Cyuaで親友なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のCyuaで親友な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番のCyuaで親友なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.7 1 Cyuaで親友なアニメランキング1位
selector infected WIXOSS(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (898)
4465人が棚に入れました
都会に引っ越してきてから、友人もなくただ日々を特に不満もなく過ごしていた女子中学生「小湊るう子」。そんなるう子を気遣う祖母をみかねて、兄がるう子に買い与えたものは、中高生の男女を中心に人気のWIXOSS(ウィクロス)というカードゲームであった。渡されたカードゲームを開け、中に入っていたある1枚のカードを見ると、カードの中に描かれた少女が突然動き出した。不思議に思うるう子をよそに、その少女はるう子にバトルがしたいと言い続ける。その少女の事をタマと名付けつつ、不思議な事態に困惑している彼女の前に、るう子の事をセレクターと呼ぶ、同級生の紅林遊月からカードバトルを挑まれる。タマは一体何者なのか?セレクターとは?希望、願望、欲望。それぞれの想いを胸に少女たちは危険なゲームの渦に飲み込まれていく──

声優・キャラクター
加隈亜衣、久野美咲、佐倉綾音、茅野愛衣、赤﨑千夏、瀬戸麻沙美、小林裕介、川澄綾子、釘宮理恵
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

カードアニメですか?いいえ鬱アニメです!

あらすじ

巷ではカードゲーム「WIXOSS」が
女子中高生の間で人気となっていた。

しかし、実はその中でも特別な「ルリグカード」を持つ者は
「セレクター」と呼ばれ、普通の人間には気づかれないフィールドで
カードバトルを繰り広げている。
そのバトルに勝ち続ければその胸に秘めた願いを叶えることが出来る
「夢限少女」になれるという都市伝説が信じられていた。

転校して以降、なかなか友達ができなかった中学生・小湊るう子は
友達作りのきっかけにしようと
「WIXOSS」のカードデッキを兄からもらうが、
その中にあったカードの中のルリグが動き、
声を発したことに彼女は驚く。

直後、るう子は同期生の紅林遊月から
いきなりセレクターバトルを挑まれる。
るう子は「タマ」と名づけたルリグとともに、
セレクターとして戦いに身を投じることになる



感想

僕は最初友達にカードの方を
薦められて買って遊んでから
アニメを見始めました。

最初はカードアニメだと思い
見始めたんですが
どうやら違うようですw

カードでバトルするシーンは
ほぼカットでダイジェストでお送りされますしね


最初の方から
なんか怖い雰囲気出してましたが
途中から鬱展開来ましたね
どこか、まどマギみたいな雰囲気ですね

謎の核心に近づくにつれ
どんどん暗くなっていきますね・・・
ネタバレになるんで詳しく書きませんが
どんどん鬱になっていく・・・
しかし回を重ねる毎にシリアス展開になって面白い。
ストーリー展開は予想外の連続で、久しぶりに続きが気になる。

でもマジでこの戦いは
何の救いも無いですよね・・・
やるメリットが何も無いですし

そして可愛いキャラがどんどん
黒い方向へ進んでいくのも個人的には好み。
OPを見ればわかる通り、カードバトルの作画は悪くないし、
そこで行われる心理的な揺さぶりも楽しい。

今後半に入ってるが、
ラストに向けて期待は高まる一方。
分割2クールって聞きましたが
もう終わりそうだし
どうなるのか期待したいと思います

ストーリー・キャラ・作画・声優、どれも文句の付けようがない。
(特に敵役のイカれた女の子とか、佐倉綾音のキャラは良かった)
内容が内容だけにマイナー作品で終わりそうだが・・・
僕は個人的には好みですね!



そして最終話まで見ましたが
なんていう終わり方ですか!
ちょっと続きが気になりますよ!

