ゲーム原作で救世主なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのゲーム原作で救世主な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月15日の時点で一番のゲーム原作で救世主なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.9 1 ゲーム原作で救世主なアニメランキング1位
テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (354)
1641人が棚に入れました
人の目には見えない霊的な存在「天族(てんぞく)」に囲まれて育った人間の青年・スレイ。
「かつて、人間の誰もが天族の姿を見ることができた」という伝承を信じる彼は、
古代の謎を解明し、人と天族がともに生きる世界を実現したいという夢を抱いていた。

ある日、生まれて初めて訪れた人間の都で妙な事件に巻き込まれたスレイは、
なりゆきから石に突き刺さる聖剣を引き抜き、世界の災厄を払う「導師」となる。
重き使命を刻み込む胸の中、人と天族の共存という夢はより熱さを増し——

仲間とともに、「導師」は大冒険の旅路への一歩を、今、踏み出す。

声優・キャラクター
木村良平、逢坂良太、茅野愛衣、小松未可子、下屋則子、福圓美里、小野大輔、津田健次郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャッチフレーズは「伝承はいつしか「希望」になる」

この作品の原作ゲームは未プレイですが、PVを見た時から視聴を決めていた作品です。
アニメーション制作がufotableさんなので、クオリティの高さは折り紙付である認識は持っていました。でもPVの中には思わず息を呑んでしまう程の美しい世界が広がっていたのです。
当時未視聴だったテイルズシリーズ前作の視聴に熱が入ったのも、全てはこのPVを見たから…といっても過言ではありません。
こうして満を持して視聴に臨みました。

この物語の主人公は、幼いころ天族たちの住むイズチに引き取られ天族と一緒に生活を続けてきた人間のスレイ…
彼の趣味は、幼馴染であるミクリオと一緒に遺跡探検をすることでしたが、ある日いつもと同じように探検していたところ、人間の女の娘が倒れているのを見つけるのです。
彼女の名前はアリーシャ・ディフダ…アリーシャは地上で起こっている厄災や異変を治めるべく、「導師」の存在を信じ探していました。
「導師」とは、天族と言葉を交わし、この世の厄災を祓う力を持った存在…
でもそんな稀有な存在は一向に現れず、いつしか人々からはおとぎ話の中の存在の様に扱われるようになっていました。

そんな彼女との出会いをきっかけにスレイとミクリオは人間の住む下界に降りる決心をするのですが、地上についた彼らの前に広がっていたのは、お祭りによる人々の活気と穢れによる瘴気でした。

ちょうどそのころ、湖上の街レディレイクでは「導師しか手に出来ない聖剣」を引き抜く聖剣祭が開催されていました。我こそは…と思う人が次々と剣に手をかけますが、誰も引き抜く事はできません。
それもそのはず…その聖剣は「湖の乙女」として祀られていた天族の女性そのもので、人間は遥か昔に天族と対話や視認する術を失っていたのですから…
だから彼女が見えないばかりか、彼女の問いかけにも人間は答えられないのです。

聖剣祭の最中…突如憑魔が出現し周囲を瘴気で満たしていきます…
そんな中、スレイが聖剣の前に立つと、「湖の乙女」である天族のライラが剣を引き抜く意味をスレイに伝えます。
「剣を抜く」という事は導師になる事を選択する事…導師としての力を得る事ができるが、そしてその道は決して平たんではない事を…
それでも「人と天族が幸せに暮らせる世界を作る」事が目標だったスレイは聖剣を引き抜き…導師として生きていく事を選択して物語が大きく動いていきます。

これからスレイの導師としての活躍を漫喫できる…と思っていた矢先、全くこれまでとは異なる展開…まるで全く異なる物語が始まったかのような状況に少しビックリしてしまいました。
調べてみると、この作品と関連のある「テイルズ オブ ベルセリア」の登場人物の物語だったようです。このゼステリアと今後どの様に物語が絡んでくるのかが楽しみです。
ベルセリアの主人公であるベルベット・クラウは同じ主人公でもスレイとは対極に位置するキャラみたいでしたから…

この作品の作画の素晴らしさについては先に触れましたが、登場するキャラも魅力的です。
イチオシは、かやのん演じるアリーシャ・ディフダ…ハイランド王国の王女で、騎士としての凛とした雰囲気と言動が堪らなく恰好良いのです。
有言実行するアリーシャ…それは彼女が命の危機に晒されても決して揺らぐ事は無く初志を貫徹させる…
そんな彼女の言動に強く惹かれながら視聴していました。
これからスレイの導師としての長く険しい旅が始まっていく訳ですが、王女である彼女は導師と共に歩む道より国や民を優先させると思うんです。
ホントはスレイと共に歩む彼女の勇姿を見続けたい…が本音なのですが、少し難しいかもと思っています。

