3DCGで学園なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの3DCGで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の3DCGで学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.9 1 3DCGで学園なアニメランキング1位
BanG Dream!(バンドリ!) 2nd Season(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (223)
831人が棚に入れました
高校2年生になった香澄たちPoppin'Partyは、生徒会や家の手伝い、塾やバイトで大忙し。5人で一緒に居られる時間が少なくなり、拠点である蔵にもなかなか集まれない。そんな彼女たちのもとへ、1人の少女が現れて――。新たな出会い。変わらぬキズナ。Afterglow、Pastel*Palettes、Roselia、ハロー、ハッピーワールド!も登場し、個性豊かなバンドメンバー達がキラキラドキドキなステージを魅せる!「また、みんなでライブしたい」音楽が今、走りだす!

声優・キャラクター
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙、佐倉綾音、前島亜美、相羽あいな、伊藤美来

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

他作品から出遅れた1期目の反省からか、2期目は1/3スタート! 2019年9月公開予定の『BanG Dream! FILM LIVE』は、超楽しみなんですけど!?

== [放送前にレビュー記載、第1話視聴後レビュー、第2話視聴以降の追記あり] ==
この作品にはセールス的にまったく貢献していませんが、実は1期目もそこそこ好きだったので内容に関しては密かに期待しています。

== [第1回視聴後レビュー(2019.1.4)] ==
前作については「一応観てた方が良いけど観てなくても致命的ではない」くらいの感じでしょうか。作画はCGになって、ゲームとの齟齬が減ったかも?

作中世界では「大ガールズバンド時代到来!」らしいです。現実にちょっとブームがあったのは2000年頃(ZONE、Whiteberryなど)ですかね?(← 「大」ではなかったですが(笑)。)

という話は置いといて、ライブシーンは多めでしたね。それと今後のストーリーでメインになりそうなキャラクターたちの現況がわかる初回でした。Glitter Greenは活動してないっぽいです。

ロッカーの頭のオカシさを体現する二大巨頭、戸山香澄(とやま かすみ)と花園たえとそれにいい感じで振り回されてる市ヶ谷有咲(いちがや ありさ)が健在のようなので視聴継続は決定です。

特に花園たえ、学生バンドに居るよな、ああいう誰もいないうちからいつの間にか好き勝手にギター弾き始めているかと思えばみんなで何かやろうっていうときに「バイトだ」とか言って来ない奴(笑)!
== [第1回視聴時レビュー、ここまで] ==

2019.1.11追記:
第2話を視聴しました。主宰ライブの面倒くささとかチケットノルマの話が、リアルっぽくて良かったです。チューニングの音やリハとかの場面も気分が上がります。

アマチュアバンドならではの運営っぽい話が今後も出てくるなら、期待大!

OP/EDともにRoseliaの楽曲でしたが、これはもしかして週毎に変わるんでしょうか?

それと、六花ちゃんが「影の主人公」って感じで良いですね。今後も目立ちそうです。

2018.1.18追記:
第3話を視聴終了。

練習場所である倉で、雑談中もツインギターがギターを持ったままとか、会話の最中にいきなり香澄がギターを鳴らしたりとか、おたえのギターリフから唐突に演奏に入ったりとか、ロッカーの生態としてムダにリアルで2nd Seasonはサイコーです。

そして、六花がんばれ(笑)!

余談: ノベライズ版のあとがきによると、香澄が星(STAR)を見つける話だというtweatをした方がいらっしゃるそうです。

S: 沙綾
T: たえ
A: 有咲
R: りみ

2019.1.25追記:
第4話を視聴終了。せっかくAパートはそこそこ良い感じで進んでいたのに、ライブパートがアカンかった…。

(勝手に私が思い込んでいるだけかもしれないけど)この2nd Seasonはもうちょっと地に足が着いた感じで進んで欲しいです。いくらこころんでハロハピであっても「お金さえかければ出来る!」と信じるに足るパフォーマンスを見せて欲しいです。

「足からジェット噴射して飛行」はやりすぎなんです。そういうのはやるにしても『ガルパ☆ピコ』でやってください…。

2019.2.8追記:
第5話はPastel*Palette回。アイドルが事務所の都合でバンドを組まされ、最初はロクに演奏できずに当て振りとか、アイドルバンドあるある過ぎる…。

デビュー時のトラウマを乗り越え、自力で演奏するパスパレの皆さんでした。

第6話はAfterglow回。Afterglowの、とてもアマチュアバンドらしい結成秘話が披露されました。

しかし個人的には一番グッときたのは蔵でのポピパの、パンを選ぶときの「せ~の!」からの流れ。おたえのギターからの「パンを買うなら~ やまぶきベーカリー♪」は最高でした。こういう「遊び」のシーンが入るだけでリアルっぽさがグッと増すのです!

2019.3.1追記:
第7話、第8話の溜め回からの激動の第9話を視聴終了。起承転結でいえば「転」、それも大暗転…(笑)。とはいえアバン、Aパートは穏やかなもの。文化祭回でした。そして内容にふさわしくEDはいつものポピパ「Jumpin'」ではなくRoseliaの曲だったのでした。

そんな激動回ですが、演奏はありませんでしたがメンバーが女子大生となった先輩バンドGlitter*Green(中の人はミルキィホームズ)の面々がほっこりと登場。ステージ衣装でなく学校の制服で演奏するRoseliaとかいうレアなシーンもあったのでした。

その他、単純にシーンとしての見どころとして六花のギター・ソロが冴えわたって、めっちゃカッコよかったです!(そのあとでポンコツになってましたが…。)

2019.3.22追記:
第12話まで視聴終了。ポピパ主催ライブの準備で大忙し。参加する各バンドのセットリストに個性があふれ出ています。ハロハピのそれは、いったい…。今後「他バンドからのスカウト」っていうのはネタ化するのでしょうか?

ポピパの新曲「Returns」はとても良い曲ですね。ポピパさん、カッコいいです!(六花並感)

最終回の第13話はポピパ主催ライブで、大ライブ映像回でしょうか。楽しみですね!

2019.4.1追記:
3/18深夜の放送当日に最終回まで観終わっていたのですが、レビュー更新がすっかり遅れてしまいました。

あの最終回のライブ状況で、PA卓についてオペしてた六花ちゃんはヤバ過ぎる…。この人はギター演奏といい、超高校生級(笑)!

新曲「Dreamers, Go!」も名曲でした。CDでは「Returns」のカップリング曲なんですね。そして主題歌をサブタイトルにしたあたりはEDで見事に回収。

Raise A Suilenがリアルでのライブメンバーになるのは3rd season(2020年1月放送予定)までおあずけみたいです。

そして9月予定の劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』って何ですか、超楽しみなんですけど!?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 38
ネタバレ

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もっと評価されるべき傑作

いやはや、マジでホントに最高でした。
悪夢の出来だったアニメ1期で負の印象が付けてしまったバンドリですが、コンテンツのポテンシャル自体には大きな可能性を感じ、その後「ガールズバンドパーティ」の配信と同時にこの2年間バンドリコンテンツの虜になってしまった私。
あとは2期の出来さえ良ければ言うことなかったわけですが、期待をはるかに超えた最高のアニメでした。
ブシロードさん、サンジゲンさん、最高の作品をありがとうございました!

のはずなのに、あんまり評価が上がらないのはなんでだー!w
ガルパプレイ組とそうでない人の差がありすぎるぞ!?
このサイトにおいては総合得点が1期より下とか正気とは思えない。
たしかにガルパのキャラやストーリーを知ってること前提な部分もあったけど、それにしたってこの出来栄えで叩くのは本当にちゃんと見てるのか疑わしいものだが。
未だ残る1期の呪い「バンドリ=叩くべきもの」というイメージが根付いた負のスパイラル…
それでもちゃんと感想書いてくれる人はゲーム未プレイ組でも評価してくれてる人増えてきたし、ちょっぴり安心です。
みんな~、もっとバンドリを見てくれ!少し時間があったらガルパもやってくれ!

