ゲーム原作で秋葉原なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のゲーム原作で秋葉原な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月28日の時点で一番のゲーム原作で秋葉原なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.6 1 ゲーム原作で秋葉原なアニメランキング1位
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★★ 4.4 (16725)
50974人が棚に入れました
舞台は「ニュージェネレーションの狂気」による渋谷崩壊から1年後の秋葉原。秋葉原を拠点とする総勢3人の小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーで、厨二病から抜け出せない大学生の岡部倫太郎はサークル仲間と日々ヘンテコな発明を繰り返していた。2010年7月28日、岡部は単位取得のため同期にして友人の橋田至と共に向かった講義会場で、弱冠18歳でアメリカの科学誌に学術論文が掲載された天才少女、牧瀬紅莉栖と出会う。しかし、彼はその数時間前にラジオ会館の8階奥で大量の血溜まりの中に倒れる彼女を見ていた。そしてそれを橋田へ報告した携帯メールは、何故かその1週間前の日付で受信されていた。その直後、ラジオ会館ビル屋上に人工衛星らしきものが墜落しており周辺が警察によって封鎖されていたことに気付く。検証の結果、発明品の一つである電話レンジ(仮)が偶然にも携帯メールを過去へと送るタイムマシンとしての機能を備えていたことが判明する。そしてその偶然が全世界の未来を左右する出来事になると、世紀の大発明に浮かれていた「この時の」岡部自身は知る由もなかった……。

声優・キャラクター
宮野真守、今井麻美、花澤香菜、関智一、田村ゆかり、桃井はるこ、小林ゆう、後藤沙緒里、てらそままさき、山本彩乃、小形満
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

序盤の退屈な厨二押しを耐えれるかが肝(86点)

全24話。
タイムリープを題材にしたゲーム原作のアニメ。

個人的満足点:86点
アニメ系統:タイムリープSF(厨二病全開)

私自信はゲーム未プレイである。
ゲームの評価はかなり高いようだが、アニメはどうかなと期待値が高めで視聴を始めた。

序盤、ほとんど意味が分からず正直これ面白いのかって感じで始まった。
主人公の岡部も厨二病でちょっとついていけない、そんな印象が最初だった。

それでも3話ぐらいで「ほんの少し」だが物語りが見えてくる。
そして、厨二病設定にも慣れ、また周りのキャラの2chスラングを多用した会話に面白みも出てくる。

そして徐々に物語は加速する。
タイムリープものらしく、物語が複雑にからみあってくる。
中盤からの加速は止められない。
最後まで数々の鳥肌物の展開が繰り広げられる。

今となっては、よくぞ3話で首の皮一枚
繋がってくれたと思わずにはいられない。
あそこで一歩間違えば切っていたかもしれない。

また、2周目視聴時にも驚かされた。
序盤意味不明だった物がすっきりしてくる。
その上、伏線の張り方が尋常じゃない。
序盤の関係ないと思っていたシーンが伏線になっていて驚いた。

OP曲ED曲も作品にマッチしていると感じる。
歌詞もじっくり味わって欲しい。
きっと別の衝撃を受けるはずである。

キャラデザは個人的にはあまり好みでは無いのだが、それでも、そんなことは気にならなくなる。

原作のゲームも機会があればプレイしてみたい。
それほどまでにこのアニメには魅力があったといえる。
聞いた話だがゲームの方がよりいいという話である。

総じると、キャラデザと物語の序盤の意味不明さ、そして、主人公の厨二病全開のキャラ設定。
周りのキャラの電波とかオタとかの設定。
かなり観る人を選ぶ作りにはなっているものの8話ぐらいまで観ていただければ、この作品にはまれるのではないかと思う。
逆に言えば8話ぐらいまで観ても面白さを感じなければ、この作品は合わないのではないかと思う。
個人的にはかなりお勧めの作品である。
是非1度ご覧いただきたい。

また、映画化も決まったようでそちらにも注目したい。


と、まあ色々書いてきたが
つまり何が言いたいかというと

偽ニュー特選隊の隊員達よ!
ゲームをプレイして「貧乳は正義」のルカコEDを目指そうじゃないか!


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以下、毎話後の報告書だ。
機関のエージェントの仕業により
ネタバレが含まれている可能性がある。
未視聴の諸君はスルーすることお勧めする。

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{netabare}
1話視聴。
プロローグというだけあって、まだまだなぞだらけ。
まだ、なんともいえない。
しばらく様子見。

2話視聴。
いきなり名言「ばかなの、死ぬの」(笑)
そんなことはさておき、
相変わらずよくわからない内容。
次週ぐらいで少しは分かってくるのかな。
もうちょい様子見。

3話視聴。
ジョジョネタキター。
そんなことはさておき、
少し話がつながってきた。
ちょっと面白くなってきたかな。
そしてなかなかの引き。
今週、何も無かったら
切っていたところだが次週に期待。

7話視聴。
4話以降だんだん面白くなってきた。
なかなか深い話になってきた。
少しずつタイムマシーンの謎も解けてきた。
タイムマシーン自分も欲しいです。
Dメールがあればあんなことやこんなこともw
これから楽しみ。

やっと8話視聴。
盛り上がってきた。
最初のころのダレぶりはどこへいったのやら。
もう目が放せなくなってきた。
連続で9話も行ってくる。

9話視聴。
相変わらず色々なパロが豊富で笑える。
まあ、そんなことは置いておいて
話しが色々複雑に絡みあってきた。
最後鳥肌たった!
来週も楽しみ。

10話視聴。
貧ニューは正義!
ええ、そうですとも!
そんなことはさておき、
クリス可愛かった・・・
いやそんなことが言いたいんじゃない。
来週よ、早く来い。

11話視聴。
クリスもともと好みでは無いが
なんか可愛く見えてきた。色々な意味でw
ストーリーもまた、さらなる深みへ展開。
wktkが止まらない。
現在のところ
今期1番続きの気になるアニメに浮上。

そしてこいつも勘違いしていた。
全24話とは。
今期のアニメで上位陣が2クール物とは
夏が大変だ。

12話視聴。
丁度半分となった今回。
クリス可愛い。
やっぱ俺ってツンデレ好きなのかね?
そんなことはおいておいて
物語はかなり大きく動いた。
ドキドキハラハラの展開。
えっ?!
ええええええええええええええええええ
なんだよこれ!!!!!!!!!!!
ちょ来週はまだか!

13話視聴。
手に汗握る展開。
ネタバレなしでの感想は無理だわこれは。
もう皆も観てくれとしか言えない。
ひとこと、まゆしーーーーーーーーーーーーー。

14話視聴。
クリス可愛いよクリス。
頬を赤らめるのがまたいいよね。
重要なのはそんなことじゃない。
物語の加速が止まらない。
岡部、無茶しやがって。
ぐっと核心に迫ってきた。
とある人物の核心にも。
ええい、来週はまだか!

