GONZOでファンタジーなTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のGONZOでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番のGONZOでファンタジーなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.9 1 GONZOでファンタジーなアニメランキング1位
LAST EXILE ラストエグザイル(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1030)
5958人が棚に入れました
『アナトレー』と『デュシス』の2国が戦争を行い、それを超技術組織『ギルド』が調停することで成り立っている世界プレステール。
アナトレーに住むクラウスとラヴィは自分たちの父親が残した「ヴァンシップ」と呼ばれる小型飛行艇を駆使し、空の運び屋を営みながら父親たちが超えることの出来なかったグランドストリームと呼ばれる大きな嵐をいつか越えることを夢見ていた。
そんなある日、前線で戦う空中戦艦に家族からの手紙を届ける仕事を引き受けたことから、世界を揺るがす戦いに巻き込まれて行く…。

声優・キャラクター
浅野まゆみ、斎藤千和、白木杏奈、森川智之、山崎和佳奈、喜多村英梨、桑谷夏子、野田順子、半場友恵、三木眞一郎

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

もっと磨けばより輝いたのにって印象です(-ω☆)キラリ

■「LAST EXILE」ってこんなアニメなんです(*^0゚)☆彡
アニメ制作会社のGONZOの10周年記念作品として2003年にオリジナルアニメーション「LAST EXIL」が放送されてたのです♪
さすが記念作品だけに、作品に込められた熱い思いを感じる出来栄えになってましたね♪
壮大な世界観で展開される物語なので、簡単なあらすじだけでも掴んでから視聴した方が楽しめるような気がします(o^∇^o)ノ… もっと見る
 
なので、簡単なあらすじをちょっとだけ紹介なのです。 \_(*゚▽゚) チャントリカイシテクダサイネ♪
 
かつて人類が地球から安住の地を求め降り立った地「プレステール」。( ̄ー『+』)安住の惑星発見!!
「プレステール」にはグランストリームといわれる巨大なサイクロンが「プレステール」の地を真っ二つにしていたのです∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
2つに分けられた地には「アナトレー」と「デュシス」って国が発展していて、平和に!?暮らしていたのです。
その2国を禁欲精神で古くから統制管理している存在があったのですけど、それが合議制国家の「ギルド」なのです。 パチッ☆-(^ー'*)bナルホド
 
ある時「デュシス」という国では、"気象制御装置"が壊れてしまった為に寒冷化が進み、グランストリームで分けられた反対の国の「アナトレー」に移民すべく侵攻しはじめたのです。
一方、「プレステール」を管理する立場の「ギルド」でも不穏な動きが・・・
合議制国家から独裁国家となっていたのですね!(゚ロ゚;)エェッ!?
 
またそんな時代に『ヴァンシップ』という小型飛行艇で運び屋をしていた主人公のクラウスとラヴィは、亡き父親達が超えられなかったグランストリーム越えを夢見て努力する日々を過ごしていたのですけど、この激動の歴史の波に飲み込まれようとしていたのです・・・∑(゚ロ゚〃)
 
 
■総評
本作品の魅力はなんと言っても壮大な世界観だと思ってるのですけど、その世界観を支えているのがスチームパンクと詳細な設定が魅力となっているんじゃないかなぁって思うのです。
スチームパンクといえば『蒸気』を動力源としてるので、巨大な蒸気機関や石炭の時代で感じる「扱い辛さ」などレトロな雰囲気を連想させてくれるのと、極限まで蒸気技術を発展させた近未来的な発想や要素が融合した作風が魅力ですよね♪
私が観た作品の中での代表作は「スチームボーイ」って印象だったのですけど、それよりも前に本作品が制作されていたことに改めて驚かされました♪
 
また作中では、通信手段として真鍮管やライトの点滅によるモールス信号を使っている描写があるのですけど、レトロな雰囲気を壊さないようにしている配慮が随所で見られるで、制作会社GONZOの意気込みを感じられて好印象でした(*^o^*)
また、『クラウディア溶液』という燃料を高温高圧で循環させて浮力と推力を得ている発想がうまく生かされているなぁとも思いました!
ヴァンシップがクラウディア溶液不足で動かなかった時に循環パイプを切断して少量の燃料でも、循環させられるようにして動かした場面では、まさに感心させられましたよ(゚∇^d) グッ!!
 
そんな世界観を放送当時では最高ランクと思えるほどの映像美とBGMの選曲のセンスの良さが更に盛り上げていましたね(*゚▽゚)ノ
 
キャラも個性的でそれぞれの心情変化がうまく表現出来ているので、キャラの特徴を把握するのには時間は掛からないです。
ただし、ストーリー的に2クールという枠は短かった印象ですね(/□≦、)
特に物語の後半は視聴者に連想させるような区切り方でちょっとでも頭の中で整理出来ないとと理解不能に陥る危険性があったような気がします(^▽^;)
個人的にもっと掘り下げて欲しかった関係・・・
・エラクレア家(デルフィーネ)・バシアヌス家(マリウス)・ダゴベール家(レシウス)・ハミルトン家(アルヴィス)
・マウリス⇔ユーリス⇔ソフィア
・ヴィンセント⇔ソフィア⇔アレックス
・モラン⇔ドューニャ
ストーリーを構成する上でも結構重要な関係でもあると思ってるのですけど・・・
作中ではかなりあっさりと触れられただけで、ヾ(゚0゚*)ノアレアレー?って感じですw
 
観終わった率直な感想は、かっこ良い作品って印象です♪
物語はちょっと物足りなさを感じるのですけど、3クールもしくは4クールで構成していればもう少し違った印象になったかも知れませんね♪
 
 
■MUSIC#
OP曲『Cloud Age Symphony』
 【作詞・作曲・編曲】沖野俊太郎【歌】OKINO,SHUNTARO
 沖野俊太郎の疾走感溢れるテクノサウンドと抑揚を利かせたゆるりとした歌い方が見事に融合してますね♪
 とってもハイセンスでアニメの世界観を壊すことのない名曲だと思います(゚ー゚☆キラッ

ED曲『Over The Sky』
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 優しく包み込むようなウィスパーボイスが特徴で、エスニックかつ神秘的な雰囲気の黒石ひとみさん!
 コードギアスでもお馴染みですよね♪
 とっても良い余韻に浸らせてくれる優雅で独特なリズムが心に響くナンバーです♪
 
挿入歌『Prayer for Love』10・17話   
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 ハープの音色が神秘的で優しく子守唄を聴いているようなナンバーです♪
 
挿入歌『Rays of hope』21話
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 エスニックな雰囲気で力強いナンバーです♪

挿入歌『skywriting』14話 『I can see a heart』16話
 【作詞】Damian Broomhead【作曲・編曲 】沖野俊太郎【歌】OKINO,SHUNTARO
 ビートルズやビーチボーイズといった1960年~70年代のミュージックシーンを彷彿させるナンバーです♪
  

2011.11.13・第一の手記
2011.11.20・第二の手記(追記:■MUSIC#)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

気合いの入った映像が見せる躍動感

GONZO制作のオリジナルアニメーション。全26話。
あにこれのあらすじは、かなりネタバレになっているので要注意。

空が舞台の物語です。
クラウスとラヴィはヴァンシップ(小型船)乗り。
彼らは重要人物をシルヴァーナという船に届ける任務を受ける。
それがきっかけで、世界の秘密へ至る流れに巻き込まれていく。


とにかくスケールが大きく、スピード感にあふれる作品です。

突然始まる空中戦。
巨大な飛行戦艦が撃ち合うシーンは迫力満点。
また、ヴァンシップに乗っているときはとっても気持ちがいいです。
まるで自分が風になったような躍動感が感じられます。

ただ歩いているシーンでも、背景が流れるように動きます。
止まっているシーンはほとんどありません。
おかげで、ミュートでも5~6話くらい見られるくらい勢いがあります。


なお、このアニメは謎が多いです。
世界観すら分からないまま、話が進んでいきます。
また、登場人物が考えていることもよく分かりません。

中盤の12話あたりまで見られるかどうかが分岐点です。
早い展開を望む人なら、ドロップアウトしてしまう可能性がありますね。


私は気付いたら中盤まで見てました。
きれいな映像と、スピード感と、癒しキャラのおかげだと思います。
{netabare}
アルとモランは癒し、うん。
{/netabare}


中盤からが本番です。
明らかになっていくキャラクターの過去。
皆どういうきっかけで集まり、いったい何を望んでいるのか。
そして、分岐点に立たされたときに選ぶのは何か。

「もっているものが少ないほど、失ったときの衝撃は大きい」

そんなテーマ性のもと、おのおのが何を選択するのかが描かれています。
気付いたらキャラクターに感情移入していました。


終盤はヒューマンドラマとスケールの大きさとスピード感のオードブルです。
物語は世界の核心へ。

「世界観」が物語の終着点です。

私は、世界観をずっと追いかけていました。
このまま終わってしまったらどうしようかと心配していました。
分かってすっきり!
今までの謎めいた行動もこのためにあったのか、と合点がいきます。

{netabare}
ヴァンシップを乗り継いで、ナビを変えながらグランドストリームに進むシーンは鳥肌もの。
最後はやっぱりラヴィ!いい展開です。

「大地を金色に染める波……命をはぐくむ恵みの息吹、麦の大地」
「天使の降りる道……其は大いなる風の道、グランドストリーム」
「空の彼方にあるものは……迷い子を母の手に導くもの、エグザイル」
「記憶の彼方にあるものは……すべてが生まれ、すべてが帰る場所、青い星」
{/netabare}

作画には気合が入っていて、今見ても「すごい!」と思える質です。
これが10年前の作品というのが信じられない。
勢いに乗って最後まで見てしまう、そんな魅力のある作品です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この空で君は何をしたい?(2巡目完走しました!そして、これからファムを観ようと思ってる貴方へ)

