発明でコメディなおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの発明でコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月03日の時点で一番の発明でコメディなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

83.4 1 発明でコメディなアニメランキング1位
この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(アニメ映画)

2019年8月30日
★★★★☆ 4.0 (509)
2397人が棚に入れました
交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだったゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、ひょんなことから、女神・アクアを道ずれに異世界転生することに。「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、魔王軍の幹部を討伐したり、たまに死んだり……。そんなある日、駆け込んできた紅魔族の少女・ゆんゆんの爆弾発言にカズマたちは凍りつく。「私、カズマさんの子供が欲しい!」事情を聞けば、めぐみんとゆんゆんの生まれ故郷「紅魔の里」が、滅亡の危機に瀕しているという。里を救うために旅立ったゆんゆんを追いかけて、紅魔の里へ向かうカズマたちだが――!?カズマたちパーティを襲う最大の危機!平凡な冒険者カズマが過ごす、異世界ライフの未来はどっち!?

声優・キャラクター
福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、堀江由衣、豊崎愛生

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異世界生活は、里帰りですら大冒険…!?

この作品の原作は未読ですが、TVアニメの第1期と第2期は視聴済です。

最近、アニ友から本作品の原作が完結したと聞きました。
その際、
「面白い作品なのに勿体無い…でも面白いからきっと第3期もあるよね~^^」
「そうだ、第3期の前に劇場版を視聴しないと…」
という話題で盛り上がり、現在に至っている訳ですが…

この作品の視聴後にwikiをチラ見して知ったのですが、アニメ第1期は原作の第1巻から第2巻、アニメ第2期は原作の第3巻から第4巻の内容が基になっているんだそうです。
一方、完結した原作の巻数は全17巻…
これって、原作のストックが貯まりまくっているじゃありませんか!

こんなにも原作のストックが残っているとは夢にも思いませんでした。
これは劇場版に続く続編を作ってもまだお釣りが来るのではないでしょうか!?
これまで角川10話枠だったので、今度もきっと10話枠なんでしょうし…


交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだった
ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、
ひょんなことから、女神・アクアを道ずれに異世界転生することに。

「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」

と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。

トラブルメーカーの駄女神・アクア、
中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、
妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、
能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、
借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、
魔王軍の幹部を討伐したり、たまに死んだり……。

そんなある日、駆け込んできた紅魔族の少女・ゆんゆんの爆弾発言にカズマたちは凍りつく。

「私、カズマさんの子供が欲しい!」

事情を聞けば、めぐみんとゆんゆんの生まれ故郷「紅魔の里」が、
滅亡の危機に瀕しているという。
里を救うために旅立ったゆんゆんを追いかけて、紅魔の里へ向かうカズマたちだが――!?

カズマたちパーティを襲う最大の危機!
平凡な冒険者カズマが過ごす、異世界ライフの未来はどっち!?


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

そういえばカズマは引きニートという設定だったんですよね^^;
異世界に来てちっとも引き籠っていないので、すっかり忘れていました^^;

そう、今回の物語は「めぐみん」の故郷である紅魔族のお里が舞台となっています。
事の始まりは、あらすじにも書かれている「ゆんゆん」の爆弾発言…
この嫌疑は早々に晴らされるのですが、紅魔族のお里の凄いのと来たら…

めぐみんは、例の爆裂魔法を放つ際、決まって名乗りを上げるじゃありませんか。
今ではめぐみんのトレードマークになっているので違和感は感じませんが、紅魔族のお里は、めぐみんみたいな連中ばかりの集団だったんです。
単騎なら違和感ありませんが集団になると違和感しか感じなかったり…^^;

違和感といえば、みぐみんのご両親も相当でした…
めぐみんから父の名前が「ひょいざぶろー」と聞いていましたが、名前から連想するイメージと実物との間に天地程の隔たりがあるとは正直想定外でした。

それだけじゃありません。
カズマからとあるキーワードを聞いた瞬間から態度が一変するんです。
特に母親のゆいゆいの豹変っぷりは半端ありません。
しかもCVが能登さんだから雰囲気…というかキャラの放つオーラも凄いんです。

こうしてみると、本作品のメインヒロインはめぐみん一択だったようです。
もちろん、アクアやダクネスも登場しますが、めぐみんより存在は希薄でしたので。
物語の合間に時折見えるめぐみんの可愛らしさに、しっかり萌えが感じられる構成だったと思います。

そして、本作品でも魔王軍の幹部はしっかり登場します。
これまでも魔王軍幹部のキャラは独特でしたが、今回の幹部も特濃クラスなので、こちらも期待は裏切りませんでした。
しっかり期待した分だけ応えてくれる作品だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

メインテーマは、Machicoさんの「1ミリ Symphony」
エンディングテーマは、アクア、めぐみん、ダクネスによる「マイ・ホーム・タウン」
エンディグのほんわかした感じの曲調はもうお約束ですね^^

上映時間90分の作品でした。
この作品ならではの優しさが感じられるラストの展開も言うこと無し!
やっぱりこのすばはこうじゃなくちゃ…

後は続編の制作発表を待つばかり…
思い切り期待していますよ~!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 34

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

我が名はけみかけ!映画『このすば』の魅力を伝えし者!!一見してハーレムに見えども、決して煮えきれないヘタレに訪れたモテ期を語ろうぞ!!!

