2014年度の1話完結TVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2014年度の1話完結成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月09日の時点で一番の2014年度の1話完結TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.0 1 2014年度の1話完結アニメランキング1位
蟲師 続章(後半エピソード)(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (411)
2379人が棚に入れました
それは何処であったか、何時であったか。
白き髪と緑の目を持つ少年は、
世と生命の“理”を──そして己が居るべき処を照らす光を知った。
(第十一話 「草の茵(くさのしとね)」より)

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

蟲師もついに残すところと一話・・・ラストは劇場版で!

蟲師続章分割2クールの後半になります
大分前にアニメ化された作品の
一期アニメ化以降原作完結までをアニメ化する企画がこの続章
続章の前半ラストエピソードは「棘のみち」で後半ラストは「鈴の雫」だろう
という放送前の予想は結局どちらも外れることになりました
前半に関してはスケジュール遅延からの総集編再放送
というあんまりな理由でしたが
後半ラストと予想していた鈴の雫は
劇場版として2015年初夏に公開されるという嬉しい誤算

2期に合わせて書き下ろされた「日蝕む翳」を除けば
「鈴の雫」は原作のラストエピソードに当たる話です
もっとも他の話同様オムニバス形式で発表された一篇に過ぎないので
完結だからと気負って見に行くと肩透かしを食らいそうですが
それでもやっぱり作品の〆になるだけあって
蟲師という作品を理解するための重要なエピソードなのは間違いありません

「鈴の雫」が劇場版になるおかげで
代わりにTVシリーズのトリを務めることになったのは
原作でそのひとつ前のエピソードにあたる「香る闇」
ではなくさらにひとつ前の「常の樹」でしたが
そのラスト二十話へ持っていくまでの流れが実に秀逸でした

十四~十六話で「隠り江」「光の緒」「壺天の星」
十七~十九話には「水碧む」「雷の袂」「泥の草」
家族の絆、親子愛、友情といったものがテーマになった話を
原作の順番を無視して6話並べてあります
前半の3話では暖かいハッピーエンドを見せた後
後半は同じようなモチーフで後味の悪いラストを迎える話が3連続
その上でラストの「常の樹」は
「水碧む」同様蟲と同化していき
「雷の袂」のように家族との不和が描かれ
「泥の草」と同じく足が動かなくなった男の話
これまで一月バットエンドを見続けてくれば
いろいろヤバイフラグが立ちまくりなのに気が付きます
そしてそこからのあのラストですから
ぐっとくるものがありました
(まぁ実のところは原作組なので結末は知っていたんですけどね)

続章前半クールはやはりバッドエンドが足りませんでした
きれいなハッピーエンドや凄惨なバッドエンド
そのどちらともつかないような何とも言えない終わり
それらがごちゃ混ぜになっているのが蟲師の魅力の一つです
続章前半には後味の悪い話が少なすぎてやや淡白な感じを受けました
後半クールはそれを見事に解消できたといっていいでしょう

逆にいまいち改善が見られなかった点は子役の扱いに関してです
上手い子役は本当に上手いのですが
気になって話に集中できないレベルの子が交じってます
子供役は子役にやらせるべきというのが基本方針のようですが
子役の声優起用は博打なんですよね
大人の声優に比べて演技指導で何とかできる部分が少なく
年齢的に長時間拘束することも難しいですから
上手くいかなかったら上手くいくまでリテイクってわけにはいかないんですね
今回の後半クールでも明らかに子役が足を引っ張ってる場面がいくつかありました
ただ、プロ声優を使えば必ずしもうまくいくわけでもないですね
実際「水碧む」の少年だけは子役を使わず
潘めぐみが起用されていたわけなんですが
H×Hのゴンのイメージが強すぎてこれはこれで微妙・・・

なお前半クールではやけに多かった座談会ですが
今回は放送開始直前に一回あったっきりです
スケジュール遅延で何回も放り込まれても困りますが
無きゃ無いでなんかさみしい感じですね
まぁきっと次の劇場版封切り前とかに
また特番組んでくれるかなぁ?

投稿 : 2024/10/05
♥ : 16
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

12話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:怪奇、ファンタジー
◎放送時期:2014年10月~

●スタッフ、ストーリーは前半のレビュー参照
→http://www.anikore.jp/review/882067/

■総評■
※原作 アニメ終了部分まで既読。

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【11話】
{netabare}時系列はヨキが常闇に囚われ、ギンコになった後。
山中で倒れているところを蟲師・スグロに拾われ、寿命が近い「山の主」に代わり新しい主が誕生するのを待っていた中、その主の声に引き寄せられ山中に入ったギンコが新しい主の卵を割ってしまったことで山の理が途絶し、村を閉じる事になった…という話。

