癒しでほのぼのなTVアニメ動画ランキング 67

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の癒しでほのぼのな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月26日の時点で一番の癒しでほのぼのなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.1 1 癒しでほのぼのなアニメランキング1位
のんのんびより(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (3400)
15508人が棚に入れました
全校生徒が5人しかいない旭丘分校。自転車で20分かかる最寄りの本屋は、ジャ○プの発売が毎週水曜日だし、レンタルビデオ屋は十駅向こう。野菜は置き売りされているし、家の鍵に至っては見たことすらない。そんな田舎の生活だけど、旭丘分校の5人はいつも楽しく過ごしています。「なんにもない」がある、スローライフな日々。……なんて気付く必要もなく、豊かな自然の中で豊かに毎日を過ごす少女たちの、まったりゆるゆるなド田舎コメディ。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

やぶれかぶれのヤブ医者が竹藪の中へスタコラさ~ 酷え歌だな・・・

2013年放送のテレビアニメ 全12話 のんのんびよりの一期

原作 あっと 監督 川面真也 構成 吉田玲子 キャラデザ 大塚舞
音楽 水谷広実 制作 SILVER LINK

月間コミックアライブに連載中のド田舎コメディ漫画のアニメ化。

宮内れんげ 小学一年生 CV小岩井ことり (にゃんぱすー) 主人公だったのかー!
一条蛍 小学五年生 CV村川梨衣 身長164cmの非合法美女
越谷夏海 中学一年生 CV佐倉綾音 トラブルメーカー
越谷小鞠 中学二年生 CV阿澄佳奈 身長140cm未満の非合法超ロリ

以上、年齢が少しづつ違う4人の少女の日常を描くコメディアニメ。

東京人憧れの西日本のド田舎かと思ってたら、アニメ版の舞台は埼玉県小川町下里?
公式発表では、のんのんびよりの舞台は日本と言う国だそうです。

この作品のセリフ「にゃんぱす~」が社会現象に・・なってほしかったですね。

川面監督はココロコネクトに続く監督SILVER LINK第2作目でまさに快調です。
原作が優れているんでしょうが、アニメはほぼ減点が無いくらいの素晴らしい出来です。
キャラデザ、作画、声優、脚本、構成、物語、日常アニメとしてはレベル高いですね。

田舎の学校と言うことで各学年が1名以下の小中で1クラスという設定。
フィクションですから田舎はパラダイス、登場人物は全員美しいです。
ギャグは上品ながら身近な題材でバラエティに富み12話一気に観ちゃえます。
日常ライトコメディとしては「みなみけ」以来の傑作と認識いたしました。
とにかく、キャラが可愛くて面白いですね、上品だし。

もうずっと続いて欲しい幸せアニメですが、
今年は「劇場版のんのんびより ばけーしょん」が夏に公開されるそうです。
スタッフキャストの変更なしだそうなので、期待大ですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 54

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ほのぼのアニメに新たな1ページ。

ゆ~ったり、のんびりと田舎に暮らす
4人の少女たちの日常を描いた
ほのぼのアニメです。

大げさですが毎週一週間の疲れを
このアニメを見ることで癒してくれる。 
そんなアニメでした。
なので最終回を見終わった時とても心寂しかったです…。

のんのんびよりラジオで聴いたのですが
「のんのんびより現象」
というプチ社会現象が起こったとか…。
確かにうなずけます!
自分も都会育ちですが、ちょっと
田舎に憧れてしまいました。汗

一度でいいので田舎でこんなのんびりとした
暮らしに浸ってみたいですw

ほのぼのアニメが好きな方
アニメでゆったりと癒されたい方
には声を大にしておすすめします!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 134

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『のんのんびより りぴーと』放送開始記念 第十二話「また春が来た」視聴。

全校生徒たった5人の「旭丘分校」。
雪解けとともに芽吹き春の足音が聞こえる山里で相変わらずまったり過ごす少女たち。
山菜を採ったり、お花見したり、お魚も釣ってみちゃったり・・・。
彼女たちの新しい季節の楽しみ方に触れ、子供の頃の懐かしさを再発見できるかもしれません…。

第一話「転校生が来た」※オーディオコメンタリー収録
一条蛍は、両親の仕事の都合で、東京から「旭丘分校」に転校することに。
しかしそこは、自分を含め、全校生徒が5人しかいない学校だった!
東京から転校してきた一条蛍、ムードメーカーの越谷夏海、女子最高学年の越谷小鞠、独特の感性を持つ最年少の宮内れんげ、まったりした田舎の大自然の中で過ごす彼女達の日常がはじまる!

第二話「駄菓子屋に行った」
「旭丘分校」への転校を終えた一条蛍は、クラスメイトとともに楽しい学校生活を過ごしていた。
特に、身長が140cmにも満たない越谷小鞠には「かわいい先輩」だという想いで接していた。
しかし、その想いはいつしか愛しさへと変わっていく。
そしてある日、小鞠から電話が掛かってきて、2人で遊ぶことになるのだが…。

第三話「姉ちゃんと家出した」※オーディオコメンタリー収録
学校に到着すると越谷夏海から今日は遠足だと聞かされた一条蛍。
目的地を知らされていないにも関わらず、遠足への想いを募らせ、現場へ向かうと、そこには、すでに帽子をかぶり、ゴムの作業着に着替えている先生とれんげがいて…

第四話「夏休みがはじまった」
通知表を渡される一大イベントも終わり、夏休みが始まろうとしていたその日、東京の学校に通っている宮内家の次女・ひかげが実家に帰ってきた。
都会の話を自慢げに語るひかげだったが、そこにたまたま一条蛍が遊びに来て…
れんげが小川のほとりを歩いていると、カメラを持った同い年くらいの女の子と出会う。
その子は石川ほのかと名乗り・・・

第五話「水着を忘れたふりをした」※オーディオコメンタリー収録
夏休みといえば、海水浴!
旭丘分校の一同は、みんなで海に行くことになる。
水着姿の宮内れんげと越谷夏海が砂浜で楽しそうに遊んでいるのに対し、越谷小鞠は海に入ることもなく、水着に着替えることもなく、何故かただただ海を眺めていた。
そんな中、一条蛍が堂々たるビキニ姿で現れて…

第六話「おばけになってがんばった」
夏休み中、勉強のことで母親から説教を受けた越谷小鞠・夏海姉妹は、宮内れんげと合流し、急遽一条蛍の家へ向かうことに。
そうとも知らない蛍は、大好きな先輩である小鞠のぬいぐるみ、通称:こまぐるみを大量に制作していた。
完成品をどこに飾ろうか悩んでいたとき、蛍の家のチャイムがなり…

第七話「せんべいがカレーになった」
夏休みが終わり、二学期が始まった旭丘分校。
初日から寝坊した越谷夏海は、勢いよく教室の戸を開け、中へ駆け込むが、そこには先生の姿はなく、それぞれの席で暇そうにしている生徒たちしかいない。
そこで、時間を潰すために、様々な遊びを提案する。
しかし、宮内れんげの感性が違いすぎて…

第八話「学校でごはんを炊いた」※オーディオコメンタリー収録
旭丘分校の学校菜園で収穫した食材を使って、クラスメイト全員で昼食の支度をすることになる。
そんな中、越谷小鞠は芋ご飯を炊く係を担当する。
一条蛍が見守る中、料理が下手であると馬鹿にした妹の夏海をギャフンと言わせようと、芋ご飯作りに奮闘する。
そして、料理が揃い、食事の時間になるのだが…

第九話「文化祭をやってみた」
越谷夏美が勢いで文化祭をやってみたいと言ったことによって、旭丘分校で初めての文化祭を行うことになる。
文化祭で行う出し物の準備中、週末開催にも関わらず、招待客を決めていないことに気付いた一同は、たまたま遊びに来ていた富士宮このみ、宮内れんげの姉・ひかげ、駄菓子屋の加賀山楓を文化祭に招こうとするが…

第十話「初日の出を見た」※オーディオコメンタリー収録
誰もいない校庭、冬枯れた木。
二学期の終業式も終わり、旭丘分校の一同は、おのおのの年末を過ごしていた。
越谷家では大掃除、一条家ではおせち料理の下ごしらえ、そして、宮内家では年越しそばの準備。
そして深夜になり、宮内家に加賀山楓が訪れ、みんなで初日の出を見に行くことになるのだが…

第十一話「かまくらをつくった」
猛烈な吹雪のため、バスが走らなくなり、学校に泊まることになった旭丘分校一同。
しかし、生まれて初めて学校にお泊りするということで、大はしゃぎする一条蛍だったが、学校内には布団が2つと寝袋が1つしかなく、布団をみんなで取り合うことになる。
そんな矢先、先生が1つの布団の中で熟睡したことがキッカケで…

第十二話「また春が来た」※オーディオコメンタリー収録
春の木漏れ日の中、ウグイスの声を聴きながら、野草や山菜を摘むことになった旭丘分校の一同。
今まで野草摘みの経験がない一条蛍は、越谷小鞠から野草の種類を教えてもらいながら、野草を集めることに。
また、宮内れんげは、野草摘みを通して、自分が住んでいる場所が田舎なのではないかと再び悩み始めるが・・・

【アニメキャラの魅力】天才系にゃんぱすちゃん「宮内れんげ」の魅力とは?
『のんのんびより』は、過疎の農村を舞台に村の子どもたちの呑気な日常を描いたアニメです。どこか懐かしい田舎の情景が郷愁を誘い、子どもたちの素朴さを引き立てていました。今回ご紹介する「宮内れんげ」は、村の分校に通う最年少の小学1年生。紫髪のツインテール少女で、ちょっと特殊な感性をもった不思議ちゃんです。

■まわりからかわいがられる
村唯一の小学1年生のれんげには、歳の離れた姉が二人います。長女のほうは分校の先生です。東京から転入してきた「一条蛍」以外は、幼少から一緒に育った兄弟姉妹のようなもの。れんげにとって分校での生活は、家族に囲まれているのと変わりません。ただ、最年少の割に変に老成した一面もあり、中学生の越谷姉妹のことを冷静な目で見ていることも・・・。

宮内家は、村の周囲に広大な山林を所有する大農家。両親は農作業で忙しいので、れんげは姉や近所の人たちにお世話されています。特に、村で唯一の商店である駄菓子屋の店主「加賀山楓」は、れんげが赤ん坊のころから面倒を見ていたので、とてもなついています。れんげも駄菓子屋が自分に甘いことをちゃんと知っています。ちなみに、れんげのツインテールは、赤ん坊の頃に楓にしてもらってから。

■芸術家肌
れんげは、少し感性が普通と違う芸術家肌。挨拶はなぜか「にゃんぱすー」です。自宅の庭に遊びに来る狸には「具」、川で捕まえたサワガニには「お塩」と命名したり、うさぎ小屋でうさぎを世話する歌や、破れかぶれのやぶ医者の歌を即興で作り出したりと、かなり特殊な感性をお持ちです。

うさぎ小屋に行くときにテンションが上って「ダイナマイッ!」と叫びながら地面にダイブ、おままごとでは「飛び魚」役を申し出て、シチュエーションに関係なく「ぴちぴち」と跳ねる、夏休みのラジオ体操でオリジナルダンスを踊るなど行動も突発的です。

絵の才能は特に優れており、普通に描くとかなり上手。しかし、普通に描いた絵は本人にとっては芸術性のかけらもないとのことでお気に召しません・・・。本人的には芸術性あふれる絵が描きたいようです。

■夏休みに初めて切なさを知る
夏休みのある日、れんげは村のおばあちゃんの所に来た同い年の「ほのかちゃん」という女の子と出会います。写真を撮っていたほのかのために、村を案内してあげたれんげ。ほのかと友達になり毎日遊ぶようになります。ところが、ある日ほのかを誘いに行くと、ほのかはお父さんの急な仕事の都合で村を去った後でした・・・。

ひとしきり呆然とした後、その意味を理解したれんげの目には涙が浮かびます。それは、それまで友達との別れというものを経験したことの無かったれんげが、初めて知った切なさでした・・・。あまりのショックに、れんげは一週間ずっといじけ続けましたが、ほのかから手紙をもらい、来年も来ることを知ると、やっと元気を取り戻しました。

れんげは天才なので、将来はきっと芸術方面で成功すると思います。しかし、れんげの感性を育てたのは、間違いなく村ののどかな自然です。下手に型にはめようとするとダメになってしまうかもしれません。れんげには、村でのびのびと真っ直ぐに育っていってほしいものです。

【アニメキャラの魅力】大人ぶりたがりの小さなお姉ちゃん「越谷小鞠」の魅力とは?
なつかしくも美しい日本の田舎と、そこで暮らす元気な子どもたち。『のんのんびより』は、日常系と言われる作品の中でも、突き抜けたのんびりさと個性的な子どもたちの楽しさに高い評価を得たアニメ。今回ご紹介する「越谷小鞠」は、村の分校に通う中学2年生の女の子です。

■こまちゃん
小鞠は「こまちゃん」と呼ばれていますが、それは名前の「こまり」からではなく「細(こま)い」からそう呼ばれています。小学5年生のときのスクール水着を問題なく着ることが出来、海に行った時には迷子に間違われて迷子センターに連れて行かれてしまうような幼い体型をしています。分校の中では、さすがに小学1年生の「宮内れんげ」よりは大きいものの、妹の「夏海」や小学5年生の「一条蛍」よりも背が小さく、「こまちゃん」の由来も知っているので、そう呼ばれることを拒みます。

■大人ぶりたい年頃
自分が幼く見られることを自覚している小鞠は、なにかと大人ぶろうとします。しかし、その大人ぶりかたは、例えば「大人も怖がるホラー」の映像ソフトを借りてきて見てみたり、今どきポータブルCDプレイヤーを購入して「大人の階段を登った」と言ってみたりと、どこかずれています・・・。

料理を出来るふりをしたものの、まともに包丁を扱えずに蛍に心配されたり、自分のことを色気があふれていると言い張ったりする割には、髪型や服装が小学生っぽかったりと、明確な「大人」のビジョンを実のところ持っていないのではないかと思われます。挙句の果てには、大好きな小鞠と遊びに行けると張り切っておしゃれした蛍を、蛍と気付かず“知らない大人”と思い込んで、かっこいいとあこがれる始末なのです・・・。

■精神年齢は体の幼さと同じぐらい?
小鞠は妹の夏海には強気に出ますが、基本気弱で流されやすい性格。夏海にもそれは見抜かれているので、肝試しの驚かせ役を押し付けられたり、部屋の片付けを手伝わされたり、なにかと利用されています。夏海が母親に冤罪で叱られ、憤慨して家出したときは、なぜか巻き込まれて一緒に家出をさせられていました。

恋愛の経験が無いのは、周囲に同年代の男の子がいない環境だから・・・というよりは、小鞠自身の精神がまだ幼いせい。蛍が小鞠を愛するあまり、大量に制作した「こまぐるみ」の群れを見ても、自分に対しての蛍の気持ちには考えが及びません。

お姉さんぶりたい割に、蛍が近所の高校生「富士宮このみ」と、ファッションや音楽に関して小鞠がついていけない話題で話していた時には、幼児のように癇癪を起こします・・・。

無駄に大人ぶろうとするところを差し引けば、真面目で優しく、年下のれんげや蛍ともよく遊んであげる「越谷小鞠」(精神的に同等だからかもしれませんが)。年齢よりも幼く見えるというのは、女の子にとって大きな武器になるはずです。もう少し精神が成長すれば、自分をあざとく見せる強さなどが身につくのかもしれませんね。

【アニメキャラの魅力】反省無用のおてんば少女!「越谷夏海」の魅力とは?
過疎の農村の分校で、まったくばらばらの学年ながら、ひとつの教室で仲良く過ごす子ども達の姿を描いたアニメ『のんのんびより』。季節によって変化する植物や野鳥など、田舎の情景を丁寧に描いた美術への評価も高かった作品でした。今回ご紹介する「越谷夏海」は、茶色いくせっ毛をいつもポニーテイルにした、分校に通う中学1年生の女の子です。

■独立独歩
夏海は、なにかというと姉の小鞠や兄の卓にいたずらをしかけるおてんば娘です。いたずらしたり失敗したり寝坊しても、全てを人のせいに。表面的には母親のことを恐れていますが、叱られても謝るのはうわっつらだけ、反省を一切しないので改善されることもなく、同じことを繰り返してはまた叱られます・・・。

勉強嫌いで、通知表は10段階評価で5と4のみ。夏休みの宿題は姉と兄に手伝わせ、散らかった部屋の片付けも姉や近所に住む高校生の「富士宮このみ」に手伝わせます。しかし、その半面野草や山菜の知識が豊富だったりと、田舎生活における実践的な知識には強く、自らの体験で学び取ることは得意なようです。

■持久力のない暴走機関車
お調子者の夏海は、よく思いつきで行動を起こします。肝試しや、分校での文化祭を開催したりなど、“思い立ったらすぐ行動”という積極性があります。ただ、やることは“とても杜撰”で、肝試し用のシーツを用意したものの、目の部分をただ黒く塗っただけで穴を開けてなかったり、文化祭でやったこともないのにテーブルクロス引きをやろうとして失敗したりしています。

また、全くこらえ性がなく、自分の思いつきで始めたことにすぐ飽きたり、ちょっと特殊な感性を持った「宮内れんげ」の不可解な行動を理解するのを即座に放棄しています。

■兄姉思い
こんな夏海ですが、自分より体が小さくドジっ子な姉の小鞠には、「自分がついていてあげなければならない」と思っており、怖がりの小鞠がホラー映画を見ていっしょに寝たがったときは、多少いたずらを仕掛けながらもいっしょに寝てあげるなど、優しい一面も持っているのです。

幼い頃は兄のことが大好きで、「お嫁さんになる」と言っていました。それは本人すら忘れていることでしたが、ホームビデオに残されており、はからずもそれを目にしてしまった夏海は、自らの黒歴史に恥じ入って苦しんでいました。

奔放過ぎる子ではありますが、面倒見の良いところもあって、特に遊び方面ではよくイニシアチブを取り皆を引っ張る「越谷夏海」。こういうタイプは、周囲に優秀な人材さえいれば、意外とトップとしてうまく組織をまわしたりするもの。もしかしたら、いずれ大物になる素質を秘めているのかもしれませんね。ただ、やっぱり“反省”はするようにならないといけません。

【アニメキャラの魅力】ちょっと大人な百合小学生「一条蛍」の魅力とは?
歩いていける距離にある商店といえば駄菓子屋だけという過疎の田舎。そこの分校を舞台に、元気な子どもたちや、移りゆく村の四季を描いた作品『のんのんびより』。呑気で個性的な子どもたちの姿に、どこかほっとさせられるような良作でした。今回ご紹介する「一条蛍」は、東京から転校してきた小学5年生の女の子です。

■田舎にカルチャーショック
蛍が転入した「旭丘分校」は、蛍も含めて生徒が5人。蛍は、小学生と中学生がいっしょの教室で勉強するという初めての体験にカルチャーショックを受けます。村人が全員知り合い・・・というような過疎の農村で、そこでは誰も家の鍵をかけたりしません。学校に自宅の鍵を持たされてきていた蛍は、他の生徒たちから「変わっていらっしゃる」と驚かれたことに驚きます。

コンビニも本屋もない村にとまどった蛍は、少し不安になってしまいます。しかし、初めての給食でデザートの桜餅を持って、学校の近くの山に誘われたとき、その頂上で咲き誇る桜と、山に囲まれた農村の情景を見て、心を緩めることができました。村に来て1年を過ぎる頃には、東京と違い山も土も砂も目の前にあるこの田舎が大好きになります。

■百合少女
蛍は、同じ分校に通う中学2年生の先輩「越谷小鞠」に恋をしています。自分よりずいぶん背が小さい小鞠のことを、最初は可愛い先輩だなと思って眺めているうちに、それが愛情に変わってしまったのでしょう。これは、よくある「恋と友情を取り違えている」的なことではなく、編集部の発案による明確な百合的な感情であると、原作者のあっと先生が言っておられます。

小鞠愛しさのあまり「こまぐるみ」という、小鞠を模したぬいぐるみを大量に制作したり、小鞠を見る目にハートを浮かべたり、大雪のために分校に泊まった時は同じ布団で小鞠と寝たがったり・・・と、なかなかのガチぶりなのです。しかし、料理下手な小鞠が作った“こげだらけ”のお弁当を無理して食べたり、「お好み焼き粉で作ったホットケーキ」を出されたときも、「あーん」されてついつい食べてしまったりと、「恋は盲目」的な不憫さもあります。

■大人っぽい
小学5年生にしては身長が高い蛍。胸も小学生とは思えない豊かさだり、見た目はかなり大人っぽいです。気合を入れておしゃれをした姿を、小鞠に知らない大人と勘違いされました・・・。コーヒーはブラックで、音楽はお父さんの影響でクラシックやジャズ、ブルースを聞くなど渋い趣味も。ただ、中身は歳相応の甘えん坊の女の子です。

蛍が恋する小鞠は、14歳の割にまだ恋愛がどういうものかわからないほど幼いです。つまり、蛍が今のうちから同性の恋愛もありなのだと洗脳すれば大勝利。東京まで駆け落ちするぐらいの勢いで、頑張って小鞠の気持ちをゲットしてもらいたい!と強く願うばかりです。

夏が終わる前に観るべし! 「夏」がテーマの名作アニメ
■夏休みのノスタルジックな記憶が甦ります……
夏休みの宿題やら仕事やらに追われて、全部で10話も20話もあるアニメ作品をまとめて観る時間なんて取れないよ!  なんて方もいらっしゃるかと思います。

しかし、どうかご安心ください!  アニメには、夏がもたらすエモーションを1話のエピソードの中にしっかりとパッケージした作品も存在します。

数ある優れた"夏回"の中でも、今回、ピックアップしたいエピソードが現在、最新シリーズの『りぴ~と』が放映中の『のんのんびより』。その第1期4話の『夏休みがはじまった』です。

『のんのんびより』は、何もない田舎で暮らす4人の少女を主人公に、彼女たちが過ごす日常をのんのんとゆったりとした時間の中で描いた所謂"日常系"アニメの名作です。

物語の中では、各話を通して四季がゆっくりと過ぎていくのですが、第1期シリーズの"夏"回でも特に印象的なのが、小岩井れんげ……"れんちょん"をメインに据えた、この『夏休みがはじまった』というエピソード。

例えば、里帰りで出会うお爺ちゃんやお婆ちゃん。親戚の集まりで、久方ぶりに再会する従兄弟たち。旅行先で偶然出会った同世代の子ども。子どもたちにとって夏休みは、そんな特別な出会いが訪れるシーズンだと思います。

『夏休みがはじまった』も、れんちょんの新しい"出会い"を描いたお話です。そして、このエピソードは、誰もが子どもの頃に経験したことがあるセンチメンタルでノスタルジックな記憶を思い起こさせてくれます。この話を一番最初にテレビで観た時は、本当に「あぁ……」と感嘆の声が出ました。

胸にジーンとくる、アニメが作り出すエモーションの力強さを感じさせてくれる夏の名エピソードです! 

『のんのんびより りぴーと』開始直前! 特別番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』の放送が決定!
7月から『のんのんびより りぴーと』の放送がいよいよ開始します。それを記念して、テレビ東京にて特別番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』を放送することが決定しました! 第1期『のんのんびより』の名作をセレクションでお届けする他、番組のナビゲーターとしてメインキャストの4人が登場します。
『のんのんびより』が好きな方が楽しんでいただけるのはもちろん、まだ見たことがないという方もこれを見れば『のんのんびより』がどんな作品か分かるスペシャル番組。ぜひご覧ください!

■特別番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』
【放送情報】
第1回:6月15日(月)深夜2時05分~2時35分(第一話「転校生が来た」)
第2回:6月22日(月)深夜2時35分~3時05分(第四話「夏休みがはじまった」)
第3回:6月29日(月)深夜2時05分~2時35分(第十話「初日の出を見た」)

【出演者】
小岩井ことりさん
村川梨衣さん
佐倉綾音さん
阿澄佳奈さん

『のんのんびより りぴーと』7月6日よりテレビ東京他で放送決定!
7月より放送開始となるTVアニメ『のんのんびより りぴーと』。このたび、夏のキービジュアルが公開されました!
緑のさわやかな空気に包まれた山の中。ジージー・・・と蝉の声がどこからともなく聞こえてきます。キラキラと光る木漏れ日のシャワーの間を行き交うれんげたち。7月からの放送でどんな姿を見せてくれるのでしょうか。彼女たちにふたたび会えるのを楽しみに待っていてくださいね。

そして放送局・放送日時がついに決定しました! 第1期に引き続き、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、AT-Xにて放送となります。

◆放送局・放送日時がついに決定!
テレビ東京:7月6日より毎週月曜日 深夜2:05~
テレビ大阪:7月8日より毎週水曜日 深夜2:35~
テレビ愛知:7月6日より毎週月曜日 深夜3:05~
AT-X:7月9日より毎週木曜日 夜11:00~
(リピート放送:毎週土曜日 午後3:00~、
毎週日曜日 夜10:00~、毎週水曜日 朝7:00~)

お兄ちゃんの誕生日を佐倉綾音さん、阿澄佳奈さんがお祝い!『のんのんびより』第1期一挙上映会~越谷卓 生誕祭~レポート!
第2期の放送が今夏に決定しているアニメ『のんのんびより』の第1期一挙上映イベントが2015年4月11日に角川シネマ新宿で行われた。イベント同日は本作に登場するお兄ちゃん(越谷卓)の誕生日という事もあり、壇上には兄妹役を演じた佐倉綾音さん(越谷夏海役)と阿澄佳奈さん(越谷小鞠役)が登場し、兄の誕生日をお祝いした。今回は上映会の前にキャストが登場して行われたイベント部分の模様をお届けしよう。

●誕生日イベントでも兄はイジられる! あと襟足が長い。
司会者の呼び込みで壇上には佐倉綾音さん(越谷夏海役)、阿澄佳奈さん(越谷小鞠役)が登場しイベントはスタート。早速、今回の主役であるお兄ちゃん(越谷卓)の軌跡を振り返るコーナーが開始。スクリーンに映し出された越谷卓の登場シーンを観ながら、キャストと共に振り返るというものだ。最初に映しだされた第1話の“蛍が転校してきた教室のシーン”を見た佐倉さんは、今までお兄ちゃんのディティールを気にした事が無かったと話し、「意外と襟足が長い」という事を発見。さらに阿澄さん提案で「二人でお兄ちゃんの良い所を見つける」という主旨でコーナーは進むことに。

続いても第1話から“越谷卓が床にハマるシーン”が映し出され、良い所を見つけようと意気込んでいた阿澄さんからは「姿勢が良い!」というコメントが飛び出し、それに続いて佐倉さんも「あと、襟足が長い!」と重ねて会場の笑いを誘った。

ここで、アニメの制作当初は越谷卓の声を入れるか迷っていた事がスタッフの口から語られ、「もし入れるのであれば大御所の声優さんに依頼しよう」と考えていたという。その後、会場のファンへ向けて「第2期では声を入れた方が良いですか?」という質問が投げ掛けられたが、やはり声が入っていない方が良いという答えが返されていた。

そして、最終回の越谷卓が野草を食べるシーンでは、原作者のあっと先生が仮音声の収録を行った事も告白。スタジオに用意されていた野菜をひたすら食べて収録した〝あっと先生“だったが、結局その音声が使われる事は無かった。そのエピソードに佐倉さんは「あっと先生、野菜食べ損じゃないですか!」と突っ込み、阿澄さんが「大丈夫! 栄養になってるから」と絶妙な掛け合いを見せ、会場は爆笑の渦に。

その後も越谷卓の迷シーンが次々と映される中、阿澄さんは「たまに、眼鏡の奥の目が描かれる時が有るんですけど、お兄ちゃんは美少年系なのかな?」と越谷卓の顔立ちについてコメント。佐倉さんと村川梨衣さん(一条蛍役)が出演していた『のんのんびよりうぇぶらじお のんのんだより!なのん』でもお兄ちゃん人気は絶大で「どのキャラクターと付き合いたいか?」という話題の時には、キャスト両名とも越谷卓を挙げたという。その理由について佐倉さんは「だって寡黙で眼鏡で、みんなの事をなんとなく見渡していて…、あと襟足が長い!」と再びお気に入りのフレーズを重ねて会場は笑いに包まれた。

登場シーンも一通り振り返った所で、いよいよイベントの主役である越谷卓がステージに登壇。アニメやラジオでも寡黙を貫き通した越谷卓は、もちろん自身の誕生日イベントという晴れ舞台でも一切喋る事は無かった。

そんなお兄ちゃんを、早速イジリ始めるキャストの二人。「お兄ちゃんのネクタイ、ブランド物じゃん!」とツッコミを入れたり、胸の辺りを叩くなど、まさに卓にイタズラをする夏海(佐倉さん)を、姉の小鞠(阿澄さん)が止めるという兄妹仲睦まじい掛け合いでイベントは進んでいった。ここで誕生日ケーキが登場し、バースデーソングをキャストと会場に詰めかけたファンで合唱。会場全体がお祝いムードで包まれた。その後、サイン入り台本やポスターが当たる抽選会などを挟みつつ、最後は翌日の朝5時まで一挙上映を楽しむファンたちに向けて、キャストの二人からコメントが送られ、越谷3兄妹のバースデーパーティは幕を下ろした。

夏アニメ「のんのんびより りぴーと」、主題歌が決定! 第1期と同じくOPはnano.RIPEが、EDはメインキャスト4人が担当
7月スタートのTVアニメ「のんのんびより りぴーと」より、主題歌情報が発表された。

「のんのんびより」は、全校生徒5名という田舎の学校「旭丘分校」を舞台にしたコメディ作品。田舎あるあるネタや季節行事を交えつつ、豊かな自然があふれる田舎での少女たちの日常をゆるく描き、癒し系として大人気に。2013秋アニメとしては、放送開始前の期待度ランキング:18位→放送開始後の実力ランキング:1位→放送終了後の満足度ランキング:1位とダントツの高評価だった。そして、ファン待望の第2期となる「のんのんびより りぴーと」が2015年7月より放送される。

今回、主題歌情報が解禁に。オープニング曲は第1期と同様にnano.RIPEが担当。「こだまことだま」というタイトルで、CDはアニメジャケット盤とDVD同梱盤が7月22日に発売となる。そして、エンディング曲も第1期と同じくメインキャスト4人(小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈)が歌うことに。ZAQが作詞/作曲を手がけた「おかえり」という楽曲で、CDは8月5日に発売となる。

にゃんぱすー! TVアニメ『のんのんびより りぴーと』2015年7月より放送予定なのん♪
ツツジの花が鮮やかに彩る季節になりました。自然の移ろいの中に年月の経過を感じる中、TVアニメ『のんのんびより りぴーと』が2015年7月より放送開始予定であることが発表になりました。

あと2ヶ月あまり、木々が青々と葉を繁らせ、澄んだ青空の中に入道雲が立ち昇るようになった頃、れんげたちが帰ってきます。公式サイトでは、PVも公開中なので、是非チェックを!

「のんのんびより りぴーと」新キービジュアル&タイトルロゴが公開
「のんのんびより」公式HPのトップページが第2期のキービジュアルとロゴに“ちぇんじ”しました!

2013年10月から同年12月まで、テレビ東京ほかにて放送された。全12話 + OVA。
原作と異なり、蛍が転校してきた所から物語が開始する。

監督は『ココロコネクト』の川面真也、シリーズ構成は『たまこまーけっと』や『弱虫ペダル』の吉田玲子、キャラクターデザインは『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』の大塚舞、音楽は『神さまのいない日曜日』の水谷広実、アニメーション制作は『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』や『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』のSILVER LINK.がそれぞれ担当する。
川面の監督下で「可愛らしい背景、ファンタジーとしての田舎」を重視した繊細な制作が行われ、背景については聖地は特に決めなかったものの東京都、千葉県、埼玉県、和歌山県、新潟県へのロケハンが行われた。また、れんげの挨拶「にゃんぱすー」はあっとのノリで「印象に残ってつぶやきやすい言葉を」という理由から選ばれた。

テレビアニメ化は2013年2月23日に発表された。同年6月27日に村川梨衣(一条蛍役)、小岩井ことり(宮内れんげ役)、佐倉綾音(越谷夏海役)、阿澄佳奈(越谷小鞠役)らメインキャストが公開された後、同年7月28日にはアニメ化記念ステージが秋葉原UDXでのMF文庫Jの大型イベント『夏の学園祭2013』で開催され、メインキャスト4人が登壇した。
オープニングテーマがnano.RIPEによる「なないろびより」、エンディングテーマがメインキャスト4人による「のんのん日和」に決定したこと、両曲の作詞・作曲をZAQが担当することがそれぞれ発表された。同年9月1日には第1話先行上映会が3331 Arts Chiyodaで開催され、出演声優の村川と佐倉が登壇してのトークも行われた。

視聴者の間では田舎への憧れから絶賛の声や聖地探しが起こったうえ、本放送当時に発売済みの原作単行本は重版が決定した。テレビアニメ版自体も、アキバ総研(カカクコム)が実施した2013秋アニメ満足度ランキングで第1位、アニメ!アニメ!(イード)が実施した「秋アニメ2013何を見ますか?」の男性で第3位をそれぞれ受賞した。

宮内れんげのセリフ「にゃんぱすー」が2013年度アニメ流行語大賞金賞(1位)を受賞。
2014年7月発売予定の原作単行本第7巻特装版ではOAD収録のDVDが付録となる。
2014年4月6日には第2期の制作が発表された。

オープニングテーマ
「なないろびより」

エンディングテーマ
「のんのん日和」

投稿 : 2024/11/23
♥ : 51

88.5 2 癒しでほのぼのなアニメランキング2位
ARIA The ANIMATION-アリアジアニメーション(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1822)
9584人が棚に入れました
ARIAシリーズ第1期のアニメ作品。地球(マンホーム)出身の水無灯里(みずなしあかり)は、一人前の水先案内人(ウンディーネ)になることを目指し、AQUA(アクア)へやってきた。現在は先輩のアリシアと猫のアリア社長のいる ARIAカンパニーで、半人前としてゴンドラ漕ぎと観光案内の練習をする日々を送っている。
ネオ・ヴェネツィアの優しい風景の中、成長していく灯里とその周りの人々の四季折々の生活を描く。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、川上とも子、水橋かおり

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私の中でこれ以上の良作アニメは存在しません(´;ω;`)☆

☆究極の癒しアニメです☆


ARIAの世界観は西暦2300年代の未来。
「アクア」と呼ばれている、テラフォーミング(惑星地球化改造)して水の惑星へと姿を変えた火星が舞台です。

ARIAの世界では、地球は「マンホーム」と呼ばれています。
ARIAでの地球は、便利さや合理性を追求しすぎた結果、環境が悪化。住めなくはないにも決して美しい星ではなくなってしまいました。
アクアはいわば、「人工的に創りだした人類の理想郷」なのです。

そして本作の舞台は、アクアに築かれた都市「ネオ・ヴェネツィア」
水に沈んでしまったマンホームのヴェネツィアを寸分違わず再現した観光都市です。
水に沈む前に、ヴェネツィアの建物をほぼ全てを移転させているため、再現というよりは街ごと引っ越した感じです☆
また、ネオ・ヴェネツィアの近くが日本人の入植地ということもあって、日本文化が少し浸透していたりします☆

そのネオ・ヴェネツィアでも、有名な観光名物でもあるゴンドラは凄く人気で、地球のヴェネツィアと唯一違うのは、ゴンドラの船頭を男性ではなく女性が担い観光案内をしているところです。
彼女たちは「ウンディーネ(水先案内人)」と呼ばれ、ネオ・ヴェネツィアの観光の支えになっています。

そしてこの作品では、ウンディーネの卵でマンホーム出身の主人公、水無灯里(みずなしあかり)とその友人たちが、一人前のウンディーネ「プリマ・ウンディーネ」を目指しながら、ネオ・ヴェネツィアでの日々をのんびりマッタリ過ごしていく姿を描いたヒーリングアニメです☆

ヒーリングアニメではありますが、ストーリー性もハッキリしていて、癒されつつ先が気になってくるアニメでもあります☆

アニメ放送後もあまりの人気に、最終的には3期まで制作されて、OVAを合わせると54話ほどになりました!!

ARIA作品の魅力は、世界観とヒーリング要素でもありますが、なんといっても今までと違った意味で泣いてしまうようなアニメだというところです(^^)
優しい気持ちになりすぎて涙を流してしまうといった感じかな?

時間の流れもゆるやかに流れていき、見ているとまるでARIAの世界に入ってしまったのではと思うほど見入ってしまいます♪

もちろんラストも、しっかりと感動が押し寄せてくるような構成です!

その感動をより強くしているのがARIAの作中で使われる様々な曲やBGMです!
ほんとうに素晴らしい曲やBGMばかりで、曲を聴くだけでも十分癒されるのに、映像と一緒になることで心に響く感動の相乗効果が凄いです!!

私はこの作品を見て、映像から得る本当の癒しというものを知りました(*^。^*)!!

この作品は、今後も私の中では不動の作品になるとおもいます(●^o^●)

レビューを読んでARIAに少しでも興味を持ち、そして見てもらえると本当に嬉しいです(^^)!!

最後に作品を見る順番ですが

ARIA The ANIMATION

ARIA The NATURAL

ARIA The OVA 〜ARIETTA〜

ARIA The ORIGINATION

の順番で見て下さい!!(*´ω`*)

見終わった時の、癒され感や終わってしまう・・・などの寂しさは、全シリーズ見た後でしか味わえないです(*^_^*)

本当におすすめの作品で、私の大好きな作品でもあります!!

ここまで読んでいただきありがとうございますッ(#^.^#)!!



※このアニメを見たら絶対にヴェネツィアに行きたくなります。


2012/6/1

2013/4/22 更新

投稿 : 2024/11/23
♥ : 171

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

一番大好きな作品です♪だから沢山の人に知って欲しいのです(*^o^*)

■ARIAの世界へようこそ♪
改めて、ARIAの見所をまとめてみようと思いレビューを更新させて頂きました♪
まず、ARIAの歩き方なのですが、3期まであってどれから見たら判らないと言う人もいるかもなので、これから視聴しようと思っている人は、覚えておいてくださいね♪
①ANIMATION(13話) ⇒ ②NATURAL(26話) ⇒ ③ARIETTA(OVA1話) ⇒ ④ORIGINATION(13話+1)
という順番で見てくださいね♪
 
★「ARIA The ANIMATION」を視聴するにあたって♪\_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
舞台は現実に存在するイタリアでもっとも美しい町と言われている、水の都「ヴェネツィア」をモチーフとして作られているのですよ。
テラフォーミングされた火星(アクア)の都市『ネオ・ヴェネツィア』で、水先案内人(ウンディーネ)を勤める少女達の成長を描いた物語なのですよ♪あっ水先案内人って言うのは「ゴンドラ漕ぎ」です!
※テラフォーミングとは・・・・・・・人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造すること。
 
そしてこの「ARIA」って言う作品は、ほかのどの名作アニメとも違う感動の涙を流す事ができますよ♪
ARIAでしか味わうことが出来ない物凄い感動の波が押し寄せて来ます♪
ただね、その大きな感動を得るために、ちょっとだけ心に留めて置いて欲しいことがあるのです♪
最大の感動の波は、3期の「ORIGINATION」で訪れるのですよ(・o・)ノ ハーイ!!
その場面に辿り着くまでは、リアルな現実に疲れた私たちの心を癒してくれる「ヒーリングアニメ」だと思ってもらっても良いかも知れませんね☆ミ
運河に流れる水のように、ゆっくりした時間の流れの中で、四季折々に綴られて行く『ネオ・ヴェネツィア』の美しい情景とファンタジーあふれる物語。そして、この街に関わる温かい人々と共に、主人公の灯里(あかり)ちゃん達の成長を微笑ましく見守ってあげて欲しいのです♪
 
大きな流れとしては、1期で街並みや人々の温かさに触れ、2期でその街並みや人々の心に惹かれ、OVAで秘話を知り、3期で惚れるって感じでしょうかね♪
ほんの一握りの幸せを、見ている私達にも分けて貰っている感覚にだんだんなっていきますよ♪
その、小さい幸せがだんだん大きくなっていて、気付くとどっぷりARIAの世界に浸かっている事となるでしょう♪
イタリアに旅行に行った事のある方は、その時の写真やガイドブックを片手に見て頂くともう一度旅行した気分になれますよ♪
 
あっ眠いときに視聴すると確実に気持ち良く寝れますww
眠くない時のご視聴を推奨しますよ~♪
 
あと恥ずかしいセリフを言えるようになりますよ♪(*v.v)。ハズカシイ。。。。
 
 
■MUSIC♪
ARIAの優雅で優しい世界観を際立たせてくれているのが音楽だと思うのです♪
ARIAという作品のなかで、「河井英里」「窪田ミナ」さんの影響力は大きかったですね。
「窪田ミナ」さんについてはORIGINATIONのレビューに書き足すとして・・・∑('◇'*)エェッ!?
ARIAを観たら「河井英里」さんをまず知ってもらいたいのでちょっと紹介です♪
 
【河井英里】
若くして肝臓がんで亡くなられた「河井英里」さんはARIAシリーズから切っても切り離せないくらい貢献してくれたアーティストだと思っています。
Adiemus[アディエマス]の音楽性を継承しているかのようなヒーリング・ミュージックを数々手掛けていて、本作品でも牧野由依さんに歌詞を提供していたり、自らもアテナさんが歌うカンツォーネを見事な歌声で歌ってくれてました♪
透き通った美しい声で折り重ねるように歌い上げるレイヤードボーカルは、Adiemusの荘厳な重みではなく、天使の歌声で優しく包み込んでくれる感覚なんですよ♪
 
※Adiemus[アディエマス]とは \_(*゚▽゚) チョットダケオボエテネ♪
クラッシックを土台にトライバル(民族的)なボーカルとエスニック風なリズムを融合させた音楽に「造語」で作られた歌詞をのせて歌い上げるヒーリング・ミュージックなんですよ♭
 
 
OP曲『ウンディーネ』
 【作詞】河井英里【作曲・編曲】窪田ミナ【歌】牧野由依
 ゆったりしたリズムに牧野さん独特の可愛らしいウィスパーボイスが心地よいですね♪
 
ED曲『Rainbow』
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 アコースティックギターの音色と優しい歌声で癒されるナンバーです♪
 
挿入歌『バルカローレ』
 【作詞・歌】河井英里【作曲・編曲】窪田ミナ
 アテナさんが歌ったカンツォーネの曲なのです!
 河井さんの曲らしい造語の歌詞でしっとりと優しい気持ちにさせてくれる癒しの曲です♪
 アテナさん役の川上とも子さんと舟謳役の河井英里さんがこの世にいないのは寂しいですね(>o<")
 
挿入歌『シンフォニー』
 【作詞】伊藤利恵子【作曲】北川勝利【編曲】桜井康史 【歌】牧野由依
 ROUND TABLEが提供した曲に牧野さんの歌声と言うコラボは他にはなくて貴重なんですよ♪
 しっとり聞かせるポップなナンバーですね♪
 
挿入歌『Just For You』
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 ARIAシリーズ唯一といってもいいくらいのアップテンポで心躍るナンバーなのです♪
 ARIAの曲の中で知らない人が多い隠れた名曲です( ̄∇ ̄+)♪
 
 
2011.10.05・第一の手記
2011.11.15・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 167

トゥットゥルー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なんだろう、この気持ち

現代社会にストレスをかかえてるそこのあなたに必見!
衝撃的な展開や感動などはありません。
ですがこの心地よさはなんでしょう。
普段、退屈や平凡だと思っている現実。
このアニメをみることによって、今している仕事はどれだけ素晴らしいことなのか、人と人との繋がりはこんなにも素晴らしいことなのか。
今まで過ごしてきた現実への見方が180度かわります。

このアニメは、一流のゴンドラ漕ぎを目指す少女たちの成長を描いた物語です。ちなみに自分のお気に入りは「はひっ!」でお馴染みの灯里ちゃんです!とってもみていて微笑ましいし可愛いですよ!
他のキャラもそれぞれ良さがあっていいです♪

1話目のはじめは???と思いましたが、すぐに世界観を理解できます。
仕事や学校で疲れ、身も心も癒したい。
そんなとき、寝る前などこの作品をみてはいかがでしょうか。
自然と顔の表情が柔らかくなり、明日も頑張ろうという気になれると思います。
癒しなんかいらない!驚くようなストーリーがみたいんだ!と思っている方には合わないかもしれません。
ですがとてもオススメの作品です。
一度みてはいかがでしょうか(*´ω`*)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 48

90.1 3 癒しでほのぼのなアニメランキング3位
夏目友人帳(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (5007)
23716人が棚に入れました
魔妖怪が見える少年、夏目貴志はある日祖母の遺品である「友人帳」を手にする。しかし、その「友人帳」は祖母・レイコが負かし、名を奪った妖怪の名が書いてある契約書だった。
それ以来、名を返してもらおうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで用心棒となった妖怪のニャンコ先生と共に、妖怪達に名を返す日々を送りはじめる─。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、伊藤美紀、沢城みゆき、木村良平、菅沼久義、藤村歩

真夏のスピカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

四期までいったのも納得です!!