2016年冬期に第1期、2017年冬期に第2期がアニメ化された所謂“なろう系”異世界転生ラノベシリーズの初の劇場版
原作第5巻を題材にしつつテレビアニメと変わらぬスタッフが再集結
元請け制作はDEENからJ.C.STAFFに変更されました


事故死から異世界へ転生させられた引きこもりの少年カズマ
彼が転生先に特典として選んだのは、転生を司る水の女神アクアそのもの
神を旅の道連れにすることに成功したカズマだったが、実はこのアクアがとんでもないクセモノ
素行が悪く、口も悪いトラブルメーカーで、危機的状況をさらに悪化させるフラグを平気でバンバン立てる上でおまけに酒乱ときてる
能力が低いカズマは冒険を有利に進めるべくさらに仲間を集める
が、揃ったのは敵味方関係なく周囲をまるごと吹き飛ばす【爆裂魔法】しか使えない上に一発限りで行動不能に陥る女魔術師、めぐみん
打たれ強い強靭な肉体を持つが実はドMで敵に陵辱されることを妄想して全く剣が通らない女騎士、ダクネス
本来ならば魔王討伐の冒険を進める一行だが、実際は始まりの街に居座り続け、金儲けや私利私欲を満たす目先のクエストにしか興味が無い
稼いだ資産は毎夜豪遊しては散財、増えるのは借金ばかり
たまに生死を賭けた大きな戦いを制したかと思えば、国家転覆罪で裁判に掛けられる有様
そんな彼等がめぐみんの出身地である紅魔族の里へ、めぐみんを里帰りさせることからこの映画の物語は始まる…


今作冒頭の“マグロ漁船のクエスト”は金崎監督がコンテまで描き切ったのに尺の都合上お蔵入りになったそうですw
その苦渋の決断のおかげもあり、今作は非常にハイテンションなギャグがハイテンポに続くコメディ映画となっています
ギャグやコメディを映画化するのって難しいですよね
『プリズマファンタズマ』がボロクソにつまらなかったことからも良く解りますw
逆に『えいがのおそ松さん』は良く出来てた、あれもハイテンポでずっと笑ってられました


さて、『このすば』において一番大切な要素はシリーズ構成の上洲さんも仰ってますが【カズマ一行を恋仲にしてはイケナイ】ことです
一見してカズマは美女に囲まれたハーレムの真っ只中にいますが、実際のことろ彼女達は大方トラブルの原因か、もしくはトラブルを悪化させる要因となって世間的には厄介モノなんです
そんな彼女達とカズマがパーティーを組み続けるのは、単に【気の合う仲間だから】というところに尽きるでしょう
そこにガチの恋愛要素を絡めてしまうと“気の合う仲間と面白おかしく暮らすgdgd感”というモラトリアムを破壊してしまうわけです
歳を追うごとにわかりみが深まってくるのですが(笑)現実的には美女と付き合うのはメンドクサイw
気の合う仲間と戯れるのが、現代の現実的にはベストなのでは?という提案を剣と魔法の異世界ファンタジーに持ち込んでしまったのが『このすば』の魅力なのです


ところが今作冒頭、カズマにおもわぬ“モテ期”が到来します
モテてはイケナイ作品で、モテ期が発生するという矛盾がまず面白いのですがw実際には今作のクライマックスでカズマが最も惚れさせてしまい相思相愛の関係になる人物というのがとてもとても意外な人物
そのまさかのオチには度肝を抜かされ…いや、爆笑必至でしょうw


オチに選定されたキャラに僕が大好きな、とある大物声優が選ばれているのも仕掛けの1つ
彼女にしかこの役は出来ないんだ!という金崎監督の強いご指名だそうで、GJ!といわざるを得ません


あと今作の作画クオリティに関しては2019年公開の数多の映画でも“最高”と謳って問題無いと思う出来栄えです
とにかくテンションの高いお話である為、キャストの芝居もノリノリに盛り上がっていく
ですので、アフレコ後の芝居にリップシンクロするように作画リテイクを加えたそうで非常に手間と時間が掛かっています
崩すところ、動かすところ、纏めるところのバランスも完璧です


以前のテレビシリーズで描かれた細かなキャラ設定やサブキャラ達を覚えていると笑いどころはとても多くなるのですが、単純にボケとツッコミの応酬を剣と魔法の異世界ファンタジーでやる、っていうのが面白い作品ですので初見の方もこの機にチェックされることをオススメします

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

このすば新喜劇

私が今まで観たアニメ映画の中で1番館内に笑い声が溢れてました。
それはひとえにテレビアニメ「このすば」ファンの期待に応えていた証拠。
ギャグの繰り出すテンポ、コメディの流れはほぼテレビ版を踏襲しており、キャラクターそれぞれの確立された芸風は笑いのツボをはずしません。
テレビ版でのキャラ達のボケとツッコミが肌に合った方なら満足できると思います。

《ストーリー》

ヒロインの1人「めぐみん」の故郷「紅魔の里」をメイン舞台に展開するドタバタコメディ。
脚本構成は、テレビ2期ラストエピソードの焼き直し(ネタバレレビューを読む)で既視感はありますが、本作はキャラ達のコントを楽しむのが一番の目的なので問題なし。
お笑いギャグは下ネタが多かった印象ですが、キャラごとのお馴染みの個性はもれなく描かれお約束の笑いに抜かりなしです。
ネタバレレビューを読む
全体を通せば、愛すべきポンコツパーティーの熱い絆と優しさも感じられ「このすば」ワールドを満喫できました。

《キャラ》

劇場版らしく豪華なテレビ版オールキャスト。
新キャラも交えて主人公カズマとのギャグの応酬が繰り広げられます。
今作のお当番ヒロインめぐみんを筆頭に紅魔族の女子キャラ達に萌える楽しみもあり♪
個人的にはアクアのポンコツぶりが一番好きなので、エロ萌えに頼らないおバカな笑いがもっと観たかったかな・・

《声優さん》

皆さんノリノリの演技。
カズマ役の福島潤さんはキャリア20年のベテラン声優。アドリブも交えたハイテンションな演技で若い女性声優さん達を引っ張られており、このすばの立役者と言っていいのでは。
今回、その福島さんと一番絡んだのがめぐみん役の高橋李依さん。
動画やラジオでも福島さんと和気あいあいの掛け合いをされてますが、2年前にお二人のラジオ番組内で、今回のこのすば続編制作を知った時の高橋さんのガチ泣きにはこちらももらい泣きしそうに~
当時、自分がメインヒロインを演じる事になるとも知らず感涙されたりえりーのこのすば愛!本作で存分に表現されてました。
「エクスプロ~ジョン!!」

あと本作で、能登麻美子さんがこのすばに初参加されたのが私にとっては嬉しいサプライズでした!(演じたキャラはけっこうブラック・・ネタバレレビューを読む)

