現実逃避で戦闘なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの現実逃避で戦闘な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月03日の時点で一番の現実逃避で戦闘なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.9 1 現実逃避で戦闘なアニメランキング1位
CHAOS;HEAD カオスヘッド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (1161)
5672人が棚に入れました
現代の東京・渋谷で俗に「ニュージェネレーションの狂気」と呼ばれる不可解で猟奇的な事件が連続して発生する中、渋谷在住の高校生で引きこもり寸前の生活を送るオタク少年、西條拓巳はインターネットのチャットで「将軍」と名乗る人物が掲載した次のニュージェネの事件を顕示させるような残酷な画像を目撃する。翌日、拓巳は「将軍」と名乗る人物の発言通りの凄惨な現場に遭遇。同時に事件に関わりのある少女達が次々と拓巳の前に現れ、渋谷で起こる数々の猟奇事件に巻き込まれてゆく…。その際、拓巳の"妄想"が事件のキーワードとなる。

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

その目、だれの目

序盤の展開は他の作品にはない「ホラーサスペンス」
・サスペンスホラーと王道が好き。
・異色作・中二病とか嫌いじゃない
など視聴者の好みにより極端に評価が変わりそう。
個人的にこういった中二病的アニメで設定もシナリオも好物

「ひぐらし」のような狂気を受け、確実に事件の中心に向かう引きこもりオタク主人公。
ここの展開が面白く「目撃した殺人事件の犯人が学校の隣の席に座るが見に覚えがない」や、「多重人格を疑われたり」など序盤は次に何が起こるかわからない緊張感があり1話ごとの濃さが尋常じゃない。

現実と妄想が酷い主人公ですが、後半はもっと展開が読めなかった。
王道的展開だけど、前半で複線もあったけど、「まともじゃない設定」でミスリード?かと疑ったけどそこに行き着くのかと驚かされた。

ただ「本筋に惹かれない」「展開に乗り遅れた」など1話ごとに濃さが強い作品なので、「電波作品」「設定で片付けるご都合アニメ」と揶揄されてもおかしくない作品。
毎話ごとに超展開が終盤まで続き振り落とされなければ、「妄想」に答えが収束するいいストーリーだと思います。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 11
ネタバレ

@ちゃんねらー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シュタインズゲートから見てしまった・・・

シュタインズゲートから一年前の世界だからこちらから見るべきなのに先にシュタインズゲートから見てしまった・・・。
と後悔したのだが前半の一話一話がその後の展開や設定の予想がつかない感じはシュタインズゲートと似ていて面白いと思います。
{netabare}特に11話にタクが妄想から生まれた存在だという予想外な展開はとても好きです。{/netabare}
でも主人公は少し狂い過ぎている感じがしてシュタインズゲートの岡部と比べるとイマイチかな・・・・。
あと欠点はかなりあり、突っ込み所満載で説明不足な所もたくさんあるのでダメな人はダメかも・・・。
ゲームの方が面白いらしいので今度やりたいと思います。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 8

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハードSF科学アドベンチャー…〝妄想"オタクに強行着陸!?

ニトロプラス原作の〝妄想科学アドベンチャー"ゲームは体験版で挫折w

その主たる原因となった主人公の痛々しい〝妄想"オタクぶり。
加えてエロではなくグロで18禁を勝ち取った出血ぶりは、
やや抑えられたとは言え、アニメ版でも健在であるらしい…。

そんなこんなで興味を持ちつつも5年以上ズルズルと機会を逸し続け、
最近になって続編『カオスチャイルド』が自分の持っている
ゲーム機でも移植されることが決まり、
俺もいい加減、覚悟を決めて〝妄想"しようと
ようやくこのアニメ版で〝妄想"を逞しくした次第w

それにしても主人公声優さんの熱演ぶりは凄いですねw
本能に忠実に〝妄想"ワールドが広がっていく様は真に痛々しいです(苦笑)
何より共感できなくても何を言っているか、
大体分かってしまう自分のオタク度が痛い(苦笑)

その〝妄想"オタクパワーでダメージを受けた、
視聴者の叫びがここ、あにこれにも、こだましていますw

ただその〝妄想"という着眼こそが本作を面白くしているポイントでもあります。
かなり真面目なSF設定を、萌えがはびこる二次元世界に翻訳するため、
具現化する〝妄想"をサービスシーンも絡めて上手く絵にしています。

この辺りは原作ニトロプラスは相変わらず、
ハードな要素を二次元に落とし込む技術に長けた、
最強のローカライズ(翻訳)集団だと改めて感じます。

あくまで〝妄想"でなければなりませんでした。
これが想像力を形にするとか、超能力とかでは味気なかったし、
何より主人公少年の萌え、エロ方面へのポジティブシンキングの具現化は、
〝妄想"でなければ許されなかったと思いますw

