ツンデレで温泉回なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのツンデレで温泉回な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月02日の時点で一番のツンデレで温泉回なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.4 1 ツンデレで温泉回なアニメランキング1位
フルメタル・パニック? ふもっふ(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1413)
7845人が棚に入れました
世界中の紛争の火種を秘密裏に消して回る軍事組織ミスリル。その中でも選りすぐりの傭兵の相良宗介に与えられた今回の任務は、「ウィスパード」と呼ばれる特殊な能力を持つ日本人の女子高生・千鳥かなめを護衛すること。
原作の短編をアニメ化。そのためシリアス要素がほとんどなく、完全にドタバタ学園ラブコメディである。本編が現実の政治、世界情勢を織り込んだシリアス調なだけに、180度違った趣向・演出がなされており、かえって笑いが引き立つ。

声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、木村郁絵、森川智之、田中理恵、金田朋子、福山潤、吉田小百合、能登麻美子、夏樹リオ、ゆかな、根谷美智子、三木眞一郎、大塚明夫、西村知道、平松晶子、青野武、菊池志穂、浅野まゆみ、浜田真瑞、池水通洋、宮本充
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

懲りずに観てしまったロボ物?:番外編

     ↑
(マクロスF、IS、ガンダムポケ戦に続いてです)

原作は未読で視聴しました

最初から
お話に全くついていけませんでした・・・

当然です
1期
観てませんから^^

前の作品の予約を切るのを忘れて
たまたま
録画されいたのを観たのですが
(私生活がだらしないんです)

最初っから大笑いしてしまって
こ~りゃおもろ~
ってことで
そのまま惰性(?)で最後まで観てしまったんです


なんといっても
主人公の「そうすけ」くんのキャラが最高でした

いままで観てきた作品の中でも(男性キャラの中では)
1、2位を争うほどの
天然キャラですね

そうすけくん自身がまじめに行動しているのは
すごく伝わってくるのですが
見れば見るほど面白さが倍増していって
後半は
普通に
動いたり喋ったりしてるのを見てても
笑ってしまいました^^

こんな男の子がいたら
一日中飽きずに遊べますね^^

ボケるそうすけくんに対するのは
「かなめ」ちゃんのツッコミです

毎回
ものすごいツッコミを
見せてくれます

もう"女"を捨ててますね^^

特にハリセンのツッコミがたまりませんでした^^

ボケとツッコミ意外にも
ラブっぽい展開も
ちょっとあったりして
この二人の関係がとても気になりました


それよりも
もっと気になったのは
「テッサ」ちゃん(♀:テレサ・テスタロッサちゃんというらしい)
{netabare}
ちょ~天然で{netabare}(作ってんじゃないの!){/netabare}
ちょ~可愛いくて{netabare}(プラチナムカつく!){/netabare}
ちょ~頭がよさそうで{netabare}(でもじっくり見てたら頭悪そう^^){/netabare}
ちょ~ぶりっこ{netabare}(途中でキレた^^){/netabare}



{netabare}潜水艦の艦長さん(?){/netabare}やってます

ありえね~
ちょ~ありえね~

どんないきさつで
こんなキャラ設定になったんだよ~
ちょ~わかんね~


気になります!
(気になるんなら1期から観ろよ!!)

そんな
天から二物以上を与えられた
テッサちゃんに

{netabare}ちょ~僻んでしまいました(←これが本音です){/netabare}
{/netabare}
まあいいや^^


この作品
ギャグの
レベルもそうですが
テンションも高くて
最初から最後まで笑いっぱなしでした~

この勢いで1期も観ます~



ん?

ロボは?


あ~!忘れてました!

ロボも興味深かったですね^^

いままで私が観てきた
数少ない
ロボ物アニメ作品にはない
奇抜なロボットでした^^

以下
私なりのロボ考察です

{netabare}空気力学など
おおよそ考慮されていない
動物的曲線を多用したフォルム{netabare}(丸いんです){/netabare}{/netabare}

{netabare}これで兵器が扱えるのか?
と疑いたくなるほど
汎用性の悪そうなアーム部{netabare}(手です){/netabare}{/netabare}

{netabare}敵の戦意がイッキに喪失しそうなくらいの
まあるいお顔と
円らでおおきな瞳{netabare}(目は怒ってます){/netabare}{/netabare}

{netabare}これ
着ぐるみなんじゃね?
と思えるほど
乗り手にフィットするボディサイズ
{netabare}(まんま着ぐるみなんですが){/netabare}{/netabare}

その"ちょ~兵器"の名前は・・・

ボン太くん!!

