サンライズでスペースコロニーなアニメOVAランキング 1

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77.7 1 サンライズでスペースコロニーなアニメランキング1位
機動戦士ガンダムUC/episode1 ユニコーンの日(OVA)

2010年3月12日
★★★★★ 4.1 (1023)
5220人が棚に入れました
第二次ネオ・ジオン抗争、別名「シャアの反乱」の終結によって地球圏には束の間の平穏が訪れた。
それから3年後、宇宙世紀0096年。工業コロニー「インダストリアル7」において、とある謀議が交わされようとしていた。政財界に絶大な影響力を持ち、地球連邦政府を影から操る ビスト財団が、「袖付き」と通称されるネオ・ジオン残党軍に『それが開かれる時には連邦政府が滅びる』と言われる「ラプラスの箱」を譲渡するという。
一方、コロニー内に設置されたアナハイム工専に通う少年バナージ・リンクスは、オードリー・バーンと名乗る謎めいた少女と出会う。新たな戦争の火種となり得る箱の取引を阻止するべく、たった一人で行動を起こした彼女を手助けするうちに、日常に“ずれ”ているような違和感を抱いていたバナージは次第にオードリーに惹かれていく…。
ネタバレ

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宇宙世紀物に一つの幕を

福井晴敏さんによるガンダムの小説作品を映像化した作品です。
「逆襲のシャア」の約3年後の世界が描かれます。
2010年から2014年までの間に全7巻でOVAが制作されました。
2007年小説連載開始からOVA完結までの7年半は非常に長い時間だったように思います。


OVAは劇場の先行上映と同時に動画サイトでの有料公開。
公開初日の劇場限定BD先行販売など、ガンダムとしては
はじめてのビジネスを色々とやっています。
元来ガノタだった私などはだいぶ搾り取られました。
3月上旬の早朝にBD購入のために並ぶ劇場前の寒いこと…。


さて本編ですが、小説既読の方が視聴する場合は消化不良や
小説と異なるイメージを持たれるといったことが多く発生する作品になると思います。
ある意味はじめて原作(※)の物語と戦ったガンダム作品ではないでしょうか。
(※ここで言う原作は「富野監督のガンダム」ではなく、小説版としてください。)

ジンネマンとリディの描写はとても人間臭く最後まで見応えがあるのですが、
全体としては小説の頃に感じた10代から20代の多感な若者と
子を持つ親くらいの世代の大人の描き分けや、
立場や境遇の違いに隔てられた人々の軋轢と和解などが
途中から薄れてしまった印象があります。

また、OVA中盤から登場するMSが小説の描写より大幅に増えます。
そのあたりはバンダイの希望なのでしょうが、プラモデルが好きな私でも
4巻だけならともかく5巻以降も懐かしい、珍しいMSの活躍が多数描かれたことには辟易し
「MSV(モビルスーツバリエーション)かビルドファイターズでやって」と呻きました。
そうしたMSの戦闘シーンで変に頑張ってしまったためか、終盤の戦闘は好みが分かれます。
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上記の理由で以前視聴中に投稿したレビューほどには
このアニメをお奨めしようという気持ちは薄れてしまいましたが、
それでも長年ガンダムを好きだった私にとっては観て良かったアニメでした。
これから宇宙世紀のはるか未来の物語として「Gのレコンギスタ」が、
別の設定の宇宙世紀物である「THE ORIGIN」がそれぞれアニメとして展開されていきますが、
ファーストからある程度、世界観を共有してきたガンダムは一旦これで幕が下りたような気がします。
そんなわけで宇宙世紀ガンダムが好きな方には気が向いたときに
一度観てみても損はないのではないでしょうかと提案をしてみます。






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↓2011/11/13時点のレビュー↓
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投稿 : 2025/02/22
♥ : 30

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

クオリティはさすが(視聴中)

小説原作。原作未読。
宇宙世紀シリーズ最新作。
全6話予定で現在3話まで放映済。

逆襲のシャアから3年後の話。
宇宙世紀シリーズファンとしては待ちに待った新作。

現在3話までだが、安心のクオリティ。
久しぶりに新作ガンダムの世界に触れて
個人的には非常に満足である。

ただし、ガンダムを観ていない方にとってはちょっと敷居が高いか。
内容についていけないかもしれない。

この秋放映予定のepisode4「重力の井戸の底で」には、
ついに元ホワイトベース艦長のブライト・ノアが登場!? 
そうなると、故・鈴置洋孝氏が担当していた
ブライト・ノアの声は誰になるのか。

声優さんはすでに決定しているようで、
いったい誰になったのか、
ガンダムファンとしては期待と不安で渦巻いている。
しかし、きっとまた数々の名セリフをきっと聞かせてくれるだろう。

はやく続きが観たくて仕方ない。
6話まで到達するのはいつの日か・・・

投稿 : 2025/02/22
♥ : 12
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

個人的には《宇宙世紀シリーズ》全体へのマイナスイメージを、かなり救った作品となりました。

※episode1~7全部含めたレビューです。

◆総評

1.(主人公)ネタバレレビューを読む
2.(ヒロイン)ネタバレレビューを読む
3.(敵役)ネタバレレビューを読む

・・・ということで、戦闘シーンの見事さと相まって、個人的にはそれまで何とか我慢して視聴し続けてきた《宇宙世紀シリーズ》全体へのマイナス評価を、かなりの程度思い直す結果となりました。


◆制作情報
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◆視聴メモ
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◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※「逆襲のシャア」から3年後(宇宙世紀0096年)の物語

========= 機動戦士ガンダムUC (OVA) (2010年3月-2014年6月) =========

episode 1 ユニコーンの日 ★ ネタバレレビューを読む (2010年2月) ※約58分
episode 2 赤い彗星 ★★★ ネタバレレビューを読む  (2010年10月) ※約59分
episode 3 ラプラスの亡霊 ★★ ネタバレレビューを読む  (2011年3月) ※約59分
episode 4 重力の井戸の底で ★★★ ネタバレレビューを読む (2011年11月) ※約60分
episode 5 黒いユニコーン ★★ ネタバレレビューを読む (2012年5月) ※約54分
episode 6 宇宙(そら)と地球(ほし)と ★★ ネタバレレビューを読む (2013年3月) ※約59分
episode 7 虹の彼方に ★ ネタバレレビューを読む  (2014年5月) ※約90分
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★★★(神回)2、★★(優秀回)3、★(良回)2、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.5 

※総計439分=7時間19分≒18.5話(1クール半)に相当

投稿 : 2025/02/22
♥ : 16
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