アルバイトで富士山なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のアルバイトで富士山な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番のアルバイトで富士山なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

94.3 1 アルバイトで富士山なアニメランキング1位
ゆるキャン△(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1841)
7315人が棚に入れました
1人でキャンプをするのが好きな女子・リンと、キャンプ初心者・なでしこの出会いからはじまるアウトドアコメディ。本格的なキャンプのノウハウをゆるく楽しげに描く。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、井上麻里奈、大塚明夫
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アーユーハングリー!?

きららフォワード連載、
女子×アウトドアの日常系ストーリー。

山梨県近郊を舞台として、
女子高生たちがアウトドア生活を送る様を、
緩やかに描いています。

焚火をして、お鍋をして、
満点の星空を眺め、友達と夜更かしをする。
サイクリング、ソロキャンプも楽しそうだ。
街の喧騒を離れ、気忙しい毎日を忘れ、
日頃の疲れを癒してくれるのでしょう。
主題歌が爽快で素敵な楽曲ですね。

冬キャンプは空気が澄んでいるので、
景色が遠くまで綺麗に見えるのです。
賑やかな夏も好きだけど落ち着いた冬もいい。
{netabare}夜の富士を背景に鍋料理と、
この作品、美味しそうなご飯がやばい。{/netabare}

泰然自若と生きる、なんて素敵な時間でしょう。

最終話視聴追記。
彼女たちと旅を楽しむ緩やかな時間、
時間とは相対的なものなのでしょう。
{netabare}日常のすぐ隣にある癒しの世界で、
少しだけ生き方を変えてみようか、
立ち止まってもいいじゃないかと励まされる。{/netabare}

秋の紅葉、雪景色、満点の星、
どんな言葉より、一杯の珈琲には敵うまい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 131
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

日常ほのぼの系のキャンプ+飯テロアニメ

原作未読。最終話まで視聴。

私のような、キャンプ未経験者にはキャンプの魅力を分かり易く教えてくれる作品。
キャンプ大好きな人にはあるある系の作品になるのかな?

あと、”かなりの”飯テロアニメでもある。

ゆる~く、まったり。それでいて心が温まる作品です。

背景良し、キャラデザ良し。
OP・EDとも作品の雰囲気にピッタリです。

特筆すべきは、声優陣のテンポの良さでしょうか。
会話のテンポが軽妙で、視聴していてとても心地良かったです。

『いつまでも見ていたい』
『いつまでも見ていられる』
そんな作品です。

迷わず、お気に入りの棚へ直行です(笑)

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
キャンプものらしく、背景がきれい。
キャラデザも良い。

テントの設営など、細やかに描かれている。
焚火ノウハウ。
しっかりとキャンプを描く作品か?

【第2話】
なでしこが野外活動サークルに入る。
なでしこと志麻リンが、あっさりと再会する。
こういう所を変に引っ張らないところは高評価。
松ぼっくりの『コンニチハ』は面白かった。

【第3話】
なでしこがとても楽しそう。
リンもなんやかんやで楽しそう。
そして、なでしこは嬉しそう。
二人の感情がビンビン伝わってくる、心温まる物語。
鍋、本当に美味しそうだったな!

【第4話】
いよいよ、野クルが本格的に活動開始!
なでしこは、千秋とあおいと3人でキャンプに出掛けることに。
何故だろう?この3人の会話、『けいおん!』感が半端ない!
テンポとキャラのせいかな?

リンは免許を取得してスクーターで一人キャンプ。

【第5話】
第4話の続き。
どっちのキャンプも楽しそう。
なでしことリンの夜景の写真のやり取りのくだりは良かった。
素敵な夜景を、独り占めするのではなく共有したいと、お互いに思う気持ちが素敵だった。

【第6話】
コンパクト焚火グリルをゲットしたリン。
で、なでしこに強引に誘われて、焼肉キャンプに二人で行くことに・・・。

【第7話】
謎のキャンパー二人連れは新キャラか?
リンの「出来る男だ!」は多分フラグ?

{netabare}先週のおじいさん=ナレーター=リンのお祖父さん{/netabare}ということが、ここにきてようやく明かされる。

【第8話】
木皿とスキレットのお手入れをする千明とあおい。そこに斉藤さんも加わって・・・。
後半は千明とあおいがなでしこを連れてアウトドアショップへ・・・。

まったりしてるなぁ~。

【第9話】
リンとなでしこがキャップに行くはずが、なでしこが風邪をひいちゃって・・・。

リンは一人キャンプへ。
なでしこは見舞いに来た千明と一緒に、リンに観光スポットのナビをすることに・・・。

何か、もの凄く楽しそうだった!

【第10話】
リンと一人キャンプ後編と野クルのクリスマスキャンプ準備編。
野クルに顧問の先生が!
やはり{netabare}7話の酔っぱらい{/netabare}の方でしたか!

