A.I.C.おすすめアニメランキング 23

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのA.I.C.成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月24日の時点で一番のA.I.C.おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.9 1 A.I.C.アニメランキング1位
アマガミSS+ plus(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1449)
8446人が棚に入れました
テレビアニメ『アマガミSS』の第2期。
橘純一と絢辻詞はクリスマスに行われた創設祭をきっかけに付き合い始めることになった。1ヶ月後、輝日東高校では期末試験を前に生徒会長選挙が行われ、純一たちのクラスからは詞が立候補することに。選挙には詞の他に3名の立候補者がいる中、副会長候補が発表される。副会長は当選した会長が指名をすることになり、詞は純一を指名する。驚く純一だが、さらにもう一人純一を指名する立候補者が現れた---
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

( ̄∇ ̄+) キラキラキラ~♪ にぃにが変だよ!梅ちゃんのお宝本がぁ ∑('○'*)

■「アマガミSS+plus」って前作からなにが違うの(・・?
前作「アマガミSS」の各ヒロインの後日譚を描いた物語になるようなのでけど、各ヒロイン2話ずつのオムニバス形式ということなので1クール決定かぁーっ・・・ちょっと残念ですねw
それと前作で美也ちゃん編がTV放送されなかったので、「まんま肉まん」いっぱい買うから美也ちゃん編をテレビでやってねってお願いしたいですよね(ノ´∀`*)にししししし~~♪
もちろん前作を観てない方はε≡≡ヘ( ´Д`)ノダッシュで観てからご視聴くださいねw

ところでタイトルが、前作「アマガミSS」に「+plus」が付いてどう変わったのでしょうね♪
まず大きく変わったと言えば・・・監督交代劇!?w
しかも「WORKING!!」に続いてまたまた平池芳正監督が1期から継続しないという・・・∑('◇'*)エェッ!?
1期でしっかり土台を作って続編は任せるスタンスなのでしょうか?w
それで「アマガミSS+plus」の監督さんは、前作で絵コンテ・演出を担当していた小林智樹さんなのです(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
監督は初ではないですし、アマガミの製作に関わっていたのできっと前作の魅力を損なわずに「アマガミSS+plus」で新しい魅力を見せてくれる事を期待したいですね♪

それと、各ヒロインの登場順もシャッフルされましたね!
PVの順番から言うと・・・
絢辻詞 → 桜井梨穂子 → 七咲 逢 → 棚町 薫 → 中多紗江 → 森島はるか ハッ∑(゚ロ゚〃)
美也ちゃんのPVがないww ブー!('ε'*)
スタッフさん・・・ヒロイン扱いしないと・・・(/=`◇´)/呪うぞ!!


■「アマガミSS+plus」と出逢った日の日記 φ(・・。)ゞ
いよいよ始まりましたねー♪
前作同様に、メインヒロイン以外のキャラがちゃんと顔を出してくれる作りになっていて、チョイ役でもちゃんと個性が出ていてお目当ての女の子が出てなくっても楽しめるようになってますよね♪
梅原くんとか美也ちゃんとかはメインとしてストーリーを作ってあげて欲しいくらいです!!
それと好きな相手にはちょっと変態チックに大胆になっちゃうとことかも見所ですよねw (/▽*\)~♪ イヤァン

「アマガミSS」では付き合う迄のドキドキ感や切なさなど、揺れる恋心をたっぷり楽しませてもらいましたね♪
さて今回も、主人公の橘純一はヒロイン達にどう料理されちゃうのかなぁ (・-・*)ヌフフ♪
純一とあの娘は今頃・・・あんな事やこんな事してるのかなぁって.。o○(妄想)がちょっとだけのぞけちゃうんですよ!
なんだか((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪ですねw (;`O´)oコラー!のぞき見禁止!!
きっとあの子と純一が… ニャン♪ヽ(∇⌒= )( =⌒∇)ノニャン♪ してる、見てて恥ずかし~い恋物語がみれるかもしれませんねw ε-(´o`;Aアチチ


■総評(各話感想付き♡)
『アマガミSS+Plus』を一言で表現するなら、「あいかわらず」って感じかなぁw
ベタな展開とありきたりな設定に、見てて恥ずかしくなるようなニャンニャンシーン♪
前作からのファンであれば、充分満足できる後日譚となってたんじゃないかなぁって思います。
残念だったのは上崎 裡沙編がなかった事くらいでしょうか!
梅原くん、塚原先輩、美也ちゃんなどのサブキャラも、良いアクセントになってて見ていて楽しかったですしね♪
ストーリーは前作(本編)からの流れを汲んでいるので、変に冒険してなくって良かったと思う反面、斬新さという意味では物足りなかったかも知れません (*^_^*)
でもはじめてアマガミSSを観た時のキュンキュンした気持ちを思い出せたので観て良かったです♪

♡魔性の女『絢辻詞』編♡『1回だけでいいの?? …ばかぁ(* v v)。』
{netabare}
つかさ様は純一の事をよーくわかってらっしゃいますね♪
良い所も抜けてる所も変態思考もw
だからこそちょっと頼りない純一でも抜群の信頼を寄せている所が素敵です♪
まぁこれからも主導権はずーとつかさちゃんでしょうけどねー(⋈・◡・){/netabare}

♡幼馴染の女『桜井梨穂子』編♡『これからもずっと一緒…』
{netabare}
そういえばこの二人って…
まだ付き合ってなかったんですよねw ∑('◇'*)っ
幼馴染って兄妹みたいな感覚なのかなぁ?
ちっちゃい頃から純一の頭の中は…脅威(胸囲)的なエロだった見たいですけどw
梨穂子ちゃん見たいな可愛い幼馴染がいたらしょうがないのかもね♪
同性からも可愛がられる茶道部のおっとり系マスコットキャラの梨穂子ちゃんは、ドジっ子的な描写も多いですけど、落ち着いていて気品がある仕草を見せてくれる事もああるんですよねー♪
食後の箸の置き方とか純一や美也ちゃんと違ってキチンと揃えて置かれていたりとか、梨穂子ちゃんの品の良い女性らしさが表現されてましたのが良かったと思います(*^_^*)
そんな梨穂子ちゃんの魅力にやっと気付いた純一w 遅すぎo(≧∀≦。)ノ
まぁでも最期は梨穂子ちゃんよりも先に告白してたのでちょっと見直しちゃいました (^ー^* )フフ♪{/netabare}

♡センチメンタルな女『七咲逢』編♡『先輩と一緒にいられないことがこんなにも寂しいなんて… 』
{netabare}
弟思いでしっかり者の逢ちゃんですけど、今回のストーリーでは普段見られないような表情が描写されてましたね♪
思うように行かない恋の行方にちょっとセンチメンタルな逢ちゃんは可愛かったですよ(*^^*)
いっぽう純一は相変わらず変態的提案をしてきますねw
腹枕って、にゃ~んにゃ~んころりよ~♪にゃんころり~♪なんですね…(^=^;大胆不敵w
とはいっても今回の純一は一味違いました!
合宿抜け出してまで、会いに来ただけじゃなくって、ちゃんとプレゼントを決めていたなんて♪
梅原くんのアシストにも友情を感じましたし、今回は本当に二人とも紳士でしたね (゚∇^d) グッジョブ!!{/netabare}

♡限定品に弱い女『棚町薫』編♡『今回のことで分かった事があるの…』
{netabare}
友達以上恋人未満から抜けられない二人の高校最後の夏休み♪
分相応で高校生らしい車中2泊のバス旅行~ρ(^-^*)ノ イッテミヨー!
ラブラブ旅行になるはずが、まさか・・・途中バスに置いて行かれる事になるなんてね~~~~~(/´□`)/アーン!マッテェー!!
そういえばヒッチハイクしたトラックの運ちゃんがd( ̄  ̄)イイコト!言ってましたね♪
「世の中渡って行くには、お互いに支えあう人情が大切」ってね (o^-')b
でも純一と薫ちゃんには馬耳東風だったみたいです…w
その後もなんやかんやで揉めてた二人でしたけど、純一の「今までのことはこの雨に流そう」って言葉で仲直り!
まぁ「雨降って地固まる」的な二人でしたね♪
なんだかんだで一生忘れられない旅になったので、めでたしめでたしです (*^^)v
周りに流されて自分らしさを見失うくらいなら、バカップルのまんまでもいいよねーo(*^▽^*)o~♪{/netabare}

♡監督♪教官♪と呼ぶ女『中多紗江』編♡『もう少しだけ…』
{netabare}
1期での特訓の成果が見事に発揮されていた2期での紗江ちゃん♪
人見知りもだいぶ改善されて、配膳もキビキビ、笑顔も素敵、創設祭実行委員までこなしてしまうとっても素敵な女性に変身してましたね♪
紗江ちゃんと対照的に情けなさ満点の純一は、変態的妄想と狼狽を繰り返すのでしたww
だいたい好きな子の趣味嗜好がわかってないってどういうことよ! (*`×´) プンプン!!
そんなダメダメな純一でも、そばで見守ってくれるだけで安心できるって、紗江ちゃんにとってはそれだけ特別な人なんですね♪
少女にとって少年は人生を変えてくれた王子様で、少年にとって少女はシンデレラのように美しくなっていくお姫様ってとこかなw
そういえば、ナレーションはfateの言峰綺礼役の中田さんなんですよねー♪
言峰綺礼がナレーター (ーー;).。oO(笑) イメージできないw{/netabare}

♡ラブリーな女『森島はるか』編♡『やめなさい二人とも!!うらやましっ・・・w』
{netabare}
1期で結婚している二人を見ることが出来たわけですけど、やっぱりそこに行き着くまでのafterstoryだったんですね♪
相変わらず突拍子もない事を始める森島先輩とそれに付きあう橘くん&塚原先輩って構図に、金髪緑眼のジェシカが参戦!
塚原&ジェシカコンビにまんまと誘導された純一は一世一代の行動に ∑('◇'*)エェッ!?
アタシσ(゚-^*)ならこんなプロポーズされたら嬉しさよりも恥ずかしさで逃げ出しちゃいそうですw{/netabare}

♡にししししな女『橘美也』編??♡『いっときの努力が大きな差になることも知らないなんてね!』
{netabare}
なんだか禍々しい女の欲望が渦巻いてましたねw 司ちゃんってこんなキャラでしたっけw
こんかいは美也ちゃん編というよりも、全員集合のサービス回って事なんですね (^▽^;)
σ( ̄∇ ̄*)アタシも♨温泉♨行きたくなっちゃいました~♪ いざ若返りの湯へ...((((*・o・)ノ ゴーゴー♪{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『Check my soul』
 【作詞・作曲・歌】azusa
ED曲『告白』
 【作詞・作曲・歌】azasa

 アマガミSSといえば「azusa」さんですよね (*^^*)
 透き通った可愛らしい歌声とストレートな気持ちが歌詞に込めれられていて素敵ですね♪
 パンチはないけど、優しさに溢れた曲で癒されちゃいます(o^-')b グッ!


2012.01.15・第一の手記
2012.01.18・第二の手記(追記:■「アマガミSS+plus」と出逢った日の日記 絢辻詞編)
2012.06.03・第三の手記(追記:■総評(各話感想付き♡)、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 57
ネタバレ

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アマガミファンに贈る各キャラアフターエピソード( ´ ▽ ` )ノ

2期作品(1期のその後)
各ヒロイン2話ずつ。
読み方はプラス一回w。
順番は、
絢辻詞編→桜井梨穂子編→七咲逢編→棚町薫編→中多紗江編→森島はるか編→おんせんサービス回


以下感想。
このアニメはアフターストーリーになっているので、視聴にあたり、アマガミSS視聴済み、または原作プレイしてないとわかりませんw
各キャラ、みんな可愛い。超可愛い(*´∀`)
ってだけのアニメでたいしたドラマ性はありません。
キャラ別ショートストーリーですv
アマガミSSを見てみて、気に入ったキャラをメインに愛でながら楽しむきわめて限定的なアニメですw

個人的にはスト子が好きだったので、最終回でチラっと出てきただけなのは悲しい話(´Д⊂
スト子だけで1クールやって欲しいくらい好きなのに(´;д;`)んでも、みんな可愛かったからいいや。

ギャルゲーとかだと基本落として終わりだけど、本当にいろいろあるのは付き合った後ってことはよく言う話。
なんというか、付き合い始めの駆け引きみたいな初々しいものが見れてなんかそれが新鮮だったかなーヘ(°∀°ヘ)

最後の森島先輩編のラストはやり過ぎてて思いっきりフいてしまったけど、森島はるか編をラストに持ってきたのが作為的でよく練られてあったなと思いましたw

まあ、問題を挙げるとすれば、本編よりも主人公の変態性が失われていること。本編ではへそやら膝裏やらをいろいろやってハァハァしてた主人公だったのにちょっと残念。。
そのあたりの需要には答えてくれていないぞw

でも、アマガミ見たならこれもぜひ見てほしい作品ですね。
期待以上でも以下でもなく、期待に応えてくれると思います。


以上

以下は視聴前レビュー
{netabare}
 個人的no.1はスト子なので、もうスト子エンドのその後の起承転結の無い日常を1クールやってくれただけでもいいんですけどね。現段階でスト子無し放映も可能性ありだし、期待しないように期待してますw
今のところHPで公開されているヒロインの放送順は以下の通りのようです。


絢辻詞編→桜井梨穂子編→七咲逢編→棚町薫編→中多紗江編→森島はるか編


 1期オッズ一番人気の七咲ラーメンを中盤に据えて、定評のある絢辻さんをトップに、1期でスタートダッシュを決めてくれた森島先輩を殿に据えています。もちろんこの6人の中では七咲逢大本命でしょうけど、その後という観点から、関係に進展を期待できそうなのは桜井梨穂子でしょうか。そう考えると唯一梨穂子はポテンシャル高いですね。


あと、OPEDは決まってるようです。
azusa
OP「Check my Soul」
ED「告白」

{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

エウネル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

やっぱ七咲が可愛すぎる!!

この話は前作の後日談で各ヒロインにつき2話の構成になっています。前作では七咲がダントツで好きでした。まぁ、それは動かなかったのですが、これを見てそんなに好きではなかった梨穂子が結構気に入りました。
ヒロイン全員の感想を書くのは大変なので、とりあえず七咲編の感想を書きます。前作ではあまり尖ってないツンデレだった七咲がセンチメンタルなキャラになっています。悲しそうな七咲も味があって可愛すぎます!!七咲がなぜセンチメンタルに悲しんでいるかというと、後日談であるこの話では七咲は高2、変態紳士は高3なのです。つまり変態紳士は受験生であります。二人きりの時間があまり取れないんですね。そして時はクリスマス…。その後は見てください。それにしても七咲は冬服が似合います。スク水のイメージがありますが僕はコートを着てる七咲が好きです。新しいコートを買って七咲に着せた変態紳士は天才です!!似合いすぎてます!!尊敬しますよ変態紳士!!そんな感じでとても楽しめました。
他の話も面白かったです。特に美也編であるオールヒロイン登場+お風呂回は最高です!!
1クールなので見ても損ではないと思います。前作を見てない人は見てからのほうがいいですよ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 46

59.7 2 A.I.C.アニメランキング2位
おおかみかくし(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (428)
2253人が棚に入れました
16歳の少年 九澄博士(くずみ・ひろし)は、都心から離れた山間にあるニュータウン嫦娥町(じょうがまち)で暮らすこととなった。 河川が“旧市街“と”新市街“を分断するこの町は、今もまだ謎に包まれた土地文化や風習が数多く残っている。取り立てて目立つ存在ではなかった博士をクラスメイトはあり得ないぐらい気にかけてくれる。そんな環境に戸惑いつつも新しい生活を楽しむ博士だが、ただ1人、クラス委員を務める櫛名田眠(くしなだ・ねむる)だけが明らかに博士と距離を置いているのが気がかりだった。数少ない接触の中で、彼女は博士に忠告する。「旧市街には近づかないように」そこに何があるのか?…そして恐怖と謎が交錯する。

声優・キャラクター
小林ゆう、伊瀬茉莉也、加藤英美里、藤田咲、渕上舞、後藤邑子

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

堕ちた恋・・歪んだ心・・真実の愛

少しホラー気味のオカルトファンタジー。
サスペンス風のミステリーでもあるかな。

小説家で民族的な伝説や伝記が大好きな父に連れられ、
新市街と旧市街がある嫦娥町に家族で引っ越して来る
事になり、博士は嫦娥町の高校に通う事になった。

今までは極普通より目立たず控えめだった博士は・・
嫦娥町の高校では何故か男女隔て無く好意的に受け
入れられ・・特に五十鈴には初対面から恋する乙女
状態で積極的に迫られるが・・
クラスメイトの真那香織は呟く「旧市街には近づくな」
この町には何か大きな秘密があるのか?


