ようす さんの感想・評価
3.8
海賊万博!目指せ、海賊王の宝!
2019年公開の「ONE PIECE」劇場版第14作。
テレビアニメ20周年記念作品でもあります。
ONE PIECEは昔はアニメも観てたけど、
今は原作だけ読んでいます。
なのでキャラや設定はすべて把握できた状態での視聴です。
アニメではワノ国編の途中で前日譚が差し込まれています。
そのあたりまでの内容が把握できていれば、
本作品も問題なく視聴できると思います。
ルフィの能力とか、どんどん進化していて私もちゃんと把握できていないんだけども。笑
100分ほどの作品です。
● ストーリー
フェスティバル海賊団の船長で「祭り屋」と称される海賊ブエナ・フェスタ。
彼が主催する海賊万博に招待されたルフィ達麦わらの一味。
海賊王ロジャーの宝に関する宝探しも行われるということで、
島には大勢の海賊が集まり、お祭り騒ぎにウキウキ♪
いよいよ始まった宝探し。
他の大物海賊たちと奪い合い。
しかし、そんなお祭り騒ぎの中、
ダグラス・バレットというロジャー海賊団の元船員が現れる。
ルフィを含む“最悪の世代”が立ち向かうも、
たった一人で全員を圧倒してしまう。
海賊たちのお祭り騒ぎ、
“最悪の世代”が全員集合して殴り合い奪い合い、
そんな序盤のにぎやかさ、好きでした^^
だけどそんな楽しくにぎやかな時間はあっという間に終わってしまい、
バレットが登場してからは雲行きも怪しく。
とてつもない強さを持っているキャラだというのはよくわかるのですが、今、海で名を挙げている海賊たちが束になってかかったところで手も足も出ないというのは強すぎる。
せっかくキャラがたくさん集まっているのに、
大した活躍のないままやられてしまう。
なんだかもったいないな。
中盤以降は敵の無双ショーでしかなく、
正直面白くありませんでした^^;
こんな強すぎるキャラ、誰が勝てるのかという絶望しかない。
大きさも頑丈さも次元おかしい。笑
そんな戦いっぱなしなストーリーに変化を与えてくれるのが、次から次へと登場するキャラクター達。
人気キャラオールスターかと思うほど、
とにかく登場するキャラクターは豪華でした。
決着はあっさり。
どこを山場と思えばいいのかよくわからない作品でした^^;
いろいろなキャラが集まって力を合わせたところか?
個人的に一番好きだったのは、
ウソップの活躍でしたけど。笑
ウソップのセリフが最初と最後でかっこよさが全然違うのは、
うまい演出だなと思いました。
まだまだ冒険は続く!的なラスト。
麦わらの一味らしくて、
後味のよい終わり方で好きでした♪
● キャラクター
ワンピースのキャラが出せるだけ出されていて、
劇場版らしい豪華さでした。
人気キャラ勢ぞろいなので、
キャラの魅力はたっぷり。
問題なのは、
映画オリジナルキャラです。
フェスタもバレットも、ぱっとしないキャラで、
たぶん私は三日後には顔も名前も忘れていると思います。笑
海賊万博のゲストとして登場した歌姫・アンを演じる指原莉乃さんの演技、私は上手だなーと思い、好きでした^^
● 音楽
【 主題歌「GONG」/ WANIMA 】
この作品のために書き下ろした楽曲。
ラストシーンから爽やかにつながる主題歌、
いいと思います^^
この作品のオチとつながる歌詞もいい感じです♪
● まとめ
ストーリー展開は、
バトル続きで私の好みではありませんでした。
キャラクターは人気キャラが多数登場するので、
それだけで満足感があります。
作画はとても力が入っていて、
見ごたえありました。
最近のワンピースはテレビアニメさえ作画に気合が入りすぎていて、
上から怒られているのだとか、そんな話をTVで見ました。笑
本筋のエピソードには関係しない話なので、
寄り道するという気持ちで観るならちょうどいいかもしれません。