おぉぉ!?

問題の"ブツ"が現れたとたん
ものの見事に撃沈しました^^

{netabare}遊園地のマスコットキャラを
そうすけくんが気に入り
強化服として運用するための改修を行い(Wikipediaより)
鮮烈に登場しました{/netabare}


ここまで書いて
まだ
自信ないのですが
{netabare}多分
"ロボ"なんですよね?{/netabare}


なんでも
{netabare}そうすけくんが私財を投げ打って
海外の企業に売り込みをかけたのですが

コンピュータの不具合で
「ふもっふ」や
「ふもふも」
「もっふる」といった
いわゆる「ボン太くん語」(Wikipediaより)とかいう
"動作音"が消せない欠陥が克服できず

それが仇となり
ほとんど売れなかったみたいです^^{/netabare}

一応
量産型もあるみたいですが^^


作中での大量のギャグシーンより

「ボン太くん」のお話に
一番
{netabare}もらい泣きしてしまいました(ToT{/netabare}


「フルメタ」シリーズは
「ふもっふ」(2期)から
製作が
京都アニメーションに移ったということで
なんだか
ロボ物ジャンルにかける
京アニの"意気込み"を感じました^^


今後の
ボン太くんの活躍に
期待大です(ないかな^^)

ふもっふ!!(肯定だ!!)


余談で

{netabare}オープニングテーマの
下川みくにさんが唄う
「それが、愛でしょう」という曲

なんか
聴いたことあるなぁ
って
思ってたら

「らきすた」のエンディングで
平野綾さんが
カラオケで
唄ってたんですね

そういえば
イントロの部分で
「ふるめた」とか
「ふもっふ」とか
説明も入ってました^^

おなじ「京アニ」繋がりの
選曲だったのでしょうか?

らきすたの作品イメージから程遠い
優しい曲調で
平野さんの歌がすごくお上手だったこともあり
とても印象に残っていました

この曲の
"らきすた"Ver.を
聴くと
なぜか
職場での飲み会のことを
思い出します
(いつの間にか話がすりかわってる・・・)

「○ョー○イン」じゃなくて
この曲をセレクトして
"平野さんみたいに"唄っていれば
あのような惨事を回避できたかもしれないのに・・・(TT
って

後悔すると同時に
ちょっと自惚れが出てしまいました^^

(気になる方は「戦国コレクション」のレビューをご参照ください){/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あ、関連は無かったんですか・・・^^;

この作品は「フルメタル・パニック!」の続編に位置する作品です。物語に直接繋がりはありませんが、関連が強いのと、この作品では殆どキャラ紹介が無いので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

2期1話終了時点の予告でかなめちゃんが言い切っていました「これは学園ラブコメ」と・・・。
という事で、1期とは物語の方向性が180度変わります。ですが、もともと宗介とかなめちゃんの色々とネジがブッ飛んだ掛け合いには笑わせて貰いましたが、この作品はその掛け合いに特化した作品・・・になっているので、方向性は真逆でも違和感は全くありません。

そのため、戦友の出番は少なめ・・・ですが、登場人物の魅力や微妙な心情を存分に堪能するには、この方向転換はむしろ良かったと思います。
1話目から真面目な宗介のボケ・・・本人はボケているつもりは全く無いのですが・・・それとかなめちゃんの鋭いツッコミに、これから展開される物語に期待せざるを得ない・・・そんな印象を強く受けると共に、1話見たら止まらない作品になっていました^^

そして、2話目で見たオープニングに思わず鳥肌が立っちゃました^^;
この「ふもっふ」は2003年に制作された作品です・・・今から12年前の作品なんです・・・
それなのに、かなめちゃんが・・・テッサがあまりにも綺麗なんですもん^^;
今の作品と比べても遜色無いのではないでしょうか・・・
紅葉舞い散る中でクルリと一回転するかなめちゃんの笑顔・・・
一面の向日葵畑の中に佇むテッサ・・・
流石京アニさん・・・渾身のオープニングだと思いました^^

かなめちゃんが「学園ラブコメ」と言い切るだけあって物語の舞台は学校がメインです。
宗介の常軌を逸した発想と行動に周囲は振り回されっ放し・・・かなめちゃんのハリセンが風を切って宗介に襲いかかるのも一度や二度ではありません。

