オリジナルアニメーションでマネーゲームなおすすめアニメランキング 2

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73.9 1 オリジナルアニメーションでマネーゲームなアニメランキング1位
東のエデン-The King of Eden-ザ・キングオブエデン(アニメ映画)

2009年11月28日
★★★★☆ 3.8 (1120)
6317人が棚に入れました
ノブレス携帯のジュイス(玉川紗己子)に「この国の王様になる」ことを依頼したセレソンNo.9の滝沢朗(木村良平)は60発のミサイルを迎撃すると,忽然と姿を消した.江田一彦(丸山詠二)は責任をとって引責辞任.一方,森美咲(早見沙織)は事情聴取後に姉の森美朝子(松谷彼哉)の元へと戻り,平澤一臣(川原元幸)が新たに起業した「東のエデン」で,おネエ(斉藤貴美子),大杉智(江口拓也),葛原みくる(齋藤彩夏),春日晴男(田谷隼)らと共に働きながら,ワシントンD.C.を中心に滝沢朗の行方を捜していた.そして「東のエデン」に板津豊(檜山修之)も参戦する.一方,60発のミサイルを発射したセレソンNo.10の結城亮(森田成一)を切り捨てた,セレソンNo.1の物部大樹(宮内敦士)は播磨脳科学研究所の責任者として動き,No.2の辻仁太郎(遊佐浩二)と再接触を図る.またセレソンNo.11の白鳥・D・黒羽(五十嵐麗)も独自に動いていた.

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、白熊寛嗣、五十嵐麗、小川真司、玉川砂記子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定と人物関係をつかめるかどうかが勝負!

東のエデン劇場版第一弾。

TV版の続きとなります。
TV版のレビューはこちら→http://www.anikore.jp/review/407277

さすが劇場版だけあって、映像が綺麗です。
特に夜景の美しさは一見の価値あり。
飛行機の窓についた露など、非常にこまかいところにもこだわりが見られます。


上映時間の制限がありますので、TV版で光ったシュールなギャグは控えめ。
それでも、ネタバレレビューを読む
そして、何よりの見所は、ネタバレレビューを読む


ストーリーは、かなり密度が濃いです。
しかし、テーマ性は維持しつつ、伏線の張り方や回収も相変わらず上手い。

TV版終了時に予想していた展開も、見事に裏切られました。
ミスリード万歳ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ


問題は登場人物。

かなり多数の人物が物語に関わっている上、番号で呼ばれたりニックネームで呼ばれたりフルネームで呼ばれたりで、誰が誰だか分からなくなります。
一応説明はされているのですが、初見で全員の行動を把握するのはかなり難しいかと。

この映画とTV版だけで分かる情報は以下の通りです。
ネタバレレビューを読む


ちなみに途中で出てくるネタバレレビューを読む
…だそうです。
要するに、滝沢朗が自分をそういう人物だと認識したってことですね。

終了間際は、ついていけないほどの急展開ですが、核心にせまりそうな発言とともに終わります。
このあとどうなるのか実に気になる引き際でした!

次は「東のエデン-Paradise Lost-」で!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 33

∮アジェル∮ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

新たな新境地と、彼らのその後の行方が明らかに・・・!!

ノイタミナ枠のオリジナルアニメからなるアニメ版「東のエデン」の直結続編となります。アニメの方で一旦は終結したかのようにみえた展開に対して、依然として続いているセレソンゲームの続きを映画化したものです。

アニメ版の方のレビューにも書きましたが、ノイタミナ制作として初のオリジナル作品ですが、映画版として波及し、その人気はすでに証明されているのですが、何がそんなに面白いのかといったところが、この映画版でわかってくるのではないかと思います。作品の中心的な行事である「セレソン」の活動、そしてセレソンという存在の意味と意義、この映画版によって明らかになってきます。

ただの突拍子もないマネーゲームのようなところもありましたが、本当に救うために活動し、そして主人公と関係してきた仲間たちが彼のその後を救うために・・・。そして、パンツ!!!

