2022年度の神社おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2022年度の神社成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月27日の時点で一番の2022年度の神社おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.4 1 2022年度の神社アニメランキング1位
サマータイムレンダ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (626)
2163人が棚に入れました
「潮が死んだ―――。」幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。「自分にそっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される――!」さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして......!?紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける――!
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイムリープ連打

原作未読 全25話

離島を舞台に、都会に上京していた主人公が幼馴染の死をきっかけに離島を訪れ、色々な疑念が出てきます。離島に伝わる「影」の存在、失踪していく島民たち、その真相を追って解決していくお話です。

残酷で悲しいお話で、最初は絶望と恐怖しかありません。何かのホラー映画を観ているような気分になりました。
ネタバレレビューを読む
タイムリープを繰り返して次第に光明を見出していくのですが、敵もなかなか曲者、簡単に光を届ける展開にはなりません。
ネタバレレビューを読む
最後はHappyEndで終わりますが、少し切なさが残るお話でした。
ネタバレレビューを読む
最後までドキドキハラハラするお話でしたね。2クールと長いですが、しっかり最後まで描いています。オススメです^^

OP は亜咲花さん、EDはcadode さんが歌っています。

最後に、福岡にも有名な能古島(福岡内で有名)や離島ではありませんが志賀島に久しぶりに行ってみたいですね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 18

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

オペレーション:スレッジハンマー

「狂気のマッドサイエンティスト」(大事なことだから二回いいました、ってか?、厨ニ病乙)の高笑いが聞こえてきそうな作品であった。

さらに言えば、きっと海外ドラマ大好きな原作者であることは、容易に想像がつく設定・展開がこれまた素敵だ。

いわゆる“ムラ社会”、西部開拓時代を彷彿とさせる辺境感と隔絶感をして、この治外法権的世界観への説得力となってゆく。
そういう意味では『ツインピークス』と同じ香りがするのも納得だ。
ウシオはローラ・パーマーであり、南雲先生はクーパー捜査官のオマージュであろう。
加えて、警察官である凸村さんが保安官スタイルである念の入れよう。

さらに、『洋食コフネ』は、正に西部劇のプロローグでお馴染みのウェスタン・サルーン的な役割を演じ、全てのキャラクターが出入りする重要な場所という気の利きようだ。
看板娘の潮と澪のコントラストも良い。
ブロンズとメキシカンと言えば、酒場の踊り子の定番メニューである、等と調子に乗っていると、ポリコレハンマーの鉄槌が下されそうな気もしないではないが…、もう少し。

南雲先生のスレッジハンマーである。

ウィキによれば、スレッジとはアングロサクソンの言葉の「Slaegan」、相手を「激しく攻撃をする」に由来するそうで、そのまま形容詞として使えば、「強力な、圧倒的な」、場合によっては「残酷な」という意味となる。
そして、チェンソーと並ぶ『制圧兵器』であるショットガンはポンプアクションのショートバレル、ってのも良い。
そう、シュワちゃんのスピンコックもカッコイイが、サラ・コナーのワンハンド・アクションも良いということで…。
本編で是非ともチェックして欲しい。
あと、凸村くんの護身用もレミントンの2連装のデリンジャー!
これまた、オープニングで慎平くんがカッコよくこめかみに当てるニューナンブと共に印象的な逸品だ。

しかし何といっても、最強のリーサルウェポン(大事なことなので二度言う)は、“金髪スク水”と“コパトーンセーラー服”の姉妹ではなかろうか。

ただし、『ネタバレ』R18の南雲先生と時をかける合法ロリの『ネタバレ』ちゃんは対象外とする。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 17
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

消える夏の日々

アニメーション制作:オー・エル・エム、
監督:渡辺歩、シリーズ構成:瀬古浩司、
キャラクターデザイン:松元美季、
音楽:岡部啓一、高田龍一、帆足圭吾、
音楽制作協力:MONACA、
原作:田中靖規(集英社ジャンプコミックス刊)

既視感のある作風だ。
誰もが感じていることだろうが、
舞台設定は『ひぐらしのなく頃に』だろうし、
主人公の設定は『あの花』にも通じる。
もちろん、時間遡行は『シュタインズゲート』や
『Re:ゼロから始める異世界生活』。
またスワンプマンのくだりは、
アメリカの哲学者の思考実験ではなく、
『サクラダリセット』を参考にしたのではないか。
そう感じさせるほど、内容にアニメ的な背景が鮮明に映る。
ストーリーは、『寄生獣』を下敷きにしている。
細部の設定や世界観、根幹をなす部分までも
かなりの相似といえるだろう。
謎解きのエピソードの絵で、
漫画『寄生獣』そっくりのシーンもあり、
大きな影響を受けていることは間違いない。

これだけ他作品の「影」を感じさせる作風は、
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』を思い起こさせる。
「観たことがある」感覚は、マイナス感情を抱かせるが、
作品の完成度とは別問題だ。
この作品も『ダーリン・イン・ザ・フランキス』と同じように、
既視感はあっても優れた部分が目立つ。

