだが、しばらく垂れ流そう。
ほら、いつも通り総合得点詐欺のアニメだってわかるかもしれないな。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

66.0 5 バトルでバトルロワイヤルなアニメランキング5位
キリングバイツ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (248)
911人が棚に入れました
平凡な大学生・野本裕也(のもとゆうや)は、謎の少女・ヒトミと出会う。ひと気のない廃棄場にて、野本は彼女が獣の姿に変貌し、獅子の怪物と死闘を繰り広げる様を目撃する。彼らの正体は、人類の頭脳と獣の牙を併せ持った「獣闘士(ブルート)」。そしてヒトミは、最強の闘争本能を秘めた獣闘士「蜜獲(ラーテル)」だった。獣闘士たちは、古来より日本経済を支配してきた4大財閥、三門・八菱・角供・石田に抱えられ、その代理人として決闘を行い、覇権を争ってきたのである。そして野本もまたヒトミと出会ったことで、この獣闘士たちの熾烈な戦い「牙闘(キリングバイツ)」に飲み込まれていく──。

声優・キャラクター
雨宮天、羽多野渉、内田真礼、上坂すみれ、赤﨑千夏、潘めぐみ、浅川悠、本田貴子、柴田秀勝
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セクシー&バイオレンスなケダモノバトルアニメ

あらすじ

{netabare}この国の政財界を支配する四大財閥。そのパワーバランスは裏で開催される
獣人の戦士「獣闘士(プルート)」同士のバトル「牙闘(キリングバイツ)」で決められて来た。

平凡な男子大学生はしょーもない理由から(←本当にしょーもないw)
牙闘に挑む獣闘士「蜜獾(ラーテル)」に遭遇し、戦いの渦に巻き込まれて行くことになる……。{/netabare}

同名原作コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 3.5点】
本能の赴くままにバトル描写するためのシンプルな構成。


上記の超設定による土台の上で、
序盤の小競り合いを経た後、中盤以降は、各獣人の回想も交えつつ、
ひたすらチームバトルロイヤル大会の描写に徹する。

エロ要素も{netabare}雌と交尾することしか考えていない蛇さんや、
発情フェロモンを撒き散らす猫さんなど、{/netabare}
お下劣な獣人も逐次投入されショーは低俗化。


毎回、波乱が巻き起こったED後には、おまけアニメ「導け!オシエちゃん」が挿入。
ヒロイン・ラーテルと共生関係にある鳥の如き性格を百合妄想として爆裂させ、
混迷に拍車をかける。


このままでは評点は底割れ必至だが、
こんな獣人バトルのために広げたような陰謀論設定の大風呂敷を、
1クール、一大会で、それなりに畳んでみせ、
意外と着地は決まっている。


【作画 3.5点】
ハミ尻美女獣人が躍動ということで、どーしても尻にばかり目が行ってしまいますがw
肉体描写は体幹を中心にまずまず。

その上で各ケダモノの特徴を再現した技の応酬など、
部位欠損も辞さないグロ表現も交えて
描写されるバトル作画は中々刺激的(あとはエロもw)


【キャラ 3.5点】
男子主人公は典型的な意志薄弱の流され体質。

ですが、これは獣人アニメ。人間主人公の影が薄くて何が悪い?
とばかりに開き直り、イライラは通り越すためか、
不思議とストレスは感じませんでした。


各獣人の性格&バトル設定を補強するケダモノイラスト解説は、
やや誇張やこじつけを疑わせる内容もあるもののw
ギャグ含みの煽りと割り切れば、盛り上がることも可能。

ヒロイン獣人・宇崎瞳の元ネタが小型食肉類のラーテルというのは変化球だが、
ドン引きする位の不屈の闘志など、
バトルの王道にマイナーなケダモノのしつこい性格がマッチ。


