GONZOで江戸時代なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのGONZOで江戸時代な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月04日の時点で一番のGONZOで江戸時代なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.4 1 GONZOで江戸時代なアニメランキング1位
バジリスク~甲賀忍法帖(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1201)
5943人が棚に入れました
甲賀卍谷と伊賀鍔隠れに潜む一族は、ともに服部半蔵に率いられる忍者群同士でありながら、源平の昔より数百年、互いに憎悪を抱く不倶戴天の敵同士でもあった。服部の統制下、両門争闘の禁制によりかろうじて和平を保っていた。そのような中、甲賀組の首領甲賀弾正の孫弦之介と伊賀組の頭目お幻の孫娘朧は恋仲にあり、両家の縁組がすめば長きに亘った甲賀と伊賀の確執も解けるかと思われた。

そんな事情を知ってか知らずか、慶長19年4月末両首領を駿府城に呼び出した徳川家康と半蔵(二代目)が甲賀・伊賀の忍びに与えた使命は実に戦慄すべきものであった。
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

力加減がツボ (ツッコミ目線レビュー)

注意。このレビューはひたすら、笑いどころを探すための物ですので、真面目に作品をご覧になってる方はお読みにならないほうがいいかもしれません。
笑度の高かった(と思えた)回は★つけときました。

木崎って、アニメ影技のスタッフの人だー!もう大好きだったんです…。それで忍者ものって、ひょっとして好きかもしれない、と視聴。

一話 トンビが有能 {netabare}
男と女。敵同士。光と影。
両者見合って時を越えて果たし合い。
くそまじめな雰囲気だなー。そんなに裏表左右対称に世の中ゴリゴリ進んだらね。なかなかそうはいかないですよね。
普通は、気づいた時にはどちらかがいなかったり、連絡先もわからなかったり、変わっていたり。
年老いて最期の時を一緒に行けたのは本望だったでしょうね。
この爺婆は添い遂げられなかったけど、お互い共通の趣味(果たし合い)もあって、連絡もとれて、足腰立ってて、充実の老後だよなー。

相討ちになった後は、息も絶え絶えに、ちゃんと血の赤ペンで巻物チェック、ホイ、し に ま し た よっと、バタッ…。
トンビが巻物、回覧にもってきまーす!ピーヒョロロー

なにそれ。
まじめ…なのに…笑える…この力加減が、影技的…。ツボだわー
{/netabare}

2話 衝撃の鼻毛 ★{netabare}
太っちょ空気袋VSゴムゴムの爺様。
トンビの巻物を巡って打ち合い。「ごっこ」と称しておりますが不穏です…。

一方、伊賀と甲賀の命運が分かたれたことをまだ知らず、
逢引中のオボロたち。
暗闇の森が次第に白んでゆく、朝焼けの描写が涼しげできれいです。
今回はしっとり、まだ笑いどころが無いなァ…

と思ってたら

強 烈 な 鼻 毛 キャラ、キターーーー!!
ブハッ。
アップで出た後、引きの絵ばっかりなので、え?何?今の?もっと見せてよ‼その鼻毛‼勿体ぶらないでさァ、もっと‼
と、クローズアップを求める気持ちが高まる中、大真面目な話が続きます。鼻毛が気になって全然集中できない。

しかし、オボロ様の笑顔がとても可愛いよ。まだ何も知らずに、想い人の前ではにかんでおられる。眼の能力ってなにかしら。
伊賀者達の悪〜い笑顔で情報隠蔽後、イケメンキャラ数名登場で待て次回。
{/netabare}

3話 なびいてる そよいでる{netabare}
今をときめく岡田磨里 脚本。
このアニメは登場人物の描き分けが必要以上にしっかりしているが、名前が難しい!
会話も、声優さんが丁寧に喋ってくれているというのに、私の日本語ヒアリング能力では漢字が…思い浮かばない事が度々あります…。

初登場の手も足もない地蟲十兵衛、五体不満足だからこそ身軽な反撃。スライディングした人力籠からぱかっと登場して、籠の引いたわだちに沿って地潜りし出したんですが、別にそのラインに沿わなくても良かったのでは…一瞬線路かと思った。
小豆蝋斎「なんという速さじゃっ!」
小豆さんはその、七福神の福禄寿みたいな長い頭(『才槌頭』っていうんだって) が重いんじゃないだろうか。中身は何?多分この作品だと、絶対何か仕込んである。

