2023年度の4コマ漫画おすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2023年度の4コマ漫画成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の2023年度の4コマ漫画おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.0 1 2023年度の4コマ漫画アニメランキング1位
白聖女と黒牧師(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (128)
455人が棚に入れました
とある教会。そこには可愛いけどだらけグセのある聖女さまと、真面目で過保護で料理上手な牧師さまが住んでいました。 穏やかな日々の中で、密かに恋する聖女と鈍感な牧師が繰り広げる、"無自覚いちゃラブコメ"。 もどかしい二人の関係が行きつく先は――!?

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

異世界教会の日常

原作未読 全12話

神の啓示を受けた聖女と呼ばれる女性いる世界、田舎の教会に住んでいる牧師とあることでやってきて教会に住み着くようになった聖女とのラブコメ作品。

聖女と呼ばれてはいますが、ほとんど一般人と変わらない生活をしているので、観ていると聖女と見分けがつきません。

牧師は、恋愛については鈍感な性格で主人公の聖女の恋心には全く気づかないようですね。

聖女という立場上、表では聖女らしい振る舞いをしていますが、牧師と二人の時は本来の性格が出てきてだらけていますw

それだけ牧師に心を開いていますので分かりやすいですが、全然分からないようですね。

ほのぼのとした異世界の教会の日常を描いた作品、頭を空っぽにして観ると良いですね^^

OPはClariSさん、EDはササノマリイさんが歌っています。

最後に、考えさせる作品も好きですが、この作品のようないわゆるきらら系みたいな作品もシーズンに1つはあるといいですね^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

狂信性女と人間性の欠如したKY牧師の無茶ラブブラックコメディに改題した方が良い!

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.28

 聖女様…性女様に改称した方が良い位にローレンスを口説いてきますが、ローレンスは鈍いと言うか女にそもそも興味が無いと言うか…。

 男女の合体阻止のための小道具でしか無い宗教、聖職者設定も全く機能不善です。聖職者だから信仰対象の聖女と合体出来ないとかそういうハードルもありません。

 ローレンスはもう、人間性を疑うレベルで聖女様を相手にしません。人間と認識しているのかも怪しいです。話す猫や犬くらいにしか思って無い?カワイイけど性的対象じゃ無い的な…。

 全く話が進展しないまま終了してしまい、コレで良いのか?と疑問に思う作品でした。

 もう、二人を裸にして納屋にでも閉じ込めて、無理やり祝言挙げさせろよ…。伴天連でもそれでほぼ100%転ぶのは、江戸時代に実証済みだろ?とか小言を言いたくなりました。
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 11話まで観ました。2023.09.22

 聖女さまとローレンスの出合いが明らかに!セシリアは神の天啓を受けて自分が聖女だと認識したそうです。

 そして、森でオバァと暮らしていたそうです。これ、変人ババァに洗脳されたか、精神疾患のどちらかですよね?狐憑きで良くて座敷牢行きだろ?それとも魔女か?

 そして、オバァが死んだ後、大洪水を予知して村に来て、無茶な事を辻説法して村人に嫌がられるのですが、我らがローレンスが上手いこと言いくるめて、なぜか村人に聖女と認められたそうです。

 無理がありすぎる…。異世界の日常ものが上手くいかない理由がよく分かります。ちょっとぶっ飛びすぎじゃね?

 大洪水前に橋を壊すとなぜ村が救われる?そんなことある?ダムじゃないんだから、石橋一基位で被害そんなに変わらんでしよう。

 結局、ローレンスが村人を言いくるめなかったら、セシリアは洪水を呼びこんだ魔女だと村人がキレて、殺害されてもおかしくありませんでした。

 結局、ローレンスがこの女は聖女だと主張したから聖女だという…。これ、二人がくっついたら、それはそれで色々ヤバい気がするんですが…。

 村人愚民すぎ、ローレンス権威有りすぎ、セシリア疑問持たなさすぎ…。特にセシリアは一般的には狂信者と呼ばれるやつですね。

 この物語は、女性向けじゃなくて、男性向けなんでしょうね。男性が理想とする支配しやすい女は、社会から切れている女なので、余計な親戚や友人は雑音として排除しているという…。

 そのため、セシリアはピュアというより信仰のためなら死にそうなエキセントリックな人物です。

 背筋が寒くなる無自覚いちゃラブコメディ…。割とホラーですね。釈然としませんが次回最終回!楽しみです!

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 9話まで観ました。2023.09.07

 ヘーゼリッタの街編終了です。シリアス展開がやっと終わります。結局、聖女とは何かという設定が矛盾しており、さらに説明のために矛盾を重ねたエピソードでした。

 何か変な所… 
 ①教会は、牧師が若い女と宗教施設で同棲していてもOK!男女の性に寛容というか、放任主義というか…。
 ➁ローレンスは牧師なのに、聖女という存在の意味を理解していない。聖女の加護についての知識もない。教会の教義も理解してないのでは?
 ③セシリアは、同年代の友達が今まで居ないなど、幼少期を含めて過去がまるまる不明。本当に人間か?
 ④教会にいる大聖女は、聖女を守る存在らしく、聖女を守る活動をしているようだが聖女認定は誰がしているのか不明。
 ⑤聖女の加護の効果がぼんやりしている。牧師や聖女周辺の人でも分からん人には分からない。そのため、聖女の定義が不明確。
 ⑥教会の教義が不明。ローレンスとアベルの同僚の女性達(教会関係者だが、仕事内容不明)が、恋バナ大好きで、ローレンスとセシリアをくっつけたがるなど、第六天でも信仰してるのかと思わせるほど淫祠邪教っぽい。

 以上、宗教地雷を踏みまくっていますね。教会の目指すところは、乱交なんでしょうか?

 一応、公認宗教組織である以上、信者や配下の宗教家に対する統制は必要なはずですが、フリーダム過ぎます。

 現在でもそうですが、若者を集める組織は、建前上でも性の管理が必要です。酒や薬物をやっての乱交目的と思われては、公認組織としてはまずいからです。

 結局、家族や友人さえいない、生活無能力者のカワイイペットみたいなセシリアをニヤニヤしながら見守る話なのに、変にキャラクターに深みを出そうとして失敗している所が残念です。

 無自覚いちゃラブコメがキャッチコピーの本作ですが、舞台設定も無自覚という…突っ込んだら野暮ですかね?
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 8話まで観ました。2023.09.01

 ヘーゼリッタのトラウマとなった、フレデリカ聖女のお話。こいつも、モヤっとした存在でした。

 街の有力者が何処からか連れてきて、こき使ったら病気で死んだらしいのですが、悪いのは有力者で、教会は関与してない様です。

 ただ、フレデリカは監禁されて、お客をとらされていたわけでは無く、聖女の生き方として、甘んじて境遇を受け入れていたそうです。

 凄く疑問なのは、自分が聖女だっていう自己認識はフレデリカもセシリアも何処から湧いてくるのかが明らかにされていないということです。
 
 教会は、本部に大聖女がいるだけで、聖女の扱いにはあまり口を出さない様ですが、聖女という自己認識は何に規定されてるのか全く謎です。誇大妄想と何が違うの?

 フレデリカは、ブラック企業の社畜のように、金持ちに洗脳されていた可能性はありますが、セシリアの野良聖女ぶりは説明がつきません。

 洋服屋の小僧が前にセシリアに言ったように、「聖女って教育受けてるんですか?(何を根拠に聖女を自称してるの?)」という疑問が解決されていません。

 ある日、衆生救済に目醒めるんですか?社会不安で民衆が信仰の対象を求めるのなら分かりますが、作品中の市民はそれほど切羽詰まって無さそうです。

 教会の権威で聖女認定していれば、話が早いのですが、フレデリカの件を物語に入れてしまったので、教会が悪者にならない様に、有耶無耶にしているのでしょう。

 エモい話になるかと思って挿入したシリアス案件が物語の足を引っ張っています。良くないですね。
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 7話まで観ました。2023.08.24

 聖女様御一行、教会の会議に参加するため、へーゼリッタの故郷の都会へ行きます!

