3DCGで恋愛なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの3DCGで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月17日の時点で一番の3DCGで恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.8 1 3DCGで恋愛なアニメランキング1位
正解するカド(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (574)
2469人が棚に入れました
羽田空港上空に突如、正体不明の巨大な立方体が出現する。そこに出発予定だった飛行機が取り込まれてしまう。偶然その飛行機に乗りあわせていた外務省の外交官が、立方体の中でヤハクイザシュクナと呼ばれる正体不明の人?と出会い、日本政府と交渉をはじめるが、、、。

スタッフとして作家・野崎まど、アニメ演出家・村田和也、イラストレーター・有坂あこ、そして『楽園追放』のプロデューサーである野口光一の名前が並んでいる。

声優・キャラクター
三浦祥朗、寺島拓篤、M・A・O、斉藤壮馬、赤羽根健治、伊藤静、釘宮理恵、中博史、斎藤志郎、菊池正美、桐本拓哉、菅沼久義、阪口大助、後藤哲夫、小山剛志、半田裕典、甲斐田裕子、白石涼子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真の道(正解)を見つけた、異方と人類

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
近年観ることがめっきり減った、本格派のSF作品。しかも、アニオリ作品のため、リアルタイム視聴ならネタバレがなく、かなり楽しめました。絵はCGの利点がよく活かされ、かなり綺麗な出来に。ストーリーは重厚で、様々なことを考えさせられます。

色々賛否あるでしょうが、私はわりと好きでした。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ヤハクイザシュニナ(異方存在)が求めた、「処理しきれないだけの情報」とはつまり、「主観」だったのかな、と。異方存在はどこまでも客観的で、人類は結局主観的です。主観とは、心であり感情であり経験です。ヤハクイザシュニナも、最後は「愛(主観)」を手に入れていました。

異方が去り、人類にもたらされたものは全てリセットされた、ではなくて、「進化へのモチベーション」が残ったというのは、かなり面白い結末だったと思います。

さて、作品全体を振り返ると、1話目~8話目までは、多分、シリアス好き、SF好きなら多くの人が賞賛する展開でしょう。9話目を境に評価が分かれるかと。もっとも、否定的な意見が多数派のようですが。

私は後半も楽しく観られました。色々言いたいことは分かりますし、私も、序盤~中盤の方が楽しめたのは事実です。でもじゃあ、「他にどんなラストにするの?」と問われればこれ以上は思い付かないし、「それとも、最後話まで異方の目的などには触れず、ただただ人類のリアルを描いていれば良かったか」と言われれば、それはそれで批判されていたでしょうし(オチなしで)。

序盤~中盤は、人類の愚かさというか、ありのままを描いていました。実際にワムが提供されたら、世界はどうなるのかな? という想像をさせてくれました。めっちゃ良かったです。ただ、あくまでそれは演出の1つであって、作品の本筋ではありません。作品を作品として完結させるとき、9話目以降の展開も必要だったと思います。そして、おそらく作者が描きたいのも、本当は9話目以降だったはず。

つまりはまあ、前座(社会検証)が大トリ(SF)を食ってしまい、爆笑をかっさらった故の悲劇という感じですかね。これは、前座の芸を素直に誉めるべきであって、大トリを貶めるのは、ちと可哀想かなという気もします。

ただ、ひとつだけ不満を言わせてもらえれば、「それでもやっぱり真道は死ななくて良かったのでは?」ということです。だって、サイヤ人理論(地球人との混血により強くなる)により、ヤハクイザシュニナを圧倒した真道幸花がいれば、力ずくで異方を排除できただろうし、彼女の存在だけで、「ヤハクイザシュニナをビックリさせる」という目的は充分に達成できただろうから、死ぬ意味はないです。(安っぽくはなるけど)瀕死か、幸花によって復活しても良かった気もします。

もし、真道が死ぬことに価値を見いだすのであれば、それは、ヤハクイザシュニナ(友達)に「愛」や「悲しみ」(感情)を教えるということだと思います。であるならば、例えば、「真道の死によって感情(人類の力・主観)を得たヤハクイザシュニナは、異方存在より更に高次元の存在へと進化し、自らが新たな特異点となったため、人類を異方に連れ去る必要がなくなり、地球が救われた(ヤハクイザシュニナは異方に帰った)」とかの方が納得がいきます。

やはり、真道が死ぬメリットは少なく、ただ、「なんか作品のラストを芸術的(悲劇的・印象的)にしたい」という、制作の意図によって殺されたのではないかなと、そんな邪推をしてしまいます。ラストの展開は概ね好きでしたが、その一点だけ、気になりました(交渉官なんだから、交渉で解決してほしいという思いもありましたし)。

私は、アニメであっても、人が死ぬのは嫌いです。そして、もし死ぬのなら、「意味のある死」を与えてあげて欲しいな、と思っています。

まあ、結果、今一番記憶に残っているのは、栗Tシャツだったりはするのですが(笑) なにげに、萌え要素も高い、謎の良アニメでしたねw
{/netabare}

【余談 ~真道とは、真の道。道の文化論~】
{netabare}
「我々(人類も宇宙も異方ですら)は、皆、途中(発展途上)」というのは、この作品の大きなテーマですね。

昔、文化論を研究している教授の講義で聞きましたが、これは、剣道を含めた、「道」(柔道・弓道・華道・茶道など)の文化と共通しています。

武道など、「道」の精神性の特徴は、「自分はいつまでも、未熟者」「常に道中にある」「完成はない」という部分にあり、それが、日本人の謙虚さや向上心、他の文化から学ぼうという寛容さの根元になっている、という趣旨の講義でした。

