WHITE_FOXで戦いなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのWHITE_FOXで戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月17日の時点で一番のWHITE_FOXで戦いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

91.2 1 WHITE_FOXで戦いなアニメランキング1位
Re:ゼロから始める異世界生活(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (4088)
16841人が棚に入れました
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年、菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。​

声優・キャラクター
小林裕介、高橋李依、内山夕実、赤﨑千夏、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、中村悠一、田村ゆかり、藤原啓治、井口裕香、堀江由衣、堀内賢雄、植田佳奈、江口拓也
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

引き籠り高校生が厨二病を発症して面倒くさいことになる話

原作未読。視聴終了!

異世界ファンタジーバトル系。
ループ系はどうしても、見ていてイライラしてしまうのですが、毎話、続きが気になるような見事な演出は高評価。
ヒロインのエミリアをはじめ、登場人物は個性的で、魅力的な人物が多く高評価。

では、なぜ物語とキャラの☆の評価が低いのか?

一番大きな問題点は、後半に入ると主人公・スバルの言動があまりにも自分勝手過ぎて、全く共感できなくなってしまうことです。
この部分を受け入れられるか否かで、この作品の評価は大きく分かれるようです。

主人公・スバルのポンコツぶりを受け入れられなかった私の、この作品に対する評価は次のようになります。
『引き籠り高校生(スバル)が、異世界でヒロイン(エミリア)と出会って重度の厨二病を発症し、自分をヒーローだと勘違いしている物語』
スバルのクソ野郎っぷりが半端ないので、私にはスバルに想いを寄せる登場人物やスバルを高評価する登場人物までもが「かなりイタイ人」に見えてしまうほどです。

もう一つの問題点は、後半に入ると物語の軸がだんだんとズレてしまうことです。
ネタバレレビューを読む
スバルの意味不明な口上を端折ったら、もう少し描けたんじゃないかなぁ?

多分、第2期を見越して勿体つけてるんだろうけど、それにしてもネタバレレビューを読む

ともあれ、主人公(スバル)の言動さえ、ある程度目を瞑れば、面白い作品ではあったと思います。
なんだかんだ言いながら最終話まで楽しく見れたし・・・。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 169

takato さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ループ作品の果てに…..。

10年代に流行ったループ作品。それが行き着くところまで行ってしまったのが本作かな。これはマニエリスムを思わせる。


ルネサンスの鉱脈を堀尽くした後にマニエリスムがやってきた。それはルネサンスのスタイルの模倣+過激化+技巧化であった。温故知新ではなく、捻った縮小再生。本作は単純に流行ったものを足して少し捻っただけとしか言いようがない。


なろう系の主人公を少々捻って、ループも一つだけじゃなく複数に…という売るためのプロデューサー的な観点は感じるけど…、エンターティナーとしての作家の力量とか上手さは感じられなかった。


ループの離脱は、まさに運命や宿命からの脱出というのは、昔からあるが運命は自分が変わることで変えられる!というテーマをより強く感じられる手法だろう。しかし、本作はそれを複数にしちゃったから究極的な逃れ難い運命という枷としての要素が薄らいで、そういう設定という感じが出ちゃって作為的な薄さになってしまっている。


そしてスバルのキャラ。コンセプトは悪くないと思う。なろう系の主人公絶対主義を脱構築しようとするのは良いことだろう。ただ、上手くはない。こんな陽キャのウザイオタクいるか!ってツッコミは別にエンタメとして上手くいってるなら問題ないと思う。


 しかし、ウザくて感情移入できない、即ちエンタメとして上手くいってるとはいえないから成功とは言い難い。最強主人公の脱構築のモブと比べて頂きたい。他のキャラも結局主人公のための駒という域を超えていないかな?。


それにしても、なんでエミリアが正ヒロインなの?。普通にレムじゃね。シュタゲでクリスが正ヒロインじゃなかったらおかしいやろ。この人が正ヒロインって設定しちゃってるだけな感じがあってここも自然さを損なっている。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 23
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

繰り返し視聴時の発見が愉しい、丁寧に造り込まれたダブル・ヒロイン魅力作

本作については当初、1周目完走後にサラっと感想・レビューを書くつもりでいたのですが、

(1) 視聴中に思いがけず心に引っかかりが生じてしまう場面が多く、未消化感が強く残ってしまったこと、そして、
(2) これまでの視聴経験から、こうしたループものは腰を据えての2周目視聴時に気付くことが多いこと、

