黒猫で友情なアニメ映画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月12日の時点で一番の黒猫で友情なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.8 1 黒猫で友情なアニメランキング1位
劇場版美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人(アニメ映画)

1994年12月4日
★★★★☆ 3.8 (26)
224人が棚に入れました
 巷に一大ブームを巻き起こしていた変身ヒロインアニメが、晴れて二度目の劇場アニメ化。 車に轢かれそうになったところを助けてもらい、命の恩人であるその青年・宇宙翔に恋してしまった黒猫のルナ。彼には宇宙飛行士である恋人・姫子がいたが、病に侵された自分は余命いくばくもないと悟っていた。だが、以前拾った流星の結晶が人間の生体エネルギーを吸い取っていることに気付いた翔は宇宙から飛来する侵略者スノー・カグヤの存在を察知。姫子の身を案じ、月へと向かう彼女を制止しようとするが力尽きてしまうのだった。スノー・カグヤに立ち向かうセーラー戦士たちに勝機はあるのか? そして、翔を想うルナの心は何をもたらすのだろう? シリーズ第3作『S』の劇場版ということで、新たな人気ヒロインはるかとみちるも登場するが、出番は多くない。代わりに本作で主役級の扱いなのはなんとルナで、あっと驚く人間姿への変身を見せてくれる。
ネタバレ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

乙女心かぐや姫

セーラームーンレビュー、いつか書こうと決めていました。

女の子でも負けないこと、恋をすることの素晴らしさ、切なさ、憧れ。
どこかに王子さまが居ること、
セーラームーンから乙女心を沢山教えてもらいました。

この映画は、そんな恋心を描いています。
子どもの頃に何度も観て、もう一度大人になってから観ました。

うさぎちゃんのそばにいる黒ネコのルナ。
ルナはしっかり者で、ドジなうさぎちゃんをいつも叱っています
そんなルナが人間の男の子に恋をします。
けれど、その男の子のそばには、宇宙にいくような才能ある彼女さんがいます。

ルナが乙女なんです。
本当に女の子は、好きな人の前ではあんなに可愛らしくなるのですね。
とてもいじらしいのです。

{netabare}
「キスの味ってどんな味なの?」
ルナがうさぎちゃんに聞きました。

私このシーン、子どものときドキドキしましたよ!
キスの味ですよ。幼い私には刺激的でした。
うさぎちゃんが言うとこによると甘いそうです。
甘いんだ…なんて思ったのを覚えています。

そしてうさぎちゃんの想い人、タキシード仮面こと地場衛、
うさぎちゃんが言うには、まもちゃんの素敵なところは
自分(まもちゃん)の興味ある話しを一生懸命話してくれるとこ、だそうです。

ほんとうですよね。とっても素敵。
楽しそうに話す表情はみとれてしまいます。
文章でも素敵。
ここの部分は大人になった今、分かる気がします。


冬にもってこいの敵です。
雪女のような技を使います。

「永遠に溶けぬ氷の中で、なんの悩みもなく静かで穏かな世界にしてくれる。」

でもそんなセリフにうさぎちゃんは

「私たちは恋をすれば失恋もする。
片思いで苦しんで、夜も眠れなくなるときがある、」

「でも、生きているって感じるの!!」

心凍てつかせれば苦しみも悲しみも感じませんよね。
けれどそれでは死んでいるのと同じなんです。
生きているから切ない、苦しい、痛いんですね 泣

そう考えたら私今、生きてますね。
いいですね!生きてるって。
{/netabare}



変身シーンは大満足な仕上がりです。
もちろんこの作品で、全セーラー戦士が変身します。
みんな美しい、そしてかわいい。
私の中ではセーラーウラヌスの変身シーンが最高に格好いいと思ってます。
ちびうさは、かわいくてギュッてしたくなる仕草で変身するんですよ。

タキシード仮面のお決まりの登場もしびれますよ。
「セーラームーン、今だ!」
決めゼリフです。
一瞬サンタ仕様になっていましたが、やはりマントかっこいい。
実は、タキシード仮面は変身能力がないらしく自分で着替えてると噂です。