 いや…近いな。汽車と馬車ですぐに着きました。洋服屋の小僧もお使いのついでに同行しているので、大して遠くないようです。

 謎の宗教組織、教会で謎の会議…。職場放棄しているアベルも嫌味を言われる位でお咎め無しです。

 ローレンスの先生だという牧師が、教会に聖女が居るのは秘密にしとけとか、謎のアドバイスをしてくれます。こんな近所なのに隠せるか?情報網とかどうなってるの?

 教会における聖女の立場が相変わらず謎です。牧師は教会が教育しているみたいですが、聖女は僻地出身で教育を受ける機会が無かった者でもなれる様です。

 セシリアも、なぜ自分が聖女だと認識しているのでしょうか?現段階だと、教育水準の低い、低能女ニートが教会に寄生しているとしか思えないのですが…。

 神の天啓でもあったのかな?でも、それを証明する人がいないと、精神病院へ入院させられる可能性の方が高い気がするんですが。

 聖女って自称?誰が認定しているの?ローレンスがこの女は聖女ですと言っているから聖女なの?奇蹟を起こせるから?

 でも、奇蹟にしたって詐欺の可能性もあるわけで、誰か権威のある人物や機関が奇蹟認定する必要があります。部族のシャーマンじゃないんだから…。

 ローレンスにそんな権威があるとは思えないのですが…。もし、それがまかり通るなら、ローレンスみたいな田舎牧師が教会で聖女を自称する愛人を囲っている所もありそうです。

 へーゼリッタの街の聖女は、教会でこき使われて病気で死亡したそうですが、聖女は人間扱いされてるのかな?いくら宗教絡みでも警察案件でしょう。

 聖女は寺男や寺女みたいな教会に従属する奴婢で、労働基準法とかが適用されない社会なのかも知れません。

 そもそもセシリアの両親はどこにいるんでしょう?口減らしに発達障害で虚言癖のある娘を教会に売った?怖!

 ローレンスの爺ちゃんが唐変木な孫のために寒村から購入したのかもしれません。足りない娘でも、後継ぎが出来れば良い的な?

 何か、不穏なものを感じつつも、宗教改革時のカトリック教会ばりに腐敗していそうな謎宗教組織から目が離せません!

 セシリアは、聖女は珍しい存在だと自分で言っていましたが、教会で暮らすことも、村人達の信仰を集めることにも全く疑問を抱いていません。

 親が聖女だったとか、教会に子供の頃から住んでいたならまだしも、どこから来たのかも不明な存在なくせに、この自己認識はマジで怖いです。

 普通に考えたら洗脳されてるか、精神疾患でしょう。セシリアの過去が明らかになるか、とても興味深いです。
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 6話まで観ました。2023.08.18

 半クールが終了しましたが、聖女様の存在がふんわりしています。 

 聖なる力で色々奇跡を起こせるようですが、教会との関係が相変わらず不明です。

 教会は聖女教というわけでは無さそうですが、保護はしているのかな?頑なに教義の説明はしない方針の様です。

 どうも、なろうが跋扈してから、テンプレなら世界観の説明はいらんだろ?的な態度の作品が増えた様な気がします。

 ある程度の世界観の説明が無いと、日常モノと言えども、物語として成立しないのではないでしょうか?

 全ての事象が聖女とローレンスがイチャラブするための小道具でしかない世界は、好き嫌いが別れそうです。

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 5話まで観ました。2023.08.14

 深まる謎宗教への違和感…。バレンタインがあるのでキリスト教ベースの様ですが、聖女様、精霊的なものと会話して、騒ぎを治めたりします。これは魔女の所業の様な…?

 アベルとヘーゼリッタの関係も不明です。デキてるの?嫁入り前の良家の子女が教会に居候出来るかな?完全に物語の狂言回しのためのキャラクターです。

 教会も、ローレンスさんが祖父から世襲しているようですが、浄土真宗なの?肉食妻帯あり?禁葷酒もクソくらえ?

 ローレンスさんの両親は何してるのかな?五体投地しながら聖地巡礼でも行ってるのかな?

 何か皆フリーダムな感じで、宗教として成立していない気がします。結婚しても聖女でいられるのかな?魔女なら何でもありですが…。

 こんなことは気にしてはいけないようです。セシリアたんカワイイ!!(*´Д`)ハァハァ

 ボロが出ないことを願いつつ視聴継続です。

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 3話まで観ました。2023.07.28

 主人公達はキリスト教っぽい謎宗教の牧師と聖女です。謎宗教の教義に深入りすると地雷を踏むので、どんな宗教かは明らかにならないでしょう。そのため、キャラクター達の背景に深みはありません。

 コイツら何なの?とか思ったら楽しめません。物語の開幕2.9秒で牧師と聖女が合体しないための方便で登場した宗教設定なので、気にしてはいけません。

 イチャラブ雰囲気アニメなので、起伏のある展開は無く、このままワンクール行くと思われます。
 
 ゆるゆるとながら観できる視聴者向きです。可もなく不可もない感じですね。
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 1話観てのレビューです。2023.07.14

 牧師と聖女、1話からデキている…。昨今の恋愛アニメはこんな感じばかりですね。悪い意味ではないです。

 お互い意識している以上の関係にならないための障害をどう設定するかに作品の個性が出る様です。

 相手に全く気が無い、恋愛成就が困難な話は観ていて疲れますし、単なるストーカーの話しになりかねないので、コレはコレで良いのかもしれません。同意は取れよと…。

 本作品は作画も良く、キャラもかわいいので、ニヤニヤしながら観るには良いのかもしれません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

トニカクカワイイ~聖女~

ただ聖女様達が可愛いだけのアニメ
でも、それがいい!

ピュアで清楚で天使みたいないい子でトニカクカワイイのでそれだけで癒されるって人は見るといいかも
ClariSの「コイセカイ」が作品の雰囲気にあっていていいですね
キャラデザも色使いも綺麗で見た目はすごく好き
物語やネタは薄く、ストーリーじゃなくて雰囲気を楽しむアニメ

聖女様の苦悩とかシリアスなシーンもあって、結構エピソードが重いんだけど作品全体の雰囲気がのほほんふわふわしているので全然重さを感じない

聖女と牧師ってタイトルにあるけど、あんまり宗教にこだわりがないみたい
ラブコメだけど各キャラの人の良さを見せるばっかりでなかなか進展しないので、退屈って思われるのも仕方ないかも
やっぱり雰囲気を楽しむアニメですね

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

70.3 2 2023年度の4コマ漫画アニメランキング2位
トモちゃんは女の子!(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (231)
769人が棚に入れました
ボーイッシュな女の子×鈍感な幼なじみが織り成す、青春ラブコメディ。 世界からの熱いラブコールを受け、まさか待望のアニメ化決定! 2015年、Twitterでの連載開始以来、ボーイッシュな主人公と幼なじみの織り成す不器用ながらも真っ直ぐな恋愛模様が多くの読者に支持され、2019年に惜しまれつつ完結したコミック『トモちゃんは女の子!』。 「第2回 次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門第1位受賞し、今なお多くのファンの根強い人気を誇り、国内に留まらず、海外のファンからも熱い支持を集める本作が遂に待望のアニメ化! 幼なじみの久保田淳一郎に恋するボーイッシュな女子高校生・相沢智(トモちゃん)は、淳一郎に“女の子”として見てもらいたいがいつも空回り。果たして、トモちゃんの不器用な乙女心は淳一郎に届くのか…!? 観ればきっと、あなたも二人の恋を応援したくなる――。 2023年――トモちゃんと個性豊かな仲間たちが繰り広げる“青春ラブコメディ”が世界を虜にする!

声優・キャラクター
相沢 智:高橋李依
久保田淳一郎:石川界人
群堂みすず:日高里菜
キャロル・オールストン:天城サリー
御崎光助:天﨑滉平
田辺達巳:松岡禎丞
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

(最終)これは「令和版『月刊少女野崎くん』」→王道ラブコメを見事にアップデート!!

