20代で恋愛なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の20代で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月22日の時点で一番の20代で恋愛なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.7 1 20代で恋愛なアニメランキング1位
狼と香辛料 merchant meets the wise wolf(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (185)
731人が棚に入れました
若き行商人クラフト・ロレンスは、荷馬車を引く一頭の馬を相棒に、街から街へと商品を売り歩く日々を送っていた。 ある日、黄金色の麦畑が広がる小さな村を訪れた彼は、耳と尻尾を有する美しい少女と出会う。 「わっちの名前はホロ」 自身を“賢狼”と呼ぶホロは、豊穣を司る狼の化身だった――。 彼女の「遠く北にあるはずの故郷・ヨイツの森へ帰りたい」という望みを聞き、ロレンスとホロは北を目指す商売の旅の道連れとなる。 だが行商人の旅には思いがけない波乱がつきもので……。孤独だった行商人と、孤独だった狼の化身を乗せた馬車が、今、騒がしく走り始める。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

旧作ファンから見た新・狼と香辛料

旧狼と香辛料はとても好きな作品でした。
可愛い見た目と裏腹に老獪なところを覗かせるホロの言葉に、なんとか負けまいと出し抜こうと頑張るロレンス。
でも険悪さはまったくなくて、むしろ軽やかで愉快な会話のやりとりがとても楽しくて・・

3年前に新作アニメの特報が流れて、もうあきらめていた二人の旅の続きがまた見られることにとてもわくわくしました。
でも待望の新作アニメは旧作のリメイクで、続きが見たかった私は少しがっかり・・でも、旧作では原作から改変したり飛ばしたりしていたところもあったので、そのあたりがどう描かれるのかなと思いながら今回見ました。

OPとEDは旧作の雰囲気を結構意識してますよね。
歌詞の冒頭に旅の途中~と歌詞に入れたり・・
でも分かります、旧作1期OP「旅の途中」は良曲で狼と香辛料のイメージそのものでしたから。

ホロとロレンスの声優さんは旧作と同じ小清水亜美さんと福山潤さんで、こういう配慮は嬉しいです。
旧作の監督だった高橋丈夫さんが今回総監督になってました。

1話冒頭、ホロと女の子が話すシーン。これ入れるということは、もしかして最後までアニメ化する予定!?

絵はさすがに新作のほうが綺麗になってましたし、ホロの萌え度も上がっている気がします。
5話のホロの耳ピコピコ踊りなんかそうですよねw
ただ、狼の姿は旧作のほうが狼らしかったかも。新作はかわいい大きな柴犬みたいに見えました。

物語としては、旧作のクロエが原作どおりヤレイになっていたり、2期終盤のエーブの話がなくなって、旧作で飛ばされていた、テレオの教会の話が原作どおりの順番でアニメ化されていました。
これは新作のほうが良かったです。

旧作終盤のエーブの話は駆け足っぽくて中途半端に終わった感じでしたが、新作はテレオの教会の話を最後に持ってきたことで、豊作の神として最初は祀られてたのに、いつしか別の神にとって代わられ、感謝されなくなっていたホロが、{netabare} 神父エルサにホロの存在を認められて、さらに皆の前で奇跡を起こした話で{/netabare}綺麗に終われたと思います。

そしてそして・・2期制作決定!!これほんとに最後までやってくれるかも。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 24

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

前作よりも出来が良いのに,もっと評価されてもいいのでは?

前作の続きではなく,リメイク版として考えた方か,気持ちも切り替えて見られると思います。多くの作品は,リメイク版より旧作の方がよかったという評価をされることも多いのですが,私は,2024年版の方が見やすいなという印象を持ちます。

おそらくは,旧作の持つ少し重い雰囲気が好きだった人にとっては,軽く感じすぎて違和感があるのでしょう。

声優他,製作スタッフも変わっていて,絵柄が全体的に明るくきれいになって,ホロのかわいらしさも増したように思います。それでいて,ロレンス他,商人の商売上のやり取りなど,お金の値打ちや,取引の駆け引きなど,雑学的に勉強になる部分もあります。ここを流してしまってみると,面白さも半減すると思います。
(日本でも江戸時代に小判の金の含有量を減らし続けましたから・・・)

初めて見る人にも,旧作からリメイクを見直す人にも,ホロの魅力に魅せられるという点では「男性好み」作品かなとも思いますが,物やお金の仕組みの基礎をなんとなく知るにはよいアニメだと思います。