そしていつの間にか本格SFに橋渡しされた後、
価値観を揺さぶられた末、見えた風景はお見事。
軽く人生観を変えられるエネルギーがあります。

ですから、オタクの〝妄想"に脳をヤラれそうになっても、
何とか凌ぎ切って、最後まで辿り着いて欲しいです。

若者の街〝渋谷"という言葉の響き…。
そして何より空の青さが違って見える、
貴重な人生経験となるはずです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 16

63.4 2 現実逃避で戦闘なアニメランキング2位
Caligula -カリギュラ-(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (180)
668人が棚に入れました
「理想(きみ)を壊して、現実(地獄)へ帰る――。」


街中に響き渡る美しい歌声。
絶大な人気を誇るアイドル「μ」に見守られるように、
この街では穏やかな日常が流れてゆく。

式島律は、宮比市立吉志舞高校の1年生。
スポーツに勉強そして友達にも恵まれ、
青春真っ只中の充実した高校生活を送っていた。

時は経ち、2年生として迎えた入学式。
新入生代表として壇上に上がった少年は、
本来そこにいることがありえない人物で――

声優・キャラクター
沢城千春、上田麗奈、武内駿輔、梅原裕一郎、細谷佳正、村川梨衣、小澤亜李、高橋李依、田中美海、渕上舞、下田麻美、蒼井翔太、新田恵海、花守ゆみり、中村繪里子、斉藤壮馬、内田雄馬、大坪由佳
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作ゲームからテーマを据え置きシナリオを再構築したみたい(未プレイですが)

2018年春アニメ。全12話。
ゲーム原作、未プレイです。アニメのシリーズ構成待田堂子さんで興味が湧いて視聴。

1話が入り組んでいてとっつきにくいですが、最終話まできちんと考えて作られていて私は好きです。
シリアスとギャグのバランスも上手かったと思いますし、最低限の情報を断片的に挿入しているためわかりにくいですが、二周目では理解できて楽しかったです。

作画はちょっと大変そう。原作ゲームのデザインが細かいので仕方ない面もあるかな。
声優さんも若い印象のキャスティングが多かったけど良かったです。特に主人公の律がちょっと渋い声なのが好き。沢城千春さんの演技とても良かったです。
OP、EDともに曲もアニメーションも作風によく合っていました。μの挿入歌は独特で、歌や演技もバーチャルアイドルらしく甲高くかすれた発声をしています。…私はちょっと苦手かも。

【キャラクター】{netabare}
帰宅部のキャラクターの名前には音楽関係や楽器の漢字が使われてますね。デザインはティーンズ向けだけど、キャラクターが持つ悩みは社会人の方が共感できる事柄が多いかも。相当ドラマティックで深刻な悩みも、結構身近でリアルな悩みもありました。

律の心理学語りが好きじゃないって人結構いたのですね。まあわかる気はします。1話は私も「?」って感じでしたけどちょっと滑稽に描かれていて、別に律を格好良く描く気はないんだろうなと思って気にせず視聴しました。
気難しそうな笙悟も真面目だったりコミカルだったり、意外と愛嬌を感じる描き方がされていて個人的にはなかなか好き。他のメンバーも良かったです。
仮想世界では同じ高校生の姿ですが、メンバーの実年齢には開きがあって人間関係が見た目より多様だったのも良かった。メビウスの中で繋がった人と現実世界で出会うことはもう無いんでしょうけど、少しでもわかり合いたいという想いから、彼らは自分の心の裡をさらけ出します。まるで現実に戻る前の予行演習のようで、10話の暴露大会は結構好きなシーンです。

妖精みたいに小さなアリアがすごく可愛かったw八頭身の姿が少しだけしか見られなくて残念。
あとは、茉莉絵ちゃんが敵側なのをもう少しわかりやすく伏線張っておいてくれたらさらに良かったと思います。{/netabare}


【物語】{netabare}
ゲーム公式の説明を読むと、主人公(プレイヤー)は対象のキャラクターの友好度を上げてシナリオを進めていくようです。友情シミュレーションって感じかな?主人公はキャラクターの悩みを聞いたり解消する側なんだと思います。
カタルシスエフェクトでの戦闘はデジヘッドの暴走状態を解除する(顕在化した心の闇を散らす)ためのもの。アニメ化にあたり戦闘シーンが少なくなり、カタルシスエフェクトの出番も減った感じがします。