を考慮して、間を置かず再視聴してみたところ、やはり色々と発見できたり納得できたことが多く、要約すると本作は、

①ただ単にシナリオ・脚本が波乱に飛んで面白いだけでなく、
②重層的な伏線配置とその回収の巧みさや、
③個々のキャラクターの心情推移の描写の的確さ、さらには、
④OP/ED/その他の挿入歌の歌詞や曲調に秘められた謎解きの面白さ、

までをも併せて楽しめるよう実に丁寧に造り込まれた、年に数本レベルの力作なのではないか?という感嘆の気持ちまで生じ始めて、その印象を確認するためにさらにもう1周する羽目に陥ってしまいました。

そしてその結果、当初は簡潔にまとめようと思っていた感想・レビューが以下のようにグダグダと長くまとまりの悪いものになってしまったことを先ずお詫び致します。

要は、賛否両極に分かれた意見・感想のある本作について、たまたま私個人は意外なくらいに惹き込まれてしまった、ということのレポートです。

※なお本作の個人評価の体感的推移:(1周目)★ 4.0→(2周目)★ 4.3→(3周目)★★ 4.6 と0.3刻みで上昇

(以下、本文)


◆異世界+ループを組合せた話題作だが、事前の期待値は低かった。

①異世界ファンタジーもの、と、②ループ(ないしタイムリープ)もの、といえば2010年代に入って幾つもの注目作・面白作が制作されてきた非日常系アニメの2大分野だと思うのですが、流石に去年くらい(2015年~)からは、この両分野もシナリオ面で飽和状態(ネタ切れ)気味になってしまい、目の肥えてきた視聴者の側にも飽きが生じているような感じを個人的には持っていました。

今年の作品でいうと、①では『この素晴らしい世界に祝福を!』『灰と幻想のグリムガル』、②では『僕だけがいない街』『君の名は。』がそれぞれ見所のある面白作と思っていますが、それでも、①の『ソードアート・オンライン(1期)』(2012年制作)、②の『魔法少女まどか☆マギカ』『STEINS;GATE』(ともに2011年制作)、といった、それぞれの分野の昨今の隆盛を切り開いた代表作と比べると、各々の制作者が工夫を凝らして独自の面白さを追求している点は評価したいものの、作品の出来そのものはイマイチ感・小粒感を否めず、これから数年経ったのちにも繰り返し視聴したくなる程の魅力は薄いように個人的に思っていました。

そして放送開始前後から、①異世界ものと、②ループ(ないしタイムリープ)ものを組み合わせたWEB小説原作の注目作と一部で評判が高かった本作についても、「ああ、またか」という感じで、視聴前は個人的には殆ど期待していなかったのですが・・・


◆予想外の面白さに驚いて、本作独自の魅力は何か?を少し考え始める。

第1話の序盤、主人公の少年とメイン・ヒロインの出遭いのあと、その最初の別れのシーンの直後のマスコットと主人公の会話から・・・

ネタバレレビューを読む

そのしばらく後にくる主人公スバルの自己紹介ネタバレレビューを読む・・・というのは如何にもラノベ的なご愛敬設定としても、この第1話の主人公とメイン・ヒロインの遣り取りを見ていて、どうも本作は

(1) 矢継ぎ早に発生する諸イベントへの登場キャラたちの対処の仕方に面白さを見出すタイプの作品(イベント牽引型作品)、という単純な構成ではなく
(2) 登場キャラたちの心情推移の描写の細やかさ・的確さに面白さを見出すタイプの作品(感情描写型作品)、としても見所がありそうだ

・・・と早くも思い始めてしまいました。

そのことは、第1話のラストに流れ、最終第25話のラストでも流れる本作の前期ED「STYX HELIX」(*)の最初の節

♪ 狂った時計 刻む命/こぼれてく記憶の砂/芽生えた想いまで/ねえ こんなに呆気(あっけ)なく/消えてしまうの/I wish I was there

からも明らかで、本作の場合は、

(1) 主人公ナツキ・スバルのネタバレレビューを読む、というイベント対応の面白さは当然として、
(2) それよりもむしろ、ネタバレレビューを読むが丁寧に描き出されている点