現在、放送している「銀翼のファム」。
ちまたでは、「1期を飛ばしても楽しめる」みたいな事も言れてるようですが
1期ファンの私としては、絶対に飛ばしてほしくはありません!
始まりはここからなのだから・・。
1期を理解せずには、ファムも楽しめないと思います!
(実質2回目を視聴しようとしたきっかけはそれでした。
1期を完全に理解出来なかった私は、
ファムがよく分からなくなってしまったのです。)
なので、1回目視聴後の自分レビューを読んでみると間違いだらけ。
読んで下さった方、貴重な参きゅを下さった方、
非常に申し訳ないと思ってる次第です・・。

確かにこの「LAST EXILE」という作品を理解するには、
本編だけでは情報が少な過ぎる、理解に苦しみます。
まず、知っておかなければいけない事は
作品の舞台、その舞台の過去の出来事、
キャラクターの先祖の話(特にギルドの四代家系)、などなど・・
(私は、あるキャッチの方のレビューにたいへん助けられました。
しかし、それは1回観てるからこそ理解できたと思います。
真っ白な状態から、あのような出来事を想像で理解するのも
難しい事かもしれません。
それを理解した後、観た1期はとても分かやすく、1話、1話楽しく視聴出来ました。)
面倒臭いなぁ!何て思いますよね?
それは、それで良いと思います!
雰囲気だけでも、素晴らしいので目で楽しむというのも一つの観方だと思います。
ただ、この世界観を受け入れた時の感動は全く違う物です。
実際1回目で好きになった事は間違いありませんが、
2回目の感動や、興奮は半端なかったです。
その、感動をそのままファムの1話を観た時の興奮も半端なかったw
取り乱しそうでした!w
それを味わうには、とりあえずファムの1話を先に観てしまった時点で、
記憶がなくならない限り感じる事は出来ません!
(残念具合はある方で実証済ww)
なので、とりあえず観るなら1期です!
そして、今現在、ストーリー、雰囲気、キャラクター
などなど・・1期の方が俄然素晴らしいです。
今は1期終了後のキャラ達を題材にした漫画も読んでます☆

以下、恥ずかし過ぎる1回目のレビューは、
逆に消さず晒しておきますw

2012.2.19

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「クラウス」と「ラヴィ」(以下2人と書きます。)、2人の父親はヴァンシップ(小型の複座飛行艇)乗りで、運び屋をしていました。
この作品には「アナトレー」「デュシス」という2国が存在し、戦争を行っています。
その2国の間には、越えられない壁「グランドストリーム」という大嵐が存在しています。
その中に、この国の頂点にたつ「ギルド」という国家が君臨しています。
2人の父親達は運び屋の仕事の中でグランドストリームを越えなくはならない仕事に挑みましたが・・
その意思を引き継ぎ2人は運び屋をしています。
その仕事の中で、戦艦の艦長へ
家族からの手紙を届ける仕事を引き受けます。
そこから2人はこの戦争に関わってしまう事になります。

最初、少し内容を理解するのに難しいかもしれないので
簡単ではありますが説明させて頂きました。
これでも本当さわりだけなのです。
基本、アナトレーVSギルド的な感じになります。
※(間違い!アナトレー+デュシスVSギルド)

戦艦での戦いが主なので「空が舞台」です。
そしてロボ系ではないので、苦手な方にも観やすい作品だとは思います。
作画も雰囲気のある感じですが、8年前の作品とは感じさせない位です。キャラクターは可愛い感じです。
空の壮大感、戦艦の迫力、動きなどはとても美しです。

「エクザイル」を巡り、それを確保する事こそが
この物語全ての始まりであり、終わりであり。
その鍵となっている、「アル」という女の子に偶然にも出会ってしまった為に、アル守ろうとする事から主人公2人の考えがすれ違う。
そして、クラウスの天才的な操縦技術に興味を持ち近づいて来たギルドの少年、ディーオ。
そこからギルドと直接関係が生まれる事になり・・。
(個人的にディーオが大好きだったので、最後の方はかなり感動しましたが、最後ディーオはどうなったんだろう・・)
この物語は戦争という悲しみだけではなく、
他のもっと大事な事に気付かされた気がします。

個人的にはもう1度観てみたい作品です。
こういった戦争物は結構観て来た気がしますが
私的に視点が違う気がしましたし、
見終わった今でも戦争物というイメージではないです。
実際戦闘シーンも多いですが・・
とりあえず!でもいいので観てみてください!
観てよかったと思える作品の1つになりました。

2011.9.4

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

67.1 2 GONZOでファンタジーなアニメランキング2位
ラストエグザイル-銀翼のファム-(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (676)
3439人が棚に入れました
「決めた!私はあの戦艦を盗む!」 全ての命の源-グラン・レイク。その聖なる湖で、アデス連邦とトゥラン王国が砲撃戦を開始する。圧倒的な艦隊戦力で全世界の制圧を目指すアデス連邦を前に、壊滅寸前に陥るトゥラン。トゥランの王女たちが見たのは、小型ヴァンシップ“ヴェスパ”に乗った空族の少女・ファムだった。「これより貴殿の旗艦を、この戦場より盗み出さん!」対空砲火が飛び交う中、ファムのヴェスパは大空を舞う。侵略を続ける連邦総統ルスキニアの目的は? そして、謎の力「エグザイル」とは? 今、激動の大航空冒険活劇が幕を開ける!!

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

タチアナさんも言ってたよ「ぎりぎり及第」ってね♪ ∑('◇'*)

■ラストエグザイル-銀翼のファム-ってこんなアニメです☆彡
2003年に前作「LAST EXILE」から8年の時を経て2011年に「ラストエグザイル-銀翼のファム-」というタイトルで続編がスタートしたのですね♪
壮大な世界観と圧倒的な作画を更にパワーアップしたと言う事で否応なしにも期待しちゃいますね
(*・ω・)ノ
キャストについては前作以上に主要キャラも増えた事もあって豪華な顔ぶれで、アニメファンであれば聞いた事のある人ばかりなのですよ♪

ストーリーの方は前作から数年先の話となっているのですけど、関連性は大きくないので「-銀翼のファム-」から観始めても十分楽しめるのではないでしょうか(*^o^*)
とはいっても前作から引き続き登場するキャラがどんな過去を送ってきたのか、またアナトレーという帝国がどんな国であったかなど、知っているだけで楽しさが倍増すると思うので、やっぱり前作を観てからの視聴をお薦めしたいですね♪

今回の舞台となっているのは「アデス連邦」が「トゥラン王国」に侵攻してくる場面から物語がはじまるのです!
ことの始まりは・・・はるか昔にエグザイルで移民してきた「トゥラン王国」やその他移民国が「アデス連邦」の土地に移り住んで来たのが原因みたいですね(・0・*)ホー
「アデス連邦」は、移民すべてを受け入れるだけの国力が無いのと、移民国に土地を追われる形となった現地民族からその土地を奪い返すべく各地に一個大隊を向かわせ侵攻を始めたようなのです!
そんな戦乱の世に「アデス連邦」の侵攻で故郷を追われた者が集まった『空族』という集団があったのですね♪
連邦の空中戦艦を鹵獲して生計を立ててる『空族』の一つ『カルタッファル』と名乗る集団に、本作品の主人公の「ファム」とファムのナビを努める「ジゼ」が所属しているのです♪
愛機の小型ヴァンシップ<ヴェスパ>とその腕前で数々の艦船を鹵獲してきた「ファム」と「ジゼ」はとっても可愛い女の子なんですよ♪
そんな彼女らが「アデス連邦」と「トゥラン王国」の戦闘に巻き込まれていく事になるのでした・・・


■銀翼のファムに出逢った日の日記 φ(^∇^ )
5話まで観終わった時点での感想を書かせていただきたいと思います♪
前作から8年経った続編という事もあって、現在の技術力でラストエグザイルを制作したらどんな凄い映像を見せてくれるのかなぁってとっても期待して視聴することになったのです!
かなりの期待過剰状態で第1話を視聴する事約30分・・・
前もって「1話テイクオフ直前スペシャル」を観ていたにも関わらずその作画のできに驚かされました♪
ヴァンシップが雲を掻き分けて疾走していく描写はとっても爽快で、艦隊戦のシーンはまさに海を泳ぐ「クジラ」そのものです♪
またそんな「クジラ」を鹵獲するシーンは圧巻の一言ですよ(*゚o゚*)
地デジ化して本当に良かったと思えたのは初めてだったかもしれませんw

ストーリーの方は、前作のクラウスとラヴィは戦乱に巻き込まれていったのに対して、ファムの困ってる人を見たら放っておけない性格からか、自ら戦乱に首を突っ込んでいく展開になって行きましたね♪
そんなファム達と「トゥラン王国」復興を目指すトゥラン王国第二王女のミリアにどんな展開が待ち受けているのでしょうね!
とっても楽しみです(*^o^*)
また、前作から引き続き登場のディーオやタチアナ&アリスティアコンビのアナトレーの戦艦「シルヴィウス 」がどう絡んでいくのかも今後の楽しみですね(*・ω・)
ディーオのルシオラへの思いや、素敵な女性艦長になっていたタチアナが赤いヴァンシップに乗りこむシーンなど、前作からのファンにとっても嬉しい演出が所々出てくるのも好印象ですね♪
ただ、ちょっと難しい専門用語や耳慣れない国の名前が度々登場してくるので、結構把握するのに手間取るかもしれませんね(^ー^* )フフ♪
そこのところは公式ホームページで前作同様に用語集のリンクがあるので補完しながら見ると良いかも知れません♪
しかも、各国の相関図のリンクもあって毎話更新されているので、アタシσ(゚-^*)は結構利用させてもらってますw


