GoHandsで大阪なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのGoHandsで大阪な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番のGoHandsで大阪なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.6 1 GoHandsで大阪なアニメランキング1位
ハンドシェイカー(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (267)
1231人が棚に入れました
ハンドシェイカー――
手を繋ぎ、深層心理から生まれた武器”ニムロデ”をもって互いに戦う者達。
己が「願い」を叶えるため、”神”にまみえ、
”神”を打ち破らんと数多のハンドシェイカー達がその頂点を目指し、競い争う。
その果てにあるものとは――。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、諸星すみれ、茅野愛衣、村瀬歩、上坂すみれ、石川界人、小松未可子、杉田智和、福山潤、日笠陽子、森久保祥太郎、雨宮天、浅沼晋太郎、佐藤聡美、小林裕介、浪川大輔、加隈亜衣、津田健次郎、早見沙織

カミカゼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ここまでのブラコンは久しぶりだな・・・。

 これも微妙な終わり方してやがるのです。(+o+)

 CGアニメを観たのはこれが初めてなのだけども結構いつもとは違う感じがあって楽しめた。それにキャラがかわいかった。特にヒロインが。ああいう感じもいいなあって思いました。それにヒロインの姉妹のハンドシェイカ-の声が初代遊戯王の海馬さんの声だったのでとても興奮してしまいました。

 このアニメはおススメです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

噛み合ってない

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
現在(2019冬)放送中の「W'z《ウィズ》」の1期、というより、10年前の世界のお話。登場人物や設定など、重なる部分は多い。

CG作画は悪くはなかったけど、好みは分かれると思います。CGか手描きかという好みではなく、「CG好きの中でも」好みが分かれるという意味です。まあ、「K」が楽しめた視聴者なら大丈夫でしょう。

ただ、作画云々を別にしても、あんまり面白くなかったです。ギャグは滑ってるし、キャラは変だし、突っ込み処多すぎるし、バトルは微妙だし、設定生かせてないし、ストーリーつまんないし、伏線未回収だし。

全部、噛み合っていません(苦笑) あまりオススメできませんね。

個人的には、まさか続編が作られるとは思わなかった。そのくらい、面白くないアニメだと思ってましたが、やっぱり(続編が作られるということは)人気があったということなんでしょうか。まあ、好みは人それぞれということですね(汗)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
独特の映像美、を目指しているのでしょうが、「この男子~」や「K」のような感じに見えた。

やっぱり、個人的にCGは苦手。

単純に、女性キャラが可愛く見えなかったな~。

本作をバトルものと見ると、ホントに残念な出来。バトルに面白さがない。雰囲気と勢いだけで戦っている。ハンドシェイカーならではの良さが生かされてないし、各キャラのニムロデの特殊能力がわかりにくい。

例えば、「ハンドシェイカー」という設定を生かすのなら、フィギアスケートのアイスダンスのような、男女が手を繋いで滑るように、踊るように戦うバトルが観たかった(せっかく作画を張り切ってるんだし)。

もしくは、ニムロデを生かすなら、各キャラの設定を生かした特殊能力が見たかった。例えば、タズナの「メカ好き」「歯車」という要素を生かすなら、剣とか盾だけでなく、「どんな機械も再現できる」というのでとか良かったと思う(歯車の剣と、普通の剣との違いは?)。

能力系バトルもののポイントは、「どんな能力で戦うか」ではなく、「その能力をどう駆使して戦うか」だと思う。そういう意味では、「ONE PIECE」の「ルフィ(ゴム技)」、「NARUTO」の「ナルト(多重影分身)」などは、あれ一本を様々に使い分け、あれだけ長く戦わせているんだから、大したもの(まあ、ONE PIECEは力業だけど)。そういう工夫が、「ハンドシェイカー」には見られなかった。

また、学園ラブコメとして観ても微妙は出来。中盤以降、タズナとコヨリが手を離す場面が多くなったが、なぜ?(研究が進んだというアニメ世界内での理屈付けは分かるが)。「ハンドシェイク」こそがこの作品のオリジナリティであり、アイデンティティだったのでは? なぜそれを自ら放棄する? (まあ、ずっと手を繋いでいるだけで面白くなったかは別として)「反重力」というワンアイディアをしっかり追求し、表現しきった「サカサマのパテマ(アニメ映画)」を見習った方が良かったと思う。

後半はもう、分かりやすく迷走。色々ぶちこんだ結果、まとめきれなくなったという、アニオリ作品にありそうな話だった(序盤にあれだけ推してたタヅナのメカフェチ設定も、後半は全く生かされてないとか、謎の551推しとか、設定をばらまいただけ)。

ラストですが、やっぱりよく分からなかった。色々とムリヤリ美談にしてる感じがした。ナガオカは、なんだかんだ理由つけているけど、マユミを薬漬けにして無理矢理バトルさせてただけだし。それでマユミが「ナガオカ先生を愛している」ってなっても、素直に応援できない。薬の影響じゃないって、なんで言えるの? また、リリ会長はガチショタで近親相姦の恐れがあるので、怖い。鎖の人と日笠さんの娘、なんか普通にラブラブしててタズナを応援してたけど、どこにそう変わる描写ががあった? あれはただのプレイだったの?

敵も味方も、誰でもとりあえず良い人にすれば良いってもんじゃないと思う。

そんな中、純粋に応援できるのは、「チヅル×ハヤテ」と「コダマ×ヒビキ」かな。どちらも女性上位で男がヘコヘコしてるけど、まあ、平和だし、うまくいきそうなカップルだと思う。

最後、コヨリとマユミが手を繋ぎ和解した部分や、コヨリの「たくさんの人と戦うことで繋がってきた」あたりから、(敵味方を越えた)絆を表現するあたりが主題なんだろうけど、それも微妙。まず、鎖の人とは戦ったのに何も繋がってないし、リリ会長やチヅル達なら、戦わなくてもちゃんと繋がれたと思う。なんか、後付けの理由付けに感じた。

そして、結局、「ハンドシェイカーって何?」「バトルに勝ち続けるとどうなるの?」「つか、ナガオカの病気も、コヨリの体質も、何も解決してないじゃん」とか。強いて言えば、タズナが(彼女ができて)妹の死を払拭できたことと、コヨリが感情豊かになったことくらいが、作中での成長(解決)かな。

このへん(伏線未回収)は、ラストに神様?っぽい浪川さんを出し、2期に伏線を残してましたが、このクオリティで2期やるつもりですか? 正直、あまり期待してません。

出来ないなら、ムリに伏線はったりシリアスにストーリー追っかけたりしないで、それこそバトルはオマケにして、2話(お風呂回)みたいにハンドシェイクを生かした、エロいラブコメに持っていけば良かった気もします。正直、2話が一番面白かったです。

最後に、主人公「タズナ」の決め台詞「噛み合った」は、作品自体の低クオリティと唐突感を合わせ、某ネタアニメの、「思い、、、出した!」を、思い出させた(笑) 良いネタになるのでは?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
手を離せば死ぬって……一生拘束か……かなりハイリスクだな。なんかこう、手術で縫い付けるとか、グローブ的なもので結びつけとくとかしないと、うっかり離してしまいそうだな。日笠さん、大変っすね(苦笑)

2話目
なんだ、少しなら離しても大丈夫なんだね。サービス回。風呂は手を繋いだままの方が(男性視聴者的には)良かったのでは?

