supercellで戦いなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのsupercellで戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番のsupercellで戦いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.4 1 supercellで戦いなアニメランキング1位
マギ(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1686)
9792人が棚に入れました
秘宝が眠るとされる謎の遺跡「迷宮(ダンジョン)」が出現する不思議な大陸を旅している少年・アラジン。
彼は旅の中で出会ったアリババと共に秘宝を手にするため、「迷宮(ダンジョン)」攻略を目指す。
その中で生じる様々な出会いと別れを繰り返す中で、アラジンは自らの宿命を知ることになる。

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

惚れ惚れするほど陳腐な設定&シナリオの《ショタ萌え》人気作?

1-2期ともに25話で併せて50話もあり、放送終了後にはOVA(13話、事前譚)も制作された人気作なので、いつか面白くなるのかも?と淡い期待を抱いて見続けたのですが・・・第2期の第3-4話くらいで流石に集中力が途切れてしまい、あとはダラダラと「ながら見」になってしまいました。

作画は良いです、作画はね(天下のA1-pictures制作ですし)。
ただ、第1期の途中から思ったけど、世界観設定が余りにも適当過ぎる・・・
序盤に登場するキャラ名が、アラジン/アリババ/シンドバッドときたら、誰だって『アラビアン・ナイト』モチーフと思うじゃないですか、普通。
だから、きっとそういう世界観で、あの有名な『アラビアン・ナイト』の物語を本家取りしながらシナリオが進行していくのだろう、と期待して見ていったら、第4話から{netabare}モンゴルやら中国っぽいキャラ{/netabare}がどんどん出てきて、え????と思ってしまいました。

それでも第1期は我慢して何とかシナリオを追いましたが、第2期の途中から今度は{netabare}古代ギリシャ・ローマ風のキャラ{/netabare}がどんどん出てきて、ガッカリ。
『アラビアン・ナイト』の世界はせいぜいアラビア・シリア・ペルシャなど中近東からどれだけ広がっても北アフリカ~インド洋程度のはずで、古代中国や古代ギリシャ・ローマ風の設定を無造作に混入させては駄目でしょう・・・。

そしてシナリオも、アラジン/アリババ/シンドバッドそれぞれ元々の『アラビアン・ナイト』の物語との関連性が希薄過ぎる上に、作品タイトルの「マギ Magi」というのは『新約聖書』に登場する「東方の三賢者(三博士)」のことですが、ただ単に「{netabare}マギは3人いて王の選定者である{/netabare}」という表面的な設定を借りているだけで、それ以上のシナリオの捻りとか奥深さとかは全く感じ取れませんでした。

《まとめ》
ここまで批判的なことばかり書きましたが、それでも本作は私が気になるくらいの人気作だったということは、きっと単に私が本作のターゲット層ではなかった、ということでしょうし、そして、そのターゲット層というのは、多分、主人公アラジン少年の愛苦しさにキュンときた人たちだったのではないでしょうか?(※誰か詳しい人、教えて下さい)
あと、第2期から登場する某国のリーダーが、容姿的にも性格的にも『機動戦士ガンダムAGE』の敵側リーダー(イゼルカント様)に割と似ていると思うので、同作が好きな人は頑張ってそこまで見ると少し報われた気分になれるかも知れません。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      大高忍(『週刊少年サンデー』2009-2017年連載)
監督         舛成孝二
シリーズ構成     吉野弘幸
脚本         吉野弘幸、加藤陽一、柿村イサナ、横谷昌宏、花田十輝
キャラクターデザイン 赤井俊文
音楽         鷺巣詩郎
アニメーション制作  A-1 Pictures{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======= マギ The labyrinth of magic (第1期) (2012年10月-2013年3月) =====

