魔力で貴族なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの魔力で貴族な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月20日の時点で一番の魔力で貴族なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.5 1 魔力で貴族なアニメランキング1位
聖女の魔力は万能です(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (422)
1400人が棚に入れました
ちょっと仕事中毒な20代会社員・セイは、残業を終えて帰宅した夜、突然光に包まれ異世界に「聖女」として召喚されてしまった。しかも召喚されたのは二人!?現れた王子はもう一人の女子高生にかかりきりで、セイのことは完全スルー。それならこっちも自由にやっていいでしょう?と、セイは王宮を飛び出し、元々の植物好きを活かして、薬用植物研究所で一般人として働くことになった。所長のヨハン、教育係のジュードに支えられ、ポーション作りや魔力の使い方を学んでいくセイ。だが、作ったものはすべて効能が5割増しで、思いがけず「聖女」としての能力を発揮することになる。そんなとき、セイのポーションが瀕死状態だった騎士団長・アルベルトの命を救い、次第に、セイこそが本物の「聖女」ではないかという噂が囁かれはじめるのだった……!?

声優・キャラクター
石川由依、櫻井孝宏、江口拓也、小林裕介、八代拓、市ノ瀬加那、福山潤、上田麗奈、梅原裕一郎
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

6回目くらい。異常な出来の異世界もの。画面・表情が最高です。

22年11月 再評価 異常な出来の異世界もの。他と比べてどうしてここまで力が入っているのか?

 レビューを初めて1年半。昔からアニメ好きでしたが、この1年半でかなりの本数のアニメを見ました。
 この作品の脚本は素晴らしいと思いますが、作画、表情、背景、構図、演出等の画面作りの良さは異常です。なんで、ここまで美しいアニメが出来たのか不思議でしょうがないです。

 本数的にはまだまだで、目が肥えたとはいいませんが、いろんな異世界ものを見たと思います。ちょっと過大評価だったかなあ、と思って本作を再視聴(正確には再々々々々視聴くらい)しました。

 うーん、かえって過小評価だった気がします。1話でセイが髪をかき上げて耳を出す作画があるのですがそれだけでゾクゾクするくらいでした。顔のパーツのクローズアップが上手い。画面の切り取り方が上手い。気持ちを伝えようという意図が素晴らしいです。うーん、なんで他の作品もこれくらい出来ないのでしょうか?というかこの作品だけ異常だと思います。

 最後の3話が駆け足で評価を落としていましたが、良く見直すとちゃんとセイが聖女の術と向き合って、使えるようになるプロセスが、緊迫感と癒される両方からよく描かれていました。

◎アニメ作りとしていいところ。
作画に乱れがないのは当然。
表情・仕草に感情がよく表現されいている。
人物の構図がよくどこで何をしているか臨場感がある。
引き画とクローズアップを上手く使った演出で、人物の内面を見せている。
服装が美しくTPOをわきまえてきちんとデザインされている。
貴族が貴族っぽい言動をしつつも堅苦しくないいい具合の設定。
BGMがオーケストラっぽくて華やか。コミカルさも出ている。
セイの発声が感情が出ていて、聞きやすく素晴らしい。


◎ストーリーとしていいところ。
聖女設定とセイの一般人の性格のギャップがコミカルに描けている。
設定に設定を重ねるような感じではなく、ポーション(料理・化粧品)と回復魔法、聖女の力に集約しているので、シラケない。
ストーリーが職業物と恋愛ものとして、ちゃんと脈略ある展開をしている。
スキルウィンドウがない。
アイラちゃんを置いて話の展開に面白みが出た。
セイもアイラちゃんも異世界転生した人間の反応として自然。

等々挙げるとキリがないです。とにかくストーリーが面白いのは大前提ですが、しかし、アニメの出来の良さがすごい。「無職転生」もすごかったですが、本作は超高予算が付くような感じでもないし。画面作りという点で一般的な量産型のアニメとしては、本作の見やすさ、伝えたい事を伝える力、美しさはちょっと類例が見ないと思います。

 メジャーな他の異世界モノ作品を差し置いてなぜここまでの出来なのか理解できません。それくらい凄い作品だったと思います。

 一応、評価点はつけますが、主観評価は95点/100点くらい、心情的には120点です。




以下 初見の総評レビューです。

 俺TUEEEの振りをした、シンデレラストーリー 美しい作画と構図の良さが驚異的です。

 最後まで視聴しました。このアニメがきっかけで、非常に面白い原作小説と、その小説を美しい絵でコミカライズしたマンガを知ることができて、良かったです。
 が、アニメについては、どうでしょう。結末の付け方や最後3話くらいの駆け足感などで、少し作品としての出来に疑問符が残りました。
 この終わり方だと、普通の異世界転生ものとして、埋もれて行く数々の作品の一つになってしまいそうですね。残念ですが。

 とはいえ、1クール通じて十分楽しめました。面白かったです。以降は小説・マンガで続きを楽しみます。


以下、視聴中のレビューです。

{netabare}2話までみて、小説版、マンガ版を全巻購入。追加8話みました。

 この話「なろう」ということで、異世界転生、俺TUEEEテンプレになっていますが、実態は、平凡な女子が、急に美しさと力を手に入れたことで、別世界(貴族世界)の中心人物になる、というシンデレラストーリーです。

 そういう話を楽しめるなら、かなり良質の作品かと思います。大変楽しく見ています。

 ですが、マーケティング的に考えるとパッケージ(題名)と中身が違っていた感がかなりあるかもしれません。その意味で、試しに見た人の期待を裏切る確率が高いのでしょう。
 強敵に対して無双するとか、悪意のある貴族と対峙して叩きのめす、もあるにはあるのですが、それは味付けみたいなものです。敵と戦い打ち勝つ、魔王に挑むために旅立つ、そして…みたいなカタルシスを期待すると、評価は低くなるかもしれません。

 初めから、異世界とか聖女というのはギミックで、本当は恋愛エッセンス強め、一人の女性を取り巻く人間模様の話だと思えば、非常に面白いと思います。


5話までみて追加

 セイの作画はやっぱり素晴らしい。ちゃんと美人です。ですが、今回くらいは衣装はなんとかならないのかなあ、と思います。もうちょっと神々しくしてあげられなかったのかと。
 
 セイの衣装に絡んで。リズにしても、他の貴族も最小限しか宝石を付けていないのは、宝石は魔法付与のための素材とかいう設定を反映しているのでしょうか。だとすれば、想像以上に緻密にこのアニメというか原作は作られているようですね。

 ステータスウインドウの概念が出てこないのはいいですね。(原作はあり)

 今回のセイを鑑定する場面で、原作にはあったステータスウインドウがアニメ版だとほぼないことが確定しました。レベルとかHPとかそういった概念の有無はまだ不明ですが、無い感じですね。これは良い改変かと思います。となると何を鑑定しようとしていたのが、よくわからないですが。
 セイが聖女かどうかを本人も確信が持てない、という状態のほうが自然ですし、なにより、転生ものでいつも不満なのがこのステータスの数値化という安易な強さのモノサシだったのでこれは良いと思います。

 第1王子が原作ではあまり関わらなかったのですが、ストーリーに説得力を持たせるために関わってくるのでしょうか。これからの展開が気になります。


7話みました。
 アイラのスピンオフ、注文しているのにまだ届かないので、ここで見られて良かったです。アイラ、滅茶苦茶可愛いんですよね。 
 普通、セイの対立軸なら嫌なキャラになるはずなのに、そこを上手い具合に第1王子が引き受けてくれてたんですね。本当は第1王子は悪者じゃないのもいいですね。

 異世界に召喚された女子高生が帰れない、と言われて「泣く」という自然な反応が新鮮でした。

 それにしても、主要女性キャラのキャラデザが本当にいいですね。萌えではなく、素直に美人だなあ、可愛いなあ、と言えます。

8話見ました。
 セイの表情を少しコミカルに表現しているが今回はよかったですね。
 また、脚本というか構成ですが、かなり省略していますが、うまくカットしているので原作を知っていてもあまり不足感は感じませんでした。やっぱり丁寧に作り込んでいる感じがします。ただ、1点、最後の沼のところ、もう5分…いや3分でもいいので、もうちょっと丁寧にしてもらえれば完璧だったんですけど。

 ちょっとアルベルトホークを殺したくなったりしますが、まあ、それは仕方ないでしょう。

11話みました。
アイラちゃん、すっかりなじんで良かったですね。是非活躍してほしいところ。
それにしてもアルベルトホークは殺す。 {/netabare}


追記です。再視聴しました。初見の時は面白さは過大評価していたかもしれませんが、再視聴してアニメの出来の良さは逆に過小評価していた気がします。あらためて驚きました。

{netabare}  この半年で、かなりの本数のアニメを見ましたが、最近のアニメの中で、本作の人物の作画の美しさは驚異的です。キャラデザはもちろんですが、線の一本一本まで美しいです。衣装も良く考えられてデザインもおろそかにしていません。動きも表情も自然です。

 なにより人物の配置がいい…というか構図がいいんですよね。どういう部屋のどういう場所にいて、どこに誰がいてどいう位置関係でいるか、とか非常に見やすいです。で、構図がいいから人物がちゃんと演技しています。そこが素晴らしいです。
 どういう理由でこんなレベルの高いアニメが生まれたのかが気になります。
(追記 手がちゃんと演技しているのと、姿勢にも注目してください)

  私はセイのキャラが異常に気に入ったのであまり客観的な見方はできませんが、それでも異世界ものとしてのストーリー性、テーマ性は弱いと思います。
 が、頑張る女性のシンデレラストーリーとしてはかなり面白いです。魔法が出てきますし、ヒロインのアイデンティティでもありますが、設定に振り回されずヒロインの特徴としてストーリー上で機能しています。
 また、ヒロインの年齢が高めで、かつ年齢にあった性格をしているのが良かったのでしょうか。

 登場人物のキャラ造形が自然で、ヒューマンドラマが成り立っているのも良いのかもしれません。
 音楽が抑え気味でセリフがゆったりしているのもいいです(ただ、エリアヒールを始めてかけた時の声はもうちょっと抑えた演技の方が良かったですね)。