3話目
食事は、手を繋いだままでいけたんじゃ? バトルは、ホントに雰囲気だけだな。

4話目
説明回ですな。

5話目
いやだから、iPad?の操作くらい握手しながらやろうよ(汗) 寿命縮むんでしょ? たんだん、「極力、手を繋ぎっぱなし」の設定、緩んできてない? 自分達で作った設定(オリジナリティ)を、なぜ自分達で殺しにいくのか。キャラ、たまに4頭身くらいになりません(頭がでかすぎて)? おっさんと立ち話してる余裕あるの? お~、びっっくりするくらいつまらないし、頼りの作画も変じゃない?

6話目
バトル回。アニメイトに気を使いすぎw なにがどうして強いのか弱いのか。

7話目
だんだん、手を離す時間が増えてきたね。研究が進んできたということなんだろうけど、「ハンドシェイク」こそ、この作品のオリジナリティであり、アイデンティティでは?

8話目
分かりやすく迷走。

9話目
歌って踊ってバトルって。そして、魔法少女モノになったw

10話目
以下、書く気を無くすw
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

GoHandsさんらしさを感じる作品だったと思います。

この作品はオリジナル作品だったみたいですね。
この作品を一目見た時から、制作はGoHandsさんだと思っていました。
なぜなら「K」を彷彿とさせる作画だったからです。
視野が広く細かい所までよく動いていて…
アニメの綺麗さには色んな形がありますが、この作品も作画の綺麗さはトップクラスの作品だと思います。
「K」でも思ったのが、この圧倒される作画レベルが維持できるのかという事…
でもそんな心配は稀有でしたね。

この物語の主人公は機械いじりが大好きな高槻 手綱(たかつき たづな)
そう…彼はただの機械いじりが好きな少年でしかありませんでした…ヒロインである 芥川 小代理(あくたがわ こより)と会うまでは…
ハンドシェイカー…正直最初は何が何やら良く分からなかったのが本音です。
ただ分かったのはタヅナとコヨリは争いに巻き込まれたという事…
戦いに会いまみえる敵は自分達を本気で倒しに来るという事…
そしてタヅナとコヨリは繋いだ手を離せないという事でした。

ハンドシェイカーといってもペア同士の距離感はさまざま…
何故ハンドシェイカーなのか…それは二人でお互いを補い合いながら、支え合いながら戦うから…
お互いの存在を感じ高め合えるから手を繋ぐ…この設定自体は分かりやすいのですが、タヅナとコヨリにとっては不利な条件でしか無かったように思います。

だって、二人が手を繋いでもお互いの存在を感じる事しかできなかったから…
でもそんな二人を見て手心を加える様な敵は一人もいませんでした。
好戦的な人、そうじゃない人…色んなハンドシェイカーがいましたが、どんなに争いが嫌いでも戦う必然性を強制的に与えられるのがハンドシェイカーの課せられた定めでした。
でも勝者にはそれに見合うだけの恩恵があったから…
だからもし戦いに敗れたら恩恵を貰える権利を失ってしまう…勝負なので仕方ないと諦める事ができるでしょう。

でも、タヅナとコヨリにとっての敗北とは、全く違った意味を持っていたんです。
足枷…?
ややもするとこんな発想が脳裏を横切っても不思議じゃないと思いました。
でも、タヅナとコヨリは違っていました。
お互い手を繋いだ事を後悔する事なく、どんな時も決してその手を放す事無く、相対する敵と真っ向から勝負を挑んでいくんです。

タヅナもコヨリもきっと争いは好きじゃない…
だから二人でひっそりと生きていければそれで良い…
でもそれは自分達の理屈で、万人に通る理屈ではありません。

本当に人って欲張りだと思いました。
でも一方で、恩恵というエサを目の前にぶら下げられたら、きっとその誘惑には勝てないんだと思います。

だって、これまで例え天地がひっくり返っても絶対に手に入れる事ができないと思っていた。
お金、名誉、愛情…欲しいものは人それぞれで、そんな恩恵を知らなかったらきっとこれまで通り慎ましく生きていたんだと思います。

でも知ってしまったら…一度欲しいと思ってしまったらもう引き返せない…
そんな人々の欲望が戦いを生み、タヅナとコヨリを巻き込んでいくんです。

タヅナとコヨリには申し訳ありませんが…
ハンドシェイカー同士の戦いはとにかく迫力があって見応え満載でした。
キャラはホント良く動いてますし、カメラワークもポイントをしっかり押さえている上、作画は緻密なのでとにかく圧巻なんです。

ポイントを押さえたカメラワーク…といえば、「生徒会役員共」のお約束となっている萩村スズの「スズヘッド」なんかが思い出されますが、この「生徒会役員共」の制作もGoHandsさんなんですよね。
ガツガツ仕事を取ってくる感じの会社では無いようですが、これからの益々の活躍を期待しています。

オープニングテーマは、Tom-H@ckさんの「One Hand Message」
エンディングテーマは、新居昭乃さんの「ユメミル雨」
「One Hand Message」が格好良くて好きな曲です。
結構キーも高いのですが、カラオケで挑戦した事があります。
頭の血管が2,3本切れそうになりましたけれど…

1クール12話の作品です。
圧倒的な作画だけでも視聴する価値が十分あると思える作品ですし、視聴する理由になると思います。
コヨリを見た時、「K」の櫛名アンナにそっくりだと思いましたが、良く見てみるとコヨリの方が少し幼っぽかった上、キャラクターデザイナーも違っていました。
まだまだ修行が足りていませんね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

60.2 2 GoHandsで大阪なアニメランキング2位
W'z《ウィズ》(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (79)
286人が棚に入れました
荒城ユキヤ、たぶん14歳。普段はひとりでDJやってます。親の影響で、小さい頃からハウスミュージックを聴いてたから…… プレイ動画もちょこちょこアップしたりして。誰かに何かを伝えたい。認められたい、必要とされたい。けど、傷つくのは怖い。どこか噛み合わない日常…… ある日、視聴数を稼ぎたくてやったことが、取り返しのつかないことになってしまった。『あの世界』からの生放送。それをきっかけにボクは狙われ、人の願いと、想いの渦に巻き込まれていく。自分ひとりではどうにもできない状況…… でも、誰かと一緒なら 。

声優・キャラクター
福原かつみ、増田俊樹、武内駿輔、江口拓也、山上佳之介、浪川大輔、福山潤、藤田茜、水瀬いのり、種﨑敦美、高橋未奈美、日笠陽子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これ、「ハンドシェイカー続編」ってことで良いんですよね? ダンス要素が気になります!(神ってガチで「神」なんですか!?)