今回も鼻毛の彼 (蓑念鬼) が活躍。
アップで鼻毛が風にそよいでます。
スタッフのチェックとかあったのかな。「ここの鼻毛、もう少し柔らかくなびかせてよ。」とか。
前回より毛が短いような?
…何故私は、こんな小学生レベルのポイントでウケてるんでしょうか。

弦之助との手繋ぎごっこで照れる朧様を見ていた風船男・鵜殿丈助、「わたしらも色々と握り合いましょうぞ、のう、朱絹殿」
大人なセクハラ台詞もありますよ。

蝶を使った蛍火の攻撃シーンが美しかったです。
{/netabare}

4話 セクハラ走馬灯★ {netabare}
朧と弦之助の祝言前のモテナシパーティ開催。
伊賀と甲賀が同席だよっ!
軽快なセクハラトークに興じる、風船男の丈助。
色っぽいくノ一朱絹さんにいちいち話しを振ります。
全然意に返さない丈助のムードメーカーさ、青筋ぶちぶちギッラギラで見守る伊賀衆との、温度差が半端ない。そこまで…ってくらいの描写、おかしいよ。

酔いつぶれて朱絹に座敷牢に連れられるも大声な寝言で
「あけぎぬどのぉ〜」
…彼がいると和みますね…。
このテンポの良いしつこさは観てもらわないと伝わらない〜!

目下のものへの朧様の方言がかわいい!
このままずっと方言で喋って欲しい。

座敷牢から軽く抜け出た丈助。
朱絹との夜這い勝負がご破算になるも、ジンゴロウより伊賀甲賀の約定が破られた旨を口を割らせたところで、返り討ち。
ああー、ムードメーカーが失われた…セクハラトークが走馬灯のように…。
秘密を知ったら消される定めか…。
朧と弦之助のはにかみシーンもあり、テンポよく面白かった回。
でも今回は弦之助を覗いてイケメンが…というか、普通の顔の人がおらず、ちょっと画面が見苦しい。
{/netabare}

5話 変態バトル{netabare}
「甲賀一統、始末してくれるわ!」弦之助に内密に、敵地へ乗り込んだ伊賀6人衆による、バトル回。

例の蓑念鬼が毛髪を伸ばしてワサワサ闘っていましたが、鼻毛はそれ以上伸びないんでしょうか。鼻毛で絞められるの、嫌だねー。よりダメージが来そう。
名前の覚えられない人達の変則技が多くて忙しい。
身体を変態させる技に見慣れ過ぎて、普通の刀を武器にしているとものすごく丸腰に見えてしまう。

初登場のくノ一キャラ・お胡夷ちゃんの大雑把な雰囲気に和んだ回。
{/netabare}

6話 お胡夷サービスショット〜鼻毛責め〜★
{netabare}などと最低な見出しをつけましたが、
この回、絵が才気走っていてとても美しい。話運びも丁寧で、長く感じた。

ピチピチくノ一お胡夷ちゃんが川で水を飲む姿を、葉陰から見守る伊賀6人衆。カットの入りがものっそい怪しいです。極めつけはやっぱり鼻毛の人。何で何度でも笑えるかなあ。

しかもこの人、今まで使ってこなかった鼻毛が…伸びた…⁉使いよった…鼻毛をー‼
鼻毛?飾りですよ、タダの設定です、下らん言い掛かりは辞めて欲しいわい、みたいな顔してたくせに!?、うら若いくノ一相手なら喜び勇んで伸び伸びのばしよったーー‼
しかも倒れたお胡夷ちゃんを見下ろしてそれは満面の笑み。ハイ、変態紳士認定させていただきました。

夜叉丸と蛍火の淡い想い合いが、多くを語られずに美しく見せられて切ない。夜叉丸の最期と死後の描写も丁寧で、人の死が多い話だからこそ、こういうところ大事だな。{/netabare}

7話 お胡夷サービスショット〜爺干物〜
{netabare}アダルティー。お胡夷ちゃんが何故ピチピチなのかが判明する回。いや…爺さんたち、本望なのか…どうなのか。
あまり笑えるポイントはない。アダルティー。
松明の間接照明がムーディーよ。
お胡夷ちゃんは妹キャラなんだね。

