2017年度のLiSATVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2017年度のLiSA成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月07日の時点で一番の2017年度のLiSATVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.8 1 2017年度のLiSAアニメランキング1位
僕のヒーローアカデミア(第2期)(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (569)
3503人が棚に入れました
ある事件をきっかけにNo.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。出久はオールマイトの厳しい訓練を経て雄英高校に見事入学し、爆豪勝己や麗日お茶子らヒーロー科1年A組のクラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。そんな中、日本全国から注目されるビッグイベント「雄英高校体育祭」の開催が迫る!ただトップだけを見据える爆豪、家族を想って強い意志で挑むお茶子と飯田天哉、そして、ある男を“否定する”ために優勝を狙う轟焦凍。さらにヒーロー科1-Bをはじめとする新たな顔ぶれも…。雄英生徒の全員が闘志を燃やす中、出久も決意を新たにする。「僕も本気で獲りに行く!」最高のヒーローを目指す彼らの“個性”と力、そしてプライドがぶつかり合う戦いが始まる!!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、広橋涼、増田俊樹、井上麻里奈、細谷佳正、畠中祐、諏訪部順一、吉野裕行、小桜エツコ、犬山イヌコ、高戸靖広、稲田徹、三宅健太、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一、三好晃祐、古島清孝、名塚佳織、奈良徹、内山昂輝、藤原貴弘、大塚明夫、天崎滉平、小笠原早紀、沖野晃司、真坂美帆、桜あず、羽多野渉
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いつまでも弱者じゃいられない! 生徒達が成長する物語

0話の感想 ★★★ 3.0
1期のまとめ
{netabare}
1期のまとめなんで見なくても良かったんだが、面白いから最後まで見ちゃった!
やっぱ、熱いわこの作品は。
王道が1番!!{/netabare}

1話の感想 ★★★★ 4.0
うららかさんの目標
{netabare}
お金のためであっても、親を楽させるためなら凄く立派だよな
そろそろ出久も強くなっていってほしいな{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
体育祭、開催!!
{netabare}
轟くんが強いね!!
個性も明らかにチート級だしな!
爆豪も昔とは心持ちが違うねー
いやー、既に熱い!!{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
第一種目の行方は…
{netabare}
出久は本当に運がいいね。流石、主人公!
個性を見せないのはアピールとしてはダメだけど。
でも、一応は目立てたからオッケーなのかな?{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
第二種目、開始!
{netabare}
現状、周りのメンバーに助けられてるって感じか。
それにしても、出久は能力全く使わんな〜笑
出し惜しみしすぎじゃない??笑{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
第二種目、決着!!
{netabare}
ようやく出久が個性を使ったね〜
ただ、今回は決着の割には盛り上がりに欠けていて淡々と終わった印象があった。
個人的にはもっともっと熱い展開を期待!{/netabare}

6話の感想 ★★★☆ 3.5
轟くんの背景
{netabare}
轟くんと出久の環境の違いようが凄いな!
轟にくらべれば出久は全てにおいて運がいいな。
そして、開始早々罠に引っかかるなんて。
これで無策ならもう終わりだな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
個性に恵まれなくても…
{netabare}
めっちゃ感動した!!!
心操くんの能力はどう考えても悪役だし、嫌われる能力。だけど、正義のヒーローに憧れる。
雰囲気はクールだけど、心はピュアで熱い!
こういう展開は泣ける!{/netabare}

8話の感想 ★★★☆ 3.5
対戦、対戦、対戦!
{netabare}
今回は対戦がいっぱいだったね。
その中でも、八百万さんは可哀想だった。
推薦で実力者なのに何も出来ずに敗退なんて…
それと、次回の爆轟と麗日さんの試合がワンサイドゲームになりそうで心配…{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
麗日 vs 爆豪
{netabare}
いい試合だった。
爆豪をヒヤッとさせれたお茶子凄いよ!
圧倒的に不利な能力なのに。
父との電話は泣ける。
次は、大本命!
轟くんとの戦いだ!!{/netabare}