事前情報をまったく把握しないまま第1話を観たのですが、とりあえず『ハンドシェイカー』最終話から10年後のお話ということみたいです。

とりあえず前作『ハンドシェイカー』からは、「ハンドシェイカー」という能力を持つペアが手をつなぐことで「ジグラート」と呼ばれる異空間に入ることができ、「ニムロデ」と呼ばれる固有の異能を発揮してただ1ペアが勝ち残るまでバトルし、勝ち残ったペアが望みをかなえることができるという設定がそのまま引き継がれているようです。

…が、まあそんなことはわからなくても一応ストーリー進行で「ジグラート」や「ニムロデ」のニュアンスはわかると思うので『ハンドシェイカー』を観ていない人を完全に相手にしていない作りではないとは思います。

荒城ユキヤ(主人公)の能力の特殊性も、おそらくは前作準拠といった感じでしょうか。ヒロインと目されるミドリの方は良くわからないですけどやっぱり前作同様、普通の「ハンドシェイカー」ではなさそうな感じでした。

なお、ユキヤも前作登場人物の関係者と思われます。

前作との差別化要素としては、ダンスミュージックという辺りなのかなと思いました。ビート、グルーヴといった用語が聞こえてきた気がするのですが、ダンス要素がストーリーにどう絡むのかはちょっと興味があります。

ちなみに私は前作『ハンドシェイカー』のレビューにて書いた通り、「続編があったら観ます」なスタンスでとりあえず視聴継続なのであります。
(実は前作も嫌いではなかったですし…。)

2019.1.13追記:
第2話の冒頭で「バベルの塔」の話が出て来ましたけど、じゃあ「願いをかなえてくれる神」っていうのはガチであの「汝の主たる神」なんですかね?

2019.4.1追記:
観終わってみれば、間違いなく『ハンドシェイカー』の続編でした。『ハンドシェイカー』を観ていて「投げっぱなし」と思っていた話はいろいろと回収された感じですが、新しく謎は生まれたかもしれません(笑)。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

プラネットウィズとは関係ない

1話感想{netabare}
なんじゃこりゃ、“ハンドシェイカー”の続編じゃ~ん!
(しまった、前作ハンドシェイカーの感想途中までしか書いてないや)
前作はいわゆる「オレ達の戦いはこれからだエンド」で、行方不明の親はどうなったのか謎だわ神様の正体も不明だわ、そもそも神様の言ってることは本当なのかどうかを訝(いぶか)しんだ段階での終了で非常に中途半端で「なんじゃこりゃ?」だったのだけど…。
要は自分は前作は「残念な形での未完結作品」としてクソ判定を下してまして、うう~ん?続編ありきの構成だったってこと?
だったらハナから「続きは2019年に~」と言えば良かったのに…決して前作の人気を受けての続編ってことではなかろう、最初から“ウィズ”を作ることは想定されてたんだよね?
不思議不思議、なんで自ら評判落とすようなセールスしてたんだろう。

で、本編の“ウィズ”ですが、さすがに前作「目が痛い」って声が多かったのを受けてか、そこまでキラキラ・ギラギラしてない。
これだけでもかなり見易くなった?
主人公の能力は「特定の人物である必要なく・それこそ誰でも」ハンドシェイカーの相方にできてしまう特殊なものって話かな?
しかもその能力で相方にされた場合は「神様からの声」が聞こえなかったり、ジグラートでの記憶は残らない、って感じっぽい。
今まではそうだったのにハルカは違ってて──って展開だろうか。

と思いつつキャラの名前調べに公式ページ見に行ったらひっどいネタバレ食らったあああああ!
気をつけろ、公式見に行ってはいけない、2話終わったら大丈夫かも知れんけど現段階ではアカンわアレ。

面白いかどうかは不明だけど“ハンドシェイカー”世界の顛末はどんなのか見届けたいので見る予定。
これでまた未完で終わったらどうしてくれよう。{/netabare}

2話感想{netabare}
よし、もう書いて大丈夫かな。
↑で「公式でネタバレ食らった」ってのは、キャラ紹介のところに前作のキャラがドバーっと載ってて、外伝というより続きですよと明かしちゃってて。
2話でコヨリに頼まれた内容が今回の主人公達の目的になるのかな?
ツダケンとマユリの探索…前作の重要キャラクターですしおすし、やっぱ外伝ってよりは続編と見たほうが良さそう。
ってか両親の捜索はどうなったんだ?
また前作から10年後って設定の割にはあんまハイテク化が進んでないような?1話のファミレスのシーンでも全自動給仕システム見せなかったし。
あと前作「一番核心に迫ってる重要キャラ」のツダケンが口下手設定で、肝心の謎明かしパートのテンポが非常に悪かったのだけど、今回も重要キャラっぽい(中の人が浪川だし)のが「何を言ってるのかわからない」だってさ。
あーもう、そういうので時間稼ぐの止めて欲しいのだが…まぁこれはちゃんと出てくる(もう出てる)ようになってから判断か、イヤな予感しかしない…。

でもって2話感想。
ユキヤの両親ってハンドシェイカー1話の鎖マンか。
ってかこっちの1話で出てたマサルって前作の「ましゃるー」か、覚えてないワケじゃないけど思い出すのに時間かかった。
研究室?で振舞われるのはシュウマイじゃないのか。
そして主人公の能力は1話感想で書いた通りのものでいいみたい、その一方ハルカはトボけてるのか本当に記憶無いのか…。
でもって前作ではちょっと期待しつつもやってくれなくてガッカリしたことがありまして。
「ハンドシェイカー敗退してジグラートに入れなくなった奴によるサポート」、特にコドモ店長がそれを「やる」と言ったのにその後それらしいシーンは無く「なんだやらないじゃないか」と突っ込んだもんだけど、今回はやってくれる、かも?
主人公の能力でこっち側の機材をジグラートに持ち込めるみたいだし、サポート役として前作のキャラ達が登場するって流れ…かも知れない。
これは期待していいのかなぁ…?{/netabare}

