2021年度の魔術TVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2021年度の魔術成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月16日の時点で一番の2021年度の魔術TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.8 1 2021年度の魔術アニメランキング1位
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (256)
996人が棚に入れました
ゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまったディアヴロ(本名・坂本拓真)は、「私こそが召喚主」とお互いに主張するシェラ、レムの2人とゲームにそっくりな異世界での日々を過ごしていた。エルフの王国の精鋭部隊と戦ったり、魔族と戦ったり、復活した魔王クレブスクルムを従わせたり。「我はディアヴロ。異世界の魔王であるッ!」と魔王演じながら、強敵に立ち向かっていくディアヴロは、ときには美少女たちに翻弄されつつも、確かな信頼関係を築き上げていた。──そんなある日。湖東の森に出かけたディアヴロたちは、ボロボロになったひとりの少女と出会う。「か、神様……、なのですか?」それは聖騎士に追われた、教会の大主神官・ルマキーナだった……!コミュ力ゼロの魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む!異世界魔王と召喚少女たちが繰り広げる“夢いっぱいの異世界冒険譚"、再び!

声優・キャラクター
水中雅章、芹澤優、和氣あず未、伊藤美来、古賀葵、内村史子、赤﨑千夏、原由実、大久保瑠美、加藤英美里、種﨑敦美、森嶋優花、千本木彩花、置鮎龍太郎

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

1期は☆5、今作(2期)はあまりにも酷い

アニメ作るの下手糞かよ
制作会社とキービジュアル発表時点からの嫌な予感が当たってしまった。
作画が悪いことは他の方も語っているので、それ以外の点にも大いに触れつつ、ネタバレを避けて原作ファンの視点から酷評しようと思います。

不満点1つ目
あらゆる面で主人公軽視
戦闘描写がしょぼいのは100歩譲って我慢できる
でも、それだけじゃなく普段の日常シーンから明らかに主人公だけ作画の力抜いてるよね?原画が悪いとかでなく、リソースの振り分けがムカつくっていってんの
加えて作画以外でも主人公軽視が目立つ
カットしていい会話とそうじゃない部分の判別がついてない
例として、8話の教会幹部(白面)の不正を知ったルマキーナとディアブロのやり取りをあげる
原作ではアニメでもあったルマキーナの悔しいという言葉の後に
「ディアブロ様……人はなぜ……?朝、起きて食べるパンがあるのに、どうしてそれ以上を欲するのでしょうか?」
(中略)
「人とは上を目指すものだ。今に留まることなく、誰も到達してない境地を目指す。全員ではないぞ?むしろ極めて少ないが……満足を知ることなく、意欲とか渇望とか根気に溢れて、常に向上を求める者が存在するのだ。それは人の可能性であり、進歩であり、挑戦である。しかし、その精神が間違った方向へ行くこともある。既得権益を悪用し、他者を貶め、奪い、苦しめる。枢教院の悪党たちも、魔王に立ち向かう勇者たちも、ある意味で”無限の意欲”を持つ者なのだ」
「わかりません……それでは、ディアブロ様は枢教院の行いを悪ではない、と?」
「いいや、悪だ。胸糞が悪くなる。だが連中は”罪を犯した”から悪なのだ。朝のパンがあることに満足しなかったからではない。向上心は罪ではない。罰するべきは、賄賂を受け取り、教会を私物化したという罪なのだ―そこを履き違えてはいかん」
(むらさきゆきや(著)、鶴崎貴大(イラスト)、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術6」、講談社、2016年、pp133-135)
というやり取りが続く、これは主人公やメタ的にいえば作者の思考を表す重要な会話にもかかわらずアニメではカットされた
その後の祈らせてくださいもなぜ信者たちが熱心に祈ろうとするのかをちゃんと説明してなかったしあれなら祈りの下りはバッサリカットして、上記の会話にちゃんと尺を使えと思う。
一期はむしろシナリオ構成によく原作をまとめてるものだと感心したくらいなので2期のクオリティにはあらゆる面でがっかり

不満点2つ目

7話のエンドカードが酷い
内容は朝凪先生が担当したエミールが夢の中でヒロインたちを裸で侍らせるというもの
この同人のノリを採用したアニメ制作会社はあたまおかしいんじゃないか
NTRっていう人を選ぶものを取り上げた事よりも、エミールっていう愛されキャラを竿役にしたのが不愉快極まりない
ちゃんと原作読んでたらエーミールは愛されキャラだってわかるはず
2期の監督陣は読んでもそれがわからない貧相な感性の持ち主かそもそも原作読んでない人ってこと
物語を作る仕事にかかわるのやめてくれ

作画もコンテ切ってる構図も微妙
声優さんも一期からの人はいいけど、二期からの声はあってない人多すぎ
音響監督さんは変更ないはずなのに、演技指導や、そもそも新キャラの声質が原作とイメージ違うのは監督の差かなって思ってる。