10話の感想 ★★★★★ 5.0
緑谷 vs 轟
{netabare}
超かっこよかった!!
どの試合よりも迫力があった。
緑谷、あんなに強くなってたんだな。
轟に右手を使わせれたし、ヒーローって意味では轟に勝ってたな。
轟の能力は本当にチートだよ。{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
準決勝と動き出す闇
{netabare}
爆豪も強いね〜
強い能力に勝つための努力。
強いやつが努力したら、追いつけないよ。
そして、飯田くんのお兄さんがヒーロー殺しにやられた。
ヒーロー殺し、言動から無個性な気がするな。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
轟 vs 爆豪
{netabare}
迫力ある戦いだった。
しかし、轟は悩んでいたせいか全力を出し切れなかった。
だけど、最後にはけじめをつけるために動き出すことが出来た。
また、緑谷も新たな戦い方を模索するきっかけとなった。
2人は凄く良い日になったな。
飯田くんのシーンは泣けたよ…
お兄さん、かっこいいな。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
体育祭後
{netabare}
一躍、ときのひとになっな〜
まぁ、テレビで放送されてたらそうなるか。
勘違いする奴とか出てきそう。
コードネームを決めることになるが、デクって…
オールマイトと比べると、見劣りするしゴロが微妙。
職場体験も決まり、次に進む感じがする。{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
オールマイトの先生
{netabare}
持たざるが故にその力を特別視しちゃってたんだな。
普通は生まれ持った個性だからそこまで特別感がないからな。
でも、緑の閃光を纏ったかっこいい姿に!
飯田くんが少し心配だか、安全に職場体験を終わることができるのか!!
……たぶん無理だよねー{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
次のステップへ
{netabare}
1日でものにするとは、緑谷の成長速度すげー!
これが主人公になれる器か。
次はヴィランとの実戦形式!
東京へと飛ぶつもりが巻き込まれてしまった。
しかし、職場体験2日目でもう事件とは早くない?{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しとの戦い
{netabare}
緑谷、めちゃくちゃ強くなってるやん!
たった少し、コツを教えて貰っただけなのにここまで強くなるのか。
轟くんも変わったな。
吹っ切れたって感じだ。
あとは飯田の目が覚めれば最高なのに。{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しとの決着
{netabare}
飯田くんも復活し、見事に捕まえる事ができた。
出来たんだが…
ヒーロー殺しは純粋な犯罪者というよりも、社会のために行う改革犯だった。
悪者だが惹かれる魅力があった。
1本の芯があった。{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しの影響
{netabare}
確かにカリスマ性はあった。
前回、私も同じことを考えてしまったから。
しかし、それが今後の火種になるとは…
ヴァラン連合のトップは頭いいな。{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
みんなの職場体験
{netabare}
みんなに焦点が当てられた話だった。
メインはフロッピーかな。
1番、ヒーローに近づいたんじゃないか?
おそらく、声がかかるだろうし就職確定か?
{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
ワンフォーオールの成り立ち
{netabare}
そういう過去があったんだな〜
本当のチート野郎はそのオールフォーワンを持つ男か。
そいつ強すぎやろ。
オールマイトは自分のことについて語れなかったがその事を緑谷が気づくのはいつになるだろうか。
そして、次は林間合宿?{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
期末テスト
{netabare}
林間合宿の前、期末テスト!
今回はその中の筆記試験がメインだった。
爆豪、意外と頭いいのな。
努力してるのか元々頭がいいのか。
でも、何とかなったぽいな。
次は実技だ!{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
実技試験
{netabare}
ロボットじゃなかったな。
自分の苦手な相手との戦い。
難しそうだ…
でも、轟くんのチーム、ケロちゃんチーム、飯田くんのチームはやってのけた。
この流れに乗れるのか!!{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
実技試験、後半戦
{netabare}
みんな頑張ってるな〜
意外とクリアしてる人が多い中、落ちた人は凹むだろうな…
次はいよいよ、緑谷の番!{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
オールマイトの試練
{netabare}
仲悪いな〜、2人とも。
幼馴染なんだから、もうちょっと仲良くできないもんかな。
オールマイトはほかのどの先生よりも暴力的というか本気というか…
めちゃくちゃするな〜
怒られてもしゃーないよ。{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
林間合宿にむけて
{netabare}
まさかヴィランとデパートで会うとは、ついてないな〜
しかし、緑谷は敵にまたしても塩を送ってしまった。
敵まで救わなくてもいいのに。
今回はこれで終わり!
3期からはヴィランの攻撃が激化しそうだ。
最後に、芦田さん意外とかわいい。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ハンドクラッシャー誕生www