家族やヌイとの記憶もすべて失い、他の蟲師からは体質を利用されるが災いを呼べば厄介払い。
そんな中で存在価値を失ってたギンコだったけど、主と光脈に生きることを許された。

さらに最後のスグロのセリフで、ギンコは一貫して救われたんだなぁと。
『この世で、いてはならない場所など誰にもない。』
『この世のすべてが、お前のいるべき場所なんだ。』

今のギンコが蟲や人間を含め、蟲師としてこの世の生を繋ぐ存在となるルーツが知れた、貴重な回だった。
蟲タバコはスグロが教えてくれたものなんだね^^

スグロの声が中尾隆聖さんだった。低音で落ち着いた、素敵な演技だった。{/netabare}

【12話】
{netabare}花の香りで誘い込み時間を歪める「廻廊」という筒状の蟲の洞穴を潜ったことで同じ時間(それまでの人生)を何度も繰り返していた男性・カオルの話。

時折 花の匂いを嗅ぐと『前にもこんなことが…』と思い出しそうになるけど思い出せない。
不安が募った先で訪れたギンコに打ち明け、『けしてもう一度潜ろうとは考えるな』と忠告を受け入ることを止まる。
しかしその後 奥さんの郁が山奥で転落してしまい、郁を救おうと再び廻廊に…
最後は郁までもがループの中にってことなんでしょうね^^;

久々に蟲師らしい後味の悪い内容だった。
『過去を変えたいとは思うが、それよりもその先が見たい』と言った時にハッピーエンドかな?と思ったらやられましたw

カオルはあの後、廻廊と同化してしまったんだろうか?
その先をもう二度と見ることが出来ないのかと思うと辛いけど、カオルにとってはたとえそれが「悪夢」であっても「幸せな悪夢」だから、ハッピーエンドってことになるのかも。

最後、ギンコが再び同じように訪れ、そして静かに響く雨音に乗せてのED。
この流れが余計に不気味さを煽って怖かった。

それにしても今回カオル役に古川登志夫さん。
なにげに豪華キャスト続きだ~
郁役の柿沼紫乃さんとは、なんとリアル夫婦らしいです。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「ただ生きるために」

この作品は、これまで1期、日蝕む翳、そして続章の前半と視聴を続けてきました。
圧倒的な作画とSEのクオリティーは、1期から着実に向上してきているので、視聴を楽しみにしてきた作品です。

人と蟲・・・普段はお互いの領分で慎ましく活きているだけ・・・
でも、この世という場所に両者が存在するということは、例え曖昧だとしてもお互いの接点は必ずあるんですよね・・・
普通に生活していれば、決して足を踏み入れる事の無い境界の狭間・・・
何の因果なのか人も蟲もそこに迷い混んでしまい、お互いが結び付いてしまう・・・

それが良いことなのか、それとも悪いことなのか・・・
一概に括れないところにこの作品の旨みが凝縮されているように思います。

でも、大概はちょっぴり淋しいです・・・じゃなかったら、お互いの共存の道がもっと早くから模索されていたことと思います。

結びついたお互いは決して多くは望みません。
望みはただ一つ、生きたいと思い生きるために行動すること・・・
ただそれだけ・・・

でもお互いが結びついたその先にあるのは、ただそれだけの願いを持つことすら難しい世界・・・
人はコミュニケーションにより状態を訴えることができますが、多くの蟲にはコミュニケーション能力が皆無・・・だから痛いのか、苦しいのかすら分かりません・・・
中には声にならない叫びを発していた蟲もいたかもしれません・・・

人と蟲が接する世界であるからこそ、蟲師の存在はとても大切です。
蟲師の多くは人を助けてくれますが、蟲により近しい存在であるからこそ時には断腸の思いをしたこともあったことと思います。

それでもギンコには蟲が集まってくるといいます・・・
蟲にとって蟲師の存在とは何なのでしょう・・・?
忌むべき者・・・? 安息をくれる者・・・?
それとも自分達の存在に気付ける蟲師に何かを伝えたがっているの・・・?

こんな事を考えながら視聴しましたが、後期の10話もあっという間でした。
終盤になると、この作品が終わってしまう事に対する寂しさを感じながらの視聴でした。

この作品は「原作が面白いんだから、それだけを見て、忠実に映像化する」
というコンセプトを掲げてアニメ化されたそうなのですが、極めて納得できる作品でした。
個人的には、もう一度淡幽さんの登場を期待していましたけれど・・・^^;

族章は前期10話、後期10話に「棘のみち」を加えた計21話でしたがしっかり堪能させて貰いました。
そして今夏には「鈴の雫」が上映されるとの事です。
この「鈴の雫」は最終エピソードだとか・・・どの様に纏められるのかがとても楽しみです^^

投稿 : 2024/10/05
♥ : 32

67.4 2 2014年度の1話完結アニメランキング2位
スペース☆ダンディ(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (604)
2672人が棚に入れました
スペース☆ダンディは、宇宙のダンディである。そして彼は、宇宙人ハンターである。見たこともない新しい宇宙人を発見して、新種の宇宙人と認められると報奨金がもらえるのだ。それは、早い者勝ちがルール。宇宙を旅して、誰よりも早く、誰も見たことのない宇宙人を見つけるのが使命。ダンディは、ポンコツロボのQT、途中で拾ったボンクラベテルギウス星人のミャウとともに、未知の星や異星人と出会う。宇宙の果てへの冒険。見たこともない宇宙人の発見。それが宇宙人ハンターの醍醐味なのだ!

