2020年度の熱い展開おすすめアニメランキング 1

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60.6 1 2020年度の熱い展開アニメランキング1位
それだけがネック(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (33)
93人が棚に入れました
とある郊外のコンビニの日常。どこにでもありそうで、どこにでもいそうなコンビニバイト達、ただ、一人のバイトが怪しい。全くしゃべらず、何かを黙々と作り続ける、決して顔が映らない一人のバイト。彼は何者なのか?何のためにこのコンビニで働くのか?手作り惣菜を売りにしている、個人経営のローカルコンビニ「ホットホットマート」。今風の怠惰なバイト達が働く、このコンビニを舞台に謎の主人公とともに物語は進む。店長やバイト達はお客をはじめ、お互い相手の顔をまともに見ず、空虚な会話で、仕事を行っている。誰もそのことに特に気をとめることもなく。店長やバイト達も、それぞれ何かを抱えているようで……?

声優・キャラクター
君沢ユウキ、新納敏正、小栢伸五、沢井正棋、木津つばさ、雛形羽衣、西野太盛、深澤大河、MoeMi、おおたけこういち、朝木ちひろ、成瀬瑛美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ネックがネック。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ややホラー系、ギャグ要素も強いショートアニメ。

実写畑の監督が作っているだけあり、普段よく観るアニメとは毛色が違ったが、わりと楽しめた。

レビューでは、実写映画とテレビアニメで、求められるものについての私見を。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
難しいアニメだな~、という印象。

序盤~中盤の、ホラー&ミステリー&ギャグの展開は、正直退屈だった。ただ、3話の、東北訛りの兄ちゃんは面白かった。

このままでは視聴は厳しいと思っていたっころで、まさかの「武藤さん、本当に頭がないのかよ」で驚き、ストーリー性が増してきた後半は面白かった。

店長、アダム、田端、上野、秋葉。コンビニ店員達はそれぞれにキャラ立ちしていて、深みが感じられる。

それだけに、ラストはガッカリ感が残った。

監督の意図は分かる。ホラーで始めて感動に流し、やはり(聖女風に描かれていた月子が、おそらく母親の死で精神を病み、人の顔を認識できなくなっていたというオチは、ある意味一番の)ホラー。

ミスリードと大どんでん返しラストで、驚きと余韻と問題提起を投げ掛けて終わる手法は、実に実写映画的で、そちらが本職の監督らしい作品になっている。

が、多分視聴者的には、ベタで良かった。

例えば、顔の重要性を理解した武藤に顔が戻り、月子も(前世の心残りを果たしたことで)顔が見えるようになるとか、そんなベッタベタの感動要素で綺麗にまとめる感じ。

テレビアニメと実写映画では、視聴者の求めるものに少し違いがあって、テレビアニメの方が綺麗なラストが喜ばれるように感じる。それは、考察や感想の交流をいつ行うのかという問題で、映画の場合は基本的に視聴中の2時間は無言で、終わった後に一気にあーだこーだと話をする。だから、ラストは興奮で終わりたいし、問題提起があれば、映画観た後の喫茶店での会話も盛り上がる。

テレビアニメの場合、視聴中、あるいは1話ごとに感想を述べ合うチャンスがある。そういう中で、よりキャラクターに感情移入できたり、ストーリーにどっぷりハマって、ラストの展開を色々予想出来ちゃう。勝手に理想を膨らませると言ってもよい。

それを裏切りつつ、しかも視聴者が納得するラストなんて、そう作れない。自然と、ベタがベターだという結論になるのではないだろうか。

また、視聴者の層にも違いがあると思う。

これは偏見かもだが、実写よりアニメを好む人は、良くも悪くも「子供的な純粋さ」があると思う。「ファンタジー世界の住人」というか。少なくとも私はそうなのだが。

実写もアニメも作り物(フィクション)であることに違いはないが、アニメは現実世界の法則に縛られず、丸ごと世界を創造できる。そこに楽しみを見いだせたり、ハマれる人というのは、空想を楽しむ素養があると思っていて、その素養を一言で言うならば、「子供的な純粋さ」だと思うのだ。

ということで、最後の首にまつわるオチはネックだったけれど、ショートアニメの中ではわりと見所のあるアニメだったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「それだけがネック」だけに…

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
ショートなので録り貯めて一気見しました。


とある郊外のコンビニの日常。

どこにでもありそうで、どこにでもいそうなコンビニバイト達、ただ、一人のバイトが怪しい。
全くしゃべらず、何かを黙々と作り続ける、決して顔が映らない一人のバイト。

彼は何者なのか?何のためにこのコンビニで働くのか?

手作り惣菜を売りにしている、個人経営のローカルコンビニ「ホットホットマート」。
今風の怠惰なバイト達が働く、このコンビニを舞台に謎の主人公とともに物語は進む。

店長やバイト達はお客をはじめ、お互い相手の顔をまともに見ず、空虚な会話で、仕事を行っている。
誰もそのことに特に気をとめることもなく。
店長やバイト達も、それぞれ何かを抱えているようで……?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正直序盤は何がやりたいのかがサッパリ分かりませんでした。
主人公はやたらと顔を隠したがるし、働いているコンビニの雰囲気も決して良いとは言えませんでしたし…

ですが、序盤は物語らしい展開すらありませんでしたが、中盤から大きく物語が動くんです。
そして物語の進展を経て、見えてきたのはちょっぴり悲しい展開でした。

少なくても「想いを伝えられないもどかしさ」は伝わってきました。
もしかすると、全くの勘違いかもしれないんですけど、主人公にとって、そんなことは些細なことだったのかもしれません。

主題歌は、打首獄門同好会さんの「それだけがネック」
凄い名前のバンドがあったんですね。

1クール全12話の物語でした。
前半と中盤以降で大きく評価の変わる作品だったと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

展開はあったがオチは?<49>

基本コメディで序盤は顔を見た人が消えるホラー調。中盤で頭が無いというのを明かし、斬首された主人公が生まれ変った後の話へ。
最終話に至っても姫が武藤の顔を認識できないと中途半端な謎を残し、一緒におにぎり食べるというのも頭が無いからかなわないという終わり方。二期でも狙ってるのかな?
アニメじゃちょっと弱めシュールコメディだったけど、監督は実写畑ということでさもありなん。
片腕マシンガールはぶっ飛んでる映画だったけど、アニメでやったらぶっとんでる印象も弱くなりましょうってな感じ。

オチはあるのかな<48>
3話まで視聴。
顔を見たものは消えてくというホラー要素を匂わせながらのコメディ。
と言っても笑えるほどでもなく、1・2話はルーティンぽく、3話で消える人は無しで特に何ということもない話になるともうネタ切れなのかなーと思わないでもなし。
最後まで見ても特にオチも無いような気もしてきたけど、どうなんでしょうな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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