 - - - - - - - - - - OP「V.I.P.」、ED「指望遠鏡」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第1夜 アラジンとアリババ ★ 二人の出遭い、奴隷の少女モルジアナ救出
第2夜 迷宮組曲 ☆ ダンジョン(第7迷宮)攻略開始、領主ジャミルの追跡
第3夜 創世の魔法使い ★ 迷宮の主アモン、マギ(王の選定者)、迷宮崩壊
第4夜 草原の民 ☆ 奴隷解放、黄牙一族のアラジン保護、煌帝国第一皇女・練白瑛軍の侵攻 ※シナリオやや微妙△
第5夜 迷宮攻略者 ★ 黄牙一族の降伏、ババ様の死、アラジンの練白瑛救助、精霊パイモン出現
第6夜 戦闘民族ファナリス ☆ モルジアナのバルバッド道中(盗賊、奴隷商人、アラジンとの再会) ※サーベルタイガーがいる世界なのか笑 
第7夜 その名はシンドバッド ★ 七海の覇王・シンドリア国王シンドバッドとの出遭い、海洋王国バルバット到着、義賊「霧の団」リーダー(カシム)と怪傑アリババ
第8夜 守れない約束 ☆ 半年ぶりの再会、アリババとカシムの過去(スアム育ち、バルバッド第三王子アリババ、カシムとの再会と裏切り)
第9夜 王子の責任 ★ 続き(国の乱れ、霧の団への参加)、カシムのホテル襲撃、アリババvs.シンドバッド、シンドバッドの提案、兄王との対面
第10夜 その名はジュダル ★ 交渉決裂、銀行屋マルキオ登場、もう一人のマギ(煌帝国神官ジュダル)、王候補アリババ、マギ同士の戦い(魔法戦)、ウーゴ暴走
第11夜 新たなる来訪者 ☆ 煌帝国第八皇女・練紅玉のジン軍団、副王サルマッドの告白(バルバッド王国疲弊の原因、愚王の国民奴隷化計画)
第12夜 決意と決別 ☆ 煌帝国の脅威増大、カシムの叛乱煽動の企て、アリババの単身王宮乗り込み{/netabare}

 - - - - - - - OP「瞬く星の下で」、ED「The Bravery」 - - - - - - -
{netabare}
第13夜 反逆の王子 ★ 煌帝国の像兵士vs.アリババ(アモンの剣)、モルジアナ加勢、兄王との対峙、副王サブマッド国王親衛隊制止
第14夜 アリババの答え ★ クーデター(国王廃位)、国王婚約者(練紅玉)との対峙(条約破棄交渉)、七海連合使節来訪・バルバッド加盟宣言、練紅玉帰国、アリババの王制廃止・民主共和制宣言、アラジン危篤?
第15夜 カシムの答え ★ カシムの煽動・民衆暴動勃発、ウーゴとの別れ、アリババvs.カシム、運命の逆流(黒き器の持ち主・カシム魔人化)
第16夜 ソロモンの知恵 ★ 暴力革命の意思をもった黒いジン、シンドバッドの助勢・アリババ奮闘、ジュダル再来襲、アラジン復活、ジンの錬成術
第17夜 笑顔 ★ カシムの憎悪、憎悪を煽る者、カシムの憎悪氷解(アリババとの別れ)、4人目の「ソロモンの智慧」を得たマギ、闇の組織アル・サーメン
第18夜 シンドリア王国 ☆ 南海の王国へ、蛇の噛み傷(アリババ)、八人将による修行開始 ※ここから新展開
第19夜 ホシの名はシンドバッド ☆ バルバッド先王のナイフ、煌帝国第四皇子(練白龍)&第八皇女(練紅玉)来駕、皇子の留学と目的
第20夜 王子と皇子 ☆ アリババの異変、死の呪縛(シンドバッド)、第61迷宮へ、トランの民
第21夜 迷宮ザガン ☆ 人間嫌いのジン、白龍の抱える問題、アラジンと白龍の握手
第22夜 炎の眷属 ☆ ジュダルのシンドリア侵入、モルジアナの金属器初使用、アル・サーメン幹部イスナーン来襲
第23夜 鬨の声 ☆ 亡国ムスタシム王女ドゥニア魔人化、闇の全身魔装、闇の軍勢シンドリア侵攻
第24夜 堕転 ☆ イサーク消滅、全身魔装ドゥニア撃破、アラジン闇落ち
第25夜 アリババとアラジン ☆ 精霊サガン召喚(練白龍)、アラジン回復、ドゥニア浄化、闇の軍団撃退、イスナーン浄化{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)11、☆(並回)14、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5


