漫画原作で相棒なおすすめアニメランキング 47

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの漫画原作で相棒な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番の漫画原作で相棒なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.8 1 漫画原作で相棒なアニメランキング1位
寄生獣 セイの格率(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1615)
7770人が棚に入れました
ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳に寄生して全身を支配し、他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後も見た目は人間そっくりに擬態する、彼ら「パラサイト」は、高い学習能力から急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
平凡な高校生である泉新一は、一匹のパラサイトの襲撃を受ける。間一髪で脳の乗っ取りは免れたものの、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活の幕開けである。

声優・キャラクター
平野綾、島﨑信長、花澤香菜、沢城みゆき、安野希世乃、前田玲奈、田中敦子、吉野裕行、KENN、芹澤優、鈴木琢磨、村瀬歩、石田彰、水島裕、二又一成、井上和彦、青柳尊哉、浪川大輔

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

きっと「生」には意味がある

黒沢清監督の「散歩する侵略者」2017年を観て、まんま寄生獣だったので少し拍子抜けしてしまったんですが、

映画の寄生獣はまあまあといった出来で、アニメの寄生獣はすごく面白いんですが、ちょっと2010代後半の現代にしては無理矢理な設定だと思いました。

原作はもう20年くらい前に読んだのですが、その頃からベルセルクや富江、冨樫義博などのグロテスク系の漫画を読んでいたのでそこまで驚きはせず、逆に言うとこの年代の漫画家はことごとく「デビルマン」の影響下にあるのかと思うと目新しさよりも世代的な傾向の方が目に付く気がします。

人間そのものの「相対化」という意味では、やはりその後の「デスノート」も同じかもしれません。

アニメもほとんど原作をなぞる形で制作されていたので、特質したものはないですが、戦闘シーンの迫力だけは漫画以上の面白さがあった気がします。

ただ、前述したとおりエイリアンとのコミュニケーションどころか、もはや人間同士の関係の複雑さの方が昨今のトレンドだと思うので、「進撃の巨人」のようなモンスター=人間という方が2010年代的な解釈だと思います。既に外部の敵など存在せず、敵や根本的な問題は「身内」だと思うのです。

しかし、いくら人生でひどい目にあったとして、絶望の淵にいたとしても。。。

必ず「生」には意味があるという前向きな気持ちは、見ている人に勇気を与えることができたのではないでしょうか?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

寄生虫(;゚д゚)!?⇒寄生獣(*´∀`)=3

原作未読 全24話

原作は20数年前の大人気コミックながら
様々な事情で20年以上もの間映像化が実現されていない名作!!

それが今回、待望のアニメ化!!!!

とのことで
寄生獣て・・・寄生虫? みたいなのに取り憑かれるお話?
虫さんだけは(人д<)カンベン

まー大の大人で虫好きという方も聞いたこともありませんが・・・w

私は大の"虫さんNG属性"がついている為、
本作にそんな不安を抱きながらも
前知識ほぼ0で果敢に視聴に挑んでいったのであります(*`・ω・)ゞ


結果
虫ではありませんネ!!
獣ですから!! あー良かった♪
虫さんNGの方!! 大丈夫ですよ~ヽ(*´∀`)ノW

でも最初のパラサイト(ミギー)が主人公のベットにそわそわ~て
はいよってきたシーンだけはゾワゾワ~っとしましたよ(;´Д`)ウウ


そんな私の諸事情はさておき
観はじめてみると、コレが実に面白い!! ですねぇ(*>ω<)b

相方『ミギー』との友情、ヒロイン『里美』との恋愛絡み
主人公のお母さんの話や、新一へ想いを募らす『加奈』のお話と、
『田宮良子』のシリアスな描写と愛、
『後藤』とのバトルにそしてあのおばあちゃん・・・

グロ、バトルでハラハラョ゚Д゚;))))ドキドキ、そして涙、涙・・と
正に心を”ガシッ”っと鷲掴みにされたような感覚を覚えました!!!

毎週先が気になって気になって、
原作を知らない私にとってはとにかく”-衝撃-”の連続でした!!