3話感想{netabare}
うーんうーん、どこまで前作情報書いていいのやら。
知らなくても通じるような作りにはしてると思うので、そこで語られてない「前作のあの件はどうした?」について言うのは…良いのかな?
遠慮せず書いちゃうと、前作の流れとしては(超ネタバレ注意)
{netabare}
・コヨリとマユミはジグラート生まれの双子で、先天的なハンドシェイカー
・幼いハンドシェイカーは格好のカモとして常に狙われ安息の日が無い→どうにかしなくてはと親父教授(これもハンドシェイカー)が闇堕ち→神にまみえる、と残して妻共々行方不明
・行方不明から1月後、コヨリとマユミは心と臓器の一部を「持ってかれる」※→居なくなった両親が神に頼んでそうさせた?
・「こんな仕打ちあんまりじゃないか、なんとかならんのか」と教授の教え子のマキハラとツダケンが方法を巡って仲たがい、ツダケンはマユミを連れて行方不明
・※の時、臓器亡くして死ぬところを提供して生きながらえさせてくれたのはタヅナ(前作の主人公)の妹→そんな「縁」でコヨリとタヅナはペアになれた(と思う、これは個人的解釈)
・一方ツダケン側はマユミに薬物投与して洗脳して強引にペア化させてた
(更にネタバレ、これは読まなくても良い){netabare}
・「これに勝てば神様に会える(根拠はナシ、当人が勝手にそう感じるんだそうな)」としたタヅナペアvsツダケンペアは引き分けに→それぞれ相方を救う手段を探すぜエンド→その中に「神とまみえる」の選択肢は残ったままで、おれたたエンドにしか見えない{/netabare}{/netabare}

で、この流れだったら教授は一体何考えてたの?・神様にどんな願い言ったの?・そもそも神ってマトモなの?ってのは気になると思うんだよねぇ。
もっと突っ込めば、コヨリマユミの体質が正常になってくれない限りは(もしくは、どうにもならない理由があるならせめてその理由を明かしてくれない限り)スッキリしない話でして──。
ってことで今作はそこら辺の「問題」を解決してくれる展開だったら良いなぁ~と見てるのですが

3話、ハンドシェイカー同窓会が開かれて色々と話がされて…ユキヤがジグラート生まれと明かされる。
うおっ、これはキタか?
コヨリマユミの謎と直結するんじゃないか?
しかもコヨリは歳をとってないそうで、完全な体質改善はされてないらしい(ってかその体質はコドモ店長もかかってるだろw)。
ってかユキヤを鎖マンに預けたのは浪川だろこれ。
前作最後、てっきり「まだまだハンドシェイカーは居る」って設定だと思ってて浪川もそのうちの一人だと解釈してたのだけど、普通に本当に神様?
また預けたタイミングは前作の一連が終わった後っぽい、まさか親父教授の生まれ変わりってオチじゃないだろうなぁ?(コヨリに心を魅かれるのは親子の情愛が加味されてたから、って展開よくありそう)
ってかコヨリ、お前無防備過ぎだろw
ユキヤにツダケン・マユミの探索お願いしちゃってスイマセンした直後なのに思わせぶりな態度取っちゃってまぁ…同窓会メンバーも言ってやれよとw
ハルカとのNTR展開になったらクッソ笑えるけどそんなことは無いだろう。
ハンドシェイカーが身バレした時の危険性はコヨリが身をもって一番知ってそうだが…心は戻ったけど記憶は戻ってないんだっけ?どうだったっけ?
そして新たな謎、ユキヤは10年前赤ん坊だったのに現在14歳という不思議な現象、これは伏線でしょう、まさかスタッフのウッカリってことはないと思う。

それにしても…やっぱこれ前作見てないとキツくない?
いきなり新キャラどばーっと出て、しかもそいつらの会話ばかりがダラダラ続いて…。
鎖マン「あいつ(ユキヤ)はお前とは違う、オレともユキネとも、あいつと同じヤツは…」と言ってコヨリに目をやるシーンがあるけど、この流れの意味分かる…のか?(答え:{netabare}コヨリはジグラート生まれ{/netabare})
また、この流れで同窓会メンバーはコヨリの事情を承知してることも明かされてて、前作メンバーは情報を共有してると見ていいのか?それにしちゃあコヨリは鎖マンとユキヤのこと知らなかったみたいだが。
更に言うとコダマヒビキペアは出番無いかも?公式のキャラ紹介に載ってない。
なんだかんだで1クールって長いので、そのうちW'z新キャラがメインの話が続くようになるとは思うけど…天文台ペアがメインの回が自分的には辛そうな予感。


独自の呼称をしちゃってるので追記、な、直したほうがいいかな?
鎖マン→レイジロー
ツダケン→ナガオカ
浪川→フミユキ
コドモ店長→チヅル{/netabare}

4話感想{netabare}
うわぁこうなるか、大丈夫かな?
タヅナとユキヤどっちが主人公なんだよ?ってなりかねない予感が…タヅナ早々に退場するかね?
ってか前作キャラが出張ってきて、マジで今作から見始めた人篩にかけてない?大丈夫??
現在戦ってる相手はそのうち共闘関係になって、コンポーザーと芥川教授のスポンサーとユキヤ預けたヤツと神様(一部はイコール?)と対峙してく展開になるんじゃないかな。
そこまで行けば今作からの新キャラしか分からなくてもイケると思うが…。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
主人公の座をタヅナが食ってしまうんじゃないかと不安視してたけど、それより先にヒロインの座をコヨリが食っちゃってないか?w
キャラグッズとかコヨリのほうが売れそう…今後巻き返すのかなぁ?
レズコンビと天文台ペアの扱いは予想通り。
それよりも7話、ユキヤと親父の会話で「別にコヨリの時のような生きる死ぬって問題じゃないからハンドシェイカー対戦は降りてもいいんだぜ?」みたいな話が出て「おおっ!?」とビックリ。
前作で不満を感じて突っ込んでた問題じゃーん、やっぱ作ってる側も自覚してたのねw
そういう話は1期でやって欲しかった…が、まぁ回収?してくれただけでもありがたいのかな?
そしてユキヤとハルカがかつてジグラートで何があったのか、それをどう認識してるか(心にしまってるか)の話になって…。
ちょw
若気の至りで粗相をした後「あれは酒の勢いでつい…スマン無かった事にしてくれ」「う、うん」みたいな感じなのね。
なにその気まずい関係ww
ってかそんな関係で1話から途中まであんな親しく接してたのか、ってか1話そんな関係でいながらジグラート連れて行ったのか。
その時はそうまでして再生数稼ぎたかったってことなんかな?
コヨリを巡ってタヅナに嫉妬したり、ユキヤって結構闇が深い?{/netabare}