 やっぱりおしいのは最後3話ですね。駆け足で尻切れですね。2クールでやってくれれば…
{/netabare}


 アマゾンから単行本8巻が届いたら、なんと帯に2期の決定が。この先はキャラ萌えというか、パーティーとかラブラブ要素とか、これから8巻読みますけど、温泉とかでしょうか。もちろんいいんですけど、ストーリー的にはせっかくアイラちゃんのキャラが立ってきたので、アイラちゃんの成長が見たいかなあ。とまあ、うれしいので追記しました。


 

投稿 : 2025/02/15
♥ : 27

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

異世界転移モノの秀作

原作未読。最終話まで視聴。

異世界転生・転移モノと主人公最強は、決して相性が悪いとは言えない。
異世界転生・転移モノと中二病は、かなり相性が悪い。
異世界転生・転移モノとハーレムは、主人公が中二病を発症していなければ問題ない。

まあ、個人の見解ですが、おおむね以上の通りかと。
もう少し補足すると、主人公が大人(もしくは元大人)で、その大人っていう設定が活かされてさえいれば、おおむね間違いないように思います。

さて、本作の主人公は大人です。
しかも女性。
大人の女性という設定はしっかりと活かされています。

主人公最強と言えば言えなくはありませんが、それはあくまでも結果的にという話で、いわゆる主人公最強系とは異なります。

逆ハーレムの兆候は見受けられますが、主人公が中二病を発症していないので問題ありません。

ゆっくり、まったりと物語は展開していきます。
これはお気に入りの棚直行ですねぇ(笑)。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 34
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

こんな異世界生活なら、多少強引に召喚されちゃってもいいかも(笑)

安全な所で、高貴な美青年に囲まれて、みんなに大事にされてww

おまけにこの異世界で貴重な、異世界モノお決まりのチート能力を持ってる上に、
異世界召喚効果?でちゃっかり目もよくなって、
さらには容姿までなぜか綺麗になっちゃって。


お話としては、
それだけなんですけど、
それだけで、十分、
羨ましいですよねえ!(*^~^*)

腐ってるって思われてしまっては心外です。
ですが、そう思われたって、このゆったり幸せな感じは、
やめられません(*^▽^*)

もちろん、他人様にはお勧めしたりはしません。


作画が意外と丁寧だとか、
主人公セイちゃんのキャラクターがおっとりしてて親しみやすいとか、
男性の、騎士とか貴族とかだけでなく、同性のお友達もちゃんとできたりとか、
お勧めできるところはいろいろあるのですけど、
やっぱりこういう、まったりした逆ハーレム感、
こっそり楽しみたい世界ですね(#^〇^#)


観終わりました。
{netabare}最終回での魔物との戦いは、この作品の苦手なところみたいで、
ちょっと観ていてガッカリでした。
作品の主旨と違うから?
こんなカッコ悪い戦闘描写だったら、絵にしないで、後方支援に徹しておいてほしかった、かな・・・?

それでも。
逆ハーレム要素満載なのに、
セイちゃんが一途なの、悪くなかったです。
最終回で、やけにセイちゃんの唇のアップが多いような気がしたんですけど、
それもよかったと思います。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 38

79.1 2 魔力で貴族なアニメランキング2位
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (366)
1565人が棚に入れました
本のためなら巫女になる!「三度の飯より本が好き」な女子大生・本須麗乃が兵士の娘・マインとして転生した世界には、本がなかった。平民は識字率が低く、羊皮紙で作る本は高価でお貴族様のもの。そこでマインは決意する。「本がなければ作ればいい!」試行錯誤の末、商人のベンノと出会い、商人見習いになるために植物の紙を完成させるが、マインの体は「身食いの熱」に蝕まれていた。貴族が魔力を持つこの世界で、時に魔力を宿して生まれる平民がいる。それが「身食い」。増え続ける魔力を吸い取る魔術具がなければ、生き長らえることはできない。そんな時、洗礼式で神殿の図書室を発見したマインは、巫女見習いになりたいと神殿長に直談判する。すったもんだの末、マインは魔力を奉納する青色巫女見習となることが決まった。しかし、本来、貴族に与えられる「青の衣」を平民上がりのマインが纏うことを快く思っていない者も多く、マインの行く手は前途多難。問題児ばかりの側仕え、神殿の階級社会……。麗乃時代とも下町時代とも異なる神殿の常識がマインの前に立ちはだかる。果たして、マインが心ゆくまで読書できる日は来るのか!? そして、マインは本を作ることができるのか!?

声優・キャラクター
井口裕香、速水奨、田村睦心、子安武人、中島愛、小山剛志、折笠富美子、日野聡、前野智昭、内田彩、中博史、三瓶由布子、狩野翔、都丸ちよ、鈴木みのり、安野希世乃
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

続きが読みたい病

原作既読

原作者の思惑通り
「続きが読みたい病」にかかっています(苦笑)

お話のざっくり概要
本好き…ってか本狂いって感じの幼女マインは
1期ですったもんだあって神殿に入る事に…
(詳しくは1期をみてね)
世界を本でいっぱいにするという大きな野心を
持つマインが神殿や孤児院の改革に乗り出す
だいたいそんな感じ

原作だと1期が1~3巻の兵士の娘編に相当
2期は4~7巻の神殿の巫女見習い編
なんだけど物語は累計6巻目のプロローグで終了
なので神殿の巫女見習いは後半分ぐらい
残ってる感じです。

■物語
アニメ2期は全体的に駆け足気味でした。
尺の都合で色々とカットされてますが
要所は抑えられているので話としてはまとまってて
ダイジェストで楽しめる感じです。

面白いと思った方は原作で補間すると良いかと~

■作画
たまに崩れる時はありますけど、
積極的に動かしているのが個人的には好感持てて
子供の表情を表現しようと挑戦しているのは
凄く良いです。なので加点してますw

あと、椎名優さんのカラー絵はとても綺麗なので
一見の価値ありますよ。
原作書籍を買う楽しみはほとんど
椎名優さんの新しい絵と四コマを見たいからですw

■声優
主要メンバーはハマリ役が多くて
どのキャラクターも魅力的に彩を添えてますね。

ってか、速水奨さんの歌声ww意外にたっかww
子供の頃の自分に「速水奨さんが歌を歌うよ」
と教えても絶対信じないと思うw
神(歌わせたスタッフ)に祈りを!!!

この後の原作キャラで勝手に声イメージ
ついちゃう人が既に何人かいて困ってます。
特に{netabare}ヒルシュール{/netabare}
ドラマCDでは田中敦子さんがやられてるらしい
けどまだ聞いてないので
なぜか勝手に朴璐美さんでイメージ固まってる
多分…だいたい{netabare}進撃{/netabare}のせいw

■音楽
BGMは作品に合ってますね。
フェシュピール?っぽい音のBGMも多いです。
OP/EDはどちらも名曲です!
普段はよりこっちが好きって簡単に出るんですが
これほんと両方良くて甲乙つけがたいんです。
うーん、くまった…

■キャラ
駆け足でエピソード削ってるので
原作よりもキャラの掘り下げが少し不足気味…
小説程には細かい描写が出来ないから
割り切って短時間で理解しやすいように
セリフを改変していますね。
原作を読むと印象変わるキャラもいるかも?です

あと、ルッツはやっぱりいい男ですねー
それにショタの涙は可愛い(*´Д`)ハァハァ

ここからはアニメ放送分までの原作の話
未読の方は、ネタバレ注意ですよ!
■アニメと原作の違いについて
{netabare}
◆ルッツエピソード
{netabare}
ディードおじさんはセリフ改ざんされまくって
あれじゃ全く別の印象になるなーとw
原作だと不器用ながらにも言葉を尽くしてて
和解する所とルッツの仕事ぶりを見て
見直す部分がしっくりくるんですが
やっぱ伝えるのに時間かかるからバッサリなのかな
{/netabare}

神殿もちょいちょいマイルドにカットされてます
一応、そっちはまぁ良いとして…

◆下町エピソード
{netabare}
ヨハン出さないのはどうなん??
グーテンベルクですよ!?歴史変えるんだよ!?
本好きという題材で印刷の主要キャラが
丸ごとカットなんてそんなぁー(´;ω;`)
ま、確かに話の主軸とは関係ないから
ルッツ+他雑多な職人が頑張って作ったにしても
差支えはないんだけど、グーテンベルクがぁぁw
個人的にはグーテンベルクと呼ばれて困っている
ヨハンのエピソード好きなんですw
実際に呼ばれるのはアニメのちょい後ぐらいから
だから3期orOVAで過去に会ってたって
エピソード付け足しでイケルかも?
{/netabare}

◆本須麗乃
{netabare}
んで、一番カットが納得いかなかったのは
本須麗乃の所ですね。
麗乃のはマインの考え方の根幹部分になるので
端折らないでやって欲しかったなぁと(´;ω;`)

ここをしっかり丁寧に描いているかどうかで
神殿の巫女見習いの後半エピソードが活きるし、
養女になってからのちょっとした、ふれあい等の
エピソードでの仕草・表情・セリフどれをとっても
中に詰まっている情報量が変わってきます。

原作だと
本だけがあれば良かった麗乃時代…
本のない世界に来て、一人では生きられない虚弱で
家族に支えられて愛されて生きている実感を得て…
本以外に大切なものに気づく

思い出さないようにしていた麗乃の記憶に触れ
当時は気づかなかった親の愛情
それをずっと注がれて育ってきた事を改めて感じ
「おいしいよ、お母さん」のセリフ
自分も親が亡くなっているのでここのセリフ
凄く分かるんですよね。できなかった親孝行や
言えなかった普段思ってた感謝の言葉ってあるんで
何気ない一言なんですけど重いなと感じてました

アニメで「行かないで」と改変されていたセリフは
原作は色々な言葉での後悔の詰まった「ごめんね」
原作の描写を経てのエーファへのセリフは
やっぱり重みが違うんですよね。
その後のマインの家族や身内認定した人への
過剰な想いの強さは麗乃の後悔の裏返しです。

今後の家族との繋がりを大事にする言動全ての
元となるエピソードなので端折って欲しくなかった
そこだけがとても残念です…
{/netabare}

あの部分を簡略版で済ませるって事は
これ以降の話はアニメ化する気が無いのかも?
まぁ原作長すぎるので全部アニメ化は難しいですが
もう少し先まではやって欲しかった(´;ω;`)
{/netabare}

3期欲しい…凄く欲しい。
この後のエピソード凄く好きなんでやって欲しい
原作累計7巻目の243Pはイラストだけで泣ける
凄い絵です。
あの部分をアニメでどう描くのか凄く楽しみです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 32
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ただの下剋上になってません?

