空手で修行なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の空手で修行な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月05日の時点で一番の空手で修行なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

61.9 1 空手で修行なアニメランキング1位
空手バカ一代(TVアニメ動画)

1973年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (29)
73人が棚に入れました
大山倍達の興行価値に目をつけた、プロモーターのタッド若松は、沖縄でプロレスと試合をするよう勧める。多額の借金を背おっていた大山はこの話に気持がぐらつく。沖縄入りしたのは、大山のほかに、柔道の藤田修造六段もいた。巨漢プロレスラー相手に善戦した二人だったが、反則などがとび出し、試合はメチャクチャになってしまった。契約違反を問われた二人は、それでも試合を、続けることに。そして、その度に悪役外人レスラーを大山はやっつけてしまった。大山は、暗黒街のボス・劉鳳厳に命を狙われるはめになる。大山、藤田、そして山下の三人は、本土へ帰ろうとするが、藤田はショーでのケガが直らず大山も浮浪児に金を盗まれてしまい、帰ることができなかった。ある日、大山は、自殺しかけていた麗子を救う。両親を日本人によって奪われた麗子は大山を最初は信じず、日がたつうちに二人の間に愛が芽ばえて行った。

声優・キャラクター
田中信夫、神谷明、大木民夫

ace さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

漢!!

・このアニメの流れ
神風特攻隊員の生き残り、アスカ・ケン(飛鳥拳)は
昔やってた空手を活かし、ヤクザの用心棒をやる

たまたま世話になっている寮にあった宮本武蔵の「五輪書」を読み感銘を受ける

突然、「超人追求」「天下無敵の空手道」とか言い出し山籠りを開始

山籠り終了、異次元の強さになりその辺の空手家がザコに

空手日本協会(?)的なところの偉い人を怒らせて、どこの道場からも相手にしてもらえなくなると、
猛牛やクマなどの動物を狙い出すwwww

アスカ、初めての弟子ができるが
この弟子、とんでもないキ◯◯イ

ヤクザを殺し、そのせいで空手を辞める決心をし、畑仕事に1年以上費やす

井の中の蛙wwwと侮辱されブチギレ、アメリカへ飛びプロレスをやりだす

アメリカマフィアに狙われ、逃走

世界中を渡り歩き、その国の国技の最強選手をなぎ倒す

中国でバケモンに出会い初めての負け

自分の空手を後世に残すため
自分の道場を持ち、弟子たちを育成する

あれ?20代のころと違って高く飛べない・・・
あぁそうか、俺の肉体はピークは過ぎたんや
俺は年を取ったんやな・・・

俺は終生最強空手家や!
世界に飛んでそれを証明するど!




って感じですね


・写輪眼wwww
アスカの対戦相手の忍者の末裔?
すげーな、マジで写輪眼出た
車輪眼だけどね
つまり車輪みたいに眼をぐるぐるさせて四方八方を見て攻撃を避ける、的な感じ
しかも幻術を使うwww
ナルトかよ
葉隠流忍法の継承者らしい

・実写が多い
アニメに実写は出てくるのは俺はめったに知らない
「ウメ星デンカ」の花火で実写がでたかな
あと、もう忘れたけど他のアニメでも実写が出たことがあった
でもその1回で終わり
しかしこのアニメ、実写がかなり多い!
空手家が飛び蹴りで板を割る、氷を割る、石を割る、稽古の様子など
けっこうな頻度で実写が流れる
オープニングやエンディングのスタッフロールがもう実写だし

・OPが良い!
いいね!
素晴らしい!
「醜いリコウになるよりは、キレイなバカで生きてやる~♪」
「果てなき修行~まっしぐら~♪」
「見つめた星を掴んでやるぞ~♪天下無敵の空手の星を~♪」
一度聞いてみて!
半分くらい実写ですけど

◯よい

・様々なドラマが詰まっている
戦後すぐの話しなので
日本の神風特攻隊に殺された米兵の奥さんが、
神風特攻隊の生き残りであるアスカに辛く当たったり
アメリカでの日本人差別などは初期にかなりある(今では絶対放送できまい)
かわいがっていた弟子との死別
悪徳プロモーターとの確執や、プロレス興行、FBIに空手を教えたり
各国を渡り歩き強者を求め戦い続けるなど
空手にとどまらず、様々な展開やドラマが入っている

アスカは金がなかった初期には観光地で人力車をやって稼いでいたが
そのバイト1つとっても、
金を払わずに逃げてしまった観光客を追いつめたりのドラマが入っている

・現実を知る
タイの貧民層の現実
詐欺やスリをして稼ぐ子供・・・
あの国の貧民層は強くなってリングで稼がないと生活できない現実がある
↑これは現実でもあります
そういった普段はあまりお目にかかれな他国の現実をしっかりと描く

◯わるい

・どんどん変な風になってくる
初期は真面目な空手をやっていたのですが
真ん中辺りから変に・・・
畳2つでサッカーのリフティング(球を足とヒザでポンポン落とさないヤツ)をしたり
柱をぐるぐる回って飛び蹴りの威力を殺したり(?)
木のてっぺんくらいから頭から突撃する頭突き技が出たり(死ぬって・・・)
現実離れしていった・・・