そして今作ではふと、深く、壮大なテーマを投げかけられます―

命、自然、摂理、とても深く深く、考えさせれらます

私たちが今こうして生を授かっていること・・・
様々な生物と共存しているこの世界・・・
犠牲となる命への感謝の気持ちを忘れずに・・・
この一瞬一瞬を強く噛みしめて・・・


これからも素敵なこのアニメの時間、アニメライフを・・・
心の余裕(ヒマ)のある私たちは大切に、大切に楽しんでいきたいですね♪



それでは最後におなじみのコーナー✩

(o*゚∀゚)oお気に入りのキャラ~

はい! これはもう完全に『ミギー』の一択であります(*`・ω・)ゞ
しれーと笑いをブチ込む可愛いキャラで、まさに本作の顔!!
新一との友情物語に何度も涙、涙(つω;)ウッ…
とくに23、24話、私の涙は全て『ミギー』に持っていかれました゚(゚´Д`゚)゚ミギー
CV:平野綾さんの演技も最高でした!!


という訳で!!
グロイの全く持って受け付けません(;ω;乂)
という方以外はぜひとも観て頂きたい作品ですヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 70
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作読んだ?

 全24話。マンガ原作。原作既読。

 この作品に限った話ではありませんが、私はもともとアニメ派ではなくて、マンガ派です。マンガ版寄生獣にももちろん注目していました。マンガ版寄生獣は、連載物の宿命か右往左往してしまったところはあるんですが、それでもマンガとしての完成度は極めて高いです。構成力は素晴らしく、無駄なコマもありません。歴史に残る一作と言っても決して過言ではないと思います。

 アニメを見るようになって痛感するのは、やはりマンガとアニメはメディアとして違うということ。マンガとしての面白さが、アニメとしての面白さにリンクしないところがある。その点では、私は必ずしも寄生獣のアニメ化を期待していたわけではありません。実写映画化もしかりです。
 ただ、映像化権が米国にあり、どんなキワモノが出てくるのか分からなかった期間を考えると…。時を経て日本に権利が戻り、実写映画化され、メディアミックスとしてアニメ化されたこの現状の方が良いのかもしれないな、なんてことも思いますけどね。

 以下、長文になってしまったので、お暇なときにどうぞ。


環境問題?:{netabare}
 寄生獣が環境問題への警鐘からスタートした話であることは間違いありません。そして、「人間と自然」という対比を用意し、自然側に寄生生物を置いていたことにも異論はないでしょう。ですが、最後までこの主題が継続されていたという指摘には強い疑念があります。

 マンガ版寄生獣の最終巻、作者のあとがきでこのような指摘がされています。後藤の最期についてです。
 作者は、後藤を「『美しき野生』『偉大なる大自然』の代表選手」とした上で、当初後藤は「死ぬ予定ではなかった」と述べています。後藤の敗北後、「新一はあのままスタスタ帰ってしまう」のだそうです。
 また、その後の後藤についての当初案も書かれています。「完全復活したものの、汚染された日本を嫌い、(中略)美しい自然をめざし飛び去ってゆく」という案。そして、「完全に復活できず、人間に無害の別の生き物として山の中でひっそり生き続ける」という案です。
 両案のいずれにも共通するのは、「偉大なる大自然」が存在し続けているということです。これなら「人間と自然」の対比は生きていますし、「自然が人間から乖離してしまう」第一案も「自然が人間のせいで変容してしまう」第二案も、環境問題への警鐘に対する答えとしての合理性は担保されます。

 ですが、作者は最終的に、新一の手によって後藤が殺されるという結末を選択しました。果たして、これが環境問題への警鐘として成立していると言えるのでしょうか?
{/netabare}

人間とは似て非なるもの:{netabare}
 寄生獣における「人間と寄生生物」の関係で、「人間と自然」の対比以外にもう一つ重要なことがあります。それは、寄生生物が「人間とは似て非なるもの」として存在しており、「人間と人間とは似て非なるもの」という対比がなされているということです。

 このような対比をさせる作品は数多くあります。対比先は、アンドロイドや宇宙人など様々です。これらの作品は、「人間とは似て非なるもの」を観察することで物語が進みますが、これらを明らかにすることを着地点としていることは、まずありません。そのほとんどは、「人間」との同異点を探ることで「人間」を明らかにすることを目指しています。

