2020年度の青春おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度の青春成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番の2020年度の青春おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.1 1 2020年度の青春アニメランキング1位
球詠(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (253)
670人が棚に入れました
埼玉県、新越谷高校。この春入学した武田詠深(たけだ・よみ)は、そこで幼なじみの山崎珠姫(やまざき・たまき)に再会する。中学時代、受け止められるキャッチャーがいないために鋭く変化する「魔球」を投げられず、野球への気持ちをあきらめかけていた詠深。だが、強豪チームで実力を磨いていた珠姫は、詠深の変化球を受け止めることができた。幼い頃の約束を果たし、再びめぐり逢った二人は、クラスメイトの川口姉妹や仲間たちと共に停部中の野球部を復活させる。目指すは全国!新生・新越谷高校野球部の挑戦がここから始まる――。

声優・キャラクター
前田佳織里、天野聡美、野口瑠璃子、橋本鞠衣、永野愛理、北川里奈、富田美憂、宮本侑芽、本泉莉奈、佳村はるか、白城なお

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

原作の絵は綺麗

女子高校野球部の話、面白かったので原作読んでみたい

暴力事件が起きて廃部寸前だった部活に大量に経験者(しかも即戦力)が入るのはちょっと強引すぎるかな?
でも部員集めして終わるアニメよりはいいのかも?

キャラクターはふわふわしていてアットホームな野球部だけど、野球の動きや練習などちゃんと野球しているのがいいですねー

作画はかなりひどくて顔は頻繁に崩れるし、身体のバランスもおかしい。
原作の絵はかなり良いのでもったいない

キレすぎる変化球一つと平凡なストレートだけではちょっと厳しいかな?

でも右バッターの顔に当たりそうなくらいの位置からアウトコースの地面スレスレまで落ちる球、たぶん120cmくらい落ちてる
こんな魔球をちゃんと制球できたら打てる人ほとんどいなさそう

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

スローカーブを、もう一球

鋭い変化球が持ち味の武田詠深。
高校で幼い頃にキャッチボールをした仲の良い山崎珠姫と再会する。
過去の不祥事により活動自粛していた野球部を再興する事となった。

”あの球”と魔球のように強調されていますが、球種はカーブ。
曲がりながら落ちる。
所謂、ドロップと呼ばれる球種ですね。
確かに初見では打ちづらいです。
ストレートとカーブの2種類。
ヤマを張ったら打ち崩せそうです。

ストレートとカーブの2種類で全国を目指すのは難しいと思います。
しかし、球種が少なくても球威があれば全国へ行けます。
怪物・江川卓。
作新学院で甲子園に出場。
大学を経て、プロ入りした名選手です。
江川の球種も基本的にストレートとカーブの2種類。
詠深と同じですね。(ツーシームと速いストレートが加わりますが、まだまだ習得中なので)
球種が分かっていても、江川の場合、打ち崩せません。
何故なら球威が違うから。
ストレートの球速も150キロを超えていたと言われています。
まだ投手の分業制が確立せず、エースに負担をかけていた昔の野球スタイル。
江川の全盛期は高校との噂もあります。
球種が少なくても全国へ行ける例として江川を挙げてみました。

一番、気になるのは作画。
しかし、今回の新型コロナウイルス騒動。
世界中の人々が家の中に籠った生活。
仕事が停滞してしまい、仕方が無いと割り切りましょう。

その他で気になった所。
選手が半袖・短パン。
暑い夏があるので半袖は理解できます。
問題は、短パン。
インナーを着用しているとはいえ、スライディングなどの接触プレイを考えると危険ですね。
サービスシーンと考えられるのかもしれません。
しかし、神聖な?スポーツでの出来事。
ラフプレーは無いにしても、安全を考えると
膝を覆うようなユニフォームを着用したほうが良い気がします。

私は高校のスポーツは大人の事情だと考えています。
例えば野球。
高校の場合、多くの人が甲子園を目指します。
そこに付け入る隙が。
甲子園に行ったら1試合、約3時間はテレビ中継されます。
子供が少ない少子化時代。
子供の絶対数が少なくなっているので、複数の学校で野球部を作っているところもあります。
甲子園で全国中継されたら宣伝効果抜群。
特に私立高校だったら特待生制度もありますね。
強豪校に入学して大学や社会人などの将来の事も考えられます。
人気プロ野球選手になったら学校も有名に。
学校側は金の卵を確保したいわけです。