1話目冒頭に五十鈴との鬼気迫る謎の描写が有り・・
泥沼系恋愛物?・・ではなく怪奇ホラーとか?等と
一気にミステリーな世界を匂わせるが・・

何事も無かったように博士が転校してくる時の描写に
戻り・・父や妹が登場・・五十鈴といいマナといい・・
可成りのロリ系キャラデザ・・ん~・・嫌な予感・・

学園では五十鈴以外の男女にも好意的に受け入れられ、
モテ期が来たのでは?と妹などに誂われるが・・
やはり全体的にミステリーな雰囲気を漂わせている。

学園ラブコメとか純愛泥沼系ではないようだ・・

そして仮面を付けた謎の集団が次々に人を襲う・・
まさか・・「Another」や「ひぐらしのなく頃に」の様な
猟奇やホラーでは・・そう想った時遅し・・

1話目で伏線というか・・チラ見せが露骨で・・大凡
の予測はできたけど結末が絞り込めない・・2話目に
結末の絞込もできたけど・・すっかり世界観に浸り
嵌ってしまった。

新市街と旧市街。モテ期。仮面の少女。嫦娥狼。八朔。
全てが繋がる時・・謎は解けるが・・


OP/EDや挿入歌・音効全て私の大好物で世界観に浸れ
映像も演出も構成も超ストライク。
キャラデザはロリ過ぎるけど、とても可愛らしい感じ。
抑揚の振り幅が大きく、くすぐったいラブコメ描写も
陽気な描写も次に何か起きる前振りの様なサスペンス
を感じる演出に、次の展開が気になってしまう・・

見終わってしまえば、至ってシンプルな物語。
構成と演出が趣味に嵌まれば可成り浸れる面白さ♪

嵌まれない人はキャラを愛でてください?

勢いのあるうちにドカンとクライマックスを迎えて
あっという間に終焉。簡潔な物語と感じました。

私的には神話や民間伝承・・ドラキュラや狼等が出て
くる物語は大好物です♪※猫は別腹♪

何時も感じるのはどんなに獰猛な生き物や化物・有象
無象の魑魅魍魎や気色の悪い未知のモノより・・人の
中に潜む闇の感情の方が遥かに怖くで気持ちが悪い・・


九澄博士 - 小林ゆう
高校1年生。父と妹の3人で嫦娥町に引っ越してきた。
少し中性的な容姿で、元々目立たない控えめなタイプ。

九澄マナ - 藤田咲
博士の妹で小学6年生。両足が不自由で車いすを使用。
何かと過保護に付き添う兄を多少鬱陶しそうに扱う。

九澄正明 - 藤原啓治
博士とマナの父で小説家。民俗学に基づいた伝奇的な
小説を書く事で知られており、嫦娥町に興味を持つ。

摘花五十鈴 - 加藤英美里
博士のクラスメイトでご近所さん。明るく活発な性格で、
博士には出会った当初から積極的に好意的に迫っている。

摘花一誠 - 岡本信彦
五十鈴の兄で大学生。甘いマスクで女性に人気がある。
妹の男友達である博士には冗談交じりに口説こうとする。

朝霧かなめ - 渕上舞
博士のクラスメイト。オカルトが大好きで、博士の父の
小説のファンで友好的。嫦娥町には最近転校してきた。

櫛名田眠 - 伊瀬茉莉也
博士のクラスの委員。無口で感情をあまり表に出さない。

真那香織 - 後藤邑子
嫦娥町ではヴァイオリンの演奏で知られているお姉さん。
穏やかな性格で、マナにヴァイオリンを教えてくれる。

賢木儁一郎 - 遊佐浩二
町のあちこちで何かを調べまわっている無愛想な青年。


第5話・・狂気に満ちたアクセラレーターが暴走?・・

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

が~お さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

はっさく~はっさく~♪

ミステリー?、ホラー?、学園、八朔アニメですかね。
そうですね、ちょっと分類が難しいです。ホラーといってもそれほど怖くないですし、初めの方は何もわからずに人が消えるのでミステリーに近いかもしれませんね。

思っていた以上に結構面白かったです。
次が気になってどんどん見てしまいました。
ミステリーやホラーがちょっと好きな方にはもってこいかと思います。
話の構成もいいと思いますし、うまくまとまっているのですっきり観れると思いますよ。
若干ラストはもったいないような気がしましたが・・・

全体的に少し暗い感じになっていて、気持ち重めなアニメだと思います。ミステリーが好きな方にはいいかもしれません。
意外と楽しめると思いますので是非一度ご覧になってみてください。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【レビュー初投稿】神か? 狼か? 旧市街地の隠された掟…恐怖と謎が交錯する。

この作品の原作はアドベンチャーゲームだったみたいですね。
あにこれ入会当時、なかなか最初の一歩が踏み出せず放置していた間に視聴した作品です。
dアニメストアで偶然この作品と再会し、あにこれの棚を確認したところ未だレビューを書いていなかったので、再度視聴することにしました。


16歳の少年 九澄博士(くずみ・ひろし)は、都心から離れた山間にある
ニュータウン嫦娥町(じょうがまち)で暮らすこととなった。

河川が“旧市街“と”新市街“を分断するこの町は、
今もまだ謎に包まれた土地文化や風習が数多く残っている。
取り立てて目立つ存在ではなかった博士をクラスメイトはあり得ないぐらい気にかけてくれる。

そんな環境に戸惑いつつも新しい生活を楽しむ博士だが、
ただ1人、クラス委員を務める櫛名田眠(くしなだ・ねむる)だけが
明らかに博士と距離を置いているのが気がかりだった。
数少ない接触の中で、彼女は博士に忠告する。

「旧市街には近づかないように」そこに何があるのか?・・・そして恐怖と謎が交錯する。


TBS公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

TV放送されたのが2010年の冬なのでもう10年も前になりますが、公式HPが残っていてくれるのは嬉しい限りです。

今回改めて視聴して気付いたのが、作品自体のスペックの高さです。
以前視聴した時には、「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」に設定が近い作品…程度しか思っていなかった自分が恥ずかしいです^^;

「ひぐらしのなく頃に」に近い雰囲気を感じるのは、原作原案が竜騎士07さんだから…
物語の舞台である「嫦娥町(じょうがまち)」は人里離れた隠れ家的な町なのですが、何となく「雛見沢」の雰囲気が感じられたり…
これが悪いと言っている訳ではありません。
この絶妙な空気が作品にマッチしているんです。

そしてもう一つ…
キャラクターデザインがPEACH-PITさんだった事が、この作品のスペックを押し上げていると言っても過言ではありません。
繊細なタッチと、女の子の可憐な顔立ちには何度見惚れたことか…
しかも、PEACH-PITさんのデザインがアニメになっても崩れていないのは、素晴らしいとしか言いようがありません。

PEACH-PITさんのキャラデザと言って真っ先に頭に浮かぶのは、やはり「ローゼンメイデン」です。
特に、みゆきちが演じていた「真紅」がお気に入り…
もちろん、フィギュアもポチりましたよ^^
ドールなので1/3スケールなんですが、サイズ的には普通の1/7スケールとほぼ同じくらい…
そういえば、原作の漫画は全て完結しているようです。
アニメでは物語の途中までしか描かれていませんが、是非ラストまでアニメ化して欲しい作品です。

…すっかり脱線してしまいました^^;

一見すると何の変哲もない「嫦娥町」ですが、裏では「ひぐらしのなく頃に」の様な殺人事件が起こっていました。
でも、この作品の最大のポイントは、犯人が不在ということなんです。
殺人事件が起こっているのに犯人が居ないなんて、普通はあり得ません。
そう、「嫦娥町」は普通じゃない側面を持った場所だったんです。

「嫦娥町」の真相は物語の進展に伴って明らかになるのですが、きっとここの住人に課せられた運命を呪いたくなると思います。
みんな静かに暮らしたいだけなのに…
顛末の気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

それと、改めて思ったのは声優陣が半端無かったということ…
伊瀬茉莉也さん、加藤英美里さん、渕上舞さん、藤田咲さんに後藤邑子さん…
それに、藤原啓治さんもという錚々たるメンバーが揃っています。
原作原案、キャラデザでも視聴意欲は増しましたが、声優さんのクレジットを見て俄然視聴に気合が入りましたから…

オープニングテーマは、FictionJunctionさんの「時の向こう 幻の空」
エンディングテーマは、南里侑香さんの「月導-Tsukishirube-」
オープニングは聞いた瞬間に梶浦さんの楽曲だと分かる荘厳なメロディと重厚なハーモニーが素晴らしく、この楽曲も作品のスペックの押し上げに一役買っていました。
それに、元KalafinaのKEIKOさん、WAKANAさんの歌声がしっかり聞こえるのも特徴だと思います。

1クール全12話の物語でした。
最終話は後日譚的な立ち位置でしたが、顛末のその後の様子を窺い知るためには必要だったのでしょう。
何より色々と記憶から抜け落ちていた細かい部分もしっかり補完できたのも嬉しい限りです。
この作品には古さを微塵も感じませんでしたが、たまにはこういう作品を振り返るの楽しさを教えて貰った気がします。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

64.0 3 A.I.C.アニメランキング3位
Pumpkin Scissors パンプキン・シザーズ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (216)
1343人が棚に入れました
停戦から三年を経た今も戦災という名の混乱が続く帝国。この戦災から帝国を復興させるため、専門課を軍隊内に設置した。それが陸軍情報部第3課(通称:陸情3課)及び実動小隊パンプキン・シザーズ。物語は、とある村にパンプキン・シザーズとして赴いたアリス・L・マルヴィン少尉と退役伍長ランデル・オーランドとの出会いから始まった。 
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「戦災復興」というテーマ

<2019/8/27初投稿>
原作未読。

以前より良い評判は聞くもなかなか機会がないなーと思ってたら、先日BS236で放送してくれました。

ワクワクしながら視聴。
期待のハードル上げすぎるとがっかりすることも多いのですが、本作は期待通りに楽しむことができました。


舞台は第一次大戦と第二次大戦の狭間のような架空の世界。

「帝国」と「フロスト共和国」による長期に渡る大戦の終結から三年後の帝国側でのお話です。

「戦災復興」を縦軸に
「国や軍部の歪み」を横軸とした
なかなか歯ごたえのある内容。

架空の国の戦後ですし、サイエンスファンタジー的な要素も少しあるのですが、復興の様子や人々の生活・仕事、軍隊や兵器、社会の仕組みなどの描写が細かく、現実に近いので没入しやすいと思います。


舞台となる帝国は皇帝を頂点とする厳然とした階級社会。
豪奢で堕落した生活を疑問にも思わない貴族たち。

その一方で被災した民衆はその日食べるものにも困る暮らしぶり。
常に貴族や軍部へ強い不満を持ちつつも、その階級差の高い壁にあきらめにも似た感情を抱き、鬱屈した日々を送っています。

二人の主人公アリス・L・マルヴィンとランデル・オーランドの所属する帝国陸軍情報部第3課、通称「陸情3課」の任務は「戦災復興」

陸情3課を創設した軍上層部の本音は「進まない復興に不満を抱く民衆へのエクスキューズ」、
つまりお飾りの「戦災復興」部隊として創設されたはずだったのですが・・・

陸情3課の面々はそうした軍上層部の思惑に囚われず、
軍や国や身分制度の壁といったさまざまな歪みに阻まれ、
戦災で被災した人々の生々しい心情とジレンマに葛藤しながらも、
戦災復興に真正面から向き合う。

本作の魅力は彼らのその「心意気」だと思います。

そんな魅力的な陸情3課の面々を紹介します。

◆アリス・L・マルヴィン少尉(隊長)
本作ヒロイン。
有力貴族マルヴィン家の次期当主。
戦災復興を使命として、貴族の義務=ノブレスオブリージュを心の底から信じて疑わず。
その直情的な言動はしばしば周囲を振り回すことも。
しかし、常に真正面から困難を受け止め、正々堂々と向き合うその姿には心の強さと爽やかさがあります。
金髪碧眼でスタイル良い美人。
でも色気はなし。
規律にはめちゃくちゃうるさい

◆ランデル・オーランド伍長
もう一人の主人公。
アリスの部下。
陸情3課では一番下っ端の新入り。
いたって穏やかで優しく平和主義、虫一匹殺せない。
その優しさと2mを超える巨躯は「独活の大木」「象さん」「朴念仁」といった感じ
でも実は元「901ATT隊(※)」隊員という出自から
腰に下げた青いランタンに火を灯すと非人間的なまでに攻撃的且つ強くなり、
そして大概重傷を負い、
最後は入院先のナースと尿瓶バトルまでがお約束。
アリスに依存気味。
猫好きで巨◯ン。

(※)「901Anti Tank Trooper隊」
{netabare} 戦中に設立された、非人道的な人体実験により改造強化された兵による部隊。
そのコンセプトは作中最強の兵器である戦車を歩兵で破壊すること。
クレイジーです。
901隊員は青いランタンを腰に下げ、火を灯すと(おそらく)暗示が発動して、痛みや恐怖を感じなくなり、敵に向かってただひたすら前進、攻撃する存在となります。{/netabare}
悲哀を含め浦沢直樹「MONSTER」に登場したグリマーさんを思い出しました。

◆オレルド准尉
金髪長身イケメンの女好きチャラ男キャラ。
軍内部から極秘情報を入手する際は、女口説いていろいろやってピロートークで。
と言いつつ、
実はメンタルもイケメン。
実は軍人としてもそこそこ腕が立つ。
実は喧嘩屋としてはかなり腕が立つ。
アリスがいない時は隊長の代わりに指揮を任されることも。

◆マーチス准尉
黒髪メガネキャラ枠。
頭脳派兼運転手。
見た目通り真面目だし規律にもうるさい方だけど、それよりも正義感が勝ることも多い。
オレルドと真逆の性格容姿だけど何だかんだ仲良し。
むっつりスケベ兼童貞疑惑あり。

◆リリ・ステッキン曹長
天然のドジっ子キャラ枠。
仕事はお茶汲みと軍用の伝令犬マーキュリー号のお世話と事務全般。
それでも階級はオーランドより上。
「一桁の足し算は間違えるくせに、帳簿の不正は一眼で見抜く」という謎スキルを持っている。

◆ハンクス大尉
3課の課長。
つまり一番偉い。
攻殻機動隊・公安9課の荒巻課長を昼行灯にしたような風貌。
曲者で切れ者の昼行灯。
チョーさんの声が合ってるんですよ、これが。

◆マーキュリー号上等兵
犬。
仕事は伝令(この世界は無線が無いようです)
ちょいちょい人を噛む。
頭からガブリ。
それで伍長待遇から降格させられたこともあるけど本人は気にしていない様子。
ゴールデンレトリバーかな。

テンプレキャラのオンパレードですが、それが心地良い。
キャラデザイン含め皆好きです。

また烈しいバトルシーンや兵器の描写などもかなり好み。

OP曲「蒼き炎」もかなり◎。
残酷な天使のテーゼ」でお馴染み高橋洋子さんが聴かせてくれています。


アニメはこれからが本番か?という盛り上がり手前の中途半端なところで終わってしまったのが残念です。

原作はまだ続いているそうなので、是非2期やって欲しいのだけど、アニメ放送からもう13年。
もう難しいんでしょうか。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦後の闇に漂う鬼火。陸軍情報部第3課!パンプキン・シザーズ!!