======= マギ The kingdom of magic (第2期) (2013年10月-2014年3月) =====

 - - - - - - - - OP「ANNIVERSARY」、ED「エデン」 - - - - - - - -
{netabare}
第1話 旅立ちの予感 ☆ 戦勝祝い、ドゥニア王女の一時回復と危機、アラジンの決意(マグノシュタット行き)
第2話 旅立ち ☆ ドゥニア死亡、
第3話 出航 ☆ アラジン/モルジアナ/錬王龍の出航、アリババ合流、海賊来襲
第4話 海賊 ☆ オームマドーラ、海賊の島
第5話 母 ☆ ※ここで視聴時の集中力が途切れてしまったので以降は☆評価のみ
第6話 優しい人 ☆
第7話 練紅覇登場 ☆
第8話 特訓の日々 ☆
第9話 レーム帝国 ☆
第10話 最高司祭 ☆
第11話 大峡谷 ☆
第12話 新たなる皇帝 ☆ 煌帝国の新帝
第13話 ティトス・アレキウス ☆{/netabare}

 - - - - - - OP「光-HIKARI-」、ED「With You/With Me」 - - - - - -
{netabare}
第14話 隠された民 ☆ ※ガンダムAGEみたいな展開(モガメットはイゼルカント様か?)
第15話 魔導士の国 ☆
第16話 残された命 ☆
第17話 宣戦布告 ☆ 
第18話 レームの脅威 ★ マグノシュタットのレーム帝国への開戦
第19話 本物のマギ ☆ ※ようやく第1話冒頭につながる
第20話 再会 ★ ファナリス兵団団長ムー・アレキウスの魔装(バルバトス)、アラジンとアリババの再会、シェヘラザードとの洋上会見、煌帝国軍出現
第21話 王の器 ☆ モガメット堕転
第22話 守りたいもの ☆
第23話 魔装戦士たち ☆
第24話 滅亡の時 ☆
第25話 おかえりなさい ☆{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 × 3.4


============ マギ シンドバッドの冒険 (OVA) (2016年4-6月) ===========
{netabare}
第1話 運命の子
第2話 船乗りシンドバッド
第3話 迷宮バアル
第4話 ひとつめの海
第5話 王の資質
第6話 居場所
第7話 商人シンドバッド
第8話 眷属器
第9話 清浄の地ササン
第10話 世界を変える力
第11話 天空都市アルテミュラ
第12話 魔装vs魔装
第13話 マギ{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ※未視聴

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

ほーきんす♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

【ネタバレ有】 「“鋼錬”以来の王道ダークファンタジー!」

 
 タイトル通り、“鋼錬”以来の「王道ダークファンタジー」である。

 アニメの評価というと、どうしても“いかにもアニメ”というような作品が高評価になりがちだが(というよりは、ジャンプ系の作品が、アニメ好きと原作派の両方から、低い評価を受けやすい傾向にある…)、はっきり言って、この作品は正しく評価されておらず、もし評価の低さでこのアニメを観るのをさけている人がいるのなら、ぜひ観たほうがいい作品である。
 このまま順調にいけば、ダークファンタジーという意味では、前述の「鋼錬」、王道という意味では、歴代のジャンプ系作品と肩を並べる作品になる可能性のある、かなり期待できる作品である。(アニメとしてではなく、アニメも含めた「マギ」がという意味)


 アニメはまだ、原作(漫画)の一部にすぎないが、それでも十分なほど、いい意味で濃い25話だった。(実際は、もうすでに2期(マグノシュタット編)が始まっている)
 
 特にストーリーが良い作品であり、バトルシーンから泣けるシーンまでうまく表現出来ていて、メインストーリーの完成度はかなり高い。
 
 「バルバッド編」は、マギ(第1期)の一番の見せ場であると同時に、今後のアリババ達の行動や考え方に大きな影響を及ぼす重要なストーリー。
 特に第17話はいい意味で卑怯で、カシムの(本当の意味での)死のシーンから、泣いているアリババやバルバッド国民の前に、死んだ人たち(のルフ)が現れるシーンは、一滴どころか線レベルで泣けた。
 正直、ジンと化したカシムの中で、アリババが、死へと向かうカシムの背中を追うところまでは、読者(視聴者)を泣かそうとしているのが見え見えで、逆に泣けないなと思っていたが、カシムが振り向いて、過去のシーンと同様に「俺たち友達だよな」的なことを言う(実際は言わずに微笑むだけであり、アリババには伝わる)シーンあたりからは、ギアが入ったかのごとく泣けた。(特に、ルフとなったカシムがマリアムと手をつないで、少し照れ笑いのような笑みを浮かべるあの顔は、もはや卑怯である(涙))