まだまだアマチュアの域を出ない高校野球。
勝ち負けだけが全てではありません。
勝ちたい気持ちは重要ですが、一番ではありません。
頑張った・努力したという事実は不変。
結果にこだわるのであればプロの世界。
高校スポーツの範疇外です。
楽しめなくなったらスポーツではありません。

『球詠』を視聴して野球を楽しめるかどうか。
2回戦で当たる強豪校に対して、司令塔の芳乃はネガティブ思考でしたが……
女性が野球をすること自体、珍しいです。
その目新しさが長く続くかどうか。
「女子野球」という名称自体が差別用語になるのかもしれません。
甲子園は高校生の憧れ。
グラウンドで流した血と汗と涙が努力の証。
その結晶が大きくなる事を願います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「野球」的には面白いんじゃないかな?(「きらら」としてはどうなの…?)

まんが原作を未読で、アニメ化作品である本作を観ました。

きらら系作品にありがちな人間関係とか、「カップリング」的な要素は間違いなくあるにはあるんですけど、個人的には野球自体を描く場面、つまり練習や相手チームの偵察、あるいは試合中での作戦やバッテリーと打者の駆け引きとか、そういう部分が面白かったと思います。

作画的な不評の声(キャラクターデザインとか、CGで描かれた野球のプレイ中の動作とかに関するもの)はちらほらと聞こえてはきたのですが、野球要素がそこそこ充実していたので観るのに苦痛とか、そういうことはありませんでした。

同じ時期に『メジャーセカンド2』とかも放送されていて、同じ野球を扱った作品ということで作画や演出が比較されたりもしたのですが、質としては『メジャーセカンド2』が全体的にハイレベルだったとはいえ、こちらは放送予定を落とすことなく完走するなど、それはそれで優れた点もありました。

ただ、野球作品として観るならお勧めはできるんですけど、「まんがタイムきらら」ブランドに期待する要素を求めて本作を観たら、それはどうなんだろうという感じではありました。

まあ原作の販売促進という意味では、原作の良いところは出せていたし大会途中とはいえそれなりにキリの良いところで最終回だったので、悪くなかったんじゃないかと思います。

面白かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36

67.2 2 2020年度の青春アニメランキング2位
いわかける!- Sport Climbing Girls -(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (222)
646人が棚に入れました
――「スポーツクライミング」。それは、頭脳と肉体を駆使し、己の身体一つで壁を登る競技。パズルゲームの天才・笠原好(かさはら・このみ)が偶然出会った、校内名物のクライミングウォール!まるで、色とりどりの「岩のパズル」のように見えた…そんな運命の出会いが、好の人生を一変させる!花宮女子高校クライミング部の仲間と共に頂点を目指して駆け上がれ…アツい本格クライミング・ストーリーが、今始まる!

声優・キャラクター
上坂すみれ、石川由依、鈴木愛奈、富田美憂、小松未可子、國立幸、植田千尋、御堂ダリア、Machico、田村ゆかり
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

クライミングをする女性たちの心を丁寧に描いた物語

この物語はスポーツクライミングに青春をかける女子高生たちの喜び・悩み・葛藤を描いた物語
主人公の笠原好(かさはらこのみ)だけでなく、ライバルや先輩たちの心を丁寧に描いています。


スポーツクライミングとは、制限時間内に壁を登るだけの一見単純そうに見えるマイナーな競技です。
ですが、これが結構奥深く、このアニメではそれを丁寧に説明しているため、いつの間にか私も興味を持ちました。思わずやってみたくなりました。

そして、この物語には多くの人物が登場します。
その中の一人、好(このみ)の先輩である杉浦野々華の悩みには思いっきり感情移入してしまいました。

どんなに努力したってできないものが世の中にはあります。
それは本人のせいでは決してないのですが、そのせいで敗北者になる悔しさは、悔しくて悔しくて…思わずこぶしを握り締めてしまいます。