かなめちゃん・・・偉いと思います。平和な日本で「歩く武器庫」の様な宗介といつも一緒・・・
一つ間違えれば命を落としかねない状況が続いているというのに・・・
宗介も宗介です・・・これまで育ってきた環境は彼にとって決して優しい場所ではありませんでした。
これがネタになっているのも認識はしていますが、それにしたってもう少し学習できないの・・・とも思いたくもなってしまいます。

でも途中から「この二人はこれで良いのかも・・・」とも思えてきました。
何だかんだ言いながらも宗介に目をかけるかなめちゃん・・・
最早「学級委員長だから・・・」というレベルを超えています。
そしてそんな宗介と一緒にいるから身の回りでのトラブルが絶えません。

そこに宗介が駆けつけるのですが、宗介の行動は度が過ぎているのを置いておくと「もっとも確実に助けられる方法」なんですよね^^
むしろ極力実弾を使わないようにしているのは日本の平和事情を考慮して・・・という見方も出来るのではないでしょうか^^;
だからかなめちゃんは、どんなピンチに陥ってもあまり動じないんです。
これは宗介を信じ切っているから・・・にほかならないと思うんです。

お互いの立場があります・・・きっとそれは二人も理解してる・・・
でも、そんな「立場」とか「命令」とか、そんな言葉で人の心を全て整理できるか・・・って、そんなの無理ですよね^^;
それに一緒に過ごした時間の分だけ、胸の内に抱く感情も複雑化すると思います。
そんな微妙な心情の変化が感じ取れる・・・そんな作品だったと思います。

そして物語も中盤を過ぎて・・・とある事に気付きました。
これまでの展開も十分面白いのですが人間の欲って深いです・・・
そう、オープニングと1話でちょろっと台詞を聞いただけ・・・テッサが登場しないんです^^;
学園メインなので必然的にテッサの登場は少なめ・・・でも、見れないのはやっぱり寂しい・・・
と思っていたら、やはりこのままでは終わりませんでした^^

久々のテッサ・・・むっちゃ可愛かったです(//∇//)
ゆかなさんの声も本当にテッサにピッタリで・・・
テッサが感極まったとある場面・・・私も一緒になって感極まってました(//∇//)
でも彼女はそれだけじゃ終わりません・・・
任務に戻って自分に言い聞かせるように呟くテッサ・・・もう格好良すぎです^^
テッサの登場した時間は決して多くはありませんでしたが、インパクトは半端ありませんでした^^
今後の彼女の動向も気になるところです^^

それと、度々登場したボンタ君・・・つい最近放送した京アニさんの作品に登場したキャラに瓜二つなんです^^
もしや繋がりが・・・と思って調べてみましたが、著者は同一人物ですが両作品に繋がりは無いそうです^^;

1クール12話の作品でした。この作品も友人の薦めで視聴を始めた作品ですが、ホント視聴して良かったと思える作品でした。
引き続き3期を視聴したいと思いますが・・・巷では4期の制作が発表されたとか・・・^^
「中途半端なアニメかではない!」との事ですが、これからの発表が楽しみ・・・
3期の視聴にも熱が入りそうです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ギャグ

スピンオフ作品でこちらはギャグがメイン。時折、不穏な空気になることもあるが、{netabare}ギャグに終始するので、安心。{/netabare}

特筆して印象に残る話はなかったが、平均して面白いと感じた。{netabare}警察官が追いかけ回すのは面白かったかも。暴走しすぎ。{/netabare}

OPはそれが愛でしょう。EDは君に吹く風。どちらも安定の下川みくに。好きですねぇ。

1. 南から来た男/妥協無用のホステージ
「南から来た男」自分の靴箱に爆弾が仕掛けられたと思い込み、靴箱を爆破してしまった宗介。その原因は、ミスコンナンバー2の佐伯恵那の宗介へのラブレターだった!「妥協無用のホステージ」不良たちに拉致されたかなめを救おうと廃工場に向かった宗介。多勢に無勢、危機一髪の宗介が取った奇策とは…!?