蛇足ですが,ここから「日本円」の価値がどんどん下がっている(≒物価高等)現状の意味を考えてみるのもいいかと思います。

それはさておき、話も,最後のあたりまで来て、「危ない橋をわたる」決心をしてからが、面白くなってきました。

「ギルト」というのは,冒険者の集まるものだと思ったら世界史の範疇では大間違いで,もともとは,中世から近世の初めにかけてヨーロッパで,形作られた(多くは同業者の)商業組合なのです。

商業を営む者の集まりの中での取引の仕方も,現代と違って「信用貸し、借り」のような危うい取引がままあったので,このアニメはそんな意味でも,昔の西欧の物の売買について勉強しているなと思います。

はてさて,2人の生末は,(多分)ハッピーエンドのような気がしますが,それは如何に。・・・

結局、まだ続きがあるような余韻のあるお会いし方をしてしまいましたね。

話の山場の黄鉄鉱の話は、ホロがほんとに、他の男性に泣いてしまうかどうか心配してしまいました。

充分楽しましてもらいました。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 9

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

高評価してはいますが

2000年代に放送された1期と2期のリメイクで当時とは作画の質もキャラデザもパワーアップしていていい作品なのですがわざわざ今の時代に15年のブランクを経てリメイクを放送する意図が何かなとは感じます
今は2024年なので2000年代や2010年代の作品の続編やリメイクを放送してもそろそろ血の入れ替えが必要かなとは思ってしまいます
作品自体は悪くないので評価していますけど2000年代のリメイクを今放送するのは何故なのかなぁとは感じますね

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1

66.0 2 20代で恋愛なアニメランキング2位
妻、小学生になる。(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (97)
264人が棚に入れました
累計部数300万部突破の村田椰融が描く家族再生の物語。10年前、妻を亡くした愛妻家の新島圭介はずっと失意の中にいた。だがある日、小学生の女の子、白石万理華が、自分は他界した妻、貴恵だと言ってやってくる。こうして、小学生の姿をした妻との人生が再び動き始める…2022年にTBSにて堤真一主演、石田ゆり子共演で実写ドラマ化もされた本作。2024年、TVアニメとして再び日本中を愛で包む――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

夫婦論や幸福論は秀逸ですが、アニメとしてはどうよ?という気はします。

 これは辛い話ですねえ。もちろん、救済でもあります。別離の前準備をして覚悟を決めて自分が妻の死をどう受け入れるのかを納得できる時間があるのだから。

 最後の嘘をどう見るかですが、あれは夢の貴恵の感じだとばれていると考えればいいのでしょうか。まあ、その辺はみんなの優しさの結果ですから、個々人が読みとればいいと思います。

 そして、最後の言葉に時間の話がありました。これが大事ですよね。一緒にいる時間が長ければ幸せなのか。違いますよね。短くても確かにそこに愛情があって結婚生活があって娘を授かった幸せがあった。その幸せは時間の長さに関係しないよ。だから、今は別離を受け入れようということですね。

 このメッセージは素晴らしいですね。拝金主義の言う幸せとは次元が違う精神性です。他人同士が結婚することの意味、子供を作ることの意味…いや、それだけでも狭いですね。確かにそこにあった幸せの瞬間があれば、それは長くても短くても価値は変わらないということでしょうか。

 ちょっと「クラナドアフターストーリー」の後半を思い出すメッセージでした。また「じいさんばあさん若返る」の長い時間を一緒に過ごした夫婦の味わいとは逆の様で本質的には同じことを言っていると思います。

 娘を配置して、最後に結婚させたことは物語としてはいい構成だったと思いますし、連綿と続く人類の結婚、出産の意味を感じさせてくれます。少子化、結婚離れ、そしてコスパ、タイパの世の中で幸福について明確なメッセージがあると思います。

 途中の虐待のところが、活かせていたかなという疑問はあります。それでも子供を持ったことが母としての救済にはなりましたが、子供の立場からするとどうなんだろう?という気がしなくはないです。

 全体として、アニメとしてはエンタメとしては決して優れてはいません。実写版があったそうで本作はひょっとしたらその方が描写としてリアリティがでるのかもしれません。ただ、小学生になった妻の演技という点ではアニメ版が活きていたと思います。

 決してとびぬけてすごいアニメだとは思いませんし、メッセージに独自性があるわけでもないですが、人間の幸福…特に夫婦が死別の辛さと向き合ったときに忘れてしまう幸福を見事にすくいあげたと思います。