・・・に特に注目すべきなのではないか、と思い始めました。

※この点、前述した①の『ソードアート・オンライン(1期)』や②の『STEINS;GATE』では、主人公もヒロインも性格が強く、彼らの間に紡がれる関係性自体には余り喪失の辛さを感じなかったこと、また、②の『魔法少女まどか☆マギカ』では、鹿目まどかの性格が寛大で、暁美ほむらにはまどかとの関係性の再構築に不安を感じる必要は殆どなかったこと、と好対照となっています。

(*) 前半ED「STYX HELIX」→STYXは、ギリシア神話で現世と冥界の境界を為す地下の大河、及びそれを擬人化した女神。HELIXは、螺旋・渦の意味(cf. helicopter)。

・・・ここまで、主に本作の前半(~第11話)まで視聴時の感想です。後半(第12話~)以降の感想は後記します。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に大きな疑問を感じた問題回

================ Re:ゼロから始める異世界生活 (2016年4-9月) ===============

 - - - - - - OP「Redo」、ED「STYX HELIX」 - - - - - ※OP/EDはしばしば省略される
ネタバレレビューを読む

 - - - OP「Paradisus-Paradoxum」、ED「Stay Alive」 - - - ※OP/EDはしばしば省略される
ネタバレレビューを読む
----------------------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)4、★(良回)12、☆(並回)6、×(疑問回)1 ※個人評価 ★★ 4.6

※なお、第1話は49分スペシャル(約2話分)なので、本作は実質26話分の放送時間となります。
※以下、全話視聴を終えての感想となります。まずはシリーズ構成上の注目点から。


◆親和関係の発生から揺らぎへ。際立ったダブル・ヒロインものへの発展。

本作の前半は、以下の2つの「親和関係の発生の物語」と要約できると思います。

<1> 第1~3話(原作の第1章)は、ネタバレレビューを読む

<2> 第4~11話(原作の第2章)は、ネタバレレビューを読む

そして、それを受けての後半は、

<3> 第12~25話(原作の第3章)は、この2つの親和関係が下記の (a) ~ (d)の4段階を踏んで揺れ動き螺旋状に高まっていく様を描き出した、見応えのあるダブル・ヒロインものへと発展していると思います。
すなわち、

(a) ネタバレレビューを読む

(b) ネタバレレビューを読む

(c) ネタバレレビューを読む

(d) ネタバレレビューを読む


※以下、2人のヒロインそれぞれの注目回の考察です。

◆作品タイトルの回収:第2ヒロインの注目回から(第7話+第18話)
ネタバレレビューを読む


◆膝枕と行き違い:第1ヒロインの注目回から(第8話+第13話+最終話)
ネタバレレビューを読む


◆なお回収されない第1ヒロインの謎と運命

まず初見時からずっと気になっているのが、後期OP「Paradisus-Paradoxum」ラストで、大樹の傍らでもの悲しげに微笑んでスバルに片手を差し伸べるエミリアの顔面を「嫉妬の魔女」の見えざる手が覆っていくシーンです。

それから前期EDで、最終話のラストでも流れた「STYX HELIX」の2番目の歌詞

♪Oh, please don't let me die/Waiting for your touch/二度となにも失くさぬように/私を忘れて 始めて “Restart”/
No, don't give up on life/This endless dead end/君を砕くこの悲しみが/いつか終わりますように/For now I'll see you off

この部分、明らかにタイムリープを繰り返すスバル視点の歌詞ではありません。

ネタバレレビューを読む

実は、本アニメでは第2ヒロイン(レム)にすっかり喰われてしまった印象がある第1ヒロイン(エミリア)の本気が見られるのは、原作WEB小説の次の第四章ということなので、あとどのくらい期間が空くのか分かりませんが、本作の続編には大いに期待したいと思います。

趣味性の高い長文にお付き合いいただき有難うございました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 84