原作未読 ※1期の内容はネタバレで隠してません


イマイチでした。1期が全14話あったのと比較して全12話とボリュームダウンしたのも影響してるのかもしれませんが…
7つの球を集めて龍に願い事を叶えてもらう話から始まっていつの間にか遠い星からやってきたサイヤ人と死闘を繰り広げちゃうみたいな“味変”展開が自分には合わなかったようです。

あらためて自分の1期レビューを読み返してなにをどう評価してたのか振り返るとこんな感じでした。

●ポジティブ
①転生前の人生を踏まえた上で転生先での行動に反映されている
②文明差でマウントを取らず主人公が現地化に努めている
③「無いものは作ればいい!」と作り出して受け入れられていく過程
④『身食い』:物語に緊張感をもたらす時限設定

●ネガティブ
⑤見た目は子供、頭脳は大人な某アニメも合わない私。幼女設定は尚更です。

わりと面白がってたと思います。ちなみにネガ項目は性分みたいなもんでどうしようもありません。当時、人生リセットでヒャッハー的な異世界転生ものにうんざりしてた時期だった中での光明。①②のようにこれまでの経験が地続きであるよねといった地に足の着いた作風は好感をもって楽しんでました。
元の世界と転生先となった世界とでの繋がりやギャップが随所で感じられたことでの面白さが良く表現されてました。それを受けてかつ消化した上での2期でもあるので元世界との繋がりやギャップといった要素は減少していきます。敢えて説明や描写する必要がないからです。マンネリ防止もあるでしょう。

 この繋がりとギャップ

ここに重きを置いて肩透かしを食らった、というのが実情だったのでしょう。④も1期のラストによって解決というか先送りになったわけで成分としては減少。なんとなーくですが、おもちゃを取り上げられた子供のような心境に陥ったわけであります。なお上述の各項目についての2期評価は以下↓

①転生前の人生を踏まえた上で転生先での行動に反映されている
 ⇒1期でやりきった感ありなのか2期は控えめ。
②文明差でマウントを取らず主人公が現地化に努めている
 ⇒貴族のお作法を知らないというのはあったが文明差に驚く場面はほぼなし。
  マインの現地化が済んだと言えよう。
③「無いものは作ればいい!」と作り出して受け入れられていく過程
 ⇒本作りも流れ作業に近くアニマルスピリットみたいなのを感じない
④『身食い』:物語に緊張感をもたらす時限設定
 ⇒先述したように先送りまたは一旦解決。
⑤見た目は子供、頭脳は大人な某アニメも合わない私。幼女設定は尚更です。
 ⇒これは相変わらずですね。



2期に絞って話を戻します。
そうは言っても味変した物語は極めて安定しています。神殿に巫女見習いとしてお仕えし主戦場が変わる2期。1期を彩った主要キャラはやや後方に下がり、新たなキャラ達が登場し物語に厚みを加えます。

 貴族扱いだが平民出のマインが貴族のお作法を吸収していく

2期にて初出したこの要素が色濃くなり多くの割合を占めていきました。普段なら“厚み”や“深み”が増したと捉えるところですがそうはいかなかった、という自分としても稀な経験をした2期でした。
あくまで想像なんですけど、本シリーズは23巻とか刊行されてるわけでしてアニメもトレースしているはずなんです。仮に3期や4期と続くならこのへんの2期がいい感じの伏線になって収斂されていきそうな期待感はありますね。
{netabare}例を挙げるとしたら、マインというかうらの(中の人)の転生前記憶をトレースしたことでマインが取り乱すシーンなんかそうです。単発で“良いエピソード”なんですが、2期では転生前と転生後の差分を表現するシーンが皆無で「とってつけた感」否めません。けれども…ってやつですね。{/netabare}

作りに雑味を感じないためこういった期待感が残るのです。いまさらですが1期を踏まえた上での2期。ここからの参戦は不毛ですので最初からお願いしますね。
その上で他の『期を分けて放送された名作群』よろしくあくまで自分の中で再評価されることもあるかもしれない作品として現時点では評価を保留しときます。

『本好きの下剋上』を謳いながら“本好き”要素が薄いと感じたのです。ドラゴンボール集めてないのにタイトル据え置きというのを気になりだしたら止まらなくなったという居心地の悪さに相通ずるもの。気にしなければどうでもいいことでしょう。

{netabare}※子供たちへの絵本贈呈といいながら、貰い手である子供たちへの配慮がね。日本の昔話では通用しない概念をどう改良したのか?であったり、そもそも読書の習慣が希薄な世界ですからそのまま本渡されても手に余るでしょうに。そこにケアをしようとする意識だったりがあれば印象は違ってましたね。{/netabare}

{netabare}※それに本好きマインさんがどこに帰着したいのかもよくわからじ。自身が本に囲まれたいなら、材料の調達から紙の大量生産や製本の効率化に取り組めばいいでしょう。本の普及なら先述の啓蒙活動に注力する必要もありましょう。そこがないんだよなぁ。本が読めないからふくれっ面する。書庫を荒らされてムキーッとなる。これだけでは浅いと感じるのです。{/netabare}



視聴時期:2020年4月~6月 リアタイ

-----
2021.03.13 追記

たぶん続きは観ないかなぁ。

 1.気づきを得られるから好き
 2.囲まれるのが好き
 3.本好きと言ってる意識の高い私が好き

2をベースに1が顔をのぞかせてたのが1期。『本好き』の冠に嘘偽りない導入部分から1が奥へ引っ込み、3の匂いがちょいとしだした2期と言えるのかもしれない。



2020.07.06 初稿
2020.09.11 修正
2021.03.13 追記

投稿 : 2025/02/15
♥ : 45

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いよいよ、第二部「神殿の巫女見習い」!→ 第二部途中だけどキリの良い最終回でした! そして第3期へ!(やったね!)

ということで私は原作既読ですが、とりあえず放送開始前のレビューです。

第二部の PV 来てますね。
https://youtu.be/bD53ze25S_E

アニメ第一部を観ていれば外伝は観ていなくても大丈夫だと思います。
以下、まだ第一部を観ていない方には非推奨。





第一部の最後で、マインは神殿で魔力を提供する神事を司る「青色巫女」の見習いとして神殿入り(ただし神殿に住むのではなく自宅から通い)となりました。

マインの最終目標は「図書館の司書になって、本をたくさん読めるようになること」ということでしたが、その前段階として「安価な本を作る」というマイルストーンが設定されました。第一部ではさらにその前段階として植物紙の開発に成功していますね。

しかし、製本に必要な技術として印刷技術の開発が不可欠です。青色巫女見習いとなったことで寿命問題の解決に進展が見られ、また扱いも平民よりはやや貴族寄りの身分を確保したマインですが、果たしてマイン工房謹製の本は完成するのか、そして「神殿で魔力を提供する」といっているもののそもそも「魔力」とは何なのか…?

また登場キャラクター的には神殿関係者、特に魔力を持たず側仕えや下働きをする灰色神官・灰色巫女が増えてきます。

神殿でのマインの活躍や、如何に…(笑)?

2020.6.21追記:
第26章(第二部12話目: 最終話)まで視聴終了。
家には既にBD-BOXが届いております。

原作ではこの最終話のエピソードではまだ第二部は終わらずこの辺りで第二部の2/3を消化といった感じだと思いますが、第三部以降のさらなる「下剋上」展開をほのめかすセリフが出る第二部3巻目冒頭の場面を見せることで、上手くまとめていました。

アニメ第25章、第26章の終盤2話の辺りは以後の展開を考えても重要なエピソードで、ここをしっかり描いておくことで、仮に続編がアニメ化されるとしても破綻なく継続できるストーリーになっていたと思います。

ここまでのアニメ化自体はとても良かったと思います。

この作品の特徴の一つとして、主人公マインの身分が上がるのに伴ってこの世界に関する読者に与えられる情報が増えていく、という点があります。

ストーリーが進むにつれて「あそこはどうなっているの」的な疑問に回答が与えられていきますので、この後のストーリーもアニメ化されていくことを希望します。

2020.7.12追記:
アニメ公式twitterアカウントにて、第3期制作決定の報がありました。ひゃっふう!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 49

79.5 3 魔力で貴族なアニメランキング3位
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (532)
2086人が棚に入れました
現代の日本で生活している「本須麗乃(もとすうらの)」 は、念願である図書館への就職が決まったその日に亡くなってしまう。もっと多くの本が読みたかった、そんな未練を抱いたままの彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての身体を持って意識を取り戻した。物語の舞台となるのは 魔法の力を持つ貴族たちに支配された中世のような異世界の都市エーレンフェスト。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために奮闘する。

声優・キャラクター
井口裕香、速水奨、中島愛、折笠富美子、小山剛志、田村睦心、子安武人、日野聡、前野智昭、内田彩

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ハウス名作劇場風だが…。

中身について詳しくは他の方が書いているだろうから私は書く必要はないと思います。それより、私としては「なろう系」に限らずラノベなどに見られる始まる前から胚胎している問題が本作にも見れる、という点を指摘したい。具体的には、スタート時点で主人公が飲み込みづらい、更に自然で必然的な話の流れというより作者が引いた絵図に無理矢理に話を持っていこうとする、という2点である。