月刊少年マガジン連載、岩永亮太郎原作漫画のアニメ化。

国同士の大規模戦争が停戦を迎えてから、各地での復興支援をするために発足した、
“陸軍情報部第3課”の人物達を中心に描かれる、架空の世界での戦後を描くアニメ。

戦後で行き場所を失った兵士たちや、困窮や圧政などに苦しむ人民を中心に
物語が進んで行きます。
このアニメの最大の魅力・・それは、ダブル主人公の対比だと言えるかも知れません。

女性でありながら少尉という肩書を持ち、拝命十三貴族の“マルヴィン家”の公女である「アリス・L・マルヴィン」

そして・・かつて非公式部隊に所属していた、巨体に似合わない覇気の無さを持つ青年「ランデル・オーランド」

この主人公2人の光と闇、強さと弱さの対比が実に上手い作品です。

作中で扱われる兵器などが渋く、海外で人気が高いという事でも有名ですね。

原作がまだ続いていることもあり、アニメ化では兵器の緻密さや戦闘描写がメインの見どころ。
(まあ、詳しい方が不満がある部分も結構あって何箇所か語りぐさでもありますけど概ね良い出来)

近年だと幼女戦記が良い出来だったので、コッチ勧める前に幼女戦記観たほうがいい気もします。

約10年前の2006~2007年のアニメで、この辺りのアニメが今観て一番古さを感じる時期なのかも。

幼女戦記のようなジャンルが好きなら一見の価値ありかもですね。


・・んん??ちょっとまてよ??

ドアノッカー片手に戦車ぶちぬく伍長と、アリスの可愛さ観るアニメっすよね(笑)

ちょっと真面目すぎたわwスマンww ヒロインは伍長です(笑)

{netabare}
ビーム兵器音とたまにドアノッカーの長さ変わるのだけはやめちくり~w
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

その口からたれる云々の前と後にSirを付けろ!  Sir Yes Sir!!

面白かったよ(゜∀゜)
 
原作は読んだことがないけど、現在も連載中のようです(゜ω゜)
謎を解明しないまま終了したのは残念でした(´・ω・`)
原作の進行状況にもよるのでしょうが、ほとんどが投げっぱなしで終わっているので
OVAででもその辺りを整理してほしいですね(´・ω・`)
 
とは云え、十分に楽しめる作品でした ヽ(゜∀゜)ノ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

63.0 4 A.I.C.アニメランキング4位
BLUE GENDER [ブルージェンダー](TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (77)
403人が棚に入れました
「バブルガムクライシス」のAICが制作したハードアクションSF。種の存亡を賭けた壮絶な戦いの中で、主人公の葛藤と成長を描く。現代では治せない新種の奇病に侵された海堂祐司は、未来の医療技術の発展に賭けて冷凍冬眠者“スリーパー”となった。だが、西暦2031年に冬眠から目覚めた海堂が見たものは、謎の生命体“BLUE”の繁殖によって絶滅の危機に瀕した人類だった。絶望の中で、海堂の“生きる”ための戦いが始まる。
ネタバレ

藤浪サトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

深夜アニメ黎明期の傑作

注:弊ブログより一部抜粋

随所で露骨なエロシーンが展開されていたり、ブルーの内臓や血液などのグロシーンが修正なしで頻繁に登場する点など、深夜アニメ黎明期特有の雰囲気がある。お色気シーンの数々だが、いつ死ぬか分からない世界観を踏まえると、かけがえない生の輝きの表現に昇華されていると言える。エロシーンが単なる視聴者サービスではない、作品のテーマとも関わる非常に深い表現となっているのは大変珍しい。

作画

作画全体の雰囲気は、80年代末のOVAを彷彿とさせる。しかしながら、際立った作画崩壊は見られず全体的なレベルは結構高い。通常の虫以外にも、カニやタコといった虫を含む漢字で表される水棲生物がモデルのブルーもおり、ブルーのデザインはよく考えられている。また、マリーンのキャラデザが異様なくらい美人である。

音楽

次回予告の際に流れる軽快なBGMが非常に良い。次回へのワクワク感を高めてくれる。劇中のBGMも良く、特に物語序盤で流れる曲のクオリティが凄まじく高い。

オープニング曲も盛り上がる良い曲。特に、「一筋の光を求め ひたすらどこまでもただ彷徨う」という入りが最高。絶望的な状況と不屈の精神を一文で表しており文学性すら感じる。

制作に東芝EMIというレコード会社が参加しているため、音楽のクオリティは全体的に高い。

ストーリー

{netabare}毎回のように予想を超える意外なストーリーが展開され、結末がどうなるか想像も付かなかった。仲間がどんどん死ぬ絶望的なストーリーと思わせて、予想外に熱い展開になっていったのも最高である。マリーンたちの被っているヘルメットが妙に敵っぽかったり、「人間もブルーも害虫だ」という趣旨のセリフが飛び出したり、思わぬ箇所が伏線になっていたのは流石。終盤の展開は常人の理解を超えていたため、評価を下げている。{/netabare}

人物

各キャラの心情はそれなりに掘り下げられていた。しかし、規律の厳しい軍ゆえか、登場人物のキャラが全体的に薄い印象である。{netabare} 祐司と両親とのやり取りや、タカシとのエピソードをもう少し描いていれば、物語がより厚みを増していたと思う。最高議会の面子を始め、登場人物の多くがそれぞれの信念を貫いて行動していたのは大変良かった。セノ・ミヤギの、碇ゲンドウのようでもあり、気難しい芸術家のようでもある独特の雰囲気が物語に深みを与えている。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2
ネタバレ

生来必殺 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

待て、しかして・・・

まず本作に少しでも興味を持った人はネタバレに【厳重注意】
ここのレヴューゾーン微妙にネタバレの雰囲気が・・・
それと進撃の巨人2期を楽しみに待ってる人も警戒が必要。
本作→ガンパレード→進撃 という微妙な関係性があるので
間接的にネタバレしてしまう可能性も(もしかしたら?)あり。

さて、本作とは如何なるジャンルに属し、どういう作品であるかについて
考えた時、説明するのが非常に難しいという問題にぶち当たる。
それはある意味『高いハードル』であるかもしれない。

SF的ロボットアクションもの?
機動戦士ガンダムとエヴァを足して2で割ったような作品?
そう言われてみればそうかもしれないし、そういう要素も確かにあるだろう。

しかしだからと言って、王道的ロボットアクションを期待して本作を見た人は
恐らく期待ハズレだったという感想を抱くかも。

メカデザインは無駄にカッコイイ(というかカッコよすぎる)し
スピード感と臨場感溢れる見せ場の戦闘シーンも確かにあるのだが、
戦闘シーンの数が不足気味で、高性能戦闘メカの性能を最大限に生かしたシーンは
限りなくゼロに近い。
(もの凄いの潜在能力を持ったパイロットはいるのに何故?と訝しがる人もいるだろう)

本作を敢えてジャンル分けするならエヴァ進化系に属し、エウレカにも似た要素を持つ。
(グロシーンがあるのもその理由のひとつ)
一つ例を挙げるとエヴァ第9話「瞬間、心、重ねて」の戦闘シーンよりも
二人のパイロットの奇妙な共同生活に力点を置いているような感じのタイプ。

本作には様々な『高いハードル』が山積している。
視聴者にとってのそれは、主人公が文字通り『お荷物』であり
ヘンなヘアースタイルの『猿』みたいな存在に思えてしまうことであり
『カイ・シデン』のように人の感情を逆なでする要素と『碇シンジ』のような
軟弱さを同時に併せ持ち、かつ田名部愛のようにうざったい台詞を吐くという
厄介な人間性を持っていることである。

そしてそのことは未来人であるヒロインにとってはより強烈で鮮明なリアリティーであり、
成り行き上の任務とはいえ、無駄口叩くこの『お荷物』、『旧世代』の『猿』を
なんとか目的地まで届けるというのはヤレヤレな気分であると言えよう。

とまぁ、そういう方向性で物語は進行していくわけだが、
本作の最大の魅力、見所とはまさにそういう要素であり。

ロボットバトルよりも自分たちの足で大地を踏みしめ
世界を流離うことであり、目的地の前に聳え立つ文字通り『険しい山』に挑むことである。

世界を流離うことが本作の最終目的でもなく、次のステージもちゃんと用意されているのだが、
一見無駄とも思えるプロセスやキャラの言動を丁寧に描いているのにはそれなりに
意味があり、それを飛ばしてしまったら本作はもっと味気ないものになっただろう。

だから結局あんな『猿』にも存在理由はあって、
そんな彼{netabare}の微妙な心理描写{/netabare}にも大いに意味があったりする。

早い話が主人公はヘタレ系で、ヘタレ系主人公が好きな人には本作はかなりお薦め。
ヘタレ系ストーリーには当然の如く物語の進行をサポートする役目が
つまりその辺はヒロインが十分すぎるくらいに穴埋めするので安心して視聴できる。

ここからは少し踏み込んだネタバレにつき本作未視聴の方にはご法度で。
{netabare}実は本作をエヴァ系と称すのにはもう一つの理由がある。
それはエヴァと同様にフロイト心理学のテイストが意欲的に活用されている点だ。
それはある意味ペテン的手法であり、生と死や二項対立が織り成す葛藤の要素を
持った物語ならなんでも適用可能で無難に解釈できてしまう若干無理ある荒技である。
それはエロスとタナトスという概念で物語を解釈するやり方である。

単なるこじ付け的連想ゲームと言われればそれまでだが、実戦してみるとこんな具合。
エンジェルは天使。天使のイメージの原型はローマ神話のキューピッド。
キューピッドはギリシア神話のエロス。エロスはマリーン・エンジェル。

眠りの神はヒュプノス。ヒュプノスの兄はタナトス。
故に眠れる者(スリーパー)はタナトス(死)の近親者。
エロスとタナトスの衝突は葛藤を生む。
エンジェルとスリーパーの対立衝突も人間心理の葛藤の現れ、という風に。

エロスは生、融合、肯定承認、友愛を象徴し
タナトスは死、解体、否定拒絶、攻撃性を象徴する。

しかし、「それがどうした?」と問われたら返す言葉がないのが
フロイト心理学の限界なんだこれが・・・

しかし、進化論という現代では絶対不可侵の神話的学説の基本的メカニズムも
繁殖と淘汰という二項対立に突然変異という概念を付加しただけの
ある意味ペテン師的な解釈理論に過ぎないわけなので、似たり寄ったりなのかも。

さらに蛇足だが、マリーンは海、海は生命の源=母を象徴するから
ブルーは海とは相容れない存在っていう解釈も成り立ちはする。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

敵は巨人でもBETAでもない、BLUEだ!

放映時期を確認して正直驚きました。20世紀末に地球が怪物によって侵食される設定のアニメが、放映されているとは思っていませんでした。2000年以降に発売されるゲームのガンパレ―ドやマブラヴに設定・世界観が近く、後のセカイ系と称される作品群にも風合いの一部である「終末・破滅」といった要素の先駆けたるのが、このBLUE GENDERではないかと思えるほど、ストーリーがよく練られています。
ざっとあらすじだけ書きますと、BLUEと称される怪物に蹂躙される地球は、スリーパーと呼ばれる冷凍睡眠患者の主人公と、BLUEに追われた人たちが、宇宙上に建設したセカンドアースからスリーパー救出任務で来た兵士のヒロインとが、地球上で邂逅し様々な苦難や悲惨な戦線を乗り越えていくボーイミーツガールの王道たる入りで、物語は始まる。
前半はとにかく絶望的で、グロテスクな表現が多く中々重い。後半は葛藤や人間同士のいざこざで、ややドロドロした展開が続きます。グロに耐性がある方には薦めたいのが本作品です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

86.4 5 A.I.C.アニメランキング5位
アマガミSS(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3034)
15581人が棚に入れました
橘純一はとある過去の経験から、クリスマスに苦手意識をもっている高校2年生。すっかり恋に臆病になった彼は彼女を作ろうともせず、寂しい学園生活を送り続けていた。そんな生活を続けていた純一は、ふと「このまま何もしないで高校生活を終えて本当にいいのか?」と思う。そして恋に対する苦手意識をなんとか跳ね除け、今年のクリスマスは女の子と過ごせるようにと一念発起する。\n様々な女の子と出会い…純一の迎えるクリスマスとは!?

声優・キャラクター
前野智昭、名塚佳織、新谷良子、佐藤利奈、今野宏美、ゆかな、伊藤静、阿澄佳奈、寺島拓篤

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

~合縁奇縁~

ヒロインの個性がうまく引き出されていてとてもキュン×2した作品。ヒロイン一人に対して4話という短い間でどのストーリーもきれいにまとめられていて驚きました。気軽に観れるところも良い点ですね^^
個人的には七咲逢♪ツンデレではないけれどデレた時の破壊力はやばかったです!!


そして第二期タイトル&放送時期決定!!!
タイトルは・・・「アマガミSS+ plus」
 (読み方は「アマガミエスエスプラス」です。「プラス」は2回読まないそうです^^)
放送時期・・・来年1月より放送開始予定


公式HPではみんな夏服を着ていたので今回は夏が舞台かな?
また2期もオムニバス形式で放送されるらしいとのことなので今から楽しみです!!!
個人的には梅原にもっと出番を^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 61

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

あなたはどの子が好きですか!?

本作品の最大の特徴は、物語の構成の仕方だと思います!
主人公の『橘 純一』視点でパラレルワールドのように、8人のヒロインとの恋愛物語を並列に描いていった作品です♪
簡単に言えば、ギャルゲーで各ヒロインの最良のハッピーエンドルートをアニメ化した感じです♪
 
■メインヒロイン編
<個人的印象(好きだった順)>
 
七咲 逢(ai nanasaki)
とてもクールで努力家。弟想いで面倒見が良く、大胆な一面も♪
 
森島 はるか(haruka morisima)
超美人で超天然。森島ワールド全開の超展開♪
 
絢辻 詞(tsukasa ayatsuji)
なんでも完璧にこなす優等生。自分が信じる道に一直線♪
 
中多 紗江(sae nakata)
極度の人見知りの女の子。スタイル抜群!純一の前ではなんだかんだ大胆な一面も♪
 
棚町 薫(kaoru tanamachi)
明るく元気な女の子。意外とおしゃれでしっかり者♪
 
桜井 梨穂子(rihoko sakurai)
純一の幼馴染でポッチャリ女の子。のんびり屋でどじっ子。お菓子作りが得意♪
 
各ヒロイン4話で纏められた短編シナリオになっています!それだけに、すんなり見ることが出来たです♪
とにかく、七咲 逢ちゃんのちょっと悪戯っぽい所が大好きでした♪
 
 
■ショートヒロイン編
 
上崎 裡沙(risa kamizaki)
好きになったら周りが見えなくなるタイプ。工作員並みの行動力を発揮する。
 
橘 美也(miya tachibana)
純一の妹。「まんま肉まん」が好物。しっかり者でおにいちゃんに好意を持っている♪
 
ショートヒロイン編は各1話で構成されています。
上崎 裡沙ちゃん編では、ちょっと違った視点からの展開でちょっとびっくり展開ですよ♪またEDが専用に用意されていて、そこの場面がなかったら好きになれなかったかもですw
 
ところで、美也編はTVアニメ未放送でしたね!
美也ちゃんの「にぃ~に」「にっしっし〜」「みゃー」と言った言葉はとても可愛くて大好きなキャラなのでした♪また、この作品のタイトル「アマガミ」の意味が関連付けられていますのでお勧めの一話ですよぉ!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30

かまぼこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

6通りの恋愛

まず1番の良点は恋愛シュミレーションゲームが原作なのでヒロインがたくさん出て来る所です。
1人1人が個性的で性格や学年などが異なっていて自分のお気に入りのヒロインが見つかると思います。
また、1人4話の短編ごとに切られているのでとても見やすく飽きることなく見ることが出来ました。
4話だけでも放送して良いような感じです。
毎回違うヒロインに合ったストーリー展開を4話で完結させるストーリーの構成は素晴らしいと思います。


音楽に関しては「アマガミ」らしく可愛い感じのOPを使っていて2クール目からはOPが変わりますがどちらもazusaが歌っていて2曲とも良いと思います
EDはヒロインによって違うので毎回楽しみにしていました