また、ライバル校の部長の藤田真澄(ふじたますみ)やルーキーキラーの内村茜(うちむらあかね)の心模様は見ごたえがありました。

更に第十話は、感動しながら思わず笑ってしまいました。
{netabare}
「スピード」でタイムが短縮できない好は、うじうじと悩んで涙を流していました。それを見かねたライバルの大場久怜亜(おおば くれあ)が、思わず好の頬を叩きます。
そして告げるのです。
「なんてことをさせてくれたのです。私は人様を叩いたことなんてなくてよ。大事な指なのに傷がついたら大変ですわ」
{/netabare}
久怜亜は、好をライバルとしてずっと意識し続けており、泣き言をいう好を見たくなかったのです。好を元気づけたかったのです。
好は、久怜亜の真意を直ぐに理解して、頬を叩かれたにもかかわらず
「ごめんなさい」と言ってしまいます。初心に戻って頑張ろうと決意します。


どんな偉い人にだって悩みや挫折の経験はあります。
登場人物一人一人に感情移入して、そのときの心細さや泣きたいほどの悔しさを疑似体験してください。
そして、応援してくれる仲間がいることを知ったときの心強さ、ありがたさを感じてください。
さらには、目標を達成したときの喜びと爽快感を味わっていただければ…

あなたもきっと見て良かったと思うはずです。
第五話あたりからだんだん面白くなってきますよ(^_^)

最終話は、最高でした。私は6回以上も見直しました。
決勝戦で好が登るシーンでは、軽快なピアノのBGMと好の心理描写とが見事にFitしています。

好が自分の実力以上の力を出せたのは、きっと多くの人の思いを受け継いだため。みんなの応援のおかげだったのでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

登ったとき気持ちいい mont-bell

原作未読

♪高ければ高い壁の方が♪

この後に続くことばを名実ともに実感するために頑張るおはなし 


いいと思うんですよ

良くいえば“相乗効果”悪くいえば“便乗”なんでしょうがこうやって狙いにいくことは経済活動や競技普及の観点で極めて正しい。もちろん延期になった東京五輪関連銘柄のことです。

 サービス加点

皆さんいかがでしょうか?
これまで知見の無かったマイナー競技やアクティヴィティを映像つきで説明を受けることで無理なく自身の知識が蓄えられていく喜び。雑談のネタは増えますよね。

 {netabare}内容の如何問わず完走することを決めてます{/netabare}

今期でいえば『体操ザムライ』もそんな好奇心をくすぐる作品のひとつ。振り返れば“釣り”“競技かるた”“アパレル”“筝曲”“レトロゲーム”“ボードゲーム”“筋トレ”“ショパンコンクール”“箱根駅伝”“体細胞”“ダイビング”“バドミントン”“ビーチバレー”“キャンプ”…知識の翼を広げてきたわけです。

本作の題材は『スポーツクライミング』
“壁のパズルを解く”という概念はアニメで指摘されて気づきを得た考え方です。
競技やってる人に「アレけっこう頭使うんでしょ?」と話を振れるスペックが身についただけで充分!と欲のない私です。


そんな前提で以下レビュー

 競技がどういうものなのかわかるか? ⇒ YES
 この競技ならでは心の動きがわかるか? ⇒ YES

高校入学してクライミングを始め、同じ学校の仲間と一緒に全国を目指す!みたいなお話です。
ついでに上記の“2つのYES”以外はわりと雑なので“個人的なサービス加点”がなかったら不満が溜まってたと思います。

粗を探すとキリがないとまでは言いませんが悪目立ちしてたのが以下

{netabare}・主人公が引きこもりだった設定。好きよねこれ
・経験者(じゅんちゃん)が未経験の入部検討者に突っかかる小者ぶり
・経験者(他校の皆さん)が執拗に新人つぶしに動く
・競技人口少ないとはいえ見事な成り上がりっぷり
・ライバルキャラの描かれ方。蜘蛛女とかちょっとファンタジーが過ぎやしませんか?
・「くるくるすー」は田村ゆかりだから許される{/netabare}

「こういうやりとりはないよね」「この展開は強引だよね」はあると思っといてください。上達のプロセスもぐちゃぐちゃしてた気がします。我々が目のいくところってこういうところだからしっかりしておいて欲しかったポイントでした。


【花宮高校スポーツクライミング部】
笠原好(CV上坂すみれ):1年。未経験の主人公。バレエ経験者で身体が柔らかいパズルゲームマスター
上原隼(CV石川由依):1年。ガチ経験者。クライミングにストイック。人付き合いが苦手な眼鏡っ子
四葉幸与(CV鈴木愛奈):2年。部長。超実力者なのときちんと部長している
杉浦野々華(CV富田美憂)2年。経験者。ムードメイカー。ちびっ子というハンデがあるのよ