百獣集結の中、私のお気に入りはラビこと稲葉 初(うい)。
脱兎の如く逃げることと、穴を掘ること以外は、ほぼ戦闘力ゼロのウサギさんが、
凄惨な獣人バトルロイヤルに投入される悲劇は、癒やしももたらす一服の清涼剤でした。
(最後の{netabare}適者生存のオチも読み通りでしたが笑えました。
俺、あの会場にいたら多分ラビにベットするので一人勝ち確定ですw{/netabare})


【声優 4.0点】
全体的にテンション高め。

ヒロイン・宇崎瞳(ラーテル)役は雨宮 天さん。
「牙が鋭い方が勝つ!」(←毎回、決め台詞が強引w)と吠える勇ましい獣人ヒロインボイスに燃えるか、
男子主人公を「殺すぞ!」とパシリにするオラオラボイスに調教されるか、
反転、祠堂さんに手懐けられて頭をナデナデされる甘えボイスに萌えるか、
どれでも、お好きな方をお選び下さい。


ライバル・三門財閥を率いる令嬢・陽湖を演じた潘 めぐみさん。
形成有利の時は上から目線で勝ち誇り、不利の時は狼狽え、絶望する、
起伏の激しい明快なボイスでショーアップに寄与。
(最後は、{netabare}エロ的な意味でケダモノの餌食に……{/netabare})


ナレーション役の諏訪部 順一さんは獣人解説等で、
CV.篠崎 舞さんは司会進行役&次回予告で会場過熱に貢献。


私のツボ:毎回おまけアニメにて「オシエちゃんは獣人でも何でもない!」
のナレーションで締めるグタグタな幕引き。


【音楽 4.0点】
劇伴はロック中心で押しまくり熱戦を煽る。

OPのfripSide「killing bites」も今回はロック寄りのアレンジで闘争本能を追求。

EDもロックバンド・キツネツキの「ケダモノダモノ」
“あのコはどっから見ても ケダモノだもの”
ED映像……どっから見ても、美女のセクシーボディでした。
ありがとうございましたw


【感想】
ケモノで萌えだのフレンズだのも結構だけど、
たまには野生の本能剥き出しで、しばき合う(絡まり合う)やつが観たい!
などと欲望の赴くままに視聴したので満足度は高め。

ケモノアニメも近年は、ケモ耳からガチの獣人まで、癒やしからバイオレンスまで、
テーマなしのノンストレスな内容から、獣の設定を社会風刺に用いた重厚な内容まで、
幅広いラインナップで、気分に応じて視聴選択できて、
ケモナーにとっては幸せな時代ですね。

ロボットアニメにもソースを少し分けて欲しい位ですw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

俺のコブラキャンぶちこんでやるぜ!!

これはセーフなのかw
爬虫類ち○こだからオッケーかw


原作パラパラと見ましたが、なんだこのつまらない漫画はと思ってた作品のアニメ化。

物凄いB級感漂うけど視聴してるうちに面白くなってしまう。
恐ろしやエロパワーw

前期だと十二大戦の寅ちゃんお尻に惚れたけど…
今期はラーテルちゃん君のお尻に惚れたw

意外と動くバトルとなぜか笑ってしまう濃いキャラが見てて楽しい。

視聴完了
B級アニメのお手本みたいなアニメでした。
作画が京アニだったり、きらら系の「ゆるほわ」なキリングバイツ…見たくないw
作画が少し汚くて、お色気&バトル…これですね。

主人公より上坂すみれさん演じるウサギちゃんが一番目立って可愛くって好きなキャラだった。

最後に2期あるかの様な締め、またするなら見たいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

女キャラが戦っては脱がされる作品

端的に言ってしまえばそうした作品であり
それを目的とした作品

能力バトルとかそういうの見る人も見れると思うが
基本的に脱がしていくスタイルの作品なんで好みは大分分かれるんじゃないかと思う

ハイスクールDDがいけるならこれもいけるんじゃないかって思う
ハイスクールDDとクェイサーみたいなもんか
女キャラを脱がしていこう というそうした目的意識が強い作品

見る人の好みがわかれる

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
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