 寄生獣も最終的にはこちらの話にスライドしました。
 「人間と寄生生物」の対比が「人間と自然」であったのなら、自然の代表である後藤を殺すことは出来ません。それは対比の否定につながり、論理破綻を来すからです。作者が用意していた当初案のような結論にならざるを得ません。
 ですが、「人間と寄生生物」の対比が「人間と人間とは似て非なるもの」であったのなら、それは可能になります。観察さえ終了してしまえば、「人間」を明らかにするのに、「人間とは似て非なるもの」の存否が影響しないからです。

 この結末変更について作者は、このように述べています。
 寄生獣の開始時は「『愚かな人間どもよ』という人間が滅多やたらにはいなかった」が、「世の大多数の人が同じようなことを言い始めてくると」「作品内で復唱するのが何やら気恥ずかしいのだ」。「ともかく次には『愚かな人間どもよ』と人間が言うなよ、と言いたくなってくる」。
 つまり、寄生獣という作品は、環境問題への警鐘としてスタートしたものの、ここへの安易な着地を嫌い、「人間が言うなよ」との主張に変化したのです。その結果が、「人間」を語る作品へのシフトとして現れました。

 このシフトは、二つの示唆をもたらします。
 一つ目は、「人間と自然」の対比が終わることで、「自然」としての寄生生物の正体については、追及されなくなるということです。事実、寄生生物の卵やヘビのような幼生体などには、最後まで説明が加えられませんでした。「人間」を明らかにする作品においては、それが意味を持たないからです。
 二つ目は、「人間とは何か」を改めて語る必要が出てきたということです。

 この二つ目の論点を進めるために登場した人物がいます。彼が寄生獣という作品を締めくくりました。
 「人間」の浦上です。
{/netabare}

人間:{netabare}
 「人間」について考えるというのは、目指すべき人間像を探ることに同じです。「良い人間とは何か」「理想的な人間とは何か」などのようなものです。この説明の仕方に作者の特性が強く出ていました。
 原作者の岩明均(敬称略、以下同じ)は、対比を用意することで物語を説明していくタイプの作家です。このレビューもこれに準じて書いています。そして、岩明均は、対比の両側を説明しないという特性を持ちます。「裏側を書くから表側は考えてね」というスタンスです。

 「人間」について考えるとき、「良い人間と悪い人間」または「理想的な人間と現実的な人間」という対比が想定されますが、「良い人間」や「理想的な人間」を直接には描こうとしないのです。最後に描かれたのは、「悪い人間」と「現実的な人間」です。すなわち、「悪い人間がもたらす忍び寄る現実」、ここを浦上が担っていました。「人間」を明らかにする作品になったからこそ、その裏側にいる浦上が物語を締めくくることになったのです。
 そして、「良い人間」と「理想的な人間」への説明というのは、最終的には欠落されます。これが読者への問題提起として残るということです。

 なお、この作者の特性は、人物配置にも色濃く表れています。
 強い思想を打ち出した登場人物には、寄生生物としては田村や後藤、人間としては広川や浦上がいます。これらを対比先に置くことで、新一とミギーの立ち位置が定まっていました。
 ですが、どこを見ても表れない人物像があります。「共存を願う人間」です。主人公やヒロインですら共存への奔走を見せませんでした。この最後まで隠された部分、これが原作者の思いとしてあるのかもしれません。もちろん、単なる綺麗事嫌いの可能性もありますけどね。
{/netabare}

 ここまでが前提の話です。
 寄生獣では、対比のシフトが行われ、「人間」の話にスライドしました。そして、その過程において、「生物とは何か」にまで踏み込みが行われています。
 このシフトの起因と踏み込みの原因というのは、同じところに答えがあります。それが、第三部の主題となっていた「母子関係」です。


四部構成:{netabare}
 寄生獣の構成を検討してみると、四部構成であることが分かると思います。

 第一部は、マンガ版第3話/アニメ版第2話までに該当します。作者も「わずか三回にして終わるところが…」と述べていますから、とりあえずの結末を迎えていることが見て取れます。
 ここまでの話が骨子となり、ここを繰り返すことで後の物語が展開しているのも分かると思います。例えば、子ネコを助ける話は、子イヌを助ける話として再登場しています。バトルを通して新一とミギーが変化していくという定型が作られたのもここです。

 第二部は、母親の敵討ちである伊豆の一件が終わるまでです。マンガ版第16話/アニメ版第7話までです。この一件で、新一とミギーはその一部が融合することになりました。
 新一とミギーは、人間と寄生生物の間にいたわけですが、これ以前の話では「分離した状態」にありました。この伊豆の一件を経て、「融合した状態」で語り始めることになります。人間と寄生生物の境界があいまいになり、二人の思考が相手側に寄っていく決定打となりました。