5話だけは唯一作画とシナリオ構成や構図よかった
ただしキャラ作画のみ
戦闘シーンはあまりにもお粗末
それでも手塚プロにしてはよくやったんじゃないかな(笑)

追記
8話の挿入歌演出があまりにも酷すぎて怒る通り越して呆れて見るのやめてましたが、アニオリで閉めたと聞いて10話まで見てきました。
9,10話はよかった、アニオリ入れても綺麗にまとめるあたり流石筆安さん、原作者が脚本やってる回も良かった。原作者がアニメに口出しした方が切れにまとまるって珍しくね。
作画も戦闘も日常もよかったと思う。
文句なしで面白かった。
最初から9,10話のクオリティ維持してくれれば…1期の星5評価とまではいかないが4.5くらいはつけれたし、批評することなくもっと純粋にアニメを楽しめたと思う。

今回も魔王VER出るらしいのでそちらでの修正に期待

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

残酷なことをするもんだな

1期視聴済み。
続き物の2期目なので、1期の視聴が大前提です。
1期は結構評価したし、今でもたまに見ている作品だったりします。

さて、第2期の今作、感想を一言にまとめると「残念」。
付け足すならば「1期と比べて残念」。
1期と異なるプロダクション、監督に任せた意図は何だったのでしょうか。

Wikiを見ると、アニメ1期、2期の制作体制が表の形でまとめられていて、あっちが誰でこっちがどこでが実にわかりやすい。これは残酷な比較だと思う。テレビ局も意地悪なことをする(・・・おわかりいただけると思いますが制作責任を持つ側に対する皮肉です)。

物語:{netabare}引きこもりゲーマーがゲーム準拠の異世界に召喚され、その召喚主たちを隷従させてしまった・・・が1期の始まり。今作は、そんな面々がさらに冒険を重ねていく段階のお話。

正直に言って面白くはなかったです。

2期にとって前提から不利な条件だともいえる。異世界召喚ものの面白い部分って、召還直後の変遷だったりハーレム形成過程が結構大きなウェイトを占めていると思います。今作は「それを踏まえての次」にならざるを得ず、どうしても1期に比べて盛り上げるのが大変な部分はあるんだと思います。

そう考えると、オバロってやはり凄いな。{/netabare}

作画:{netabare}キャラクターデザインは1,2期とも同じ方なんですね。ってことはスタジオの技量か・・・

何ともまぁ残念。静止画としても、動画としても残念。

レムが絶妙に不細工になってて、絶句しました。動画としては、中の下といったところ。かなり厳しい。シェイクシェイクに拡大縮小のオンパレード。

胸揺れを映すなとは言いませんが、やり方ってあるでしょう。
やっていることは1期、2期で大差ない(むしろ「穴」案件があるぶん、1期の方が下品ともいえる)のに、2期の"ファンサービス"は全体的に下品に感じました。むしろ1期はファンサービスカットがしっかりと構成に入っていて、かつ、「はい、ファンサービスカットはいりますよー」が明白に示されていた分、それ以外のシーンで余計なことをしなくてすんでいたのかもしれない。{/netabare}

声優・キャラ:{netabare}分けて書きづらいのであわせて。

音監、構成は1,2期共通。演出はスタジオ付きの方々という感じなのかな?

主要キャラがほぼ別人かなと思えるほどに味付けが変わってしまった。違和感を感じなかったのは魔王クルムだけでした。

驚いたのはエデルガルド。1期は言葉がたどたどしいけど、格好良さが感じられたのですが・・・今期はこれただのあほの子かと思いました。まぁ、そういうお話の展開になっていなかったので仕方が無いのかもしれません。当該7話は、脚本が原作者の手によるものらしい。ということは、エデルガルドはむしろこれがあるべき姿なのかもしれませんが・・・1期のエデルガルドの方が圧倒的に好きだな。

とても残念なのが主人公ディアブロ。量産型異世界転生者になりつつあるように感じました。ディアブロは演技の声も、演技の方向性も迷子だったように思います。これは演技指導・演出のせいなのか、原作の展開のせいなのかわかりませんが、1期で感じた「コミュ障だけど好青年」な感じは一切ありませんでした。主人公の魅力が保てないハーレム構成は、観ていてしらけます。{/netabare}

音楽:{netabare}
劇伴は基本的に1期の使い回しかなと思います。

90年代Avexサウンドがお好きな方なら、この点は楽しめたのではないでしょうか。OPは ( trf + globe )/3 って感じがしました。好きですよ、これはこれで。

EDは、、6人時代のココ☆ナツを思い出しました。{/netabare}

講○社、コンテンツを1つ失ってしまったかな。残念。

[2021/06/27 v1]

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

EVERYBODY! EVERYBODY!(OP主題歌)を世に送り出しただけでもこのアニメには価値がある!