さてw 映画版については、前編、後編の2部作で、本作品の残り半分のシナリオを放映しています。アニメ版では全体の半分といったところ。この映画版によって、残りの真相と真実は・・・というところに入っていくのですが、思いのほかいい感じになっているのではないでしょうか。
当然、オリジナル作品であるからこそ、その筋書きは世間に公表されておらず観る事によってはじめてわかるわけで、原作(小説や漫画)が存在する作品は、なんとなくわかっていて期待半分、仕上がり半分という入り方をするのに対して、全部わからない所から感動する良さが十分発揮されています。

勿論、レビューを読んでくださった方はアニメ版を観て頂いていると考えて、この文章をしたためているのですが、ある意味で、アニメを観ずに映画版から入りました。そういう方がいたとしても、これはこれで、一旦は終結的な状態をアニメでむかえ、映画版から再スタートを切っているため、アリなんじゃないか。そういうところがあるため高評価をつけさせていただきました。

ただし、映画版に関しては、前編、後編という2部作の為、こちらは両方見ておかないとしっくりこない面があります。終わり方も次を観ないと気になりすぎるところがあり、また一旦の終結点はありません。完全に次に続く終わりを迎えます。その辺を参考に、観て頂ければと思います。

作品自体は、アニメに劣らずなかなかよかったのではないかと感じます。アニメ版の流れを完全に引き継いだ状態であり、また「エデン」が本格的に活動していくところも魅力の1つとなっていて個人的に好きです^^

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「俺をこの国の王様にしてくんない?」

東のエデン・劇場版その1です。

ストーリーは完結していないので、劇場版前編ということになりますね。

時間は、1時間半ほどです。

テレビシリーズの続編になるので、先にテレビシリーズ(全11話)を見てくださいね。


●ストーリー
ミサイルテロから半年。

ミサイルから日本を救った滝沢朗(たきざわ あきら)は、森美咲(もりみ さき)の前から姿を消していた。

滝沢を見つけ出すためにニューヨークへ単身出発する咲。

そこで再会した滝沢は…。


劇場版前編ということで、「おお、いよいよここからどうなるのか…!」と盛り上がってきたところで終わりました。

この劇場版がおもしろいかどうかの評価は、後編に持ち越しですねー。

テレビシリーズの後日談が気になっている人は見るといいのでしょう。

そして劇場版を見る前に、テレビシリーズで登場したセレソンを復習しておくべきだったなあと感じています。

これから劇場版を見る人は、各番号のセレソンの姿が思い浮かぶように復習しておくことをおすすめします。笑

滝沢くんは活動休止中ですが、その分、他のセレソンが何やら動きを見せています。

そしてそれをセレソン番号で説明されるから、よくわからなかったんだよ…!泣


●キャラクター
相変わらず滝沢くんかっこよすぎ!

滝沢くんと咲ちゃんを見ているとなんかこういろいろ妄想がふくらんで「きゃー!」となりますwwwwww

メリーゴーランドとか、なにあれ!!

見ているこっちが赤面!!ww
(自分が実際にやりたいとは絶対思わんけどwww)

ああいうのは眺めて憧れることが楽しいのであります。笑

そういう意味では、いいシーンでした。ごちそうさまです。笑

あとは、ジュイスのキャラ変わってないですか?

私の中のジュイスはもっとこうクールにかっこよく、なんでもこなしちゃう印象だったんだけどなあ…。

各セレソンに対して話し方が違うのは、テレビシリーズからだったっけ?あれあれ?(混乱)


●まとめ
というわけで、ストーリーは完結していないし、続きの劇場版2作目は視聴必須ですね。

前編だけではなんともレビューを書きにくいです(笑)

後編がどう展開するか、そしてどのような結末を迎えるかで、この前編の評価も変わりそうです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 16