2期は全国から注目を浴びる体育祭から始まります。
ヒーローだけに偏らず、
しっかり学園イベントの方もあっていいですね!
ヒーロー要素を混じえた学園生活なので
イベントもちょっと特殊な内容ではあるけど、
そっかこの子たち高校生なんだよねって実感できます。

{netabare}
1種目目:障害物競走
2種目目:騎馬戦
3種目目:1対1のトーナメント戦

障害物競走で先頭争いをした出久くん轟くんかっちゃん、
1位を勝ち取った出久くんは嬉し泣きの後に
たまたまあった物がたまたま使えただけだと思ってるけど
意図せずあるものを利用するのも1つのセンス‪( ー̀֊ー́ )✧

今まで色々なヒーローの特徴や戦い方を細かく
何冊ものヒーローノートにまとめていた事が
出久くんの咄嗟の判断に密かに役立ってるんだろうな。
{/netabare}

体育祭が終わったあとのステインの件も面白かった!
{netabare}
ただのヒーロー殺しじゃないというところがいい‪( ॑꒳ ॑ )
ステインの中にヒーローとはオールマイトのような人だ
という基準があってそれに当てはまらないヒーローを
殺すか再起不能にしている様子。

委員長・飯田くんのお兄さんであるインゲニウムは
体育祭が行われている裏で再起不能にされる。
それを知った飯田くんは友達に心の内を話さず1人
恨みと復讐心に取り込まれてしまった。
選んだ職業訓練先は兄がステインにやられた地域であり、
見回りの最中にステインがヒーローを襲っている現場を
発見した飯田くんはヒーローを助けるためではなく
恨みを晴らすために勝手な行動で立ち向かってしまう。

ヒーローを助けようとしない飯田くんが
ステインに殺されそうになっていたところに
危険を察知した出久くんが見つけ助けに来てくれる。
出久くんは駆けつける前にクラスメイト達へ
位置情報だけの連絡を送っており、
ステインの個性にやられ全員が動けず危ういところに
轟くんが出久くんの意図を汲み取って駆けつけてくれた!
もうこの辺の展開はアツアツでしたね( ー̀֊ー́ )✧

3人はなんとかステインを捕まえる事に成功したが
飯田くんの左腕は後遺症が残るとのこと。

恨みは視野を狭くしてしまう、仲間を危険にさらした、
今回の件でこれらを反省した飯田くんは戒めとして
手術はまだ行わず後遺症を残したままにする。
出久くんは体育祭の轟との1対1で無理をしたため
手が粉砕骨折で元に戻らずグチャグチャになっており、
飯田くんに僕も同じだから強くなろうと絆を固める。

その2人の姿を隣で見ていた轟くん、、
「俺が関わると手がダメになるみたいな感じがする。呪いか。」
と言いながら考え込んでいるがそれを聞いて爆笑する2人。
ここは個人的に好きなシーンでした。
轟くんクールに見えるけど気にしてたんだねw
時折見せるこういう可愛らしい姿とても大好き‪(*ˊᵕˋ* )

個性は人を殺せる能力でもあるため、
この世界ではプロヒーローじゃない人が個性を使って
人を傷つける行為は禁じられている。
今回は結果オーライでヒーロー殺しを捕まえられたけど
これを世間に発表すると個性の暴力を認める事となり
3人は処分対象となってしまう。

そこで犬のおまわりさんの提案により、
3人の活躍は公表せずに
ステインの火傷跡からエンデヴァーの活躍とした。
{/netabare}

職場体験を通して
みんなが成長した姿を楽しめる演習試験↓
{netabare}
八百万さん×轟くん対相澤先生の試験よかったな。

青山くん×お茶子ちゃんペアでは、
追い込まれてる時に青山くんがお茶子ちゃんに言った
「ねぇ、緑谷出久ならって考えたろ?」という言葉が、
後(2022/09最新話)を知ってると深く刺さります( ⌯'-'⌯)

出久くん×かっちゃんはオールマイトと対決。
オールマイトに追い込まれた結果、
勝利のため出久くんと協力するかっちゃん←ここ素敵
かっちゃんが負傷した出久くんをゲートに投げる時
「死ねぇーーーー!」って叫ぶんだけど、
1期の個性把握テストで行ったボール投げの時も
投げる瞬間同じこと叫んでたんですよねw
そして出久くんも同じ反応をするんですよね、
「死ね?」ってw
嫌な言葉なはずなのに、
この2人だと微笑ましく見えるので不思議です‪(*ˊᵕˋ* )
そして出久くんは、笑ってる時が1番強い!!
{/netabare}