【第11話】
クリスマスキャンプの前半。

集合時間が待ちきれず、早々と集まりだす面々。
こういう所が妙にリアルで良い。

こうやって主要な登場人物が勢揃いすると、何か感慨深い。
相関関係というか、微妙な距離感の組み合わせがあったからねぇ・・・。
(リンが千明のことを『ノリが苦手』と言って少し距離を置いていたり・・・)
なでしこや斉藤が絶妙な役割を果たしたからこその全員集合。

ああ、「最終回が近いんだなぁ・・・」

【第12話】

クリスマスキャンプの後半と後日談。

最後まで安定のまったり感。
満喫しました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 120
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

“冬はつとめて” 変わらず続く美意識の発露

原作未読


メセボでもご推薦いただいたり、皆さんの2018年BEST10も拝見しながら視聴に至った作品です。2期やることも決定しましたしね。

個人的にはきらら系は2018年夏の『はるかなレシーブ』に続き2作目。『けいおん』『ひだまりスケッチ』『がっこうぐらし』等々視聴の優先順位は未だ上がっていない・・・そんな私です。
なお、アウトドアはみんなでわいわいが基本。そこそこの資材揃えて家族でGO。もしソロならフェス込みのアウトドアイベントに足を運ぶでしょう。

アウトドア経験の有無やスタンス、日常系空気系の嗜好度合いなどによって捉え方が変わりそうな題材にもかかわらず多くの支持を集めたのってなんだったんでしょうね?
タイトル『ゆるキャン△』そのまんまの、タイトル詐欺なし、看板に偽りなし、の良作でした。
高校生がキャンプをするだけの話なのですが、きらりと光るポイントが複数あり、まったく飽きることなく完走です。


1.冬キャンプとそれに自然体で臨む彼女たちとの組み合わせの妙
この作品の魅力の最たるもの。夏だと台無しだったんじゃないかな。冬は防寒対策等で備品購入費用が跳ね上がるため手つかずでしたが、本作を観ると行きたくなりますね。冬枯れの景色と雑踏とは無縁の静謐さがもたらす魅力といったらいいのでしょうか。とりわけ早朝の描写が素敵です。彼女らの目を通して私たちも擬似体験ができました。
また冬だからこそ、温かいご飯や温泉のありがたみが伝わってきます。{netabare}温泉シーンはサービスではなく、必然性がある描写なのです。いやほんとに(-_-メ){/netabare}
そして冬イコール厳しい環境であることはキャンパーの数からわかるように想像に難くありません。それなのに主要キャラの面々が構えることなく極めて自然体で向き合っています。ギリギリ「冬なめんな!」と言われる手前の準備をしてです。
厳しくも美しい冬景色と自然体な彼女らの組み合わせが醸し出す空気は深夜まったり観るのに最適だったと思います。

2.各務原なでしこ(CV花守ゆみり)、志摩リン(CV東山奈央)、犬山あおい(CV豊崎愛生)、大垣千明(CV原紗友里)、斉藤恵那(CV高橋李依)の距離感が良い
適度な距離感なんです。キャラ毎の性格を散らしていることはもちろんなのですが、自分の意見を抑えることなく相手に伝えることは伝え、利益相反ありそうならそれ以上いかない。
“ゆるふわ”一辺倒ではなく、相手のことわかってるなぁ・思ってるなぁと感じられる心地よい会話のやりとりになってます。
{netabare}最後の偶然居合わせたシーン。会えたのを喜ぶ発言があっても良さそうなところを、なでしこのセリフの選択が「晴れて良かったね~」←ここに集約されてます。{/netabare}

3.演出特に音楽が良い
OPの「SHINY DAYS」イントロがJackson5の「I Want You Back」インスパイア系ですね。モータウン系列楽曲のグルーブには血が騒ぎます。
劇伴をすごい良いと感じたのは久々かもしれません。バグパイプ使ってると思うのですが、ケルト系の香りがする劇伴がめちゃくちゃ合ってます。特に朝。その他ギター一本、ちょっとだけハーモニカ。練られてそうでシンプルに聞こえる優しい音楽が全編流れてます。

4.志摩リンに味わいがある
だいぶモノローグ多めだったと思います。少なめの掛け合いでのボケツッコミも素晴らしいのですが、こういった無口なキャラってたまにデレてくれればOK!で終っちゃうじゃないですか。
それが回を重ねるにつれて、いろんな顔を見せてきます。寡黙な女の子として処理されなかったこと、予定調和のキャラ設定内に留まらなかった意外性などなど、本作でのお気に入りキャラNO.1です。

概ねこんなところが自分には刺さりました。

その他、1,000円の攻防など身の丈にあった関わりぶり、あおいの「嘘やで~」、{netabare}スマホ使って遠隔地でも一体感を感じる描写、{/netabare}メッセのゆるいやりとり等ほっこりポイントは日常系の強みでしょう。
アウトドアのチュートリアルを大塚明夫さんのナレーションで語る演出も作品に合ってましたね。


{netabare}作品を彩ったキャンプめしの数々。締めは早朝、富士山を望みながらの味噌汁でした。心を掻き立てられたりするわけでもなく自然と涙がこぼれます。{/netabare}

美しいことはいいことだ。癒されるってこういうことなんですね。観て良かったと思えた作品です。



※閑話休題
どうやら癒しを求められる日常系空気系と呼ばれる作品群のなかでも、“ゆるふわ”+αのα部分で光るものがあると自分もイケるようです。
ちょっときらら系の食わず嫌いは改めようかと思う今日この頃です。




視聴時期:2019年1月

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2020.03.24追記

スピンオフ『へやキャン△』放送。最終話放送日に2期について告知あり。
2021年1月開始とのこと。
そういえば実写もなかなかでした。しばらくこのコンテンツ楽しめそうです。


2019.01.18 初稿
2020.03.24 追記 
2020.10.18 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 117

72.7 2 アルバイトで富士山なアニメランキング2位
ヤマノススメ セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (813)
3643人が棚に入れました
インドア趣味で高所恐怖症の主人公・あおいと、
山が大好きで常に人を振り回す・ひなた。
幼馴染の二人は、
幼いころ一緒に見た山頂の朝日をもう一度見る為に、
登山に挑戦することに。
登山を通じてできた仲間に助けられながら、あの時見た山頂を目指す…。

声優・キャラクター
井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯、牧野由依、東山奈央、儀武ゆう子、久川綾、荻野晴朗

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヤマノススメ!