コピー夜叉丸が蛍火と再会。蛍火はキレると怖い相手なので、ばれないかハラハラするな。偽りでもいい…このまま、お側に…なんて事にはならないんだろうか。ならなそう。{/netabare}

8話 今際の兄妹 {netabare}
痛い。簑念忌の体毛は針みたいにできるの??
お胡夷ちゃんが変態紳士に揉みしだかれて反撃しようとしたら、串刺しに…。今までで一番痛々しいよ。
しかしその後の、夜叉丸に化けた兄さんとの再会がね。
敵の前だから、顔色ひとつ変えずに、手を握るだけで。
黙って必死に、お胡夷の残留する意識を引き寄せるように、指を触れ合う姿がね。
こういう美しい切ないところがね…。

伊賀甲賀の和平の約定が破られたと聞かされ、自分と同じくらいの年端の娘が、身内によって残忍な最期を遂げているのを見てしまった朧。どう出るのかな…?{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「二人手をたずさえて、両家を縛る宿怨の鎖を断ち切ろう」

この物語の原作は未読ですが、アニメ化されていたのは知っていました。
2018年冬アニメで「バジリスク ~桜花忍法帖~」が放送される事を知り、今回の視聴に踏み切りました。

物語の舞台は慶長19年…大阪城が陥落し、豊臣家が滅亡した年でもあります。
その時、忍びである伊賀と甲賀は400年に渡り戦いを繰り広げてきたのですが、先代服部半蔵との間に交わされた「不戦の約定」と、戦乱の世が平定されたことも後押ししたのでしょう…
お互いの若者同士が婚姻することで、長きに渡った争いに終止符を打とうと話が進んでいたのです。

もちろん、400年もの間いがみ合ってきたのですから、皆が心から賛同している訳ではありません。
それでも甲賀卍谷衆の甲賀弦之介と、伊賀鍔隠れ衆の朧の仲睦まじい様子を見ていたら、時代の変化を感じずにはいられなかったのでしょう…
そうじゃなければ話は前に進まないと思うので…

ちょうどその頃、徳川家康は悩んでいました。
家康の悩みは徳川3代目将軍を誰にするかということ…
そしてその悩みを解決するために家康が選択したのは、正直人としてあるまじき非道…

甲賀を国千代派、伊賀を竹千代として忍法の二大宗家を相争わせ、それぞれの精鋭十人対十人の忍法殺戮合戦の結果、どちらか生き残ったほうにそれを賭けるという厳命を下したのです。
伊賀と甲賀は、まさに手と手を取り合おうとしている真っ最中…
でも、そんな都合を聞き入れて貰えるほど世の中は甘くなく、またそういう宿命を背負っている現実を突きつけられるのです。

そして恋仲でありお互い頭領となった立場の弦之介と朧の知らないところで物事は動き始め、気付いた時には引き返せないところまで事態は悪化していたのでした。
こうして後ろ髪を引かれながら、無益な殺し合いの物語が動いていきます。

視聴を始めて気付いたのは、伊賀も甲賀も己の血を絶やしたくないという気持ちが半端なく強いことと、そのためだったら何だってする覚悟が出来ているということです。

例え宿命でも、それを知っていたとしてもこの争いは胸が痛みました。
精鋭十人の中には、凡そ忍びではなく人としての普通の幸せを全うして欲しいと思える人も交じっているんです。
弦之介と朧は確かに恋仲…

けれど、忍びが人を慕ってはいけないという掟はないんです。
だから特定の人に特別な感情を抱くのはごく普通のこと…

そっと目で背中を追ってみたり…
離れている間にその身を案じたり…

こうしている間にも仲間が一人…そしてまた一人…
この悪循環…本気で早く終わって欲しいと願っていました。
でも負の連鎖は止まるどころか、さらに勢いを増して押し寄せてくるのです。

何でこんなことになってしまったのだろう…
少し前までは息遣いが感じられるほど傍にいられたのに…
こんな世継ぎの決め方は絶対に間違っているというのに…
壮絶な結末が視聴者を待っています。
守りたいという気持ちが強くなるほど、抉られた傷は広がっていくばかり…
でも気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、陰陽座さんの「甲賀忍法帖」
エンディングテーマは、奈々様の「ヒメムラサキ」と「WILD EYES」