以下、評価項目についてそれぞれ長々と個別に書いていきます。

キャラクターに関してはファンなので★5です。
視聴前にやや疑問だったのは2期からはポピパの5人だけでなく、ガルパの登場キャラ25人が全員出てくるということで、果たしてこれだけのキャラ数を30分アニメにまとめるのが可能かということ。
そんな多少の不安も1話冒頭に大好きなパステルパレットが登場した時点で吹っ飛んでしまいましたが。
基本的にはポピパメインのシナリオでしたが要所要所で他バンドのキャラが活躍するのでファン的には感謝感激。動く彩ちゃん最高でした。
また、セカンドシーズンで初出となるRASの面々ですがここまでアニメで推されるのは予想外でした。
特に六花に関しては2期の裏主人公と言っても過言ではなく、結局最終回になってもRAS加入に至りませんでしたが、おそらく続編の3期は彼女メインの話が展開されていくことになるんでしょうかね。
ガルパの方でも今後RASが登場するはずなのでそっちも楽しみです。

作画というか3DCGに関しても★5です。
まさにアニメーションの歴史を塗り替える出来栄えで、お金さえかければCG作品でも作画以上の感動を味わえることが証明されました。
放送前に色々言われてたけど自分はCGに対する不安はありませんでした。
制作するサンジゲンさんは過去作をみても安定したCG技術を誇っていたし、何よりガルパに昨年実装されたMV機能におけるライブアニメーションを見ていたので。
ソシャゲのCGでこのレベルなら、テレビアニメーションにしたらどんだけだよっていうワクワク感しかありませんでしたよ、ほんとに。
美少女アニメにCGは合わないという従来のオタの妄言を根本から覆し、むしろCGアニメ全盛を感じさせる最高のアニメーションでした。
これ見ると本当に1期のクソ作画が恨めしくさえ感じてきます…

声優に関しては言わずもがな★5です。
ポピパ、ロゼリアの声優さんはライブで実際に楽器を演奏。バンドリ専属声優だろうがそれだけで賞賛に値します。
彼女たちにとっては「歌って踊れる声優」って言葉すら過去のものとしてしまいそう。
特に沙綾役の大橋さんは声優業も多忙のはずなのに本格的にドラムを叩いていて、その才能に驚くばかりです。
リアルバンド展開はしていない3バンドもそれぞれキャラにピッタリな声優陣を揃えており文句無し。
あやねるの歌唱力はバンドリが育てた。

音楽に関しては当然★5。
「バンドリはカバーだけでオリジナルは弱い」未プレイ組がよく言ってることですが、実際はそんなことはなく全曲最高レベル。
実績のあるElements Gardenさんが楽曲を担当してるんだから当然と言えば当然ですが。
既存の名曲たちがハイクオリティなCGアニメーションで映像化されてまさにファン感無量のアニメとなりました。
終盤においてアニメ初出の曲も出てきましたが、それぞれ良曲だったのではないでしょうか。
オープニングのキズナミュージックは名曲が多いポピパの中でも一~二を争う曲になったかもしれません。

物語に関してはやっぱり★5で!!
各話詳細は放送中に書いたのをネタバレ枠で。
1話感想
{netabare} 冒頭でいきなりパスパレきたああああああああ!!!!
彩ァァァァァァァ!!!
セカンドシーズン第一話は5バンド全てにライブパートを差し込むという、強烈なボリュームだった。
CGも文句なしに素晴らしく、既存ファンとしては感涙できる内容だった。

少し残念だった部分は明らかにファン向けな初回で、ゲーム未プレイ組の人を置いてけぼりにしたところか。
たた、ゲーム以降のストーリーを描くとなると、いまさらポピパ以外のバンドを一からやってくってのも無理があるし、どうしてもこの形しかないのかなと感じてしまう。
たぶん、監督も色々迷った末の一話だったのではないかと思う。
既存ファンを盛り上げた点では100点、新たなファンを増やすという点では60点といった具合かな。{/netabare}

2話感想
{netabare} 2期も結局ポピパメインのストーリーに格上存在のロゼリアを絡ませていく感じ?
と、なると他3バンドの出番はゲスト扱いになりそう?
ブラックシャウトの演奏シーンは、三次元ライブ展開中の声優さんの動きとシンクロさせるという再現度。
こんなんファン感涙不可避でしょう。
今後も人気曲のライブシーンを片っ端からやってくれそうで楽しみでならない。
既存ファン目線で視聴するならば2話時点で神アニメである。 {/netabare}

4話感想
{netabare} ハロハピきた~~~!
やべっぇ!神回じゃねーか!
この狂気にみちたキャラ力よ!
けど、これじゃポピパが完全にモブに。
やっぱ混ぜるな危険じゃないけど、ハロハピはハロハピで別アニメとして見たかったけどねー。 {/netabare}

5話感想
{netabare} か、神回すぎて息が・・・・
まさにパスパレファン大歓喜という内容でした。
ゲーム内で取り上げられなかった"ゆらゆら"に関するドラマをアニメでピックアップしてくれて最高。
彩&千聖メインの話だったけど意外にイヴちゃんが目立ってて良かったです。
「拙者これにてドロン!ニンニン!ニンニン!」←可愛すぎやろ。

千聖がメンバーに隠れて個人練習をしていた描写も素晴らしい。
あんだけ多忙でどこで練習してんだよってずっと思ってたからね。
プロ意識が高いから、メンバーにも中途半端な状態の自分も見られたくないし、努力してる姿も見られたくないんすわ、この子は。
それを日菜と麻耶は察してるのがまたイイ~!
察せない彩ちゃんが自分のせいだと思って落ち込むのも彩ちゃんらしい。
すごくいつものパスパレらしいシナリオだったと思います。

ただ、ゲーム未プレイ組にとっては千聖らの性格が分からないでしょうし、意味不明だったかもしれないですね。
むしろ突然出てきたアイドルが本筋と関係ない話を勝手に進めてポカーン状態だったかも。
ところんファン向け特化アニメっすね、バンドリ2期は。
まぁ、25人キャラ全員を取り扱う以上、ファン向けアニメになるのは予想できたことだけどね。
個人的にはパスパレはパスパレで単体で30分アニメ化してほしかったと思います。
もうずっとパスパレを見ていたいけれど、2期におけるメイン回はこれで終わりでしょうなー。
もちろん他のバンドも好きだけど、なんとももどかしい気持ちです。 {/netabare}

6話感想
{netabare} アフロ回にしてはアフロが目立ってない?
ハロハピ、パスパレは完全に個別回が用意されていたのにあんまりだー!w
ただ、これ以上ポピパをないがしろにするのもどうかと思うので、このシナリオも有りちゃ有り。
むしろ4~5話は完全にファン向けだったのでそっちが異端だったかも。{/netabare}

7話感想
{netabare} RASのストーリーが本格的に始動!
なるほど、おたえを絡ませる展開できたかぁ。
レイヤ役のRaychellさんの演技力がとても声優初挑戦とは思えない素晴らしさ。
一方マスキングさんは・・・・
いやいや、役者でもない国内トップクラスのドラマーさんに声優やらしてんだから当然じゃない! {/netabare}

8話感想
{netabare} おたえの開口一番「別のバンドに行きたい」にはギクッとしてしまった。
ポピパを辞めたいって意味じゃないにしても、もっと言い方あるだろう。さすがコミュ障。
「どういう…こと」一瞬にして曇る沙綾の表情がまたグッとくる。
自分が一度別のバンドから脱退した過去があって思うところがあったんだろう。
予告見る限り、来週はRASを優先してしまってポピパの学祭ライブに間に合わない的な話になるのだろうが、沙綾がガチギレしそうでドキドキしちゃうなー。

彩ちゃん率いるバイト応援バンドも最高だった。
本筋と関係ないようで「ひとりじゃないんだから」という曲タイトルはポピパの現状にもかかってたんだよね。
送り出したメンバーを見守る各バンドの面々が面白い。
つぐモカを取られて一人膨れっ面の蘭ちゃんに草w
あと、彩ちゃんと花音ちゃんをネットリと保護者的な表情で見つめる千聖さんw
そして、薫さんたちに気づいてニッコリする花音ちゃんは可愛すぎた。
その他、ガルパの4コマネタを差し込んできたり、おたえがRASのサポートメンバーになるというのも、現実の3次バンドとリンクさせてるし、ファンならピンとくるネタを随所に散りばめる制作スタッフのバンドリ愛が本当に素晴らしい作品だと思います。 {/netabare}

9話感想
{netabare}おたえアウトー!
なんだかんだで間に合うと思いきや・・・
予想以上の鬱展開。
ポピパに厳しすぎるアニメ。
友希那さんの失望感極まる視線も辛い~。 {/netabare}

10話感想
{netabare} RIOTキター!
カッコよすぎるだろう。
このライブをやるために、おたえ脱退ネタを引きづってる印象。
六花のRAS加入はよ。
先週、唯一出番がゼロだった麻耶ちゃんがめっちゃ喋ってて草。{/netabare}

11話感想
{netabare} おたえ脱退騒動、引っ張りすぎに思えてきた。
この話にここまで重きを置くならよほどのドラマチックなシナリオが求められるはずだけど、ぶっちゃけどうせ脱退しないことは既定路線なんでそこまでハラハラドキドキもせず…
う~ん、ここまで完璧なシナリオに思えたセカンドシーズンも少しダレてきたか。
てか、彩ちゃんたちの霊圧が完全に消えちまったんだが…
どうせポピパのストーリーにほとんどを費やすなら、本筋から脱線した4~5話のハロハピ回パスパレ回はいらなかったかもしれない。
ガルパファン的には嬉しかったけど、新規さんはあそこで切っちゃった人も多いみたいなんで。
んー、9話あたりまでは本当に文句の付けようのない(ファンにとっては)アニメな気がしていたんだが、なかなか完璧なアニメに仕上がるのって難しいなぁ。 {/netabare}