10話までの感想{netabare}
8話、ハルカが突然ヘソを曲げた理由が分からない。
9話はそれが原因で転校までして奥池グループに加担するって流れだけどどうにもピンと来ない。
まぁそのうちちゃんと理由は明かされるだろう、と待ってたら10話で明かしてくれたのだけど…え、そんな理由?
「ユキヤが女子から悪口を言われてるのに言い返せなかった自分がイヤ」ってことらしい。
…?
自分はてっきり女子らは「今まで気にもしてなかったけど学祭の姿見て興味が沸いた」という、好意的な話をしてるんだと思った。
わ、悪口だったのかあれ…。
もしろユキヤの良さが他人にバレちゃった・独り占めできなくなったと思ってしまった自分が許せないとかの方がまだ自然じゃない?
そんな複雑な心情はアニメじゃ描けないって?いや描けるだろー。
ユキヤもそれ聞いて「そんなこと」呼ばわりしたが、それはこっちの台詞、ナガオカとマユミの件そっちのけで話数跨ぐ話かよーー。
ってかさ、今期のユキヤを巡る一連の騒動の発端って1話のジグラートでのライヴをネットに上げた軽率な行為に因るもので、そっちを理由に気に病んでるでも良かったんじゃ?
1話の段階ではハルカはジグラートは知らない体を貫いてたので、止めようと思えば出来たのにしなかった自分を責めるとかさぁ。

なんか恐ろしくなってきたぞ、今作も中途半端に終わらせてまた続編作るつもりだったりして?{/netabare}

11話感想{netabare}
うぅ~ん、前作に引き続きまたこういう系かぁ。
コンセプトとしては「良い奴ばかりで悪い奴はどこにも居ない」だとは思うんだ。
それが良いっていう人が居るのも分かる。
だけど自分としては…その方向性自体は構わないのだけど、それでいて対立・戦闘をするって展開をやる上でスタッフの取る手段が「誤解が元」「意見交換ができてなかった」ばっかり。
毎度毎度戦った後で「話したら分かってくれた」オチ。
いやまだそれでも構わないのだけど、じゃあ「話すことのできないよっぽどの事情があったのか?」というと、無い。
前回のユキヤの「そんなこと」呼ばわり以上に、10話のナガオカマユミが音信不通だった理由・浪川がユキヤの目的を知らなかった理由、ここら辺はもう何なんだよと。
ナガオカの口下手、浪川は何を言ってるのか分からないという設定を見た瞬間にイヤな予感はしてたけど、残念な方向で当たっちゃいました。
お互い良い奴で、意見交換もしっかりして、だけど主張の違いで対立ってのはないのかな?
タイトルからたまたまイジっただけではあるけど“プラネットウィズ”はそうだったじゃん?
一応次ミドリとの対決っぽいからそこでやるのかな?
ってか浪川「探してる人も見付かったしもうお前の望みは叶ったな、じゃあ能力消えてもらおうか(じゃないとミドリに何されるか分からない)」にならんのか?

というかだ、天文台ペアが子供のころキャンプで引率を務めた先生がナガオカとマキハラで、けど「これ前期見てなくて気付いた人ってどれだけ居るんだろう?」と凄い勿体ぶった描き方(「マキなんとか先生」としか呼ばなかったり、ナガオカも名前言われるのはサラっと一度だけ)で、そこら辺を伏線・ナガオカの居場所を見つける手がかりに繋がるのかと思ったら全然関係ないでやんの。
これじゃあ天文台ペア自体要らなくね?
ナガオカとマユミがジグラートで暮らしてる理由はやや肩透かし感はあるけどまぁいい、現実出たらナガオカ死んじゃうからね。
ただその…歳取らない状態で何年分一緒に暮らしてようが子作りしちゃうのはやっぱ抵抗を覚える。
ユキヤはコヨリの甥ってことになるけど、↑の「3話感想」で書いたように「弟じゃないか?」って予想は簡単についてしまうので、それを外そうとしてこうなっちゃったのかな?
ってかコヨリの両親の件はどうなったんだ?あえて無視してる感じもするが。
奥池グループが芥川教授の研究のスポンサーだったって繋がりはあるのでそっちで明かしてくれるのかね?
それとタヅナとコヨリの「願い」の内容とコヨリが年取らない理由か、まだ明かされてない謎は。{/netabare}

12話感想{netabare}
キキキ、キターーー!
こういう展開を待ってた。
いわゆる「動機や目的に生き死にがかかった」話…別にかかってなくても良いのだけど、じゃあそれに代わる切実さを視聴者に説明できるほどのものを用意できるか?といったら難しいだろうし話数も食うだろうしで、ある意味お手軽ともいえるけどこれで良いんだよこれで。
更に前回の感想で指摘した『「悪い奴はどこにも居ない」をしたくて戦闘(対立)の理由が「誤解が元」「意見交換が不十分だった」ばかり』『お互い良い奴で、意見交換もしっかりして、だけど主張の違いで対立ってのはないのかな』につぶさに答えてくれたかのような展開。
なんだやればできるんじゃーーーーん!!!
ってそれは7話の会話見りゃ分かってるけど、くそう遅いよ、次で最終回?
あーもう、ホントもう、こういう展開を4話くらいでやってくれよと、できないワケじゃないんだからさぁ。
というか…逆に1期を見てなかった方はいきなりグロい話になったと面食らわないか?
体の一部が宝石化してえぐり取られるって…前作知ってればコヨリも似たような目に遭ってるので驚くことでもないんだけど。

一応内容のおさらい。
奥池グループのトップのミドリはジグラートから物質を持ち出すことのできるユキヤ・ハルカの能力が欲しい(→実は真の目的ではない、あくまで手段)。
断ったらジグラートでニムロデを壊せば勝利確定という穏便な手段ではなく現実世界で実力行使をされかねない(この手段は前作で芥川教授もやってたねぇ)。
ミドリが神様に会って願いを叶えれば目的も果たせるだろうとして、ユキヤ・ハルカは出来レースを持ちかける。
出来レースの内容は、ニムロデ内に以前敗退したハンドシェイカーを召還できるので、そいつらにワザと負けてもらうことでミドリに勝ち星を与えて神様に会わせようというもの。
が、実はミドリはとっくに神様に会って願いを叶えていた。
願いの内容はジグラートから物質を持ち出すことにご執心で芥川教授のスポンサーになってた父親が、芥川教授の失踪に伴い精神的に追い詰められ、そんな父を救おう・どうにか認められようと「この身に変えて(ジグラートから物質(情報も可と言ってる)を持ち出す)」なーんてことを言ってしまったもんだからさぁ大変。
本当に体の一部が別の物質(ジグラート産の何か)になってしまい、そして父親は喜んで摘出しまくる鬼畜っぷりを披露。
結果的に児童虐待状態となり、それを見かねたセパはミドリを救おうとしたが、これまた結果的にミドリを父親殺しにさせてしまう。
こんなことになってしまったのはそれもこれも神様やハンドシェイカーシステムのせいだ、として復讐するのがミドリの真の願いだった…ってことかな?