2012年1月2日から四期開始と聞き、さっそく見てみました。

日常とはかけ離れた「妖怪」アニメですが、いや、だからこそこのアニメを見た後はなんとなく、日常の尊さを感じてしまいます。

作品概要としては…

原作:緑川ゆき
監督:大森貫弘
   :
   :

夏目貴志     神谷浩史

ニャンコ先生   井上和彦

夏目レイコ    小林沙苗
 
名取周一     石田 彰

田沼要      堀江一眞

笹田純      沢城みゆき

西村悟      木村良平

北本篤史     菅沼久義

夏目(少年時代) 藤村 歩

藤原塔子      伊藤美紀

藤原滋 伊藤栄次

的場静司 諏訪部順一

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

夏目とギンコ

ふと思い立って、「蟲師」と「夏目友人帳」を
一話ずつ、交互に視聴している。(現在は第8話あたり。)
先に観はじめた「蟲師」の幽遠な世界に感嘆しながらも、
極度に稠密なストーリーと、重く張り詰めた空気にやや疲れを感じ、
別作品で中和して気分転換を図ろうというわけだ。

「夏目」を選択したのは、同じ和テイストのファンタジーで、
かつ親しみやすい日常系というイメージがあったからだが、
実際、無機的かつ即物的な感触の「蟲師」と比べると
妖たちまでが何とも人間臭く、ほっこりした気分になれる作品である。
以下、両作について思うところを簡単に書きとめておきたい。



{netabare}「友人帳」をきっかけに始まった、主人公夏目と妖との交流の周辺に
人と妖とが描き出していく心模様には、いくつかのパターンがあるようだ。

一方の心の側には淋しさや人恋しさが募っている。
もう片方の側にはそれを包もうとする温かい心が置かれている。
そして、ずっと残されていた"想い"が最後の瞬間に叶えられ、
片方ないしは双方が満ち足りて消えていく、という結末、など。

そうした心の交差を目の当たりに見た時、夏目が感じる切なさ、愛おしさは
孤独だった彼の心に反響し、増幅されるかたちで視聴者に伝わっていく。



ストーリーの核心となっている、夏目の「孤独」。
それは、彼にとって「友人帳」がもつ意味に結びついており、
妖に名前を返すという、危険なだけで何の得もない行為の動機を説明する。

名前を返すたび、レイコの記憶が思念となって流れ込んでくる、という。

「友人帳」によってレイコの過去を追体験しようとする理由は
早世した祖母の孤独な人生への哀慕の気持ちばかりではなく、おそらくは
レイコの過去がそのまま、彼自身の過去でもあるからなのだろう。

原作コミック第五話の「時雨と少女」(アニメ第四話)に重要なセリフがある。
妖にさらわれた生徒たちを置いて帰ろうとする先生とのやり取りの場面だが、
アニメでは端折られているので、原作の方から引用する。

  おまえ、あまり人間(ヒト)が好きではないだろう
  他人(ヒト)など放っておけばいい

これに対する返答は、原作ではこのような強い意志の表明になっている。

  …おれはそこで逃げてはいけないんだ、先生

  「友人帳」には、人に見切りをつけた
  レイコさんの悲しみがいっぱい詰まっている

  (―それに 人の優しさも 可愛さも
   わかってきたんだ 少しずつだけど)

  だからやれることはやりたい だから先生…

夏目がレイコに自分を重ね合わせていることがはっきりと判る。
また、夏目の人間嫌悪が相当根深いものであったことも。

この世ならぬものが見えてしまうことで孤独を強いられ、
ある意味、運命に翻弄されてきた受動的な過去を清算するための
能動的な手段、それが彼にとっての「友人帳」の意味であり、
レイコの過去を引き受けることは、自分の過去にも決着をつけることなのだ。



例えば、こんな想像をしてみよう。
仮に、すべての名前を返し終えて「友人帳」が空っぽになる時が来たとして
その頃の夏目は一体どんな人間になっているのだろうか―。
少なくとも内面的には、以前とは全く別の人間になっているに違いない。

ごく自然にそう予測できるのは、この物語の構造のためである。
未来に定められているこの終点が、予見的に物語に内在しているために、
日常のエピソードのすべてが、夏目が成長してゆくプロセスとなっているのだ。

過去と向かい合い、未来を模索する。そこに夏目の"現在"がある。



考え過ぎなのだろうが、何となく自分は
ここに一つの生き方が例示されているような気がしてしまう。

前だけを向いて迷わずに突き進む、積極的な人生があるなら、
過去を振り返り、迂回しながら、人よりも緩慢に進んでいく人生もあるはずだ。
勿論、彼は意識してそうしているわけではないのだが、
一般に、彼のような内向型の人に共通する心性はそうした生き方に向かわせる。

もしかすると、この作品が強く響く人の中には
こうした部分に無意識に共鳴しているケースがあるのかも知れない。
「夏目」の"癒し"は、案外に奥が深いのではないかと思う。



折角なので、「蟲師」の場合も見てみよう。

「夏目」では正常に定位している過去・現在・未来が、
こちらでは"蟲"の作用によって根本から秩序が揺らぎ、"現在"は失われている。
(時間の流れの外に取り残される第1話。始原の闇に閉ざされる第2話。
 夢で予知された未来が現実の中に流出する第4話。などといった具合。)

だが、それは何も時間に限らない。現実そのものが揺らぎをはらみ、
境界がぼやけて曖昧になっているのが「蟲師」の世界なのだ。
内部と外部。可視と不可視。ミクロとマクロ。生命と無機物。生と死。
"蟲"はこれらのあわいで、対立するものを弁証法的に媒介しているようだ。

「蟲とは、生と死の間にあるものだ。
 人を指すもののようで、物質を指すものでもある。
 死にながら、生きているようなもの、・・・」(第5話)

そう語るのは主人公の蟲師、ギンコだ。
彼はそんな世界に秩序を回復する存在である。
時間の観点から見れば、"蟲"に取りつかれて遊離した"現在"を取り返す存在。
その意味で彼は時間を超越した、絶対的な"現在"だと言ってよい。
(作中で彼一人だけが洋服であるのは、この事実を記号的に表象するようだ。)

同様に、異形の原始生命体である"蟲"もまた、時間を超越して遍在する。
この両者の絶対的な存在性には「神」のイメージすら仮託できるようだ。
それによって人間のドラマは相対化され、どこか影絵のような"現象"に還元される。



「蟲師」が海外でも評価が高い理由は多々あるだろうが、
このような人間の描き方に、日本的な美学が感じられる点も大きいと思う。
"現象"にも似た人間の存在の儚さを掬い取り、抒情的に描く部分にこそ、
おそらくは本作の真骨頂があるのではなかろうか。

(日本的、という言い方はあるいは不十分かも知れない。
「自然」という広大な生命の宇宙の、ごく微細な一部分でしかない人間。
この原感覚は、東洋的な世界観に根差したものであるし、
あるいはこの、いわば汎生命的でありながら同時に"無"("死"ではなく)を内包する
世界像が"蟲"の原イメージであるとすれば、それは東洋的と呼べるものだろう。)

儚げな印象はまた、「夏目」からも濃厚に感じ取られる。
作中に登場する廃線の駅、ダム湖に沈んだ村などは示唆的だ。
忘れられたものたちが束の間、姿を現し、また忘却の彼方に沈んでいく。
そもそも妖怪とは、人々から忘れられ、零落した古えの神々だとされている。

我々の背後に存在し、消えていった無数の、ささやかな時間の堆積。
そこに思いを馳せ、沈思に誘うような、どこか静謐な世界が両作の持ち味だろう。



とは言え、作風の相異もまた歴然としている。
青年漫画と少女漫画という、出自の違いは隠しようもなく明白だ。

「蟲師」という作品の凄味は他に類のないものであって、
非現実の存在である"蟲"の生態と、人間との関りを異常な現実感で描き、
私見では、広義の「幻想的リアリズム」の系譜に位置づけるべき作品だと思う。

単純に比較すれば「夏目」はやはり、"夢みられた優しい世界"に映る。
そこに少女漫画の限界を見る見方も確かに可能だろう。だが、
この作品の"優しさ"が視聴者に求められ、支持されていることは事実であり、
それは魅力でこそあれ、否定される理由には決してならないのである。{/netabare}



作風は大きく異なるが、視聴後の充足感は両作ともに深い。
「夏目」には心を潤され、「蟲師」には魂の深部を揺さぶられる。
こうした手応えは昨今のアニメにはまず求められないものだろう。
自分が旧作メインにならざるを得ない所以である。

「蟲師」については、よく言われるように、
一話一話が一篇の短編小説に匹敵するほどの濃密な内容を含んでいる。
それで得心がいくまで観返してしまい、完走は先伸ばしになっていくのだが、
いずれ単独で取り上げる際には、上記の着眼点を発展させた
"考察"もどきを試みたいと思う。まあ、需要はなさそうだが…。

2022.12.15 投稿

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

どこか懐かしい想いにさせてくる...そんな作品です

他の人には見えないものが見えてしまう。

ファンタジーやホラー系などではありがちな表現なのですが、いずれも怖かったり、あまり良い印象を受けなかったりしますよね。
でもこの作品では優しい想いにさせてくれるです。

物語は妖怪が見えてしまう、主人公:夏目貴志が同じく妖怪が見えていた祖母の遺品で、妖怪の名が書かれている友人帳を見つけてから進んでいきます。

その友人帳絡みで出会う妖怪たちや友人たちとの、ハラハラした展開、時には笑ったり、泣いたり、癒されたりで本当に見ていて優しい想いになれる作品です。


また、日本の原風景やどこか懐かしい描写が数多くあり、その点でも癒されてしまいます。

基本的には1話完結ですが、大まかな物語は全体を通して繋がっているので、見ていても飽きません。

個人的には号泣してしまった回などもありました。

作品自体とても人気が高く
ニャンコ先生含め妖怪も個性的なキャラが多いのも魅力の一つです。

現在までにアニメは4期まで続いており、あまりの人気から今後もまだまだ放送されるのではと思います。


最後に見る順番ですが、

夏目友人帳

続 夏目友人帳

夏目友人帳 参

夏目友人帳 肆

の順番で見て下さい!!(*´ω`*)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 87

94.3 4 癒しでほのぼのなアニメランキング4位
ゆるキャン△(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1842)
7318人が棚に入れました
1人でキャンプをするのが好きな女子・リンと、キャンプ初心者・なでしこの出会いからはじまるアウトドアコメディ。本格的なキャンプのノウハウをゆるく楽しげに描く。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、井上麻里奈、大塚明夫

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

そば・うどんやなくて蕎麦鵜丼やったんよ!…ウソやで〜♪

やっちまった…。このアニメの影響で安いやつやけど…メタル賽銭箱!…ではなく、ミニ賽銭箱!…でもなく、『コンパクト焚火グリル』…買っちった!
うん、マッチポンプマッチポンプ♬


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・30分アニメ)


あの感想書く前に一言。
『なでしこ』って化物ですか?マップで調べたんですが南部町から本栖湖の距離ってパないですよ!?車で約1時間の道をしかも普通のチャリで?
JKのパワー、スゲー…。


聞いた話なんですがこれって『志摩リン』の方がメインキャラなんですね。アニメ観てる限りだと『なでしこ』の方がってなりましたが。
ま、この場合ダブルヒロインって事ですかね。
…最初『志摩リン』って『シマリン』って認識してて本名を縮めたニックネームかな?と思ってました(汗)


現実世界だと地味な作業でテントや焚火等の準備とかメンドーなのに、なぜアニメで観ると「うわ、やりてー…」ってなるんでしょうね(笑)

私も一人でどこかあてもなく小旅行するのが好きなのでリンちゃんの気持ちが良く分かりました。しかも秋や冬場とかだと本当に人が居ないのでまったりしたい時は最高です!虫も居ない(ほぼ)!
…が、凍死する!って事もあります(笑)
皆さんももし冬場とかにやるなら万全な準備を!
バイクはクソ寒いよ〜…


作品を観てるとよく調べあげており、「あ、やりたいな」って気にさせられるんですよ。本格的なのは甘いもんじゃない!って分かるからキャンプ場等でゆるく、軽く『ゆるキャンΔ』する!って感じが本当に良かった。

主要キャラ達が凄くたっており、私は観てて飽きる事なく楽しめました。『千明』と『あおい』の野クルの2人の掛け合いは結構笑わせて頂きました!仲の良さ、付き合いの長さもあるのかな?
『リン』も最初は『あいつ』って言ってたのにある時から『なでしこ』って呼んだ時は「フフ…」ってニヤけました。
…女子ってよく食べるなと思ったけど『なでしこ』は胃袋ブラックホールなんでしょうか(笑)?本当にわんこなんでは!?


本編だけで無く、『やってみた系』や『へやキャンΔ』もまた物語を楽しくさせるスパイスになってましたね。…毎回ED後の『へやキャンΔ』は楽しみで仕方なかったですね。
後クセになったのは最近のツールを使ったりやメッセージアプリのやり取りですね。独特なやり取りでほんわかしました。
オススメはやはり『志摩リン』と『斉藤 恵那』ですね。…CV東山さん、よく表現したよ!


アウトドア用品店の話があるんですが『なでしこ』がテンション上がってた様になんであそこって気を惹く物が多いんでしょうね。それなりのお値段しますが…。『あおい』風に言えば何諭吉分お高く…って感じですかね。
興味ない人にはつまらないとは思いますが少しでも興味がある方にはちょっとしたお宝探しを楽しめると思います。…もちろん、諭吉が居なくなるかもしれませんが(笑)
『なでしこ』、まずバイトだな。


お気に入りは『あおい』ですね。独特なボケやツッコミに惹かれました。CV豊崎愛生さんの表現力も相まって茶目っ気あるキャラがますます魅力的になってました。しかし意外と皆をフォローしたりするキャラなのでそのギャップにやられました(笑)
後『あおい』のまゆげ…、たくあんに見えてもうた。(けいおん!みたいに)

後はCV伊藤静さんのキャラが酒豪なのはちょっと笑いました。…いや、だって伊藤静さんってリアルでも…(汗)
あ、いえ、なんでもないッス!


ゆっくりまったりキャンプする姿を観たい、何も考えず観たい、軽くアウトドア知識を学びたい等の方には是非オススメします!


あー…面白かった。

… !?

あれは『秘密結社ブランケット』!!
な、なに!?2期をやるだって!?

うわなにをするくぁwせdrftgyふじこlp…(#2より)

※【東山さんのWebラジオで知ったんですが『ゆるキャンΔイベント』でサプライズで2期決定を言い渡されたみたいです。キャストは何も知らされて無かったみたいでお客さんと一緒に驚いたらしいです☆】

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

日本の原風景を異国で観ると心に沁みて意味もなく涙腺が…りん曰く「それは斬新な昼ドラry」

☆制作スタッフ
▼原作:まんがタイムきららフォワード
▼原作者:あfろ
▼アニメーション制作:C-Station{netabare}
▼監督:京極義昭(初監督作品)
・実績
(演出参加)
『うさぎドロップ』『黒子のバスケシリーズ』 『ヤマノススメ2期』など
▼シリーズ構成:田中仁
・実績
(シリーズ構成)
『キラキラ☆プリキュアアラモード』『あんハピ♪』など
▼キャラクターデザイン/総作画監督:佐々木睦美
・実績
(キャラクターデザイン)
『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』(共同)『星刻の竜騎士』
▼プロップデザイン/プロップ作画監督:山岡奈保子
▼メカデザイン:遠藤大輔
・実績
(作画監督参加)
『とある科学の超電磁砲』『オオカミさんと七人の仲間たち』『ガールフレンド(仮)』『あんハピ♪』など
▼音楽関係
・制作:MAGES.
・OP曲:「SHINY DAYS」(亜咲花)
・ED曲:「ふゆびより」(佐々木恵梨)
▼CAST
レビュー本文に記載。{/netabare}

※長文注意

原作一部既読
リアルタイム視聴済

【視聴環境に関する特記】
"Yuru Camp"
Crunchyroll(配信元)
With English sub

タイトルのとおり、本作は米国赴任中にプレゼンルームに設置されている220インチWXGAプロジェクターで視聴。
サウンドシステムはBOSE5スピーカーサラウンド。
したがって、他の作品とは視聴環境もろもろが違うので、レビューにも影響している。

【物語・キャラ・声優】
1<きららワールドの構造分析>{netabare}
本作の世界観は、原作が連載されているきららのコンセプト、
①日常+空気感

そしてもはや王道テンプレとなっている
②JK(女子高校生)+Activity(活動性)のオーバーラップである。

①+②で、もうあの名作を思い出すだろう。
そう『けいおん!』だ。
しかし、ここで『けいおん!』の二番煎じだのというレビューを書く気は毛頭ない。
(寧ろ『BanG Dream!』は明確に意識、いや、嫌み的な意味でオマージュだな。)
当時、きららでは窓際作品であった『けいおん!』がなぜアニメで大ヒットし、延いては社会現象まで引き起こした理由を思い起こして欲しいのだ。
その答えは「空気感」という形而上な空間をアニメ媒体でしっかりと表現し、視聴者に今までにはない新鮮なカタルシスを伝えきったことに尽きるし、アニメ化に際し脚本構成を担当した吉田玲子さんの卓越した構成と京アニの演出と作画力の協奏に因るミラクルと言っても過言ではない。
『けいおん!』の大成功後、きららのコンセプトが明示的に「①」となったのは周知の事実である。
『けいおん!』終了後も多数のきらら作品がアニメ化されているが、感覚では掴める「空気感」を左脳に書き換える際にどうしても巧い表現が見つからないままであった。
いや、もっと正確に言えば「空気感」を言語的で認識したきっかけが『けいおん!』で『ひだまりスケッチ』のときから感覚としての把握はしていたのだ。
それを解決に導いてしてくれたのが本作なのであり、きららの記号「空気感(ゆるふあ)」の解とは

《異性関係が外形的なストイックであり、かつ非現実な平和過ぎる人間関係の空間》

である。

この状態を更に的を射る言葉が《ゆるい》である。
例えば、きらら作品では少し異色な『がっこうぐらし! 』で考えてみるが、ゾンビに囲まれた世界観はとてもシリアスであり、個々のキャラには試練が降りかかるが、主人公を取り巻く人間関係はシリアスではない。
これが《ゆるい》の核心であり、かつ《ゆるい》を具現化するストーリーの出口は《非ゼロサムのTrue end》であることが、きらら作品の原理原則なのだ。
他の作品は世界観設定自体が緩いので、これ以上の論証は不要だろう
「非ゼロサム」が解り難ければ「Win-Win」で置き換えても良いし、結果が生じる作品では「予定調和」である。

我々のリアルの日常は仕事、学校での人間関係の葛藤に明け暮れている。
ストレス(精神的疲労)の9割が人間関係という日常であるが、そのようなメンタルで人間関係に波風がない《ゆるい》作品を視聴すると精神的緊張緩和が生じるものだが、この心理状態が「癒し」であり「リラクゼーション」である。
ストレス社会に生きる我々は無意識に《非ゼロサムのTrue end》の「きららワールド」を求めているのであり『のんのんびより』の需要が多いのは分かり易い証左。
逆説的に見れば『はねバド!』のように人間関係が辛辣な作品は必ず賛否両論が生じるし、きららワールド的安全安心のヌースで進行していた『ヤマノススメ3期』でのギスギスに違和感を覚えるのである。

日常で散在味わっている人間関係のストレスを、楽しみや息抜きで観るアニメで態々味わいたくないのは当然の心理であろうし、精神衛生に悪いバッドエンドもまた然りである。
しかし、それゆえの固有のデメリットも生じる。
非ゼロサムのTrue endが約束されているため、安定感があり、賛否偏差振幅が少なく極端なアンチも生じない代償として、物語も平坦であることゆえ佳作にはなるが、絶賛される作品もまた生まれ難いことにある。

きららワールドの安定感に加えて「②」の王道テンプレが本作では加わる。
この点についてはまず、きらら作品を除いて説明しよう。
「②」で成功した最も有名な作品が『ガルパン』だ。
「戦車道」なるフィクションを用いて、部活で戦車戦というぶっ飛んだ設定とそれをJKがやるという異様さが話題となり、戦車戦の派手なアクションとギミックが効いたギャグが相乗し大ヒットしたのは誰しもが認める事実だろう。
『ガルパン』に限らず『よりもい』もまたJKと南極というぶっ飛んだ設定だ。
JKをファンタジー設定とした『亜人ちゃんは語りたい』も変わり種だが、男性教師のハーレムが無ければ、内容的にはきららで連載されていてもおかしくない空気感がある作品だ。
それぞれの作品については、当該作品のレビューで行うが、元来JKとActivity(どんな?)は潜在需要が高く、更に上記三作品のように設定の工夫次第では相当の需要が掘り起こせるのである。

では、きららワールドではどうか。
JS(女子小学生)JC(女子中学生)設定、JK日常、社会人の『NEW GAME!』、異世界の『うらら迷路帖』などの一部の例外を除き「②」である。
つまり、きららワールド+「②」はマーケティング的合理においても一定の読者層や視聴層を満たすことからベーシックであることが分かる。
しかし、前述したように平均点は可能であっても、高みは望めない。
つまり、きらら作品の枠を超えての評価は「②」のJK設定かActivity内容に大きな工夫が必要となる。
しかし、前述した『ガルパン』や『よりもい』ではきららワールドが成立しないジレンマが生じる。

「空気感」の分析は終えたので、世代別設定を考えてみる。
JS以下ではロリ色が強くなりその方面で熱狂的ファンもいるかもしれないが、マクロ的にはロリアンチとの差し引きを考えると赤字ではなかろうか。
きらら作品にはエロ要素は少ないが、所謂「百合」を連想させる作品は多い。
百合はネタとして成立しても、一般的には正常とは言い難い状態であり、かつ、幼女同士でそれを連想させるバックグラウンドに対し、ロリのイメージにネガティブな社会的合意の下ではではどうしても、マーケティング的リスクとなる。

ひとこと、言わせてもらえば『苺ましまろ』はJSの日常コメディであってロリを強調した作品ではないし、アニメ化にあたっては原作では飲酒喫煙JK設定の「伸恵」をJD(女子大学、短大生)設定に改変する批判かわしまでやっているが、妹達JSの設定にいちゃもんとしか思えない批判があったのだ。
その背景には、妹達を性対象とした二次創作の氾濫、児ポの規制を巡り議論が活性化しつつあった当時の社会情勢、一部のファンの常軌を逸脱した行動など種々に絡みあった複合要因がそういうレッテルを作り上げたものである。
社会的合意とは、情報リテラシーの貧困に付け入った感情的煽りも大きくて作用しており、さして厳密な根拠で成り立っているものではないのだが、あくまで否定する者が多数派か否かの相違だが、マーケティングでは決して無視は出来ないのだ。

次にJC設定。
これは、きららでは『ゆるゆり』がそうだし、『この美術部には問題がある!』のように他のレーベルでも中心素材として存在することから社会的には受け容れられてはいると思う。
しかし、創作のキャパシティや世間の認知度から考えると『月がきれい』のように思春期が芽生えるJC世代を描く特殊条件でもない限り、JK設定の方がより設定の範囲を広く出来るメリットがあり汎用性が高い。

最後に、社会人お仕事設定の『NEW GAME!』の成功は、主人公がハイティーンの未成年であることと、原作のポテンシャルを上手に引き出した動画工房の制作スキルに因るところが大きく、きらら作品としては異例と考えるべきだ。

ゆえに、JK設定は最大公約数的に受け容れられるポテンシャルが高いと結論出来る。

よって

《異性関係が外形的なストイック(禁欲)かつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJK-Activityのアコード》

が、きららワールドの基幹的王道となる。{/netabare}

2<きららワールドからステップアップ>{netabare}
本作が基幹的王道を保ちながら、従来のきらら作品の中では卓越した評価を得た理由を2方向に絞り分析をしてみる。
その際に重要な尺度となる作品が『ヤヤマノススメ』である。
折しも、本作の監督は『ヤヤマノススメ2期』で演出を担当している。
ここでは本作と『ヤヤマノススメ』を対比する形式で考察してみる。
①主人公の設定
(1)性格
ブリックス=マイヤーズ分類をファンダメンタルとして考察する。
パラメーターとはキャラ性格と近似する分類の参考併記である。
a.『ヤヤマノススメ』
「あおい」(主人公)パラメーターISTP
性格は内向的ネガティブ指向。対人関心は希薄。コミュニケーションを拒否しているのではなく、コミュニケーション表現に自信が持てず他人との距離感をつめられない。人間関係のスキル不足で他人との距離感の在り方を間違えることがあり不器用である。
女子力は高いし、ここで紹介する4名のキャラの中では最も女の子らしい。
「かえで」や「ここな」とは普通に付き合えることから、コミュ障というよりはコミュ力(りょく)スキル不足と言える。
(ひなたとはお互いの人的距離感の認識違いが摩擦の原因となった。)
傍目では冷静に見えるが、スイッチが入ると危険を顧みず頑張る傾向にある。
(富士山登頂の失敗はあおいの性格に起因する。)

「ひなた」(準主人公)パラメーターESTP
あおいの幼馴染みで親友であるが、時折あおいを弄りの対象としている。
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。行動的で社交的であり、他者とも円滑な人間関係をを築き、観察力も鋭い。反面、負けず嫌いで独占欲が強い。
この作品の1期第1話で、ひなたのことを忘れていたあおいに声をかけている。
おそらく、ひなたはあおいに対しては精神的優越を抱いていると思う。
あおいは自分の性格に起因するコンプレックスから、ひなたに依存しつつも常に自立を目指しているが、ひなたは内心あおいの自立を歓迎していない。あおいへの独占欲が強いのであり、実際はひなたがあおいに依存しているのだ。
これは『よりもい』の「キマリ」をあおいに「めぐみ」をひなたと置き換えるとイメージし易い。
これが、ひなたとあおいに生じていた距離感齟齬の根本原因で、実際はあおい→ひなたの距離感より、ひなた→あおいの距離感の方が近いのである。

b.「a」の総括
「あおい」と「ひなた」は自他共に認める親友であり特別な関係だ。
互いの距離感は他の登場キャラよりも遙かに濃密である。
『ヤヤマノススメ』では「あおい」を主人公、「ひなた」を準主人公とし、お互いの行動や言動がお互いの行動を規定し合う《因果的人間関係》を柱に物語が動く。
確かに2期までは「空気感」が溢れた構成で、きららワールド的雰囲気を醸していたが、きららワールドと、きららワールド【的】は違う。
ゆえに「空気感」に束縛されず、自由自在なシナリオで因果的人間関係をシリアルに描写した展開も可能なのだ。
これ以上書くと『ヤヤマノススメ』にレビューする内容がなくなるので一応シメ。

c.『本作』
「りん」(主人公)パラメーターINTJ
性格は内向的ポジティブ指向。対人関心は希薄。洞察力は鋭い。
彼女の性格を一言でいうならホワイトナルシストだ。
要は、他人との関わりよりも自分のスケジュールを優先するタイプであり、コミュニケーション能力は普通にあるが、それを人間関係の向上に用いるのではなく、自分の行動原理を貫くことに用いる為に、他人に誤解をされ易い。
ソロキャンを好むのは、仲間に振り回されたり、気遣うことなくマイペースでキャンプを満喫する自分スタイルが確立されている為であり、仲間の存在そのものを否定したり排除をしたりする意図ではない。
ただ、人間関係においては遠からず近からずの距離感をキープするのは彼女の「哲学」であり、それを浸食する行為には激しく拒否感を示す。
彼女の数少ない友人「恵那」は彼女の哲学の良き理解者であり、距離感の取り方を心得ているから親密な関係となれたのであろう。
また、彼女と「あおい」の「内向性」における決定的な相違は、自我が自立しているか否かである。
彼女の内向性は「哲学」を通すための必要条件である故にポジティブなのだ。
「あおい」には「理想」はあっても「哲学」はないから、性格の素のままに内向的である。
そして彼女の絶妙なキャラ設定こそが、きららワールドを維持しながら本作をステップアップさせた原動力でもある。

「なでしこ」(主人公)パラメーターESFP
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。他人への配慮が出来る反面、他人の評価を気にするデリケートな面がある。
キャンプ飯では女子力の高さも披露した。
彼女は、今を存分にエンジョイすることに人生意義を感じ、誰とでも分け隔てのないコミュニケーションが取れる長所を生かし、その楽しさ自分のみならず周囲にもワクワクを分けることが出来るパワフルな性格である。
しかし、時としてハイテンションが裏目に出て周囲がついていけず疲労感を与える傾向がある。
洞察力が鋭い「りん」が彼女を避けるのは、この部分を自分にとって一番受け容れ難いことと判断しているのかもしれない。
また、彼女は、「りん」の用意周到で計画的な性格とは真逆の、直感を信じて取り敢えず行動を起こすタイプだ。
しかし、のほほんとしているようだが、実は意外とナイーブなのである。
一見、そのゆるい性格が『けいおん!」の「唯」と似ているようにも見えるが「唯」ほどアリガタク脳天気な性格ではない。
「りん」をグルキャンに何とか引き入れようと試みるが「りん哲学」の厚い壁に阻まれ避けられる挫折感は、元来陽性の性格が実は傷ついている彼女の内面を覆い隠しているに過ぎないのだ。
しかし、彼女と「りん」の心理的駆け引きが本作に奥行きを与えているのもまた反面の事実である。

d.「c」の総括
さて、上記「b」で《因果的人間関係》を説明したが物語初期の「りん」と「なでしこ」は【知人(友人とまでも言えない顔見知り)】ではあるが、お互いの心の内面まで共有する【親友関係】ではない。
つまり二人は《相関的人間関係》であり「りん」に関して何かと付き合いの多い「恵那」を除き「なでしこ」「千明」「あおい」の野クル部員との距離感は全て等しく保っている。
なお、きららワールドでは各キャラクターの距離感は『ヤマノススメ』のような親友設定はほとんどない。
その理由として、一部のキャラに濃密な人間関係を設定し「ゆるふあ」だけで物語を進めて行くと、どうしても視聴者が現実的矛盾を感じてしまい、物語そのものに醒めてしまう二律背反が生じる。
この解決方法の一つが、各キャラ間の人間関係の設定を希釈化させることでシリアス回がなくても物語が進行するトリックを用いている。
『ヤマノススメ』は親友キャラ設定があるので、シリアスシーンを挿入しないといずれは現実的矛盾に突き当たり、物語の進行が八方塞がりになったかもしれない。
よって、あえて3期は現実的矛盾回収期としたのだろうが、今後4期、5期と続けるのならば合理的な判断だった思う。

本作の人間関係はシリアスシーンを回避するきららワールド設定であるから、平坦な物語であり「きらら需要層」向け満足作品であったはずなのだが、従前のきららファンのみならず多くのアニメファンを魅了した。
命題「①主人公の設定」の解は、実は既に「りん」と「なでしこ」の横に記述してある「主人公」。

そう《W主人公》設定にある。
しかし、それだけではなくW主人公を使い熟している。

本作は、二人の主人公が一話で複数の平行ドラマを奏でる重層構造であることにお気付きだろうか。
「なでしこ」と「他のキャラの会話劇」と、「りん」は「モノローグ(独白)劇」の二本立てとし、きららワールドのお約束「相関的人間関係」の設定制約を逆手にとり「因果的人間関係」では実質不可能な主人公の使い分け、物語の進行に平行と交差のミックスアレンジを行うことでシリアス回を回避し、かつ、物語全体に深みとイナミック感を醸し出した。
なお、これを達成し得たのはW主人公の物語構成のみではなく「りん」CV東山さんの演技力、そしてトリックスターとしての「恵那」の絶妙なキャラ設定、このすべて調和したからこそ成し得た偉業である。
「恵那」のキャラが本作のトリックスターであることが明確となったのは10話である。
この話は「恵那」がグルキャンに参加するとのLINEのやり取りで始まる「りん哲学」変節の伏線回だが、物語後半ギリギリまで「恵那」の真の役割を明かさなかったのは本当に見事な構成だ。
更に、10話の伏線を成立させるために、登場キャラによる群像劇と平行して「りん」との距離感を詰める「なでしこ」のボディタッチ効果(心理学用語:他人との心理的距離を徐々に詰める概念や技法。実際にやると牢屋に行くことになるので絶対にやらないこと。)に話数を使い丁寧に描写し10話に至るまでの伏線の伏線とした重層構造が「りん」のグルキャン参加が自然な状況で収束する、Win-Winで終わるドラマチックな"True end"を完成させることが出来たのだ。
まさに、きららワールドの呪縛であった『けいおん!』的展開から、一段高みに導いたお見事の表現に尽きる匠の演出であり、勝利である。{/netabare}

3<きららワールドと成功方程式>{netabare}
既に「1」で
《異性関係が外形的なストイックかつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJKActivityのアコード》
が、成功の前提条件であることは論証したが、あくまで成功の確率が上がるという意味であり、成功するには"Activity"の設定にも工夫が必要である。
しかし、意表を突くにしても、きららワールドには《非ゼロサムTrue end》の原則があり『ガルパン』のようなハードバトルや、『シュタゲ』のような伏線回収が複雑な凝ったSF設定をきららワールドを適用するのはあまりにハードルが高すぎるし、苦労の割に結果が伴うとも思えない。
メカはどうだろう?
きらら作品から離れて、JKとサイドカーレースを組み合わせた『つうかあ』で考えると、設定の意外性は確かにあるが、勝負事と非ゼロサムTrue endの整合は難しいし、失敗リスクの方が高い。
メカと勝負のコンビはやはり、きららワールドから離れたシリアス性を出さないと、浮き世離れした中途半端なモノにしかならない。
また、JKとバイクの『ばくおん!!』も意外性があり、ツーリング群像劇のコンセプトは「ゼロサムTrue end」を満たしているが、機械であるメカは冷たいイメージもあり、温もりや優しさが成分の「ゆるさ」とは相性が良くなく、この作品も成功したとは言い難い。
そこから消去法で考えると、魔法や異能力ようなファンタジー、部活やクラスメート同士の日常コメディがどうしてもベーシックスタイルとなるし、また、実際、アニメ化されたきらら作品のほとんどはそうである。

しかし、JKと意外性の組み合わせで成功している作品もある。
本レビューで何度も引き合いに出している『ヤマノススメ』だ。
私が何度も『ヤマノススメ』を引き合いに出しているのは、この作品と本作には共通点が多く存在しているからでもある。
メカは冷たいイメージに対して、自然は優しいイメージである。
そして「意外性」とは、突拍子もない組み合わせのみではなく、所謂「ニッチ(少数派)」も含まれる。
『ヤマノススメ』1期のとき、JKと登山は十分に意表を突いた。
「ニッチ」と「自然」、これこそが、きららワールドにも十分適応する要素であり、事実、きららワールド的な作風であった『ヤマノススメ』特に2期の人気は高い。
本作においても、冬キャンプというニッチ市場とJKの組み合わせは意表を突いており、その意外性だけで、従前のきらら固定ファン層以外も視聴意欲をそそられたと思うし、マーケティング上はまず、話題性こそも成功の諸端なのである。
更に、本作では自然の優しさに加え「2」で分析したように、きらら作品の中でも『けいおん!』以来の秀逸な構成と演出である。

本作の優秀さのロジックは、もう十分に御理解頂けたと思う。{/netabare}

4<部門別評価>{netabare}
①物語
既に説明のとおり、本作はきららワールドという足枷があったにも関わらず、シナリオ、構成、演出、内容のどれをとっても優秀である。
しかし、冬キャンプのロマンを前面に押し出した結果、リスクの説明が殆どなされていないなど、課題点も残している。
製作企画段階で人気が出た場合の「聖地巡礼」対策にはキャンプモラルのみならず、凍傷や最悪の場合は凍死リスクがあることも視聴者に注意喚起すべきである。

ゆえに、
★★★★★★★★★☆4.5
(★は一個0.5点)


物語の評価基準は特に設けていないが、TV版では『エルフェンリート』『魔法少女まどか☆マギカ』が満点レベルの代表作である。
更に、評価では何度でも視聴する気にさせる再現性感覚も付加される。

②キャラ
「りん」「なでしこ」「恵那」は前述の説明のとおり。
「恵那」で特筆するのは、人格を固定したトリックスターの設定は高等技法であることだ。
例を上げれば『シュタゲ』の「桐生萌郁」もトリックスターだが、固定人格を設定していないし、通常、トリックスターはそういう設定をするのだ。
野クル仲間の「千明」と「犬山あおい」(『ヤマノススメ』の「あおい」と混同するので苗字も掲載)は「なでしこ」と「りん」の非対称を示す上で結構重要なキャラであり、二人の主人公の一人「なでしこ」側の物語展開ではしっかりとキャラ設定の役割を果たしているし、物語の緩急をつけるギャグキャラとしても、酒乱がばれて部員達に弄られボケ役を務めた顧問教師「美波」とともに物語の底上げに貢献している。
減点要因としては、きららワールドである故に、各キャラが良い人過ぎる、あまりにも非現実的な設定で苦笑いが生じた点と、「千明」と「犬山あおい」のキャラ立てでキャラの差別化を図るために少し無理をしていること。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0
(★は一個0.5点)

③声優
本項は極めて主観が生じる項目であり、余程のミスキャストがない限り3評価とし、特筆すべき点や、減点するに値する演技があればそれぞれ加減修正している。
「りん」CVの東山奈央さんは「モノローグ」という困難な演技と、性格的に難しいキャラの魅力を最大限に引き出したのは5点評価に値する。
「なでしこ」は性格分類でも述べているが、人懐っこさとその内面に潜むナイーブな感性だがCV花守ゆみりさんは概ね、そつなくこなしたと思う。
しかし「なでしこ」の性格を完全に理解していたかというと疑問がある。
「なでしこ」役になりきるにはハイテンションの中に一瞬垣間見る不安な心理を織り交ぜる程度の技量が必要だ。
「犬山あおい」CVの豊崎愛生は『けいおん!』の主役「唯」役を務めたベテランだが、流石に関西弁はM・A・Oさんや『咲全国編』の愛宕洋榎、『若おかみは小学生!』ウリ坊CV松田颯水さんのようなネイティブと比べると作為的な印象で胡散臭かった。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

5<あとがき>{netabare}
きららワールドの構造分析は『けいおん!』以来からの個人的懸案であり、今回、本作の成功と合わせて行った。
その目的達成のため『ヤマノススメ』から数多くの引用をしたが、本レビューにおいての『ヤマノススメ』は比較検討素材の範囲での活用であり、作品の質そのものを比較したものではないことを特記しておく。

今後のきらら原作作品は、本作をベンチマーク、今回の分析を柱にレビューと評価をすることとなる。
きらら原作作品の次回レビュー予定は『はるかなレシーブ』。{/netabare}

【作画】{netabare}
上記【視聴環境に関する特記】記載のとおり、220インチプロジェクターで視聴した作品であるが、これだけの大画面となると作画が余程しっかりしていないと視聴に耐えられない。
正直、本作を制作したC-Stationは元請け作品の実績が殆どなく、私も作画力に対する見識もなかったため、第1話が始まるまで不安であった。
フルHD配信作品でも、ここまで大画面となると通常はカバーされる作画の粗やバースや色彩異常があると誤魔化しが効かず、30インチ程度のテレビで視聴するような訳にはいかないのである。
しかし、本作は220インチプロジェクターでも破綻することは一切なく富士山麓周辺や長野の美しいロケーションを映し出した。
この事実だけで、作画のクオリティーは高いと結論できる。
背景、美術が220インチでも十分に映えたのは、京アニやPAワークスに見られる緻密で写実的な背景画風というより、印象派に近い画風であったことが粗を抑える効果とともに本作特有の世界観をより美しく表現されたものと思う。
我が国の自然、特に本州の自然は雄大さや、ダイナミックさを追うよりも繊細な美麗さがしっかりと表現された方が視覚的印象に近いだろう。
背景を担当した制作会社を調べてみると、プロダクション・アイという背景専門の制作スタジオで、なんと1970年から一貫して多数の作品の背景美術を制作しているのだ。
『科学忍者隊ガッチャマン』以来のベテランの老舗であると同時に『劇場版Fate / stay night』の背景美術も担当している。
我が国アニメの背景美術にありがちな、制作費の都合に因る支那スタジオへの外注ではなく「メイドインジャパン」のクオリティを遺憾なく発揮しており流石であると同時に、制作費も十分確保して高クオリティーを図った作品でもあったのだ。

更に特筆すべきはプロップとメカニカルの精密描写である。
本作は、銃や兵器が登場する作品同様、キャンプ道具などにプロップ、メカデザイン専任のアニメーターを置き、キャラ以外の描写にも拘りを見せている。
背景美術とキャラのブランケット衣装やキャンプ用品プロップなどは、キャラ以上に本作の世界観を演出するとても重要なポジションだ。
『ヤマノススメ』の演技経験がある京極監督は本作が初監督だが、監督を始め制作スタッフが本作制作にあたり実際にキャンプ体験をするなど、プロ意識もさることながら気合いも入っており、そして制作スタッフの実体験は確実に作品に反映した。

また、本作は米国での視聴だったが、米国は我が国よりもアウトドアが盛んである。
220インチ視聴はアニメ好きなアメリカ人や他の外国人スタッフとの共同鑑賞だが、プロップ描写には多くの外国人が絶賛していたことと、富士山周辺の背景美術に魅了され、実際、来日未経験のイスラエルやアルゼンチンの企業から米国に赴任していた当時の同僚が来日して、富士山周辺でキャンプをしている。
それほど、本作の背景美術とキャンプ用品描写は日本人のみならず、外国人のエモーションにも響いたのである。

キャンプはニッチ市場であるゆえに『けいおん!』のような大規模な社会現象に至るまでではないが、それでも本作視聴を契機にアウトドアを始めたインドア層がいるようである。
アニメの影響力は侮れないねw
作画は良し悪しも大切だが、それ以上に視聴者の心に訴えてこそ作品に魂が宿っている「本物」だろうと、本作で実感した次第であるし、アニメの本領「動き」以外の背景美術やプロップ描写でこれだけの評価をした稀有な作品でもある。
無論、キャラ作画においても不安定感はないし「りん」の無表情と「なでしこ」のオーバーな表情演出は二人の性格の相違を視覚的に表現したものであり、先の分析においても十分に納得がいく。
ただし、キャンプ飯の作画の出来は悪くはないが、もう一歩であった。
しかし、本作のコンセプトで料理アニメの『食戟のソーマ』や『異世界居酒屋「のぶ」』並のクオリティを求めるのは流石に酷であろうし、料理描写は及ばなくても、それをフォローする背景美術が秀逸であり、大自然のなかで美味しくいただく雰囲気は良く表現されていたことから、今回は減点の対象とはしない。

ゆえに
★★★★★★★★★☆4.5


作画に関してはプロフ記載のとおり明確な基準を設けている。
『劇場版 響け! ユーフォニアム(シリーズ)』、TV版『進撃の巨人』(2013)劇場版も含むが「5」。左記作品並みか超える高水準でない限り「5」の評価はない。
以下、減点方式。更に、作品の世界観とのマッチングも加点減点の対象とする。{/netabare}

【音楽】{netabare}
まず、特筆するのはED曲の『ふゆびより』である。
本作のゆるさと冬キャンプを巧みに表現した秀逸な歌詞とアコースティック中心のメロディは、音の解像度がシビアなBOSEサラウンドでは、普通に聴くよりもよりクリアに再現されるのだ。十分に合格ラインだろうし、名曲でもある。
OP曲『SHINY DAYS』は逆にBOSEサラウンドと相性が悪いのかインピーダンスが雑に再生されてしまった。
曲自体は冬キャンプへ向かうワクワク感が十分に表現され、OP演出としては良いと思う。
また、この二曲だけでも十分にBGMとして機能しているが、何とも言えない虚無感と郷愁を誘う劇伴も秀逸であることも特筆に値する。

ゆえに
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

【結び】
本作は、国外、国内を問わずに多くの方々に勧めることが出来る。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 101
ネタバレ

result さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タイトルで敬遠してた

【ゆるきゃん】このタイトルだけで私は勝手に百合系のアニメかな?と思ってました。

全然違っててゆるーくキャンプする。
とかそんな意味だったのかな。。

敬遠してた自分が情けない_| ̄|○

日常アニメはやっぱり面白い。
{netabare}
原作は解りませんが描写の中に時折混ぜてくる小ネタが面白すぎる。どれも絶妙なタイミングで、中でもリンが2ひきのワンコを見つけワンコがリンへ向かってダッシュ。
リンの目の前で鎖の距離が足りずリンの元へたどり着けない。
それを見てリンがニヤリ( ̄ー+ ̄)
もう一匹のワンコもダッシュ。
鎖の距離が足りないのかな?と思いきやリンに突進できる。とか
学校で初めてリンと出会ったなでしこがリンの元へダッシュして窓に顔をぶつける。とか
バイクで移動中のリン。
前の車、後部座席からリンをめっちゃ見てる犬、何度か信号待ちの度にリンは左右へ移動するが犬もまたリンの目の前で顔をだす。
そしてその車は左折してちょっと寂しく感じたリンだったがそのさらに前の車から今度は犬群が顔をだす。
とかどれも小ネタのテンポがめちゃくちゃよかったです。
早すぎず引っ張りすぎないあのテンポは絶妙でした!