分割2クールって聞いていたので
決着つかないかもと思ってたんですが
あんなことになるとは…

早く2期を見てみたいですね
予告ではあきらっきーも
映っていたみたいなので
出番に期待したいです
楽しみです

これからどうゆう風に
展開していくのか楽しみですね

でもこれは2期と
1セットっぽいですから
ちょっと評価しずらいですね・・・
まぁこれ単体でも充分面白かったので
良かったです




ここからは本編のアニメでは
まったく紹介されていない
WIXOSSのゲームルールを
説明してみようと思います

隠しておくので
見たい人だけ見てください

{netabare}
ルールを簡単にいうと
デュエルマスターズ7割と
ヴァンガード3割といった感じかな?
詳しくは下に記してあります

【WIXOSSの一番の特長】
カードの裏面が2種類!これが一番の特長ですね。


白い背面を持つのは【ルリグデッキ】
⇒ルリグ、またはアーツです。
 枠も白いです。

黒い背面を持つのは【メインデッキ】
⇒シグニ、またはスペルです。
 枠も黒いです。

 ルリグデッキは最大10枚で構築されます。
 デッキとは呼んでいますがこちらはドローをするものではなく、
「相手に見せず、自分だけがいつでも見ることができるカード」です。

メインデッキは丁度40枚
(うちライフバーストは必ず20枚)で
構築されます。
「ランダムでドローしていくデッキ」です。
ルリグデッキによる自由度と、メインデッキによる運要素を使いこなし、
勝利を目指しましょう。

【勝利条件】
相手のライフクロス7枚を削り、とどめをさせば勝利!

簡単に言うと、8回攻撃を通せば勝利ということですね。
ルリグやシグニで攻撃していく度に、ライフクロスは削られていきます。
無防備になったルリグに、直接攻撃を与えれば勝利となります。
削られた(クラッシュされた)ライフクロスのカードは
一度チェックゾーンでチェックし、
エナゾーンに置かれるのもポイントです。
チェックゾーンに置かれたカードにバーストマークがあれば、
その効果を発揮することができます。逆転要素がここに!



【ターンの進行でのポイント】
詳しいターンの流れは、クイックスタートガイドをぜひ見てください!
ここではポイントを絞ってご紹介いたします!

<アップフェイズ>
カードをすべて縦にします!WIXOSSではカードの縦をアップ、
横をダウンと呼びます。

<エナフェイズ>
カードを表向きにして、“手札”か“場に居るシグニ”をエナゾーンに置きます。 スキップすることも出来ます。



<グロウフェイズ>
このフェイズが、WIXOSSならではのフェイズです!
自分のルリグデッキから、次のレベルのルリグに重ねることが出来ます。
ただし、レベルが大きくなるにつれ、
グロウにはグロウコストと呼ばれるコストが必要になってきます。
ここで必要なのが先ほど置いたエナですね!
コストは対応する色のカードをエナから
トラッシュに置くことで支払えます。
現状ルリグはレベル4までを用意しています。


<メインフェイズ>
いろんなことが出来ます!特殊な動作を除けば基本は、
「シグニの配置(いわゆる召喚)」「スペル使用」「アーツ使用」です。

■シグニの配置
シグニ配置にはコストは要りません。
ルリグのレベル以下であれば色も関係なく3体まで場に出せます。
ただし、場のレベル上限がルリグのレベル下に書かれている
”リミット“以下でなくてはいけません!

レベル4のルリグでも、リミットは11なので、
最大4、4、3という出し方しか出来ないということですね。
ルリグ自身の能力が強いほど、リミットが低くなっています。

■スペル使用
手札からスペルを唱えられます。スペルは使い切りの呪文で、
書いてある通りの効果を実行できます。
コストは左上に記されており、払い方はグロウと同じです。

■アーツ使用
ルリグデッキから“メインフェイズ”と
書かれたアーツを使用することができます。
こちらも使いきりで、コストの支払い方もスペルと同様です。
アーツには現状3種のタイミング“メインフェイズ”と
“アタックフェイズ”と、“スペルカットイン”があります。
メインフェイズは自分のメインフェイズのみ、
アタックフェイズ、スペルカットインは
相手のターンにも使えるタイミングがあります。

ルリグとアーツが合計最大10枚なので、
グロウ先とアーツの組み合わせが重要となってきますね。
戦略によっては、ルリグはレベル2までにし、
アーツを7枚入れるなども可能です!


<アタックフェイズ>
このフェイズはシグニ、ルリグのアタックができます。
順番はシグニ(最大3体)、その後ルリグです。
なので、4回のアタックが基本可能ということです!
WIXOSSにおいて、アタックに損はありません!
(※プレイングによります!)

■シグニのアタック
シグニのアタックはルリグに対して行います。
目の前に相手のシグニが居なければ、
ダメージを与えられます(クラッシュ)。

相手のシグニがいた場合、そのシグニにアタックをします。
その際、パワーが相手以上なら勝利し、
相手をバニッシュ(エナゾーンに送る)できます。
パワーが低くても、自身がバニッシュされることはありません。
破壊じゃないですよ、バニッシュ(エナゾーンに送る)です!