2. すれ違いのホスティリティ/空回りのランチタイム
「すれ違いのホスティリティ」目当てのパンをゲットできなかった宗介。結局、銃の乱射により、パン屋の購買は中止に。その役を仰せつかったかなめと宗介だったが…。「空回りのランチタイム」古文に苦しむ宗介はかなめからノートを借りた。しかし翌日、そのノートを全部忘れてしまい…。

3. 鋼鉄のサマー・イリュージョン
「鋼鉄のサマー・イリュージョン」夏休み!かなめたちは、海水浴に来ていた。白のおニューの水着を新調したかなめであったが、そんなかなめの水着にもまったく無関心な宗介。苛立つかなめ。一方、宗介はスイカ割りでまたまた事件を起こし、その苛立ちをさらに増長させる。そんな彼女の前にある人物が現れて…。

4. 芸術のハンバーガー・ヒル/一途なステイク・アウト
「芸術のハンバーガー・ヒル」かなめたちは、宗介をモデルとすることに決めた。水星先生からモデルの説法を聞いた宗介だが、姿を消してしまい…。「一途なステイク・アウト」宗介の戦争ボケ行為に悩まされるかなめ。そんな時、中学での先輩・不破と遭遇したかなめは、遊園地デートをすることに!

5. 純で不純なグラップラー/善意のトレスパス
「純で不純なグラップラー」不良からかなめと恭子を救った青年・椿一成。彼こそ、かなめと宗介が道場の立ち退きを頼む相手だった!「善意のトレスパス」宗介に再戦を申し込んだ一成のパンチが決まった相手は、学校の校務員の大貫氏だった!責任を感じた二人に、生徒会長林水が出した妙案とは…!?

6. 押し売りのフェティッシュ/暗闇のペイシェント
「押し売りのフェティッシュ」最近横行している痴漢の犠牲になった恭子。その行為とは、髪をポニーテールにされてしまうという行為だった。「暗闇のペイシェント」幽霊話に花が咲くかなめたち。全然怖がらない宗介に苛立つかなめは、幽霊病院と噂されている病院に宗介を連れて行くが…。

7. やりすぎのウォークライ
「やりすぎのウォークライ」陣代高校で、ある伝統のクラブが、廃部になることが決定した。そのクラブは、ラグビー部。生徒会長林水の尽力で、強豪硝子山高校との試合に勝てば、廃部を見直すとの約束を取り付ける。試合に向けて、急遽、ラグビー部のスケットとなるかなめと宗介であったが…。

8. 女神の来日(受難編)
「女神の来日(受難編)」陣代高校に短期留学生がやって来た!その留学生は銀髪輝く美少女、テレサ・テスタロッサ。宗介の所属する戦隊の戦隊長である。「もし、万が一のことがあったら」と脅すマデューカス中佐の忠告もあって、その護衛に四苦八苦の宗介。そんな宗介がもっとも緊迫するときがやってきた!?

9. 女神の来日(温泉編)
「女神の来日(温泉編)」陣代高校留学の思い出として、テッサが思いついたのは、なんと、温泉旅行だった!! 早速出かける一同。到着早々、何やら悪巧みのクルツ。風間信二、小野Dらと共謀し、女風呂をのぞきに行くことに。ところが、そんな彼らを待ち受けていたのは、厳重な警備用トラップだった!

10. 仁義なきファンシー
「仁義なきファンシー」かなめは落ち込む宗介を励まそうと、美樹原蓮と共に街のお店で「トライデント焼き」をおごる。そんな中、やくざ同士の喧嘩が始まった!野次馬状態で面白がるかなめと宗介だったが、蓮はそうはいかない。その喧嘩でやられていたのが、美樹原組の組員だったからである!!

11. ままならないブルーバード
「ままならないブルーバード」部室が足りず困っているクラブを何とかしようと四苦八苦するかなめ。そんな中、社会研究部が部室を明け渡してくれるという。ただし、それには条件が課せられていた。その条件とは「ナンパ」。宗介も写真部の一員となり、風間信二と連れ立って「ナンパ」に励むが…。


12. 五時間目のホット・スポット
「五時間目のホット・スポット」激辛カレーパンの餌食になった小野寺孝一が、水を求めて手に取ったビンは、宗介のものだった。中からは水ならず、これまた怪しい液体が!? 結局、ゴミ箱行きとなった。状況を知った宗介は、驚愕する。そのビンは、世にも恐ろしい細菌兵器だったのだ!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

74.4 2 ツンデレで温泉回なアニメランキング2位
ハナヤマタ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1077)
5104人が棚に入れました
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……何だって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。おとぎばなしに出てくるような“ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたが、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」 突然の出来事に戸惑うなるだが、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。花々しい少女達の物語が今、幕を開ける――。