 ちょっと最後の方が辛くて正視できなかったので、過小評価している可能性はあります。2回目が見られたら評価が変わるかもしれません。



1話 荒唐無稽な設定は、言いたいことがある場合に有効な手段。

{netabare} 妻が小学生に転生して戻ってくる話と言えば東野圭吾氏の「秘密」があまりにも有名ですよね。あっちは娘になるのでもっと複雑でしたけど。ネタバレは価値がゼロになるので、そっちはそっちで名作なので「秘密」に悶えてください。読み切るのに精神力が必要ですけど。

 で、本作はまあ、オマージュはしているでしょうね。発想も雰囲気もやろうとしている(だろう)ことも非常によく似ています。それをどうやって本作の独自性を出して、換骨奪胎しているのでしょうか。

 小学生と中年の夫婦生活の歪みと新しい生活をどう考えるか。そこが焦点とならざるをえません。アダルトのロリペド作品ならどうか知りませんけど、真面目に描くなら夫婦である以上は性の問題は描かざるを得ないでしょう。なぜかといえば夫婦の関係性の物語だからです。
 2人がセックス出来なければ新しい恋愛がどうしても必要になるはずですが、過去の夫婦関係にしがみつくのが本当に2人にとって正しいのか。だからこそ理屈では破綻せざるを得ないのですが、本作がどうまとめるかです。新しい関係性の提案になるのかもしれません。
 週刊漫画TIMES連載だったということで、それならかなり深いところまで描けるはずです。そして「本当に妻なのか?」問題も描かれるのかもしれません。娘との関係性も必要でしょう。

 題材的には大好物です。荒唐無稽な設定というのは言いたいことの本質をデフォルメして、何を描きたいかをフォーカスし、クローズアップする効果があります。この設定で何を描きたいのか。夫婦か、愛か、思いやりか、再生か、破滅か。いろいろ考えられますが、真面目に描くなら見てみたいです。

 で、結構話、進めましたね。ここまでが導入だとするとかなりのテンポですが今後どうなりますか楽しみです。感動ポルノにとどまらないようにお願いします。{/netabare}


2話 こういうストレスがあるアニメがやっぱり面白いなあ…

{netabare} こういう話ですから障害があると思っていましたが、思っていたよりもハードなのが来ましたね。こういう困難を乗り越えるのか、それとも挫折するのか。そこにどんなドラマを見せてくれるのか。

 妻が小学生になるってアニメ(マンガ)ならではですよね。実写の小学生だと演技が付いてこないでしょう。そこがシラケる原因になりそうです。実際作られたそうですけど、どうだったんでしょうね?

 2話はひどい状況のストレスで見ていて胸が苦しくなりますが、こういう作品はやっぱり必要だし、私は好きです。そしてハッピーエンドでなくても構わないと思います。そこに本当の夫婦を描ければ。キービジュアルでベンチの両端に座っている2人が意味深ですよね。

 本作の解決はどうするんでしょうね?壮大なドラマなら10年間は我慢するとか、別の人生を歩んで死の間際にとか考えられますけど(最近そんなSFアニメがありましたけど)、そこまでじゃなさそうですね。

 面白いにもいろいろありますが、本作は最近のアニメにはない面白さがあると思います。面白さの種類は「コタローは1人暮らし」を少し思い出します。決して爽快な面白さではないです。{/netabare}


3話 ありえない設定だからこそ家族とは何かを考えることができそう

{netabare} 配偶者がもし死んだら時間は止まるでしょう…その一方で高校生の娘の時間を止めることは許されないでしょう。ただ、それもしょうがないかな、という気もします。愛情が深ければ深いほど立ち直るまでに時間は必要でしょう。

 本当に愛していたなら前を向けるというのは綺麗ごとでしょう。本作の場合、おそらく転生したことに関してはトリックはなさそうですから前提として本当に妻があの子に乗り移っているから(考えようによっては悪霊ですけど)立ち直るきっかけはできるのでしょう。この父親と娘には救済がありましたが、実際はこの救済がないわけで。それを考えるともしこのIFがないと切ないですね。

 それと再婚あるいは恋愛ですよね。そこは描かざるを得ないと思いますが、もっと深掘りしても良かったかも。もうちょっと何かあるのかな?でもあの書類が出てきたなら、一旦はこれでその話は決着なのかなあ…性欲の話も本当は描いてほしいんですけどね。

 家族を描くのにこの設定って実は向いているのかもしれません。ありえないからこそ家族を深く考えるきっかけになるし、想像が膨らみます。それと原作を知らないので、あの母親が登場すると思うとすごいストレスですね。その恐怖があるからこそ気持ちに乗っかれていいです。{/netabare}