声優・キャラクター
諏訪部順一、佐武宇綺、吉野裕行、石塚運昇、畠山航輔、銀河万丈、ゆりん、桑島法子、矢島正明、一城みゆ希、大川透、大木民夫、大塚明夫、小川真司、梶裕貴、金田朋子、クリス・ペプラー、小山力也、島本須美、竹達彩奈、龍田直樹、永井一郎、能登麻美子、花澤香菜、潘恵子、平野綾、宝亀克寿、麦人、山口勝平、山路和弘
ネタバレ

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

13話は不朽の名作なので絶対観てほしい by渡辺信一郎総監督じゃんよ

『カウボーイビバップ』『サムライチャンプルー』『坂道のアポロン』
等で知られる渡辺信一郎が総監督を務めるオリジナルアニメ。

新種の宇宙人を求めて宇宙をさすらう宇宙人ハンター、ダンディらの活躍を
クールかつスタイリッシュに描く。
…などと言うことはまるでなく、宇宙船アロハオエ号のクルーは
「~じゃんよ」が口癖でお姉ちゃん目当てにレストランチェーンの
ブービーズに足繁く通い詰めるダンディ、
見るからに旧式で時によってはダンディもあっさり見捨てるお掃除ロボットQT、
常に携帯端末を手放さず「~なう」ツイートが習慣のゆとった猫似のペテルギウス星人ミャウ、
から成るトリオで、実にバカ・ボンクラ・ポンコツなBBP。
各話完結のギャグ、コメディ化したカウボーイビバップすね。

ギャグ・コメディと言っても、ボケとツッコミで思わず爆笑なやり取りを積み上げるとかではなく、
どうやってこんな話思いついたの?な印象のシュールと言うか
実にヘンテコなエピソ-ドやオチだらけで、
ポカーンと呆気に取られることが多いです。
画面も実によく動いてですね、作画が実に無駄に力が入りまくっていて、
珍しいモノ見たさ気分を満たしまくってくれてます。
スタッフを並べたてて説明しようと思ったんですが、
私のようなにわか者にもすぐピンと来たのはビバップ関連以外だと
7話絵コンテの谷口悟朗だけでした(´・ω・`)コードギアスの監督、或いは\ファンタジスタッドーr

せめて音楽ならとメンツを眺めてみたものの、半分も判らない…。
とりあえず、ビバップの時点でシャカゾンビの楽曲を起用してたくらいだし、
川辺ヒロシ、笹沼位吉、ZEN-LA-ROCK、TUCKER辺りは至極当然として、SHOGUNのメンバーて…。
と思ってWiki見てみたらエヴァおよびヱヴァ劇伴の演奏に参加してるそうな。
SHOGUNも再結成して活動中なんですと。
探偵物語本編はまともに観たことないけどサントラは聴いたことあるのです。
http://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/spacedandy/artist/index.html

偽ハワイアンから80sガチエレクトロまで実に多彩な音楽、単体でも楽しめますよねー
とサントラをネットレンタル店のお気に入りに突っ込んでおいたのですが、
何とあろうことかタワレコの店舗特典が未収録曲を収録したカセットテ-プであることが判明。
磁気だぜ磁気ぃ。

タワレコオンラインでは既に特典終了で(´・ω・`)ショボーンになったものの、
リアル店舗ではまだ受付中でした∩^ω^∩
1枚\3000もするCD予約して購入なんて初めてですわw
だって例えばブルーノートの名盤が\6~700とかですよ? ホント国内盤ておかしいよなあ。
つか今公式観に行ったら新宿タワレコでイベて…。俺の吉祥寺参加券配布対象外w
http://space-dandy.com/blog/?p=441

まあ未収録曲入りカセットなんてほぼほぼ趣味だし無意味すよね。
ミックステ-プならよかったのに。ぜひクボタタケシで。
タイトルはSpace Classicsでキマリ!じゃんよ。


OP曲好き度:4/5(岡村靖幸 / ビバナミダ)
ED曲好き度:4/5(やくしまるえつこ / X次元へようこそ)

(2014/03/22初up / 10話まで視聴)