「真道」という名字は、そういう意味で、「自分を途中だと思うことが、真の正解」だということを暗に言っているのかもしれませんね。

そして、そんな日本人の精神性に無意識に惹かれたからこそ、ヤハクイザシュニナは、日本にカドを出現させたのかもしれませんね。
{/netabare}

【各話感想(アニオリのため、ここも本論)】
{netabare}
1話目
{netabare}
人物にはやや違和感があるものの、「カド」の感じを出すにはCGは良いでしょうね。政治家のスピーディー且つ良心的で適切な行動に、違和感w カドの角の上に立つの、超怖そうw 首相のキャラデザ、小渕さんっぽくない?
{/netabare}

2話目
{netabare}
超科学と、まともな交渉ができるだろうか。人質をとったのは、意図的なのか、偶然を活かしただけなのか。海外の国(特にアメリカ)との調整に、えらい手間取りそう。カドに触った瞬間に生体情報を読み取られ、それに類似した個体を精製、とかそんな感じ? なんか、「ライディーン」って感じ?
{/netabare}

3話目
{netabare}
ハルヒなら喜びそうな展開だな。自然現象を相手にするとは、うまい表現だな。ある程度共通する概念や価値観がないと、交渉は難しい。心の安定、確かに日本は最低生活水準が高いし、良くも悪くも画一的で良心的な考え方をする人が多いとは思う。なんか、「ただより高いものはない」展開になりそう。
{/netabare}

4話目
{netabare}
まあ、アメリカ含め、中東もロシアも中国も、絶対に黙っていないよね。使いすぎれば毒、ね。飛行機の中に1ヶ月は、気が狂うな。いくら国連でも、ここまでスピーディーに制裁決議できるかね。世界に落とす爆弾……次が気になりますね。
{/netabare}

5話目
{netabare}
何の制裁? という疑問を抱くような展開にし、世界の仕組みの理不尽さを表現している。マッドサイエンティストはSFでの必須ですな。道具はただの道具、問題は使う側。人類皆で考える。とことん綺麗事と正論の積み重ね。これは、爆弾だな~。ワムの拡散により、価値のあるものを無価値にする。需要に対して供給過多になれば価値は暴落するわけですから、資本主義を逆手にとったわけですね。ただ問題は、「ワムの供給が無限である」という根拠ですね。例えばワムの存在が前提になった上で全てのインフラを整えても、ワム依存になるだけで、ヤハクィザシュナが、「ワム没シュート♪」って言ったら、全ての秩序が再度壊れるわけで。人類がどこまで異方に依存し裏切られるか? なんて展開にならなければ良いけど。
{/netabare}

6話目
{netabare}
今回は正直微妙。カドの移動にたくさん尺を使ったけど、映像美はもう分かったからという感じ。それに、あの移動方法は、「カドの一部は接地」という条件で、私でもすぐに思い付いたけど、それをヤハクイザシュ二ナが即座に提案しないことに、違和感を感じた。カド接地時にドーンとしてたけど、カドって、質量あるのかな? 眠らない人間か。なんか、ヤハクィザシュ二ナの目的って、人類を異邦存在に作り替えることかな? 新堂母の「寂しくないのかな」が伏線になって。
{/netabare}

6.5話目(ちょっと考察)
{netabare}
総集編をやること自体は、決して褒められたことではないけれど、こういう「アニオリ」で「謎解き(考察)」の要素が強い作品なら一定の価値があるかも(最近なら、「けものフレンズ」とか、そういうアニメ)。基本的に、「総集編に残す」ということは、「今後の展開に関わる」重要なシーンだという確率が高いし、今になって気づけることも多い。例えば、ワム初登場時にヤハクィザシュニナが、「これは異方から電力を取り出す装置だ」と説明した時、他の人はポカーンとしているなか、品輪博士だけがノータイムで、「それってヤバくないですか!?」と反応できてることは、彼女の有能さを物語っている。細かいとこを観られるのは、「こういうアニメなら」良いよね。

次週予告、「私達」には、異方も含まれるのかな? 「カドケーキ」(笑)
{/netabare}

7話目
{netabare}
眠れない、でなくて、眠らないこともできる、ならホントにデメリットが少ないな。少なくとも、経済活動は盛んになるね。多次元世界? そこに干渉できるのが異方なの? だとすれば、寝てるだけの人生の自分もいるということ? 発展と幸福。これに関しては、「世界一貧しい大統領」として有名な、ウルグアイの「ホセ・ムヒカ」元大統領の演説が有名ですね♪ 多分、皆が不安なのは、異方側のメリットが示されていないからですね。まあ、根本的な概念が違いすぎるから、メリットデメリットで動くとは限らないけれど、やはり、人間って自分の尺度でしか相手をはかれないから。
{/netabare}

8話目
{netabare}
報道の自由と責任。最後は個人の判断。まあ、正論と言えば正論だけど、それは例えば、「リスクを説明すれば、危険ドラッグを流通させても良い。後は使う人の自己責任でしょ」と言っていることにはならないでしょうか、極論を言えば。そもそも、サンサンの効果やリスクは、異方側の一方的な説明と、たった3人の感覚というだけのもので、何の検証もされてないのに、「個人の判断」に委ねて良いのだろうか。判断の為の材料は本当に提示できているのだろうか。

テレビ番組風の構成はおもしろい。ちょっとだけ、「呪いのビデオ」感が出ていて、リアル視聴者の我々にも「番組を観ない」という選択肢が提示されているようだった。でも、生放送って、途中(サンサ登場)から見始めた人に対しては、どう責任をとるのだろう?