前者の問題は、作中でも少し触れられてるけどマインの元々の人格が消えちゃってるということだ。魔法のせい、ってことにしているけど、そのことにあまり主人公を気にしていない、家族に対して申し訳ない気持ちがほとんど見られない。別に、二人の人格が併存しても成り立つ話だし、そっちのが面白そうなのに。


そもそも、この話って転生する必要ある?とか、魔法っている?とか、前提から話に乗りづらくする要素が多い。転生にしたのも、魔法の要素を入れたのも作品を面白くするのに必然の要素だったというより、流行りだから、そのほうが導入が楽だからくらいの気持ちしか伝わってこないし、雑味になってしまっている。


これがゲーム的な世界観ならまだそこまで気にならないが、ハウス名作劇場的な地に足のついた世界観だから余計に気になる。要するに重要な導入の部分で、何も考えずに楽だから、という理由で電車に乗るみたいに安易な方法を採用するといきなり最初から尻まづくことになるのである。


後者の問題は、本作りがやりたい、という前提ありきで無理に話を持ってこうとするからタイトル詐欺になってる点。本がない、本を作ろう!って時点でいやいやいや、そうはならんやろ!とツッコミ入れたくなる。この世界ならタイトル通り、貴族の、あるいは王族の私設図書館の司書になろう!ってのが必然な流れでしょう。本が読みたいだけなら製紙革命を起こす必要はない。


そもそも、本が読みたい、本が読みたいっていうけど、本好きな人間なら言わせてもらえば具体的じゃなく、不特定多数の本が読みたいとはならないだろう。マインはどんな本が好きなのか、こんなに本が拘るなら単に本好きレベルじゃなく人生において本に助けられた部分が多そうなのに、そういうのが見えてこない。故に、そういう設定なんです、くらいの浅さしかかんじない。だから最初から飲み込みづらいのだ。


この話って、例えば不登校で図書館で生活しているような少女が過去のヨーロッパにタイムトラベルして~というジュブナイル物で教育テレビでやっても不思議はないし、そっちのが必然性がある気さえする。


ところで、話は変わるが私のリアルタイム名作劇場は「七つの海のティコ」と「ロミオの青い空」です。前者は今だと豪華声優に驚くし、後者は正に名作の風格な傑作で腐女子の方ならホモォ~的にも楽しめるだろう。どっちもオススメです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 27
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

足らぬを知って言い訳にしない

原作未読


既刊23巻をもって第4部までひとまず完結しているとのこと。原作の人気ぶりがうかがえます。
全14話で最終回が1月1日。1クールものにしてはボリューミーなのが特長。視聴動機は交流あるレビュアーさんからの好意的な評です。

たしか異世界転生ものが壮大に爆死したのは2019年夏期。遡ること2019年春期までの惨状をもって私は視聴優先順位を下げました。夏期は一つも観ておらず、自身の選球眼の良さを独り誇った夏。
一転して今期(2019年秋期)は『慎重勇者』『けものみち』『私、能力は平均値で…(のうきん)』そして本作とけっこうな量を観てます。どの作品も異世界転生ものが持つ悪名に一石を投じる作品群でした。トレンドが変わるターニングポイントとなるクールだったのかもしれません。


本作の評価に戻ります。
死んでも転生先で本に囲まれた暮らしがしたいとの願望を持って現世での生を終えた女子大生が異世界で奮闘する話。
ファンタジーの基本設定よろしく中世ヨーロッパなわけでして、そりゃあ紙は無いわ、な世界。本は高価で貴族の持ち物。されど転生先は平民だったという元女子大生が!というところがタイトルの“下剋上”に繋がってるんだろうと想像させる導入です。


そんなこんなで本作での石の投じられ方について

・元世界と転生先世界との繋がり+αがある

 {netabare}+αすなわち“葛藤”が描かれてるんですね。これ新鮮でした。いろいろ便利だった元世界と不便な転生先。行動や思考に昔のクセが出てくるわけですが、文明差を利用して俺TUEEE一直線とはならず、むしろそのことで人間関係の軋轢を生んだりと一筋縄ではいきません。{/netabare}


・腑に落ちる感覚がある

 {netabare}:初めて街に出ての一言が「臭い」。下水道完備はここ100年くらいの話なわけでそりゃそーだ。{/netabare}
 {netabare}:たしかヨーロッパはイスラム経由で紙が伝わっていたかと。だいぶ後進世界だったはずなので“紙がない”にまず納得。そこからの文字を残す手段として四大文明からトレース。転じて本を作るためにまずは紙を!との目標設定。紙を生成するためのあの手この手の実現手段がおそらく以前書物で得た知識からだろうと思わせるのに十分な描写。{/netabare}


本作の主役マインちゃんの戸惑いと現状を受け入れていく過程や心情の変化を楽しむ作品でした。
派手さはなくむしろ地味です。むしろ無い無いづくしのところからの地道な積み上げに終始してました。高度成長期を知る世代は懐かしく感じるかもしれませんね(適当)。


 {netabare}「無いものは作ればいい!」{/netabare}


それほど冗談でもなくアニマルスピリットを鼓舞する主人公に勇気づけられる部分もあるやも。良き仲間たちや家族との絆なども含めて当初想定より見応えのある作品でした。
なお、視聴前は転生先世界の図書館内で大活躍する話を想像してましたが、一切そんなシーンはありませんでした。そのへん既刊23巻のペース配分なのかもしれません。続編が確定しております。

遅まきながら秋期作品もだいぶ観終わってきましたが、「2期作成決定!」「劇場版公開決定!」等々 coming soon ものばっかりだったなと振り返り(笑) 今クールの風潮でしたね。



総じて安定してましたし、話もしっかりしていて良かったと思います。EDの中島愛さんの曲もよい。
しかしながら趣味嗜好といいますか、なんとなく苦手だったのが最後まで気になってしかたありませんでした。喉にひっかかった小骨みたいな違和感ですね。
それは…


 {netabare}主人公が幼女というのがどうもダメっす{/netabare}


こればっかりはなぁ 
…お話はほんと面白かったです



視聴時期:2019年10月~2019年12月 リアタイ  

------
2020.02.25 
《配点を修正》+0.1


2020.01.25 初稿
2020.02.25 配点修正
2020.07.17 修正
2020.12.02 タイトル修正
2021.03.13 修正

投稿 : 2025/02/15
♥ : 69
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

観るたびに面白さが少しずつ増していく

<2019/10/4 初投稿>
第1章観ました。
見始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
なろう系の異世界転生もの。
と言っても俺つえーではない方のようです。

なろう系が苦手なことの多い私ですが、
一方でアニメや小説で読書に熱中する登場人物が出てくる作品は相性が良いのです。
(そうなる理由はいろいろあるのですが長くなるので割愛)

例えば「図書館戦争」「 ビブリア古書堂の事件手帖」「R.O.D」「ダンタリアンの書架」「GOSICK」とか

本作も主人公マインは本を愛しています。
活字中毒。
そんな彼女が転生した先は{netabare}中世ヨーロッパのような文明・文化の世界。まだ活版印刷が発明されておらず本はほとんど流通していないという活字中毒には酷な世界でした。{/netabare} そこで彼女は・・・というお話。

これから先、お話はどのように展開していくんでしょうか。
例えば「本ってなんだろう?」「文字ってなんだろう?」なんてことに想いを馳せてしまうような展開ならかなり面白くなりそうな気がします。

異世界の建てつけもなかなか面白い。
しっくりくると言った方がいいかな。

声優さんもマインは阿良々木暦くんの下の妹でお馴染み、井口裕香さん。
キーマンになりそうな神官はベテランイケボの速水奨さん。
他にもベテラン・中堅の腕の良い声優さんが揃ってるようで安定感抜群です。

ただキャラクターデザインはなんか古いというか名作劇場というかNHKというかそんな感じ。
しかも原作の画像検索したら小説の挿絵とはかなり違いますね。
まあでも慣れちゃいそうな気もしますけど。

良作になってほしいなーと期待。

でもタイトルに「下剋上」とか残念そうなワード入ってるしなー。

あんまりハードル高くしてがっかりするのも嫌なので暫くは薄目で見るようにしておきます。

1話を観た今期純新作は今のところこれと「けものみち」
なんか変な感じ 笑

<2019/10/10 追記>
第2章です。

この作品、やはりかなりの曲者ですね。
観るのに想像力が必要。

例えば本の記憶。
その世界では本がどんな位置づけなのかをマインが知らなかった、というくだりが第1話にあります。
自分の住んでいる世界の当たり前の事情のはずなのに、なぜマインは知らなかったのか。

その世界では本はめったに見かけるようなものではなく
文字も買い物の値札くらいでしか見かけない。
そんな世界で5歳児が本のこと知らなくて当たり前。

つまりこの異世界はそういう世界なんです。
私たちが生きる現代社会とは全く常識の異なる世界。
おそらく実際の中世ヨーロッパも日本の戦国時代以前もそんな感じだったのでしょう。

第2話でもそうした点は多々見受けられました。
また単なる情報だけではなく、いきなり異世界に放り込まれてしまったマインの気持ちも丁寧に描かれてます。

この物語の楽しみ方は、視聴者がマインになったつもりでその世界の中で置かれた状況をいろいろあれこれ想像しながら・・・というのが一番な気がします。

裏を返せば流し見してたら全くつまらない曲者アニメ(褒め言葉です)