■ルリグのアタック
ルリグのアタックは、相手のシグニの有無にかかわらず通ります。
ただし、その際アタックされた側が手札から“ガード”と書かれたカードをトラッシュにおけば、そのアタックを無効化されます。
シグニのアタックはガードで無効化できないので注意です!



■クラッシュについて(ライフクロスへのダメージ)
シグニの直接アタックや、ルリグからのアタックが
ガードが出来なかったらライフクロスがクラッシュされますが、
それらはチェックゾーンを経てエナゾーンに置かれます。

チェックゾーンに置いたときに先ほど説明していた
“ライフバースト”があれば、
そのバーストのテキストを使うことが出来ます!


エナゾーンに山札から1枚置く効果や
カードを引いたり、相手シグニをダウンしたり、
手札に戻させたりするものもあります!逆転要素もたっぷりです。
バニッシュされたシグニや、クラッシュされたライフクロスによって、
エナがどんどんたまっていきます!

<ターンエンド>
アタックフェイズで勝利条件である、
ライフクロス0の状態でのアタックを通すことがなければ、
相手のターンに移ります。

以上がWIXOSSのルールの概要です!
どのグロウ先を用意すればよいのか、アーツの使い方や、
どんなライフバーストを入れるのか、何枚ガードを入れればよいのか。
多色にするならどんな構築がよいのか。
 
WIXOSSには無限のデッキの組み方とプレイングが存在しますが、
まだ始まったばかりでカードもそこまで出ていない
(というか基本人気で売ってないです)のでこれから
是非、自分のお気に入りのルリグやシグニを見つけて
楽しんでもらえれば幸いです!
~ {/netabare}

どうですか?
これを読んでWIXOSSに
興味を持ってくれる人が
増えてくれると嬉しいのですが

僕はカードの方を先に知り
アニメを見始めましたが
カードもアニメもどちらも面白いと思います♪

片方しか知らないとしたら
もう片方にも興味を持っていただきたいですね!
カードもアニメもどちらも
もっと有名になってほしいですね~!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 98
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

ただのカードゲームアニメかと思いきや・・・^^

■第1話~第12話
{netabare}
カードバトルに勝ち続けると願いを叶えられる一方で
3回負けると・・・ってのがありましたが、
3回って結構キビシイですね。

その割に叶えられる願いも、ルリグによっては
イマイチだったり^^;

秋から2期始まるみたいですが、途中退場した
アキラッキーは再登場するんでしょうか。

ひっとえーも一時退場しましたが、復活したので
2期で活躍してくれるといいですね^^

OPの曲がかっこいいです♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

泥沼メソッド式「闇のゲーム」

制作はJ.C.STAFFのオリジナルアニメです。
ジャンルはダークファンタジー・TCGです。
全編シリアスなので、暗い話が苦手な方は注意です。


転校してから友達がいなかった中学生の小湊るう子は、友達作りのきっかけにと「WIXOSS」のカードデッキを兄からもらう。
「WIXOSS」は女子中高生の間で人気のカードゲーム。
「ルリグカード」を持つ「セレクター」は自分の願いをかけて戦い、勝てば「夢幻少女」になれる都市伝説が信じられていた。
るう子の貰ったデッキに「ルリグカード」が存在していたことで、彼女は「セレクター」として戦いに身を投じることになる…。


番宣CMの時点で物騒な雰囲気を醸し出していた一作。
個人的には今期で一番楽しめました。
暗い話が大好物っていうのも、影響していますがw
完全に販促のことを忘れているような作品でした。
でも、カードは売れているようなので不思議だね。


概要としては「少女が願いを叶えるために“大事なもの”を賭けて戦う、くら―いTCGファンタジー」。
いろいろと既存作品を複合した感は強いです。

美少女ダークファンタジー・契約の点は「魔法少女まどか☆マギカ」。
パートナーの存在・敗北の代償の点は「C - The Money of Soul and Possibility Control」。
TCGの点では「遊戯王」。
私が知る限りだとこのような感じ。