【レビューNo.47】((最終レビュー)初回登録:2023/4/1)
コミック原作の2023年作品。全13話

(ストーリー)
ボーイッシュな女の子×鈍感な幼なじみが織り成す、青春ラブコメディ。
幼なじみの久保田淳一郎に恋するボーイッシュな女子高校生・相沢智(トモちゃん)の乙女
心は淳一郎に届くのか…!? (作品情報より抜粋)

(評 価)
・素早い切り返し。淳一郎目線で描かれた第2話が上手かった!
 ・1話は想定通り、トモちゃんが淳一郎に“女の子”として見てもらえず空回りしてる様子
  やトモちゃんの「残念女子ぶり」を上手く印象付けた半面、
  「この展開で十数話続くのか?」
  と不安も感じたのだが・・・
 ・{netabare}ところが2話早々に、実は淳一郎はトモちゃんのことを“女の子”として意識していて、
  今度は素直になれない淳一郎の空回り振りをぶっ込んできたのは本当に上手かった!
  以降の展開で、トモちゃんだけでなく「実は互いにすれ違ってる」というワンランク上
  のギャグに昇華できるようになり、淳一郎の行動原理が「友情だけなのか?」という彼
  なりの「ラブ」も表現可能となって、エピソードにグッと幅が広がった感じですね。
  (これは「野崎君」にはなかった秀逸な仕掛けでしたね(^_^)){/netabare}

・サブキャラもしっかり育てていた
 ・3話終了時点では、「群堂以外のサブキャラが弱く大丈夫か?」という懸念があったの
  ですが4話以降でその点についても手を入れてきました。これでエピソードに広がりが
  出てマンネリ化することなく上手く物語を進めていたと思います。
  ただ「野崎君」と比べるとまだまだキャラが弱いかなっと、心配してたのですが・・・
 ・{netabare}9話でやられました!全てはこのエピソードへの伏線だったのか!!
  ・群堂:ダーティーなキューピット
  ・キャロル:これまで笑顔を崩さなかった彼女の渾身の泣き顔
  ・御崎先輩:軟弱野郎が見せた精一杯の漢気
  サブキャラ達の見事な競演で神回になりましたね。
  この手のラブコメではあまりカップル成立という展開は少ないのですが(ギャグの引き
  出しとして引っ張るために)これはもう祝福するしかない最高の演出でした!{/netabare}

・令和版にアップデートされたレベルの高いラブコメ
 ・紆余曲折ありましたが、「淳一郎×トモ」も最後に
  {netabare}「親友でライバルで恋人である」
  という2人らしい関係で結ばれます。{/netabare}
 ・ジャンル的には「野崎君」の流れを汲み(「野崎君」のレビューで解説したように)
  ・王道パターンを丁寧かつ全力でやる。
  ・サブキャラも丁寧かつ魅力的に描き、キャラを育てていく。
  ・それをテンポや演出等で効果的にアニメとして面白く魅せる。
  という基本を踏襲した、コメディに主軸をおいたラブコメだったと思います。しかし
  「ラブ」の部分でもしっかり魅せる。それも作品の全体像ときちんと調和した形で。
  これは令和版に見事にアップデートされた、レベルの高いラブコメだったなと。

基本は「淳一郎×トモ」たちのラブコメでしたが、{netabare}群堂が時折みせるトモへの複雑な感情{/netabare}
も、今までのラブコメにはないスパイスの利いた演出でよかったかな。
作画も始めの方はちょいちょい怪しく気になったが、途中から慣れたのか改善されたのか、
あまり気にならなくはなってたな。

OPが実はかなり秀逸だったと思います。OP映像を見ればどんな作品か1発でわかるし、
曲もコミカルでマッチしてましたね。
「挙・動・不審は~♪」から始まるEDのキャラソンも、この作品らしい味がありGood!


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過去レビュー(2023/1/28 4話分)
【4話分追加】やはり基本を丁寧にやるラブコメは面白い
{netabare}
(評 価)
・基本に忠実→サブキャラを丁寧に描いた第4話
 前回のレビューで指摘した「サブキャラの魅力がまだ弱い」。ここにちゃんと手を打ってきました。
 やっぱり制作陣はちゃんと分かっています。本作の基本構造はとてもシンプルです。
  ★トモちゃん、淳一郎の「ラブ」をしっかり「コメディ」で落とす
 それゆえに飽きられやすい危険もはらんでいます。なので「サブキャラを魅力的に育てる」作業は
 必須です。今回は群堂をはじめキャロルや御崎の新たなる魅力を上手く印象付けました。
 しかもギャル2人も使い捨てでなく、ちゃんと活用しています。こういう地道な展開は必ず後半に
 活きてきます。この先も楽しみです。
・2話の展開が活きる淳一郎の言動の意味
 前回のレビュー「淳一郎がトモちゃんのことを“女の子”として意識してる展開を早々にぶっ込んで
 きたので作品への評価は一変」について解説。
 {netabare}
 「トモちゃんが淳一郎に抱きついてみるシーン」ですが、上述展開がなければ淳一郎はただの鈍感
 野郎で普通のギャグ展開です。でも淳一郎がトモちゃんへの「ラブ」ゆえのあのリアクションなら
 、景色はまるで変わってきます。トモちゃん「淳一郎は鈍感野郎」→「それはおめえもだよ!」
 という一つ上の笑いに昇華できます。互いに思い合っての行動なのに、共にすれ違うというWの面白
 さに繋がります。
 それに上級生をボコった淳一郎の動機は「友情」だけなのか・・・それをまた敢えてトモちゃんに語
 らないところにきちんと淳一郎なりの「ラブ」が成立するのです。
 2話があればこぞ成立する「ラブ」と「コメディ」の展開。
{/netabare}

やっていることは地道な積み重ねです。でもその積み重ねがあることで1ランク上の「ラブコメ」に
昇華できる。やはりそういう基本を丁寧にやる作品はしっかりとした面白さがあります。{/netabare}
 
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過去レビュー(2023/1/21 1~3話分)
【3話視聴】「月刊少女野崎くん」が帰ってきた?! 今後失速しない仕掛けを準備できるか?
{netabare}
(評 価)
{netabare}
・予想通り。トモちゃん目線で描かれた第1話
 タイトル通り、淳一郎に“女の子”として見てもらいたいが空回りしてる様を中心に、とはいえ
 普段の言動から「実はトモちゃんもかなり『残念女子』だよね」という部分をギャグ展開で見せ
 、主人公を上手く印象付けた滑り出し。
 普通に面白かった半面、「この展開で十数話続くのか?」と不安も感じたのだが・・・
・素早い切り返し。淳一郎目線で描かれた第2話
 実は淳一郎はトモちゃんのことを“女の子”として意識していて、今度は素直になれない淳一郎
 の空回り振りを早々にぶっ込んできたので作品への評価は一変。「これ意外といけるかも!」
 最後に大きな爆弾(?)で次週も気になる上手い引きで終わったし。
・序盤の仕上げ安定の第3話
 上述爆弾もこの作品らしいオチで回収すると、第3話は登場人物達の関係性の再整理や二人の恋
 の前途多難さを再度印象つける丁寧な仕上げで序盤を締めくくったって感じでしょうか。
{/netabare}