かわいい女の子たちが山登りを通じて
友情を育みさらに
山の魅力を伝えてくといったアニメ。

山登りといえば、つらい、疲れる、虫多い
など今の女性たちにとっては
マイナスなイメージしか浮かばないと思います。
そこでこのアニメでは
「女の子が登山をする」をモチーフにして

山は実はこんなに素晴らしい場所なんだ!
山登りって実はこんなに奥が深いんだ!

といった山の魅力を老若男女幅広い年齢層に
伝えようという制作側の思いが
この作品に顕著に表現されていると思います。

前期では5分アニメという尺の短さが
多少ネックに感じられましたが
膨大な人気が昂じて前期の3倍の
15分枠で始まったのも
前文に述べたことの証左だと思いますね。

セカンドシーズンでは
今後の期待とともにとても楽しみにしています!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 71
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

登山は人生ですね。<追記;おもいでプレゼント>

1期のショートアニメから15分2クールアニメに進化。
雰囲気はそのまま、丁寧そしてソフトに山登りをススメめてくれます。

序盤の富士登山がメインでしょう。
高山病による富士登山の厳しさが表現されていました。
登山は生半可な気持ちではできないですね。
登山は人生と同じ。
それぞれがそれぞれの高さ目指して、マイペースで登ればいいのですよ。
たとえ目標に到達しなくても、その過程で得た経験が貴重なのです。

新キャラ登場。
東山さん演じるほのかはいつ登場?
と思っていたら、最後の方でした。
それも地味っ娘でした。
私の好きなキャラは、あおいのバイト先の大学生ひかりさん!
ダブル八重歯とドヤ口が可愛いですね。
活発で、明るいノリが爽やかです。

<ヤマノリスク>
{netabare}2014年9月27日、御嶽山が噴火し、多くの登山者が犠牲になりました。
この噴火は水蒸気爆発で前兆が捉えにくいという側面があります。
気象庁や火山学者には、観測網の整備、観測記録や火山噴火履歴の整理し、噴火予知を行って欲しいと思います。
それとともに、行政には火山に備える準備をしてもらいたいと切に願います。

噴火だけではなく、山は危険がいっぱいです。
落石災害や斜面からの滑落・転落、気候の急変は日常茶飯事です。
だから、登山時には最悪の事態を想定した行動が求められます。
充分な準備行うことは当たり前、決められたことを守る、無理をしない、冷静な判断力を身に着けるなどが必要ではないかと思います。{/netabare}

<追記;おもいでプレゼント>
{netabare}祝3期!前記念視聴。
1期2期の超総集編の後始まったプレゼント企画。
約27分間のOVAです。

思わずほっこりする思い出2編。
ヤマとは全く関係ありません。

一瞬登場するひかりさん。
やっぱり好きです、あのノリとキバ。
店長のつぶやきもまたGOODです。

3期に向けて気持ちも新た。
さあ、視聴開始だ。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 68
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ゆるふわだけじゃなく、人間として大切なことを気づかせてくれる物語

このアニメはゆるふわとして有名です。
主人公たちがとても可愛く、心を癒してくれます。

ですが、それだけじゃありません。
人間として大切なことを何気に気づかせてくれます。
そして、あおい、ひなた、かえで、ここなの性格がとても美しい。
彼女らの行動は、見ていて気持ちが良いです。
さらに、あおいとひなたの関係が凄く良く描かれており、思わず微笑みました。

以下、気になった箇所だけ選んで読んでいただければ幸いです。

■人間として大切なこと {netabare}
以下のようなことに気づきました。

 ①友達を大切にする
 ②親には自分の気持ちを真剣に伝え、理解してもらうように努める
 ③自分が本当にほしい物は、親にねだるのでなくバイトをして得たお金で買う
 ④一歩づつ、ゆっくりでもいいので前へ進む
 ⑤失敗しても、またチャレンジすればいい  
 などなどです。

例えば、親と疎遠な人は少なからずいると思います。
でも自分は今まで親に、自分の想いを熱心に伝える努力をしたかというと、あまり自信がありません。
親はいつも子供の幸せを願っています。
自分の考えを懸命に親に説明すれば、親もきっとわかってもらえます。


しかもこれらは、教え諭されるのでなく、見ていて自分で何気に気づくように描かれています。
だから、すんなりと心に入ってきます。

Openingソング「毎日コハルビヨリ」にも大切なことが唄われていました。
「世界で一番の絶景ポイントはいつも目の前のその笑顔」
とても素晴らしい表現です。思わず納得してしまいました。

だから、この物語を見ると、いつの間にか前向きになれます。
{/netabare}


■4人の性格について {netabare}
みんな可愛くて素直な女の子です。

あおい
 非力ですが、がんばりやさんです。
 そして、いつもみんなの和をとりもつようにしています。
ひなた
 太陽のように明るく元気です。
 たまには失敗しますが、小さいことは気にしません。
ここな
 いつも笑顔でみんなの心を癒してくれます。
 彼女の穏やかな話し方は、聞いていて和みます。
かえで
 年長者ですが、しゃしゃり出ることなく、
 みんなが困ったときに何気なくみんなをフォローします。
{netabare}
かえでは、富士山で高山病になったあおいを看護しました。
そのため、かえでは頂上には行きませんでした。
このときあおいは、「みんなに迷惑をかけた。特にかえでに迷惑をかけた」と感じます。
でも、かえではそんなことを全く気にしていません。
だって具合が悪くなった人がいたら、その面倒を見るのが当たり前だと彼女は割り切っています。
それが登山者の基本だから…
{/netabare} {/netabare}