{/netabare}
結構前から家族でキャンプ行きたいなぁと思ってたのでキャンプ道具集めて家族キャンプいってきまーす!

幸せを感じる時間をありがとうございました!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

88.1 5 癒しでほのぼのなアニメランキング5位
夏目友人帳 参(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (2151)
12714人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。彼は、祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた「友人帳」を継いで以来、妖怪達に追われる日々。自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪達にその名を返すことを決めた夏目は、さまざまな妖怪と出会い、その心を知っていくのだった。妖との出会いや別れ、そして、心優しい人達の想い―――。夏目はいつしかたくさんの大切なものを手にしていた…。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、諏訪部順一

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

名を返す夏目の姿は色っぽくって素敵(=´∇`=)にゃん

■夏目友人帳参の第一印象
レイコが残した夏目友人帳、貴志が引き継いだ夏目友人帳。
夏目が妖に名を返すしぐさは、今も昔も色気を感じます♪
夏目の想いも変わらないですね。レイコの果せなかった、人間との絆を大切にするという気持ちを・・・
前作までの夏目友人帳の良い雰囲気を引き継いでいるようなので、参も安心して堪能できそうです。
心に響くような物語を用意していることを期待したいと思います♪
 
■ニャンコ先生にインタビューすることが出来ました♪
σ(o^_^o):ニャンコ先生お久しぶりです♪
(=^・ω・^):おぉ、元気にしとったか、ひさしぶりだな!せもぽぬめ。
σ(o^_^o):夏目君は元気ですか?
(=^・ω・^):まぁ元気だぞ、相変わらず余計な災いをもってきよるぞ!!
σ(o^_^o):あはは、相変わらずですねw
(=^・ω・^):ほんとにあいつは、いつもわたしの手をわずらわせおってからに~
σ(o^_^o):ところで、あにこれの間でニャンコ先生が太ったと言う噂があるのですが・・・
(=▼ω▼):ばーかものー!!わたしが太るわけないであろうがぁ~(゙ `-´)/ コラッ!!
σ(o^_^o):えぇ~第一話でも食べてばっかりでしたけど・・・・・
(=▼ω▼):そんなところ注目せんでもいいのだぁ~作者がいけないのだぁ~!!
σ(o^_^o):まぁまぁ・・・
σ(o^_^o):ところで、夏目友人帳も参期目ですが、今期もかなり期待できそうですね♪
(=^・ω・^):わたしが出ているのだからな、当然なのだ!
(=^・ω・^):まぁ夏目もそれなりにがんばってはいるのだがな!
(=^・ω・^):いかんせんあいつは軟弱物だからな~
σ(o^_^o):でも、ニャンコ先生が用心棒だから安心ですねw
(=^・ω・^):わたしは、夏目がどうなってもかまわないのだよ、友人帳さえ手に入ればな♪
σ(o^_^o):それ以上の絆があると思うのですけどねぇ~_(^^;)ゞ
(=▼ω▼):うるさーい!!お前も余計なことを言うんじゃない!!(゙ `-´)/ コラッ!!ー
σ(o^_^o):-=≡ヘ(* - -)ノごめんなさーーーい!!
(=^・ω・^):まぁわたしに食われない程度に、楽しむと良いぞ!!
σ(o^_^o):はぃ♪最後までお付き合いしたいと思いますw
σ(o^_^o):今日はありがとうございました♪
 
 
■総評
1期・2期を観てきたらもう何も語らなくっても夏目友人帳の良さはわかってる筈ですね♪
「参」では妖が見える事で卑屈になっていた頃とは違って、必要以上に自分ひとりで抱え込まなくなってきた成長した夏目の姿を見ることが出来ましたね♪
夏目が友達や家族や過去に知り合った妖など、夏目の本当の人柄を知る仲間との絆を感じられるような描写が多かったかなぁって思います♪
なので、学校の描写が結構多かったですね(*^-^)
 
夏目友人帳の温度って、本当に毎回ちょうどいい湯加減なんですよね♪
(´▽`) ホッっと出来て、なんかホンワカ温かくって、優しい気分にさせてくれるのです(*^o^*)
それが夏目だけじゃなくって、ニャンコ先生だったり、藤原夫婦だったり、学校の友人だったり、妖だったりと夏目の人柄に惹かれる様にそんな温かい仲間が増えていてσ(・・*)アタシも仲間に入れて欲しいです♪
早くも、時期作品が決まっているようなのでなんだか嬉しいですね♪
しばらくお別れになっちゃいますけど、またアタシσ(゚-^*)の心を和ませてくれることを期待しちゃいます♪
 
 
■MUSIC
OP曲『僕にできること』
 歌:HOW MERRY MARRY
 夏目友人帳にぴったりな歌詞で心に響くロックナンバーなのです♪
 忘れない~♪ 大切な~♪ ひとつ~♪ アタシσ(゚-^*)たくさん伝わってきましたよ♪
 
ED曲『君ノカケラ feat 宮本笑里』
 歌:中孝介
 1期のED曲も中孝介さんでしたね♪
 優しい歌声でしっとりと歌ってくれてる、心に沁みるナンバーです♪
 
2011.07.10・第一の手記、ニャンコ先生の言葉遣いを訂正
2011.09.29・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 51
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安心の夏目印(73点)

全13話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:73点
アニメ系統:妖怪との日常系

3期目となる作品。
1、2期に引き続き安定した内容。
大きく2期までと変わる部分はない。
そこが、夏目の良さではあるが、
少々物足りなさを感じる部分でもある。

私のように基本日常系が苦手なものには
いい意味で変化のない展開が退屈に感じる部分もある。
それでも観てしまうのは、話の安定度があるからであろう。

それに、安定部分ばかりではない。
ゆっくりだが夏目の成長が見て取れるのもいい。
3期では人との繋がりが強く描かれている。

非常に安定した作りだった。
まさに、安心の夏目印。

4期も決まっているし、また、夏目に会えることを楽しみにしたい。


と、まあもはやそんなに書くことも無いのではあるが
つまり、何が言いたいかというと

にゃんこ先生、絶対太ったよw


-----------------------------------------------------

以下、毎話後の感想。
ネタバレが含まれる場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
安心の出来。
1,2期ファンには納得の出来だろう。
そして、1,2期と見ていない方にも
観やすいように少しだが冒頭で解説みたいな
始まり方をする。
1,2期見てなくともすんなり入ることができるのではと思う。

しかし、このまま2期同様の展開を続けてもマンネリになりかねない。
2期であったように夏目のさらなる
成長などはあるのかにも期待したいところ。

兎に角まずは安心の滑り出しといったところだろう。


2話視聴。
今週も安心の夏目印。
今回は人とのつながりを強調していくのだろうか。
個人的にはそう感じた。
これは個人的には好物展開の気配。
今週も心の洗濯完了。

3話視聴。
今週は昔の知り合いとの話だった。
夏目がすごく成長してきた気がする。
自分から人に接するようになってきた。
やはり人とのつながりを強調していそう。
今週の洗濯完了。

4話視聴。
ゆったりとしたこの空気。
昔のいやな思い出も受け入れられるようになってきた夏目。
人、あやかし両方とのつながりを大切にしている夏目。
今週も心が洗われた。

5話視聴。
にゃんこ先生食いすぎwww
また太ったんじゃねえの?
そして久しぶりに先生活躍と思ったんだが
ちょっとかっこ悪かったw
しかし、いい妖怪も出てきていい話だった。
今週も心の洗濯完了。

6話視聴。
ちょっと違った展開に。
1話で完結せず来週へ持ち越し。
夏目がピンチだ。
にゃんこ先生の活躍が少ないので
来週あたりに活躍して欲しいものだ。
今週の心の洗濯完了せずw

7話視聴。
先生、あんな矢1本でダウンしてしまうのか?
あいつやっぱり強いのかね。
でかい妖怪も一撃だったし。
なんか今までの夏目とは違う流れ。
この先どうなるんだろう。
心の洗濯も完了せずw

8話視聴。
子狐回。
いつもの夏目展開でした。
ほのぼの心洗われるお話。
今週の心の洗濯も完了。

9話視聴。
夏目らしいゆったりとした話だった。
やはり夏目はこうでなくては。
にゃんこ先生も復活したし、来週も心温まる話に期待したい。
今週も心の洗濯完了。

10話視聴。
ちょっと腐かと思ったw
特質した話でもないが、実に夏目らしい回。
1週で解決せず来週にもちこし。
来週展開で夏目節を期待したい。

11話視聴。
ぐっと友情ものになってきた。
夏目と田沼の友情が深まっていくのがいいねえ。
後2話、安心の夏目を楽しみたいものだ。
しかし、にゃんこ先生、絶対太ったよなw

12話視聴。
夏目がトウコさんの所にくるいきさつが語られた。
トウコさん夫婦なんていい人達なんだろう。
夏目には本当の家族が出来たんだねって感じでよかった。
今週の心の洗濯終了。
来週最終回。
さてどんな終わりかな。

13話視聴。
ちょw
くそワロタw
影踏み鬼のにゃんこ先生鬼畜するぎるw
最終話でのちょっとはめをはずした感じは新鮮でよかった。

しかし、さらに良かったのはラストシーンだ。
夏目のこれまでの成長の縮図と言える。
妖怪の友達と人間の友達。
夏目は両方の友達を手に入れることが出来た。
4期にも期待が高まる。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 47

mire000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

3期は、なんとなくおさらい

繰り返す季節の中で
一回り、二回りと成長していく主人公夏目の様子が
丁寧に描かれている感じがします。

ストーリーの組み方は、1期、2期とさほど変わらないので
この辺で、つまらない…と感じる方もいるかもしれませんが
私の中では不動の良作です。

1期1期の中に、必ず涙してしまう話が1話は入っていて
私ったら感動したくて、泣きたくてこれ見てるのかな?
っていうほど、そういう話に出会った時に幸せな気持ちがあふれてきます。

「愛」って日本では、照れくさかったり
うまくその本質を理解しきれていなかったりしがちだけど

涙が出てくる箇所には「愛」が詰まってるのです。
悲しいんじゃなくて、切なくて泣いちゃう
でも、その切なさは何か?って聞かれると…愛なのです。

とことで、ニャンコ先生が、本当にいよいよ
口では「夏目は非常食だ!」とか言いながら
まったく食べる気なんてないでしょ?
的な、夏目に甘々な日々が続きます。

夏目も、まさかニャンコ先生が自分を食べることなんてないだろうという
信じ切って疑わない故の暴言動が激しさを増してるような…。

けれど、それがまた良いのです。
微笑ましいです。

ドキドキハラハラな作品ではないけれど
他のいわゆる日常系アニメとは違って
一応見どころもそれぞれに張ってあるので
ついつい、次回も…って観たくなると思いますよ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

89.0 6 癒しでほのぼのなアニメランキング6位
続 夏目友人帳(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (2369)
13705人が棚に入れました
妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」を見付ける。この「友人帳」とは彼の祖母・レイコが妖怪をいじめ負かした結果、奪った名を集めた契約書であった。

それ以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで自称用心棒の妖怪、ニャンコ先生(斑)と共に、妖怪達に名を返す日々を送り始める…。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、伊藤美紀、沢城みゆき、木村良平、菅沼久義、藤村歩

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

珠玉のエピソード集

主人公のあやかし、家族や友人とのつきあい方、距離のとり方が固定した感があるのがやや気がかりです。
敵意を持つあやかしには、にゃんこパワーで一件落着。
やっと出会えた安らぐ場所を守りたいのはわかります。
でも「危険に巻き込みたくないから秘密にする」で、あっさり精神的に決着をつけてしまっていいのでしょうか?周囲の人の危険回避を優先するなら別の選択肢もあるはず。秘密を打ち明けないでいいのか、友人帳で名を返すのを続けてよいものか、夏目にはもう少し悩んで欲しいと思ってしまうのは贅沢でしょうか?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 39

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

妖怪と人間と

2011年夏に3期放送ということで急遽1期に引き続き視聴。

話は1期の続き。
続きとは言っても1話もしくは2話完結。
1期の2話まで視聴済で友人帳の設定ぐらい知っていれば
観るのにそれほど支障はないだろう。

相変わらず主人公夏目と妖怪との心温まる話がベース。
個人的には1期の方が好きな話が多かったかと思う。
しかし、2期は夏目の成長がみてとれるのでそこは○

また、2期では1つのテーマを扱っている。
最終話でそのテーマに答えを出すことになる夏目。
どんな答えを出すのかは是非作品を観て確認していただきたい。

ニャンコ先生相変わらず、可愛く、かっこよく、強く、そして美しいw
だがはっちゃけぶりが1期より上な気がする。
あまりはっちゃけが過ぎると作品の雰囲気を壊しそうな気がする。

総合的に満足いくできだったように思う。
3期でも夏目とにゃんこ先生の活躍に期待したい。

と色々書いてきたが
何が言いたいかというと

なんとか3期に間に合ったぜw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

やさしさで繋がっている心地良さ

1期に引き続き、穏やかな心地は健在。
この2期では、1期で出会った「人間たち」との交流、
及び祓い屋についても描かれている。

主人公・夏目と、ある契約を交わしているにゃんこ先生とのやりとりが毎度コミカルで、
本来、怖いもののはずの妖怪がオトボケキャラの飲んだくれだったりするので笑える。
でもそれだけじゃなく、夏目が窮地に陥った時は用心棒として守ってくれる心強さ。
またそのときの声の豹変ぶりといったら!

その他に登場する人物や妖怪達がなかなかに魅力的。
妖怪は良くも悪くも純粋で、まっすぐで、もちろん例外な者もいるが、
何らかの猶予を与えてくれたり、約束はちゃんと律儀に守ってくれたりと案外いい奴ら。
なのでだんだんと憎めなくなってくるのだ。

そして夏目を引き取り、一緒に暮らしている遠い親戚である藤原夫妻がまた良くて。
こんな人たち本当にいるのか?っていうほどに温かく、やさしく。
特にお母さん代わりの塔子さんが素敵すぎる。
もし、実の子だとしてもあんなに温かく受け入れて包んでくれるなら、母親の鏡だなぁと。

夏目の明るい変化は、妖怪たちとのふれあいもだけれど、
やはり一番にこの夫妻のおかげなのだろうね。

1期では夏の放送のため夏休みっぽい雰囲気があったが
こちらの2期は秋冬の景色がメインで、そういう季節感も
この作品の魅力のひとつと言えるかも。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 59

84.6 7 癒しでほのぼのなアニメランキング7位
ご注文はうさぎですか?(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2399)
11846人が棚に入れました
高校入学を機に木組みの家と石畳の街に引っ越してきたココア。下宿先を探して道に迷う途中、ラビットハウスという名の喫茶店を発見する。その名前からうさぎだらけの喫茶店に違いないと思い店に入ると、そこにはチノという店員の少女と、ティッピーといううさぎがいた。そこで休憩がてら下宿先の場所を尋ねると、なんとこの店こそが探していた自分の下宿先であった。そしてココアは、お世話になる家に奉仕をするという高校の方針により、ラビットハウスの店員として、そしてチノの“自称”姉として働くことになるのであった。

声優・キャラクター
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美、内田真礼、徳井青空、村川梨衣、早見沙織、清川元夢、速水奨

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ご注文はうさぎですか?? 放送開始記念 第12羽「君のためなら寝坊する」視聴。

この春から高校に通うべく新しい街にやってきたココア。
道に迷って偶然に喫茶ラビットハウスに入るが、実はそこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店だった。
ちっちゃくてクールなチノ、軍人気質なリゼ、おっとり和風な千夜、気品あふれる庶民派シャロと全方位的なかわいさの登場人物に、チノの同級生マヤ&メグ、常連客の青山ブルーマウンテン先生も加わって、ラビットハウスは今日もすべてがかわいい!

第1羽「ひと目で尋常でないもふもふだと見抜いたよ」
この春から高校に通うべく新しい街にやってきたココア。
道に迷って偶然に喫茶ラビットハウスに入るが、実はそこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店だった。
ラビットハウスの一人娘・チノ、アルバイトのリゼともすぐに打ち解け、ココアの賑やかな新生活が始まる。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙

第2羽「小麦を愛した少女と小豆に愛された少女」
新しい学校への登校中にココアは和服の女の子千夜と出会う。
和菓子に奇抜な名前をつける趣味を持っていたり、通う高校が同じだったりする千夜とすぐに打ち解けたココアは、早速休日にチノ、リゼと共にパン作りを始める。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、佐倉綾音、佐藤聡美

第3羽「初めて酔った日の事憶えてる? 自分の家でキャンプファイヤーしようとしたわよね」
カップを買いにきたココアたちは、リゼの学校の後輩で、千夜と幼なじみのシャロと出会う。
そんな中シャロがいかがわしい店で働いているのではないかと心配する千夜のため、ココアたちはシャロのバイト先に潜入することに。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
佐藤聡美、内田真礼、種田梨沙

第4羽「ラッキーアイテムは野菜と罪と罰」
カフェ・ド・マンシーというコーヒー占いを見たココアは、チノにやり方を教えてもらいチノ・リゼ・ティッピーの運勢を占う。
その後なぜかココアの身に次々と不幸な事が起こっていき…。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、佐倉綾音、水瀬いのり

第5羽「ココアと悪意なき殺意」
学校の球技大会のために千夜と練習をするというココアは、なぜか浮かない顔をしながら先にバイトを上がって公園に向かう。
バドミントンの練習のために遅れて公園に行ったチノとリゼは、広場で倒れているココアと千夜を発見する。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美

第6羽「お話をするお話」
ココアが帰宅するとチノの同級生、マヤとメグがラビットハウスの制服姿で店の手伝いをしていた。
マヤとメグはすぐにココアやリゼとも仲良くなるが、それを見ていたチノはなぜかもやもやする気持ちを抱き始める。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、水瀬いのり、徳井青空、村川梨衣

第7羽「Call Me Sister」
チノの様子が普段と違うことに気付いたリゼ。
ココアに聞いてみると、チノが楽しみにしていたパズルをほぼ完成させてしまったのが原因だった。
姉失格だとショックを受けたココアは店を飛び出してしまい…。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
水瀬いのり、内田真礼、村川梨衣

第8羽「プールに濡れて 雨に濡れて涙に濡れて」
温泉プールに遊びに来たココア達は、シャロがリゼに泳ぎ方を教えたり、息止め勝負をしたりとプールを満喫していた。
そんな中チノと千夜はチェスを始めるが、その勝負の先に待ち受けるものとは!?

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、種田梨沙、内田真礼

第9羽「青山スランプマウンテン」
チノが歩いて帰っていると、公園の方から原稿用紙で作られた紙飛行機が飛んできた。
その紙飛行機は小説家の仕事を辞めたという青山ブルーマウンテンのもので、チノはそんな彼女をラビットハウスに連れてくる。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
佐倉綾音、種田梨沙、早見沙織

第10羽「対お姉ちゃん用決戦部隊、通称チマメ隊」
千夜の家でテスト前の勉強合宿をしているココアがラビットハウスにいないある日、マヤとメグがチノの家にお泊りに来る。
店の手伝いをするチノ・マヤ・メグを見たリゼは3人合わせて「チマメ」と命名する。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、水瀬いのり、徳井青空、村川梨衣

第11羽「少女は赤い外套を纏いウサギを駆りて聖夜の空を行く」
クリスマスマーケットでの買い物中に、ココア達はクリスマスパーティーの計画を立てる。
そしてクリスマス当日、ココア達にマヤ、メグ、青山さんも加わり賑やかなクリスマスパーティーが始まる。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
佐倉綾音、種田梨沙、徳井青空、村川梨衣

第12羽「君のためなら寝坊する」
登校中にココアの異変に気付いたチノ。
ココアは高熱で、リゼや千夜がお見舞いに来てくれたがなかなか熱が下がらなかった。
夜になって切れてしまった風邪薬を求めチノは一人で雪道に出ていく…。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、佐倉綾音、佐藤聡美、早見沙織

【アニメキャラの魅力】ラビットハウスの小さなバリスタ「香風智乃」の魅力とは?
ラビットハウスの一人娘「チノ」。本名は「香風智乃」。その由来はカプチーノから。イメージカラーは薄い青色で、髪の色や制服もその色です。作者が幕間で不思議の国のアリスの服を着せたチノを描いているのですが、どのチノもとにかく可愛いくチノファンならずとも必見なのです!普段はアンゴラうさぎのティッピーを頭にのせた、落ち着いていて大人っぽく見えるチノ。しかし、そこはまだまだ中学生の女の子。時々かわいらしい子供っぽさも見せてくれます。

■ちっちゃくても一人前なんです!
『ご注文はうさぎですか?』に登場するメインキャラクターの中でもチノは一番小さいです。幼いその外見から、喫茶店の店員としてはまだまだ・・・と思いきや、一人前のバリスタなのです。サイフォンを使ってコーヒーを淹れるのは朝飯前。香りを確認するだけで、コーヒー豆の品種を当てることもできます。ココアはいくらやっても当てられないのに・・・。さらに“カフェ・ド・マンシー”という占いもできます(カプチーノ限定)。

しかし、そんなチノにもコーヒーに関して弱点があります。なんとブラックコーヒーが飲めません。ブラックコーヒーが苦手な女の子というのは普通かもしれませんが、喫茶店でコーヒーに明るいバリスタとなると話は別です。しかしそのギャップがとっても可愛いのです。ちなみにラテアートも苦手なチノ。見事(?)な画伯ぶりを発揮してくれます。

■年相応に苦手なものも多いチノ
チノはまだ中学生なので、実は苦手なものも多いです。例えばトマトジュース。運動も苦手なようで、自転車も思うように乗れません。スポーツ大会前にバトミントンの練習をする際に「ティッピーが頭に乗っていれば2倍の力をだせる」と子供のような言い訳をしています。ついでに美術関係も苦手な画伯です。

しかも、苦手なことに対して下手な言い訳をしたりするので、普段の落ち着いた様子とのギャップが可愛さを際立たせるのです。

■チノはココアのことが・・・?
チノは意外と素直でない部分もあり、それは特にココアに対して発揮されます。好きな子には冷たく当たってしまうと言いますが、まさにそんな感じでしょうか。それに気づかず、必死にチノの機嫌を取ろうとするココアもまた可愛いですけどね。

ちなみに本人はココアのことが気に入っていることを認めたくない様子。リゼいわく「ただ照れてるだけ」とのこと。ココアのことを意識してしまうあまり、傍からみたら不自然な態度をとってしまうのですね。そんなチノもまた可愛く魅力的です。

チノがココアのことを意識しているのはバレバレで、ココアがチノと同級生のマヤやメグと仲良くしているのを見ると「もやもやする」と言ってしまったり、ココアのいない連休にはオーダーに関係なく“ホットココア”を作りまくってしまうほど。いつかチノがココアに対して素直になれる日はくるのでしょうか?

しっかりしているのになかなかその思いを素直に表せない、典型的な弱点をもつチノ。そんなチノですが、ときどき柔らかな微笑みを浮かべる事があります。なかなかお目にかかれませんが、チノが小さく微笑むシーンは、読者や視聴者をほっこりした気持ちにさせてくれます。まだ知らない、観たことがないなんて方には是非、チノの魅力を作品を通してご堪能頂ければと思います。『ご注文はうさぎですか?』おすすめです。

【アニメキャラの魅力】常識人のツッコミ役!?軍人系美少女「天々座リゼ」の魅力とは?
すごく噛みそうな名前の少女「天々座リゼ」。本人も読みにくいと自覚しているらしく、シャロに向けて「リゼでいい」と言っています。名前の由来はテデザリゼという紅茶から。凄く香りのいい紅茶らしいです。イメージカラーは紫で、お店でも紫色の制服を着用してます。

■あまりにも印象的な初登場
リゼの初登場は、「下着姿」「クローゼットの中に隠れていた状態」「拳銃片手」というもの。その状態で「あやしい奴め」とココアに銃をつきつけますが、ココアには「この状況で怪しいのはどっちだろう?」と冷静に頭の中でツッコミを入れられてしまいます。彼女は可愛い顔をして、頭の中は軍人思考なのです。

■いや、それ銃刀法違反では・・・?
父が軍人で、様々な護身術を身に着けているというリゼ。拳銃やサバイバルナイフを常備しているようです。しかもその拳銃をラビットハウスに置き去りにしたり。シャレになっていません。本人も完全に軍隊系に頭が染まっているようで、潜入や訓練という言葉には敏感に反応します。ラテアートでも戦車を描いていますが、あのラテアートは人間技じゃありません。

■日常のリゼ
軍隊ネタで変わり者っぽく見えるリゼですが、『ご注文はうさぎですか?』の登場キャラの中では、実は一番の常識人です。リゼとシャロ以外の女の子が相当ぶっ飛んでいるという説もありますが・・・。

父親の影響で軍人方面に染まってしまっていることに多少コンプレックスを抱いているところもあるようで、ときどき普通の女の子に憧れる描写があります。特に力持ちと思われるのは嫌な模様。女の子らしくオシャレにも興味があるようで、買った服をすぐに着てしまい、その後に出会ったココアとチノの前であたふたする場面のリゼは、とても普段拳銃を握っている女の子には見えません。

案外リゼも子供っぽいところがある少女なのです。ちょっと褒められると調子にのって張り切ってしまったり、女の子らしい座りかたでジグソーパズルに夢中になってしまったり、歯医者に行くのが苦手で虫歯を我慢したり。ある意味一番普通の可愛さを持つ女の子です。

■貴重なツッコミ
完全に天然ボケなココア。涼しい顔ですっとぼけるチノ。その2人の間でリゼは貴重なツッコミ役です(軍人ネタは除く)。また、千夜とのやりとりは完全にコントで、ひたすらボケる千夜に、リゼが様々なバリエーションでツッコミを入れるのが基本。漫才としては千夜とココアよりも、千夜とリゼの方が相性がよさそう。次々ボケていくキャラの中で、必死にツッコミを入れているリゼに、「お疲れ様です」と敬礼しながら言ってあげたくなります。

リゼは『ご注文はウサギですか?』の中でもっとも感情が顔や行動に出るキャラクターです。普段は軍人思考でキリッとしたところもあるのに、くるくる変わるリゼの様子は、読んでいて「可愛いなぁ」と思える、とっても魅力的なキャラクターなのです。

2015年秋アニメ放送直前! みんなが何を観るかが分かった!
■秋から、「こころぴょんぴょん」再び!
第1位には、もちろん『ご注文はうさぎですか??』! 
ココアやチノたちの日常をまた見られるとあっては、投票しないわけにはいかなかったのでしょうか。

豊作?それとも不作?アニメファンが選ぶ「もっとも期待している2015年秋アニメ作品」
第1位には、2014年4月からアニメ1期が放送され、「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」の流行語を生んだ『ご注文はうさぎですか?』のテレビアニメ第2期にあたる『ご注文はうさぎですか??』が選ばれた。「日常系なので安心してみていられる。癒し。」、「とにかく可愛くて癒されるごちうさ!!おかえりなさい♪」など、とにかくそのほのぼのしたイメージに癒やされたいファン達の思いが、ランキングに反映される形となった。

【速報】『ごちうさ』の第二期タイトルが『ご注文はうさぎですか??』に決定! 放送時期、新ロゴも発表に
2015年6月28日(日)、東京ドームシティホールにて開催された「まんがタイムきららフェスタ2015」にて、『ご注文はうさぎですか?』の第二期となるTVアニメ『ご注文はうさぎですか??』の映像が先行上映された。

映像の中で放送時期が2015年10月であることも発表された。また、映像のラストシーンでは、ココアの姉であるモカらしき人物の姿も確認することができ、ファン達から歓声が起こっていた。

いよいよ放送時期が決定した『ご注文はうさぎですか??』から目が離せなくなりそうだ! さらに、今年のエープリルフールで話題となった『ご注文は魔法少女ですか?』のグッズがコミケ88で発売されることも決定! グッズ内容などの詳細はまだ発表されていないので、続報を心待ちにしよう。なおイベントの詳細は追ってレポートでお届けしていく予定なので、そちらもお見逃しなく。

魔法少女チノ 華麗に爆誕です! アニメ『ご注文は魔法少女ですか?』公式HPが公開中
2015年4月1日(水)に『ご注文は魔法少女ですか?』の公式HPが公開!? HPではココアお手製の衣装に身を包んだチノの特別ボイスが聞けるようになっていて、魔法少女らしい台詞や、「この服、やっぱり恥ずかしいです」と恥じらう様子を堪能できちゃいます。ぜひとも、ご自身の目と耳でお楽しみください!

『ご注文はうさぎですか?』第2期正式発表に橋本監督「やっと言えました!」
アニメ『ご注文はうさぎですか?』の第2期製作決定が、1月30日午前0時正式に発表された。

発表と同時にアニメ公式サイトは「TVアニメ第2期製作決定です」の文字をキャラクターらが持った新ビジュアルに差し替えられ、また公式Twitterアカウント(@usagi_anime)からも「皆さま、大変お待たせいたしました。正式発表をさせていただきます。」という前置きとともに発表が行われた。

そして公式発表から1分後、本作の監督をつとめる橋本裕之氏も自身のTwitterアカウント(@lainnet01)を通じ、「本日情報解禁になりましたのでお知らせします。ご注文はうさぎですか?第二期が決定しました!やっと言えました!(*^^*)」と報告し、つづけてファン達への感謝の気持ちを綴っている。

今回のアニメ2期製作決定については、学研マーケティングの運営する『学研出版サイト』に掲載された、1月30日発売のアニメ美少女キャラクター雑誌『Megami MAGAZINE 3月号』(学研パブリッシング)の表紙情報で先に明らかになっていた。表紙には「ご注文はうさぎですか?第2期制作決定」と書かれており、ファンの間では近日中の正式発表に「あぁ^~こころがぴょんぴょんするんじゃあ^~」と期待の声が高まっていた。

アニソン好きライターが独断で選んだ「2014年ベストアニソン」
『ご注文はうさぎですか?』の『Daydream cafe』

『ご注文はうさぎですか?』の主演声優陣によって結成された女性声優ユニット、Petit Rabbit'sの『Daydream cafe』(正式な表記は、"cafe"の"e"の上にアクセント)は、個人的に2014年でベストな萌えソング。ひたすら愛らしいキャラクター達が穏やかで幸福な日常を過ごすアニメ本編も大人気で、その劇中のエッセンスをギュッと濃縮して音にしたかのようなこの曲の完成度には、ただただ驚愕させられました。

音も良いんですが、何よりもこの曲の魅力は、やはりその歌詞。ネットでも一時期流行した「こころぴょんぴょん」という神憑り的なフレーズを思い付いた時点で、この曲の勝ちは決まっていたのではないか? と思うくらい、歌詞の力が強い曲です。

登場人物たちのキャラクター性をトリミングした愛らしい言葉遣いの数々に、柔和さとリズム感を同時に有した"ぴょんぴょん""つーんつーん""ふわふわ""どきどき"といった擬音語を多用した歌詞世界は、まるで甘いお菓子の如く甘美でハッピーな雰囲気を漂わせており、聴いているだけで幸せなってきます。それを歌う声優さんたちのユニゾンも完璧で、これこそ正に王道の"萌えソング"であり"声ドルソング"。声と言葉の魅力に溢れた楽曲です。

そして、こんな凄い歌詞を書いたのは誰なのか? と作詞家さんのお名前を確認してみれば、そこにクレジットされているのは畑亜貴先生。

リズミカルな言語感覚を駆使して数多くの大ヒットアニソンを生み出してきた畑先生ですが、2014年もこの『ごちうさ』に『ハナヤマタ』オープニングの『花ハ踊レヤいろはにほ』、『のうりん』の主題歌とした使用された田村ゆかりさんの『秘密の扉から会いにきて』、『さばげぶっ!』エンディングの『ぴてぃぱてぃサバイバード』(これも物凄い言語感覚とリズムに満ちた曲!)と多くの優れたアニソン、声ソンをクリエイトされました。

『ごちうさ』でこころぴょんぴょんした方は、是非ともこれらの楽曲もチェックしてみてください。

『アニメ流行語大賞2014』投票結果はこうなった!
今年のノミネートは35コ。今年は第2期の作品も多く、新しいセリフが生まれにくかったように感じました。さて、2500票を超える投票の結果は?

4位:こころぴょんぴょん/あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃ^~(ご注文はうさぎですか?)

マルイで心ぴょんぴょん「ご注文はうさぎですか?」イベントが渋谷で
Koi原作によるTVアニメ「ご注文はうさぎですか?」のグッズ販売や展示を行うイベント「ご注文はOIOIですか? in Shibuya」が、11月14日から25日にかけて、東京のマルイシティ渋谷にて行われた。

本イベントでは「ご注文はうさぎですか?」のラバーストラップや携帯クリーナーといった限定グッズを販売するほか、9月に開催された「Rabbit House Tea Party 2014」にて実際に使用されたステージ衣装を展示。

『ごちうさ』は可愛いだけじゃない?
2014年4月放送中のTVアニメ『ご注文はうさぎですか?』。今年1月に放送された『桜Trick』、そして第二期の放送が決定した『きんいろモザイク』など、近年、このような“日常系”とカテゴライズされるアニメが人気を集めている。

これら“日常系”作品の魅力とはなにか? 過去から現在まで、『ひだまりスケッチ』や『けいおん!』など、人気アニメの原作を排出し、多数のファンを獲得している『まんがタイムきらら』の編集長に日常系の魅力を伺った。

現在放送中の『ご注文はうさぎですか?』の魅力をおしえていただいた。

「コミックスの帯に『すべてがかわいい』と書いてありますが、そのとおりです。
一見西洋風な世界なのに、和服を着た女の子も登場している。それなのに、画面にハレーションを起こさない。それはKoi先生の美学が作品世界の隅々まで徹底されている故です。
またマスターやティッピーという異質な存在もあります。これらのキャラが入るからこそ、女の子たちの魅力がより際立って見えるんです」

なるほど魅力的なキャラとは、絵の上手い下手だけではないのか。人を惹きつける個性とそれを引き立てる世界観がないといけない。

う~む、ますます奥深く思えてきたぞ。“日常系”の世界!!


2014年4月より6月までTOKYO MXほかにて放送された。同誌連載作品でのテレビアニメ化は、『かなめも』、『きんいろモザイク』に続いて3作目。また、koi作品としては初のテレビアニメ化でもあった。

キャッチコピーは「すべてが、かわいい。」「かわいさだけを、ブレンドしました。」。

2015年1月6日からは、BS11において、本放送と同じ時間枠において、エンドカードを刷新した上で再放送が行われている。

2015年1月、メガミマガジン2015年3月号にてテレビアニメ第2期の制作が発表され、その後アニメ公式サイトほか各種メディアでも順次発表された。

『まんがタイムきらら』関連雑誌連載原作作品でテレビアニメの続編が制作されるのは『ひだまりスケッチ』・『けいおん!』・『きんいろモザイク』に続いて4例目となる。

オープニングテーマ
「Daydream café」

エンディングテーマ
「ぽっぴんジャンプ♪」(第1羽 - 第11羽)
「日常デコレーション」(第12羽)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 49
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

癒し系ですね~^^
チノちゃんもリゼもかわいいです。

そして {netabare} おじいちゃんうさぎ?{/netabare}は見た目のモフモフと、渋い声のギャップがイイデスね♪

■第2話
{netabare}
ライバル店はしゅがりんでしたか^^

チノちゃんがあんこに触るシーンがかわゆす♪
{/netabare}

■第3話~第12話
{netabare}
ついに終わってしまったごちうさTT
毎回ごちうさに癒されていました^^
これはごちうさ難民が大量発生しますね!
{/netabare}

■「てでざりぜ」?
{netabare}
「天々座 理世」って何の由来かと思いきや
そのまんまだったんですね~

・保登 心愛→ホットココア
・香風 智乃→カプチーノ
・宇治松 千夜→宇治抹茶
・桐間 紗路→キリマンジャロ
・天々座 理世→テデザリゼ(紅茶)

他の子はちょっと名前変えてるのに
リゼちゃんだけまんまでした(笑)^^
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 98
ネタバレ

ジョガマヤ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

すべてが現実逃避に最適!