小松未可子さん演じる商人ギルドのロゼも外せません。
理不尽を決して許さない彼女の片鱗…1期ではほんの少ししか見ることができませんでした。
アリーシャから真意を引き出し、彼女の覚悟を見届けるために同行して…十分過ぎるくらい気持ちを受け取って…それでも止まらないアリーシャを本気で心配する彼女…
これからの活躍が楽しみな一人です。

ミクリオ、ライラ、エドナら天族の動向も見逃せません。
特にライラ…ゲーム版のCVは松来さんだったんですね(wikiより)…
天に召されてもうすぐ一年…振り返ってみると時間の流れの速さを感じずにはいられません。

オープニングテーマは、FLOWさんの「風ノ唄」
エンディングテーマは、fhánaさんの「calling」
どちらも大好きな曲でカラオケでもチャレンジ済です。
少しきーは高いですが、歌っていて気持ちの良い歌だと思います。

1クール13話の物語でした。嬉しいのは既に続編の放送が2017年に決まっている事です。
1期はきっと導入部という位置付けなのだと思います。
これからの導師の旅…そして抱き続けている目標の顛末に注目したいと思っています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

①に作画の美しさに感動。②にRPGのアニメ化の難しさを痛感。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
王道RPGのアニメ化。

テイルズといえば、やはりこの「中世ヨーロッパ風+α」の世界観が似合います。(最近テイルズやってないから分からないけど)キャラデザを藤島さんと、いのまたさんが一緒にやっていることに、やや違和感を感じてしまいます(嬉しくもあるけど)。作画は相当綺麗ですね。ずっっと劇場版を観ているようです。

レビューでは、アニメと関係なく、「RPGをアニメ化する難しさ」の持論展開になってしまいました(汗)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まさしく、「(テレビ)ゲーム原作」って感じですね。作画(CG)は綺麗でヤバいレベルです。このクオリティでやってくれれば、名作になり得ただろうと思える作品がいくつあったことか。

ストーリーはややぶつ切り感があり、アニメとしては少々分かりにくい。壮大な世界観とストーリーの密度が釣り合っていない感じ、と言えばいいでしょうか?

そう考えると、ゲームっていかに脳内補完が大事(だから楽しい媒体)なんだなって思いました。

据え置き型ゲーム機のRPGって、(モノにもよるけど)多分20~30時間くらいでクリアすることが多いと思います。でも、ストーリーを箇条書きにしちゃう(プロット段階だ)と、多分、めちゃくちゃ少ない展開しかない。

街と街の間を移動したり、レベル上げしたり、モブ達から有益な情報を集めたり。そういう、「アニメにできない隙間の時間」のなかで、世界観に浸たり、自分で鍛えたキャラクター達に愛着をもっていくんじゃないでしょうか。ストーリーとストーリーの間に「自分だけのストーリーを挟み込める」のが、ゲーム(RPG)の楽しさ。

それは正に、「自分がゲームの主人公になる」感覚です。

しかし、アニメは制作からの一方向にしか展開がない媒体だから、主人公を眺める、感情移入はできても、自分自身を主人公にはできない(からアニメがゲームに劣るなんて思わないよ。むしろ今は断然アニメ派だし)。

そこの部分のズレが、RPG原作アニメに共通して感じる(マイナスの部分である)「テンポの早さ(荒らさ)」や「薄っぺらい感じ(世界観の壮大さに比してストーリーの密度が薄い)」って部分なのかなぁ? (まあ、全部見せちゃうと販促にならないって大人の事情もあるだろう)

尤も、会話の情報量が多いノベライズ(エロゲ含む)系や、そもそもストーリーが希薄で自由度が高いソシャゲ系はその限りではないのだろうけど。

さて、基本的に、テイルズシリーズは大好きなゲームです。小学生の時だったかな? ファンタジアをプレイしたときは衝撃的だった。正に、「アニメをプレイしている」感覚。美しい映像(OP)、可愛いキャラ(アーチェ)、シリアスな物語(チェスター)、信念のある敵(ダオス)、いずれもそれまでにないゲームでした。その後発売された、「ディスティニー」はガラッと世界観を変えつつも、高いクオリティを維持していて、そこで完全にファンに。エターニアのOPも最高だった。ディスティニー2、シンフォニアまでは楽しくプレイした。