ここまで視聴した感想は、「月刊少女野崎くん」を思わせる懐かさのあるラブコメ作品だなっと。
ヒロインの恋の行方を巡るドタバタ感やノリや勢い、ラブとコメディのバランス等作品の空気感が、
ちょうどあの作品を彷彿させるんですよ。
(本作も4コマ漫画原作らしいので、テンポ等が近いのかも)
本作も目新しさはないが、古典的な展開を基本通り丁寧に描いているので安心感があるというか。
ただ「月刊少女野崎くん」は個人的に、「ラブコメの教科書」ともいうべき超優良作品なんですよね。
(初心者の方に「オススメのラブコメは?」と聞かれれば、迷わず(入門書として)本作を推すレベル)
そんな「野崎くん」との比較からの懸念材料
 ・サブキャラの魅力がまだ弱い
  親友の群堂以外は今のところ何とも・・・
  「野崎君」はサブキャラの個性と魅力もしっかり描かれており、サブキャラだけでも話を回して
  いけるレベルだったが、本作はどうか。まだ新キャラ登場するんですかね。
 ・多面的な展開は可能なのか
  「野崎くん」は主人公が「学生少女漫画家」ということから、そちら方面の話を展開したり、サブ
  キャラの部活ネタやサブキャラ同士の恋模様といった多面的なストーリーで最後まで飽きさせる
  ことなく完走しましたが、本作はどう打開していくのか。
 ・作画がちょいちょい怪しい
  個人的には作画はあまり気にならない鈍感な方なのですが、その私が気になるレベルというのは
  ちょっと問題かも(笑)

今期期待してた作品「スパイ教室」「久保さん」→大外れ、「アルスの巨獣」→テンポヤバくない?!
等で、個人的には「トモちゃん」がNo.1になる可能性も浮上してきましたね。主人公トモちゃんは魅力
的に描かれていると思うので、今後失速せずに完走できるかに注目ですね。
{/netabare}

(2022/1/23追記)
【レビューNo.22】「月刊少女野崎くん」のレビューアップ。
本作に興味を持たれた方はそちらを参照ください。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

まっすぐなトモちゃんはEDでこんがらがってるの

キャラの個性がいい味出してました。
男勝りのヒロインのトモ、
なぜか一歩を踏み出さない淳一郎
そして
フワフワした性格キャロル
思慮深い性格みすず
サブストーリーを支えた天崎先輩
物語の切り替え役の田辺君

トモのお父さんお母さんは至って定番な性格(笑)

定番コメディとして楽しく見れました。
OP、EDも楽しかったですね。
EDはいろいろなキャラで歌っていたので今回は誰かななんてちょっと楽しみでした。

終わり方は〇
{netabare}飾らない付き合いができるのが長続きの秘訣かな。と、〇ojimaは過去を振り返ります。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サブキャラの子が面白いラブコメ

相沢智(通称トモちゃん)は空手がとても強いボーイッシュな女の子。
でも大好きな幼馴染の久保田淳一郎には女の子扱いされなくて・・で始まるラブコメ。
原作未読です。

実はあらすじ見て、あーよくある感じのラブコメかなーと思ってスルーしかけてた作品でしたw

試しになんとなく1話を見てみたんですけど。。

お、面白い・・
トモちゃんと久保田くんの主役たちが面白いというよりも・・
二人の幼馴染の群堂みすずがいい味でてて面白いんです!
二人に対する複雑な思いみたいなのも感じられるちょっとクセのある女の子。

主役2人のやりとりだけだったら、早い段階で飽きがきちゃいそうなところを彼女がいることで話の展開や会話がいい感じに膨らむんですよね。

面白そうなので、ちょっと期待しながら見ていきたいと思います♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

71.6 3 2023年度の4コマ漫画アニメランキング3位
デキる猫は今日も憂鬱(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (190)
593人が棚に入れました
「吾輩は猫である。しかしただの猫ではない。 空前絶後の『デキる猫』である」 仕事はできるが生活能力が壊滅的な会社員・福澤幸来は、ある日凍死寸前の仔猫を拾う。諭吉と名付けたその猫はいつの間にか猫にあるまじき大きさに成長し、ダメなご主人様に代わって料理、洗濯、掃除、買い出し、ご近所付き合い……あらゆることを完璧にこなす“デキる猫”になっていた。 「うちの猫ちょっと普通じゃないかも……!?」 そう思いつつ、諭吉のおいしい料理に胃袋を掴まれ、生活の全てを支えられている幸来はもう諭吉なしの生活なんて考えられない! 夢のパーフェクトにゃんことハイパーずぼら会社員のまったりのんびり同居ライフ。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ほぼ万能ネコの諭吉くん

原作未読 全13話

とあるマンションに住んでいるOLの福澤 幸来(ふくざわ さく)が、通勤の途中に拾った野良ネコ(仔猫)と一緒に住むことになります。

会社ではできる女性ですが、物が散乱しているマンションに一人暮らししているズボラな私生活をおくっていました。

そこに一緒に住むことになった野良猫の諭吉、賢い諭吉はこの現状を打破するために家事全般を行うようになります。

幸来と諭吉の生活とご近所さんや会社仲間たちと繰り広げる日常を描いた作品です。

猫の諭吉が賢すぎますねw そして大きくなった諭吉は二本足で歩く、そしてかなり大きいw、「トトロ」ほどではないですが、人間並みに大きいですw

家事全般を行うネコ、食べるのはキャットフードなのに、美味しい料理が作れるのは奇跡ですねw

ネコらしい一面もありますが、ほぼ飼い主と逆転でしたね。諭吉の心の声も面白かったです。

周りのみなさんのほのぼのとした関係も良かったですね。

気楽に観れる作品です。重い作品を観た後に観るといいかもしれません。

OPはsomeiさん、EDはasmiさんが歌っています。

最後に、そういえば幸来の家には誰も遊びに来なかったですね。諭吉いると無理でしょうねw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

専業主夫(婦)がいる生活の豊かさ。稼ぐことが幸せではない。

 文句をいいながら最後まで見てしまったのは、それぞれのエピソード自体が面白いのはもちろんですが、私が猫好きだからというのと、もう1つは専業主夫(主婦)がいる生活がやっぱり「豊かさ」につながるのでは?と思って見ていたからです。

 諭吉は化け猫(良性)という感じですが、彼がデキる猫になった原因は仕事に疲れた女性の生活の駄目さ加減でした。つまり、丸の内に勤める裕福なOLであっても、生活が荒れてしまうと幸せに見えないということです。

 1人が稼ぎ、1人が生活を引き受けることで、食生活を中心とした活力につながって行きます。そして、家を守ることが必ずしも虚しいことではなく、むしろ人間にとってもっとも必要な存在であるとわかります。
 諭吉の視点で見ると、ヒロインをちゃんと生活させる喜びもありました。主婦を経済価値に換算することの馬鹿さ加減がわかります。
 単なる利他ではなく、それが諭吉の存在意義であり家族の意味になります。決して一人で金は稼げないし、稼げたとしても金の代わりに健康・豊かさ・幸せの何かを犠牲にしているといえるでしょう。

 現代の疲れは、働くストレス。働かなければならないという風潮。そして経済性こそ幸せの尺度というのは思い込みではないか。
 働くことだけが正しい事だという価値観、特に女性ですね。これは果たして人間的なんだろうか?という疑問がわきます。

 旧来の核家族とは男女が入れ替わり、家庭にいる方を猫に置き換えていますので、一見、癒し系に見えますし、原作者の意図がどこまでなのかは分かりません。
 しかし、1話冒頭の通勤風景ですね。初見のレビューに書きましたが、あそこの丁寧過ぎる描写は違和感がありました。また、なぜ丸の内なんだろう?なぜ総武線(中央線)西東京エリアなんだろう?と考えたときに、幸せの形は、稼ぐことではない。男女で働ける方が働き一人が家を守り、ちゃんと生活をするための家族の役割分担があるのが自然で幸せなんだという風に見えました。

 また「福沢諭吉」が彼の名前だということを考えると、彼=家を守る能力・存在=主夫(婦)の「価値」の話なのかなあとも思います。
 ヒロインも生活力はないですが、仕事はできる女らしいので適材適所。男女を固定せず、働ける能力があるほうが働くでいいかもしれません。

 また、他人の子供の面倒を見るというのもいいと思います。これがなく全部が自己責任だから、子育てがしんどいのだと思います。近所や知り合いのコミュニティーでの助け合いは必要でしょう。

 それぞれのエピソードは結果的に、働く人と家を守る人の関係性に対する憧れな気がします。
 この先、猫と人間では子供は生まれないでしょうけど、なんか一緒に寝てるし諭吉だとそのうちオカルトパワーで作れてしまいそうです。最後の方で子供が出て来たり、仔猫を拾ったりがありました。そこはやはりピースとして幸せの形には必要だということかなあと思います。

 なお、下手をすると猫がお母さんとなりますが、一緒のベッドで寝ていることからやはり夫婦なんだと思います。肌の触れ合いもまた今の人間に不足している癒しです。

 

 この作品が癒し効果があるのは、猫だからというのはありますが、豊かな生活とは?という問いかけにもなっていた気がします。




3話 高収入女性にとっては子なしセックスレスの専業主夫家庭が理想?