ヤハクィザシュニナから提示される四つ目は何かな? 「話さなくて良い」かな? 「真道と話したい」という、ヤハクィザシュニナの怪しい表情からも、ニュータイプ的な能力(テレパシー・相互理解)とみたw

もしかしたら、次回予告の「お前は神なのか?」から、生命創造的なこと、例えば「不老不死」「記憶を保有したままの転生」「クローン体の複製(と記憶の共有)」なんかかもしれないけれど、そうすると、サンサ(睡眠不要)の価値が薄れるから、それは無いかな。サンサはあくまで、「人間の時間が有限である」という視点に立った時にメリットがあるわけで、そこが無限にあるのなら、必要のない技術なわけだからね。

しっかし、栗Tシャツは笑えたし、萌えたw かなり硬派なSFをやっているのに、隙間隙間に萌えをぶち込んでくるのが良いですね♪
{/netabare}

9話目
{netabare}
違った~w 質量制御、ね。まあでも、こうやって、予想して発信し、外れるのもまた、アニオリ作品の適時レビューの楽しみ(笑) ここで初めて、異方側のメリットが提示されましたね。なんか少し安心したような、がっかりしたような。底が見えたというか。え~、超展開(汗) なんか急にファンタジーというか、安っぽくなったな。つまりはまあ、異方存在はSimCityで遊んでたわけですね、オートモードにして。
{/netabare}

10話目
{netabare}
前半のバトル&説明は、あんなにいらないな~。沙羅花が、「人類の母」的なポジションじゃなく、「人類のファン」というポジションなのは、なかなかに新しく、良い設定だった。沙羅花が、あざとく萌えさせにくるw 真道VS真道、になりそうな展開。これ、ヤハクイザシュニナが、デレるかどうかになりそうだな。
{/netabare}

11話目
{netabare}
なぜ品輪博士の拉致を、わざわざヤハクイザシュニナの前でやったのかな? ヤハクイザシュニナが、だんたん真道にデレてきたなw あれ? 私は「月がきれい」を観てたんだっけ?(笑) この短期間で、人造フレゴニクスだと? 人類の凄さと怖さですね。交渉の基本は、相手に得をさせること。ヤハクイザシュニナをびっくりさせてやる、という真道の視点は温かくて良いね!
{/netabare}

12話目
{netabare}
つまり、異方とは客観であり、人類とは主観である、ということかな。ヤハクイザシュニナが、デレてる(BL)w まあ、通用しないでしょうね、品輪博士の拉致を、ヤハクイザシュニナが笑って見てたから。人造フレゴニクス以上の手段を用意しているとは思ったけど、なかなかに面白い展開だった。サイヤ人の理論ですねw なるほど、異方が残したもの、人類の進化のモチベーションだね。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 57
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最終話 結局、正解はなんだったんだ?

今期のオリジナルでは一番期待している作品。映画や海外ドラマとまでは言わないが、つづきが気になるものを作ってほしい。


第1話 交渉する話かな
{netabare}
だれが主人公かわからなかったけど、たぶん、飛行機に乗っていた外務省の男だろう。凄腕の交渉官という設定なので、謎の存在と交渉して、地球を救うみたいな話かな。

”カド”は、立方体の名前らしい。このカドが謎の中心になるんだろう。このなかから人らしき者が出てきたときは、ちょっと冷めた。ありふれている感じがした。

作画は全部CGかな。キャラの動きが不自然なのであまり好きではないけど、ストーリーがメインなので気にしない。

いろいろ予想したくなるけど、材料が乏しい。気になるのはタイトル。交渉官が正解を出すならわかるけど、カドになっているのが謎。

少ないデータを頼りに予想してみた。
ネゴシエイターみたいな、かけひきがストーリーのメインになる。カドは地球を滅ぼす存在。これはありそう。人工知能のようなもので、地球についてわからないことを交渉官に尋ねてくる。カドが正解、つまり、地球を滅ぼさずに済むと結論づけるまでの話……第1話を見たところでは、こんなところ。
{/netabare}

第2話 過度な期待を持たなほうが正解かも
{netabare}
期待はしてもいいが、過度な期待はしないほうがいいかも。楽園追放を見てから考えを改めた。作画技術は上がっているけど、ストーリーは後退している気がした。

気になった点を挙げてみる。
まず、カド。ヤハクィザシュニナのような名称でないのは不自然。例えば、クワードゥみたいな感じ。立方体の概念がなかった時代にも出現して、カド(角)と呼ばれたとか。
ただ、人類の進化や文明の発展に寄与したみたいな設定はありふれているので、やめてほしい。

それから、カドにはコピー機能がある。真道が機内から出てきてヤハクィザシュニナが現れたから、真道に関係ある人物と似ている可能性はある。
真道が頭を抱えていたシーンは、大量の情報を頭に叩き込まれたか、もしくはその逆かな。

問題は謎の部分。たぶん、明らかになるのは終盤。真道はカドがなにをするのかわかっている節がある。真道が主人公だと、アンフェアな気もする。かけひきを主軸にするなら、謎は序盤で明らかにしたほうが面白くなると思う。
{/netabare}

第3話 つづきが気にならない
{netabare}
早く次回が見たい気持ちにならない。緊迫感がないせいかな。謎で固めすぎてるのもある。謎の真相→アニメの評価になるので、よっぽど面白い展開を用意してなければ、また低評価のオリジナルアニメになるだろう。