・アスカの修行は最初だけ
アスカは初期、宮本武蔵の著した兵法書、「五輪書」に感銘を受け
山籠りを実行し
生活の全てを空手にささげていたが、それは初期だけで
すぐに修行と言える修行は、寝る前に親指で腕立て伏せをやるくらいしかなくなるwww

・クソ一家
クソストレスがたまるゴミみたいな一家
別にストーリーなので、いいんですが
俺がイライラするのはこの一家が英雄みたいに祭り上げられて
なんの責も負わずにアスカと仲良しとなってハッピーエンドになるというところ

と、いうのもアスカが殺したクソみたいなヤクザがいるんですよ・・・
こいつはカタギ(一般人)をいびりまくるクソヤクザで

アスカを空手日本一と知っているにも関わらずケンカを売るバカで
ナイフを持ち出しアスカを殺そうとし、部下にもアスカを殺すよう指示
結局アスカにボコボコにされ、逆恨みwwww
アスカの友達を拉致監禁、ナイフで脅す
筋金入りのクズ

アスカはこいつを投げ飛ばし、こいつは持っているナイフが自分の胸に刺さり死亡wwwww
科学的な根拠としてアスカは正当防衛を証明され釈放
だがこのクズヤクザの家族(貧乏妻とクソガキ)はブチギレwwww

そんな事する必要ないのにアスカはこの一家に謝罪し大金を支払う
おまけにこの一家の故郷におしかけてこいつらの代わりに畑を開梱する(1年かけて)

しかし、このクズヤクザの親父は息子と同じくらいのゴミで
クズ息子を殺された恨みでアスカを何度も殺そうとする
自分の息子がどんな悪事をやっていたか知らんのかこのバカは・・・
あのクズ息子の親類だけある

・キチ◯イに刃物
初期アスカの唯一の弟子、有明くん
とんでもなくやばい高校生
アスカにストーカーし、半ば無理矢理弟子入り

師匠のアスカを馬鹿にされたらブチギレて誰が相手だろうと大暴れする
まぁ、ここまではいいんですよ
ワンピで白ひげをバカにしたら絶対許さないマンに変貌するエースみたいで
「かっこいい」、とも思える
しかし、やばいのはここから・・・・

アスカをバカにした他門の空手家数人をボコボコにし、警察沙汰に
逮捕され大人しく勾留されてればいいものを・・・
なぜか看守をぶん殴り逃走www
しかも捜索にきた警察官数人をボコボコに返り討ちにする
免許がないのに知り合いの女の車を運転し、事故をおこし死亡www

・・・・やばすぎん?こいつ・・・

いや、普通に優等生だったんですよ?有明くん
師匠のために残飯運びなどのバイトをして金を稼いだり
礼儀正しく、性格も良好
決して自分の実力(その辺の空手家など瞬殺)をひけらかしたり、鼻にかけたりしない
空手の道を極めようとする、しっかりした好青年なのですが・・・

どういうわけか急激に豹変
なんか薬物でもやってんのかってくらい、急にイカれる
なんだったのこいつ・・・

・アスカ・・・
初期のアスカは弟子など一切興味がなく
弟子入り志願してきた有明くんを冷たく突っぱねたり
有明くん以外にもアスカに弟子入り志願してきた子供も、「弟子を取ってるヒマなどない」と拒否!

しかし、有明くんの死後
有明くんに瓜二つの高校生、安達くんを発見すると
まったく空手に興味のなかった安達くんを家に招待し
半ば無理矢理空手を教えるwwww
なにがしたいんやアスカ・・・

・こんな卑怯なヤツ、許しておけないwww
仕事をクビにされた腹いせに少女を誘拐し金を要求したクズが
自分をクビにした社長に対し、「こんな卑怯なヤツ、許しておけない!」だそうです
セリフ逆になってないか?www
しかも、仕事をクビになったのは、社長の客人であるアスカに迷惑をかけたあげく
暴力行為を働いたから、というごくごく当たり前の理由
なんかこのアニメって、上に書いたクズヤクザ一家といい犯罪者が英雄みたいに扱われるなぁ

・超人追求の夢はどうなった?
作中アスカは10回以上「超人追求の夢」を口にする
アスカの人生の集大成であり、最終目標であるが、
結局どうなったのかわからない・・・

アニメの終わりの方では、すでにアスカは肉体のピークである20代を
過ぎており、今まで難なくできていた「木の高いところにある枝を
飛び蹴りで折る」という行為ができなくなっており
「そうか、俺はもう若い頃のように高くは飛べないんだ」
と、今後衰えていく一方であることを自覚している
まぁ、だからこそ道場を開いて自分の空手を後世に残すため
弟子たちを集めていたわけだけど

なので、結局「超人追求」の夢の果て、すなわち「結果」がわからない
すでに果たしていたのか?
うーん、わからん!
そもそもアスカの気持ち次第だしねー

◯The Verdict

私は、自ら求めて馬鹿になろうと心がけている
私はただ戦いたい!!
そう、この命の燃え尽きるまで、
より激しい戦いを求め
より困難な冒険を求め
アスカケンという1コの人間の限界を極めたい
ただ、ただそれだけなんです!!