■総評
前作「LASTEXILE」の続編としてファンの期待が大きかった本作品ですが、果たしてその期待に 応え得ることが出来たのでしょうか?
期待が大きかったぶん厳しい意見もあったようですけど、個人的には及第点を与えられる内容になっていたと思っています。
前作よりもスチームパンク色が落ち着いたものの、気になっていたキャラの表情・動きといった人形っぽさが無くなっていたので3Dと2Dの融合感は圧倒的に今作の方が上ですね♪
また、ファムを主人公においた事もあってか全体的に明るいイメージで、それにあわせて彩度を上げて全体的な映像の印象も明るい印象に仕上げてましたね(*^^)v
それとヴァンシップもデザインが豊富で前作よりも個性があって楽しめました!
ファムが乗るヴェスパは機体が小さい分キャラの表情が映えてファムにピッタリの機体ですよね☆彡
ストーリーに関しても概ね前作よりもわかり易かったような気がします、前作を視聴していない人には難しいかもしれませんけどね!
全体的な作品の仕上がりは前作よりもマニア向けから大衆一般へ歩み寄った作品といえるんじゃないかなぁーって思います。

ただ、手を上げて大満足と言えないのは、GONZOイズムなのでしょうかw
前作でも思ったんですけど…「磨けばもっと輝けたのに!」ってね ゞ(^o^ゞ))))アラアラ
どんな点が今一歩(GONZOイズム)だったのかちょっと振り返ってみようと思います。

そもそもファムを主人公に設定したこと自体が間違いだったような気がしてならないのです…∑('◇'*)エェッソコ!?
『銀翼のファム』では、人類の永遠のテーマでもある「世界平和」を目指して国家ごとの思想や、その要人たちの信条を絡めて物語が進んでいくわけです。
そんな中、政治的重責のないファムを平和の象徴のグランレースと結びつけてファム目線でストーリーを進めていくには限界があったと思うのです。

『銀翼のファム』が続編という位置付けであるならば、やっぱりアナトレー視点のストーリーを見てみたかったなぁって思うのです∑('=';)
個人的には色んなとこに顔をだしながら、それでいて不思議と不自然じゃなくなっちゃう機動力のあるディーオを主人公に推したかったかなぁw
ルスキニアやアラウダはディーオと同族っぽいしね!
とにかくディーオ、タチアナ&アリスティア等、前作のキャラを登場させているのであればしっかりストーリーに組み込んで欲しかったです☆ミ
特にアルの扱いはひどいですw 追いかけっこしてただけですよww
愛着のあるキャラ達をまた見ることが出来たのは嬉しいんですけどファンサービス止まりなので・・・
結局「銀翼のファム」の評価を落とす結果となっている気がしました(ToT)

また、前作の内容から切り離してまったく新しいストーリで作るっていうのでも良かった気がします。
であればミリアを主人公としてストーリーを組上げていけばよかったのでは?って思うのです。
本作品で色んな表情を見せてくれていてたし、作品を通してもっとも成長したのがミリアだったからね!(^-^)
唐突な展開が多かったので、前作のキャラを削る事で、リリアーナ&ルスキニアの心情の変化やミリア&ディアンの掛け合い等々、もっと深く掘り下げるべき場面や伏線を丁寧に回収するなど深味のあるストーリーをつくり上げることも出来たはずなんですよね!

ファムの人格だけ見れば主人公たるポテンシャルは十分満たしているとは思うのですけど、この物語の内容にはね…
スピンオフのキャラから主人公に抜擢されて文句言われているファムがとっても可哀相に思えてならないのです。
「わたしが あなたの翼になる」と言ってたようにミリヤの良き理解者という立ち位置だけでも充分輝けるキャラだと思うんですけど背伸びさせ過ぎちゃった感じかなのなぁ(^▽^;)

なんだかんだと色んな事を書いてきましたけど、それでもやっぱりこの作品は大好きです♪
ファムもジゼルもミリアもみ~んな好き♪
「おいしいってときにはね、おいしいって顔、しなきゃ。」って事だよねーディーオ(*^^)v

「ラストエグザイル-砂時計の旅人-」のアニメ化ないのかなー♪
やっぱりクラウスの活躍がまたみたいです( ̄∇ ̄+) キラキラキラ~♪


■MUSIC♫
OP曲『Buddy』
 【作曲・編曲】School Food Punishment/江口亮【歌】坂本真綾
 なんといっても注目は大好きなスクパニが曲を提供しているって事です!
 疾走感あふれる複雑な楽曲とお馴染みの坂本真綾さんの素敵な歌声はとっても気持ちいいですね♪
 でも残念な事にスクパニはこの曲を最期に活動を休止なのです…(。>0<。)ビェェン

ED曲『Starboard』
 【作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 風を感じる流麗な楽曲とウィスパーボイスで優しく包み込んでくれます♪
 「銀翼のファム」の世界観を見事に表現してますね♪
 さすが黒石ひとみさんです(*^^*)
 

2011.11.20・第一の手記
2012.05.12・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

空に想いをはせる(80点)

事前SP+全21話+総集編2回。
アニメオリジナル作品。

個人的満足点:80点
アニメ系統:SF(スチームパンク風)

前作、ラストエグザイルの続編。
前作未視聴でもなんとかならないこともないが
前作視聴済ならより熱くなれるので前作視聴してから視聴するのがお勧め。

そして、舞台設定が1話ではほとんど語られないので
できれば0話の「1話テイクオフ直前スペシャル!」を視聴されることをお勧めする。
簡単な舞台設定やキャラ設定が紹介されているので1話にすんなり入れると思う。

世界観は前作を引き継ぎスチームパンク風の世界でロマンあふれる作り。
大空を飛ぶシーンだけで満足してしまう自分がいる。

物語の大筋は世界統一しようとするアデス連邦とそれをとりまく国との衝突を描いている。
しかしながら、物語は中盤あたりで少々定まりが悪い。
途中経過がはしょられたり、物語が急に方向展開するような印象を受ける。
それも後になって理解が深まってはくるのだけれども。

また、キャラに萌え要素が入っているのも個人的には少々疑問。
この世界観にはミスマッチかなと思われる。
もう少し硬派な作りでもいいんじゃないかなと思う。
(商売を考えると仕方ないのかなあと思ったりもするのだけれども)

なんだか悪いようなことばかり書いているが個人的には大好き。
しかも最終話では胸が熱くなって涙腺がやられていた。
なんだろうか?
やはり音楽がいいという部分があると思う。
数多くの挿入歌を効果的に使っている。
それぞれのシーンでの音楽が各シーンを盛り上げる。

そしてOP曲 坂本真綾さんの「Buddy」は大空をかける疾走感を
曲から感じることができ、曲を聴くだけで物語への期待感が高まる。

兎に角、ロマンを感じるっていうのが好みならお勧めの作品。
そして、音楽だけでも1度聴いてみて欲しい作品。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

1番熱かったのは総集編2だったw


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以下、各話の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}

1話視聴。
前作に比べやや軽い感じになったかな。
ヒロイン「ファム」が天真爛漫な感じなので
そう思わせるのかもしれない。
キャラも前作に比べやや柔らかくなったかな。
前作に比べやや萌え要素が加わった感じはする。

映像は、やはり空を飛ぶ疾走感がすばらしい。
前作を上回るクオリティ。
2Dと3Dの融合がすばらしい。
空戦の作画が半端ない。
このクオリティで2クールもつのかねw

何にしても今後が楽しみで仕方ない。

最後に「すごいとおもわなーい」がまどかに聞こえたw
この瞬間まで悠木さんが出ていることを忘れていたw

2話視聴。
今週のが序章となるのかな。
OP曲が最後に流れたことから考えても、そんな流れと思われる。
前作までと違い意外と目的などはっきりしてきそう。
ファムとジゼルもいいコンビぽい。
とくにジゼルはかなり優秀なナビのように感じた。
来週からの盛り上がりに期待したい。

3話視聴。
あおちゃんと千和さんのからみだw
一人で歓喜してたお^q^

雰囲気だけでもっていかれている自分がいる。
映像だけで満足してるとか、ダメな俺。
ロマンを感じるんだよね。
ファムも主人公らしくなってきた。
来週も楽しみ。

4話視聴。
タチアナキター
赤いヴァンシップきたよきたよ。
1期視聴済の私にとっては鳥肌ポイント。

そしてシルヴィウスかっこいい。
もしかしてと思ったが、潜った\(^O^)/
さてさて来週からどうなるのかな。

5話視聴。
星から自分のいる位置をずばり当てるジゼルいいねえ。
こういうちょっとしたシーンが何か好きだわ。
そして、戦闘なしで戦艦1隻ゲット。
ジゼルの戦略が冴えていた。
戦略のシーンはあまりないけどね。
そしてファムが全然活躍してないw
完全にジゼルのすごさを見せ付ける回だった。

そしてミリアw
なんという戦略www
メイド姿で男を落とそうとかwww
さすがに無理すぎるwww
俺なら落ちるかもしれんが・・・・
それでも厨房を占拠したのには笑ったw

6話視聴。
物語は飛んで戦艦を半分まで集めた段階へ。
1話で1隻ずつ集めたんじゃ終わらないしねw

展開が加速しだした。
トゥラン再建に向け動き始めたファム達。
同時にアデス連邦もさらなる動きに。
ルスキニアのやり方がえげつない。
ルスキニアはいったい何をやろうとしているのか。
ここまで若干軽いのりだったが、やや重めなのりになってきたかな。

そしてレースが熱い。
物語の展開上、勝つとは思っていながらもドキドキした。
最後は魅せ方には胸が熱くなって痺れた。


7,8話視聴。
最後のくじら狩りに向ったファム達だが、ピンチに。
何とかピンチを脱するも更なるピンチに。

シルビウスがやばい。
しかし、タチアナかけえ。
「ぅってええ」とかしびれる。

でも、ジゼルが心配だなあ。
かなりショックを受けていたようだし、
もうヴァンシップに乗らないとか言わないかな?
来週からの展開が気になるところ。


9話視聴。
予想通りの展開キター
ジゼルの葛藤がいい感じ。
あおちゃんは相変わらずいい演技するねえ。

個人的にはもうちょっと引っ張って欲しかったが、こういう友情ものには弱い。
ファムとジゼルの友情にミリアが加わり、なんともいえない良回だった。

来週からいよいよ国を取り戻す展開に入っていくのかな。
益々の盛り上がりに期待したい。


10話総集編視聴。
総集編だが、最後だけちょっと話がある。
そこだけでも観よう。


11話視聴。
盛り上がってまいりました。
アル来たー。
これはやはり1期を見ていた方が楽しめるね。
そして、ディーオカッコイイ。
このあたりは完全に1期見てないと分からないね。