林間合宿の準備でショッピングモールへ。
{netabare}
林間合宿には全員参加が決まり、
みんなでショッピングモールに買い出し!
だけど出久くんが1人になったタイミングで
死柄木弔が直接コンタクトをとってくる。
市民の多い場所では危険なので抵抗することができず
2人で座って話をする事になるが、
途中お茶子ちゃんが探しに来てくれたお陰で
何事もなく出久くんは解放されて良かった!

だけど何かが始まろうとしていることが
死柄木弔との会話で分かってくる。
2期では、
オールマイトに深手を負わせたオールフォーワン
という危険な存在がいる事とその能力までが分かった。
不穏な空気を漂わせたまま2期終了!!
{/netabare}
3期へ続く→

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

僕らは僕らを超えていく!

シリーズ第2期に位置付けられるこの作品…1期でこの作品の魅力にハマった方にとっては、放送が待ち遠しかったのではないでしょうか。
かく言う私もその一人です。

困った人を颯爽と助け出す平和の象徴とも言われるオールマイトに憧れ続けて、いつか自分もそんなヒーローになるのが幼い頃からの夢…
だけど、人口の8割が保有するヒーローになるための絶対条件である個性が無い事を知って愕然として…
自分は非力で誰かを救うことなんてできないと知っていながら、咄嗟に身体が動いてしまう資質をオールマイトに認められ、ヒーローになるためのスタートラインに立った主人公の緑谷出久…

幼いころから自分の個性と向き合ってきた周りのみんなとは違い、全てが初めてだから何もかもが手探り状態…
でもどんな苦境に立たされても出久の正義に対する滾りは熱さを増すばかり…

数々のピンチを乗り越えて迎えたこの2期…
完走して振り返ってみると、2期も十分過ぎるくらい激アツな展開が目白押しだったと思います。

オールマイトから引き継いだ出久の個性であるワン・フォー・オールを使いこなすには足りないものだらけ…
いえ、足りているのは気持ちだけで、他は何もかもが全然足りていなかった。
最初はうまく使おうとしていたと思います。
そりゃ、個性を使うたびにボロボロになっていたらヒーローにはなれませんから…
でもそんな考えで乗り切れるほど雄英高校は甘くはありません。

だから出久は色々と思い知ることになります。
自分の現界を…そしてそれでも全然足りない事を…
そして限界を突破すること…突破できる事も今回彼は身をもって学んだのではないでしょうか。

こんな書き方をすると、出久がダメダメだとしか思っていないようですが決してそんな事はありません。
入学当時と比べると、きっと格段に強くなっていると思いますし、伸びしろも一番大きいと思います。
何事にも謙虚に向き合い、自分なりに色々考えながら常に何かを吸収しようとし続けている…
こういう人間が伸びない訳がありません。

でも…努力だけで強くなれるなら、きっとオールマイトほどのヒーローがゴロゴロ転がっている事でしょう…
私たちのリアルと一緒…努力は嘘を付きませんが、全ての結果が報われる訳ではないのです。

だから私たちも目標を目指し続ける…
強さって、色々だと思います。
この作品の様に腕っぷしもそう…
だけど、強さってそれだけじゃありません。

むしろ大切なのは心の強さ…なのではないでしょうか。
生きていると決して楽しい事ばかりじゃありません。
辛い事、悲しい事の方が多いかもしれません。
それでも自分を見失わない心…
誰も見ていないから…、みんながやっているからと悪魔の囁きに負けない心…

そう考えると言動って自分の心の強さの鏡写しみたい…
弱さも…自分に負ける事が悪いとは決して思いません。
だって、弱さがあるのは当たり前だし、負けたことがなければ目標を見失ってしまうから…

弱さが頭を覗かせたら、それを押し戻すだけの強さがあればいい…
負けた時に、同じ轍を踏まないよう何か一つでも拾い上げる事ができればそれでいい…
勉強だってきっと同じ…一日に一つ覚えられれば世界は激変すると思います。
だって一日に一つ覚えたら1年間で365個も覚える事ができるんです。
これって凄い事だと思いませんか?