▼サントラリリース記念3/28新宿タワレコのインストアイベント行ってきました(14/03/30追記)

・出演は渡辺総監督、Mountain Mocha Kilimanjaroの
 ボブサン(G)とタイガーさん(Dr)で司会はflying DOGの方。
・モカキリは最初にオファーしたアーティスト。友達の友達を通じてオファー。
・どファンキーな、泥臭く、品が良すぎないぶっとい感じ、
 でベ-スライン足元を固めるイメージでの起用。
・モカキリメンバーはオーストラリアツアー中に1話を視聴。
 アイキャッチなどでかかったりして大いにテンションが上がったとのこと。
・サントラは当初カセットのみで発売しようとしていた。
・BDの特典はフロッピーディスクにしようとしていた。
・レーザーディスクに以下略
・flying DOGやバンダイに泣いて頼まれ断念。結果タワレコ特典カセットで妥協の流れに。

・欧米などではよくあるモンティパイソンのような
 音楽がカッコイイコメディを意識したアニメとして制作。
・わんこじゃんよの回は脚本の信本さんから「この冷蔵庫何か解ってるわよね」とだけ電話があった。
・あの時の冷蔵庫は15年後あそこに辿り着いた。15年がかりのオチ。
・スパイクとジェットは著作権大人の都合により出演の予定はなし。ビバップはサンライズ。
・13話は不朽の名作。絶対観てほしい。
・始めは怒られないようにおとなしく創っているが、後半になると好き放題に。
 よって2クール目はもっとぶっ飛んでる。
・2クール目は音楽度もさらにUP。歌ったり、踊ったりの回やロックンロールな回など。
・音楽制作アーティストもさらに増。歌ものも増え、ハスキーな声の衝撃的な人も参加。
・OST2も当然出ます。


てな塩梅でした。
初めて渡辺監督のお話伺ったのですが、話上手いなーと。
モカキリの二人は割と控えめだったのもあり、
渡辺監督が司会に促されるでもなく、会話引っ張ってました。
会場が一番盛り上がったのは冷蔵庫のくだり。みんなビバップ好きだよね。やっぱ。俺もじゃんよ。
カセットの話での「え?マジかよ」的じわじわ笑いがくる空気も印象的でした。
↑冗談も多いけどOSTをカセットで、はflying DOGの方の発言で、マジらしいw
という訳で楽しいイベントでした。

ただ、せっかく渡辺監督が「先週モカキリの新譜が先週リリースされて」、
とキラーパス出してんのに応えられてないタワレコ新宿お前はダメだw
J-POP、クラブミュージックどっちのマのコーナーにも在庫なかったし、
入り口付近の売り場でOSTの隣の3枚あったのを見つけたのみ。
聴いたことなかったので試聴機に入れといて欲しかったですわ。

あ、でも、3/25発行のタワレコのフリー誌bounce#365はぜひ。渡辺監督のインタビュー掲載。
OPNと金澤某さんによる再発関連以外はまるで解らん人ばかり挙げておられたので、
音楽探す楽しみが増えて嬉しいっす。


サントラは、明らかに00年代以降なディスコダブもあるけど、思った以上に80年代。
84年以前の機材で、とのオファーを真に受けて作成した人もいそうな
こういうのあったな~的ガチの80's空気感の曲もけっこう多いすね。

私的印象に残った楽曲は、
ナレなしでアバンが聴ける#1 Star Future. / ☆Taku Takahashi、
サーフィン回の80年代山下達郎な#7 星屑のパイプライン / ジャンク フジヤマ、
レース回でインストが使われた80'Sエレクトロ
#13 SPACE FUN CLUB / ZEN-LA-ROCK feat. ロボ宙、
は久々に脱線3のラップ聴いたな…、吉本所属だったような?とか、
moonかUFOかLOLかの植物星回、トボケた味わいながらカッコイイパーカッションに
明後日な調子っぱずれ気味のピアノやトビの上物な#12 アクションマン / 笹沼位吉 は
00年代以降的だけど一筋縄では行かない音楽性でCDで聴くと低音が利いてなおさらディープ。
KenKenの楽曲は#1以降も使われ、つかコレが一番キャッチーでファンキーなんじゃ?な
#19 朝は来るから すぐ明けるから に、
ラーメン回で地味にギターがイッちゃってた#10 コネクト、
そして岡村ちゃんOPとやくしまるえつこEDのTVサイズ、
とキリがなく、実にてんこ盛りなことに。

特典のカセットには☆Taku Takahashi、川辺ヒロシ、Latin Quarter、モカキリの4曲。総計10分未満。
どちらもラーメン回で流れてたのんびりハワイアンがカセット収録Takuの方で、
テンポ速めモンドちっくなハワイアンの方がTUCKERによる本編#3 HOT WINDで…
て言うかうちのPCのHDDがイカれてダビングしたデータぶっ飛んじゃいまして。
カセットの方は録り直さないとな、よくわからんことにm(_ _)m

最終回楽しみだなあ、ともっと早く書きたかったのに(´・ω・`)
PC歴2年の付け焼き刃でHDD換装、やらかしちまいました。

つか公式見に行ったら最終回にデトロイトハウスのRick Wadeとかw
サブタイトルでジュピタージャズだった時の比じゃないんすけど(ノ∀`)
数時間後の1クール目最終回ほんと楽しみ。じゃんよ?