15話視聴。
ドラゴンボールなクリスwwww
そんなことは置いておいて、
今回は未来のことが語られた。
これでかなり話の謎が解明されてきた。
セルン恐るべし。
IBN5100の重要性。
バイト戦士の目的も。
そして、岡部カッコイイ。
最近、厨二の岡部が何かカッコイイんだがw
来週も楽しみ。(くそっ1週間なげええw)

16話視聴。
ダル回。
かすかに予想はしていたが、そうきたかw
しかし、ちょっと整理しないと時間軸が難しくなってきた。
1度表にでも書いて整理したいところだ。
そして、バイト戦士・・・
うおおおおおおおおおおおおおお
切ない切ない。
まゆしーーーーーー
さてこの先どうなるのだろう。

17話視聴。
先週からもしかしてと思ったがまだだめだった。
しかし、何かが変わりつつあるようだ。
今週はフェイリス回。
フェイリスがあの時送ったメールの真相が。
そしてIBN5100はいったい。
何か始めはどうでもいいような設定に感じたものも
色々関係していそうな気がしてきた。

18話視聴。
今回はるか子回。
ここ最近シリアスな話で来たが
今回少し笑いをからめていた。
オペレーションヴァルキリアでの
岡部のたどたどしさが笑えた。
そして、切なさを感じる。
そんな、回であった。
いよいよ終盤、楽しみで仕方ない。

19話視聴。
シャイニングフィンガー回。
結構あっさり行くのかと思ったら
なかなか手ごわい。
さて、どうなるのやら。
IBN5100はどうなるのか。
最後はどんな閉めへもっていくのか。

20話視聴。
FBの正体がまさか!
とんでも展開にちょっと引いた。
そして、あああああああああ!!!
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
そうだった、そうだった!
なんてこったい。
どうするんだ、岡部。

21話視聴。
α世界戦もβ世界戦もダメならγ世界戦にでも行くしかねえんじゃねえのか?
問題はどうやっていくかだが。
残すところ3話となったが、もう2盛り上がりぐらいするのではと勝手に想像している。
さあ、どうやって風呂敷たたんでくるのか楽しみだ。

22話視聴。
ちょいと個人的には疑問の残る22話だったが、
つまりは
クリーーーーーーーーーーースな回だった。
クリス・・・・あああああクリス・・・・・
残り2話。
もう終わっちまうのか・・・・

23話視聴。
うおおおおおおおおおお
最後の「特に意味はない」にぶるった。
いよいよクライマックス。
狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真!
がんばれ、岡部。

24話(最終話)視聴。
最終話はおおよそ、予想通りの展開だった。
まあ、丁度いい落としどころだったかな。
しかし、最終話まで毎話毎話衝撃をあたえてくれてよかった。
時間が出来たら1話から見直したい。
特に序盤をもう1度観ると色々な伏線が転がっていそう。

ところで、ダルの嫁は誰なんだよ。
気になるじゃねえかw

そして、映画も気になる。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 226

~ひよこ道~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

『エル・プサイ・コングルゥ』

「ああ、俺だ。ついにSteins;Gateの最終回がきてしまったよ。なに!?劇場版だと?フッ・・・いいだろう。それがシュタインズゲートの選択だというのならばな。エル・プサイ・コングルゥ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さあ、ついに来ました最終回!

最高の盛り上がりからの最終回!

感想とかもういわずもがな良かったよ。よく30分でまとめられたねw詰め込んで詰め込んで・・・な感じで少々急ぎ気味だったけど良くまとめられたと思うよ。

EDも原作の曲使ってて個人的にめっちゃ嬉しかったしwあの曲大好きなんだよねw

なんかまたゲームやりたくなってきたなあ・・・。時間できたらもう一周しようっと。

そしてまさかの劇場版!これはもう見るっきゃない!それがシュタインズゲートの選択だ!

それではシュタゲレビューはこれにて終了!
劇場版のレビューを書ける日が来るのを心から楽しみにしています。
それではみなさん、最後に例の合言葉で!


『エル・プサイ・コングルゥ』

投稿 : 2024/11/23
♥ : 65

うい さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

史上最高の厨二病

史上最高って言葉使っちゃうあたりがもう厨二病でしょうか笑

まず、ざっとキャラクター紹介
主人公は*狂気のマッドサイエンティスト*を自称する岡部倫太郎。
まあ、大学生にもなってどうこじれたらこうなるのかってぐらい厨二病ですね笑
厨二病系主人公のアニメは嫌いだって方は合わないと思いますが..がよく出てくるような俺ってカッコいいみたいなそこらへんの厨二病とは違います。

ちなみに声優は宮野真守さんという方です。正直、声優は今まで気にしたことはなかったのですが、この方はすごいなー感じました。

それから幼馴染の椎名まゆり、愛称は『まゆしぃ』
口癖は『トゥットゥルー』でとってもかわいい女の子
こんな幼馴染が欲しい!!観ているだけで癒されます。

さらに、友人の橋田至、ニックネームは『ダル』で見るからにオタクそのまま。

そして、外せないのが牧瀬紅莉栖。
呼び方は『助手』とか『クリスティーナ』とか。
性格を分類すれば一応ツンデレに属するかな?
でも、そこらのツンツンツン...デレ☆
みたいな安易なツンデレではありません。クリス史上最高のデレが見れる回は神回と言っても過言ではありません。

その他にも魅力的なキャラクターがたくさん登場します。

これだけを読むとただのキャラアニメっぽいですが、紹介の仕方が悪いだけでまったく違います!!
話はタイムリープ?タイムトラベル?(違いがイマイチ分かっていません)モノであらすじにあるとおりタイムマシン機能を備えた電子レンジを発明することで、未来が大きく左右される...そんなお話です。
伏線がたくさん張り巡らされていて、正直一度見ただけじゃまだ理解しきれてない気がします。

自分はこういう設定が好きなので気になりませんでしたが、難しげな用語とか出てくることもあるので、見てて微妙かなって思った方は6~8話ぐらいまではとりあえず見てみて下さい!
後半が怒涛の展開なので(^O^)

ネタばれしててもおもしろいアニメもありますが、STEINS;GATEに関してはシナリオが肝だと思うので、ネタばれにならないように注意してかくとうまく書けないのですが、鳥肌が立つような回がいくつもありました。

合う人も合わない人もいると思いますが、個人的には超おススメ作品です。最初はツンデレ見たさでも、音楽からでもいいので、ぜひ観てみて下さい!!

ちなみにOPは「Hacking to the Gate」でいとうかなこさんが歌っています。後半はOP見るだけ鳥肌モノです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 99

95.0 2 ゲーム原作で秋葉原なアニメランキング2位
STEINS;GATE 0 [シュタインズ・ゲート・ゼロ](TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1488)
7471人が棚に入れました
いくつもの世界線を巡り、様々な可能性を“なかったこと”にしながら、大切な人たちを守ろうと足掻き続けてきた岡部。その果てに辿り着いたのは“紅莉栖とまゆりのどちらを見殺しにするか”という、ふたつの選択肢だった。苦悩と煩悶の末、岡部は「β世界線」――紅莉栖が自分以外のラボメンと出会わないまま死ぬという運命を選択する。
そして、紅莉栖の死から4ヶ月が経った。再び大学に通い始めた岡部は、真面目に授業に出席し、テニスサークルの合コンに参加するなど、平凡な日常に埋没していく。それでも心の傷は癒しきれず、ラボへ顔を出す機会も減っていった。β世界線上の未来からやってきた鈴羽は、第三次世界大戦が勃発する運命を変えようと岡部を説得。しかし、彼は「世界線の改変は、人間が手を出していい領域ではない」と、運命への介入を否定する。岡部の中で、いつしか白衣をまとったマッドサイエンティスト「鳳凰院凶真」の顔は失われていった。
そんな折、岡部は秋葉原でヴィクトル・コンドリア大のレスキネン教授が主催する、人工知能に関するセミナーに出席する。ふとしたことから、レスキネン教授の助手である比屋定真帆と知り合い、壇上に上がった彼女のスピーチを聴く岡部。その内容は、「人の記憶をデータ化して保存する」という、かつて紅莉栖が提唱した理論と同様のものだった。真帆やレスキネンのチームはその理論をさらに推し進め、人の記憶と感情、そして心を持つ人工知能「アマデウス」を構築していた。