10/10

素晴らしい!!
これはかなりの傑作です!
有名になるのがわかる
とても、とても良かった!
おすすめ!

・展開が次々変わって楽しい!
空手修行をしていたと思ったら、その辺の空手家など瞬殺になり
弟子をかわいがり、動物を相手にしだし
アメリカにプロレスをしに行き、お次はタイへ、グアムへ、フランスへ中国へ・・・
次々展開が移り変わり、とてもおもしろかった!!

・漢!!
自らに厳しい試練を課し
自ら困難へ突撃しにいく
勝負を挑まれたら老人であっても手を抜くことはしない、真剣勝負魂
さすが神風特攻隊の生残り!まさに日本男児といったところ
これが本物の「特攻一番機」か、と感銘を受けた!!

・様々なドラマ
戦う相手にも事情がありドラマがある
様々な思いを背負い、お互いぶつかりあう
とても良いです

・だが後半はファンタジーに・・・
ちらっと書いたけど
まぁまともに空手をやっていたのは初期~中盤まで
後半あたりはファンタジーのようにぶっ飛んだ技が出だす・・・
これは気に入らなかった

・空手に私闘なし!
「真剣勝負」以外で空手を使うことはしない
因縁をつけられても、相手が素人ならば
無抵抗でボコボコに殴られる
相手が武器を使ってきたなら真剣白刃取り!!で制する
空手に私闘なし!
空手に私闘なし!
まさに漢!!
かっこよすぎる!

・バカ!!!
空手バカ!
まさにバカ
空手を極めるため、「超人追求」の実現のため
「自ら望んでバカになると努めている」と宣言するアスカ

ワンピースの主人公ルフィは1巻で
「俺がなるって決めたんだから、そのために戦って死ぬんならそれでいい」
という名言を残しましたが
それに通じる名言!!
素晴らしい!漢!

・何回かワンピを例に上げてますね
アスカとルフィは似通っている部分が多いと感じる
「空手に私闘なし!」にたってそう
ルフィはベラミーに喧嘩を売られても
「相手する価値なし」と判断し、無抵抗でボコボコにされた
「超人追求」にたってそう
夢を叶えるために自らバカになると宣言するアスカ・・・

俺は
「一昔前のルフィ」とみなせると思う

・いい話しだなぁーー!!!
有名なアスキーアート(AA)ですね
5chやネットニュースまとめサイトをちょくちょく見てる人なら一度は目にしたことがあるのでは?
(ないなら検索してね!)

あれね
このアニメの主人公、アスカです

AAになっているのは弟子の有明くんが死んでしまった時のシーンであり
つまり、実際には「いい話」で泣いているのではない

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

【超古典】サニーがボーイだった頃

MXで再放送

50周年記念とのことでした。
さっそくですが自分が生まれる前のアニメ作品を興味本位で観たりします?
私の場合、本作品が初かもしれません。想い出/思い入れがなければ表現が洗練されてる現代の作品が見やすい。そもそも20世紀アニメのレビューはほとんど書かない私の言い訳もとい視聴理由は↓

・松ちゃんが最近マンガ読んでるわーと言ってた
・なんだかんだ劇画ものって見かけないよね?
・現代世界では居場所なさそうな梶原一騎もの
・なんとなく…

深い理由ございません。
みんな大好き極真空手の創始者大山倍達の半自伝的作品との触れ込みで当時の少年たちに多大な影響を及ぼしたとされる空手格闘物語です。
終戦直後の池袋界隈。生き残った特攻隊員“飛鳥拳”が己の拳で生の意味を探求するようなストーリーです。正直説教臭いですがアリですね。
山籠もりしたり牛や羆と闘ったり弟子を取ったりその弟子との悲しい別れから新天地アメリカに活路を見出したり、とその流れからバトルアニメの源流とアニメ史の観点からでも相応の位置づけになるのだと思います。

ただそんな理由で古い作品を観るモチベーションには繋がらないですよね?
自分の場合50年前の空気にすっかりあてられての完走です。モデルとなった大山倍達含めて制作メンバー大半が1920~1930年代生まれ。彼らが40代前後で現場責任者くらいのポジションになって振り返る青年時代“特攻隊上がり設定”“池袋の闇市”は実体験なのです。これが凄いというか趣深い。
たとえばここ最近なら、ドラクエのフィールド曲使ったトヨタのCMや、90年代J-POPや、『ハイスコアガール』あたりのネタに触れるのに近い。当時を知る者には懐かしく知らない若人にとっては新鮮。そのうち平成生まれが現場の主力になれば、ケツメやオレンジレンジだったり、六本木ヒルズだったりをアイコンとしてなにか作られてくかもしれません。その50年前ヴァージョンみたいなもんですかね。

技法なんかよりエッセンスを感じよ!
これはこれで貴重な経験でした。



※補足

■1973年(昭和48年)

つまりリアタイだと50歳代半ばより上の世代の先輩方が熱狂した計算になりますね。
当時を知る由もありませんがポリコレ全盛の現代の感覚を捨てると幸せな気分に浸れます。