神様っていうのがWiz6のコズミックフォージ(願いは叶うけど良い結果にはならない)とまではいかないけど意地悪というか、お前AIかよ?ってくらい字面通りの叶え方をしてしまう。
芥川教授の願いも言葉の綾でコヨリマユミにあんな影響を及ぼすことになったってことかのう?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
お、終わった、終わったぞ!?
どうしても前作同様投げっ放しエンドで終わるんじゃないだろうなぁ?という不安が払拭できずに居たのですが、これ、ちゃんと完結した、でいい…よね?
「あの件はどうした?」というのもあるけど、一応想像で補うことはできるレベル。
芥川教授がどんな願いを神に言ったか?だけど、具体的には分からないまでも言葉の綾で娘双子にあんな災い(一期でしか触れてない)が降りかかったというのは分かる。
最後「背が伸びた」と言ってて解除されたっぽいからね。
具体的にどんな文言で誤認識された?のは気にはなるけどねー。
教授夫妻の行方だけど、これは直接神様とは関係の無い理由かなぁ?
ジグラートではなく現実の世界でハンドシェイカーを手にかけてるので(これも一期でしか触れてない)、登場させてもそこら辺の償いしなきゃならなくなるし、頭狂ったまんまどっか行っちゃったってことでもそこまで投げっ放しではない、かと。
ああ、神様やジグラートってそもそも何だよ?ってのは気にしてはいけない、それは創作物における最初の嘘ってヤツでしょう。
まぁ掘り下げるなら掘り下げるで続編作ればいいし、「ハンドシェイカー→ウィズ」のストーリーとしてはひとまず完結したと見ていいでしょう。

序盤完結させるつもりあるんだろうなぁ?と不満抱いてた時期もあったけど、ほほうこうなりましたか。
ユキヤはナガオカが親父であることは知らずに終わるかと思ったら、ちゃんと知ることできました。
つまりコヨリは叔母に当たると知ることにもなるのだが、これで序盤抱いた恋心?も踏ん切りがつけられたのかな。
画面には出ないけどヒビキコダマも最終決戦の舞台作りに協力してた模様、一期知らんと誰ソレ?になりそう。
復讐を原動力にしてたミドリは梯子を外されて喪失感半端なさそう、ってかハンドシェイカーの力無しで奥池グループの存続大丈夫かね?
浪川だけがハンドシェイカー能力を維持してるのかな、もし続編あるとするなら(無いと思うが)ここら辺が中心になりそう。

不満点が無いワケじゃないけど(ミドリが関わってくる展開はもっと早くからやって欲しかった、予告も逆効果じゃないかな?)、終わってみれば前作ハンドシェイカーの仇を討ったというか、不満を解消してくれて「ああ良かった」って感じ。
ひょっとしたら前作を強く不満に思った人ほどカタルシスがデカいかも?
…。
バンドリといい、最近そういうの増えて来てるのか?

恐らくテーマはアバンでバベルの塔について語ってるように、「言語が変わった→意思疎通が困難になった→それによる誤解・対立」で、「話せば分かってくれる」相手にしっかりと話さなかったがために戦闘に発展って展開が多く、個人的にはイラっとくることが多い。
そんなん先に言えよって感じでね。
テーマなんだからしょうがないといっても、もうちょいやり様があったんじゃないかなぁ。
また「音楽は言語を超える」ってのをやるのかなぁ?と思ったが、作中そう思わせる描写は見当たらない、見落としてるだけかも知れないけど。
ハルカのニムロデなんてギター型でありながら使い方は鈍器だしね。{/netabare}

総評{netabare}
前作の投げっ放しエンドを不満に思った人への救済作品。
前作不満に思ったとしてもオチではなく絵や演出がダメって方は見てもしょうがない気がするし、前作知らずにウィズだけ見てもキャラが理解できるかどうか怪しい。
誰得作品?と考えると非常にニッチなような…。
ついでに放送前の宣材などではハンドシェイカーの続編には見えず、更にはBL作品っぽい印象を与えるものばかりで、ホント何処を狙ったんだ?
スポンサーに企画通す時にブラフかました?今そういうのってあるんかな?
もしそうだったらそこまでしてハンドシェイカーの顛末に決着をつけてくれたのはありがたい。
これから見ようという方は前作ハンドシェイカーを先に見ることをお勧めします。
あ、見る時は部屋を明るくしてTVから離れてね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

問題点を改善し見所を増やした「ハンドシェイカー」続編

2019年冬アニメ。全13話(+BDに前日譚1話)。

2017年冬アニメ「ハンドシェイカー」の正統な続編です。
前作に比べてほぼ全ての要素をバランスよく改善しています。
第1話から見所を作り解りやすくする、映像の方向性はそのままにメリハリを付けて見やすくする、台詞を簡潔にして画と演出で理解させる、特に質の高かった音楽を新しい見所に加える、など。
問題点を改善するのはなかなか出来ることではないと思うけど、それをきちんとやっているので魅力が増しています。

【良かった点】
{netabare}
脚本の全体の流れが「ハンドシェイカー」に比べ、かなりスムーズに。王道で良い話が多いのでとても安心して見られました。
ただ台詞回しが回りくどかったりしてちょっとわかりにくい所も。

前作と同じく音楽が良質で、さらに主人公の核となる要素に設定することで新しいウリに。音楽の流し方も細切れにしないのが個人的に凄く好みです。
サントラも買いましたがとても良かったですよ!

前作では見にくかったビジュアルも大分改善されています。
バトルシーンが凝ってるのは相変わらずですが、メリハリを付けるようになって大分見やすくなりました。
止め絵を効果的に演出に使っているので、かえって映像の作り込みや美しさがしっかり見られるようになった印象。
シーン毎に光の具合とか意識してるのも面白い。屋外と室内で全体的に色味が変わるのが好きなんだけど、時々見にくく感じるかも?{/netabare}


【キャラクター】
この作品、相変わらずキャラクターとパートナーの描き方に優れています。
{netabare}
ユキヤとハルカが良いですよね。和む。
相手と一緒に居ると自分もここに居ていいんだと思える。そういう関係が前作から一貫して描かれてきたパートナーの在り方で、ハンドシェイカーをリタイアしてから皆願いが叶っているのも同じ。
その点が前作よりもさらに解りやすくなり、続編としての質を高めた印象でした。

今回の新キャラに共通するのが世間や学校で浮いていること。
孤独感の強さと人間性の芯となるものが描写されていて、どこか共通する気質があるように感じられます。過去の回想が短いながらとてもわかりやすくて良い。

前作キャラの活躍のさせ方も秀逸。
パートナー同士で皆幸せになっているのも嬉しいし、能力を失っていることで新キャラの活躍を喰いすぎないように配慮されています。
ユキヤに対しても胸が温かくなるような関係が多くて良いなあと。会話シーンからもユキヤの特殊性が解りやすくもなっています。
コダマとヒビキが登場しなかったのだけが残念…。

特に親子関係はグッときました。
ユキヤが一番信頼している相手が養父母だったり、コヨリに実母の面影を見ていたり、細かな描写が好き。
奥池家のエピソードもラストに持ってくるのに相応しい内容でした。ミドリが幼い頃から求めていた父親の愛情、あるいは生きる意味を、ミドリから生きる意味を与えられたセバが今度は与える側になる、ということなのかなと思いました。父親を殺したあの瞬間からもう一度やり直すという演出も良かった。{/netabare}