オムニバス方式を取り入れていて最初はあまり期待していませんでしたが予想以上の出来だったので驚きました
個人的にはこのようなストーリー構成も面白いと思います

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

59.5 6 A.I.C.アニメランキング6位
R-15(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (574)
3271人が棚に入れました
ポルノ小説でプロとして活躍している芥川丈途。丈途は職業柄あまりよい目で見られなかったがその能力が認められ、天才と呼ばれるにふさわしいものだけが入学を許される私立高校・閃学園に入学することになる。そこは個性あふれる生徒が集まっており、翻弄される丈途。学園や先輩から出される幾度の難題なテストにも負けず、彼らと協力しながら勝利を収めていく……。

声優・キャラクター
喜多丘千陽、福原由莉奈、柏山奈々美、小松真奈、積田かよ子、村上まどか、村井理沙子、月宮みどり、有賀由衣、野水伊織、長島☆自演乙☆雄一郎

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『R-15 #すぺしゃる』R15少年漂流記視聴済。

放送期間:2011年7月~2011年9月

『R-15 #すぺしゃる』は、2011年12月15日発売の小説10巻の限定版付属のDVDに収録されたテレビアニメ未放映エピソード。

オープニングテーマ
「マジヤバもーそうLOVE♥」
(第1話 - 第9話、第11話、第12話、OVA)
第12話では挿入歌としても使用
「マジヤバもーそう乙」(第10話)
エンディングテーマ
「HIRAMEKI!ピース(≧▽≦)v」
(第1話 - 第9話、第11話、第12話、OVA)
「HIRAMEKI!乙(≧0≦)q」(第10話)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

stone0819 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

評判悪いみたいだがそんなことはなかった

他の方のレビューを見てるといい評価見られないけど自分的には結構楽しめた。
かなりエロかったけど←

実はこのアニメ以前に1話だけ見て「何この糞アニメ」って思ってほったらかしていたんだけど、久しぶりに見てみたら最後まで楽しく見れた。
他の方が言うように確かに毎年天才ばかりがこんなに集まるのも設定的に無理があるし、天才って言っても主人公がポルノ小説の天才って設定のように変な天才もいて何これってなる。

でも一番の見所はヒロインの鳴唐吹音で、見た目は可愛くて優しくておしとやかなんだけど、クラリネットの天才と言われているが本人は天才だとは思っておらず閉鎖的であったが、主人公の努力で最終的に能力を開花させるという設定で、結構感動させられる。

そして主人公に関わった女の子たちが全員主人公を好きになるっていうハーレムアニメかと思っていたがそうでもなかったのが逆に良かった。

ただ正直キャラデザインはちょっと残念かな。目が大きすぎw
見た目ではボクっ子の香学創が一番可愛かったけど、性格も含めるとやはり鳴唐吹音がヒロインだけあって一番だった。
(ちなみに鳴唐吹音のキャラソンもいい曲ですb)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Q質問 A解答 T突っ込み

A,物語 4
面白いアニメですね
さすがに主人公が変態ってだけあっていじくられています
そういえばこのアニメ
「これが私の御主人様」に類似しているような気がする
エロが大丈夫な人は是非

声優 4
声優の卵もいいものですね

キャラ 4.5
ここに関しては文句なし
謡江はいいと思った

作画 4
比較的綺麗な作画である

音楽 3.5
OPは微妙だけどEDはいいと思う

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

66.9 7 A.I.C.アニメランキング7位
バブルガムクライシス(OVA)

1987年2月25日
★★★★☆ 3.7 (34)
139人が棚に入れました
 近未来世界を舞台に超法規立場の美少女戦士たちが活躍する、OVAの大ヒットシリーズ。西暦2032年。かつて大地震で壊滅した東京はメガロポリスTOKYOとして復活したが、闇の中では殺人兵器の人造人間ブーマが出没。その陰では、現代社会を半ば支配する大企業ゲノム社が暗躍する。ブーマに襲われる人々を救い、ゲノム社の暗部を白日にさらすため活動するのは「闇の仕置人」こと美しい曲線の戦闘パワードスーツをまとう謎の4人の美女「ナイトセイバーズ」。ゲノム社への復讐に燃えるシリアをリーダーとする彼女たちは今夜も事件を追うが、そんな一同の前に新たな事態が……。
 先行OVA「ガルフォース」シリーズの成功を受け、アートミックとAICが企画製作した美少女SFアクション路線の第二弾。キャラクターデザインは「ガルフォース」同様、園田健一が担当。今回はさらにメカニック色を重視し、先行作に続くヒット作となった。主人公プリスのCVを演じる歌手・大森絹子が熱唱する主題歌も大反響を呼ぶ。

声優・キャラクター
大森絹子、榊原良子、富沢美智恵、平松晶子、古川登志夫、堀内賢雄、佐々木望、緒方賢一、池田秀一、川久保潔、佐藤正治

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

80年代美少女が一番しっくりくる。ハマーン様がSFキャツアイみたいなことする(ゴクッ…)。

 別に80年代が青春でもないし、その時期のアニメばっか見てるわけじゃないが80年代デザインかその派生系くらいが一番好き。昔は良かったおじさんじゃないが、ドンドンあっさり化ソフト化が進み過ぎてる気がする。

 
 それにしても、榊原さんが出てる作品にハズレ無し。ただ、本作の主役の一人プリスの中の人が声優さんよりメインが歌手の人らしく上手くねぇ…。山ちゃんがモブやってるのが時代を感じる。


 どうでもいいが、近年流行りのシティーポップのサンプリング映像として80年代アニメが採用されてるって話は聞いてたが、本作を見てたら「あ!、このシーーンは。」ってところがあって驚いた。80年代アニメには存在しないノスタルジー効果があるのかもしれぬ。


バリってるでお馴染み大張さんや、「ポケ戦」の高山さんなど有能クリエイターが参加しているだけあって回によってクオリティーが段違いである。ただ、一番印象的なのは、7話でうるし原さんが参加していて、みんなうるし原さんデザインに変更されて美少女度マシマシな濃い目になってて良し。やはり私は濃いめなデザインの方が好きなのかな。


 ただ、全体としては、こういう作品は「パトレイバー」みたいに沢山の話数をテレビでやりつつの方が合っている気がした。1話完結タイプの話は短いovaだと少々物足りない。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

67.4 8 A.I.C.アニメランキング8位
吸血姫 美夕(TVシリーズ)(TVアニメ動画)

1997年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (67)
419人が棚に入れました
過去に発表されたOVAシリーズの流れをくむ一作。終盤のどんでん返しに衝撃を受けたファンは数多い。美夕はふだん女子中学生として暮らしているが、実は人に仇なす“はぐれ神魔”を討ち滅ぼすべく、従者ラヴァを従えて狩りに出る監視者である。しかし彼女は決して人類の味方ではなく、一方で愚かな人間をシニカルな視線で射抜き、必要とあれば血を吸うことすらいとわない…。

声優・キャラクター
長沢美樹、三木眞一郎、緒方恵美、かないみか

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

やっぱり評価は満点だな~

全26話で前半は1話完結で後半は本線の展開です。

OVAとはやや設定が異なり、色使いは暗めシリアス展開です。

詳細はまた省略しますが、こう言うアニメは最近ないなあ。
蟲師や明るいとこでは夏目あたりに似ているようなとこありますが、美夕はヴァンパイアだからなあ。

BGMはお馴染みの川井サウンドで、これがまた実にこのアニメとぴったり♪
OPナレーションの岸田今日子さんはなんとも言えないいい雰囲気をかもし出してくれています。

まあ、これはもう理屈抜きで満点です。
今のアニメ作画しか受け付けない人にはお勧めしませんが、作画にこだわらない人にはお勧めしたいです。
若干グロいびょうしゃもあります。

伏線の回収が・・・ですが、それを凌駕するくらいいいアニメです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

日本原産の吸血鬼?

垣野内成美さんの漫画でもある妖しくて美しい日本の美少女吸血鬼。
何故日本の美少女というと本当に日本人であることを強調した
吸血鬼です。
何故か下僕の男の吸血鬼もいますが、こちらはヨーロッパの人なんですね。

TV版は過去1988年に作られたOVA版のキャラベースです。
実は9年前の方が作画は凝っています。

監督はどちらも垣野内の旦那である平野俊弘さんが監督しております。
このTV版はなぜか作画監督が門之園恵美さんなんですね。

ともあれ、こちらの日本の学校が舞台となっていて
展開がなかなか面白いですよ。

因みにこちらが私のレビュー300作目です。
そして、この作品の関係で初めてコミケやオフ会に参加した
記念すべき作品です。
垣野内の同人誌とご本人にもお会いしました。
結構綺麗な人でしたよ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「もう寂しさなんて感じなくていいからね」

人間界に潜む"はぐれ神魔"と呼ばれる妖怪を、監視者である主人公"美夕"が相棒"ラヴァ"と共に闇の世界に封印する、という水戸黄門形式のようなわかりやすいお話。
前半は神魔を退治する1話完結型が続き、後半からは登場人物のドロドロっとした心情にスポットを当てられ最終決戦に向かって行きます。


この作品には何でしょう、とても上品で美しさに溢れておりまして。
川井憲次さんが手掛ける和風の音楽、おどろおどろしく怪奇的な雰囲気やストーリー、主人公美夕の形容し難い印象的で魅力溢れたキャラクター等、作品全体がとても洗練されていて気品ある作品だなあと。こういった雰囲気の作品には中々出会えないかもしれない…。一昔前の作品でありながらも、古臭さを漂わせることがありません。


1話完結のシンプルなストーリーでありながらも、テンポよく各エピソード中身がギュッと凝縮された一癖も二癖もある内容を見せてくれます。ただ単に勧善懲悪で終わらせるのではなく、出て来るゲストキャラクターには様々なドラマや生活があり、ほんの少しのことで道を誤ってしまう人間の弱さや悲劇をとくと描写しています。
本来は人の弱さや歪んだ心に取り付くはぐれ神魔の存在も、徹底して外道な奴もいれば、人と共存を願う者もいたり、監視者の目を逃れようとする者もいたりします。それでも”神魔”として生まれた以上、人間のような幸せを願っても運命や宿命には抗っても逆らえない無常観が映し出されていました。”悪”として一方的に描かない所が感傷深く、毎度考えさせられましたね。
各エピソード、大体が後味が悪い悲壮な終わり方をし、最後の美夕の〆となる台詞が非常に効いてきます。美夕の台詞をどう受け止めるかで、話の印象も大きく変わりそうです。


印象的なエピソード
17話「うつほ船」
{netabare}一人の人間に尽くそうとする神魔の物語。神魔が幸せを望んでも、残酷な運命には抗えない哀しさが伝わってきました。夕焼けをバックにした美夕と神魔の会話が互いにやるせなかったです。またいつもは冷酷で容赦ない冷羽が、感情的なところが印象深かったです。最後の「私たちには(西の幸せな国には)行けない所ですね…」台詞がまた寂寥感満載でした。{/netabare}

20話「鱗翅の蠢惑」
{netabare} 一番好きなエピソードです、ハイ。父と娘の禁断の愛…という、当時はよくこのような衝撃的なテーマで放送出来たなあと舌を巻きました。作中屈指の作画クオリティで、ゲストキャラの曽根璃莉が美少女。彼女に穏やかな表情で話しかけるいつになく優しい美夕が見られます。
蝶の妖精に捕われた父親を幻惑していたのは実は娘の璃莉だった…美夕の表情や声のトーンからして道徳的にかなりアレな事をしてしまったんだろう事案を想像出来ます。美夕の微妙な表情や声のかすれ具合から、彼女の複雑な心境が伝わってきます。父親が炎に向かって走って行き、灰になった時の美夕の瞳の揺れが印象的でした。{/netabare}


作中には美夕の名前からか、もしくは"夜と昼の狭間に蠢いている"神魔の設定からか、オレンジ色の美しい夕焼けがよくバックで映し出されます。夕焼けが掛かったキャラクターの色彩の美しさも見所です。

主人公美夕は監視者として動いており、根本的には神魔に取り付かれた人間がどうなろうが興味ありません。ただ”監視者”の運命を受け入れて仕事をこなす職人肌というか古来の日本的な強さというか、そういう達観した部分もあるのですが、時として己の運命に苦悩したり、情に流されやすい甘い部分があったりします。心優しく物哀しい姿にはとても共感しました。基本凛としている美夕が垣間見せる寂しそうな表情や、震えたような哀しい声の演技に注目すると心境が読み取れて面白いです。声優の長沢美樹さんの芯の通った囁くような声が美しい。台詞一言一言が、美夕の人生観を物語っているようでした。

重く辛い運命を背負い生き続けなければならない彼女を見ると、あんまりではないかぁと次ぐ次ぐ思います。それでも美夕の心の支えでもある相棒ラヴァの存在や絆があるからこそ、まだ救いがあるものかなと感じました。
{netabare} 1話「私にも選ぶ権利があると思わない?」の台詞。そういった運命に生まれて来たから”監視者”として生きなければならない美夕の内心を表しているのかと全話見て感じました。しっかしね、お母ちゃんにねそーゆー星に生まれて来たからはぐれ神魔倒すんやでと突然重い仕事を任せれた美夕はもうどうしよーもないというか、ただただ哀しい。冷羽が美夕を恨む事情は確かにわかるのだが、何も美夕にばかり怒りの矛先を向けなくても…。 {/netabare}


出て来るキャラクターは美少女祭りなんですが、萌え萌えキュンな要素は殆どないです。ひたすら作品の雰囲気は一貫していて上品。キャラクター同士の会話も優雅で、媚びている台詞とか全くないのに掛け合いにクスッと来たりします。アメリカンジョークならぬジャパニーズジョークと言ってはなんですけど、美夕の切り返す言葉が余裕ある的確さで痺れます。気品溢れた姿勢で、登場人物や台詞、展開にストレスを感じる事はなかったです。

難点を挙げると、ともかく救いがない展開があまりにも多い事でしょうか…。一話から壮絶な皮肉混じりの後味悪い〆を見せつけてくれ、全話そんな調子なので見ていると参ってしまいそうです。
更に最終話…前半の細かい伏線がえげつない展開に繋がります。あまりにシビアで酷なラストシーンで非常に鬱々しいです。
{netabare} 最後の神魔が千里って…エエー。手鞠歌のEDの後千里の生首もってこちらを振り返る美夕がもう…。折角友達が出来たのに、友情を利用されるなんて、美夕はどう思ったのだろう。{/netabare}
どれだけ酷い目にあっても逆恨みされても運命に翻弄されても、涙を決して流さない美夕の強さには感心させられるけど、「もう無理しないでおくれ…」とこちらが心配してしまう程やるせなくなってきます。

ホラーな雰囲気とよくマッチしているものの、作画がちと荒めな話があります。若干紙芝居のような動かないアニメーションが見られるのも1つ難点。神魔との戦闘シーンはワンパターンが多いので、アクションをメインに捉えると肩透かしを喰らうでしょう。神魔に捕らわれる人間の悲劇、人間ドラマを重視すると物語は楽しめます。


後味が悪いけれど、深い味わいや余韻に浸れる哀愁漂う話は日本映画にもイメージが通じる所がありそうです。アニメ好きももちろん、大人の鑑賞に耐えるアニメなので映画好きな方も是非見て欲しい作品です。
余談ですが…20話にて、監督平野俊貴、脚本小中千昭、作画監督西岡忍、主演岩男潤子のメンツが再集結した別の作品が「デビルマンレディー」です。吸血姫美夕の救いや余裕を徹底的に排除したのがデビルマンレディーになるのかなあと。どちらも雰囲気やおどろおどろしさが似てなるので、お二つ一緒に見ると楽しめるけど鬱々しくなります。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

67.7 9 A.I.C.アニメランキング9位
ああっ女神さまっ(OVA)

1993年2月21日
★★★★☆ 3.8 (51)
352人が棚に入れました
『逮捕しちゃうぞ』で人気の漫画家・藤島康介が手掛ける、もうひとつの代表作を初映像化したOVA。さえない大学生・森里蛍一は、ある日電話で女神ベルダンディーを呼び出してしまう。何でも願いを叶えてくれるという彼女に対し「ずっとそばにいて欲しい」と言ってしまったことから、彼の暮らしは一変。学生寮を追い出され、新たな住まいにはベルダンディーの姉妹ウルドとスクルドも乱入してきて、もはや収拾のつかない状態に?「ハイ・クオリティー・アニメ」と称された本作は、絵柄の変化が激しい原作のイメージをうまく抽出した丁寧な作画、そしてヒロイン役を好演した井上喜久子ら役者陣の存在感もあって高い人気を博した。本作を起点に後年、劇場作品やTVシリーズ等が息の長いスパンで制作され続けることからも、その支持層の厚さが窺える。

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ああっ運営さまっ!!