{netabare}  現代の女性の幸福のイメージをそのままアニメにした感じですね。

 この作品のヒロインの「立場」に憧れる20代女性はかなり多いのではないでしょうか?自分で働くから家事からは解放されたい。家に帰ったら、風呂入ってご飯食べて酒飲んで寝るのがいい。(男と違って、女性はなぜか食事の後に酒を飲む人が多い…気がします)

 男が要らないわけじゃないけど、自己主張弱めで一緒に寝てくれるだけでいい。セックス要らない。グルーミングだけすればいい。自分はしゃべらないで愚痴は聞いて欲しい。気持ちを察して慰めてほしい。皆からうらやましがられる容姿がいい。美味しい手作り料理食べたい。外食高いからおいしい弁当が欲しい。清潔がいい。だらしない自分を管理してほしい。
 男の方は酒飲まない、でも酒の当てには詳しい。経済観念が高く、無駄使いしない。無趣味か金のかからない害のない趣味(猫缶?)。満足の水準が低く簡単なもので満足する。自分よりも大きい。面倒なこともちょっと嫌な顔をしながらもやってくれる。我儘を通してくれる。

 会社では苦労して仕事してる感が欲しい。管理職よりも平がいい。でも、ちょっとできる女という存在感が欲しい。褒めて欲しい。もちろん給料はお高め(住居の水準、立地、通勤時間から考えてお高いマンションに見えます)。

 なんか「お隣に駄目にされる」以上に成長がとまって、短絡的刹那的な快楽で、精神が駄目にされている気がします。ヒロインがここから脱出する話になればいいんですけど。

「化け猫」が主役ですし、ある意味ではホラーですね。ただ、このシチュエーションを考えた場合のヒロインの人物像は、逆にものすごくリアリティがあります。


 冒頭の街を描写するCGは正直ゲンナリでした。私はあまりこういう実写ニアリーのアニメ表現は好きではないです。それと、都会の大変さとか殺伐感とかそういうのが表現したかった?そんなのは昭和40年代から日本の当たりまえ、です。
 だったら、女性にクローズアップして、女性が会社員をやる大変さを見せてくれた方が、この作品の意味があるかなあと。要するにCG技術を見せたかっただけ?

 それとオフィス全員白ブラウス問題ですけど…なんか商社とかに見えるんですけど、まだ制服なの?銀行でも今時窓口以外は制服はない気が…でも、通勤にも使ってるからあれは社内規定で白ブラウス以外不可?というよりもCGの問題かなあという気がしますけど。

 全体的にCGを導入してコストダウンはやむを得ない流れだとは思いますが「アニメは表現したいものを表現できるのがいい」ということを忘れないでほしいです。技術と予算だけで、全員白ブラウスになっているのだとしたら良くないですねえ。あの娘は恐らく高給取りな生活に見えますが、オフィスがそうは見えません。オペレータに見えます。

 とまあ、いろいろ言いたい事はありますが、引っ掛かりが多いということは気になるということです。 {/netabare}


9話 丸の内OLで東京西部の総武線沿線暮らしに感情移入できるか?

{netabare}  丸ビル前の横断歩道とか永楽ビルっぽい映像があったので、ヒロインは丸の内勤めですよね。オフィス内部も証券・投資顧問っぽい雰囲気です。見積りとか商談とかあるので、業種はIT・商社の可能性もあります。で、痴漢の場面で中央・総武線っぽいホームだったので、高円寺~国分寺くらいに住んでいるのでしょう。転職キャリアアップ組ですが制服ですので事務職採用っぽいので、推定年収550~700万円くらいの感じでしょうか?
 弁当を持って行っていることから極端な高給ではないでしょうが、丸の内のランチの相場は1200円~1800円くらいはしますので、毎日外食は辛いエリアです。八重洲なら安いところも多いですけど。

 という感じで、ヒロインはかなりの高給取りな気がします。住んでいる家も1LDKか2DKっぽい間取りであの広さです。賃貸なら10…いや12万円は下らないと思います。あの高級住宅から徒歩圏ですので、国立や吉祥寺ならもっと高いでしょう。

 そういう感じで見ていると、あまりに上級すぎる生活をしているので癒されるか?と言われると、ウーンという気がします。癒し系というよりもやっぱり女子が望む理想の疑似結婚生活な感じです。男としてはあまり感情移入できない感じです。男女逆さにして、猫=美少女にすればまあわかりますけど。

 まあ、面白くないわけじゃないですけどヒロインは片付けられない女ではあっても結構優秀な人物なんでしょう。ファンドマネージャーや外資で2000万を狙うほどではない、丸の内としては緩い働き方の女性という感じです。{/netabare}


12話 このヒロインはペットロスは大丈夫か?なんとなく別れの時を考えてしまいました。

{netabare} 13話まであるみたいですね。一旦総括です。猫が家事をしてくれるかどうかは別ですが、ただ、猫がいるだけで仕事に行けるようになるのは事実だと思います。
 猫と人間の心の交流というのは、多分人間の思い込みではないと思います。言葉はありませんが、仕草で何かが伝わってきます。そういう部分がなんとなく、本作の諭吉からは伝わってくる気がします。

 そう、猫がいる人生は豊かになる、と言う点で本作は極端なアナロジーではありますが気分的にはリアリティがある気がします。

 猫を拾うとそこにあるのは別れの時です。猫を飼った人には経験があると思います。
 本作がどこまで描くかわかりませんが、それは人間と猫の関係においての必然です。その代わりといってはなんですが、猫と一緒に過ごした時間の充実、豊かさというのは何モノにも替えができません。
 猫との付き合いかをどういう距離感ですごすのか。12話はなんとなくですが、その部分を思い出させる話でした。

 ここまで見て、このヒロインがうらやましいと思う反面、この人はペットロス大丈夫だろうか?という気分が途中からありました。猫好きでロスの経験ある人はこのアニメどうみているのでしょう?{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まったり観てください

想像以上にデキる猫で驚きました(^^;)
この制作会社2008年設立のわりに作品が少ないんですが、2023年の夏クールに「好きな子がめがねを忘れた」と2本ぶち込んできて急にどうしたんでしょうか。
こちらもCGアニメですね、他の作品が分からないのですが得意分野なのか好きな子と同じく作画良いですね。

猫の諭吉がダメOLの幸来のお世話をしますが、見た目デカいし目つき悪いので、文句言いながらも実は優しい親父のようで面白いですね。
料理が得意で作画も良いので飯テロになり空腹時に視聴すると何か食べたくなります。
普通に外出して買い物するのも斬新です。コメディなんですが爆笑とかではなく、諭吉と幸来のまったりした日常を微笑ましく観る感じなので飽きてしまう人はいるでしょうね。

キャラ絵も良いですが上司だけ無表情すぎる気はしました。全体的には個性が薄くいなくてもいいようなキャラがいたのが少し残念。ただ幸来役の石川由依がテンション高めで可愛らしいダメ人間感を演じ非常に良かったです。

OP曲はノリが良くED曲はどこかせつなさを感じ私はどちらも好きです。
少年誌で連載されてるようですが、女性も楽しめると思います。ハマれば幅広い年齢層から支持されそうですね。単なるコメディではないので良かったらご覧ください。

2024年3月18日

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

58.7 4 2023年度の4コマ漫画アニメランキング4位
フェ~レンザイ 神さまの日常(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (26)
63人が棚に入れました
神力、妖力を持ちながらも、現代社会でひっそり暮らす中国古代の伝説に登場する神仙妖怪たち。 美少女OL?の九尾狐・キュウゲツ、見た目は怖いけど守りたくなる龍・ゴウレツ、バカだけど憎めないコウテン、クールで可愛い美少年・ナタ、悩める中間管理職・カンノン、みんなの三つ目お兄さん・ヨウゼン、天然清楚兎・たまちゃん、神経質だけど愛らしい人妻・セイエイ、かわいいけど暴走しがちなリュウメ、炎の暴れん坊・コウガイ、インテリ天才神獣・ハクタク、頭がないけど男の中の男・ケイテン、自称イケてる兄・ジュウイチゲツ、優しいけどおせっかいなダッキ。 彼らのにぎやかな日常を描いたハートフルドタバタコメディー!