これらの作品と一線を画す点は「全編シリアス」ということでしょう。
「まどマギ」のような騙し討ちはない。
ギャグもほぼ皆無。
救いようがないほどの鬱展開で笑っちゃうレベル。
悪趣味といわれても何の反論もできないのですが、こういう作品が好きな層は一定層いるからね。(私です)


作画は萌え風のキャラデザと、やたらに写実的な背景の不思議なマッチング。
音楽はおどろおどろしさMAXのBGMと、エッジの効いたOP・ED。
雰囲気の作り方は抜群に上手く、ドロッとした空気感がたまらなく気持ちよかったですねw
話の引っ張り方も上手くて、ついつい見ちゃう。

俗にいう鬱アニメの醍醐味といえばキャラの葛藤。
願いを叶えるために戦うわけですが、人によっては「頑張れば何とかなる」という願いもあります。
ここら辺が悲劇を生むわけですが、ネタバレになっちゃうから言えませんねえ。
気になる方は視聴して確認してくださいw
二期も秋からやるのでね。


いろいろと伏線を引っ張る本作なので、メモ書き程度に気になった点を書いておきます。
オリジナルだから勝手に予想もしますw

○一話冒頭
{netabare}喋り方から考えて、るう子とタマが入れ替わっているっぽい。
これは「過去」の話なのか、それとも「未来」の話なのか。
「幼少期と性格が変わった」っていうのはチェンジしたからかと思ったけど、時系列が合いませんよね。
WIXOSSが流行り出したのは最近だと作中で明言していますし。
そうすると「未来」ってことになるけど、幼少期云々の伏線が放り投げられますねw{/netabare}

○花代(CV.川澄さん)
{netabare}彼女のみがWIXOSSの説明をしていますよね?
これが非常に厄介なんですよ。
だって、彼女は嘘ついている可能性が濃厚ですからw
ルールの全貌がわからん。
「記憶が消える」っていうのも多分嘘でしょ?
いや消えてはいますが、これは絶対条件ではないはず。
あきらっきーの記憶が消えてないもんね。{/netabare}

○植村一衣(CV.茅野さん)
{netabare}一度敗北し、友達が「出来なくなる」体になったはず。
でも「なぜ、同じ願いで戦っているの?」という疑問。
これも花代さんが言っていたことだから真偽不明だけど、どうにも一衣の願いは変わったようです。
つまり、記憶を取り戻し、「遊月と入れ替わる」という願いになったということですね。
だから問題なくバトル出来たと。{/netabare}

○浦添伊緒奈(CV.瀬戸さん)
{netabare}彼女は意味が分からないですねw
サイコレズってこと?
「戦闘狂のるう子と組んで“一生ばとるぅー”したい」ってこと?
それとも、元々るう子の体の宿主は伊緒奈ってこと?
ここは二期を見ないとわからんです。{/netabare}

○謎の少女(CV.種田さん)
{netabare}どう考えても話の核になってくる人物。
結局、彼女の目的はなんぞ?
あの空間はなんぞ?
ここら辺はちゃんと理由考えてなさそうだけどw{/netabare}


総括して、二期次第ですが現時点では十分に楽しめた作品でした。
とにかく、ただの販促アニメじゃないことは確か。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

62.7 2 Cyuaで親友なアニメランキング2位
Lostorage incited WIXOSS(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (232)
978人が棚に入れました
池袋――幼少期にこの街で過ごした高校2年生の穂村すず子が戻ってきた。
「ずっと友達だよ!」幼いころに仲良しだった森川千夏と誓った大切な記憶。その千夏とまた会えるかもしれない…それだけですず子の胸は高鳴る。
 転入した高校にもすぐには溶け込めず、早々に浮いた存在となっていたある日、「WIXOSS」を覚えれば友達ができるかも……そう思って学校帰りに立ち寄ったカードショップでデッキセットを購入する。
 家に帰りカードデッキを開封すると、カードの中に描かれた少女が動きだし、口を開く。

 「ようこそ、セレクター」

 selectorとして選ばれた人間は、自分の記憶のすべてが詰まった5枚のコインを賭けたバトルに参加しなければならない。コインをすべて取り戻し勝利すればこのゲームから脱出できる。逆にすべてコインを全て失い、敗北すると、そのペナルティーとして──。