<2019/10/19 追記>
第3章まで観ました

お話はずーっと同じリズムだけど不思議と飽きがこない。
絵も慣れてきました。

自分、結構はまってきてるのかも。

<2019/11/9 追記>
第六章まで観ました。

一歩ずつ踏みしめるように物語が進んでいくのは気持ちいいですね。
そういったところは往年の4クール長丁場のファミリー向けアニメをやはり彷彿とさせます。

一方で一番奥底のベースの部分にファンタジーを敷いているので観ていて不思議な気分になります。
毎回ちょっとずつ新しいトピックが入ってくるところも◯。

古くて新しい、珍しい作品なんだと思います。

さて「身喰い」なんてのが出てきました。
この先、お話はどのように転がっていくのでしょうか。

<2019/11/14 追記>
第七章です。

やっべぞ!
本格的に面白くなってきた。

良い具合にファンタジーもあるとか、びっくり!
契約のシーンはかなり好きです。

そして、マインの身体のことも。

入念に練られたストーリーに思えてきました。

とりあえず評点は中間評価ということで。

<2019/11/29 追記>
第九章まで。

途中から一気に面白くなったり、
急に減速したりする作品は多いですが、
毎話、少しずつ面白さが増していく作品というのは本当に珍しい。

お話自体は淡々と進んでいくのにね。

でもマインとルッツの関係とか
マインの罪悪感とか
ややもすると見過ごしてしまいそうなところを一つ一つちゃんと拾っていく。

これは凄いアニメなのかもしれない。

ということで評価UPです。

<2019/12/5 追記>
第十章まで。

相変わらずゆっくりと、お話は進んでいきます。
でも退屈は全くせず。
なぜか見入ってしまうのです。

マインとルッツは見ていてやはり微笑ましい。
ルッツは子供なのに真っ直ぐで素直で優しい、よくできた少年です。
そして男としての覚悟も。

14話で終了なのだそうですが、この先どうなるのか。
そしてやはり二期が欲しい。

<2019/12/12 追記>
第十一章

ちょっと泣いてもた。
やはり本作、只者じゃないですね。
物語の厚みが素晴らしい。

原作派の皆さんはアニメのキャラクターデザインに違和感あるようですが。
ここまで観て、アニメではこれぐらい軽い感じの方がちょうど良いように思えてきました。
原作未読なのでそう思えるのかもしれませんけど。

名作の類かもしれない。

<2019/12/27 追記>
最終14話まで観ました。

これは良い作品ですよ。
何が?って、とにかくちゃんとしてる。
少しずつ意外性を盛り込みながら、ちゃんと面白い方向に話を転がしている。

マインの怒りのシーンはスカッとした。
源蔵のジャーマンよりも。
つか、神殿長は源蔵にジャーマンで投げられろっ!
とか思った自分がいました 笑。

足腰のしっかりした物語ですね。
これは原作読みたくなりました。

マジ二期期待!!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 56

72.1 4 魔力で貴族なアニメランキング4位
本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (189)
751人が棚に入れました
誰もが本を読める世界へ 神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。 マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。 だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。 強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。 安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。 さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。 それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。 そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。 エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。 そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。 守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。 マインはどうなってしまうのか!?


声優・キャラクター
マイン:井口裕香
フェルディナンド:速水奨
ジルヴェスター:井上和彦
カルステッド:森川智之
ダームエル:梅原裕一郎
ルッツ:田村睦心
ベンノ:子安武人
トゥーリ:中島愛
ギュンター:小山剛志
エーファ:折笠富美子
オットー:日野聡
コリンナ:衣川里佳
マルク:前野智昭
フリーダ:内田彩
ギル:三瓶由布子
フラン:狩野翔
デリア:都丸ちよ
ロジーナ:鈴木みのり
ヴィルマ:安野希世乃

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

マインの決断は家族を守るための苦渋の選択

第三クールは、マイン達の発明する印刷技術がさらに進歩する話です。
そして最後は、家族の温かさ、大切さを十分に味わうことができます。
マインの新たな旅立ちで、物語は完結します。


マインは活版印刷技術、そしていろんな色のついたインクを発明します。
発明により文明が発達し経済も成長します。

但し、既得権益で商売していた人たちは、マインのことを良く思いません。
なぜならば、彼らの生活基盤がマインによって壊されることになるためです。
さらには、マインの膨大な知識を独り占めしようと思う者も現れます。
そんな人たちは、なりふり構わぬ行動にでます。

貴族にとって平民を殺すのは虫を殺すのと同じようなものです。罪悪感など全くありません。
そのため、ある事件が起こります。マインの家族が危険にさらされます。

家族を守るために、マインは、ある決断をしなければなりませんでした。
それはマインにとって、とてもつらい決断でしたが、家族を守るにはその方法しかありません。

マインは決して贅沢をしたいためにその決断をしたわけではありません。
マインのことをあまり知らない方は、マインがどんどん出世して裕福になるので、うらやましがる人も多いでしょう。

でも、マインはどんなに貧乏でも絶対に家族と離れたくなかった。
しかし、自分のために家族が殺されることは絶対に嫌だった。

マインは家族を最も大切にしていたのです。


原作では、まだまだ続きますが、区切りが良いので、残念ながらアニメではここで終わることになったようです。

マインのその後の活躍を見たい方は、ぜひ原作を読んでください。
原作を読むと涙がでるほど感動するシーンが何箇所もあります。
それにアニメではカットされている部分が結構ありますので、原作を最初から読まれると、新たな感動が湧き起こると思います。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 33
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

祝4期 正直言えばなぜ4期が来たのかわかりませんけど。

 4期がなんとWIT STUDIOで制作とのことでビックリしました。ただ、ひょっとしてNHKとかで完結までやってくれるの?という期待もあります。2部まで原作7巻分で3クールかな。合計33巻あります。あと12クールくらいあると完結しますかね?
 本当に3部以降どどんどん面白くなりますので、是非実現してほしいです。

 独自性と言う意味では、これ以降若干薄れてきます。本が中心ではなくなりますし、貴族に入ってローゼンマイン無双が始まります。学園パートに入りますが、凡百のなろう系の学園とは違い意味性が深いです。そして俺TUEEEとはほど遠いです。それだけにカタルシスが大きいストーリーになります。コミカルなパートも増えてきます。

 そして、面白いキャラがどんどん登場します。アンゲリカ、ハンネローレなどは最高です。なんといってもハルトムート、クラリッサがいいんですけど、それは4部以降ですね。

 でまあ、正直言うと今までのパートは、いいんですけど原作版の面白さがすべて引きだせているかな、という疑問はありました。世間的な評判もそれほど感じません。なので、なぜ4期なのかさっぱりわかりません。わかりませんが、WIT STUDIOですので、これから大事になる魔法パートの描写に期待です。






1話 マインちゃんの青髪のこの独特の髪の光沢…ツヤをみると、ああ下剋上来たなあという感じです。ついに金属活版にインクですか。粘土板や紙作り、コンテンツなどを経てついにここまで来ましたね。

{netabare}  本作は期待通りのストーリーではありますが、逆境があってそれを知恵と努力で跳ね返して行きながら、本作りが着実に進んで行くという王道ストーリーが本当に良くできています。

 貴族社会や庶民の暮らしの設定もいいし「ギルド」が本来の意味になっているし、価値観が必ずしも現代日本に迎合していないし。

 あとやっぱり「紙の本」いいですよね。本って、電子だと単なる「情報」ですけど、紙の本は「体験」ですからね。表紙のイラスト、重さ、紙の質感、そしてインクの匂いなどの五感にうったえます。そして読み終わった本の汚れ具合などが一緒に時間を共有した「自分の本」になりますし。
 それと紙をめくるという行為のせいか、脳みそでの記憶や体験する場所が電子と紙では違う気がします…今の時代だから本づくりのアニメ…いいと思います。

 作画がほぼ気にならないくらい続きが気になるアニメですね。とはいえちょっと良くなってきてます?

 今になって気が付いたんですけど、下剋上って「下の身分の者が上の身分のものを倒して権力をとること」ですから、最後はマインが…?それとも比喩なんでしょうか?{/netabare}


3話 ちょっとペースが速い?

{netabare} 3期見始めたら面白さが継続していましので原作を既刊分読了しました。ここから先も面白いのはわかってるのでもちろん継続視聴です。

 原作読むと指輪とかいろんな細かい部分に目が行きます。そういうところの設定の解説はこれからなんでしょう。ただ、テンポが上がった気がしますので、ついてこれない人を振り落とさないようにお願いしたいところです。デフォルメマインの説明で構いませんのでアニメの尺の不足分の説明はちゃんとお願いします。

 もちろん膨大な原作をアニメ化しようと思えば、いままでが丁寧過ぎたとは思いますけど、ここからまた面白くなるので是非品質を落とさないでアニメ化をお願いします。
 本作は3部とはいっていますが3期はまだ原作2部3冊目、通算で6巻部分なんですよね。本当の意味で3部を描くのは厳しそうですね。それとも2クール?{/netabare}

10話 あーここで終わりかあ。これから本番でどんどん面白いのに…

{netabare} 大いなる導入が終わって、この先の領主の養女という貴族としてのプロローグがあって、貴族院から女神の化身ですね。今のところ既刊29巻中の7巻ですか。8月に30巻です…もうちょっとですかね。あまりに面白くて一気読み…はできませんが、他のアニメを見ずに2週間位で読んでしまいました。
 今後、若干本づくりから主題ははずれるんですけど、異世界もののテンプレのようでテンプレでないかなり面白い話になるんですけど…ローゼマイン無双…見たかったなあ
 なろう系の異世界転生がパワーダウンしている中、もう1クールやったほうが継続性があった気がするんですけど大丈夫かなあ。

 本作は、作品的には「魔法のエフェクト」が感動を呼ぶのに非常に大事になるのに、本作の最終回はえっ?というレベルでしたね。今回作画は若干頑張りましたけど、どうもエフェクトが下手だなあ。ゾロリとか乱太郎の会社だからですかね。エフェクトは安価で効果的なのでぜひ研究してほしかったなあ。

 本作の総評は、うーん、私はもう原作勢で話を補完できるから楽しめました。が、読んでない人からするとどうなんでしょう?原作の中でマインの平民時代が突然終わる部分でドキドキするところではありますけど。

 ということで既に評価は出来ない状態なので、ストーリーとキャラを4にして、残りは評価せずの意味で3にしておきます。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 11
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界で生きるということ

