OLMでスポーツなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのOLMでスポーツな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番のOLMでスポーツなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.5 1 OLMでスポーツなアニメランキング1位
モンキーターン(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (146)
656人が棚に入れました
子供の頃からプロ野球選手になることが夢だった波多野憲二(はたの けんじ)。しかし、夏の甲子園大会、東東京地区予選・3回戦で敗退してしまう。
だが、野球部の監督であり、担任の筒井は、そんな憲二に違う才能を見出していた。そしてある日、以前の筒井の教え子でプロ・ボートレーサーの萩原麻琴に憲二を会わせるのだった。
初めて競艇を目の当たりした憲二は、モンキーターンに憧れ、競艇選手になることを決意するのだった。

声優・キャラクター
川島得愛、野田順子、根谷美智子、高野直子、間島淳司、青野武、麦人、岡村明美、私市淳、豊嶋真千子、谷山紀章、大西健晴、望月健一、宝亀克寿、菊池いづみ、村井かずさ、富坂晶、佐藤智恵、神田朱未、渋谷茂、冬馬由美、浜田賢二、千葉一伸、遠近孝一、中村大樹、山崎たくみ、茶風林、久川綾、喜多川拓郎、真山亜子、小西克幸、幸田夏穂、相沢まさき、田中完、加藤有生子、星野充昭

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いくぜモンキー!決めろマクリ差し!!

競艇に対する見方が変わります!めちゃ面白いですっ!!
出来るだけ多くの方に観て欲しいので、ネタばれレビューは2期の方に書きますw

帯ギュの河合克敏原作、少年サンデーで1997年からおよそ8年間連載された大人気競艇漫画
「モンキーターン」のアニメ化。
一期・全25話、原作でいうところの18巻あたりまでの展開が描かれています。

天才型主人公がライバルとバチバチするタイプのスポ根。
と、言ってしまえば簡単な話なのですが、ありがちな主人公無双、周囲の人間は単にその引き立て役。
という構図に甘んじることなく、しっかりと人物にそれぞれの価値観を持たせ、人間関係に深みを与えています。河合さんは好感を持てるようなキャラクターを描くのがベラボウに(b´∀`)ウマイ!
スポ根漫画家十傑にランクインしています。(私の中でw)

そして競艇という好奇心くすぐるマニアックな分野の専門性に富んだ内容が(b´∀`)サイコウ!
競艇とは6艇のボートが一周600mの水面を3周して順位を争う競技。これはどの競艇場でも同じ。
「アニメでそんなの観て面白いの?ただグルグル周るだけで単調そうだからすぐ飽きんじゃね?」
というイメージが先行してしまいそうですが、やはりというか知れば知る程奥深いものです。
競艇場ひとつひとつにしっかりと個性があり、攻略法が存在します。
また、競艇は現役選手の最年長者が70歳を超えるという大変息の長い競技。
10代の若手から還暦越えの年配まで老若男女問わず、同じステージで戦うという特殊さも面白い。
なので若手と年配者との間で交流もさかんで、魅力的なドラマも生まれやすいのだとか。

本作品でもそういうドラマが描かれており、実在の人物をモデルにエピソードを構成してあるので
どことなく現実味があり、なかなか為になるお話も多いのです。
能天気な内容ではなく、職業レーサーとしての苦悩を描いたりと、シリアス寄りな内容です。
競艇という競技の魅力を余すところ無く描ききっているのではないかとニワカながら思っています。
実際、現役の競艇選手からの人気も高いみたいです。

人間ドラマとしても十分面白いのですが、このアニメ版での見どころはやはりレースシーン!!

本物さながらのレースの臨場感を出すために制作スタッフの方々が相当苦心されたらしく、素晴らしい出来栄え。3DCGによって再現された繊細な水しぶき!
当時の技術なので少し頼りない感じもありますが、艇の見せ方なども良くスピード感もあって最高です。
それに、6艇のボートの6色が鮮やかに表現され、どのキャラが何号艇か判断しやすい。
これは漫画の原作では表現しきれない、アニメならではのアドバンテージだぜ!?
と言わんばかりにほぼ毎話レースシーンが出てきますw
でも面白いので毎回テンション上がっちゃう!www
序盤から速攻、白熱したバトルを堪能でき、観るのが止まらなくなります。

なので、アニメで観れて良かったなぁ~と素直に思える作品でした。原作よりもこっちが好きかな?w
原作の話の順番を変え、やまと学校時代のエピソードを過去の回想という形で話の合間に入れる構成も、テンポ良く話を進める上では良かったのではないかと思います。
テンションを全速状態にしてくれるOP曲「ココロが止まらない」も本編とかなりハマっていて(b´∀`)イイネ!

スポ根好きだけではなく、「宇宙兄弟」のような人生訓溢れるドラマが好きな方にもお勧め出来る秀作だと思います。王道展開ならではの爽快感に加え、内面描写も怠らない。
個人的にかなりツボです☆
今ではすっかりハマってしまい、競艇アプリで毎日予想をチェックしていますw

あと、どうでもいいことですが、競艇イメージキャラクターを和田アキ子からアッキーナに変えたのは大正解でしたねwww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ダークフレイムマスオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ギャンブルしてない方が楽しめそうな作品であるがなぜか削除される傾向がある。あにこれ賢者の方よ我に~・・・

このレビューには頭文字Dのネタバレが多少あります絶対見たくない人はみないでね。

ひと昔前までは、ギャンブル(合法)の行き着く先とかまで言われていたものでしたw20年前の江戸川競艇が私の初のレース場体験でしたが兎に角おもろかった何が?人間模様です。予想屋のおっさんはだみ声で堂々と自信満々で自分の考えをボードの船の磁石使って滔々と語る。そんでもって外れてもまた次のレースの予想語りだす。(その自信どっからくんねん!)

