TrySailで教師なおすすめアニメランキング 2

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早速見ていきましょう!

86.6 1 TrySailで教師なアニメランキング1位
亜人ちゃんは語りたい(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1124)
5472人が棚に入れました
サキュバス、バンパイア、デュラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!

声優・キャラクター
諏訪部順一、本渡楓、篠田みなみ、夏川椎菜、日笠陽子、Lynn
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

悪意の中で生きるか、善意の中で生きるか。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
久々に観直してみたのですが、改めて素晴らしい作品だと思いました。

私はストーリー重視でアニメを観るので、実は、2周以上するアニメってかなり少ないんです。ガンダム系を除くと、10作品あるかどうか。

本作は、とても優しくて、とても深い、稀有なアニメです。基本はラブコメや日常系的ですが、その枠に留まらず、人生にとって豊かな指針を与えてくれるようなアニメです。心が疲れた時に観るには、すごくぴったりな癒し系アニメ。

剣道的に、かなりオススメのアニメです。未視聴の方にはぜひ観て欲しいですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む


【余談 ~差別についての私見~】
ネタバレレビューを読む

【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 57

gazabata さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

正座をして懺悔をしながら見ましょう

このレビューはレビューというよりもエッセイに近いのでこのアニメが面白いかどうかということに関してはあまり触れない。だが一応最初に全体的な感想は言っておこうと思う。

全体的な感想:
ストーリー、アニメーション、声優、大して気になるようなことは見つけられなかった。1~3話はすっごく良い。4話は個人的にはそこまでの面白さが全部なくなるほど嫌なことに気づいたのでそこから面白さはほとんどなくなった。ただ普通にみる分には問題はない。大して変化を感じることはないだろう。

アニメとしての点数:6/10

ここからはこのアニメのとても否定的で屁理屈じみた分析を試みるのでこのアニメが大好きな人は読まないほうが良いかと思う。あとこれは結構実験的なのでうまくできていない可能性が高い。暇な方だけ読んでいただけると嬉しい。


ではこれからは、このアニメの世界についてとこのアニメの登場人物と原作の作者について、の2つに絞って話していきたいと思う。長くならないようになるべく簡潔にいきたい。

キャラ/作者:
私はこのアニメ/漫画の作者のキャラの使い方は好きではない。
アニメの4話は最悪だったと先ほども言ったがその理由がこれである。4話で大きなシーンが二つある。それはひかりが陰口をしていた女の子に立ち向かうシーンと、先生がひかりの妹のひまりに亜人の個性についてどう思うか説明するシーンだ。このシーンの両方が本当に説教臭い。作者が正しいと思っていることをただただ聞かされるためだけに存在するシーンである。なんかもう正直聞いていて胃が痛くなるほど気分が悪かった。あの言葉から感じられる優越感はもう半端ではなかった。「私は正しい意見を持っていて批判のしようがない」という様に構築された文章だった。その証拠に先生がひまりに説明した後、ひまりが「うっ、非の打ち所がない」みたいなことを言っていた。どれだけ自分が大好きなのだ?原作者は大真面目に自分が考え付いた亜人の扱い方について視聴者に説教をした後その考え方に「非の打ち所がない」と別のキャラに言わせたのだ。原作者はここまで自己認識力が低いのか?
そしてひかりのいじめっ子に対するスピーチも似たようなものだ。いかにも何時間もかけて考えた陰口に対する返答。「陰口はしていいけど私がそれを見つけたら絶対に文句を言うからね!」みんながこのようにすればいじめはなくなる。いじめは論破された。このように考えつくされた「いじめ」に対する返答はまるで作者が「俺がもし学校に戻っていじめを見つけたら絶対にこう言う。そしていじめっ子を論破するんだ」と思って考えられた返答に思える。そして作者は間違ってはいない。間違ってはいないが論破をしたところで何も変わらないことに作者は気づいているだろうか。いじめは論破するものではないのではないだろうか?実際アニメでもいじめっ子たちを変えたのはひかりのうざいスピーチではなく、そのあとに続いた感情ではないのだろうか?にもかかわらずなぜあのスピーチをそこまで重要視したのだろうか?
このような説教じみた、作者のエゴを膨らませるような内容がいっぱいちりばめられている。
他にも道徳的でない部分でも作者の見せびらかしは止まらない。デュラハンの首のワームホールがどうのこうのとか、雪女の物語はどうして似通っているのかとか、このようなことを説明するときに使われるのが主に主人公の先生である。しかもその説明の仕方が変だ。普通自分の世界を作ったときはその世界のルールは常識として説明されることが多い。歴史の授業だったり、年寄りが説明してくれたり、だがこのアニメは違う。このアニメにおける我々の世界とは違う「常識」はいつも「発見」として提供される。主に先生が「よく考えてみたらこうかもしれない」と誰かに教えるのだ。ではなぜこの「常識」を「発見」として提供されたのか。もちろん発見したほうが面白いからという理由もあるのだが原作者が頑張って考えた設定を視聴者に説明してすごいと思ってほしいからではないかと思う。常識として説明してしまえばそのすごさはなくなってしまうから、ちゃんとどういう風にその結論にたどり着いたか過程も加えて説明すれば視聴者もこの「常識」がどれだけすごくて、これを思いついた人がどれだけ頭がいいかわかってくれるはずだ。こういうことではないだろうか?