■あおいとひなたの関係について  {netabare}

あおいにとって、ひなたは特別な存在です。
あおいは最初は内気で地味でしたが、ひなたのおかげでいつの間にか外交的で前向きになりました。

ひなたはいつも、あおいの背中を後押しします。
あおいの成長をひなたは自分のことのように喜びます。

ひなたがいたからこそ、今のあおいがいます。
そしてあおいがいたからこそ、いまのひなたがいます。
ケンカするほど仲が良いといいますが、
二人は何度もケンカをし、何度も仲直りします。
こんな仲が良い友達がいたら、それだけでも十分に幸せですね。(^_^)
{/netabare}


■余談: 高山病にならないための準備  {netabare}

富士山に初めて登る人は高山病になりやすいです。
一度高山病を発症したら、低いところに降りるまで治りません。
そして、頭がズキズキと痛くなり、何をしても苦痛に感じます。

高山病にならないように、以下のように心がけたほうが良いです。
・5合目で十分休憩をとり(できれば2時間以上)体を気圧に慣れさせる
・5合目から6合目までは、深呼吸をしながら、いつも歩く速さの2/3ほどでゆっくりゆっくり進む。
 なだらかな上り坂なので、ついつい早く進みたくなります。
 でも、体は富士山の気圧に慣れていません。気圧になれるためにもゆっくり進みましょう。
・六合目についたら、できれば10分以上休む。
・6合目から7合目までも同様に、深呼吸をしながらゆっくりゆっくり進む


高山病にならないためにも、焦らずゆっくりゆっくり登りましょう。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 61

85.3 3 アルバイトで富士山なアニメランキング3位
ゆるキャン△ SEASON2(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (635)
2481人が棚に入れました
これも、ある冬の日の物語。山梨の女子高校生である志摩リンは、愛車の原付に乗って一路浜名湖を目指していた。大晦日に始めた、久しぶりのソロキャンプ。山梨を出発して静岡県は磐田へ。年越しを磐田で迎えて、今日はその三日目。かなり距離の長い運転だが、なんだか楽しい。そんな折、立ち寄った海辺でふと思うリン。「やっぱり、一人のキャンプも好きだ私」一方、そんなリンの思いを知ったなでしこにも、新しい気持ちが芽生えていた。みんなとのキャンプは大好き。ご飯を作って、喜んでもらうのも、嬉しい。だけれど。「私もリンちゃんみたいに、ソロキャンプやってみたいな」なでしことリン、二人の出逢いから始まったアウトドア系ガールズストーリーの第二幕がいま、上がる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、黒沢ともよ、大塚明夫
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

冬はつとめて・続

原作未読


“きらら”系が不得意な人でも楽しめる希少なきらら作品。
2018年冬期で話題になり初心者ソロキャンパーを量産し、今回2期放送前にはスピンオフ4コマ的なショートものも放送。ついでに実写化なんかもされ、わりとアニメファン以外にも認知されてるんじゃないかしらな良作です。

 横綱相撲

作品の良さそのままに付加されたのがこちら↓

・冬季キャンプの怖さも取り入れ注意喚起
→キャンパー増やしちゃったことへのCSR「企業の社会的責任」な気もしなくはない
・訪問場所増える
→あざとさすら感じるほど観光スポット(聖地巡礼用?)増やしちゃいましたね
・(本題)ソロキャンとはなんぞや?への回答
→{netabare}しまリン「寂しさを愛でる」ってやつ。なでしこのソロキャンデビューもありました{/netabare}

もともと日常系に強みありのきらら作品というのもありますが、変わらなさがウリの日常系においてファンのニーズに応えつつ少しばかりの変化を加えるその匙加減が良い塩梅でした。
1期OKな方ならそのまま楽しめる仕様となってます。

 冬はつとめて

『つとめて=早朝』 と高校の古文で習った方がほとんどでは?
清少納言が冬は早朝がいいよねと『枕草子』に綴った理由を映像化したら『ゆるキャン△』になりました。単に日常系だからという理由での“変わらない良さ”だけに限らず、私たち日本人がそれこそ1000年前から共有できる皮膚感覚みたいなものが1期と変わらず提示されてると思っとります。
続けて楽しんじゃってどーぞ!



※余談

■再現度

1.富士宮焼きそば
あの外観見覚えある…というか行きましたね。その時もけっこうな行列でした。
2.池池
正しくは“池”とのこと。
首都圏の取扱代理店もないみたいですし大手ネット通販にも登録なし。酒店の通販サイトから入手可能らしいけど悩む。
がっつり地酒なので伊豆近海の地元の料理と合わせてグイっといきたいので保留です。

あれ!?山梨どこいった?


■空間共有の新しいかたち

本作はスマホで繋がるここ数年の新しい空間共有の在り方を提示してくれてますよね。大きく二つ

1.離れてても場を共有できちゃう
2.タイムリーな情報収集

旅一つとってもスマホ有りと無しの時代で断層ができてると感じます。
1.なんかは日常送ってる自宅組と非日常送ってるキャンプ組とでズレが目立ちそうなもんですがそんなものなくて極めて自然体。
2.についてはインフラ化して久しく「るるぶ」「地球の歩き方」そして現地で情報収集してた時代とは隔世の感あり。もっぱら家族旅行専任な私もすでにスマホは手放せません。

とか言いながら古き旅人からすれば、旅先でのハプニングやトラブルも含めて楽しんじゃおうって醍醐味が削がれちゃうんじゃないかと心配しますが本作はそれもうまく対応しちゃってます。

{netabare}事前に情報収集したうえで想定外の事態が生じた際、冬の山中湖をナメてピンチだった時は捨てる神あれば拾う神ありで現地のキャンパーに救われました。伊豆行きで事前に調べた海岸がNGだった時は以前繋がりのできた現地の酒屋さんと連絡を取り事なきを得ました。
スマホ内の情報で自己完結するのではなく、周りの人にも助けを求めたりするバランス感覚の匙加減がよろしい。