そして客もコーナーで着順変わるたびに半端ないぐらいの大声で怒鳴る。(こわいわ~かなわんわ。おーこわっ。まあ少数だったが)

一日いても飽きないぐらい濃すぎる人間のたまり場でしたw

ここで競艇うんちく語ってもおもろくないのでやめて
他のアニメの比喩表現でこれ見てる人に伝達できるかな?
ごんたくんになりたいと思いま~す!(悪い癖だ)

ざっくりいうと熱血にスポ根に二股交際をねじ込んでサクセスした話です。
(終わってしまったw)( ^ω^)ー・・・

ではなく、焦点は題名になってるモンキーターンの由来と出来上がる経緯です。イニシャルDという作品は公道を交通法規バリバリ無視で如何に速くはしれるかを2台で競うという作品です(彼らは迷惑かけないように深夜のみ走り、昼間は普通に一般人してます。)

そこの天才が最初の戦いで繰り出す技が、溝走りです。側溝を利用したショートカットで現実にできそうです(わしには無理)

これを競艇で実現した実在の人物がいて、それがこの物語の題材になってます。要約すると荷重移動を体を起こすことにより座ってるよりも速くターンできるようにしたことです。これは規則にも抵触せず次第にこのモンキーターンが当たり前のことになります。ですが最初初めてこれを成功させてエッポクメーキングしたのが重要でした。

解っちゃえば、なーんだっていうのがどっちも共通することなんですが、そこに至るまでの過程がどっちも見せ場だしコーフンできる!「仕掛けるポイントは…次の5連続ヘアピンカーブ!」など、らき☆すたでもパロされるぐらいに名シーンになってます。

スポーツ漫画だと現実にできる魔球が完成した瞬間ですw必殺技とライバル、そして超えなくちゃなんない大きい壁は熱血の基本。そして公営競技はスポコンのまんまです。(上下関係こんだけ厳しい世界他にあるんかいな?)

そして2股って…落ちは重要だw。
ただ原作者の思いはメインヒロインよりサブの方に思い入れ相当あってまあ見てればイタイです。切なさっていういみですけど。捉え方は、万人十色だと思います

とまあこんな感じです。興味ある方はyoutube出もレースシーンはアップされてるのでご覧になっては?
 
タイトルは全然爽やかな内容なのにそうなってるので疑問に思っただけです。下ネタなんて皆無です

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

~雅~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「水上の格闘技!!」

大昔、競艇のCMで、

「水の上では先輩も後輩もない!!」

と、のたまった選手の「先輩」からの風当たりが強くなった・・・・。

とか、知ってる人も少ないとは思いますが・・・(余談)

競艇場で「水面からペラが飛び出して過回転するときのエンジン音」などを生で聞いた人は、

通常比「2倍」は面白い作品だと思います。

個人的に「興奮する作品!!」

単に競艇場の近くに住居があったときがあって、よく観に行ってました。(舟券100円で十分おもしろかった。)

だから、

アニメ化して、ここまで「臨場感」を出せた「モンキーターン」に素直に「拍手」です。

キャラのモデルになった選手も「当時のトップレーサー」(現在引退の方も・・・2013年現在。)

「ファンファーレ」(レース開始時の楽曲)も現在は変わっていますし、

持ちペラもなくなったと聞きましたが・・・・、

(作中当時はプロペラが個人持ちで、叩いて伸ばしてエッジを剃刀にしたり、ディンプルホール打ち込んだりしてました。)

競艇を知らない方も「一見の価値」はあります。

若い頃、競艇選手になろうと本気で思った時期があったんで・・・・・、

(「3競オート」と呼ばれる中で競艇選手が一番稼ぎ(手取り)がイイ!)

個人的に、ホント個人的に「超お気に入り!!」な作品です。

「モンキーターンという技術が競艇を変えた!!」(事実)

「作中のように1位が最終ターンまでもつれることは、ほとんどない!」(事実!!)

(先行艇の引き波をこえるターンマークごとに差が開くので1位が自爆転覆しない限りむずかしい!!)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

71.5 2 OLMでスポーツなアニメランキング2位
MIX(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (175)
588人が棚に入れました
舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」。「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、今、運命の兄弟が物語の扉を開く・・・親の再婚によって、血は繋か?らないが誕生日が同じ、双子?の兄弟となった「立花走一郎」と「立花投馬」は、明青学園・中等部の野球部に所属する 中学2年生。走一郎は捕手、打者として活躍。投馬は「ある理由」から三塁手を務めているが、人並み外れた投手の才能を隠し持っていた。走一郎の実妹て?、投馬とは血の繋か?らない義理の妹「立花音美」も中学に入学し、2人の周囲はなにやら騒か?しい。やか?て高校に進学する2人は、甲子園の土を踏むことが出来るのか・・・

