2007年度のSuaraTVアニメ動画ランキング 1

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55.0 1 2007年度のSuaraアニメランキング1位
BLUE DROP ~天使達の戯曲-ブルードロップ(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (50)
310人が棚に入れました
離れ小島・神隠(かみおき)島。平和なそこである日、全島民が1人を除き全滅するという謎の異変が発生。たった1人の生き残りである少女・若竹マリは間もなく救出されるが、既に彼女は過去の記憶を失っていた…。
 それから5年後。中高一貫教育制で全寮制の名門女子校「私立海鳳学園」に編入したマリは、そこで出会った不思議な魅力を持つ級友・千光寺萩乃に徐々に惹かれあっていく。しかし、萩乃の正体は異星人の地球調査艦の艦長エカリルであった。やがて萩乃はマリを守るため、本星に反旗を翻す。

woa さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

少女小説の奥ゆかしさ

2007年放送。全13話

寄宿制の女子高を舞台とした、異星人の少女と地球人の少女の文化交流(?)がテーマである。

正直、良い面よりマズイ面が目立つ。

SEが残念なのは仕様だろうか。教室のイスを引く音はおならに聞こえるし、拍手は最初なんの音かと不思議に思ったものだ。

また、異星人間の内紛と主人公たちの心情の揺らぎが並行しているようであまり関係がないというのは疑問である。異星人である萩乃自身は異次元というパラレルワールドから来ているにも関わらずだ。

この現実と空想の関係があまりにも希薄なため、萩乃が他の異星人との戦闘に巻き込まれている間、主人公たちの精神的危機は後手後手になるのだw

視聴者は何に注視すれば良いのか戸惑ってしまうだろう。

結果、萩乃の秘密を知っている主人公以外のキャラと萩乃の関係は最後まで希薄で透明なままである(最後の破局段階まで異星人であることに気づかない)

色々突っ込みどころのある脇役たちが出てくるのであるが、彼らは作中劇で重要と思われる役どころを与えられる。牢屋の管理人、萩乃に仕える騎士など役自体はどちらの物語においても重要ではなく、ただ最後の最後まで萩乃の姿が見えない=異星人としての萩乃に気づかないという事実のみを注視すれば、そのキャラクターの存在意義は分かるのだ。

つまりこのアニメにおいては、個々の役割、キャラは重要ではなく、ヒロインと主人公、そしてみち子という作中劇の作者が、厳密な意味での役割を持った「キャラクター」なのである。

それ以外は背景といっても良いだろう。スパイの担任教師や校長が良い例である。彼らの問題は最後まであまり解決されない。

背景であるならば、最初からキャラクターとして登場させない方が本筋を進める上で効率的だろう。

そんな中、マリとみち子だけが萩乃の正体に自力で辿り着いたのだから、意味あるキャラといってよい。

その三人の関係性だけ見れば、なかなか奥深いものがあるのだが、掘り下げられているとは言えない。

例えば、みち子は萩乃に憧れを抱き、主人公の最初の友達なわけであるから、劇に夢中になっているとはいえ、二人のBLUEや過去の関係に普通もう少し関与してきそうなものである。劇に身が入ってないと怒鳴るみち子は、その劇のモチーフとなった萩乃とマリの関係の推移にもう少し気を付けておくべきだったのだ。

色々な難点はあるが、個々の少女小説的な描写には見ごたえがある。

例えば、BLUEに主人公を招いた萩乃が、艦上で船が潜水していくのに不安を感じているマリに「このまま沈んだらどうする?」とからかうようなことを言ったり、仲直りをした二人がプールの中でキスしあったりと、なかなか突っ込みどころ満載なのだ。

そして最後の鴎を通じたコミュニケーションは演技がかって多少冗長すぎるにせよラストシーンとしては奥深いのである。主人公が萩乃に対して最初に親近感を抱いたのは、浜辺で鴎と一人戯れる(実はBLUEと交信している)文学少女的な萩乃の姿に、孤独な自分の身の上を重ねたためなのだから。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