{netabare}・ヤクザと仲良し。命名“極道空手”案もあったが“極真”で落ち着いた模様
・もちろんところかまわず煙草を吸うのは基本仕様
・わりとみんな傍若無人
・SHIROBAKO宮森氏も真っ青の交通法規無視っぷり
・警察などの公的機関も適当対応。よく言えば大岡裁き的人治主義
・パワハラ上等。一方でセクハラは無い。永井豪まで待て!
・プライバシーもへったくれもなくガシガシ懐に飛び込んでくるモブたち
・ジャップ連呼の修羅の国アメリカ(笑) スタッフが60年安保世代だもんなぁ{/netabare}

法令順守は蚊帳の外。現代のツッコミ待ち作品と比較にならない暴走ぶりは必見です。



■文化って土壌よね

興味本位でスタッフをググりまくってみた。多くは鬼籍に入られてますね。そりゃそうだ。
と思ってたら大山の弟子の一人千葉真一氏の訃報がこの再放送期間に飛び込んできました。氏は実写映画でも主演を務めていてついでにこちらも視聴済みだったりします。
氏の愛称をもじったような“Sonny Boy”なんてアニメが放送中だったり、そのサニーボーイはMADHOUSE製でファウンダーの一人出崎統氏は『空手バカ一代』のスタッフにクレジットされてたり、と意外と狭い世界と思うかなにかしらのご縁と思うか、ひとえにジャパニメーションと言われつつも歴史や繋がりや積み重ねあって今ここなのよね~が実感できたことがなによりの収穫だったかもしれません。

{netabare}この話の流れでさらに脱線すると作中で最強の柔道家木村政彦が登場したのに驚いた。ヒクソンのおとんに勝った人です。プロレス興行で力道山に負けた人でもあります。たしか彼を慕って大山が拓殖大学に入学したとかしないとか。その木村を語るうえで欠かせないのは師匠牛島辰熊だったりどんどんマニアックになっていくんですけど、牛島も木村も“鬼”と称された超実力者。牛島はあの『ゴールデンカムイ』牛山のモデルになってますよね。
書いてて自分も混乱しそうですが続けます。一般認知度なくても物語に華を添えるキャラのモデルとなりそうな実在の人物がわんさかいることを再認識します。文化土壌が芳醇である証左。ストーリーアニメが日本で発展したのも合点がいきます。
『SHIROBAKO』なんて実在のモデルだらけと言いますから(笑) たしかカレー作ってる社長もMAD HOUSEの社長さんがモデルでしたっけ? さらに『SHIROBAKO』登場の音響監督明日川源のモデルとなった明田川仁氏が手掛けてる作品の一つが前述の『ゴールデンカムイ』だったり。その明田川氏のお父さま進氏も実は音響畑の親子鷹ということで『空手バカ一代』の音監さんでした。{/netabare}


狭い世界なのはそうなんでしょう。
そんな現場で“虚”も“実”も取り込んで、磨いて重ねて今がある。
そんなことを夢想できる古典作品でした。



視聴時期:2021年4月~12月 地上波再放送

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2021.08.22 初稿

投稿 : 2025/01/04
♥ : 27

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大嘘おおいに結構!。やはり梶原作品でも名作な一本。

 梶原一騎作品でも特に有名なのは、「巨人の星」と「あしたのジョー」、それに続いて本作と「タイガーマスク」といったところだろう。本作は一応伝記漫画ということになってるが、もちのろん梶原さんらしい大嘘だらけでその辺をマジレスしようと思えばいくらでもツッコミ入れられるが、そんなことは承知之助で楽しむのが梶原世界であると言いたい!。


 本作は漫画の前半、つのだじろうさんが作画してた頃までのアニメ化であり、後半はないので弟子たちの話は殆どなく、大山倍達もとい飛鳥拳が海外で大活躍のところまでである。


 個人的に一番面白いのは、やはり梶原さん得意のドラマを創作している有明の件だろう。こんなん作り事の悲劇と美談だと鼻白む人間もおるだろうが、殆どヤクザな強面の梶原さん、そんな彼の中にもこういう純粋さ純情さへの希求が同時に渦巻いていると思うとやはり沁みるもんがある。単にウケ狙いに雑に創作したのではこうはいかない。本音と建前、美談はみんな偽善みたいな浅い人間観でなんでも斜めに見るようでは人間おしまい。


 ちなみにグレート東郷が登場するが、彼の正体不明の実体について書かれたものでは森達也さんの「悪役レスラーは笑う」が名著です。あと、木村政彦の件はカットされているが、その辺は勿論「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか?」をお読みください。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

61.6 2 空手で修行なアニメランキング2位
ガンダムビルドファイターズトライ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (235)
1157人が棚に入れました
イオリ・セイ、レイジ組が、第7回ガンプラバトル選手権世界大会で優勝してから、7年の月日が流れた。
ガンプラバトル選手権は、主催がヤジマ商事に変わり、その試合形式やルールが一新、バトルの人気は、さらなる広がりを見せている。
だが、その流れに取り残された学園があった。
イオリ・セイが、かつて在籍していた聖鳳学園である。
学園のガンプラバトル部の部員は、部長である中等部3年のホシノ・フミナ、ただ一人。
このままでは、3人1チームで戦う、全日本ガンプラバトル選手権、中高生の部に出場することすら、ままならない。
そんなフミナの前に、一人の転入生が現れる。
師匠と共に修行の旅を続けていた拳法少年、カミキ・セカイ。
さらに、若きガンプラビルダー、コウサカ・ユウマが加わり、ついに3人の出場メンバーが揃った。
カミキ・セカイ。
コウサカ・ユウマ。
ホシノ・フミナ。
チーム、トライ・ファイターズの挑戦が、今、始まる――!