原作者は主人公の先生を自分であるかのように扱っているような気がする。もちろん他のキャラを通して原作者の「説教」を聞くこともあるのだが先生を通して聴くことが一番多い。個人的には先生が原作者の代わりであるということだと思うのだがそう思うちょっと面白い根拠を一つ。
最初の三話の中で先生が一度自分のことを「屁理屈野郎」だと言うシーンがある。だがその三話の中で先生が「屁理屈野郎」だと感じるシーンは一つもないしアニメの中でも一度もない。多分この「屁理屈郎」は原作者が現実でよく言われていたのではないだろうか?それで自分を漫画に入れるときに、自然と「屁理屈野郎」と言ったのではないだろうか?とまああんまり説得力はないかもしれないがもし本当だったら面白いなと思う。
話題は戻して、もし先生が原作者の代わりであれば、(そうであると言っているわけではないが、その可能性は高いと思う)原作者のナルシシズムはスピーチだけでは止まらない。先生は完ぺき人間だからだ。欠点がひとつもない。いや、二つある。一つは「女たらし」であるということ。もう一つは「頑張りすぎ」であるということ。アニメの中では欠点であるかのように提供されていたがこれは欠点だろうか?自分で言う欠点が欠点でないどころか、見方によれば誉め言葉ではないだろうか?実際頑張りすぎなのは後でひかりに「頑張る人に追いつけないからと言って頑張るなというのはおかしいと思う」と言われていたし。
それに加えて先生による数々のセクハラとも呼べる行為を合わせるとまた嫌な気分になる。自分の生徒に「吸血は性的な要素があるならセックスと比べてどうか?」と聞く教師がどこにいるだろうか?それでもって許しがたいのが、そのセクハラとも呼べる行為が「熱中するとデリカシーがなくなるから」ということで正当化されているということだ。生徒になれなれしすぎだ。疑似デートに出かけたり、ハグをしたり、生徒にキスをされても何も言わなかったり、関係性が完全におかしいのはよく分かる。「鈍感」や「デリカシーがない」で正当化できるものだろうか?しかも挙句の果てには最終話で「生徒は自分の子供みたいにしか見れません。恋愛感情はありません。」と何の信ぴょう性もないことを言う。これは最初の何話かで済ませるものではないだろうか?本当にこの方向性で行くつもりだったのだろうか?最終話でやってしまっては今まで視聴者からの関係性への疑問や心配への投げやりな返事のようにしか見えない。批判を緩和する目的にしか見えない。やり方が卑怯臭くないか?先生が生徒に対して恋愛感情がないということは最終話の感動的なシーンで言うようなことではありません。
先生はモテる。先生は頭がよくて筋肉がある。先生は亜人を理解して受け止めてくれる。先生は生徒に人気がある。
要するに原作者のナルシシズムでてんこ盛りなアニメだと言いたいのだ。少しだけならまだしもここまでひどいとさすがに引いてしまう。