[DVD整理] 多分もう続き観ないのでDVD処分かな

放送当時録画したDVDを整理

当時は、途中で断念。 たぶん3話くらい。
後で観るかもと、DVDは残しておいたが、そのまま放置で現在にいたっている。

DVDを処分する前に観ておくかどうかで、
あにこれの評価を参照

観てる人少ないし、評価はあまりいいとはいえないみたい。

お話はイマイチ
絵も自分の好みではない

・沢城みゆきさんがでてるので捨てがたい
・百合ものとしては良いとゆう評価は少し気になる。
・最後まで観ると泣けるらしいとゆうのも少し気になる。

でも、絵がイマイチだし、

お話か絵のどちらかで良ければ観てもいいけど、
他に観たいのたくさんある時にわざわざ見る価値あるかどうか
時間の無駄かもしれない。

アナログだし、多分、もう続きは観ないと思うので、このままDVD処分かな

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ストーリー
{netabare}1995年。離島、神隠島の全島民800余名が一夜にして姿を消す。原因はまったく不明。ただひとり、すべての記憶を失った少女が残された。4年後、16歳になった少女、マリは、引きとられていた祖母の元を離れ、全寮制の女子高──私立海凰学園へ編入する。そこで異星人であることを隠しながら学園生活を送る萩乃と出会う。神隠島の事件は、萩乃が艦長を務める戦艦ブルーによって引き起こされたものだったのだ。
学校生活を通じ、クラスの仲間とぶつかりながらも、やがて理解し、打ち解けていくマリ。表面を取り繕って暮らしていた萩乃はマリと出会うことで、正面から人間と向かい合い、やがて自らの使命に疑問をもちはじめる。誰も知らないうちに侵略戦争が目前に迫る中、彼女たちはお互いを理解していく。{/netabare}

{netabare}1話「Hydrangea」
2話「Lavandula」
3話「Datura」
4話「Dahlia pinnata」
5話「Garden verbena」
6話「Campanula」
7話「Crinum」
8話「Hyoscyamus niger」
9話「Lagenaria siceraria」
10話「Cirsium」
11話「Thoroughwort」
12話「Cosmos」
13話(最終話)「Rosmarinus」{/netabare}

BLUE DROPオープニングテーマ「BLUE」歌:Suara
BLUE DROPエンディングテーマ「蕾-blue dreams-」歌:Suara

声優
{netabare}若竹マリ:矢島晶子
千光寺萩乃:沢城みゆき
ツバエル:後藤邑子
川嶋朱音:渡辺明乃
香月みち子:雪野五月
菅原裕子:山田美穂
深町学園長:中田譲治
舞山教務主任:一城みゆ希
シバリエル:麻上洋子
アザナエル:折笠 愛
オノミル:倉田雅世
カサゴル:川上とも子
船津丸ひろ子:斉藤貴美子
船津丸ゆり子:篠原恵美
山田和美:広津佑希子
鈴木双葉:野中 藍
佐藤未恵:坂東 愛
オペレーター:生天目仁美
オペレーター:猪口有佳
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

名作の予感があああ 

吉富昭仁の原作と言うことだが「天使の僕ら」とは全然関係のないSF風百合アニメ というか百合風馬鹿アニメ

ところが吉富はアニメの立ち上げから関わっておりキャラ設定のみならず、原案においても監督の大倉雅彦と共同作業で脚本も書いたという
問題はシリーズ構成の人ですかね(名は秘す)
音楽は響けユーフォニアムの鶴岡さんですがね
これだけのメンツを失敗に導いた人は・・・

はっきり言って構成はダメです 

ところで「天使の僕ら」の方ですが、とってもポップでエロで不思議空間の楽しいコミックなのです エロがきついと言っても最初だけですが

昭和セーラー服フェチの人には、まあなんとかお勧めできる程度です

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
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