声優・キャラクター
冨樫かずみ、内田雄馬、牧野由依、遠藤綾、広瀬正志、宝亀克寿
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

安定のランバ・ラルおじさん解説付き、人の死なない「何ちゃってガンダム」第2弾

現在放送中の『ガンダムビルドダイバーズ』の前作的な位置づけ?でいいのかな?
ただし『ダイバーズ』はSAOの影響なのか「フルダイブ型オンラインゲーム」に進化しているのに対して、本作およびそのまた前作の『ガンダムビルドファイターズ(無印)』は、普通の「対面型テーブル対戦ゲーム」の体裁になっていて、その点でちょっと時代を感じさせます。

内容については、特に言う事はないかも。
ガンダム・宇宙世紀シリーズの中では、ほぼ唯一の“常識人”であるランバ・ラルおじさんを解説役にした、結構トンデモ設定の温(ぬる)い「何ちゃってバトルもの」として、ガンダム・シリーズをひととおり見終えた人なら“ついでに”見て楽める作品だと思います(企画したバンダイ側の思惑は別にして)。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
監督         綿田慎也
シリーズ構成・脚本  黒田洋介
キャラクターデザイン 大貫健一、ヤスダスズヒト(協力)
メカニックデザイン  大河原邦男、石垣純哉、今石進、海老川兼武、寺岡賢司、寺島慎也、NAOKI
音楽         林ゆうき、橘麻美
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ガンダムビルドファイターズトライ (2014年10月-2015年4月) =======

 - - - - - - - OP「セルリアン」、ED「アメイジング ザ ワールド」 - - - - - - -
{netabare}
第1話 風を呼ぶ少年 ★ 次元覇王流拳法の使い手(カミキ・セカイ)聖鳳学園転入、初のガンプラバトル(vs.プラモ部T)
第2話 結成!トライ・ファイターズ ☆ セカイ&コウサカ・ユウマ入部(ガンプラバトル部)
第3話 その名はギャン子 ★ 聖オデッサ女子学園との練習戦
第4話 Gミューズ ★ セカイ&ホシノ・フミナの初デート、対サカイ・ミナト(SD戦)・敗北
第5話 憧れと挑戦を胸に ☆ ガンプラバトル選手権(中高生の部)西東京予選開始、一回戦(vs.宮園高T)
第6話 戦場の支配者 ★ 二回戦(vs.都立成練高専科学部T)
第7話 素組みのシモン ★ 三回戦、準々決勝(vs.区立常冬中学T)
第8話 この盾に誓って ☆ 準決勝(vs.水竜高T、宮里学院Tvs.聖オデッサ女子学園T)
第9話 決戦のソロモン ☆ 決勝戦(vs.宮里学院T)、全国大会出場決定
第10話 ガン☆コレ ★ カミキ・ミライのガンプラデビュー
第11話 ニールセン・ラボ ★ 強化合宿、我梅学園Tとの出遭い、ユウマの因縁の相手(ガンプラ学園Tアドウ・サガ)、三代目メイジンカワグチ介入
第12話 未来へ羽ばたくために ★ アシムレイト(ガンプラ同化能力者)、メイジンカワグチ&レディカワグチの指導、キジマ・シアとの出遭い
第13話 ビヨンド・ザ・ナックル ★ 本牧学園Tカリマ・ケイの挑発、バトルロワイヤル、キジマ・ウィルフリッドとのガチ勝負{/netabare}