この物語では体育祭や職場体験を通して自分を見つめ気付きを促し、
一皮ずつキチンと向けながらみんなの成長していく姿がしっかりと描かれています。
私たちの努力はこの作品の様に直ぐには形となって表れないものばかり…
若しくは努力が願った通りの形にはならないかもしれない…
でも必ずこの作品の様に自分の糧になる筈だから…

10年前の自分と比べてみたらきっと分かると思います。
その時より色んな事を覚えていますから…
その時より自分でできる事が増えていますから…
登場人物から勇気を貰えるこの作品…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、米津玄師さんの「ピースサイン」とamazarashiさんの「空に歌えば」
エンディングテーマは、Little Glee Monsterさんの「だから、ひとりじゃない」とLiSAさんの「だってアタシのヒーロー。」

2クール全24話で構成された物語でした。
既に3期の放送も発表されています。
これから物語はさらに一層激しさを増してくると思います。
そういう相手が動き始めたから…
出久の…みんなのこれからの益々の雄姿を期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

71.2 2 2017年度のLiSAアニメランキング2位
Fate/Apocrypha(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (548)
2492人が棚に入れました
かつて、冬木と呼ばれる街で執り行われていた、 七人の魔術師と英霊たちによる「聖杯戦争」。しかし第二次世界大戦の混乱に乗じて、"とある魔術師"が聖杯を強奪する――。
数十年が経ち、その聖杯を象徴に掲げたユグドミレニア一族は、魔術協会からの離反、独立を宣言。怒れる魔術協会は刺客を送り込むが、 彼らが召喚したサーヴァントによって返り討ちに遭う。
――サーヴァントに対抗するにはサーヴァント。
「聖杯戦争」のシステムが変更され、七騎対七騎というかつてない規模の戦争が勃発。かくして、ルーマニア・トゥリファスを舞台に空前絶後の規模の戦争――「聖杯大戦」が幕を開ける。

声優・キャラクター
花江夏樹、坂本真綾、内山昂輝、沢城みゆき、早見沙織、遊佐浩二、古川慎、稲田徹、鶴岡聡、真堂圭、諏訪部順一、武内駿輔、置鮎龍太郎、大久保瑠美、宮本充、野中藍、丹下桜、乃村健次、檜山修之、赤﨑千夏、小林裕介、大川透、石上静香、加藤英美里、中原麻衣

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

それぞれの願いの果てに”外典”が紡がれる。

この作品の原作は未読です。
Fateの冠名を踏襲しているものの、前作との繋がりはほぼありません。
聖杯戦争の細かいルールや、聖杯戦争のこれまでの歴史を紐解きたいという方は前作からの視聴をお勧めしますが、そうでなければこの作品から視聴しても問題は無いと思います。

まぁ、これまでのFateは「聖杯戦争」でこの作品で扱っているのは「聖杯大戦」なので、位置付けと進め方が微妙に違うんですけどね…

ざっくりとしたルールは、これまで7人のサーバントで聖杯戦争は繰り広げられてきましたが、今回は7人同士のチーム戦なんです。
そして聖杯が願いを叶えるのは最後まで生き残った1組のマスターとサーバント…
だからこれまでの聖杯戦争より幅も厚みも増えるので、戦いが重厚になるのは必然…

違いといえば、これまで聖杯戦争は冬木市で行われていましたが、この対戦はルーマニアが舞台だったことも違いの一つかと思いますし、聖杯大戦の審判者として15体目のサーヴァントであるルーラーが召喚されたのも違いだと思います。

思い返せば2016年の大晦日に、『Fate Project大晦日TVスペシャル -First & Next Order-』の放送がこの作品との出会いでした。
長編アニメの放送と合わせた番宣で紹介されたので、初見は長編アニメの放つ熱量を消化する前…
だから半端ない盛り上がりを示唆するような作品紹介にただ痺れていたような気がします。
いずれにしても私の中で本作が刷り込まれてから視聴を楽しみにしていた作品でした。

こうしてFateの冠名を踏襲した本作の視聴に臨んだ訳ですが、まず気持ちを一気に持っていかれたのが主題歌でした。

オープニングテーマは、EGOISTの「英雄 運命の詩(うた)」とLiSAさんの「ASH」
エンディングテーマは、GARNiDELiAさんの「Désir」とASCAさんの「KOE」
特にオープニングはアニメともマッチしていて毎回痺れまくりでした…