 「Lostorage」―――この不条理なゲームに巻き込まれる事となったすず子の運命は!?そして、すず子と時を同じくして、千夏の手にも……

声優・キャラクター
橋本ちなみ、井口裕香、伊藤静、金元寿子、井澤詩織、久保ユリカ、興津和幸、菅原慎介、山岡ゆり、洲崎綾、後藤沙緒里、間島淳司、日岡なつみ、西明日香、生天目仁美、中村悠一

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

まあまあ面白いけど、ゲームの販促アニメとしてはダメな気も…(笑)。

カードゲームWIXOSS(ウィクロス)を使って作中でバトルするけどストーリー的にはカードゲームとは独立という、スタイルとしては『遊戯王』シリーズみたいな感じのアニメ作品です。

同じような立場の作品としては『selector infected WIXOSS』や『selector spread WIXOSS』がありますが、設定やストーリとしては「selector」シリーズとは別物ですね。登場人物にも継続性がありません。

何が「販促アニメとしてダメ」かというと、この作品を観ていても「WIXOSS」というゲームそのものにはまったく詳しくならない(カードの種類やルールなど)という点です。

またバトルの決着自体もほぼ各ルリグ固有のコイン技でついてしまうことが多く、カードバトル描写がカードゲームの販促アニメとしては致命的にダメです(笑)。

それは横に置くと、ストーリー自体は「忘れたくない記憶」や「なかったことにしたい記憶」などがテーマになっていて、それほど悪くはなかったとは思いますが…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

戦闘狂 versus 友情パワー

作画と演出が割りと好みだったので最後まで何とか見れましたが、このシナリオでは評価点数どうしても低目になってしまいました。

lost + storage → lostorage (造語) 「保管庫を失う(こと)」
incite (他動詞) ~を…に駆り立てる、刺激する

→なので、Lostrage incited WIXOSS で「WIXOSSに駆り立てられる記憶喪失」くらいの意味か?
でも、変な英語(byが欠落?)。

因みに2014年に制作・放送された 「selector infected WIXOSS」及び「selector spread WIXOSS」は、やはり事前に見ておいた方が良いと思います(前作の話がほんの少しだけ出てくるので)。
それ以上は、とくに・・・。


◆制作情報

{netabare}原作        LRIG
監督        桜美かつし
シリーズ構成    土屋理敬
キャラクターデザイン(原案)さらちよみ 
キャラクターデザイン  佐藤嵩光 
音楽          井内舞子
アニメーション制作  J.C.STAFF {/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============ Lostorage incited WIXOSS (2016年10-12月) =========
{netabare}
第1話 記憶/裏と表 ★ すず子回(池袋帰郷・高校転入、WIXOSS、最初の対戦)
第2話 少女/理想と現実 ★ 千夏回(家庭事情、WIXOSSの報酬(記憶書換?)、初勝利)
第3話 セレクター/蜜と毒 ★ すず子vs.墨田(シスコン男)、敗北セレクターの運命
第4話 再会/光明と混沌 ★ 情報交換、ブックメーカー里見紅、千夏との再会
第5話 友達/絆と鎖 ☆ 続き、すず子vs.はんな
第6話 バトル/過去と現在 ★ 千夏の新しいバイト、千夏vs.すず子、中断(無効)
第7話 進化/純白と漆黒 ☆ 翔平vs.千夏
第8話 闇/渇望と喪失 ★ すず子の特質、はんなvs.清衣、墨田vs.里見
第9話 真実/終わりと始まり ★★ 千夏vs.清衣、夢限少女、自殺、絶望 ※前作のキャラ(繭、タマ)が初めて登場、前作みてないと話が分からないのは×
第10話 捕食/悲劇と喜劇 × ※前回の途中から真面目にシナリオを追う気持ちが失せる
第11話 二人/すず子と千夏 ☆
第12話 夜明け ☆{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「Lostorage」
ED 「undeletable」


◆視聴メモ

{netabare}・第1話、今回は主人公が女子高生で、セレクターには男性もいるんだね(※前作は主人公が女子中学生で、セレクターは確か女性だけだった)。
・第2話の時点で、既に街にセレクターがウジャウジャいる様子(※犬もあるけばセレクターに当たる状態)ですが、この世界って大丈夫なのでしょうか?
・第3話、消えるというのは、君の記憶が失われる、ということではなく、人格そのものが失われる、ということ。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「selector spread WIXOSS」から2年…今度の代償は無形の宝物…

この作品はオリジナルアニメのようです。「selector spread WIXOSS」の放送から2年…満を持しての登場という形となったこの作品…個人的私見ですが、制作に踏み切るのは勇気のいる選択だったと思います。