 
 まだ何とも言えないが、おそらくは(鋼錬と同様)ダークファンタジー系になるだろうストーリーは、バトルシーンや感動的な「別れ」「死」をうまく表現出来やすい設定なので、個人的にはかなり期待できると思う。


 作画も非常に良く、マギの世界観や色味をうまく表現出来ている。また、キャラが非常に多いのがこの作品の特徴でもあるが、このキャラクター達が良い!各キャラクター達は個性が良く強調されており、服装や色もうまく差別化できている。
 また、「各キャラクターにそれぞれファンがいる」という良いアニメの象徴でもある条件をクリアしていると思う。


 音楽は、まず、最初のOPであるシドの「V.I.P」がとても良い。初めて聞いた瞬間、「来たな!」と思える(=このアニメに合っていると思える)曲はあまり多くないが、この曲はまさにそう思えた。
 久しぶりのポルノもOP1ほどではないにしろ良かったし、ED2は安定のsupercellで非常に良く、EDの絵(キャラごとの静止画)(特に練紅玉(れんこうぎょく))は、保存ものである。


 だが、この作品は原作ともどもまだ現在進行中(=未完成)であり、今後にかなり期待できる作品であると思う!


(ここが大事!)アニメか原作を一通り見た人は、ぜひ、ニコ動で行われた「冬の謝肉宴」の7日目の作品を見て欲しい。「マギ」好きなら涙を流さずにはいられないと思う。


(後述)
(ここから先は原作派の人には申し訳ないが、少し原作批判的要素も含まれるので読まなくていい)
 
 もし原作(漫画)もアニメもまだ見ていない人で、このレビューを見てから、この作品を観よう(読もう)としている人がいたら、アニメを(先に)観ることをオススメしたいと思う。(ちなみに、漫画とアニメで大きく設定が異なっているということはない。)
 “先に”と( )でつけ加えたのは、(原作派の人たちに批判されそうだが…)、正直、漫画は(バルバッド編のあたりまでは)細かい設定が良くない(この作品は、物語重視の作品であるのだから、細かい設定にまでこだわってほしい)と思うからである。

 例えば、迷宮攻略するまでのアリババの性格・考え方は、アニメのような、弱さや臆病さはありながらも、他人のために命を懸けることが出来る、本当の意味での「勇気ある人」(byアラジン)のようなかんじではない。むしろ、(友達になるまでは)自分のために他人を利用してやろうとする、卑怯で(アニメでは自虐的に言うが、漫画では本当に卑怯なやつである)私利私欲のかたまりのような男であり、こんな考え方の男が、たとえ事情を知ったからと言って、バルバッド編で急に、国を変えるため、スラムの民のために何もかも投げうって戦うような人になる、というのは急すぎて違和感を感じてならない。

 他にも、初めのころは、ウーゴ君を戦闘で使うときには、アラジンがウーゴ君と同じ動きをして戦うというのも、はっきり言っていらない設定だと思うし、
 特に一番いらないと思ったのは、アモンの中での設定である。最初の、「正しい道を探す」くだりも、1万人もの人が命を落としたダンジョンなのだから、中途半端に頭を使わないといけない問題のようなものはいらない。(やるのならその他のダンジョンでも、頭が必要なくだりを出すとか工夫しないと、何故ここだけ?となる)。また、正しい道の見つけ方が、“偶然落ちた穴の底の、罠をかわした横にある抜け道”とか、実力でもなんでもない感じが、何故そんな設定にした?と疑問を感じずにはいられない…。

 ほかにもアニメの扉の開け方(右手のマークが2つ=一人で来ても先へは進めない)のほうが、「マギとマギに選ばれた王」の始まりにふさわしい、いかにもな設定だと思うのに、漫画では手形はなく、アラジンだけが扉の開け方を知っている(という、マギなしではクリアできそうにもないよく分からない設定になっている)。