《作画》

制作会社が変更されてますがテレビ版準拠と言ったところ。
キャラ画などで狙ったのかと思えるほどの崩れた作画は無いですが劇場版と思えるほど質の高さも感じません。
それでもめぐみんの放つ魔法の爆裂エフェクトは効果音と合わせて凝ってました。
テレビ版から感じてますが、カラフルな星粒の煌めきを織り混ぜてるのは可愛いめぐみんにピッタリですね。

《音楽》

エンドロールでパーティー女子3人によるキャラソンとMachicoさんの曲が2曲続けて流れるんですが、これは勿体ない~
盛り上がるMachicoさんの曲はテレビ版時のようにオープニングかラストバトルのバックで聴きたかったです。

《最後に》

本作は後日、自宅で1人ニヤニヤ(ゲラゲラ)鑑賞するのも良いですが、お笑い芸人の生演劇のようにファンのみんなで盛り上がるライブ感を楽しむなら、ぜひ劇場へ足をお運びください~(映画の入場特典の短編小説も面白いです^^)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 25

60.9 2 発明でコメディなアニメランキング2位
チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (206)
661人が棚に入れました
社畜として日々働くだけの男、桐尾礼治。今日もうつろな目で会社に向かって歩いていたらいつの間にか異世界の森にいた。…あぁ、これが流行りの異世界転生か。持っていたスキルは「鑑定、創薬」の2種類。あれたいしたことない・・・、でもいっか。そう考えていたけど、思った以上にチートなスキルだということが判明!その世界にはなかった回復薬などを次々と製造し、あっという間に一儲け。もう社蓄として働くなんてまっぴらごめん!悠々自適なスローライフを送ろうと決意し、ドラッグストアをオープンさせる。異世界のドラッグストアを舞台にしたスローライフの物語が始まる。

声優・キャラクター
福島潤、松田利冴、熊田茜音、松田颯水、東内マリ子、内村史子
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想ネタバレレビューを読む

3話感想ネタバレレビューを読む

4話感想ネタバレレビューを読む

5話感想ネタバレレビューを読む

6話感想ネタバレレビューを読む

7話感想ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

脳死で見るアニメ

個人的に今期で一番面白かった。(まだかげきの最終話みてないけど)
他人のレビューを見たところ高評価をしている人が一人もいないようでびっくりした。
普通に大多数の人は楽しめそうなアニメだと思ったんだけどな...
ということで、一人目の高評価レビュー

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

可愛くて愉快でちょっぴり心温まるゆるふわ!? 爽快!? 創薬コメディー

この作品の原作は未読です。
事前情報も無く、何となく視聴を初めて完走した作品でした。

主人公を演じるのが福島さんで、ヒロイン役を松田利冴さん、熊田茜音さんが演じられていましたが、作風にも合っていたと思います。


社畜として日々働くだけの男、桐尾礼治·レイジ。

今日もうつろな目で会社に向かって歩いていたら、いつの間にか異世界の森にいた。

…あぁ、これが流行りの異世界転生か。

持っていたスキルは「鑑定·創薬」の2種類。
あれたいしたことない…、でもいっか。

そう考えていたけど、思った以上にチートなスキルだということが判明!

その世界にはなかった回復薬などを次々と製造し、あっという間に一儲け。

もう社蓄として働くなんてまっぴらごめん!

悠々自適なスローライフを送ろうと決意し、
ドラッグストアをオープンさせる。

異世界のドラッグストアを舞台にしたスローライフの物語が始まる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

最近、異世界スローライフ系の作品が多いように感じるのは私だけでしょうか。
「神達に拾われた男」、「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」、「くま クマ 熊 ベアー」や「賢者の孫」などが代表格でしょうか。

こうして作品を振り返ってみて一つの共通点に気付きました。
スローライフ系の主人公は、どの作品においてもチート級の能力を持っているということです。
最近放送された「聖女の魔力は万能です」も然り…

異世界に限らず、私たちがスローライフを送るためには相応の資金と能力が不可欠なんでしょうね。
でも、「もう社蓄として働くなんてまっぴらごめん!」と言って悠々自適なスローライフを送るなんて、ちょっと羨ましいんじゃありません…!?
異世界に転生できない私たちは、社畜としてこれまでも、そしてこれからも生き続けていかなきゃなんですけど!

しかも、悠々自適なスローライフに加え、ちょっぴりハーレム要素が盛り込まれているのも、羨ましさに拍車を駆けている気がします。

そんな主人公であるレイジを演じるのは福島潤さん…
レイジは物語の展開上、ちょいちょいツッコミを入れることになるのですが、台詞の端々に「この素晴らしい世界に祝福を!」のカズマを感じたのは、きっと私だけじゃないと思います。

アクアを罵倒したり、アクアの不幸に抱腹絶倒したり、挙句の果てにはスティールでクリスのパンツを剥ぎ取ったりといった傍若無人な振る舞いは決して忘れることはありません。

だから基本的にレイジは好青年なんですが、カズマが脳裏にちらつく度に評価が微妙に変化する…
私にとってのレイジはこんな感じでした。

一方、ヒロインの押しはミナ一択でした。
みんなとの関わり合いを経て、少しずつ行動範囲を広げられたのはホント良かったと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、熊田茜音さんによる「ココロハヤル」
エンディングテーマは、ノエラ(松田利冴さん)&ミナ(熊田茜音さん)with 桐尾礼治(福島潤さん)による「マイニチカシマシファーマシー」

1クール全12話の物語でした。
肩の力を抜いて自然体、且つ気軽に視聴できる作品だったのではないでしょうか。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

67.8 3 発明でコメディなアニメランキング3位
ぬるぺた(Webアニメ)

2019年10月1日
★★★★☆ 3.5 (98)
330人が棚に入れました
天才少女「ぬる」は、お姉ちゃんを事故で亡くしてしまう。でも大丈夫!持ち前の知識で、大好きだったお姉ちゃん「ぺた」をロボットとしてつくることに成功!ただ、ロボットとして復活したお姉ちゃんは生前よりも、ちょっとちがう?妹「ぬる」と、姉ロボ「ぺた」が繰り広げる、姉妹ドタバタコメディ!『お姉ちゃん! コンセント抜けてるよ!』

