ココ吉 さんの感想・評価
4.4
まったく、ワグナリアは最高だぜ♪ヽ(´▽`)/
原作未読★全13話★
あにこれユーザーの方に
オススメして頂いた作品。
北海道某所にあるファミレス「ワグナリア」
店長から人材不足を補う為に新人バイト探し
を命じられたぽぷらに主人公,宗太がスカウト
されてバイトを始める所から物語はスタート。
視聴当初は正直,それほど期待して
なかった作品でしたが,観ている内に
出るわ出るわ個性の塊がw
クセの強いキャラとそのキャラへの
スポットの当て方が非常に上手い
ストーリー構成です。
何でもないような話でも色々なキャラ同士
を噛み合わせる事でいくらでも話を面白く
できるし,いくらでも話を膨らませる事が
可能な不思議な作品ですね♪
そんな色モノ…もとい、
魅力的なキャラが揃っているこの作品で
お気に入りのキャラは…
女性部門は『山田 葵』
ワグナリアのトラブルメーカーな彼女の
ウザ可愛さは気づけばクセになってましたw
山田カワイイョ山田(*´ω`*)♪
男性部門は『佐藤 潤』
ぶっきらぼうに見えて,実は気配り上手な
ナイスガイ♪(僕の目指す男性像に近いw)
少しシャイ過ぎる一面があるのでついつい
応援したくなっちゃうキャラです。
◆全体を通しての感想◆
主にファミレスが舞台なので急展開は特に
ありませんが,良い意味で日常系アニメの
お手本といった感じで欠点らしい欠点が
見当たらない万人受けする作品では
ないでしょうか。
淡いラブコメ要素も物語を盛り上げる
心地よいエッセンスになってますね。
最初の1話,2話を観たぐらいでは作品の
魅力に気づかなくても観続けているうちに
世界観にどっぷり引きずり込まれている
自分に気づきました♪
漫画原作,ラノベ原作が多くを占める
深夜アニメ枠で3期までコマを進める事が
できるのは100作品中の内,1作品あるか
ないかと言われている昨今で既に3期まで
決まっている人気作品なのも納得できます。
作画も全話を通して安定していました。
激しい動きは特にない作品ですが,
最終話冒頭の鏡に映るまひるちゃんの
ぬるぬる動く作画は目を見張るモノが
あり,とても印象に残ってます。
流石は作画に定評のある
A-1Pictures制作。
個人的に主人公が働く系の作品は
ハズレが少ないような気がします。
また一つ,お気に入り作品に巡り会えて
嬉しく思いました(*´ω`*)♪
この調子で2期も楽しめそうです。
◆OP曲
「SOMEONE ELSE」
この作品のオープニングに
相応しいPOPで可愛らしい曲。
ヒロイン3人の元気な歌声がとても良い♪
作曲編曲は,やっぱり神前暁さんですね。
この人はもう天才!
◆ED曲
「ハートのエッジに挑もう
Go to Heart Edge」
エンディングはオープニングと
打って変わって男性キャラ3人による
爽やかでカッコ良い曲調に仕上がってます♪
◆最後に妄想ss◆
※ここからは完ッ全に個人的な
思い出話&妄想話なので興味が
ある方のみ見ていって下さいね。
{netabare}
この作品を観ていたら学生時代に友人と
夏休み限定「ガスト」でアルバイトをして
いた事を思い出しました。
飲食店のアルバイトを経験された事のある
方なら気持ちを共有できるかと思いますが,
見た目に反して仕事内容はキツイですよね。
ファミレスもまた然り(~O~;)
立ちっぱなしで足はパンパンになるし,
嫌なお客さんも当然ながらいますしね。
そんな思い出も今となっては良い思い出
だったのかなと,しみじみ過去の自分を
振り返っていると突然…
僕の妄想スイッチが発動しちゃいましたw
妄想タイトルは…ズバリ!
『学生時代に戻り,ワグナリアで夏休み限定
のアルバイトをする事が可能であれば』
さぁさぁ,みなさんだったらどうしますか?
ファンなら涎モノの夢チケットですよね?
僕の答えは…当然YES!!
てなわけで,履歴書持参でレッツ妄想スタート♪
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7月21日 面接日当日
夏真っ盛りの気温とセミの鳴き声をかき分けて
ワグナリアの店の前にたどり着いた僕。
ふと,腕時計に目をやると針は14時40分を
指し示している。
「フッ,時間通りだな」
約束の15時には少しばかり早い気がするが
時間ギリギリに着くよりかは幾分マシだろう。
ここで,これから始まる面接ゆえに
高鳴る鼓動を隠しきれてない自分に気づく。
「やはり,少し緊張しているのだろうか?」
額に滲む汗を手でぬぐい,呼吸を整えてから…
いざ、入店!