 …など、原作にはいらない設定が多すぎるため、アニメのほうがすっきりと違和感なく観ることができ、アラジンがアリババを選んだのにも納得できる。

 (終)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なんという鬼畜少年

アラビアンナイトの少年漫画化ってありそうでなかった気もする、ネタは豊富そうなので面白そう。
アラビアンナイトの世界観って結構殺伐としてて、なんでもありな感じだから、
ある意味スカッとしそうな展開が期待できるかも? 名前はまんまだな。

----------------------------------1クール感想----------------------------------
-1話- 序章
聞いた様子だと、アラジンさんがおかしいところはだいたい原作改変らしい。
もともとモルジアナさんは最初からでてこないらしく、主要キャラ紹介に無理やり登場させた結果のよう。

-2話観て- ダンジョン攻略編~
まぁベタだなぁ。最近個性あるの観すぎたせいか感想がそんなにでてこない。
ピンチだドーン!見せ場ドーン!ってやってた感じでなんとなく単調だった。
話自体はあんまり進んでないし、続き気になる終わりだったけど次週に持ち越したらそれも半減しそう。

-3話観て-
アリババくんのアクションは良かったなぁ。アラジンさんは完璧に女の子でした。

-5話観て- 白瑛さん
{netabare} 白瑛さんの見せ場な回でした。「武力ではなく、理想と志こそが人の心を掴むもの」
といった考えはなかなかかっこいいなあと思っていた矢先に、敵襲撃 持ち出す金属器ッ
結局武力かよ!と矛盾を感じつつも、まぁ力あってこその言葉なんだろうなぁと言い聞かせた次の瞬間
負けるのかよ!! その流れで負けてしまうなら綺麗も汚いもなく呂斎さんに軍配をあげたいのですが。
そこへどちらかといえば中立のアラジンさんがいきなりかけつけて全員焼き飛ばす やはり鬼畜だった。
それいいの?!
呂斎さんはあれだけの兵を付き従わせて、金属器というチートに対しての戦術的勝利だったというに。
相手の性格を織り込んで矢を放たせる機転も素晴らしい。
そりゃ倒されてスカッとするやつだったけど、なんだろうこのモヤモヤ感は……呂斎ェ……。

白瑛さんはマギ=王を導く者?じゃなくて王の器?なの?
金属器もってるやつがマギってわけじゃないのか、マギと王の資質持った者の差がよくわからん……{/netabare}

-6ー話- 盗賊砦編
なんだろう、これ冒険・少年漫画枠だと思ってたのにギャグ寄りに思えてきたww
{netabare} ゴルさんが突如でてきてあなたそんな喋ってなかったでしょうに語り始めたり、
アラジンさん捕まってたり、極めつけにもっさんで吹いたwww妙に笑えるゴリ押し感がある……。
話自体は力こそ全て!なだけだったし、熱いというよりテラチートwwwな感想の方がでてきてまう。 {/netabare}

-7,8話- バルバッド編~
モルさんいいキャラだ……。最近やっとこれ安定して楽しみになってきた気がする。
善悪の掴めない衝突や、力の振るい方、その辺が先の読めない展開になってきて一層面白い!

-10話-
すごい無邪気にゲームで遊ぼうとしたら、あまりに上手さに差がありすぎて
温度差が発生し、リアル顔面パンチくらったみたいな展開だった。

----------------------------------2クール感想----------------------------------
OPは憧れをいまああああああのやつみたいな盛り上がりには欠けるけど、けっこう耳に残る曲かも。

-16話-
あるぇ・・最近面白かったのにバトルシーンちょっとだめだなこれww
魔装がでたり消えたりしてるのとこがギャグすぎる・・。
{netabare} 迷いやら躊躇やら溜めに溜めこんだぐだぐだっぷりをどう乗り切るのかと思っていたら、
またどんな状況でもアラジンさんがきてチートパワー発揮してパーンじゃねえかよおお
カシムの決意やらアリババくんやモルさん他の頑張りは何だったのかというほど
蚊帳の外からきたジュダルとアラジンさんのバランスブレイカー展開、これぞ鬼畜の所業。 {/netabare}
モルさん主人公にしようず。

-17話- バルバッド編終結! シンドリア編へ~
八人将集結!これは王道ファンタジーらしく面白くなってきた!イイ国ダナーシンドリア、ここ住みたい。
マギのサブキャラクターは結構魅力的だと思うので、これから新展開期待できそうだ!