声優・キャラクター
上田麗奈、田中美海、奥野香耶、大坪由佳、沼倉愛美、豊口めぐみ、小山剛志
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

このよさこい部には問題がある! →よさこいをしっかり描いていれば・・・

【レビューNo.82】(初回登録:2023/9/17)
コミック原作で2014作品。全12話。
元々YOUTUBEでオススメアニメとして紹介されていたのと、夏のレビュアーさん
の集まりの中でもオススメということで視聴。
きらら系作品のようですね。

(ストーリー)
全てが平凡なことにコンプレックスを抱いていた中学2年生の女の子、関谷なる。
ある月夜、神社で和服を着て踊る金髪の少女との出会いを果たす。逃げる彼女に
「私も連れてって、妖精さんっ!!」
追いかけながら思わず叫ぶなる。すると彼女は
「私といっしょに踊ってくれますか?」

翌日登校すると、「昨日の妖精」は留学生として再会を果たすことに。
彼女の名は、ハナ・N・フォンテーンスタンド。
以前来日したときに見た、皆で一体感を持って踊るよさこいに憧れ、自分もやり
たいと思っていたのだった。早速メンバーに勧誘されることになったなる。
人前で踊るのに抵抗があったなるだが、部員勧誘を手伝っているうちに
「私もみんなのように輝きたい」
と思うようになり、一緒に踊ることを決意。
そしてなるの親友・笹目ヤヤや幼馴染で先輩の西御門多美らに声をかけ、部員を
集めていく。
夏の「花彩よさこい祭」を目指した「よさこい部」の挑戦が今始まる。

(評 価)
・OP/EDが神がかっている
 他のレビュアーさんも皆触れていますが、OP/EDがホント神がかっています。
 特にOP「花ハ踊レヤいろはにほ」がとにかく凄い!
 詳しいことは他の方が解説されているので割愛しますが、「ここでそうくるか」
 というような転調具合とかが普通じゃなくホントヤバイ。
 本作では、この曲はなる達がよさこいを踊る時に使う、自作のオリジナル曲扱い
 にもなっています。

・タイトル「ハナヤマタ」の由来
 タイトルは、ヒロイン5人の名前の頭文字を並べ替えたアナグラムだそうです。
 ●(ハ)ハナ・N・フォンテーンスタンド。(中学2年生)
  アメリカからの留学生。前向きで積極的な性格で自分がやりたいことに正直。
  母親は離婚してアメリカで仕事をしている。(日本では父親と2人暮らし)
 ●(ナ)関谷なる(中学2年生)
  自分のことを「何の取り柄もない極めて普通な女の子」だと思い込んでおり、
  また気弱な性格から長らく踏み出す勇気を持てず、行動に移せせずにいた。
 ●(ヤ)笹目ヤヤ(中学2年生)
  なるとは小学校来の親友であり才色兼備で、なるの憧れの存在。
  でも「ツンデレ」っぽいキャラで、なる達には強く当たってしまうことも。
  自身もバンドを組んでいて、オーディションを目指している。
 ●(マ)常盤真智(中学3年生)
  生徒会会長で面目な性格で正義感が強く、厳しい態度で接することが多い。
  (最初はハチャメチャなハナ達の活動に対立していた)
  姉(よさこい部顧問)との確執を抱えている。
 ●(タ)西御門多美(中学3年生)
  生徒会副会長で温厚な性格であり、容姿端麗・頭脳明晰。なるとは幼馴染。
  (彼女もなるの憧れの存在)
  ファザコンで厳格な家柄ということもあり、西御門の家に相応しい娘として
  父に認められるよう父の意向に沿って、バレエ・ピアノ・茶道・華道など多
  くの習い事をこなしている。