【個人的に勿体無いと感じた点】
{netabare}
タヅナ達が神にまみえた件には触れられておらず、全体的な設定の甘さは変わらず。
ジグラートやハンドシェイカーについての解説が作中でされないのが、初見さんにはマイナスかも。公式サイトにはあるんですが…
ただこれはハンドシェイカー達の生き様・関係性を最重要視した展開上、意図的に省いたように感じました。描きたい内容の取捨選択は理に適っていると私は思ってます。

異能バトルものとしては前作の方が興味深かったかも。
キャラの能力が前作の方が多様だったのは確かです。これも敢えて解りやすくした印象がありますね。{/netabare}

あとさあ…女の子こんな可愛いのに何で最初から売りにしないのでしょう?w
男性キャラも魅力的だったけど、女の子好きとしては最初スルーする所だったよ…;;


【BD1巻収録・未放送話について】
{netabare}
ユキヤの養父母・荒城夫妻(ブレイク・チェイン、バインド・チェイン)の過去編。
前作「ハンドシェイカー」第1話直前、ハンドシェイカーになった際のレイジロウとユキネのエピソード。ちょっと齟齬が出た部分もありますが、チェイン組の掘り下げが前作で無かったのが残念だったので、その意味ではとても良かったです。
レンタルでも見られるので気になる人にはおススメ。{/netabare}
(2019.5.30)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

63.1 3 GoHandsで大阪なアニメランキング3位
COPPELION コッペリオン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (772)
3790人が棚に入れました
西暦2036年、「コッペリオン」と呼ばれる遺伝子操作により生まれた3人の女子高生が無人の東京を歩いていた。彼女達は、お台場原子力発電所で起きたメルトダウンにより、死の街と化した東京から生存者を救援する自衛隊の特殊部隊だった。捜索をする彼女達に、突如銃声が鳴る。そして・・・残留放射能あふれる無人の廃墟であり、緑あふれる野生の王国でもある、異界と化した東京都内が主な舞台となっている。
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

天使と人形

原発のメルトダウンにより死都と化した東京。
クローン技術と遺伝子操作で生み出された、放射能への耐性を備える
「コッペリオン」と呼ばれる、JKたちの特殊部隊。
汚染下に取り残され、死と隣り合わせの極限状況を生きる人々との出会い・・・

こんな概要を聞かされれば、いかにもクールかつダークな
ディストピア風世界観が想像されるだろうし、あるいは
科学文明への懐疑をテーマにした社会派路線だって期待されるだろう。

ところが、いざ蓋を開けてみて現れたのは、
テーマ性がせいぜい1割で残り9割はエンタメ志向、
アクション・バトル主体の、異能も兵器も取り混ぜたサバイバル活劇。
しかも並行してめっぽう熱い、情味あふれるヒューマンドラマが展開される。
ストーリー、キャラクター、さらに作品全体を包む空気はどことなく懐かしい、
「昭和的」とでも呼べそうなもの。一言でいえば、すごく人間臭い。

素人目には充分過ぎるほどの内実が備わって見えるにもかかわらず、
本作の評価が顕著に低い理由はおそらく、期待外れ、ということではないだろうか。
つまり、題材から予期されるものと実際の内容との乖離。
とめどなく湧き上がる「何でこうなった?」感に応えるべく
以下、しばし小考に入るので、興味のある方のみどうぞ。


{netabare}
原作コミック4巻の巻頭に、作者のこんなコメントが載せられている。

「どんな最悪の情況でも道はきっとあるはず。
 コッペリオンのキャラクターに毎回はげまされながら描いてます。」

うん成程、作者本人がかなり熱い人なのだということがわかる。
キャラクターへの深い思い入れが先行する物語だと見れば
ほぼ納得がいくのだが、作者をこれだけ引っ張るキャラクターというものが
具体的にどんなものかは興味が湧くところ。

兵士、ロボット、産婆・・・やたらに多種多様なキャラが目白押しのなか、
頭抜けて凄いのは何といっても本作の主役、成瀬荊(いばら)。
のっけからCV戸松遥さんのなんちゃって関西弁に度肝を抜かれるが、
そんなの気にしてたら、このぶっ飛んだ激アツキャラにはついていかれない。
例えば、こんなセリフ。

「科学者なら胸張ってください! みんなが欲しがった、
 だから技術者が頑張ってその需要にこたえた、何も間違ってない。
 私は科学が好きです。だって、私のお母さんやもん。」

お母さんって・・・まさに昭和の科学観を地で行くオプティミズム。
彼女もまた「心優しい科学の子」、つまり鉄腕アトムの妹になるわけだ。
さらにこんなことも言う、

「この街であの事故がなければ、うちらはこの世に生まれてなかった。
 だから、こんな所でもうちらには縁のある土地なんです。
 もしかしたらここが私のふるさとなのかも・・・」

驚くことに、彼女は原発事故を自身の存在の根拠として受け容れ、
廃墟となった旧首都を、自らを世界と結びつけるよすがとしているようなのだ。
このセリフこそが多分、本作が選び取った独自の方向性を示すものなのだろう。



最先端の生命工学によって生み出されたコッペリオン。
ともに科学の精髄として、原子力技術ともパラレルな関係にあり、
しかもその存在が原発事故に直接由来しているという紛れもない事実。
ここから、彼女たちの葛藤と苦悩に焦点を当てた一つの心理劇が容易に構想できる。
ところが、作者が描きたかったのはそれとは別の方向性だったのだ。

生存者の救出という、唯一の存在理由となる任務にすべてを賭け、
救出を拒まれれば涙を流して懇願するほどの、異常な情熱を傾ける。
過酷なミッションを屈託もなく「修学旅行」と言ってのけ、
決して人間を憎まず、科学を告発せず、運命を呪わず、
ただ信じ、一切を受け容れてひたすら前に進もうとする荊の鬼気迫る姿。
背負わされた残酷な宿命とか、それへの抵抗とかを定石どおりに描くのが
むしろ平凡なものに思えてくるほどの、比類のないユニークな造型だ。

撤退作戦の捨て石にされた第一師団の兵士たちの怨念。
反逆のコッペリオン、小津姉妹を駆り立ててやまない人間への憎悪。
行く手に立ちはだかる、世界に対する絶望の念が荊の信念と激突する。
バトル展開の必然性は、絶望との闘いという本作の主題からの自然な帰結である。
そして、荊の執念が彼らの中に人間性の回復、あるいは覚醒を生じさせる結果、
救出というミッションは、心の「救済」へと変化していく。

人間によって造られ、使い捨てられるだけの「人形」であるはずだった
その彼女が、人間性の極致とも言うべきものを具現し、
あるいは人間をも凌駕する「天使」へと変容を遂げる。
そのアイロニーこそが、この物語のエッセンスなのではないだろうか。