※注意
だんだんと長くなります。
リアルがつまらなくて、一時的でも逃げ出したい人におすすめ。
視聴前は偏見の塊で、見ず嫌いをしていた自分を殴りたい...
一応、基本的な考えを話しておきます。
私は全方位完璧な作品以外「好き」とは言いません。
客観的な視点から見た良さと主観的な立場から見た好みの両方がカンストしないといけません。(面倒な人ですね)
好き、と公言するにはそれなりの責任が伴うのです。

この「ご注文はうさぎですか?」のレビューは主観的面からも、客観的面からもバランス良く見た上で書いています。以下本文

いきなりだが漫画原作者であり創造主でもあるKoi先生の偉大さにはいつも驚かされている。「ご注文はうさぎですか?」はあくまで日常四コマに分類されるので、見かけ上はかわいい女の子たちが平和に過ごしていれば良い。そして大概の人はこの部分に惹かれていき、同時に嫌う者もいる。しかしながら、「ごちうさ」はまるで精巧な機械であり、裏では全てが繋がり、理屈が通っていることがわかる。見かけは1羽完結であって伏線やストーリーは無いように見える。しかし、それはパズルの1ピースであって、ピースを置いていくことで全体像が明らかになっていく。すべての落ちに意味があったことに気付かされる。(詳しく語ると大いなるネタバレになってしまうので、ぜひ個々人で探してほしい)
これをすべてを計画していた、見透かしていたかのようにやり遂げてしまうKoi先生は一体何者なのだろうか。(または先生は創造主という枠を超えた一人の「観測者」であるとも言えそうだ。だれよりも先生自身がごちうさを愛しているのはファンには周知の事実である。)
1期では本質は非常にわかりにくいが、2期、DMS、原作、SFYでは比較的わかりやすいだろう。考察しようと思った者にだけ、深淵を見せてくれる。
1期は設定とキャラの基本性質の露呈、伏線張り、世界観の演出がメインなのでライトな方、いわゆる日常系が好きな方にはウケるだろうが、ここからがこの作品の真髄である。深い。とにかく深い。まさに沼だ。複数本の芯が通っているのだ。本当に「通った」作品である。
そしていわずもがな、すべてがかわいい。(勘違いされがちなのだが、これは前提として、という意味合いなので、かわいい「しかない」というわけではない。それ以上に付加価値が多くあるのだ。)
このように内面も外面も良く、ライトな層にもファンにも楽しめる最強の作品なのであり、これが大人気の理由だと思う。では具体的な話に移る。
あえて日本ではなく、ヨーロッパをかき混ぜたような世界観(フランス、ハンガリー、ドイツなど)にすることで、リアルにあるようでない世界を訪れることが可能。まさに異世界転生や小旅行をしている感覚である。そしてこれが現実でないから良い。3次元から眺める形が一番良い。転生したくはない。あのステキなセカイを崩してしまうのが怖いからである。次は作画について。
背景の木組みの町並みが綺麗すぎる。作画崩壊も皆無(ただ、1期4羽の作画は嫌いな人はいるかもしれない)。1,2期の1,11,12羽は特に素晴らしい。隠れうさぎがいたり、小物にこだわっていたりする。
現実逃避ができるが、それでいてやりすぎるようなこともない。
私は感情移入しすぎてしまうためか、リアルからかけ離れた、現実逃避はできるが、感情が激しく揺れ動いてしまうアニメは見ていると、はっきり言って疲れる。活力を得るためにアニメを見て疲れるのは本末転倒であると思う。
また、原作絵がとてつもなく綺麗で、それを受け継いでいる。
原作絵はキャラだけでなく、周りの小物や背景もかなり丁寧に描いている。
キャラデザも原作に沿っており、癒やしが助長され、嫌なことを忘れられる。
声優さんについては、(演技の上手さだけで判断)名演技が多くあり、キャラクターと相性抜群と言って良い。次は楽曲について。
op,edがポップで可愛いらしく、歌詞も考察しがいのあるものになっている。
もちろん映像と合っているのは当然である。映像と音楽含めてのop,edである。
ごちうさのキャラクターソングの歌詞は考察すればするほど深いものになっていく。特に畑亜貴先生はよくごちうさの世界観、思想を理解しているな、という印象。
劇伴も落ち着いたものが多い割には、印象に残りやすい独特な雰囲気。3拍子が多い感じがする。
加えて、露骨なエロシーンが無いので、安心して見れる。
私は男性向けの巨乳キャラが色気を出すのが好みではないのだ。
みんなの女子力が高いのも魅力。髪型や服装、靴下なんかも結構変わる。
原作絵もとにかくかわいい、綺麗、おしゃれだし、随所に考察ポイントが存在する。アニメから入ったなら絶対に原作も読まないと損である。アニメ、つまり原作のはじめの部分では明らかにはなりにくかった魅力的な本質に、きっと気がつくことができるだろう。(後述)

キャラ(主要10名、ティッピー除く)紹介。いちおう呼び捨てで統一(全員さん付けしたい今日この頃)。
ネタバレタグで囲っておく。
①ココア
{netabare}
出会ってから3秒で友だちになれる(らしい)ほどのコミュニケーション能力の高さ。チノともたった1羽で一緒にお風呂に入ってしまう。年齢も関係なく平等に話せる。笑顔が多いこともポジティブさによる。周囲を動かす行動力を持ちつつも、落ちでは「台無しです」でしまらない。チノへの愛が可愛い。頼りたいし、頼られたいと思わせる欲張りコース。
{/netabare}
②チノ
{netabare}
重たい環境に囲まれていたとき、リゼと出会う。これはチノ父とリゼ父の画策による。さらにココアと出会う。これをきっかけに周囲と打ち解けていき、笑顔も増える。この成長を見守りたいし応援したい護りたい!髪型や服装が頻繁に変わり、女子力が高く、料理上手なのもポイント。ちなみによくチノだけ頭が良くない説が騒がれるが、お嬢様高校も射程圏内だがあえて受験しなかったらしいのでそんなことはない。
{/netabare}
③リゼ
{netabare}
かっこよく、クールだが、可愛いもの好きでギャップあり。ヘタレでもある。
何気にヘアピンや髪型、服装に気を使っていて、オシャレさん。指揮力が高く、面倒見が良い。自分が周囲と浮いていることを気にしている。親しく接してくれるシャロには感謝している。可愛いと言われなれていないために真っ赤になるのも可愛い。護りたいし、護られたい。
{/netabare}
④千夜
{netabare}
シャロとの幼馴染関係がわかり合いつつも、遠慮しちゃう関係で可愛い。
(ご注文はうさぎですか? Wonderful party!に感動、ホカホカエピソードがある)ココアとも完璧なパートナー。メニュー名が面白い。おそらく語彙力の高さがなせる技である。お姉ちゃん、お母さん的面がある。メニュー名は青山と一緒に考えている。基本ボケ担当。会話を回す役割に長けている。あまり表には出さないがおそらく1番の友達思いだと思われる。
{/netabare}
⑤シャロ
{netabare}
真面目で責任感が強く、料理上手。貧乏キャラ設定ではありつつもおしゃれには気を使っている。気を張って頑張りすぎるところがある。(ご注文はうさぎですか? Wonderful Party!(以下WPで表記)参照)コーヒー酔いによるギャップもあり、面倒見が良く、護りたいし、護られたい。千夜の前ではたまにとても素直になることがある。ちなみに、そこまで深刻な金欠ではなく、一人暮らしの仕送りが少なめの大学生程度だと思われる。陶器コレクションにつぎ込んでいるのか?
{/netabare}
⑥マヤ
{netabare}
八重歯、短髪、考えるより先に手が出るタイプとボーイッシュではあるが、髪型などを意外と気にしていたり、相当な友達思いであったり、かなり女の子らしい。褒められると真っ赤になる。ちなみにかなり成績は良い。また、チマメ隊のひっぱり役である。
{/netabare}
⑦メグ
{netabare}
素直でおっとり可愛い。天然タイプで護りたい。マヤとの友情エピソード(バレエ教室にて)が可愛い。心あたたまる。身体的成長は順調だが、精神的成長が順調なチノに若干嫉妬している様子。唯一、ひと目でココアの長所を見抜いた人物。
{/netabare}
⑧青山ブルーマウンテン
{netabare}
何気に小説が映画化、アニメ化している売れっ子作家。お嬢様高校出身で優秀でありつつも、ポンコツさも併せ持つ。性格からか、ココアたちとも敬語なしで仲良く話せている。人見知りだったが、ココアと出会ってから改善されたようだ。シャロ愛がすごい...作家ポジなので、時折物語的視点で私たちと一緒に彼女たちを観察することがある。
{/netabare}
⑨モカ
{netabare}
ココアと似ているところも多いが、違うところも結構ある。ほとんど全員のお姉ちゃんになれるレベルの包容力。泣いてしまうほどの美味しいパン。ぜひ食べてみたい。護られたい。
{/netabare}
⑩タカヒロ
{netabare}
完璧すぎる万能人。ジャズ、経営、吹き矢、交渉などが得意。物語の裏で重要なポジション(サポート役)。というか普通にイケメン。
{/netabare}

話を戻す。萌えアニメはストーリーの起伏が全く無くてなぁなどと言われるが、ごちうさのストーリーにはメリハリがあり、グダグダしない。(昼に盛り上がり、夜でしんみりするパターンが最も多い)イチャイチャはあるが粘着せずに爽やかである。少なくとも他の学園系日常作品とは一線を画している。
それに、チノちゃんを中心にそれぞれの成長を楽しむこともできる。
まさに、ココアさんをきっかけに始まった「魔法のような物語」であり、(手品かも)チノ父、リゼ父、青山先生など大人たちに支えられている物語でもある。
(詳しくはDear My Sister のレビュー参照)
ごちうさのストーリーのテーマとしてあげられるのは他にも、「感謝の輪」「おせっかい」「未知なるセカイの開拓」がある。単なる「ほのぼの」ではない。彼女らなりの葛藤、悩みがあるのだ。勿論仲がとても良いのだが、「遠慮という障壁」が存在して、それらを「おせっかい」でぶち壊す。そしてそれが循環し、「感謝の輪」となる。(これはアニメ化された部分(特に1期)ではわかりにくいので気になる人は原作を読もう!)本気で語ると、長文レビューとなってしまうのでここで止める。(もうすでになっている)
ほんとうの意味(←ココ重要)でのアホキャラがいないのでイライラしない。(私はアホキャラが3人以上登場すると耐えきれなくなります)全員頭が良いと推測できる。(ソース:原作)
また、全員にギャップがあって、それも楽しめる。それ故にそれぞれのキャラを表現するキャラソンが多すぎて、揃えるのが大変である...
ネタについては、デジャブを感じるように仕組んでいるシーンが多くある。これは原作で特に顕著。(「どっちですか」ネタなど...)
もとは4コマであるので頻繁にオチがつく。こんなにしっかりオチを毎回つけるのはかなり難しい。
笑いの質的にはバカ笑いと言うより、じわじわくる感じの笑いである。
1周目はほとんど笑えないが、2周目以降は初見では笑わなかった場面で笑えてくる。しかも、浄化されていくような、誰も傷つかない綺麗な(←ココ重要)笑い...普段の汚い笑いとは全く違う。
友情にじわっとくる話も多数織り込み済み。さらなる友情を求めるならゲーム(WP)をやってみると良い。特に千夜が活躍する。二次創作、妄想も良いだろう。
ありがちな、登場人物は大体同じ学校、年齢でクラスメイトという設定が多くを占める中、学校が全員一緒というわけでもなく、年齢もかなりバラバラな中で築けるあの友情に、敬意を表するべき。素敵と言わざるを得ない。
さらに、時々ヨーロッパ特有の私達のよく知らないものを出してくるので、詳しくなれるというおまけ付きである。
本当に何百周としていても飽きない、見れば見るほど面白い作品だと思う。
考察がまだまだ止まらない。そして、私の人生を救ってくれた作品でもある。
本当にKoi先生には感謝している。ぜひ見ず嫌いせずに、12羽を完走してみてほしい。原作も最新羽まで読むと、よく練り上げられたストーリーや先生のこだわりがわかるはずだ。

1期がいまいち薄かったと思った方が一人でも多くこのレビューたちを見て原作に興味を持ち、驚愕し、ファンになってくれることを心の底から願っている。

とにかく原作を読んでくれ!!それからだ。愛と金と時間を重ねれば、満開の花を咲かす大樹のごとく、太い論理構造の幹をもち、1次創作が互いに影響を与え合い進化し花を咲かせるごちうさの姿を観ることができる。
※私のツイッターアカウント(@blacktea_zygmy)を見て(検索して)いただくと他にも感想考察を読むことが出来ます。イベント前後や原作の更新日などはうるさいです。一通り原作を読み終わった方はどうぞ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

84.4 8 癒しでほのぼのなアニメランキング8位
たまこまーけっと(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (2634)
12387人が棚に入れました
餅屋の娘、たまこは餅が大好きな高校1年生。
学校ではバドミントン部に所属、友人らと部活動に励みながらも、家の手伝いと新作餅の開発にいそしんでいる。
向かいにはライバルの餅屋があり、その息子・もち蔵とは幼なじみ。
もち蔵はたまこに好意を寄せており、同じくたまこのことが大好きな友人みどりと、たまこを巡ってバトルを繰り広げている。
大晦日はたまこの誕生日、商店街では毎年お祝いをするのが恒例行事になっていて、これまでプレゼントを渡せなかったもち蔵は、今年こそはとはりきっていた……が、その日、商店街に突然、きらびやかなオウムが現れた。

声優・キャラクター
洲崎綾、金子有希、長妻樹里、山崎たくみ、日高里菜、田丸篤志、山下百合恵、藤原啓治、西村知道、立木文彦、ゆきのさつき、小野大輔、辻谷耕史、津久井教生、渡辺久美子、家中宏、成田剣、日笠陽子、川原慶久、野坂尚也、下野紘、山岡ゆり
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

静の「たまこま」、動の「たまラブ」、ひと続きで鑑賞したい《感情描写系》の名作

(2016.2.1追加)※3周目での評価です。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= たまこまーけっと (2013年1-3月) ============

{netabare}第1話 あの娘はかわいいもち屋の娘 ★ 高校1年の大晦日
第2話  恋の花咲くバレンタイン ★ バレンタイン・ディ
第3話  クールなあの子にあっちっち ★ 高校2年の春(桜餅の季節)
第4話  小さな恋、咲いちゃった ★ 初夏の商店街の祭り
第5話  一夜を共に過ごしたぜ ★★ 夏休みの臨海学校
第6話  俺の背筋も凍ったぜ ☆ 夏休み
第7話  あの子がお嫁に行っちゃった ★ 夏休み
第8話  ニワトリだとは言わせねぇ ☆ 秋(栗餅の季節)
第9話  歌っちゃうんだ、恋の歌 ★★ 十月十日(餅の日)
第10話 あの子のバトンに花が咲く ★ 文化祭
第11話 まさかあの娘がプリンセス ★ 師走
第12話 今年もまた暮れてった ★ 大晦日{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優良回)2、★(良回)8、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4

OP 「ドラマチック マーケットライド」
ED 「ねぐせ」


============= たまこラブストーリー (2014年4月) ===========

{netabare}全1話 ★★★ 高校3年の5月{/netabare}

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※以下、初見時の評価です。

映画が話題になってなかったら、このアニメは多分見落としてたと思う。良かった。良かった。

まず第一印象。
主人公の北白川たまこ←こんな感じの女子高生はきっと全国の商店街に実在すると思うんだ。

商店街の家は、「うなぎの寝床」と形容されるように、玄関の店舗部分から奥に居間や台所が続く、長細い造りが多い。
廊下も細長く、2階への階段はなぜか急だ。
子供部屋はたいてい2階にあって、畳敷きなんだけど、その上にカーペットを曳いてベッドを置いた改造部屋が多い。
兄弟姉妹がいれば、ひとつの部屋をカーテンで仕切ってスペースを分けることもある。
最近は建築基準が厳しくなって、建蔽率とか両隣の家との空間確保など新しい条件を色々満たさなければ建て直し許可が下りないので、多少不便でもそれまでの家を補修しながら住み続けるケースが多い。
で、こうした商店街の家は両隣りとの隙間が薄くて、少し大声を立てれば隣に筒抜けになっちゃうので、家族で時々喧嘩することはあっても、それ程大騒ぎにならずに適当なところで沙汰止みになってしまう。良い意味で世間様の目を経由した「常識」が働くのだ。

近年は郊外型の大型店が増えて、小さな個人商店では太刀打ちできず、シャッターを下ろしっぱなしの店がじわじわと増えている。
第一、個人商店なんて、もともとそれ程儲かるものではなし、確定申告で色々と経費を落とせるのでなんとか生活が維持できてるだけで、本当はサラリーマンをしている方が余程気楽で物入りも良い。

だけど、やっぱり、昔ながらの商店街には、独特の情緒と文化がある。

このアニメを見ていて、商店街の再現度が凄く高いなぁと感心しました。
商店街を盛り上げようとしてイベントを企画する町の人達の様子とか、商店街を練り歩く神輿担ぎに難儀するもち蔵君とか、本当によく描けてる。
だから、たまこの存在にはとてもリアリティを感じる。

わがままじゃなくて、いつも皆のことを考えていて、小さなことでクヨクヨと悩まずカラッと明るく、他人を失望させないようにいつも愛想よく、でも、恋にはとても鈍感で・・・。

こういうアニメは、ほんの一瞬の描写にも確り登場人物たちの感情表現を盛り込んでくるから、一話一話を集中して視聴しないといけなくなって、面白いんだけどとても疲れます。

その点が玉に瑕かな。

=========================
(2014.6.6追加)
2周目視聴時に気づいた点

第4話 「小さな恋、咲いちゃった」({netabare}たまこの妹で小学5年のあんこの恋の話{/netabare})、
第5話 「一夜を共に過ごしたぜ」({netabare}臨海学校でもち蔵がたまこに告白しようとしてみどりに妨害される話{/netabare})

の両話で、もち蔵の部屋の壁に貼られている映画のポスターに「PARIS LOVE STORY」という文字が確認できる。

このPARISというのはフランスの首都パリのことではなくて、

【Paris】(ランダムハウス英和辞典)
(ギリシア神話)パリス→Judgment of Paris:
Troyの王子;PriamとHecubaとの息子でCassandraの弟;
争いのリンゴ(apple of discord)をAphroditeに贈り彼女の助けによってHelenを誘拐することができたが、このためにトロイ戦争が起こった;
Alexander, Alexandrosともいう.

つまり、
{netabare}
PARIS=トロイの王子=大路(おおじ)もち蔵=林檎→恋を手に入れる者
{/netabare}
そして更に、

第10話「あの子のバトンに花が咲く」({netabare}たまこの親友みどりが学園祭のバトン演技の振り付けを考える話{/netabare})

で、もち蔵とたまこが糸電話をしているシーンでも、この「PARIS LOVE STORY」のポスターが登場する(ただし絵柄のみ。文字は隠している)。

要するに、この「PARIS LOVE STORY」という映画ポスターは、「たまこまーけっと」の動画制作に先立て作られる設定資料に、もち蔵の部屋の設定内容としてはっきりと明記されていたものであり、その時点で既に「TAMAKO LOVE STORY」に該当する続編を制作する方針が決まっていたことを暗示していると考えるのが妥当である。


因みに、「たまこまーけっと」(2013年冬)より少し遅れて放映された人気アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(俺妹2期)」(2013年春)は、TV本編13話の終了後しばらくして、{netabare}準主人公(作品の視点人物)の京介の告白というまさかの実妹エンド{/netabare}をOVA3話構成でネット配信(2013年7月)して賛否両論ながらTV放送時を上回る大きなインパクトを視聴者に与えた続編の成功例となっている。

「たまこラブストーリー」も、その本編(同時上映「南の島のデラちゃん」とED2曲を除いた内容)は約75分=ほぼOVA3話分であり、山田監督が映画の公式サイトのインタビュー記事で、

「たまこラブストーリー」というタイトルは、シナリオ構成・脚本担当=吉田玲子さんのつけた仮題であり、当初はOVAとして発表するつもりだったが、その後いろいろ社内で検討した結果、今のような映画となった

と発言していることから、当初は、俺妹2期と同じように、TV放送分「たまこまーけっと」12話+続編OVA3話、しかも俺妹2期と同じように、{netabare}準主人公のもち蔵が主人公たまこ告白してたまこが恋に陥る{/netabare}、という本編の路線から大きく外れていく展開とすることが予定されていたものと推測します。

※この点についての詳細な考察は、「たまこラブストーリー」の感想・レビューの方に書きました。

=========================

投稿 : 2024/11/23
♥ : 106
ネタバレ

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ぶた鳥ぶた鳥~~ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

さすがー京都アニメ、一話だけ見て、すっかりはまっちゃった!名作の予感!
作画が素敵~あの鳥はカワイイ、たまちゃんもヾ(*&gE;∀&lE;*)ノ━━━!!!
「けいおん」を見たことないけど、なんで、
「けいおん」がそんなに大人気なのか、理由はようやく分かった...
OPはすごくファンタジーっぽいたまこは魔術師のかっこう~カワイイ~、EDはほのぼのー
「ドラマチックマーケットライド」
作詞-藤本功一/作曲-片岡知子/編曲-宮川弾/歌-北白川たまこ(洲崎綾)
「ねぐせ」
作詞-宮川弾/作曲-山口優/編曲-赤羽俊之、山口優/歌-北白川たまこ(洲崎綾)

第三話ぶた鳥の出番は多いですよ、
なんか、このアニメを見ると、気分はよくなった
悩みや...など、とにかく全部ぶっ飛んだ。

第一話 あの娘はかわいいもち屋の娘
{netabare}よく見ると、第一話前は伏線を埋めてるみたいなー餅まずいの独り言「空が青いぞ...海も青いぜ...花がきれいだぜ...いい香りがして...眠たくなった...冷たくされて...明るく」、結果...花の中に混ざってる...{/netabare}
{netabare}餅まずいは最初登場する時痩せてるー、でも最後はぶた鳥になっちゃった...そして、飛べなくなった...「やべ~体が重いぜ~こんなんで 海越えられんのか俺!?いや、もう行くって決めたんだ...それに、これ以上いると...これやばいー絶対...やばい...ああああ」{/netabare}
{netabare}最後は餅まずい目が...光を出した...その人はたぶん餅まずいの飼い主だと思います{/netabare}

第二話 恋の花咲くバレンタイン
{netabare}餅まずいは、たまこともちぞうが糸電話で話してる時、糸の上に止まるのは、笑えるー{/netabare}
{netabare}「俺に惚れるな」、「鳥に惚れるわけないじゃーん」{/netabare}
{netabare}餅まずいは映写機の機能を持ってる...{/netabare}
{netabare}そして、餅まずいの眼から出る光線、映像中の少年は誰、まだ謎です{/netabare}

第三話 クールなあの子にあっちっち
{netabare}言葉は 時に難しい{/netabare}
{netabare}言葉は 時にもどかしい{/netabare}
{netabare}伝えたい思いはいつも空回り、だけど...いつか届くはず{/netabare}

第四話 小さな恋、咲いちゃった
{netabare}冒頭はあんこ化粧してるからカワイイー{/netabare}
{netabare}黄金のぶた鳥:{/netabare}
{netabare}思い、願いが叶わずも、思い通りにゆかずとも、{/netabare}
{netabare}別の道は別の花、新たな花は咲いている。{/netabare}

第五話 一夜を共に過ごしたぜ
{netabare}もしかして、みどりちゃんは餅ぞうの事は好き?とおもったけど...{/netabare}
{netabare}デラちゃんは 同じ匂いがする と言っていたから...あまり関係ない?か...{/netabare}
{netabare}恋の花火に 心の花火{/netabare}
{netabare}真夏の夜の夢 色づく思い{/netabare}
{netabare}はかなく散ってしまわぬように{/netabare}

第六話 俺の背筋も凍ったぜ
{netabare}デラ:娘、何だその石の塊は?{/netabare}
{netabare}たまこ:石じゃないよ、お地蔵さまだよー{/netabare}
{netabare}デラ:お地蔵さまー{/netabare}
{netabare}たまこ:そう何かあったときに子供たちを守ってくれるんだ{/netabare}
{netabare}デラ:ほおぉ~これが~しかし敵に投げつけるにしては重そうだな{/netabare}
{netabare}たまこ:違うよーお願いするんだよーそんなこと言うと罰が当たるよ、デラちゃん{/netabare}
{netabare}デラ:罰?{/netabare}
{netabare}たまこ:そう、怖い目にあうってこと{/netabare}
{netabare}デラ:怖い目?慣れた覚えたと思っちゃいても、ときおり目にする奇妙な振る舞い、わざ、言葉、知れば知るほど妙ちくりん、解せない不可解奇々怪々~{/netabare}

第七話 あの子がお嫁に行っちゃった
{netabare}チョイ:合わない間にずいぶんと生意気な口をきくようになった{/netabare}
{netabare}デラ:申し訳ありません!{/netabare}
{netabare}チョイ:しかも、その姿は何だ!ブクブク~~ブクブク~~~{/netabare}
{netabare}デラ:はい、太りすぎました... w{/netabare}

第八話 ニワトリだとは言わせねぇ
{netabare}デラちゃんはダイエットだ~{/netabare}
{netabare}かなちゃんはデラのために鳥部屋を作ったんだけど
ぶたさんは入れないーw{/netabare}
{netabare}たまこ:デラちゃんはうちのお餅やお饅頭が大好きだから{/netabare}
{netabare}チョイ:だからと言ってこのようにむき... {/netabare}
{netabare}デラ:いや、あの私は餅を好きというよりも、餅が私を好きなので...w{/netabare}

第九話 歌っちゃうんだ、恋の歌
{netabare}思い過ごしに勘違い{/netabare}
{netabare}恋の花が咲く時は{/netabare}
{netabare}結構なんだかんだ情けない{/netabare}
{netabare}情けないのも楽しくて... {/netabare}

第十話 あの子のバトンに花が咲く
{netabare}意気揚々 威風堂々 胸弾み{/netabare}
{netabare}心が踊る文化祭{/netabare}
{netabare}日頃の成果を皆様にお披露目する さあーお立会い{/netabare}

第十一話 まさかあの娘がプリンセス
{netabare}11話はようやく1話の伏線とは繋がってたんだー{/netabare}

第十二話 今年もまた暮れてった
{netabare}遠い国から来た王子{/netabare}
{netabare}変わったわが身が悪いのか{/netabare}
{netabare}時が何かを変えるのか?{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 108

コヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

日常系にガ○モをぶち込んで。

京都アニメーションの日常系アニメ。
日常系アニメからの脱却らしいのですがどうやら白いグーグーガ○モをぶち込んで脱却を試みたご様子。
うん。普通に日常系アニメですね(°∀°)
鳥が喋ってもアニメの中では衝撃は走りません!
しかし京都アニメーションだけあって普通に和ませて頂きました。
キャラクターが魅力的である事は勿論、温かい商店街の人達など本当に観ていて安心出来ますね。
そして日常系と思いきや恋愛要素もありと。
うん。普通に面白いですね(°∀°)
人間の温かさのみで構成されているので荒んだ心を癒してくれる事間違いなし!
山田尚子監督の前作が「けいおん」ということもあり、ハードルを物凄く高くされるとは思いますが、決して期待外れにはならない・・・はず!?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 27

78.0 9 癒しでほのぼのなアニメランキング9位
甘々と稲妻(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (928)
4620人が棚に入れました
ひとり娘と二人で暮らす高校教師が、ふとしたきっかけから教え子の女子高生と三人でごはんを作って食べることに。三人とも料理はまったくできないけれど、美味しいごはんはとっても大好き! あったかくって楽しいひとときが、きっとあなたを夢中にさせる!

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤璃菜、早見沙織、戸松遥、関智一、新井里美、茅野愛衣、久我心麦、安藤紗彩、鶴翔麒
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

親不在の教え子宅を夜な夜な訪ねる独身教師の話

原作未読


そこそこ話題に上り、評価も一定数あって気になってた作品。
しかーし、、、サムネを一瞥し「幼女もんか~!?微妙」と敬遠もしていた作品。
積極的にはいかなかったかも。ケーブルテレビの再放送がきっかけです。

あらすじは省略。


 ・ごはんおいしそう&おいしそうに食べてて素敵

 ・小っちゃい子かわいいな~


これだけでシロ飯三杯いけ…いや満足できそうなところメインディッシュは以下、


 ・親子の絆を描く


まあその通りです。それでもちょっと足りない気がします。
絆の背景にあるものが各々抱えてる痛みであったりと現実感のあるものでした。
絆の種類が痛みの共有そしてそこからの回復であったことで深みが増しているような物語です。


■三者のリアル

・犬塚公平(CV中村悠一)
男やもめの子育てでその局面ではそう考え行動するだろうにいちいち納得。

・犬塚つむぎ(CV遠藤璃菜)
未就学児の生態そのまんま。現役子役でもあるCVさんの演技が秀逸。

・飯田小鳥(CV早見沙織)
ほんとは実母と食卓を囲みたかろうにおくびにも出さないその慎ましさに敬服。


やや小鳥がアニメ的デフォルメキャラっぽいのはあるものの、全12話通して繰り広げられたやりとりに違和感はありませんでした。

そしてこの三名が醸し出す空気感が良いのです。見方を変えれば変な話、


 親が留守にしている教え子♀宅に独身教師♂が夜な夜な出かける話


と言っても嘘ではありません。なにも事情を知らなければ誤解生じまくりなわけであります。
実態はもちろん違います。当人たちでしかわからない関係性のようなものがあって、それが視聴者に伝わってくる。

まさに“観てみないとよくわからん”作品です。
サムネ幼女目当ての方はそのままLet's go!
むしろNGな方こそ、幼女全面推しではない作品ですしイケると思いますよ。サムネ無視しましょう。
ちなみに私にとっては“おいしそうな食事”“つむぎ”もしかすると“小鳥やしのぶ(CV戸松遥)らJK”“それと関さん”はメインディッシュにはなり得ませんでした。



■ぶっちゃけ“おとさん”しか見てなかったかも

“おとさん”犬塚公平の娘つむぎへの接し方がいちいち刺さりました。

{netabare}所帯持ちの方は想像してみてください。妻が不在時の子守りって仕事しながらだと一切余裕がなくなります。炊事、洗濯、掃除、幼稚園の送迎、手続き関連、その他優先順位つけてるうちに捨てるものも出てきます。自分の時間はもちろん無し!それでも足りません。公平も「4時間睡眠(第7話)」がデフォルトだと言ってましたね。
もともと食が細く食事に対してベクトルが向いてない公平がその状況で“炊事”の優先順位を下げてたのは致し方ないでしょう。そんな彼が愛娘のために変わろうとします。
不得意なものに取り組むことは慣れるまで時間がかかるということです。ただでさえ無い時間を不得意分野に割くと決断するには勇気がいったことでしょう。
かつ、妻が亡くなってしばらく経ち犬塚家なりの生活のリズムができてきたところに変化を加えるのは想像以上にたいへんなはずです。そんな背景を想像しながら男親の覚悟に共感を覚えた第1話でした。{/netabare}

それ以降も子供と向き合わなければならない局面での戸惑いや抱く感情や葛藤の種類。順を追って描かれてたり、公平もつむぎも小鳥も各々徐々に変化していくさまも無理なく追っていたり、視聴中は心地よい時間が流れておりました。
ややおとさん視点での展開はざっくり後述の通りかも。※ネタバレで畳みます


{netabare}1st 覚悟

 前述の通り。


2nd 共同作業

 つむぎにとっては父と一緒に作り上げる作業。慣れないなりに試行錯誤しながら関係を深めていく大事な時間。もう一人、小鳥は母の娘を想う気持ちは理解しているけれど実感に乏しい。レシピノートを見ればけっして母が娘をぞんざいに扱っているわけでないことがわかります。
 包丁使える人と使えない人。味付けできる人とそうでない人。相互に補完しあう関係性が成立してました。何が足りてなくてどう補っていたかに着目するとこの物語の味わいが増してきます。

 その一つ。{netabare}みきおくんとトラブったつむぎがお店でハンバーグを作ってる最中もなかなかダウナー状態から回復してなかったシーン。
 公平が流しそうになるところを、「先生頑張って聞いて」と小鳥が背中を押したことでつむぎの気持ちを拾えた場面がありました。
 男親というのもあるだろうし、さらに日々時間がないだろうにとの背景も考えれば、めっちゃあるあるです。{/netabare}


3rd 母の不在

 なにかあったらでは遅い。よって勝手に出かけたら理由の如何なく怒るのです。命にかかわることはあえて厳しめに言う親は多いでしょう。
 母親がそばにいればゼリーの買い出しは母の役目です。かくして未就学児とはいえ本人の意思とは関係なく独り立ちを促される環境にあるのが片親の子供たち。つむぎの気持ちもわかります。
 公平もつむぎもですが、“母親がいたら”と言葉に出すことはありませんでした。それ言っちゃうと悲しくなってしまうから。小さい子に我慢させてるなと思えばこの子のためには!って想うのが親心というもんです。「ママがいれば」と直接な表現を用いずともこちらに伝わるという演出は素敵でした。


4th 信頼

 年次で通園用バッグをあしらえてあげるエピソード時のママさんたちの公平に対する微妙な反応。“片親には無理させられないわ”を象徴するような場面でした。
 他人はしょうがないとしても、当初はつむぎも公平に対して遠慮に似た感情があったんじゃないでしょうか。その垣根が取っ払われていった全12回です。回を追うごとにわがままが増えてまいりました(笑) 
 親に受け入れられてると子供が感じればその子は思いっきり甘えることができます。第1回を振り返っても別によそよそしい感じはしませんが最終回含めた終盤での二人のやりとりとは違うのがわかって・・・ 良く出来てます。{/netabare}



わりと地味めの作品かとは思います。
三人が醸し出す心地よい空気感とちょっぴり胸が痛くなる親子のやりとり。サムネで誤解しちゃってすみません、な良作でした。

OP「晴れ晴れファンファーレ」ED「Maybe」。陽気なOPとしっとりEDの組み合わせも奇をてらったものではありませんね。手堅いです。



※オマケ

■声優さんのお仕事

1.え!?早見さん二役じゃないの?

劇中アニメの“マジカル”さん役はてっきり早見さんだと思ってました。山口立花子さんという方らしいです。


2.小学生のお子さんがいるご家庭には

小鳥の同級生役で戸松遥さん。公平の友人役で関智一さん。
「これってケータくんとウィスパーなんだぜー」
とドヤするとわりと反応があります。
{netabare}二人がメインで出てくる餃子の回(第6話)とお好み焼き回(最終回)での披露がお薦め!{/netabare}



視聴時期:2019年7月~2019年9月 再放送

-----


2019.08.24 初稿
2019.09.27 追記
2020.03.09 修正

投稿 : 2024/11/23
♥ : 57
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

名作の予感しかしない!

原作未読。

日常ほのぼの系に料理をミックスさせた、見ているだけでほっこりして、お腹が空いてしまう作品です。

つむぎちゃんの「おとさん、おとさん」を聞くだけでもほっこりしてしまいます。
個人的な神回は第7話。{netabare}つむぎちゃんの「サメの歌」には、やられてしまいました{/netabare}

声優陣も神がかり。
特につむぎちゃん役の遠藤璃菜ちゃんの見事な演技は必見です。

というわけで、お気に入りの棚に直行です。


最後に、最後まで意味が分からなかったタイトルの『甘々と稲妻』
優しいおとさん(甘々)と怒ったおとさん(稲妻)って解釈でもいいのかなぁ?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 68
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

萌えはなくとも癒しがある! OPは2016夏アニメ屈指の中毒性♪

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
料理アニメというより、料理をひとつの触媒にした、あったかホームドラマ。今までにないタイプのすごく素敵な、心あったまるアニメでした♪ なんか、子供がほしくなるな(苦笑)

タイトルだけ観たときは、「エクレア(パティシエ)アニメ?」と思いましたが、全く違いましたね(笑)
私は料理(主に独り呑み用のつまみw)が趣味なんで、料理が出るアニメは好きです♪ OPは耳に残る可愛い感じで、脳内再生率は2016夏アニメ一番ですね♪

[2016夏 個人内ランキング 5位]

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
いや~、良いアニメでした。癒し度としては、「のんのんびより」以来でした。

この作品のキモは、つむぎや公平が、基本的には「不幸を背負っている」部分だと思います。多分この親子は、「何もしないとマイナスに向かってしまう(闇落ち的な)」という境遇なんです。それを阻止しようと取り組んだのが、「料理」。だから、公平も必死なんです。必死で親子の絆を繋ごうとしてるし、母親の代わりをしようと「戦っている」。その姿が、他の「日常系」とは違うのだと思います。

「日常系」アニメで主人公になるのは、大抵が小中高生。それは、「何もしなくても生きてはいける」という気楽さが、「日常系」に適しているからだと思います(勿論、学生ならではの悩みもあるし、リアルの学生は下手すれば社会人よりハードだけど、親の庇護にはあってるんだし)。

泳ぎ続けなければ死んでしまう回遊魚のような危うさと必死さ、でもそれを悲愴感で魅せるのではなく、あくまで前向きに明るく、癒しをもって表現していこうという部分に感銘をうけました。

また、その表現の一助になっているのが、あの名OPですね。テンポが良く明るく可愛らしい音楽と映像で助走をつけ、作品の世界に飛び込むことで、癒しを生み出し、時折のシリアスを際立たせます。
{/netabare}


【料理の蛇足だらけの各話感想w】
{netabare}
第1話
切なあったか寂しい気持ちかな。なんかこう、視聴者を選ぶ気もする。平和で癒される反面、自分の心の内の普段触れずに過ごしている部分をさらけ出される、独身三十路の午前1時w

第2話
こんな小料理屋に、十五代(十四代のパロ)があるん?w 豚汁&米&漬物って、最強! 幸せなごはんって、ああいうことだよね♪ フルコース? イタリアン? なんじゃぁそりゃ~!w

【蛇足】ちなみに、個人的にNo.1の日本酒は、田酒という、青森の酒ですw うちの豚汁にもジャガイモ入るけど、むしろ、他の家は入らないの?