{netabare}
人間の女の子になって彼に想いをうちあけたい
そんなルナの願いをうさぎちゃんが願うのです。

「一晩だけ…ルナをかぐや姫に変えてあげて。」

なんて素敵な奇跡なのでしょう…!
涙出ました。。

ルナが人間の女の子になるシーン
ため息が出るほどキレイです。

そしてルナは彼の前に立って「かぐや姫よ」と告げるんです。
そして、ふたりきりの宇宙旅行。
夜明けをみます。

あなたは愛する人のために生きて
好きよ 私のスペースマン

そしてルナからキスをするのです。

想いを伝えるだけでも十分なのですね。
たとえ両想いになれなかったとしても、宝物のような一夜ですね。
ルナがとてもいじらしく可愛らしかったです。


その後白ねこアルテミスが待っていてくれました。
なかなかいい男…いや、いいネコですね!
{/netabare}

うさぎちゃんのドジも相変わらずでおもしろくて、
亜美ちゃん、レイちゃん、美奈ちゃん、まこちゃんとの掛け合いも楽しかったです。


{netabare}
私が幼稚園~小学生年頃かな。セーラームーン観てました。
そしてなかよしという雑誌、夢中になりました。
セーラームーンが載っていたからです。
ルナが人間の女の子になったところ、自由帳によく描きました。
もちろん三日月に座ってるポーズで。
頭のてっぺんから足の先までぜーんぶ可愛くて大好きでした。
{/netabare}
女の子お勧めの映画です。
ピュアな乙女心です。
男の子もこの映画を観れば乙女心を掴めると思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

強い想いが起こす月夜の奇跡。

美少女の戦隊物・バトル物の先駆けとして有名なセーラームーンにおいて、
迫力のあるシーンの連続で高く評価された劇場版R。

それに対してかぐや姫を題材に、ほぼバトルなしにロマンスのみで構成されたのがこの作品です。

このお話がセーラームーンシリーズで一番好きです。
作画も滑らかで美麗な出来栄え、素晴らしいです。


今回の主役はセーラー戦士ではなく、うさぎのお付きの黒猫ルナです。
そして彼女が宇宙翔(おおぞらかける)という青年に恋し、人間になりたいと願う想いが奇跡を起こす・・・というようなお話です。


翔には名夜竹姫子(なよたけひめこ)という恋人が居て、彼女との関係でルナも翔も思い悩んでいる。
三角関係の様相を呈しています。翔と姫子の大人な恋愛もロマンチック。
名前がどちらも一見すると変な感じですが、本編を通しで見ると素敵な名前に感じられるはずです。

どうしてルナが主役なんだ、と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いつも陰ながらうさぎ達を支えているのにほとんどスポットが当たらないなんて不憫ではないですか。
ルナのようなキャラクターにも愛着をもって作品作りしてくれるスタッフの愛が僕はとても嬉しいです。


ルナが大変いじらしくて、翔への一途な想いに思わず目頭が熱くなります。

猫だから近づくことができるけど、猫だから恋は成就できない・・・・。だから人間になりたい。
こういうお話ってけっこうフィクションだと良くある題材ですよね。

でも本編での堅物なルナを見てからこの映画を見るとそのギャップにやられるんです。あれ・・・ルナってこんなに乙女だったんだ、って。

衛と仲睦まじいうさぎの姿を見て瞳を輝かせるルナ。
姫子を想う翔の姿を見て意気消沈するルナ。


季節は冬。ルナの、翔への届かない想いが寒空に響く・・・。
とても切ない想いにさせられます。

ルナの翔への想い。
{netabare}
翔と人間になって付き合いたい、ではなく人間になって彼を助けてあげたい。「私のことはどうだっていいの。彼の力になれたら・・・。」
この考えが非常にルナらしいと思います。多くは望まないから、他人の幸せを願うって中々できることではないです。
{/netabare}

報われない恋を報われないまま終わらせないため、セーラームーン達が奔走する雄姿が眩しいです。
真っ白な街の情景と人の温もりの温度差が心地いい。
前作と同じくセーラームーン達の友情パワーは壮大です。


そして、奇跡が起こるんですね。
正直ここで泣かない人はいないんじゃないかと思います。
素敵すぎますもの、かぐや姫。
{netabare}
翔を連れて夜空を飛び出し想いを伝えるかぐや姫。
そして重なる二人の唇・・・。
常に自身の想いを抑え込んできたルナの、一夜限りの本音。