声優・キャラクター
梶裕貴、内田雄馬、内田真礼、花澤香菜、高木渉、井上喜久子

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの栄光の夏から30年。明青学園野球部が蘇る。

「タッチ」で主人公の上杉達也らが所属していた明青(めいせい)学園野球部。
甲子園優勝から約30年後の明青学園野球部の物語です。

今まであだち充作品はあまり読んだことがなくて、
タッチも読んでいません。あらすじはなんとなく知っていたけど。

主題歌が好きだったので、興味を持って観てみることにしたのですが、
そうでなければこの作品もスルーしていたかも。

きっと「タッチ」を知っている方がもっと楽しめたのかもしれませんが、
「タッチ」を知らない私でも十分楽しめたし、
ストーリー自体は「タッチ」とは関係なかったです。

全24話です。


● ストーリー
かつで一度だけ甲子園優勝を飾った明青学園野球部。
今は低迷が続いていた。

明青学園中等部の野球部に所属する立花投馬(たちばな とうま)と、
立花走一郎(たちばな そういちろう)。

彼らは両親の再婚による義兄弟だったが、
兄弟バッテリーとして活躍することを夢見ていた。

しかし、野球部には監督への圧力により、
今は力のない投手がエースとされていた。


物語は中等部から始まります。
作中で時間は流れ、後に高等部に進学しますが。

投馬たちの家族関係や、野球部に流れる何か訳ありな空気など、
最初は謎だらけです。

それらが徐々に明かされていき、
周りが固められていく。

最初からすべてを語らず、
少しずつ分かるのも面白いなと思いました。


野球部の話がメインですが
前半は試合メインではなく、

妹の音美(おとみ)のことや、野球部での練習などの、
周りの人物との関わりを描くシーンが多いです。

それでも安定して面白かったです。

キャラ同士のやり取りは、
テンポと笑いがいい感じです。

ギャグとまではいかないけど、
微笑ましく笑えるワードセンスがいい^^

後半は試合も増えましたが、
それはそれで展開の読めない戦いを楽しめした。

まだまだチームとしては未完成の明青学園野球部が、
強豪校相手にどこまで、どう戦っていくか、ハラハラドキドキでした。

ラッキーによる部分も多かったですが、
この作品はこれでいい気がしていました。

そんな気楽さが今の明青学園野球部や投馬らしいなと思えたので^^


● キャラクター
メインとなる立花三兄弟が安定しています♪

投馬(cv.梶裕貴)は野球のことしか見えていないマイペースな子。
妹の音美に対する優しさがかっこいい♪妬いちゃうわw

もちろん、投手としての成長からも目が離せません。


走一郎(cv.内田雄馬)はキャッチャーとしてチームを支える大黒柱。
もちろん、投馬を支える妻役も忘れていません。

一番投馬のことを理解している、
キャッチャーとしても兄弟としても完璧なところが魅力的♪

女の子にモテモテで、
デートに忙しいところは投馬とは正反対なところですね。


妹の音美(cv.内田真礼)は学校一の美少女。

本人はそんなことには疎く、
投馬と走一郎の野球に夢中。

兄たちの野球の一番のファンであり、
周りからのやっかみや視線も気にしないマイペースさは、
容姿以上に魅力的でした♪

兄妹として互いを大事に思っているけれど、
音美と投馬にはそれだけで終わらない何かを感じます。

この何とも言えない距離感もまたくすぐったい♪


それぞれの声優さんも役に馴染んでいて、
キャラの魅力が増していたように思います^^

他にも、タッチでのライバルキャラやその息子が登場したりと、
タッチファンなら嬉しい仕掛けもありますよ♪


● 音楽
【 前半OP「イコール」/ sumika 】
【 後半OP「VS」/ ポルノグラフィティ 】

もともとsumikaが大好きで、
主題歌を担当すると聞いたのがこの作品を見ることにしたきっかけでした。

曲はアニメを見る前からずっと聞いていましたが、
アニメと合うとまた違った感じ方ができて、かなりいい感じでした♪

爽やかな曲が、
すごく雰囲気に合っていると思いました^^

しかし後半のOPがまたよくてですねー。

爽やかな前半OPに対して、こちらはかっこよさが加わって、
さらなるMIXの魅力が引き出されている!

同じ作品でも曲を提供する人たちによって、
こう描き方や味が違うというのはおもしろい♪

ポルノグラフィティの曲を久しぶりに聴きましたが、
この曲はかなりのお気に入りとなりました^^


【 前半ED「君に届くまで」/ Little Glee Monster 】
【 後半ED「君に伝えたストーリー」/ Qyoto 】

EDがまた良曲ぞろいで^^

OPも大好きでしたが、
EDもまた大好きなのです。

作品に沿っているかと言われれば、
OPに比べるとそうではないのですが、

曲単体だけでもう魅力的。
幸せです。笑


● まとめ
原作はまだ続いていますが続編を作る気はないようで、
24話できれいに話はまとまりました。

野球部の話だけど、野球の話だけで終わらないところが、
私には合っていたのかもしれません。

途中からは「作中の時はちゃんと流れてますよ~」と示すために野球の試合があるのかと思ったほどでしたからw

タッチを知っている方や、
のんびりと野球ものの作品を楽しみたい方にはおすすめです♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑いと情熱のあいだ

 【First impression ~ review】

 とある配信で公開されていたので、一気に見てしまった。

 あだち充の作品は学生の頃は好きだったが、社会人になって新しい漫画が出ても買わなくなっていたが、このMIXという作品の名前は知っていたし、タッチの舞台であった明青学園でもう一度という懐かしさからワクワクしてしまう設定ではあるが、様式美のそれはあるとしても、もはや新しさを感じることがないので、漫画を読むかとなるとちょっと躊躇われていたところがあった。

 しかし、アニメを観てみると、再放送で小さい頃に見たタッチへのリスペクトがスゴイ感じられる脚本となっていて、あだち充の作品の良い所を引き出したアニメの演出があって、ただ明青が懐かしいわけではなく、アニメ作品としてもマルっと懐かしさがあるんです。