 第三部は、田村との公園のシーンまでです。マンガ版第17話/アニメ版第8話からマンガ版第48話/アニメ版第18話途中までに該当します。マンガ版では第17話よりも第18話の方がより大きな意味を持ちます。

 第四部は、作品全体のエンディングです。浦上が登場し、後藤との決着がつき、「生物とは何か」が言及され、再度浦上登場することで幕が引かれました。

 以下では、第三部だけを見ていきます。
{/netabare}

第三部のオープニング:{netabare}
 第三部のスタート時、新一は大きな問題を抱えていました。それは、母親を亡くしているのに泣けないということ。
 胸に開いた穴を埋めるために新一とミギーは融合したわけですが、身体の穴が埋まる代償として、心の穴を抱えることになってしまったのです。この「心と身体」の対比に基づくのが、第三部の主題である「胸の穴」の問題です。ベンチマークには「涙」が採用されました。

 この第三部のスタート(マンガ版第18話)では、「胸の穴」に関する論理的な整理が行われています。第三部の問題提起であり、第三部のエンディングへのフラグ立てでもあります。これを確認してみます。

 マンガ版第18話は、新一が「涙」を流すところから始まります。泣けないと言う新一は、田村との公園での一件の前に、実は泣いているのです。もちろん「心の涙」ではありません。目にゴミが入ったから反射的に「涙」が出たという「身体の涙」です。つまり、泣けないことは身体の問題ではない、心の問題だ、という説明がされているのです。この描写に1ページ以上も割きました。通常では考えられないほどに強調されています。

 そして、心の問題と言えども心の全てに及ぶのではない、という説明が入ります。
 聴覚の鋭くなった新一が市井の音に耳を傾けるのですが、その過程で村野の心音を聞くことになります。3コマも使って村野の胸元を順にアップするという強調がなされ、その後に新一の照れる表情が1コマ入ります。
 つまり、新一が、少女の胸元に注目してしまう一般の男子高校性であることと、恋愛においては非情になっていないことが説明されているのです。変わらぬ心があることの説明です。

 最後に、変わってしまった心の説明がされています。ここで、第一部をリフレインする子イヌが登場します。子ネコを虐待から助けていた新一が、子イヌの死を「肉の塊」と表現しました。これにより、心の問題が「死」の一点に収束していくことになります。子イヌの話の重要性は言わずもがなでしょう。

 このような三段階の説明がなされたことで、新一の抱えていた問題が心の問題であり、その中でもとりわけ「死」への態度であることが明らかにされました。
{/netabare}

第三部のエンディング:{netabare}
 第三部のエンディングは、田村との公園のシーンです。新一が田村の「死」に触れることで、「心と身体」の問題が解決され、「涙」に至りました。ここで用いられたのが「母子関係」です。

 「母子関係」には、「田村→田村ベイビー」と「新一ママ→新一」の二つがあります。田村が新一ママの姿を取ることで、この二つの母子関係が混ざり合います。そして、「田村→新一」という疑似母子関係が成立しました。これによって、新一が体験した母子関係の喪失が疑似的ながらも回復し、新一の心の「胸の穴」が回復します。さらに、田村ベイビーの涙、すなわち、子供側の涙に触れることで、子供である新一もまた母親の死を許容し「涙」を流すことができました。
 これが第三部のエンディングの内容です。


 では、前述した「人間」を明らかにする作品へシフトした起因と「生物とは何か」にまで踏み込めた原因としての「母子関係」について話を進めていきます。

 この第三部で、「母子関係」が広がりを獲得しました。なぜなら、「田村→新一」という非血縁に基づく母子関係の成立を許容したからです。起因と原因になっていたのは、この「広がりを持った母子関係」のことです。

 「人間と寄生生物」における「人間と自然」の対比は、両者の対立構造です。田村はこの対立構造から離れ、寄生生物を弱者に置きました。人間と寄生生物の間に、庇護と被庇護の関係が生まれたのです。ここには「広がりを持った母子関係」が成立していますから、「人間と寄生生物」の関係は、対立構造から「母子関係」へと置き換わります。
 つまり、第三部で「母子関係」の成立を準備したからこそ、「人間と自然」の対比が持つ意味を減退させることができ、「人間」の話へとシフトさせることができたのです。