 - - - - - - OP「Just Fly Away」、ED「迷々コンパスはいらない」 - - - - - -
{netabare}
第14話 好敵手たち ☆ ラボ合宿終了、大会直前合宿(カミキ家)、ルーカス・ネメシス転入(グラナダ学園)
第15話 新生!トライ・ファイターズ ☆ 全国大会開始(イメージキャラ=カミキ・ミライ)、一回戦(vs.オホーツク学園T)
第16話 華麗なるシア ☆ 天大寺学園Tサカイ・ミナトの合体ガンプラ、二回戦(ガンプラ学園Tvs.本牧学園T)
第17話 亡霊城の罠 ☆ 二回戦(vs.統立学園T)
第18話 スナイバル・ドラゴ・ギラ ★ 続き、、コウサカ・チナの届け物、イオリ・セイからの伝言 ※チナ&セイは1期のヒロイン&主人公
第19話 運命の再会 ☆ セカイの兄弟子(イノセ・ジュンヤ)、準々決勝(vs.天山学園)
第20話 折れない心 × 続き、準々決勝(グラナダ学園Tvs.我梅学園T) ※この回でとうとう脚本&設定の都合の良さが自分の許容範囲を超えてしまい残念
第21話 蒼き翼 ★ 準決勝(ガンプラ学園vs.グラナダ学園、ウィルフリッドvs.ルーカス・ネメシス一騎討ち)
第22話 心のままに ★ 準決勝(vs.天大寺学園T、コウサカ・ユウマvs.サカイ・ミナト一騎討ち)
第23話 ビルド・ファイター ☆ 決勝戦前夜、決勝戦(vs.ガンプラ学園) ※これまでの対戦キャラ達それぞれに花を持たせる展開
第24話 ファイナル・バースト ☆ 続き(アドウの古傷、アドウ&ユウマ相討ち、シア&フミナ相討ち、時間切れ、延長戦(ウィルフリッドvs.セカイ一騎打ち)・優勝)
第25話 僕たちのガンプラ × 後日譚(ガンプラビルダーズ・コンテスト名人杯授賞式) ※無駄に長いギャグ展開が残念{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)12、☆(並回)11、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.6


===== 特別編 ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ (2016年8月) =====

全1話 ☆ 3.5 {netabare}1年後、ヤジマ商事の新GBシステム開発への協力(※南の島でセカイ君のリア充展開有り)、結晶体暴走と謎の少女{/netabare}、約35分

主題歌 「The Last One」
ED 「Roots of Happiness」


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(おまけ)

派生作品の『ガンダムビルドファイターズバトローグ』が、本サイトのアニメ棚に登録されていないので、ここに併せて追記しておきます。
この作品は、第1話だけは面白かったです。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
監督         大張正己
シリーズ構成・脚本  黒田洋介
キャラクターデザイン 大貫健一、ヤスダスズヒト(協力)
メカニックデザイン  大河原邦男、海老川兼武、柳瀬敬之
音楽         林ゆうき、橘麻美
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ガンダムビルドファイターズ バトローグ (2017年8-12月) =======
{netabare}
第1話 AIバトローグ ★ 疑似人格搭載型GB 三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ)vs.アラン・アダムス ※約10分
第2話 敵の秘密開発工場をたたけ! ☆ バトルアトラクション「G-クエスト」、コウサカ・ユウマ&サカイ・ミナトの協力 ※約12分 
第3話 ふみなとギャン子の大冒険 ☆ 女子バトル回(ベアベア村) ※約12分
第4話 俺たちの戦争 ☆ レナート兄弟の密林バトル ※約11分
第5話 ガンプラは最高だ! ☆ イオリ・セイvs.三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ) ※約11分{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ガンプラバトル・・・1期同様、熱いバトルは本格的ですよ^^

この作品は「ガンダムビルドファイターズ」の2期目の作品に位置付けられています。
物語は1期と直接的な繋がりはありませんが、一部1期から登場している人物もいるので、1期を未視聴の方はこの世界の体感も合わせて1期からの視聴をお薦めします。

1期ではイオリ・セイとレイジの二人が熱いガンプラバトルを繰り広げてくれました。
コウサカ・チナ、アイラ・ユルキアイネンといったヒロインとの掛け合いも見どころが満載で、続編が出ると知った時、てっきりレイジやアイラと再会してまたガンプラバトルを・・・などと勝手に想像していましたが、全然違っていましたね^^;

2期は、1期から7年後の聖鳳学園・・・セイの母校でもあるこの学園には、ガンプラバトルの熱い魂を受け継ぐ「ガンプラバトル部」が設置されています。
ですが、部員は中学3年生のホシノ・フミナただ一人しか在籍しておらず、ガンプラバトル部はこのところ主流になってきている3人ひと組の団体戦にも出場できない、という状況に追い込まれていました。
でも、小さな頃に見たガンプラバトルが忘れられず孤軍奮闘していたところ、1期に登場したコウサカ・チナの弟であるコウサカ・ユウマと、主人公であるカミキ・セカイの勧誘に成功するのです^^
こうしてガンプラバトルの出場資格を得た3人の・・・遥かなる高みを目指す熱い物語が動いていきます。

ストーリーは、ガンプラバトル選手権・中高生の部にエントリーした3人の「チーム・トライファイターズ」が強敵達と繰り広げた激闘の軌跡が描かれているのですが・・・1期と同じくらい熱い作品に仕上がっています。
一番大きな違いは3人ひと組の団体戦であることです。これにより一人では出来なかったことも出来るようになり、戦術の幅が広がっています。
その中でも・・・まぁ主役なので当たり前なのですが、「チーム・トライファイターズ」の連携は相当格好良かったと思います。

機体と選手の特性をバトルに活かす・・・皆んな自分の役割をちゃんと認識しています。
それぞれが同じ目標に向かい、同じベクトルで突き進み決して仲間への配慮を忘れない・・・
だから、今その瞬間に必要な選択を誤らない判断に、絆と結束力が加わって最高のパフォーマンスへと昇華させていくのです^^