2クール全24話の物語でした。
大切な仲間を失うという事は身を切られるくらい辛いということを思い知らされる作品です。
物語のラストも決してハッピーエンドとは言えなかったと思います。
そもそも伊賀と甲賀が争う時点でハッピーエンドは望めなかったのかもしれませんが…
でも完走して一つ分かったのは、「バジリスク ~桜花忍法帖~」はこの作品のファンの方には必須だったということ…
どの様に物語を紡いでいくのか…今度はリアルタイムで視聴しながらこの顛末を見届けたいと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 12

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

悲劇の源流

原作はマンガという事になっているが、ある年齢以上の視聴者には、マンガの原作である山田風太郎の小説の方が親しみがあるかもしれない。

原作小説の熱烈な愛読者であるというバンドが担当したOP主題歌は、『甲賀忍法帖』というそのまんまのタイトル通り、軽快な楽曲の中に物語の主題まで歌詞として取り入れた、TVアニメ「主題歌」のお手本とも言えそうな傑作で、アニソン・プロパーではないジャンル違いのバンドの製作した楽曲とは信じがたいほどだ。

傑作主題歌を触発したのが原作小説であるように、本作のストーリー上の面白さやキャラクターの性格的魅力のほとんど全ては原作小説に由来するもので、山田風太郎の力による。

忍法合戦をビジュアルで見せる魅力は確かにあるのだが、ビジュアルによって魅力を増しているというよりも、山田風太郎の創出した面白さの「足を引っ張ってはいない」と評する方が妥当に思える。
そうはいっても、映像表現や声優の演技に抜かりがあれば、たちまち興を削がれて面白さが目減りするわけで、「足を引っ張っていない」という評は、決してアニメ製作者を貶めるものではないだろう。
面白さの由来が何であれ、視聴して楽しめることには違いがない。

ただ、ビジュアル効果を最大化しようとする意図の為とは思うが、物語の発端から終幕まで約10日間近く、夜空にかかる月がずっと満月のままなのはいただけない。
見ないふりをするのに少なからず努力が必要だった。

いささか意外だったのは、現代的なビジュアルを与えられたメインキャラが、モブの時代劇的な侍たちの間に混じってもそれほど違和感が生じなかったことで、これは映像化のもう一つの要素、声の芝居の効果であるようだ。
面白いことに、セリフ回しの影響だろうか、声優の演技が現代的ビジュアルにもかかわらず時代劇に寄っているようで、ちょうど顔出しの役者が現代劇と時代劇で芝居を変えるような印象があった。


本作の、殺し合いに至る恋人同士は、原作小説内ではっきりロミオとジュリエットをモチーフとしていると明示されている。
この悲恋物語に異形の忍者同士の絶滅戦を重ねた物語は、世に出てから半世紀以上が過ぎた。
最後に、原作小説がどのような時代を背景として登場したのか、少し記してみたい。


このころ、まだ高度経済成長は訪れてはいない。
が、高度成長を準備するように、社会が高度成長的価値観のもとに再編、再構造化されてゆく途上にあり、再編から取り残された土着的、伝統的、情念的なものは周辺に追いやられ消去されようとしていた。
周辺的なものが再編の中心的価値観へのカウンターとして注目され、対抗するシンボルとして一般化するのは70年代以降のことで、当時は、単に無価値であると打ち捨てられる、高度成長的な価値観にほぼ一元化されていた。

一元的な価値観は一種の踏み絵でもあった。この価値観に同じないという事は社会そのものから排除されることをも意味し、再構造化の歯車として組み込まれることを拒絶することは社会内での生存の不可能と同義だった。
人間を顔見知り同士の共同体から引きはがして経済機構の歯車化することでやがて高度成長は実現されるが、人間の歯車化が人間性の抑圧として、絶対悪として広く常識化されるのは、やはり70年代以降の事だ。
この当時はまだ、「悪い」ことだと問題化する視線は全的な共感を得られてはいない。


権力者の「君命」によって駆動される悲恋と異形の忍者の物語は、このような背景から立ち現われてきた。
これから視聴する人に、なにかの参考になればいいなと思う。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 3

60.2 2 GONZOで江戸時代なアニメランキング2位
AFRO SAMURAIアフロサムライ(アニメ映画)

2007年10月27日
★★★★☆ 3.6 (44)
251人が棚に入れました
「一番」のハチマキを持つ者は世界を制する力を持つ。「一番」に挑戦できるのは「二番」のハチマキを持つ者のみ。だが「二番」に対しては誰でも挑戦でき、ハチマキを狙う者達から常に狙われ続けることになる。かつて「一番」を持つ父を殺されたアフロは復讐のため「二番」を手に入れ終わることのない戦いに身を投じる。