声優・キャラクター
和氣あず未、上田麗奈
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ぬる と ぺた の姉妹愛

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ある天才女子小学生が、人造お姉ちゃんを作り、その2人による掛け合いが主となるショートアニメ。

基本はギャグなんでしょうが、ショートアニメにしては珍しく、結構シリアスなシーンが多く、ストーリーアニメにもなっています。

是非、ネタバレなしで見てほしいアニメですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「ぬる」と「ぺた」という姉妹が織りなす物語

この作品はオリジナルだったみたいですね。
2020年1月20日にはアニメと連動したゲームが発売されるとか…

作品の事前情報は特にありませんでしたが、和氣あず未さんと上田麗奈さんが出演されることは知っていたので、安心して視聴に臨むことができました。


天才少女「ぬる」は、お姉ちゃんを事故で亡くしてしまう。
でも大丈夫!
持ち前の知識で、大好きだったお姉ちゃん「ぺた」をロボットとしてつくることに成功!
ただ、ロボットとして復活したお姉ちゃんは生前よりも、ちょっとちがう?
妹「ぬる」と、姉ロボ「ぺた」が繰り広げる、姉妹ドタバタコメディ!
『お姉ちゃん! コンセント抜けてるよ!』


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

和氣あず未さん演じる「ぬる」がこの作品の主人公。
重度の人見知りで引っ込み思案なため、小学校には不登校が続いているのですが、物語は「ぬる」がお姉ちゃんロボを作り出すところから始まります。

お姉ちゃんロボは見た目こそゆるふわですが、生前の記憶がインプットされているので、性格も生前そのもの…
妹が大好きでお節介焼きのお姉ちゃんだったんです。

そんなお姉ちゃんを「ぬる」はウザいと思わせる態度を時折見せたりもするのですが、何だかんだ言いながら「ぬる」もお姉ちゃんが大好き…

だから、この物語は姉妹愛をトコトン堪能する作品なんです。
そしてその姉妹愛がとても心地良い…

でも決して侮ってはいけない作品…とだけ言っておきたいと思います。
特に終盤の展開はヤバいくらい心が震えましたから…
きっとこの展開は誰も予想できなかったと思います。

完走して振り返ってみると…
この作品のどこにゲームの要素があったんだろうと思ってしまいました^^;
公式サイトで確認したところ、本格アクションゲームなんだそうです。
ゲームだけのオリジナルストーリーも用意されているとか…
でも、まずはこの作品が気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、ぬるとぺたによる「#NULL*Peta」

1クール全12話の物語でした。
こういう姉妹愛溢れる作品は見ていて気持ちが良いですね。
ショート作品でしたがしっかり堪能させて頂きました^^

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

満ち溢れている愛情

小学生なのに天才発明家の ぬる。
姉の ぺた が交通事故で亡くなってしまい、ロボットを作って姉の面影を残そうとした。

ジャンルとしてはSFコメディなのかな?
ロボットが出てくるのでSFという事にします。

作中のチャーハンは愛情の塊。
見た目は……体に悪そうな色をしていますね。
ぺた姉の料理が無理ならば、ぬる妹が作ったらいいのです。
逃げてばかりが得策ではありません。
対案を提示しないと現状打破できませんし。

テーマは家族愛でしょうか。
食事を作る。
家事としては普通の事です。
日常の事なので気が付かないことが多いですが、
毎日、3食作る事は難しいです。
栄養バランス・美味しさ・見た目などなど、キチンと献立を考えます。
料理を作ってもお金は貰えません。
何故、料理をつくるのでしょうか?
それは、愛があるから。
所謂、「無償の愛」という奴です。
赤の他人に料理を振るう事は少ないです。
そこには家族愛がありませんから。
料理は愛情。
料理をする、という作業に感謝しながら食べないと罰が当たりますよ。
お腹いっぱいなら仕方がないですが、残す事は御法度。
出された料理は完食して、片付けなども手伝って下さいね。

ぺた姉役の声優、上田麗奈さん。
最近、CDを発売したという事でラジオや曲をチェックしてみました。
普段の話や歌声。
抜群です。
特に息を吐き切って空気を吸う音。
ブレス音という奴なのかなぁ。
上田さん自身は意識していないのでしょうが、とても魅惑的な声。
あとはキャラを演じた作品が売れるだけ。
今のうちから推しておくと良いですよ。

1話だけ視聴した人と完走した人とでは本作品に対する印象が違います。
それは終盤を見ないと分かりません。
3話切りしないで下さい。
ショート作品なので、完走する事は簡単です。
家族愛が垣間見れる貴重な作品。
見逃すなんて、もったいない。
もったいない お化けです。
今日も家族団欒。
家族を大切に想う事ができます。
短いショート作品だと侮る事無かれ。
愛情が見られる素晴らしい内容。
気になっているだけの未視聴の人の背中を押す事となったら幸いです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 19

63.6 4 発明でコメディなアニメランキング4位
テルマエロマエ(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (528)
2354人が棚に入れました
すべての“風呂”は、“ローマ”に通ず。シリーズ累計500万部突破! 「マンガ大賞2010」と「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をW受賞し、ほとんど社会問題化している超ベストセラー・爆笑コミック。
主人公のルシウスは、古代ローマ帝国の浴場設計技師。仕事熱心な彼は、浴場のアイディアについて悩みまくり、その挙句に現代日本の銭湯にワープ!? 古代ローマと現代日本の“風呂”を巡る冒険を描く、空前絶後&抱腹絶倒のタイムスリップ風呂漫画です。

声優・キャラクター
FROGMAN、東地宏樹、稲田徹、大塚明夫、内田直哉、白熊寛嗣、宮下栄治、植田佳奈、上野アサ、後藤ヒロキ、高橋伸也

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

古今東西お風呂文化

2010年に数多の賞を受賞して話題を呼んだ原作
ずっと気にはなっていたのですが
これまで読む機会に恵まれずにいたので
こっそり注目していたのですが・・・

FLASHアニメなので、まぁちょっと動く紙芝居ですね
でもまぁこんな作品で作画に凝っても無意味な気もますし
これはこれで味があっていいんじゃないでしょうか?