4話 テンポがかなり速いけど展開が気になります。リアリティが有るのか無いのか…

{netabare} 人間関係がゴチャゴチャしてきましたが、ある意味ではリアリティがあるし、ある意味ではないのかな、という感じですね。展開が急ですが、アニメの情報量の密度の薄さを補うにはこれくらいのテンポの方がいい気もします。

 上司を好きになるきっかけにかばってくれたから…というのは多分フィクションでしょうし、あのタイプの上司を好きになるタイプはかなり特殊な感覚の人だと思います。無理やり作った人間の配置に見えてちょっと記号的かなという気はします。

 一方で生きていれば、出会いがあって好意があって憎悪があって別離があって、いろいろです。そのあたりを単純化した話も多いので本作のようなみんなに人間関係のいろいろがあるのは、自然な気がします。

 2つの家族、娘のデート、そして会社の部下、再婚話に虐待。一体どう展開してどう収束するのか。あるいは発散するのか。

 人間関係の上手くいかないところと、再生とどうなってくるのかわかりませんけど、アニメとしては珍しく深刻な人間のドラマがありそうです。展開が気になります。{/netabare}


6話 虐待が不自然でドラマの要素でしかない。圭介のエゴが不快な気がする。

{netabare} 再婚話が消えて、生まれ変わりの事実が娘から伝えられて、虐待が解決したかわかりませんが一応なんとかなって…これでいいんでしょうか?何か圭介のエゴが前面に出て本当にそれでいいのか?と思ってしまいます。

 何か貴恵/万理華の母親に同情してしまいます。あの状態なら娘を問い詰めても当然の気もします。
 もちろん虐待は許される行為ではないですが虐待の連鎖は病気とも言えます。そして虐待は治らないケースが多いと見る方がいいと思います。彼女に救済があるとしれば、子供と別れる事のような気もします。
 カウンセリング療法みたいのはありますけどね。それとこういうケースの場合、虐待後に反省して子供を抱きしめたりするらしいです。その辺の虐待の現実はちょっと取材不足かなという気はしました。

 一方で、その状態の貴恵/万理華の母親に、圭介の言葉、6話最後の「あなたを信用していない」はいいんでしょうか?言葉というのは呪いの様に人間を縛ります。カウンセリングなどでしか治療方法がない虐待の当事者に対して、その言葉は毒針です。あなたは出来ないと言われるから出来なくなるケースも多いです。言いたいこと言ってお終いの気がしました。

 という理屈での不満があるほか、話の展開としてこの家族の前に困難をまき散らして、ドラマを無理に作っているような気もします。母親との関係で親権の取り合いを虐待を絡めてやったほうが、リアリティもあるし大人の視点で虐待を描くことにもなります。

 あるいは恋愛にもっとクローズアップして、周囲からの目とか小学生との妻の性行為はどうするんだ?という事を描くなどした方がいいと思います。

 ということで、最後まで見ますけどせっかく面白い視点の話ですが、キーとなる貴恵/万理華の母親と圭介にキャラとしての不自然さ、エゴなどが見えて不快感を結構感じています。後半どう巻き返すんでしょうか?{/netabare}


7話 展開が平和すぎてなんだかな、と思ったらそう来ましたか。

{netabare} なるほど、最後にそれをやりますか。7話終盤まで娘の件で普通にいい話になってしまって少しがっかりしました。毒親とか離婚問題というハードな問題がサラリとかたづいてしまいました。貴恵/万理華の母親との関係性がその人格ならかなり不自然だし、内容は平凡で平和な展開かなと。想いが継続する時間とか未練とかそういう問題にはつなげられるかなとは思いましたけど。

 で、突然の展開ですね。これはちょっと興味があります。ありますけど、ただ、夫婦の問題から逃げている展開に見えなくはないので、今後どうなるかですね。ただ、自然な形に落ち着くにはそれしかないかなという気もしますが…{/netabare}


8話 転生ブームを逆手にとった上手い物語。辛いくしんどいですが良いと思います。

 これはしんどすぎますね。辛い結末しか想像できません。万理華の人生を想えば、貴恵としては何とかするしかないでしょう。彼女の性格から言って受け入れざるを得ないと思います。転生というブームを逆手にとって、上手いストーリーを考えましたね。転生を上手く使い切るのは本当に難しいと思いますので、嫌でも評価があがります。

 もうこれは結末での選択肢は1つしかありません。他の誰かに…という甘いものではないでしょう。他作品のネタバレなので伏せますが{netabare}「うる星やつら」のリメイクの33話後半の「最後のデート」{/netabare}を思い出します。あれは相当胸にくる話でした。