もう一つだけ言いたいことがある。十一話くらいに先生とサキュバスの先生が「話し合い」をするシーンがある。その中でサキュバスの先生が「人と話するのは楽しいなぁ。意見が一緒じゃなくても意見の言い合いをするのは楽しい」に似通ったことを思うシーンがあるのだがそのシーンはものすごく変だった。
まずサキュバスの先生が自分の意見を言う。次に先生がその意見は違っていて自分が正しいと思う意見を言う。するとサキュバスの先生のさっきのナレーションが流れる。で何か反論していたがナレーションがかぶさっていたので何を言ったかは分からない。もしかして作者は自分が考えた意見に対する反論を思いつけなかったのではないだろうか。この作者なら考えられる。意見の言い合いは楽しいと言いながらも自分の意見の反論を思いつくことすらできない。結局は自分が考えた問題に関する答えを出していただけで会話にすらなっていなかったのではないだろうか。このアニメはそういうのが多い。会話と称して実はただ作者が自分で思いついた問題に自分で結論を言って、周りのキャラはみんな納得する。いっつも納得してちゃ口論じゃないじゃん。結局は一人芝居なのだ。
あと社会に当てはまらない人を受け入れるアニメにしては意地悪なジョークがあったと思う。柔道技かけられてクラスメイトの前で自分がMであることを知られたあの子は本当に可哀想だった。それを笑いのネタにするのは意味が分からない。いじめっ子だったからよかったと思っただろうか?結局いじめをする人は悪なのだろうか?

この部分の結論として言いたいことがある。
これを読んでいる人は自分の言葉に酔った人を見たことはあるだろう。アニメのレビューサイトにいれば見たことがあるのは当たり前である。もしかしたらこのレビュー自体がそうかもしれない。そしてこのアニメは私から見れば、自分の言葉に泥酔して中性アルコール中毒になっているひとが作った話である。それが言いたかった。以上。


一番言いたかったことはここまでなので疲れた人はここで終わってもらって構わないです。ここから下は追加というか、続きみたいなもんです。暇な方はどうぞ。

アニメの世界:
私はこのアニメの世界があまりうまく作られていないように感じる。亜人が実際存在したということだけが我々のいる世界との違いなわけだが、このアニメはとても現実的な取り入れ方をしている。市役所には亜人科という部署があり、ヴァンパイアには国から血が支給される。だいぶ細かいところまで考えられているのはとても良いことなのだが、細かいせいで逆に気になるところが無数に出てきて大変だ。このアニメはもぐらたたきのように出てくる問題をとりあえず解決していたわけだが全然追いついていない。結局は説明がつかないようなことがあったり現実世界では考えられないような部分があったりする。
まずはこのアニメの人たちは亜人に対する知識において考えられないほど無知であるということがある。
主に主人公が気づいたり、考察したりして出た結論は明らかに一般知識であるべきだと思う。それまで実験はされなかったのか?学者は亜人を研究しようとは思わなかったのか?人類は理解ができないことができる人を快く受け入れることなどはしない。勿論このようなことはあまり考えたくないような内容ではあるが、そのような質問をされてもおかしくないような世界であることは分かっていただけるだろうか?
この細かい疑問を相殺するとしたらいくつか理由が考えられるわけだが個人的にはただ単に作者が怠けているだけだと思う。亜人がいる世界が作りたいけど主人公に亜人たちの手助けをしてほしいし、でも障害者の比喩だからちゃんと社会になじみこんでないとだめだし、でも自分で亜人の秘密を発見してほしいから亜人の性質が知れ渡っていると困るし、とまあこんな感じで現実との比喩と自分の妄想の中間をとることでこのようなとっ散らかった説明のしようも無い世界ができるわけだ。
あと一つものすごく気になったのはサキュバスが教師になれるということ。無理だろ、どう考えても。別にサキュバスに対して差別とかそういう意味でなくて、現代でサキュバスが存在したとしたら、世界(特に日本)は絶対に学校で働かせることなどしないはずだ。あと毎朝早く学校に行かなくても車の免許取ればよくないか?