12話感想
{netabare} 今週はメチャ出来の良い回で息を吹き返したかな。
ポピパのストーリーを軸にしつつ、ガルパのキャラも程良く出してくれて配分も満足。
テンポもよく無駄なシーンがまったくないので非常に濃密な30分を視聴することができた。
そして、リターンズ…めっちゃ良い歌…
また一つ名曲が生まれてしまったか。
何気にポピパは名曲が多い。
なのに、アニメ2期の劇中では「STAR BEAT!」など初期の曲しかやってないんだよね。
ポピパの曲では中堅どころの「Happy Happy Party!」がやたら推されてるし。
時系列的には「二重の虹」もあるはずなんだが、一向に出てくる気配なし。
一応、バンド技術はまだまだ未熟って設定があるから、名曲は出し惜しみしなければならない事情があるのかもしれない。
いずれにしても今回のリターンズという曲は、ポピパを代表する良曲の一つになったように思う。{/netabare}

13話感想
{netabare} バンドリ最高。ポピパ最高。
ハロハピ最高、パスパレ最高、アフロ最高。
ロゼリア最高・・・・はぁ~、やりきったわ。 {/netabare}

終わりに総括するとシリーズファン的には最高のアニメでした。
今までついてきて良かったなぁと。
あんまりこういうこと言いたくないけど、すべての美少女アニメを過去の物にしてしまったかと、あくまで贔屓目に見てる個人的な意見なんですみません。
3期は来年に延期されてしまいましたがバンドリコンテンツを長く楽しめるという風に前向きに受け止めます。
また、劇場版を挟むとのことで、フィルムライブとあるがストーリーがあるのか、ミュージックビデオを永遠にやるのか、今のところは不透明。いずれにしろ絶対見に行きますが。

バンドリコンテンツの今後の発展を願いつつ長々と書いてしまったレビューを終えたいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

ゴッドファーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

全話視聴しての感想

アニメの本来の評価(クオリティ他色々)は大した問題で無い作品なので純粋に面白いアニメ探しなどをしてる方には参考にならない評価をします。
個人的には、ほぼ完璧な仕事をしたと感じたバンドリ二期でした!
コンテンツ作りはお仕事で会社がお金設けをするためのサービス業です。
バンドリコンテンツスタート>世の中に多く広める為に現在最も効率的な手段の一つとしてのバンドリ一期制作>そこからの本命ゲームサービススタート>大成功の熱冷めぬうちに間髪入れずに投入してきた二期でした。内容は主軸のゲームファンに対するファンサービスの色を濃く出している(これが上手い所)
ヲタカルチャーの現状は一昔前とは違いアニメが8千本売れて二期決定で成功という具合では無くなり、グッズ販売・ゲーム展開(得にスマホゲーでガチャ回してもらえるか)などが成功の大きなカギであり軸になっています。成功を掴んだコンテンツとしては音楽を題材にしているなら2,5次元からの幅広いファンの獲得と冷めにくい状況作り、アニメ・漫画などのストーリー性のある作品を定期的に発信して付いたファンに忘れられにくい状況を作ること。
それを熟知した会社が狙い通りかつ完璧な仕事を見せつけてきた作品だと感じました。バンドリ二期を一アニメファンとして一期で知って続きで二期を見たけど、ゲームをやってないとかって人からすると色々言いたくなるような作品だと思います。キャラが~とか作画が~とかストーリーが~とか・アニメのサイトでの感想なので当然かとは思いますが、アニメ・ゲーム両方を通じてファンになってる人からすれば大した問題にならない範囲でしょう。作品のクオリティという面では格段にアップしてるのは間違いなく(得に音楽題材の作品においてCCを使ったライブシーンは必須に近い。作画でやると非常に難易度が上がる為)文句が出ている箇所は大体本来の目的と問題解決から考えればそうするのが必然な箇所ばかりでした。
出だし大成功を収めて、アニメ化もそこそこ評判良くても一つ間違えるとあっという間に転落するということは他作品が示してくれています。
ストアなどの売上を見ても分かる通りバンドリコンテンツの盛り上がりは大成功でしょう。
そういう意味からこのバンドリ二期は完璧な仕事だったと感じた作品でした。
最後に個人的な純粋にアニメとしての二期の感想
ボチボチでしたw ゲームでキャラの性格とか、それぞれのバンドの事情とか方向性を全部わかってるので☆4,5ですが(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

87.3 2 3DCGで学園なアニメランキング2位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (800)
3340人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かっこいいは正義

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:山川吉樹、シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン:桑波田満、原作:押切蓮介

90年代のゲームを巡るストーリーが魅力で、
多くの男性が懐かしさを感じることのできる作品。
ゲーマーとしてのプライドを持つ主人公の矢口春雄が
お嬢様ゲーマーの大野晶や、矢口に恋心を抱く日高小春たちと
ゲームをしながら青春を謳歌していく。

この時代を生きた男性なら多くの人が
夢想したことがあるだろうという展開。
私はストリート・ファイターⅡ以降、
それほどゲームセンターに行かなくなってしまったが、
こんなところで女子と遊ぶなど、夢のまた夢の世界だった。
昔は吉野家や立ち食いそばでさえ、
女子が一人で訪れることは、ほぼあり得なかった。
ゲーセンでカップルを見るのも、かなり稀なことだった。
そこは男の世界だったのだ。

この作品では昔のゲームやその特徴、
やり方などを懐かしむことが大きな楽しみのひとつだが、
大野や日高とのラブコメも見どころだ。
3話での大野との別離や再会した後の
河原でのシーンなどはとても良かった。
日高も矢口を追いかけてゲームが上手くなっていく。
切なくもあり、笑ってしまう場面がたくさんある。

ただ個人的にこの作品の最大の魅力は、
春雄の生き方にあると思っている。
春雄は小学生のときから、
自分のできること、できないことを割り切っている。
できないことは、ほぼ諦めている。
しかし、ゲームにおいてはプライドを持っており、
孤高の生き方を選んでいるように見える。
そして、自分のなかで何がかっこよくて、
何がかっこ悪いのかという価値観がはっきりしている。
それは、とてもかっこいいことではないだろうか。

昔、競馬騎手である武豊のドキュメンタリー番組を観た。
その頃、既に一流ジョッキーとして広く認められていたにも拘わらず、
貪欲に新しい乗り方を取り入れていたことが放映されていた。
そんな姿勢についてインタビューアーから問いかけられると、
かっこいいと思えたから、ということだった。
もちろん、騎乗スタイルには馬に負担をかけないだとか、
速く走らせるのに適しているだとか、
色々なプラス要素の理屈があるわけだが、
武豊の口から出たのは、そんな一言だったと記憶している。
さらに、かっこいいことは、だいたい正しいことが多いんですよ、
というようなことも告げたのだ。
とてもシンプルな答えで、私は衝撃を受けたものだが、
成功している人間とは、正しい理念みたいなものを
本能的に分かっているのかもしれないと思った。

私は春雄のキャラクター像に、そういう潔さや正しさを感じた。
何がかっこいいかということが決まっているから、
生き方がぶれないのだ。
それは全編を通して一貫しているように見える。
傍目にはかっこ悪いように見えていても、
「自分のかっこいい」からは外れていないと考えている。
つまり、ハードボイルドなのだ。

ハードボイルドとは、ヘミングウェイからハメット、チャンドラー、
ロスマクなどの作品につながる考え方で、
日本では60年代から80年代にかけて浸透したと私は理解している。
直訳すると固くボイルしたもの。
固ゆで卵、つまり芯の固い生き方のことを指している。
ある時期のアメリカなどの探偵小説では、
よく描かれた主人公像のひとつだ。
ジェイムズ・エルロイの作品もこの系譜に含まれる。
なぜ、春雄がこういうキャラクターなのかと考えると、
ひとつは90年代の時代背景と、頻繁に登場する
ストⅡのガイルのキャラクター像に影響されているのだろう。

このようなことを考えると、春雄が女子からはもちろん、
男子からも人気のある人物として描かれているのは
とても納得できる。私にもこういうタイプの友達がいたので、
余計にを懐かしい思いで観てしまう。
ゲームや時代背景だけでなく、
無骨な人物像という部分でも親しみを感じる。

男はタフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない。

今ではあまりにも時代遅れのセリフが、
この作品には合っているような気がする。
(2018年10月20日初投稿)

EXTRA STAGE ROUND13~15
(2019年10月23日追記)

{netabare}1期終了後に配信とOVA販売の
発表があったEXTRA STAGE。
当初は、最終回までまだ多くの話が残っているのに、
駆け足で終了かと不安の声も上がったが、
無事に2期制作となったのは良かった。

1期の終了時には日高からの告白と
ゲーム勝負の申し込み。
晶とは家出の件で、また遠い存在に。
それでEXTRA STAGEは、
日高と春雄が中心になるかと想像していたら、
やはり晶との話がメインだった。
13話でAOUショーを晶と行けたら楽しいのにと
想像し、15話で運命の出会いによって一緒に行くという
ストーリーでまとめられた構成となっている。

私はよく知らなかったのだが、
AOUショーというのは、1982年から開催されている
AOU(全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)が
開催していたショーで、アーケードゲームを中心とした
展示会ということらしい。2013年からは、
ジャパンアミューズメントエキスポとして
毎年2月に開催されている。

話の中心は、春雄と晶の周囲の人たちも交えた
世界の広がりとでもいう展開。
晶の教育担当の業田や晶の姉の真、
晶の登下校時の運転手・じいや、
春雄の母・なみえ、そして同級生の日高との
関わりによって、ゲームを楽しみつつ、
少しずつ大人への道を歩いていく。