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

そういえば九尾の狐は中国の妖怪でしたね。しかし中国アニメは理解できないなぁ…

さて、中国アニメですね。

神々が登場する作品ということで…
主人公が九尾の狐ということで、一瞬あれ、と思いました。
ちょっと日本の妖怪だと勘違いしていて…
よく考えたら 「中国の九尾の狐が日本にやってきて玉藻の前を名乗った」、という流れなんだから出身は中国ですね。
中国的には、九尾の狐は中国の妖怪、または神という扱いなんですね。
無意識に文化の盗用をしていた。
これは申し訳ない、と思い、真面目に見ていたのですが…。

これはきつい。つまらなすぎて、時間が流れるのがあまりに長すぎました。

いやもう… 何でしょうね。中国の神様あるある的なのがさっぱり理解できない。
中国のお約束とか、全然わからんわ。月餅に対する扱いとか、中国人なら受けるネタなんですかね? 理解させようという気がまったくないようで…。
なんか中国の内輪ネタっぽいとしか思えませんでした。
異文化の異なる価値観について学びたい、という観点で見ようにも、説明が足りなすぎて全く理解できない。
こりゃ駄目だ。
なんでこれを日本で放送しようと思ったのでしょう?

良く海外のものは日本のものより質が高いという勘違いがあります。
それは日本の作品は玉石混交目に留まりますが、海外からは頂点の上澄みが日本に入ってくるので、それだけ見ていると日本のものより質が高く見えるという、ただの勘違いですね。
しかし中国のアニメは基本全部駄目ですね… なんででしょう。
もしかして中国のアニメはそんなに酷いの?

三体とか面白いと聞きますから、中国人が作る話が全部駄目なはずは無いですよね。そもそも三国志、水滸伝、封神演義、西遊記… 中国初で大人気な作品は山程あるわけで。にも関わらずなんで中国アニメはこう、駄目なのが多いのでしょうかね。

とりあえずこれが日本で受けると思って作っている人が居るかはわかりませんが、居るとしたら相当見る目が無いと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

コテコテ中華アニメ!観音様も妖怪扱いなのか…。

 12話まで観ました。2023.09.28
 
 やっぱり何話観てもそれほど面白くないです。ドタバタで特定のキャラが被害を受けてトホホホ…的な感じがずっと続きます。

 同じ妖怪が登場する中華アニメでも、万聖街の方がおもしろかったかもしれません。

 やはり30分は長いです。Bパート前位で飽きてしいます。主人公のキュウゲツ以下、登場人物達の性格も悪いですしね。

 ちょっと日本人とは感覚が合わない感じのアニメでした。
………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2023.07.21

 正直、面白くは無いです。30分枠は長すぎます。ただ、作りが悪い訳ではありません。

 どんな狂ったキャラクターが出てきても、舞台背景がめちゃくちゃでも、物語が破綻していても、日常系だと視聴に耐えるんですが、萌えアニメだと言うのが前提にあります。

 今季クールの、小さい先輩、メガネを無くした、出来る猫なんかも、良く考えるとおかしい話ですが、キャラクターに萌えれば観れる系です。

 この作品は、中華アニメのため、ヒロイン達がとにかく可愛く無いです。九尾も兎も気持ち悪さが先行しています。そのため、視聴継続する意味があまりありません。

 お手軽キャラ萌日常アニメばかりの昨今ですが、それはそれで需要があることがよく分かりました。
………………………………………………………………………
 1話観てのレビューで。2023.07.05

 中華妖怪達がわちゃわちゃするショートショートアニメです。キャラは結構カワイイですが、イマイチ妖怪達の背景が日本人には馴染みが無く、分かり難いです。

 九尾の狐と月兎、龍あたりは少しは馴染みがありますが、後は良く分からん奴らです。

 会社が舞台なので、氷男子の氷室君に少し近い感じですが、恋愛要素は無さそうです。

 観音様も妖怪枠なのか…と、少し不思議な感じです。日中で共通していた観音信仰は、現代中国ではどうなっているんでしょうか?

 まぁ、現代の中国人が何を考えているのか知るには良いアニメかもしれません。

 女性キャラの気性が結構激しいのも中華アニメっぽいですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

5~10分アニメだったら視聴継続してたと思う。

神や妖怪といったキャラが現代社会に溶け込んだらどうなるの?みたいな日常アニメ。中国発。

原作は4コマ漫画なのかな?
超短いエピソードをマシンガン連射してくるみたいな流れ。
そんな面白くはないがつまらないというほどもない。
超短いエピソードだけで30分近く見ていけるのか?と考えた結果、見る気失せたので10分持たずに終了しました(笑)
ショートエピソード構成の便利屋斎藤さんですら「30分長いなぁ」と思ったくらいなので自分には無理でした。
まあ最後まで見てないので話の構成や流れがどうなったのかは知りませんが…
同じ中国産でも兄に付ける薬はない!は見やすかったなぁと改めて思いました。

以上です。評価はいじりません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

67.1 5 2023年度の4コマ漫画アニメランキング5位
星屑テレパス(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (124)
338人が棚に入れました
女子高生たちが宇宙を目指す“青春ロケットストーリー” まんがタイムきらら(芳文社)で好評連載中の大熊らすこ氏の4コマ漫画「星屑テレパス」は、 人とのコミュニケーションが苦手な女子高生の小ノ星海果は自称宇宙人の明内ユウと出会い、 なんと宇宙を目指す約束をする。そして副学級委員長の宝木遥乃や不登校気味の雷門瞬たちとの出会いの中でロケットを作ることになり── 女子高生たちがロケットを作って宇宙を目指す"青春ロケット"ストーリー!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゴチャゴチャしてるのが惜しい作品なのか、だから面白いのかがよくわかりません

 TVer視聴にしたのが悔やまれます。9話の明内ユウが一度消えたのがよくわかってないのでモヤモヤしています。脳内友達かとも思いましたが、普通に他の娘ともコミュニケーションしてるので違いますよね?本当に宇宙人ということでOK?

 全体の印象としては結構面白かったと思います。何のジャンルなのかもはっきりしませんでしたが、微SFで部活ものとでもいうんでしょうか…女子だけ日常きららとは言えないと思います。
 競技はやってませんがロケットをやったことがあるので、非常に興味深かったです…意外な展開だったし。ですが、果たしてロケット競技がメインかと言われるとなんか違います。ここを深掘りしたいようには見えません。と言うのはロケットの発射シーンがほとんど出てこないからです。

 はっきり分かるのは、ヒロイン小ノ星海果の成長物語(主体性とコミュニケーション)の話なんでしょう。

 話がゴチャゴチャして煙に巻かれているような、それがいい味になっているような…不思議な感じです。評価が難しいです。ただ、毎週配信で見逃さずに見られる水準だったのは確かです。

 オデコパシーとか灯台とかが何を強調しているのか。灯台は居場所を示す場所の象徴ですよね?あるいは本来光ものが消えている…それが光る。オデコパシーはコミュニケーションなんでしょうけど…やっぱりTVerhなので振り返りが出来るまでこの辺はちょっとお預けです。

 うーん、評価…難しいです。オール3を下回ることはないし、音楽のセンスなんかも悪くないです。作画は12話は結構良かったと思いますが、以前のはどうでしたっけ?最近で言えばまあまあ?