 ここで用いられた「強者であると認識していたものが弱者でもあった」という論理展開は、「人間」にも同様に機能します。例え「人間」が寄生生物の親であったとしても、また別のものの子である可能性があるのです。この論理展開は、他の生物にも同様に連鎖をしていき、すべての生物が親であり子である可能性を持つことになります。
 ここで、タイトル回収がされます。寄生獣とは、序盤では「寄生生物」のことです。中盤では「人間」のことです。最後には、寄生し寄生される「すべての生物」、親であり子である「すべての生物」、寄り添い合い生きる「すべての生物」、となりました。「生物とは何か」、それは「寄生獣」であるという結論です。
 「母子関係」なくして、「生物とは何か」にまで踏み込めなかったということです。
{/netabare}

おわりにかえて:{netabare}
 なぜ私が第三部のオープニングの話を詳しく書いたのかを、もう少しだけ説明させてください。

 おそらく、多くのアニメ版視聴者は、「母親が死んだ事実」と「涙が出ない事実」の間を「心の問題である」とごく自然に解釈したことと思います。ですが、それが主観に基づいていることを理解して欲しいのです。
 もし、「寄生生物は泣かない」のであり、「寄生生物と融合したから泣けない」のであれば、それは「身体の問題」になるはずなのです。作者はその可能性を理解していたからこそ、わざわざマンガ版第18話を用意して、「死に対する心の問題であること」を丁寧に説明してくれたのです。そしてこれが、「他の生物の死を悲しめるほどに、心に余裕がある生物」との人間賛美となり、「『愚かな人間どもよ』と人間が言うなよ」という主張につながるのです。

 ですが、アニメ版ではマンガ版第18話の再現を盛大にやらかしてしまいました。
 目にゴミが入り涙が出るシーンはカットされています。「心の問題なのかな」という新一の独白に頼っているだけです。客観的な説明なくして、なぜ身体の問題であることを否定できるのか、はなはだ疑問が残ります。
 胸元に照れる新一の表情もカットされてしまいました。トラック音に驚いた後の照れる表情だけがあります。これでは胸元に注目していたことへの照れ隠しではなくて、トラック音に驚いたことへの照れ隠しになってしまいます。それが、一体どれほど重要なのでしょうか?

 作品内での客観的な説明がなければ、視聴者は主観的な判断をするしかありません。それは当然のことですから、私には視聴者を責める気など微塵もありません。責めるべきは、作品への理解が乏しかった監督に他なりません。

 マンガ版第18話のサブタイトルは「人間」です。「寄生獣」という作品において、なぜここが「人間」というサブタイトルを冠しているのか、そこにある原作者の意図を汲むべきだったと思います。理解が及ばなかったのなら、忠実な再現を目指すべきでした。アニメ版寄生獣は、表面上は上手くなぞりましたが、作品全体への理解に懸念を感じてしまいます。少なくとも、原作マンガをきちんと読めているとは思えませんでした。
 私が第三部のエンディングとして整理している田村との公園でのシーンについて、Aパートで終わらせているアニメ版は構成としておかしい、と指摘している方がいらっしゃいます。そのような指摘も極めて妥当なものだと思います。

 もちろんこれらの論理性の欠如だけをもって、アニメ版が駄作であるなどというつもりはありません。良いところももちろんありました。特に、細かな象徴物はかなり機能しています。携帯電話とか髪の毛とか洋服などのデザイン文字とかですね。それぞれに意味を持った良改変だったと思います。

 ただ、アニメ版を視聴した際に、少し残念に思ったのは確かです。マンガ版はおそらく歴史的な一作としての地位を獲得しているものと思います。環境問題への警鐘としてではなく、マンガとしての質の高さゆえです。ですが、それほどの価値をアニメ版からは感じることができませんでした。メディアとしての違いなのか、論理性の欠如のためなのかは別論に譲りますが、マンガ版の良さを再認する結果となってしまったと感じています。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