その意味でシマリンは秘かに有能ですよね。
「調べてみたけどどこにもありませんでした」
こうした新入社員の戯言を聞くと「現地行け」「考えろ」となるわけですが、情報ない時の対応力下がってませんか?を感じる今日この頃な管理職の方こちらにもいらっしゃるでしょう。
{netabare}それが置かれてる状況だったりこれまでの経験から仮説を立て、山中湖事案では先生にアラートを流し、なでしこソロキャンデビュー事案では現地に飛んだりする。{/netabare}

まずは「こんなことあるかも」のリスク想定がしっかりできていて◎。次に不確定要素ありまくりで徒労に終わる可能性が高いにもかかわらず行動に移せるのが◎。
言葉巧みではないため面接では捉えきれないかもしれない彼女の能力ですがこれを拾える人事は優秀だと思います。{/netabare}


そんなこんなで1期とあまり変わらぬこと書いておりますが、それでもいいのかなといつもの野クルメンバーらを眺めて楽しい良作でした。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.04.17 初稿
2022.02.20 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 73
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

はるのとなり

きららフォワード連載、
女子×アウトドアの日常系ストーリー。

ひとり焚き火で最高の時間を満喫する、
ランタンの灯、炊飯、鉄板焼き、
緩やかな時間と素朴ながら美しい街並み。

エンドロール後のちょっとした展開に、
ゆるキャン△をなぜ好きなのか実感した。

朝の田舎道をリンのヤマハビーノは走る、
山間から陽が昇り始めた頃、なでしこと出遭う。
{netabare}彼女たちは趣味を始めるため、
貴重な時間をせっせと労働に励んでいる。
キャンプアニメだというのに、
そのバイトが忙しく参加出来ないという。{/netabare}

アウトドアの魅力と身の丈に合った活動。
そして必要以上に群れない。
マイペースに青春を楽しんでいるのだ。
そんな彼女たちの日常が心地良い。

8話視聴追記。
{netabare}なでしこ初めてのソロキャンプ。
誰とでも仲良くなれる彼女の、
魅力満載のとても良質なエピソードだ。{/netabare}
美しい夜景も大自然も堪能できる。
場を盛り上げる千明の活躍にも期待したい。

最終話視聴追記。
{netabare}きっと森林や渓流散策をして、
湧き水で沸かす珈琲はさぞ美味しい…、
なんてこちらの想像で追体験しているのだ。{/netabare}
彼女たちの後ろで私たちは物語を補完している。
ここが安定の高品質に繋がっている。

夜の富士、絶景万博。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 70

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

作品としてブレない安心感はさすがです。バーガーを食べるのに一人だけナイフとフォークを使う鳥羽先生…。

第4話まで視聴終了した時点で、このレビューを書いています。

本作は「SEASON 2」なので1期目を観終わってから視聴するのが望ましいのですが、それでも「一見さんお断り」の雰囲気は無くて「この2期目が面白かったから1期目も観てみようか」という需要を掘り起こそうという気配を感じます。

基本的には1期目直後の年末年始辺りのエピソードが原作通り続いている構成ですが、第1話Aパートまででちょっとした変化球的な原作には無いエピソードが挟まれていて、この第1話の内容が1期目の第1話の内容を思い起こさせるような巧みな構成になっています。

ここまで、人の繋がりや出会いを大事な物と考える一方でソロでのキャンプ自体は否定されることもなく、リンだけではなくなでしこもソロキャンプに想いを馳せる様子が描かれています。

そして1期目のクリスマスキャンプ参加を経て、野クル自体に参加することはなくともキャンプには興味を示し、リンだけではなく野クルのメンバーとも親交を持っている斉藤さんの様子も描かれています。

新キャラとしてなでしこ引っ越し前の友人だったアヤちゃん(土岐綾乃)の登場や、このSEASON 2でストーリーに参加する度合いが増したチビ犬子(犬山あかり: あおいの妹)の活躍なども見どころですね。

第3話で本編のストーリーの映像を背景にOP主題歌を使用したり、第4話では逆にED主題歌を使用したりもありました。1期目でも同様の特殊OP/EDはありましたが、特にEDはそもそも本編の余韻というか連続性を強く感じる曲と背景なのでこのような使用をしてもまったく違和感はありませんね。

ちなみにCパートで1期目では「へやキャン△」がありましたが、この2期目では「イヌイヌ犬子さん」というコーナーがあることがあります。「へやキャン△」はコミックス単行本描き下ろしの4コマ漫画がタイトルの由来ですが、「イヌイヌ犬子さん」はコミックス単行本カバー裏のオマケ漫画がタイトルの由来です。

以降、ここまであまり取り上げられなかった5話目以降では野クルメンバーたちによるグループでのキャンプや、逆にソロキャンプ関連の深掘りエピソードがあるので、アニメでどのように描かれるかが楽しみです。

2021.3.13追記:
第10話、金目鯛バーガーを食べるとき、みんな手掴みなのにひとりナイフとフォークを使う鳥羽先生。原作も含めて特に具体的な言及はないけど、元々臨時教員時代でもあまり経済的に困った描写は無かったり、幼少時の家族でのキャンプ体験も含めて実は実家はそこそこお金持ちでお嬢様育ちなのかもしれません。

2021.4.2追記:
第13話(最終話)まで視聴終了。『あまんちゅ!』で野焼きしていた大室山が出てきました。実在する山だから当然だけど、遠景で同じような形でした。