声優・キャラクター
宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美、後藤沙緒里、小林ゆう、桃井はるこ、田村ゆかり、矢作紗友里、潘めぐみ、山本彩乃、本多真梨子、木野日菜、上田燿司、西村麻弥
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カリスマ創業者から引き継いだ二代目の苦悩

2018.10.12記


本編に先立ち2011年放送のシュタゲと改変23話を視聴済み。

本作(シュタゲゼロorゼロ)に先立っては、前作(シュタゲ)の視聴が必要条件になるかと思いますので、まだの方はそちらをどうぞ。
※以下、シュタゲのネタバレは隠してないので未視聴の方はご注意ください。


レビュータイトルの通りです。
期待値の高さゆえにその差分が評価に直結したことも多分にあったのかしら、と思わざるを得ない作品。面白いけど“もっとこいや~”的な視聴後の印象です。
細かいこと言うと、ゼロの物語は前作シュタゲで展開されてたものの描写が無かっただけとも捉えられるため、むしろゼロのほうが親じゃんとか、いや並行世界だから兄弟じゃんといった鶏と卵どっちが先だみたいなツッコミを入れられなくもないかと。


前作はラジ館での牧瀬紅莉栖の一件(2010年7月28日)から約1ヶ月くらいのやりとりを描いた物語、傑作の誉れ高いタイムリープものでした。
その時に視聴者に提示された世界線は3つ。

 α世界線:椎名まゆりを救えず世界はCERNに支配されてしまう
 β世界線:牧瀬紅莉栖を救えず第三次世界大戦になってしまう
 STEINS;GATE:シュタゲ視聴済みの方は・・・ね?

本作ゼロはそのうちβ世界線での物語。紅莉栖の死から約1年間くらいのやりとりを描いた物語となります。改変23話視聴推奨という理由がここにあります。タイムリープなので単純に「1ヶ月」「1年」がどうだということはないかもしれませんが、ゼロは1年間をかけて、良く言えば“じっくり”、悪く言えば“間延び”した、の両方が同居する展開だったかと思います。これは仕様上いたしかたないところで、前作との比較で評価を下げるとしたらこの点を挙げます。

{netabare} “限られた時間での岡部の苦悩と選択”

本シリーズの醍醐味は共通しており、シュタゲでは13話以降と2クールめまるまる使って比較的長めのハラハラ展開だったのに対し、ゼロでは19話以降とスパートが遅めでした。{/netabare}


物語はお世辞抜きで良く出来てます。伏線回収が完璧とは言えないまでも並の作品よりは面白い。いや、作画、声優の演技、劇半、演出はさすが期待作の名の通り、凡庸な作品が多い中で頭一つ抜けていたのは確かです。

ありがたかったのは、本作ゼロは前作を踏襲していること。ガラガラポンしたわけではないため、継続しての視聴者が戸惑うことはありません。前作を踏まえてのファンサービス的な展開も押さえてます。

{netabare}なかでもやっぱりいいよなぁこれ↓
・ダルと由希さんのラブストーリー
・鳳凰院凶真の復活
・ちょっとだけα世界線に戻っての生身紅莉栖との邂逅{/netabare}


ざっくり前作との関連は以上です。 ※どうしても前作と比較したくなっちゃうんですよ。それだけ愛されてる作品ですからね。
さて、本作に絞ると、最初から最後まで一貫した軸があります。逃れられざる宿命と言い換えてもよい。それは、

{netabare}『第三次世界大戦の勃発を防ぐために、おかりんよあの日へ戻れ!』{/netabare}

β世界戦からα世界線ではなくSTEINS;GATEを目指す道筋は見えている。(正確には行った先で考えろ!ということにはなるが・・・)あとは岡部の決断だけなのだが、私達は何度もタイムリープした岡部の苦悩と絶望を知っています。それは岡部と視聴者のみが共有する世界。作中の登場人物は知り得ません。

“ユー!さっさと戻って紅莉栖救っちゃいなよ”

それで解決しちゃうのですが、煮え切らない岡部に地団駄踏みたくなるか同情の念を寄せるかは人によるでしょう。私は後者です。
前半は本作の新キャラである{netabare}アマデウス紅莉栖、{/netabare}比屋定真帆、レスキネン教授、椎名かがりの登場と関係説明とそれにまつわるエピソードが多く、同時に適度に伏線が撒かれます。
既存キャラの中では、前作ではある種パターン化していたダルとまゆりあたりが{netabare}(なんとなくおかりんの苦悩と絶望を察し){/netabare}徐々に言動が変わっていくところが見どころ。これまでとは別の一面を見せ始め、それがしごく真っ当な変化だったりするので、うんうん頷きながらの視聴感を得られます。

つまり結末がある程度想定できる中でどう過程を魅せるかといったところでしょうか。またはそれを超える思いもよらない結末を用意するか。
最終的な結末は納得できたので、やはりその過程をどう捉えるか、ここは観てみて各々感じてみましょうね、になるんだろうと思います。
いずれにせよ前作シュタゲを面白く感じたのなら視聴は必須といって差し支えないでしょう。



■おまけ
{netabare}たぶん、最後紅莉栖を救えたと思うのだが、救えた世界線で彼女出てきてたっけ?白衣着た彼女が屋上で「おかべ」とか言って再会してたらわかってても泣いてたと思う。{/netabare}

{netabare}なんでかがりは紅莉栖と似てたんだろうね?説明はなかったと思う。びっくり展開を作れるとしたらここだったと思うのにもったいない。{/netabare}

{netabare}相変わらず私はバイト戦士が大好きだ{/netabare}



シュタゲ観た当初はあれほど鳳凰院凶真をウザったく思ってた私が、その鳳凰院凶真をこれほど切望してたとは知らなんだ。
{netabare}運命の瞬間「キターッ」と叫んだお{/netabare}

{netabare}そして、鳳凰院凶真復活からの最終盤はさすがシュタゲの怒涛の展開でした。お腹いっぱいです。{/netabare}



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2019.04.07追記
《配点を修正》


本放送後、無印をおさらいしたら思いの外良かったことを申し添えておく。
リアタイ時には『溜めて溜めてドーン!』(イメージねイメージ)の印象が、無印から間を開けずにゼロを視聴することで序盤中盤が意味を成してくる感覚を覚えました。
一気見が吉!な作品かもしれません。上方修正します。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 81
ネタバレ

ミュンヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

神に抗うラボメン達の執念のエピグラフ

終盤に怒涛の伏線回収をすることでおなじみあにこれでもアニメ評価総合1位と平成に生まれた最高のアニメシュタインズ・ゲートの続編です。

第1期の第23話の再放送(通称第23話β版)にてエンディングにたどり着けなかった岡部倫太郎の話。正当な第23話(通称第23話SG版)にて未来からムービーメールをしてくる2025年の岡部倫太郎の話です。