いやいや・・マジですんません・・・。あほうなリクエストに対応していただきありがとうございます。
アニメの女神さまっていったらこれなんですわ。逮捕はTVのにまざってるからいいんですけど。

ストーリーはうる星やつら的な。通称落ちモノ。だがなんか違う。形式もハーレムだがまったくそうならない。
最大の原因はやはり主人公がいいヤツなのと、みんながファミリーなんだよね。作者も意図的にしてるんだと思います。そこんとこがすごい好きな理由でしょうか。

冴えない大学生、森里くんが間違い電話で偶然かかったお助け女神事務所(実は間違い電話ではなく『何でも願いをかなえてくれる』女神様の宅配サービスに当たった。綺麗な心じゃないと繋がらないよw)から派遣された女神ベルダンディーに『君のような女神に、ずっとそばにいてほしい』とむちゃくちゃな願いを冗談で言ってしまったことからはじまるラブコメ。
その実、ラブコメ色よりもスケールがでかいのか小さいのかわからない小難しいSFやら自動車部の部活、アホな学園モノの雰囲気が強かったし好きだった。

日常の中にたまに非日常が入ってくるという。
ベルダンディーはあんまり活躍しないことが多かった。
基本姉、妹達がトラブルを起こすのがデフォ。
愛すべきキャラクターたちたくさんいて、そこがとにかくいいんです。日常的なお話も多くほっこりするエピソードもいっぱいあったね。昔は・・・。


初代OVAは当時としては相当にデキがいい。人気もそもそもすごかったし、原作者も協力しまくり。
藤島絵もこの頃がいちばんよかったな。原作なら10巻くらいまでが好きであとはアゴとんがりすぎだよ・・。

関連書籍での合田監督と藤島さんのアホなやり取りが楽しかった。製作日記的な漫画もかわいかったな。
声優さんもスタッフもこの初代OVA以降はいまだに変わりませんね。


全5話だが原作が当時でも古いのでネタが多くいっぱいつめこんである。氏の作品お約束のバイクネタもちゃんとある。

第5話は原作最終回用のプロットをあげたといっていた。時代も時代だったんで気合が違うんですよ。

OPが地味に知る人ぞ知るってびみょーな名曲なんだが・・
喜久子ねーさんがうますぎて2番だけぜんぜん違う歌になるw
ハヤテだったかな・・カバーしてて笑いました。どんだけマニアなんだ。

知らない方が今見ると既知感があると思います。だからストーリーは一般的で、けして面白いとはならないかもしれない。
だってこの作品がテンプレになったものがあまりにも世の中に多いんでございます。
あと現代的なアホ毛の元祖はベルダンディーってことになってたはずです。あれ、電動消しゴムをつかうとかいってましたね・・。アニメ化で一番だるい要素だと書いてあった。

このときにアニメイトにだな、販促の等身大のタペがあって・・非売品だったっけ。ほしかったといえばほしかったが・・。
いやでもそういう作品じゃないんだよ。。


個人的にはお調子者、シスコン、マッドサイエンティストなスクルドがかわいくてたまらんのよ。年齢の問題で唯一感情移入ができるキャラだったし。髪形をしょっちゅう変える作画泣かせ。
OVAでは登場が遅い、尺の都合あんまり見せ場がないのがかなしい・・。しかし当時は同じような年頃だったのに・・・20年経ってもスクルドはロリのままだな。寂しいような、落ち着くような。。



投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どうしても贔屓目にみちゃう。

だから、他人にはオススメはしないね。

若い女性なんかに見せても共感は得られないよね。

でもさ、もし貴方が自分自身が不遇だと感じる事があるなら。

一度見てみたらいい。

羨ましいけれど、女神様にとっても癒されるから。



この作品を見た人がどういう感想を持とうと自由だ。
それはどの作品に対しても私は自由であるべきだと思う。


だけどさ、この時代に描かれたアニメってどれもある種の究極的な存在だったりするんだよね。

そういうのを見直して欲しいなと、ポツリおじさんは愚痴を言いたいな。

定型のキャラが定型の物語で、苦悩も葛藤もせずに最強とか、正直救われないんだよ。

同時代にも、そういうカストリみたいなジャンルは存在したよ。

それを否定したいんじゃなくて、そういうものはそういうものでいいさ。

例えるなら、それらはトイレットペーパーだと思うんだ。

つまり、本当にアニメが好きでその世界に何かを求めている人なら、もうわかっていると思うんだけど、もっと上質で高級で、ずっと役に立つ紙が欲しいんじゃあないのかって事だよ。

こういう意見に少し同意してくれるなら、この作品を見てほしい。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

73.1 10 A.I.C.アニメランキング10位
にゃんこい!(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1050)
6221人が棚に入れました
「ネコの願いを100個叶えないと、アンタ……ネコになっちまうよ」。
大のネコ嫌い&ネコアレルギーの高校生・潤平は、とある事件をきっかけにネコたちの言葉がわかる身体になってしまう。
寄ってくるネコの願いを叶えるうちに、飼い主の美少女や年上のお姉さんと、ちょっとイイ関係になったりならなかったり、片想い中の天然美少女・楓に誤解されたり、飼いネコ・ニャムサスに叱咤(しった)されたり…。
ブサネコ×男子高校生×美少女たちが繰り広げる、ニャンともカワイイラブコメディが展開する!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、井口裕香、白石涼子、小林ゆう、佐藤利奈、戸松遥、田中敦子、福山潤、榊原ゆい、福井裕佳梨、遊佐浩二、たてかべ和也

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ニャムサス!

原作未読です。

レビューのタイトルは猫の名前です^^ニャムサスって、、斬新すぎるw

主人公の潤平は猫アレルギーだが、ある日、猫地蔵様を倒してしまって、猫の言葉がわかるようになってしまう。
祟りを防ぐために100匹の猫たちに善行を尽くすというもので、その中で学園生活なども描いたラブコメ作品。


基本ハーレム系なのですが、自分のハーレム系のイメージはエロが切っても切れないものだと思っていたので、この作品はなかなか珍しいかなーと思いました。
むやみにお色気方面に持っていかない作品なので好感がもてました^^

同じクラスのヒロインに幼馴染、ツンデレとストーカーの双子。女の子のキャラがなかなか充実している上にキャラデザも良いです。


ただ、主人公と楓の仲が睦まじく見ていて微笑ましく、自分は応援していたので、幼馴染の妨害は正直邪魔でしたw
まあそこがないと成り立たないとは思いますけど、、男勝りすぎるw


展開的にはベタ目な感じでしたが、テンポも良く、安定していましたし、傑作!という評価までいく作品ではありませんが、安心してみていられる良作でした。


散々2期フラグ立てまくりの最終話なので、2期楽しみにしているのですが....原作が休載中みたいなのでかなり先かな?

ベタめなラブコメが好きな方ならオススメ^^
あと猫とがんがん会話してるのですが微笑ましいです^^


投稿 : 2024/11/23
♥ : 32

るい  さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

猫好きの方はぜひ!

主役が某作品のキャラに似てたw
という理由で見始めたんですが、実際見てみると、人との会話やねこ達との掛け合いが絶妙でとても面白かったです。
猫たち含む各キャラのバランスも良かったし、毎回楽しんで見れました。
途中でちゃんと幻想もぶち壊してくれましたし(笑)
できることならぜひ2期をやってほしいです。
猫好きなわけではないがという方でも十分楽しめる内容だと思いますのでぜひ^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

学園ラブコメハーレムファンタジー

原作 漫画 アニメ見初めてから読みました。

全12話

学園恋愛ハーレムファンタジー


話は、猫アレルギーの高校生・高坂潤平が学校の帰り道、空き缶を蹴飛ばしたら「猫地蔵」に当たり首が折れてしまいます。
それにより猫の呪いにかかり、猫と話せるようになるが、呪いを解くには100匹の猫に善行を施さなければならなくなる・・・。

ヒロイン達は、クラスの天然美少女に、巨乳幼馴染、貧乳、ツンデレ、電波系と・・・バラエティーに飛んだキャラから想われます。
いろんなキャラがいるので、誰か気に入った子ができれば より楽しめると思います。
(=´ω`)

{netabare}
主人公がどのヒロインにも手を出す訳でもなく、一応 真面目で本命に一途です。
{/netabare}

ギャグあり、恋愛ありで面白かったです。 (=´ω`)ノ

個人的には、メインヒロインと、電波系ヒロインが良かったですw 
(●´ω`●)ゞ

原作(漫画)の藤原里さんが体調不良?で休載していたため、ストックがあまりない状態。
現在は連載再開しているようですが、不定期連載、しかも、2作品を連載されてるようなので、なかなか進んでないようです。
それでも
2014年秋に第6巻が発行されました。よかったです^^

本編も、話し途中で終っているので、続きが気になりますね。

なので、完結していないと嫌な方にはオススメできないですが・・・
ラブコメ、ハーレムが好きな方には普通にオススメです。 !(*^ー゜)b! グッ


出来れば2期があると嬉しいのですが・・・
いかんせん、原作ストックが足りないので、難しいかな・・・(> <)  orz

投稿 : 2024/11/23
♥ : 51

64.7 11 A.I.C.アニメランキング11位
スペシャル・エー S・A(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (349)
2254人が棚に入れました
ライバルの滝島彗に勝つため、超金持ちエリート校の特別クラスのS・A(スペシャル・エー)組に通う華園光。だが、共に学園生活をおくっていくうちに彗に恋心を抱き…!?

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だたのラブコメだと侮るなかれっ!!

皆の評価見てたら断念したとかあったから正直なめてましたw
ただの金持ちと鈍感女のドタバタラブコメなんだと。


でもねっ個人的にはこのアニメ面白かった♡
いや・・・面白いというかすごくよかった♡♡♡

全24話なんだけど、ラストまで観ているうちに
沢山の感情を私に与えてくれた。

キュンキュン
ドキドキ
ハラハラ
ガッカリ
切ない
喜しい
ムカつく
哀しい
楽しい
そして大切なものを守りたいという気持ち。

SAのメンバー。そしてその周りの登場人物
それぞれにスポットを当てているのも素晴らしい☆
それぞれの感情に共感できました。

ラストちゃんとハッピーエンドで終わってくれたのもありがたい♡

沢山のキャラがいましたが個人的には八尋が好き^^

好きだから守りたいんだ。悲しい思いはさせたくない。
その為には僕が悪役になってやる。
不器用だけどすごく優しくていい子なのよ(ρд<。)

もう続き出ないのかしら・・・皆の今後をまだまだ見守っていきたい気持ちにさせてくれたアニメでした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2位って言うなぁ~!!

2008年4月 - 9月TV放送された。全24話。
2004年-2009年南マキによる少女漫画を元に制作。全17巻。


あらすじ。

大工の家に生まれたチャキチャキの江戸っ子風主人公は
男勝りのやんちゃな女の子。腕節も学業も全てに秀でて
いたが・・ある日何をやっても勝てない嫌味な男の子が
現れる・・以来何をやってもNo2・・二位さんと呼ばれ・・

負けず嫌いの主人公"華園 光"は超エリート学校高等部
「白選館高校」に通う事となった・・

「白選館高校」には能力によってクラス分けされる特別制度
があり、成績上位者数名だけが"スペシャル・エー"クラス
に選抜され・・全てにおいて特別待遇を受けている。

勿論負けず嫌いの"光"も通称S・Aクラスになるが・・其処
には・・何をやっても勝てないNo1の"滝島 彗"がいた・・

そして、あの日以来一度も勝つ事の出来ない"彗"に果敢
に挑む"光"の学園生活が幕を開ける。


感想。

1話目から如何にも少女漫画な演出があるけど基本ギャグ。
大筋ではラブコメですが、結構ドタバタギャグ展開も多い。

ネガティブな相手も根明に正々堂々ぶつかるコメディ展開
にしてしまう"光"が"彗"にライバル心を燃やし奮戦したり
しつつS・Aの仲間との学園生活を軸にテンポ良く展開する。

視て直ぐ分かる通り"彗"は"光"にベタ惚れのクーデレ風♡

"光"vs"彗"。"彗"vs"明"。"明"vs"宙"。のボケツッコミ?
"純"と"芽"に"竜"の絡みなど7人の個性が活きる掘り下げの
エピソード等もあって少女漫画という感じはしない。

OP/EDは全てメインの声優(※後藤邑子含む)が歌っている。
そういえば・・完全なメインヒロイン役は超希少かな??

ひと通り登場人物の掘り下げが済む頃には一応大きな山場
があって2クール目中盤以降は愈々ラブコメの行方を描き
光と彗の前に大きな障害が立ち塞がるが・・

其処はお決まりの光るに関わってきた人達があれやこれや
と賑やかに♪ラブコメだけど結構ギャグ満載系なのでw

主要登場人物に何らかのラブコメ展開もあるので楽しい。
福山さん下野さん後藤さん生天目さんの4人だけで充分回る
言葉の応酬などは結構テンポ良く楽しめた。


華園 光:後藤邑子:2-SA 学年万年2位。
運動神経抜群で成績も優秀で超負けず嫌いの超努力家。
非常に鈍感で特に恋愛観は皆無。「打倒滝島」が目標。

滝島 彗:福山潤:2-SA 学年1位。
滝島グループ社長子息。眼光が鋭い。完璧超人。
一度見たものは覚えられる。翠という弟がいる。

東堂 明:生天目仁美:2-SA。学年6位
航空会社社長令嬢。彗や八尋とは幼馴染。光好きの百合系。
マイセムの茶器がお気に入り。普段は非情に明るい性格。

山本 純:代永翼:2-SA 学年3位
芽の双子の弟。女性に対し異常に避ける傾向がある。
姉と同様に子供の頃からずっと竜と一緒にいる。

山本 芽:高垣彩陽:2-SA 学年4位
ウェーブのかかった茶色のロングヘアーが特徴的。
音楽プロデューサーと天才ヴォーカリストの令嬢。

狩野 宙:下野紘:2-SA 学年5位
学園理事長の息子。マイペースで単純な性格。
5位以下は「バンジージャンプの刑」という母を恐れてる。

辻 竜:堀江一眞:2-SA 学年7位
スポーツメーカー社長子息。SA内で最も気遣いする人。
芽・純だけでなく動物やチビっ子に異様に懐かれる体質。


雑賀 八尋:谷山紀章
滝島グループ以上の金持ちである雑賀家の長男。
明と何らかの蟠りがある。策謀化でクールを装う。

牛窪 桜:桑谷夏子
牛窪製薬の令嬢。彗の元見合い相手。
嘘をつくことやごまかしが大嫌い。光と明と仲が良い。

緒方 蒼:遊佐浩二
彗の祖父の優秀な部下で、彗のことを尊敬している。19歳。

滝島 暁:緒方恵美
彗と翠の父で35歳。プロレスが好き。
可也の童顔で、得意先から「女子高生社長」と呼ばれている。

滝島 翠:清水香里
彗の弟で小学6年生。小さい頃の彗にそっくり。
完璧超人の兄に蟠りを持っているが、実は極度のブラコン。

雑賀 千歳:小清水亜美
八尋の弟、9歳。家族に疎外感を持つネガティブな少年。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

トナマク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

授業受けてないよね…?笑

これは、頭のいい上位7人のお話です。
出てくる人はほとんどがお金持ちなので、見てるとホスト部を思い出します。(もちろん主人公は一般人です。)

ホスト部と比べて、恋愛要素が多いです。
そして何より、主人公とそのライバルが人間じゃないwww!!
跳び箱もあり得ないくらい飛んでるし!
最終回なんか、普通は死ぬだろ!?って思わず突っ込んでしまいましたww

そんな感じで、結構面白い恋愛コメディでした!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

66.3 12 A.I.C.アニメランキング12位
BPS バトルプログラマーシラセ(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (251)
1343人が棚に入れました
白瀬慧、天才的頭脳で超人的な演算処理能力を持つ彼は、ハッカーの間で知らない者のいない天才ハッカーである。
東京物理大学戦略ネットワーク研究室に「研究生」として在籍しながら、小さなソフトウェア会社でバイトをして、ダラダラと毎日を過ごす白瀬には、美紗緒も知らない裏の顔が…。
金銭では動かない彼を満足させるマニアックな報酬次第では、クライアントから依頼を受けて、得意のハッキング能力で様々な事件を解決しているのだった。
アメリカ王の熾烈なサイバー攻撃を潜り抜け、様々な困難な直面に遭遇しながらも、依頼内容を達成していく。

声優・キャラクター
中井和哉、福圓美里、高戸靖広、家中宏、飯島肇、永島由子、鈴木千尋、高橋広樹、折笠富美子、土師孝也、瀬那歩美、松島可奈、J/R桜島液、林宏樹、田中敦子、横尾まり、くじら、氷青、中嶋聡彦、松山鷹志

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

超法規的措置がなされたアニメ

これはダメでしょう^^;
完全にダメな方なロリですよね、これ。
しかもそれを下ネタに直接使うとか何考えてんですか。
まぁ2003年にこういうそこそこリアルな電子戦を描いたのは凄いことだとは思いますが。
実際下ネタを除いて考えてみれば、結構悪くない展開と内容を持ってるようにも感じます。
でも、この作品の中核は下ネタのような気がするし・・・
よくわからない迷作です^^;
まぁ面白いと思いましたし、確かに時代が悪かったなと思われる惜しい作品ですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世に出るのが早過ぎた傑作!