読み返してみたらこれは良いレビューではないな。長すぎるし。うるさいし。好きだったアニメがダメになるのって悲しいですね。せっかく楽しみにしてたのに。最初の三話だけまた見ようかな。残念...

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

どっこいそれでも生きていく

原作知らず。

楽しく笑い、そして、ちょっと世の中について考えるきっかけになる。コメディーと問題提起との二面性を併せ持つ、上質の作品と思います。多くの方にご覧いただきたい作品の1つです。

―― 以下、ヒトと表記する場合は生物種としてのヒト(=ホモ・サピエンス・サピエンス)を指します。ひと・人・人間と表記する場合は、社会的存在としてのひと(人格を有するもの)を指します。センシティブな事柄も含むので気をつけて書いてはいるつもりですが、問題に思えるものが合った場合にはお目こぼしいただければ幸いです。 ――

ほとんど我々の世界と同じ世界。でも、ここでは基本はヒトだけど、ヒトとはちょっと違うバンパイアや雪女などが稀に生まれてくる。彼・彼女らは「亜人(あじん)」と呼称されるが、女子高生など若い子の間ではこれを「デミ」と呼ぶ。そんな世界のとある高校に通うバンパイア、デュラハン、雪女の女子高生、勤務するサキュバスの先生と、生物担当の屁理屈デミ好き教師(ヒト)・高橋鉄男を中心に描くセミファンタジー日常もの。


―― お話・物語・キャラ
基本はコメディー。かなり上質と思う。設定の妙味を軽快なテンポと実力十二分のキャスト、随所に見せる「顔芸」、そして不意に放り込まれる下ネタで展開していく。デミちゃん達の性質を、とても上手く笑いにつなげている。

ほとんどヒトだけど、ヒトとは異なる存在「デミ」が話の中心になるのだが、この設定がほどよく練りこまれている。デミがヒトとは異なりながら同時にひとであること、それによって生じる苦労や悩みを、時に面白可笑しく、時にシリアスに描いている。もちろん、「この先は深く考えてはならない」が結構露わになっているが、デミそれぞれに対する設定が面白さにもシリアスさにも大きく寄与している。

全体としては、高校を舞台としたデミ女子高生、デミ女教師と男性教諭の日常もの。だが、脚本・構成が秀逸で各エピソードがあっというに感じる。エピソードの引き方がうまく、ほっこりとした気持ちで終われることが多い(緊迫した終わりのエピソードもあるにはある)。終盤のドラマ(第11話)はclichéではあるが、"機能するCliché"であり何ら問題ない。むしろ、、よかった。ぐすん。最終12話は1つ前のエピソードで展開されたドラマから、「せんせーとデミちゃん達の日常」にきっちりと戻しつつ、第1話を踏襲しながら上手くまとめていたと思う。とても良い幕の引き方だった。

お話の中心となる高橋教諭を(僕でも声だけでわかる)諏訪部順一氏、バンパイア女子高生・ひかりを本渡楓氏が演じている。ひかりがとにかくかわいらしい。元気はつらつな女子・・・高校生にはあまり見えないのだが・・・自身がデミであることでの「陰」をもちながらも、元気に明るく過ごす女子を好演している。