▼13話(14/04/11追記)
QT「宇宙は無駄で溢れています。
   その中でも特に無駄なのは、生き物の愛だの恋だのといった感情です。」
―そしてこれは、掃除機がコーヒ-を飲みたくなるまでに必要な、23日間の物語である。

アバンからQTのモノローグ。ラテアートを眺めるボロボロ姿のQTにナレーション。
13話は1シリーズ目最終話にしてQTが主人公のエピソード。
『掃除機だって恋するじゃんよ』

{netabare}解り合えるけど解り合えない、いや解ってるんだけど安易に解ったような顔をしない
この感じ、カウボーイビバップ6話、悪魔を憐れむ歌のラストを思い出しました。
こぼれ落ちたブルースハープを拾い上げて息を吹き込むも音は出ない。
「解るかよ」独りごちるスパイクが空にブルースハープを放るアレ。
描かれる話のテイストはまるで違えど、通底するものは同じなのかなと。
しかもこの話はQTの恋愛話だけにより切ない…
しかし、それだけに終わらず、ゲル博士の茶番に起因する超展開ギャグも盛り込みつつ{/netabare}
QTはかわいらしく、動的シーンはよく動き、と。

音楽がいつも通り良いのは言わずもがなですが、さらに印象的でした。
Aパートのwhy don't you come with me ? キスしてみたいのに ってボコーダー(ではない)曲は
LUVRAW / ANATATO 。OST1にも収録。
Bパート、メイカーさん探すシーンはLUVRAW & BTB / lick tonight。此方はOST1未収録。
そう、ボコーダーじゃないんですよ! トーキングモジュレーター。
電子的に声をエフェクトするんじゃなくて、シンセ等の出音を物理的にチューブから出力、
そのチューブを咥えて口腔内で共鳴させる。その音がアレです。
メロウでレイドバックなサイドに特化した和製ZAPP。
こんな人等がいたとは…。アンテナ畳みすぎな自分に(´・ω・`)。

一番印象的だったQTが立ち向かうシーンのあの曲は「本気の感動曲を」
とのオファーに応えたクラムボンのミトによる曲。こちらもOST1未収録。
https://twitter.com/space_dandy/status/450285042959269888

Rick Wade作と思しき曲は
「これはただのパーティーじゃない。革命のためのダンスなんだ」(CV:大塚明夫)
でかかっていたテクノとディープハウスらしく、TVで聴く限り至ってふつー笑。
目立つべき音楽じゃないからこれはこれでいいのか。


それと音楽に関するナベシン監督とKenkenの対談↓
http://natalie.mu/music/pp/spacedandy
Kenkenが金子マリの御子息と知って吃驚。色々繋がってたなあ


【参考】ZAPP
Roger Troutman / I Want to Be Your Man
http://www.youtube.com/watch?v=c1xf_RWhwso
ずっとZAPP名義の曲と思い込んでました(;^ω^)

【参考】P-FUNK
ハイライトは40分辺りのSwing Down Sweet Chariot。
からMothership Comin'!の絶唱に応えてバカキター(゚∀゚)ーは45分頃。
http://www.youtube.com/watch?v=CiTh8BQ4oVU
対談中のおむつの意味も解ります。


作品の好き度5/7

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最高に贅沢な“お遊び”