今回はちょっと作画がおかしく感じた。
何か顔とか変だった気がする。

まあ、盛り上がってきたから別にいいけどね。


15話視聴。
いよいよクライマックスに向けて動き出したかな。
ファムとミリアが熱かった。
こういう熱い思いは個人的に好み。
ここから最後の巻き返しに期待したいところ。


17話(総集編2)視聴。
なんと1期の総集編に2期をからめてきた。
あらためて観ると1期ってこんなに良かったのかと思ってしまったw
そして、なんとクラウスとラヴィが出てきたよ。
来週からんでくるのかな?
俄然来週が楽しみになってきた。


19話視聴。
なかなか熱い展開だった。
そして、最高のところで出てくるシルビウス。
来るぞ、来るぞ、キターーーーーーーって感じだったw

あっさりしていた感じはしたものの
何かぐっとくるものがあった。
ここから最後に向けてどう展開していくのだろうか。
最後の盛り上がりに期待したいところ。


20話視聴。
いよいよ、クライマックスかな。
核心にせまって話が展開しそう。
しかし、今一盛り上がりに欠ける気はする。
正直1期を超えるのは無理かなあと感じてはいる。
まあ、でも好きだけどw

あと、どうでもいい話だが、ドレスのファム可愛い^^


21話(24話)視聴。
結局は皆、平和な世の中を作りたいだけなんだよね。
その方向性が違うだけ。
ルスキニアの最後の笑顔が印象的だった。

そして、ファムが無事帰還した時に胸が熱くなった。
別にどうってことないシーンのはずなのに
無事戻ってくるって分かっていたはずなのに不思議と涙腺をやられた。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46
ネタバレ

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

GONZOの本気、第二弾!! 作画を楽しもう。

『ラストエグザイル-銀翼のファム-』はオリジナルアニメ、2クール(事前SP1本、本編21本、総集編2本=実質21話)のサイエンス・フィクションアニメです。

※評価・感想については後半にて...

このシリーズの第一作『LAST EXILE(ラストエグザイル)』では2Dと3Dを織り交ぜるという技術を用いられ、その作画の完成度の高さが話題を呼んだアニメだそうです。尚、私は当時このアニメをリアルタイムで視聴したわけではないので詳しくはわかりませんですけれども...。
そして、5年前からこの新作の企画が始まり、第1期の放送から約8年の時を経て遂に第二期『ラストエグザイル-銀翼のファム-』が放送されました。
ここで注目すべき点は第1期の時と同様、3D感を表現した精密な作画と激しい空中戦闘、そしてメカニック(空中戦艦やヴァンシップ)のデザインですしょう。

この第2期『銀翼のファム』は、第1期において登場したキャラ等が登場し懐かしさに浸ったりという点でも楽しむ事も出来ます。また、ストーリーは第1期とは異なるため第1期を未視聴の御方でも十分に楽しめると思います。しかし、ある程度の世界観を理解しなければこの物語についていくことが出来ないかもしれません。(この点が初見の御方に見限られる一番の原因かもしれません)
そのため、公式HPやwikipediaでこの作品『ラストエグザイル』の世界観や大まかなあらすじを確認し、第1期についてをちょこちょこっと学んだ方がよりこのアニメを楽しむ事が出来るでしょう。特に、このアニメには専門用語が多いですので…。



<ここからが評価感想です。>
何よりもまず評価すべき点は作画の完成度です。戦闘シーンにおいては沢山の戦艦を1つ1つ緻密に表現、さらにはその内部構造までもがしっかりと表されており、その戦艦の意匠も第1期同様なかなかセンスの良いものでした。
また、小さな砲弾の嵐や空見下ろす形の下界の風景、数々の戦艦が空中を飛び交う景色も得も言われぬ美しさでした。更にアバンタイトルに流れる景色も一つ一つがとても凝っており、あれらの作画に一体どれだけの時間を割いたのだろうと感嘆してしまいます。
しかし、そんな素晴らしい作画が数々ある中でも登場人物の作画が途中から投げやりになっていたので、ちょっと作画が完璧とは言えませんでした。作画が安定しない、これこそが『GONZOの本気』と言われる故ですね。


ストーリーに関しては正直に言うと、中途半端な感じで終えた第1期の方が良かったような気がします。
裏設定は十分に凝ったモノでしたが、その壮大な設定を上手く生かし切れていないままのストーリーが続いてしまった印象です。そもそも、端から戦争モノとして扱うならば前半部での緩やかな展開をもう少し削っても良かったのではないかと思ってしまいます。
また、{netabare} 今作の戦争においてエグザイルの投入が早過ぎたために、国家間の戦力に偏りが出来てしまい、見た目が強そうで意匠も良い戦艦の数々がまるで蟻の如くひ弱な存在となってしまっていると思いました。戦艦の良さを全く生かし切れていません。終いにはアデスVSグラキエス戦ではエグザイルVSエグザイルで戦争の勝敗が決まってしまいました。アデスの戦艦はほぼ役立たず。エグザイルを用いずに最後までもっと対等の戦いを展開してほしかったです。エグザイルを登場させるのは、それこそ第1期のように終盤でも良かったのではないでしょうか。{/netabare}

でも悪い点ばかりではなく、リリアーナの母国への裏切りやルスキニアの思想、ラストエグザイルの世界における母星の過去の背景や、エグザイル帰還民と母星に残った人々たちの関わり、戦争の背景等々、これらの設定は本当に良く出来ていたと思います。


登場人物について。
主人公のファム、そして相方のジゼルは前半部においては登場回数も多く主人公らしいポジションを保っていましたが、後半部(戦争の背景が大きくなってゆく)につれて視点が戦いの中心人物;主にアデス連邦の主要人物とミリアにあたるようになってしまい、終わりに進むにつれて主人公としての威厳が無くなっていったように思えました。{netabare}それでも最後にルスキニアと対話したのが、純粋に人々を愛するファムとジゼルであったからこそ、感動的な終わり方が出来たのですが…。{/netabare}

ちょくちょくと第1期の主人公とヒロインが登場しましたが、登場の仕方が中途半端で少々残念。クラウスとラヴィの帰還後についてを楽しみたい方は『ラストエグザイル 砂時計の旅人』というコミックをお読みください。



第1期の方が楽しむ事が出来ましたが、それでも新作としていつもワクワクしながら視聴していましたし、映像技術の進化にも驚きながら、結局のところは楽しんで観ていましたw
第1期を見た御方は、ついでに今作を見てみてはいかが?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

67.1 3 GONZOでファンタジーなアニメランキング3位
ロミオ×ジュリエット(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (317)
1841人が棚に入れました
舞台は空中浮遊大陸ネオ・ヴェローナ。14年前のモンタギューの反乱によってキャピュレット一族は虐殺された。唯一の生き残りジュリエットはキャピュレット家の親衛隊隊長のコンラッドの手によって助けられ、ウィリアムの劇場で男として育てられる。それから14年後。ジュリエットは「赤い旋風(かぜ)」と呼ばれる剣士の姿でモンタギューの圧制に立ち向かうが、憲兵隊に追われている所を親の仇である太閤モンタギューの息子である、ロミオに助けられる。その後2人は、偶然にもネオヴェローナで開かれた舞踏会で再会し、恋に落ちる……。

声優・キャラクター
水島大宙、水沢史絵、鳥海浩輔、野島裕史、松来未祐、広橋涼、大原さやか、石井康嗣、置鮎龍太郎、川澄綾子、立花慎之介、柿原徹也、久川綾、藤原啓治、井上和彦

めじな さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感想(希望・祈りは時を超える)

全24話。恋愛・ファンタジー・アクション・感動もの。

原作は名シーンのセリフ以外知りません。

まず、この作品はOP曲が最高に良いです!
世界的な名曲「You Raise Me Up」のカバー曲。
この作品にメッチャ合ってて、聴いているだけで涙が出そうになります。
映像もこの作品の雰囲気が良く出てると思います。
BGMもかなり良かった。

次に世界観も良い。
中世ヨーロッパのような世界にファンタジー要素をうまく取り入れています。

作画もなかなか良かったと思います。

あらすじ
14年前のモンタギューの反乱により、キャピュレット王家は失墜した。唯一生き延びたジュリエットはモンタギューと戦うことを決意する。

ストーリーは前半はハラハラ・ドキドキの展開でかなり良く、観ていて引き込まれました。
演劇を観てるようなカンジの演出でホントに素晴らしかった。
それにジュリエットがカッコいい。

次に、ロミオとジュリエットの二人の出会いは胸がキュンキュンしますw
これを観ると恋愛ものを観てるんだな~という気持ちにさせてくれます。
二人の出会いから始まる純愛良いですよ~。
7話は特に良いですね。最高でした。

中盤は前半とは異なりテンポもゆっくり。
この展開はSAOのキリトとアスナそっくりだな~と思うエピソードもありました。
ここは個人的にこの作品にはいらないと思います。
このあとは、恋愛と呼ぶにはあまりに過酷で切ない展開が待ち受けています。
また、前半から途中に色々なところに名セリフがあります。
このセリフ知ってる、ここでそれか~とよく独り言いってましたw
次に、途中色々なキャラが出てくるのですが、情のあるキャラが多くて心にジワリときます。

後半はラストに向けてストーリーにファンタジー要素が強くなり、話が急展開します。
このあたりはギャップがありました。
それに、泣ける名シーンがあります。ラストも切ないです。。
でも、良いカンジに締めくくられていると思います。
心が温かくなりました。