なぜなら「selectorシリーズ」は緻密な構成に基づく溢れ出る程の痛みを抱えた作品でしたから…
繭…そして白と黒のルリグ…翻弄されるセレクター達…バトルによる明確な勝敗の線引きと敗者に対する容赦の無い仕打ち…
願いは人に対して均等に与えられた権利…その権利を餌に勝っても負けても出口の無い迷路を彷徨い続けるセレクター達…
本気で救いの無い物語だと思っていました。

だからこそこの作品には後発故の難しさがあったと思います。
前作が素晴らしかったから尚更です。
でも個人的には踏み切って貰えた事が嬉しくて仕方ありませんでした。
この作品が放つオーラ…個人的には大好物なので…

この作品の主人公は高校2年生の穂村すず子…彼女は父親の仕事の都合で転校を繰り返してきましたが、8年ぶりにもと住んでいた池袋に戻って来ることができました。
すず子はこの街に戻ってくるのが嬉しかったんだと思います。
なぜならここは幼いころの親友が住む街だったから…
だから転校を繰り返してもその親友の事だけはずっと忘れなかった…

ずっと親友だと思っていた…
出した手紙が宛先不通で帰ってきたとしても、何らかの事情があるだけでお互い顔をみたら直ぐに昔に戻れると思っていた…

だから学校の友達と仲良くなれなくても、たった一人の親友さえ傍にいてくれたら他に何もいらないと思っていた…
でも8年という歳月は振り返ればあっという間の事かもしれませんが、前を向いて歯を食いしばっている人にとっては気の遠くなるような時間…

そんな最中、すず子は気晴らしに「WIXOSS」の構築済みデッキを購入するのですが、そのカードの中に「はじまりのルリグ」が入っていてセレクターにされてしまうんです。
こうして再びセレクターバトルの幕が上がり、物語が動いていきます。

私は「WIXOSS」の細かいルールは分かりませんが、分かっているのはバトルの代償が5枚のコインに置き換わっていること…5枚のコインを全て失う、若しくは5枚全てを集めればセレクターバトルが終わるという事…
私は迂闊にもこのルールを甘く見ていました。
なぜなら「selectorシリーズ」は願いの大きさによって勝つ回数に違いがあれど3回負けたらお終いだったので、こちらの方が条件が厳しいと思ったからです。

でも蓋を開けたら全然違っていました…
代償が5枚のコインに置き換わる…という事は1枚1枚のコイン全てが意味を持っているんです。
だからコインを1枚失えば自動的に1枚分の代償が支払われる…という事なんです。
これがセレクターの精神をどれだけ傷付けるか…少し考えれば分かる事です。
だって、ある瞬間を境にポッカリと穴が開いてしまう訳ですから…

こうして自分の開いた穴に気付きながら、その穴を塞ぎたいと思ってもその保証はどこにもなく、むしろその穴が更に拡大する事を恐れてしまう…
今回のセレクターバトルは自らの意志で死地に赴く…そんな類のバトルだと思いました。
自分自身を構成するモノですからそう思うのも仕方ないと思います。
中途半端に穴が開いた状態…もしそれが自分の身に起こったら本気で怖いと思います。

すず子の大切な親友である森川千夏…ちーちゃんとはセレクターバトルの最中に出会う事となります。
再開を素直に喜ぶすず子…ちーちゃんも一緒だと思っていた…
ですが、ちーちゃんの言動はすず子の予想とは真逆のモノだったんです。
空白の8年…この間にちーちゃんにも色々あったようです。

すず子は大好きだった昔のちーちゃんを取り戻すことができるのか…
そして今回のセレクターバトルの抱える痛みは…
気になる方は是非本編でご確認下さい。
一つ確かなのは、今回のバトルも決して甘くない…という事です。

オープニングテーマは、井口裕香さんの「Lostorage」
エンディングテーマは、Cyuaさんの「undeletable」
井口さんのオープニングが断然恰好良くてお気に入りです。

1クール12話の物語でした。最終話で続編の制作が発表されたのも嬉しい限りですが、この物語の本質はむしろここからだと思います。
これまではこのバトルを知るための前哨戦…きっとこの物語の闇はもっと深く…もっと暗い…
そんな深淵で何が見られるのか…今から楽しみです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20
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