ただ、そこからは(学生になったこともあるけど)あまりに乱立するシリーズについていけなくなって離脱してしまった。それ以降、テイルズシリーズからは離れていた。

絶対に、発売し過ぎたと思う。1年に一作のペースで良かった。ただまあ現在もスーファミ時代から「らしさ」を残しつつ「オフラインRPG」の牙城を守っている唯一の存在、と言っても良い本シリーズ。心の中では応援してました(まさか、ドラクエ、FFがヒヨるとは、ね)。

なんか、久々にテイルズシリーズをプレイしたくなったな♪

(一体、アニメはどのくらい原作ゲームのストーリーを再現しているのかな? アニメ観た後にゲームやっても楽しめる作りになっているのかな?)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

目に見えぬものへの畏敬

メインとなった原作ゲーム『~ゼスティリア』は未プレイ。
サブ?の原作ゲーム『~ベルセリア』はPS4版をプレイ中。

(昨年8月の発売日以来、時に積みつつwまったり攻略中w
最近やっとラストダンジョンらしき場所に辿り着いたので、
ゴールは近いと信じたいw)

『~ゼスティリア』原作ゲームは興味はあったのですが、
戦闘システムに相性を感じずスルーw
ただ世界観はかなり気になっていたので、
アニメでそれを体感できた点は良かったです♪

『~ゼスティリア』で私が特に気に入っているのは、
人間には姿が見えない“天族”が、
人の世を裏側からも眺めつつ、選択をしていく世界観。

さらに悪意を持った人間たちが争い等で、
まき散らした“穢れ”がたまっていくと、
各地で“憑魔”が出現し、それらが暴れて発生するのが、
災害や飢饉などの“災厄”の正体であるという解釈にも惹かれました。


思えば初代『テイルズ オブ ファンタジア』でも、
争いに血道を上げる人間たちには感知できない、
精霊たちが世界の仕組みを担っていて、
世界樹の精霊の切実な訴えが主人公に届いて、
物語が動き始める……。
そんな導入に引き込まれたものでした。

その後、何も知らない人間たちは世界のバランスを崩すばかりで……。
こんな愚かな人間たちは消えても構わないだろう?
それでも僕はこの世界を、人間を……。
と、続くのが『テイルズオブ~』シリーズが標榜する王道パターン。


そういう意味で、『~ゼスティリア』もシリーズ20周年の節目に、
目に見えないものたちが世界へもたらす影響を描写することを通じて、
原点回帰を模索した作品なのだと思います。


作画面では特に穢れや“憑魔”が災害をもたらすという、
表現しづらい現象をアニメーション表現できていた点を評価したいです。

見ていて近年、現実世界でも頻発する災害……。
これらは“穢れ”とかそういうものにも原因があるのかもしれない。
そう思えるくらいの説得力のある作画だったと思います。


ただ、人と、人間の目には見えない“天族”との
回り道なコミュニケーションなど、
本作の特徴を再現したやり取りを見ていて思ったこと……。

私は『~ゼスティリア』未プレイですが、
これ……ゲームにするのは、かなり難しかったのではw


蛇足:本作の謎構成について

{netabare} 本作は大部分『~ゼスティリア』が原作ですが、
五話と六話では唐突に『~ベルセリア』序盤の展開が語られますw

『~ベルセリア』も『~ゼスティリア』の前日譚というつながりはあります。
と言っても1000年位前のお話ですがw
(と言っても{netabare}両作品に登場する超ご長寿キャラはいますw{/netabare})

『~ベルセリア』もある程度プレイすると、
『~ゼスティリア』の時代はこんな風に作られたんだな……。
と話が見えてきますが、
序盤だけアニメ化して途中に放り込んでもクロスするのは困難ですw


実はゲーム『~ベルセリア』を巡っては8月半ばの発売日二ヶ月前に、
早期予約特典DLCのキャンペーン展開を根拠に、
実は6月頃が当初の発売日だったのでは?との噂がネットで流れまていました。

私も五話、六話放送を『~ベルセリア』発売週付近にねじ込んだ、
上記アニメ版の強引な構成を根拠に、
『~ベルセリア』元々6月発売説を支持しておりましてw

もしも『~ベルセリア』が6月末辺りに発売だったなら、

『~ゼスティリア』放送前にゲーム発売記念特番として、
『~ベルセリア』序盤のアニメを販促放送する。
『~ベルセリア』は『~ゼスティリア』の遠い前日譚であると匂わせつつ、
七月からの本編放送にバトンタッチする。