原作未読 全10話

第3部なので先に1部・2部を見ることをオススメします。

異世界転生ものですが他の作品と違うのは冒険者で最初から強かったり、能力が高く次第に発揮しながら敵を倒すというお話ではないというところです。

決して派手ではない作品ですが、その分じっくりとお話を観ることができました。

本作りはかなり進んでいきましたね。どんな本になるのか楽しみですね。

それ以外はマインにはかなり過酷なお話となっています。
{netabare}
大司教がとうとう捕まりました。良かった良かった。

でもそれによって家族との別れはこちらももらい泣きしてしまいました。会えないわけではないけれど、もう気軽に一緒にいることできないのは辛いですね。
{/netabare}
それでも前を向いて一生懸命に生きているマインを応援したくなりますね。

お話は切りがいいところで終わっています。まだまだ続きがありそうですが、ここで終わってもいい感じでした。

OPは東山奈央さん、EDは坂本真綾さんが歌っています。

最後に、私も本好きですが主に漫画なので、ここでいう本好きとは違いますよねw

投稿 : 2025/02/15
♥ : 24

65.4 5 魔力で貴族なアニメランキング5位
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (107)
321人が棚に入れました
処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。 何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。 戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだったのに……。 初対面で求婚された、あの夜。もし、もしも、渡された薔薇を手に取らなければ……。 後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終え――た、はずだった。 気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。 ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。 だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった――! でも、ジルが知る姿とはまるで違うピュアすぎる「恋愛オンチ皇帝」で……!? やがて、ジルは決意する。ジェラルドではなく、ハディスと結ばれることで失ったすべてを取り戻していこうと。 「あなたを必ず更生――いえ、しあわせにいたします」 生涯最悪の選択を回避したやりなおし令嬢の大逆転劇が、幕を開ける!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

竜帝閣下はわがまま

原作未読 全12話

現代とは違う異世界、フィアンセの裏切りにあい死んだ主人公(令嬢)は、気がつけば6年前の10歳の姿に戻ってしまった。未来を知っている令嬢は運命を回避すべく未来では敵であった帝国の皇帝(竜帝)と結婚することにしました。運命に争う令嬢と竜帝との様々な事を乗り越えて生きていく姿を描いた作品です。

敵と対峙しているときと普段のギャップが大きい竜帝閣下、主人公の令嬢は最初は翻弄されていきます。

ある決意を決めてからは令嬢は積極的に行動を開始します。

最後は逆に令嬢の方が竜帝閣下を引っ張っていく感じでしたね。

お話は切りがいいところで終わっています。

OPはsajou no hanaさん、EDは花たんさんが歌っています。

最後に、この作品は竜がたくさん出てきます。竜に乗りながら飛んでいくシーンが多かったのですが、私も乗ってみたいですねw

投稿 : 2025/02/15
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

誰向けなのか、良く分からないやり直し令嬢もの…。バトルアニメ?ラブコメ?

 最終話(12話)まで観ました。2025.01.03

 主人公のジルつおい!ステゴロでも負けへん…。一回目って、どんなお子様だったんすかね…。魔力が凄いからで説明されてますが、単純に危険人物です。

 そして、ロリコン皇帝も強い!龍帝だから…。人間核弾頭リーサル・ウェポンでキレると怖そうです。二面性と言うより、サイコパス寄りの男キャラで、DV後たまに優しい系の男っぽくて、好感度は低いです。

 物語は、皇帝の座をめぐって後半延々とバトルを繰り返します。1回目の展開が不明なので、ジルがキーキー騒ぎながら戦っていますが、それが妥当なのかが判断できません。

 ロリコン皇帝は敵だらけだし、1回目はどうやって切り抜けたのかな?後、女神も何なのか不明なので、要らない要素な気がします。

 結局、1回目でジルの国はロリコン皇帝にやられて無茶苦茶になるんでしょう?

 ジルは、ロリコンの子供を10人産む宣言して物語を締めます。イタリアの女傑、カテリーナ・スフォルツァみたいな王女になれたら良いですね。実に貴族らしい発想です。政略結婚させまくって、皇帝権の安定を図る気らしいです。てめぇで天下取った方が早くね?

 何か、いちいちキモくてザワっと来る所が視聴者を選びそうです。絵柄は可愛いのにね!٩(♡ε♡ )۶

………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2024.10.21

 これは厳しい…。主人公のジルは10歳の頃から強かった様です。令嬢とかそれ以前の問題では?軍艦をぶん投げたり、飛んでくる砲弾を素手で防いだりします。

 己の武で生きていけますよね?貴族社会に留まったり、結婚したりする意味が不明です。何処か他所で自分の帝国を樹立して初代皇帝になった方が良いのでは?

 ジルは自立している様で、中途半端に男に頼っている感じの気持ちが悪い主人公です。男性作家なら絶対に創作しないタイプのキャラクターですね。

 そして、ロリコン皇帝もきつい人物です。幼女の気を引こうとあれこれ画策しますが、幼女性愛者が被害者を誘惑しようとしている感じです。イケメンならロリコンでも無罪なんでしょうね…。

 また、皇帝の相棒のドラゴンもキモいです。翼が独立しておらず、手に羽根が生えているので鶏みたいです。これ、可愛いか?羽毛を毟られた鶏みたいなのが好きなのか?

 男性視聴者向きでは無いのが明らかなアニメの様です。順当に篩にかけられている様な気分がします。
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.10.11

 軍神令嬢!?冒頭からパワーワード炸裂です。どうやら主人公は、戦場で大活躍している様です。

 16歳の小娘が戦場で大活躍出来る?どういう世界観なのかな?ヴェルサイユの薔薇のオスカルは一端の士官だったけど、40歳近かった…。指揮官として軍功を挙げて評価されるには時間がかかります。純粋な武力、戦士として評価されていると言うことなのでしょう。

 1話からツカミにツッコミ所満載で不安になります。貴族とは言え、令嬢が最前線で戦うってどのくらい国が疲弊してんの?首都ベルリン陥落まで戦ったナチスドイツ並の総力戦をしてるのかな?

 そして、シスコン王子は何でこんなに戦闘力の高い女性にワザワザ求婚するの?婚約後の10歳から5、6年でそんなに強くなる?もう、子供の頃から呂布子や成吉思汗子みたいなキャラじゃないと説得力無くね?もしくは巴御前…。並の女じゃありません。

 恐らくこれは、宿敵のロリコン皇帝との因縁を作るための下らない設定に過ぎません。作画やキャラデザインは良い感じですが、スタートから暗雲が立ち込めています。いくら他の悪役令嬢、やり直し令嬢ものと差別化が必要とは言え、やり過ぎです。

 そして、結局はラブコメ展開に…。今後、上手く色々な伏線を回収出来るか注目したいと思います。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

二言あるような…? まあ訂正したから良いのか…?

婚約していた王子が実はシスコンでそのカモフラージュのために婚約していただけ。
それに気づいたら謀殺され、過去に戻って王子から逃れるために竜帝に求婚した、という流れですね。

作画は悪くなく、女性向けですがヒロインは男性が見ても普通に可愛らしいと思いました。
まあ成長後は微妙で子どもの頃は可愛いという感想ですが。

境遇も普通に理不尽で、応援したくはなりました。
相手の竜帝は、前世では冷酷だったのに、今は大人しくてこの変化は一体、という感じはありますね。


で、一番疑問に思ったのは求婚は嘘だったと明かした部分。
ここで、いや二言あるじゃん、と、ちょっと変に思ったのですが…。

でもまあ、落ち着いて考えれば確かに本当はとっさに出たことで嘘だったわけで、それを告白するのは、正直だったと言えば正直だったかも。

どうなんでしょうね。とっさに嘘をついてしまった場合、
嘘でしたごめんなさいと明かすのと、
嘘だったと言わず、黙って本当にするのと、
どちらが正直なのか。

前者は正直に嘘をついたと告白している。告白すれば嘘をついて良いというものなのか。嘘は嘘、他人を裏切る行為です。
後者は嘘をついたという事実が無かったことになるわけで、自分の心の中を裏切っては居るかもしれませんが、対外的にはわからない。他人を裏切ってはいません。

私は後者の方が良いのでは、と思って違和感だったのですが、前者でも正直者の行動なのかも…?
とか思いました。でも、前者で救われるのは自分の心で、後者で救われるのは他人の心ですよね。
だったら後者の方がやっぱり良いと私は思います。

さて、不満は多少あっても質はそれなりで、多分見れば面白いのでしょう。
ですが… 結局は女性向けラブコメなんで、100%好みではないです。
見るかどうかは要検討です。

ただ時間帯がReゼロをリアタイする前の時間なので、流れで見ても良いのかも。考えます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

51.0 6 魔力で貴族なアニメランキング6位
没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.1 (35)
129人が棚に入れました
晩酌を楽しんでいた男は、気づけば貴族の五男・リアムの肉体に乗り移っていた。 憧れの魔法を練習する気楽な日々をおくっていたが、属性魔法の習得はもとより精霊を召喚したり、強力な使い魔を得たり、どんなに難しい魔法もマスターしていく! 没落予定だった実家からの独立を目指して冒険者になった彼は、いつのまにか世界屈指の魔術師に成り上がっていくのだった! 最強貴族による自由気ままな魔法ファンタジー開幕!