こういう純粋な恋愛もの結構好きです。
原作を知ってたらまた違った見方になると思うのですが、
私はこの作品の二人の禁断の切ない純愛ストーリー良かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

You Raise Me Up

シェイクスピアの戯曲、悲劇のラブストーリーが原作。
現代風ファンタジック演出により、悲壮感はさほどありません。
でも、つっこむ所が多岐にわたり、ストーリーが破綻気味です。

冒頭直後からジュリエットがメロメロフワフワ。
見ててちょっと恥ずかしいです。

そんなことよりも、このアニメはOP曲でしょう。
OP曲はすばらしいの一言で、芸術性がにじみ出ています。
それもそのはず、この曲は世界的な名曲の日本語版。
アニメのオープニングとしては高レベルにあると思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

もっと深く愛を語るべし

GONZOの原作ぶっ壊しシリーズ。
ロミオが体制側、ジュリエットが反体制側という許されぬ恋愛を描いたファンタジーになっております。
ジュリエットが赤い風を名乗り義賊のような事するあたり、なんか違うもんが色々混じってるんじゃないだろうか?怪傑ゾロ?みたいな。なんとなく粗筋だけは知ってるロミジュリですが、後半から失速した感は否めず・・・序盤はそこそこ面白いんですけどね。

仇討ち、革命、世界の危機と話が進むごとに方向が変わっていくのですが、目まぐるしくというより中だるみもあって何だか迷走してる印象が強い。とくに終盤のファンタジー展開は良くない。ロミオとジュリエットの悲恋を軸にしたストーリーには違いないのだけど、無駄な要素が多すぎるので感情移入はしづらいのではないか。もっと丁寧に馴れ初めやらすれ違いやらを描いていれば違ったかも知れないが・・・。もうちょっと優男ロミオに男臭さがあった方が良かったかも(笑)

まぁあまりお涙頂戴的な恋愛ものは好きではないのですけれど、この作品に限って言えばもっともっとオーバーに情熱的に愛を語っても良かったのではないかと思いましたね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

62.8 4 GONZOでファンタジーなアニメランキング4位
ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (210)
1402人が棚に入れました
勇者ギルと巫女カイの物語が伝説として伝承された80年後の世界。5年に一度だけ天上のアヌ神の加護により、塔内の魔物は力を失ってしまうアヌの夏。その 3度目のアヌの夏が訪れようとしている時、塔内都市メスキアではギルガメシュ王により建国されたウルク国の軍がドルアーガ討伐のため3度目の出征に備え、冒険者達が塔の最上階に眠るという伝説の秘宝「ブルークリスタルロッド」の噂を聞きつけ賑わっていた。彼らの目的はドルアーガの討伐なのか、それとも「ブルークリスタルロッド」の奪取か。今、剣と魔法の大冒険が始まる!!

声優・キャラクター
KENN、折笠富美子、櫻井孝宏、堀江由衣、郷田ほづみ、茅原実里、安元洋貴、花澤香菜、矢島晶子、ゆかな、土師孝也、根谷美智子、冨澤風斗、森川智之、てらそままさき、水野理紗、田中敦子
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みんなを守るただ一枚の頑丈な盾になりたい

原作はナムコより1984年に発売されたゲーム「ドルアーガの塔」です。
原作やったことはないです

今作はその世界の80年後の世界を舞台に
主人公ジルが仲間達と共に塔の頂上にあると言われる
何でも願いが叶うブルークリスタルロッドを目指して
様々な敵と戦いながら登るファンタジーです。


まず、1話はそれはそれはひどいありさまで
寒くてくだらないギャグを1話まるまる見せられます。
まさか・・・このまま続くのか?とハラハラしましたが
その後は普通に冒険ファンタジーらしくなりホッとしましたw

ギャグは多分にありますがテンポもよく面白いですし、
戦いの場面も攻撃を盾で防いで、魔法や剣で相手を倒すといった
バランスのいい戦法は派手さは少ないですが自分的にはかなり好印象でした
作画もその魅力を十分に引き出してくれましたし。

良くも悪くも王道なので安定して楽しめるといった印象ですね

キャラのほうは主人公がこういった作品では珍しく盾役ですが
盾の強さ、大切さ、良さをうまく魅せてくれたと思います。
そもそもヒロインが折笠富美子さんなので
それだけでもかなり楽しく観れたのですが・・・♪

ケルブ将軍へ一言
{netabare}熱血だけが取り柄の脳筋ダメダメ将軍でどうせすぐ死ぬんだろ?
とか思っていて本当にすみませんでした。
あなたはとてもカッコよくて強くて将軍に相応しい人です。
2期でも活躍をお祈りしています。{/netabare}


音楽のほうはOPが完全に詐欺でしたw
唐突な学園物が始まりそうなOPは
最初、何が始まるのかと思いましたw
でも主人公のKENNさんの歌うEDも含めかなり好きな曲です!


最終回は予想しやすい展開だったものの
続きが気になるラストだったので
2期を観るのが凄く楽しみです♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

主人公はまさかの防御役!パーティ戦闘が渋いファンタジーアニメ

最近『SAOⅡ』の「キャリバー」編を観ていて、
華があってとても楽しいパーティだけど、
バランス悪い構成だなぁと苦笑いw
じゃあ、バランスのいいパーティとは何ぞや?となり、
アニメでそれを表現した作品として思い出したのが本作。

バランス型のパーティ戦闘を行うためには、時に己を捨てた献身的なチームプレイが必要。
ですが冒険心溢れる英雄主人公は猪突猛進の無双キャラになりがち。
大体の作品はそれで物語が盛り上がる陰で、パーティー戦闘は放棄されます(苦笑)

一方、本作は主人公が盾を構え、率先して壁役を買って出る自己犠牲の精神を披露。
正直、最初は、そんな打たれ役なんて、
スキンヘッドのおっさんか、ガチムチドワーフに任せておけばいい。
前途ある若者が守りに入ってどないすんねんw

という感じで微妙な印象でしたが、主人公が最初に守ることによって、
防御を起点にパーティーとしてどう戦闘を組み立てるかなど、
作戦の余地が生まれ、組織立った連携が実現。

役割分担が明確な往年のダンジョンRPGなどを彷彿とさせる渋~い戦闘が繰り広げられ、
私や古典的RPGのプレイヤーなど、ごく一部の懐古心をくすぐります。

かつてターン数を重ねることを厭わずボスに立ち向かった冒険者や、
速攻重視の『ポケモン』で「かたくなる」、「まるくなる」を積まずにはいられないトレーナーなど、
渋い趣味の方にオススメな冒険アニメです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ロードスをたずねて三千作品(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
いや、3000は盛り過ぎだけど(笑)

ということで、一時期貪っていた王道ファンタジーの1つ。

今から観る人なんてほぼいないだろうけど、王道ファンタジーを期待する方に、1つアドバイス。

1話で切らないでね、とりあえず3話まで観て判断してくださいね(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
王道ファンタジーで2期までやるくせに、1話にいきなりエロギャグをもってくる大失態。

あれは1話で切られても文句いえないよな~。

中盤以降は普通だし、終盤のバトルも頑張っていたっは思う。ただ、2期前提だったのか、キャラ数が多くて話題が分散したのと、ラストが中途半端になったのがな、マイナス。

まあ、2期も観たんだけれどもw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

58.8 5 GONZOでファンタジーなアニメランキング5位
絶対防衛レヴィアタン(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (267)
1203人が棚に入れました
水と緑の惑星アクアフォール。
突如降り注いだ隕石群は悪しきモノを放ち、それにより、大地に生きる全ての生き物に消滅の危機が広がっていった。「あたし、シロップ。早速だけど、あなた、<アクアフォール防衛隊>に入隊しない?只今、隊員大募集中なのっ。」お喋りでいつも腹ぺこな妖精<シロップ>が見込んだ隊員候補は3人の竜族の少女。笑顔を忘れた少女<レヴィアタン>、自由奔放なお嬢様<バハムート>、心優しい力持ち<ヨルムンガンド>。竜族の三人と小さな妖精が<アクアフォール防衛隊>として結束してゆくグローイングアップ・ストーリー☆

声優・キャラクター
早見沙織、喜多村英梨、竹達彩奈、花澤香菜、近藤隆、乃村健次、阿久津加菜、水野マリコ、金田朋子、笹本菜津枝、宮澤正、山本綾、長妻樹里

ストライク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

絶対「見てね!」とは言えないもん!(> <) 

原作 ゲーム  未プレイ

全13話

冒険ファンタジー

簡単に言えば、
女の子3人と、妖精1人との旅するお話。
女の子と言っても、3人とも竜族で、変身できますw  ^^;

レヴィアタン  声 - 早見沙織
水を操る竜族

バハムート 声 - 喜多村英梨
火を操る竜族

ヨルムンガンド 声 - 竹達彩奈
怪力で大斧を使う竜族

シロップ 声 - 花澤香菜
明るくてよく喋る、大食らいの妖精

この4人が旅する冒険ものなんだけど、正直、魅力に欠ける作品でした。
途中で断念してもよかったけど、よっぽど合わない限り断念しないので、惰性で観てました。

内容的には、 平日夕方6時~でいいんじゃない?(; ̄ー ̄)...
って感じ。
特に、変身シーンなんて、いかにも子供向けなので。。。(-ω-) 

唯一、声優さん目当てに観るくらいじゃないでしょうか?
好きな方にはごめんなさい。


OP:「始まりのResolution」 歌 - カンノユキ

ED:「Truly」 歌 - PASSPO☆

ED、良かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絶対この作品で毎週癒されたんだもん!