今作は第1期のような伏線回収していくみたいな話の構成が凄い!っていう感じではないです。どちらかというとキャラクターの魅力を最大限に引き出してる感じです。第1期が孤独の観測者ならこのゼロは皆で協力していくっていう岡部倫太郎以外のキャラクターの存在感というのがかなりあった作品です。第1期が好きだった人はゼロも楽しめるのではないかと思いますね。

シュタインズ・ゲートはタイムマシン・タイムリープマシン・Dメールなどといった時間を跳躍できるアイテムが登場しましたが今作出てくるのはアマデウスというAIです。それも人間に限りなく近いAIです。例えば人間は1週間前着た服装を正確に覚えてるかと言われたら忘れている事もありますよね?このアマデウスもそんな人間っぽさを残してるのが特徴です。アマデウスは人間の記憶をデジタルデータに変換する。つまり、生身の人間のAIを作る事が出来るわけです。そこで今回はシュタインズ・ゲートのヒロイン牧瀬紅莉栖がAIとして登場してきますがこのアマデウスの使われ方や危険性の描き方が流石科学アドベンチャー!という感じでなるほどなぁという感じです。

先程第1期は岡部倫太郎のもつリーディングシュタイナーの力もあってか岡部倫太郎が独りで奮闘するという印象の作品と言いましたがこのシュタインズ・ゲートゼロは話の終盤まで岡部倫太郎はそんなに活躍しない。どちらかというと他のラボメンの活躍が目立つシーンが多いですね。終盤で岡部倫太郎と共に見ているこっちも気付くのですが戦ってるのは岡部倫太郎1人ではない、ラボメン全員が協力してる事に気付くわけです。個人的な話になるのですが自分はこのアニメにおいてに嫌いなキャラクターというのがいないです。最初は個性が強すぎる人達の集まりなので好みはあったと思いますが第1期を見てそしてこのゼロを見ると誰も責めれない自分というのがいたんですよね。世界線を変えることを恐れる岡部倫太郎の気持ちも当然理解できるし未来を変えなきゃダメだという阿万音鈴羽の気持ちも分かる。鳳凰院凶真を待ってるダルやまゆりを中心とした他のラボメン、紅莉栖との差に劣等感を抱きつつもそれでも頑張ろうと進む比屋定真帆の気持ちも分かる。誰の立場になっても責めれないという点で自分はラボメンの皆が好きなのだと改めて思いました。

終盤は怒涛の展開でこの畳み掛けてくる感じがシュタインズ・ゲートっぽいなぁとしみじみ感じつつこの最高に愛してるキャラクターともうすぐ会えなくなるのかと思う寂しさがありました。それだけ自分にとってこのアニメが特別だったのだなと改めて思いました。
(自分の最初に見た深夜アニメがシュタインズ・ゲートなんです)

中盤少し中だるみがありましたが終盤の目まぐるしい展開がそれをカバー出来てたと思います。ゼロは序盤から勢いがあったのも良かったですね。

曲の使い方もよかったですね。シュタゲの曲はどれも意味があるのでその歌詞に合った曲が流れるのでテンション上がりましたね。過去の曲・新しい曲共に素晴らしかったです。

自分は原作のゲームの方をやってるのでアニメがゼロはじめての人と感想も違うと思いますがアニメ版の方がゼロは好きでした。


シュタインズ・ゲートをもう一度アニメで見れるというだけで自分は正直幸せでした。悲しいけど話だけど心が温まるラボメンの優しさがほんと愛せる。やっぱりこのアニメは自分にとって特別な存在なのだと改めて実感しました。放送前はゼロのアニメ化成功するだろうかという不安もありましたがほんとに愛を感じる作品でした。ありがとうございました。 点数97

以下ネタバレを含む見てる時の自分の気持ちです。大変見苦しいと思いますのでご注意を

{netabare}シュタゲゼロ…アニメ大丈夫かな〜ルート分岐どうするんだろう。真帆のこの大人です!のシーン可愛いなぁ。萌香はやっぱトラウマだよね…アマデウスきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!レスキネン教授好き。とってもいい敵役だし正体現すまでのおもしろキャラの時最高でした。リンターロ大好き。アマデウス紅莉栖!やっぱりオカリンは紅莉栖に向き合わないといけないのね…切ないわ…かがり!かがりはどうするか楽しみやな〜この紅莉栖と似てるとかどう見せてくるのか楽しみやな〜(そこはアニメで描かれなかった模様。知りたい人はゲーム版シュタインズ・ゲートゼロやりましょう!)オカリン…アマデウス紅莉栖にどっぷりやな…真帆ちゃんしっかり者ちゃんと言わないとね…!?!?リーディングシュタイナーか!?お!このシーン来たか!早いな!……夢オチかーーーーい!?(自衛隊に守られながら逃げるシーンはゲームでは実際の出来事として描かれます。そしてゲームでは最初の世界線の変動のシーンです。)ここアニメでやらんのか?マジ?まぁ…なくてもいいのか?(なくても良かった)巫女のまゆしぃと鈴羽とかがり可愛い。ダルと鈴羽のやり取りほっこりするなぁ…まゆしぃのかいちゅ~止まっちゃった~…は!?!?!?まゆり死ぬの!?やめろよぉぉぉぉぉ…ライダースーツ誰だ?かがりではないから…レイエスなのかな?ブラウンキターーー…ていうか強すぎやろwまゆり死ななくてよかった(原作ではまゆしぃのかいちゅ~の呪いの呪文は出てこなかった。めちゃくちゃ焦った。)リーディングシュタイナーきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁどこに分岐する?紅莉栖きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…あぁ…やっぱ紅莉栖なんだよなぁ…ダル…オカリンの気持ちも…いや、ダルからすればそうだよな…辛い…GPSかwクリスティーナらしいね。このツンデレ少女やはり可愛い。まゆりの墓…しんどい…あぁ…しんどい 紅莉栖ほんま好きや…流石正妻やで…ハイルナ…なんだこれ。私の事忘れなさいと言いつつキスするのか…ツンデレか!でも切ないね…ライアいいなぁ…あぁぁぁぁぁぁそこかァァァァァァァァァァァそこに繋がるかァァァァァやっぱシュタゲすげぇよ!!!天才かよ!…鈴羽…そうだよなやっぱり18の少女が抱える使命にしては重いよな…綯様!はい!綯様!アニメでやってくれるのね…w嬉しいけどねw ノートパソコン来ましたか…オカリンやっぱそうなるよね…そりゃそうだ。アジトの脱出どうするん?あぁそうやるのね、ていうかダル身のこなしよすぎやろwシュタゲの戦闘シーンは生々しくて怖い。かがりルートもやるのか…この歌ほんと好き。魔笛…あっ…おぉ!β世界線だとそこってかがりなんやなぁ…まゆりママ…甘えるかがり可愛すぎやろ どうみてもフラグやん…萌香wシュタゲゼロでは珍しいギャグシーンである。魔笛のシーン結構緊張するね。かがりは洗脳されてる!ナンダッテー誰がこんな事をやったんだねリンターロライダースーツかがりどうするか…あっそのまま脱ぐのね(ゲーム版はだいぶ違う、この時点でゲームとアニメはかなり別物ぐらいな感じ)お!鈴羽回か。ダルに洗脳は流石に草ギャグ回だった。無限遠点のアルタイル!もうこんなとこまで来たか…ゲルバナ…やっぱこのシーン辛いわ。みんなの気持ちが分かる…オカリンを責める事も出来ないしダルの気持ちは分かるし…まゆりも何だかんだ大人だよね。過去に戻る…来てしまったか…これでタイムリープきたね。何度やってもだめ…なるほど収束する事案か。お?……リナシメントきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。来ないと思ってたよ…よかった…これやんないとアニメ化の意味ないんすよ…もう安心やね。君に萌え萌えバッキュンキュンwww暗号それでいいのかwタイムリープ失敗ね、それなら納得(原作の未来に飛ばされるこのシーンは謎が多かったから助かる)妖刀五月雨!?!?最高かよ!…でもそうなんだよな…これでやっと決意したね。お!ここのタイムリープするくだりやるのね。スカイクラッドを流すのか。でも確かに歌詞の意味がめっちゃ合うわ。よき。まぁそりゃダメだよな…アマデウスの消去!真帆ルートもやってくれるのか…アマデウスでもやっぱりオカリンには無理か…でも正直ここは感情移入しきれないかな…ここで挿入歌のアマデウスは最高やわ…タイムマシンが過去に飛んでる!…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁここもやってくれるのか…ドラマCDの無限遠点のアークライトだよね…最高かよ…ほんとこのメールの撮るシーンのくだり好き。紀元前まで飛んじゃったのね。オカリンかっけぇ… シュタゲゼロ最高やったわ!{/netabare}