第3話
この親子、将来、親離れは出来ても子離れはできなそうw 実際、親に依存する子供も多いけど、子供に依存する親ってのも多いよね(汗) つぐみが結婚するとき「婿養子しか認めません!」って言いそう(笑)

【蛇足】煮込みハンバーグは、ハンバーグ初心者としてはベターな選択。でも、最近は調理家電の進化がパナイから、ノンフライヤーやオーブンレンジで、分量と時間守れば、誰でも凄い旨いハンバーグができますよ♪

第4話
しのぶの登場シーンは良かった~♪ あれだけ明るくボッチをイジられるのは良いね! つむぎの「ピーマン嫌がる顔」は、可愛らしかった。1話目に比べ、つむぎの表情が豊かになってきたのが、嬉しい! 「ウケる~!」は、ウケたw

【蛇足】お~、ピーマンの肉詰め(実はフライパンで作ると生焼けになりがちで難しい)とは、公平も成長したな~♪ 教育論的には小鳥の言うことが一般的で、無理矢理食べさせるのではなく、親が美味しそうに食べ続けることが大切というのが常道らしいですね。初心者が炒め物を失敗なく作る一番のコツは、1回1回フライパンから取り出して最後に合わせること♪ グラタンは、意外と難しい料理です(汗)

第5話
つむぎの泣かせる一言の、破壊力がすげぇw 日本はやっぱり、食事に対して少し価値を低く設定してるのかな? ヨーロッパとかは、毎日の食事をイベントのようにとらえてるわけだし。日曜に食事をしっかり作るとか、やっぱり大事だよね。

【蛇足】
発酵系って、あんまり上手くいったことないな、温度管理が難しいって。それはともかく、ドーナツ二個では昼めしに足りないw

第6話
つむぎと公平の寝てるダブルベッド、昔はお母さんと3人で寝ていたと思うと、少し切ない……。つむぎ役の声優の子、抑えた演技もできるようになり、成長率がエグい(笑) 小鳥の、「公平と(つむぎと)自分だけの時間を邪魔されて、ちょっと嫌な感じ」になるのが、良い♪ しのぶ、気の遣える良い子♪

【蛇足】
日本ではいつの間に、「餃子パーティー」「たこ焼きパーティー」が一般的になったんだろうw ちなみに餃子は「酢とラー油だけ」で食べるのがオススメ。または「バルサミコ酢」だけで食べるのも美味しいよ♪

第7話
だ~れにも内緒で、お出かけなのよ~♪ と、脳内再生w 子供らしい、色々な感情や行動。つむぎが公平を蹴る場面の体が弓なりになる感じとか、子供らしい動きでリアルだった。

【蛇足】
ウチはモモ缶よりミカン缶派でしたw 小学生の頃、下校中に胡桃をアスファルトに叩きつけて割って食べてたな~(田舎者ならではの食べ歩き)w ちなみに「クックパッド」で「失敗したご飯」を検索するとトップに五平餅が来ます。はっ、まさか作者もww

第8話
つむぎは将来、なかなか素敵な女の人になりそっすね、上げておいてスパッとフルとか(笑) ママので良いぃ……涙腺破壊させないで下さい(涙) つむぎも公平も成長してるんだから、小鳥も成長しないとね。「ママが作ったのに、お父さんも参加して良いかな?」……(涙) なんか今回、初めてEDがしっくりきた。物語から続けて聴くと、良い曲だな~と♪

【蛇足】
イカと里芋の煮物、彩りなら普通はインゲンだよね。オクラだと、里芋との食感にあまり違いが出ないんじゃないかな? つぐみがいるからしゃーないけど、絶対にイカのワタは入れた方が旨いよね。

第9話
子供用包丁って、①グリップが小さい。②刃先と刃元が切れない。 以外は普通の包丁だよね? 安全ってこたぁ~ない。てか、園児に人参切らせる保育(幼稚)園なんてないから。せいぜい、プラスチックの包丁使って、バナナくらいだよ。亡くなった奥さんのレシピを見て無言になる公平、背中に抱き付きなぐさめるつむぎ(涙)。そうだよね、大人だから我慢しているだけで、付き合いの長さからいけば、本当は
つむぎより、公平の方が悲しいのかもね。初めて、オープンにママの話をする二人。少しずつ、受けとめられてきたってことかな。

【蛇足】
キーマカレー(マタール)とドライカレーは、厳密には違いますね。キーマはインド料理、ドライカレーは日本料理です。ちなみに、数あるインドカレーの中でも、キーマ(挽き肉)カレーは、かなり手間隙かかるんです。私は一切水を使わず、フレッシュトマトと玉ねぎ、ヨーグルトの水分だけで作ります(酸味が強いキーマが好きなんで)。水分が全部とぶまで、最低40分は弱火で炒めましょう。ドライカレーは、炒めた野菜や肉類、米なんかにカレー粉かけるだけだから、楽チン楽チン♪ インドカレーは、具材を炒める前に香味油を作るのが味の秘訣(特にキーマは)。とりあえず、低温から、カルダモンシードとクミンシード、鷹の爪なんかを炒めておけば、お手軽に美味しくなります(この組み合わせを考えていくのが、カレー作りの醍醐味)♪

第10話
つむぎの「猫だから良いの」……破壊力バツグンw 「人は食べたもので出来ている」ってCMありましたね♪ ラストで、つむぎが「海も楽しかった」と言っていて、こちらまで安心しましたよw

【蛇足】
鯵は小さいとさばきにくいよね。あのサイズなら問題ないけど、あれ、大きくて結構良い鯵だね。魚はさばけるけど家ではほぼやらない。生ゴミ出るの嫌だし。まあ、やってもゴミの日の前夜くらいかなw

第11話
小鳥が一口で食べる鮭の大きさが半端ないのだがw にしても、つむぎの仕草(カーディガンの中に潜り込むとか)が娘的可愛さが止まらない(笑) ヤギチンが空気読めず、しのぶに睨まれるw 食育って、食べ物の(栄養学的)勉強だけじゃなく、食事を通して学べる全てのことなんだよね♪ 主役が複数いるって、ホントに今時の幼稚園(苦笑)

【蛇足】
お菓子作りは守備範囲外。甘いの、(酒を飲み、年を取ると)ホントに食べなくなったな~。甘いものは好きだから一口目は上手いんだけど、量を食べられなくなったんだよな~。

第12話
つむぎが、ただ可愛いだけでなく、ちょっとしたことで駄々をこねたり悪い子になったりする部分、公平も優しくて完璧な父親じゃなく、間違ったり迷ったりすることがある部分(子育てのリアルさ)も、この作品の魅力ですね。

日本人にありがちだけど、周りの目を気にして子供を怒っちゃうことあるよね。子供の為に叱るのではなく、自分の躾(教育力)がなってないと周りに思われたくないから叱る。子供って、そういうのに意外と敏感。昔アメリカに行った時、公共の場で子供が泣きわめくのに皆(社会全体が)が寛容だったのに驚いたな~。「子供だから仕方ないよね♪」って感じで、親すらも特に焦る様子がなくてビビった(笑)

ラストは、良い台詞はあったものの、これといった結末があったわけではなかった。でもまあ、いつも通り幸せな気分になれました♪

【蛇足】
お好み焼きは大阪風でしたね。私は広島風が好きだな~、キャベツの甘みをダイレクトに味わえるので。いや、家で作るときは大阪風ですけどね、鉄板ないし。家で作る時のオススメの具材は「かっぱえびせん」w 天かすの代わりになるし、エビの風味は鉄板です♪
{/netabare}

【蛇足2 相田みつを】
{netabare}
この作品を一言でまとめるならば、この詩がある。「子どもがいるから、親になれる。子どもがいなければ、いつまでたってもただの年寄り」 みつを
{/netabare}

【超蛇足3 原作者の名前ってw】
{netabare}
原作者の雨隠ギドって、NARUTOに登場しそうな名前だよね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 59

77.7 10 癒しでほのぼのなアニメランキング10位
Aチャンネル(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1554)
8087人が棚に入れました
「Aチャンネル」は学園コメディ。天然かつドジッ子のるん、その幼馴染でるんが大好きなトオル、弱気な関西娘ユー子、ツッコミ役のナギの個性的な4人が織り成すハイスクールライフが描かれている。

声優・キャラクター
福原香織、悠木碧、内山夕実、寿美菜子、又吉愛、斎藤桃子、茅原実里、沢城みゆき、小野大輔

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

和む

女子高生4人+αの日常を描いた作品です。
本当に日常の中の日常です。
というのも、リアルにありそうな生活を描いているからですね。
なんというのか、普通日常アニメといっても、自分たちには起きなさそうな事なんて普通にあるじゃないですか。
この作品はそういったことが(ほとんど)なかった、と思います………たぶん。
といっても自分は男だから無縁の話も多かったですけどねw
しかし、この話の描き方は嫌いな方と好きになる方に分かれるでしょうね。




それともう1つの特徴は音楽ですね。
毎話話中にキャラソン? まぁ、声優さんが歌う歌が流れます。
1話1話違う歌が流れますし、基本的に場面にあった歌が流れ、BGMの一歩上をいった感じ?でした。
特に7話は凄かったですね♪ 4曲くらい流れました。
OPもEDもよかったですし、のんびりした印象のあるものが多かった(と思う)ので自分はとても楽しめました。というわけでちょっと無駄に好評化で☆5をつけさせてもらいました。




声優さんは最近人気な若手さんが多かったかな?
キャラにはあってなくはない、と思います
(トオルは最初違和感がありましたが)
あと、後で知ったことですけどOPを歌った河野マリナが地味に参加していましたw 見てる最中は気付かなかったですw


作画はよく覚えとらんですが、人物でいえば、BBさんの絵(漫画の白黒のときの)と比較すればうまく再現できていたと思うです。
原作既読者ですのでそこは結構嬉しかったですね。


メインの4人も好きでしたが、先生陣や、1年生ズも好きでした。そして炭酸も♪
特に佐藤先生やみぽりんは好きでした。


OVAは明日(2012/3/21)発売みたいなのでこっちも見たいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

日常系の褒め言葉って!?

■Aチャンネルの特徴
原作の4コマ漫画の作者の黒田bbさんの作品です(゚ー゚☆キラッ
ほのぼのとした女子高校生の日常を、女性らしい視点で描かれたゆるーい作品なのです♪
それと各話、友情の温かみをだす演出として、毎回違った挿入歌が歌詞付きで流れてくるのです♪
 
■メインキャラ
・るん(声:福原香織・・・咲-Saki-「天江衣」)
 天然でどじっ子だけど、結構男の子には人気があったりする。絵心はまったく無し♪
 
・トオル(声:悠木碧・・・GOSICK「ヴィクトリカ」)
 るんの幼馴染で、一つ後輩。るんの事が大好きで、百合属性すら感じられます!優等生でちびっ子♪
 
・ユー子(声:寿美菜子・・・けいおん!「琴吹紬」)
 モデル並のスタイルの持ち主。怖がりで弱気な性格のためいじられキャラ!関西弁が可愛いです♪
 
・ナギ(声:内山夕実)
 メガネがとおさげの女の子。実は美人。4人の中では一番のしっかり物で突っ込み役♪
 
■総評
女子高校生の日常を描いた作品なので、どれだけ彼女達の輪の中に入っていけるかで評価が分かれる
ところだと思います♪
キャラクター別で見た時、やっぱりトオルが一番魅力的だったような気がしますw
るんを見る目が百合っぽさを感じたりしましたけど、彼女がいなかったらそーとーつまらない日常系
になってたんじゃないかなぁーって気がします♪
ストーリーは無いのですが、これぞ本当のハイスクールライフなのでしょうね!
 
そして舞台は東京都の国立市&府中市なのですね、国立駅前の学園通りの桜がとても綺麗なのです♪
私の家の隣町なので、毎年花見に行ってたので、なんだか懐かしい気持ちになっちゃいました(*^.^*)
そして、アニメの中でも桜が綺麗に描かれていて、街並みも温かみを感じられる明るい描写となってい
たのでちょっと嬉しかったです♪
 
個人的にはお気に入りの作品となりました。ゆるーい作品が好きな方は是非どうぞ♪
 
■一言・・・
日常系で面白い作品=非日常の描写多
 
 
2011.07.24・第一の手記

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

純粋にさわやかな、ほのぼのアニメ

ほのぼのとした内容ですが、キャラの心理がしっかりと描かれていてGOOD♪
絵は多少の好き嫌いがありそうですが、内容に関しては至って無難なものかと☆
私は、まったり気分で楽しく見ることができたので、この作品の評価は高いです!
また、トオルは意外といそうでいない味のあるキャラでお気に入りです♪
あの小動物的感じがまさに♪ 威嚇するとことかメチャ可愛らしい~~♪♪
唯一の欠点は、明らかにCD製作を目指して無駄に毎回違った挿入歌を流す点ですかね。


-----簡単なあらすじ-----
女子高生4人組み、るん、トオル、ユー子、ナギの日常を描いた作品。
天然のるんを中心に周囲の人間を巻き込んだギャグが主な内容。
トオルを除いた3人は同じクラスの級友であり、トオルは1つ下の後輩。

-----  声優陣  -----
それぞれが持ち味を出し、キャラとマッチしていて素晴らしい♪
ユー子の関西弁もなかなかだが、個人的にはやはりトオル!!
特に今クールでヴィクトリカを演じているので、そのギャップもアリ♪♪
るん  (cv:福原 香織 )※天江 衣 (咲)
トオル (cv:悠木 碧  )※ヴィクトリカ(GOSICK)
ユー子 (cv:寿  美菜子)※琴吹 紬  (けいおん!)
ナギ  (cv:内山 夕実 )※売出し中

-----  音 楽  -----
OP「Morning Arch」河野マリナ 
ED「ハミングガール」るん/トオル/ナギ/ユー子

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21

82.9 11 癒しでほのぼのなアニメランキング11位
きんいろモザイク(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1891)
9264人が棚に入れました
イギリスでホームステイをしていた忍に、帰国からしばらく経った高校1年生のある日、一通のエアメールが届く。
差出人はイギリスで出会った少女、アリス。なんと今度はアリスが日本に来るという。アリスと忍、クラスメイトの綾と陽子、さらにもう一人のイギリス少女、カレンも巻き込んだ日英美少女ミクスドコメディ。

声優・キャラクター
西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央、田村ゆかり、佐藤聡美

mennma2 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

失敗だって笑顔で さぁ 君と一緒に乗り越えて行こう‼

このアニメのOPが凄く好きです!
タイトルもその一部の歌詞ですね。
このアニメはまんがタイムきららで連載中の4コマ原作のアニメですね。
声優さんは若干知らない声優さんが多かったですが、
とても可愛い声で良かったです。
1話1話安定の面白さでゆるくも時々笑えるので
日常系アニメ好きの方にはとても良かった作品です。
自分はアリスちゃんが笑えましたw
2期が決定‼ よっしゃーーーー‼
~ストーリー~
主人公・大宮忍は小さい頃イギリスでホームステイをしていた。帰国後年月は流れ忍は高校生になった。
そんなある日一通のエアメールが届く。
差出人は昔ホームステイをして知り合ったアリス・カータレットだった。
そのメールにはアリスが日本に来るという事がつづられていた。
アリスがやってきて忍の生活はもっと賑やかに。
クラスメイト・小路綾&猪熊陽子
そしてアリスを追ってやってきた謎の美少女が現れて…?
5人の日常は華やかに金色に輝いていく。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 90

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『わかば*ガール』放送開始記念 Episode 12「きんいろのとき」視聴。

大宮忍、15歳。
黒髪たれ目の純和風女子高生ですが、中学生の頃はイギリスに(少しだけ)ホームステイしてました。
帰国後も外国への想いをつのらせていた忍に、ある日一通のエアメールが届きます。

「シノブ、今度は私が日本にいくよ!」
差出人はアリス・カータレット。
ホストファミリーの一人娘で、金髪碧眼の英国少女!
クラスメイトの小路綾&猪熊陽子に、アリスのライバル幼なじみにしてもう一人のイギリスっ子の九条カレンも巻き込めば、5人の日々はきらきら輝くモザイクみたい――

日英美少女ゆるふわ学園コメディ、はじまるよ!

Episode 1「ふしぎの国の」
高校1年生になったばかりの大宮忍。
まだ慣れない制服を着て登校しようとする彼女は、玄関の棚の上に一通のエアメールを見つける。
差出人は、忍が中学生の時にホームステイをした家の女の子、アリス・カータレット!
忍はその場で手紙を読み始め、クラスメイトの小路綾と猪熊陽子との待ち合わせに遅れてしまう。
手紙は英語で書かれていて、忍は何が書かれているのか全くわからず、綾も断片的にしか理解できない。
学校に着くと、担任の烏丸先生に今日からクラスに編入生が来ることを知らされる。
その編入生の正体はなんと、イギリスからやって来た金髪の少女アリス・カータレットだった!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、九条カレン

Episode 2「ちっちゃくたって」
忍の家にホームステイにきて数週間、アリスは新生活にもだいぶ慣れてきて、憧れの日本での高校生活を楽しんでいた。
おっとりして優しい忍。
しっかり者だけど時々おっちょこちょいの綾。
明るくて元気でよく食べる陽子。
背が低いことがコンプレックスで少し人見知りのアリスにも、仲良しな友だちが出来て幸せな日々を送っていたのだが…。
アリスは、ふと自分がみんなからどのように思われているのかが気になって、考え込んでしまうのだった。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、小路綾、猪熊陽子

Episode 3「どんなトモダチできるかな」
アリスがやって来たせいか、忍、綾、陽子は最近よく街中で外国人を見かけるような気がしていた。
すると、陽子がこのあいだも金髪少女に会ったと言い出す。
金髪少女というフレーズにテンションが上がる忍は、陽子から詳しい話を聞き出そうとする。
陽子が会った金髪少女の正体は、アリスのイギリスでの友だち、九条カレン!
日本に住むことになったカレンは、忍たちの学校へと転校してくる。
忍はアリスよりも英国人っぽいカレンに、すっかり目を奪われてしまう。
そんな忍の様子を見て、アリスはカレンに妬いてしまう…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、猪熊陽子、九条カレン

Episode 4「あめどきどきあや」
風邪をひいて学校を休む忍。
学校ではアリスたちが忍のことを心配している。
すると陽子が駆け寄ってきて、下駄箱に手紙が入っていたことを告げる。
アリスとカレンはラブレターだと騒ぎ立てるが、綾は一人だけ中を見ていないのだからラブレターかどうか分からないと言い張る…。
手紙の内容が気になってしょうがない綾は四六時中、陽子の動向を注視するが、陽子はいっこうに手紙を読もうとはしない。
そんな陽子の素振に綾は、授業中一人もんもんと悩んでしまうのだった。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、小路綾

Episode 5「おねえちゃんといっしょ」
忍は数学のテストでなんと0点を取ってしまう。
見かねた綾が、学校で忍に勉強を教えていると、陽子やカレンも綾に勉強を見てもらいたい、と言い出す。
今度の休日に、忍の家に集まってみんなで勉強会をすることになった。
勉強会の合間、忍の姉でモデルの勇の部屋でカメラを見つけたカレン。
いつの間にか、勉強会だったつもりが、写真を撮るのが好きだという勇に公園へと連れられて皆で思い思いのポーズをとりながら撮影会をすることになってしまう…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、猪熊陽子、九条カレン

Episode 6「金のアリス、金のカレン」
いよいよ来週から夏休み。
忍たち五人は、みんなで一緒にどこかへ遊びに行きたいと盛り上がる。
すると、海へ行きたい陽子と、山へ行きたいカレンとで意見が対立してしまう。
結局カレンの熱意に押されて、夏休みはみんなで一緒に山へ出かけることに…。
カレンのパパと一緒に山にやってきた五人は、おおはしゃぎ。
突如、カレンが渓流釣りを始めると言い出す。
しっかりと釣り道具の準備もしてきたカレン。
すると、イギリスにいた頃、よく釣りをしていたアリスが、忍にいいところを見せようと、カレンに対抗心を燃やし、釣り対決が勃発する?!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、小路綾、九条カレン

Episode 7「はらぺこカレン」
いつものように、お昼休みに忍たちのクラスにやって来るカレン。
両手には、お菓子やパンの袋をいっぱいに抱えている。
どうやら人気者のカレンに、クラスメイトたちはお菓子やパンを与えてくれるらしい。
アリスは、そんなカレンを見て日本に来てから少し太ったのでは、と疑問を投げかける…。
その一言にショックを受けるカレン。
カレンにダイエットを薦めるアリスだが、今までダイエットをしたことがないカレンは方法が分からない。
カレンたちは、ダイエット方法の参考になる人を探して、烏丸先生や綾、陽子や忍にアドバイスを求める。
みんなそれぞれ違うことを言っているが、まずは自分の体重を知ることが最重要ということを学んだカレンは、意を決して体重計に向かう!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 小路綾、猪熊陽子、九条カレン

Episode 8「きょうはなんの日?」
学校祭の準備で盛り上がっている忍たち五人組。
アリスのクラスは喫茶店、カレンのクラスは演劇の準備でとにかく大忙し。
学校祭の前夜、アリスがうれしそうにカレンダーに印を付け、明日は忍との大事な記念日だと告げる。
しかし、忍はその記念日が何の日かを思い出すことが出来ない…?!
忍は、一生懸命その記念日を思い出そうとするが、翌日になっても思い出すことが出来ず、とうとうアリスを怒らせてしまう。
せっかくの楽しい学校祭の日なのに、アリスを怒らせてしまったことに責任を感じた忍は、意を決してある行動を取る?!

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、猪熊陽子

Episode 9「ねないこだれだ」
学校から下校途中の忍たち。
綾は今夜、親が旅行に行っているため一人でお留守番をしなければならないらしい。
はじめは、さりげなくみんなに心細いアピールをする綾だが、みごとにスルーされてしまう。
陽子に突っ込まれ、ようやく、みんなが綾の家に来てお泊まり会をすることになる。
綾の家のキッチンで、みんなで夕食を作ろうとするが、きっちりと調味料の分量を量る綾とは対象的に、目分量でいいと割り込んでくる陽子。
結局、綾と陽子の言い合いになり、追い討ちをかけるようにアリスとカレンが頭で生卵を割り出し、キッチンは大変なことになってしまう…。
いったいどんなお泊まり会になるのか、先行きは大いに不安である…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 アリス・カータレット、小路綾、猪熊陽子

Episode 10「すてきな五にんぐみ」
朝、テレビの占いコーナーを見ていた忍とアリス。
自分の運勢が一位だったので喜ぶ忍とは対照的に、最下位だったアリスはショックを受ける。
占いを信じきっているアリスは、出来るだけ幸運な人の近くにいたいとずっと忍について行くが…。
登校途中に車に水たまりの水をはねられたり、電柱にぶつかったりと不運が続く忍を見て、自分の不運が忍に移ったのでは?と心配するアリス。
そんなアリスの心配を余所に忍は、ちょっとしたことで良いことがあったと大喜びし、アリスは忍のポジティブさに感涙してしまう。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、小路綾、九条カレン

Episode 11「どんなにきみがすきだかあててごらん」
新年を迎え、学校で初夢について雑談している綾と陽子。
いきなり和服姿で現れたカレンは、アリスが大変なことになってしまう初夢を見たと言い出す。
そこに悲しげな顔をした忍がやってくる。
そしていつもとは雰囲気が違うアリスが、イギリスの制服姿で登場する?!
何を話しかけても英語でしか返事をしないアリス。
忍は、なんとか原因を探ろうとするも何を言っているのかさっぱり分からない。
困った忍は、英語が分かるカレンと烏丸先生に事情を聞いてもらうのだが、どうやら原因は忍にあるのだという…?

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、九条カレン

Episode 12「きんいろのとき」
新学期が始まり、二年生となったアリスがわくわくしながら登校するも貼り出されているクラス替えの表を見て、一気に放心状態となってしまう。
アリスは、忍と別々のクラスになってしまった。
元気を取り戻すことが出来ないアリスに、同じクラスの陽子はすっかり困ってしまう。
そこへ、アリスたちのクラスに忍たちが遊びにやってくる。
陽子と別々のクラスとなってしまった綾までもがアリスと同様に元気がない。
ちょっと教室が離れてしまっただけという忍と大げさだという陽子に対して、綾とアリスは必死に反論するが…。

キャラクターコメンタリー
どきどきホームビデオ鑑賞会 大宮忍、アリス・カータレット、小路綾、猪熊陽子、九条カレン

【アニメキャラの魅力】可愛いけれど天然鬼畜なこけし系女子「大宮忍」の魅力とは?
イギリスでホームステイをしていた「大宮忍」は、ホームステイ先の女の子のことをずっと忘れられずにいました。なぜならその女の子は金髪で、何を隠そう忍は金髪が大好きだったからなのです。帰国からしばらくが経ったある日の事、高校一年生になった忍のもとに一通のエアメールが届きます。なんと彼女が日本に来るとのこと。そうしてホームステイ先の女の子が留学してきたことから、『きんいろモザイク』のストーリーは始まるのです。ほんわかとするような心あたたまるギャグ系日常漫画『きんいろモザイク』のヒロイン「大宮忍」についてご紹介したいと思います!

■こけしのように可愛らしい日本女性!
大宮忍の魅力について語るならば、外せないのがその容姿です!黒髪ミディアムぱっつんという髪型は、昔ながらの日本女性のようで「清純」をイメージさせますよね。身長も低く胸も慎ましやかで、なんとなく「こけし」を連想させるような容姿をしているのが、大宮忍という女の子なのです。そんな忍ちゃんはこけしのような外見ではありますが、私服はゴスロリというギャップを持っており、そのギャップにキュンキュンにやられます。

■天然鬼畜
また、忍ちゃんは「鬼畜こけし」とインターネット上で形容されるほどの鬼畜っぷりを発揮しています。しかし、その鬼畜さは決して狙ってやっているわけでもなく、ドSなわけでもなく、何も考えずに天然で発揮されるものなのです。本人には決して悪気が無いのですが、周りの女の子にかなりの影響を与えていることが多く、こんなに可愛いのに実は黒いのではないか?なんていうギャップも、忍ちゃんの大きな魅力となっているような気がします。

■気遣いもできる
また、忍ちゃんは鬼畜なだけではなく気遣いもできるのです。きちんと周りのことを気にかけて行動できるというのは、男性的には大きな魅力ですよね。その気遣いが空回りした結果、天然鬼畜を発揮することは多々あるのですが、そんな「気遣いの空回り」という部分もまた萌えを誘うのではないかと思います。

■貴重な天然ボケ要員
きんいろモザイクには、ツッコミキャラが多いのに対してボケキャラが若干少ないような印象があります。ボケキャラといえるのは、大宮忍と九条カレンくらいでしょう。その他のメインヒロイン達は全員ツッコミキャラです。そんな中、天然のボケ要員というのはとても貴重なのです。鬼畜にしても笑いにしても、忍ちゃんは決して狙うことがありません。全てを天然でやってのけるというのが、忍ちゃんの忍ちゃんたる所以なのです。

■慎ましい性格
鬼畜だのなんだの散々言ってきましたが、決して自らを主張することのない慎ましい性格をしているのが忍ちゃんです。いつもは話の中心から少しだけそれたところに居て、いろいろな人の話を盛り上げようとしたり、話を聞いてそれに反応する形でグループの輪に入っています。そうやって影から会話を支えているような慎ましい性格も、忍ちゃんの魅力の一つではないでしょうか。お胸の方も・・・慎ましやかですしね。

きんいろモザイク、原作はまだまだ続いております。これからの忍ちゃんの活躍は二期に期待ですね!

【アニメキャラの魅力】笑顔はじける天真爛漫ハーフガール「九条カレン」の魅力とは?
のんびり日本人の忍と、忍が大好きなイギリス少女の呑気な交流を描いて人気を博したきらら系アニメ『きんいろモザイク』。「九条カレン」は、その天真爛漫さから登場キャラクターの中でも特に高い人気を得ました。

■そうは見えないけれど実はお金持ちのお嬢様
カレンは日本人のお父さんとイギリス人のお母さんの間に生まれたハーフの女の子です。イギリスの田舎町に住んでいましたが、幼馴染のアリスが日本に留学したのを知り、お父さんに日本がどんなところか聞いてみたところ、気軽に「しばらく日本に住んでみるか?」と言われ、日本のアリスと同じ学校に編入してきました。

お父さんはお金持ち。日本での九条家はマンションのようなビルを丸ごと一つ。カレンは相当なお嬢様ですが、そんなことを鼻にかけることはまったくしない良い子です。

■いつでも元気いっぱい
カレンを漢字で書くと「可憐」。日本でもイギリスでも通じるようにとお父さんがつけてくれた名前です。しかし、カレンは「可憐」さとは無縁の元気少女。どちらかというとひまわりのように、いつも満開の笑顔で元気に飛び回っています。

いつも一緒にいるアリス、忍、陽子、綾のグループとも仲良しですが、カレンはグループ単位でないと行動できない・・・というタイプではありません。一人でラーメン屋さんに入ってみたり、時には高校生とは思えない無邪気さで、町で見かけた猫を追いかけて見知らぬ所まで行ってしまったなんてこともありました。

■ポジティブコミュニケーション
カレンが日本に来た当初、カレンの金髪美少女ぶりに近づきがたさを感じたクラスメイトは、なかなかカレンに話しかける事ができませんでした。クラスメイトと仲良くなりたいと思っていたカレンは、ホームルームのときに手を上げて教壇に上がり、クラスメイトたちに「みんなと仲良くなりたいデス!」「お気軽に話してくだサイ!」と呼びかけます。それが功を奏し、カレンはクラスで人気者になりました。ただ、その人気ぶりは度を越して、クラスの女の子たちから毎日パンやお菓子を与えられるようになったりも・・・(笑)。

カレンは人と垣根を作らない性格である反面、時には悪気はないけれど無遠慮なことを言ってしまうこともあります。しかし、それすらも許されてしまうのは、カレンの明るいキャラクターによるところが大きいでしょう。

■流暢なカタコト!?
日英のハーフとはいえ、イギリス育ちのカレンの母国語はクイーンズイングリッシュです。日本語のほうはカタコトなのはご愛嬌。でも、純粋なイギリス人のアリスのほうが日本語が上手なのはどうなんでしょう?ただ、カレンのカタコト日本語は、特に聞きづらいということもなく、むしろかわいいのです。朝のあいさつ「オハヨウゴジャイマース」はカレンのクラスで流行語になりました。

日本に来て半年以上経った頃、陽子にそろそろ普通に話せるのではないかと言われたカレンは、カタコトが癖になってしまっていると言っています。陽子に対して素直になれない自分に嫌気がさした綾が、カレンの真似をしようとしたときは、カタコトのしゃべり方をもっと流暢にするようにと指導したりも。

ちなみにそんなカレンですが、忍のお姉さんでカレンのあこがれでもあるモデルの勇に初めて会ったとき、一度だけカタコトではなくなったことがあります。

■カレンをもっと楽しませてあげたい!
カレンは元気な子犬のような女の子です。お嬢様育ちのせいかちょっと世間ずれしているところもありますが、それも彼女の魅力となっています。こんな好奇心旺盛なカレンちゃんを、庶民しか知らないような場所へ色々と連れて行って喜ばせてあげたいものです(妄想)。

【アニメキャラの魅力】金髪ツインテールがまぶしいイギリス少女「アリス・カータレット」の魅力とは?
「きらら系日常アニメ」のひとつである『きんいろモザイク』。日本人の女の子とイギリス人の女の子の呑気な日常を描いたのんびりした作品は、現実の社会に疲れた人々の癒しとなり人気を得ました。その主人公の一人でイギリスから日本に留学してきた女の子が「アリス・カータレット」です。

アリスはイギリスののどかな田舎に住む金髪の女の子。中学生のときに、自宅に1週間ホームステイした同い年の日本人の女の子「大宮忍」となかよくなり、高校生になって忍と同じ学校に通いたい一心で、日本の忍の学校に留学してきました。

■シノのことがとっても好き
アリスは忍が大好きです。留学してきて、友達が忍を「しの」と呼んでいたので、自分もシノと呼ぶことにしました。

金髪ツインテールのアリスは、いつも赤い玉の付いたかわいい簪を挿しています。それは、忍がホームステイしたときに、日本のおみやげとしてくれたものです。ホームステイのときにお互い言葉が通じなかったため、アリスは忍に会うために、幼馴染で日英ハーフのカレンのお父さん(日本人)に日本語を一生懸命習って、日本に来たときにはもう流暢な日本語を話すことができました。

日本に来たアリスはまるで子犬のように忍について歩きます。アリスは部活に入っていませんが、「シノ部」の部長を自称しています。「シノ部」とはシノとお話したりお弁当食べたりする部活だそうです。日本の信仰心を伴わないクリスマスにちょっと批判的なアリスでしたが、忍に「今年のクリスマスはアリスと過ごせて嬉しい」と言われたアリスは、「日本のクリスマスはシノと過ごす日なんだね」と満足げでした。

しかし、2年生のクラス替えで忍と違うクラスになってしまったときはちょっと病みぎみになって、忍と似ているこけしを机の上に置いて慰めにしたこともあります。

■ちょっと嫉妬深い
そんな忍が大好きなアリス。忍が好きすぎて嫉妬してしまうこともあります。英語が苦手なくせに通訳になりたい忍にとって、担任で英語教師の烏丸先生はあこがれの人。それを知ったアリスは烏丸先生にライバル心を燃やします。そして、烏丸先生が忍のことを(生徒として)好きと聞いたアリスは違う意味の好きと勘違いして先生を監視したこともあります。

幼馴染のカレンが同じ学校に編入してきたとき、金髪少女好きの忍はカレンに夢中になり、人懐っこいカレンも忍に懐きます。それを見たときもアリスは嫉妬してしまいます。その嫉妬が最高潮に達したのはお正月です。忍があまりに日本に慣れすぎてしまったアリスより、他のブリティッシュガールに夢中になっているという初夢をみたアリスは、忍の気を引くために英語だけをしゃべるようになります。しかし結局英語がまったくわからない忍に自分のことを嫌いになったのかと言われてあっさり折れ、ついでに「I like you!」と気持ちを伝えたのでした。

■かなりの日本オタ
忍がホームステイを終えて帰国した以降、アリスは忍を思うあまりに日本についても興味をもち、日本語学習と平行して日本のことをいろいろ勉強しました。日本に来たアリスは忍の家に住んでいます。忍がベッドで眠るのに対し、アリスは床に布団を敷いて寝ています。忍の朝ごはんはパンにジャム。でもアリスの朝ごはんはご飯と味噌汁と納豆です。

家の敷居は踏んではいけないとか、初夢に悪夢を見たときに宝船の絵を流す「縁起直し」をするなど、今の日本人でも知らないようなことまで知っているアリス。でも、そのせいで「外国人らしさ」がなくなり、言動がアリスより外国人らしいカレンに忍の目が行ってしまうというのが悩みの種でもあります。

■ああもうシノと結婚してしまえばいい
そんなアリスの萌えポイントは、小学生のときから3cmしか伸びていないという小ささと、忍に対してとにかく一途なこと。これだけアリスに慕われているというのに、忍の浮気性なところはどうにかならないものでしょうか?いずれ、国籍も性別の壁も乗り越えて忍と幸せに結ばれればいいと思います。

TVアニメ『わかば*ガール』OPテーマはRayさんが歌う「初めてガールズ!」に決定!
7月より放送開始のTVアニメ『わかば*ガール』のOPテーマをRayさんが担当することが発表された。楽曲タイトルは「初めてガールズ!」に!

TVアニメ『わかば*ガール』は、2015年7月よりTOKYO-MXとBS11にて、30分枠でショートアニメを一挙に3本連続で放送する「ULTRA SUPER ANIME TIME」枠にて放送される予定です。

<TVアニメ「わかば*ガール」>
TOKYO-MX:7月3日~毎週金曜日
BS11:7月5日~毎週日曜日

『アニメ流行語大賞2013』投票結果はこうなった!
23位:きん!ぱつ!『きんいろモザイク』
35位:鬼畜こけし『きんいろモザイク』

2013年7月より9月までAT-X、TOKYO MXほかにて放送された。全12話。「まんがタイムきららMAX」連載作品のアニメ化は、『かなめも』以来4年ぶりである。ロゴの英字表記は「gold mosaic」から「kin-iro mosaic」に変更された。英語監修として、ニチイ学館が運営する英会話教室「COCO塾」が協力している。

他作品とのコラボレーションとして『ゆゆ式』(まんがタイムきらら連載、同年4月-6月にテレビアニメを放映)とのエイプリルフール企画で公式ホームページでの登場人物の入れ替えが行なわれたほか、本作の第6話では作中に登場した雑誌「アニメタイムきらら」の巻中特集のキャラクターとして登場した。また、放送直前の6月24日には芳文社本社にて『恋愛ラボ』との巨大看板が掲示された。

2014年3月21日に続編の製作が発表され、4月19日にテレビアニメ第2期として製作されることが正式に発表。7月19日のアニメ公式サイト上にて、第2期のタイトルが「ハロー!!きんいろモザイク」になることが発表された。それに伴い、公式サイトがリニューアルされ、新キービジュアルが公開された。2015年4月より放送予定。きららMAX作品において2度アニメ化されるのは同作が初。

オープニングテーマ
「Jumping!!」

エンディングテーマ
「Your Voice」
中塚のアルバム「GIRLS & BOYS」(2006年発表、ゲストシンガーとして土岐麻子が参加)収録曲のカヴァー。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 52

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なんだ、可愛いだけのアニメか

制作はStudio五組で原作は漫画です。
ジャンルは萌え・日常系です。


日英美少女共演のゆるふわコメディ。
大宮忍のもとに自分のかつてのホームステイ先にいた女の子、アリス・カータレットが留学してくる。


さすが「咲」「ストパン」「Aチャンネル」などに関わっていることで知られる大正義制作会社Studio五組さん。
「萌えアニメ」作らせたら天下一品(と個人的に思っている)。
上の作品に加え、「ひだまりスケッチ」みたいな作品が好きなら何だかハマりそうな予感がします。
とにかく本作は非常に私好みな作品になっていましたw


初回は異文化交流系か?と惑わせましたが、やっぱり日常系でした。
基本的には日英美少女達のきゃっきゃうふふな可愛さを楽しむ感じです。

別にギャグのキレとかが良くもない。
正直ネタは「みなみけ」「ふもっふ」とかに比べたら全く大したことないように感じます。
ハイテンションネタが多いのも本作の雰囲気からすると微妙に違うような気もする。

でも、とにかくその「可愛さ」が尋常じゃないレベル。
基本的に私は萌え豚傾向なのでこういう系統の作品は好んでみますが、本作の「可愛さ」は群を抜いていると感じました。
とにかく不純物が何もないのです。
出てくるキャラがみんなかわいい。
先生もかわいいしお姉さんもかわいいしお隣さんもかわいいし弟と妹もかわいい。
これぞまさに「美少女動物園」ですねw(弟は美少女ではないな)


さーて、衝動に駆られてキャラでも紹介しておきますかねw
鬼畜でこけしな英国大好き少女、忍。
こけし大好きで海を越えてきた日本大好きな百合っ娘その1、アリス。
ツンデレツインテールという今作きってのテンプレキャラにして百合っ娘その2、綾。
面倒見の良い姉御肌で一番ノンケっぽいツッコミボーイッシュっ娘、陽子。
馬鹿っぽく見えて意外とちゃんと周りを見ているにぎやか担当のハーフ、カレン。

割とみんな好きなのですが個人的にはにぎやかカレンが一番ハマった。
陽子もこの手のツッコミキャラの中では一番印象が良いかもしれません。
みんな仲がいいので、結構いろいろなカップリングで楽しめるんじゃない?(適当)


ネットで「合法ドラック」とか書かれていましたがまさにその通り。
日常系は比較的長く感じる作品の方が多いはずなのですが30分があっという間に過ぎていく感覚でした。
見ている間はとっても幸せ。
疲れているときに見たらきっと癒されるはず。
よく私は暇な時に「ひだまりスケッチ」(これだけBDを買っている)を垂れ流すのですが、今作もローテに入れようかなw


総括して、個人的今期No.1は多分これですねw
安定感がありました。
これを一位と思うあたりが駄目な人っぽいでしょ?
でも「可愛いは正義」ですから(「苺ましまろ」より引用)。
二期もぜひやってほしいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 74

87.1 12 癒しでほのぼのなアニメランキング12位
夏目友人帳 肆(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (1869)
10931人が棚に入れました
現在テレビ東京で、TVアニメ第3期『夏目友人帳 参』が放送中の『夏目友人帳』のTVアニメ第4期の放送が決まった。 放送時期は2012年1月から。タイトルは『夏目友人帳 肆』。2008年7月放送のTVアニメ第1期『夏目友人帳』と2009年1月放送の第2期『続 夏目友人帳』は1クール放送、1クール休み、1クール放送の分割2クール制作だったが、今回のTVアニメ第3期と第4期も分割2クール制作だったようだ。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、諏訪部順一

ふこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最高の作品。

私は80本くらい、アニメをみてきましたが、
そのなかでも、NO.1の作品です。

夏目君とニャンコ先生がとってもかわいいです。

波が激しくなく、とっても安定しているので安心してみれます。

この四期は、主に夏目くんの幼い頃の思い出をテーマとしていますね。


個人的に、他の方のレビューをみてみると、マンネリ化しつつあるのかな、と思うのですが、

細かいところに、まだまだ未回収の謎があるので、五期にも期待しております。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

夏目君の強さと優しさの根源を見た4期だった

ずっと見守り続けてきた夏目君の心模様とその成長振り。
個人的には、妖怪と人間とのせつない恋模様やつながりのエピソードや、
彼を兄のように見守る名取さんの接し方が好きだったりしたけれど、
本作では、今までの中で一番、夏目君自身が描かれていたと思う。

振り返ってみると。

1期では妖怪が見えてしまう彼と、さまざまな事情を持つ妖怪との
出会いや別れを描き、両者の距離感やわだかまりが少しだけ解けて。

2期では妖怪への理解を示せるようになってからの、
夏目君の周囲の人間との接し方と考え方の変化を。

3期では妖怪を祓う祓い屋の存在と主張を色濃く盛り込み、
夏目君の祖母の形見である友人帳の存在意義も少し変化を見せ、
彼の用心棒でもあるにゃんこ先生のほうにも、彼に対する変化が見られ・・

そしてこの4期では、夏目君自身の過去をこれまで以上に克明に描き、
彼の人間的なやわらかさ、穏やかさ、やさしさの根源を見せるとともに、
友人帳がなくても、しっかりと結ばれている妖怪たちとの絆が描かれていた。

こうして整理していくと、
妖怪と人間のバイパスになっているにゃんこ先生の存在は大きく、
先生の存在なくしては、やはり夏目君の今はなかっただろうと思う。
と同時にもうひとつ大きな存在は、夏目君を引き取ってくれている藤原夫妻。
彼らの真の愛情は、夏目君が本来持っていた穏やかな性格を思い切り引き出させた。
そして、その大切な日常を宝物のようにしている夏目君に、
観ているこちらも、何気ない日々のしあわせに気づかされたりする。

「癒し系妖怪アニメ」とよく表現されるこの作品だけれど、
僕はそれだけじゃないと思っている。
そこからもっと踏み込んだ、本当の癒しって何なのか、本当の幸せって何なのか。
最後の連続3話は、特にそれをテーマとし、親戚の女の子の家庭と、
奇跡と言っていいほどに良い子に育った夏目君とを対比させていた。
{netabare}
人の哀しみや憎しみを食べて成長する妖怪に憑依されてしまった彼は、
傷つき過ぎた過去の記憶を最後まで消すことなく、
むしろ「あの痛い記憶があってこその今が大事なんだ」と確信し、
にゃんこ先生の助けを借りずにそこから乗り越えて自力で目覚めた。
そしてそこには、清々しくさらにひとまわり成長した夏目君の姿があった。

夏目君の最初の不幸は、「妖怪が見えてしまう」という、
祖母のレイコさんから受け継いでいるものも確かにあるけれど、
まず、幼いうちに両親が亡くなってしまったこと、
それと妖怪が見えてしまうことで、親戚中をたらい回しにされたことにある。

でも、妖怪にも人間同様にいろいろいるもので、ある意味人間よりも純粋な
妖怪たちと関わるようになったことで成長できた部分も多く、
いまや友人帳など使わなくても妖怪たちとの約束事は守られ、
学校での友人たちとも同じように友情で結ばれ、
それらが夏目君をしっかり支えている、っていうのが嬉しい。
そして、レイコさんが成し得なかったことを、
孫である夏目君が実現させているということも、感慨深い。
{/netabare}

結局は相手が何であろうと、理解と友情があれば道は開かれるのかもしれない。
ただ、理解するとか、友情を育むには、ある程度のリスクや時間は必要で。
だけど、誰のせいにすることもなく、何を憎むこともなく、
目の前のものを真摯に受け入れ、消化していける能力というのは、
何にも代え難い人間の強さとなり、人生を変えていけるのだと思う。

夏目友人帳という作品の最大のテーマはおそらくそういうことであり
僕はいつもそこに深く共感している。

原作もずっと読んでいるので、アニメ版もずっと続いてくれたらと切に思うけれど、
視聴者によっては、マンネリ感を感じたりして、少々刺激が欲しいところかもしれない。
{netabare}原作では 祓い屋の的場一門と名取周一のことをさらに詳しく描き、
夏目君にもう少し踏み込んでくる内容に発展していっているし、{/netabare}
なにしろ友人帳が今後どうなっていくかを見届けないと。
というわけで、やっぱり5期も大いに期待してしまうのだよね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 83
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

にゃんごろうとの記念撮影いいなぁ~(ノ´∀`*)

■夏目友人帳 肆 を見る前に(*^_^*)
いよいよ4期目突入の「夏目友人帳」!!
また夏目くん達やにゃんこ先生に会えると思うと嬉しくなっちゃいます(o^∇^o)ノ
今までの「夏目友人帳」なら特に前回までのストーリーを知らなくっても全然問題なかったんですけど、今回「肆」は「参」を観ていないと理解不能になっちゃうかもしれませんね♪
夏目くんの直感から危険な存在と察知している的場一門当主こと的場静司との因縁を是非知った上で本作品をご視聴することをおすすめ致します。

今回の最大の見所は・・・

「的場一門」 vs 「夏目軍団」(にゃんこ先生、名取さん、他・・・)

といった構図だと思うので今までの癒し重視の内容からストーリー性に富んだ内容になると思うので、今までに無い「夏目友人帳」を見れるかもしれませんね♪


■夏目友人帳 肆 に出逢った日の日記ヽ(^◇^*)/ ワーイ
いきなり何やら不穏な空気が漂う内容の一話でしたね!
的場一門といきなりの接触となったわけですけど・・・
さすがのにゃんこ先生もいきなりゴミ箱に( ´∀`)つ ミポイッってされちゃいましたねw
今までの「夏目友人帳」とはひと味もふた味も違うんだからねって宣言しているかのように思えました
☆-(^ー'*)b
妖怪や人とふれ合うことで成長してきた夏目くんの周りには、いつしか掛け替えの無い仲間や家族が出来ていましたね♪
そんな家族や仲間を守るために戦う夏目くんや、そんな夏目くんをよく知る数少ない仲間達が、的場一門との対立にどんな結末を向かえるのでしょうね(-""-;)ムム・・・
「肆」は今まで以上に楽しみにしながら視聴できそうです(*^_^*)


■総評
予想に反して的場一門との決着は今回もお預けでしたけど、夏目友人帳らしいハートフルな展開が盛りだくさんで「肆」も大満足でした♪
可愛さに磨きがかかったにゃんこ先生と、人や妖怪との絆を深めてきた夏目くん。
シリーズ1作目からずっと見てきているからこそ感じられる事がありました。
夏目くんと周りの友人や家族、妖怪達との間柄の微妙な変化がとっても微笑ましく思えてくるのです♪
はじめの頃の夏目くんの優しさは、自分から遠ざける事で人に迷惑をかけまいとするようなものでしたので、相手に届きづらい優しさだったのかもしれませんね。
でも少しずつ他人の心に触れ、優しさを受け入れることで、本当に他人を思いやるという意味が理解できてきたように思えます。
そんな夏目くんに向けられる仲間達の表情がとっても印象に残りました♪
そんなひと回り成長した夏目くんをそっと見守ってきた藤原夫妻の包み込むような笑顔☆彡
身近な友達で一番苦悩を理解してくれている田沼くんの気遣いやクラスメイト達の楽しげな表情☆彡
「なっつめっさま~」って夏目くんと絡むことがとっても嬉しそうな妖達☆彡
そして夏目くんを一番側で見守ってくれていた頼りになる用心棒のにゃんこ先生(斑)が最期み見せた誇らしげな横顔☆彡
夏目くんは本当に良い仲間を得ることが出来ましたよね♪

そんないつもの仲間とはちょっと違った視点で綴られてとっても新鮮に感じたエピソードもありました♪

的場一門の七瀬さんと、夏目くんの親戚の娘で蒼井三世子ちゃんのエピソードです!
{netabare}
七瀬さんといえば老齢でちょっと地味なキャラってイメージでしたけどだいぶ見る目が変わっちゃいました♪
いつか夏目くんと分かり合えたらいいなぁなんてちょっと思っちゃいますよね(*^_^*)
それと夏目くんと三代子ちゃんとのエピソードでは、夏目くんの成長した姿を見ることが出来ました!
「大丈夫、君の家族を取ったりしないよ」
夏目くんが言ったこの一言で三代子ちゃんもΣ(・o・;) ハッ!と気付かされていましたね♪
この言葉を選択して伝えることが出来た事に成長を感じ、多くを語らない夏目くんらしい優しさを感じた名シーンでした(*^_^*)
{/netabare}

人の温かみに触れ、人を頼っても良いことを知り、妖からも一目置かれる存在になった夏目一門当主夏目さまw
レイコさんとも名取さんとも違う道を歩んでいくであろう夏目くんの物語をもっともっと見ていたいものですね☆彡
次回作がとっても待ち遠しいです(✿ˇ◡ˇ)人(ˇ◡ˇ✿)


■MUSIC♫
OP曲『今、このとき。 』
 【作詞・作曲】恵梨香【編曲】浅田信一【歌】ひいらぎ
 8枚目のシングル。千晶と恵梨香からなる女性フォークデュオ♪
 フォークサウンドにデジタルロックチューンした聴き心地の良いナンバーです!
 等身大の歌詞が心にストレートに刻まれます(^^♪

ED曲『たからもの』
 【作詞】こだまさおり【作曲】神前暁【歌】河野マリナ 
 化物語・偽物語でも作曲を手がけていた神前暁さんといえば分かりやすいかなぁ!
 それと、Aチャンネルの「Morning Arch」から続いて2ndシングルとなった河野マリナさん
 神前暁さんは歌い手の良さを引き出すのが上手ですね♪
 河野さんのほんわり優しい歌声とバラードがC=(^◇^ ; ホッ!とした気分にされてくれました♪


2012.01.21・第一の手記
2012.06.18・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 41

73.0 13 癒しでほのぼのなアニメランキング13位
あっちこっち(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1042)
5419人が棚に入れました
『あっちこっち』は、異識による4コマ漫画。「まんがタイムきらら」で2006年10月号からから12月号の三ヶ月の読みきりの後に連載。2012年にTVアニメ化。素直になれないツンネコ娘・つみきと、乙女心には鈍感な朴念仁・伊御。いつもつかず離れずイイ感じなふたりだけど…この恋はまだまだ始まらない!?