高次元(正確には違うが)の物って、人類では理解不能だと思う。理解できる物が出てきたのが不自然。ほかのアニメでも、ときどき、高次元って言葉が出てくるが、流行っているのか?
あのタマタマを巡って各国が争いながら、正しい使い道(正解)を導き出すっていう展開は、ありふれているかな。
そもそも正解を出すのが人類なら、カド=人類ってことになる。
{/netabare}

第4話 すごいぞ日本みたいになるのか?
{netabare}
各国が欲しがるタマタマを、日本が退けていく展開になるのかな、って思った。そこそこ面白いけど、進むのが遅いので、あきてしまいそう。

気になった点がひとつ。
タマタマを国連の管理下に置こうと各国が考えるのがおかしい。得たいの知れないカドから出てきたものを、なぜ便利な物として捉えてしまうのか。これでは登場人物たちがカドを信用していることになり、設定が矛盾してしまう。

「とりあえず、日本に置いててよ」となるのが正しいと思う。さらに、日本から出さないように厳戒態勢を敷く。使用してみて、日本が無事だったら、うちらも使ってみるかって、なるんじゃない。
カドが得体のしれない物であることを、もう少しきちんと描くべきだと思う。
{/netabare}

第5話 正解するかどうかの話ではない気がする
{netabare}
人類はワムを正しく利用できるか、それとも……みたいなアニメになってるけど、違う気がしてならない。理由は、アニメにするほどの内容ではないから。ワムをうまく使えるかそうでないかの結末で、面白いとは思えない。だから、ワムはブラフか伏線の気がする。

あと気になるのは、主役は交渉官なのに、ほとんど交渉していない。ヤハクは難題を出してはくるけど、交渉とは違う。

予想してみたいけど、データが少ない。品輪彼方(cvが釘宮さんのキャラ)のところに運んだのは、ただの鉄の玉なんだろう。それが簡単にワムになることをつきとめたのかな。総理に見せたのはその逆で、鉄の玉に戻るところ。

注目点はワムではなくカドだと思う。タイトルにもなってるから。カドは無線LANの親機みたいなもので、カドがあるから人類も異方とつながる、とか。
{/netabare}

第6話 眠くなった
{netabare}
カドを転がすだけの話。あんな単調なシーンを見せられたら眠くなるわ。
最後のセリフのとき、「寝てたよ」と突っ込みたくなった。

CG技術は上がってるけど、それを見せるばかりで、ストーリーがおろそかになってないだろうか。
キャラ同士のからみがあって、感動作や傑作は生まれると思う。このアニメは謎(カドやワム)に重きを置きすぎている。ラストで驚かせるのだろうが、それまでの過程をもう少し工夫するとか、キャラ同士のからみをもっと増やしたほうがいい。
{/netabare}

第7話 ひも理論かな?
{netabare}
今回見てて浮かんだのは、ひも理論。詳しくは知らない。
世界は10次元以上でできていて、我々がいる次元からは他の次元は認識できない。紙を広げると2次元だけど、丸めると3次元になるように、形を変えることで他の次元を認識できるとか、そんな感じでいいのかな(適当)。
人間が認識できない次元を認識させていく、そんなアニメかなって思った。

あとは、唯一?のヒロインのごくわずかな色っぽいシーンがあったくらい。さほどストーリーは進んでいない。取材班が来なくても、結局、映像で見せるしかないだろって、突っ込んだ。
{/netabare}

第8話 タイトルがオチ?
{netabare}
沙羅花のファッションセンスは人類のものではないね。きっと沙羅花は異方からきたんだよ(笑)。
すでに異方存在が紛れているという展開もありかなって、沙羅花の服を見ながら思った。

タイトルがオチになってそうな気はする。人類に正解を出させているのに、タイトルはカド。人類=カドだとすると、カドが人類を集約した物体になるのか。それも変な気がするなあ……。
{/netabare}

第9話 予想通り(笑)
{netabare}
やっぱり沙羅花のファッションセンスは人類のものではなかった。感性の違いをあのTシャツで示したんだろう。わかりにくい伏線だった。

宇宙の初期設定(だったかな?)あたりの説明をしているときは、SF風でよかった。目的が情報集めなのはイマイチ。ネットの時代に考えつきそうなオチだった。人工知能を搭載した宇宙船でも飛ばしておけば情報を集められそう。

硬派なSFアニメと見ていたけど、沙羅花が変身して突っ込んで、低次元なバトルアニメになりそう。沙羅花は人類の生活に感化された、みたいな展開なんだろうけどベタすぎる。人類を利用してなにかを集めるというのも、某魔法少女アニメのほうがいい。
{/netabare}

第10話 トワノサキワ'とは?
{netabare}
冒頭部分の説明。
まず、I-年は、インフレーションのIかな。ビッグバンのまえだから、描きようがない。
そのあと、暗くなってから光るのがビッグバン。
ビッグバンから38万年後に”宇宙の晴れ上がり”。
7億年後に最初の銀河ができて、92億年後に太陽系ができる。98億年後の特異点は生命のことかな。
以上、ネットで調べただけなので正確かわからない。

『トワノサキワ'』は、異方存在の便宜上の名前のように思えた。
ビッグバンになるまで、”ワ”と”キ”しかいない。"ワ"は、沙羅花で、"キ"は、ザシュニナか?
よく見ると、菱形と輪っからしきものがある。指輪をはめていたところからも"ワ"が沙羅花だろう。
"ワ"と"キ"が、自他を意識するみたいな会話があり、六つの物体が突入?していく。これが『トワノサキワ'』か?
解析したところで、それがなに、って感じなんだけど。