原作・・・気にせずにジャケットだけ見て視聴を始めましたが、元々はカードバトルタイプのRPGがアニメ化された作品なのだそうです。

そんなこの物語の舞台は、水と緑が織り成す惑星アクアフォール・・・このアクアフォールにある日宇宙から隕石が飛来し地上と激突します。その飛来した隕石から「ルーカサイト」という侵略者が出現するのです。この緊急事態に妖精のシロップ(CV:花澤香菜さん)がアクアフォールを守るため防衛隊の結成を決意し・・・物語が動いていきます。

主要人物は、防衛隊隊長のシロップ以下、下記の3名です。
・レヴィアタン(CV:早見沙織さん)
・バハムート(CV:喜多村英梨さん)
・ヨルムンガンド(CV:竹達彩奈)

どのキャラも強そうな怪獣がベースになっているのですが、実際はこれまで怪獣達に描いてきたイメージとは180度異なる、とても可愛らしいキャラばかり登場します。

彼女達は一生懸命頑張りますし、強くなろうと努力もします。でも、その一挙手一投足に可愛らしさが見え隠れしていると共に、戦いの緊迫感もそれなり・・・にはあるのですが、どこかホンワカしているような感じなのです^^

この作風だから・・・このキャラだったから、終始心を乱すこと無く視聴できたのだと思います。でも、緩い部分とキチンと締める部分とのメリハリも効いていたように思います。
タイトルにも記載しましたが、振り返ってみると私は間違いなくこの作品で毎週癒されていました♪

1クール13話で構成された作品でしたが、良く纏まっていたと思います。ラストもこれで終わってもよし・・・次期に繋げてもよし・・・というスッキリとした形で終わっていたと思います。
でも、少しだけ欲を言うと、世界柱の守りし神やお兄さんの事にもう少し触れる事ができるとなおスッキリできる作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ぬるいファンタジー日常系?

原作はソーシャルゲーム。
ファンタジー世界の冒険ものの体です。
レヴィアタンとは主人公の名前。その他、バハムート、ヨルムンガント、となかなかイカついお名前の少女達がメインキャラ。
魔法が使えるドラゴン娘達が、なんとなーくの成り行きで、あちこち旅をしたり人助けしたりしちゃうお話です。


冒険はしますが、アツさは全然ありません。
レヴィアタン達は基本的には普通に日常を過ごしてるだけで、受け身的に騒動に巻き込まれたり方々に出向いたりする羽目になるという流れです。
設定上は、惑星に倒すべき敵のような者がいて、各地での事件もそれが関係している事が多いのですが、それに相対するのも成り行きで。
RPGの主人公っぽく、世界を救うために旅にでるぞー!的なノリにはなかなかなりません。

悪くはないんだけど、常にヌルめ。
動機の薄い冒険RPG、とでもいえばいいでしょうか(^_^;
とにかく、そんな雰囲気の作風です。

キャラクターは普通に可愛いです。
竜の血族でありますので、しっぽや翼が変身時に生えたりする以外は可愛い人間の女の子と同じ。
仲良し3人娘それぞれ個性が違っていて、性格や境遇や家庭環境もバラバラ。
ベッタリと親友だーという暑苦しい関係というわけでもなく、それでも、何となくウマが合って一緒に居るといった感じ。
近すぎず遠すぎずのヌルい距離感がまた、本作らしい味になっています。

冒険の過程で当然、魔法を使ったバトルなどもしますが、戦闘それ自体は並。
可も無く不可もなくのファンタジー系らしい戦いです。
なんとなく緊迫感に欠けますが、それも本作らしいといってしまえばそれまで。ハラハラはしないけど、ある程度ドキドキはして観ていられます。


結局、日常なんだか冒険なんだかよく解らない作品でした。
レヴィアタン達のキャラを鑑賞する作品・・・と評するにもちょっと弱い。
出来は悪くはないんだけど、ここだ!と推すところも貶すところも見つからないレビュー泣かせの作品でした。


低温の冒険バトル風ちょっと萌えキャラ日常アニメ?

・・・・うーん、定義できない作品です^^;

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

62.5 6 GONZOでファンタジーなアニメランキング6位
ドルアーガの塔 the Sword of URUK(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (170)
1058人が棚に入れました
ジル達の活躍によってドルアーガが倒され、塔からも魔物の姿は消えウルク国に一時の平和が戻った。しかし、ジルはカーヤの裏切りによる傷心のため部屋に引きこもり、ファティナもそんなジルの世話をしながら魔物のいなくなった塔で観光客相手のガイドをして生活費を稼ぐ、どこか満たされない毎日を過ごしていた。そんなある日、気分転換に訪れた先でジルはカイと名乗る少女に磔にされたカーヤの幻像を見せられる。その幻はいずれ現実に起きることだと語るカイに導かれ、カーヤの死を阻止しその真意を確かめるため、ジルは再び仲間と共に塔を登る事を決意する。今、二度目の大冒険が始まる…。

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最高のスルメ作品

ドルアーガの塔2期です

1期のレビューでは書いてなかったですが
正直そこまで期待していたわけではありませんでした。

でも全部見終わったときには完全にハマってしまいましたね。
物語もキャラも音楽もその他諸々も
見れば見るほど面白くなっていくスルメでした。
ギャグも慣れてくると心地がよくなりましたし、
1期の1話も全部見てからだとめちゃくちゃ笑えましたw

今回も物語自体はよくある王道な感じで
所々、都合がよすぎたり、ツッコミたくなる場面もありましたが
概ね満足することは出来ました♪

キャラのほうも1期で影の薄かったキャラにもスポットが当たり、
魅力的なキャラに変貌しましたし、
1期で活躍していたキャラもさらに魅力が増して
素晴らしい2期だった思います。
ちなみに私の中でケルブの評価がうなぎ登りです♪
そしてファティナ、いい女だな~


それぞれのキャラの成長が実感できるアニメは
物語に入りやすくてやっぱり好きですね。


2期になっても相変わらずOP詐欺は全開。
今度は野球アニメでも始まるんでしょうかw?
そして変わらず、曲自体は素晴らしかったです♪

もっと評価されていいと思うんですけどね・・・
個人的な話になりますけどサムネで損してる気がします
ただ単に私が気に入らないというだけですが・・・w

とりあえず、堀江由衣さんの「らめええええ」とか「ひぎいぃぃぃぃ」が
聞きたいという変態さんは必見ですよw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

またGONZOにやられたよチクショー(;`皿´)グヌヌ

★すいません2期と1期、書く場所間違えて書いちゃいました( ̄▽ ̄;)

いやー参りました。ソルティーレイに続きまたやられました。え?何がって?
もー途中まで凡作だったんです。とっても退屈だったんですよ。でも尻上がりに面白くなって、11話、12話はすげー面白かったんです。2期への引きもめっちゃ良かった。なんだろなー最初から本気出してくれないかなーもーー。

簡単に説明。ドルアーガの塔。日本のコンシューマゲームの元祖とも言っても良いファミリーコンピュータ。そしてRPGの超大作ドラゴンクエスト。そのドラゴンクエストよりも早くRPGとして発売されたのがドルアーガの塔です。元々はアーケードゲームだったんですが、ファミコンに移植された方のが馴染み深いんですよね。当時キッズだった俺達は理不尽な謎解きに悩みながら友達の家に集まってチャレンジしたもんです。思えばあの頃のナムコは神がかってたな。
敵ボスのドルアーガのデザインに草彅琢仁氏の名前を見つけてニンマリ。学生時代にハマったTRPG、水野良のロードス島戦記やソードワールドRPG。その辺の時期の色んなファンタジーラノベにイラストを描いてくれてた人なんですよね。独特の個性的なタッチがとても好きだったな。

おっと、全くアニメの説明をしてないwしかしオープニングと言い、第1話と言いめちゃくちゃ遊んでくれてます。1話切りされてもおかしくないレベル。中盤までも時々ふざけすぎてるように感じて、観てる方は正統派ファンタジーなのか?ギャグなのか戸惑うと思います。ここは頑張って観てくださいね。
終盤の盛り上がりはなかなかのものです。

これから2期も観ますのでその後全体の感想も書きたいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

NoName さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

予想以上に良い続編

アニメオリジナルなのに物語の完成度、雰囲気、設定、特徴的なOP、音楽、登場人物達の性格や行動、どれを挙げても素晴らしく最後まで飽きない展開でとても楽しめた。個人的に好みな要素が多くお気に入りで、今まで見たアニメの中でもトップクラスの出来であるとも思える。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

61.1 7 GONZOでファンタジーなアニメランキング7位
トリニティ・ブラッド(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (98)
760人が棚に入れました
世界すべてを巻き込み核兵器、細菌兵器などが飛び交った大災厄(アルマゲドン)の後、人類の文明はほぼ破壊され、人類の生存圏はヨーロッパ周辺にまで狭められ、文化・生活水準は中世まで後退した。更に追い討ちを掛けるように現れた吸血鬼(ヴァンパイア)との戦いに人類は教皇庁を中心として辛うじて勝利した。しかし、彼らを完全に滅ぼした訳ではなく、ヴァンパイア達は真人類帝国を築き小競り合いを続けていた。そして長い時の後、教皇庁と帝国の境、イシュトヴァーンに一人の巡回神父が降り立った時、時流は再び流れ出した。人類の遥か未来を描く遠未来黙示録。

声優・キャラクター
東地宏樹、能登麻美子、中井和哉、本田貴子、大川透、生天目仁美、松岡由貴

おその さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

吸血鬼を喰う吸血鬼

文明が大厄災と呼ばれる世界大戦後数十年か数百年後の世界
人類はヨーロッパ圏でのみ生息、西欧は人類、東欧はVampireと住み分けている
人類をテラン、Vampireをメトセラと呼び合っている