 タッチのアニメを見て、漫画を中古で買い揃えてみゆき、ラフ、H2、KATSU!とあだち充作品に触れてきたが、久しぶりにその頃を思い出してもう一気に見てしまった。

 さて、一気に見てしまったので、第一印象がそのまま今回のレビューになります。

 ズバリ、どこが良いのかって話をします。

 タイトルにもありますが、スポーツ×ラブコメの代名詞にもなっていると言っても過言ではないあだち充ですが、そのバランス感覚の良さと、どうなるか分からない恋の行方が良いです。

 アニメはまだ続編を乞うご期待という感じなので、まだまだ恋愛の行方がこれからどうなっていくのか分かりません。
 ラブコメの中には恋愛対象が矢印で見えてしまうレベルに分かりやすい作品が少なからずあります。こういった作品は表現が重たくなりすぎるように思う(ズバリ鬱陶しい)。
 好きだと分かっていて、それを成就させるために奮闘する姿を見せる自己投影型の恋愛作品って、観ている側に想像力を使わせない作りなので、全然面白さが分からん・・・。となってしまうんですよね。つまり、共感【してもらわなくては】始まらないので、説明的過ぎたり、分かりやすく演出しすぎたりするきらいがあるんです。自分の経験と重ならないと共感できないって人にはこれしか嵌らない。

 『MIX』では、誰がどう思っているのかを想像しなが視聴できるように、セリフの伝え方や間の取り方、表情、音楽などでキャラの心情をみせてくれます。
 恋愛模様の面白さって誰がどう思っているのか、そしてどうやって変化していくのかの余白を常に残していて、それを想像しながらそれぞれのキャラの気持ちを考えることが共感【する】ことに繋がりそこが面白い。
 例え間違えていても良い、人によって解釈が変わるんだから。
 『それは違うよ』とか観た人同士で話合うことができるそんな作品の方が個人的に楽しいと思うし、このあだち充の作品群はそういった面白さがしっかりある。もちろん今回も。
 脚本、と書いたけれど、原作の良さをそのまま出している脚本であって、原作あってこそだとこの作品については思いました。


 視聴者を意識している作り方。
 これはタッチの頃からそうだったけれど、メタ的なセリフがあったりする。原作も作品の中に作者がちょろっと顔を出したりするけれど、話が重くなりはじめると、しっかりと閑話を入れてくる。
 それを邪魔だと感じる人もいるだろうが、あだち充節に調教されている私やなどにはむしろ心地よく感じてしまい、この緩急のテンポだからこそ、一気にみても全然疲れない。
 視聴者を意識した脚本づくりとなっていると感じる次第です。


 タッチへのリスペクト。
 そもそも作者が同じなんだからリスペクトっていうのはなんか違うようにも感じるのですが、まぁ言葉の綾ですね。
 この30年前の舞台装置がまだ生きていて、少し彼らのドラマに影響を与えています。それが不自然でなく、確かにそうなるかもなと感じてしまう都合の良い頭なのですが、大きく絡めてしまうとそれもご都合主義かよと思ってしまう。
 そこは多分、注意して物語を作っているんじゃないかなって感じます。あくまでも主軸はMIXの主人公たちなのですから。


 ナレーターが南ちゃん!
 永遠のヒロイン南ちゃんの声をあてていた日髙のり子さんがナレーターです。これが良いです。そして南ちゃんをしていないところがまた良いですね。ここにも、前述したように、タッチという舞台装置を都合よく使いすぎている感を出さないようにしつつちょうどいいバランスを保っているように感じました。


 総括
 都合よく捉えている部分は多分多くある。
 こういった良い所を挙げていったけれど、それが逆に鼻につくという人もいるだろう。
 ただ、当時のタッチを好きだった人には須らくおススメであることは間違いない。
 タッチを美化しすぎて、汚されたなんて思わずに、今ある明青野球部をどうか一緒に応援してもらいたいですね。

 では、よしなに~

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

伝説、ふたたび。

この作品の原作は未読ですが、このタイトルを見て心の踊らない訳がありません。
物語の舞台が『タッチ』で「上杉達也」「上杉和也」「浅倉南」らが甲子園を目指したあの明青学園なんですから…

思い返せば、幼馴染って良いなぁ…と思ったのはタッチが初めてだったかもしれません。
家が隣でいつでも気軽に行き来できる間柄…
しかも相手が浅倉南の様な女の子だったら、きっと他には何も望まなかったでしょう。

作品を完走して『タッチ』のwikiを見て初めて知ったことがあります。
和也は事故死してしまいましたが、当時の編集部は大反対だったそうです。
だから原稿を受け取った担当者は、隠れて校了を終わらせて編集部から逃亡したんだそうです。
しかも、アニメで和也が亡くなった際には実際に告別式まで執り行われたんだとか…
鉄道橋の下で電車の通る音にかき消されながらも南が大粒の涙を流していたシーンは、今でも鮮明に覚えています。
当時テレビアニメは全部で101話もあったとか…
いかに偉大な作品だったかが窺えます。


舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」

「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、
今、運命の兄弟が物語の扉を開く…

親の再婚によって、血は繋がらないが誕生日が同じ、
双子?の兄弟となった
「立花投馬」「立花走一郎」は、
明青学園高等部に進学し、野球部に所属する。

走一郎は捕手、打者として活躍。
投馬は人並み外れた投手の才能を隠し持ち、
1年生エースとしてマウンドに立つ。

走一郎の実妹で、
投馬とは血の繋がらない義理の妹立花音美は
中学3年で人気者。

投馬や走一郎との関係が気になる監督の娘、大山春夏や、音美を追いかける西村拓味、
立花3きょうだいの周囲はなにやら騒がしい。

立花兄弟は、
甲子園の土を踏むことができるのか…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

立花投馬が上杉達也、立花走一郎が上杉和也、そして立花音美が浅倉南と同じような立ち位置と考えて差し支えないと思います。
唯一違いを上げるとするなら、走一郎と音美は実の兄妹なので、音美の二人への当たり方が微妙に違うことくらいでしょうか。