主人公のカミキ・セカイは「次元覇王流拳法」という格闘技を極めるため日々修行を積み重ねてきたのですが、その格闘技の要素をガンプラバトルに応用することで、凄まじい強さを見せてくれます。
色んな飛び道具が蔓延するなか、素手で勝負するといういかにも武闘家らしい勝負スタイル・・・
皆んなの願いを拳に込めた気迫の一撃が格好良すぎです^^

そんなセカイをできる限り真っ直ぐにバトルに向き合わせようとするチームメイトのユウマとフミナ・・・
セカイは所謂格闘バカなので、格闘技以外の事はサッパリ・・・^^;
そんなセカイのガンプラを常に最高のポテンシャルが引き出せるようメンテナンスを欠かさないユウマは、元々ビルダーとしても高い評価を得ていただけの仕事をキッチリこなしていきます。

それでもこの作品における私の一推しはホシノ・フミナでした^^;
苦しい状況に陥ってもガンプラバトルへの情熱を忘れず、選手権の出場が決まってからは皆んなのガンプラの強さをより引き出すサポートの役目をしっかりと果たしていくのです^^
チームの状況と自分を俯瞰し、足りないモノを補っていく・・・
この「チーム・トライファイターズ」のバトルスタイルを確立したのは間違いなく彼女でした。
また、先輩として・・・女性としての細やかな配慮も魅力の一つだったと思います^^

「チーム・トライファイターズ」がどの様な強敵と出会い、どの様なバトルを展開していくのかは是非本編をご覧下さい^^

2クール全25話の作品でしたが、あっという間だったように思います。
熱いバトルも面白いのですが、時折見せるフミナvsシアの場外バトルにも興味津々でした^^
こっちのバトルは今後どの様に展開していくのか・・・気になるところです。
とっても気になるんですが・・・1期同様今後の事は想像するしかないんでしょうね^^;

投稿 : 2025/01/04
♥ : 15
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最高のビルドファイター

  またまたガンプラバトル。

 セカイくんレイジと似ていると思ったけど、ちょっと違うかな。ドモンみたいなこと言っているし。モビルファイターみたいなコクピットあってもいいと思うよね。セカイくんみたいなキャラには・・。

 フミナってここでは、セイくんみたいな役割なのかなぁ?ガンプラ好きの女の子って、身近にも過去にも見ないし、聞かないけどあってもいいと思う。

 ユウマは、あのいいんちょの弟だったんだ。ラルさんも相変わらずな感じだなぁ。

 今度のガンプラバトルは、前回のような個人戦じゃなく、3人一組のチーム戦、どうなるのか?楽しみだぁ(^^♪

{netabare}ドムから{/netabare}ビルドバーニングガンダムが出てきたシーンは、圧巻でした。

2014 10.17


2015 1.28放送「華麗なるシア」より

 サカイ・ミナトのトライオン3は、ホントにカッケイと思ったです。
 
{netabare} ZZガンダムベースのガンプラだけど、外見はガオガイガー。合体前の機体は、ファイバードに出てきたドライアスを{/netabare}思い浮かべてしまうです。ガンプラは自由ですねぇ(^^♪

 セカイくんが、目を輝かせて「カッケイ」というのも頷けるです。後半の{netabare}ガンダムエクシアベース、シアのGポータント{/netabare}霞んだと思う。非常にインパクトがあったです。トライオン3の活躍、短すぎたのでは?

 何回も見てしまいましたです。

2014 2.4 やっぱ、ガンプラ、カッケイ


2015 3.11放送「心のままに」より

 正に何でもあり展開、ビルドバスターズにトライファイターズ大苦戦!あんなに多様なビーム攻撃ありなのかなぁ?{netabare}合体前の攻撃もバリアが守る。セカイくん手も足もでないし・・。

 トライオン3の超砲剣?グランゾートのエルディカイザーだったか?の取り出し方に似ている!{/netabare}ホントにあんな攻撃ありですか。まさかの{netabare}セカイくん、フミナが力尽きちゃう凄い展開!
 ユウマとミナト(ビルドバスターズ)の一騎打ち、{/netabare}かなり熱くなりましたねぇ。

 決勝戦のソレスタルスフィアとの戦い、もっと凄くなるのかなぁ?

2012 3.13 やっぱ、ガンプラ、カッケイ2


いや~終わってしまった。

 決勝戦、壮絶?な展開でしたです。何でもありももう驚かないです。{netabare}攻撃と攻撃のぶつかり合いで、コロニー消し飛ぶです。やっぱり、両者ボロボロになりましたねです。熱い戦いだったです。

 今度は、セカイくん、キジマ・ウィルフリッド一騎打ち!Gガンダム顔負けの接近戦は、全力と全力のぶつかり合いは、{/netabare}お決まりだったように見えたけど、前作以上に熱かったです。
 ビルドファイターズ喜ぶ姿は、ホントに幸せそうにだったです。

 で、{netabare}ビルダーズコンテスト、ハチャメチャなガンプラバトルロイヤル。むちゃくちゃな最終回に見えるけど、{/netabare}このアニメらしいといえば、らしいですけどねです。

 ギャン子は、セカイくんとのバトルでセカイくんに惚れたけど、フミナは、第一話からだったなのか?{netabare}セカイくんとシアとかと一緒にいるだけで意識するようになってたし。最終回とかで、しっかりと丸出しに{/netabare}なっていたです。セカイくんも鈍感なのは、レイジに似ているかなぁ~でしす。

 トライファイターズが、最後でも夢に向かって突き進む姿を、何か好きでしたです。前作と違った、熱く楽しいガンプラバトルでしたです。

 セカイくんのお師匠様って、最初のOPでもでてきたけど {netabare}ドモン・カッシュまんまです。ラルさんがいるから名前もドモンさん{/netabare}なんだろうけど・・・!?