・中学生の青春群像劇としては悪くないが・・・
 ・特になるについては
  「おとぎ話のヒロインのように、誰かがここから連れ出してくれる」
  という受け身体質から
  「自分が本当にやりたいことと正面から向き合う」
  という能動的に変わり、失敗しながらもそれを糧に成長していく姿がしっか
  り描かれています。
 ・それに加え、他のメンバーの掘り下げもしっかりしていくので、「中学生の
  青春群像劇」としては見応えがあると思います。
  でもそれに尺をかけすぎというか、{netabare}ヤヤが入部するのが5話の終わり
  (それに6話でバンドの解散騒動があり、7話でもまだグダグダ引っ張るw)
  真智に至っては10話の頭からようやく部員として始動という、{/netabare}「よさこい部」
  としての活動のテンポがかなり悪いです。
 ・しかも
  {netabare}・夏の「花彩よさこい祭」前に出場したイベントで曲を入れたCDを忘れた!
  ・「花彩よさこい祭」の申し込み忘れてた!しかも期限切れてる!!
  ・以下特大ネタバレ
   {netabare}最後の「花彩よさこい祭」前にハナの家族が和解して帰国するとかwww{/netabare}{/netabare}
  メンバーの掘り下げも相まって、ともかくアクシデントや家庭事情頼みで話
  を盛り上げようというのが多すぎで、終始バタバタしてる印象が強く、落ち
  着いて視聴できないって感じなんですよね。
  「この美術部には問題がある!」違ったw「このよさこい部には問題がある!」
  って位にお前ら何やってんだよっとw

・肝心のよさこいの魅力がほとんど伝わらない
 ・第1話のハナとなるの幻想的な出会いから、2話のなるが初めて「鳴子」を鳴
  らすシーンまでは本当に素晴らしく期待大でしたが、そこから部員集めのテ
  ンポの悪さから始まり、よさこいとしての見せ場が少なすぎる!!
 {netabare}・しかもメインの夏の「花彩よさこい祭」も、ハナの帰国騒動で興を削がれた
  上に、作画の手間を省きたいのか、5人のそろい踏みもほんの少しだとか…
  いや作中一番力を入れなきゃいけないところでこれでは、なんのためにこの
  作品をここまで視聴してきたのかって感じですね。
  (ここはフルでしっかりみせて欲しかった・・・){/netabare}

同じ「きらら系」でも「けいおん」が女子高生の緩い日常とバンドのかっこよさ
の両輪をしっかり描いて超人気作になったのに対し、本作は
・中学生の青春群像劇を少しシリアスに描きすぎた(尺も取り過ぎ)。
・キャラデザとか秀逸なのに、もう少し緩さがあってもよかったのでは?!
・肝心のよさこいにもっと尺と作画を費やせよ!!(作画自体の質はいい)
という、個人的にはちょっと残念な結果に終わったかなという印象ですね。
いろいろとポテンシャルは高いと思うので、もっとよさこいを面白く魅せること
に注力していれば・・・
(物語としてよさこいである必要性がかなり薄かったかなっと)
まあ原作者が描きたかったものは、そういう方向性じゃなかったのかも。
(私が期待してたものとは、方向性が合わなかったのかな)
OPは本当に素晴らしいので、そこは本当に一度観て欲しいなっと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

よさこい

ガールミーツガールとよさこい。
凄まじく内気な少女なるがアメリカからよさこいを踊りたいとやってきたハナと出会ってというお話し。

それぞれのキャラクターの心情に焦点を当てて、葛藤ありつつも仲間集めするというありきたり?な展開ではあるが、普通に楽しめる作品だった。
嫉妬(ツンデレ?)やファザコン、姉妹葛藤などなど。

個人的には海坊主とさり先生がもう夫婦みたいでこれからどうなるんだろうとわくわくしながら見ていたが、これは物語の主題ではないので、ちと残念。いい具合に釣られているのがツボ。

あとWUGのメンバーが少し出ているのは少し嬉しかった。
彼女達は最近どうしているかなあ?僕が知らないだけだろうけど。


OP
花ハ踊レヤいろはにほ チーム“ハナヤマタ”[関谷なる(上田麗奈)、笹目ヤヤ(奥野香耶)、ハナ・N・フォンテーンスタンド(田中美海)、西御門多美(大坪由佳)、常盤真智(沼倉愛美)]
ED
花雪 smileY inc.
12話のみチーム“ハナヤマタ”ver.
挿入歌
コドクシグナル Need Cool Qualityという笹目ヤヤが所属するアマチュアバンドが演奏する曲
よさこいの楽曲は
ココロフルサト、しなと屋正調、夏月半簾風、ちょんまげ、愛音というタイトルの楽曲らしい。
OPのぱーっとぱーっと晴れやかにが印象的。合いの手含めてなんだか可愛い楽曲。
ED歌うのはsmileY inc.(スマイリー)という音楽ユニットらしい。大坪由佳と、VOCALOIDを用いるクリエーターのゆうゆからなるようだ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
フツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」花々しい少女たちの物語が今、幕を開ける。