第1クール終了時の評価

全23話の為暫定的に半分の11話までの評価になります。

シュタゲはネタバレしないと何も伝わらないので今回はネタバレを含んでいるのでまだ見てない方は見ない方がいいかもしれません



















あにこれでも評価1位のシュタインズ・ゲートの正当続編です。前作23話にて牧瀬紅莉栖を救うことを諦めた世界線という設定です。簡単に言うと23話で岡部にムービーメールを送った未来の岡部の話という事ですね。

シュタインズ・ゲートの魅力を今更語らなくてもいいと思いますがやはり張り巡らされる伏線と毎話毎話引きの良さ。さらに、魅力的なキャラクターですね。それはゼロになっても変わらず毎週気になる所で終わるので次へのワクワクが無くなることがないですし毎週気になるシーンやセリフが出てくるので展開の予想も楽しいですね。

1クール目の中でも話題を呼んだのが8話ですね。α世界線に何故か来てしまった岡部が牧瀬紅莉栖と再開する話です。まゆりやダルなどのラボメンも勿論岡部の事が好きですがやはりこの二人の関係は特別で1番岡部を理解出来てるのは紅莉栖なんだなと思いましたね。そして岡部がβ世界線に戻るシーンで紅莉栖が岡部に自分の事は忘れろというのですが世界線が変動する前にキスをするんですよね。最後まで紅莉栖らしいなぁと思います。話の構成的にも前作22話岡部がβ世界線に戻るシーンで紅莉栖が告白しかけるシーンに上手く肉付けされていました。こんな完璧なものを見せられたらやっぱシュタゲすげぇとなりますよね。

まだ第1クールですし岡部がここからどうやってムービーメールの姿になるのかが楽しみですね。今のところは前作に負けないぐらいに面白いと個人的には思います


6話までの感想

{netabare}シュタゲといえば1話の伏線を最終回で一気に回収するという神のような演出が有名ですが、今作も途中で露骨に伏線だなぁみたいなシーンがありでももしかしたらミスリード?みたいな感じで1期とは違う探り合いをしている感じでした。しかし!そんな探り合いも6話で1つ大きな展開を迎えます…具体的には言いませんがあのセリフはやっぱり今でも耳にこびりついていてあのセリフを聴くだけで絶望に帰ってくるのだなぁと思いました。原作も発売されたのが2年前でプレイ済みと言っても細かいところは全く覚えてなかったので6話は辛いのと同時にやっぱシュタゲって凄いんだなと思いますよね、突然あのセリフが出てきた時に不意打ちすぎて一気に不安になったんですよ。もうこのゼロで聴くことはまずないだろうと思ってたのでこれはやられたなぁと思ってしまいますね笑でもそれだけあのセリフが何回も使われて印象に残ってたってことでもあるので続編の強みも存分に生かした。流石の一言でした。1話放送前まで不安になってた自分が馬鹿みたいですよ笑

それまでの岡部のクリスに対する葛藤やそこから垣間見えてくるラボメンの優しさやまゆりって実はそういう気持ちあったんだなぁとかダルはやっぱりキモいとかキャラクターの新しい掘り下げや気づかせてくれるというとこでもシュタゲやっぱりいいなぁと思わされる部分です。1期の頃はあまり感じなかったラボメンの優しさみたいなのもこのシュタゲゼロでは沢山感じますしこの後も色んなキャラの優しさという所は出てきますので楽しみにしてます。劇伴・OP・EDなど音楽面も相変わらず素敵だけど切ない感じが出てて素晴らしいですし声優は言うことないです!最高のキャストです{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 23
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

0と1と

ゲームプレイ済み。

無印シュタインズ・ゲートの続き。
初期版の23話と改変版の23話の両方を前提としています。

* 無印原作プレイ済み
* TVアニメの23話を2通り見ている、あるいは、内容を知っている

このどちらかを満たしている人向けのアニメです。
面倒であれば以下のネタバレ部分を開けてください。

{netabare}
無印23話:
岡部倫太郎が椎名まゆりに叱咤激励されて、鳳凰院凶真が復活し、シュタインズ・ゲートに到達。

改変23話:
椎名まゆりが岡部倫太郎をかばい、牧瀬紅莉栖を救うことを諦める。
どちらも、その時の出来事を引きずっている。
{/netabare}

さすが大人気作品なだけあって、気合が入っています。
作画、音楽、演出、演技、どれをとってもハイレベル。
アニメとしての出来に心配することはありません。


一番気になるのはストーリーだと思います。
ゼロのゲーム版は、各キャラごとに攻略が可能で、それぞれ結末が異なります。
これをどうアニメ化するのかは視聴前から気になっていました。

フタを開けてみれば、オリジナル要素を挟むことで、一本のシナリオとしてうまく調理されていました。
「ルートごとにやるのでは?」と勘ぐっていた私には嬉しい誤算でした。
どうなるか予想がつかず、概要を知っていても、毎回期待とともに見られたからです。

視聴の前提はありますが、組み立ては良かったです。


雰囲気は前作以上にシリアスで暗いです。
箸休めはありますが、主人公同様、物悲しい雰囲気が常に漂っています。


そして、何気ない伏線を大量にばら撒き、一気に回収するという快感。

……今回は控えめです。
というか無印が完成されすぎていました。


ゼロは、人間関係や舞台設定を掘り下げた、ヒューマンドラマとしての役割が強いです。
あらゆるキャラに見せ場があり、隠された一面をさらけ出してくれます。

失われたものを取り戻していく心地よさ。
漠然としていた部分が見えてくる気持ちよさ。
どんどん上がっていく登場人物への株。

そういった、いわば「0が1へと充足されることで得られる満足感」が本作のポイントです。


ただ、欠点がないかと言えばそうでもありません。
すべてを詰め込もうとした結果、緩急のバランスが悪くなっています。
疑問が置き去りになったり、強引に感じる部分もところどころ見られます。