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』(無印)に続く2期目の、ラノベ原作アニメです。原作の最新刊14巻はまだ買っただけで読んでいません、すみません…。

なお、アニメも原作同様エロ成分は多めです。

OP主題歌『EVERYBODY! EVERYBODY!』は音楽レーベル「avex trax」や「avex tune」が送り出してきた、1990年代後半~2000年代前半のディスコサウンドを基調とするJ-POP楽曲(アーティストとしてはTRF、m.o.v.eなど)を知る人にはとても懐かしい感じがし、かつ中毒性の高い名曲です。

TRFのDJ KOOとm.o.v.eのmotsuを迎え、メインボーカル芹沢優がi☆Risやこれまでのソロ楽曲とは違ったテイストで歌い上げる、「The avex sound」とでも呼ぶべき曲に仕上がっています。

ED主題歌『YOU YOU YOU』は、同じく「芹澤 優 with DJ KOO & MOTSU」ですが楽曲としてはアイドル楽曲っぽく仕上がっており、こちらはMVではDJ KOOとmotsuの二人も芹澤優のカワイイ動きに付き合うように楽し気にノリノリで踊っているのが印象的です。

アニメの話じゃないんですが、このユニットでアルバム作れるくらい楽曲を出して欲しいと思うくらい、天才的にハマったユニットだと思います。

なお、DJ KOOとmotsuのお二人は本編でもモブキャラとして声優としての出演を果たしています。

そしてようやくアニメ作品の話:

原作のジャンル的にはいわゆる「異世界召喚」ものなんですが、「小説家になろう」発とかではなく最初から商業出版として企画されたライトノベルです。

基本設定に関する説明は1期目に関するあにこれ公式の「ストーリー・あらすじ」を見ていただければだいたい正しいです。召喚時には自分がプレイしていたMMORPG「クロスレヴェリ」的な世界に召喚され、自分のプレイ時のキャラクターである「ディアヴロ」として召喚されます。

ディアヴロを召喚したと主張する女の子が二人(エルフのシェラと獣人のレム)いる時点でいわゆる「異世界ハーレム物」という方向づけは明らかですが、路線的に当たり前のように巻を追う毎にディアヴロの周りに女の子が増えていきます。

原作では10巻くらいまでは一応「3巻で1セット」みたいな雰囲気のシリーズ構成になっていまして、1期目は主に原作1~3巻の内容、2期目は原作4~6巻の内容がアニメ化されています。ということで、以下は1期目を観終わった人向けに書くのでまだの方はひとまずここでさようなら。



アニメ化の感じを1期目と比べると、ディアヴロが魔王として振る舞うときの演出として、1期目が「表面上は余裕だが内心ではギリギリ」という感じだったのに対して2期目は「表情にも余裕の無さが表れてしまうが周りのキャラに見られていないからバレない」みたいな感じになっています。

私個人としては1期目の描き方の方が好きで、原作のイメージに近いと思っています。

ストーリーとしては大主神官ルマキーナが登場し、ファルトラと王都以外の都市として初めてジルコンタワー市が舞台となったりしますが、1期目に比べるとラスボスが地味で見栄えがしない話になっています。

ですがここで手に入れるアイテムなどが以後の話の伏線になっていたりはするので、仮に3期以降も作られることがあるとすれば飛ばすことはできないだろう箇所でもあります。

ストーリー的に大きな改変はなかったはずなんですが、「なんか原作のイメージと違う?」みたいな違和感を抱きながら全話完走しました。

まあでも、どうせなら続きもアニメ化して欲しいとは思います。以降の敵とかもなかなかに強いし女騎士アリシアのイカれっぷりも増してさらに盛り上がりはするので…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 23

69.7 2 2021年度の魔術アニメランキング2位
ロード・エルメロイII世の事件簿 魔眼蒐集列車(れーるつぇっぺりん) Grace note 特別編(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (56)
235人が棚に入れました
2021年12月31日(金)に放送されるFate Projectの年末特別番組「Fate Project 大晦日TVスペシャル2021」にて放送。

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

魔術同窓会

原作未読 約50分ほど

ロード・エルメロイII世の事件簿の特別編です。事前にテレビ放送の1~13話を観ることをおススメします。

2021年の年末にあったFateスペシャル中で放送されていたのを観ました。

ロード・エルメロイII世の学生時代の同窓会の前後で魔術を用いた事件を解決するお話です。またまた色々なことに巻き込まれてしまっていますねw

ロード・エルメロイII世になる前のウェイバー・ベルベットが魔術協会時計塔の学生時代のお話が中心に描かれていました。

ロードの弟子のグレイとアットのコンビに、妹のライネス・エルメロイ・アーチゾルテがメインで出ています。

結末はとても切なく、そして前向きになりそうな感じでした。この作品は他のお話も切なさが残りますね。とても良いお話でした。

EDはテレビ放送と同じくASCAさんが歌っています。

最後に、fate/zeroから繋がる物語、まだまだ他のお話も観たいですね^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