95.3 2 WHITE_FOXで戦いなアニメランキング2位
STEINS;GATE 0 [シュタインズ・ゲート・ゼロ](TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1499)
7529人が棚に入れました
いくつもの世界線を巡り、様々な可能性を“なかったこと”にしながら、大切な人たちを守ろうと足掻き続けてきた岡部。その果てに辿り着いたのは“紅莉栖とまゆりのどちらを見殺しにするか”という、ふたつの選択肢だった。苦悩と煩悶の末、岡部は「β世界線」――紅莉栖が自分以外のラボメンと出会わないまま死ぬという運命を選択する。
そして、紅莉栖の死から4ヶ月が経った。再び大学に通い始めた岡部は、真面目に授業に出席し、テニスサークルの合コンに参加するなど、平凡な日常に埋没していく。それでも心の傷は癒しきれず、ラボへ顔を出す機会も減っていった。β世界線上の未来からやってきた鈴羽は、第三次世界大戦が勃発する運命を変えようと岡部を説得。しかし、彼は「世界線の改変は、人間が手を出していい領域ではない」と、運命への介入を否定する。岡部の中で、いつしか白衣をまとったマッドサイエンティスト「鳳凰院凶真」の顔は失われていった。
そんな折、岡部は秋葉原でヴィクトル・コンドリア大のレスキネン教授が主催する、人工知能に関するセミナーに出席する。ふとしたことから、レスキネン教授の助手である比屋定真帆と知り合い、壇上に上がった彼女のスピーチを聴く岡部。その内容は、「人の記憶をデータ化して保存する」という、かつて紅莉栖が提唱した理論と同様のものだった。真帆やレスキネンのチームはその理論をさらに推し進め、人の記憶と感情、そして心を持つ人工知能「アマデウス」を構築していた。

声優・キャラクター
宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美、後藤沙緒里、小林ゆう、桃井はるこ、田村ゆかり、矢作紗友里、潘めぐみ、山本彩乃、本多真梨子、木野日菜、上田燿司、西村麻弥
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

存在の耐えられない軽さ

WHITE FOX制作。

ヒロイン紅莉栖を救えなかったβ世界線、
その行き着く先には恐怖と絶望が待っている。
あの時の岡部の執念と宮野真守の名演技。
見事なまでの構成力で物語に緩急を付け、
アニメ史に残る怒涛の伏線回収でしたね。

記憶を過去の自分に届けるタイプリープの傑作。

物語は前作の4カ月後から始まり、
岡部は心理療法を受ける欝々しい展開。
キャラの位置関係と世界線の概念は、
知っておくと良いでしょう。

序盤~中盤視聴追記。
シュタゲの楽しさの1つに、
理系学生のラボでのバカ騒ぎがありますが、
岡部に引きずられるように全体が暗い。

19話視聴追記。
ネタバレレビューを読む

最終話視聴追記。
やはり後半は群を抜いて面白いです。
ネタバレレビューを読む

ゼロのゲートはたしかに開いたのです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 107
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カリスマ創業者から引き継いだ二代目の苦悩

2018.10.12記


本編に先立ち2011年放送のシュタゲと改変23話を視聴済み。

本作(シュタゲゼロorゼロ)に先立っては、前作(シュタゲ)の視聴が必要条件になるかと思いますので、まだの方はそちらをどうぞ。
※以下、シュタゲのネタバレは隠してないので未視聴の方はご注意ください。


レビュータイトルの通りです。
期待値の高さゆえにその差分が評価に直結したことも多分にあったのかしら、と思わざるを得ない作品。面白いけど“もっとこいや~”的な視聴後の印象です。
細かいこと言うと、ゼロの物語は前作シュタゲで展開されてたものの描写が無かっただけとも捉えられるため、むしろゼロのほうが親じゃんとか、いや並行世界だから兄弟じゃんといった鶏と卵どっちが先だみたいなツッコミを入れられなくもないかと。


前作はラジ館での牧瀬紅莉栖の一件(2010年7月28日)から約1ヶ月くらいのやりとりを描いた物語、傑作の誉れ高いタイムリープものでした。
その時に視聴者に提示された世界線は3つ。

 α世界線:椎名まゆりを救えず世界はCERNに支配されてしまう
 β世界線:牧瀬紅莉栖を救えず第三次世界大戦になってしまう
 STEINS;GATE:シュタゲ視聴済みの方は・・・ね?