74.8 2 漫画原作で相棒なアニメランキング2位
天国大魔境(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (255)
873人が棚に入れました
2024年、世界は崩壊した― 未曾有の大災害から15年。 廃墟となった日本の地には“人食い”と呼ばれる異形の化け物が巣食い、人々は細々と身を寄せ合って生きていた。 東京・中野で便利屋を営むキルコは、とある女性から謎の依頼を受ける。 『この子を“天国”に連れて行って―』 そう言い残し息を引き取った彼女に託された少年、マル。 彼は「“天国”には俺と同じ顔をしたやつがいるらしい」と言うが、それ以上のことは何も知らないという。 果たして“天国”とは何処なのか? そこに辿り着いたとき、一体何が起きるのか・・・? マルとキルコの『天国探し』の旅が今、幕を開けるー!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【最終】神がかった伏線回収等レベルの高い作品でしたが・・・終盤の視聴者置いてけぼり感がハンパない

【レビューNo.69】((最終レビュー)初回登録:2023/6/25)
コミック原作で2023年作品。全13話。
朝早く目覚めすぎたので、前日タイトル切りしていた本作を試しに視聴したら、一発で
目が覚めましたw

(ストーリー)
2024年、世界は崩壊した— 未曾有の大災害から15年。 廃墟となった日本の地には“人食い”
と呼ばれる異形の化け物が巣食い、人々は細々と身を寄せ合って生きていた。 東京・中野で
便利屋を営むキルコは、とある女性から謎の依頼を受ける。
『この子を“天国”に連れて行って—』そう言い残し息を引き取った彼女に託された少年マル。
彼は「“天国”には俺と同じ顔をしたやつがいるらしい」と言うが、それ以上のことは何も
知らないという。 果たして“天国”とは何処なのか? そこに辿り着いたとき、一体何が起き
るのか・・・? マルとキルコの『天国探し』の旅が今、幕を開けるー! (作品情報より)

(評 価)
・実はポテンシャルの高い原作?!
 この作品は全くのノーマークだったのですが、「このマンガがすごい!2019」ではオトコ編
 第1位を獲得している評価の高い作品だそうです。しかも原作は「それでも町は廻っている」
 の石黒正数先生。あの「日常系コメディー」を描いてた同氏の「SF作品って?!」
 それだけでも掴みはOKですね。

・第1話:タイトル切りせずによかった!これは大当たりを引いたかも!!
 {netabare}・天国と地獄
  本作は外界から隔離された施設「天国」と“人食い”が存在する外の「地獄」という2つの世界
  から物語が描かれるようです。
  ・天 国
   ・時代的には2024年から15年後の世界ということで、近未来感のある綺麗な施設の中で生徒
    らしき少年少女たちが生活してます。その中の一人「トキオ」のタブレットに「外の外に行
    きたいですか」というメッセージが浮かび上がり・・・(外の世界の存在を知らないよう)
   ・印象としては「約束のネバーランド」を彷彿させますが、でも終わり際にトキオが園長に、
    「外の世界はあるのか?」と問いただすと、園長は「あります」とあっさり認めちゃうんだ
    よな。(正直ズコッとなったw)
    ・でもこの施設に秘密があるのは確かなので、それは一体何なのか?
    ・あのメッセージを流した者がいるということは、何かを画策している者がいるということ
     なので、この存在も気になるところ
  ・地 獄
   ・2024年から放置されたままという状態で、天国と対照的にかなりリアリティがあり、キルコ
    とマルが廃屋で食料を探したりと、終末期も漂う世界が描かれています。
   ・キルコは一応美少女の部類には入ると思うのですが、今っぽい萌えや目を引く美少女という
    感じではなく、少し古め目のキャラデザで、「それ町」の「歩鳥」の面影をどこかに感じる
    ところがありますね。
    (まあこういう世界観で浮かないようなバランスあるルックス)
    それにキャラ的にも「歩鳥」のような、ちょっとガサツでアホッぽさもある親しみを覚える
    感じでマルとの掛け合いも面白かったです。
   ・あとこの世界で細々と生きてるような日常描写が目を引きましたね。乾電池を有り難がったり
    ボロい宿屋で10万以上払って「安すぎない?!」って驚いてたり(インフレ化?! というか
    貨幣がまだ機能してることに逆に驚いたがw)

 ・“人食い”の存在
  ・天国と地獄だけでも物語は十分成立しそうなのに、本作には更に異形の化け物“人食い”が存在
   します。個人的にはちょっと異質なものを感じましたね。しかし登場させる以上、何か重大な
   意味があるのでしょう。そのあたりにも注目したいところ。
   ラストにその禍々しい姿が描かれています。

