ぺー さんの感想・評価
3.3
厨二を自覚するという事
原作未読
100万売れたヒット曲の上に俺は立っている
B'zの曲かラノベにありそうな長めのタイトル。出典は別冊少年マガジンだそうです。
いわゆる巻き込まれて異世界に閉じ込められクエストこなす系。ヒット作のアレみたいなもんかな?といくつか脳裏に浮かぶことでしょう。よって設定で興味ひくようなら要検討くらいでどうぞ!
・死んで転生ではない(生きたまま転送ですね)
・転送先では勇者と呼ばれパーティ組んでクエストこなす
・パーティは固定メンバー。クエスト達成したら現世に戻ってこられる
・クエスト中は死んでも数十秒で生き返る
・ただしパーティ全員が死んだら…ネタバレレビューを読む
同ジャンルでも作品毎細かく違うのでいちいち覚えるのがたいへんっすね。突出してなにがいい悪いとかこれといった特色はないです。パーティがまさに一蓮托生なのと現世⇔異世界を往ったり来たりする設定に面白みを感じるようでしたら考えてみてもいいかもしれません。そのパーティメンバー↓
【パーティメンバー】
四谷友助(CV上村祐翔)
新堂衣宇(CV久保田梨沙)
箱崎紅末(CV和氣あず未)
時舘由香(CV小市眞琴)
我々がそんな“設定”に興味を引くかどうかはどこ吹く風と、作品中の主人公四谷くんはこの“設定”を最大限活用しようと知恵を絞ります。ここは素直に面白かったです。
それにネタバレレビューを読む 演出上の飛び道具は限定的な効果ながら敢闘賞を与えたくはなります。
凡百の駄作の上になんとか立っている
可もなく不可もなく。創意工夫が見え隠れしているところをわりと面白がりながらの完走でした。
※ネタバレ所感
■タイトルはどこへ行った?いやまだ来てない
詐欺と言うわけではないがタイトルの意味がいまだ不明です。ネタバレレビューを読む お楽しみを先送りしたという判断でしょう。
1期終了時点で四谷くんの合理主義的な性格が色濃く出たキャラアニメの範疇に収まっており、中学生くらいのひろゆきやホリエモンってこんな感じだったんだろうなぁ、の印象。
なにかしら尊い犠牲の上に自分が存在している…と読めるタイトルですよね?
そんな殊勝なことをひろゆきが言うとは思えません。そんな現在地です。
■想い出がいっぱい
大人の階段のぼる君はまだ…
ネタバレレビューを読む
時折そこから漏れてしまった大人。突き抜けて厨二ムーブするでもなく、自身のアップグレードをするでもなく…なんてのは悲惨です。
我が国にも一定数いて成人人口の1%で100万人くらい!? 病的なまでに自己肯定が進むと戻ってこれませんからね。
そんな屍を乗り越え進む四谷くんの成長譚の意味が込められたタイトルなのかもしれません(適当)。
大人の階段が一様に上りとは限らないのです。
往々にして下りの階段を「上ってる」と思い込んで、指摘に耳を貸さなければ自滅の道まっしぐら…
視聴時期:2020年10月~12月 リアタイ
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2021.09.22 追記
2021夏クール放送の2期へ続く…
2020.12.19 初稿
2021.09.22 追記