【総合評価:☆☆☆☆】
 最高に贅沢な“お遊び”。キャビアの茶漬けかフォアグラ炒飯のような味わいだ。
 渡辺信一郎は、神山健治らと並ぶ日本アニメ界屈指の逸材だが、これまで才能を発揮する場に恵まれたとは言い難い。『カウボーイビバップ』(1998)の不完全な放送、『サムライ・チャンプルー』(2004)の放送中断とその後8年に及ぶ活動休止など、さまざまな苦汁をなめさせられてきた。おそらく、自身のそうした体験を踏まえて、他のクリエーターに場を提供する目的で企画されたのが、この『スペース☆ダンディ』なのだろう。渡辺は「総監督」という曖昧な肩書き加わっているが、企画全体のゼネラルマネージャー的な役割だったと推察される。
 昨今のテレビアニメ業界は、ビジネス主導という軛のせいで、型にはまった安全パイの企画が横行しており、クリエーターの創造性が生かされていない。マンガやラノベを原作に、人気キャラに“あんなことやこんなこと”をさせてファンに媚びを売る作品が目立つ。『スペース☆ダンディ』は、その風潮とは真逆の方向を目指し、決して“萌える”ことのできないキャラを起用したオリジナルアニメとなった。
 主人公のダンディは、かつて粋がっていたヤンキーの成れの果てとでも言うおうか、信じがたいほどダサいオッサン。さしもの私も、第1話でドン引きしてしまった。珍しい宇宙人を捕獲して賞金をもらう宇宙人ハンターという設定だが、科学的な正確さは全く考慮されていない。 {netabare}科学ファンには有名な「宇宙ひも」が頭から生えた●ンモウだったり(第14話)、誰も訪れない辺境の惑星でエイリアンがラーメンの屋台を出していたりする(第2話;亡くなる少し前の永井一郎が店長の声を当てた)。 {/netabare}若かりし日にダンディが何をしていたかも、はっきりと決められていない。これだけ枠が緩いので、参加したクリエーターが自由に創作することが可能となった。
 『スペース☆ダンディ』でポイントとなるのは、(1)音楽へのこだわり、(2)真剣なパロディ、(3)逸材の起用--の3点である。

(1)音楽へのこだわり
 「音楽マニア」を自称する渡辺は、人一倍、音楽へのこだわりを持つ。デビュー作の『マクロスプラス』で、選曲に関して総監督の河森正治や音楽担当の菅野よう子と意見が衝突したこともあって、最近では、選曲からエディットまで自分でするという(「世界的評価を受けるアニメ監督・渡辺信一郎は、なぜ音楽プロデューサーとしても活動するのか?」|週プレNEWS 2018年02月16日)。音楽関係者との人脈もあり、『ミチコとハッチン』(監督:山本沙代)や『マインド・ゲーム』(監督:湯浅政明)には、音楽プロデューサーとして参加した。
 『スペース☆ダンディ』では、こうした人脈を生かして、あまりアニメに関わってこなかったミュージシャンを中心にオファーしたという。その結果、アニメのために結成された「スペース☆ダンディバンド」は、岡村靖幸(OP)、やくしまるえつこ(ED)、向井秀徳、川辺ヒロシらが名を連ねる豪華メンバーとなった。
 音楽が重要な役割を果たしたのが、第17話「転校生はダンディじゃんよ」(ミュージカル回)、第20話「ロックンロール★ダンディじゃんよ」(バンド回)、第22話「同じバカなら踊らにゃ損じゃんよ」(ダンス回)など。
{netabare} 私が特に好きなのが第20話で、外見に憧れてバンドを結成したダンディたちが、1曲しかない持ち歌をライブでひたすら歌いまくるというバカバカしいエピソードなのだが、向井秀徳が作詞・作曲・編曲した「かんちがいロンリーナイト」が凄い。 素人バンドの曲らしく旋律は単調なのに、ギターの音色が強烈で、最初のフレーズから一気に引き込まれる。
 第17話におけるミュージカルシーンのクォリティもハンパない。音楽は、梅林太郎&ハヤシベトモノリ、向井秀徳、芳野藤丸、☆Taku Takahashi、葛城ユキらが担当。踊りに関しては、まず、プロの振付師に演出家のイメージを伝えて踊ってもらい、その映像をもとに絵コンテを起こす。さらに、できた絵コンテを振付師に見せて、再び踊らせる。キャラの衣装が決まれば、それに似た衣装を着けて踊ってもらう。こうして、踊りの撮影を何度も繰り返しながら、それを作画にフィードバックして質を高めていったという(「「スペース☆ダンディ」伝説のミュージカル回がどうやって生まれたのかをダンディ役の諏訪部順一さん&南Pが熱弁」|Gigazine 2015年10月11日)。 {/netabare}

(2)真剣なパロディ
 多くのエピソードは、日本では珍しい優れたパロディとなっている。
 パロディを劣化したモノマネだと誤解する人が少なくないが、何とも嘆かわしい。パロディとは、元ネタの設定を踏襲しながら、内在的なパワーを別の方向に転換することにより、新たな芸術的価値を生み出すものである。 {netabare}例えば、第4話「死んでも死にきれない時もあるじゃんよ」では、ゾンビ映画のルーティンをそのまま使いつつ、ロメロ作品のように襲われる人間の視点に立って恐怖を煽るのではなく、ゾンビ自身の日常に目を向けることにより、見事なコメディに仕立て直してみせた。 {/netabare}
 ちなみに、パワーを方向転換するパロディと異なり、同じ方向に深化させたものがオマージュ、方向転換も深化もないのがパクリである。
{netabare} 第13話「掃除機だって恋するじゃんよ」は純愛ものの、第23話「恋人たちはトレンディじゃんよ」はトレンディドラマのパロディだが、第5話「旅は道連れ宇宙は情けじゃんよ」は、パロディと言うより、『ペーパームーン』の素敵なオマージュである。 {/netabare}