タイムリープのSF的な辻褄は別にして、
過去作品のマイナス部分を考慮して
作品内の主人公優位性をなくしているのは上手い。
ネタバレレビューを読む
能力に制限をかけているところは、
物語の面白さを増幅させている。

バトル自体は、元々それほど好みではないのだが、
小早川家に踏み込むところや、
ひづるの浜辺の戦いは胸が高鳴った。
緊張感を出すための表現は好みだった。

作品のベースとなっている
慎平と潮のラブストーリーがとても良かった。
慎平は数年前に故郷から離れ、
葬式のために島に戻ってくる。
潮との別れを思い出して、
懐かしい顔や思い出の場所を巡りながら、
事件に巻き込まれていく展開になっている。

ネタバレレビューを読む

しかし、シデがなぜ世界を滅ぼそうと考えたのか
という理由は、相当弱いし、
ネタバレレビューを読む
その上で、たったあれだけの理由で
世界を終わらせることを選択する思考は、
あまりにも短絡的で説得力がないと言わざるを得ない。
同じ展開にするにしても、もうひとつかふたつ、
重要なエピソードが必要だと思う。

OPとEDの音楽が心に残る。
前期OPのマカロニえんぴつ『星が泳ぐ』は、
重厚なサウンドが特徴のロックで作品の謎を表す歌詞が
とても印象的だし、cadodeの『回夏』は、
ミステリアスな雰囲気でEDにふさわしい。
1話の終了時にこのEDが響くと、
謎めいた余韻を残すようで心地よかった。
後期OPの亜咲花『夏夢ノイジー』は、
敵との戦いやスピード感のある楽曲で
文句のつけようがない。
EDのりりあ。『失恋ソング沢山聴いて 泣いてばかりの私はもう。』は、
作品のラストも思わせる叙情的ともいえる曲。
ただ、この曲を聴いてラストを想像すると、
見事にすかされてしまったというのが正直なところ。
それにしても2期分で、これだけハズレの全くない曲を
揃えたのもあまり記憶にないほどで、
毎回音楽を聴くのが楽しみだった。

シデの感情の推移をもう少し丁寧に描ければ、
完璧とも思える優れた作品。
最終回まで息をつかせぬ展開で、
もう二度と戻らないひと夏の日々を堪能させてくれた。
(2023年1月9日初投稿)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 37

75.7 2 2022年度の神社アニメランキング2位
劇場版 からかい上手の高木さん(アニメ映画)

2022年6月10日
★★★★☆ 4.0 (124)
407人が棚に入れました
とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。
どうにかして高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。
季節はめぐり、3年生に進級した2人。
周囲は将来を考え始め、不安と期待が入り混じる中、高木さんと西片の距離は未だ変わらぬまま。
そして、中学最後の夏がはじまろうとしていた――

夏休みが始まる前日、2人は帰り道で偶然ちいさな子ネコと出逢う。その子を「ハナ」と名付け、神社の境内で母ネコを見つけるまで面倒をみることに…。
徐々に懐いてゆくハナを見守りながら過ごす2人。このかけがえのない時間は、ずっと続くものだと思っていた・・・。
そして、このちいさな出会いをきっかけに、新たな想いが芽生えはじめていく――。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

小さな想いが育まれる素敵なひと夏

【物語 4.0点】
TVアニメ版では毎回複数エピソード構成で原則冒頭にタイトルが示されたが、
本作では中3最後の小さいがハートフルな、ひと夏を描いた73分の長編ワンエピソードの形式を取る。
タイトルで概要告知されない『高木さん』ってドキドキしますね。

西片VS高木さんのからかいバトルや中学生生活はこれからも続いていくのでしょうが、
鑑賞後はいい最終回だったな~という余韻が残りました。
今後、スピンオフのアニメ化等もあるのかもしれませんが、
本編アニメはこれで完結でも綺麗で良いかなと感じました。

尚、エンドロール終わるまで立ってはいけない映画は多々ありますが、
本作は特に最後まで見守らないと後悔すると厳重注意しておきます。


【作画 4.0点】
アニメーション制作は1期以来のシンエイ動画が続投。

背景、作画で劇場版クオリティの恩恵を一番感じるのが水の表現。
光の反射により多彩な表情を見せる水面が、
たった一度の忘れられない中3の夏の風景を強く刻みつける。
だから、ネタバレレビューを読むと注意した
田辺先生は教育者として筋が通っていて尊敬します。

1~3期にかけて、成長なのか、原作尊重なのか、少しずつ等身アップしてきたキャラデザ。
クライマックスネタバレレビューを読むと誓った西片は男前でした。
かと思えばネタバレレビューを読む高木さんはまだまだ低等身なあざといロリですし。
大人っぽさと、まだ子供の落差、成長のグラデーション。
高木さんの手元、口元の動きから醸される心情の揺らぎに加え、
キャラデザの揺らぎにも幻惑されドギマギする中3の夏。