―― 作画
静止画としても動画としても上の上。
キャラデザはいずれも好ましい。デミ3人娘はいずれも可愛らしく、デミ先生もサキュバスの名に恥じない。比較の問題でThe最高とはいえないが、アニメーションとして上質。特にバンパイア娘・ひかりの細々とした動きは愛らしく、みていて楽しい。顔芸もふくめた表情の描写が秀逸だし、3枚絵回しを上手く使ったコミカルな演出も良かった。

随所に「視覚言語」を盛り込んでいて(ネタバレレビューを読む)、こった作りになっている点も良かった。図書室で並べた本のタイトルには結構笑った(視覚言語ではないですが)。

―― 声優・演技・演出
会話が軽快に交わされる会話劇の側面もあるが、先に述べたとおりキャストのいずれもが秀逸。
高橋先生とひかりの会話は聞いているだけで楽しい。サキュバス先生の表の声と裏の声はさすがのひとこと。後半にキャラ崩壊を起こしていく雪女・ゆきも楽しい。全話を通して、ひかりの演技は賞賛に値すると思う。個人的には、第1話のデュラハン・まっちーの愛想笑いのシーンの演技が作画面も含めてとても良かった。

また、脚本のせいか原作のせいかはわからないが、作中で語られる日本語が綺麗だと思った。ひかりの話す言葉は少し強調された軽いノリの現代の女子高生なので例外だが、たとえば京子や雪が高橋に向かって話す言葉や小鳥遊家での会話シーンなどでは「丁寧な日本語」で脚本が作られている印象を受けた。舞台が高校であり、対話の一方は「先生」なので当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが、良い意味で気になった。

―― OP・ED・劇伴
OPは、おそらくこの作品のために作られた楽曲だと思う。OP作詞が彼の方で驚いた。作品によくマッチしていて、気分をあげてくれる良い楽曲だと思う。EDは一転して落ち着いた雰囲気。気持ちの底を持ち上げてくれる気がして、こちらも好き。本編中の劇伴は「使い方がうまい」という印象を持った。曲自体はこれといって印象に残っていないものの、とにかく使い方、さし込み方がうまい。

以下、思うこと(長い・・・長いです)ネタバレレビューを読む

[2020/09/07 v1]

投稿 : 2025/03/01
♥ : 29

62.8 2 TrySailで教師なアニメランキング2位
電波教師(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (420)
2801人が棚に入れました
学園を舞台に「やりたいことしかできない」
自称YD病の天才オタク青年 鑑純一郎が、高校教師として個性あふれる生徒たちを独自の価値観と指導方法で成長させていくパワー全開の熱血アニメ。
天才オタク青年・鑑純一郎が繰り広げる学園改革とは…! !

声優・キャラクター
神谷浩史、松井玲奈、雨宮天、三森すずこ、大西沙織、日高里菜、田所あずさ、佐倉綾音、豊崎愛生、細谷佳正、続木友子、高垣彩陽、M・A・O、浪川大輔、花澤香菜、平野綾、松田利冴、松田颯水、種田梨沙、夏川椎菜
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

これは原作の方が100倍は面白いです。

<3話までの総評>
「ありきたり」「あざとい」ばっかりでつまりません。
そして特に、柊暦(ひいらぎこよみ)のキャラが原作のものからブレ始めてます。

個人的には『暗殺教室』と『電波教師』は近年稀にみる学園漫画の傑作と思ってます。しかしアニメ版となると話は別。
原作を丁寧にトレースしている暗殺教室は秀作でまとまりそうに対し、電波教師は凡作もしくは駄作で終わりそう。
原作改変がクオリティダウンの方向でがっかりしました。

<ゴールデンタイム、全国ネットの放映って曲者で、地雷が仕込まれてることが多いみたいですね>
深夜枠と違い視聴率確保のためなら何でもありみたいな戦略がありそう。
裏番組(境界のRINNE)に負けられませんから。
幅広い視聴者層の囲い込みのために無難でウケ狙いな原作改変があるのも至極ごもっとも。
改変の方向性から言って、少年誌を読まない年頃の男の子や女の子まで取り込もうとしてるのがバレバレ。
声優にアイドル起用も、彼女のファンを取り込む意図と彼女自身のプロモ-ションのためなのかとも勘ぐれます。