沙羅花は魔法少女なのか。変身が解けたら裸になるなんて、だんだんひどくなっていく、このアニメ。
真道がいなくなって、ザシュニナが寂しいみたいになっていたような……。
沙羅花の指輪が異方との境界で、ザシュニナはカド。そうなると、正解するのは、ザシュニナの可能性もある。
あと、カドは変形するような気がする。
{/netabare}

第11話 視聴者を驚かせてほしい
{netabare}
カドが巨大化するのは許容範囲だろう。もう少し驚かせてほしかった。
沙羅花が魔法少女になるまでは面白かった。まだ総評には早いけど……。
なぜバトル展開にしたのか、いまだに疑問。

物理学者の品輪彼方だけは進んで異方に行きそう。名前からしてそんな感じもするし。
あとは、タイトルの意味がどういうオチなのか、それが楽しみではある。
{/netabare}

最終話 結局、正解はなんだったんだ?
{netabare}
驚いたけど、めちゃくちゃ。
下町の工場で作ってくれたものはなんだったんだ。こっそり子作りしてそっちが正解なんて……。
異方の力が遺伝されるのもご都合主義と言いたくなる。
沙羅花が魔法少女になった時点で、なんでもありだったから、面白い一発芸を見たって感じ。

タイトルについて考えてみる。
英語では、KADO: The Right Answerとなっている。訳すと、カド:正解となる。カドが正解を出すとはなっていない。
:の記号を=と考えれば、カド=正解。カドの目的が正解と取れなくもない。つまり、人類を異方に連れて行くこと。これがタイトルの意味と解釈して、モヤッとした気分を解消した。どうせなら星界のカドってするほうがかっこよかった。


総評
沙羅花が魔法少女になるまではSFしててよかった。それ以降はアニメらしい展開。つまらないというより、もったいない。せっかくの設定を生かせなかった。
沙羅花は異方のものに異を唱えていたから、人類としては異質な存在になっていた。それを異方存在にしたために、普通になってしまった。人類だからこそ、変なTシャツを着ていて面白かったんだと思う。

伏線を張っていないので驚かせても一発芸で終わり、印象に残らない。最初からもう一度見るという気持ちにもなれない。第3話で沙羅花が子作りを考えていた伏線があったら、評価は変わっただろう。アニメが始まった時点で結末を考えていなかった、そんな気すらした。

視聴者を驚かせはしたが、楽しませるという点では正解は出せなかったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この名作なりうる雰囲気を堪能せよ。。。(!)

敢えてコメントはネタバレで隠します。
でも是非観てほしい作品。感想お待ちしております。

{netabare} いわゆるズッコケ作品です!!すごいよこの終盤のギャップ!!
序盤、OP、ED超合格点。 終盤残念。。

最後まで観て。
まずは是非2期又は劇場版の終結でやって欲しかったと思います。
1期で終わらせるのに強引な感じが見えました。
いろいろあると思いますがオリジナルアニメだし2期構成なら、じっくりとまた、違う結末を迎えたのではないでしょうか。。。

後半のザシュニアは人間の感情を出しているところに違和感。
最後まで興味がない表情で行くほうがザシュニアらしいのでは。
あとは後半の"いきなり"尽くし。
沙羅花が異方であることもいきなり
異方対決もいきなり
真道が亡くなるのは理解できるけど、
切り札の娘もいきなり登場
そしてあっという間にザシュニアとやっつけちゃいました。
序盤の物語のスピードは非常に観てて心地よかったですが
後半は猛スピード!
設定世界の中ですが、ここまで世界を巻き込んでおいて
なかったことにもできるわけないでしょう
全て話数の足りなさから生じていると思いたいです。。。。。

以下、序盤レビュー


あらすじは述べません。
1話目からのインパクト。4話まで来てもとても良い流れです。
0話も見ごたえアリ。
ここまできて、このアニメかなり期待値高いです。
他に類似なく、先が気になるアニメ。
1クールでも、是非素晴らしい完結を期待します。
久しぶり「名作の予感」 裏切らないで欲しいです。


ひきつづき毎週楽しみに観ていますが、心配点。
6.5話の前半の振返り。 {netabare}こんなことやってて収束できるのかなぁ{/netabare}
7話「サンサ」。{netabare}また大きな風呂敷。回収できるのかなぁ{/netabare}
でも、久しぶり「名作の予感」は引き続き感じております。
 裏切らないで欲しいです。
「ヤハクィザシュニナ」「ノヴォ」「ワム」「ロトワ」「ナノカ」「テトロク」「エクワリ」「サンサ」
言葉の関連はあるのでしょうか。最後に判るかな。{/netabare} {/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 55

59.8 2 3DCGで恋愛なアニメランキング2位
ブブキ・ブランキ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (347)
1563人が棚に入れました
3DCGを中心とした制作を手がけるアニメスタジオのサンジゲン設立10周年を記念したオリジナルTVアニメ。

また、小松田大全さんによる初監督作品となる。

声優・キャラクター
小林裕介、小澤亜李、斉藤壮馬、石上静香、小松未可子、潘めぐみ、津田健次郎、日笠陽子、木村昴、興津和幸
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少年少女推奨の冒険・能力バトルに乱入するアラフォーの矜持

サンジゲン10周年記念・3DCG作品の分割1クール目。

【物語 3.0点】
物語進行の緩急等が独特で合わない場合も……。

“心臓”+四肢……。
巨大合体ロボの如き“ブランキ”迫力の戦闘が拝める!?
と思いきや本格化は分割2クール目から。
1クール目は異能の武器“ブブキ”に適性がある少年少女たちと、立ちはだかる大人ら、
人間同士の能力バトルが中心。