本丸周辺の牙城は鉄壁を彷彿とさせるほど完璧な布陣だたと思います。
それでは肝心の物語がどうだったか…というと、個人的には若干微妙というのが素直な感想です。
勝手にハードルを上げ過ぎたのでしょうか。

別に面白くなかった訳ではありませんし、毎週の視聴を楽しみにしていた作品でした。
戦闘も迫力ありましたしね…

何でこんな心象になったのか考えてみました。
するとやはりいくつか引っかかる点があるのです。

まず一つは、14騎のサーバントを持て余していた感が否めなかった点です。
もちろん、物語の核となるキャラとの軽重は必要だと思います。
でもそれ以前に彼らは英霊なんです。
どんな思いで召喚されてきたか…

そしてサーバントと対をなすのがマスターの存在。
サーバントと同じ数だけマスターがいる…という事は、それだけ今回の対戦はもっとたくさんの願いに溢れていなければいけないと思うんです。
だって、聖杯大戦と言いながらやっているのは聖杯戦争なのですから…

サーバントとマスターの関係は、これまでの作品で山ほど見てきています。
切っても切れない関係…自分の全部で守る存在…絶対に生き残って願いを成就させる存在…
単にギブアンドテイクの間柄ではない…深い繋がりが脈々と流れていました。

その繋がりは14組全てに通じていて、一つとして欠けさせちゃ駄目だと思うんです。
だから2クールでは明らかに尺が足りなかったのだと思います。

もう一つは、戦う理由、若しくは自らの義を通す理由をもっと大切にしたかった…という点です。
彼らがいま、どんな思いで聖杯大戦に参加しているのか…どれほどの大きな叶えたい願いを宿しているのか…じゃないと参戦することすら叶わない訳ですから…

争いを続けていると、引きに引けない状況が出てくることもあると思いますし、争いの中で本懐を見いだす事の出来たサーバントもいたのも事実です。
ですが、そもそもそんな事で揺らぐほど、彼らの願いは軽くないはずなんです。
どんな手段を使っても願いを手にするのがサーバントとマスターではなかったのでしょうか。

そして最後の一つはラストシーンです。
確かに綺麗でしたし、感動もさせて貰いました。
でも、この結末は今回の聖杯大戦にマッチしているのか、と考えると途端に分からなくなります。
そもそも聖杯戦争って、もっと人間臭くてドロドロした思惑の中に蠢くモノ、と思っていました。
全てを投げ打って聖杯戦争に参加する…聖杯を手にするという事はその覚悟の成れの果ての姿を晒してこそ手にできる権利であり栄光なのだと思います。

でも、今回の結末はそういう聖杯戦争の持つ泥臭い部分がすっ飛ばされているような気がしてならないのです。
キャラもしっかり動いていましたし、声優さんの仕事っぷりも心底凄いと思いました。
だからこそ、この大戦のラストシーンとして本当に相応しいのか考えてしまいました。

私にとってFateシリーズは大好きな作品です。
大好きであるが故、シリーズを重ねるごとに見方も要求も変わっていると自覚しています。
でも、これまでのシリーズは圧倒的な存在感でその期待に応えてくれてきました。
今後もこのシリーズは続いていくと思います。
視聴者の目も期待も確実に肥えてきています。
それらを凌駕する作品に出会えることを期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

英霊やマスターに集団行動なんて出来るわけないだろうw

原作スピンアウト小説は未読。

実は私にとって『Fate』本伝アニメ化作品は
高評価ですが一方で苦手意識もあるシリーズ。
重厚な物語、世界観に一度入ってしまえば堪能できますが、
それまでに費やす視聴エネルギーが膨大。
スタジオディーン版の『~/stay night』もufotable版の『~[Unlimited Blade Works]』も
初見時は序盤で挫折して、後年、仕切り直したりしています。

よって、こんなの『Fate』じゃない……。との批判も見受けられたこの外伝アニメ。
私にとっては、重厚さに欠けると言う部分も、
気軽にラノベファンタジーバトルでも楽しむノリで行けば、結構イケるのではないか?
と妙な自信を持っての?後日動画配信視聴と相成りました。

狙い通り?多種多様な能力バトルをド派手なエフェクト&音楽と共に満喫できた。
その点では楽しめた作品でした。


ただ、それでも、事前に私が抱いていた「聖杯大戦」という集団戦設定への懸念……。
赤VS黒、各7組のマスター&サーヴァント(+α)が大聖杯を巡って戦争を繰り広げる!?
そもそも、各マスター&サーヴァントは、因果を覆すほどの願いを掛ける故に、
時空を越えて英霊召喚されたり、聖杯争奪の殺し合いを繰り広げていると言うのに……。
統率されたチーム戦など果たして成立するのだろうか?