 天国と地獄という対照的な世界を舞台に、謎めいた要素も多く今後の展開も気になり、キルコやマル
 のキャラにも愛着が持て、期待を煽るには十分な第1話だったと思います。これは来週も楽しみw
 ただ気になるのは、気が早いですがラストですね。原作がまだ連載中で先も長いらしいので、アニ
 オリエンドでない限りはいろいろと積み残しになるでしょうが、その辺りどこまで上手くやってく
 れるのか。キリのいいエピソードや2期決定などいい感じになればいいのですが。
 (これだけ伏線をばら撒いておいて、ほぼ投げっぱなしエンドは勘弁){/netabare}

・第2-4話:ようやくメインストーリーが動き出したか
 {netabare}・説明回の2,3話
  ・人食いの説明
   人食いがどんな風に人を襲うのか、その人食いと戦うキルコとマルの戦闘スタイル等
  ・キルコの過去回
   マルがキルコに告白するも、それを受け入れられないキルコの事情を回想で説明
   以下特大ネタバレ(未視聴の方は見ないことを推奨)
   {netabare}・キルコはカートレースで事故を起こした「姉キリコ」の体に、人食いに襲われ身体を食われた
    「弟ハルキ」の脳を移植した存在だった。(体は女だが人格は男)
    そしてキルコはその手術を行った医者を探している。{/netabare}
  物語の空白部分を埋めていく作業って感じで、本編の進捗がなく少し不満気味でしたが・・・

 ・施設の異常さを一気に種明かししてきた4話
  {netabare}・恋愛や性教育等の教育を全くされていないと思われる描写の生徒たち
  ・「赤ちゃん」と表現された(保育器室で管理されている)謎の生物の存在
  ・「ミーナ」と呼ばれる、学園を管理する人工知能らしき存在
  ・余命わずかなタラオの奇病{/netabare}
  ようやく物語が動き出しましたね。
  そして死が迫ったタラオはトキオに「ここから逃げて」と伝えます。う~ん、何らかの人体実験
  の可能性がありそうですね。

 やはり「天国」はただの「ユートピア」ではなかったと。
 そして保育器室に忍び込んだトキオらが見つかるのを妨害したりと、やはりこの施設には何らかの
 意図もつ者が存在するようですね。
 まだキルコたちが「天国」と交わる気配がないですが、2,3話で足踏みしていた物語がようやく動き
 出した感があるので、まずは一安心次週以降に期待。{/netabare} 

・第5話:いろいろと情報を小出しにしてきたねえ
 {netabare}・地獄側
  ・マルの過去の一部(まだミクラさんとの詳細とは明かされず)
  ・強い心を持っていると思っていたキルコの弱さ
   → 姉がいなくなって、ひとりになることへのトラウマのようなものがありそう
     またそれだけマルとの間に絆のようなものが芽生えているっぽい
  ・不滅教団とその噂
   → そこに医者がいて、人食いの細胞を移植すると死なない体になるらしい
    → 「天国」で行われている(であろう)人体実験と関係あるのか?
  
 ・天国側
  ・トキオの足跡やっぱり見つかっちゃった。(まだ誰の足跡かは特定されていない) 
  ・「精神が耐えかねるような体に生んでしまった」
   「あらゆる免疫を備えて作られたゆえに・・・」
   「お迎えの日だけは変更できない」
   → どうも学園長はお飾り(雇われ)っぽく、国や上位機関の存在を示唆。
     そして人体実験疑惑は真っ黒やんけw
     あと「お迎えの日」とか「約ネバ」っぽいなw
  ・ラストで病死したタラオの体から発見されたモノとは?!
 
 まだ5話ということもあり、今後が気になる上手い情報の出し方だったのでは。
 あとキルコがパニックに陥るとか、こういう描写もキャラにより愛着を持たせ上手かったなと。
 キルトたちの次の目的地は「不滅教団」ですが、ラストの爆弾といい、ちゃんと次週が気になる
 終わり方でしたね。{/netabare} 

・第6話:天国との接触までどう繋ぐのか方向性が見えにくい
 {netabare}・地獄側
  ・人を騙して旅人の荷物を強奪するといった地獄で生きる人間のダークな1面 
   (地図も信ぴょう性があるのか疑わしくなってきた?!) 
  ・いろいろエロエロとコメディ展開
  まだまだ天国と交わる気配がなく、2人の宛所ない旅は続きそう。
 
 ・天国側
  ・保育器室に忍び込んだのが、トキオだとバレる。(足跡が特定される)
  ・性知識のなさそうな、コナとトキオのベッドシーン?!
 