どちらかというと気になったのはストーリーのほう
1週目はとても面白かったのですが
2週目3週目とワンパターンで代わり映えのしない展開な上
この短期間でネタのクオリティがずいぶん下がっています

古代ローマ人のルシウスが現代日本で受けるカルチャーショックは大別して二つ
一つは洋の東西の違いからくるもの
つまり西洋人から見た日本人像というものです
原作者はイタリアに11年間留学して美術を学び
イタリア人と結婚されているという
漫画家としてはかなり異色の経歴を持つヤマザキマリさん
日本人からすれば当たり前すぎて着目さえしないような代物に
文化の外からの視点でフォーカスを当てるのは
文化の差異を肌で感じてきた経験あってのものでしょう
笑いなど生まれそうにない何の変哲もない代物を
巧みに掘り下げて笑いに変換する手法は見事です

それと比べて古代と現代という時代の違いへの戸惑いは
題材が月並みな上に切り口も陳腐
過去から現在へのタイムスリップもの
あるいは現在から過去へのタイムスリップものは多く
過去の人間が様変わりした現代の文明や文化に驚くというアイデアも
本当に使い古されたものではありますが
思わずニヤリとさせられるようなネタも少なくありません

たとえば、古くは映画バックトゥザフューチャー3
壊れた日本製品をめぐるやり取りなんか秀逸ですね
最近のアニメであればFate/ZERO
飛行機に乗ったセイバーさんのセリフなんか
同時にキャラの性格もうまく表現できていて見事だったと思います
どちらも時代の差による感覚のずれが巧みに表現されたジョークになっていました

これらのネタの面白さのポイントは
時代の差による文明の変化そのものというよりは
それに対する価値観や感性の変化なんですね
昔の人が見たらきっとこんな反応をしそうだな
なんてふうに現代人のだれもが思うような反応をされても
それではちっとも面白くないわけです

そういう観点から見てこの作品でセンスを感じたのは
平たい顔族に対する最初の反応くらいでしょうかね
先に上げた二つの例がギャグメインでない作品に
スパイスとして風味付けに使われていたのに対して
こちらではメインディッシュなわけですから
このあたりもうちょっと頑張って欲しかったところですね

全体として決してつまらなくは無いのですが
もう少しうまくやればもっと面白くなりそうな印象を受けました
原作を読めばまた違った感想が出てくるのかもしれませんが
お金と時間を使ってまで原作に触れたいと思うには至りませんでした

投稿 : 2025/03/01
♥ : 22

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

すべての風呂は、ローマに通ず

まさかお風呂を題材にしたアニメがでてくるとは驚きました^^;
(゚∇゚ ;)エッ!?お風呂のアニメってどんなアニメなの?って思われるでしょうが、機会があるなら試しに視聴して見て下さい^^
こういう変わったアニメもなかなか面白いモノですよ♪

◆この作品の内容は・・・
舞台は古代ローマの浴場。
この時代では建築技術がどんどん発達していき、ローマの街は斬新な建造物が次々と建設されるようになっていきます。
しかし浴場設計技師のルシウスはその技術の変化についていけず失業の危機に・・・。
ガ━━∑(´・ω・|||)━━ン
そんな最中、ルシウスは偶然にもローマの浴場から現代の日本の浴場にタイムスリップ!!
∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
そこで今迄見た事もない文明を体験し、ローマに戻ってその事を浴場造りに活用するというお話。
ノイタミナが贈るコメディな内容のタイムスリップ風呂アニメです^^

◆キャラデザについて・・・
あまり好きになれない独特なキャラデザからこの作品をスルーするトコでしたが、某あにこれユーザー様がこの作品はこの絵だからこそ面白いみたいな事をおっしゃっていたので、とりあえず視聴。
そしてまさにその通り!
この作品は絵で判断して避けてしまうのはもったいない!
あまり動きがない単調な動きの紙芝居風のフラッシュアニメなのですが、逆に綺麗なキャラデザではこのアニメは味のないものになってしまうでしょう。

◆見どころは・・・
「阿部寛」似の真面目なルシウス。
彼がタイムスリップして受ける大げさなカルチャーショックが実に面白く描かれていました(⌒▽⌒)アハハ!
彼自信はタイムスリップした事には気付かず、タイムスリップして訪れた日本の浴場の事については、初めのうちはローマにある奴隷用の公衆浴場にうっかり紛れ込んでしまったぐらいにしか思っておりません^^;
舞台が古代のローマの時はBGMにオーケストラでのクラシックが流れ、タイムスリップして舞台が現在の日本の浴場に変わると民謡が流れます。
そして見知らぬ文明を体験した時のルシウスはいろいろとカルチャーショックを受け、大げさなオーバーアクションをする( ̄□ ̄;)!!な内容です。
今迄ローマ人の技術が世界一だと思っていたルシウスが、ただの奴隷と思いこんでいる現代人の技術に驚嘆し、とてつもない敗北感を味わうのです。
「もしも古代ローマ人が現代の日本の浴場に来たら!?」
この摩訶不思議なテーマがこの作品の面白さです!!

◆声優陣は・・・
ルシウス      : FROGMAN
マルクス      : 東地宏樹(ガンダムAGEのグルーデック・エイノア)
ハドリアヌス帝  : 大塚明夫(ガンダム0083のアナベル・ガトー)
設計事務所所長 : 稲田徹(∀ガンダムのハリー・オード)
銭湯のおやじ   : 内田直哉

投稿 : 2025/03/01
♥ : 33

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

文化は常に結果である!タイムトラベルは文化の営みを破壊し、創造する力に変わる。ドラえもん今こそ気付くんだ己のした行為に!