 それを1クールかけてやるのか…と思うと、辛いですが最愛の人間の死を受け入れるという意味で中年男が再生する話に繋がります。その意味では「秒速5センチメートル」とかもそうですが、別れが必要な場合はあります。それがあるから前を向けるという事かもしれません。

 これを真摯に真剣に描き切るなら物語が生まれます。ぜひ、妥協しない結末を見せてほしいです。


 

投稿 : 2025/02/22
♥ : 10
ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

と、ゆーことで。 これでいーのだ。

まずはこらまたえらいヤバイのが始まったなぁと思いましたですよ。
だって嫁はんが小学生になるんでしょ?もしダンナがロリコンやったらそらもうヤバイ話になるに決まってるやんか!

しかしそんなFANZAでも取り扱いを躊躇するような話をアニメでやるかね~。
しっしかしっ!これはぜひ見てみないと!!

とゆーわけで見始めたのですが、ボクが期待していた…いやいや。違うぞ。思ってたのとは違うハナシでした。

ってゆーかもっと、考えさせられる深いテーマを取り扱った真面目な作品でした。(あたりまえか)


でもまあこのハナシ意外と深いなと思い始めたのは話もだいぶと進んでからで、それまではまあ死に別れた嫁はんが小学生の女児に生まれ変わって壊れかかった家庭を元へ戻す的な、まあチャンチャンなハナシなんだろうとなんのけなしに見とったんですよ。

いつくらいからですかねー。

その生まれ変わりの女児の家庭環境があまりよくないとかゆー設定だったり、そのオカンがシングルマザーでめっちゃ子供のことも愛してるのにうまく伝えられないダメンズウォーカーだったりとか。

やっぱり極めつけは死んだ嫁はんは実は {netabare}生まれ変わりやのうて小学生女児に憑依した霊魂{/netabare}だったとゆーですね。

これで一気にはいちゃったっすねぇ。
お。これは思ってたのと全然ちゃうやんけと。


ハナシは全然違いますがボクは高校生の時映画研究部におりまして、自主映画なんぞを作ってたんですがその作品の中で『時をかける死人』とゆうのを作りましてね。

ハナシはこうです。なんてことない男が事故で死んであの世に行ったら閻魔様に悪さもしてないけどええこともしてないのでいったんこの世に戻ってええことをして来いと。そうすれば天国にいかしたるさかいとゆわれ、帰ってきたヨッパライごとくこの世に戻ってきてそこで仲良くなった男と一緒に周りに迷惑をかけつつええことをしてあの世に戻るとゆうですね。その際仲良くなった男との別れのシーンが最大の泣かせどころとなってまして(笑)。


なにが言いたいのかといいますと、これは死んだ嫁はんといろいろな諸問題を解決したのちに旦那と別れなければならないシーンが訪れた時これが最大の泣かせどころとなるなと。

なんの脈絡もなくボクのかつて撮った自主映画と勝手にオーバーラップさせて感慨にふけったわけなのですな。おほほほほ。


とゆうわけで最終的にいろいろな諸問題を解決したのち嫁はんは成仏し旅立っていったのですが、それがまあわりとあっけらかんとしててですね。

そこもなんかすごいよかったんですのよ。
ああこのひとたち変わったんだな。もう大丈夫なんだなと。だからこそ嫁はんも安心してあの世に旅立てたのだなと。

なかなかにすがすがしい最終回でうーんとうなりつつ、心の中でええはなしや~~~と拍手しておりました。

いやあなかなか面白かったです。


ただねぇ。ちょっとアレだったのが旦那と懇意にしてた守屋君ね。
あれはアレじゃないかね。もうちょっとこうなんかしようがあったんじゃないのかね。結構かわいかったし。。。

あ。そーなるとまた嫁はん降臨してややこしいことになるんか(汗)
そらしゃーない!!


と、ゆーことで。
これでいーのだ。

ね。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 4

まっきー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

適当に観てみようと思ったら…

『お兄ちゃんはおしまい!』とかなんかそういう系かと思ったら全然違った…
最初はお気楽な感じな音楽とか映像だけど話にそってだんだん深くなっていきます。内容もどんどん気になる感じになって中盤ぐらいから真剣に観てた。自分は見終わって改めもう一度観たけど、この時の気持ちはこうだったのかとか2度目で気付かされる内容で面白かった。感動ものだけど。
小中学生にも見せて「大切な人の命」とか「愛する人達同士の奇跡」とかで観せたらいいと思うアニメ。個人的にオススメします!

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1
ページの先頭へ