-19話-
今回面白すぎわろたwwww マギ観てて一番面白く感じた。
変な調子のBGMと妙にシリアスな心象風景やら八人将リアクションやらネタの密度が濃くて、
今までシリアスが多かったせいもあってか不意打ちで笑った。紅玉ちゃん面白い子だわぁ

-24話-
ヤンデレドゥニヤちゃんが可愛くて、黒騎士イサアクが格好良かった。
そしてアリババさんの戦い方もやっぱこれがいい!

-25話 最終話-
話はちょっとむりやりまとめた感があるけど、作画も演出も良かったな。
光と闇が両方そなわり最強に見えるシンさん。

話としてはまだ続くって感じなので2期あればまた。少年漫画アニメとしてはなかなか良かったと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

61.5 2 supercellで戦いなアニメランキング2位
センコロール(アニメ映画)

2009年8月22日
★★★★☆ 3.6 (143)
733人が棚に入れました
奇妙な生物「センコ」を飼う少年・テツと、同じような生物を飼う少年・シュウとの間でモンスター同士の戦いが起こる。テツの秘密を知った同級生の少女・ユキはその戦いに巻き込まれる。

声優・キャラクター
花澤香菜、下野紘、木村良平、森谷里美

シェリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「何もなかったね。」

日常から非日常性を引き出して、そこからあっさりと去っていくのが特徴的なこの作品。



 何がしたいとか、これをぶつけたいとかいった強い衝動は特に見られないが、画やカメラワークから湧いてくる雰囲気にそれらは溶け込んでいるのだと思う。落ち着いていて、グッと抑制されたようにみえる作品自体がすべてなのだろう。アニメとして直接肌にくるものを作ったという点では良くもあり、悪くもある。この何か起こるかもしれない前兆を感じる空気感が好きな人にとっては楽しめるが、始めから終わりまでずっと水平的に並べられているので少しバランスが悪く感じる節がある。感覚的なアニメを作ったわりには盛り上がりには欠けるし、デザイン性、創造性はいまいちときている。寂しい言い方をしてしまうと、抜きん出た面白さは見当たらない作品だ。


 内容は、1人の男子高校生がある女子高校生に秘密を見つけられてしまうところから発展する。その秘密とは、白い怪物のことだ。アマミヤは「センコ」と呼んでいる。センコは白い大きな怪物で何にでも変身できてしまう。それこそ、自転車でも冷蔵庫でも飛行機でも。大きさも重さも自由自在だ。何にも変身していないときは熊のように大きく、丸い体に使い物にならなそうな小さな四本の足が付いている。顔もはっきりとあるが、しゃべることはなくただいつも不満そうな顔を掲げている。その異物感もさながら、どこにいても不気味で存在を疑うような不思議な奴である。ただひとつ悪いことはしないところが可愛い。そんな彼の秘密を知ったユキは面白がってアマミヤについていく。するとアマミヤに攻撃してくるものが現れる。彼と同じ力を持った人間だ。いつしかその戦いは規模を広げ、都心は大惨事になる。軍が出動し、ミサイルが投下される。が、そんなことをものともせず2人は対峙する。しかし、最終的に勝負を持っていったのはユキだった。アマミヤの力はユキに移り、襲ってきた人間をバットに変身したセンコで殴ってケリがつく。でもユキは勝って嬉しがることはなく、腑に落ちないアマミヤを前に淡々とその場から立ち去ろうとするのだ。そりゃあそうだよね。センコがあっさりと宿主を変えて、さらにユキが全部持って行っちゃうんだもん。アマミヤとしてはなんだか納得いかないよね。でもそんなこと気にせずユキは他の人に見つからないように「ほら、急いで」とアマミヤの手を引っ張って連れて帰る。まるで何事もなかったように。