結構楽しめました、この作品。
素直に面白かったと思います。
なぜ、現代日本にワープするのか、日本人に彼の話している言葉がなんとなく通じるのかは謎でしたが、その謎のところが面白いw

あ、またワープしたよ。みたいなw

原作は未読なのでこの作品が何を伝えたいのかは分かりませんが、アニメだけで判断すると「文化」になりました。

主人公は日本にワープする度に高度な娯楽システムに感動し、自国であるローマと比較していました。つまり自国の文化に自信を持っていたのでしょう。
そして、ローマに帰って日本文化のコピーを作っている自分自身に恥じらいを感じていました。

しかし、本来文化とはコピーです。人の意思が必ず他人の意見や考え方の結果であるように、文化も他国の異文化が合わさって作られたもの。日本文化は特別だと言われますが、独特な文化だけで判断するなら他国にも独特な文化を持っている国はあります。日本は先進国だからこそ、その文化をピックアップされるのです。
寿司、たこ焼き、ひらがななど(←妙なラインアップw)日本国内で発達した文化も全ては日本国内で起こったコピーに過ぎない筈です。
「独自に生み出す」=発明ですが、それは創造とは違います。

この作品で主人公は日本の斬新な発想に自分を技量の無さを嘆いていました。先ほど述べたように自分が行っている行為はコピーだと自己嫌悪に陥っているのです。
つまり、ルシウスは文化、技術の本質を理解していない。作中でローマは各国の文化を取り入れ発展を続けていた。それはルシウスが行っている行為と何ら変わりは無いはずです。単に時代錯誤がルシウスを固定観念で縛り上げているんですよね。

そんな中、ローマ王はさらなる発展を望んでいました。ルシウスがローマで作った温泉はそれこそ創造として扱われたでしょうね。要はプロセスを全て省いて約2000年後にもたらされる結果だけをローマで作ったのですからw
そのことをルシウスはコピーと、国民は創造と捉える。そのギャップが今作品の一番面白いところではないでしょうか。

さて、やっとタイトルの伏線回収と行きますかw
まぁあまり長くは説明しません。今まで読んでくださった皆さんならタイトルの意味分かりますよね?
つまり「現在」がいつの時代であろうと、未来へ行って、または未来から来てコピーを繰り返してきた行為をないがしろにしてはいけないということです。
まぁ現実的に考えて未来に行けても、過去にはタイムトラベルできないんですが・・・w
しかし、ドラえもん!君はもうちょっと社会に対する影響力を考慮するべきだ!w

投稿 : 2025/03/01
♥ : 21

65.7 5 発明でコメディなアニメランキング5位
ひなろじ ~from Luck&Logic~(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (147)
674人が棚に入れました
桜が散り始めた春の日。天真爛漫な小国のお姫様・リオンはホッカイドウの学校に通うことに。そこは世界の平和を守る定理者〈ロジカリスト〉を育成するため、ALCAが運営する特別な教育機関。リオンが入った1年Sクラスには、定理者のニーナをはじめ、個性的なクラスメイトたちがたくさん。定理者のヒナたちが送る、とってもにぎやかでかわいらしい日々――合体〈トランス〉!! はじめます

声優・キャラクター
朝日奈丸佳、山村響、高森奈津美、三森すずこ、植田佳奈、小倉唯、湯浅かえで、内田真礼、大橋彩香、佐々木未来、相沢舞、高柳知葉、矢島晶子、種﨑敦美、小山力也、松井恵理子、西本りみ、橘田いずみ、尾崎由香、三宅麻理恵

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

合体!!(トランス)はじめます。

この作品は、ラクエンロジックの続編に位置する作品です。
前作との繋がりは薄いので、この作品から視聴しても物語的には通ると思います。
でも、まったく繋がりが無い訳ではなくALCAに所属する定理者達として登場するので、その姿に懐かしさを感じたい…或いはこの作品を深く堪能したいという気持ちをお持ちの方は1期からの視聴をお勧めします。

1期では、次々に現れる敵と戦う日々の連続で、大怪我をする事も珍しくありませんでしたが、この作品では1期での定理者達の活躍により、ほぼ敵が出現しない平和な世の中になっています。
それでも、有事の際に定理者達として人の役に立ちたい…困っている人に手を差し延べたい…そんな思いを抱いた定理者の特性を持つ少女の学び舎としてALCAが運営する定理者養成学園として設立されたピラリ学園が物語の舞台となっています。
そして、本作の主人公であるリオンが入学してきて時にゆるふわ…時にガチンコバトルが繰り広げられる物語が動いていきます。

物語の設定は1期よりだいぶ柔らかいです。
敵の攻撃に緊迫した雰囲気になる、という事はほぼ皆無です。

でも、緊迫した雰囲気は無くても定理者として強くありたいという思いは、どれだけ世の中が平和になっても決して変わることはなく人々の心に根付いています。
だって定理者としての特性は、誰もが願って手に入れられる能力ではありませんから…

結果的に自分の身を危険に晒す事になるのかもしれない…
でも、人の役に立てるかもしれない…
自分を助けてくれたこの能力を誰かを救うために使いたい…
こういう気持ちって、リアルなら偽善というのかもしれません。
でも、そういう気持ちって無くしてはいけないと思うんです。

そう思えるのは、仲間と日々を積み重ねていく彼女たちを見ているのがとても心地よいから…
定理者としてはまだまだ未熟な彼女たち…
今のまま戦場に投入されたら、きっと誰も生きては帰ってこれないでしょう…
その位、彼女たちは危うく幼いです。

でも、危うく幼いといって何もできない訳ではありません。
彼女たちは少しでも高みを目指そうと一生懸命なんです。
失敗したりやり過ぎてしまう事もしばしば…
きっと成功も失敗も全て自分たちの糧として吸収していくのでしょう…
だから彼女たちを見ていると元気を分けて貰えるような気がしました。

主人公であるリオン…天真爛漫という言葉がピッタリな彼女はとっても相手思い…
時には自分を殺しても相手の気持ちを優先する…そんな女の子です。
でも、きっとリオンは羨望の眼差しを受けることになると思います。
今は未だ自分をまだまだ制御する力を持ち合わせていませんが、将来花開いた時、彼女の中に眠る潜在能力の高さはALCAの大きな武器になると思います。