よくある吸血鬼モノと違って人を襲って血を吸う吸血行為は作中あまり出てこない
メトセラは上手くコントロール出来てる模様、よってあまりグロくない

政治的思惑の中でテランとメトセラは均衡を保っていたが事件は起こる

物語全体的に暗くシリアス、24話あるので興味ないとつまらないと感じさせてしまうかも

このトリニティブラッド、ファンタジーじゃなくSFです。(最終回まで見ればわかります)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

color さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ヴァンパイアこわ~い

それより神父とシスターの方がよっぽど怖い
ヴァンパイア真っ二つですもん(´∀`*)ウフフ

人間とヴァンパイアのスプラッターバトルもありますが政治的駆け引きもみどころ
仲間を裏切るなんて朝飯前だぜ(`・ω・´)キリッ

世界を壊滅させたアルマゲドンの後
人類はヨーロッパでしか生きれなくなったらしく
なぜか文化も中世まで後退するというおいしい設定(笑)

雰囲気重視の世界観でそれはまぁいいんですけど、
重要なのは教皇庁と帝国の対立という構図
これはあからさまに、教皇庁(人間)=キリスト教 帝国(ヴァンパイア)=イスラム教
ヴァンパイアといっても外見は人間と同じで
吸血も絶対しないと生きれないってわけじゃない
そういう相手との対立なので冷静にみれば「なんで争ってるの?」という皮肉とも取れます

どちらの組織にもお互いの共存を望む穏健派と
自分たち以外の種族を殲滅させようとする強硬派があって
内部での権力抗争に辟易してる面も描かれます

そんなふたつの組織が数百年ひっきりなしに小競り合いをしていたところに
第三勢力が現れて戦局に変化が起き
それは教皇庁側の神父アベルの秘密とリンクし
世界の未来に影響を与える戦いへと変化していきます

いい材料が揃ってるわりに、各エピソードはそれほど戦略的なはなしがなくてちょっと残念
しかも困ったらけっこう単純にバトルしちゃいます(笑)
神の御心のままに殺しまくりなので
宗教観とかを深く考察するのはご法度です(ノ∀`*)ンフフ♪

帝国から教皇庁に来た勅使イオン(ヴァンパイア)が
本作のヒロイン、シスター・エステル(人間)に恋するはなしがすごくよかった
イオンが可愛すぎて困る(*´Д`)ハァハァ
だが男だ。
美少年!
だが男だ。
一瞬百合展開かと思ったわ~(・∀・)ニヤニヤ
べ、別に期待してなんかないんだからね!

脱線?してないよ(ヾノ・∀・`)ナイナイ

オープニングはBUCK-TICKの「ドレス(BLOODY TRINITY MIX)」
最初のつかみはバッチリです
この曲が気にいれば本編も好きになる素質ありだと思います

ちょっと暗い雰囲気でちょっと政治のはなしがあってちょっとグロいヴァンパイアものです
ちょっと中途半端なところもあるけど良い掘り出し物でした♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

柚稀 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

我願う…汝、異なる者たちを繋ぐ“星”とならんことを…

-これは遠い未来の話だけど、僕達以上の文明の進化はみられない。

-ただ僕がいる世界と違うのは、人類と(どこからやって来たのかは知らないけど)吸血鬼が同じ地球上、
それもなんでか知らんがヨーロッパ付近でなにやらいがみ合っている、ということ…

-そしてさらには“吸血鬼の血を吸う吸血鬼”の存在。

-種族間の争いの果てとは…?


吸血鬼たちは自分たちを【メトセラ】と呼ぶ。
どう間違っても“ヴァンパイア”とは言わない。差別的意味合いになるそう。
ちなみにヴァンパイア退治でお馴染みのニンニクとか十字架は彼らを退治する道具とはならないので注意w
日光は苦手のようだけど…

そんな吸血鬼たちは人類を【テラン】と呼ぶ(やはり差別的意味を含む)

そして吸血鬼の血を吸う吸血鬼は【クルースニク】と呼ばれ、今作の主人公【アベル・ナイトロード】はここに属する

人類と吸血鬼はそれぞれ独自の国家を築いており、
【アベル・ナイトロード】は表向きは“神父”だが、【教皇庁:人類側】の派遣執行官として国家間の裏のお仕事をしている。

そして、普段はちょっとお間抜けさんでお人よしな彼ですが、秘めた力【クルースニク】の状態になると、
恐ろしや…恐ろしや…(`・д´・;)

そんな彼が神父として各地を巡回する任務についていて、出会ったのが今作のヒロイン、シスターの【エステル・ブランシェ】

そして見た目によらず、なかなか強情で、気の強いしっかり者エステル嬢に心奪われたのが、【真人類帝国:ヴァンパイア側】の伯爵さま、【イオン・フォルトゥナ】
伯爵さまといってもパッと見はなんとも可愛い少年。

柚稀はこのイオン×エステルの恋模様が気になっちゃったのですがwイオンが可愛すぎる(*゚∀゚)=3ハァハァ
もう、血が欲しいのなら思う存分吸ってくれ、の領域ww
種族を超えた恋は成就するのか!?┣¨キ(*´ェ`*)┣¨キ

ただ、ヴァンパイアは人類よりも遥かに長生き・・・・・
彼は老いるまでにウン百年かかるから、いつまで経ってもピチピチなのに、
自分だけシワッシワのおばあちゃんになるなんて・・・、
乙女としては耐えられないわ!ギャァ────(艸Д<ll)────ァァ!!

・・・と、どーでもいいであろう心配をしてしまったのでしたww

まだまだ続きがありそうな本作-。
しかしながら、作者がもうこの世にはいないそうで、
続きはあの世に逝ってから直接教えてもらうしかなさそうです…。
てか、あの世で会えるでしょうか??(`・д´・;)
執筆していてくれるのを願って-。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

58.7 8 GONZOでファンタジーなアニメランキング8位
CONCEPTION (TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (128)
566人が棚に入れました
ケガレた異世界。巫女との絆。
そして、産まれる星の子達。世界の運命は――

『ケガレ』に侵された魔法世界『グランバニア』。

ケガレを祓うために地球(ソラ)より召喚された弓削イツキは、
『星の子』を誕生させるため、『12星座の巫女』達と愛好の儀に挑む。

「使命を果たすために……俺の子供を産んでくれ!」

声優・キャラクター
小野友樹、加藤英美里、遠藤綾、杉山里穂、阿澄佳奈、大本眞基子、藤田咲、小林沙苗、山口由里子、喜多村英梨、荒浪和沙、下田麻美、藤井ゆきよ、ゆりん、加隈亜衣、松田健一郎、平川大輔

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くまうざい

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:性教育ビデオか?作画も結構まともで序盤の入りも異世界転生ものとしてはなかなかの導入だったのに。。。いや、「私妊娠しちゃった」がまともかどうか怪しいなwしかも処女。うーむー・・・
期待度:★★★★

結局最後まで謎なまま。
最後の最後まで熊がうざかったなぁ。あの程度でエロを出そうなんて大人をバカにしている。
作画もさっぱりしていて悪くないんだけどいかんせん面白くない。

お茶ラケルならちゃんとおちゃらけてほしいし、シリアスにやるならちゃんとシリアスにしてほしい。中途半端

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ケガレた世界の命運は彼に託された

この作品の原作ゲームは未プレイです。
作画は特に私の琴線に触れることはありませんでしたが、えみりん、あすみん、キタエリにくまちゃんが出演されるとあっては視聴する以外の選択肢はありませんでした。
こうして声優さん情報のみで視聴に臨んだ訳です。

この物語の舞台は異世界「グランバニア」
グランバニアはケガレに侵食され、滅亡の危機に瀕していました。
そこで、ケガレからグランバニアを救うべく救世主「マレビト」を召喚したところ、高校生の弓削イツキが召喚されたんです。
マレビトの役目は12星座の巫女と「愛好の義」によって星の子を生み出し、迷宮に出没する星座のケガレを倒すこと…
こうして物語が動いていくのですが、この手の作品ならではの難しさが露呈したのではないでしょうか。

一番難しいのはヒロインの魅力を最大限引き出して物語に華と彩りを添える事…
そのためには十分なキャラの深掘りが必要なのですが、12人ものキャラの魅力を均等に引き出すには、圧倒的に尺が足りなかった気がします。

そこで12人のヒロイン全員を均等に扱った結果、キャラの薄い作品になってしまった気がしてなりません。
キャラを魅せる作品でキャラの印象が薄かったら、それこそ本末転倒じゃありませんか。

中には魅力的なキャラに昇華できるヒロインも居たと思います。
結果的にヒロインである巫女よりも、イツキのお目付け役であるタヌキのマナと、くまちゃん演じる星の子の先生であるアーフィーの方が目立っていたような気がしました。
これはこれで良かったのかもしれませんが、そうなるといよいよヒロインが浮かばれない展開に…^^;

たくさんのヒロインが登場する作品…って響きはとても良いんですよね。
様々な性格や属性のヒロインの中には、自分好みのヒロインが絶対一人はいるでしょうから。
後は、そのオンリーワン推しで視聴を勧めれば、作品を総じて満足できる筈ですので…
でも、これって諸刃の剣で、自分推しのヒロインの扱いが雑だと逆にガッカリしちゃうんですよね。
この辺りの匙加減については、まだまだ課題が山積しているみたいですね。

それと「愛好の義」が淡泊過ぎた気がしました。
確かに放送できる範囲に限度があります。
でもそういう表現ではなく、星の子はマレビトと巫女の愛の結晶である事を、倫理的に問題無い範囲の使える全てを駆使して欲しかった気がします。

子育てって決して簡単じゃありません。
生んで育てて…どの局面においても苦しみが付き纏います。
そんな苦しみを凌駕するのが愛の結晶であり星の子なのではないでしょうか。

でもマイナスばかりではありません。
この作品特有のノリと勢い…これはしっかり感じられましたし、物語を軽快に進める上では必要だったと思います。
ただ、緩急があればもっと良かった気はしましたけれど…

それと気になったのがラストの展開です。
ハッピーエンドは嫌いじゃありません。
ですが、あの展開はちょっと雑だったのではないでしょうか。
詳しい説明とか一切ありませんでしたし…
そもそもこれから皆さん、どうすんでしょう…
因みに日本は一夫多妻制は認められていませんので。