Fate Project 大晦日TVスペシャル2021

この作品の原作は未読ですが、2019年に放送された「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」は視聴済です。
また、「Fate/Grand Carnival」より2nd Season収録エピソードの一部が初放送されましたが、こちらは「Fate Project 大晦日TVスペシャル2020」にて放送された1st seasonのレビューを書き忘れていたようなので、再度1st seasonから回りたいと思います。

本編が放送されたのは今から2年前…
記憶がハッキリしているうちに、続編を放送して貰えるとは嬉しい限りです。

物語の主人公は、英霊イスカンダルと共に第四次聖杯戦争を戦ったウェイバー・ベルベット…
もう聖杯戦争の頃の幼い面影は微塵もありません。
麗奈ちゃん演じるグレイを配して探偵業に勤しんでいる…

そしてこの特別編においても基本的な立ち位置は変わりませんが、今回は探偵の依頼を受けて動く訳ではありません。
まぁ、でもこれは性分なんでしょうね…
結局は足を突っ込んで探偵っぽいことをやる羽目になるんですから^^;

ウェイバーはすっかり葉巻煙草の似合う大人になりましたが、今回の物語の仕掛けによりウェイバーを違った角度から見ることができます。
私にはその発想は無かったので、逆に新鮮さを感じてしまいました^^;

それとグレイは今回も平常運転でした。
相変わらず麗奈ちゃんの声質が抜群にハマっていて、見ているだけで心地良さを感じましたよ。

そして、今回登場頻度が高かったのが、いのりちゃん演じる義妹のライネス・エルメロイ・アーチゾルテです。
wikiのキャラ紹介欄には、自他ともに認めるほど性格が悪いと記載されていますが、確かにちょいちょい毒舌っぽい口調の時はありますけれども、基本いのりちゃんなので性悪っぽさの中にも可愛らしさがちゃんと感じられるんですよね。

アニメーション制作は本編に引き続きTROYCAさんなので、クオリティの高いアニメーションをまた見ることができる、という姿勢で視聴に臨んで全く問題無いと思います。

主題歌はASCAさんによる「君が見た夢の物語」
梶浦さんが楽曲を提供しているので格好良きですよ^^

1話50分強の物語でした。
しっかり尺の中に物語が纏められており、とても見応えのある作品でした。
前作視聴済の方なら、きっと楽しめると思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

憧れに続く軌跡とノイズとファン向けのサービス

2019年放映されたワンクールアニメ「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」の特別編。
2021年の大晦日の特別番組内で放映されました。

"魔眼蒐集列車"は、原作小説でウェイバー・ベルベットが挑む5つの事件のうちのひとつです。
原作は未読ですが、本作中では続編に続くような示唆などはなかったように思いました。
全13話のアニメの、タイトル通り特別編ポジションで、ワンクールアニメのキャラは紹介なしに登場する形となっています。
そのため、視聴前にはワンクールアニメの方は観ておく必要あります。
また、主人公ウェイバー・ベルベットは、Fate/Zeroのランサー陣営のマスターの成長した姿であり、特別編の本作ではその時の姿が中心的です。
よってFate/Zeroも視聴必須、さらに言えばFate/ZeroはFate/Stay nightのスピンオフなので、Fate/Stay nightを知っていた方が楽しめる作品となっており、そういう意味でTYPE-MOON作品のコア向けの作品と思います。
「ロード・エルメロイII世の事件簿」自体が、TYPE-MOON作品同士をつなぐ架け橋的なポジションなので、当然といえば当然な気がしますね。

時計塔の君主・エルメロイII世(ウェイバー・ベルベット)の元に、時計塔の同窓会のお知らせが届きます。
ウェイバーは、血統が劣っており、仲間からもバカにされていた過去の自分を振り返ります。
そんなある日、ウェイバーは突然10年前の姿に若返ってしまう。
実生活にも支障がでるどころか、肉体が人格に引っ張られてしまうことを懸念したウェイバーは、その事件の犯人の目的を探るため動き出す、という展開です。

過去の作品同様、ハウダニット、フーダニットには重きをおかず、ホワイダニット(何故やったか)を重要視して事件解決を目指す、相変わらず難しい内容でした。
また、事件の重要人物として蒼崎橙子が登場します。橙子さんまた何してはるんですか。
視聴まで登場は知らなかったので嬉しい出演でした。
TYPE-MOON作品のファン向けには楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2
ページの先頭へ