そんな彼女と肩を並べているのがリオンの大親友であるニーナです。
生徒の中で唯一ALCAでの実践経験を持つ彼女…知識・経験とも頭一つ突き抜けている感じです。
この学園で過ごす時間は彼女にとっては不服な面もあるかと思います。
だって、戦場と学園では得られるモノが違うから…
これは学生と社会人との差に相当する訳ですから、彼女の気持ちが分からない訳ではありません。
でも、学生としてでなければできない貴重な経験があるのもまた事実です。
学生としての本分を満喫して欲しいと思える女の子でした。
だからこそ、彼女の最後の選択には彼女らしい優しさを感じた気がしました。

年相応の女の子の精一杯で紡がれているこの作品…
他にも魅力的なキャラがたくさん登場してくれるので、飽きも中だるみもありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、TRUEさんの「BUTTERFLY EFFECTOR」
エンディングテーマは、リオン・ニーナ・万博の「ベィビィバード!〜ガクエンロジック〜」
TRUEさんはインタビューで、これまでで最もアップテンポな曲…という感じのコメントをされていましたが、そのアップテンポの気持ち良い事といったら…作風にもピッタリの曲だったと思います。

1クール12話に物語でした。
全体的にほんわかした感じなのですが、要所でしっかり物語を締めてくれていたので、癒し半分、元気半分ずつ貰える…そんなお得な作品だったと思いました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 18
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

リオン伝説

5話までの感想
ネタバレレビューを読む

全話見て
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

終盤から・・・www

原作未読(あるか知りません) 全12話

あらすじ
魔法少女たちが通う学校の物語

では感想を
なんか(ラクエンロジック)のスピンオフアニメらしいですね

私は(ラクエンロジック)を視聴済
のはずなんですが・・・
全く内容を覚えていません!!
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

えぇ、主人公の顔も名前もストーリーすら覚えていませんよwww

でも、このアニメは一応完走出来ました。
魔法少女系と思えば、(ラクエンロジック)を視聴してなくても見れる作品です

でも、問題はそこじゃありません!

物語終盤になるにつれ百合展開が・・・ねぇ(ため息)
そして終盤になるにつれ作画崩壊が・・・ねぇ(深いため息)

内容としては
魔法少女たちの学園日常系アニメって感じですね
私のイメージは(プリキュア)+(ゆるゆり)÷4ぐらいのイメージですwww

綺麗にまとまってはいましたが、物足りない
物足りない割には完走できる。
完走は出来るけど、人にはお勧め出来ない

そんな感じですかねwww


作画ですが終盤になっていくと人物崩壊が目立ちます
キャラが可愛いのにもったいない。

声優さんは頑張っていたと思います。
が、普通www

音楽も一杯ありましたね。
私の好みの歌はありませんでしたけど^^;

キャラは可愛いと思いますよ。
でも、キャラデザは好みの問題だと思いますね。


2期がもしあっても見ないかな~^^;
ちょっと盛り上がりにも欠けていた気がします。
1年を1クールでまとめていて、テンポが早過ぎるかな。
そこまでハマるアニメじゃない気がしますしね。

お薦めはしません。
見たい人が見れば良いと思います。

超~暇な時、見るアニメがない時に視聴するアニメだと思います。
気になる方は他のレビュワーさんたちも参考にしてくださいなwww


では最後に一言
絶望した~!面白いと思わなかったアニメに絶望した~!
キャラデザさえ良ければ良いと思っているんですか?
捻りのないアニメはオチがないアニメと一緒ですよ~!
あと、作画ぐらいはしっかりして欲しいです~!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

64.3 6 発明でコメディなアニメランキング6位
飛べ!イサミ(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (58)
463人が棚に入れました
花丘イサミ、月影トシ、雪見ソウシの三人は幕末に活躍した新撰組の子孫。ある日、花岡家の蔵で新撰組の秘密基地を発見し、光を放つ不思議な剣を手に入れる。そして、世界征服と花丘魁博士(イサミの父)の誘拐を企む悪の秘密組織「黒天狗党」と戦っていく。初期は少年探偵ものの方向性で、「しんせん組」で巷で起こる事件を追い、主にイサミが剣を用いて悪党と戦うという内容だった。中盤から黒天狗党が本格的に暗躍し始め、しんせん組もパワーアップを果たして「ヒーローもの」の方向にシフトしていく。

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

チャリンコヒロインの悪党退治♪

最近、ジャニーズの某メンバーが
うわさのキッスの件で謝罪する会見映像を眺めていて、
そう言えば、TOKIOは若い頃、“やるじゃん♪なかなかやるじゃん♪やるじゃんあいつ♪”
と子供向けのヒーローアニメでテーマ曲歌ってたな……。

という感じでふと思い出してみた、
1995年~教育テレビ放送のNHKオリジナルアニメ。


新撰組局長・近藤勇の末裔である主人公小5ヒロイン・花丘イサミが、
同級生少年のトシ&ソウシとのトリオで、
「しんせん組」を結成し、先祖伝来の「龍の剣」などのアイテム&からくり発明品を駆使して、
町内と世界の平和を守る。


本作で私が特に好感するのは、子供の世界を大事にしつつ
ヒロイズムを完遂している点。

象徴的なのはイサミたちの移動手段が一貫して自転車であること。

「黒天狗党」との鉱石「ルミノタイト」を巡る攻防は、
中盤以降、巨大ロボや巨大宇宙船も乱入しつつ、
歴史の裏側やSFも絡め激化していきますが、
それらは時に三輪車幼児も従えるイサミたちの活躍により、
概ね自転車出動圏内で、片付けられます。

「しんせん組」の攻撃方法もイサミの剣、ソウシの弓矢は王道として、
トシに至ってはボールを投球したりシュートしたり……。

あくまで子供たちのチャンバラごっこや秘密基地など、遊びの延長線上で、
お子様に対して適宜ギャグも交えてフレンドリーに正義を示して行きます。

特に前半は後半のような「しんせん組」変身コスチュームもなく、
小学生たちが通学した私服で、
そのまま悪党退治に直行する放課後ヒーロー感。

視聴当時、私の中では既に、小さな子供のコミュニティー内で、
世界の一大事が完結するシナリオをガキ向けと斜に見る擦れた精神が芽生えていましたがw
本作の姿勢に関しては当時も今も親近感を覚えます。