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

稀に見る酷さ。ご都合主義が極まり過ぎて気持ち悪い

1話感想 3.1 ザ・なろうって感じ
作者の三木なずなという人はなろうで何本もヒット作を出している売れっ子ですね。

何本もアニメ化しているのかと思いましたが、これで2本目ですね。まだ2本アニメ化が決まっているそうで。
大したものです。

で、そんなヒット作家様の作品ですが…。

まあ、なろうらしいなぁって感じですね。
ご都合主義な師匠の存在とか。

ただまあ、こうした都合の良さとかが心地よさにも繋がるのでしょうか。
すごくお手軽にインスタントに楽しめる感があって、そして決してクオリティが低過ぎはしないんですよね。

都合が良い、くらいは文句は言えますがそんなのは世の主人公は大なり小なり都合が良いものです。
理不尽に世界すべてが主人公のために出来上がっているというほどのクオリティの低さは無く、没落貴族という設定や主人公に降りかかる困難などにも、基本的にはちゃんと筋は通っている。

というわけで極めてなろうらしいなろう作品ですね。

うーん、それが面白いかと言われると私には響かないのですが、流行りを抑えておきたいとは思えました。

見れたら見ます。ノンストレスで軽く見れますし、そういう価値もありますね。

2話 2.7
うわ…。アスナも大概ですが、友人の紹介だからって初対面の男の奴隷に平然となる女がいますか?
いやいくらなんでもこれは酷い。もうちょっとマシなエピソード作れないんですかね?
人間を描こうとしていないですよね。

3話 2.2
今度はドラゴンが向こうから奴隷に…。
どんだけ都合の良いことが苦労もなく向こうから振ってくるんだか。
このドラゴンは子どもを殺されているんですけれど?
おかしいだろ…。

ここまで酷いなろうは久しぶりで、ちょっとツッコミを入れるのが楽しくなってきたのでもうちょっと見てみます。

4話 1.9
見れば見るほどひどくなっていく。
ピクシー達がエルフになって感謝する?
種族の誇りとか無いわけ?
名付けもすごい適当で、覚えてすらいないし。
名前って普通重要じゃないの?
こんないい加減で良いのか。

だというのに、主人公のやることなすこと全部が全肯定されるのが本当に気色悪いです。
一目瞭然で良いことをやっているならともかく、一見頭おかしいですからね。
精霊も妖精も全部ただの奴隷扱いだし、勝手にコピーを作るわ、ろくなことしてねぇ…
なのにみんな口を揃えて全肯定。
ここまで気持ち悪い話もそうは無い。

酷さが極まりすぎて逆に見たくなってきました。見ます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

レオン博士 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

底辺予定のなろう系だけど、癪だったから省略を極めてみた

駄作アニメ史に殿堂入りしそうなひどいアニメ
声優だけは豪華、話がダイジェストだから村瀬歩さん戸松さん早見さん伊藤静さん・・・などなど、せっかく人気声優使ってるのに演技の良さがまったく生かせません

魔法の天才なので全く苦戦することもなく大成功していくいつものなろう系
話や戦闘を極限まで省略していて、言葉の掛け合いとか駆け引きとか間とかなく、総集編?ってくらい次々と場面が変わっていくので何が何やら・・・
こんなアニメの作り方ではどんな名作でも駄作になってしまうでしょう・・・
原作ではたぶん理由とか経緯とか描写されてると思うけどアニメは全部省略しているから、「え、なんでそうなるの?」の連続

特に苦労してるわけでもない実力のある美少女が初対面の男に次々と奴隷にしてくださいって懇願してくる気持ち悪いシナリオ
あなたがどんな男なのか分からないけど酷いことしないって信頼してます、チートスキルくれるなら、一生あなたのものになります

そんな女いないってΣ\( ̄ー ̄;)
一週間限定で推しの奴隷にならちょっと考えるけど
一生大事にしてもらえる保障なんてないからね
美少女を所有してコレクションしたいっていう歪んだ欲望
男の欲望ってむき出しにするとこんなに気持ち悪いんですね・・・

ふしぎな力で主人の命令には絶対逆らえなくなるそうです
4話時点で特に命令されないし、いかがわしいことするでもないみたいだけど、命令しないなら奴隷にする設定がいらないでしょ
美少女を奴隷にして何でも言うこと聞かせれるけど、仲間だから大切にする僕カッコいいでしょってこと?
そんな素敵なご主人様の奴隷になれて私達幸せです!ってこと?
女王様もそのうち奴隷になりそうですね・・・

EDアニメ、チビキャラが楽しそうに踊っていてかわいいってなりそうだけど、これだけ本編が酷いと馬鹿にされてるような気がしてきます

投稿 : 2025/02/15
♥ : 15

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

今期なろう系最糞候補作品!真面目に制作する気が無いのかな?

 6話まで観ました。2025.02.13

 他の方のレビューにもありますが、全く劣化版転スラですね。魔物に名前を与えて国民にしていきます。アイテムにも名前をつけて進化させられる様です。そして、回りの連中がゴイスーゴイスーと…。

 あまりの気持ち悪さに吐きそうです。ストレートな妄想には付き合いきれない感じです。もう少し、オブラートに包んだ方がよろしいかと思います。

 そしてまた、技術に対してのリスペクトが全くありません。鉄を鋳型に流し込んで強力な魔法のアイテムを大量に生産しますが、鋳物を作るのがどんだけ大変なのか分かってるのかな?

 なろう世界は鉱物に不純物とか全く含んで無いのがデフォなのかいな…。頭の悪さが炸裂します。苦労して先人達が工業化したのに、この程度の物語に収斂しているなんて、度し難いですね。

 また、キャラクターを増やさないと話を作れない系なので、いつの間にかケモミミがメインヒロインになっています。澱の様にヒロインが溜まっていくんでしょうね。糞なろうあるあるです。

 こんなアニメを作らなくてはならない制作会社の方も、声優さんも大変ですね。日本の恥部をさらけ出してどーすんねん!

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2025.01.25

 いやはや…。皆様のレビューにある通り、作画も低カロリーで、無双バトルにも迫力が無く、主人公が凄い魔法を放っているはずなのですが、どう考えても絵面がショボいです。

 それでも主人公の奴隷ハーレム喜び組要員達を中心に周囲の人物達はゴイスーゴイスーと連呼いたします。全員洗脳でもされてるんかいな…。

 とにかく主人公に都合の良いことしか起こらず、全てが過去のなろう作品で観たことがある事ばかりです。こんなオリジナルティの欠片も無い呪物みたいのを制作、放映して恥ずかしいとか思わないのでしょうか?

 今期のなろう系作品の中でも随一の志の低さが光ります。他のなろう作品も、糞だと言われながらも独自性を出そうという努力は感じられますが、本作品にはそれすら皆無です。

 主人公アゲアゲ接待で、最近引退した、人類最恐強姦魔が設立した芸能事務所に所属していた9000万円不同意性交ヅラみたいな、勘違い性獣モンスターでも育成したいのでしょうか?実に気色の悪いアニメとしか言えません。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

56.7 7 魔力で貴族なアニメランキング7位
マジック・メイカー ~異世界魔法の作り方~(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (42)
125人が棚に入れました
リスティア国の片田舎の領地を治める下級貴族、オーンスタイン家。そこには、二人の姉弟がいた。 姉のマリーは、父から剣術の稽古を受けるのが大好きな活発な女の子。 弟のシオンは、部屋に籠もって本を読むのが大好きな内気な男の子。 性格は正反対の二人だが、優しい両親に見守られながら、仲睦まじく暮らしていた。 そんなある日、シオンは『まほう』というものがこの世界に存在するか、父に尋ねる。 しかし、貴族としてそれなりの教養がある父でも、『まほう』という言葉自体を知らなかった。 ましてや、シオンが言う「火とか水とか風とか光とか、何もないところからいろんなものを出したりする」現象など、この世には存在するはずもなく……。 その日から、シオンは目に見えて落ち込んでしまう。 シオンを励ましたいと、幼馴染みで農家の娘のローズに話すマリー。 すると、湖で不思議な現象を目の当たりにして――
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

5話 タイトル通りの話ですが、プロセスが弱いので面白くないです。

1話 初期のアイデアはいいですが、結局そんな感じ?という印象。

{netabare} 題名に魅力を感じて見ようと決めていた作品です。「魔導具師ダリヤはうつむかない」のがっかり感を上手く物語にできていればいいなあと。ただ、魔法の組み合わせとか開発とかそういうのを想像していましたが、魔法を作り上げる話なんですね。同じテーマだと「ゼロから始める魔法の書」の前日譚という感じですね。

 正直1話だけだと、またそんな感じかあ…という展開でした。途中まではいいんですけど、魔法の発見が早すぎます。だったら、昔から微弱な魔法は使えたけど…という前提から原因を探った方が説得力があります。本作では魔法を探すプロセスがあまりに弱いので、ご都合主義ストーリーの匂いがします。

 それにしても、異世界ものの魔法の設定はいい加減なんとかならないでしょうか。唯一なろう系異世界転生もので魔法の設定に心の底から感心している作品は「本好きの下剋上」です。魔法の詳細は壮大なネタバレなので省きますが、物語の世界観そのものと言っていい設定があってそれが最後のカタルシスになります。
 また、貴族の描写についても、99.9%(適当な推定)の異世界ものは適当すぎます。幼馴染が農家って…貴族や平民の描写が説得力がある形でできているのも、やはり貴族や身分社会の描写に関心したのはこれも唯一「本好きの下剋上」ですね。

 普段なら細かいことはいいません。脳みそを空っぽにして見るのが、異世界転生もののいいところです。ですが、魔法の根本原理を扱うなら、魔法とは何か、貴族である意味はとか、異世界の世界観として現世と何が違うのか。何か緻密な世界観の設定は欲しかったなあということです。そういう細部の描写があると「魔法を探求する話」に説得力が生まれるんですけどね。

 作画については、一見安っぽいようでCG作画のレベルは進化したなあ、と思う程度には進化している気もします。ただ、髪や揺れものは大きいものだけでもいいので動かしてほしいなあ…本当に多少動く程度です。

 1話の印象を総括すると、初期のアイデアはいいけど、話のスタートに活かせていない気がします。テンプレ展開を脱するために設定をがんばったのなら、設定以降の物語をもうちょっと考えてほしいです。原作がどうかわかりません。ひょっとしたら、1話はアニオリかなあという違和感は感じました。こういう作り方はしないだろう、という感じです。あるいは、早く物語を展開させたくて、焦って本筋までダーっと書いてしまった可能性もある感じです。

 ですので、真価は2話、3話くらいだと思いますので、そこまではチェックします。{/netabare}


2話 3話を確認したい程度には期待させるものはありました。

{netabare} 30歳童貞設定が出てきたときはどうしようかと思いましたが、それが単なる都市伝説的な導入ではなく、設定として気持ちとリンクさせたのは工夫したなと思いました。主人公の気持ち悪さとも関連していますし。