さまざまなゲームが登場するが1995年当時は、
私はほぼゲームを卒業していたので、
画面を観てもほとんど知らなかった。
ただ『RPGツクール』というソフトがあったのは、
朧気ながら覚えている。とてもじゃないが、
面白いゲームを作れるような代物ではなかったという
噂を聞いたことがある。
また、ゲームを卒業したと言いつつ、FFシリーズは別。
晶が射的でゲットした
『ファイナルファンタジーⅥ』は大好きだった。
この頃のFFシリーズはシナリオが練られていて、
とてもよくできていたと思う。
個人的にはⅦが頂点で、その後は緩やかに
下降していった印象。
さすがに最近はもうやっていない。

やはり今回も注目したのは春雄の行動や
春雄の母・なみえの信念のようなものだった。
業田に対して、なみえが主張する姿はかっこいいし、
春雄の、他人や晶に対する姿勢には好感だ。
13話のラストで晶が名残惜しそうに春雄の胸に頭をつけるが、
春雄は想いを胸の奥に秘めながらも、
背を向けて別れていく。とてもこの作品らしいと思った。
16話では、幕張の帰りの電車で春雄はついに自分の気持ちに
正直になる。相変わらず車ではねられるのはご愛敬として、
良い感じで2期につなげられたのではないだろうか。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 114
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

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2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



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2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/12/28
♥ : 100
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

気持ちを伝えられないこと、伝わらないこと の辛さが痛いほどわかる物語

この物語は、旧式のゲーム機をベースにしたラブコメです。
とても温かく、ほのぼのとします。
そして、ヒロインの女の子二人の気持ちが、とても切なく感じます。

主人公の矢口ハルオは、大のゲーム好き。そして自分の信念をしっかり持っており、誰にでも優しい男の子です。
ヒロイン大野晶は、美人だけど無口。そして彼女も大のゲーム好き。
さらに、もう一人のヒロイン日高小春は、美人で明るく、ゲーム好き(?)。

■晶
晶は自分の気持ちをうまく話せない女の子
だから彼女は行動(暴力)で気持ちを示しますが、それには限度があります。
だから多くの人には晶の気持ちが伝わらず、誤解されます。

私も人に対して自分の考えをうまく話すことができません。
だからこうやって文章で気持ちを表すことばかりしています。
私は晶のもどかしさが、まるで自分のことのように痛く感じます。
{netabare}
晶は親の都合で転校することになります。
空港まで見送りに来てくれたハルオと別れたくないので、大粒の涙を流しながらハルオに必死にしがみつきます。
でも両親にむりやりはがされ、飛行機に乗せられてしまう。

このときの晶の心の叫びが、私の心に痛いほど伝わってきました。とても切なく、やるせない気持ちでした。
{/netabare}

■小春
小春は自分のことを上手に表現できる女の子
でも小春はハルオのことが好きで、ハルオと話すきっかけがほしいがためにゲームをしている。
それって、意外とつらいことだと思います。

ハルオが小春の気持ちに気づいていないこと。
どんなに上手に自分の気持ちを話しても、相手が理解してくれないってつらい。それが好きな相手だったらなおさらです。

そして、最終回で小春が涙を流しながらハルオに伝えた言葉は、とても切なかった。
{netabare}
 「矢口君にとって大野さんが大きな存在だってのも分かってる。
 二人の関係は他人が入り込む余地がなさそうなのも分かる。
  それでも私は矢口君のことが好き」

彼女はおそらく、ありったけの勇気を奮い起こして伝えたのでしょう。
それだけに彼女の心の痛みがズキズキと伝わってきました。
{/netabare}

私は当初、晶を応援していました。
でも、けなげな小春も応援したくなりました。

二人とも幸せになってほしい。

矛盾した望みだと分かっていますが、そう望まずにはいられません。


この物語は、まだまだ先があります。
早く次の配信を期待しています。

第13話から第15話までを見た感想
{netabare}
原作に忠実に書かれています。感動しました。

但し時間の都合で、内容を圧縮しすぎているようです。
そのために、原作を読んだときよりも感動が薄くなっている気がしました。
ここは本当はもっと感動するはずなのに…と思う個所が何箇所か見受けられ、
それが残念でした。
なぜならば
第一話から第十二話までは、原作では4巻分です。つまり原作1巻に対して3話分のペースでした。
しかし第十三話~十五話までは、原作では2巻分です。原作1巻に対して1.5話のペースです。
つまり、今までの2倍のスピードで進行しています。

晶はほとんど話さないので、晶の感情を表現するには十分な時間が必要なのです。無言の時間と言っても良いかもしれません。それが不足していました。
例えば
・萌美先生からハルオがつくったゲームを処分された時の晶の悲しみとか、
・AOUショーへ晶が行けるようになった時の喜びとか
・今までもらった景品の中で一番うれしかったものをハルオに示すときとか
もっと時間をかけてほしかった。
そうすれば、もっともっと感動できたと思います。

制作スタッフの方は限られた予算で苦心して作成されたと思います。
このアニメに携わる皆様に感謝します。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 91

67.6 3 3DCGで学園なアニメランキング3位
プリパラ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (119)
618人が棚に入れました
ある日お年頃の女の子たちに届く招待状。それはファッションやダンス、音楽といった女の子の夢と憧れが詰まった「プリパラ」の入場チケット。そこでは毎日のように、歌やダンス、ファッションセンスを競い合うオーディションが開催され、その様子はTVやネットを通じて世界中に発信される。
 今やトップアイドルはこのプリパラから生まれるのだ。主人公・らぁらも友達と同じくプリパラに興味深々。でもらぁらの学園では小学生のプリパラは禁止…ところがひょんなことからプリパラに初入場してしまったらぁらは、なりゆきからオーディションにでることに。そうなる、らぁらのプリパラデビュー!?

声優・キャラクター
茜屋日海夏、芹澤優、久保田未夢、山北早紀、澁谷梓希、若井友希、牧野由依、渡部優衣、鈴木千尋、寺島拓篤、今野宏美、高乃麗、伊藤かな恵、諏訪部順一、山本希望
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

女児向けでありカオスアニメ

 私はこういうアニメが好きです、プリティーリズムの二期を観たのですがいつの間にか四期が始まってました(正確には五期らしいです)
 キャラが可愛いし濃い上にダンスと歌もかなり好みですね、まだ観てない人は観た方が良いレベルのキャラの濃さですよ。
 今回はプリパラという空間でライブをするみたいで前期のように舞台になってジャンプとかライブはしないようですが現実世界でのライブも観てみたいと思いました。今の所プリパラのコンセプトは『プリパラでは誰もがキラキラになれる』というメッセージがあるので現実世界でのライブはまだまだ先ですかね。

主人公(小学生)がプリパラでは小学生の体型では制限があるのかなんとプリパラ限定で成長します。何気にこのシリーズで小学生が主人公は初かも知れません(にわかですまんな)

プリリズの特徴はシリアスをがっつりやるアニメ(一期と二期ではそうでした)ですのでコメディカオス路線のプリパラでは果たしてどうなるのか楽しみです。

この可愛さをどう表現すればいいのか・・・うーん
結構カオスです。スペースダンディよりカオスかも

30話までの感想(全38話?)
数々の笑いと感動と熱血とレッドフラッシュ(梅干し)なカオス極まりない物語も終盤です。
ファルルの絶対的魅力にどう立ち向かうのかが見所です。
◯キャラについて
・らぁら:一生懸命で応援したくなるキャラですね、プリズムボイスという設定を忘れそうになるけど歌は上手いと思います。
・みれぃ:アイドル検事の3DCGが観たい!らぁらより目立つ!実はヘタレかもしれませんがそこも彼女の魅力。
・そふぃ:レッドフラッシュ(梅干し)を食べないと運動出来ないくらいひ弱でしたが最近は動けるようになりました。キャラデザとプリパラでのコーデのデザインは一番好きかも。
・シオン(カタカナだったのか):ドスの効いた声が魅力、四字熟語と囲碁用語でネタの宝庫のようなキャラ。
・ドロシー:強気キャラ。レオナとそふぃが仲良くしているのは納得がいかない様子。
・レオナ:ドロシーとは双子。声がめちゃくちゃ可愛い!{netabare} だが、男だ {/netabare}ドロシーから自立しつつある、作中で一番成長しているキャラ。

濃すぎるキャラと可愛い3DCGとカオスな物語は一体どんな結末になるのでしょうか…

◯追記
{netabare} ファルルが無事復活した結末でした。ついでに解散してアイドルランクも初期に戻り、新たなシーズンへ向けてのリセットなのかもしれません(最終回でやることではない、そこは流石プリパラ)セカンドシーズンでは新キャラとか新設定が出てくると思うのでそれも楽しみです、果たして次はどんなカオスが待ち受けているのでしょうか。 {/netabare}
セカンドシーズンでは別のレビューに書きます、新シーズンは別物扱いのようです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ポップ、ステップ、げっちゅー