しかも音美役にまややん、春夏役に香菜ちゃんが起用されているんですよ。
こんなの、もう滾るしかないじゃありませんか…
もう期待値MAXで視聴に臨みましたよ。

この作品の魅力は、明青学園が30年振りに甲子園を目指す道筋だけじゃありません。
30年前に上杉達也と同じグラウンドに立っていたメンバーが立花3兄弟の廻りに溢れているんです。
嬉しさ、悔しさ、そして悲しみを共有した当時の仲間の記憶が少しも褪せていないのが、この作品を視聴できる嬉しさを助長します。

私は甲子園には縁遠い存在でしたが、夏の甲子園の優勝校…3,000校の頂点として立つ甲子園のグラウンドの空気はどんななんでしょう。
もちろん、登場する大人が全て甲子園の決勝を経験している訳ではありません。
途中で夢破れて悔しい思いをしたからこそ今がある…そんな人だって当然存在します。

だから戦うのは選手だけじゃないんです。
大人も30年前から蓄積した思いを野球にぶつけ合って戦うんです。
これが燃えないはず…ありませんよね。
あだち充先生の描くキャラは飄々とした人が多いですが、内面は触れる事ができないほど熱く滾っているんです。

強豪ひしめき合う東東京地区…
もちろん、簡単に甲子園に行けるほど甘い地区では無いのは十分分かっているつもりです。
でも、何故か期待しちゃうんですよね。
立花兄弟の外見が上杉兄弟と似ているから…?
音美の言動が南ちゃんを彷彿させるから…?
音美の期待に応えようと二人が全力全開のギアを上げ続けるから…?
実は私にも良く分かっていないんです^^;
でも、いつかみんなの期待に応えられる結果を、二人で導き出して欲しいと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、sumikaさんの「イコール」と、ポルノグラフィティさんの「VS」
エンディングテーマは、Little Glee Monsterさんの「君に届くまで」と、Qyotoさんの「君に伝えたストーリー」

2クール全24話の物語でした。
これでアニメ化が終わること…ありませんよね。
これまでのあだち充先生の作品同様、最後まで描かれるのを期待しています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

70.6 3 OLMでスポーツなアニメランキング3位
モンキーターンV(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (116)
610人が棚に入れました
プロデビューから3年半で全日本選手権を制した波多野憲二。
そんな波多野憲二や岸本寛ら東京支部に後輩が入って来た。今節がデビューだと言うのに、驚異の新人ぶりを発揮する沖田だった。一方、波多野はワーストモーターに手こずり、4日間の短期開催ということで急いでペラを仕上げることに集中していた。だが、調子に乗った彼は試合中に事故を起こしてしまう。

声優・キャラクター
神谷浩史、南央美、志村知幸、樫井笙人、笹沼尭羅、大橋未歩、麻生智久、松本保典、金月真美、羽多野渉、野島裕史、成田剣

matsu777 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

競艇ファンでない人も観てください

おもしろいです。
競艇という異色のスポーツ?をテーマにしたアニメは他にはありません。
競艇ファンにはドツボの1作でしょう。
また“競艇はギャンブルだから・・・”と敬遠される方もいるかもしれませんが本作品にはギャンブル的描写はほとんどでてきません。
レースでのかけひき、主人公の憲二を取り巻く人間模様、競艇界の独特な慣習やルールなどを巧く取り入れてストーリーを組み立てています。
本作はモデルとなっている選手がいたり、実際にあった出来事をベースにしているストーリーがあったりでわかる人は(結構マニアックな人にしかわからないかもしれませんが)かなりはまります。
男女関係の描写もわずかながら描かれています。女子選手でも対等に勝負できる競艇界・・・・水の上では恋人どうしであってもライバルなのですが・・・・
近年ではプリンス山崎智也と女王 横西奏恵のビックカップルが誕生しているだけに競艇界のラブストーリーについてもっと描いてほしかった。
曲は1期のOPがいいですね。歌詞が物語りによく合っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

競艇を題材にした作品

この作品は競艇を題材にした作品ですが一言で言えば競艇の世界観が分かり易くかつ魅力的に描かれて
競艇を知らない人が見ると好奇心を掻き立てられるし、
また競艇を知ってる人から見ても十分に取材してると感じられてリアリティも
伝わって、
後は何と言ってもレースシーンの面白さが抜群で
やはりアニメとしてレースシーンの動きが見られるだけでも感動モノで、
そして本作は色んな個性を持った魅力的なレーサーが数多く登場する所も面白かったです。
この作品は今までのアニメにおけるスポーツ系というジャンルの中では最高峰の作品だと思います。

【評価】

98点・3A級

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

~雅~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

(超)個人的お気に入りの「第2期」。

思い入れが強すぎて、1期のレビューが長すぎたんで、ここは短く。

競艇界における、「年末の有馬記念」。

「賞金王決定戦」までを描く内容です。

最終話の決着(ゴール)には個人的に「えっ???」でしたが、

「若い二人」にはあの「挑戦が続く終わり」がいいんでしょう。

観てほしいけどなぁ・・・。

観て気に入らなかったら「ゴメンナサイ!!」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

69.6 4 OLMでスポーツなアニメランキング4位
MAJOR 2nd(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (146)
678人が棚に入れました
MAJORの続編。

吾郎の息子である大吾が、偉大な父の影に苦しみながらも、野球にのめり込んでいく姿が描かれる。

声優・キャラクター
藤原夏海、西山宏太朗、花澤香菜、高森奈津美、森久保祥太郎、森田成一、笹本優子
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

吾郎の息子の性格は普通? あのメジャーが帰ってきた!!