ぶっちゃけ、解説必要じゃね? という。
考察やまとめサイト等は多く見つかると思いますので、読んでみると楽しいかもしれません。



{netabare}
それから、前作の「スカイクラッドの観測者」にあった「0が過去で1が未来」という歌詞。
これが「ゼロ」というよく使われるタイトルに深みをもたせてくれています。

時系列としてはゼロがあとになるわけですが、
物語としては、ゼロという因果でいう過去があったからこその無印というわけです。

※{netabare}茶番とか言わない! 約束だよ?{/netabare}
{/netabare}
そこまで見越していたんでしょう。
あらためて前作はすごいなぁ。

{netabare}
ほかにも、

0は偽を意味し、
23時(話)の次は0時であり、、
0はループ状の形をしており、、、

あかん、オカルトじみてきた。
{/netabare}


まとめ。

* 正当な後継作
* ハイクオリティ
* ヒューマンドラマ重視
* 作品そのものがギミック
* やっぱ無印シュタゲ強い

ということで締めようと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 64

66.8 3 ゲーム原作で秋葉原なアニメランキング3位
AKIBA'S TRIP(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (260)
1147人が棚に入れました
秋葉原——初心者から上級者まで受け入れてくれる懐の深い街。ひとりでも、アキバに行けばわかってくれる誰かがいる。何かができる、できそうな自由なところ、身もココロもハダカになれる街。アニメもゲームもメイドもアイドルもジャンクパーツもB級グルメも、全ての“アキバ"を詰め込んだその街で、破繰者<バグリモノ>と戦う、不退転の『ボーイ・ミーツ・ガール』ストーリ-、始めます!

声優・キャラクター
石谷春貴、高橋李依、高野麻里佳、長久友紀、久野美咲、中田譲治
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

電波と欲望飛び交う秋葉原に、オタクの中のオタク伝木凱タモツあり

ゲームにフィギュアにアマチュア無線、サバゲー、プロレス、カードゲームなどなど。趣味にバイトにバトルはちょっと。サブカルキーワード盛り沢山のギャグアニメ。最初に言っておくと概ね男子向けの内容です。

勧善懲悪を描く時代劇みたいに、終盤には必ずバトルシーンあり。毎回の様にほぼお決まりのパターンで破繰者(バグリモノ)の服を剥ぎ取って成敗する訳ですが、だらだらとバトルが続くアニメと違って見苦しい所もなく?殆どの場合一瞬で片が付いてしまうので、かなりさっぱりとした印象です。(色々な意味で)

面白かった回について

5話:CAPCOMお墨付きゲームネタ満載のお話。
{netabare}
ゲームの腕前を上達させる為にそれとは全く関係の無い訓練をするというのは古いゲーム漫画(スポーツ漫画でも似たのがある)では割とおなじみの描写ですが、本作の特訓内容は一味違います。過激さ甚だしく訓練や拷問を通り越して最早処刑行為。ロードローラーで轢いてプレッシャーに耐える特訓とか、何となく!火炙りとか、ハカセのこじつけ発想と投げやり度合いが常軌を逸しており、ビジュアル的にかなり危険でした。タモツ君もされるがまま‥。でも全力で馬鹿な事をやる作風ゆえか、こんな残虐シーンでも笑えてしまうから不思議。バグリモノのタモツ君でなければ即死な特訓ばかりでしたけど‥(笑)

格ゲー大会当日のシーンでは、かつてのゲーム界のアイドル高橋名人の得意技16連打と「ゲームセンターあらし」のパロディもあり。倒立姿勢からの高速レバー操作による※炎のコマのシーンにおいては、実況の「おーっとぉ!タモツ選手(中略)アタマがおかしくなったのかー?」などの台詞回しの振り切りっぷりまで昔のゲーム漫画風味で笑かされました。

ストVとかのゲーム画面をそのまま映したり、プロゲーマーとして名を馳せているウメハラさんと同じく格ゲーの達人として有名なときどさんと、よ~く似た方々がゲストキャラとして出演していたりと、最初から最後までパロディ尽くめ、わたしは格ゲーは殆どやりませんが知識はそれなりにあったので、色々と徹底していて面白いお話と感じました。

まとめさんのかなり恥ずかしい放送事故みたいなのも(笑)

※:1秒間に200万回以上レバー操作をする事によりCPUの処理落ちを狙うバグリワザ(笑)人間業ではないとだけ言っておこう。
{/netabare}
7話:メイド・執事居酒屋でバイトのお話。
{netabare}
(お金を稼ぐ)手段が目的に、目的が義務に、義務が依存へと変化していく過程が描かれました。どこにでもありそうな話ですが、こういうのは仕事だけじゃなくても、このあにこれみたいなSNSとかでも、人から感謝したりされたり頼ったり頼られたりすれば必ず行き当たる問題で、長く続けていればいるほど依存度が高くなるものだと思います。

レビュアーとしてブリキ男があにこれで活動し始めたのは一年位前ですが、振り返ると(面白いアニメを紹介する)手段が目的に、目的が義務に、義務が依存へと変化していく過程を一通り踏んで来た気はしています。こういうのは良否の問題ではなくバランスの問題で、のめり込み過ぎてちょっと危険かな?と頭を過ぎった事もしばしば。それと言うのも昨年は私にとってはアニメ一色の年で、そういう年もあっていいかなと思いつつ、仕事以外のやった方が良い事、やりたい事を殆どうっちゃってしまっていましたので(汗)

このアニメでは主人公のタモツ君が仕事(というか"ありがとう")に依存して、思考停止状態に陥る光景が描かれましたが、確かにリアルでも狡猾な経営者と言うのはアメと鞭を使って人をコントロールする(やる気を出させる)術を良く心得ているものです。冗談みたいな話ですが、心にも無い計算ずくのおだて言葉にいい気持ちになっていると、自ら進んで奴隷になる様に洗脳されちゃうという事もあり得ます。と言うか良くある話です。そして洗脳された側が今度は無自覚で洗脳する側に回ると言う事も‥。店長とかリーダーに当たる人が新人に対して「君は覚えが早いねぇ~」とかは常套句ですね(汗)

責任感とか、先行きの不安とかで、後ろ髪引かれる気になっても、こういうのは辞める判断は早ければ早い方が良いと私的には思います。ブラックな会社に奉仕して死ぬほど疲弊よりはまだましだと思いますので。それでもいいっていう人が犠牲になって経済とかを回しているっていう現実もあるんですけど‥。私もタモツ君みたいに半ば自爆気味に物事に没頭する性質があるので、ギャグですけど良い警告として受け取りました。
{/netabare}
8話以降
{netabare}
8話。プロレス好きじゃないのでほぼスルーでしたが、転売と言う迷惑行為をアニメで堂々と扱っていたのにはびっくり。拍手したいです。

9話のカードゲームとオタサーの姫のお話も、やはり現実にも起こり得そうな事を誇張して描いたパロディですが、こちらも白眉の面白さでした。

劇中の架空のカードゲーム"バトルクリーチャー"のモデルは子供から大きなお友達?まで大人気の遊○王ですね。昔かじった事があるのであれこれ知ってますが、超有名なカードゲームの割にはルール整理が徹底していなくてKONMAI(K○NAMIの誤植)語と揶揄される公式の質問回答文の解釈が奇天烈な事でも有名です。