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

剣は銃よりも強し

追記
このアニメには常識は無いと言っても過言ではないほど、自由な発想でつくられてますw
そう言うのを楽しめない人は面白く感じないかもしれません、「銃」も出てくるしRPGだってて出来ます、おまけにロボまで出てくる始末w
これをエンターテイメントと捉える事が出来ない人はつらいと思います。


昨夜久々にウィスキー呑んで寝たら、喉カラカラで6時ぐらいに目覚めちゃたよw
なんで、アフロサムライのレビューを書き直しましたw
理由はまあ、ほとんど評価がない=ほとんど知られていないからかなと思いまして。

まず、このアニメはGONZOが北米向けに作ったアニメで、日本には逆輸入されたアニメです。
多分、知名度が低いのは逆輸入だからだと思うんですが、、。
もし、知名度が有るのにこの評価なら、僕は正直この国の人間のセンスは終わっていると思います、マジで。
それ程の出来のアニメです!

あ、まずこのアニメは北米からの逆輸入なんで、
日本っぽい舞台で日本人ぽいキャラにも拘らず全部セリフは英語で日本語字幕です!(ここがまず面白いw)
吹き替えは有るか知りません、僕は映画を吹き替えで観る事はまずないので。
アフロ(主人公)とニンジャx2の声優は役者のサムエルLジャクソンと言う豪華さw
と言うかサムエルはこのアニメをスーパー気に入っててTVシリーズの総指揮とかしてたみたいです、
多分映画は違うと思います。

音楽は基本ブラックミュージックでキルビル(タランティーノ)や
ゴーストドッグ(有名B級映画、監督ジムジャーウィッシュだったかな?)の音楽やってる人。

あと、オマージュの嵐ですwハリウッド有名作品は片っ端からオマージュした感じw
映画好きなら面白いと思うw

簡単に内容を説明すると、、

「一番のハチマキをもつものは神になれる。」
というお題のもとに、最強を得んがために、1番のハチマキを求めるのですが、
1番のハチマキを持つ者と戦う資格が有るのは2番のハチマキを持つ者だけで、
って感じのベタベタな無いようですw
そんで、アフロは2番のハチマキを求め旅してる的なw
ハッキリって内容なんてまず、「無い」と言っていいと思います、
メッセージ性も無い事は事無いんですが、、まあ「無い」でいいと思いますw

多分、まあ、、他のレビュアーの顰蹙(ひんしゅく)を買うと思うけど、、。
ハッキリ言って最近の日本のアニメって内容が「無い」に等しいアニメ多いですよね。
このアニメもハッキリ言って内容は「無い」です。
でも、この二つには大きな違いがあって、
アフロサムライは、内容は「要らない」という域まで仕上がっています。
要するに、作画、音楽、演出に特化させて其れだけで満足できるレベルに仕上げてるんです。
悲しいかな日本の内容が無いアニメは作画、音楽、演出だけで満足させられるほどの、
センスもお金も(製作費)が制作側に無いんだ、、って思いましたね。
内容のないバトルアニメ作品の中で段違いのレベルですw
僕は戦闘シーンに対して拘りが無いから、刀語の様なバトルでも観れますが、
バトルアニメのレビュー書いてる人がバトルシーンが凄い!とか良く動く!とか書いてるの見たら、
ああ、これで凄いんだ、、、ってよく思ったりします、正直アフロサムライの戦闘観たら、
他のバトルアニメなんてまあ、観れませんよw

正直このアニメと他のアニメを比べるのはハナから無理が有るんですけどね。
(ハリウッドの手も入ってるし、恐らく制作費用もかなり出てるお思うので、でも回収は出来てると思う)
ズルイと解っていてわざわざ比較したのは、この作品の評価が不当に低すぎるのと、それに解りやすいしw
こんなにいい出来のアニメがこんなに低評価なんて、、、悲しいからねw

見どころは、特にないかなwあえて言うなら最後の方wバトルが激しくなるからw
作画、音楽、演出、動き、センスがすべてハイレベルにまとまってるので、
ただ見てるだけで、面白いアニメだと思います

因みに僕のお気に入りのキャラは、
無無坊主(ノンノンボウズ)のDJ和尚ですw多分一言も喋ってないですw

タイトルはアフロサムライのキャッチコピーです、このコピーからすでに、純粋なバトルアニメを作った事がわかるでしょうw
僕が、純粋なバトルアニメで唯一満足できたアニメです、興味が有る方はぜひ見てね!