本作ゼロはそのうちβ世界線での物語。紅莉栖の死から約1年間くらいのやりとりを描いた物語となります。改変23話視聴推奨という理由がここにあります。タイムリープなので単純に「1ヶ月」「1年」がどうだということはないかもしれませんが、ゼロは1年間をかけて、良く言えば“じっくり”、悪く言えば“間延び”した、の両方が同居する展開だったかと思います。これは仕様上いたしかたないところで、前作との比較で評価を下げるとしたらこの点を挙げます。

ネタバレレビューを読む


物語はお世辞抜きで良く出来てます。伏線回収が完璧とは言えないまでも並の作品よりは面白い。いや、作画、声優の演技、劇半、演出はさすが期待作の名の通り、凡庸な作品が多い中で頭一つ抜けていたのは確かです。

ありがたかったのは、本作ゼロは前作を踏襲していること。ガラガラポンしたわけではないため、継続しての視聴者が戸惑うことはありません。前作を踏まえてのファンサービス的な展開も押さえてます。

ネタバレレビューを読む


ざっくり前作との関連は以上です。 ※どうしても前作と比較したくなっちゃうんですよ。それだけ愛されてる作品ですからね。
さて、本作に絞ると、最初から最後まで一貫した軸があります。逃れられざる宿命と言い換えてもよい。それは、

ネタバレレビューを読む

β世界戦からα世界線ではなくSTEINS;GATEを目指す道筋は見えている。(正確には行った先で考えろ!ということにはなるが・・・)あとは岡部の決断だけなのだが、私達は何度もタイムリープした岡部の苦悩と絶望を知っています。それは岡部と視聴者のみが共有する世界。作中の登場人物は知り得ません。

“ユー!さっさと戻って紅莉栖救っちゃいなよ”

それで解決しちゃうのですが、煮え切らない岡部に地団駄踏みたくなるか同情の念を寄せるかは人によるでしょう。私は後者です。
前半は本作の新キャラであるネタバレレビューを読む比屋定真帆、レスキネン教授、椎名かがりの登場と関係説明とそれにまつわるエピソードが多く、同時に適度に伏線が撒かれます。
既存キャラの中では、前作ではある種パターン化していたダルとまゆりあたりがネタバレレビューを読む徐々に言動が変わっていくところが見どころ。これまでとは別の一面を見せ始め、それがしごく真っ当な変化だったりするので、うんうん頷きながらの視聴感を得られます。

つまり結末がある程度想定できる中でどう過程を魅せるかといったところでしょうか。またはそれを超える思いもよらない結末を用意するか。
最終的な結末は納得できたので、やはりその過程をどう捉えるか、ここは観てみて各々感じてみましょうね、になるんだろうと思います。
いずれにせよ前作シュタゲを面白く感じたのなら視聴は必須といって差し支えないでしょう。



■おまけ
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シュタゲ観た当初はあれほど鳳凰院凶真をウザったく思ってた私が、その鳳凰院凶真をこれほど切望してたとは知らなんだ。
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2019.04.07追記
《配点を修正》


本放送後、無印をおさらいしたら思いの外良かったことを申し添えておく。
リアタイ時には『溜めて溜めてドーン!』(イメージねイメージ)の印象が、無印から間を開けずにゼロを視聴することで序盤中盤が意味を成してくる感覚を覚えました。
一気見が吉!な作品かもしれません。上方修正します。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 81
ネタバレ

jack さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

敢えて言おう、蛇足であると☆1(1話切の後、気が変わって最終話まで見てしまった感想を追記

2018-8-02
牧瀬紅莉栖を救えなかった世界線だと?ふざけるな
最初に断って置きますが私は前作ファンです。あの終わり方こそが最高の幕引きだと思っています。
前作シュタゲのラスト1話、トマトケチャップと知恵を振り絞る事ができなかった世界線がシュタゲ・ゼロだと?ふざけるな。牧瀬紅莉栖との日々を過ごしてきたオカリンがそんな簡単な事を思い浮かばなかったハズがないんだよ。舐めてるのか?
こんなのはキャラクターが動いているんじない。もっと別の都合で無理やりキャラクターは動かされているんだ。反吐が出る。