本編にあった「無効にする効果を無効にする効果を無効にする効果を無効にする」みたいなのは全然優しい類の問答なので、誰が聞いても分かりますが、送るのではなく捨てる?とか、時ではなく場合!とかを含む、もっと珍奇な言葉遊びがあった方が、既知の人はもちろんの事、そうでない人にもさらに意味不明な印象を与えて面白かった気はします。バトクリスト達の熱い闘いを見守るまとめさんの冷めた視線と真っ当な意見はナイスでした(笑)

オタサーの姫については、あにこれにも姫と形容出来そうな方がいらっしゃいますが、SNS参加が始めての私にとっては、初期の頃は特に、その儚げさや摩訶不思議な存在感が、心配だったり興味の的だったりしてました。目の前にいる人間じゃないので事情はちょっと違いますが、まぁこのお話で描かれた男子達の様にその一挙一動に過度に反応するのは色々とダメなんでしょうね。適度に離れた距離から暖かい目で見守るのが最良なのかなと段々分かってきました(汗)

10話は大食い競争のお話。ラーメンに水を投入して冷まして食べると言う邪道行為あり(汗)大食い競争自体が食べ物に対する感謝を忘れている行為という気もしないでもないですが‥実は現代ほど食生活が豊かじゃなかった神話や伝説の時代から、飲み比べとか大食い勝負ネタって結構有ります(笑)フードファイトに魅力を感じる人の心境は、食欲を満たしたいけれども出来ない事情が有り、その代償行為として見る事を求めているというものなのでしょう。昔と今とでは理由が大分違いますが‥。
{/netabare}
11話以降
{netabare}
最後の3話はオタク文化弾圧の危機という趣のお話。アイドルネタとゲームネタ少々、バトル成分多めの急展開でしたが、飽きさせない工夫が随所にありダレずに楽しめました。

最終話のパッド型コントローラーと門という組み合わせを見た時、シュガーラッシュのワンシーンを思い出しましたが、案の定、上上、下下ときて、やっぱり※例のアレなのかなとニヤけながら見ていたら、延々と続く続く‥タモツ君大変でしたね(笑)しかも最後は2コンマイクで止めという隙の無さ。捻ってきました。冗談事みたいですが、これに匹敵するくらい複雑な裏技コマンドってファミコン時代のゲームにはざらにあります。いいパロディ頂戴しました(笑

続くシーン「せっかくだから俺はこっちのドア‥」もゲームネタ。この台詞は知る人ぞ知る迷作ゲーム「デスクリムゾン」のOPデモからの引用ですね。何故"せっかく"なのかさっぱり分かりませんが、元ネタもそうなので私にも分かりません(笑)さらに次のシーン、幾多の罠に自ら突撃していくタモツ君の姿あり。一見ただのおばか行為に見えますが、好奇心全開のキャラの性格を顕著に表していてちょっと面白かったです。斧とか矢とか頭に刺したまま割と平気に歩いているタモツ君と(とばっちりを受けた)まとめさんの姿にも笑かされました。

最後はウルトラマン。エースとかネクサスとか? アキバのみんなの声援から力をもらうという展開は、最近別のアニメでも似た様なのを見ましたので、またかという感じでしたが、そっちはシリアス、こっちは完全にギャグ。"ご都合主義極まり無い"って作中人物がはっきりと言い切っていましたので、その開き直りっぷりにむしろ清々しささえ感じました(笑)

※:通称コナミコマンド:上上下下左右左右BAで発動する禁じ手。左右の箇所がLRとかになっていたりする場合も‥。これで一瞬でフル装備っ(ズルイ!)でもたまに自爆するからご注意を(笑)
{/netabare}

悪玉のバグリモノが金銭などを搾取する一方、善玉のタモツ君や有紗さんの様なオタクが常に消費する側に立つという図式は、軽い社会風刺を含んでいる気もしますが、庶民思考のわたしも億とも知れぬ大金を溜め込んでいる人達って一体何がしたいんだろうって思う事はあります。恐らくは安心の為なんでしょうが、あるいはお金そのものが目的の人もいたりして‥。もし後者だとしたら手段が目的化している危険なヤツだ‥というのは冗談として、自分の頑張りとか才能を数字で確認したいのでしょうか? ‥趣味としてはかなりシンプルな気はします。

わたしはお金と言うより資源の浪費を抑えるたちなので、かなり物持ちが良く、次々とお金の使い道を見つけてしまえる人達の気持ちはちょっぴりしか分かりませんが、それでもタモツ君みたいに手に入れた物に責任を持ち、それに時間と情熱を注ぎ込み、熟達せんとする気概を持つ人の姿勢については尊敬すべきものがあると思ってます。時間が無いからとか、今日は疲れたからとか、あれこれ自分に言い訳して何もしないのよりはずっと良い事ですよね?

設定や台詞回しが余りにもばかばかしくて、早々に切ってしまいそうになりましたが、5話のゲーム回で興味を持ち直し、7話のバイト回では戦慄(笑)し、以後楽しく視聴しています(笑)

作風が単純かつ極めて明るいので、脱衣シーンが毎回入っていても何となくえっちくなく(!1話のセツリゴエのシーンは除く)ダークな内容もギャグ+ちょっといい話に昇華されており、後味も上々、テーマはアキバそのものと言う珍しくも愉快なアニメになっていると思います。

非オタクで大食いで常識人のまとめ、拳法の達人で天才だけどオタクの道を歩み始めた有紗、にわかオタクでお兄ちゃん想いのにわか(笑)の3人の主要キャラを始め、らきすたのこなたみたいなゆる~い口調からクレイジーな言動を繰り出す博士とか、Fateシリーズの言峰(外道)神父さん役とかで大人気の中田譲治さんが演じている、どことなく闇が深そうなかげさんなど脇役の魅力も十分。

イヤホンズと串田アキラさんによるOPテーマ「一件落着ゴ用心」も勢いがあって爽快な曲です。

訪れる人によっては地獄でもあり天国でもある所、電波と欲望飛び交う怪しげな街アキバに繰り出してみたくなったら、どうぞ覚悟して御視聴あれ。

最後まで観終えて

全体的にノリだけで突っ走る感じのアニメでしたが、全編を通してブラックなネタやパロディが満載で、色々な種類の笑いを味わわせて頂きました。テーマがテーマなので一見すると欲望を全肯定している様にも見えますが、それとの付き合い方を善玉と悪玉の対立を交えて暗に示している点も良かったです。バランスは大事ですよね。

それでは最後に一言、素晴らしき大バカ者伝木凱タモツと電気マヨネーズの愉快な仲間達に祝福あれ(笑)


※:ただし女子にはNGなシーンがてんこ盛りなのと、本編とは無関係ですが、真ん中のCMに差し挟まれるセーラー服おじさんの映像にはご注意を。後者の不意打ちは特に男子には破壊力バツグンです(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 23

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オタクカルチャー欲を満たしたい方にオススメ

あらすじ
バグリモノと呼ばれる敵からアキバの町を守るため、伝木凱タモツとチーム電気マヨネーズの仲間たちは今日も戦う!