その不安は、私の想像を遙かに超える聖杯大戦ルール崩壊となって的中しましたw

例えば……{netabare}己の信念故、自ら命を差し出すサーヴァントとか、
ドヤ顔で傍観者を宣言する劇作家の英霊とか、
最初からチームに参加せずに猟奇殺人に勤しむアサシンとか。
切り札「令呪」の使用法すら感情的な傾向で、
高度な軍略など差し挟む余地が見出せません。{/netabare}

当初、覚悟していたバトルマニアによるチームワークの放棄や、
裏切りによる戦線崩壊など、軽く超越するワンマンプレーの連続w
え~いwまるで戦にならぬわ~~(ノ`m´)ノ ~┻━┻

大戦の体を保つ名目で、一応、調停者役を担う15騎目のサーヴァントとして、
ルーラーが新設されたようですが、焼け石に水。
「今回の聖杯大戦は何かおかしい」とルーラーは訝しみますが、
ハッキリ申し上げて、この聖杯大戦は最初からどこもかしこもおかしいと思いますw
まぁ、この違和感も伏線ではあるわけですが……。

特に序盤は調停とか無茶振りするくらいだったら、
もういっそルーラーを天に還してあげてと何度も思いました。
願わくば……{netabare} 黒のアサシンによる連続猟奇殺人はイレギュラーとして、
真っ先に止めて頂ければ、聖杯に無関係な地域住民にとっては
有り難かったな?とも思いました。{/netabare}


もっともシリーズ通じて「聖杯戦争」と言うガチガチのルール設定は、
参加者による常識を逸脱するほど強烈な宿願に叩き壊される物。
願う故に世界を鳴動させてしまう、人間の業の大きさを表現する、
言わばサンドバッグみたいな存在だと私は捉えてもいます。

本作の「聖杯大戦」も、そういう意味では『Fate』らしい末路を辿ったとも思われますが、
サンドバッグにしたって、流石にもう少し耐久性がないと、張り合いがないと感じます。

私にとっては願う故、自他を傷つけてしまう人間の性と葛藤を表現したという点で、
本作もまた『Fate』でしたが、
加えて堅牢な秩序の中の重厚さがあってこそ『Fate』という方にとっては、
大英雄の野望が巻き起こす波乱と共に、自分たちの『Fate』が壊されてしまった。
こう悔恨する方がいても否定はできないと思います。

マスター&サーヴァントたちの野心激突に一定の秩序をもたらしていた、
元祖「聖杯戦争」を考えた人って偉かったんだなぁ~と
逆説的に本伝の緻密さを再認識しました。


散々愚痴も並べてしまいましたが、
それでも、英雄たちがチームも世界も薙ぎ倒す勢いで己の生き様を貫く様は、
観ていて何かキモチヨカッタです。

そう言えば、この『Fate』に関しては、
私は視聴中、一度もリタイアしたいとは思いませんでした。

ヒーローがルール無用で暴れまくる。
本作はある種のアニメの王道を歩んだ作品だったのかもしれません。

私にとっては、評点は凡庸になってしまいますが、
余韻はそんなに悪くない。満足度はまずまずの作品でした。


好きなキャラは黒のライダー。
荒れた展開の中、割と大変な目にも、変態な目にも遭っていて、
普段、割とヘッポコで自虐的なことも言っているのに、
終始ポジティブな雰囲気に元気付けられました。
因みに決め台詞?は{netabare}「僕が来たからには泥船に乗った気分でいていいよ!」{/netabare}

頼りねぇ~~(笑)


せいぜいふるい落とされないように、しっかりしがみ付いて行きたい。
『Fate』の名を冠した暴れ馬みたいなヒーローアニメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは、暗闇を自らの剣で照らし突き進んだ時代の覇者たちの『外典』