1期(これ) 全38話
2期 現在放送中


ここでお世話になっている方お二人からのおすすめを頂き、観てみた結果。。
予想以上にハマってしまったw
女児向けだからといって甘くみてはいけないですね
無茶苦茶なところはありますが、それがかえって面白いです
ギャグも多彩で、案外歳の差関係なしに観れるのではないかと。
現在、シーズン2が放送されており、もちろん私は観るつもりです


私はこれまでのシリーズ(プリティーリズム)を観てませんでしたが、
全然問題なく作品に入れました
いや、本当はプリズムも観ようと思いました
しかし、すぐに諦めました
だってプリズム1期から全部観ようとしたら150話以上もあるんだものw
いつかはコンプリートしたいですけどね


話をプリパラに戻しますが、どんなおはなしかというと、
誰でもアイドルに変身できるテーマパーク(通称プリパラ)
そこで女の子たちが神アイドルを目指す!
とまあ、超簡略的で申し訳ないですがこんな感じです

物語性、悪くないです
単純なサクセスストーリーというわけでもなく、
友情の綻び、人間関係、ライバル意識…
並べた言葉ほど重くはないですが、けっこうしっかりと作られていた印象です
主人公、小5のらぁらの通う学園のルール(小学生はプリパラ厳禁)も
立ち向かうべき困難です。それより校長先生面白すぎw
なかなか上手くいかないらぁらたちを見てるとついつい応援してあげたくなりましたね


キャラは個性が確立されてます、されすぎてます
らぁらは『かしこまっ』が口癖の普通の女の子
『かしこまっ』の使い方が途中から雑すぎて草不可避です
そこでもそれ使うのかよ!とか一人でつっこんでました
ちなみに一応ですが、『かしこまっ』は了解した的な意味です

らぁらの仲間となるみれぃは普段は…。
いやこれはネタバレなのかもしれないのでアイドル時のみれぃについてですが、
口癖は語尾に『ぷりっ』。いわゆるキャラ作りのためですが。
この子が一番キャラ立ってます
一度見たら忘れない女の子ですね

そして最初はらぁらたちの憧れの存在、そしてのちに…。のそふぃ様
物語開始時からプリパラで大活躍しているクールな女の子です
途中からかなり好きになりました
今では一番のお気に入りキャラです
ファンシーモードの彼女が可愛すぎる
このモードについては一応伏せておきます

他にも個性強すぎ濃すぎのキャラが大勢存在し、
大いに楽しませて(笑わせて)頂きました


キャラクターのほかに魅力的なのがライブシーン
基本は2Dですが、ライブシーンは3DCGです
それぞれのシンクロ率が高くて思わず感心してしまいました
そふぃちんのソロ曲ライブは一人で盛り上がってましたね


OP1「Make it!」 歌ーi☆Ris
OP2「ミラクル☆パラダイス」 歌ーi☆Ris
OP3「Realize!」 歌ーi☆Ris
ED1「Jumpin'! Dancin'!」 歌ーPrizmmy☆
ED2「キラキランウェイ☆」 歌ーPrism☆Box
ED3「I Just Wanna Be With You ~仮想(ヴァーチャル)と真実(リアル)の狭間で~」 歌ーPrizmmy☆

主題歌は意外にも良曲揃い!
特にOP1、OP3、ED3はかなりのお気に入りです
ちなみにEDは実写ですが、Prizmmy☆のダンスのクオリティは高いです
そういえば、プリズム時代から曲は好きでしたね
Prizmmy☆は以前から動画サイトでよく見てました

挿入歌、劇中歌も盛りだくさんで音楽関連には文句なしです
どうでもいいけど主題歌、お星さまが多いなw



いや~ここまで楽しめるとは思ってませんでしたね
食わず嫌いはあかん!てことでしょうか

ライブ曲をもっと増やして欲しかった。。など、
細かいことを指摘しようとすればそれなりにはありますが、
少しでも多くの方に観て頂きたいので出来るだけ褒めちぎりたいと思い、
このような絶賛レビューになってしまいました
ただ、面白かったということは本当の本当なのであります

既に始まってますが、シーズン2も楽しみぷりっ!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゲーセン行くかぁ・・・

えープリパラ。長いことやってますねえ。本作はうん、何か計算されてる。
それは商業的に。

しかし商業的にと言ってもアニメが広告の役割を担う役割が多くを占めている為、アニメも計算されていなkればならない。子供が親しみやすいように。CGによるメイクアップ風踊りはアイドル要素を加味していながら、十分観ていられる内容でありつつ、音ゲーのようなリズム感とノリで繰り出されるコスチュームチェンジであったりは、ゲーセンにあるプリパラそのまんまをアニメの中の尺に落とし込んだと言っても差し支えない。

だからどうした?ってなわけでございますが、物語として成り立っていなければアニメ化も成り立っていない。そこんところは一言で言えばおバカジュブナイル風。別に特別なことはこれといってない。ただなんか流れが自然。映像が自然。キラキラカラフルな衣装であったり、ステージはCG。そんな派手さが、淡々としている日常パートとのギャップが極めて少ない。日常パートにおけるキャラシルエットとCGにおいても、違和感がないように設計されていると感じる。

単純にこれだけだけれども、普段も共感できて違和感がなくて、そしてステージ上でも同じなのだから、ゲーセンでやってもアニメで見ても好感が持てるだろうし、そんで数話見てみる。物語の中でプリパラチケットを交換して、その人と組んで踊るものがあるのですが、それを現実のお友達とやりたい気分にさせられるし、一人じゃ恥ずかしくてもみんなでやれば、夢だけど夢じゃなかったとかなるのでしょうかwその位の魔力はあるような気がします。

ただ会話のレベルが幼児だけど見た目はアイドル。そこは好みの分かれ目でもありますが、大きなお友達向けにもなってるし、少女向けでもある。自分たちだけのトモチケプレミアム感。アイドル&プリキュア路線ミックス。そんでもってジュブナイル。今の時代ならではの参加型ゲームであり、ちょっぴり○○を想像させるような、かしこまフレーズ等々が何気好きです。さーてゲーセンいくかあ・・・

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

64.9 4 3DCGで学園なアニメランキング4位
RWBY Volume1(日本語版)(OVA)

2015年12月9日
★★★★☆ 3.9 (71)
381人が棚に入れました
科学と魔法が同居する世界『レムナント』。この世界には人類や獣人、動物、そして『グリム』と呼ばれるモンスターまでもが存在する。人類は『グリム』に長い間暮らしを脅かされていたが、現在は『グリム』の討伐や治安の維持を行う『ハンター』の活躍により、平和な世界が守られていた。主人公『ルビー・ローズ』はひょんなことからハンター養成学校『ビーコン・アカデミー』に入学することになり、そこで出会う仲間たちと共に一人前の『ハンター』を目指していく。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、洲崎綾、豊口めぐみ、斉藤壮馬、井上和彦、浅野真澄、木村昴、前野智昭、潘めぐみ、井上喜久子、三木眞一郎、甲斐田裕子

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

2017年7月よりTV放送決定!

『グリムと呼ばれる怪物によって一旦は滅亡の危機にまで瀕した人類が、大自然の力「ダスト」によって再び平和を取り戻していた時代。怪物グリムを退治するハンターの養成学校「ビーコン・アカデミー」に主人公の15歳の少女「ルビー・ローズ」が入学。一流のハンターを目指すべく、そこで待ち受ける様々な試練に仲間たちと切磋琢磨しながら共に立ち向かっていく物語』。
制作は、「Rooster Teeth Productions」。 原作・監督・脚本は、「モンティ・オウム」。なお、監督は2015年に死去(享年33歳)。


ついに念願のRWBYシリーズに参戦してみました。以前から噂で「面白い」とは聞いていましたが、ここまで面白いとは。。もっと早く観ておけばよかったと後悔しました。この作品は、WEBアニメシリーズでYoutubeでも公開されいるので気軽に観れるのですが、字幕なので取っつきにくいかもしれません。私も少し字幕版を観てみましたが、やはり「早見沙織さん」が声を担当する日本語吹替版の方が物語に入り込めるように思いました。


「RWBY」と言えば、何と言ってもやはりバトルシーンでしょう。で、実際に観終えてみての感想ですが、噂以上にバトルシーンは凄くて鳥肌が立ちましたね。技の構成、カメラアングル、戦闘途中でのスロー演出、スピード感、エフェクト、仲間との連携攻撃、どれを取っても申し分ありませんでしたね。


制作会社は米国ですが、キャラクターデザインは日本人好みだなと思いました。おまけにアカデミーの制服も日本人好みだと思いました。ただ、3DCGの作品なので好き嫌いはあるかと思います。


「ビーコン・アカデミー」の生徒達は、それぞれ4人でチームを組んで寮で寝食を共します。主人公のルビーの「チームRWBY」の場合は、「ルビー(Ruby)、ワイス(Weiss)、ブレイク(Blake)、ヤン(Yang)」の4人です。「あれ?どこかのアニメと設定が似ているな?」と思ったあなた...鋭いです。ほぼリトルウィッチアカデミアの設定と同じです。あっ ちなみに、チームメイトのそれぞれの頭文字を取って作品タイトルの「RWBY」となります。(Red,White,Black,Yellowの頭文字とも言われいます)