1. シャル・ウィ・ダンス?
なんだって普通の中学2年生・関谷なるは、ある夜月光の下に和装で舞う金髪の少女ハナに出逢う。それはなるが『よさこい』という非日常の世界に触れた瞬間だった。なるは戸惑いながらも、「私も輝きたい」と新たな第一歩を踏み出す。

2. ジェラシー・ローズ
なるとハナは学校の皆がどうしたらよさこいに興味を持ってくれるか話し合いをする。急接近する二人の仲がおもしろくないなるの同級生ヤヤ。ちょっとしたすれ違いをきっかけに喧嘩を始めてしまうなるとヤヤだったが...

3. ガールズ・スタイル
よさこいショップ「勝」を訪れたなるとハナは、夏に開催される「花彩よさこい祭」のことを知る。よさこい部で出場しようと意気込むハナ。しかし部を結成するには最低でも4人が必要だという。部員集めのパフォーマンスを学校で繰り広げるハナに、ヤヤは...

4. プリンセス・プリンセス
生徒会長・マチに屋上の使用禁止を言い渡されたなる達。しかしなるの幼馴染で生徒会副会長のタミは、他の活動場所が見つかるまでの間は取り計らうと約束する。大和撫子然としたタミに、よさこいを一緒にしようと誘うハナ。タミは...

5. ファースト・ステップ
タミとヤヤの加入で、ついに部員が4人揃ったよさこい部。夏に開催される「花彩よさこい祭」のステージで踊ることを目標に活動をスタートする。しかしまだ本物のよさこいに触れたことのないなる達は、タミの提案で「湘南よさこい祭り」に行くことに。

6. トライ・トライ・トライ
花彩よさこい祭に向けて準備を進めるなる達。シンボルマークに、衣装に、振付、音楽...。そんな中、ハナが見つけてきたのはデパートでのステージイベント。よさこい部での出場を計画するも、課外活動の許可を出すには2つの条件をクリアするようにとサリー先生に言われてしまい...!?

7. ガール・アイデンティティー
デパートのステージイベントも近づく中、なんだか元気のないヤヤ。どうやら先日のバンドオーディションが関係しているようで...?理由を話そうとしないヤヤを気遣い、力になろうとするなる達だけど、そんななる達にヤヤは思わず感情をぶつけてしまう。

8. ミッション・イベント
ヤヤの正式加入で名実ともに4人揃ったよさこい部。デパートのイベントに向けて振付や音楽の準備が進むが、よりによってイベント当日、音楽が収録されたCDを忘れてきてしまう。「妹に頼む」と言うサリー先生が呼んだのはなんと生徒会長のマチだった。そして初めてのステージに...

9. シスター・コンプレックス
デパートでの失敗を乗り越え、花彩よさこい祭でこそ踊りを成功させようと決意を新たにしたよさこい部。そんな折、マチが「よさこい部はまだ正式に認められていない」という衝撃の事実を告げる。代理教員であるサリーは部の顧問になれないからだという。

10. オンセン・ガッシュク
マチの入部で5人になった由比浜学園中学よさこい部は、花彩よさこい祭に備えて箱根で温泉合宿をすることに。はしゃぐハナ達とは対照的に、入部からまだ日の浅いマチは、遅れを取り戻そうとハードな練習を強要してしまい...?よさこい部の合宿は楽しいだけでは終わらない!?

11. スマイル・イズ・フラワー
花彩よさこい祭まで、いよいよあと3週間!よさこい部の練習にも力が入る一方、ハナがなんだか浮かぬ顔。何か心配事があるのではないかと気遣うなる達。そして花彩よさこい祭で踊る音楽に歌入れを行ったその夜、ハナがなるのもとを訪れる。泣きじゃくる彼女が告げたその言葉とは...。

12. ハナヤマタ
ついに迎えた花彩よさこい祭当日。ハナがいなくなってしまったことで少し落ち込んでいたよさこい部を盛り立てたのはなるだった。ハナと初めて出会ったその場所で、なるは決意の表情で鳴子を鳴らす。そしてハナも...少女たちのひと夏の思いが結ぶ時。かわいく元気にハナヤマタ!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