自動ドアが開くと同時に冷房の風が頬を撫でて
くれて,とても気持ちが良い。
お昼時が済んだ店内の客足はまばらのようだ。
さりげなく店内を観察していると,一人の
ウェイトレスがこちら側にかけよってきた。
『いらっしゃいませ♪ワグナリアへようこそ♪
お客様はお一人様でしょうか?』
名札に「種島」と表記されたこの女のコ…
満面の笑みである。
さっきより高鳴る鼓動…。
ヤ、ヤバイ…惚れそうだ…。
僕『あっ,いえ!今日の15時にアルバイトの
面接の約束をしているココ吉と申します。
店長の白藤様はいらっしゃいますでしょうか?』
ぽぷら『面接の方ですね♪店長から伺っております。
只今,呼んできますので少々お待ち下さいませ』
フゥ……
生で見ると破壊力バツグンだったな…。
でもどうだ?
一瞬だけ目の前の小っこ可愛い生き物に動揺は
したものの,すぐさまいつものCOOLかつHOTな
フェイスを取り戻し,乗りきってやったぜ。
ちなみに僕自身は相手側の事を知っていて,
相手側は初対面,そして僕の素性がバレたら
現実世界に強制送還という設定なのである。
「後付け設定,乙~ww」なんて声が聞こえて
きそうだが,構わずに先に進める。
数分後。
店長『お前がバイト希望のココ吉か?入れ!』
僕『は、はい!よろしくお願いします!』
店長室に通される直前に「轟」と表記された
名札を付けている女性と出くわした。
そう,チーフアルバイターの八千代さんである。
お腰の刀からはアニメで見るより禍々しい
オーラを放ってはいるものの表情はニコニコ顔で
とっても優しそうだ。
心の中で「線目キャラ=只者じゃないって
のはアニメ界の常識だよね♪」なんて思い
ながら軽く会釈を交わす僕。
表情はあくまでもCOOL。
そんなこんなで店長室に入室し
白藤店長と向かい合い面接開始。
面接が始まってもパフェをもぐもぐ
食べてらっしゃる,この店長…。
相変わらずである。
僕『あの,コレ。履歴書と…
つまらないものですが
お菓子の詰め合わせです!』
店長『よし,採用!』
僕『えぇ!もうですか?
ありがとうございまぁす♪』
と言いつつ、心の中では
「この女、堕ちた♪事前情報でこの店長に
菓子折を渡しときゃ,採用間違いなしって
バレてんですよw やっぱ世の中,情報が命!
チョロイぜ♪」と
思ってはいたが,表情はあくまでCOOL。
店長『あっ,でもお前,履歴書に厨房希望って
書いてあるけどホールに回ってもらうからな』
僕『…ッ!?…今、何と仰いましたか?』
タカをくくっていた矢先、不穏な一言を
言い放つ店長。
店長『だぁ~か~らッ!ホール担当だっての!
今、厨房よりホールの方が人、足りてねぇの』
僕『でも僕、どうしても厨房やりたいんです…』
履歴書に「厨房希望!」と書いたのは
もちろん伊波まひる対策である。
ボコデレ属性の彼女の面倒は小鳥遊君以外に
適任者がいないし、正直やりたくない…。
店長『自分の意見を通したきゃ、あと菓子折二つは
必要だったな!良い勉強になっただろ?』
そう言えば…,山田がバイトに入った時に
店長に菓子折三つ渡してたっけなぁ…。
店長『んじゃ、明日からよろしくなぁ~。
あ、あと言い忘れてたけど,ホールに男ギライ
の奴がいるから接し方は自分で考えとけよぉ~』
えぇ,知ってますョ…。
まひるちゃんでしょ…。
フゥ……誰だ?
情報が命なんて言ってたヤツは!?
リサーチ不足も甚だしいじゃないか!?
この時,既にCOOLかつHOTなフェイスが
すっかり崩れていた自分に気がつく。
妄想とは言え、夢のチケットを無駄にする
選択肢は僕にはない。
とりあえず…
帰りにでも防御用マウスピースと
救急箱セットを買っておかないとだな…。
どうやら今年の僕の夏休みは熱くなりそうだ。
つづく
{/netabare}