(3)逸材の起用 
 『スペース☆ダンディ』には、活動の機会が充分に与えられていない逸材を起用したエピソードがいくつかある。特に、湯浅政明、押山清高、名倉靖博の回は必見。

○第16話「急がば回るのがオレじゃんよ」(脚本・絵コンテ・演出・作画監督・原画・美術デザイン・ゲスト宇宙人デザイン:湯浅政明)
 湯浅は、劇場用アニメ『マインド・ゲーム』、テレビアニメ『四畳半神話大系』『ピンポン THE ANIMATION』などにより、ファンの間では天才的アニメーターとして有名だったが、個性が強すぎて商業作品には向かないタイプ。『スペース☆ダンディ』の担当回は、アクの強い個性がそのまま発揮されることで、逆にシュールで爆発的な傑作となった。
{netabare} 何と言っても、全く展開の読めないストーリーがすさまじい。終盤、最も悲劇的にして陰惨な事態が、一瞬にして爆笑ギャグに転じた瞬間、肉体が崩壊するような脱力感に襲われた。 {/netabare}
 幸いにして湯浅は、このあと『夜明け告げるルーのうた』『夜は短し歩けよ乙女』という2本の劇場用アニメを制作でき、アヌシーやオタワの国際アニメ映画祭で受賞して世界的に知られるようになった。

○第18話「ビッグフィッシュはでっかいじゃんよ」(脚本・美術設定・ゲストキャラデザイン・絵コンテ・演出・作画監督・原画・動画:押山清高)
 原画や作画監督として『電脳コイル』など数多くのアニメに関わってきた押山が、その才能をはじめて集約的に発揮できた作品である。 {netabare}老人が単独で大魚を捕まえようとする内容で『老人と海』を思い出させるが、主人公が最後まで孤独だったヘミングウェイの小説とは異なり、大勢の若者が老人に協力するクライマックスは、見ていて高揚させられる。
 注目すべきは、独特のセンスで描かれた背景。海の大波を線描で表す技法は、琳派を連想させる抽象性の高い表現で、実に力強い(これを粗略な作画と感じないだけの感受性を、アニメを見るすべての人が備えておいてほしい)。突然現れる巨大な青い月や、どこまでも天空に上っていこうとする巨大魚ムーナギの姿は、心を鷲掴みにされるような迫力がある。 {/netabare}
 押山は、この2年後にテレビアニメ『フリップフラッパーズ』で監督デビューを果たすが、残念ながら、物語が難解すぎて才能に見合う人気は獲得できなかった。

○第21話「悲しみのない世界じゃんよ」(脚本:渡辺信一郎、絵コンテ・演出・美術設定・ゲストキャラデザイン:名倉靖博)
 名倉は、原画・作画監督としていくつかのアニメに参加してきたものの、キャリアの長さに比して作品の数は必ずしも多くない。しかし、彼の名は、OVA『天使のたまご』(1985、原案・脚本・監督:押井守)を通じて、コアなアニメファンの間で絶対的とも言える尊敬を勝ち得ている。押井守の脚本と天野喜孝のキャラクターデザインという、常人には手が出せないほど硬質な素材を使い、イマジネーションを掻き立てる壮大な美の世界を作り上げたのである。
{netabare} 第21話での名倉は、渡辺の少し陰鬱な脚本から、想像力の極致とも言える夢幻的な光景を紡ぎ出した。その完成度は、テレビアニメの限界を完全に突き破っており、人的リソースに限りがある中でどうやって制作できたのか、謎ですらある(この1話があるだけで、作画の評価を星一つ分上乗せした)。ダンディは髪型も変わり、他のエピソードとは別人と言って良い。彼を生と死の狭間に誘う不思議な少女は、『天使のたまご』に登場する少女と同じ匂いだ。 {/netabare}
 単にシリーズ中の出色エピソードというだけでなく、テレビアニメ史上に残る偉大な傑作である。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 6
ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

BBPが巡る宇宙の旅

1話は自分的に???でしたが、整合性なんてダンディの世界ではどうでもいいんだとわかって純粋に楽しむことにしました。みんな大好きカウボーイビバップでも投げっぱなしの全滅エンドとかあったしね。

でも、3話までは自分の感性とは違っててコレどうだろうか?と思いました。
しかし4話でツボにハマり、それ以降もけっこう好きな話が多かったです。
1話完結式だと次がどんな話か気になってつい見続けてしまいます。

作画も面白かったですね、回によって雰囲気がぜんぜん違っていて。そういう点でも楽しみでした。


【お気に入り回】タイトルとしては11話の「お前をネバー思い出せないじゃんよ」が1番気に入りました。ストーリーとしては5、10、13話は誰もが気に入るはず!
{netabare}