シンプルな画面の中で明示された小物による誘導も分かりやすく、
この首輪は、からかい貯金箱(笑)はどう回収されるのか?
キュンキュンしながら楽しめます。

【キャラ 4.5点】
時折、意外とカッコいい所を見せて来た西片。
今回は中3にして、妖怪のともだちを自称して怖がる女児をあやすなど高度な父性を披露。

ついでに高木さんの母性の萌芽を探ってみると、
拾った子ネコの命名法に子育て方針の一端を感じて貴重でした。
可愛かった頃のことを覚えていたいから可愛らしい名前を付ける。
元高木さん娘の名前推理の重要なヒント?です。

子ネコという小さな命に真剣になれる西片&高木さん。
このお二人もういつでも子育てできそうです。

それと西片って実はここまでネタバレレビューを読むなんですね~。見直しました。
これも、高木さんにからかわれた戒めに続けて来た腕立ての成果なのでしょうかw


3期では西片&高木さんに加え、中井くん&真野ちゃん、浜口&北条さん。
三組三様の大人への階段の進捗をキャラ比較して、
西片らの現在地を確認する構成が多かったのですが、
今回このカップル二組の出番は控え目。
ネタバレレビューを読む
中3最後の夏に干からびていた浜口が不憫でしたw
加えて“キュン子”も出番はなく、主役二人によりフォーカスした構図。

一方、ミナ、ユカリ、サナエ仲良し3組には、この夏、重大な転機が?
一度きりの青春の価値を高める良好なサブキャラを保持。


【声優 4.5】
西片&高木さんが拾った白い子ネコ役には水瀬いのりさん。
みゃーみゃーと庇護欲をそそる鳴き声で二人を命と想いを育む共同作業に誘う。

ペットショップに鎮座していた、新からかいキャラ?のオウム・カツオ役には福島 潤さん。
お調子者ボイスでオブラートに包まないツッコミを繰り返す。
ネタバレレビューを読むとか、みんなが思っていても口に出さないことをズケズケとw
くすぐったいので、このオウム、CV共々異世界に飛ばしてもよろしいでしょうかw

私は今回は何と言ってもペットショップ店員・太田役の戸松 遥さん。
動物たちや、命を見守る西片&高木さんの顛末を包み込むように見届ける。
演技にも優しさが溢れていました。


あとは、西片役・梶 裕貴さんが放つ「高木さんめ~」などのエコーがかかった心の声。
劇場だと、とてもよく響きましたw


【音楽 3.5点】
劇伴も1期以来の堤 博明氏。
冒頭いきなりショパン入りのピアノで来た時は、劇場版だから大真面目なのか?と身構えましたが、
からかいが興に乗るに連れ、笛がとぼけ始め、徐々に本領を発揮w
ただ総じて感動系の楽曲が多目の構成だったと思います。

OP主題歌は大原 ゆい子さん「はじまりの夏」
お馴染みの青春ソングも、夏を前に、
挿入歌と合わせて、ギターもウキウキと弾み気味♪

高木さんが歌うED主題歌は何と週替りに4曲も用意w
劇場への集客を狙った、あの手この手の特典商法にこんな手があったなんて。高木さんめ~w
因みに私が鑑賞した初週EDはネタバレレビューを読む
各曲には尺の違いもあってか、EDアニメには余白が生じる。
そこを毎週劇伴で埋めて微調整するのも堤氏の手腕。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 20

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

高木さんてさぁ。

いつから西片のこと好きなの?

って聞いたらね、

『うふ。もう忘れちゃった…』

って言ったりして!

・・・あんた音無響子かいっ!?

と一人で妄想突っ込みをしてました。


とゆうことで高木さんはずっとむかしからどおゆうわけか西片君のことが大好きだったのねと。そおゆうことになっとります。

づっと好きだったんだけど、完全に落ちてしまった(または落とされてしまった)話がこの劇場版で語られています。

西片ってほんといい奴だよなぁと。
しみじみ思いました。

そらあ高木さん好きになるよ。

よかったよかった。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 11
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

グリコ・チヨコレイト・パイナツプル

原作未読 73分 Prime Videoで視聴

「からかい上手の高木さん」の劇場版です。関係性からテレビ版の1・2・3期を事前に観ることをオススメします。

中学3年生、高木さんと西方くんの夏休みの出来事を描いた作品です。

ミナ・ユカリ・サナエの仲良し3人組のお話もあります。

からかい上手な高木さん、からかわれる西方くんといつもの光景が描かれていますね。

中学最後の夏休み、2人はたくさんの思い出を作ってきます。

そして、高木さん、西方くんにも変化が訪れますね。
ネタバレレビューを読む
その後、縁日のときには逆に高木さんが同じことを言っていましたねw

風景と相まってとても心地い気分にさせてくれます。懐かしさも加わりますね。

最後もとってもいい終わり方で、これでこのお話が終わってもいいくらいでした。
ネタバレレビューを読む
OPは、テレビ版と同じく大原ゆい子さん、挿入歌も歌っていました。
EDは、こちらもテレビ版と同じく高木さん役の高橋李依さん、劇場では週替わりで曲が変わっていたそうですが、Prime Videoでは「Every Little Thing」の「fragile」でした。

最後に、この作品には子猫が出てきましたが、声は水瀬いのりさん、とても可愛い鳴き声でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21
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