アニメは原作ゲームとはだいぶ違い、それぞれのキャラクターの掘り下げは最低限みたいですね。個々のキャラクターに関してはネタばらしするよりも匂わせるにとどめて、気になったらゲームをやってね!ってことですよね。
無理に原作再現せずに、世界観を踏襲したうえで律に明確な設定を与え、プレイヤーの行動を仮託する主人公ではなくすことで、新しい物語を構築している。自身のトラウマの直視、現実に戻ってありのままの自分で生きるために夢の世界を脱却するというストーリーラインはそのままに、主人公の役回りは全く違うということになります。

面白いのが7話の鍋回で、ギャグテイストなのに全体で見ると何気に重要な回なんですよねwちょっとした息抜き回としてもなかなか楽しい。
7話で大切なのは律とμの会話。幸せとは何か、というμの問いかけに、律は知識や一般論で語っている印象でした。律はまだ自身の記憶を取り戻しておらずその気持ちや願いも曖昧。だからμの心に届くはずもなく、納得させられなかったのは当然のことでした。
それが最終話に繋がっていて、律は幸せの形は人それぞれだと改めてμに語りかけます。内容は同じだとしても、記憶を取り戻しμのために橘慎吾を突っぱねて本心から語りかけたことが大きな違いでした。
最後の一撃はカタルシスエフェクトでμが吸収した人々の心の闇を打ち消したということかな?
とても良いラストだったと思います。{/netabare}


【雑感】{netabare}
pisterさんのレビューで本作は「異世界転生チートものの台頭に反発して出てきた作品」とあって、ああなるほどな、と思わされました。主人公が自分に都合の良い世界に行って暮らすって点は共通。
そういうアニメってメッセージ性がないと私は苦手ですけど、この作品は違いましたね。自分にとって都合の良い天国(虚構)をはねのけて、地獄(現実)に帰るという展開が胸に刺さる視聴者は少なからずいたんじゃないかな?

他の作品の名前を出して恐縮ですが、カオスチャイルドのラストには本作と同じ印象を持ちました。自分の過ちを取り返すために、考え決断して責任を取る展開は好印象でした。私はこういう作品で勇気や元気をもらうタイプみたいです。

あとμを見ていて、BEATLESSの「AIが頑張りすぎた」って言葉が思い浮かんだ…
人間の問題の出し方・情報の提示の仕方におかしな部分があると、AIは適正な回答を用意できないっていうアレですね。
私ってホント共通点ある作品好きになるなw{/netabare}


全体的に癖は強いですが、爽やかなラストで見ていてとても楽しかったです。(2018.7.5)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 18

kyousann さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

丁寧に作られた、ゲームとは異なる「カリギュラ」

2016年にPSvitaから発売されたゲームが原作のアニメで、今年の5月に大幅に追加要素を盛り込んだPS4版が発売されます。ちなみに私は原作をプレイ済です。
テーマは「現代病理」と「偶像(アイドル)殺し」。ペルソナっぽいと思われる方もいらっしゃると思いますがそれもそのはず。この作品は初期頃のペルソナでシナリオ担当をされていた里見直さんが書かれたシナリオだからです。好きな方だったらこの時点でどういう話かなんとなく察せられるかもしれません。

【1話までの感想】
1話はゲームでは数分で終わるプロローグに大幅にアニオリを加えているので今の時点では特に語れることがありません。しかし、既プレイの身からすると物足りなかった部分が補足されていたり、原作の細かい設定まで拾い上げてくれていてとても丁寧に作られているのを感じます。伏線も大量に仕込まれてます。
アニメオリジナル主人公もゲームの無口主人公に慣れていたものだから多少不安はあったのですが、個人的に律君は好きになれそうです。この作品の最大の面白みはキャラの秘密に踏み込んでいくことですから、律君の心の奥がどんなことになっているのか今から楽しみです。

とにかく、1話はまだ序章も序章です。わからないこともたくさんあると思いますが2話、3話で疑問の大方は解消されると思うので、少しでも雰囲気に牽かれた方は視聴を続けてみてはどうでしょうか?


【2話までの感想】
今回はいわゆる説明回です。大体7割くらいの設定は明かされた感じですが、3割の最も肝心な部分はまだお預けのようです。
原作ゲームでは存在しなかった「式島律」という存在によって原作の展開とはかなり異なる様相を呈してきた印象です。ぶっちゃけプレイ済の私もこの先の展開が分からなくなってきたレベルですが、相変わらず設定の拾い方や演出が上手く、ゲームでは描写しきれなかったところをよく補完しています。
個人的に心配なのは尺。とても、とても丁寧なのですが1クールで間に合うのでしょうか…?今後に期待です。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 4
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