そっか…一見ハッピーエンドに見えた最終回でしたが、実はここからが最終決戦ということなんですねっ!!
この修羅場を制するのは…!?
はこの物語で描かれていないので分かりませんが、そこに行き着くまでの過程はしっかり描かれているので、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ナノさんの「Star light, Star bright」
エンディングテーマは、沼倉愛美さんの「Desires」
どちらも良曲でしたが、個人的にはエンディグの方が好みでした。

1クール全12話の物語でした。
見る人を選ぶ作品…と言う表現が適切かは分かりません。
好き嫌いの好みが分かれる作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

一般ゲームらしいですが。。

内容はほぼアダルトゲームのそれなので、エロゲー原作かと思いきや原作は「ダンガンロンパ」のスパイクチュンソフトでした。

結構、キャラクターデザインは良いですが、作画に乱れがあるのはまあ手抜きでしょうね。アニメーターがあまり真面目に描いてません。

しかし、全体的には女の子は可愛く描けているので、良くも悪くもただのハーレムアニメでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

63.8 9 GONZOでファンタジーなアニメランキング9位
FF:U ファイナルファンタジー:アンリミテッド(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (48)
396人が棚に入れました
新潟県佐渡島沖に突如として立ち昇った「闇の柱」。
そこから巨大な黒い竜と白い龍が出現し、二頭は壮絶な戦いの末に消滅した。その時、闇の柱に巻き込まれ「異界」へと飛ばされたハヤカワ夫妻。彼らは異界を旅した後に現界へと戻り、異界物理学の第一人者となる。
「界列の日」と名付けられたその日から12年後――相変わらず闇の柱はそこにあり、観光名所にまでなっていた。いつものように闇の柱が見える岬に出掛けたハヤカワ夫妻だったが、そのまま消息不明となってしまう。
アイとユウのハヤカワ姉弟は自らの手で両親を探すことを決め、謎の地下鉄に乗って異界へと旅立つのだった。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

【フルデジタルアニメらしいアイデア満載の映像】×【美しすぎる音楽】×【厨二病】=「お前に相応しいソイルは決まった!」(`・ω▼)9m

青の6号、巌窟王などで御馴染みのマヒローこと前田真宏を総監督にGONZOが今から10年も前に制作した『ファイナルファンタジー』の名を冠した現状では最初で最後のテレビアニメ


異世界に迷い込んだ主人公達が混沌の勢力と立ち向かう『黒き風』と呼ばれる正体不明の男の戦いに巻き込まれながらも旅をしていく冒険活劇
諸般の事情で引っ張りまくるはずだったシナリオが25話の時点で打ち切りに合いました
それが裏目に出てしまったか、ややダルい上に消化不良気味のお話になってしまったのが残念


混沌の勢力に立ち向かう唯一の手段として黒き風が呼び出すのは、FFではおなじみの召喚獣たちをリデザインしたものです
毎回「次はどんな召喚獣が出るのか!?」とwktkしながらテレビの前に正座していた若き日が懐かしい^q^


当時、フルデジタルアニメーションの先駆者だったGONZOとマヒローならではのテクスチャやCGを用いて表現される異世界の情景や召喚獣たちの姿形には10年経った今でも目を見張るアイデアの数々が隠されています
(特に2話、テュポーン登場の引きとそのデザイン。かーらーの~攻撃方法など、今見てもカコイイです。絵コンテ、演出は故・中村隆太郎)


音楽は一部で原作ゲームの楽曲をアレンジしつつでファンへのサービスも忘れず、全体のカッコよさ、美しさと言えばコレまで聴いた数多のアニメサントラの中でも郡を抜いていますね


そして何より、『黒き風』という男の存在こそが今作の重要ポイント
無口だがそこはかとない哀愁を感じさせる彼の背中に、当時中学2年生のオイラが痺れさせられたのは言うまでもありませんw(主人公達もまた同じ、ですがw)


そんな彼が、ココ一番で決めるあまりに【厨二病】過ぎるキメゼリフの数々がたまりません^q^
カッコイイ男が言えば、どんな厨二台詞も名言に変わるのです(キリッ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

毎週楽しみでした。

リアルタイムで見ていたのでストーリーはうろ覚えですが、毎週予約して見ていました。召喚シーンはかなり中二病な感じですが、召喚獣が原作ゲームとかなり違うデザインだったので、どんなキャラデザになるんだろうという楽しみがありましたね。これもGONZO作品、やはり勢いがあったのかな。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

nagi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

FF?

FFらしさがあまり感じられなかった作品です。召還獣は銃から出てくるし、もっとファンタジーであって欲しかったと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

56.5 10 GONZOでファンタジーなアニメランキング10位
ガラスの艦隊(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (53)
231人が棚に入れました
遙かな未来。人類は大多数の者が信仰する宗教、十字星教の教義に従い惑星から離れ、コロニー化した宇宙戦艦を領土と見なして閉塞された宇宙空間を征く、中世ヨーロッパ風の貴族主義が横行する戦乱の時代を生きていた。

その世界に於いて近年、勢力を拡大し、旧勢力たる貴族連合を討ち倒した貴族ヴェッティは自らを神聖帝国初代皇帝(神聖皇帝)と名乗り、新たな統一国家である神聖帝国を樹立する。そして更なる支配を求め、人民に圧制を強いた。この事態を憂いた若き斜陽貴族の当主ミシェルは人民解放を掲げて人民軍を結成。然し圧倒的な戦力を誇る神聖皇帝軍の前には歯が立たず、遂に追撃艦隊の前に敗北を迎えようとしていた。

声優・キャラクター
津田健次郎、甲斐田裕子、石田彰、植田佳奈、白石涼子、山口太郎、樫井笙人、宮林康、伊藤静、釘宮理恵、青山穣、大川透、吉川亜紀子、飯田浩志

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ん〜…

スペースオペラ、艦隊戦を軸に様々な人間模様を取り入れて銀河統一を目指す

銀河英雄伝説+ベルサイユの薔薇+キャプテンハーロック?な感じ

ガンダムのようなロボット系はいっさい出てこない、あくまでも艦隊戦
でも白兵戦になると銃じゃなく剣劇

宇宙の新たな1ページに…なれそうでなれなかった、中の上。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

じぇりー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

革命のモミアゲ、ルネッサーンス♪ J≧ー≦しΨΨ(´┏ ∀┓` )

どんなに楽しめなかった作品でも、そう感じた根拠も明確にせずに「つまらなかった」「ショボイ」などと稚拙な一言だけで評するのは、本来好まないのだが…

この作品に関しては、まずこう言わせてもらいたい。

「ダサい。」

根拠は色々ある:

・主人公クレオの言動がいちいちキザったらしい(例えるなら、80年代に流行ったドラマ「あぶない刑事」っぽい感じ)

・また別の主人公格にあたるヴェッティの言動が、安物のシェークスピアのようにいちいち芝居掛かっている(現に、シェークスピア作品のセリフを丸パクリしているシーンがある)

・これまた別の主人公格ミシェルが、各話冒頭で読むポエムがどうにもクサい

・戦争モノの割に愛憎劇が多いのだが、内容がまるで昼ドラテイスト。終盤に発覚する「実は・・・だった!」な設定も、昼ドラお決まりのパターン。しかしこれは深夜アニメだ、忘れるな!

・キャラデザインがダサい。特に貴族たちのコスチュームがまるでカタツムリのようだったり、ミミズにしか見えない装飾品をつけていたりと、中世ヨーロッパのルネッサンス期をアレンジしてみたつもりなのだろうが、色彩も含めとにかくセンスが悪い上に、宝塚歌劇団も裸足で逃げだす程のゴテゴテぶり。

とくに最後に書いた理解不能なキャラデザインに関して、最もそれが顕著なのはキャラクターの斬新すぎる髪型である。
モミアゲというか、耳の前にくる髪に何やら装飾を施したり、凝った編込みをしたり…というのが、この世界観におけるルネッサンス的トレンドのようなのだが…ダサい、ダサすぎる!

ストーリーに関しては、流れ的には理解できるけど、そこはちゃんと描写しておかないとでしょ!的な部分が抜け落ち、シーンがいきなり飛んでいたりする点もいただけない。(例:捕われた仲間を助けに行こうとする→警備が強固でどうやって突破するか悩む→ → →いつの間にか潜入に成功している)

これだけツッコみどころ満載なアニメも珍しいので、ツッコミどころを見つけて笑って楽しみたい方にはおススメ。(酷

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

YOSIMIX さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

隠れたスペースオペラが、まだここにある!!

レビューが少なくその存在もあまり知られていない様子だが
スペースオペラとして面白みのある作品はまだ存在する。
【二人の英雄が繰り広げる戦争物語】という味方からすれば
ありきたりのパターンともいえるが、物語そのものは新しい
展開と面白さがあり、また黒々した陰謀渦巻くスペースもの
の中に、ちょっと柔らかみが入って優しくなったような作品
という所だろうか。

古代文明、惑星の結合、領土艦、予言、第三勢力、黒十字、
新しい流れを組む要素が沢山見られるが、全体の話が少ない
放送話の為に、少し内容を切り詰めている感が勿体なく思わ
れる。その為か、内容もありきたりがちになってはいるが、
作品そのものは悪くはなく、それなりに楽しむ事が出来る。

キャラ性(個性)が豊かな部分もあり、それぞれ必要な所を
うまく出していて、その辺はうまく作用している。戦争的な
観かたをするよりも、宇宙系のアクションアニメとして楽し
むには要素も事足りる。主人公無敵(艦)的なところが観ら
れるも、ラストまで観て行けば意味合いや理由もはっきりし
てくるが、その繋がりは観たものにしかわからない辺りは、
最初でやめてしまうとそんなところかもしれない。

私個人としては、もう少しレビューが増えて色々な意見が出
てくれば、もっと楽しむ要素が発掘されるのではないかと感
じる作品の一つである。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
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