投稿 : 2025/01/04
♥ : 10

65.0 3 空手で修行なアニメランキング3位
NINKU -忍空-(TVアニメ動画)

1995年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (156)
941人が棚に入れました
大戦の時代、悪政で人々を弾圧していた帝国府は忍空隊と呼ばれるわずか数十名の隊員で構成される部隊によって壊滅寸前に追い込まれた。帝国府はかろうじて大戦に勝利するも、忍空の力を恐れて討伐に乗り出す。風助は連れ去られた母親を救出し、帝国府の悪事を食い止めるべく旅にでる。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

皆さんにとって、「忍者漫画(アニメ)」といえば?

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
「忍空」とは、「忍術」と「空手」を合わせた架空の武術です。内容としては、ギャグ&バトル。ギャグは小学生が喜びそうな系統。バトルは意外と熱いです。ジャンプらしい作品だと思います。

(「NARUTO」の作者である岸本先生は、忍空の大ファンであり、大きく影響を受けたと公言されています。クオリティ的には、「NARUTO」の方が数段上だとは思いますが、確かに同じ系統ですし、偉大な作品だと思います。「NARUTO」の1話目とか、忍空っぽいです)。

あと、OP「輝きは君の中に」、ED「それでも明日はやってくる」は、どっちもめちゃくちゃ良い曲です♪ 90年代の、こういうパワフルで、ちゃんとメッセージ性のある曲って、好きなんですよね~!

今更、アニメを観る方は少ないかもですが、せめて曲だけでも聴いてほしいっすね♪


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
以前、NHKの「バクモン」という番組で、忍者を特集してました。その中で、日本の代表的な忍者漫画(アニメ)が、紹介されていました。それが、「NARUTO」「忍者ハットリくん」「あずみ」「忍たま」の4作品でした。

はぁぁ!? 忍者漫画と言ったら「忍空だろ!」と、思ったので、怒りのレビューです(笑)

(いや、冷静に、総合的に考えれば、この4作ですがw)

……ちなみに、私は、藍眺が好きでした♪

とにかく、NARUTOが好きな(若い)人には、ぜひとも観てほしいですね、アニメでも漫画でも。んで、こんな作品もあったんだと知って欲しいっす!
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 26

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

心温まる作品

今となっては10年以上前の古い作品になりましたけれども、私の中で、この作品のよさは少しも薄れることはありません。

完成度の高い最近のアニメに慣れている方には、このアニメは展開が遅く、ワンパターンで、ストーリーの粗が気になるかもしれませんが、このアニメには人情味あふれるキャラクター達が繰り広げる心温まる話がたくさんあります。
ありきたりといえばありきたりの話ばかりかもしれませんが、なにか惹き付けられるものがあるのです。
私の乏しい表現力では表すことが難しいのですが…。

観るたびにとても癒されてますw

そして、この作品を強く印象付けているのが何と言っても鈴木結女さんの曲です。
OP・EDともに歌いあげ、そのどれもが名曲です!!
とくにED「それでも明日はやってくる」はまさに神曲で、歌詞が良すぎるw前向きになれる曲です。
曲だけでもぜひ一度聴いてもらいたいです。

自由奔放な主人公「風助」
女嫌いという珍しいキャラ設定の「藍眺(あいちょう)」
女好きで男気あふれる「橙次(とうじ)」
わがままな一般人「里穂子(りほこ)」
の個性あふれるキャラ達の忍術活劇が大好きです。

当時のアニメとしては戦闘シーンは良く出来ているのではないですかね。欲を言えば、メキラとの本気の戦闘が観たかったですね。

以上です。読んでいただきありがとうございます。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 11
ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

忍術+空手=忍空使いチビッ子の母を訪ねて三千里、王道バトルアニメ

1995年この頃の忍者もののアニメと言えば「忍空」

忍術と空手を合わせた様な技で戦う王道バトルものです。原作とは違うオリジナル要素が多い。

主人公は舌を出した間抜け面のチビッ子の風助。なまり口調でとぼけた感じだけど、いざやる時はやる!鍛えた技は人を殺さない為の技であり、他人の為に涙を流せる心優しい主人公。

この物語はそんな主人公が母を助け出す為の旅を描いています。{netabare}同じ干支忍の仲間と再会して旅を共にし、敵対する仲間を助ける為に強くなり、敵であった者達とも仲間になり黒幕と対峙する。{/netabare}王道バトルものでは、この時代を代表するアニメの一つだと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2
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