ようす さんの感想・評価
4.3
呪いから守るために、自らに呪いを宿す。
週刊少年ジャンプで連載中の漫画が原作のアニメ。
まだ鬼滅の刃人気が高い中放送が始まったこの作品、
とある小学1年生の女の子に
「私は鬼滅の刃より呪術廻戦が好きなの!」とゴリ押しされ、
放送が終わったら一気に見てみようかなーと思ってたら、
会うたびに「呪術廻戦見た!?」「絶対観てすぐに観て」とプッシュされ続けたので、観念して放送中から見始めました。笑
その後どんどん人気が高まって、
今や鬼滅の刃にとって代わる人気となり、
時代を先取る嗅覚の鋭さすごいなと感心しておりますw
全24話です。
● ストーリー
高校生の虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)。
オカルト研究会に所属する彼は、学校で怪しい箱を拾う。
オカルト研究会の先輩が箱の箱の中身を確認しようとするが、
それは強い呪いが込められた“呪物(じゅぶつ)”であり、
呪物の封印が解けたことで、人を襲う“呪霊(じゅれい)”が現れ、
先輩たちが襲われてしまう。
呪物の回収に来ていた呪術師の伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)と共に先輩たちを救おうとするもピンチになり、
悠二は呪物「宿儺(すくな)の指」を食べ、
呪いに対抗できる力を得る。
しかしそれはあまりにも危険な力のため、
先輩たちを救うことができた後、悠二には死刑が宣告される。
死刑を延ばす代わりに、
そして世に溢れる呪いによって誰かが苦しまないように、
残りの「宿儺の指」を集める使命を果たすため、
都立呪術高専に転校し、呪術師として生きることを決意する。
長いあらすじとなりました。
ざっくりまとめると、つまり、
呪術師として呪いと戦う話です。
呪いの見た目は気持ち悪い。
死体も出てくるし体も切断されるしで、
なかなかグロさもあります。
現代日本が舞台なのに、
呪いという異形と戦うことで非日常感が強い。
でも学生同士で仲良くしてたり、
普通の高校生っぽい一面もあるし、
不思議な世界観です。
ストーリーは、進んでいるような流れているような。
いきなり新しい展開が始まっている。
そしてもやもやっとそのシリーズが終わる。笑
強すぎる敵を追いつめはするんだけど、
逃げられてしまったりで、いつも倒すわけではないのがその原因かな。
この作品はなぜ人気が高いのか、
その理由をうまく言葉で説明できない。
ストーリーは、波があったものの、
全体的に面白かったです。
毎回30分があっという間に終わるし。
アクションシーンの作画もかっこよかった。
キャラもそれなりに魅力があって個性的。
女子ウケ抜群な五条先生という最強キャラもいる。
でも、呪いの見た目は不気味だし、
必殺技も真似したいものとか真似しやすいものではないし、
血みどろの戦いで見た目はよくないし、
呪いとか人の心の闇とか、暗い雰囲気で、
人の心は醜く描かれてるところもあるし大事な人も死んでしまうし、
メンタルやられるところも多い。
ここが人気なポイント!と語るのが非常に難しい。笑
呪術師たちは元々強いけど、
その強さを十分に描けていないのか、
それともこれから強い敵とぶつけていくうちにその強さが描かれることになるのか、
全力出しきった感がないんだよなー。
いや当人たちは全力出してるんだろうけど。
それでも十分かっこよくはある。
これからもっと強くかっこよく見せてくれるのかなというわくわくもある。
24話見たけれど、
どうやら私はまだこの作品を掴み切れていないのです。
そもそもグロい系の作品が苦手なのもあるかもしれないけど^^;
少年ジャンプの作品だけど、
少年以上に青年や大人に好かれそうなタイプの作品だと思いました。
● キャラクター
全体的に大人から好かれそうな、
かっこいいキャラが多かったように感じました。
観終わってみると、
好きなキャラが多かったなー。
順位はつけられませんが、私のお気に入りは
・釘崎 野薔薇(くぎさき のばら)
・五条 悟(ごじょう さとる)
・七海 建人(ななみ けんと)
の3人ですね^^
釘崎は最終話のかっこよさで好きになりました。
クールでかっこいい女の子キャラならよくいるけれど、
釘崎のようなタイプのかっこよさは珍しいなと思いました。
自分に自信があり、女であることを忘れず、
相手が誰だろうと怯んだり屈したりしない。
認めた相手は慕うし、大切にも思う。
敵に対しては容赦しない非情さも好き。
なんなら、笑ってるもんなw
最終話はどちらが悪役なのかわからなくなったよw
五条先生はつかみどころがないけど、
その分、普段のふざけた人柄と真面目なときのギャップがやばい。
圧倒的過ぎる強さ、かっこいいです。
そしてcv.中村悠一さんなんだからもう大勝利です。笑
● 音楽
【 OP1「廻廻奇譚」/ Eve 】
【 ED1「LOST IN PARADISE feat. AKLO」/ ALI 】
この作品と言えば、やっぱり「廻廻奇譚」が強いですね。
この曲の圧倒的かっこよさよ…!
そして作品の雰囲気とぴったり。
というか、この曲が雰囲気を作ったと言ってもいいぐらい。
アニメーションにもいろいろと伏線やら秘密が隠されているようです。
細かな変化もたくさんあったし、とても凝られていました。
EDは英語の歌詞でのポップな曲調だけど、
こちらも別のかっこよさがありました。
アニメーションもおしゃれでした^^
【 OP2「VIVID VICE」/ Who-ya Extended 】
【 ED2「give it back」/ Cö shu Nie 】
この後半OPもまたかっこよくて好きだなあ。
「廻廻奇譚」と雰囲気は似ていなくもないけど、
別物のかっこよさです。
アニメーションはこちらもかっこよかったです。
じっくり見れば見るほどかっこいい!
というか、「廻廻奇譚」だけでも十分なかっこよさと人気だったのに、そのハードルを越えてきたこのOPによって、次のOPはさらにハードルが上がりますね。笑
EDはしっとり感動系。
映像とのマッチングによって、より沁みます。
どの曲も当たりで、
音楽の選曲もアニメーションも最高でした。
● まとめ
面白かったです。
よく理解できていない部分も多いものの、
楽しめたのは事実です。
好きな作品かと問われると微妙なところなのが、
自分では不思議な感覚なんですけど。
これからもっと強い敵と遭遇するのだろうし、
それに伴って彼らの活躍もよりかっこよく、
見どころのあるものとなっていくのでしょう。
話としてはまだまだ途中だし、
24話の最後に「続」と出てたから、きっと2期もあるでしょう^^
2021年には「東京都立呪術高等専門学校」の劇場版アニメの公開が予定されています。
これは「呪術廻戦」がジャンプで連載される前の、
呪術高専のお話のようですね。
まずはこちらを楽しみに待ちたいと思います^^