厚さ1mmの花弁

【1話視聴後】
{netabare}
  今のところは定番ストーリーですが、まあ導入はこんなもんかと。
  肝心なのはこのあとなので、今のところは保留とします。

  ひとつ、言っておきたいこと。
  「アニメだからいいじゃん」
  これは大概好ましくないお約束なので、そこに甘えて欲しくはないですね。
  ゲームなんかのソレとは違って、視聴者側にメリットがありませんから。
  そういう動きをさせたいならそれに見合ったキャラ設定にするのが妥当だと思いますよ。

  全体の印象としては悪くはないかな。
  作り手の想いも伝わってきますし、変に奇抜なストーリーになっているわけでもないので、
  主人公含め伸びしろは十分にありそうです。
  今期見るものないという理由も掛けあわせて、期待値盛ってみます。
  まあちょっと浮世離れしているのが気になるんですけどね。

  ああ、あと音楽いいですね。
{/netabare}
--------------------------------------------------------------------
【5話まで】
{netabare}
  ううん、思っていたよりも伸びが弱いですね。
  筋書きは王道で良いですけど、もう少しスパイス加えないとこのままズルズル行きそうです。

  あと肝心なところで動きがないのも気になりますね。
  よさこいシーンは謂わばこの作品にとっての華(名シーン)になるはずなので、
  もっと力を入れて欲しいです。
  1話のぶっとんだ動きはどこにいったのやら。
  その影響もあって大人しさが悪目立ちしている印象です。
  バランスが難しいとは思いますけど、要所での動きやストーリーの方はもっと暴れさせても良いのではないでしょうか。

  最後にひとつ。
  是非とも魅力的なライバルは登場させて欲しいです。
  おそらくそれだけで作品の質が数段上がるので。
{/netabare}
(2014.8.5)
--------------------------------------------------------------------
【10話まで】
  エピソード自体は悪くないと思うのですが、節々で脇の甘さが出てますね。
  例えば10話だと、
  {netabare}①大会への出場権獲得
  ②旅客こぞっての声援

  前者については、あまり良い解決法が思いつかないので言及しません。
  私的には出場見送りもアリだったとは思うんですけどね。
  後者については、敵役を配置するともう少し説得力が出たかも。
  部屋での練習時に、仲居さんの注意ではなく売れない作家系の客人が怒鳴り込み。
  外での練習時に、再度遭遇。すかさず撤退しようとするが、事無きを得る。
  理由としては個人練習するマチを見て自分と重ね感情移入したから、とか。
  「余所でやったら他の客に迷惑だろ」なんてツンデレ台詞言わせたり、
  もう一歩踏み込ませて後に大きな味方として登場させる、とかも面白そうですね。
{/netabare}
--------------------------------------------------------------------
【11話感想】
  とんだ勘違いしてました。てっきり24話構成かと。
  最終回の展開も明白なので、ひと足早くまとめちゃいます。

  まず構成。
  この手の作品では良く見るんですけど、承の薄さが著しいですね。
  ぶっちゃけ中身に当たる部分なので、ここに力が入っていないと転結で何をしても付け焼刃にしかなりません。
  こういう形の結にしたいなら、仲間集めではなく、仲間との思い出に時間を割かないと厚みに問題が生じやすいかと。
  尺的に厳しいのはわかりますが、理想としてはその時点で考える得る最大の山場を中盤に持ってくるぐらいの勢いが欲しいですね。
  山場を越える山場は、しっかり描いていれば自ずと出来上がるはずなので。(特にこういうストーリーは)

  次に題材。
  開拓する意志は良いと思います。ただ、なぜ〇〇が題材なのかがわからないのはNG。
  これは言い換えると題材を題材としていないことになるんですよね。
  設定と物語が剥離していたら、作品として歪なものになるのは至極当然かと。
  青春や友情、恋愛だけを描きたいなら普通の学生で十分。
  他に付け足したいなら、是非そちらをメインに据えて欲しいです。物語が動けば上記のものも勝手についてきます。
  往々にしてそれらを主体にしたものが薄っぺらく感じられるのは、そういう理由じゃないでしょうか。

  総評としては、題材以外はよくある作品。
  良く言えば言葉としては王道(表現としては庶民道)、悪く言えば量産型。
  なので平均点の☆3.5で。
  私的には、OP曲やそこへの入り(11話)、和風なイメージなど目を惹く部分もあったので、もっと頑張って欲しかったです。
  あとは最終話でどれだけ魅せられるか次第で、多少上下するかも。
(2014.9.16)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ページの先頭へ