これはこれでいいバランスでした。ライバルとなる他校生らが揃いも揃って残念な娘さんだったのもあって、主人公周辺のキャラ相関がまともだったのは救い。
競技の性格からして相手とのボディコンタクトなくひたすら自分と向き合うタイプのスポーツですから、ライバルのキャラ設定が適当でも致命傷とまではいかなかったのかもしれませんね。

マイナー競技をエンタメしきるまでには至らず。
それでも競技そのものと競技者の心の動きはわかる佳作でありました。



視聴時期:2020年10月~12月 リアタイ   

------


2020.12.23 初稿
2021.09.23 タイトル修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

マイナー競技×初心者(天才)女子高生枠(笑)

皆さんご指摘の通り、
1回目から・・・というより、
オープニングアニメーションが既に、
心配一杯な作画品質ですw

でもこのジャンル、と言っていいのか分からないけど、
マイナー競技系JK部活作品、
好きなんですよね~^ ^

お約束っぽいストーリー展開とか、
これまたお約束っぽいライバルキャラの配置とか、
普通に考えれば減点要素いっぱいなんですけど、
なんと言っても、競技自体がマイナーだから、
隠れた才能をもった子が突然出現して来ても、
「全然アリだよね!」って思えちゃうのが、
いいって思うんです。

きらら枠じゃないから、
男性向けのサービスカットが少ないかもって思うし、
そういう作画の方が観ていて嫌な気分にならないし。
(と言いつつ、けっこうクライミングシーンのウエアは、
 そういうのが好きな人向けに無駄にがんばってますけどww)
そもそも今期は、きらら枠では、王道っぽいJK集団同居生活作品がちゃんとあるから、
お好みの方はそっちに行っておけばいい訳でw


「いわかける!」は、
作画は凄く頑張っていたけど、キャラ全員の設定が病んでる独特の演出に辟易させられた「はねバド」みたいにはならないと思うし、
反対に作品の世界観が破綻?というか無視されて?というか、
どうでもいいやって感じで制作されてしまって、
女性キャラの色気というか身体の線の描写だけがウリの、サイドカーレースとか架空のボートレースとかオートバイ部活とかみたいな酷いことにはならないで、
しっかりと真面目な競技展開してくれそうだし・・・


「ちはやふる」みたいな傑作の誕生は望めないとしても、
「はるかなレシーブ」ぐらいのレベルになってくれるといいなーって、
そんな感じで、応援しています。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いよいよ次で最終回!
競技は盛り上がってます!
{netabare}部長が怪我のために出場できないこととか、
スピードに特化した新出現ライバルのこととか、
花宮高校にとってはいろいろな不安要素を織り込みながら、
ついに全国高校大会。

難点としては、最初の頃からでしたけど、
多くのキャラクターたちが、
変な髪型とかウサ耳カチューシャとか、
変なしゃべり方の人が多すぎるとか、
競技コスチュームが露出度多すぎだったり身体の線強調しすぎてたり胸の谷間アピール多すぎたりっていうのが、
ちょっと嫌かなって思いますけど。
その反面、きらら的お風呂サービスとか水着回とかは結局無しで、
合宿風景らしきサービス画像もエンドロールだけで本編には描かれなくて、
そのあたりの品位の保ち方にはひと安心ww

ストーリー展開では、
最初の頃は、「ボルダリング」にフォーカスしていたのが、
終盤に向けて、「スピード競技」に焦点当てているのが、
作画的にも動きがある分、面白くて、観ていて熱くなれます!{/netabare}

そして、ついに最終回をむかえました・・・
{netabare}結果は、予定調和的ではありますが、
個人成績では叶わなかったけど、
団体では見事、花宮高校女子クライミング部優勝パチパチパチパチ
ボルダリング→スピード→と来て、最後の締めが「リード競技」だったの、
すごく効いていたと思います。
コノミの最後のトライで、最後のポイントへ向けて集中するシーン、
マイクに超接近での上坂さんの息遣いだけの演技、
25秒も使うんですけど、
胸が痛くなりました!{/netabare}
なんか、競技系アニメの醍醐味が詰まっていて、
最高に気持ちよかったって思います!!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38
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