【オタク心を刺激される、秋葉原コメディ】

オタク文化の発信地、秋葉原を舞台にしている本作品は、オタクの心を刺激する、様々なジャンルを取り上げています。

まずアイドル。秋葉原と言えば有名アイドルから地下アイドルまで様々なグループが活動しています。電気マヨネーズの女性メンバーがなんやかんやあってアイドルになっちゃいます。(この回はオーディオ関連の話も入ってます)

次に無線。またディープな世界を。バグリモノがアキバに毒電波を垂れ流す中、タモツ達はブラジルにいるとある人に無線でメッセージを送ります!そんな事が出来るのか!

そして5話では格ゲー!今やeスポーツと呼ばれプロゲーマーもいる熱い世界!
さらわれた妹を救うためにタモツは死ぬ気で特訓し、プロゲーマーも参加する大会に挑みます!ぼかしなしのSTREET FIGHTER完全協力!

今後もマニアックな世界が取りあげられそうな本作品、秋葉原という空間に抱くマニアックな世界への憧れの気持ちを満足させてくれるかもしれません!

【オタク心を満たしてくれるOPとED曲!】
OP曲は「それが声優」で結成された「イヤホンズ」の「一件落着ゴ用心」。疾走感がとても良く、アニソンらしさがある中毒曲です。

ED曲はなんと10組のアーティストが参加!各話ごとに曲が変わります!私のオススメはイヤホンズの「サンキトウセン!」です。ゆいかおりやA応Pなど今アニソンカルチャーのなかでも熱いアーティストが参加してます!

【人気声優も多数参加!声オタなら楽しめる!】

バグリモノ(敵)は毎回人気声優が起用されています!玄田哲章さん、たかはし智秋さん、竹達彩奈さん、悠木碧さん。今後のバグリモノのキャストも楽しみですね。

また、タモツ達を影で支える博士役に特徴的なロリボイスの久野美咲さんや、アキバの主といわれるかげさん役にイケボなおじさん声の中田譲治さん、フリーのメイドのツクモモモ役にシュタゲでフェイリスを演じた桃井はるこさんという、アンテナにビビッとくる声優さんが多数起用されています!

【最後に - オススメです!オタク心をくすぐる作品】

この作品をオススメしたくなった理由は、アキバ文化に触れている満足感を感じたからです!

アイドルにしても無線にしても格ゲーにしても、入れば深いジャンルです。この作品は一つのジャンルを掘り下げまくるのではなく、アキバにある文化を広く浅く取り上げています。

私はにわかですので、色んなジャンルを見聞きするだけで満足してしまうような人間ですが、この作品は秋葉原の文化を感じて満足感を得たい、私のようなにわかオタク人間が楽しめるような作品だと思います!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 29

Derp さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最高に馬鹿馬鹿しい

アキバズトリップって敵を脱がせて倒すゲームなんですけど、原作ゲームの設定なんて知ったこっちゃないってくらいハチャメチャをやっている作品です。

基本的に秋葉原を滅ぼそうとする連中が出てきて、主人公達「電気マヨネーズ(略して電マ)」がそいつらを成敗する感じなんですが、それよりもむしろ主人公のマニアックな趣味がメインに。

主人公のタモツが秋葉原らしいマニアックな事に色々手を染めるのが毎回面白い。お前何歳なんだよという幅広い知識。

20歳以下の若い人ついてこられるのかというようなネタの数々。
その切り口やギャグセンスも素晴らしく笑えます。
めちゃくちゃ馬鹿馬鹿しくて、ヒロイン達そっちのけなのがまた面白い。というか、ヒロインが敵にボコボコにされることがよくあります。

ボケは放置して視聴者に突っ込んでもらうスタイルです。要はツッコミキャラ不在。

ネタも物凄く攻めていて、なおかつセンスが良い。何気ない会話シーンでも面白いこと言ってたり。

扱うネタのバラエティも多彩で、アマチュア無線だったりブラック企業だったりWWEだったり遊戯王だったり・・・。

意外と作画も良いです。(モブキャラが尋常じゃないほど簡素ですが。)
演出も冴えてます。

メインの声優陣は皆素晴らしい演技をしていて笑わせてくれます。
ゲスト声優陣もいきいきとした芝居をされてます。

キャラクターは名前がぶっ飛んでます。「にわか」「まとめ」「アホカイネン」等。
個人的なお気に入りは博士です。出てくるだけで笑ってしまう。

馬鹿馬鹿しいアニメとマニアックなネタを求めている人におすすめです。
刺さる人には物凄く刺さるアニメです。

エンディングテーマが毎回変わる豪華仕様。しかも毎回違う歌手。


【全話観終わっての追記】
なんだかとても懐かしいアニメを見ているような気分になりました。

当たり前のようにパンツを見せていくスタイル・・・ですが、いやらしさが全然なくてギャグとして面白い。

どのキャラも少し滑稽だけど可愛らしく、深く印象に残りました。

一応ボーイ・ミーツ・ガール要素もあって、主人公と万世架まとめの2人は結ばれるのですが、見ていてとても清々しい気分になる良いカップルでした。

とにかく台詞回しが上手かったです。

キャラクターが生き生きと動いていて見ていて楽しかったです。
全体通してユニークなアニメで、色々な要素がごちゃ混ぜになっていて飽きが来なかったです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

59.1 4 ゲーム原作で秋葉原なアニメランキング4位
ぱすてるメモリーズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (110)
374人が棚に入れました
オタク文化の聖地と言われたアキハバラも今ではオフィス街となり、アニメや漫画の記憶も忘れていって、専門ショップも閉店していき数少なくなってしまった。作品世界を支えているのは、人々の心にある作品の『思い出』。でもウイルスに作品世界を破壊されると、みんなの記憶や思い出からその作品が消えてしまう。私たちが戦うのは、みんなが好きな作品との『大切な思い出』を守るため! アキハバラの片隅にある、小さなお店「うさぎ小屋本舗」で働く12人の女の子の物語。ウイルスを倒してアキハバラを元の楽しい街に戻すため、私たちは頑張っています!

声優・キャラクター
新田ひより、鳥部万里子、内山夕実、藤井ゆきよ、村川梨衣、大空直美、山本亜衣、小倉唯、花守ゆみり、久保ユリカ、戸田めぐみ、小岩井ことり、森永千才、たかはし智秋

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

2話が消されたアニメ

視聴理由 特になし

序盤 これは物語の中に入り込んで世界を元に戻す、的な

中盤 笑うしかないwなんと2話が消されたw流石にあれは消されるよねw
基本はパロディ。某注文が兎のカフェ…某逃げちゃダメなロボット…某詰将棋好きの小学生が竜王の弟子…よく放送出来たなw

終盤 杉田ァ。デジコ!カリギュラ推しすぎwと思ったらゲーム会社がフーリュー(原作の制作会社)なのか…
いい話にしようとしないでw

パロディだらけのギャグアニメ
パロディのやりすぎで2話が消されちゃったw
おかげでBluRayの発売延期…(´Д`)ハァ…
OPもEDも歌良かった。OPはタイトルからかパステル柄なのかな?ちょっと不思議な作画。歌詞もグッと来た「信じるものがあって、守りたいものがあるから!」
EDはみんな水着…水着回あったっけ?いや、ないから作ったのか?
まぁ、いいや。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9
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