 僕は個人的にこの作品のここが好きだ。現実にはない奇妙な怪物や無限の変身や都心で繰り広げられる大きな戦いなど、非現実性を帯びた要素をこれだけ持ち出しておきながら、主人公のヒロイズムはあっさりとユキに渡され、そのユキもそれに浸ることなく、ほとんど見向きもせずにそこから立ち去ってしまうところが面白い。飽きるでもすごく嫌がるでもなく、ふっと離れていく彼女の姿にはどこか惹かれるものがある。ここには皮肉っぽいところもあれば、意味があるようでないようなフリも、アマミヤの「なんなんだよ」と逆に振り回されるところが可笑しくもあって僕は好きなのだ。最後に心の中でふふっと笑えるこの感じはたまらない。



わざわざ何度も観るものでもないけれど、最後のシーンに感じたことが心の片隅にひっそりと残っている作品です。それだけでも充分僕にとっては特別な作品です。そんなふうに残るものって思っているより少ないから。そんな感覚をぜひ味わってみて下さい。






余談

EDがsupercellの「LOVE&ROLL」でした。
僕はけっこうというかかなりsupercellとやなぎなぎを聴く方で好きです。
歌詞なんかは割とどうでもいいものだけど楽曲や歌声がとても気に入っています。
歌詞はまあJ-POPだから個人個人ピンとくるものに差があり過ぎるからこれは仕方ないw
アルバム『Today Is A Beautiful Day』はよく聴いています。でも真剣に聴くことはあまりないかも。
好きなのは「君の知らない物語」「ヒーロー」「LOVE&ROLL」「星が瞬くこんな夜に」「うたかた花火」です。
その中にも特に好きなのはこのアルバムの始めと終わりにある2曲の「終わりへ向かう始まりの歌」「私へ」、そして「さよならメモリーズ」です。
なぜか前2曲は好きで、歌詞にも共感を覚えます。彼女の透き通った声に不安の色が青くスッとかかっていて、
若い頃に盲目的に信じていたことの崩壊や将来への漠然とした不安などに思わず頷いてしまいます。
正しかったのかな?わたしはいま幸せなのかな?と焦る若さ特有のこの気持ちが正直に語れていてとても好きです。
「さよならメモリーズ」は最後の「好きでした。」とこの一言を言うまでの流れと盛り上げ方がとても好きです。
いつも聴くと、とうとう言えたんだね、って1人で思ってますw

まあ割に好きなアーティストです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ビッグバジェットとも自主制作とも違う、もうひとつのアニメ制作のカタチか否か

色々と思い出深い映画です^q^


当時、今は無き池袋のテアトルダイヤにてコイツを観るためのチケットを買おうとその日に初めて顔合わせをしたそうたんと一緒に早朝6時から入り口に張り込んだのも今は昔(笑)
あんな必死の想いで映画館に行ったのはコイツと『らっきょの5章』ぐらいですよw










事の始まりは『動画革命東京』という個人制作のアニメ作品を専用ウェブチャンネルで公開、その中から商業利用価値のありそうな作品やクリエーターを発掘するという東京都支援のプロジェクトからです


最近では『つり球』のキャラクター原案などでもお馴染みの漫画家、宇木敦哉さんが作画はモチロンのこと、背景や仕上げまで全て一人で手掛けた作品でして、今作の原点となるトレイラーが例のウェブチャンネルで公開されるやいなや、アニメーションの面白さの原点回帰ともいえる【変身(メタモルフォーゼ)】をする怪獣とソレを見つめる少女の表情など、キメ細やかな作画描写が多くの視聴者やオイラの心にワクワク感をもたらしてくれました


その後、アニプレックスが本格的に短編映画として公開する権利を買い取り、実に2年に渡る宇木さんの孤独な制作作業が始まった・・・










で、完成した内容は【ポケモン世代の怪獣映画】とも呼ぶべきモノになったとさw


たぶん怪獣好きなら誰しもが一度は考えるであろう、
「我が街にもし怪獣が現れたらきっと、目の前の高層ビルなんて軽く粉砕して、自動車なんかオモチャのように投げ飛ばすんだぜ。しかも怪獣はオイラの思いのままさ!」
って妄想の具現化ですよw
(この場合、舞台となるのは宇木さんが在住する北海道の札幌)