子供の遊び感覚で世界が救われるものかwと大人は馬鹿にするのでしょうが、
夢の移動手段・自転車を獲得し、「はじめてのおつかい」レベルから、
活動領域を急拡大している小学生らにとっては、
チャリで遊び回ることができる範囲こそセカイの全テ。
この時めきを大事にする本作のセンスにグッと来ます。

子供たちの正義に対して作品内の大人たちも真剣なのも好印象。
狭い世間で、家族親戚、小学校関係者一同、
発明、隠密と、しばしば裏の顔も使い分けつつ、
少年少女のヒーローへの憧れ具現化を裏に表にサポート。

子供だましにお付き合いと見せかけて、
大人が秘めた親子愛や、思わぬヒーローオタク趣味などw
今風に言うところの“大きなお友達”が楽しめる要素もスパイスされており、
なかなかに侮れません。


私にとっては、某・東の名探偵と共にストライカーのヒーロー適性を確信させてくれた。
また某・木ノ葉隠れ里のくノ一や某・ぶっちゃけあり得ない黒いプリキュア戦士に先駆けて、
ボーイッシュヒロインとスパッツの相性を脳裏に刻みつけてくれた。
心の中で結構、重要な位置を占めるアニメです。


蛇足:で、またTOKIOのOP主題歌「ハートを磨くっきゃない」について……。

デビュー曲の「LOVE ONLY YOU」からの、
聴いていて赤面する位はずい求愛ソングの流れを引き継いだ4thシングルですが、
これがまた、作品内容と全然合ってないw(苦笑)

それでも、スタッフは、ミスマッチにめげずに、本作シナリオの切ない要素や、
小5ヒロインや女教師が秘める色気などを掘り起こしてOPアニメーション化しつつ、
ネオン風の演出も交えて、ジャニーズ曲を懸命にテーマ曲化。

そんなお子様向けアニメの背伸びしてる感も意外と印象的だったりします。


今回、あのメンバーが結局、何をやらかしたのか、真相は私には分りませんが、
NHK並びに同局が展開する若者及び子供の世界は、本作のご町内の皆様も含めて、
それこそ「Rの法則」が始まるずっと前から、TOKIOをひいきにして来たわけです。

その恩を、番組が吹き飛ぶレベルのご迷惑という仇で返すとは……。
何か、ホント言葉がないです……。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ぜひ再放送していただきたい

NHK圧倒的・・・!圧倒的製作の...オリジナルアニメ
内容的には主人公と狂ってなきゃ、逸脱してなきゃ悪魔は殺せない…!の組織のドタバタモノという定番ものではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!
引き際っ…!勝ち逃げ…!分相応……!全てを飲み込む…強運…!のキャラを潰滅的手抜きせずに描いていたんだっ・・・!分かれよっ・・・!...!マンネリというのは...あまり感じなかったっ・・・・!むしろっ・・・!真の敵は‥‥あの男っ‥‥‥‥会長っ‥‥‥!幹部四カモが悪魔を殺す悪魔的奇手を変え品を変えてイベント?を発生させるんだっ・・・!分かれよっ・・・!っ・・・!飽きることなく見られました...!過度な恋愛描写がどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・わけもなくっ・・・!悪党らしい悪党もい馬鹿なっ・・・ありえないっ・・・・・!
終始軽快にストーリーはっ...進みますっ・・・!
最初はイサミ本当に欲しい物を手に入れたいなら結局これはもう金しかない…!潰滅的戦闘できなかったのっ...が...!後に男の子二人も戦闘可能にっ...なり...!主人公たちのピンチだけど…チャンスッ…にっ...必ず現れて危機を救う謎の卑劣っ・・・・! 最悪に醜悪な男・・・・!と主人公の関係っ・・・!どっ...ピンクの衣装で登場常軌を逸するくの一と...謎の卑劣っ・・・・! 最悪に醜悪な男・・・・!の妙なナイス雰囲気...!徐々に明かされる真の敵は‥‥あの男っ‥‥‥‥会長っ‥‥‥!組織の潰滅的正体とっ・・・!その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…構成員の...正体・・・ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!っ・・・!かなり周到にストーリーも構成され...!伏線もっ...きっちり回収しながらラストへと向かっていきたっ・・・!っ・・・・!
ホンコンから招聘された三姉妹が登場したあたりから...!話が一気に進展して1050年地下行きますっ・・・!...!
ギャンブルでは辺で圧倒的・・・!圧倒的ターゲーットがっ...子供だけではゼロゼロゼロっ..ありませ~~んっ...と気づかされたっ・・・!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アイキャッチもめちゃくちゃカッコいい

小さいころに何となく見ていて記憶に残っていたアニメ作品なのですが、佐藤竜雄監督ということで今の年齢になって改めて視聴してみました。

いやぁ、子供向けアニメとは思えないクオリティですね。多分、ものすごく複雑な裏設定とかがある作品だと思うのですが(細かい科学技術や人間関係とか絶対ありそう)それを真綿で包んだかのような柔らかさと優しさがある感じです。子供向け作品なので、敵キャラが親切で非常に微笑ましいです。難しいことも噛み砕いて説明されていて、ここまで大人も子供も両方が楽しめる作品は珍しいのではないでしょうか。

そして、今の自分の年齢だからなのか、女性キャラクターがやたら可愛い印象があります。いや、全員可愛いです!ここまで女性キャラにときめいたのは初めてかもしれません(笑)。特に高木はるかと烏丸ヒロ子にメロメロでした。さらに男性キャラクターも印象的な人物が非常に多くて、各キャラクターを掘り下げたエピソードをもっと放送してほしかったなと思いました。

声優陣も実力者ぞろいの中、主人公の花丘イサミを演じていた中嶋美智代さんの声が非常に存在感を出していました。少し上ずった感じの非常にかわいらしい声で、もっと色々な作品に出演してほしかったなと思いました。プロ野球選手の奥さんだと最近知って、非常に驚きました。

全50話で足りないと感じてしまうくらい各話のクオリティが高くて、なおかつ軽い気持ちで見ることができる作品だと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7
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