声優・キャラクター
大久保瑠美、岡本信彦、福原香織、生天目仁美、浅沼晋太郎、皆口裕子、高森奈津美、今野宏美、代永翼、岩男潤子

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今はセンスが問われる時代

本作の演出の一つに"矢印"があります。
キャラの動きや状況の変化を矢印で表すというものです。
これはとても観やすく、素晴らしいと思いました。
なので、それにならって私もレビューで使ってみました。
……矢印は使い方次第。
下を見れば分かるように、センスのない者が多用すべきではないのです。
もうやりません。
無駄に縦に伸びた文になってしまいm(__)m

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

ジャンル:日常系×恋愛。
比重は、『日常 8 : 2 恋愛』だったという印象。
ほのぼのした雰囲気と緩いギャグが魅力の作品でした。
こういうの大好きです。

          ↓

千葉県の某高校をモデルにした高校が主な舞台。
(写真見ると確かに似てました)
あらすじはいらないかな。
あにこれのやつも特に読まなくてもいいかもです。

           ↓
           ↓

主要キャラは5人。
男2人、女3人の高校生グループです。
→(伊御、榊、つみき、真宵、姫)
この集団大好きです。ただし一人を除いて…。

           ↓

恋愛面について。
つみき→伊御 へと恋の矢印が向いています。
つみきをからかう榊と真宵が面白かったです。
その一つにお決まりとして伊御に恥ずかしい(キザな)台詞を言わせ、つみきをデレさせまくる、
というものがあるのですが、ここで問題が起こりました。

          ↓

はい、伊御さんやめて…。
キザな台詞を悠々とつみきに放っといて、
デレるつみきに対しては『どうしたの?』みたいな反応。
私は不快感を覚えました。
気になったので調べてみると、やはり伊御は人気がない様子。
確かにやらせてるのは榊と真宵。
でも、伊御の対応はどう考えてもおかしい。腹立たしい。
このメガネがいなければ(or 好青年なら)文句なしでした。
これに関しては、いちいち鼻血を出す女性陣もどうかとは思いますが。

           ↓
           ↓

伊御以外はみんな好きです
お気に入りキャラは真宵と姫。
お笑い担当の真宵は作品を盛り上げるために必要不可欠です。
そこにお調子者の榊が乗っかるとさらに楽しいです。
癒し担当の姫は作品を(又は私を)より柔らかいものへと変貌させてくれます。
とても可愛かったです。
『はい』→『はひぃ~』は、あざとかわいい…。
つみきも猫のような小動物女子として私を大いに和ませてくれました。
何気に喋り方も好きです。
ここでは触れませんが、サブキャラたちも魅力的でしたよ。

           ↓
           ↓
           ↓

OP「あっちでこっちで」 歌ーあっち⇔こっち
ED「手をギュしてね」 歌ー御庭つみき(大久保瑠美)

          ↓

OP凄くいい…!
いつもの5人が歌ってるってのもいいですね。
ハモりもバッチリでした。
お気に入りの曲です。

           ↓
           ↓
           ↓

大好きな日常系のなかでもアタリの作品でした。
ギャグはたまに笑える程度です。
でもそれで十分ですね。
可愛らしいキャラたちが平凡な日常を過ごしている、
それだけで私は幸せです。

          ↓

苦手なキャラが約1名おりましたが、
それを余裕で補えるだけの戦力が揃ってました。
とても楽しませてもらった作品です。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

改めまして、矢印乱用すいません。
時代を勝ち抜けませんでした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 45

柚稀 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あっちこっち、でもみつめているのはまっすぐキミだけ

思わずきゅん♪としてしまう、ほのぼのラブコメ!!
またーり、ゆるーり流れるやさしい癒しアニメ♪
ときどき、はちゃめちゃ暴走ありwでも、、ギャグはあまり期待しないで…(´-ω-`;)ゞポリポリw
そして甘い言葉が囁かれた暁には、そこらじゅうで出血ww

最近、こーゆーのがスキでたまらない僕には、大好物すぎて、おいしくてしゃーないですw

普段はつんつんの御庭つみき【みにわ つみき】は、
同級生、音無伊御【おとなし いお】がだいすき(*´艸`)
でも、素直にその気持ちを伝えることができないのです、、。
もぅ、全身から「いおがすき♡」オーラが出まくってるんですけどね(*ノωノ)

つんつんしてても、伊御に頭をなでなでされたら、うれしくて顔を真っ赤にして、思わずてれり(*ノノ)
そして、猫化してしまって、猫耳がぴょこんとでてきてしまう♪
つみきちゃん、そんな可愛い顔をしないでおくれ(*´>д<)
と、いいたくなるくらい、仕草や表情にずきゅんときますww

それにしても、終始伊御はつみきの“すき”のサインに気づかなすぎですw
いくら鈍感にもほどがあるってヾ(・ω・;)ォィォィ
そんで、彼は無自覚にもほどがあるくらい、きゅんとくることをさらりと言い放つので、誠に始末が悪いww
ただ、岡本信彦さんの低めのトーンで甘い言葉を囁かれたいひとにはうってつけのアニメではありますな(*゚∀゚*)ウフフ

でも、いくら始末が悪くても、伊御のやさしい声や行動(なでなでしたりとか)はつみきちゃんだけでなく、僕だってきゅんとくるので、どうにも憎めないという、、、w
そして彼、、メガネだし…(*・ノェ・)ボソリ

最終回、いおとつみきの恋の行方は、まぁ予想通りでしたが…(*´>д<)
いっぱい“によによ”と“きゅんきゅん”をくれたアニメでお腹いっぱいです♪ごちそうさまぁ((*´∀`*))

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

きらら系4コマでラブコメですが面白かったです!

原作はいわゆるまんがタイムきらら連載中の作品(2018年1月現在)で4コマですが、原作4コマだけあってテンポがよくストーリーが進んでいきます。

きらら枠にはめずらしく、メインキャラ5人ですが、男子2人の女子3人という編成。主人公格ヒロインつみきと同じく主人公男子伊緒のラブコメでもあります。
その2人を他3人が茶化したりします。場面転換やアイキャッチがアイコンで独特のテンポを生み出しています。ヒロインのつみきは猫っぽいキャラとして描かれ、時に猫耳やしっぽが生えます。他に博士キャラの真宵や天然ドジっ子キャラの姫、主人公の悪友榊などがいます。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16

73.1 14 癒しでほのぼのなアニメランキング14位
異国迷路のクロワーゼ The Animation (TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (955)
4413人が棚に入れました
私ハ…このギャルリの家族ニナリタイ・・。
19世紀の仏蘭西、巴里――。 近代化の流れに忘れられた小さな商店街、ロアの歩廊に、 ある日、小さな日本の少女が足を 踏み入れました。彼女の名前は湯音。 長崎から一人、パリへ奉公にやってきたのです。 全く違う異国の文化や慣習に戸惑う毎日。 それでも一生懸命な湯音は、鉄工芸品店「ロアの看板店」で働きながら、店主のクロード、そしてパリの人々との温かな出会いを通じて、一つずつ、文化や言葉の違いを乗り越えていくのでした。優しい日差し差し込む、この時代遅れな商店街に 迷い込んだ日本人形。 いつか、ギャルリの家族になれるよう、少女は今日も奉公に励みます…。
ネタバレ

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湯音がお人形さんのように可愛いのです

湯音ちゃん、私の家に奉公にきて~!!

◆この作品の概要は・・・
時は19世紀後半、長崎一の看板娘だった小さな女の子の湯音が家のしきたりによりパリへ行き、鉄工芸品店で奉公するというお話。

◆まず主人公の湯音が・・・
と~ても可愛いのです!
黒髪のおかっぱ頭でお人形さんみたいです!
第1話目のピンクの華やかな着物姿や、下駄をコツコツ音を立てて小走りに歩く姿を一目見た時からその可愛らしさに目を奪われました。
人の言いつけを必ず守りしっかり者、でも小さい小柄な容姿から危なっかしくて目が離せない。
また可愛らしい外見とともに、その仕草や豊かな表情がとっても微笑ましいです。
始めて体験する異国の文化や食べ物に戸惑うものの、好奇心旺盛。
微笑んだ顔・悲しそうな顔・驚いた顔・ふてくされた顔・泣いた顔など・・・。
ひとつひとつの表情にとっても癒されます。

◆声優陣は・・・
主人公湯音の声優の「東山奈央」は現在19歳の新人です。
しかし、綺麗な透き通った声でこれから大いに活躍が見込めるような声優さんではないか?と思っています。
そしてメインキャラであるアリス・ブランシュの声優は「ゴシックのヴィクトリカ」を演じた「悠木碧」。
このアニメの舞台が19世紀なのでゴシック感も漂うこのアニメでの「悠木碧」のキャスティングはとてもイキな計らいですね。

◆タイトルが示す通り・・・
日本では長崎一の看板娘でも、風習や文化が違うパリではいろいろ厳しい事が待っていると思います。
異国迷路というように、日本とは文化が全く違うパリで生活するというのは迷路に迷い込んだようなものです。
19世紀ヨーロッパの異国情緒あふれる舞台で、この可愛らしい日本人の小さな女の子がどのように過ごしていくのか非常に楽しみですね。

◆ストーリーは・・・
ストーリーはとてもゆっくりと進みます。
特に中盤あたりでは中だるみ感も感じられるかもしれない。
この作品は全12話(本編11話+TV未放送エピソード1話)。
原作1、2巻の内容を1クールで11話に納めています。
作品にもよるけど、原作がノベルやコミックからくるアニメはだいたい五巻~十数巻の内容を1クールで納めてしまう作品が多いのではないでしょうか?
原作2巻分の内容を1クールで描いているので、とても丁寧にゆっくりとした繊細なストーリーで仕上がっています。

◆なぜあのエピソードを放送しなかったのか・・・
最終話は屋根の上のお話。
原作を読んでいる人には、最終話にこの話を持って行った事に疑問を感じるのではないでしょうか?
パリに来た湯音の一番の見せ場?ともいうべきあのシーンが削られていたのは非常に残念でした。
ストーリー的にもハラハラさせられたシーンなのに・・・。
2期が制作されるのか?OVAに追加シナリオで制作されるのかはわかりませんが、せっかくなので内容を以下に紹介。
知りたくない人は回覧はしないで下さい。
{netabare}
百貨店を毛嫌いしているクロード、しかし百貨店に行きたい湯音の為に2人で行くことになります。
複雑な想いのクロードとは逆に湯音は興味深く周りを見て楽しみますが、2人ははぐれてしまう。
さらに湯音は百貨店の店員に盗人の疑いがかけられます。
そんな中、百貨店は火事に・・・。
お店の中は逃げ惑うお客達でごった返し。
大きな身体の外国人達の群衆にあの小さな身体の湯音が巻き込まれたらひとたまりないと焦るクロード。
そんな時に湯音がとった行動は・・・・。
{/netabare}
このエピソードに私泣けましたよ(゜-Å) ホロリ 。
興味ある人は原作をぜひ^^。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 70

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

湯音ちゃんの笑顔で癒されました(´ー*`)キラーン

■湯音ちゃんと出会ったときの日記(*^-^)
舞台は19世紀ヨーロッパ。フランスの古き良き街並みの雰囲気を丁寧に表現できている作画には圧倒されました♪
 
そんな素敵な背景の中でひときわ輝いていたのが、湯音(yune)でしたね(゚ー゚☆キラッ
艶やかな着物姿が一見ミスマッチと思われる背景に、不思議と溶け込んでいるのですよ♪
そして、湯音が歩くたびに、「こっぽり」「ぽっくり」 と舞妓下駄の奏でる心地よい音☆彡
まるで「こっちだよ」って呼びかけられている様な、素敵な音色がいつまでも耳から離れませんでした♪
 
湯音は小柄で、黒髪で、ショートカットで、献身的で、真っ直ぐな瞳で、環境の違う異国の地で、何を感じ、何を想い、様々な人と出会い、どんな風に日々を過ごして行くのでしょうねo(*^▽^*)o~♪
今後の展開にとっても期待が持てる第一印象だったのです!!
 
 
■最終回を観終わって(・ω・)ノ
(〃´o`)=3はひーって感じで体の隅々まで癒されちゃいました♪
最初から最後まで湯音ちゃんの魅力を存分にひき出す演出は秀逸でした。
フランスの情緒溢れる雰囲気を引き立てるBGMと、スクロールやズームの仕方でゆっくり流れる時間を演出したカメラワーク。
さらに、さりげなく耳に残るドアの開閉の鈴の音や下駄の音などの音響効果や、やわらかい光の差し加減で優しいほんわかした雰囲気作りなど、癒し系の作品のお手本となるようなハイクオリティな作りは作画だけで考えればARIAを超える出来栄えだったと感じました♪
 
そんな雰囲気の中、湯音ちゃんの生き生きした表情や仕草がとっても魅力的で、アリスお嬢様が湯音ちゃんに抱きつきたくなっちゃう気持ちが良くわかります♪
健気でいつも一生懸命な湯音ちゃんだけど、たまに見せる頑固な一面は、今のNOと言えない日本の政治家にも見習って欲しいくらいです( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
 
 
■総評
遠い異国の地、日本から来た湯音ちゃんの魅力が、ギャルリ・ド・ロアやブランシュ家の人達に少しずつ変化をもたらす様子が本作品の一番の見所だったのだと私は思います♪
頑固で不器用なクロードさえも、ちょっとずつ湯音ちゃんのペースに振り回されてだいぶ考え方も変わってきたように見えましたね♪
 
また、湯音ちゃんが失敗したり戸惑ってたりした時に、さりげなく声をかけるオスカーさんも素敵でしたね♪
ときに「魔法」と表現するくらいに湯音ちゃんにとっては、オスカーさんの言葉って心の支えになってるんだなって感じられました(*^-^)
 
ブランシュ家のカミーユ姉さまは地味な役回りでしたけど、妹のアリスちゃんの事を愛し、とっても大事に思っているのが良く伝わってきましたね♪
アリスちゃんに少しでも自由に過ごさせてあげたい気持ちや、クロードとすごしてた幼少の頃の思い出や、貴族としての立場など、複雑な心情をさりげなく描写してましたね♪
 
とにかく、本作品「THE ANIMATION」では湯音ちゃんと街の人達との触れ合いから、次第に第2の故郷となりえる場所となるまでの心温まるストーリーでしたけど、是非2期を見てみたいですね♪
2期では、各キャラ毎の掘り下げたストーリーや、今回は変化がなかったカミーユとクロードの関係を是非見たいなぁって思ってます♪
 
こういう癒し系の作品は、つまらないと言う人もいると思います。
ただ、人生の中でいつかいいなって思える時期が来るのもこういった作品だと思うのです♪
なので、つまらないと思ってもそっと覚えておいて欲しい作品です(o*。_。)o
σ(・・*)アタシみたいに癒し系大好きな人はたくさん観ましょうね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『世界は踊るよ、君と。』
 歌:羊毛とおはな
 アコースティックギターの音色が心地よい、温かいサウンドです♪
 
ED曲『ここからはじまる物語』
 歌:湯音(東山奈央)
 湯音ちゃんの声優さんが歌ってくれてるだけで、ほのぼのしちゃいますね(*^-^)
 
ED曲『遠く君へ』
 歌:アンヌ(中島愛)
 4.5話を思い出す曲ですね♪やっぱりランカちゃんだねw
 
ED曲『Tomorrow's Smile』
 歌:A.m.u.
 カミーユお嬢様全快の8話限定のED曲でしたね♪
 優しくしっとり歌ってくれてます♪名場面を思い出させてくれる歌声です(*^o^*)
 
 
2011.07.07・第一の手記
2011.07.08・一部言い回しを修正
2011.09.21・第二の手記(追記:■最終回を観終わって■総評■MUSIC)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 62

デップー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

癒し系アニメ

典型的な日本人の主人公、湯音が異国の地フランスで生活するお話

ロリ恋愛を期待されてる方は見ないほうがいいですw

まず最初の印象としては海外から見た日本人が上手く描写されているとな~思いました。

そして特別、湯音が成長を描く作品でもないような気がしました。

簡単に言えば海外で暮らす日本の少女の日常系アニメですよね。

悪く言えば最後まで話に緩急があまりない物語

声優さんの演技は良かったです。
みんな違和感なく世界にすぐ入る事ができました。

音楽に関しては印象に残るものはありませんが逆に言えば世界観を壊す事のない素晴らしい出来だと思います。
作画も湯音の目が若干離れていること以外は文句なし!

絶対に観るべき!!と、までは言い切れませんが興味を少しでも持ったなら観て損はないと思いますよ☆

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

82.1 15 癒しでほのぼのなアニメランキング15位
ふらいんぐうぃっち(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1298)
5984人が棚に入れました
青森の親戚の家で居候をすることになった15歳の魔女・真琴と、彼女を取り巻く少年少女の日常をコミカルに描く物語。

声優・キャラクター
篠田みなみ、鈴木絵理、菅原慎介、葵井歌菜、三上枝織、日野まり、井口裕香、佐倉綾音、茅野愛衣、小澤亜李
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

コンクルシオ

<2022/2/27 追記>
一期はからもう6年近く経ってるんですねぇ。
アニメ一期は原作4巻ぐらいまでだったはず。
そして今は10巻まで出てます。
そろそろ2期欲しいですよね。
6年間、正座して待ってるけどそろそろ足が痺れてきましたよ。
また朝4時の放送でもいいからなんとか。。

<2019/10/31 追記>
原作8巻読んだのですが。
のんびりの雰囲気はそのままに魔法要素増えてました。
やはり面白いっすよ、これ。
杏子の通う学校が意外すぎる!

ところで前から薄々感じてたんですが
この作品、「アタゴオル・シリーズ」になんか似てるなー。
雰囲気というか空気感というか世界観というか。
アタゴオルはコテコテのファンタジーですがでもある意味日常ものですし。

ふらいんぐうぃっち気に入った方はアタゴオルシリーズもおすすめかも。

<2019/5/3 追記>
昨日、ドトールでぼーっとコーヒー飲んでた時のこと

ふと横を見ると隣席を隔てる衝立にナナホシテントウが・・・
自分の顔から20cmくらいの衝立の表面をトコトコトコトコと

奴は可愛いですね。

喫茶コンクルシオ思い出しました。。


<2017/9 初投稿>
魔女の女子高生が修行のために青森県弘前市の親戚の家に
居候する話です。

魔法少女とか魔女っ子ではなく、ケルト風な自然信仰っぽいかなりオーソドックスでレトロな方の魔女。


いわゆる日常系。ほのぼの。
物語の起伏は恐ろしいまでに乏しいのですがそれがまたいい。

そして・・・{netabare}
箒に乗って飛ぶときの浮遊感がたまらない!
この作品好きな人には、「この浮遊感にやられた」って人多いんじゃないでしょうか。{/netabare}

さらに、風景の一つ一つ、エピソードの一つ一つが全て安心。
音楽も、アコースティックな優しい音色が耳に心地よい。

弘前市の田舎の描き方もいいですね。
うっかり住みたくなります。
青森の西側の豪雪っぷり考えたら住んだら大変なんでしょうけど。

ところで。
これだけ癒し系なのに女性にはあまり人気ないんですよね。
例えば真琴のボディラインが妙に強調されてるような気がするのだけど、やっぱりそういうの女性にはあまりウケがよくないんでしょうか。
あんだけキャラがぼーっと平坦なんだから、体型ぐらい凹凸あってもいいじゃない、とも思うんですが笑。

「明日も仕事だ嫌だな」という時にちょっと観るのに最適な作品です。

<2017/9/25追記>
今日うっかり原作大人買いしてしまいました。
原作はさらにさらっとしてますね。

<2018/4/21追記>
女性からの人気が少ない理由、男性がほとんど出てこないからですね。
原作でモツ焼きパーティするシーンがあるんですが、そこでお母さんの「あら!女の子ばっかり」という台詞でようやく気がつきました。
そりゃそーだわ。と納得。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 89
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ゆっくりとした口調や柔和な言葉遣いに安心します。

田舎での落ち着いた日常を描いた作品の様です。

主人公の真琴が魔女なので、少しだけ不思議な事が起こりますが、それらの出来事が自然に日常に溶け込んでいる所に魅力を感じました。同じ様に田舎での日常を描いたアニメ「のんのんびより」と比べて、キャラの年齢が全体的に高めなので、口調や言葉遣いもさらに柔和で、よりゆったりとした空気を醸し出しているのではないかと思います。

登場する人たちの殆どが、他者の行動に自分の行動を合わせたり、気を使ったりせずマイペースに行動している点は、都会を舞台にした日常アニメのキャラたちが、常にお互いの孤独を補い合い、気を使いあう行動に走りがちなのと比べて、自由であり、予測不能であり、それゆえ面白いと感じました。

1~4話
{netabare}
2話で圭君が道端でフキノトウを見つけた時も、なおはあまり興味を示さなかったらしく、さっさと家に帰ってしまいました(笑)。

この作品で今のところ耳障りなものをただ一つ挙げるとすれば、1話で登場したマンドレイクの叫び声で、片耳を塞いで引っこ抜いた真琴は魔女だからってよく無事だったなあと思います。少し離れた所になおもいたので結構危なかったかも知れない。

4話はこれまでの3話と比べてやや賑やかな回になっていた気がします。(ノロイっぽい顔になってた人もいたし)個人的には最初の3話の方がこの作品の魅力を強く感じられました。それでも取り立てて派手と言う訳でも無く許容内でした。やはり毎週楽しみです。桜並木の描写は非常に美しかった。

演出について、使い魔である猫に安易に人間の言葉を喋らせなかったり、3話のお姉さんが去るシーンでも僅かに煙が立ち昇っただけだったりと、控えめな中にも動きや構図などで魅力を出し、作品の雰囲気を壊さぬよう細心の注意を払っている事が伺えました。後者のシーンを見た時、なぜか私は既視感に近いリアリティを感じました。ああいったシーンで、見栄えはするものの雛形に従った表現しか出来ていないアニメと異なり、日常の中の不思議を文字通り空気の様に描いているアニメは、私の知る限りでは殆ど例が無く(※1古いヨーロッパの映画の何かにこんな描写があったかも)素直に感服させられました。畑を開けるために引っこ抜いた雑草の描写や動物たちの動きについても、地味な中にも目を楽しませるものがあり、見ているだけで幸せな気分になってしまいます^^

※1:ジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」ヤロミル・イレシュ監督の「闇のバイブル 聖少女の詩」にそれっぽい描写が確認できました。前者は英・米共同の、後者はチェコの映画。
{/netabare}
5話~最終話
{netabare}
5話はねこ好き必見のねこ主役回であると共に、登場する人物同士が互いに気兼ねする事無く、各々自由に振舞っていた様で、この作品の雰囲気がこれまで以上に強く出ている印象を受けました。

6話では不動の圭くんが珍しくも呆れ気味に漏らした独り言がありましたが、それとは関係なく、かねてから思っていたのですが、ふらいんぐうぃっちの作風は「長くつしたのピッピ」等で有名なリンドグレーン原作の※2「やかまし荘のこどもたち」にちょっと似てると思いました。

むしろそれよりも落ち着いている空気が有ります。上記の作品でも、子供達がぐらぐらして抜けそうな歯を上手に抜く方法を考えたり、草むしりの最中に変な言葉を発明してみんなで遊んだり、ザリガニ釣りに行ったりと、のどかな日常を描くばかりで、取り立てて事件と呼べる様な挿話がありません。

映画版も製作されているのですが、こちらでは出演している子供達の演技も、演技と言って良いものかどうか迷う程に自然で、ハリウッド映画や日本映画に散見される、子供を大人にとっての都合の良い操り人形として扱っている様な、わざとらしい描写の仕方とはまるで違っていて、安心して視聴出来ます。

ふらいんぐうぃっちを気に入った人なら、アニメ一筋の人でも充分に楽しめる映画だと思いますのでおすすめです。

7話は山菜取りとか、山菜をおつまみにしたお姉ちゃんの昼酒とか、廃屋の魔法喫茶や、可愛い幽霊も登場して、物語の展開的にも、美術的にもふらいんぐうぃっちの魅力が凝縮した素敵な回でした。チトさんもいつも以上にニャゴニャゴ喋ってました^^

7話から引き続いて8話も魔法喫茶を舞台に、とっても落ち着いた会話劇が繰り広げられます。椎名さんとそのお母さんの二人の新キャラが物語に加わりましたが、作品の雰囲気は微動だにしませんでした。※3アザミを食べるてんとう虫って見た事有りませんが、葉っぱの部分にアブラ虫がわんさと付いているのを見た事があるので虫にとっても美味しいんでしょうね…。

生長しきったアザミの"がく"や成長し切った葉のイガイガ部分は人間にとっては食用に適しませんが、若芽や若葉、茎、根っこまで、殆どの部分が食用になります。採る時はくれぐれも棘に気を付けましょう。刺さると細菌感染する恐れがあります。

今回も和みました。

最終回は裁縫回、裁縫好きのブリキ男にとっては楽しい回でした。布地選びから採寸、裁断、縫製など、要所要所丁寧に描写されていました。裁縫の手際の良くない私は、裏地付きの見事なマントをぱっぱと作ってしまう真琴の手腕に驚かされました。熟達している人なら出来そうなので、魔法と言う程ではないですが、とても羨ましく思いました。

※2:ピッピにも似ていると思います。リンドグレーン原作のスウェーデン映画(他の国の製作ものはあまりよろしくない。)は他にも色々有りますが、どれも面白いと思います。

※3:概ね鞘翅につやが無いのが草食、あるのが肉食らしいです。作中描写は肉食のナナホシテントウみたいに見えますが、一応テントウムシもアザミを食べる!
{/netabare}
最期まで大きなドラマも中くらいのドラマも無く、小さな小さなドラマを丁寧に一つづつ積み重ねている印象を残す作品でした。こういったアニメは私は今まで見た事がありません。最終話でもその姿勢は揺らがず、いつも通りやさしい時間が過ぎ去りました。


以下はアニメ本編とはあまり関係なく、どこでも採れそうな野草について
{netabare}
ヨモギ:ばばばあちゃんでお馴染み(もしかしたら知ってる人少ないかも)の万能野菜。天ぷらが美味です。それ以外で使うなら湯掻いて水に晒して灰汁を取る。枯れたと思っても地下茎から芽が出てくるので栽培すれば半永久的に葉を収穫出来ます。

ナガミヒナゲシ:近年よく話題に登りますが、特定外来生物などには指定されていない。花が枯れてから花芯を採取します。素手だと黄色い汁が付いて中々取れませんので、袋(新しいのを使うのはもったいないので油っ気の無い空いた菓子袋などで)ごしに取るなどしましょう。炒めても茹でてもおいしい。芥子の実の一種ですが無害です。ナッツの様なこくがあります。

カラスノエンドウ:ソラマメ属。天ぷらが美味ですが、虫が付いている事があるので気になる人は湯掻いて水で何回かすすぐ。おひたしや炒め物など何でも使えます。

タンポポ・ノゲシ・ブタナ:タンポポは全草食べられます。天ぷら、油炒め以外で食すなら湯掻いて灰汁を取る。

スギナ:天日干しか電子レンジで4~5分乾燥させて、すりこぎ等で砕いて粉末状にする。風味がよく青海苔の代わりとして使える。栄養価が非常に高いらしい。

フキ:八百屋でも見かけますが、日当たりのそれほど良くない所に自生している事があります。良くあく抜きすれば葉も食用になり、豚挽きを練ってこれに巻いて、ロールキャベツの様にしてつゆなどで煮ると非常に美味です。同じ場所に関東では1月下旬~2月下旬にかけてフキノトウが出ます。

ミント:近所で見つけたらラッキーです。耐久性が非常に高いので粗悪な環境でも育ちます。一本だけ引っこ抜いて(根が繋がっているので他の株を傷めない様に途中で切断すべき)土に刺して控え目に水やりすれば脅威の成長力で地下茎を張り巡らせます。冬に枯れても復活し、半永久的に葉を収穫出来ます。

ローズマリー:近所で見つけたら超ラッキーです。柑橘系のさわやかな香りが魚、肉料理にとても良く合い重宝します。小枝を一本失敬して挿し木にすれば、根を広げてプランターなどでも成長します。猛暑には弱いのですが、うまくいけばこちらもまた半永久的に葉を収穫出来ます。

セイタカアワダチソウ:香りは春菊に似て華やか。葉はハーブに、花穂は天ぷらに最適。茎が残りますが、極上の味わいです。晩秋~初冬にかけて繁茂します。

ノゲシ:酷暑に計れてしまいますが、寒さには非常に強く、ほぼ一年中収穫できます。背の高いタンポポといういでたち。葉はロゼット状ではなく互生なので区別出来ます。やや苦味が強いので、基本湯掻いてあく抜きしてから料理に使います。ほうれん草の代わりやそばのお供、炒めものなど色々使えます。天ぷらにするなら洗って水を切るだけで大丈夫です。

ブタナ:茎だけががひょろりと長いタンポポの様な野草。タンポポと同じでロゼット状に葉を付けます。葉は大きく食べでがあり、花も美味。全草食用になります。

ヨメナ…花期は7〜10月ですが、ロゼット状に広がった葉を年中見かけます。葉の形は根元がまっすぐで先端に少し刻みのついたきつねの尻尾型。あくや苦味が少ないので下処理は特に必要ありません。春菊に似た風味も良く、さっと湯掻いたものを薬味として利用したり、おひたし、炒め物、天ぷら、お吸い物にヨメナごはん、何でも使えます。キク科の植物は食せるものが非常に多いです。

田舎住まいでなくとも皆さんの身近に食べられる野草は沢山あると思います。是非お試しあれ。

※1採り過ぎはその種がそこで自生出来なくなる原因になるので控えましょう。

※2必ず火を通しましょう。「のんのんびより」のお兄ちゃんみたいな事をやると稀ですが感染症になる場合もあります。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 82

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

既に早朝アニメ、だがそれが合っている…?(← 本放送時の話です)

原作未読です。

放送時間帯ですが、もはや深夜を通り越して早朝と言って良い時間帯に放送されています。

最終回は1話前が放送休止で1週跳び、最終回は11、12話1時間スペシャルとなり、しかも野球の放送延長で放送時間が遅れました。この作品らしい状況でしたがめでたく最終回を迎え無事視聴終了。

個人的にはとても面白く観ていましたが、どこが面白いのかとても説明がしにくい感じです。

主人公が魔女なので魔法絡みのエピソードもあるわけですが、単なる「東北の田舎の日常」的なエピソードも多々あります。

ただ、魔法絡みのエピソードも「魔女にとっての日常」というスタンスで描かれるのが本作の特徴かもしれません。

例えば主人公の真琴を含め魔女は黒猫のチトなどの使い魔と会話しますが、魔女サイドの言葉は聞けても使い魔側が何をしゃべったのかは視聴者には直接はわかりません。

返事から内容を想像したり、他の人物が何を言ったか訊いたときに魔女側が説明するのを聞かないといけないのです。

あるいは普通の人間には魔法で不思議なことが起きていることになるのですが、魔女には当たり前のことだったりします。

これが千夏ちゃんをはじめとする作中キャラたちへの共感を生んでいる気がします。

魔法以外の要素は人間や動物たちの行動を観察した結果なのか、登場人物たちの行動に妙なリアリティがあるのが面白く感じます。

追記:
1: 『さまよえるオランダ人』(Flying Dutchman)からの連想で、タイトルは「さまよえる魔女」の意と取れなくもない。

2: 「真琴と千夏のダブル主人公」と考えた方が良いのかもしれない。

[変更履歴]
2016.5.24:
作画の評価を5にupします。猫のチトさんの動きとか田舎の風景とか、もう神レベル。あとこれは本来演出面の評価かもしれないけど、登場人物の私服に手抜きがなくて素晴らしい。

2016.6.27追記:
けっこう食事を作るシーンが出てくる作品でしたが、食べ物はどれもおいしそうでした。

2017.7.3追記:
tvkでの放送情報追加: 2017/7/7(金) 25:00~25:30

2017.9.6追記:
9/8に原作6巻が出ます!

2017.10.24追記:
*tvkでの再放送はとっくに終わっていたので、レビュータイトルを変更。

原作6巻、面白かったです。ちなみにアニメでは原作4巻途中くらいまでのエピソードを使っています。仮に2期目があるとしても、原作7巻くらいまで出ないと無理ですかね…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 110

80.6 16 癒しでほのぼのなアニメランキング16位
ARIA The NATURAL[アリアザナチュラル](TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★★ 4.2 (943)
4995人が棚に入れました
ARIAシリーズ第2期のアニメ作品。前シリーズ最終回で描かれた大晦日のエピソードから数日後。ARIAカンパニーで修行中の灯里(あかり)たちは、新年を祝うカーニヴァルへ繰り出そうとしていた。しかし、毎年この時期になると、アリア社長ら猫たちはなぜか姿を消し、街にはカサノバの扮装をした者が現れるのだった。少女たちの「出会い」をテーマに、切なくも心温まるストーリーが展開する「癒し系」作品。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、川上とも子、水橋かおり

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「NATURAL」とアリスちゃんとσ(・・*)アタシ♪

■ARIA2期「NATURAL」を観る前にちょっとチェックですよ♪
さて前作「ANIMATION」は楽しみましたでしょうか?まだの人は是非々々「ANIMATION」からご覧くださいね♪
前作を観た方は「ネオ・ヴェネツィア」の魅力をほわ~んとしながら堪能して頂いたかと思います♪
本作「NATURAL」では魅力溢れる街「ネオ・ヴェネツィア」をこよなく愛する人々と、灯里ちゃんたちウンディーネの心温まる物語が沢山散りばめられていますよ♪
特にキャラクター毎のショートストーリーを堪能できますので、みんなの素敵な所をたくさん見つけてみてくださいね♪
「NATURAL」で感情移入出来るかどうかで「ORIGINATION」で受ける感動の大きさが変わってくると思のです♪
私はドップリでしたので、問題なく(。>0<。)ビェェン でしたけどw

■大好きなアリスちゃんと良き先輩の灯里ちゃん藍華ちゃんの仲良し3人娘について
ちょっとだけ語らせてくださいね♪

★アリス・キャロル(Alice Carroll)
大好きな大好きなアリスちゃんへ♪
本当にあなたはとっても甘えん坊で、照れ屋で、ひねくれ物で、先輩思いの可愛い後輩ちゃんですねw
「でっかい○○です」が口癖のアリスちゃん。きっとその口癖も照れ隠しからきているのかなぁ♪
最初は無愛想で無口で内気で人付き合いがとっても苦手な女の子でしたね♪
でもね、そういう不器用ところが可愛いのですよー☆彡
そんなアリスちゃんも、「ネオ・ヴェネツィア」で灯里ちゃんと藍華ちゃんっていうとっても素敵な
先輩と出会って合同練習するようになってから、本当の素直な自分を見つける事ができましたね♪

第6話「その鏡にうつる笑顔は・・・」ではアリスちゃんの悪い所が出ちゃってましたね、そうですよ、素直になれなくって、自分から他人と距離を置いちゃうから、孤独になっちゃってたんだよね!!
そう、鏡ってありのままの自分を映して、他人にもそのまま見えちゃうんだよ♪
そうですね、アリスちゃんのネガティブな気持ちが伝わっちゃってたのですね!!
でもよく気が付きました、そして勇気を振り絞りましたね♪自ら友達に歩みよろうとしたアリスちゃん♪
またひとつ成長しましたね♪

13話「その でっかい自分ルールを・・・」では、意地っ張りで子供っぽいアリスちゃんが全開です♪
家まで影を踏んで帰るという自分ルールを作ったのだけど・・・・途中で追加ルール「日なたを半分踏むのは許可!!」ってめちゃくちゃ自分には甘いのねwちょっと可愛アリスちゃんでした♪
ただ、途中でアテナさんの手助けを借りてしまうと、意地を張って最初からやり直したり・・・・
また悪い子だよw
でも、そんな意地も最後の最後にアテナさんがアリスちゃんを思う気持ちに勝てませんでしたね♪
アテナさんの歌声がぐっと心に響きました(。>0<。)ビェェン

アリスちゃんと言えば、髪型にも注目、第25話の「レデントーレ」のお祭りのお話の中で、
3回も髪型が変わっているのですよ♪
①普段のウンディーネ時の髪型
②とっても可愛い制服姿時の髪型
③貴重な料理姿のお団子の髪型
なんか得した気分です♪

本当に良い先輩達に恵まれたアリスちゃん、「ORIGINATION」では更に素敵なアリスちゃんがまってますよキャーゞ(^o^ゝ)≡(/^ー^)/"""パチパチ


★藍華・S・グランチェスタ
アリスちゃんの事を「後輩ちゃん」と呼んだり、「恥ずかしい台詞禁止」でおなじみの藍華ちゃん。
元気いっぱいで負けず嫌いだけど、涙もろい一面もある可愛い女の子ですね♪
第3話では、恥ずかしい台詞禁止が連発でしたwアル君と流星群を見るというロマンチック話でした♪
実は、仲良し3人組の中で一番女の子しているのは藍華ちゃんですよね(*δ,δ)σ恋する乙女ですねw

藍華ちゃんといえば第18話ですね!!
バーベキュー大会で自分の大切な髪を焦がしちゃったのです・・・その時実は笑ってしまいました(>o<")
本当にごめんなさい藍華ちゃんw
その髪型にはとっても大切な思いがあったのですね><
なくなく願掛けしていた髪を切ってしまいました・・・Σ(T▽T;) ぐわわぁぁ~ん!
ここでびっくり!!ショートヘアの方がとってもキュートで可愛いかったのです♪
藍華ちゃん株ここで急上昇でしたw


★水無灯里
ほのぼの天然キャラの灯里ちゃん。とっても感受性が強く人を不思議と惹きつける魅力を持つ女の子♪
灯里ちゃんの笑顔は周りのみんなも笑顔にする魔法の笑顔ですね♪もみあげも素敵ですw
「はひーっ リ ̄ロ ̄リ、はわわわわΣ( ̄ロ ̄/」っといった口癖にももう慣れましたよ♪
灯里ちゃんについてはたくさんの名シーンがありましたが、その中でも感動したのは第16・17話の愛用のゴンドラとの別れのお話です。
自分のゴンドラに「さん」を付けて呼ぶ灯里ちゃんだからこそ、ゴンドラさんの気持ちがとっても良くわかったんだろうなぁ~って♪
そしてアリシアさんにとっても思い出のゴンドラだったんですよね~。
そんなゴンドラとの最後の一言。

『本当に・・・本当にお世話になりました・・・。』

こんな感情を抱くのは灯里ちゃんだけですよ!とっても素敵です。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
そして、新しいゴンドラさんと初めて会った時にも灯里ちゃんは、こう声をかけてましたね・・・・

『新しいゴンドラさん。ふつつかものですがこれからどうぞよろしくです。』

なかなかこんな事いえないですよね♪そんな優しい灯里ちゃんも大好きです♪


■最後に一言
私は「NATURAL」でも沢山の癒しと感動をもらいました♪
そして「ネオ・ヴェネツィア」に集う人々の物語をもっと見ていたいと思うようになっていました。
この続きはOVAの「ARIETTA」を挟んでいよいよ3期『ORIGINATION』へと受け継がれて行きます♪
ここまでARIAの世界をご視聴になられた方ならば、もう何も言う事はありませんw
是非完走して、感動の声を届けてくださいね♪
 
 
■MUSIC♪
OP曲『ユーフォリア』 16・17話は『ウンディーネ』
 【作詞】河井英里【作曲・編曲】窪田ミナ【歌】牧野由依
 1期OP曲の「ウンディーネ」に続いて、2期も牧野さんのウィスパーボイスで癒されちゃいますね♪
 窓からそっと~♪ 朝陽がのびて~♪

ED曲『夏待ち』1~15話
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 季節の移り変わりにちょっと切なく感じる気持ちを歌ったナンバーです♪
 雨があがる~♪ 遠く空眺め~♪ 雲の切れ間探す~♪
 
ED曲『Smile Again』16~25話
 【歌】葉月絵理乃
 灯里ちゃん役の葉月さんがしっとりと歌ってくれたナンバーです♪
 こちらも夏の思い出の名残り惜しい気持ちを歌ってくれてます♪
 去り行く夏の日~♪ 思いを寄せて~♪  集うバルコニー~♪
 
ED曲『Rainbow』26話(1期ED)
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 
挿入歌『潮騒』9話
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 素敵ポイントを探す灯里ちゃんと藍華ちゃんとアリスちゃんのお話でしたね♪
 なにげない日常から幸せを感じさせてくれるナンバーです♪
 
挿入歌『コッコロ』
 【作詞・歌】河井英里【作曲・編曲】窪田ミナ
 バルカローレに続くアテナさんのカンツォーネの曲なのです♪
 造語の歌詞にレイヤードボーカルの美しい歌声は素晴らしいです(^-^)//""ぱちぱち
 
挿入歌『雨降花』17話
 【作詞・歌】牧野由依
 ゴンドラの紳士がそっと傘をさしてくれる名場面が思いだされます♪
 灯里ちゃんの涙を連想させるような「雨」を歌った心に染みるナンバーですね♪
 
挿入歌『髪とヘアピンと私』
 【歌】斎藤千和
 藍華ちゃん役の斉藤さんが歌っている曲なんですよ♪
 和音で奏でられるピアノの音色に歯切れのよい藍華ちゃんの歌声が素敵です(*^o^*)
 斉藤さんは戦場ヶ原ひたぎさま~のイメージですけどARIAファンの私は藍華ちゃんですw
 
 
2011.07.08・第二の手記「ORIGINATION」を観終わって大幅修正
2011.11.16・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 70

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キラキラの出会いがあなたを待っています  【ねこ's満足度:90pts】

毎話ところどころにあなたを幸せにするための魔法が仕掛けられています。
(恥ずかしいセリフ禁止ーーー!!笑)

2期となる今作では、作品を通して「出会い」というテーマがあります。
ヒロイン達がどんなステキな「宝物」に出会うことができるのか、
ゆったりのんびりした気持ちで見守りましょう。
一話一話にこめられた、心温まるメッセージを感じとってくださいね。

今回のオススメエピソードは、2、4、8、9、14、16、17、22前、23・・・まぁほぼ全部です(笑)。
中でも17話は、灯里のその美しい涙にこちらまでもらい泣きしてしまいました。
もちろん、その他のお話もステキなものばかり。
心が弱っているときには、その傷を優しく癒してくれることでしょう。

音楽も相変わらずいい感じ♪
特にED曲の「夏待ち」は、わたしのシリーズ一番のお気に入りです。

そして、全26話観終ったときに気づきます。
この作品との「出会い」は、わたしにとっての「宝物」だったということに・・・。
(再び恥ずかしいセリフ禁止ーーー!!笑)
ARIAスタッフのみなさん、やさしくてステキな物語を届けてくださって、
タントグラーチェ!!-tanto grazie-(たくさんありがとう☆)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 58

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

16話からが神回。

「ウテナ」
「ピンドラ」
「地獄少女」

世の中の不条理を描いた作品ばかり
観てると抑うつ気分になりますが
そんな時この作品を観ると
ホッとします。
心が洗われると言うか・・・

脚本に吉田玲子さんが加わると
神度が増します。

16話

雨の中
ゴンドラとの別れを惜しむ灯里の
その姿だけで心をやられました。

世界中の人がこのアニメを観て
優しい気持ちになれたらいいのに。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

84.7 17 癒しでほのぼのなアニメランキング17位
ゆるゆり(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2495)
12095人が棚に入れました
旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらく部」の活動(といっても特に明確な活動内容はなし)を続 ける4人組。それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリー。

声優・キャラクター
三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美、藤田咲、豊崎愛生、加藤英美里、三森すずこ、竹達彩奈

color さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アッカリーン!?