構成について考えさせられたのが、中盤。
“四天王”の大人たちとの連戦。

{netabare} メインストーリーをひとまず横に置いて、
主人公VS敵。両サイドのキャラ同士の過去の因縁と激突が、
運搬列車上という舞台も変更せず、
作中時間もろくに進まずにジックリ3話以上、
放送期間で言うと約1ヶ月続く……。{/netabare}

メインシナリオ進行とキャラの回想を交互にする等、
もう少しリズムを生み出す工夫が欲しかったです。


【作画 4.0点】
果敢。

3DCGをアニメ制作のメインに据えるには?
という課題への解決策が随所に散りばめられる。

例えば、キャラの輪郭などを描画する際に、線の太さにメリハリを付ける
いわゆる「入り・抜き」についても、
CG制作ソフト上でサポートするなど、
CGによる手書き風タッチの実現に尽力。

3DCGが苦手とするギャグにもチャレンジするなど開拓精神も旺盛。

背景では、適宜リアルな街並みを削り、流線背景を当て、
作画ソース低減とマンガ的演出を両立させる等、
予算を浪費しない、持続可能な3DCG制作現場を追求。


それほど大ヒットとはいかなかった本作ですが、
3DCGアニメ制作史上においては、
後世、重要なエポックとして回顧される可能性。


【キャラ 3.5点】
周年作品らしい、お祭り騒ぎ♪但し、やや空回りな部分も……。


“ブブキ”を継承した5人が担当する5つのパーツが合体して成立する“ブランキ”各機。
1体増えるごとにキャラも当然、5の倍数で増殖し、把握が困難に。


敵役の“ブランキ・炎帝”の“心臓”礼央子様が真打だが、本領発揮は1クール目終盤。


主人公の少年少女らのキャラデザは微妙に低頭身に設定。
高頭身の大人たちの壁を乗り越えて……というテーマ性を内包したデザインだが、
萌え&イケメンのトレンドからはやや外れた印象……。

ここは、“王舞の右手”・朝吹黄金の“ブブキ”「右手ちゃん」に萌えるしか(笑)
(因みに本作展開当時「右手ちゃん」は、ぬいぐるみ化もしたとかw)


【声優 4.0点】
3DCGをとことん追求できる制作現場実現の探究か。
本作の収録はプレスコ(音声収録後に作画)
手描きの如く表情豊かなCG構築には声優さんの演技も寄与。

特にチーム・アメリカの“心臓”エピゾ役・細谷 佳正さん。
頭空っぽのほうが夢詰め込める♪系のアホキャラを爆裂させ終盤前の丸一話をジャックw

コンテ繋げたムービーだけ見て、あれだけの独演を繰り広げるとはw
ホンマようやりますわ(笑)


【音楽 4.0点】
劇伴は横山 克氏。刺激的なバトルBGM等で好演出。
特にテーマ曲である「BBK/BRNK」のバリエーション「~The Gentle Giants of the Galaxy」は、
テクノとストリングスを融合した逸品♪


OPは鈴木 このみさんの「Beat your Heart」が主人公サイドの少年少女に奮起を促し、
EDはMYTH&ROIDの「ANGER/ANGER」が敵の首班・礼央子様の沸々たる憤怒を代弁しぶちまける。
主題歌でもハードデジタルロックの応酬による"王舞”VS"炎帝”の場外戦が勃発♪


【感想】
細腕のティーンが不釣り合いな重装備を振り回し世界を救うとか(笑)
冒険やヒーローはそんなに甘くはないんだよw
そう捻くれた大人は現実を諭すわけだけど、
改めて少年少女のピュアな言動が新世界を切り開く王道を示したい。
そんな主張も感じられる本作。

そのアンチテーゼとして設定されたと思われる
礼央子様と彼女を守護する“四天王”のアラフォーたち。

これは分割2クール目『~星の巨人』のネタバレになりますが、
{netabare}“ブブキ”や“ブランキ”の適性は血筋で継承され、
その能力は子を成した時に、次代に受け継がれ喪失する。{/netabare}

すなわち“四天王”は自分たちの幸福もお預けにして、
文字通り、全身全霊、礼央子様のために人生を捧げている。
涙ぐましいアラフォーの執念です。

シリーズ通じて、オッサン、オバサン属性をからかわれたりする“四天王”ですが、
私には笑えません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こういう「制作が力んだ作品」つまり力作は好きですね♪ →8話目を境に、ジェットコースター並の急降下(苦笑)

[文量→中盛り・内容→各話感想系]

【総括】
3Dアニメ。アニオリ。SF、ロボット、バトル。

斬新なアニメでした。美しい3Dで世界の真理をシリアスに描き出す、ダークファンタジーの大作を思わせておきながら、急にコンバトラーV的なスーパーロボットアニメに展開させ、結果的にはガンダムのオマージュ作品だったという(苦笑)

レビューでは、自分が高評価した点と、なぜ低評価に転じたのかを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話は、本当に面白かった。名作の気配がした。

なぜ、あのままダークファンアジーを真面目に、硬派にいかなかったのだろう?

8話からの方針転換(ギャグ、スーパーロボット)は、予定調和だったの? それとも、評判にビビってテコ入れをはかった?