<カレーも銘柄や辛さ度合いで人の好みも様々>
原作の辛口の大人の味を選ぶのも、アニメの子供向けの甘口を選ぶのも個人の自由。
この作品が面白いと思う方を否定するつもりはさらさらありません。
私は、この味では頂けませんので次回、4話だけチラッと様子見したら、
ほぼ間違いなく視聴リタイアするでしょう。


原作の大まかな骨子について
ネタバレレビューを読む
以下は、原作とアニメの違いという観点からの感想です。

★2時限目「社会のルール」
ネタバレレビューを読む

★3時限目「チェイス in 秋葉原」
ネタバレレビューを読む

最終的には4話までは観ました。気のせいか純音、出番多い割に台詞あまりない。もしかしたら…。
残念ながらやはり面白くありませんのでリタイア決定です。

この作品、深夜枠で制作してれば、どうなったでしょうか。
少なくても既存にない主人公のキャラ像がもっと生き生きできたような気がします。

アニメはいまいちなんだけど、鑑純一郎に何か心惹かれた方は、原作を読んだら嵌れまると思います。

以上でレビューは終了します。
ファンの方は引き続きお楽しみ下さい。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

理事長って一体何者だったんでしょう^^;?

土曜の夕方枠のこの作品・・・正直結構な視聴数があったので視聴するか迷いました。
ですが主演が神谷さんだったので、「まず視聴してみよう」と思い視聴したら、これが結構面白い・・・結局完走しちゃいました^^

この作品の主人公は鑑 純一郎(かがみ じゅんいちろう)。彼は、「やりたいことしかできない(YD)病」を患っており、その病症を理由に漫画やアニメ、ゲームなどをこよなく愛するオタクです。
その体たらくな生活を見かねた妹の鑑 純音(かがみ すずね)が、純一郎を学校の先生にしてしまい・・・物語が動いていきます。

まず凄いのは、やはり主人公である純一郎です。YDのため、やりたい事以外には見向きもしませんが、一度やる気スイッチが入った時のポテンシャルは半端無いです。
もともと天才肌・・・17歳で「どこでもドア」の理論を提唱するだけのことはあります。
この高いポテンシャルが、学校が抱える様々な問題児の更生にピシャリとハマるんですよね^^
純一郎の妹が何故星の数ほどの職種がある中で教師を選んだのかは分かりませんが、結果的に抜群のセンスだったと思います。

純一郎は高校の先生になるのですが、高校生といってもまだ子供・・・精神的に脆く不安定な年頃です。
ここで踏みとどまらないと、きっと一生後悔する・・・
自分が間違った道を進んでいるのは分かってる・・・けれど、きっかけが掴めなくて戻れない・・・
様々な理由で自分自身の枷が外せない人ってリアルでもいると思います。
そういう時に誰かが手を差し伸べてくれたら・・・という時にサッと手を差し出す純一郎先生は格好良かったですね。

しかしこの作品・・・これでもか、という程たくさんの問題児が登場します。
不良仲間と手を切れずに困っている生徒や、自分の声にコンプレックスを持っている生徒、自分の趣味にトラウマを持っている生徒や、はたまた幽霊の生徒まで登場するのですが、先生の授業・・・結構感動するんです^^;
特に幽霊の生徒の物語・・・まさかの予想もしない展開に不意を突かれ、ラストは涙で前が見えなくなってしまいました(//∇//)
こういう不意打ちがあるから、視聴が止められないんですよね^^

こうして教師として彼なりの授業が行われていくわけですが、一方で純一郎は天才科学者でもあるのです。
彼の才能を欲しがる組織があっても何らおかしいことではありません。
そしてそういう組織からスカウトもされるのですが・・・純一郎は自分自身と向き合い答えを導き出します。
どんな答えかが、是非本編でご確認下さい。