こんな感じで大人の事情との兼ね合いもスムーズですw{/netabare}


要するに何を言いたいのかといいますと、

五話、六話は飛ばしても構わない。
飛ばした方が話が上手くつながるということですw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

60.0 2 ゲーム原作で救世主なアニメランキング2位
ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (95)
279人が棚に入れました
舞台は2030年東京。
突如、東京近郊一帯で高周波の共鳴音が観測され、同時に街は紅い霧に包まれる。
そして、その音を聞いたものは、動物、人問わず、意識を失ってしまう。
首都機能のマヒに伴い、政府は一時的に同機能を大阪に移転、この現象を正体不明のウィルスと予測し、さらなるエピデミックを懸念して、東京を封鎖する。
しかし、この「大共鳴」より6日後、意識を失っていた人々は何事もなかったかのように目を覚ます。
その後、封鎖都市・東京は徐々に街としての機能を取り戻していくが、その日を境に様々な「異常事件」が起こり始め、人々は次第に、さらなる非日常へと侵食されていくこととなる。

そんな中、血に秘められた力を解き放ち「英血の器」へと目覚めゆく若者たち--。
彼らはお互いの力に引かれ、否応なしに出会い、心を通わせ、命を削り合う、過酷な運命の連環へと飲み込まれていく。

声優・キャラクター
梶裕貴、茅野愛衣、森川智之、日野聡、東地宏樹、悠木碧、福圓美里、寺島拓篤、斎藤千和、諏訪部順一、三木眞一郎、堀江由衣、小林ゆう、佐藤利奈、石田彰、釘宮理恵、井上小百合

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

全てセリフで説明するからこういうことになる

酷いにもほどがある。
それぞれのキャラのチョロさぶりが際立ってて全然感情移入できない。
え?そんなん信じるの?とかお前自分がなさすぎだろ。ちょっとしたことで右往左往してみっともない。
戦闘シーンも雑だし主人公の顔の静止画だけまとも。

こんなにひどいアニメ久しぶりに見たわ。

なんか2期ありそうな終わり方してたがぜってーみねーぞ


OPEDにマクロスΔ、マクロスF双方の歌姫起用しているけどほんと無駄遣い。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

とっ散らかった物語と動かない作画

アーケードゲームが原作らしい。

【この作品の問題点その1】
この作品の最大の問題点は、物語がとっ散らかり過ぎな所。
とにかく説明が少ない。
主人公の無口さが拍車を掛けてしまう。

第3話と第4話は、全く物語が繋がっていない。
恐らく、主人公の心情に変化があったんだろうけど、無口な主人公の心情の変化は分かりづらい。

【この作品の問題点その2】
更にこの作品の物語を分かりづらくしているのが、作画の酷さである。
表情にほとんど変化がない。
声優さんの演技から、登場人物の喜怒哀楽を感じ取るほかないレベル。

更に酷いのがバトルシーンの作画。
画がほとんど動かない。
もしくは動きが硬い。

【この作品の問題点その3】
終盤に入ると、物語の展開が、露骨なご都合主義展開になってしまう。
第10話~第11話の流れ。
財団の目論見を阻止するのが目的ならば、{netabare}コンサート会場を事前に制圧しておけばいい。
重要なのは、”場所”なんだから・・・。{/netabare}

ところが、この作品はそうはならない。
この後のシナリオに上手く繋げるため、逆算からシナリオが練られたとしか思えない展開に。
{netabare}優羽莉に千尋を襲わせよう。
優羽莉に千尋を襲わせるために(逆算)優羽莉を洗脳しよう。
優羽莉を洗脳するために(逆算)千尋に一般人を襲わせ、その映像を優羽莉に見せよう。
千尋に一般人を襲わせるために(逆算)コンサートを開催させて、観客をモンスター化しよう。
観客をモンスター化するために(逆算)千尋たちには、コンサート当日(直前)にコンサート会場を襲わせよう。{/netabare}
こういう、逆算が見えてしまう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

運命(さだめ)も勝てぬ愛がある…

この作品は原作がアーケードゲームだったようですが未プレイです。
アーケードゲームというと、「ストリートファイターⅡ」の様なゲームセンターのゲームをイメージしてしまいますが、専用筐体に手持ちのカードを読み込ませながら戦うという、私の様なオッサンにはまるでイメージできない遊びの様です。
この作品はそのゲームのアニメ版…ということになる訳です。
元々ゲームには決まったストーリーが無いから物語はアニオリだったのでしょう…
だから強引な展開はなかったと思います。