最終話でのED主題歌の使われ方が良かったですね。Cパートでのリンとなでしこの会話が1期目最終話Cパートとか2期目アバンタイトルへのフリになってるように聞こえたりするのも面白い作りでした。

原作からカットされているエピソードもちょいちょいあるんですが、逆にアニメオリジナルのシーンもあったりして、原作のイメージを大きくは変えずアニメならではの演出もあってうまいアニメ化だったと思います。

原作エピソードはまただいぶん消費したので、当面TVシリーズ3期目はなさそうです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

75.5 4 アルバイトで富士山なアニメランキング4位
スーパーカブ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (484)
1386人が棚に入れました
山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、ある日中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことが新鮮で、ちょっと冒険した気分。仄かな変化に満足する小熊に、バイクは人とのつながりも生み出していく。小熊と同じ、バイク乗りの少女・礼子や、バイクに乗って変わっていく小熊に憧れる少女・椎。小熊の世界は少しずつ、広がっていく。友達と一緒の昼ご飯。当てもなく寄り道する放課後。バイクでしかできないアルバイト。そして、これからもバイクと生きていくために少女が選ぶ進路。

声優・キャラクター
夜道雪、七瀬彩夏、日岡なつみ
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

彼女の世界は広がっていく

両親も趣味も友達もいない高校二年生の小熊。
単調な毎日でしたが、スーパーカブの購入をきっかけに彼女の世界が広がっていく物語です。
素朴な、信じられないほど素朴な、そして静かな内容です。
癒しというほどではありませんが、見ていてなぜか安心します。

小熊は一人暮らしの女子高生。
昼食はいつも弁当箱の中にご飯だけ。そのご飯にレトルト食品をかけて食べています。
友達もいないので、いつも一人。

「野菜もとらないといけないよ」と、思わず声をかけたくなります。

そして、なぜ両親がいないのか、今のところ分かりません。
きっと、それなりの深い事情があるのでしょう。

そのせいか、彼女はめったに話しません。たまに話しても、声に喜怒哀楽が感じられません。
その彼女が、通学のために中古のバイクを購入します。
でも、それをきっかけに、彼女は世界が少しずつ広がっていきます。

今まで行ったことがない道を行き、
今まで買ったことがない店で買い物をして、
今まで話したことがない人と話をして、
今までしたことのないアルバイトをして…
無口だった彼女が、いつの間にか友達と話すようになります。
笑顔も少しだけ見えるようになりました。

もちろん、バイクを持つとそれなりの苦労もありますが、小熊はめげません。
着実にひとつずつ問題を解決していきます。

これからも、彼女は苦労をしつつも、彼女の世界は広がっていくでしょう。

「頑張れ小熊!」と、思わず応援したくなります。


先日、タック二階堂さんから
「あれは、小熊の小さな喜び、小さな成長を視聴者が、孫を見る気持ちで見るのが良いと思う」とのコメントをいただきました。
私もまったく同感です。

私も小熊のように、少しずつ世界を広げてゆき、小さな成長、小さな喜びを見つけたい。
そうすればきっと…、未来が楽しくなると思います。

第5話(酷評){netabare}
礼子の行動は納得できません。

富士山は6合目より上は木々がほとんど無いので、バイクで排気ガスをまき散らしたら空気が浄化されません。ましてや雲の上ともなれば、雨が降らないので排気ガスが吸収されなくなります。
だから富士山では夏場は入山規制をして工事関係車両と観光バス以外は登れなくしています。

多くの人たちが長年かけて守ってきた富士山の自然を、このアニメに影響された自然に無関心な人たちが自分勝手なことをして自然を破壊することがないように祈るばかりです。 {/netabare}

第6話(酷評){netabare}
今回の小熊と礼子の行動も…がっかりしました。

朝は熱があったので、熱が下がったからバイクで修学旅行先に途中参加したところまでは何となく共感します。

しかし、それを認めてくれた先生と交わした約束『旅行中はバイクの乗車は禁止』を、いとも簡単に破ってしまったこと。
これにガッカリしました。

どんなに注意して運転しても、相手の車のせいで事故が発生することがあります。ましてやここは初めて来た場所。不慣れな道路です。しかも、初めての二人乗り運転…。

仮に修学旅行中にバイク事故が発生したら、せっかく修学旅行への途中参加を認めてくれた先生の厚意を裏切り、多大な迷惑をかけることになります。
そして、高校入学の際の身元保証人になってくれた教頭先生(?)をも裏切ることになります。

さらに何よりも、これからの小熊の生き方を信用されなくなること。
人間はわずかなお金しか持ってなくても、信用さえあれば生きていけます。
『人から信用されること』は人生における大切な財産です。

小さな約束すら守れない人間が、大きな約束を守れるわけない。
これは誰もが納得する意見です。
小熊は、ここでその大切な財産を自ら捨ててしまったのです。
{/netabare}

第11話(真似しちゃダメ){netabare}
小熊が椎を助けるシーンがありますが、これはアニメだからと割り切ってください。
実際にこんな助け方をすると、助かる命も助からなくなります。

救急車を呼ばず、椎の家族に連絡もしないで救助に向かったのは、もちろんNGです。
そして椎をカブの前かごに乗せて疾走したこと。これは殺人未遂になるかも…
山梨県北杜市の冬の気温は氷点下2~5度です。しかも全身ずぶ濡れの椎をカブの前かごに乗せたら体感温度はさらにマイナス10度以上下がります。衣服が凍りつき凍死します。

試しに山梨県に住まれている方は、バイクの前かごやハンドルに濡れタオルをかけて真夜中疾走してみてください。タオルが凍るはずです。
{/netabare}

■最終話を見終わって
両親も趣味も友達もいない小熊でしたが…、
今、彼女には友達がいます。趣味もあります。彼女の世界は色づいています。

カブはただのきっかけに過ぎません。
世界を変えたのは小熊自身の行動です。
きっと彼女は、希望に満ちた人生をおくることでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 76
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