4話 ゾンビパニックからの日常ゾンビもの
バイオハザードのような展開から最終的に宇宙平和に繋がるとは予想できませんでした。
ヘリの操縦士がゾンビだったとこやゾンビの感情表現の豊かさ、ナレーションまでゾンビになったのには笑いまじだあああああアアアアアあああああ
家電やロボまでゾンビになるのは笑いつつも13話を観てなんとなく納得しました。


5話 ハートフルロードムービー
視聴者が馬鹿でお気楽なダンディに慣れてきたころ、スタッフは王道的人情話をぶっこんできました!正にスペース☆ダンディの名に相応しいダンディなダンディが見れました。カッコいいじゃんよ!
この回だけならスパイクにも負けてないんじゃないかな。
そして、何よりロードムービー色が強くて好きでした。銀河鉄道に乗り宇宙を二人旅、徐々に深まる2人の絆。流れる音楽も秀逸でした。

9話 不思議な植物の世界
酒に酔ってしまったダンボが見た夢のような、ふわふわして不思議な世界観が印象的でした。最初に観たときはイマイチよくわからなかったけど、それでも最後のシーンでは泣きそうになってしまいました。どうしようもない、無常感、切なさ…若干蟲師のような雰囲気を感じました。ゲスト声優は人外のキャラに定評のある金朋さん。

10話 親父かっけー
5話に並ぶ人情話。今回はミャウにスポットが当たっていました。
ミャウの故郷の惑星でループに巻き込まれるも、バカでボンクラでポンコツな3人は気づかない。ループをナレーションに教えてもらう主人公なんて前代未聞です!笑
Yahoo知恵袋に質問するくだりは面白かった!宇宙中の謎や疑問が集まっているんだろうなあ。
けっきょくループを解いたのは主人公たちでなく、親父さんの技術によるものでした。代々受け継ぐ工場、職人気質な親父さんがかっこいい。何に使われるかよくわからない部品を作り、仕事終わりにスナックで一杯ひっかける…そんなどこにでも居そうな親父なのにね。
そんな親父さんの後を継ぐべきか、星に残ろうかと迷うミャウを宇宙へと後押ししてくれる親父さんが粋でした。けっきょくミャウ達の日常はループしてるかのように変わりばえしないものですが(ー ー;)

12話 ばかもん!あいつがビーマ♪ビーマイベベ♫
予告が予告になってない話でしたが、あれはカメレオン星人の仕業だったんですね!
吉川晃司のファンだったとは、さすがダンディ!ダンディな趣味してるじゃんよ。
何にでも化けられるカメレオン星人でも吉川さんの歌声は真似できないんだな。
古典的だけど単純でわかりやすいコントのようなやり取りに笑いながらも、最後のほうのやり取りは少し哲学的でした。ドイツ軍の鏡に向かって話しかけさせる実験の話を思い出しました。お前は誰だ、俺は誰だ?俺は俺か…?考えだすと夜眠れなくなりそう。ゲル博士は自我が崩壊しそうでしたが、ダンディは馬鹿なのでマジメに考えませんでした。人間考えすぎず、時にはバカになるのも大切なんだなと思いました。

13話 A.I ポンコツロボは恋と珈琲のほろ苦さを知る
今回はキューティが主役の回でした。一旦の最終話にふさわしい素晴らしい面白い回だったと思います!挿入歌もBGMもすごいかっこよかった!!!
ロボットが珈琲を飲みたくなるまでに必要な23日間。DAYSの表示がお洒落で、日々の触れ合いによる心の変化もわかりやすく良かったです。キューティがコーヒーメーカーさんと出会い、気になって段々心惹かれてく様子は可愛らしかったです。ただ、特別な感情を持った家電はゴミ処理場〈楽園〉に追放されてしまう。横にいたレジスターも一緒に棄てられてしまった、という時点で私は悲恋を悟ってしまいました。きっと代金を取らなかったのは彼も恋の病で壊れてしまったか、または彼女と一緒にいるため故意にやったのでしょう。
見返してみると、コーヒーメーカーさんが壊れる前にレジスターさんの方を見つめていたのもわかりました…。
キューティは彼女を追いかけて楽園に向かい、そこでコーヒーメーカーさんの想いを知ってしまう。それでも好きな人を悲しませないため、好きな人の好きな人を救うべく奮闘するキューティは漢でした!無駄を省き、常に効率的にあるロボットが抱いた恋心、その感情はきっと宇宙一プラトニックなものでしょう。

それと平野綾の声を久しぶりに聞いたけど、やっぱりいい声してますね。大塚明夫さんの声も渋くてかっこよすぎでした。
{/netabare}

夏からのシーズン2も楽しみに待ってます!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 8
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