最初の3話までは、評価を5にしようとしてた(本当に面白かった!)。4,5,6話で、疑問を感じて、評価3に。8,9,10,12話は評価1。11話は4(この辺は、各話感想に)。レオコチームのカッコ良さをプラスに考えて、総合評価は3かな。

まあ、2期あるようだから観るけど、たった1話(8話)で、これだけガッカリしたアニメは初めてです。オリジナルアニメであり、この世界観、尻すぼみ感は、迷作、コメットルシファーを彷彿とさせました(苦笑)
{/netabare}

【各話感想(レビュー)】
{netabare}
1話目
世界観の紹介って感じ。デザイン的には、忘念のザムドに近い? 3Dですが、シドニアとかより大分キレイですね。色々気合いが入ってる感じは伝わる。なんか、部屋を暗くして観たくなる(映画っぽい)アニメだな。好きな感じの作品♪

2話目
かなり熱い展開、手に汗握る感じ。仲間の4人は、良いキャラしてますね♪ 特に、二刀流の眼鏡っ子は良いね(^.^) 粗暴な純情、ちょっとサヤ師を思い出す(笑)

3話目
ずいぶんゆっくり展開してるけど、だからこそ楽しいけど、大丈夫か心配になってきた。コガネは、分かりやすい復讐者だけど、最後、あの銃の奴と相討ちになりそうで、怖いな^_^; シリアス展開は好きだけど、最後はハッピーエンドが好きだから。

4話目
一度観た回想シーンを、あないに長々流さなくても^_^; ブブキ戦の「邪魔できない」の基準がよくわからないな。

5話目
いや、人力じゃ絶対ムリ(笑) 魔法少女降臨! なんか、展開が安っぽくなってきたぞ^_^;

6話目
シズルのバトルシーン、カッコいいな♪ でも、あの絵のくだり、ACのCMに似たようなのあったよね?

7話目
ブブキって、そういうシステムな(核を壊されても持ち主に能力が依存する)の? じゃあ、コガネの右手ちゃんの核に傷がついていたのも、大したことないじゃん。レオコは、少し「キルラキル」の鬼龍院皐月っぽいな。

8話目
謎の新キャラ、新組織が大量登場! いや、だから後半にそれやると物語が安っぽくなるんだってば(汗) しかも、ギャグテイスト……そぐわないってば。ヤバイ、加速度的につまんなくなってきたぞ^_^;

今後の定番としては、レオコ陣営が仲間になるのか? それとも群像劇? いや、最後は世界各国のブランキ大集合してラスボスとバトル? そんなGガンダム的な展開は求めてないんだが。

9話目
あぁ、やっぱり今後はこのテイストでいくのね。ガッカリです。監督は何を考えてるんだ? てか、監督変わったの? とすら思えるレベル。これが目指すべき姿なら、序盤のシリアスは、前フリですか?

10話目
あぁぁ、安っぽさが止まらない(苦笑) 心なしか、生命線だった絵も所々……。東京証券取引所なら、ストップ安の勢いですw 東、10年ぶりの母親との再会だぞ! もっと感動しようよ……。自給自足って、宝島でそのまま暮らすつもりかよ……。突然のラブ展開w 女子3名のカップリングは完成ですな。

11話目
なぜロシアがNARUTO走り(笑) レオコ、カッコいいな。レオコチームもカッコいい感じ。しかしながら、昭和感のする、次回へのひき(笑) まあ、ここ3話よりはだいぶ良いかな。

12話目
ミギワとレオコ(チーム)の高校時代はいい感じ。レオコチームは、本当に、キルラキルの皐月と四天王だね。レオコ→ミギワは、正に愛憎って感じ。大人がカッコいいアニメは好きです。……かと、思ったらまさかのアクシズ落とし&ニュータイプ同士の共感(笑) そうか、ミギワは東方不敗だったのかw まさかの、お気楽な感じでの2期発表(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ブブキ戦が安易で残念

1期2期合わせて。
キャラの動きが3Dモーションのせいで今風というか、人形みたい。動くのは動いてるのだが…
1期はブブキ戦が安易で残念。安直なら安直なりに戦いに入る展開はもう一つ二つ何か欲しかった。
特に左足戦の展開が意味不明すぎ、右足戦も入りは良かったが途中ノリだけになる。そして国対抗戦から大筋の方向性が分からなくなる…
終盤の伏線回収で再び展開が持ち直す。

2期は結構面白くできていた。1期の残念な所を抜けない到達できないのだが…
大筋がわかりやすく、風呂敷はそんなに広げずに、キャラも沢山増やさず薄いキャラは薄いままで終わらせたのはよかった。
ただ最終話はもう少し何とかして欲しかったかなぁ。正直寝そうになってしまったので最終話事態いらない感があった。

1期2期トータルで
100点中65点

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

66.0 3 3DCGで恋愛なアニメランキング3位
あした世界が終わるとしても(アニメ映画)

2019年1月25日
★★★★☆ 3.4 (89)
356人が棚に入れました
幼いころに母を亡くして以来、心を閉ざしがちな真。彼をずっと見守ってきた、幼なじみの琴莉。高校三年の今、ようやく一歩を踏み出そうとしたふたりの前に突然、もうひとつの日本から、もうひとりの「僕」が現れる――。

声優・キャラクター
梶裕貴、内田真礼、中島ヨシキ、千本木彩花、悠木碧、水瀬いのり

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

世界と中二病は終わらない

2019年1月公開のアニメ映画。
Huluで公開された『ソウタイセカイ』という作品を
ブラッシュアップして劇場アニメにしたもの。

本作はスマートCGアニメーションで制作されているのだけど、
要はフジ系列の+Ultra枠の「revisions」「INGRESS」とルックは同じ。
制作・監督は「INGRESS」と同じで
「revisions」を観ているとこの映画のCMが流れてくる。
3Dは動きの速いシーンは綺麗なんだけど、
そうではない場面ではフワついた動きが気になるんだよね。
まぁ発展中の技術ということで仕方ないのかな。