スピーチバルーン

スタジオKAI制作。

山梨県北杜市、趣味もお金もない、
日々を質素に暮らし学校に通う小熊。
スーパーカブとの出会いによって、
少女の物語が動き始めようとしている。

日常、癒し枠はこちらでしょうか。
余白であり、その空気感が、
とても心地良く伝わる物語ですね。
日常風景を丁寧すぎるほど描写している。
私しかいない小さな世界から、
少しだけ外へと前進するのだろう。

過剰な演出もなく台詞も少ない。
こういうのがとても心地良く感じる。
どんな話だっけ!?と振り返れば、
カブのエンジン音だけが聴こえてくる。

最終話視聴追記。
絵空事を抑え一人称で語られる私小説。
{netabare}中盤以降、他者との交流が広がり、
そこが物語の印象に大きな影響を与えはするが、
知らない道を行けばまだ見ぬ世界が広がる。{/netabare}
本質はきっと変わっていないでしょう。
ただそれだけのことなのです。

きっと交流の物語、そんな気がします。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 62
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この空気感、好き・・でした

[2021.6.24]
最終話見終わりました。(簡単な感想は一番下に・・)
5話以降の展開については、原作どおりみたいなので仕方ないのかも。
初盤のあの空気感はアニメならではの演出の成果だと思うので、アニメの出来は悪くないと思います。
結果論になっちゃいますけど、4話までの話を再構成して、親の話や免許取得の話などアニメで語られなかった部分を追加したりして映画化したほうが良い作品になった気がします。
・・あ、でもそれだと椎ちゃんの出番が。。

[2021.6.11]
4話までの感じが凄く好きだったんですが、最近のお話はあまりそれが感じられなくなってきたのがちょっと残念です。
突飛なのはいらなくて、もっと地味なお話でいいから小熊さんの小さな冒険を描いてくれると良かったんだけど。。

[2021.4.8初投稿]
ラノベが原作のようですが、未読です。
PV見たときも感じたけど、絵と音がすごくいい!

バイクのアニメなのに、とても静かでひんやりした空気感を感じます。
この空気感、好きだな。

劇中曲にクラシックを使ってるところも、雰囲気にあってると思いました。
ドビュッシーやリストなどいいですね。
ほかのピアノなどの劇伴も良かったです。

主人公の小熊さんは、かわいいけどおとなしくて地味な感じ。
両親も友達もお金も将来の夢もない女の子みたいだけど・・

彼女がスーパーカブと出会って物語がどう動き始めるのか、バイクというものに一度も乗ったことのない私も一緒にドキドキしながら見ていきたいと思います。

以下、各話の感想です♪

【1話 ないないの女の子】
{netabare} 中古のバイクが1万円!?・・と思ったらいわく付きのバイクみたい。。
バイク屋のご主人、いい人すぎ。
・・いきなり原付免許とったシーンに飛んでたけど、この辺はもう少し丁寧に描いて欲しかったかな。
バイクのエンジンを初めてかけた気持ち。
自分のバイクを見てニヤニヤする気持ち。
エンジンがかからなくて焦る気持ち。
バイクに乗ったことないけど、小熊さんの気持ち、わかる気がする。
夜のドライブにドビュッシーの「月の光」。ひんやりした夜の空気が伝わってきます。
うん。これいいわ。この空気感のまま最後まで突っ走ってほしいな。{/netabare}

【2話 礼子】
{netabare} アニメっぽくない作品だなって2話見ててあらためて思いました。
みんな黒髪だし、テンション高い話し方じゃないし、友達同士の会話もそっけないし・・
でもなぜかそういうところが好きだったりしてます。
すごーく地味な展開なのに、なぜか飽きないし面白いです。
礼子のバイク、改造バイクとかお金かかってそうだけどお嬢様なのかな?
どこまでも遠くに行けるよ、と礼子に言われて、ちょっとした「冒険」に出かける小熊さん。
ラストのニヤ顔が楽しそうで良かった♪
相変わらず、絵や音関係は丁寧ですね。バイクの音とかリアルっぽい。
EDもいい感じでした。{/netabare}

【3話 もらったもの】
{netabare}だいぶカブに慣れてきた小熊さん。
色々とパーツが欲しくなって礼子の助けももらいながら揃えていきます。
無口な子だけどきちんとお礼の挨拶できるのね。えらいな。
相変わらずのにやけ顔がいいね。
リストの愛の夢が流れながら今までの出来事が流れるラスト。
いい最終回でした!←ちがいますw
次回あたりで何か面白いことが起こればいいな・・って贅沢すぎ?{/netabare}

【4話 アルバイト】
{netabare}夏休み。礼子とどこかに出かけるのかなって思ったけど、別々なんだね。
でも確かにお金がないとどこにも出かけられないし、バイトは正解かも。
バイト代でレインコートを買って、雨の中 にやけながらの運転。
そして雨に向かってぼそっとつぶやく「ざまあみろ」。
よりもいとはまた違うざまあみろだけど、これも良かった♡
自分でバイクのオイル交換が出来て、鏡の前でヨシッのポーズを取ったり。
小熊さん、最初の頃に比べて表情が豊かになってきましたね♪
バイクのイスをぽんぽんするしぐさもいいな。
どんどん出来ることが増えていって、とても楽しそうで、見てる私もにやけちゃいます(#^.^#)
特別な何かがあるわけじゃないけど、丁寧に描かれていて不思議な魅力のある作品です。{/netabare}