63.3 2 オリジナルアニメーションでマネーゲームなアニメランキング2位
スピードグラファー(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (244)
1274人が棚に入れました
舞台は失われた10年の混乱から脱し、一部の富める者だけが我が世の春を謳歌する“快楽都市”と化した東京。 雑賀辰巳は、友人戸越清冶郎からセレブリティーのみが出入りできるとされる闇の社交場六本木倶楽部の潜入取材を依頼される。
潜入に成功した雑賀は、六本木倶楽部の深奥で行われる儀式の巫女、女神として崇められる謎の少女、天王洲神楽と出会う。雑賀は助けを求める神楽をつれ逃亡するが、六本木倶楽部支配人水天宮寵児が仕向ける欲望により特殊能力に目覚めた超人、ユーフォリアたちから執拗に追跡される。そして雑賀も神楽と接触したことにより、被写体の魂を吹き飛ばす写殺能力に目覚めていた。
自由を求める神楽のため、そして普通に写真を撮影する事の出来なくなってしまった自身を元に戻すため、彼らの孤独な逃避行が始まったのだった。

声優・キャラクター
高田裕司、真堂圭、本田貴子、森川智之、高島雅羅、優希比呂、津田健次郎、江川央生、広瀬正志

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

お金に対する復讐劇。主要キャラが魅力的です。

 水天宮という男のお金に対する復讐といえばいいのでしょうか。物語の中心は神楽でも雑賀でもなく、水天宮でした。

 冒頭は、ヒロインの普段の清楚さ、女神になったときの淫靡さの対比と、不遇な環境の謎で物語に引き込まれます。

 超大金持ちという存在をここまで発想豊かに描けたのは素晴らしいでしょう。女教師に金を持たせるところ、金の回収の話、一万円札のたばこ、ビルの構造等々が非常に独創的でかつ金持ちの冷酷さや人間の道徳の不確かさを上手に描いていました。

 その後、欲望を象徴したユーフォリアという能力、そしてグロテスクな性欲を満たす日本の政財界の秘密クラブなどの話が展開しながら進んでゆきます。
 ここがちょっと長いですが、ヒューマンドラマとしても、エピソードとしても、キャラたちの奇抜さも面白いです。ここで出てくるエピソードは被害者と加害者に見えて実は両方とも欲に塗れた結果となっており、テーマ性がちゃんとあります。

 キャラ造形は非常に魅力的です。それぞれの主要人物が少々極端な性格で行動やセリフは芝居じみていますが、歪んだ理由、背景が読み取れて、しかもストーリーの伏線になっているのでちゃんとヒューマンドラマになっています。

 何といっても水天宮という男が単なる悪役でなく、歪められた過去、妹の話や戦争の話などが語られます。彼にとって人の欲望というのは武器であり、それを使って最後はアンチヒーロー的な存在として、価値観を覆してくれます。

 ヒロイン神楽の未発達な肉体と大人に利用される様、そしてエロティックなシーンなどは、まあ、当時の日本のティーンの性事情などを反映していると思います。

 アニメは作画がちょっと残念な部分がありますが、妙にスタイリッシュで魅力があるんですよね。センス…なんでしょうか。キャラデザはテンプレ感もありますが、ヒロイン2人、神楽、銀座が美しいです。男だと辻堂が良かったですね。
 
 EDは前半と後半で雰囲気が違いますが、曲もいいですが非常に良い画でした。

 大人が中心になって物語が展開するアニメが少なくなる中、今見ると非常に新鮮で面白かったです。
 ただ、スマホさえあればいい時代、ミニマリストが持てはやされお金に対する執着が薄くなっている現在、本作が作成された2005年の時点で物心がついていない世代は、お金の価値観がずれすぎて理解できず共感できないかもしれません。





 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

フェチグロ?