肝心の作画の方も先述のトレイラー版からは明らかにクオリティダウンしており、正直に言えば肩透かし感を食らいました^^;
(この2年の間に宇木さん自身の絵柄が、線や影の少ないシンプルなモノに変化したことも理由にはある)


ただ本格的な商業作品化に当たってキャストには花澤香菜、下野紘、木村良平といった豪華な面々を起用
(当時のこの三人はまだまだ駆け出しのイメージが離れていませんでしたけどね)


エンドロールの主題歌にはちょうどメジャーデビューしたばかりだったsupercellが担当し、劇中BGMやメインテーマもryoPことryoさんが手掛けるというのも大きな話題となりました










結局のところ【大して面白くないしそんなに作画も良くない!】というのを言い忘れてはいけない作品なんですよw


だけど興行収入やDVDの売り上げなど、商業的には成功を収めたわけですし、ウェブ発のアニメのもうひとつ新たな試みとして歓迎出来る歴史的な作品になったわけです
(こういった試みの裏にはいつも、アニプレックスの南成江Pがいることも忘れたくないですね)


東京在住のryoさんと北海道在住の宇木さんが、特に顔合わせ等することは無い代わりに、「skypeで制作現場から直接打ち合わせをした」というお話も新しい時代の到来を感じさせました










それとなんか色々酷ぇこと言いましたが、オイラは宇木さんの大ファンやからな!w

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ハネマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

作画になにか惹きつけられるアニメ

あにこれ友達でもあり、高校の同級生でもある友人から薦められたので視聴してみたアニメです。

宇木敦哉さんという方がほぼ一人で作成し、若手アニメクリエーター支援事業の一つである動画革命東京の第一期支援作品に選出された作品です。30分完結短編アニメですね。

このアニメの舞台は札幌市をモデルにしてるんですが、実は作中に登場する高校は僕の母校です、なんて自慢をしてみたりします。

ストーリーは変な生物「センコ」を従えるテツが、ふとしたことで同級生ユキに秘密にしていた「センコ」の存在を知られ、なんやかんやあって同じく変な生き物を従えるシュウとの戦うお話です。

ストーリーに関して言えば、良くも悪くも30分完結アニメだなという印象。丁度30分で得られる程度の満足感でした。それ以上でもそれ以下でもないですね。
30分でまとめるんで、やっぱり端折る部分が出てきて、少しストーリーとしてチグハグな感じが出てきますが、しょうがないのかなと割り切れば大丈夫でしょう。

キャラクターもやっぱりこのストーリーにおいて30分で良さを理解しろっていうのは野暮ですね。なんともいいようがないです。ただ、センコは妙にリアルで正直キモイっす。でも、キモカワイイ…のかな??いや、やっぱかわいくないかも(笑)

声優はビックリしたんですけどテツ役・下野紘さん、ユキ役・花澤香菜さん、シュウ役・木村良平さんと今をときめく声優さんを重用したりしてます。ここはテンション上がりポイントでした。
ただ、もちろんそれぞれの声優さんの良さが出てるんですが、花澤さんに関してはデビューしたてなのか、少し今と比べるとたどたどしい感じがしますね。

作画は一番このアニメでスゴイと思った所です。なんていうんですかね、遠近感がすごくリアルに感じるんですね。人間の視覚的な作用をうまく利用されている感覚でした。
そしてキャラクターの所にも書きましたけど、妙にセンコ等の変な生き物がリアルです。センコとか変な生き物なんて実際に存在しないし、それが人間に飼われるなんて論外なんですが、なぜか日常的に犬感覚で普通に飼われていて、実在しているように感じてしまいました。
ちなみにこのアニメを作った宇木さんは、この頃ではつり球のキャラデザもしている方です。そう言われれば、確かに似てますね。でもつり球よりはキレイですね。

音楽はエンディング良かったと思います。特筆するほどではありませんが。

総じて、ほぼ一人で作ったと考えれば、感服するレベルだと思います。作画に関しては特に。

30分で観れるんで暇な時にでも観てください。戦闘シーンはありますがグロさはないんで、意外と気軽に観れますし、損はしないと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
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