1話の感想 ★★★★ 4.0
吾郎の息子、大吾
{netabare}
大吾は肩弱いのか…
親が超一流選手だからといって、子供もそうなるとは限らないからな。
お姉ちゃんが凄いというのもまた劣等感を抱くよな。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
寿也の息子
{netabare}
寿也の息子、光が転校してきた。
英語喋るうぜー感じだな。
親子揃って陰湿そうw
さくらはいい子だな〜
初恋の相手にあれはね…
それにしても、NARUTOの日向にしか見えないw
{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
練習試合
{netabare}
光は才能の塊だな。
しかし、そんなに野球に興味がない。
大吾には辛い現実だな。
でも、最終的にはいい関係になるのかな?{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
ピッチャー志望
{netabare}
大吾がキャッチャーとか無理じゃない?
セカンドまで投げる肩がないだろう。
そう考えると野球において肩が弱いってのは本当に致命的なんだな。
その中で大成した吾郎はやっぱすごいな。{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
特訓
{netabare}
光はやっぱり、としくんの子やな〜
口悪っ!!
そんで、リアルとしくんも登場。
偉そうというか、事実を淡々言う感じは代わりないな〜{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
佐藤親子
{netabare}
としくんは、今なんの仕事してるのかな?
しなくてもいいぐらい稼いでると思うから、軽い仕事かな?
光の母親の事でとしくんとは近づかないようにしているのかな。
光を見てる限り、としくんのことを嫌っている感じでも無さそうだし。
大吾はまた引きこもるのかな?{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
突然の別れ
{netabare}
今回のは、落ち込んでも仕方ないね。
しかし、手紙1つであそこまで変わるとは、それだけ影響を受けたんだろうな。
サクラも入団し、これでメンツは揃ったかな。それにしても、お姉ちゃん可愛すぎない?
絶対にモテるわー{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
練習試合
{netabare}
いずみ、可愛いな〜
あんなお姉ちゃんが欲しかった。
アンディたちは性格悪いけど、実力はあるんだな。
そう思うと、あんな態度になる気持ちもわからないことは無い。
サクラは才能がありそう。{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
成長
{netabare}
ツーバンだがちゃんと刺せてるじゃん!
指導者って大事だなって思った。
しかし、調子を乗ったせいかやってはいけないときにエラーを!
だが、そこで光登場!
ついに、バッテリーがくるのか!{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
初コンビ
{netabare}
今回はちょいと燃えた。
案外、再開が早かったよな〜
中学は出てこないと思ったのに。
ヒカルはまだまだ練習不足だな。
今回はヒカルよりも大吾がキャッチャーとしての才能を発揮した話だった。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
さくらの気持ち
{netabare}
初勝利だってのに奢らず、次に向けて大吾と光は練習をしていた。
あの大吾がここまで変わるとは…
さくらは女子ってこともあり、遠慮しているな。
しかし、最後のミス。
あれはちょーっと不味いんじゃないかな。{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
キャッチャーの経験
{netabare}
初めてだとそうなるよね。
指示が遅いか〜
私も学生の頃は、判断が遅いってよく言われたな〜
才能がない大吾だからこそ、これからの経験が何より大事。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
疲れ
{netabare}
アンディ!!
かっこいいじゃねーか!!
まだまだ大吾は経験が足りないな。
吾郎は、子供の頃からイケイケだったからそこが違いだな。{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
さくらの決意
{netabare}
さくらの気持ちは痛い程わかる。
実力と経験が釣り合ってないときはそう思ってしまう。
頑張れ、さくら!{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
補欠の気持ち
{netabare}
高校なら分かるけど、小学生のうちは補欠も出さして欲しいのが親の気持ちだよな。
眉村Jrが出てきた。
眉村みちる、可愛い。
眉村Jrも大吾の世代のライバルになるんだろうな。{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
眉村ジュニア
{netabare}
みちるとお姉ちゃん、どっちも可愛いな〜
みちるが吾郎と会う時が楽しみ。
野球選手はアナウンサーと綺麗な人と結婚するケースが多いから、実際に二世は美形が多いんかな?{/netabare}

19話の感想 ★★★★ 4.0
決戦前
{netabare}
卜部の気持ちは分かる。
そんな卜部を変えたの美人のお姉ちゃん。
恋の力、恐るべし。{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
ハプニング
{netabare}
人のメガネでプレイとか無理だろ〜
頭が痛くなるわ。
やっぱり、コンタクトにしなくちゃな。
相手のピッチャーの小松、同類を見てるようで嫌悪感が凄い。{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
諦め
{netabare}
光が完璧に打たれたのこれが初めて?
もしそうなら、凹んでも仕方ないな。
スネ方がトシくんにそっくり(笑)
長引かなくて良かった。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
大吾の成長
{netabare}
眉村Jr、親と違い、動揺が表に出るんだな。
ちょっと意外。
大吾は成長したな〜
技術もそうだが、メンタルが成長した。{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
憧れ
{netabare}
みちる、お父さんじゃなくて吾郎に憧れるの面白いな。
まぁ、吾郎は真っ向勝負だから見てて熱くなるからな。
そして、それをぶち飛ばす光の才能よ。
でも、最後の事故どーなんだ!?
肩か?それとも、ただの脳震盪か??{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
群馬県へ
{netabare}
光の様態は想像以上に悪かった。
首をやっちゃったのか。
これは凹んでしまっても仕方がない。
トラウマもんだよ。{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★★ 5.0
吾郎の帰国
{netabare}
吾郎、親っぽいことしたじゃん!!
流石に二度と野球ができない体にはならないと思ってたけど、復活できそうでよかった。
そして、またしても海外へ野球をしに行ってしまった。
どんだけ野球好きなんだよ。
まぁ、それでしか稼げないってのもあるとは思うけど。
心絵はやっぱり良い曲だね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