2005年4月7日 - 9月29日TV放送。全24話。

このアニメの最大の評価ポイントはNikonF2フォトミックAS
作画では面影すら無い酷い有様ですが・・硬い・・堅牢だ・・


様々なフェティシズムに拘ったアニメ。
諸設定は笊というより破綻して細かい部分どころか
大雑把な流れで露骨に都合よく捩じ曲げられる感じ。
作画・・特に質感が酷い・・毛並みとか立体感という
様なデティールは手抜きと言ってよいほどひどい印象。

一応バルブ経済破綻?以降のパラレルな感じの現代風。
基本的には高尚なギャグ? 色んな意味でシュールな
作り?になっているような気がした。

このアニメのジャンルはハードコアサスペンスです。(wiki)
有るというが証明できなければ無いのか・・無い事を証明
出来なければ有るなのか??物語としては一応存在を証明
出来ないものを扱っているけど・・ミュータントSF的要素
が含まれているかな?程度でサスペンスという程緊張感の
有るシーンは殆ど無い・・映像などの演出が滑稽なせいで。

流れ的にはシナリオはサスペンス風に書かれている様ですが・・
サスペンスにハードコアが掛かっていると思われるけど・・
その定義が私には不明・・どんなジャンル? このアニメ
のような作品がハードコアサスペンスなの?という感じ。
ハードコアポルノ風サスペンスとも取れますが・・
フェチティシズムの描写+サスペンス・・グロかなぁ~
物語はただの恋愛絡みの憎愛劇だったりヒロイン視点だと
初恋物語風?な適当なお話ですけど・・

それにしても・・行動パターンがお粗末で破綻した描写
が多すぎて・・いちいち突っ込んでたら身が持ちません。
突っ込み損の~草臥れ損・・だと思うので・・勢いだけの
シュールなアニメで滑稽な描写を笑えた人は勝ちでOKかな。

14話のカリ城ネタは・・勘弁して・・
此れがオチで完なら やっちゃった・・で笑えたかもだけど?

折り返し以降は割りとオーソドックスな流れで普通の作品?
風変わりなバトルは相変わらずだけど・・それにしてもパロ
が可也多いですね・・使い方もタイミングもギャグですが・・

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

Mir先生 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

何故GONZOは最後まで頑張れないのか……

2005年のGONZO制作のタイトル。
しかしすぐに息切れを起こすGONZO作画は、本タイトルでもいかんなく発揮されており、
GONZOオリジナル=作画崩壊の構図を不動のものにした。

ストーリーもなかなかで、キャラクターも魅力があり、音楽もセンスが光る。
しかし作画崩壊……もったいないとしか言いようがない。

元々大人向けアニメとして作られ、OPもデュランデュランを使ったりしていて、
当時で考えて30代の男性をターゲットにしているのが分かる。
だとしたら、あとは徹底したクオリティの管理をしていき、
何年経っても記憶に残るタイトルにしないといけなかった。
結果「なんだかなあ」で終わってしまった。

これはセールス面においてもそうで、
通して150位以下、300位圏外ばかりになってしまった。
これでは投資ファンドをバックに付けていても経営は傾く。

ゴンゾは2009年に、経営不振を改善すべく、持株会社のGDHに吸収合併された。
これによって92年から続いていた制作スタジオゴンゾは事実上消滅したことになる。
いまの株式会社ゴンゾは、GDHが社名変更してブランド名を残しているに過ぎない。
当時はショッキングなニュースだった。

で、内容の方だけど、いわゆる超能力もの。
そしてマニア向け、登場人物は変態ばかりが出てきます。
可愛い変態じゃなく、金と欲にまみれた……的なものが多い。
ちょいグロ、ちょいエロ。血の描写もしっかり描かれています。
後半の物語の転換の仕方は面白かった。

第1話は、変態の役が上手すぎる子安さんが声を当てています。

EDテーマを歌うのは湯川潮音さん。
邦画「リンダリンダリンダ」にも出演していて、ステージ上で風来坊を歌っていた方です。

キャラクターデザインは本当に優れている。コザキユースケさん。
天王洲神楽、可愛い。

今の時代、旧作のBD化も頻繁に行われているが、このタイトルは難しそう。
やるなら作画を見直してからして欲しいところです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
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