ロ リ で

ヲ タ で

甲 斐 性 無 し 

だけど天才ハッカーな「シラセ アキラ」

彼が次々に起こるサイバー犯罪を解決していく痛快娯楽作品

03年の作品ですが今の世を見据えたインターネット環境下での電子戦が最大の見所です!

おまけに小学生のあられもない姿が毎回必ずあるという「違法ロリ」アニメ!w


本放送自体は15分枠だったために1話を3分割した変則的な構成でした
DVDだとぜんぶ見ても30分×5話しかありませんので、サクッと見れてオススメです


伏線を張りまくっておいて投げっぱなしな最終回ェ・・・
「いいから早くやれ2期を」
これを8年間言い続けていますw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

東玲二 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いろいろと見なかった事にはできない。

『シラセアキラ』は自堕落で甲斐性無し。オタクでロリコン。

しかし、その実態は、ガラケー一つで相手のハッキングに渡り合う超スーパープログラマー『BPS』。

2003年の作品ということを考慮しなければいけないが、電子情報バトルはとてもおもしろい。

5話以降も続きそうな感じですが5話で終了です。続きが正直観たい。
現在の設定でもいいから、もう一度やって欲しいとも思いますが・・・。

あと、毎回『秋月さん』の登場でお決まりのパターンが繰り返されますがここが笑いの一つのポイント。なお、『秋月さん』は一応毎回別人のようです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

61.8 13 A.I.C.アニメランキング13位
ささめきこと(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (199)
1291人が棚に入れました
優等生の村雨純夏は中学からの友人、風間汐に想いを伝えられず、悶々としていた。\nそんな二人のまわりには、食欲旺盛なブラスバンド部員・鳥追きより、少女ファッション誌読者モデルの朱宮正樹、蓮賀朋絵と当麻みやこの仲良しカップルなど、個性豊かな面々が集まっていく。\nある日「放課後を女の子だけで楽しく過ごす部を作ろう」という話になって…!?

声優・キャラクター
高垣彩陽、高本めぐみ、加藤英美里、清水彩香、原田ひとみ、斎藤千和、牧口真幸
ネタバレ

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

感想/アニメに置ける感情移入のパラドックス/同性結婚に対する社会的概念(オルバーマンのスピーチ)

私のアニメ歴史を塗り替えた作品。
個人的に感情の変化をもっとも繊細に描くのは恋愛物語で、その中でも「とらドラ!」と「青い花」が傑出している。
本音を言うと、この両作を超えることは難しいと思っていたのだが、「ささめきこと」は「青い花」に勝るとも劣らない良作だった。

音楽、声優、作画、キャラクター、そして物語。それら全てが抜群のバランスで「ささめきこと」の世界を構成している。
派手でもなく豪華でもない。しかし、見事に調和された作品内容は無駄を削げ落として、「死」さえも「美」に移し変える日本の伝統芸能にも似ている。

これほど洗練されて一貫性を保った作品も珍しい。

そして何よりも人間感情ドラマとしての表現が秀逸だ。
人間の心の中を表現する方法はいくらでもある。表情、行動、言動。
如何に視聴者に感情移入して貰えるかは以上の方法を駆使して、視聴者のリアルワールドと共鳴することができるかどうかに懸かっている。

「ささめきこと」は繊細な表情で細かい感情の変化を表現することに成功している。視聴者は手に取るようにキャラクターの感情を読み取ることができ、どっぷり「ささめきこと」の世界に浸かれる。

個人的にこの作品を特に引き立てているのが清浦夏実のOP「悲しいほど青く」だ。
歌詞やメロディー、透き通った声も素晴らしいが、OPの映像が気に入った。空を見上げるように上を向くキャラクター達。その姿はとてつもなく自然体で、見ている私を心の底から清らかにしてくれた。

この作品は是非「青い花」とセットで見て貰いたい。きっとあなたの心を純粋な感情で穏やかにしてくれるだろう。

■アニメに置ける感情移入のパラドックス
{netabare}
この作品ではキャラクターが画面の真正面に写ることが少ない。あったとしても、それは視聴者に向けてではなく作品内にいる誰かに向かってだ。

それは「ささめきこと」の世界がアニメ内で完結していることを意味するのと同時に、視聴者という存在の一切の介入を許可しないことも示唆している。

それが「ささめきこと」のキャラクターが自然体に見える秘密だと思う。演技染みていない。一つの現実をアニメという媒体を通して視聴しているような錯覚を覚える。つまり、感情移入し易い。


これがヒロインなどの可愛い笑顔を真正面から写すとどうしても視聴者に訴えかけているように思えてならない。

視聴者に入り込みやすいように、アニメと現実の境界線を暈そうとする行為は、逆にキャラクターが擬似感情を演出しているように思え、感情移入する妨げになることが「ささめきこと」を視聴すれば理解できる。
{/netabare}

■同性結婚に対する社会的概念
{netabare}
さて、この作品は百合の話な訳だが、皆さんは同性愛に対してどのような考えを持っているのだろうか?
アメリカは同性愛に対して寛容だと思われているが、案外そうでもない。今まで大変な戦いを強いられてきた。

私が住んでいるカリフォルニア州では一度同性結婚が法的に違法とされた。
その時、ニュースキャスターであるオルバーマンがしたスピーチは感動的であり、アメリカの人権と自由の歴史を象徴するような素晴らしい内容だ。アメリカの同性愛についてちょっとでも勉強したことがあるなら誰でも一度は聴いた事がある有名スピーチの日本語訳をここに貼りたいと思う。

同性愛に偏見が少しでもある人や同性愛について今まで考えたことの無い人は是非この文章を読んで欲しい。


{netabare}
最後に、お伝えしていたとおり先週カリフォルニアで可決された提案8号のことについて特別コメントをします。同性カップルが結婚する権利を廃棄する、というものです。同性婚問題に関する均衡がこれで揺るがされました。全米で、です。

前置きとしてわたしの基準を言います。これはエールを送っているのでもなく、駆け引きをしようとしているのでもなく、そして本当は単に提案8号のことでもありません。わたしにはこの問題に関して個人的な思い入れもありません。わたしはゲイではないし、自分の家族親族の中にゲイがいるかと考えると、ずいぶんと範囲を広げても考え込んでしまうほどです。近しい友人や同僚たちの中に彼らの暮らしにいまも影を落とすこの偏見と闘っている者がいる、という私的なエピソードもありません。

しかし、そうではあっても、この投票はひどい。ひどすぎる。なぜならこれはエールでも駆け引きでもなく、人間の心の問題だからです。もしこの言い方が陳腐だと言うならば、そう、陳腐で結構。

もしあなたがこのプロポジションに賛成票を投じたのなら、あるいは賛成した人を支持する、あるいはその人たちの表明する意見を支持するのなら、わたしはあなたに訊きたいことがある。なぜなら、ほんとうに、わたしには理解できないからです。どうしてこの問題があなたに関係あるんですか? これはあなたにとって何なんですか? 人と人との関係が長続きもせず一夜で終わってしまうような時代にあって、ここにいるこの人たちはただ、あなたたちが持っていると同じ永続性と幸福のチャンスを欲しいと思っているだけです。彼らはあなたに対し、あなたの関係を否定したいと思っているのじゃない。あなたたちからなにものかを奪い取りたいわけでもない。彼らはあなたの欲しいものと同じものを欲しいと思っているだけです。この世にあって、少しばかりでもさみしくなくいられるようなチャンスを、です。

それをあなたは彼らにこう言う──だめだ。そういう関係では結婚は許されない。ただ、行儀よくしているならば、きっと似たようなものなら。そんなに問題を起こさないなら、あるいは。そう、まったく同じ法的権利をあなたたちは彼らに与えようとさえするんでしょう。すでに彼らが持っていた法的権利を奪い取るのと引き換えに。彼らを取り巻く世界はいまも愛と結婚に重きを置くくせに、しかしあなたたちが言うのは、ダメだ、きみらは結婚できない。もしだれかがあなたは結婚できないと断じる法律を成立させたら、どういう気持ちですか?

ずっと聞いているのは、結婚の「再定義」ということばです。もしこの国が結婚を再定義してこなかったなららば、黒人は白人といまでも結婚できていないはずです。1967年時点で、16の州がそれを違法とする成文法を持っていたんです、1967年に。

この合州国の次期大統領になる人の両親は、彼らの息子がいずれこの国の指導者になろうと成長しているそのときに、この国の3分の1近くの州では結婚できなかったのです。いや、もっとひどいことがある。もしこの国が結婚を「再定義」してこなかったなら、黒人のある人々は他の黒人ともいまも結婚できていなかった。それはほとんどの人々が見逃しがちな、われわれの悲しむべき奴隷制度の歴史の最も冷酷な部分の1つです。なぜなら奴隷は所有物だったから、彼らは法的には夫にも妻にもなれなかった。あるいは母にも子供にもなれなかった。彼らの結婚の誓いは違うものだったのです。「死が汝らを分かつまで」ではなく、「死が、あるいは売り渡される距離が、汝らを分かつまで」だった。奴隷間の結婚は法的には認められていなかったのですから。

そう、ちょうど、カリフォルニアの結婚が今日、もしゲイならば、法的に認められなくなったのと同じです。

われわれの歴史の中で、世間に強いられて異性と結婚したり、偽装結婚や便宜上の結婚や、あるいは自分でもゲイだと気づかないままの結婚をしてきた男女は数知れません。何世紀にもわたって、恥と不幸にまみれて生き、自分自身と他人への嘘の中でほかの人の人生を、その夫や妻や子供たちの人生を傷つけてきた男女がいるのです。それもすべては、男性は他の男性と結婚できないがため、女性が他の女性と結婚できないがためなのです。結婚の神聖さのゆえなのです。

いったいそんな結婚はこれまでいくつあったのでしょうか? それで、そんな結婚がいったいどれほど結婚の「神聖さ」を高めているというのでしょうか? むしろそれは「神聖さ」をかえって無意味なものにしているのではないのか?

これは、あなたにとって何なのですか? だれもあなたに彼らの愛情表現を信奉してくれとは言っていません。しかしその愛を、人間として、あなたは、祝福しなくてよいのですか? 世界はもうじゅうぶんに不毛なのに。

愛は追い込まれています。希望もまた。わたしたちを前進させてくれるあの貴重で数少ない感情が、劣勢にあるのです。あなたたちの結婚は50%の確率でしか続かない。どんなに思っていても、どんなにがんばっても。

そうしてここに、その50%の見込みに、そのがんばりの可能性に、そしてその思いを持てることの希望に大喜びする人たちがいるのです。世界に蔓延する憎悪や無意味な分裂や正当な理由もなくいがみ合う人々を目にしながら、これがあなたの宗教があなたに命じた行為なのですか? これまでの人生やこの世界やそのすべての悲しみを知った上で、これがあなたの良心があなたに命じたことなのですか?

人生というものが、むしろ不幸や憎悪の方を味方して、私たちみんなの拠って生きる平等な機会を何度も何度も揺るがしがちだと知っているくせに、それでもこれが、あなたの心があなたにこうしろと言っていることなのですか? あなたは結婚を聖なるものにしたいのでしょう? あなたはあなたの神を崇め、その神が体現するとあなたの信じる普遍的な愛というものを栄光に包みたいのでしょう? それなら、幸せを広めなさい。このささやかで、象徴的で、意義のある、一粒の幸せを広めてください。そういう幸せを求めるすべての人たちと、それを共有してはどうですか。だれか、あなたの宗教的な師でもいい、然るべき本でもよい、そんな幸せに反対せよとあなたに命じているものがあるとしたらなんでもいい、それをわたしに教えてほしい。そうして、どうしてその教えと、もう1つの教えの、両方をあなたが同時に信じていられるのかを教えてください。「自分が為してほしきものを他人に為せ」という教えです。

あなたはいま、あなたの国によって、そしてたぶんあなたの創造主によって、どちらかの側に立つようにと言われています。あなたは、政治の問題ではなく、宗教の問題でもなく、ゲイとかストレートとかの問題でもなく、どちらかに立つように求められているのです。何に基づいて? 愛の問題によってです。行うべきことはただ立つこと。そうしてそのささやかな愛の燃えさしが自身の定めを全うすことができるようにしてやることです。

べつにそれを手助けする必要はありません。拍手を送る必要もない。そのためにあなたが戦う必要もない。あなたはただ、その火を消さないようにしてほしい。消す必要はないのです。最初はそれは、あなたの知らない2人の人間のあいだの愛のように見えるかもしれない。あなたの理解できない、さらにはきっと知りたくもない2人の人間の愛です。しかしそうすることはあなたの、仲間の人間に対する愛の残り火なのです。なぜなら、私たちにはこの世界しかないのですから。その中でほかの人がそれをこそ頼りにしているのですから。

この10日間で、こともあろうにこのコーナーを、ある殺人犯裁判での弁護人クラレンス・ダローの、慈悲を求めた言葉で閉じるのは2度目です。

しかし彼の言ったことは、この問題の核心にじつにふさわしい。

彼は裁判官に向かってこう言っています。「わたしは昨晩、昔のペルシャの詩人オマル・ハイヤームの強い願いについて読んでいました」と。「それはわたしの想像しうる至高の希求としてわたしに訴えかけてきました。それがわたしの心の中にあったなら、そしてそれがすべての人々の心の中にもあったならと願わざるを得ません。彼はこう書いています;故に、我が名は愛の書物(the Book of Love)の中に刻みたまえ。あの天上の記録(Book above)のことは関知せず。我が名が消されようが、好きに書かれようが、ただしこの愛の書物の中にこそは、我が名を記したまえ」
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

きれいな世界観と美しい曲たち。若干惜しいところはあるけど、良い作品です。

これはずいぶん前に観たものなので、見返してからレビューしようと思っていたのですが、たぶんもう一度観るのは辛いものがあるのでレビュー書いておきます(苦笑)


「ささめきこと」
ってなんか意味深な気がしたので調べてみたところ、古文なのかな?
ささめくこと、ひそひそ話し、ささやくことってありました。

最近のアニメって難しい造語だったり変なタイトル多いですけど、これはきれいな言葉を使ったタイトルですね。
それで高感度アップです^^

「言の葉の庭」とか「ちはやふる」のような美しさを感じます。


たしかに、ひめごと的な要素はありますよね。
今のアニメでこそありきたりな世界観ですけど、百合ってやっぱり受け入れられないのでしょう。
特に女性からは・・・。

男性としては嬉しい世界なんですけど^^;