2018-10-02 追記
と、思っていたのだがabemaでやっていたので最終話23話まで見た
いや見てしまったただし倍速で。腐ってもシュタゲだとはおもう。
感想箇条書き
15話位の中だるみがひどい
23話までつかって結局無印1話に回帰するしかないっていう
一見矛盾なく無印1話に繋げられたことは素直に感心したが面白かったわけではない
が、どうしても無印1話につなげる規定事項感は感じられてしまう茶番かな

総合すると、やはり三ヶ月前に1話を見たときと感想は変わらない
23話も使って(シュタゲゼロが最高だと思う人には適さない表現→ネタバレレビューを読む)未来編をやって説明できたのが無印1話のビンタに込められた思いってねえ・・・

投稿 : 2025/02/15
♥ : 5

66.1 3 WHITE_FOXで戦いなアニメランキング3位
うたわれるもの 偽りの仮面(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (541)
2733人が棚に入れました
目覚めたのは雪深き山間部。
過去も名も思い出せぬまま彷徨う男に、世界は優しくはなかった。
巨大な牙を持つ生物が襲い掛かり、闇に蠢く異形が男を追い詰める。
そんな男に差し出されたのは白く美しい少女の手……
その手を取った時、物語は始まった。

声優・キャラクター
藤原啓治、種田梨沙、利根健太朗、水瀬いのり、加隈亜衣、原由実、山本希望、櫻井孝宏、佐倉綾音

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ハーレムアニメの絶妙のバランスとは

今観終わりました。

元々は20年前くらいからアクアプラスさんが継続しているエロゲーが原作なんですね。
本作品は三部作の真ん中にあたるエピソードかな?(間違っていたらすいません、あえて調べずに書いています)

因みにうたわれるものの第1作はプレステ2のアーカイブスでダウンロードして、現在途中でストップ中。15年以上前のシミュレーションRPGですが今でも通用する絵柄は凄いですね。おっと豪快に脱線。

簡単に説明。記憶を無くしている状態で雪山でさまよっていた主人公。突然魔物に襲われます。危機を救ってくれた薬師の美少女クトリ。何故かほっとけない雰囲気の主人公に対しクトリは保護者宣言を行い面倒を見ると言います。名前も分からない主人公に「ハク」と言う名前を付けて共に旅をすることにします。
この2人の出会いが2つの大国ヤマトとトゥスクルの運命を左右することになるとは知る由もないのでした。

ーーーーーーー以下感想ーーーーーーーーーーーー

うむ~前半と後半でまるで違う物語ですね。私は前半の雰囲気が好きでした。前半のままだったら最高レベルのハーレムアニメとして私の中で上位にランクインしたでしょう。(何様だw)
水戸黄門みたいなクソジジイ(失礼、これくらい私はこのキャラが嫌いでした)が出てくるまでは理想的なハーレムアニメでした。途中クソジジイに対する嫌悪感が半端なくて視聴を迷うレベルでした。なんとか完走しましたが。

話が進む中でハクの魅力に引き寄せられて仲間が増えていく所は戦記物ぽくて良いですね。ハクもそれほど強くなくて、アイデアで難局を乗り切る展開は良かったです。

後半小難しい理屈と、生温い雰囲気の中での戦争シーンのアンバランスさで視聴が苦痛になりました。
生き死にがかかる戦争シーンにギャグっぽい描写は要らないんですよね。シリアスとユーモアのバランスって難しいですね。正直22~24話はなんとか流し見たレベル。25話で少し持ち直しましたが。

作画も音楽も素晴らしく、特にケモミミのかわいい女の子が出まくるので癒されます。しかしやっぱり普通にハーレム路線でまったり行って欲しかったなあ。残念無念。ハーレムアニメについてはデート・ア・ライブを参考にして欲しい(監督はデート・ア・ライブの監督の方でしたw)あれが理想的なハーレムアニメのバランスです。

主人公のハクは設定上カリスマ半端ないのですが、イマイチ他力によるとこが多く、また行動、言動で抜群の魅力が見えるわけでもなく、説得力不足でした。この辺はキャラの活かし方が上手ではなかったと思います。

ヒロインのクオンは独特の喋り方がとてもかわいいです。薬師で面倒見が良くて大食いの女の子。格闘が強かったりは余計だったかな。あくまで薬師でサポート役ってのに拘って欲しかった。