 オール3.5…うーん、ストーリーだけ4にしようかなあ…ただなあ、もうちょっと面白くなったような、こういう感じだからかえって面白かったのかが良く分からないです、現状は。一挙放送とか無料配信が始まったらもう一度見たいです。



 
以下 リアルタイム視聴時のレビューです。


1話 ハルヒのリメイク?SF的な仕掛けがあるのかな?

{netabare} TVerでたまたま見かけて視聴しました。何のアニメかわかりませんが、どうもコミュニケーション論を扱ったSFの様です。

 2006年の「涼宮ハルヒの憂鬱」を2023年にリメイクした感じです。ゼロ年代は孤独上等自分だけの不思議が欲しいと言っていた少女は、病的な孤独に苦しむようになっていました。1話見た限りでは、そういう意図があるか原作者がハルヒが好きで無意識に類似性がでたんだと思います。雰囲気と設定は全然違いますけど、プロットとキャラを拾うとそっくりです。
 
 17年間でオンリー1であることが強制された時代から、友達と仲良くコミュニケ―ションすることが強制された時代に変化しました。自分らしさの定義が結果的に友達作りに帰結する感じです。オンリー1同様につらい無茶ぶりですけどね。

 宇宙人が記憶喪失だとすると、その意図は通常は地球破壊、人類滅ぼす、あるいは人類補完計画のような個性を失くした新しいコミュニケーションだと思います。人類の生存を探るための調査・試験なのかもしれません。

 あるいは主人公のヒロインが実は本当に宇宙人だった。人間として暮らしていたけど…という話が1話を見る限りだと自然かもしれません。宇宙人からJKになると記憶喪失になるらしいので。宇宙人に戻るときに友情を失うような話になるのでしょうか。あるいはあのピンクの子立場の入れ替わりがあったんでしょうか?

 そしてハルヒ同様思ったことが現実になる、という感じがありますね。1話の不自然なご都合主義はその伏線かなあという気もします。

 そういうSFマインドを刺激するような仕掛けがあるような気がする1話でした。考えすぎかもしれませんが…
 「きらら」らしいですけど…うーん…通常の「きらら」には見えません。女子しか出てこないので、百合百合した作品かと思いましたが、ちょっと何かありそうですね。見かけによらず一筋縄ではいかなそうな感じでした。{/netabare}


2話 過大評価かなあとと思いつつ、妙な面白さと引っ掛かりがあります。

{netabare} 1話でハルヒ的なSFの仕掛けを想像していましたが、2話になってどうなんだろう?といういわゆるキララ系の「女子だけ仲良しもの」になってしまいました。

 過大評価だったかなあ、と思いつつも、どうしても引っかかりがあります。ペットボトルロケットをここで出す意味とか…「電波少女と青春男」のような郷愁というか文学性もありますが、むしろペットボトルロケットの含意がありそうな感じ…まあ「スタート」あるいは「象徴」の印象なんですよねえ…

 となると「使われなくなった灯台」に何かあるんでしょうか。灯台の含意は光る、他人を導く、位置を知らせる等々ありますけど。

 アニメの出来は…うーん。セリフというかモノローグで全部内面を説明しちゃうとか不満はありますし、話の進行のチグハグなところに引っかかりがあります。ただ、見てられるんですよねえ…不思議なことに。展開も早いし次が気になるような妙な面白さがあります。

 そして金髪チョーカー少女の遥乃の行動がペットボトルを空にするとことの「他人を頼る」行動、宇宙に逃げるより「宇宙人に地球を知ってもらいたい」というところ。明らかに人間関係の含意ですよね?ここはもったいぶった説明がありません。その辺どういうことなんだろうっていう感じもあります。

 引っ掛かりがあるということは、面白さでもありますので多分、全部見ると思います。今のところTVer視聴で振り返り視聴ができないのが考察的には残念ですけどね。{/netabare}


3話 うーん。4人目のキャラ痛すぎ。テンプレ感がある強引な展開…1、2話からレベルが落ちすぎでしょう?

{netabare} ペットボトルロケットから次の段階というのはいいでしょう。ですが、新キャラのまたたたきのキャラが痛すぎるでしょう。ゴーグルって…それだけじゃなくて、性格造形が本当に痛いです。痛すぎです。なんでそういうキャラ設定にしちゃうかなあ??そもそもそこまで交流のない子がメカが得意だって思い出します?

 頑な少女がヒロインの熱意にほだされて打ち解ける話だとすれば噴飯もののテンプレです。ここでありきたりからズラせるかどうかが面白さだと思うのですが…テンプレとは違うストーリーであることを期待したいです。

 キャラ付けとか大きいストーリーはさすがに原作準拠だと思いますので、アニメというより原作かな。

 1、2話の導入が不思議な話だったので期待しましたが、過大評価の可能性がプンプンします…ぜひ悪い予感を裏切って欲しい。普通のきららよりも少しダークなだけで終わってしまいませんように。

 アニメのクオリティは高い気がします。動きは少ないですけど、丁寧だと思います。 {/netabare}


4話 褒めどころが分からないんですけど…何か惹かれるなあ?

{netabare} …何といえばいいんでしょう?くだらない?つまらない?よくある話?テンプレ?まあ、いろいろ言い方はあると思います。

 ただ、なんか違うんですよね?俺何見てるんだろう?と思いながら、なぜか楽しみにしている自分が…うーん、癒し…なのかなあ?

 ストーリーは「ご都合主義」「いつものエセ友情もの」「くっだらない」で片づけてもいいレベルに一見見えるんですけどね。ほんの少しだけ感情がうごくんですよね…文学性?{/netabare}



5話 ロケットの基礎研究は想像より簡単です。なるほど部活ものはいいかもしれません。風呂短すぎ、布団の柄凝りすぎ。

{netabare} ロケットの研究って、実は基礎部分はそんなに難しくなくて、中学生の時に私もやっていました。だから感情移入している可能性もあります。ペットボトルロケットから先に行くアニメは少ないので。

 本作で記憶が鮮明によみがえりましたが、過塩素酸カリウム(酸化剤)+ボンドG17(燃料)を混合したものを固体燃料にして、紙の筒で作ったロケットの内部に均一に塗布(これも適当に塗るのではなくモーターで遠心力を利用する)して、ニクロム線を使った点火装置で発射台を作ったディテールまでよみがえりました。

 実際のロケットは過塩素酸アンモニウムだと思いますが、ロケットって基礎科学部分は非常に原始的です。軌道制御は難しいですけど。中学生でも研究できるし、何より夢がありましたねえ…こういう「科学する心」をもった少女の話はいいです。

 で、もう1点。「放課後インソムニア」「恋する小惑星」などで不満だった点。星空を見上げた時の感動です。畏怖にも似た背中がゾクリとするような感動と憧れ。それが何となく伝わるか、雰囲気だけの作品か、ですね。本作はそれをちょっと感じます。完全じゃないですけどね。今のところアニメ作品では「宇宙のステルヴィア」のしーぽん…というよりEDの曲が最高です。

 まさか部活ものになるとは思いませんでしたが、いきなりの合宿で話は相変わらずポッカーンですけど、やっぱり面白いというより惹かれる作品ですねえ。今話で不満があるとするとお風呂シーンがそれで終わりかい!というところですが、そのサービスタイムの短さが本作のきららにおける特殊性かなと思います。

 それと、布団の柄はなんでそこまで凝る???