原作は「Fate/stay night」のスピンアウト小説。
「Fate/stay night」とは異なる世界線のストーリーで、本作内の世界では、第三次聖杯戦争の後、何者かによる聖杯の強奪が発生し、第四次聖杯戦争は起きなかったとされています。
「Fate/stay night」が第五次、その前日譚となる「Fate/Zero」が第四次なので、基本的には関連しない別個のものとなりますが、そもそも第三次とか第四次とか以前に"聖杯戦争って何よ?"となるのが当然だと思うので、Fateシリーズをある程度知っている状態で視聴することをおすすめします。
また、本作で過去作と同一個体のサーヴァントの召喚は無いですが、伝承、あるいは歴史的事実から過去作のサーヴァントと関連するキャラクターが登場するため、過去作を先に視聴していた方が楽しめると思います。

第三次聖杯戦争でアインツベルンはルール外のサーヴァント・アヴェンジャーを召喚するも四日目で敗退、最終的に聖杯は混乱の中で破棄され、聖杯戦争は無効になりましたが、アヴェンジャーは聖杯に吸収され、聖杯は汚染されることになります。
本作ではアインツベルンはアヴェンジャーを召喚しておらず、代わりにルーラーと呼ばれる聖杯戦争の審判役のクラスを召喚したとしており、そこで歴史が分岐します。
第三次聖杯戦争後、聖杯が何者かに奪われ、結果、世界中で小規模な亜種聖杯戦争が繰り広げられる。
本作はその亜種聖杯戦争として開催される、2チームに分かれた聖杯戦争、"聖杯大戦"が描かれるものとなります。
通常、Fateのサーヴァントといえば、"セイバー"、"アーチャー"、"ランサー"、"キャスター"、"ライダー"、"アサシン"、"バーサーカー"の7騎のサーヴァントが戦いますが、本作の聖杯戦争では、赤の陣営、黒の陣営でそれぞれ7騎のサーヴァント、合計14騎のサーヴァントにプラスルーラーを加えた15騎のサーヴァントが登場します。

冬木の聖杯戦争を強奪し、保持している魔術師の一門"ユグドミレニア"と、それを討伐する魔術協会の戦いとなります。
スピンアウトであり、それほど有名タイトルではないのですが、はっきり言って、ストーリーはめちゃくちゃ深いです。
TYPE-MOON作品に親しんでいない方は、この聖杯戦争がどういった意図で開催されていて、キャラクターたちがどうつながっているのか、わからないと思います。
2クール作品ですが、大量のメインキャラが登場して繰り広げるバトルロワイヤルのため、ストーリーはぎゅうぎゅうに詰め込まれています。
なお、Fateシリーズにおいてサーヴァントの真名は最も秘匿すべき重要な情報なはずで、stay nightでは真名が最後まで明かされないまま廃退したサーヴァントも多くいましたが、本作は登場早々にサーヴァント同士、真名で自己紹介を始めたのでびっくりしました。
テンポよく進めるためだと思うのですが、元作品の伝奇的な雰囲気は本作には無く、いろんな伝説の英雄たちが戦うおもちゃ箱のようなアニメになってしまっているのは残念に思いました。

また、ストーリーの根っこや、登場キャラクターのバックボーンはしっかりしていますが、肝心の本作品のストーリーが薄い感じがしました。
マスターに勝利をもたらすため、悲願の成就を聖杯に託すため、あるいは、武人として強いものと戦いたいからといった、ちゃんとした目的があって戦うサーヴァントもいるのですが、全体的に戦う理由が薄いと感じます。
特に中盤からは一部サーヴァントのマスターが強制的に変更されてしまうのですが、それでも指示に従って命を賭し戦っているのは不自然に思いました。
また、マスターとサーヴァントでイチャイチャし始めるペアが多いのも気になりました。
お前ら一体何のため現界したんだと、思わず私もドスケベサーヴァントを聖杯の寄るべに従い召喚したくなりますね。天秤の守りてよ!

大勢のサーヴァントとマスターが登場するのですが、単純に多過ぎる感じがありました。
ただ、観終えてみると、なんだかんだ個性的で、戦闘シーンも多く迫力もあり、楽しく見れました。
個人的には良作だと思いますが、賛否が出る作品だと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
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