他にもかわいい女の子が沢山出てきますし、男性キャラも魅力的です。めちゃくちゃ途中で終わりますが、多分続編は約束されてるんでしょうから気長に続編待ちたいと思います。
☆少し点数を下方修正しました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 8
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

まずまず面白い。でも、前作への愛ゆえに低評価。だって「うたわれるもの」って冠をつけているのだもの

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
前作「うたわれるもの」の後の世界、違う国の話です。基本的には面白いです。でも、前作を愛してる故に、少し低めの評価です。

様々な方のレビューを拝見しましたが、共感できる部分と、自分には理解できない部分がありました。でも、評価を見てみると、一番好評価をしているのが、「原作未プレイ&前作未視聴」組(ご新規)で、一番酷評してるのが、「原作プレイ」組(古参ファン)。私のように「前作視聴済み&原作未プレイ」組(アニメ派)は、物足りなさを感じている、という方が多いように思います。(ということは、シリーズ構成が悪かったのかな? 監督はあえて原作未プレイらしいし。)

つまり、受け手側の経験や期待値に左右されやすい作品、と言えるのでしょう。しかし、みんなに共通してるのは、「うたわれるものシリーズを愛している」という気持ちではないでしょうか? 少なくとも、私はそうです(前作はお気に入り棚)。よって、レビュータイトル通り「愛ゆえの批評」です。

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/02/15
♥ : 27

beatle さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

クソつまらなくて途中で断念。これ何がおもろいん?

タイトル通り。観る価値無し。くっそつまんない。おもしろくない。飽きてくる。最初の二話を観てから、「オレのアニメ観が変わったのかな??」とか思っちゃって『オカルト学院』を観てみました。こっちはクッソ面白い。ファッキンホーリーシットで失禁するレベルの面白さ。このアニメとは華厳の滝の上流と下流ぐらいの隔ててるレベル差が存在しました。

この絵。キャラクター。顔が生きてない。顔がキャラデザのまんま。怖いぐらいに思いました。

台詞。主人公の上から目線に終始イライラ。命の恩人ぐらい敬語使えやカスってぐらいのドクズ。ヒロインっぽいパートナーの女の語尾。「~カナ」って。語尾のキャラ付けが許されるのはとある魔術のインなんとかぐらい。っていうかこの女の顔全くうごかねーよ。コエーよ!!

とってつけたような、カワイイ女の子出しておけば萌え豚が勝手に飛び付くとか思ってんじゃね?

あのさぁ~~。オレ達萌え豚はなんだかんだいっても高レベルのアニメ見てきたんだぜ?伊達に萌え豚名乗ってるんじゃねーっつーの!!!なんだこれ?おもしろくねーぞ時間返せや!!ってレベル。


その点『オカルト学院』は凄いよ。最後までネタたっぷりだもん。


これにゴー出した奴は最悪。特にシナリオがカス。脚本がゴミ。ストーリー展開が遅すぎて退屈しまくりんぐで欠伸連発。

ひっさびさにアニメ観て時間無駄にしてイライラとむかっ腹が出てきたわっ!!!このレベルのアニメを世に出してんじゃねーよハゲってレベル!

このアニメ観るの~~??悪い事は言わない。止めておけ。

一応ニコニコの一挙で観たでシークバー飛ばし飛ばしで12話まで観たけど、やっぱし展開がゴミ。

なんでこのレベルのプロットがゴーなのん???

給料泥棒レベルって話じゃないよ?世間様見てるんだよ??恥ずかしくないの???

マジでつまんないです。本当に。イライラしっぱなし。主人公が生理的に受け付けないのが発端なんだろうけど、マジでナイわー。これ。


なんていうか、表現したいものが無い。カルピスの薄味を延々飲まされてる感じが続きました。「これ水じゃねーか!!」って言っても、「いいえ、これはカルピス(アニメ)ですよ」って言われるようなもん。


主張したい表現が無い。ただキャラ出して萌え豚に媚びてるだけ。


アニメってもうちょっと、『どどーーーーーん!!』とか『これだあああああああああ』とかの情熱があって然るべきなのだと思います。

それがこれには無い。時間の無駄です。本当にありがとうございました。

最後に、「オカルト学院」は面白かったという旨をここに付け足して終らせて頂きたいと思います。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2
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