で、映画の内容ですが、公式サイトにはあまり説明はなく
2つの日本を舞台にしたアクション・ラブストーリーとしか書いてなくて
「こういう内容だとは思わなかった!」という意外性が楽しい作品だろうから
ちょっと書きづらいんだよな。

まぁ、はっきり言ってしまうとB級パニック映画の類です。
幼なじみの高校生男女の日常をニマニマ眺めるシーンから始まり、
微妙に不穏な空気を感じつつ、いい雰囲気の場面で超展開が起こり、
古谷徹のナレーションで「ここで解説しよう!」とばかりに
中二病全開の世界観説明が行われる。
この時点で多くの人が「この映画はヤべエ!」と感じるであろう。

そこからは、中学生の黒歴史ノートを
そのままCGアニメーションにしたような怒涛の展開となる。

特にラストは「THE適当」という感じで、ある意味面白い。
作品タイトルをど~んとスクリーンに大写しにして
スタッフロールが流れれば、
どう解決したのか全然説明がなくても終わりなのだから仕方ないな。
投げ槍な終わり方に反して
あいみょんの主題歌が普通にいい曲なのがジワジワくる。

と、ここまでディスっておいてなんだけど
B級映画は好物だからそれほど不満はないです。
終始半笑いで楽しく観させていただきました。
水瀬いのりさんが双子の妹キャラで好演していたので
彼女のファン(特にReゼロのレム好き)は観に行く価値があるかも。

でも感動の青春ストーリーなんかを期待していた方は
「俺はあいみょんの曲を聴くために、
1800円払って劇場に来たんじゃねえゾ!」
と怒りに肩を震わせて映画館を出ることになったかもしれない。

それにしても、
20年以上たってまだ新世紀エヴァンゲリオンのオマージュをやってる
アニメ業界は大丈夫かぁ?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

人命は空気よりも軽い

幼い頃に母親を突然死で亡くした真。
幼馴染の琴莉とデートしている時に父親も突然死で亡くなったという連絡が来る。
戦時中に日本軍が開発した研究のため、時空に歪みが生じて2つの世界に分かれて、
片方の世界の人物が死ぬと、もう片方の人物が死んでしまう世界となってしまった。

物語自体はありきたり。
目新しさはありません。
SF作品で使われるパラレルワールドですね。
現世と異世界に同一人物が存在して、
片方が死ぬと もう片方も死ぬ、というのがオリジナル要素かなぁ。
私が知らないだけで、すでに同じような設定を使った作品があるかもしれません。

タイトルとサムネだけで、
「恋愛ものかなぁ? まぁ、ラブコメでもいいし」と軽く考えたのが間違いの始まり。
一番、問題なのは画ですね。
背景や戦闘シーンなどは一級品。
手書きだったら、相当困難な作業になるでしょう。
ただし、人物が……
『梶裕貴・内田真礼・中島ヨシキ・千本木彩花・悠木碧・水瀬いのり』などなど、
声優陣は力が入っています。
問題は顔。
特に感情を表す表情です。
さすがにレベルが高いのかなぁ。
声と表情が合いませんね。

とりあえず、CG使って原画作業。
魂は声優さんに吹き込んでもらいましょう、みたいな感じ。
あとは、バンバン人間が死んでいくので、見る人を選びますね。

CGの進化は画面から伝わってきます。
デジタルの進歩は日進月歩。
これからもCG作品が多くなってくるでしょう。
ただし、今は過渡期の段階。
温かい眼差しで見守りましょう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アラ探しはし無粋

ツタヤで先行レンタルされてたのでDVD借りて観ました。

ざっくり説明すると
第二次世界大戦に開発したなんたらの影響で次元に歪が生まれ、もう一つの地球が存在する現象が起きてしまう。
そこには同じ世界、日本があり、自分と相対する同じ人物が生存していて、どちらかの世界の人間が死ぬと、もう片方の世界の自分も突然死として死んでしまう設定で、もう一つの世界の日本では、荒れた世紀末のような世界で、「日本公民共和国」と名乗り、そこのヤバいTOPが主人公の幼馴染となる人物なので、そいつを殺すため、簡単に殺せるこっちの世界の幼馴染を殺すため、あっちの世界の主人公たる者がこちらへやってくるというSF映画のようなお話。

最初感じたのが、う~ん 中二病のなろう系かな?です。 ^^;
でも、この前やってたrevisions(リヴィジョンズ)にもなんとなく似てるかなぁ...でした。

映像はフル3Dで綺麗です。
数年前と比べれば、キャラの動きも大分スムーズだし、そんなに違和感はなかったです。(ちょっぴり感じますけど)

声優さんでは、
梶裕貴さん 内田真礼さん 千本木彩花さん 悠木碧さん 水瀬いのりさん
と、豪華なので安定の演技されてます。

話は、疑問に思うことや突っ込みたいことも多々ありましたが、それらに目を瞑れば概ね楽しめました。
どうしても言っておきたいのは、メインヒロインの扱いについて。
個人的には、恋愛も含まれた作品なのにあれはない。
最後も、う~んで、あまり納得いかなかったです。

全体的には、まぁ時間つぶしには十分良くって面白かったかな。
過度な期待は厳禁ですけどw 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
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