物語の舞台は2030年の東京で、高周波・大音量の共鳴音と赤い霧の発生により、その音を聞いた生物が全て気絶するという「大共鳴」という事件からこの物語は幕を開けます。
時間の経過に伴い人々は気絶状態から快方されましたが、赤い霧の影響で行き来が寸断されてしまい、登場を中心に赤い霧で覆われた範囲が孤立してしまったのです。

そして同じ頃…霧の中で大共鳴から目覚めた一部の人に「英血の器」という能力が備わっていることが発覚し、「英血の器」同士の争いに発展しながら物語が動いていきます。

ダークファンタジー系の作品で設定はありきたり…
それに次々と人が死んでいくので、視聴にはそういう耐性も必要かも…
実は私も一時他の作品の視聴が追い付かず、本作品まで手が届かなかった時期があったので、レビューに際しては第1話から再度一気見しました。

キャラデザは悪くありませんが、身体から武器が生えたり自由自在に空を飛んだり…
対峙する組織も三竦みとこれといって設定上特筆すべき点は無いかと…

でも、見て良かったと思える点が私には2つありました。
1つ目は、私のレビューではありきたりになるのですが、起用されている声優陣が凄かったこと…

3つの組織に所属する役を演じた声優さんは以下の通りなのですが、改めて見てもやっぱり凄い面々です。
聖マルディウス教会
・梶裕貴さん、日野聡さん、かやのん、あおちゃん
AVAL科学財団
・福圓美里さん、諏訪部順一さん、寺島拓篤さん、三木眞一郎さん、斎藤千和さん
鎮護国禍
・ほっちゃん、石田彰さん、小林ゆうさん、くぎゅ、サトリナ
一つだけ分からなかったのが、ドゥクス役が乃木坂46の井上小百合だったことくらいかな。
…調べてみると、本作は「LORD of VERMILION IV」と同一で、
メインキャラクターおよびその担当声優も続投しているんだそうです。
どうりで、配役が凄い訳です。

もう一つは視聴者に対するメッセージが一貫している上、強烈だったこと…
そのメッセージは「生きろ!」です。
どんな状況に陥っても、生きることを絶対に諦めないこと…
諦めない限り、必ず活路を見い出すことができる、というものでした。
シンプルで分かりやすいメッセージだったと思います。

その一方、トラブルの起きる動機がイマイチだったのは残念ポイント…
イマイチというか、目の前で起こっている大惨事に対して全く釣り合いが感じられませんでした。
エンディングも個人的には私好みではなかったかな…
ですが、半端ない声優陣が物語上のマイナス面をあっさりと打ち消してくれるんです。
これを「会心の演技」と言うんですよね。

ダークファンタジーを好んで視聴する方なら満喫できる作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、May'nさんの「天使よ故郷を聞け」
エンディングテーマは、JUNNAさんの「紅く、絶望の花。」
オープニング、エンディングとも格好良い曲でした。

1クール全12話の物語でした。
声優さんの凄さが感じられる作品なので、推しの声優さんが出演しているなら是非チェックして欲しいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

58.7 3 ゲーム原作で救世主なアニメランキング3位
CONCEPTION (TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (128)
566人が棚に入れました
ケガレた異世界。巫女との絆。
そして、産まれる星の子達。世界の運命は――

『ケガレ』に侵された魔法世界『グランバニア』。

ケガレを祓うために地球(ソラ)より召喚された弓削イツキは、
『星の子』を誕生させるため、『12星座の巫女』達と愛好の儀に挑む。

「使命を果たすために……俺の子供を産んでくれ!」

声優・キャラクター
小野友樹、加藤英美里、遠藤綾、杉山里穂、阿澄佳奈、大本眞基子、藤田咲、小林沙苗、山口由里子、喜多村英梨、荒浪和沙、下田麻美、藤井ゆきよ、ゆりん、加隈亜衣、松田健一郎、平川大輔

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くまうざい

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:性教育ビデオか?作画も結構まともで序盤の入りも異世界転生ものとしてはなかなかの導入だったのに。。。いや、「私妊娠しちゃった」がまともかどうか怪しいなwしかも処女。うーむー・・・
期待度:★★★★