素敵な奇跡の後、空港でのルナとアルテミスのやり取りも泣けます。
アルテミス、やればできるじゃんって(笑)
{/netabare}

ED主題歌の『Moonlight Destiny』も感動、感動、実に感動的な曲です。
本当にセーラームーンは凄い曲ばかり作ってくれます。
朝川ひろこさんの歌声、素敵です。



こういう、ストレートな純愛モノは本来苦手です。
100万人が泣いた!みたいに宣伝されてるドラマとか、直視できません。

でも、なんででしょう。この映画は見入ってしまします。
アニメだから、ファンタジーだから、オーバーな演技でも違和感なく見ていられるんだと思います。
元々のセーラームーンのキャラクターや作品世界の魅力も大きいですし、その雰囲気が色濃いからこそ面白いんです。


アニメでしか出来ない純愛ファンタジーの傑作。
何度見ても高い完成度に驚かされます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

アガパンサス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

連想させる・・・

かぐや姫がネヘレニアみたいで・・・
う~ん・・・

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

73.1 2 黒猫で友情なアニメランキング2位
羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来(アニメ映画)

2020年11月7日
★★★★☆ 3.9 (48)
201人が棚に入れました
人間たちの自然破壊により、多くの妖精たちが居場所を失っていた。森が開発され、居場所を失った黒猫の妖精シャオヘイ。そこに手を差し伸べたのは同じ妖精のフーシーだった。フーシーはシャオヘイを仲間に加え、住処である人里から遠く離れた島へと案内する。その島に、人間でありながら最強の執行人ムゲンが現れる。フーシーたちの不穏な動きを察知し、捕えにきたのだ。戦いの中、シャオヘイはムゲンに捕まってしまう。

声優・キャラクター
花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏
ネタバレ

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぶっちぎり!噂通りのすんげぇ奴。ただ、昨今の作画アニメと同じ弱味が…。

 噂には聞いていたが、確かに作画はすんげぇぞ!こいつぁ。アクションのアニメショーンだけでなく、猫の動きの可愛さ一つ一つ、雰囲気まで伝わってくる背景美術、スッキリしつつも親しみ易いキャラデザ、全ての面でトンデモないレベルに至っている。


最後まで息切れせずにこのクオリティーで描ききっているだけで賛辞を贈りたくなるには充分である。ただ、それだけではアニメーションが凄いのであってアニメ作品として凄いわけではない。


本作はハッキリ言ってXメンです。これだけでわかる人なら、あ~そう言う話ねってわかったと思います(子細を書いちゃうとネタバレなのでお察しを)。


別によくある話なのが悪いとは言いません。語り口にキャラ同士の絆をいかに見せるか?、即ち演出の上手さは次第でいくらでも面白くなりえますから。


本作は沢山キャラが出ますが、正直重要キャラはシャオヘイ、ムゲン、フースーだけで他はイマイチ薄い。


シャオヘイとムゲンの旅も、ムゲンのクールキャラのせいでイマイチ心通わす感じや、ムゲンの立ち位置を掘り下げたりするのに弱い。


どうせなら、もう一人、二人の間を繋げるムゲンの弟子でシャオヘイより少し年上な人間の女の子キャラを出したほうが良かったかなぁ~という気もします。フースーとムゲンの繋がりも深めたほうがより必要だったかと。二人に繋がりがあるばこそ、よりバトルに重味がつきますし。


{netabare} 最後の別れのシーンも涙でお別れじゃ流石に泣かせ推しすぎてかえって泣けない感じでした。本作は正直ムゲンの話のように思えたし、実は一番救われるべきなキャラは彼だったと思います。{/netabare}


{netabare} 何も言わずに去ろうとするムゲンの元にシャオヘイが追っていって手を繋ぐ{/netabare}


{netabare}涙を見せまいとするムゲンとシャオヘイの笑顔{/netabare}


{netabare}二人の後ろ姿{/netabare}



{netabare}こちらに向かって手を振るシャオヘイ{/netabare}


{netabare}そこにタイトルがバーン{/netabare}



{netabare}そして白画面に「ぼくが選ぶ未来」{/netabare}って感じ締めた方がえがったかなぁ~なんて妄想しちゃいました。


本作に限らず昨今の作画やビジュアルがやたら誉められる作品は、一番肝心のキャラの感情やストーリーに乗せること、演出における引き算のセンスのよさ、といった目に見えないが必要不可欠な部分がイマイチ弱い傾向にがある気がします。


正味な話、そこさえ良ければ多少作画が貧弱でも問題ないんですよね、一番良いのは両方が揃ってることですが。私はあくまで、脚本や演出こそ物語を見る快楽だと思うので、そこが評価のポイントになってしまいます。


故に本作はなかなか良い作品だと感心しましたが、感動はしませんでした。あと、花澤さんは残念ながらショタはあまり向いていらっしゃらない…。これが悠木さんだったらより好きになれたかもです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2020年作画No.1

可愛いキャラデザでハートフル系ロードムービーかな?と思っていたら、異能アクションだった!さいこう!