《before》
百合&中学生と聞き、まーったく期待してなかったんですが
1話を観た感想としては間違いなくおもしろい。

Aチャンネルよりけいおんと比較したくなる日常系コメディかな。
百合というか仲良し4人組な感じ(これから変化?)に
テンポのいい笑いとなにげに作画も高レベルという意外性。

キャラの個性とデザインが好印象だったのと
ネタ>萌え の構図もはっきりしているのでバランスもいい。
このペースを保てればヒットするかも?
今後に期待が持てるすべり出しです。

《after》
最終回までずっと面白かった。
世間的なヒットはどうだったか(笑)
けれど概ね高評価を得ているんじゃないでしょうか。
制作の愛情でとても良い作品に仕上がっていると思います。

百合成分は徐々に増えてきたような気がしますが、仲がいいという枠で収まるような気もします。
いや、しないか。アッカリンの不憫な表情で各々の判断が必要です。
どちらにしても笑いのネタとして絶妙なところを突いてくるセンスはぴかいちでした。
日常系よりコメディ多めなのも◎

2期もゆる~く期待しています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 45

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

°。゚(# ̄ ▽. ̄#) °。゚ 楽しかったぁ♪

■あかりんと初めて出会った時の日記(= ̄∇ ̄=)
「百合」という言葉を聞くと、どうしても「まり†ほり」のかなこちゃんを思い出しちゃいます!
かなこちゃんの破壊力を超える百合っ子は・・・・さすがに、いないかなぁって印象です♪
だ・か・ら、百合を楽しみたい人はお門違いかもしれませんよぉo(´^`)o
 
「ゆるゆり」に登場する女の子達は「まんまるおめめ」でみんな可愛いですね♪
特に京子ちゃんのおめめは、みなみけの夏奈ちゃんににてるかなぁー(*^o^*)
キャラの中では「自分が一番好き~」ってしれっと言ってしまう所とか京子ちゃん大好きになりそうな予感です♪
んでもって、「娯楽部」ってどこかで聞いたことのある響きなのです・・・・・・・・隣人部・・・・・・・・・
残念系のスパイスもちょっとだけ入ってたりして♪
 
この部活の活動内容が、とっても「また~り」的な感じをうけて、この雰囲気が「けいおん」っかなって思っちゃいました!!
「けいおん」もバンドの練習よりもティータイムばっかりだったしねw
娯楽部も茶室だから・・・・無理矢理・・・・お茶つながりって事で・・・( ∩_∩)_旦~~
 
こういう作品を観る時は、肩の力を抜いて、座布団とか抱きながら、ほげ~~~~っとして、アイスとか食べながら、だら~~~っと贅沢に時間を使いたい感じです(*^-^)
な・の・で!!過度な期待はしないで、気軽に楽しんでいければと思ってますよ♪
 
 
■あっかり~んの観察日記♪ [娯楽部]ω ̄)ジーーー
なんと言っても主人公のあかりちゃんの立ち位置が抜群に良かったですね(*'ー'*)ふふっ♪
主人公扱いされたのは、1話Aパート迄で、その後のエアあっかりん状態の徹底ぶりが、京子ちゃんも言ってたとおりで『特徴がないのが特徴』になってましたね♪
でもちゃんと特技も・・・!!
千歳ちゃんが鼻血を出した時にティッシュ箱を渡すタイミングが絶妙なんですよね!
それと毎話楽しみにしてたのが、あかりんが務めるオープニングの「ゆるゆりはっじまっるよ~!」でした。
あかりんの弄られっぷりは必見でしたね♪
そんな弄られキャラで空気キャラのあかりちゃんですけど、徹底したキャラ特性の集大成を最終回で見せてくれたのには、さすが「主人公」って大笑いいちゃいました(^ー^* )フフ♪
 
 
■総評
「ゆるゆり」ってキャラの配置と特性の見せ方と使い方がとっても巧妙で、1話たりとも無駄がなくって、常に安定した笑いを提供してくれましたね♪
そんな魅力的なキャラの中でもずば抜けたオーラを放っていたのは、京子ちゃんと千歳ちゃんでしたよね♪
 
京子ちゃんはいつもみんなの中心で、本当は頭がいいのに全然そんな風に思わせないような傍若無人ぶりで、「ゆるゆり」全体を盛り上げてくれてるムードメーカーでした(*^o^*)
とにかくやることなすこと面白くって、11話の捨て台詞吐くシーンは過去に聞いた事がない最高の捨て台詞を吐いてましたね\_(*゚▽゚) ここ注目ですよ♪
本当に爆笑させて頂きました♪
 
千歳ちゃんは「けいおん」の唯ちゃん役の声優さんだった豊崎さんの関西訛りがとっても聞いていて心地よくって、上品な鼻血っぷりはいつも恍惚の表情でとっても輝いていましたねw
お酒飲んだときのスーパー千歳ちゃんはとっても可愛かったですよ♪
 
2011年夏アニメの中で、一番面白い作品は何って聞かれたら間違いなく「ゆるゆり」って答えちゃうくらい面白くって大好きな作品になりました(*^o^*)
絶対に2期を作って欲しい作品ですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『ゆりゆららららゆるゆり大事件』
 歌:七森中☆ごらく部(三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美)
 ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり~インパクト絶大のOP曲です♪
 
ED曲『マイペースでいきましょう』
 歌:七森中☆ごらく部
 咲のED曲を思い出すような早口でノリの良い「ゆりゆり」らしさ溢れるナンバーです♪レッツゴー♪
 
挿入歌『魔女っ娘ミラクるん♪』
 歌:魔女っ娘ミラクるん(竹達彩奈)
 まさにキャラソン♪竹達さんファンには嬉しい曲ですね!
 
 
2011.07.08・第一の手記、及び一部修正
2011.07.09・誤字訂正
2011.09.22・第二の手記(■あっかり~んの観察日記♪■総評■MUSIC)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 72

ラッキーマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

年間ベストはほぼ確実!!!

いま一番ハマっている作品です!
ゆるゆりに関わっている時間が一番幸せwwww


魅力的な要素がいっぱいに詰め込まれている上に、バランスが崩れるような事態もなく、抜群の総合力を誇ります。


まず、キャラクターが魅力的です。
メインの4人、ライバルグループの4人の女の子たちがみんな可愛くて個性的。「萌え」とも違う、ちびっ子を見るのとも違う、純粋に可愛いと思えるんです。
みんながみんな甲乙つけがたく、またどの組み合わせでもうまく絡みます。


これだけ可愛いキャラが揃っていれば、イチャイチャしてるだけでも良い作品になりそうなんですが、ゆるゆりはちゃんとネタも面白い。ギャグがわかりやすく、笑えるんです。正真正銘のギャグアニメです。


メイン4人の声優はみんな新人で、見た目も可愛いです。にもかかわらず、完全にキャラと一体化しており、バッチリの配役だと思います。
イベント、ニコ生、ラジオでも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるので、楽しみがいっぱいです。
加えて、ライバルグループの4人に、藤田咲・豊崎愛生・加藤英美里・三森すずこといった若手のスーパーエース級が名を連ねます。しかもちゃんとハマり役。
さらにさらに、劇中アニメには竹達彩奈・悠木碧が…。若手女性声優ファンなら涙を流して喜ぶ超豪華メンバーですね。


作画もキャラの可愛さが際立つ素晴らしい出来です。崩れもありません。意外と動きますww


OP・EDはともに楽しく盛り上がる曲で、作品のノリにマッチしています。
キャラソンもよくありがちなつまらない曲ではなく、楽しい曲が揃っています。
ファンはゆるゆり曲が大好きです。大盛り上がりです。


BEST10入り決定!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

76.8 18 癒しでほのぼのなアニメランキング18位
ゆゆ式(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1291)
5907人が棚に入れました
この春、女子高生になった、ゆずこ、唯(ゆい)、縁(ゆかり)の3人組はいつもいっしょの学園生活。
放課後は部員3人、パソコン2台とホワイトボード1代の「情報処理部」で、てきとうに決めた単語をググってその結果でまたおしゃべり。
なんでもない日常は、たまにイベントも発生するけど、やっぱり女の子がいちゃいちゃするだけ。でもなぜか目が離せない新世代女子高生コミュニケーション。
ゆとりかわいい学園生活は、遊びtお部活とところにより百合要素。
ノーイベント・グッドライフ!それがこの三人の”ゆゆ式(ルール)”

声優・キャラクター
津田美波、種田梨沙、大久保瑠美、茅野愛衣、潘めぐみ、清水茉菜、堀江由衣

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんでもないようなことがおもしろかったとおもう。<改稿>

まずは正直ゆゆ式すげーってのが感想。日常系の枠に入る事は確かなんだけど、日常系にも、ある程度の非日常と言うか、パロネタとか不思議な世界観とか、それなりに魅せる要素があるのが定番なんだけど、本作は無いんですよね。日常を描いた日常系。

ギャグって程ボケたワードでもないし、どこかに出かけるとかイベントも少なく、出かけたとしても、そこをネタにする気が全くない。ゆるいとか、ほんわかとかそんなんじゃない何かがこやつにはある。

学生の時ってノリって大事じゃないですか。無茶振りされても必死で面白くさせなきゃいけないみたいな。そんな強制されたものじゃないんだけど、程よく楽しめる関係性で築き上げられた、とりとめのないJKの単なる会話で、これが何でこんなに虜にさせる毒を持つのか、、

日本語って面白いなって改めて感じる作品。日本語に潜むちょっとヘンな部分や、間違って使っているフレーズへの気づきとか、ゴロの響きとか、そんなありふれた会話を、ありふれた女子高生でひたすら見せる。これが何気なく心地いい。

電話かければ誰かと話せるみたいに当然で、そこには何もかけた理由なんてないんだけど、いざ会話を始めると楽しいみたいな感じでしょうか

投稿 : 2024/11/23
♥ : 40

祭理@クソアニメ好 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

まさに『何もない』アニメ

原作既読


タイトルの通り『何もない』アニメである。

……というのは言いすぎですが、とにかく全話通してストーリーが乱高下するようなイベントもない、女子高生の日常をただただゆるゆると描いています。
他の日常アニメと違うのは、それを徹底していること。
観ることにストレスを感じない。それでいてキャラが可愛い。
正にベストオブ日常モノ。
それでいてやたら細かい表情やら仕草やらをきっちりと画面に入れ込んでいて、スタッフさんの苦労を思うと頭が上がりません。

それとあまり評価にあがってませんが、作画の安定感は近年のTVアニメの中でも屈指の出来ではないかと思います。
お母さん先生の部屋で行う鍋だったり、ジャムをかけて食べるアイスクリームだったり、ハムレタスサンドであったり、やたら食べ物の作画が凄いです。

音楽の面でも、ネット界隈で有名な様々なクリエイターさんを起用していて、どの曲も色が違っていて聞いていてとても楽しいです。



結論としては、おもしろい!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11
ネタバレ

やまだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

★4/ 無形のカレイドスコープ

萌えではない日常会話劇

縦横無尽な推進力で燃料投下していくスターターゆずこと機知に富んだ多彩な展開力のエキスパンダー縁と俊敏な判断力で応答するリアクター唯。それぞれの役割は秒単位で流動しボケとツッコミも時に1対2、2対1と華麗に変化し絶妙なバランスの上に広がるリアリティ溢れるユートピアを眺める至福を味わえる本作は唯一無二という言葉すら生ぬるい。

これは断じてただの女子高生に萌えるアニメなどではない。メンタルサプリメントであり思考実験であり現代を生き抜く為の極意であり本質であり真実であり本物であり真理でありもうなんかアレだよアレ。

世の中にクソリプを撒き散らす○○どもに限らず我々全国民はこの作品を姿勢を正して手をグーにして正座して腹に力を入れて目を見開いて口を閉じて定期的に周回する義務を課していくべきである。

それはなぜか。
では以下に記述しておく。

例えば縁がゆずこと唯の2人に対してこう呼びかける場面がある。

「みんなは〜」

2人を結べば線となり、3人結べば面となる。団体という概念の最低単位は3である。多分。理想的な家庭環境であれば自分と母親と父親とでこの構造が最初に形成されることになる。

自己が多数派にも少数派にもなり得る流動的かつ不安定な構造の安定を計るには実に多彩で高度な判断が他方に許される範囲内での応答速度を持って求められる。そう、バカには"場"を維持することは難しい。この作品を1話だけチラ見しただけの者から見ればゆずこはただのバカキャラにしか見えないだろうが最後まで視聴した者は成績もそれなりに優秀で他人に対して常識的な対応も出来る人物だと知っているはず。血統の良い縁は言わずもがな。唯も縁と幼馴染であるので家柄も悪くないはずであり、その2人相手の対応を見てもそれなりの判断力を持ち得ている事に疑いはない。

この作品はたとえば繊細なアクセルワークで沈黙を破って進入してきたゆずこの速度と強度を即座に参照算出、適正な戦略と戦術で迅速に適応的な対応を選択し快適なリズムを崩さずに"場"に展開、その後も同様に柔軟な対応を当意即妙に続けていくというとても高度な技能のケーススタディなのである。

これはどんなにスーパーでスペシャルなコンピュータの高性能AIでも実現不可能な芸当である。今後いくら技術が発達しようとも。絶対と言い切れる。何故か?

コンピュータには身体性が無いからだ。

人間の脳は無意識領域であっても周囲の様々な要因に影響される。温度湿度光量音量臭い壁の色人間の数など。身体的にも空腹度疲労度などの体調面。凄まじい数の要素がリアルタイムで次々と変化する。パラメータを計算するだけならAIが得意だろう。だがそれらを測定するセンサ自体が存在しない。彼女らはそれらの複雑なパラメータを瞬時に読み取り計算し時には修整しつつ"場"を整えていく。

では何故"場"を整える必要があるのか。
 
続きは有料となります(嘘)
この作品見たらわかりますよね。

以下各話メモ。
{netabare}
1日1話の勢いレビュースタイル。けいおんとの2本立て。思ったことそのまま。

1話
こりゃスゲェ。ほんとに何も起きない。けいおんがほんとにゴージャスに感じる。なる程これは唯一無二なのかもしれん。じっくり彼女らの生活を覗き見することにしよう。

2話
リズムにハマることあるよね。わかるわかる。胸の話題は流石にわからんが切実なのかもな。男は見せ合いとかしないからどうなんやろ。お母さん可愛い。全く教師感がないがコレはコレでいいのか?先生から何か教わることくらいは無いのかな。2回目にしてオープニングエンディングがいい曲に感じて来た。アレ?ハマってきた?
3話
夏休み。水って何だ?何なんだろ。部屋に何もイジる要素がないのな。けいおんと比べて物凄く濃度が濃いような気がする。何だこれ。女子高生のリアリティとかはわかる訳ないのだが。一応プールなんか行くけどあっさりしててイベント感がまるで無い。なんか凄いものを見てる気がする。展開も何もないのに次が見たくなってる不思議。
4話
何これ凄い。メチャクチャ面白いんだけど。絵柄はもう全く気にならない。他の子との絡みも増えてきた。オープニングエンディング両方落とした。2曲ループで数時間聴いてる。コレはヤバイものを知ってしまった。いや、コレ本当に凄い。マジで。何故かとかは浮かんでは来るが考えたくない。語彙力無くしたままでいい。今は身を任せて味わおうと思う。
5話
いきなりターン制が始まりすぐに終了。様々な口火から不意に急展開しては元の話題に着地したりとアドリブのような会話が楽しいのか。2週目はどんな感想になるのかな。カイザー…、懐かしいなアレ。記憶無くして見たいって最高級の賛辞だと思うけど、だからといって勧めたりはしないのね、なる程。なんか物凄いヒントが沢山詰まってる気がする。ああ、またくだらない長文書きそうだ。
6話
ポテトは木曜日に決まってんだろ。コート姿もいいです。学校指定品に種類あるのか。歳とるとビックリのダメージが大きくなるな。クリスマスの身内お泊り回すらない潔さ。男子の話題が出ないのは新鮮。帰り道の横並びのポジションが度々スイッチするのなんかいいですね。
7話
1クールの作品で後半から急に雰囲気変わるのは何故なんですかね?2人だけの絵面は新鮮。下ネタはちょっと残念。ただ見てるだけで幸せな気持ちになる不思議な体験。時間が経つのが、凄く早い。
8話
やっぱ演出変わってんな。腹とか胸とか足とか要らんのに。胸触っていいよ一回だけ、てのはお返しのつもりなのか。これショートアニメだった?ってくらいにもう終わり?ってなる。え?あと4回しかないの?嘘でしょ?
9話
ふみの後ろ姿から始まり佳と合流して2人で話しているところに縁登場。何なのかわからんが貫禄を感じる。教室に入るとゆずこと唯が話している場面。何この安心感。場面が切り替わるたびに残り時間を確認している。下校時6人並びの絵が新鮮。でもやっぱり一緒に遊ぶ描写はない。
10話
会話の内容を絵で表現するのは普通だけどココではやらなくていいような。でもメンドイ魔物のデザインは好き。グッズあればちょっと欲しい。戦うべき感情を可視化するのは割といいアイデアなのかもしれない。自分との戦いに勝利する為にはやはり他者の存在が必要なのだ。人は1人では生きていけない。いわゆらないって言った事ある。EDの神様は少し笑った。油断してるとすぐ終わる。あと2回。
11話
いやあと1回で終わると思うとなんか身が入らんというかどうせ周回するだろうしと思っていたらあっと言う間に終わってた。少し真面目な青くさい話も。いやでも次が最終回なの?信じられない。本当に?
12話
いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ終わったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

84.8 19 癒しでほのぼのなアニメランキング19位
人類は衰退しました(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2336)
11723人が棚に入れました
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は”妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の”調停官”となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだわたしは、さっそく妖精さんたちに挨拶に出向いたのですが……。

声優・キャラクター
中原麻衣、石塚運昇
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

不思議の世界の調停官さん。

『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』(2013年)、『結城友奈は勇者である』(2014年/2017年)を制作した、岸誠二(監督)&上江洲誠(シリーズ構成)コンビの2012年の作品ですが、相変わらず外れなしの面白さ!

◆終末世界なのに悲壮感が余りない《シュール系エンタメ良作》

ヒロイン達が居住する土地は「クスノキの里」となっていますが、作品世界自体は英国の湖水地方の風物を参照しているそうです。
因みに、ヒロイン始め主だった登場キャラたちの正確な名前は明らかにされておらず、「人間さん」「妖精さん」とか「孫ちゃん」「Mさん」「Sさん」「助手さん」「文化局長さん」等々の愛称や略称でお互いに呼びあっています。

全体としての印象は、『不思議の国のアリス』(英国の児童小説家ルイス・キャロル作、1865年)って感じ?←読んでないけど。

この手の終末が切迫している世界を舞台とした最近の作品だと、個人的には『けものフレンズ』(2017年)が当たり、『少女終末旅行』(2017年)はどちらかというと外れだったのですが、本作はその両作品ともまた違った味付けで楽しめました。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
クスノキの里って、あれ?
取り敢えず謎めいてて面白い始まり方で◎。
・第2話視聴終了時点
シュール系面白作と判明。
・第3話視聴終了時点
同類誌「楠」創刊。
・第5話視聴終了時点
ここで作中の時間がさかのぼる(ユネスコ文化局長との出遭いが描かれているため)。
・第6話視聴終了時点
ちょっと驚くシュールシナリオで初の★★(優秀回)。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       田中ロミオ(『ガガガ文庫』2007年5月-2016年9月)
監督          岸誠二
助監督         小坂春女
シリーズ構成      上江洲誠
脚本          上江洲誠、綾奈ゆにこ、熊谷純 
キャラクターデザイン  戸部淑(原案)、坂井久太
音楽          大谷幸
アニメーション制作   AIC ASTA{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== 人類は衰退しました (2012年7-9月) =============
{netabare}
第1話 妖精さんの、ひみつのこうじょう ★ 国連調停官「わたし」のクスノキの里勤務、食料事情逼迫、怪しげな食材の流通、ようせい社工場査察
第2話 妖精さんの、ひみつのこうじょう ★ 続き、知能の宿った加工チキンの陰謀 
第3話 妖精さんたちの、さぶかる ☆ 国連所属の研究者Y登場、ヒト・モニュメント計画、同類誌促販会
第4話 妖精さんたちの、さぶかる ☆ 同類誌の中の世界
第5話 妖精さんの、おさとがえり ★ 謎のモノリス落下、都市遺跡調査
第6話 妖精さんの、おさとがえり ★★ 続き、探査機パイオニア&ヴォイジャー、断髪の刑
第7話 妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ ★ 助手出迎えのお遣い(ループ話)
第8話 妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ ★ 続き、タイムパラドッグス
第9話 妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ ★ 亡命妖精国家の女王就任
第10話 妖精さんたちの、ちきゅう ★ 妖精さんたちの都市国家、調停官の初仕事
第11話 妖精さんの、ひみつのおちゃかい ★ ヒロインの学生時代
第12話 妖精さんの、ひみつのおちゃかい ★ 妖精さんの秘密のお茶会 {/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)9、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「リアルワールド」
ED 「ユメのなかノわたしのユメ」

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

妖精さん可愛い((*゜▽゜*))

新旧人類の存在する世界を描いた
ファンタジー作品。
全12話。
原作はラノベ。(未読)


哀れにも衰退の一途を辿る人類と
高度な文明を持つ新人類『妖精さん』
ブラックユーモアをふんだんに盛り込み
この異なる人類の姿を描いた物語です。
ちょっと変わったファンタジーと言ったところw

ブラックユーモアの他にもパロディが多く
笑いを誘うシュールさ。
固有名詞を不使用、ファンタジーを強調する色調の作画
人類を遥かに凌ぐ英知を持つ『妖精さん』の存在など
表現されている独特な世界観。
この2つの要素はオススメできるポイント♪

特に新人類=『妖精さん』という設定は
最近視聴した作品の中でも
ずば抜けた独創力と発想だったと思いますw

この作品の評価の分岐点となり得るのが
時系列のシャッフル。
個人的にはあまり気にならず楽しめましたが…
原作を読んでないと理解に苦しむ点は否めない
ところかと(´∀`;)

主人公「わたし」を演じるは中原麻衣。
この役を完璧にこなしていたように感じます。
ぴったりのハマり役、好演でしたね♪
音楽も作品の世界観に合っていて◎でした♬


ムダにハードルを上げずに視聴すれば
かなり楽しめる作品だと思います(*´∀`*)ノ

日々、新たなジャンル・要素が生み出されている
イメージが強いラノベの世界。
それでもアニメ化される作品は所謂「王道」作品が
多いような気がします。
この作品ように独創的な世界観を持つ良作の
アニメ化、映像化が増えてくれると
王道もより楽しめると思う今日この頃ですw
ん??
おい!誰だッ!!
「フン、にわかが偉そうに」って
鼻で笑ったヤツはッヾ(*`Д´*)/″





《キャスト》

わたし(CV.中原麻衣)
祖父(CV.石塚運昇)
助手さん(CV.福山潤)
Y(CV.沢城みゆき)




《主題歌》

OP
『リアルワールド』/nano.RIPE
ED
『ユメのなかノわたしのユメ』/伊藤真澄

投稿 : 2024/11/23
♥ : 61

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

妖精さんが可愛くて可愛くて・・・・・

このお話、結局人類は衰退したではなくて、しそうでしたねw

一話一話が面白く、癒されるので楽しく見ていました!!

わたしちゃんのキャラが凄く良くて、たまに見せるブラックな部分も最高でした(*´ω`*)♪

妖精さんも可愛すぎて、たまらなかったヾ(*´∀`*)ノ!!!

ただ、各話の時系列が違っていたりして混乱するところもあったりしましたが面白ければ全て良しで見てました♪

終盤でわたしちゃんのブラックな性格が出る理由やらなんやらが全部分かってスッキリ?と見終われた作品でした♪

原作のストックができれば、2期やってほしいです(ノ´∀`*)!!!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 80

76.7 20 癒しでほのぼのなアニメランキング20位
みなみけ おかわり(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1641)
9091人が棚に入れました
しっかり者の長女・春香、バカ野郎日本代表と千秋に呼ばれている次女の夏奈、辛辣な言葉を吐く小学生・三女の千秋という南家三姉妹を平凡な日常を中心に送るゆるゆる日常ギャグ漫画のアニメ第2弾。

声優・キャラクター
佐藤利奈、井上麻里奈、茅原実里、水樹奈々、森永理科、柿原徹也、小野大輔、浅沼晋太郎、喜多村英梨、豊崎愛生、高木礼子、小野涼子、後藤沙緒里、高梁碧、大原桃子、千葉紗子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どんよりと曇った空の下 セカイ系の鬱アニメのようなみなみけ これが細田直人監督!

2008年 みなみけに連続するかたちで放送されたテレビアニメ 全13話

原作 桜庭コハル 制作 アスリード 監督 細田直人 構成 鈴木雅詞 
キャラデザ 田中誠輝

声優と音楽以外のほぼすべてのスタッフが入れ替わったみなみけ2期。
連続して放送されたために驚く視聴者が大半だったと思います。

季節を冬に固定したために、常にどんよりした空、主要キャラ以外の顔を黒く塗りつぶすと言ったアバンギャルドな手法がとられたが、視聴者の年齢層が低く、多くは拒否反応を起こしたと言われています。

また、一期では精密な設定だった居住空間がアバウトな設計となりがっかりした人も多んではないかと。
原作の大部分を一期で使用してしまったためにオリジナルストーリーが増えたため、微妙に鬱な気分になるシーンが多くてw

監督の代弁者とも言われたオリジナルキャラのフユキですが、
よくよく見ると普通のキャラ。
みなみけのキャラが優れているため、普通のキャラでも大きくマイナスに作用してしまったようです。

何人かのサブキャラには新しくスポットがあてられ、特に内田ユカのかわいらしさがひときわ目立ちました。
後半になると、ストーリーも明るめになって貴重なみなみけのアニメとしての面目を果たしたと思ます。

今観ると3期よりキャラの造形がしっかりしていたような気もします。
いくつかの作品で細田直人監督の作風を知り、
この作品も楽しめるようになってきたのは、ちょっと嬉しいことかな。
「未来日記」「はたらく魔王さま」「十二大戦」は必見だと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期にだって、1期には無い良さがあることが分からないのか?ばかやろー

コミック原作で、そちらは未読です。全13話。
「みなみけ」1期に続いてのんびりと視聴しました。

第1期のレビューはこちら→ http://www.anikore.jp/review/396375


1期とは対照的にかなり酷評が目立つので、
視聴前にハードルは若干下げました。
結論から言うと、この2期も聞いているほど悪くはないと思います。

制作会社が変わってしまったためか、
キャラクターデザインや音楽の雰囲気まで変わっています。
最初の数話はその「変化」に慣れていないせいか、
こんなの「みなみけ」じゃない! とまで思ってしまうこともありました。
でも、話数が進んでいくにつれて
これは2期ならではの雰囲気であると思えるようになってきました。


物語面において、
1期では1話につき数本立てでテンポの良さがウリでしたが、
この2期では基本的に1話丸ごと話が続いています。
また、時系列は第1期最終話の直後からになっています。

話数によって1期には無い「シリアス」要素が追加されています。
これをどう捉えるかも、評価の分かれ目の1つになる気がします。
途中は春香が{netabare}怒る{/netabare}回数がちょっと多すぎはしないか?とも思いました。
何でこんな所でシリアスを入れるんだろう?と。
私の中でここは残念ながらマイナス点です。
最後のほうの
{netabare}春香海外留学!?
笑顔で送り出そうとするも、心で本当に思っていることが爆発して引き留めてしまう。
でも杞憂に終わって心からの笑顔に戻る描写。{/netabare}
こちらは素晴らしいエピソードだったと思います。

何と言っても、心理描写の良さが1期よりも圧倒的に勝っている感じがします。


作画について、
1期との違いに慣れてくれば違和感は徐々に解消していきました。
ただ、どちらの絵のほうが?と聞かれたら1期のほうが好きと答えますw
そして最大の問題点が…
主要キャラ以外のほとんどの人物が真っ黒なシルエットになってしまっていて、
これは気味が悪く、最後まで受け入れる事ができませんでした。。
せめて黒よりも白にしておいてほしかった。
手抜きのようにも見えてしまいます。かなり残念。。


次に音楽面。
2期ではバックミュージックが多用されていて
場面の雰囲気にもなかなか合っていたと思います。
ただ、音量が大きすぎてキャラの台詞が聞き取りづらかったのが惜しかった。

OP曲:ココロノツバサ
ED曲:その声が聴きたくて

実は当シリーズを知る前から
OP曲を歌詞が良いアニソン(個人的)と思って知っていました。
一番最初にOPとして流れた時は
みなみけのイメージと違くない?と感じましたが、
視聴を続けるうちに2期のイメージにはよく合ってる気がしてきました。

EDは曲も悪くないと思いますが、それよりも動く背景映像に目を向けてしまいましたw
夏奈が線路上を歩く描写は3話ごとに背景が変わって、
最終回で終着点に辿り着くという演出も
進んでいく日々を表しているようで良かったと思います。

また、最終回のラストシーンでは
1期OP曲にも用いられた「経験値上昇中☆」が挿入されて、
やっぱり南家のイメージはこれがイチバン!と思えました。


キャラについて、
1期のキャラデザインのほうが個人的に好きだったことに加えて
引っ越してきた隣人(登場頻度も高い!)は、
見ていて心地の良いものではありませんでした。
彼の場合は物事をハッキリ言わないのに加えて心理も読みづらい。。
その他のキャラは性格や言動・行動等、健在でとても良かった…
いや、素晴らしかったです!
1期で気に入ったマコちゃんや保坂の出番も多くて嬉しかった♪


1期とは別の作品として考えたほうが良さそうなのですが、
あいにく 前のを観てないと設定が分からないネタもあるので、
私としては1期からの視聴をおススメしたいです。
ただやはり、ハードルは下げておくに越したことはありませんw




……千秋が「ばかやろー」を発する頻度が
だいぶ減ってしまったのはちょっと残念w(^_^;A

投稿 : 2024/11/23
♥ : 35

niko。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

みなみけ おかわり

OP:「ココロノツバサ」
   みなみけ3姉妹(佐藤利奈、井上麻里奈、茅原実里)


ED:「その声が聴きたくて」
   みなみけ3姉妹(佐藤利奈、井上麻里奈、茅原実里)


主なキャスト
南 春香:佐藤 利奈
南 夏奈:井上 麻里奈
南 千秋:茅原 実里
南 冬馬:水樹 奈々
マコト:森永 理科
藤岡:柿原 徹也
保坂:小野 大輔
タケル: 浅沼 晋太郎
内田: 喜多村 英梨
吉野: 豊崎 愛生
マキ: 高木 礼子
アツコ: 小野 涼子
ケイコ: 後藤 沙緒里
リコ: 高梁 碧
ユウ: 大原 桃子
ヒロコ: 千葉 紗子


個人的テーマ:「ほのぼの」「三姉妹」「日常」「学園」「ギャグ」


感想
製作会社とかが結構変わってしまい作画などが変わってしまいましたね。
正直、1期の方が良かったです。てか若干別作品みたいにもなってます。
1期から変化し過ぎで見るのを止めてしまった方も多いんでは無いでしょうか。


今から見る方へ
1期からの流れでそのまま入ると
あまりの差に見るのを止めてしまう可能性があります。
ちゃんと最後まで見ようと思うのならリセットして
別作品として見始めることをオススメします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

74.9 21 癒しでほのぼのなアニメランキング21位
たまゆら~hitotose~(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1110)
5094人が棚に入れました
人気OVAのテレビアニメ化。写真が大好きな高校1年生沢渡楓と、彼女をとりまく人たちの日常とささやかな夢を描いた物語。写真が大好きな高校1年生、沢渡楓。あだ名は「ぽって」。この春、海と山に囲まれた穏やかな瀬戸内海の町、広島県竹原市に引っ越してきました。そこは亡くなった父親が子供のころに住んでいた町。古い町並み、美しい海と島々、暖かな人々とそして新しくできた素敵な友達…。大好きになったこの町で撮った楓の写真には、ときどきたまゆらが写ります。たまゆらは楓の心がふわふわと舞い上がって幸せな気持ちの時に写るかわいい光。幸せが形になったような不思議な何か…。そして、その写真はみんなをちょっとだけ幸せな気持ちにしてくれるんです。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

また一つ大切な宝物発見です(´ー*`)♪

●「たまゆら」ってどんなアニメなの(*'ω'*)......?
天国に行った大好きなお父さんに教えてもらった写真♪
その時、その一瞬の想いを、小さな一枚の枠の中にギュッと閉じ込めてくれる写真。
そっとしまっていた父さんの形見のカメラ「Rollei 35S」で写真を撮りたいと想うようになった主人公こと沢渡 楓(ぽって)が、お父さんとの楽しかった想いでを悲しい色に染めないように、前向きに生きていく日常を描いた作品なのです♪
 
ふわふわと幸せな気持ちのときに撮った写真に写る不思議な小さな光りの子供達♪
そ・れ・が『たまゆら』なのです!
たまゆらの写真は見る人をちょっぴり幸せにしてくれる♪
そうなんです、そんなちょっとの幸せを分けてくれるようなアニメが「たまゆら」なのです♪
 
そして「たまゆら」を手掛けるのが、「ARIA」でお馴染みの佐藤順一監督とスタッフ達なのです♪
サトジュンが作り出すゆっくりとした時の流れの中から繰り出される、ほんわか心温まるストーリーがジャブのように効いてきて、見ている人全員が幸せになれてしまうと言う「サトジュンマジック」をこの作品「たまゆら」でもきっと味わえるのでしょうね♪
 
 
●「たまゆら」~hitotose~と出逢った日の日記♪♪v(⌒o⌒)v♪♪
いきなりお空から桃色の物体か降ってきましたね♪
ももねこ様w
空から女の子?が振ってくるアニメは名作だっていう勝手なジンクスに無理矢理あてはめて、「たまゆら」の幸先の良いスタートを喜んでみましたヾ(〃^∇^)ノ♪
 
でも実際に1話目からこんなに涙を流したアニメは始めてかもしれません(。>0<。)
ぽってが引っ越す前に横須賀市汐入に住んでいた小・中学生時代の親友「ちひろ」ちゃんとのエピソードだったのですけど、ちひろちゃんの涙もろさが移ったのか、とにかく心奪われっぱなしの第1話でした
(゚ーÅ)
OVAを見ていたので、感情移入値は当然「MAX」状態なので涙腺ゆるゆるでしたよ(/ω\)
この作品を観る前にOVAの方を観ていた方が楽しめるのは間違いないので、まだOVA観てない人は手軽に観れるOVAを是非観てから視聴してほしいです♪
 
作画も優しいタッチで描かれていて、最低限のCGしか使ってないのがとっても好印象でした♪
同時期に始まった「WORKING!!」とは対照的な印象ですね。
2話からは広島県の瀬戸内の風景を満喫できそうですし、楽しみでしょうがないです♪
 
今期一番期待していた作品だけに、予想以上の好発進!
癒し系大好きなアタシσ(゚-^*)の中でかなりの名作になる予感がします♪
 
 
■キャスティングについて
「たまゆら」で登場するお店で、竹原市のお好み焼き屋さん「ほぼろ」と、呉市のカフェ「カサブランカ」はどちらも広島弁を話す女店主という設定なのですけど、「ほぼろ」店主の八色ちも[yakusa -]役に、松来未祐さん、「カサブランカ」店主の藤井 みその[fujii -]役に大亀あすかさんと、どちらも広島県出身の声優さんをキャスティングしているなど、広島県の良さを余すことなく伝えようとする姿勢がこういったところからも感じられますね♪

また、ARIAからのキャストも需要なキャラでキャスティングされているので、ARIAファンとしては嬉しいですね♪
志保美りほ(cv葉月絵理乃)・・・灯里ちゃん
塙 さよみ(cv大原さやか)・・・アリシアさん
飛田 志麻子(cv斎藤千和)・・・藍華ちゃん
篠田 こまち(cv広橋涼)・・・アリスちゃん


■総評
あぁ~o(*´Д`*) 1クールじゃ物足りない気持ちでいっぱいです♪
「たまゆら」のゆったりとした雰囲気にもっともっと浸っていたいですね(>o<")
一見、なんの変哲もないなにげない日常を描いた「たまゆら~hitotose~」ですけど、この作品から何を感じ取るかは観る人によって様々だと思うのです。
(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!何も得るものがないって・・・そういう人は・・・色々悩んだりした時に是非観てみてくださいねw

今回の「~hitotose~」ではOVAでは描ききれなかった部分にスポットを当てて作られている印象を受けました♪
ストーリーの前半は、ぽってのかけがえのない友達一人一人にスポットを当てた素敵なエピソードを用意してくれていて、キャラの新たな一面が見れたりと、その魅力を存分に引き出してくれていましたね♪
仲良し4人組みがまだ出逢う前のエピソードや、「行き先のない切符」のようにゆらゆらと揺らいでいる気持ちなど、どれも丁寧に描かれていてとっても満足のいく内容でしたo(`⌒´*)o

メインキャラの、ぽって、かおたん、のりえちゃん、まおんちゃん、ちひろちゃんはまだ高校生なので人生において色々と立ち止まる事もあるのは当然ですけど、大人になっても迷ったり立ち止まったりする事もありますよね♪
ぽっての憧れの人の志保美さんが空の写真を撮らなくなったエピソードや、志麻子さんのちょっと大人の大失恋のエピソードなど、そういったぽって達と違う世代の人たちの話も盛り込まれているのがまた好印象でした♪

移り行く街並みと変わらぬ街並みを欲張りに見ていたいと思う気持ち。
行き先は自由、今後その行きたい道が変わったとしても、決めるのは自分。
でも迷った時に戻ってこれる場所や人がそこにはいるのです♪
そんな想いを抱きつつ、今の気持ちを形として残そうとした「私達展」☆⌒d(*^ー゚)b
彼女達の姿を見ているとなんだか前向きに頑張らないとって気持ちにさせてくれますね♪

全13話(特別編含む)どの回も心に響く素敵なストーリーに本当に感謝したいです♪
「たまゆら~hitotose~」とはひとまずお別れですけど、なんとなく次回作があるような気がしてならないです♪
ぽって達の卒業までのストーリーを見たいと願いながら楽しみに待っていたいと思います。人(^□^*) オネガイ!!