【5話 礼子の夏】
{netabare}礼子が夏休みにある「挑戦」をした話。
なんか今回の雰囲気がいつもと違うような・・
小熊さんが「小さな冒険」をしながら、少しずつ世界が広がっていくところが好きだったので
番外編を見てる感じでした。
この作品にはこういうアクロバット的なお話は合わない気がします。{/netabare}

【6話 私のカブ】
{netabare}だんだん小熊さんの性格が分かってきた気がする。
色々と自分に素直な子ですねw
「このくらいで勘弁してあげる」の表情が楽しそうで良かった。
バスと同時にカブで着いたりとかwタイミング良過ぎて笑ったw
あれ絶対カブで来たいから仮病使ったと思われそう。
先生に怒られたのに、普通に礼子と二人乗りして出かけたり。
以外とメンタル強い子かも。鎌倉まで追っかけてくるくらいだしね。
次回は3人目の子が登場しそう。。{/netabare}

【7話 夏空の色、水色の少女】
{netabare}{netabare}季節は秋になり文化祭の準備が始まる。
小熊さんと礼子はバイク以外のことにはあまり関心ないみたい。
でも原付じゃムリだって言葉が許せなくて文化祭で使う備品の運搬を”手伝ってあげる”ことにした小熊さん。
小熊さん、すっかりベテランカブ乗りみたいな感じになっちゃいましたね。
初々しかった頃の小熊さんが懐かしい。。
「思わず巻き込まれてしまった文化祭」ってどゆことw{/netabare}
↑最初に感じたまま書いた感想です。
他のレビュアーさんの感想を読んでなるほどーって思いました。
カブと出会うまでの小熊さんってないないの女の子で、どこか諦めの気持ちがあって日々をただ無意味に過ごしてて、だから他人との関わりも関係ないって達観したような感じでずっと生きてきたんだろうなってあらためて1~2話を見直して感じました。
2話で礼子に話しかけられて、久しくこんなことは無かったからどうしていいかわからなくて逃げてしまったし。
そう考えるとちょっと上から目線のような話し方も、巻き込まれた発言もなんとなく理解できます。
カブをきっかけに他のみんなと不器用な感じだけど自分から話しかけて関われるようになったのは小熊さんの成長なのでしょうね。{/netabare}

【8話 椎の場所】
{netabare}前回顔なじみになった椎ちゃんにお礼にと自宅のカフェ「ブール」に誘われる二人。
椎ちゃん家ってお店と自宅いっしょだとしても、すごく大きい家なのね。
モールトンを娘に買い与えるとか、趣味でやってるようなカフェとか、結構裕福なのかなー。
コナコーヒーって最初粉コーヒーだと思って、カフェでインスタント!?って思ったらハワイでしか採れない希少コーヒーなんですね(-.-)
私は濃いめのコーヒーって苦手で、もっぱらアメリカンで飲んでます。。
寒さ対策に購入した大きい手袋みたいなの、おしゃれではないけど、すごくあったかそう(#^.^#)
周りを気にせず自分たちのスタイルを追求する小熊さんたち、いいと思います♡{/netabare}

【9話 氷の中】
{netabare}アブラッシブウールって貴重品らしいけどお値段ってどのくらいなんだろ?って思って調べてみたら、いいお値段してました。。
椎ちゃんこんないいものをあげるなんていい子すぎ。
小熊さん、ぶっきらぼうなのはいいんだけど、もらっておいて、椎ちゃんに「さっそく作って」はないでしょw
あと、椎ちゃんが小熊さんたちにカフェに誘ったりするんだけど、そっけなくされるのもちょっとかわいそうかも。{/netabare}

【10話 雪】
{netabare}雪の中、礼子に誘われてバイクで遊ぶ小熊さんたち。
青春してるなぁ~って思うけど、私が4話あたりまで「これ好きだわぁ」って感じていたものが最近のお話ではあまりなくなっちゃったのがちょっと残念かな。。
他のレビュアーさんが言ってた、バイクとJKが好きなおじさんが描いた理想のお話ってのも分かる気がするw
終盤、椎ちゃんが大変なことになっちゃったけど大丈夫かちょっと心配ですね。{/netabare}

【11話 遠い春】
{netabare}警察に連絡しないで小熊さん1人で助けに行ったのは二次災害になるし危ないなーと思ってみてたけど・・
とりあえず、椎ちゃんが無事でよかった・・
小熊さんが料理するの初めてみたかも。カレーうどん美味しそう♡
でも、モールトンのフレームがぐちゃくちゃになってしまって、もう乗ることはできないみたい。
そっか。モールトンに追い抜かれたことがカブへのきっかけだったんだ。
椎ちゃんもカブに乗ってる小熊さんたちにあこがれみたいなものを感じてたのかな。
次回、桜前線に逢いに鹿児島に行くのでしょうか?
普通は原付でムリって思うけど、この作品は何でも出来ちゃう気がしてます。。{/netabare}

【12話 スーパーカブ】
{netabare}桜前線に逢いに鹿児島あたりまでカブの旅をする小熊さんたち。
椎ちゃんは礼子のカブに同乗。
経験ないので想像だけど、原付ってスピード出ないしあんな長い距離走ったらかなり疲れそう(・A・)
特に椎ちゃんはずっとしがみついてるからかなり大変じゃないのかな?
小熊さんのぼそっとしたぶっきらぼうなしゃべり方って、小熊さんをバイク好きなおじさんに置き換えるとしっくりくるかも。
旅が終わり、椎ちゃんもついにカブ仲間に!椎ちゃんカブ、色とかかわいい♡
なんとなく2期はないような気がしますけど、これ見てバイクに興味をもった方もいたかもしれないですね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 58
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