「RWBY」はバトルシーンばかりがフォーカスされがちですが、あなどることなかれ。ストーリーも相当なものですよ。日本語吹替版は現時点でVolume 1~Volume 3(*)まで発売されているのですが、Youtubeには字幕版のVolume 4があります。私は4はまだ観ていないのですが、字幕でもいいからもう何だか観たいですね。このレビューをアップしたその夜には観ていると思いますよきっと。コーラーとポテチ(コンソメ)片手に。だってVolume 3みたいなあんな終わり方したら、誰だって続きが気になりますよそりゃ。


今後このシリーズに期待したい事は、この作品では回想シーンというのがあまり見られなかったので、各キャラの「アカデミー入学への動機、家庭環境、幼少時代、トラウマ」など、パーソナルな背景をより深く回想シーンで掘り下げて描いてほしいですね。結果、各キャラの魅力をさらに引き出す事ができ、それぞれの固定ファンも増えるのではないかと思います。ちなみに私の好きなキャラは、「脳味噌入ってますの!」と辛辣な言葉でお馴染みのワイスちゃんと、見ているとモンハンを無性にやりたくなってくるハンマー使いのノーラちゃんです。


2017年7月からTV放送されるみたいなのでとても楽しみです。また、2017年秋にはVolume 5が公開予定みたいなのでキタコレ状態です。また楽しみが一つ増えました。


レビュー翌日の追記:昨夜、予告通りYoutubeで字幕版Volume 4を観ました。4では私の期待通りキャラの子供時代が回想で描かれていました。やっぱノーラちゃん好きだなぁ~。


*)日本語吹替版: Volume 1(116分)、Volume 2(154分)、Volume 3(178分)。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 40

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「This Will Be The Day!」目指していたのはCartoonではなく、Animationだから!!ジャパニメーションへの愛に、日本のプロが本気で応えた完全版が今ここに!!!

2015年11月、ついにワーナージャパンによってVolume 1の日本語版が劇場上映という形態でお披露目となりました
作品の出自や内容に関しては↓をご覧願います
(http://www.anikore.jp/review/1121267/)


いやはや;我々『RWBY』ファンにとってはこの日本語版プロジェクトが明かされる以前から【妄想の日本語版】は語り草ではありましたw
オイラの脳内では、今となっては幻となってしまったニコニコ動画の非公式版を除けば、Ruby Roseは坂本真綾か悠木碧で再生されてましたよw
でもはやみんこと早見沙織に決まって、そんでもって予告編が公開されるや否や、おいおいホントにはやみんでダイジョブか?というオイラの心配もヨソに「だから私達がいる、世界を良くするために」の名セリフに気付いた時にはもう既に涙が出てたわけです
予告編で泣いちゃったよ!そうだよ!これだよ!Monty Oum監督が目指していたのは!
はやみんって最近はどちらかと言えば大人びた少女を演じることの多いお姉ちゃんキャラが定着してきましたけど、Rubyを演じるはやみんはどことなく‟『セキレイ』の結ちゃん”を彷彿とさせるデビュー当時の幼い雰囲気を纏っていて、ああこの感じ久しぶりやなぁ・・・としみじみ


こーゆーのって原語版原理主義者が必ず出てきますよね
もちろんオリジナルの良さってのがありますけど、向こうのキャストは低予算webアニメの性質上、スタッフの兼任とその身内がほとんどで演者としてはほぼ素人なんですよね
それが今回思いつく限りの豪華声優陣という【ジャパニメーションのプロ】が集結したわけです
これはワーナージャパン的に「日本のアニメに近付けたい」という意図があったらしく、Rooster Teethのスタッフは日本のアニメに詳しすぎるぐらい理解があったのでこれを快諾
音響演出の打越さんはアニメと洋画吹替の両方をこなせるキャストを選出したと仰ってましたね
【ジャパニメーションへの愛に、ジャパニメーションのプロが全力で応えたわけ】
まさにこれぞ『RWBY』という作品の完全版とも言うべきなんじゃないかとオイラは思うのです


で、実際この目と耳で体感した今となってはその完成度に感無量
感嘆以外の言葉が暫く出ませんでしたw
正直、翻訳が~とか演技が~とか色々ケチをつけるつもり満々だったのですがwあまりにも完璧過ぎて打ちのめされましたわ;
心の底から「ワーナーさん!ありがとぉぉぉ~!\(T_T)/」と名曲wingsが流れるエンドロール中に男泣き
さらにラストに「弔花に代えて、この日本語版をモンティ・オウム氏に捧げる」のメッセージで完全に涙腺が崩壊
いやw全然泣くような映画じゃないんだろうけどw
オイラにはこの数年の妄想が具現化したという感動と、Monty監督への感謝で胸がいっぱいになってしまったわけですよ;


既に多くの人が指摘する通り、Jaune Arc役のしもぬん下野紘のヘタレっぷりとか、Penny役の潘めぐみのコイツニンゲンジャナイ感は想像を超える名演です!


それとアニメビジネスの視点から観ると、【無償提供され、ソフト化後の今もなお無償提供され続けているコンテンツに対して日本のアニヲタはお金を落とすのか?】という新しい挑戦もしていて、そういった意味でも今作は歴史的に価値のある1作になりました


改めて言いますが『RWBY』は決して高尚な作品ではなく、家でボケ~っと観てもいいような作品です
声優が豪華だから、という理由だけでも視聴の動機としては十分
映像の技術的な面でも10年遅れを取っているのは明白です
が、この作品に込められたジャパニメーションへの愛、Rooster Teethの「俺たちはこーゆーのが好きなんだ!」って想いを受けとめていただけたら幸いですね
あとはとにかくこの勢いってかイマココ感のあるうちにVolume 2の日本語版を作ってほしいところ
Yang姉ぇちゃんの本気が観れるのはVol 2ですよ!
続きが観たいって人は是非少しずつでも『RWBY』を応援してください
誰よりオイラが一番観たいんだ!(爆)
(そんなこと書いてたら遂にVolume2とVolume3のリリースと上映が決定しました!めでたい!めでたい!)


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Cardin Winchester(カーディン・ウィンチェスター)木村昴
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
PENNY POLENDINA(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Mysterious Narrator(ナレーション)井上喜久子
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジャパニメーションを取り込んだアメリカ3DCGアニメ

今回のVolume1は円盤と同じ1話~10話ということになるんですかね?
実際はVolume1で16話まであるらしいのですが、この辺りは私の調査不足により良く分かりません。
また、Volume2もあり、そちらは全12話あるようです。
現在アメリカではVolume3の3話までが公開されているようです。

さて、前置きはこのぐらいにして、私なりの解釈などをつらつらと書いていきたいと思います。

アメリカアニメというとディズニーなどを想像してしまいがちな私ではありますが、RWBYに限ってはちょっと毛色が違いました。

まずは萌え要素があるということが違うのではないでしょうか。
キャラデザもアメコミ風やディズニーとは違っていて、どちらかというと日本で描かれるキャラデザに近い印象を受けました。
ゴスロリチックなバトルコスチュームに鎌とかセンスが素晴らしいです。
また、銀髪、サイドテイル、ツンデレ、ちっぱいとかどういうことですか(;゚∀゚)=3ハァハァ
おっと失礼取り乱しました。

物語は魔法バトルファンタジーといったところでしょうか。
主人公たちが戦いを通じながら、成長し友情を深めていく王道展開かと思います。
ところどころにアメリカンテイストも見受けられます。
日常会話の展開のしかたなどは、アメリカンドラマを思い出します。
ギャグの落とし方なんかはアイカリーなどに代表される落とし方かと思います。
Volume1ということもあり、今後の展開はまだまだ未知数ではありますが、十分期待がもてます。
欠点も少々。
元々1話ごとの放送なためか、話がややブツギリ。
約20分ごとに急に場面が変わります。
この辺りは仕方ないのかもしれませんね。

注目の3DCGですが、元々低予算?のためか最新のCG技術と比べてしまうと、チープ感は否めませんが、それでもバトルシーンはものすごい。
兎に角グリグリ動きます。
一昔前のバーチャ世代の人にはこの感覚が伝わるかと思いますが、3DCGポリゴンで決してリアルではないが、その動きが段々リアルに感じてくる感覚です。
バトルシーンは一見の価値ありかと思います。

そして、日本語吹き替えで注目すべきは、声優陣です。
いい仕事をしてます。
はやみんとぴかしゃの掛け合いは素晴らしいです。
脇を固める声優陣もかなりいい仕事してます。

もろ手を挙げ大絶賛とは行かないまでも、一見の価値は十分あるかと思います。
興味があれば是非ご覧ください。

ところで、Volume2?Volume1の続き?の日本語吹き替えは出るんですかね?
円盤買うので是非とも続きも吹き替え版出してください。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

68.9 5 3DCGで学園なアニメランキング5位
RWBY Volume2(日本語版)(OVA)

2016年10月26日
★★★★★ 4.1 (37)
287人が棚に入れました
物語は科学技術と魔法が同居する世界『レムナント』が舞台。コンピューター管理されるシステムやロボットやタブレット端末のよう先進的で科学的なアイテムが登場する一方で、自然界の力の結晶『ダスト』や生命の魂が持つ力『オーラ』などのファンタジックなガジェットが存在する世界。この世界には人類や動物のほかに、獣の器官を持った獣人『ファウヌス』のような種族も存在する。そして『グリム』と呼ばれるモンスターが存在し、人類はグリムによって永い間暮らしを脅かされ続けているが、現在はダストの発明やグリムの討伐や治安の維持を行う『ハンター』の活躍により、平和な生活が守られていた。物語はハンターを目指す1人の少女『ルビー・ローズ』が、ひょんなことからハンター養成学校『ビーコン・アカデミー』に入学するところから始まり、仲間たちとともに成長してゆく姿を描く。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、洲崎綾、豊口めぐみ、斉藤壮馬、前野智昭、中島ヨシキ、伊藤静、潘めぐみ、三木眞一郎、甲斐田裕子、井上麻里奈、緑川光、井上和彦、浅野真澄、てらそままさき、中村悠一、木村昴、井上喜久子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「Time To Say Goodbye」Monty Oumよ、永遠なれ!バトル、恋愛、青春の全てが詰まった米国発の傑作アニメ第2期!!!