追記 布団の柄が気になりすぎて、何回も見直してしまいました。

 柔らかい布団の形状の変化に合わせて布団の複雑な花柄が破たん無く動きます。手書きでは無理ですよね?(追記 動くというより変化します、の方が正解かも)

 他のアニメで見たことが無い気が…あまりに自然でスルーしそうですけど…新海とかジブリでも類例がない気がします。考えすぎ?でも、ここまで布団の模様が綺麗に動くアニメって見たことないなあ。

 着物なら「私の幸せな結婚」の着物が同じような技術かもしれません。CGテクスチャってこと?かなあ…こういう2Dライクの作画の新技術は大歓迎です。
(追記 布団がずり落ちるシーンの模様の歪みの感じはテクスチャっぽい気がします)


 再追記 ちょっと思い出して確認したら「好きな子がメガネ忘れた」の8話で、三重さんがトイレの場所をスマホで聞くシーンで主人公の男の子の毛布の柄が似たような動きでした。まあ、となると標準的な技術なのかもしれませんが、しかし、「好きな子」の毛布は幾何学模様です。

 本作のようにこういう「引っ掛かり」を残す形で花柄の布団を効果的に見せるのはセンスですから、やはり技術の使い方の意味でいうと驚きでした。{/netabare}


6話 癒し系か文学かと思ったら想像以上にワクワクする展開だった。これは面白い。

{netabare} 6話ははっきり面白かったです。ホビーというかロケットのキットってあるんですね。さっき楽天で調べたら3000円台で何種類かありました。

 こういう知らない知識と何か目標に向かって行く展開っていいですよね。そしてそれがロケットともなればワクワクせずにいられません。自分たちで立ち上げた部活に秘密基地。ご都合主義と言うのは簡単ですが、アニメだからこそのこういう展開は好みです。

 キララ系女子高生というデオドランドされた存在ではありますが、この作品のことです。何か面白そうな展開を期待させてくれます。

 ということで6話。話の方向性が見えてきました。いや、癒しモノかと思っていたらワクワクがありました。素晴らしい。{/netabare}


7話 あれ?凡作になってしまうのか?雷門さんの使い方が良くない。

{netabare} 7話でちょっと違和感がでました。目標が出来たことと、ライセンスの説明等は悪くなかったです。

 ただ、雷門さんのモノローグが分かりやすいツンデレすぎるなあというのも良くなかったし、その後のロケット競技の参加方針についても良くなかったです。

 これはここまでの総括にもなりますが、雷門さんが出てきてそれで具体的に話が回り始めたのは良かったと思います。が、話がドラマのためのドラマになっています。
 ストレスがかかるのが悪いのではありませんし、ここで雷門さんと仲違いするとかなら面白いと思いますが、どうせ…がある気がします。

 だったら、雷門さんは外部においてアドバイザーとかにして、3人の奮闘の方が良かったかも。

 せっかく良かった展開が7話に仕込まれたいろいろで急に平凡になる予感がして心配な感じでした。{/netabare}


8話 うーん、毎週楽しみだったのですが…ついにぎりぎりに…

{netabare}  毎週楽しみにTVerアップと同時に見てたんですけど、今週はぎりぎりになってしまいました。それだけモチベーションが下がっているのでしょう。

 で、まあ実際に見ても、かなり普通というか普通以下というか…ロケットの大会のあと何があるか?できまりそうですね。まだ8話。12話だとして大会が9話で終われば残り3話。1エピソードでしょうね。どうなることでしょう? {/netabare}


9話 いろいろ面白い要素は感じるのに…脚本・演出が弱いのかなあ?

{netabare}  なんだろう、プロットとかテーマとか大きなものはとてもいいと思うし、明内ユウちゃんの謎めいた感じがちょっとSFチックでいいと思います。

 ただ、なんでこうなるんだ?というくらいアニメそのものの出来がなあ、という感じがします。

 まずエピソードの一つ一つが非常に単純な展開です。ほとんどテンプレでしかないです。分かりやす過ぎて笑ってしまうくらいです。それを上手い脚本・演出で見せてくれるなら、面白さにつなげられると思うのですが、そこが弱すぎます。紙芝居みたいな展開になってます。

 また、登場人物の内面や感情、思惑の描写が全部説明セリフです。いや、そこはアニメで表現しようよ、という感じがものすごく強いです。

 ということで、最後は気になるのでもちろん見ます。TVerでしか無料がないので貯めてなかったし、見逃すと後悔するので強制的に視ざるを得ないのが逆に幸いしたかも。

 原作は面白いかも、という気もします。アニメはガチャにはずれたかなあ。{/netabare}
 







 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

主人公に共感できない

{netabare}
今年唯一のきららアニメ。
女子高校生4人がロケット作りを目標に、第一段階としてモデルロケットでの大会優勝を目指したりする話。

女子高生4人がロケット作りって現実味がなさすぎるだろと思ったけど、フィクションにそういう突っ込みは野暮なんだろうか・・・。
そこは理解していても遠い目標すぎてその時点であまり話に乗り切れない感はある。
モデルロケットと実際のロケットとだと規模が違いすぎていて、あんまり目標に近づいている感じがしないのもなぁ...。
モデルロケット大会優勝が第一歩でなければならないぐらいスケールの大きな話なのに、大会優勝が最終目標に据えられている感があって何とも。
せめて1クールで大会秋月さんのチームに勝利して欲しかったけど、中途半端に終わってしまった。

それは抜きにしても、この作品は共感し難い作品だったように思う。
何せ海果が宇宙を目指す理由が、人とコミュニケーションを取りたくないから、という意味不明なものだから。
目的がネタなのか本気なのか分からない。
人から離れることが目的なのに、ロケット作りを4人で協力して行うのは、もう既に本末転倒で話が破綻している気がしてならない。

それと、4人で作ると言っても基本雷門に任せっきりなのは気になる所。
雷門が自分一人でいいと言ったのに対して宥める展開があったけど、実際見てる側からしても雷門一人で良くね感が強いし最後までその印象は拭いきれなかった。
仲間を団結させるという点においては海果は活躍していた気がするけど、実際のロケット作りでのこれと言った活躍の描写は不足していた気がする。

きらら作品はストーリーが微妙でもキャラのやり取りが面白ければそれでいいと思ってる派閥だけど、この作品はその部分も結構苦手だったかな。
百合に媚すぎてて自分的にはきつかった。
キャラも海果はオドオドしすぎててあまり好きになれないし、雷門ちゃんもギスギスしすぎてていい印象がない。他の二人は結構空気。

私的評価:40点
私的ベスト回:なし
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

あと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ギスギス、楽しくないきらら系

 きららアニメといえば学園の部活で女の子たちがキャッキャウフフしてるのを見るのが楽しいアニメなんですが、このアニメはずっとギスギスしてた上に爽快感や主人公のキャラも弱くて楽しいところがなかったですね。今の時代には珍しい電波系ヒロインとぼっちコミュ障系主人公で、妄想を膨らませるのかと思いきや単純にこの子が友達がいないだけ、友達がいないという理由もなんだかよくわからなかった。女の子たちでギスギスさせるならもうちょっとリアルな展開だったり衝突だったりを描けばいいのにな、と思ってしまった。現実でこんな気持ち悪い衝突する女の子たちなんていないし、こんな形で問題が解決するほど世界は優しくない。
 結局全員コミュ障で傷つくのが怖くてウジウジしてるだけ、というのが見ている側としてはイライラしてしまい可愛いキャラにも妙にシリアス要素が付きまとうので萌えキャラとしても見れなかった。
 キャラの作画などはすごく良かったが、可愛いきらら要素と妙にシリアスな要素がなんか邪魔になってたし青春ストーリーにしてはあまりに暗すぎる。
 そもそもストーリー展開として最終目標が宇宙に行くためのロケット作りとかちょっと無理がありすぎる。結局ロケット作りが一時しのぎの居場所にしかなってない。この関係性は続かない。その上雷門瞬(またたき)ちゃんに任せっきりでその上会話もしない。仲が良いとは思えないのになんか急にイチャイチャし始める。キャラのやり取りが違和感。雷門さんしか常識人がいないのにすぐヘラるからね。青春ストーリーとしても何を成長したのかわからないし、主人公がずっとふわふわしてる。
 単純に楽しくないという評価なので良くはなかったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
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