「本当に自分がやりたい事」って、一体何なのでしょう・・・^^?
今その瞬間、本能的にやりたい事が本当のやりたい事というのも違いますし・・・
きっと「本当にやりたい事」って持続できる事なんでしょうね。
持続していく中で、時には苦痛や苦労を伴う事だってあると思います。
それらを全部ひっくるめて「好き」と思える事が大切な気がします。
そう考えると「石の上にも3年」の名言は、物事の本質を見極めるために必要な時間・・・と解釈できるのでしょうね^^

オープニングテーマは、TrySailさんの「Youthful Dreamer」と、スフィアさんの「vivid brilliant door!」
エンディングテーマは、東京パフォーマンスドールの「DREAMIN'」と、9nineさんの「MY ONLY ONE」
オープニングは2曲とも車で聞いています^^

2クール24話の作品でした。この作品に対する見解は色々あるようですが、個人的には楽しめた作品でした。
この作品・・・確かに主人公の純一郎は凄いのですが、それに目を付けた理事長がこの作品の影の立役者だと思います。
この理事長、色々と顔が広いみたいですが・・・一体何者なんでしょうね^^
同じタイミングで放送された「境界のRINNE」は続編の放送が決定しました。
こちらはどうなんでしょうか・・・もし続編があるなら視聴したいと思います♪

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15

karinchaco さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

アバンのYDの説明がダサくて、背筋が寒くなるほど恥ずかしくなる

漫画原作のアニメ。

結局は、5話の録画をミスってから見なくなってしまいました。せめて、dアニメでの配信があれば継続したんですけどね。


4話まで視聴段階での感想です。

原作の評判がよく、同時間帯で同じ掲載紙出身の「境界のRINNE」との同門対決にも注文が集まっていたのですが、いざふたを開けてみたらビックリのクオリティ。

作画は序盤から不安定で見ていて心配になるレベル。20年前ならそれでもよかったのかもしれませんが、最近のアニメはレベルの高い作品も増えているうえに、出来の悪い作品でも作画が怪しくなるのは中盤以降に見られることが多いのですがこの作品は序盤ですからね。心配です。

声優に関しては、主人公の妹役にアイドルの松井玲奈さんが起用されていますね。芸能人のキャスティングについては政治的なキャスティングだとしても役柄にフィットしていればOK。というスタンス(ジブリアニメにはまた別意見がありますが)をとっている私ですが、今回の松井さんの起用はアウトです。ただ、彼女もアニメ好きを公言しているということもあるので、現場で共演陣に的確なアドバイスをもらって演技力を高めれば、作品が終わるまでにちょっとは巧くなっている可能性もあるとは思います。まあ、本職が忙しい方ですから難しいとは思いますが…。
最悪のパターンとしてはこの作品の出演で謎の自信を深めて対して技術が向上していないのに政治的なキャスティングで全日帯のアニメに出まくるという暴挙はなしにしてくださいね。

シナリオに関しては原作未読なので原作との比較はできませんが、ここまでの印象は「非常に古臭い」と感じました。なんか80年代のアニメを現在風にアレンジしているような感じといえばいいのでしょうか。特に、主人公の問題の解決方法が斬新なように見えてツッコミどころ満載。なんだか小さい頃に再放送で見た「大映ドラマ」(スチュワーデス物語とか、スクールウォーズとか)みたいな雰囲気といえば伝わるでしょうか。
このように見えるのは、シナリオの問題もあるかもしれませんが、演出の問題なのかもしれませんね。

ツッコミどころ満載のビックリクオリティですが、この作品の行く末が別な意味で気になります。忙しくて見ることを断念するか、飽きてしまわない限りは追いかけていきたいと思います。

ちなみに、毎回アバンでYDの説明をしてくれますが、ダサくて、背筋が寒くなるほど恥ずかしくなるのでやめてほしいです。神谷浩史さんのイケボの無駄遣いだと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 20
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