2014年夏頃に公開されたアメリカのRooster Teeth社の3DCGwebアニメ『RWBY Volume2』の日本語吹替版です
英語版の『Vol2』自体は現在でもYoutube等で無料で視聴することが出来ます


10月1日より2週間限定で全12話をひとつなぎに上映する形のイベントが開催中
新宿、池袋、川崎、名古屋、なんば、博多にて劇場公開され、劇場限定BDも発売
吹替版パッケージの一般発売は10月26日


今作で注目して欲しいのはRT社そのものの資金力や技術力が前作から底上げされたことで、より映像クオリティが上がった点
特にモブキャラが前作ではのほどシルエットのみだったのが一人ひとりモデリングされている点や場面転換が多く背景となるフィールドが広大かつ多彩になってる点はみどころです
また、日本のCGアニメからの影響か、輪郭線を強調する効果で所謂「嘘パース」も取り入れてきてます


それとシリーズの産みの親であるMonty Oum監督の、惜しくも遺作であることも忘れたくないです
Monty監督は今作完成後に予期せぬ体調不良とアレルギー性発作で急逝されました・・・
フリーの動画職人時代から一貫してスピーディーなCGアクションを手掛けてきたMonty監督
今作では特に彼のアクション映画ヲタクという一面が垣間見られ、『ウルヴァリン』『トランスフォーマー』『マトリックス』『ファイナルファンタジー』『スターウォーズ』などのオマージュが散見されます


そしてRomanとチームRWBYの決戦はそれらMontyアクションのひとつの到達点とも言うべき完成度でしょう
克目してご覧いただきたいです
ストーリーもバトル、恋愛、将来への不安、と青春ドラマとしての構成も非常に良く出来ていて、現時点でのまさに最高傑作と呼ぶに相応しいかと思います


ちなみにチームRWBYが二人組のコンビネーション攻撃行う際にRubyが叫ぶ「フリーザーバーン」や「チェックメイト」
これは元々英語圏のファンが二次創作でのカップリングを呼称する為に作った言葉の一部を公式が取り入れたものなのです
日本人ならYangとWeissで“ヤンワイ”とか言ったりしますがコレが英語圏では“ Freezerburn”になるという訳ですよ
Monty監督やRT社がファン参加型で作品制作を心がけていることがよくわかる一面です


ああ、ボードゲームのシークエンスの元ネタはもちろん『遊戯王』ですね
アメリカでの『遊戯王』人気が伺えるオマージュです
ツヴァイという犬が登場しますがこれは『カウボーイビバップ』のアインにあやかっています
そしてこれは全くの偶然ですが『一人乃下』でも早見沙織が演じる宝宝がハイヒールのせいで苦戦してましたねw
早見沙織とハイヒールの相性は悪い?ようです(笑)


視聴の前に『Volume1』をおさらいしていただくのは当然として、もし未視聴の方がいらしたら『Vol1』よりさらに1年前に公開された4つの“Trailer”を必ずチェックして欲しいです
『vol1』の特典映像として付属していますが動画自体は現在も無料公開されています
『Vol2』では“Trailer”で張り巡らされた伏線が回収されていくので“Trailer”を観てるか否かで面白さが俄然変わってきますよ!
また、パッケージの特典映像には『World of Remnant』という世界観解説動画が付いてきますので併せてご覧頂くとより理解を深めてもらえます
もちろんこの『WoR』も無料公開され続けておりますが、パッケージではナレーションを吹替に切り替えることも出来ます
無料公開され続けている作品に付加価値を足してパッケージにする商法、ホントかっこいいですねb


最後になりましたが今作でも打越領一音響監督が率いる【超豪華声優陣】の名演を楽しんでいただきたいです
今作が日本の声優の実力の高さを改めて教えてくれた、洋画吹替の魅力を再認識させてくれました
長いことアニメを観続け、『RWBY』という作品自体も繰り返し観てきたにも関わらず、オイラの中の価値観はこの日本語版シリーズをキッカケに大きく変わったのです
大変感謝しています


ああ、エンドロールの後の衝撃的な“最後の一人の声優”はお聞き逃しなくw
もはやキャスティングに驚かされることもないだろう、と思っていたのに劇場で変な声が漏れるほど驚きましたw


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Cardin Winchester(カーディン・ウィンチェスター)木村昴
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Penny Polendina(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子


↓『Volume2』からの新キャラと吹替キャスト↓
Neptune Vasilias(ネプチューン・ヴァシリアス)中島ヨシキ
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
Mercury Black(マーキュリー・ブラック)緑川光
Coco Adel(ココ・アデル)伊藤静
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一
???(???)???

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

吹き替えにより感情移入しやすいVol.2

アメリカ発、日本アニメーションとの親和性の高い3DCGアニメ、RWBYのVol.2
Vol.1の話は世界観とキャラクターの描写がメインだったと感じますが
Vol.2からは物語が大きく動き出します。
随所に躍動感のある派手な戦闘シーンとさまざまな伏線が貼られており
150分越えの映像ですがVol.1を楽しめた諸兄なら飽きることなくご覧いただけるはず。
私としては特に前半でチームRWBY全員で戦うシーンの連携が
何度でも観たいお気に入りのシーンです。

さて今回は日本語吹き替え版を観る前、今年の冬頃に原語版を視聴したことが
あったので、原語版を観た時のイメージと比較してみました。
そこで最も感じたのはチームRWBYとチームJNPRのメンバーの絆が深まっていくドラマが
日本の豪華声優陣に演じていただくことでより感情移入しやすくなっていると感じます。
また原語版でわかりづらく感じた言い回しもとてもわかりやすく、
テンポ良く翻訳されているので視聴しやすいです。
ただ、先ほどあげたチームRWBYの戦闘シーンで連携時に二つほど
わざわざ日本語訳しなくても良かったのにと感じられる用語がありましたが・・・

また、新キャラクターでは中島ヨシキさんが日本語吹き替えを担当されている
ネプチューンというキャラクターの演技が日本ならではと感じられて興味深いです。
ネプチューンは一見二枚目でふたをあけると三枚目という印象のあるキャラクターなのですが、
三枚目としての演技が原語と日本語ではだいぶ印象が変わって見えた点が好ましいです。
やはり海外の方が演じられるとどうしてもダンディな声に聴こえてしまい
ひょうきんなキャラクターでもニヒルに感じられる日本人的なフィルターが私にはあります。
そこが中島ヨシキさんの名演により日本のアニメらしくローカライズされていることが
諸手を挙げて賞賛したい部分だと考えています。
その他のキャラクターについてもさまざまな有名声優さんの名演が光っていますので
何度でも観て聴いてみたいところです。

2か月後にはVol.3日本語吹き替え版公開を控え、今月中に
オリジナルはVol.4も公開されるということで、色々と熱い時期を迎えているRWBY。

Vol.2の劇場公開は上映館数が少ないながら約2週間ありますし、
10/26(水)にはVol.2のBD/DVDが発売されます。
Vol.1を観て気になられた方は是非ご覧いただければと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ここまでする?迫力ある超人的バトルアクション

 RWBY、前回見た今回一年後に続き、上映されたです。上映劇場も限られている中で、前回と気分変えるため、近くの地方で見てきたです。前回は売りきれか?なかったか?のパンフは今回、前回のを含め手に入ったです。

 新キャラ登場から始まったです。ただならぬ展開の予感が、したです。
 学食でなんだかんだ騒ぎを起こすアクションは、このアニメならではでしたです。{netabare}「正義とは甘く、時には辛く、コクがあって癖になる~」、言葉の意味がよくわからんが、とにかくすごい自信だ!です。{/netabare}悪ふざけなのか?喧嘩なのか?ずいぶん大それた食べ物を粗末にした騒ぎだったです。

 物語として、ハンター目指すルビー達4人が、前回最初から出てきている杖と帽子のキザ男と指揮するホワイトファングを追って、所々にバトル勃発する展開ですねです。

 人間離れした、超人的な身体能力と武器の扱いに相変わらず迫力あったです。ロボットとのバトルで、これも凄いけど、あの攻撃で操縦しているキザ男が、生きていることにそれもそれで凄いと思ったです。