脈々と受け継がれていた「茂野イズム」が動き出す…

この作品の原作は未読です。
しかも、この作品の主人公茂野大吾の父親の物語であるMAJORも未視聴なんです。
だからこの作品を視聴する前にMAJORを視聴すべきか迷いました。
ですが、2クール×6シリーズもの大作である事を知り断念しました。
流石に現在進行形の作品を見ながら約150話を完走できる自身が無かったので…^^;

でも、MAJORは有名な作品で内容も少しは知っていたので、本作品からでも抵抗なく入り込むことができました。
そして完走した今、視聴してホントに良かったと思っています。

本作の主人公はメジャーリーガーを父に持つ茂野大吾…
大吾は姉と一緒に小さい頃から父親の野球に親しんできたこともあり、目標は「おとさんのようなプロ野球になること」
だから小学4年になって「三船ドルフィンズ」で野球を始めたところまでは順調でした。

ですが、大吾は自分が思い描いた様な…父親の様なプレーを夢見ていたのですが、残念ながら大吾の様な天性のセンスには恵まれなかったのです。
きっと自分が一番ショックだったと思います。

大好きな野球が上手くできないこと…
そんな少年は山ほどいると思いますし、本当に上手くなりたいならトコトン練習すれば良いんです。
でも、チームのみんなの期待に応えられないとなると話は別です。
しかも、足を引っ張ってしまうとすると…⁉

そんな少年だってきっと山ほどいると思いますが、メジャーリーガーを父に持つ大吾にとってはそれが耐えられない程、悔しい事なんだと思います。
だから自然と野球と疎遠になってしまっていたんです。

そんなある日、大吾に一人の少年が訪ねてきます。
その少年は、佐藤 光…かつて父親である吾郎とバッテリーを組んでいた佐藤寿也の息子だったんです。
この出会いをきっかけに、停滞していた物語が大きく動いていくことになります。

この作品では野球を題材にしていますが、自分で「極めたい何か」がある人にとって、きっと全ての答えが詰まっている作品だと思いました。

どうしたらもっと上達するのか…
・自分に足りないモノを克服するために自分の苦手と向き合うこと
・自分の得意をもっと伸ばすため、得意を深掘りしてその中での得手不得手を見極めること
・人より上手になりたいことを、その人より上手くなるのはどうすれば良いかを考えて動くこと
・人の忠告やアドバイスを咀嚼して自分のモノにすること
・同じ過ちを繰り返さない様に失敗した原因を追及すること
・上手くいかないのを人のせいにしないこと
・勤勉であること、貪欲であること、諦めないこと…

きっと書き出せばまだ沢山あると思います。
でもこれって、野球に限った話ではなく自分の仕事や学業においても全く同じことが言えるのではないでしょうか。

だからこの作品には心の底から共感できるんだと思います。
同じ目線での悩みや苦しみ…そしてそこから脱却するため這い上がろうとする意志…
これって実は私たちが生きていく上でも大切なことだと思います。

勿論、大吾の野球だって順風満帆ではありません。
人の痛みを知るってどういうことなのか…
仲間ってどれほど大切なのか…
目標を持つことにどれだ大きな意味があるのか…
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、キュウソネコカミさんの「越えていけ」と、ベリーグッドマンさんの「ドリームキャッチャー」
エンディングテーマは、高橋優さんの「プライド」と、Reolさんの「SAIREN」
後期のオープニングとエンディングがムッチャ私好み…
「ドリームキャッチャー」はハモリが半端なく格好良いです。
「SAIREN」は曲調も大好きですが、エンディングアニメも凄いんです。
本作のヒロインである佐倉 睦子(CV:香菜ちゃん)と眉村 道塁(CV:ほっちゃん)が共演しているのだから堪りません。

2クール全25話の物語でした。
この作品を視聴して思ったのは、前作となるMAJORは時間を作ってでも是非視聴するべきだということ…
このシリーズが人気あるかが少し分かったような気がします。
NHKが絡んでいますし原作も続いているようなので、続編はきっと制作されると信じています。
今から視聴が楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ジュニアもの

原作ほぼ継読中(立ち読み 笑)
見事78巻で完結した「メジャー」の続編モノ。野球バカ「茂野吾郎」の息子「大吾」の小学生編です。作者の満田先生が書いてますし作品の雰囲気とかはそのままです。自分は「メジャー」は原作はほとんど読んでおらず、アニメ派です。満田先生はメジャー完結後、ボクシング漫画を描いていましたがあえなく打ち切り・・・ですぐ「メジャー2」を描き始めたんですが最初は結局また野球かよ、それも子供でまた同じ事やんの?と笑ってたんですが(すいません)この息子、父親とは違って野球の才能やセンスがほぼ”0”からのスタート。何度も野球辞めるし、落ち込むしで持たざる者の悲哀&親との比較等で苦悩してる人達に近い立場の主人公なんです(ただ生活環境はとてつもなく充実してる)そのへんが逆に面白そうと思って毎週楽しみにしています。なーーーんて、単にヒロインの睦子ちゃんが気にいったから読んでるんですけどね(笑)。自分は満田先生の女性キャラ好きなんですよ。今、原作は中学編ですが魅力的な女性キャラが結構出てるんですよね。
さて、アニメですがその睦子ちゃんは花澤さんでGoodです!その他前作のキャラもほぼそのままの声優さんだと思うのでなんか嬉しいです。原作もアニメも続きが楽しみです。