結局最後まで謎なまま。
最後の最後まで熊がうざかったなぁ。あの程度でエロを出そうなんて大人をバカにしている。
作画もさっぱりしていて悪くないんだけどいかんせん面白くない。

お茶ラケルならちゃんとおちゃらけてほしいし、シリアスにやるならちゃんとシリアスにしてほしい。中途半端

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ケガレた世界の命運は彼に託された

この作品の原作ゲームは未プレイです。
作画は特に私の琴線に触れることはありませんでしたが、えみりん、あすみん、キタエリにくまちゃんが出演されるとあっては視聴する以外の選択肢はありませんでした。
こうして声優さん情報のみで視聴に臨んだ訳です。

この物語の舞台は異世界「グランバニア」
グランバニアはケガレに侵食され、滅亡の危機に瀕していました。
そこで、ケガレからグランバニアを救うべく救世主「マレビト」を召喚したところ、高校生の弓削イツキが召喚されたんです。
マレビトの役目は12星座の巫女と「愛好の義」によって星の子を生み出し、迷宮に出没する星座のケガレを倒すこと…
こうして物語が動いていくのですが、この手の作品ならではの難しさが露呈したのではないでしょうか。

一番難しいのはヒロインの魅力を最大限引き出して物語に華と彩りを添える事…
そのためには十分なキャラの深掘りが必要なのですが、12人ものキャラの魅力を均等に引き出すには、圧倒的に尺が足りなかった気がします。

そこで12人のヒロイン全員を均等に扱った結果、キャラの薄い作品になってしまった気がしてなりません。
キャラを魅せる作品でキャラの印象が薄かったら、それこそ本末転倒じゃありませんか。

中には魅力的なキャラに昇華できるヒロインも居たと思います。
結果的にヒロインである巫女よりも、イツキのお目付け役であるタヌキのマナと、くまちゃん演じる星の子の先生であるアーフィーの方が目立っていたような気がしました。
これはこれで良かったのかもしれませんが、そうなるといよいよヒロインが浮かばれない展開に…^^;

たくさんのヒロインが登場する作品…って響きはとても良いんですよね。
様々な性格や属性のヒロインの中には、自分好みのヒロインが絶対一人はいるでしょうから。
後は、そのオンリーワン推しで視聴を勧めれば、作品を総じて満足できる筈ですので…
でも、これって諸刃の剣で、自分推しのヒロインの扱いが雑だと逆にガッカリしちゃうんですよね。
この辺りの匙加減については、まだまだ課題が山積しているみたいですね。

それと「愛好の義」が淡泊過ぎた気がしました。
確かに放送できる範囲に限度があります。
でもそういう表現ではなく、星の子はマレビトと巫女の愛の結晶である事を、倫理的に問題無い範囲の使える全てを駆使して欲しかった気がします。

子育てって決して簡単じゃありません。
生んで育てて…どの局面においても苦しみが付き纏います。
そんな苦しみを凌駕するのが愛の結晶であり星の子なのではないでしょうか。

でもマイナスばかりではありません。
この作品特有のノリと勢い…これはしっかり感じられましたし、物語を軽快に進める上では必要だったと思います。
ただ、緩急があればもっと良かった気はしましたけれど…

それと気になったのがラストの展開です。
ハッピーエンドは嫌いじゃありません。
ですが、あの展開はちょっと雑だったのではないでしょうか。
詳しい説明とか一切ありませんでしたし…
そもそもこれから皆さん、どうすんでしょう…
因みに日本は一夫多妻制は認められていませんので。

そっか…一見ハッピーエンドに見えた最終回でしたが、実はここからが最終決戦ということなんですねっ!!
この修羅場を制するのは…!?
はこの物語で描かれていないので分かりませんが、そこに行き着くまでの過程はしっかり描かれているので、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ナノさんの「Star light, Star bright」
エンディングテーマは、沼倉愛美さんの「Desires」
どちらも良曲でしたが、個人的にはエンディグの方が好みでした。

1クール全12話の物語でした。
見る人を選ぶ作品…と言う表現が適切かは分かりません。
好き嫌いの好みが分かれる作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

一般ゲームらしいですが。。

内容はほぼアダルトゲームのそれなので、エロゲー原作かと思いきや原作は「ダンガンロンパ」のスパイクチュンソフトでした。

結構、キャラクターデザインは良いですが、作画に乱れがあるのはまあ手抜きでしょうね。アニメーターがあまり真面目に描いてません。

しかし、全体的には女の子は可愛く描けているので、良くも悪くもただのハーレムアニメでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8
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