終盤にかけ、コッペリオンたちの悲劇的な宿命が徐々に明かされてゆく。
それは「生命」への、「生きる」ということへの省察を私たちに促すものだ。

ラストで描かれる、「死」が支配する廃墟の中での新たな生命の誕生。
もちろん、本作が月並な感動エンドで終わるはずもなく、
そこにコッペリオンたちの悲劇が重ねあわされ、深い余韻が醸し出される。
以下のセリフは何かに抵触するらしくミュートされているが、別サイトから補った。

「コッペリオンの体細胞には抗放射線能力が備わっているのですが、
 生殖細胞にはそれが機能せずやむなく子宮に処置を施しました。つまり・・・
 あの子らは子供を産めないのです。」

コッペリオンたちから奪われているものは、実はそれだけではない。
ある日突然、全機能が停止して最期を迎えるという残酷な運命が彼らを待っている。
その突然死がいつ来るかは誰にも予測できない。
つまり彼らの未来は最初から与えられておらず、予め失われている。
だからこそ、荊のようにすべてをこの「今」に集約して生きるしかできないのだ。

「わたし、そういう難しいことがよく分からないんです。
 でも、分かっていることが一つあります。
 それは、今日も空がきれいやってことです。
 だから別に悲しくありません。」

夕空を仰ぎ見ながら荊が、実にさばさばとした調子で語った言葉だ。

今日も空を美しいと感じていられる―、ただそれだけのことが
世界の中にあること、生きていることの最もシンプルな感覚なのかも知れない。
そんなことを考えずにはいられない気持ちにさせられる。

あるいは逆に、ある人の死とは、その人が日々見ていた空と
ずっと慣れ親しんできたその人の周囲の世界が、すべて消え去ってしまうという
取り返しのつかない喪失を意味しているのだと、
そんな厳然たる事実に、あらためて気づかされるのだ。
{/netabare}


キャラクターの一人一人を愛情をこめて丁寧に描こうとする
作者の愛着が、ストーリー進行を停滞させてしまうという皮肉。
前半の4話までが第一部、後半が第二部と、
全13話が二部構成になっている本作の視聴では、
テンポが遅く、退屈に感じられる第一部を乗り切れるかが鍵になりそうだ。

個人的な評価として、キャラクターの他にもう一個の満点を作画、
とりわけ驚くべき創意に富んだ背景美術に贈りたい。
全編を通して舞台となる廃墟の景観を細密に、
さらにテクスチュア風の処理を加えて大胆に再現し、
画面には虹のグラデーションのような滲みやぼかしを用いて
ユニークな色彩処理を施すことにより、リアルでありながら同時に幻想的な
変質した異空間を見事に表現している。

荊たちのプロポーションのデフォルメも凄い。
異様に細長く引き伸ばされた、エル・グレコの宗教画の人物のような姿。
それも、背景を流れ続ける雲と、吹き続ける風の動きが映像に通わせる
野性味を帯びた生気の中で、まるで原野に揺らぎ立つ陽炎のように見え、
いつしかしっくりと風景に馴染んで来る。今もなおどこかで
彼女たちの「修学旅行」が続けられている、そんな気さえしてきそうだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

制作が発表されたのは2010年の秋。
放送開始は2013年10月。この間にあの大震災と事故とが発生している。
このあたりの経緯についてはよく知られているので詳述しないが、
本作の評価の低さに影響を与えていることは間違いないと思われる。
架空の「題材」であったものが、現実の「問題」に変換される、
つまり、現実がフィクションを追い抜いてしまうような事態が生じた時、
本作の内容があまりにも牧歌的なものに感じられるのは自然だろう。

目下のコロナ・パンデミックを引き合いに出すまでもなく、
現実感覚の変容によって、これまで以上にストーリーのリアリティーと
踏み込んだ強烈なメッセージ性とがフィクションに要求される時代になった。
世界についての私たちの常識のパラダイムが大きな転換を余儀なくされる、
そのような混沌の時代に、すでに私たちは足を踏み入れている。

(初投稿 : 2021/07/05)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

けみかけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【今となってはアニメ化は叶わないのか?】

2011年1月にアニメ化が発表されたSF漫画

内容は
【近未来の東京が大震災に見舞われ、お台場に建てられた原子力発電所がメルトダウンを起こして東京が死の街と化してしまう】
というもの


そう、まさにこのアニメ化発表の後、日本は前代未聞の原発事故に見舞われることとなってしまう
被災地の現状なども考慮され、アニメ化の話は一旦白紙に戻されてしまったようです・・・


この作品の魅力は、放射能抗体を生まれ持つよう遺伝子操作された女子高生たちが、自分達の出生に悩みながらも死の街に隠された謎を解き明かしていく
という人の命や都市の在り方を考えさせられるところにある


さらに原作では荒々しいタッチながらも非常に密度の高い絵柄で描かれた【廃墟と化した東京】たちをアニメではいったいどうやって表現するのか?などとても楽しみでありました


今更アニメ化は無理なのだろうか・・・不謹慎を覚悟の上で、「残念で仕方ない」と言いたいです

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

方向性を間違えてしまった残念な作品

本作は汚染された都市に残された人達を救助する物語で
草木や苔などに覆われた廃墟がとても幽寂閑雅で魅力的で見所です。
これは今まで観たことのない部類の良作では?
と思って観ていたのですが、7話以降に異能力バトルアニメに様変わり。

何故こうなった……と私は落胆の意を隠せません。
元々、汚染された都市で人を救う為に作られたコッペリオン(主人公達)と呼ばれる人造人間という設定はあったものの
汚染物質への耐性と多少の超人的身体能力くらいでした。

それが7話で出て来た、掃除係と呼ばれる主人公達とは別のコッペリオンが急遽出て来て
それも意味のわからない理由で敵側になっており
更には、岩盤を持ち上げたり、電柱を素手で握りつぶしたり
仕舞いには電撃を放ったりします。
どこぞの超電磁砲ですか?とこのデミウルゴス頭が痛くなりました。


敵側に回った理由を説明しますと
コッペリオンは実在する著名人の細胞で作られており
敵の小津姉妹は殺人経歴のある芸能人の細胞で作ったから
頭がおかしい奴等になったとのことですが
何故、頭がおかしいとわかっている奴等を主人公達の救援に向かわせたのでしょうねぇ~

そもそも国家で開発研究して作るのなら、そういったことは回避すべき事案だと思いますし
と言いますか何故に芸能人の細胞を??と理解することができません。
普通に考えれば、身体や頭脳が優れている人達の細胞を使うべきではないでしょうか。


以上理由により序盤4話くらいまで良作評価を下していたものが、急遽駄作評価を付けざるを得ない作品へと変わってしまいました。
アインズ様もええええ!!!!と驚きの声を上げていましたね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10
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