こんな人にオススメ

音楽の人
英語の人
ハリウッドの人
面白ければ何でもいい人
エンターテイメントの人
アフロの人

投稿 : 2025/01/04
♥ : 11

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

時代劇×アフロヘアー×ヒップホップ

No.1になる者は世界を制する神になるという掟。
そしてNo.2だけがNo.1と闘うことが許されているという
シンプルでわかりやすいテーマ。

幼い頃、No.2だった父を目の前で殺され、復讐の旅を続ける
アフロヘアーの剣客「No.2」。
来る日も来る日もバトルに明け暮れているが、彼の最終目的は
父の仇であり闇の剣客道の頂点に君臨するガンマン「No.1」。
果たして「No.2」は悲願を成就できるのか・・・というお話。

原作は岡崎能士の自費出版による漫画で、アメリカで先駆けて
公開したのち、数ヵ月後にwowowにて日本で放送されたという作品。

日本語の吹き替えはなく、言葉は英語のままで字幕スーパー。
作画は荒々しくワイルドな感じを強調しているからか、
荒削りで、油ギッシュ。カラーなのに色合いはモノトーンに近く、
セリフは極力少なめに抑え、主人公の寡黙さを強調。
ロボットやクマの着ぐるみの刺客は登場するし
侍という外見だけあって周囲の登場人物もみな、江戸時代的な服装なのに
ケータイを駆使してたりと、いろいろぶっ飛びつつ、
海外から見た日本って感じの背景や小道具の数々にも
なぜかそれが違和感なくまとまって見えてしまうから不思議。

まぁそういう作品なので、好みはかなりハッキリ分かれると思う。
けれど、何でもアリな世界が展開される中、仇を討つという
クライマックスに向けての盛り上がりは悪くないし
最後の最後まで、「おぅ!そうくるかーーー」っと
思わず笑ってしまうほどの死闘が繰り広げられるのは面白かった。

ただ、血しぶきが大量にあふれ、血まみれの首が転がるなんて
シーンやグロ映像が苦手の方にはオススメできない。
とにかく、あまりに内容がシンプルなため、
これ以上書くとネタバレばかりになりそうなのだが、
もう少し評価されても良さそうかなと思える作品だった。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 48
ネタバレ

ワッキーワッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

三度の寝落ちの末やっと完走orz(酷評注意)

設定というか…世界観は面白いです

そしてバトルの作画は最高にカッコイイと思いました。

さらに声優もたぶん豪華(全て英語で吹き替えはありませんが、英語しゃべっている人が確か有名だった気がします)

と観る要素はたくさんありましたが…

私には合わなかったようです、まず主人公が無口と言うのがイマイチかなと言うのが感想です。
さらに{netabare}アフロ忍者が主人公が作り出した幻想と言うのは、伏線からの流はいいと思いますが、あまりに主人公と離別しすぎて伏線が回収されたときに「あぁ主人公はこういう風に葛藤していたのか」とならなかったのが残念で、どちらかと言うと作品にテンポを付けるにとどまっていたのが好感が持てませんでした{/netabare}

そして、主人公が無口故に負けそうになる雰囲気が全く出ていなかった、と言いますかギリギリ感が表現できていなかったところも眠くなる要因でした。

また回想に入るタイミングが、小説的すぎる気もしました。
どこがと言うと、バトルが始まってから一振りの間に回想が入る所です、
小説では、スローモーションにする際使われる技法ですが、アニメとして観るのであれば、そこは前半で伏線をばらまいて、バトルの相手がだれかわかって回収して、ラスト一振りでフラッシュ的に過去の映像が流れるといった方がよかったのではと思いました。


と酷評を書いてしまいましたが、この作品はとてもスタイリッシュでカッコイイアクションなので好きな方は好きかと思います。

雰囲気的にシャフト(一応アニメにもなっていますが、黒人のバンパイアの映画で制作会社の方ではないです)みたいな主人公で、バジリスクみたいな作画で、サムライチャンプルーのようなスタイリッシュさのある作品かなと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 6
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