これを何の予備知識もないままに観る人も少ないと思いますし、逆に百合世界なんかはそれを知ってから観る人が多いと思いますので、伏せないで書いていきます。


さて、冒頭一話からこの作品の肝心の要素が出てきます。

主人公の女の子の友達が、他の友達がいる前でカミングアウトするんですよね、自分は女の子しか好きになれないって。

その子としては特に気負ったものではなく、当たり前の感情表現とか会話としてそれを言っちゃうんですけどね。


でもそこからこの物語がいろんな意味で展開していきます。

ここからは若干のネタばれになっちゃうので興味ある人だけ読んでください。
{netabare}

主人公の女の子、村雨 純夏ちゃんは風間 汐ちゃんっていう、自分が同性しか好きになれないってカミングアウトした少女のことが、実はすきなんですよね。

でもそれを素直に言えない。

自分が告白して、それが実る確立が高いとは言えないって思ってるから、悶々とした気持ちをずっと持ち続けて、汐のことを応援とかしちゃうんですよね。
{/netabare}

こういうそれぞれの気持ちがあった上で、ストーリーは展開していきます。
時にドタバタで騒がしい喜劇であり、でもそのすべてに霧のようにもやがかかっている、切ない気持ち。

その切ない気持ちが痛いほどに伝わってきて、この作品が良いものになっているのだと思います。


まあ、中にはそういうことを感じさせないような一見お気楽で自分の道を行ってる人がいますが。

ではキャラを紹介しておきます。
{netabare}

村雨 純夏(むらさめ すみか)-高垣彩陽さん
本作の主人公で身長が175センチもある大きな女の子。
空手の有段者で性格も男っぽいところがあって不器用。
実は汐のことが好きなのに、それを言い出すことができずに、何かにつけて空回りしてしまうところがあります。
それがまた可愛らしくて切ないんですけど。
cvの高垣彩陽さんは、機動戦士ガンダム00、true tears、デュラララ!!、など多数で活躍されています。
それに歌もものすごくうまいです。
TARI TARIなどで歌っていますね。


風間 汐(かざま うしお)-高本めぐみさん
本作のメインヒロインというべき存在です。
可愛い女の子が好きで、それを公言しています。
本人は純夏に気があって、それを人に話したら気持ち悪いって言われて、それ以来そういうことを口にしないようにしてるんですよね。
おっとりして気が弱い感じの女の子らしいと言われる性格ですね。
cvの高本めぐみさんは、WHITE ALBUM、いつか天魔の黒ウサギ、咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A、などに出演されています。


鳥追 きより(とりおい きより)-加藤英美里さん
主人公たちの友達でムードメーカー。
いつも何かを食べているような子で、はっきりした性格。
本作で重要な役割を占めていたような気はしません。
覚えてないだけかもしれませんが。
cvの加藤英美里さんは、らき☆すた、物語シリーズ、ゆるゆり、など多数で大活躍されています。


朱宮 正樹(あけみや まさき)-清水彩香さん
本作では最もよく出てくる男子生徒。
純夏のことが好きで、女装では女の子よりもきれいな男子。
頼りないところがるんだけど、ここ一番はかっこよかったりします。
cvの清水彩香さんは、ほとんど出ているものがわかりません、すみません。


蓮賀 朋絵(はちすか ともえ)-原田ひとみさん
本作が賑やかになっているのはこの女性に起因するところも多々あるのかもです。
もろ百合で、いつも宝塚の男役のような話し方をし、振る舞いもそういう感じで、みやことは彼女同志。
cvの原田ひとみさんは、ひだまりスケッチ×☆☆☆、バカとテストと召喚獣にっ!、Another、などに出演されています。


当麻 みやこ(たえま みやこ)-斎藤千和さん
本作のヒロインの一人のような存在で背の小さなお嬢風の女の子。
実はお嬢様ではなく、毒を吐く性格の持ち主で朋絵の彼女。
朋絵が男っぽいタイプなのでこちらが彼女というのが正解だと思います。
cvの斎藤千和さんは、物語シリーズ、ゆるゆり、魔法科高校の劣等生、など多数で大活躍されています。
{/netabare}

ここまでが主要な人物ですが、まだ他に魅力的なキャラが登場します。

早見沙織さんや、竹達彩奈も素敵な演技を見せてくれます。


オープニングテーマ「悲しいほど青く」
作詞 - 清浦夏実 / 作曲・編曲 - 窪田ミナ / 歌 - 清浦夏実

エンディングテーマ「虹色ポケット」
作詞・作曲 - 佐々倉有吾 / 編曲 - 山本隆二 / 歌 - 清浦夏実

挿入歌「すぐそこにみえるもの」(第9話)
作詞 - 西直紀 / 作曲・編曲 - 窪田ミナ / 歌 - 清浦夏実

のどれも良い曲でした。


これが美しい作品である要因であることに間違いないです。


この作品は完全に百合の世界で「青い花」に似たところがありました。
「青い花」よりもアップテンポなギャグなどがあったところが違いましたけど。

なので、それを好まない人はまず観ないほうがいいと思います。

そういう世界が好きな人は観て損はないはずです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

明るい百合作品。

ちょうど青い花の後に放送があったので、
これは2番煎じと思いましたら、全然違う作風でした。
どちらもコミックでの原作がある作品ですが、
こちらは明るい感じのする作品です。

とは言え、結構いろいろと秘めた所もありますが、
基本的にプラトニックな愛ですか。

倉田英之さんが脚本をされると原作の良さを引き出して
上手く演出されていると何時も感心しています。

まだ原作は続いていますので、
第二期が制作されると嬉しいですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

63.8 14 A.I.C.アニメランキング14位
ああっ女神さまっ それぞれの翼(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (128)
763人が棚に入れました
藤島康介のコミックを原作にしたTVアニメシリーズ第2弾。
恐怖の大王の脅威も去り、穏やかで平和な日常を取り戻した他力本願寺。
だが一連の騒動によって、天上界では多くのデータが破損していた。その中には何と、お助け女神事務所の登録ファイルも含まれており、ベルダンディーと螢一の契約も消滅したままになっていた。
「女神としての責務を負うベルダンディーを、契約無しにこのまま長く地上会に留まらせておくわけにはいかない」神様の特命を受けたリンドは、管理神エクスと共に女神事務所のデータについて調査を始める…。

声優・キャラクター
菊池正美、井上喜久子、冬馬由美、久川綾、梁田清之、二又一成

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク  (*´ー`*) 

原作 漫画 未読

第2期

全24話

ラブコメファンタジー


今回は、1期に続きベルダンディー達 三姉妹と、その他大勢の非日常ドタバタラブコメになってます。

登場チャラも少しずつ増えていって、益々二人きりの時間がなくなります ^^;
それに
主人公の螢一が、いい意味で純情 悪い意味でヘタレな為、中々二人の仲が発展しないので、見てるこっちは ちょっとイライラ 
 ε- (´ー`*) はぁ~

それでも いろんな出来事があり、それを乗り越えて幾たび、二人の絆が深まっていくのが分かります。



ここからは個人的な感情です^^;

あ~ぁ、終わっちゃった・・・
もっと見てたかったな・・・
原作まだ続いてるから、3期4期と製作してくれないかな・・・


ベルダンディーが理想の女性みたいな感じなので、毎回 彼女を見て うっとりしてました。
 (〃ω〃)
これほど主人公と変わりたい!って思った作品は無かったです。

ベルダンディーの笑顔と井上喜久子さんの声、ホント癒されました。
(●´ω`●)ゞ
ず~っと見てたかったです・・・(-ω-)

見る人によっては
今回も?小学生の様な二人の恋愛に飽き飽きしてしまう人もいるだろうし、
マンネリ化したイチャラブにうんざりしてしまうかもですが・・・
女性には あまり嵌らない作品かもですね。

ラブコメが好きな人や
1期の1~3話見て、ベルダンディーが魅力に感じれば
オススメな作品です。



OP:「幸せのいろ」 歌 - 石田燿子

ED:「僕らのキセキ」(第1話 - 第11話)歌 - 石田燿子
   「恋人同士」(第12話 - 第24話) 歌 - 樹海


PS:ホントに3期 作って欲しいです!お願いします。

コミック46巻(2013年8月現在) 読みます。 (*´ー`)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 36

JBさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ノワール3姉妹

まず、原作者である藤島康介が大好きなのです(´∀`*)
「ああめが」で一番最初に惹かれたのは
変かもしれませんが、女神の羽です。
藤島康介が描く羽が、ともて綺麗で目を奪われました。
車やバイク等もビンテージ物が出てくるのは、さすがの藤島康介。
「逮捕しちゃうぞ」から続くメカニカルな要素も入っているので、個人的に興味をそそられるところが・・・w
その他、癒し・恋愛・コメディー・ドタバタ・ハーレムな要素など色々盛り込まれており
藤島康介、バンザイ( ゚∀゚)ノなのですw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1
ネタバレ

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アースお助けセンターです❤

女神さまの2期です。

ペイオースやヒルドが出てきます。
いやぁ~ペイオースは結構好きかも❤

2期は魔族との話が多くなります。
ベルと蛍一との関係も1期よりいっそう深くなりますので、
更に楽しめる作品になっています。

OPの石田燿子さんの「幸せのいろ」も素敵です。
バグパイプの音色に乗せてWOW~WOW~が耳にこびりつくww

1期と同レベルの出来で良い感じで作画も悪くないと思います。

女神たちの姿に にへら~~~ っとしてしまう私に気づくww
同じ気持ちになった方は私とお友達です~www

でも・・・
{netabare}
最後らへんで、千尋さんの店に勤めている蛍一が描かれているが、
かなりすっ飛ばしてないか???
桂馬さんとかの話はやってほしかったなぁ~
エンディングに桂馬さんチョイ出してたが。。。
そこだけ残念かな~~~
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

63.6 15 A.I.C.アニメランキング15位
ロードス島戦記 英雄騎士伝(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (69)
395人が棚に入れました
第1部「伝説への序章」ロードス島はアレクラスト大陸の南に位置する大きな島で、大陸の住人の中にはロードスを呪われた島と呼ぶ者もいた。暗黒の島マーモの暗黒皇帝ベルドはロードス支配をめざし、進軍を開始。その背後には強大な力を秘めた魔女カーラの暗躍があった。勇者を夢見る青年剣士パーンは、親友の神官エト、屈強のドワーフの老戦士ギム、魔術師スレイン、精霊使いのハイ・エルフの美少女ディードリット、盗賊のウッド・チャックと仲間になり、カーラが仕掛けたモンスターと戦いながらも、6人はロードス島の波乱の冒険に乗り出していくのだった。

声優・キャラクター
野島健児、沢口千恵、高塚正也、西脇保、坂本真綾、岸野一彦、米本千珠、神奈延年、新山志保、野田順子、宮本充、富沢美智恵、中田譲治、大塚周夫、太田真一郎、五十嵐麗、矢田耕司、大場真人、阪口大助、中井和哉、速水奨、西原久美子、浅川悠、檜山修之、森久保祥太郎

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

opの異常な出来

opだけが異常にクオリティー高いです。これはなんなんでしょうか。本編の方は大幅に作画の質落ちてますし^^;
まぁそれは置いておいても、内容はOVA版のリメイクと原作にそったOVA版の続きですね。
OVA版は原作とは異なった展開をし、異なったエンドを迎えたため、今作はそれを原作に沿ったものにし、さらにその先も描いていきます。
流石に原作に沿っているためか、OVAとは違って安定感がありますね。
後半は新主人公を迎えているため多少焦りましたが、しっかりと前半の主人公も登場するため、そういう出会いや協力も存分に楽しめました。
この手の硬派よりのファンタジーは最近はあまり見ないため、久しぶりにじっくり楽しめました。
個人的には、OVA版よりこちらをおすすめします。
というより、OVAは若干見る必要なかったなとも思いますけど^^;
まぁOVA版はTV版では描かれていない前半の主人公の成長編も描いていますので、どうせなら両方見るのがいいっていう気もします。
まぁ個人の自由ということで^^;

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

59.7 16 A.I.C.アニメランキング16位
新 天地無用!(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (56)
377人が棚に入れました
『新・天地無用!』は、テレビ版『天地無用!』の続編として企画されたが、監督の高本宣弘とシリーズ構成の関島眞頼の意向により、原作OVAやTV版とは設定も雰囲気も全く異なる内容の作品となっている。 平凡な高校生、柾木天地は帰宅途中、魎呼と名のる美少女と出会う。しかし、彼女の正体が指名手配中の宇宙海賊であった。魎呼を追う銀河警察(ギャラクシーポリス)の刑事・美星との大騒動。その後、樹雷星の皇女・阿重霞&砂沙美、天才科学者・鷲羽、美星の相棒・清音が現れて、天地のまわりは騒がしくなっていくことに…。

58.9 17 A.I.C.アニメランキング17位
神秘の世界エルハザード(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (36)
271人が棚に入れました
高校生の水原誠は文化祭の準備の為、実験装置の準備を行っていたが誠を一方的にライバル視する生徒会長、陣内により装置は暴走、それにより誠、陣内、陣内の妹の菜々美、教師の藤沢の4人は異世界エルハザードに飛ばされてしまう。
ばらばらに飛ばされてしまった4人だが奇跡的に再会できた誠と藤沢は化け物に襲われている少女を偶然助ける。 その少女、ロシュタリア王国のルーン王女に王宮に招かれた誠と藤沢は元の世界に戻る方法を探す間そこに滞在することとなるが、おりしもロシュタリアは王女を襲った昆虫型人類バグロムとの勢力争いの真っ最中。 異界に飛ばされたことで特殊な能力を持つこととなった誠と藤沢はその戦いに力を貸すことになるが、なんとバグロム側には陣内の姿があった。かくして、ルーン王女・水原誠 vs. バグロム・陣内克彦 のバトルが展開するのだった。

67.8 18 A.I.C.アニメランキング18位
間の楔-あいのくさび(OVA)

1992年8月1日
★★★★☆ 3.7 (44)
219人が棚に入れました
『間の楔(あいのくさび)』は、『小説JUNE』の'86年12月号から'87年10月号まで連載されて人気を博した吉原理恵子・作、道原かつみ・挿画による"SF激愛ロマン"。

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あれ、こっちがレビュー書くトコかな??

間の楔、こっちにも書くトコあったので、UPします~
つーかこっちに扉絵があるので、こっちがホントかな??
(以下、前回と同文)

ナンか花冷えで、気持ちがウツって来ちゃったみたい~
ので、ちょっとBLでも♪

BL初期の傑作とされる本作、古い作品だけに、作画にはものすごい歴史を感じさせますが、やたら気合いが入っていて怖い位です;
特に登場人物のアップに、執念すら感じさせられます。
イアソン、怖いくらい美しい。。

お話は。。冒頭の「恩返し」にはちょっと吹きましたが、後はシリアスです。
ふ~む、ヒエラルキーが主題となっているのかしら?
BLはストーリーそっちのけの作品が多いですが、コレにはしっかりとしたお話がありそうです。。かなりクラシックなSFっぽいけど。

シティ〇ンターを思わせるような、古風な美青年ぞろい(イアソンは別格)で、女性は全く登場しません。
良くありがちな、女の子っぽい男の子のBLではないので、まさに正統派。

クラシックな作画にどーしても馴染めない方、リメイク版もあるみたいですよ~
こっちも観よっと♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

annabanana さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ただのBLと思うなかれ

姉がそっち系の人間なので、かなり幼いころからBLは読んだり見ていたのですが、今まで見てきたBLアニメには正直少女漫画的な、「○○かっこいい」っていう感想以外これといって印象に残るものはなかったです。

私が見たことあるのはだいたい
A:お、男同士で好きなんてありえないだろっ…!///

B:でも俺はお前のことが好きだっ!

A:もしかして俺もあいつのこと…(ドキッ)

C:Bは昔俺と付き合ってたから俺の方があいつのことよく知ってる!しかも俺はまだあいつのことが好きだ!

A:(Bにひどくしてしまって自分との距離を感じ始めたことで本当の自分の気持ちに気付き)俺もBが好きなんだよ!お前にはやらない!!