黒メガネ: {netabare}さてジュニアものというと自分が「少年ジャンプ」で最後に読んでいた「ナルト」も「ボルト」という形で月1?連載してますね。アニメも早い段階で放送されてますが自分はこちらは全然駄目です。原作2話位であきらめました。作者は岸本先生のアシスタントの方が描いてるんですがキャラデはそっくりで最初全然わからなかったです。でも何か違う・・・ここで言う事じゃないですがナルト続編やるなら岸本先生で描いてほしかったし、先生がその気になるまで何故集英社は待たなかったのかと残念です。まぁ大人の事情なんでしょうけど・・・{/netabare}


第2シリーズ視聴済(2020.11)
自分の好きな中学編です。相変わらずこの茂野父子は・・・野球人生のツキがない、モチベが乱高下というDNAはしっかり受け継がれてます。でもまぁ、見ようによっては思春期に多くの異性に囲まれてよその学校じゃありえない華やかな野球部生活を送ってなんて羨ましい!と言えなくもないですね(笑)。お気に入りの睦子ちゃんや道塁ちゃんの発育・・・おっと失礼!成長に加え新たなむふふな女子キャラ・・・おっと失礼!魅力的なキャラが加わり満田先生のモチベも絶好調なのではないでしょうか(割と休載多いけど・・・)。アニメはほぼカットですが原作は毎回女子の着替えシーンからスタートですからね(笑)。逆に中学編が終わったら満田先生の作品へのモチベが下がるんじゃないかと心配しております。自分も彼女らの着替え・・・失礼!ユニ姿が見えなくなるのは残念です。でもな、メジャーだからなぁ、タイトルが・・・いや、別に野球ばかりがメジャーじゃないよね?(超強引 笑)。
あと2期は試合の作画もまともになって評価的には3.8位かな。

私のツボ:新キャラ千里役の上坂さん、いいよ~

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

57.9 5 OLMでスポーツなアニメランキング5位
イナズマイレブン オリオンの刻印(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (41)
95人が棚に入れました
ついに“世界への門”が開く!少年サッカー日本代表“イナズマジャパン”がついに発表! その中には、稲森明日人、灰崎凌兵、野坂悠馬の名前もあった。各校から選び抜かれた精鋭選手が集結する。さらに、海外のクラブチームでプレイしていた新たな仲間“一星充”を加え、 今まさに少年サッカー日本代表は、世界の荒波へと船出する。しかし、その先は予想をはるかに超える試練が待っていた。 謎のプレイヤー“オリオンの使徒”、策略、裏切り、衝突---。様々な思惑が渦巻く少年サッカー世界大会 FFI(フットボールフロンティア・インターナショナル)が今、始まる。日本よ! 世界へ羽ばたけ!

声優・キャラクター
村瀬歩、神谷浩史、福山潤、竹内順子、野島裕史、吉野裕行、大町知広、増田俊樹、武内駿輔、斉藤壮馬、水島大宙、梶裕貴、西墻由香、櫻井孝宏、宮野真守、高橋李依、三宅健太、鈴村健一、疋田高志、中村悠一

筒井筒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

イナズマイレブンとしてはこれが最後みたい

前回のアレスの天秤と比べて、こっちはゲスい。
今回は、笑えないサッカーが続いてますね。
なんてことだ!

令和元年10月1日
終わってしまった。
毎回楽しみにしていたのだが、最後に鬼頭くんにまた会えてよかった。

イリーガルなサッカーを繰り返し続けるのもすごいが、それをサッカーを本当に好きなやつらが、そのサッカーで勝ち抜いて、オリオンの陰謀を打ち砕いていくさまは、爽快であった。未成年なのに、考えることがすごい。自分のサッカーを持ってないとできないよね。そのどれもが一癖もふた癖もあるがすばらしい。サッカーで語るのは少しで、セリフでやり取りをするあたりが、スポーツアニメの限界だろうか?


OPED今回もよかった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

個人的評価 評価に値しない

ストーリー 評価不可(点数すら付けたくない、付けるとすらなら−120点)反則ばかりでグダグダすぎる試合ばかりでもはやサッカーが泣いている
作画 0点 これも酷い、カクカクしてる
声優 20点 非常に豪華
設定 0点 過去作知らない人が作った感じでもはや同人作品のような感じになっている
音楽 2点 「地球にキック」に歌詞のセンスが壊滅的
総得点 0点
ゴミにゴミを固めたような、遊戯王アークファイブ以来の史上最悪のクソアニメ。時間の無駄にしかならないので見ない方がいい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

黒すけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

イナイレの同人作品

一星とか野坂の出しゃばりが不快。アトムは魅力ない、歴代キャラ蔑ろに扱いすぎ、酷すぎる。
とはいえ唯一オリジナルより褒められるところもある。オリジナルより好きなのはイナズマジャパンにデザームを起用したこととアフロディの韓国人設定無くしたところと栗松枠のようなマスコットを減らしたこと。あの3つはアレオリよりクソだと思ってるが他は全部クソ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0
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