■ひとり言(# ̄З ̄) ブツブツ
お気に入りのキャラといえば・・・
・これって何の絵・・・肉球です(≧ヘ≦ )プンプン!!
・かおたん!!かおたん言うなぁ~( `ー´)ノ
・まおんちゃんのほとばしる妄想( ̄¬ ̄).。o0O○
・なー! こないだのこまっしゃくれー!(;`O´)o
・タイトルはあつくてさむーい瞬感彡(-_-;)彡ヒューヒュー
・そいじゃー20枚ずつ焼くけーみんな残さずたべんさいよー(☆Д☆)キラリーン♪

第1位:ちもさん 第2位:こまっしゃくれ 第三位:のりえちゃん
でもみんな大好きですよ♪


■MUSIC
OP曲『おかえりなさい』
 歌:坂本真綾
 OVAに引き続き松任谷由実さん作曲に歌詞・歌に坂本真綾さんの最強タッグですね♪
 綺麗な坂本さんの声にユーミンの曲はとっても心地よくって大好きです♪
 
ED曲『神様のいたずら』
 歌:中島愛
 こちらの大江千里さんと中島愛さんのコンビも負けてはないですね♪
 かつて男ユーミンと言われたこともある大江さんって知らない人もいるのかなぁ(^▽^;)
 優しい歌声と情緒溢れる歌詞にしっとり聞かせるギターの音色がほっとさせてくれます♪
 
ED曲『夏鳥-うたとぴあの-』[2話]
 歌:中島愛
 OVAのED曲としても使われていたこの曲は私の大好きな曲の一つなんです♪
 ピアノが奏でる優しい音色と中島愛さんの声がベストマッチな名曲なのです(´ー*`)キラーン
 なんだか懐かしい気持ちにさせてくれる曲は、コーヒーや紅茶を飲みながら昔の写真を見たくなるよう
 な気持ちにさせてくれますよ(*^o^*)
 
挿入歌『やさしさに包まれたなら』[4話]
 歌:坂本真綾
 この曲もOVAのOP曲で使われてた名曲ですね♪
 この曲を朝聴くととってもテンションが上がる元気をくれるお気に入りのナンバーです(*^-^)
 
※「たまゆら-hitotose-」ボーカルアルバム12/28発売♪
 
 
評価は全話視聴後に採点させて頂きます♪
 
2011.10.08・第一の手記
2011.11.06・第二の手記(追記:■MUSIC)
2011.12.24・第三の手記(追記:■キャスティングについて、■総評、■ひとり言(# ̄З ̄) ブツブツ)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 80
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

幸せのおすそ分け・・・なので  【ねこ's満足度:88pts】

”安芸の小京都”竹原を舞台とした、女子高生達の日常を描く心温まる優しい物語。
ARIA等でお馴染みの佐藤順一監督による、待望の”たまゆら”TVアニメ版です。

先に発表されたOVA(全4話)を観ていなくても十分楽しめますが、
お話は繋がっているので、これから視聴される方は是非そちらを先にご覧ください。

テーマは「人と人との繋がり」。
家族がいて、友達がいて、町のひとたちがいて・・・。
心はきっと通じ合う。伝えられる。そしてその繋がりは幸せなキモチをも運んでくれる。
そんな監督からの素敵なメッセージが、色々な形で各話に散りばめられています。

メインキャラはOVAから引き続き、楓(ふう)・かおり・のりえ・麻音(まおん)の4人。
OVAでは主に、楓と亡くなったお父さんとの思い出を中心に物語が進行していましたが、
今作では4人全員にしっかりとスポットをあて、お互いの友情やそれぞれの家族との絆を通し、
彼女たちが緩やかだけど力強く成長していく様を、優しく柔らかく描いています。

当たり前の日常にある当たり前の幸せやそのありがたみ。
佐藤監督の作品を観ると、本当に大切なものってなんだろう?っていつも考えさせられます。
おかげで今回も全話通してほぼウル②しっぱなしでした。まったくやってくれるぜ!ジュミス!(笑)。

あと、個人的に何度観ても感動してしまうのはEDです。
OPEDともに”写真”が登場するんですが、OPはヒロイン楓が撮ったもの。
そして、EDは亡くなったお父さんが、楓が生まれてから自身が亡くなるまでに撮ったと思われるものです。
愛娘を撮ったその写真からは、親の溢れんばかりの愛情が感じられ暖かい気持ちになれるのと同時に、
娘の成長を見届ける事ができなかった父の無念さも伝わってくるようで、切なさで胸がいっぱいになります。中島愛さんの歌う『神様のいたずら』との相乗効果で、涙腺は常に決壊気味でした。

ホントに・・・やってくれるぜ!ジュミス!(笑)。


-以下各話簡単メモ&採点-
{netabare}
1話90点 中学生時代のエピソード。ちひろちゃんにもらい泣き。いい子や~。
2話95点 お泊り回。さよみお姉ちゃんのセリフに涙が・・・。
3話85点 のりえ&お食事回。相手を想い気遣う心は最高の隠し味。
4話85点 まおん回。娘を想う親心に感動。両親のcvはまさかのあの人たち!
5話85点 ちひろ回。相変わらずの泣き虫さんwどこにいたって友達は友達。繋がっている。
6話90点
◇Aパート 回想(幼稚園時)。伝えようとする想い。伝わる想い。のりえちゃんは昔から変わらない・・・w
◇Bパート 回想(中学生時)。のりえとまおん、正反対な二人の気持ちが繋がった瞬間。
7話95点 天国へのメッセージ。必ず届く。見ててくれてる。想いの強さの分だけきっと・・・。
8話85点 『行き先のない切符』。夢に迷い夢に傷つき、それでもこの町は変わらず優しく包んでくれる。
9話80点
◇Aパート まさかのももねこ様回w可愛いけどちょっと・・・。まぁ監督の趣味ということでw
◇Bパート 辛い失恋。それでも大切なひとがいる。繋がってる。だから前を向ける。輝ける。
10話85点 かおたん回。焦らず今できることを全力で。最終話に繋がるエピソード、てか終わっちゃイヤ!
11話90点 まおん回。今あるのはみんなのおかげ。だから頑張れる。絆の強さとその素晴らしさ。
12話90点 さよなら竹原。また会う日まで。その時は言わせてください。「おかえりなさい」と。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 83

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

~春風駘蕩~

いま目の前にある宝物は 時が経てば消えてしまうけど
  カメラで写真に残したら 大切な宝物の瞬間にいつでも言える
                            おかえりなさい――――――


何気ない日常のなかで夢がふわふわして固まらない主人公たちがそれぞれの夢を見つけていく物語。
とても優しくて暖かい気持ちで満たされる作品です。
穏やかな日々に包まれた小さな幸せを風景の中からも感じとることができました。
観ていると心が落ち着いて、時間がゆっくりと流れていくような感覚になり…
そして時々ふと切なく感じて涙が溢れてしまうのもこの作品の魅力です♪

作中では、主人公の趣味がカメラということもあり主人公や周りの人物が撮った様々な写真が出てきます。そしてその一枚一枚から流れていく時間や込められた想いが伝わってきました。
『時が経てば二度と手が届かなくなるから、だから残しておきたい宝物』
写真の素晴らしさや楽しさ、感動に「たまゆら」を通じて触れることができました。

また音楽はOP、ED、そして挿入歌、どれもとても素晴らしく心に沁みる曲ばかりです。
OP曲「おかえりなさい」
 ・・・おかえりなさい 思い出に 振り向くのも 変わることも 弱さじゃない・・・
 作詞を坂本真綾さん、作曲を松任谷由実さんがするという形で作られた楽曲。
 耳に残るメロディと優しく暖かい歌詞が印象的でした!
ED曲「神様のいたずら」
 ・・・神様は時々いたずらする いちばん大切なものだけを
    どこかに置き去りにさせて ぼくたちを大人にするんだ・・・
 聴くだけでうっかり涙ぐんでしまうようなとても癒される楽曲。
 たまゆらという作品の情景を切り取ったような歌詞も素晴らしかったです。

この作品を観終わっていつもの景色が少しだけ違って見えてくるようになりました。
毎日通る道も、毎日見上げる空も、よく見ると何気ない日常もいつもちょっとずつ違った顔をしていて…
それってなんだかとっても素敵なことですね!


夕陽を眺めて、星を見上げて、心が癒されるようにこの作品もまた自然と心を癒してくれます。
本当に心地よくていつまでもこの雰囲気を味わっていたいと思える作品でした。
少し疲れたなぁってとき、行き先に迷ってしまって立ち止まりたいなぁってとき
そんなときにぴったりのアニメだと思います。

『夢の途中にいると、迷ったり悩んだりして気がつかないかもしれないけれど
 でもほんとはね 誰の目にも眩しいくらいにみんなとっても輝いてる・・・』

癒されるだけではなくて、観た人を前向きな気持ちにさせてくれるような…そんな作品なので♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 79

80.8 22 癒しでほのぼのなアニメランキング22位
侵略!イカ娘(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2048)
10004人が棚に入れました
海洋汚染を続けてきた人類を侵略するために地上にやってきたイカ娘。しかし最初の拠点として目をつけた海の家すら制圧できず、挙句にそこで働かされるはめに。果たしてイカ娘が人類侵略を達成する日は来るのだろうか。

声優・キャラクター
金元寿子、藤村歩、田中理恵、大谷美貴、伊藤かな恵、中村悠一、榎あづさ、生天目仁美、小山力也、川澄綾子、菊池こころ

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Q質問 A解答 T突っ込み

Q1、このアニメを見て思ったことをいってください

A1、侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!イカ娘!

T1、ごめん質問した俺が馬鹿だった。しかも侵略の部分6回だしw

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Q2、最後にこのアニメはお勧めですか?

A2、神アニメ!!!!

t2、さっきの事まるで忘れてるしw
  皆さん最後まで見てくれてありがとうございます^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

気軽に観たいほのぼのコメディです(。・ρ・)o━<コ:彡

■イカ娘ちゃんの魅力をちょっとだけ紹介です(*^o^*)
人類侵略を目指して海から地上へ上がってきたイカ娘ちゃん!
侵略拠点として最初に目を付けたのが「海の家れもん」だったのですけど・・・
良かったのか?悪かったのか?ミイラ取りがミイラになっちゃいましたね≧(´▽`)≦アハハハ
れもんで働く千鶴と栄子には逆らっちゃダメなのですよ・・・
そんなんで、いきなり働かされることになったイカ娘ちゃんなのでした!
そもそも人類を1000人と思っていたイカちゃんって可愛いすぎなのです♪

そんな世間しらずで常識はずれのイカ娘ちゃんが真剣に侵略しようとする姿が楽しくて、思わず笑ってしまいます♪
とっても表情豊かなイカ娘ちゃんですけど、口癖の方も強力で「○○じゃなイカ」とか「○○でゲソ」ってとっても耳に残りますね(゚-゚*)(。。*)ウンウン
思わずうつってしまう程に影響力抜群なのです♪
そんなイカ娘ちゃんが人の温かみに触れ、人と少しずつ馴染んでいく姿が愛らしいのです(*^-^)
イカ娘ちゃんの魅力に侵略されること間違いないですね♪


■総評
徹底したイカ娘ちゃんありきの作品作りが功を奏したのか、安定感抜群でブレがなく最後まで楽しく、ほのぼのした雰囲気を堪能することが出来ました♪
監督の水島努さんは、「クレヨンしんちゃん」で育ってきたような方なので、ちょっと憎まれ口をたたく様なキャラの扱いがうまいのかもしれませんねヽ( ゚ 3゚)ノ

2期の方も過度な期待はせずに、気軽に楽しんで観れたらいいなって思ってます♪


■MUSIC♫
OP曲『侵略ノススメ☆』
 【歌】ULTRA-PRISM with イカ娘(金元寿子)
 イカ娘ちゃんをイメージしたインパクト大のキャラソンですね♪
 脳内にイカ娘ちゃんが侵略してくるんじゃなイカ~~~~くコ:彡

ED曲『メタメリズム』
 【歌】長月早苗(伊藤かな恵)
 かな恵ちゃんの誕生日に発売となった自身2枚目のとなる2ndシングル♪
 ましろ色シンフォニーの「水彩キャンディー」のmarbleが編曲を担当してるのですよ♪
 仲間との出逢いを歌った歌詞をあどけなさを感じる歌声でしっとり歌ってくれてます(^_^)


2011.09.09・第一の手記
2012.01.12・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 62

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

イカ娘(CV金元寿子)の可愛さを愛でるアニメ

海からやってきたイカ娘(CV金元寿子)が人類を侵略するアニメ-と書くと恐ろしそうなアニメですが、実際はイカ娘が海の家で働かされるアニメと言っても過言ではありませんね。本当は侵略しに来たはずなのに海の家れもんで相沢栄子と相沢千鶴に主にこき使われています。

イカ娘と相沢姉妹やバイトの斉藤渚、栄子の同級生、長月早苗との日常を描いています。これも日常系ギャグアニメに入るのかな?
キャラも良くてイカ娘の語尾の「~じゃなイカ」や「~でゲソ」が流行っていたでゲソ。
これを読んでいる人類もイカ娘を見るでゲソ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 46

82.8 23 癒しでほのぼのなアニメランキング23位
フルーツバスケット [スタジオディーン版](TVアニメ動画)

2001年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (886)
4974人が棚に入れました
わけあってテントで一人暮らしをしていた元気な女子高生・主人公「本田透」は、ひょんな事から同級生にして、全女子生徒のアイドル、草摩由希の家に住み込むことになる。
由希と保護者役の草摩紫呉が暮らす、一見なんの変哲も無い普通の家庭の草摩家。実はこの草摩家には隠された重大な秘密があった…。異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという十二支の呪いにかかっているという秘密が!?由希は鼠に、紫呉は犬に、転がり込んできた、いとこの夾は猫に…。
一癖も二癖もある草摩の一族の人々に囲まれながら、透のちょっと不思議で刺激的な生活が始まる。次々と現れる十二支の物の怪に取り付かれた個性あふれる草摩家メンバーたちと、透とのふれあい、透のあるがままを受け入れる前向きな性格と、不器用だけど優しい眼差しは固く閉ざされた草摩家の人々の心を少しずつ変えていくのだった…。

声優・キャラクター
堀江由衣、久川綾、関智一、置鮎龍太郎、今井由香、安原麗子、三石琴乃、齋藤彩夏、井上和彦

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あなたを想ってくれている人が・・・きっといる  【ねこ's満足度:96pts】

名作中の名作☆
わたしにとっての「人生のバイブル」と言ってもいいくらいに大好きな、
ちょっと不思議でとってもステキなハートウォーミングな物語です。

ヒロインの透は心優しい天真爛漫な女子高生。
彼女は、ひょんなことからクラスメイト由希の住む草摩家に同居することになります。
ところがその草摩家には十二支の呪いという哀しい秘密が・・・。
彼らはその秘密により、幼い頃から同族にさえも差別をされ心を閉ざしてきました。
しかし透はそのすべてを知った上で、決して彼らを色眼鏡で見ようとせず、
それどころか彼らをもっと理解しようと積極的に草摩家の人達に接していきます。
果たして透は凍ってしまった彼らの心を溶かすことができるのでしょうか。
1話から涙腺ホロホロ。毎話感動的なお話の連続です。

この作品の最大の魅力は「言葉」。たかが言葉と馬鹿にしてはいけません。
人は欲しい時に欲しい言葉を投げ掛けてくれる人に心から癒されるものです。
草摩家の人達にとってそれをくれたのが透。
透にとってそれをくれたのは親友や草摩家の人達。
そして、透に生きる道筋を示してくれたのも、亡くなった母の言葉だったのです。
作中次々と発せられる言葉の温かさは、観てるわたしの心までも癒してくれました。

音楽はOPEDいずれも岡崎律子さんが担当。
心の琴線に触れるその優しい歌声は、聴けば聴くほど心に染み渡ります。
少女漫画アニメだと敬遠するにはあまりにもったいない。
幸せの価値観を考えさせてくれるとても素晴らしい作品だと、そう思います。

※オマケ※
ちなみに原作はもっとも~っと長く続きますよ~。
気になる方は漫画の方も是非チェックしてみてくださいね☆

投稿 : 2024/11/23
♥ : 71
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やさしくなりたい

制作はスタジオディーンで原作は少女漫画です。
ジャンルはラブコメ・ファンタジーです。


本田透は唯一の家族であった母親を亡くし、一人テントで生活していた。
彼女は土砂災害でテントを失い、それがきっかけで学校中の人気者である草摩由希が住む家に居候することになる。
居候してすぐ、透は草摩一族の秘密を知ることになる。
彼らは異性に抱きつかれると、取りつかれた十二支の獣になってしまうのだった。


「もっとも売れている少女漫画」として有名な作品。
草摩家一人一人のドラマに意外と深みがあり、一話あたりの内容がとても濃いですね。
ギャグ回かと思っていたら、後半で一気にシリアス回になったりするので油断ができないw
ギャグも一級品でそこまで作品の古さは感じませんでした。
でも演出とかはかなりベタだったりします。
男性の顔がキラキラするのは少女漫画仕様。

本作の一番の特徴は、主人公である透の凄まじい優しさ。
こんなに素晴らしい人格者がいるの?と疑問に思ったりもしましたが、終始聖人なので途中から全然気にならなくなりました。
とても魅力的な主人公です。
ニヤニヤが止まらない。

その他友人、草摩家の一族も濃いキャラ揃いです。
個人的には草摩綾女、草摩はとり、草摩紅葉あたりが好きでした。
はとりの回である8話、紅葉の回である15話は普通に泣いた。
綾女は{netabare}「この僕に欲情すればいい!!」{/netabare}のセリフで不覚にもツボってしまいましたw


当初は秘密の設定が大したことでもないなと思っていた自分がいました。
しかし話が進むうちに、秘密がどれほど重いものだったのかひしひしと感じました。

アニメではデフォルメされていてかわいいですけど、その人に近しい人たち(愛情を注ぐ人たち)はいったい秘密をどう思うか?
まあ、だいたいどうなるかは分かりますよねえ。
それに気づかずに見ていた私は大馬鹿野郎です。

「過去の記憶」も重要な要素として関わってきます。
正直、泣けた理由はここにありますね。
「思い出が残っている方がつらい」とはよく言ったものです。


本作の良いところは優しさの輪が広がっているところ。
透は母親・友人から救われ、草摩家を救っていく。
だんだんと広がっていく優しさで、誰もが救われていく。
心に響く名言揃いなのも良いですね。

難点はやはり作画でしょう。
ちょっと絵柄も古いし、少女漫画チックだし、あまり動きもないしで見始めは少々きついかも。
でも男性でも見れるはず。
ちょいちょいBL臭がするのを笑い飛ばせればねw


総括して、まさかここまで感動してしまうとは思いもしませんでした。
原作未完の割に、〆方も違和感なく良かったです。
むしろ感動したくらいです。
人の優しさを感じることができる素敵な作品だと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 66

sasayu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

涙腺ボロボロ

透は心優しい女子高生。

               /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.l:.:、:.:|:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ
            //:.:.:.:./:.:./:/ |:.:.|:.、:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.l|:.:.:.:ト!
              |:|!:.:.:.:.:!:.:.|:/  !:.:|:.:l:.:.:._l:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.||:.:.:ノ|
              |ハ:.:.:.:.:|:.:.|’| ̄ !:.:ト、\:.:.:.|l`ヽ|:.:.:|:.:/l:/ハ
              l! ヽ:.:.:.l:.:.l:|  ヽl  ヽ=≠-、:.l|:.:.:|//彡/:|\
              \:|:.:.|=-‐    トしrハ|:.:ノ|/! |´|:.:|:.:.:ヽ
                 i`:.l     ,     ー‐’ ,’:.:.:.:トノ:!:.:l:.:|:.|:.l!|
  禁則事項ですっ★     |:ノ:.\iヽ ー‐    /:.:.:.:/:|:.:.:.|:.:|:.:lソレ’
               //:.:.:.l「| ト、__,.. ィ/:.:.:.:斗-!:.:.:|:.:.:.:.ヽ
               /:.:/:.:.:./l/ ノ,へ ! /:.:./   \l:.:.:.:.:.:.’,
             /:.:.:/:.:.:./|/ ’ー-ri /:.:.:.:/  ,    |ヽ:.:.:.:.:.:’,
           /:.:.:.:.ノ!:.:./ !  二j´ /:.:.:.:/ /       l:.:.\:.:.:.:.’,
          /:.:.:.:.:.:/ ∨ノ/  ,rノー|:.:/ノ´_,,. -‐  /!:.:.:.:.:ヽ:.:.:l
          !:.:.:.:/_, -‐’ .〉 ,ィ´ ̄l:/ ’´       /:.|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:|


私透の一つ一つの言葉にとても感動します。
とても透の言葉わ重みがあってすごいです。

全話号泣です。
是非見てください

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

76.9 24 癒しでほのぼのなアニメランキング24位
夏目友人帳 伍(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (667)
3555人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。彼は、祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた契約書の束である「友人帳」を
継いで以来、自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪たちに名を返す日々。
夏目は、さまざまな妖怪や心優しい人たちと出会い、あたたかな場所を築いていく中で、人と妖、大切なものの守り方について想いを巡らせていく……。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、沢城みゆき、佐藤利奈、木村良平、菅沼久義、伊藤美紀、伊藤栄次、諏訪部順一
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人と妖。もともと触れ合わなければ、思いを残すことなんかなかったのに。」

人気シリーズ・夏目友人帳5期。

1話完結のお話が多いので
シリーズの途中からの視聴でも問題はありませんが、

1期から観ないのはもったいないと、
個人的には思います。笑

私は夏目友人帳シリーズが大好きなので、
アニメ制作が長く続いてとても嬉しいです♪

5期は全11話+特別編「一夜盃」「遊戯の宴」です。


● ストーリー
霊力が強く、
妖の類が見える高校生・夏目貴志(なつめ たかし)。

祖母・夏目レイコの遺品にあった「友人帳(ゆうじんちょう)」には、
妖の名が束ねられていた。

強い力を持つ友人帳。

それを他の妖から守るにゃんこ先生と共に過ごしながら、
夏目は妖たちに名を返すことを決意する。


この作品はとにかく「優しくて温かい」。

それは、

主人公の夏目自身の、

誰かを想う気持ちを持った妖たちの、

夏目の周りにいる人たちの、

みんなの優しい気持ちが
至る所で痛いほど伝わってくるから。

相変わらず1話完結のクオリティの高さが半端ない。
心の涙腺崩壊しまくりです(´;ω;`)

登場人物たちの誰かを想う優しさに、
心が強く揺さぶられる。

“感動”という言葉では弱いの。
この気持ちを言葉にできないもどかしさ…!

心の奥底で求め続けながらも、
滅多に満たされる事のない気持ち。

それを、この作品では満たし続けてくれます。

各話のエピソードや名言を振り返っていると、
それだけでまた泣けてくるよ…(´;ω;`)


≪ 妖と人 ≫

夏目のように
妖が見える人は少ない。

だけど時に偶然が、
人と妖を引き合わせてしまうことがある。

しかしそれは本当に気まぐれな出来事で、
何度も起きることはなく…。

一度つながってしまった絆は、
自分ではどうしようもなく妖たちの身を絡めとる。

自分には見えているのに、語り続けているのに、
届かない声と気持ち。

そんな妖の切ない気持ちと、
見えないけれど想いに答えようとする人の優しさに、

何度うるっときたか(´;ω;`)

特に2話の、
雨の日のバス停のタオルの話が好きでした。


≪ 人と人 ≫

幼い頃から妖が見えることで、
いろいろと苦労をしてきた夏目。

今は優しい藤原夫妻に引き取られ、
友人にも恵まれ、幸せな日々。

夏目と、夏目の周りの優しい人たちとの関係にもまた涙(´;ω;`)

特に10話が神回。

夏目と出会う前の藤原夫妻のお話も、
日々の中で感じる気持ちを丁寧に拾っていく塔子(とうこ)さんの魅力も、
もう全部素敵だった!!

この作品の主人公は夏目ですが、
変わらない温かさと安心感の源は塔子さんな気がします。

夏目も十分優しくて魅力的な主人公なのだけど、
塔子さんが強すぎるのよ。笑


● 音楽
【 OP「タカラバコ」/ ササノマリイ 】

またぴったりなアーティストを見つけてきましたね。笑

優しい歌声がこの作品の雰囲気とよく合っています♪
EDと比べると明るめな曲。

いい感じです♪


【 ED「茜さす」/ Aimer 】

このEDが、やばい。
夏目友人帳の本気を感じました。笑

感動的なストーリーと余韻
 ↓
イントロ

の連携プレーが強すぎて、
イントロによってより感動が増幅されていました。

特に、切ない話の後には
壊滅的に心に沁みる曲でした(´;ω;`)

映像は秋でした。


● まとめ
これまでと比べると威力が弱まったと感じるエピソードもありましたが、
全体としては、やはりこの作品が持つ力はすごいです。

優しさとは何か、
人が人を想う気持ちとは何か、
“愛”とは何か…。

その答えが、
この作品には詰まっている気がします。

辛い経験をした人は、
誰かに優しくなれる人でもある。

優しさに気付き、
心から感謝できる人である。

普通の毎日にささやかな幸せを感じられる人である。

夏目は、
きっとそんな人。



「阿呆なのは我らか。
 いつか散るとわかっていても性懲りもなく、見入ってしまうのだから。」

{netabare} 人の命は儚く、あっけない。

だから美しいなんて、残された者には思えない。
ただただ、受け入れたくなくて、寂しくて。

厳しい言葉にも見守る笑顔にも、たくさん支えられていました。
これまでと変わらない笑顔で、どうかお幸せに。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人とは・・・<追記;一夜盃><追記;遊戯の宴>

帰ってきた夏目友人帳。
久しぶりの続編再開です。
私の場合、初めてのリアルタイム視聴となりました。

良きにつけ悪きにつけ、等身大の夏目友人帳。
物語の進展はほぼ無く、これまでの期よりは感動要素が少なめです。
話数も11話と控え目、中途でニャンコ先生特別編が入っています。

妖怪に息の根を止められそうになっても夏目は飄々ですね。
そして用心棒ニャンコ先生がマイペースに大活躍。
正義のヒーローニャンコ先生なのです。

いつもの癒しのBGMがまた素晴らしい。
風景描写も水彩画の如し。
ノスタルジックとはまさにこのことです。

最終話「儚き者へ」
{netabare}悠久の自然の摂理の中で人はなんて弱くて小さい存在。
ちょっと風が吹けば折れる、ちょっと地が揺れれば壊れる。
それでも、与えられた生の中で懸命に生きる。
それが、人に課せられた使命なんでしょう。
夏目友人帳の底流を流れる優しい思想。
いつも感銘を受けます。{/netabare}

<追記;一夜盃>
{netabare}あれ、こんな未放送版があったとは。
ここにもまた夏目友人帳の風景が。

儚きものを紡ぎ出す妖夫婦のお話。
悠久の時を生きる妖にも終わりは静かに訪れるもの。
一夜盃の儚さも手伝って感傷的な気持ちになります。

人間界もズームアウト的に俯瞰すると真実が見えてくる。
そんな気がします。{/netabare}

<追記;遊戯の宴>
{netabare}廃屋に紛れ込んだ夏目。
かくれんぼに巻き込まれ眠れない。
そこでとった手段は・・・
おまけらしく他愛もない話でした。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 48
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人に頼る事で繋がる絆を知りつつある夏目の姿があった

4年ぶりに復活のテレビシリーズ「夏目友人帳」の第5期に当たる作品です。

今回のシリーズでは4期に続き、人と妖怪の関わりもさる事ながら、人と人との心の距離を描く事に重きを置いている印象を受けました。シリーズお馴染みの妖怪に名前を返すシーンが描かれるお話も今期ではただ1話のみとなっています。

1期から続く夏目と田沼君の、不器用さありありの距離感は相変らずままですが、今期1話の夏目の台詞、「いや、聞いてくれ」には彼の大きな成長の片鱗が見て取れました。

優しい人は大切に思っている人への思いやりから、その人に頼るという事を嫌煙しがちで、悩みを自分の内にのみ溜め込む傾向がありますが、頼られる立場の人間はそれを迷惑に思うどころか、喜びと思う事の方が多いのではないでしょうか? 私見ですが。異性からでも同性からでも、人から頼られるという事以上の喜びはそうそうあるものではないと私は思います。

愛の力は偉大(笑)なもので、自分の為だけなら大した事が出来なくとも、人の為と思えば普段の自分には出来ない事が出来てしまうという事は往々にしてあるものです。そんな覚えのある人なれば尚更の事、たまには逆の立場に立って、人を信じて頼ってみる事も必要なのでは無いでしょうか? それは相手にこちらの友愛を示すと同時に弱点を晒す行為でもあります。それ故に照れくさかったり、怖かったりで踏み切るのがなかなか難しいのですが‥創作物で描かれがちな完璧過ぎる思いやりや、理想的な反応が返って来るとは限りませんが、あなたの信じるその人ならば、きっと何らかの助け舟を出してくれる事でしょう。

実の両親では無いという理由から生じる遠慮も手伝って、夏目は未だに塔子さんと滋さんに自身の抱えている妖怪に関する悩みを話す事が出来ませんが、私は今後少しずつでも、それらの悩みを夏目が2人に打ち明けていく展開があればいいなと思います。見える者と見えない者、決して埋める事の出来ない視野の隔たりがあるゆえ、直接手を差し伸べる事は出来ないとしても、両者間の心のわだかまりがいくらかでも減り、少しは心が軽くなると思うので‥。

夏目の危惧している様に、それは自身の抱えている問題に他者を巻き込む行為に他なりませんが、大切な人たちにだからこそ、自らの持つ信頼を伝えて置く事は大事なのではないかと私は思います。まぁ、家族ならともかく、むやみやたらと人に頼るのは利己心の表れなのでダメなんですけど‥(汗)

大人は子供よりかはいくらかずる賢いので、打算的になったり、体裁を気にしたり、卑屈に振舞う事が多い生き物ですが、生来ヒトの持ち得る利他的精神を強く成長させている大人も少なからずいます。そんな大人達は年若い人達が頼ってくれる事を心待ちにしているものです。(と思います。)

甘ちゃんな考えかもしれませんが、そうして人と人とが互いの悩みや秘密をちょっとずつでも打ち明け合い、支え合って生きていければ、大抵の困難は乗り越えられるのでは?‥とか思う事はあります。心優しい人たちが手を取り合って支え合う関係を築いてゆく‥奇麗事でも素晴らしい事だと思います。人は一人では生きてはいけないとは言いませんが、結構しんどいものでしょうから‥。

現実の話、田沼君みたいな同性の友人に優しくされ過ぎたら私だったら困ってしまいますが、それでも自分の事を気遣ってくれる人が一人でもいるっていう事は嬉しい事ですよね? もし異性だったら? 多分惚れちゃうのでしょう(笑)
{netabare}
3、4話は祓い屋関連の話、8話では的場さんと名取さんの過去の話も描かれます。4期の七瀬さんのお話の時にも感じましたが、事情が複雑に絡み合い、その結果見える、ただ一面だけが、七瀬さんや的場さんの、一見すると冷酷にも思える表層であるのだとしたら、彼女等もまた悩み傷付き選択している、自分を繕いながらも必死に生きている不器用な大人たちの一人と言えるのではないかと思われました。

私は出来ていない人間なので、他人の事情を良く知らずに、その人の行為や言動を持って、悩んだり疑ったりする事が度々ありますが、もしかしたらそんな事の多くは邪推で根っからの悪人というのはこの世にはいないのかも知れません。(だといいな‥)どんなに酷い行いにも何かしら原因があるものです。

10話は滋さんと塔子さんのお話。この二人の、奥ゆかしさの中からもしみじみと感じられる深い愛情と信頼を目にすると、結婚願望の薄い私ですら、ひと時の気の迷いの様な、羨望に似た感情が芽生えてしまいます。年を重ねても変わらずお互いを思いやれるお二方、とても素敵ですね。ひとりぼっちに見えたカラスに優しく話しかける塔子さんの姿も可愛らしかったです。うちの母も野良ねこさんに「ねこさん、ねこさん」って話しかける事ありますが、これについては微笑ましくもありますが、自分の母親なだけにちょっぴり恥ずかしくなる光景だったりして‥(笑)
{/netabare}
自ずと穏やかな気持ちで綴りたくなる、夏目とそのかたわらにいる人や妖怪、友人たちの優しさに満ちた、いつもと変わらぬ夏目友人帳なのでした。

蛇足に、特別編「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」を含めれば、これまでのシリーズよりも1話少ないだけですが、あっという間に終わってしまったという印象の第5期でした。もっと見たいな‥と思っていたら今年6期が公開される予定だそうですね。嬉しいお知らせでした。


※:5話でやっとタキさん登場ですよ。OPムービーには映像あったけれど、本編にはずっと登場せず、いつ姿を見せてくれるのか少しだけ心配だっただけにとても嬉しかったです。夏目の頼もしき理解者の一人ですからね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 35

72.0 25 癒しでほのぼのなアニメランキング25位
苺ましまろ(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (847)
3843人が棚に入れました
短大生の伸恵を中心に、その妹の千佳、その幼馴染の美羽、ご近所の茉莉。彼女たちはごく普通な、でもちょっとだけユニークな毎日を送っています。
ある日、いつもどおり、千佳の部屋にみんなが集合すると、伸恵は千佳や美羽、茉莉の写真を携帯で撮り始める。「明日は何の日だ?」という伸恵だが三人には何のことだかわからない。
すると伸江は興味のないように出かけてしまう。千佳、茉莉と公園で遊んでいるうちに、美羽が明日が伸恵の誕生日であることを思い出す。誕生日プレゼントに手作りの灰皿とメッセージカードを送ろうと、作り始める3人だったが…?

声優・キャラクター
生天目仁美、千葉紗子、折笠富美子、川澄綾子、能登麻美子

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

かわいいは、正義!

ロリコンアニメロリコンアニメと言われてますが
まったくもってその通りです
最初に言っておきます
原作者さん、アニメ制作者さん、その他この作品に携わった全ての人へ、ありがとう
これぞ萌えアニメ界のドン、ベストオブ萌えアニメです


といっても、健全でギャグ満載、好き嫌いなく見れるアニメだと思います
制作は童夢です
作画はブレないです、というか動き自体少ないのですが
タイミングが心地よく、キャラ同士のやりとりが面白く、見ていて笑えます
ノンビージーで突っ伏してる美羽なんかこのアニメの十八番ですよね
定期的に見返したくなるアニメ第一です
私自身、これで何巡目になるのか分からないくらい見てます

いわゆる日常系です、ですが、笑いどころ多くあり
キャラクターの可愛さ相まって、見入ること間違いなし
展開が単調、なのになぜか目が離せない、言い表せない魅力があるんですよね
キャッチコピーの「かわいいは正義」って素晴らしい言葉と思いませんか
友達が読んでた「キャッチコピーが面白いほど書ける本」ってのにこれが載ってて驚いた覚えありますが
正義論の行き着くところはこれですよね、正義なんてのは大人の都合より、子供の目にどう映るかが問題なんですよ
正義の主体は稚い子供、かわいいと衆目が一致する子供にこそあるんです、そうやって思うと、これを考えた書籍の編集者か誰かには感嘆のまなざしを向けたくなってきますね

OPが声優陣による「いちごコンプリート」
この曲がまた可愛いんですよ
歌詞も可愛い、曲も可愛い、歌声も可愛い、みんな可愛い
”素敵☆無敵☆完璧 ハイッ!”
あとOVAのOPですが「あっかん berry berry」も好きですね
”おーらい おーらい OK OK?”

声優は千葉紗子、折笠富美子、川澄綾子、能登麻美子
と神がかり的なキャスチング、垂涎です
美羽役の折笠さんはほんと適役ですね
「何すっとぼけてんの」とか「決まっとるしょ」とか、妙なイントネーションが全編を通して腹筋を小突きます
茉莉ちゃん役の川澄さんも良いなぁ
「おっきぃよぅ」は何度聞いても良い

非常に有名な「ぐぬぬ系コラ」の開祖であるこの作品
2話のコッポラちゃん以外にも、6話の笑いを堪える千佳ちゃんなど、
ゆるキャラ系に可愛さ表現においては、1位2位を争う高いレベルを維持してますね
それに服装も可愛いですね、これほど小学生ファッションに精通しているばらスィー氏は一体何者なんでしょうかね

美羽千佳ほど息のとれた漫才コンピもそうそういませんね、そしてネタも面白い
多くがボケ倒しのシュール漫才なんですが、無駄にツボっちゃいますね
アニメでは高校生から大学生に変更されてたのぶ姉ですが、
あれではまるで誘拐犯・・・
笹原ー、立ってろー

あと別口で語るべきは6話ですよね、この回は今まで見てきたアニメの中でも最上級に面白い
そりゃこんな面白さじゃアナちゃんも溶けるよね
美羽千佳の漫才列伝もそうだし、アナ茉莉コンビの掛け合いも見過ごせない
この回は単品でも十分お腹ふくれますね
なんといっても名言ラッシュ、
千佳の「ガチョ」や美羽の「あーん、あたし火照っちゃって~」やアナちゃんの「ぎんがえる・・・?」が生まれたのもこの回ですね


アニメはリアルタイム派ですか?それとも録画派ですか?
この苺ましまろは、放送事故があったことでも有名で
TBSのあのグダグダ感と、シュールさ、そして、録画派の嘆きは、今でも語り継がれています
まぁいろいろあった苺ましまろですが、出来は本物です
おすすめのアニメです

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20

- JIN - さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「みつどもえ」の対極にあるほのぼのとした微笑み

癒し系ほのぼのでありながらシュールで楽しく完走できました
ひだまりスケッチを小学生にしてゆっる~~くした作品でもありますね
興味を持っていただいた方へ参考になれば
全12話で全て一話完結されているので基本どこから見ても楽しめます
一つ見てみればどの回でも問題なく作品の特徴と魅力が掴めますので
それでご自身の好みに合うかご判断いただけたらと思います
.
2話で転校してくる「アナちゃん」はイギリス人の容姿でありながら
英語が使えないという設定だけは基本情報として抑えててくださいな
.
一歩間違えればダラダラになりそうなネタでも絶妙な会話テンポや
カット割りによって心地よさとクスッとくる笑いに変えてくれました
肩の力を抜いて湯船に浸かっているような癒し効果がありますよ!
※ただし効能には個人差があります
.
結論:「かわいいは、正義!」に納得せざるを得ない

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

もぎたて果実の収穫祭 甘くて酸っぱいイチゴです  【ねこ's満足度:90pts】

元気いっぱいな小学生、千佳・美羽・茉莉・アナの4人と、
なんだかんだで面倒見のいい千佳の姉・伸恵の日常を描いたほのぼのアニメ。

日常系の作品は数あれど、可愛らしさからくる癒しにおいて、この作品の右に出るものはありません。
まさに”かわいいは正義!”。このキャッチフレーズを考えた人は天才ですね。

ちょっとしたことで泣いて笑って喜んで。描かれてるのは等身大の小学生たち。
洋服も可愛いし、ぼーっと観てるだけでもかなり癒される作品です。
そんな中、この作品に”面白い”という要素を加えてるのが美羽という存在。
彼女が画面狭しと暴れ回ることによって、周りのキャラもより輝きを増します。

正直実際付き合うとしたらかなり難しい(笑)。そのくらい突出したウザキャラです。
でもたぶんみんな(特に伸恵と千佳)美羽の本質をわかってるんです。だからいつも一緒にいられる。
それがよく分かるのが、個人的にも一番好きな回である5話。
なんだいい子だな~カワイイな~なんて思いながら・・・。
それでも最後にオチをつける辺りはさすがの美羽でした。

一方でそんな子供たちと一緒にグダ②しながら、ときに優しく見守ってるのが女子大生の伸恵。
彼女も美羽と同様に、お話の中ではかなり重要なポジションにいます。(ロリ百合だけどw)
同じ景色を見ていても、同じ事をしていても、やっぱり子供たちと感じ方が違う。
違う目線のキャラがひとりいることにより、子供たちの純粋さがより際立つ、そんな感じがしました。

あと、すっごく面白いのに見終わった後、妙に寂しくなるのもこの作品の特徴。
あれ?自分はいつから大人になっちゃったんだろ?いつから子供じゃなくなっちゃったんだろ?って。
やたら優しいEDの映像と歌声のせいで、余計そんな気分に浸ってしまいます。

楽しくて面白くて癒されて、不思議とちょっぴり切ない。日常系の傑作です。
それとささづか君の不憫さにいつも泣ける・・・(笑)。それだけに最終話の逆転劇は最高!(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 43
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