AB仲直りでラブラブ。めでたしめでたし。
みたいな流れだったので、正直マンネリというか、どれを見ても特に違いを感じませんでした。

ですが、いやもう、今まで見たBLがなんだったのかよくわからないぐらいこの作品にはまりました。

~あらすじ~
髪色で身分が分けられるようになった未来。
スラム出身の雑種であるリキと電脳都市タナグラの頂点に君臨するエリートのブロンディーであるイアソン。
偶然出会った二人はやがてペットと主人と言った歪んだ関係で結びつく。
そしてスラムを離れて3年たったある日、リキは元の仲間の元へ戻ってくるが…

まず世界観がちゃんと考え抜かれていると感じました。
ちゃちゃっと身分差の恋愛を演出できればいっか~みたいな適当な感じではなく、しっかりとした近未来のSFの要素が背景にあります。

そしてキャラも深くて魅力的。
だいたいBL作品は、いわゆる受けのほうのツンデレ感が好きになれないのですが、この作品はリキが最終的に攻めに屈してメロメロになっちゃうような、なよなよしい受けっぽく描かれてなく、逆に最後までとても男らしくて強いので大好きです。
イアソンなんて全てがかっこよすぎて…あーもう彼については感想なんてかけません(^q^)
でもカッツェもかなり好きです!

結構古い作品なので絵柄が無理って人もいると思いますが、私は気にならないというか、むしろかなり好きです♪
でもやっぱり女性向けな絵柄だとは思います。

最後に、勝手なイメージですが、古いBLってストーリーがしっかりしていると思います。
実際そんなには見たことないのですが、萌えとか行為重視な昨今のBLと比べ、ストーリーの重さをすごく感じました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

63.1 19 A.I.C.アニメランキング19位
殺し屋1 THE ANIMATION EPISODE.0(OVA)

2002年9月27日
★★★★☆ 3.5 (34)
201人が棚に入れました
1998~2001年に「週刊ヤングサンデー」に連載、01年には三池崇史監督で実写映画化もされた、山本英夫のバイオレンス・アクション・コミックをアニメ化。ストーリーは映画版のクライマックスからスタート。そこから、原作では語られることのなかった殺し屋「イチ」の過去が明らかにされていく。監督は『東京魔人學園剣風帖 龍龍(トウ)』の石平信司。イチ役を鈴木千尋が演じるほか、映画版の監督を務めた三池崇史が安生組の若頭・垣原を熱演。そのアフレコ初体験の様子は、映像特典で見ることができる。
 新宿歌舞伎町で、安生組の若頭“ピアスのマー坊”こと垣原との対決を果たしたイチ。新宿のマンションでの殺人事件を捜査する警察は、容疑者イチの深層心理を探り、彼の謎めいた過去を引き出そうとする。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

究極のサディスト誕生、戦慄の狂気

OVA一巻。

原作の漫画の方も読んだんですが、えぐすぎるので最後まで見れておりませんw
エピソードゼロということで、殺し屋イチが誕生するまでの秘話(?)です。
かなりグロい上に異常なまでに変態的、尋常ではない狂気を描いた作品ゆえ、
人にはお勧めするなどもってのほか(笑)ですが、その鮮烈な映像は記憶に焼き付いて離れない。
こんなに終始イカれたアニメはそうそうないとは思います。

いじめられっこのイチが究極のサディズムに目覚める。
サディズムを理解出来る人でなければ、嫌悪感しか持たれないでしょうが
キャラの異常な性癖をかなり精密に描いてます、本当に。
バイオレンスなシーンもひたすらバイオレンスで顔歪めてしまうほどのものがある。
猫がぐちゃぐちゃになったり、顔が潰れたりしますw
インパクトという面では他を寄せ付けないものがありますし、ただエログロとはわけが違いますね。

その秀逸な狂気の演出で終始目が離せない、非常に濃厚かつ良質な作品です。
ただこの作品を楽しめる人はごく限られてくるのは間違いないので、気軽には見ない方が良いですw
意外とリアルに異常犯罪者を描かれるので、見るに耐えないと言う人がほとんどだと思います。
オチもなかなか面白いオチだったですけど、まぁ好みは分かれそうではあるw

非常に危ない作品なので若い人は絶対に見ないでください。
冗談抜きで確実に悪い影響を与えますので。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

原作とは別の意味でマニア向けな一作

原作の漫画は先に読みました。
あの漫画を最初に読んだときの衝撃は言葉には表せません。
そういった衝撃がこのアニメを見たときには感じられなかったのは残念です。
※このアニメ、厳密には「殺し屋1」の前身となる漫画「1」をベースに作っていたようで、どうもしっくり来ない訳でした。1の方は未読なので今度読んでみます。


今作はエピソード0と銘打たれ、イチが殺し屋として働くようになった経緯・変態として目覚めた過程が描かれています。


キャラデザがまず、独特ですね。STUDIO4℃のようなデザインです。この時点で好みがまず分かれると思います。


また、話の時系列がバラバラに切り替わるのでちょっと分かりづらいです。狙いがあるにしてもやりすぎと感じます。


それから音楽です。BGMの一部およびEDテーマは人の声を編集した、惡の華ED的な仕上がりになってます。

音楽単体で聴くと個性的で面白いとは思いますが、正直アニメには合ってないと感じました。


声優さんは素晴らしい仕事ぶりです。
特にイチ役の鈴木千尋さんとみどり役の大原さやかさんが迫真の演技。
イチの感情的爆発、みどりの扇情的所作が群を抜いています。大原さんの淫語が聴けるのはこのアニメだけ?(笑)



物語の過程のみを映像化したものなので、原作の良さを十二分に引き出せていなかったと思います。

この作品だけは、原作を読まないと‘変態の美学’とか‘痛みのもつ苦痛と快楽の二面性’とか本当に面白い部分が見えてきません。

何より、もう一人の主人公である柿原がほとんどアニメには出てこないので。


一風変わった映像表現や音楽は評価に値する、という意味でマニアの方のみオススメします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

61.8 20 A.I.C.アニメランキング20位
魔法少女プリティサミー(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (20)
164人が棚に入れました
砂沙美の前に、魔法の国ジュライヘルムの女王・津名魅が現れる。津名魅は魔法少女の使命を砂沙美に一方的に押しつけると、パートナーの魎皇鬼を残してジュライヘルムへと帰ってしまう…。
 『魔法少女プリティサミー』(まほうしょうじょ ぷりてぃさみー)は、別作品『天地無用!』に登場するキャラクター・砂沙美を主人公としたスピンオフ・パラレルワールド・ストーリーのシリーズ作品の総称。

声優・キャラクター
横山智佐、小桜エツコ、笠原留美、岡本麻弥、石村知子、折笠愛、高田由美、小林優子、矢尾一樹、岩坪理江、松野太紀、川上とも子、森谷密、水谷優子

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

斜に構えた魔法少女もの・・・好きなジャンルです

 OVA版と比べると、キャラクターの設定や一部のキャラクター(母親など)に変更が見られます。松本梨香さんが演じる母親ではなくなってしまっていた点は少し残念でしたが、岩坪理江さんが演じる母親も違った魅力があって良かったとは思います。

 作品全体に流れる"夕方アニメ感"が非常に心地良かったです。ある程度先の読める笑いでも、ベタな笑いでも、やっぱり笑えました。横山智佐さんによる抑揚たっぷりなツッコミ演技なども最高でした。

 しかし、声優陣の中で最も存在感を示していたのは、天野美紗緒役の笠原留美さんでしょう。普段の引っ込み思案な演技と、ピクシィミサに変身した後のブッ飛んだ演技とのギャップがすさまじかったです。

 スタッフ陣には、今をときめく実力者ばかりで目を疑ってしまうほどでした。そりゃあ、面白いわけです。

 OVAを見たときは、テレビシリーズがOVAよりも面白いわけがないと思っていましたが(OVAがあまりにも面白かったので・・・)、そんなことはありませんでした。僕の「お気に入り」棚に見事仲間入りです!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

思い出の名作。個人的には魔法少女の根底でした。

天地無用が好きだったのもありますが、非常に面白かった。
砂沙美ちゃんも可愛いですが、美紗緒ちゃんが可愛くて。
おとなしいキャラがエロい格好ではっちゃけるのって実に良いですよね。
魔法少女のパロディでできているのでしょうが、それまであまり魔法少女アニメを見ていなかった私にとっては、むしろプリティサミーこそが魔法少女の根底でした。私の中ではまどかが出るまでは魔法少女と言えばプリティサミーでした。

笑っていいともで登場した小学生の少女が、好きなものか将来なりたいものでプリティサミーを挙げていたのがちょっと気恥ずかしく思ったのも良い思い出。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

60.9 21 A.I.C.アニメランキング21位
課長王子(TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (32)
152人が棚に入れました
課長王子は、AIC制作の日本のTVアニメ。1999年にWOWOWにて放送。主人公の田中王児は、しがないサラリーマン。社宅に住まい、通勤ラッシュにも まれる毎日だ。今の彼がかつて人気のハードロックバンド、ブラック・ヘブンの ギタリスト、ガブリエル・田中だったと気付く人はいない。グルーピーだった妻でさえ、大切に残しておいた最後のギターフライングVを粗大ゴミとして 捨ててしまう始末である。そんなある日、王児の前に現われた謎の美女、派遣社 員のレイラ。彼女は王児に『ガブ・・・』とささやきかける。驚く王児がレイラ に誘われて行った場所には、捨てられたはずのフライングVがあった!なぜレイ ラが王児の過去を知ってるのか?どうして王児に近づいたのか?そして、王児に 何が起こるのか…。

声優・キャラクター
石井康嗣、山田美穂、荒木香恵、愛河里花子、川澄綾子、柳原みわ、榎本温子、中田譲治、深見梨加

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

M.S.G フライングV はい!これでピンときた方にはオススメです。

この作品は昔ハードロックにハマっていたオヤジ専用です。
(マニアックですねぇ)

OPはなんとジョンサイクスってえらい金かけてますよね。
(私はWhite Snake , Blue Murder 聴いてたもので。)

ストーリーは、昔一発当てながらも今は家庭のため
サラリーマンをしているバンドのギタリストが主人公です。

ある日、異世界戦争を続けている片方から使者が来て
(レイラさん、ちょーきれい!)あんたのギターでうちの国
を救ってちょーだい、というとんでもないお願いをされます
最初はとまどっていたものの、自分のギタープレイが
その国の武器に連動してとてつもない成果をあげることに
よってだんだん本気になっていきます。
後半は自分の力だけでは応戦できず、元メンバーに助けを
求めますが、、、、、さあどうなるでしょう?

奥さん、子供とのからみもあり(特に奥さんとは色々衝突
しながらも、、、、)

再度書きますが、これほどターゲット絞る作品もめずらしい
のでは。

でも、こうやってハマったわたしもいますしね、、。
とにかく80年代ロックキッズにはオススメします。
(内容的にはシリアス7、笑い3ってとこです。)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

中年オヤジが輝きを取り戻す熱きロックなヒューマンドラマ

主人公は伝説のハードロックバンド「ブラックヘヴン」の元ギタリストの田中王児
冴えない中年サラリーマンとして鬱屈した日々を送っていた主人公の元に謎の美女が現れて・・・
宇宙の危機を救うためにギターをかき鳴らすコメディでもありヒューマンドラマでもあります。

まんま「マクロス7」なのですが、私は本作の方が好き。かっちょいいし面白い。
敵とか兵器とかもよく分からない、適当な設定はノリでカバーしています(笑)
実際宇宙の戦いはどうでも良くて、中年サラリーマンが若き頃の輝きを取り戻すハートフルなドラマ。
最初はゆるゆるのコメディですが、壁にぶち当たり燃える熱きドラマへと変貌を遂げます。
家族にも理解されず、世間からは白い目で見られ、自らの音楽性を否定されながらも
住宅展示場のトイレから宇宙を救うヒーローに・・・・。

終始テンポも良くギャグもかなり面白いんですけどね、多分オヤジにしか受けない(笑)
ご都合主義満載ですがヒューマンドラマとしての魅力も光るものが十分あると思います。
まぁとにかく本作に出てくるオヤジ達は格好良すぎるんです。細かい事は考えずノリで見るべし。
ロック好きな人、オヤジな人、オヤジ萌えな人(?)には是非見てもらいたいです。
ロックはよく知らないですが、OPから挿入曲から何から何までは格好良すぎです。
終盤はアドレナリン大噴出で大変な事になります。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16

63.4 22 A.I.C.アニメランキング22位
天地無用!(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (81)
522人が棚に入れました
ごく平凡な高校生、柾木天地は帰宅途中、宇宙海賊に襲われている美少女、魎呼と出会う。成り行きで彼女を自宅にかくまうことにした天地であったが……。そして夜、夕方の敵が柾木家に現れた。相手の話によると、魎呼こそが宇宙海賊で、自分は銀河警察(ギャラクシーポリス)の刑事・美星であるというが……。

声優・キャラクター
菊池正美、折笠愛、高田由美、横山智佐、水谷優子、小林優子、天野由梨、小桜エツコ、青野武、緒方賢一、高木渉、大塚みずえ、矢島晶子

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異様な壮大さ

壮大です。いい意味でも、悪い意味でもです。
序盤は伏線張りとどうでもいいハーレム展開が続き、あまりのわけの分からなさに困惑してしまいました。
話数の半分程そんな感じで費やし、そこからの展開がまぁ激しかったですね^^;
序盤の展開から考えてここまでストーリーがきっちりしているものだとは思いもしませんでした。
まとめていうなら、面白いと思うことを全部詰め込みましたっていう作品だと思います。
それぞれの分野に特化した作品にはどれも及びませんが、特に後半は王道の安定した面白さを感じました。
この作品の前身となったOVAがあるのですが、あちらの方が出来がいいらしいので、全部見る気が初めからあるのならこちらから見た方がいいと思います。
あちらを見てからこちらを見ると、もしかしたらがっかりしてしまうかもしれませんので。
逆にぱっぱと面白いほうだけ見て、切り上げたい方は向こうのOVAから見た方がいいでしょう。
その場合、こちらはOVAを見た後に視聴を考えればいいです。
非常に立ち位置が微妙になってしまっている作品ですが、そう見下げたものではないと思います。
壮大であるが故にチープなこういう作品も、またアニメとしてありだろうと僕は思いますよ^^;

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

やっぱりOVAが一番・・・かな

 「OVAシリーズと微妙に設定が違う」という作品の感覚は、サクラ大戦シリーズとかに近いものがあるかもしれません。

 毎度この作品のレビューで言っているように、僕はご近所レベルでのドタバタ劇こそが「天地無用!」の醍醐味だと思っています。なので、後半の宇宙篇は・・・でした。

 この作品で最も優れていたのはエンディングアニメーションだと思います。ますなりこうじ(現・舛成孝二)さんによる魎皇鬼のアニメーションが最高に可愛いです!曲も非常に耳に残ります。折笠愛さん、高田由美さんによる歌は・・・アレですが(笑)、素の声が美しいので何度も聴きたくなりますね。

 P.S.次作の「新・天地無用!」はキャラクターデザインとストーリーの幼さについて行けず、さらに続く「天地無用! GXP」も途中で視聴を断念してしまいました・・・すいません。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心のアニメ。ハーレム物の走りにして傑作

昔のアニメなので今のアニメとはクオリティは比べ物にならないのですが、心のアニメの一本なもので心情的に高評価しています。

とはいえ歴史的にも価値はある一本なのでは。
現在では、多数の女性キャラが一人の男を取り囲んでいる類のハーレム物のアニメは数えるのも面倒くさいくらい多数ありふれているのですが、その中で走りと言える作品では無いかと思います。
少なくとも私がハーレムアニメに初めて触れたのはこれでした。

私はハーレム物が好きです。
その嗜好に気付かされたのが、このアニメのおかげだったのか、ハーレムスキーだからこのアニメを気に入ったのか。今ではよくわかりません。
とにかく、非常に甘く幸せな世界観に魅了されたものです。

そんな私にとって心のアニメの一つです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

58.2 23 A.I.C.アニメランキング23位
極黒の翼バルキサス(OVA)

1989年7月25日
★★★★☆ 3.2 (14)
52人が棚に入れました
『極黒(きょうこく)の翼バルキサス』は、多数のコアファンを擁する、よしもときんじ&amp;うるし原智志コンビによるアニメ。『プラスティックリトル』などの名作を生み出した名コンビの、初期の佳作として有名な本作は、浮遊城バルキサスに潜む魔王に復讐を誓った少女レムネアの冒険を描く。
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