おぼ さんの感想・評価
4.6
これぞ王道の青春感動映画!こういうのが見たかった!/レビュー追記(8.31)
女子校生達がラジオ局を復活させようとする話。
見ててスッキリできる青春映画の良作でした。
(以下ネタバレほぼなし)
( 'ω'o[総括レビュー]o
ネタバレレビューを読む
総合点数【86点】
おぼ さんの感想・評価
4.6
女子校生達がラジオ局を復活させようとする話。
見ててスッキリできる青春映画の良作でした。
(以下ネタバレほぼなし)
( 'ω'o[総括レビュー]o
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総合点数【86点】
ようす さんの感想・評価
4.0
たまたま手に取った作品だったので
高い期待はしていなかったのですが、
見てみると、
個人的な好みにハマった作品♪
新人声優発掘育成企画
「キミコエプロジェクト」と連動していて、
本作のメインキャラ7人のうち6人が
プロジェクトのオーディションでの合格者で、
この作品がデビュー作です。
だけど、下手だとか素人っぽいとか、
そんなマイナスな印象はまったくありませんでした。
90分ほどの作品でした。
● ストーリー
高校2年生の行合なぎさ(ゆきあい なぎさ)は、
言葉には魂、“コトダマ”が宿っていると信じている。
たまたま雨宿りをした喫茶店。
閉店して誰もいない店内にあったのは、ラジオスタジオ。
ラジオDJの真似事をしたつもりが、本当に電波が飛んでいて、
ラジオ番組「アクアマリン」のDJの娘・矢沢紫音(やざわ しおん)と出会う。
「アクアマリン」の元DJであり、紫音の母である朱音(あかね)は、
12年前に事故に遭い、それ以来昏睡状態が続いていた。
ラジオを通して朱音さんに呼びかけることを提案したなぎさは、
仲間と共に「アクアマリン」を復活させる。
言葉には魂が宿っている。
“コトダマ”を信じ、言葉を大事にしている主人公・なぎさ。
なので、
自然と“言葉”がテーマとなっています。
どんな気持ちでも、
言葉にすると、それは力を持つものになる。
いい言葉も、よくない言葉も…。
友だちが友だちの悪口を言う、
そんな姿を見たくない。
どうせ口に出すなら、
叶えたい願い事を。
そんな前向きななぎさの言葉、
私にはたくさん響いたよ^^
≪ みんなでラジオ番組を作る! ≫
ラジオ番組でトークしたり、
オリジナル曲を流したり…。
そういうのが新鮮で、わくわくしました♪
女子高校生のひと夏の物語としては、
十分な展開と盛り上がりでした!
● キャラクター
キャラの作画は少しクセがあるかな?
あまりかわいいとも、きれいとも言えません。笑
(作画が悪いわけではないのだけど…。)
口がωとなっているのも、好き嫌いがあるかも。
なぎさのキャラには合っていたと、私は思いますが♪
メインキャラの声優さんはほとんど新人さんということでしたが、
皆さんお上手だったと思います^^
特に主人公のなぎさ役の片平美那さんの演技が自然体でよかった♪
なぎさの台詞には、
何度かうるっとさせられました(´;ω;`)
● 音楽
メインキャラによる挿入歌が
たくさん使用されていました。
どれもいい曲でした♪
特に山場の挿入歌がよくてですね…(´;ω;`)
音楽担当は松田彬人さん。
BGMは優しい曲が多く、印象に残ったものが多かったです♪
映画で聴いて惚れたので、
すぐにサントラ手に入れました(`・ω・´)
【 挿入歌「Wishes Come True」/ メインキャラ7人 】
山場で流れました。
曲もいいし、
曲に合わせて涙をこらえながら歌う紫音にこちらが涙(´;ω;`)
クライマックスの盛り上がりは、
間違いなくこの曲の力が大きいです!
音楽の強い力を感じました。
【 ED「キボウノカケラ」/ NOW ON AIR 】
メインキャラ7人のうち、
新人声優6人によるユニットです。
明るくて、この作品のEDにふさわしい曲だと思います♪
この曲好きだな~^^
● まとめ
90分という、やや短い時間だからか、
展開に無駄がなくて思い切りがあり、よかったです♪
まっすぐななぎさに引っ張られて、
重い話も重すぎず。
正直ストーリーはベタな流れで、
展開もありきたりではありますが、
挿入歌がとてもよかったのも手伝って、
私はこの作品の雰囲気好きでした♪
映画公開時にはそれほど話題にならなかったけれど、
知らない人が多いのはもったいない作品です!
言葉にできる強い想いは、きっと叶うはず。
言葉の力を信じて、
前に進む勇気をくれる作品でした^^
明日は明日の風 さんの感想・評価
4.0
この作品を劇場で見ることはありませんでした。機会があれば見に行こうと思っているうちに、あっという間に公開終了してしまったという感じでした。「よりもい」を見て、同じマッドハウスの青春ものなら面白いのではないか、そう思い、レンタルで借りてみました。
結果、見て全く損はない作品だったというのが感想です。
とにかく強引で、ガンガン進んでしまう展開。しかし、これは青春ものを90分で収めるための処置であり、映画なら当たり前にあるものなので気にしません。
90分で主要人物たちの背景、関係性、心情、問題の発生にその解決と、とにかく詰め込んでいます。その分、物語に重みはなくなっています。が、話が進んでいくうちに登場人物たちの会話や思いの丈に入り込んでしまい結局夢中にさせてしまう魔力がこの作品にはあります。さすがは「言葉」の力を押した作品だと思いました。
6人の主要人物、なぎさ、紫音、かえで、雫、夕、あやめ、乙葉が街角にかつてあった喫茶店のミニFM局を夏休みに復活させて、それぞれが抱えている問題や悩み、青春のぶつかりといったものを、放送を通じてクロスさせていく話になっています。
先にも書いた通り、かなり強引な設定と進め方なのですが、とにかく爽やかで気持ちの良い感じを受けます。また、湘南が舞台なので、すごく背景が綺麗で見ていて心地が良いです。よりもいもそうだったけど、マッドハウスの描く背景は登場人物たちをより魅力的にさせる何かがある気がします。人物線を白にしているから尚更そう感じるのかもしれませんが。
これだけの内容だったら1クールの作品として成り立たせることもできたんじゃないのかなという気もします。舞台裏は分かりませんが、「よりもい」とこの作品は同じ次期に発想されて、内容もある程度固めながら話を進めていくうちに映画とTVに分けたと。そうでなければあの詰め方はできない、そんな気がしました。
青春ものとしては佳作だと思います。ただ、ストーリーにプロセスや積み重ねを重んじる人は見ない方が良いと思います。自分みたいに流し見ているうちにはまってしまい、最後になにかを感じる人にお勧めします。