 主人公の剣術への向き合い方を見る限り、決して性格は良くないですよね。自己中心的で仕事を回したくないタイプの人材です。

 男女の恋愛とか性的なつながりと魔法をリンクできるなら、良いかもと思います。姉の剣術の才能もあるし、向き不向きの問題も絡めて魔法を定義できるなら物語にはなるかもしれません。ちょっと魔法表現が「気」のような感じもあり、人体とか精神の問題につなげて、安易に強力な魔法に行きつかない気もします。

 最後に登場した妖精の扱いで話がつまらなくも、面白くもなる気がします。3話は確認したいかなと思います。{/netabare}


3話 ゴブリン戦の話は予定調和ですが緊張感はありました。

 3話のゴブリンの緊張感は良かったと思います。ちょっと結末が予定調和ですのでそこはやっぱり「なろう」だな、と思わなくはないですけど。縫合でなんとかなる傷なら致命傷ではない気もするし、やっぱり話のための話の感じはしなくはないですが、それでもちゃんと物語にしようという感じはありました。ですので、細かいことを言わなければ2話までよりも面白かったし、今後が期待できるかなと思いました。


4話 良いところは列挙できますが、いかんせん面白さが不足気味。

{netabare} 一生懸命魔法を探求しているのはわかるのですが、異世界の論理というか理屈がこちらはわからないので、探究しているように見えてあまり興味が持続しません。もちろんファンタジーですのでそこはしょうがないですが、もうちょっと面白みがある形にしてほしいなあ。

 姉の劣等感というか負けず嫌いというか、前向きに努力する部分はいいですね。そういう話は良いと思います。父親の介入も展開としては悪くない気がします。

 ただ、全体的に頭でっかちで、ストーリーとしての面白さがどうも置いてけぼりになっている感はあります。見ているほうもこうやっていいポイントを列挙すれば、沢山みつかるんですけど、肝心の面白さに結び付けられていない気もします。そこが最大の本作のウィークポイントかな。要するに見ていると、ちょっと飽きます。3話の緊張感が持続できれば良かったかなと思います。

 ですので、今後も見ると思いますが、シリアスでも感動でも笑いでも興味でもなんでもいいんですけど、もうちょっと面白くしてほしいなあ。何となく中途半端かも。{/netabare}


5話 タイトル通りに律儀にやってはいますが、プロセスが弱いので面白くないです。

 不思議と魔法の道具を作るのを見てもワクワクしないんですよね。なんででしょう?やっぱり「魔法の体系」の見せ方だと思います。

 妖精が関連しているのか、自然の性質なのかわかりませんが、それを考察できるよな良い仕込みが出来てないんですよね。何か努力はしているし、工夫をしてそうです。それわかります。

 よくわからない石の性質、魔法の火で加工すると、電気が流れた…それを素材に絶縁した石を云々するとランプになった、という理屈です。全体を通して、絶縁するとランプのところはわかります。ただ、なんで魔法の火で加工する、という発想になったのかという部分の発見のプロセスや工夫が伝わってこないんですよね。そこが弱いのでせっかくの「マジックメイカー」のタイトルがぼやけてしまっています。

 要するにタイトルに沿ったストーリーをまだ律儀にやっているのはいいんですけど、興味が続かない気がしてきました。うーん、展開で最後にほう…というのはありましたけど、それはマジックメイカー関係ないですしね。どうしようかなあ…文句を言って見るのもストレスなので、やっぱり止めておきましょうか。

 中断にして、一応、配信サイトの各話の説明だけチェックして、面白そうな展開なら見てみます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 7

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今の所、つまらんと言わざるを得ない。

 6話まで観ました。2025.02.13

 このアニメは、完全な失敗作ですね。魔法の存在しないナーロッパもののアニメが少ない理由が良く分かります。

 6話で主人公達は魔物のコボルトを討伐しますが、コボルト達は武装しています。金属製の武器をどこから入手したんでしょう?

 魔法が存在していない世界なので、当然魔物も魔法は使えないと考えると、戦闘力向上には武装に頼ることになります。

 魔法が存在していれば、魔物が武器を持っていても、魔法で何とかしたんだろうで片付けられますが、この世界では自分達で製造したか、人間から奪うしか武装する手段がありません。

 どちらにしても、人間にとっては相当な脅威です。魔物が武器や生活物資を獲得するための独自リソースを持っていると言うことになります。

 糞なろうには過ぎたる世界観です。魔物の社会構造も設定しなければなりません。人間からの略奪だけでは、当然魔物社会は存続しえないので、魔物達も何らかの生産手段を持った社会を形成していないとおかしいですね。

 魔法があれば、こうした矛盾もすぐに解決します。魔物は魔法や魔力の影響でダンジョンから無限に湧いて出てくる!で良いからです。

 しかし、魔法が存在しない世界では、魔物達も再生産労働を通して集団を維持しているのでしょう。魔物と言うより、敵対的な異民族に近い存在な感じがします。

 5話では物理法則と魔力の関係にも矛盾が生じています。フレアの火は酸素に関係無く燃えるなら、水をかけても消えないのでは?

 ロウソクの例だと、人間に魔法の火が着いたら、魔力が燃え尽きるまで消えないと言うことでは?主人公は魔法の練習中に魔法の火が体に燃え移っていましたが、ジュネーブ条約違反の白鱗弾を喰らったかの様に水を掛けても火が消えずに苦しみながら焼け落ちないと魔力の説明がつきません。

 燃焼の三原則と無関係と言うなら、水で消火出来たのは致命的な矛盾をはらんでいます。

 主人公はフレアの他に電撃魔法を発明してたけれども雷撃は何故直進するのでしょう?作者は電気の知識が無いのでしょうか?手だけ絶縁しても、意味無で、主人公か回りのゴイスー共が感電死するだけでしょ…。

 魔法が無い世界で魔法を作る物語があまりアニメ化されないのは、物理法則と魔法現象が矛盾するから、創作し辛いってことの様ですね。

 物理法則はものすごい無慈悲です。どんなに頑張っても神の創造した摂理の如く現象を支配しています。これに、魔法が切り込んでいくのは、そもそも無理があります。

 魔物と人間の関係にしても、魔物が魔法で生み出されているモヤッとした存在で無いのであれば、ゴブリンやコボルトの様なある程度社会性を持った集団がどの様に生活を維持しているのかも明らかにしないといけません。

 私は、なろうの作者など、現代の高度工業化社会の落ちこぼれの無能が妄想を垂れ流しているものでしか無いなどと批判する気はありませんが、ナーロッパが舞台なのに魔法が存在せず、主人公だけが魔法を創造出来ると言う、物語が進んでいけば社会構造や物理法則との関係に矛盾が爆発しそうな糞なろうをアニメ化した罪の方が大きいと、このアニメを観て感じております。

 制作する前に、アニメ化に向いて無いのが分からんかったのかいな…。
……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2025.02.01

 まだ魔法は完成しません。丁寧と言うより、ずっと制作者のスッキリしない妄想が垂れ流されているのを眺めている感じです。これに波長が合うなら良いですが、一般的な視聴者にはそろそろ我慢の限界でしょう。

 大体、魔力とかがある世界なら、誰かしら実用レベルに達していなくても、見世物とかにはしているでしょ…。

 平賀源内のエレキテルみたいに、電力としては使えなくても、エンタメには使用している人くらいはいると思います。

 ハッキリ言って、現象も基礎理論も知られていない様なものは、実用化出来ません。そもそも、ある文明段階の人間に観測出来ないなら、実証とかはまだまだ先の未来の話です。

 現実世界だって、霊魂とか、あの世とか、異世界の存在は否定出来ませんが、現代の人間には観測する器具も手段も無いので、何とも言えないのと同じですね。

 本作品も、主人公アゲのために回りの人間の知能を低下させる系の糞なろうなので、文明や技術に対するリスペクトの欠片もありません。

 大体、何故主人公は存在が知られていない現象を言語化出来るの?作者馬鹿でしょ。海外から入って来た思想なんかも、上手く日本語に翻訳出来ないことは現代でもあるのにね。作家として言葉に対するリスペクトもねぇのは糞としか言えないですね。まぁ…なろうですからで許してしまうのも大概な気はしますが…。アニメは原作とは違うと信じたい所です。

 今後、どう展開するのか気にはなりますが、垂れ流された糞みたいな妄想の先に失望が待っていそうなので、期待感は薄いです。

 ただ、30歳まで童貞なら魔法使いになれるなんて、誰も経験したことが無い都市伝説を開陳している自体で、本作品が糞なのは、観測出来たかと思います。

 本番イタリアのカストラート達は、魔法使いだったんか?コラ!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魔法を1から作る話というのは意外と無かったのでは。シスコンぶりも応援

なろう系か… と思いましたが意外と高評価でした。
まず作画が良いですね。野口孝行さんは可愛い絵柄でファンです。
まあ崩れることが多いのが玉に瑕なんですが… 頑張って欲しいですね。

描き方も、お姉さん視点でじっくり描いていくのは良かったと思います。
シスコンブラコンぶりも面白いですね。
貴族の生まれなら結構な問題だと思いますが。まあ無責任な視聴者としては応援します。

で、意外と盲点だと思ったのが魔法を1から作る内容というのはあまり無かったなということ。
異世界に行ったら魔法があって、というのは良くありますが。
魔法が無かった。なら作ってしまえ、というのは、他にあまり思いつきません。
もちろん探せばあるのでしょうけれど、探さないといけない時点で十分です。

そういうオリジナリティがあるという点だけで高評価ですよ。
なろう系ってどこかで見た設定しか存在しないのが大多数ですからね。

もちろん本作だって異世界転生で魔法で、というベース部分は流用ですけれど、そこにひとつまみのオリジナル。これで良いんですよ。
十分オリジナリティを感じました。
ひとつまみのオリジナルすら感じない作品が多いのはどうかなーと思います。

今期なろう系の中ではトップクラスに気に入りました。見ます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3
ページの先頭へ