 敵の潜入アリ、やや恋ばなアリもあって、どこか謎アリで、前回とはやや違う印象もあったです。{netabare}パーティでドレスを着た男が、女戦士たちと踊るシーンが面白かったです。ルビーの犬が、郵便物で詰められてやってくるし、ちゃっかり戦いに参戦している所が、ルビーの犬らしいと思ったです。

 最後の方で列車バトル展開から、グリムという怪物たちが街に出てきて{/netabare}かなりの激戦になるのもこのアニメならではだと思ったです。

 次作のいろいろと、このアニメの全容の見えるような意味ありげな終わり方が、気になってしまったです。{netabare}ルビーのお姉さんヤンを助けた謎の戦士は一体?{/netabare}今回も声優さん達の演技が、光ってたです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

65.5 6 3DCGで学園なアニメランキング6位
RWBY(Webアニメ)

2013年11月12日
★★★★☆ 4.0 (32)
215人が棚に入れました
『RWBY』(ルビー)は、アメリカのRooster Teeth Productions(英語版)が制作したWEBアニメリーズ。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

全米が萌えている!世界の厨二が歓喜している!!ジャパニメーションへ最大のリスペクトを込めて・・・【日本よ、日本のアニヲタよ、これがアニメだ!!!】

『RWBY』(ルビー)はアメリカの動画制作集団「Rooster Teeth Productions(以下、RT社)」が配信する3DCGwebアニメです
youtuberの集まりみたいな人達がモーションキャプチャーとPooserという市販ソフトを使って地道に作っています
RT社自体は『RWBY』より以前に『HALO』というFPSゲームから動画を作ったことで既に世界的に名が知れてました
日本で言うところの『鷹の爪』シリーズのDLEとか、『Peeping Life』シリーズのFOREST Hunting Oneに近い感じですね
ただし今作はメジャー作品にも劣らぬクオリティとスケールで贈る大作となっているのが注目どころです


Volume 2までの監督は独学でCGアニメを覚えたという元フリーの動画職人、Monty Oum
(『DEAD FANTASY』という動画が有名です)
脚本はRT社のMiles Luna、Kerry Shawcross、そしてMonty Oum
キャラデザはpixivで活動中にMonty監督に目を付けられた台湾のEin Lee
(その後にフランス版日本昔話のイラストで注目される方ですね)
音楽はRT社作品ではお馴染みのJeff Williams


現在3シーズン計40話(約7時間半)がyoutubeをはじめぶっちゃけ色んなところで【普通に無料で観れます】
公式としても、お金が絡まない限りは転載や字幕版の制作を黙認してるようです
BDソフトはweb公開版から多少のリテイクを施した上で本国の通販サイトにて英語版しか出ておりません
(でしたが、2015年12月にワーナーが正式に日本語吹き替え版を出しました!詳しくはhttp://www.anikore.jp/review/1376652/)


かつてグリムと呼ばれる魔物に支配されていた世界
人類は魔導科学によって産み出された物質、ダストを駆使してグリムとの戦いを収め平和を手に入れる
グリムと戦い世界を守るハンター(Huntman、或いはHuntress)を育成するビーコン・アカデミーを舞台に、
Ruby Rose
Weiss Schnee
Blake Belladonna
Yang Xiao Long
の4人の美少女を軸に展開する学園アクションです


本編かトレイラーを一目見ていただければすぐ解ると思いますが、キャラクターの造形、表情や芝居の作り方、アクションなどは日本のアニメ、それも萌えアニメをかなり意識しています


イメージカラーに色分けなど、良い意味で記号化されたキャラ作りや本編のコミカルな学園パートの話運びも普通に日本のラノベアニメでやっていそうな感じです
個性豊かな登場人物による学園群像劇という点だけでも十分見応えがあるのですが、やはりエピックなBGMに乗せて送るスピーディーかつスタイリッシュな戦闘シーンに目が惹かれますね
自主制作時代からCGアクション動画を手掛けてきたMonty Oum監督の得意とするタメとブレの効いた日本のリミテッドアニメ的な手法を日本のソレの倍ぐらいの速度で繰り出す目にも止まらぬアクションシークエンスは今作最大の魅力です
ジャパニメーション的なアクション作画手法をよりスピーディーに、というのはまさにCGアニメならではに出来ることと感じます


自身より巨大な鎌を目にも止まらぬ速度で振りかざす様やガントレットの排莢ギミックなどキャラが使用する武器は『リリカルなのは』、『デビルメイクライ』、『ブラックロックシューター』、『GOD EATER』等を彷彿とさせ、この手の作品が好きな人には観ない手は無し


さらに現在4シーズン目となるvol4がスタートしました
有料会員より1週間遅れるものの、順次YouTubeにアップされていく模様です
アメリカと3DCGはココまで来たぜ!
さあ、日本のアニヲタのアナタはこの作品をどう受け止めますか!?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

日本向けじゃないのに日本製のような海外アニメ。TV放送も決定!

Anime顔の萌えっ子が、体よりでかい武器を振り回す。
細身のビジュアル系イケメンが華麗に舞う。
これでもアメリカ産だぜ! RWBY(ルビー)。

2017年7月からTOKYO MX系でTVに登場。


ジャンルは、学園、成長、青春、恋愛、コメディ、ファンタジー、バトル、冒険。
ずいぶんと詰め込んでいますが、長編ということで無理なくまとまっています。


特殊な能力を持ち、「グリム」から人々を守る「ハンター」という職業が存在する。
ハンターに憧れるのは、主人公のルビー・ローズ。
ルビーはふとしたきっかけで、ビーコンアカデミーという養成所の学長の目にとまる。

アカデミーではチームを組み、ぶつかったり歩み寄ったりしながら仲良くなっていく。
力を合わせて困難に立ち向かったり、時には恋に落ちたりも。
出会いや別れ、そして冒険……って……。

ハリー・ポッターっぽい? と聞かれたらそうだと答えます。
X-Menっぽい? って聞かれたらそうだと答えます。
ファイナルファンタジーなら8です。

能力とバトルと学園が絡んだ王道作品のおいしいとこ取りって感じです。


3DCGの造形はMikuMikuDanceレベルです。
しかし、アクションは素晴らしい出来。

* 動きやポーズのセンス
  - 武器の重さを利用したおしゃれなアクション
  - よくそんな動きを思いつくなという身のこなし
  - 女の子が着地する瞬間、内股になるのが日本っぽい
* 飽きさせないアイディア
  - 3D作品なのでカメラがアクティブに使える
  - その辺に落ちているものや、日用品を利用したアクション
  - あまり見かけないカット割りの工夫
* (でも洋風顔芸はあり)

なんだかアクションゲームのPVっぽいです。
趣味で日本のゲームのPVを作っていた監督なので、必然なのかもしれません。

というか百聞は一見にしかず。
トレイラーを載せておきます(3分半ほど)。

[RWBY "Red" Trailer - YouTube]
https://www.youtube.com/watch?v=pYW2GmHB5xs

* 非常にスタイリッシュな動き
* 日本人好みしそうなキャラクターデザイン
* 良質な音楽と効果音

に注目です。
鎌ぐるぐるするところとかかっこよすぎるだろう……。


RWBYは2017年5月現在Volume4まで完成しています(Volume5は秋に予定)。
しかし、残念ながら監督が途中で亡くなっています。
特にVolume4ではポージングやアクションの方向性がやや変わったのを実感します。
ただ、話は完成しているようなので心配ありません。
伏線もちゃんと張っていて、安定したストーリー展開です。

TV放送も決まった日本語吹き替え版は、Volume3まで出ています。
各作品のレビューを書く予定です。


ちなみに、字幕でよければ公式で無料で見られます。
Volume4を見たい方もこちら。

[RWBY Chapter 1: Ruby Rose - YouTube]
https://www.youtube.com/watch?v=-sGiE10zNQM

YouTubeの画面の右下に歯車マークがあります。
そこをクリックすると「字幕」というメニューが表示されるので、「日本語」を選択すればOK。
自動翻訳ではなく、有志によるものなのでご安心ください。


小さなスタジオによるWebアニメとしては最高峰の作品。
一般の海外アニメに対するイメージが変わります。

カッコよくて可愛くてシリアスもコメディもあるアニメはお好き?
結構。ではますます好きになりますよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 35

MELTINA さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

もう 何度リピート視聴したことか…

最初観た時は素人の自作アニメ?と思ったくらい作画がチープだけど、それを差し引いてもハリウッド映画を思わせるようなバトルシーンの描写+ダイナミックさ&スケール感の大きさとストーリー展開が面白い。
STAFF総勢20人程、アニメーター10人足らず、日本風アニメに不馴れなスタッフ勢でコレだけのモノを作れるのはすごいと思いました。
声優さんはアマチュアの方も混ざっているようですが、さすが感情表現が豊かなアメリカ。
不自然さを感じさせず上手く自然な演技が出来ているし、キャスティングもマッチしていると思います。

Volumeを重ねる毎に作画の質が少しずつ上がっていくので進化の過程も楽しめるところも良いですね。

2020/11~Volume8が始まるようですごく楽しみです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2
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