巷でぽんぽこ×X-MENって言われてるの笑う

Flashと作画の使い分けが上手くて、作画カロリーコントロール的に今の日本にこれだけのものを作るのは不可能。
劇場業界輸入してくれて有難う。
鬼滅の刃見るならこっちも見とけって感じでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

中国発、アクションファンタジーロードムービー

原題:罗小黑战记/luó xiǎo hēi zhàn ji
中読:ルオシャオヘイジャンジー
邦題:羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来
英題:The Legend of Hei
年度:2019年
製作:中国
監督:MTJJ (木頭)
時間:1:41:00


20210709 DVD / ブルーレイ発売決定!


20201114 MX4D にて鑑賞―――――――

チョー楽しい w

振動や上下動はもちろん突風から水しぶきまでw

もともと緩急素晴らしく作画と音響効果のタイミングばっちり!な作品、

なのでまるでジェットコースターでじっくり周回するが如き空間に酔いしれますね、

いやー面白かったw

MX4D での鑑賞ちょーおすすめします( ^ω^)




20201110 日本語吹替版鑑賞ーーーー

シャオヘイ超可愛い声、
ムゲンは粛々と低く置いていく発声意識す感、
私的脳内再生音声よりどのキャラも僅か一音高めの印象(花屋さんは逆に低め)かなぁ、
とはいえ流石名声優さん達、音響もガルパンなど手掛けた方の様子で良い仕上がり、
IMAX や4DX でも観たいですね( ^ω^)



以下、2019年原版鑑賞時評ーーーーー

追加上映が決まった際に公式より邦題の読みカナ「ロ・シャオヘイ・センキ」が発表されました。

主人公の名前が「小黒/シャオヘイ」です。

WEBアニメとして短編が数十話上がってますが粗別物、別次元の出来栄えとなってます。


2019年10月 ----------

「羅小黒戦記」二回目の鑑賞、

先月「白蛇:縁起」と一緒に観て衝撃を受け、短いスパンでの再鑑賞です。

物語、作画、音楽、全てにおいて緩急が素晴らしい!

物語は「平成たぬき合戦ぽんぽこ」風プロット、複雑ではないがしっかり熟考され隙無き構成と演出のロードムービー。

風背景は日本のTVアニメ名作劇場やジブリ初期の彩画を彷彿、場面構図も宮崎アニメのリスペクト鑑みました。

作画はシンプルで力強い線にベタ塗り、漫画チックですがおもいっきり動かすことで質感、体温感ずる描写に相成り、右から左から横長画面一杯を使い切って動き廻る動体に目が追い付かない程。

画面の真ん中だけ見てればキャラが勝手に寄って来て台詞でも説明してくれる日本のアニメとは一線を画すと今更乍ら認識。

モブがレゴブロックやドットゲームみたいだったのは愛嬌w

声優は皆気負わず抜けた感じがキャラ像にマッチ、小黒は可愛いく、無限カッコ良く、脇キャラもしっかり立ってます。

音楽は、喜怒哀楽軽重と入時機まで感情の起伏に的確成り。

全ての要素が高次元、シンプルなストーリーにライトでスピード感溢れる2D作画は日本のアニメファンにも充分受け入れられるでしょう。

粗となるなら「白蛇:縁起」同様に字幕がグーグル先生並みの面白翻訳だった位(結構気に入ってたりしますがw)


私的に、短いスパンで劇場に再度足を運んだ作品は平成以後では「幸福路上(幸福路のチー)」とこの「羅小黒戦記」のみ、
 

明るく、楽しく、熱く、泣けて、笑える、
素晴らしいアニメーション作品です。


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池袋では追加上映含め全席満席早めの完売御礼となった様でしたが、この度関西・京都出町座での上映が決まったそう(字幕も修正される様子)、他地域での上映も期待したいですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10
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