 折り返し地点ですが、文字通り「天国と地獄」で明暗分かれたかなっと。
 ・天国側は
  ・2人のベッドシーン(?)をわざわざCパートにぶっ込んできた
   (>恋愛や性教育等の教育を全くされていないと思われる描写の生徒たち
    (施設側に何らかの思惑があるのか?) 
    と合わせ、なんらかの展開に繋がるのか)
  ・秘密を垣間見たトキオの処遇
  ・まだまだ謎多き施設の種明かし
  等いろいろと伸びしろがありそうなのに対し
 ・地獄側は
  ・マルの過去 →そもそも旅のきっかけとなったミクラさんとの回想
  以外何を描いていくのか、天国との接触までの方向性がちょっと見えないなっと。当初は
  ・人食いとのバトルモノ
  ・地獄で生きることの困難さ
  この辺りを「冒険活劇」的に前面に出してきて、(天国との対比を含め)もっと緊張感のある
  作品になるのかと思っていたら、意外とその辺演出が緩いんですよね。
  「それがこの作品の味」といえば、そうなのかなあって感じもするのですが、何を見せたいの
  かちょっと中途半端感が残ったかなっと。
  前半は面白さはあった半面、地獄側の方向性が見えないもどかしさを感じたという印象ですね。
  次週から後半戦(のはず)ですが、天国との接触までどう繋ぐのかがひとつのポイントとなり
  そうですね。{/netabare}

・第7話:前回の「もどかしさ」の正体がわかったかな
 {netabare}>地獄側の方向性が見えないもどかしさ
  前回上述のように書いたが、その正体がなんとなくわかったかな。 
  → 本作を「SFモノでこの世界の謎を解明していく物語」と捉えた場合、通常は、
    「物語の『内と外』の両面から謎に迫っていく」
    というのがセオリーですが、本作ではそれは「天国側」に丸投げで、SF的な繋がりは
    ・とりあえず天国を目指している
    ・今後語られるであろうミクラさんのこと
    位で「地獄側」は、基本キルコととマルのコミカルな掛け合いを楽しむ別作品になってる感
    が強いんですよね。だから各パートは面白いが作品全体を見ると違和感があり、作品の方向
    性として、「地獄側」はどうしたいんやみたいな。
 
 そういう意味では今回、「不滅教団」と接触できたことで
 ・何故人食いを飼っていたのか?
 ・謎の手術をするらしい宇佐美の正体
 等ようやく「地獄側」にも「この世界の深淵を覗く」展開がきたのか、次週に期待ですね。
 あと今回特に作画が怪しかった印象が。元々2人は石黒正数先生の特徴の「なす顔」っぽさがあった
 のが、今回それがかなり酷かったような。{/netabare}

・第8話:一気に巻き返し!紛うことなき神回!!(6話のエロ展開もまさかの伏線だったwww)
 {netabare}>・何故人食いを飼っていたのか?
 >・謎の手術をするらしい宇佐美の正体 
 >「地獄側」にも「この世界の深淵を覗く」展開がきたのか
 いやー、ここにきて一気に巻き返してきましたねぇー。

 ・不滅教団のルーツ(宇佐美の正体) 
  ※以下かなりのネタバレ入ります。 
  {netabare}・人食いについて
   ・人食いの正体は、死ぬと人食いになる奇病を発症した元人間。
   ・発症部位を切り取れば進行を遅らせられるが、それもイタチごっこ。
    → その成れの果てが切り刻まれ延命装置で生命で維持している彼女。
    → 地下にいた人食いは、人食い化が止められず隔離していたものと推察。
   まだこの奇病がどこから来たのか等不明な点もありますが、天国側のタラオの奇病など、
   あの施設ではこの奇病の謎を解明をしている可能性がありますね。 
  ・不滅教団とは
   ・元々宇佐美と彼女の2人だけで、彼女の延命だけが目的だった。
   ・怪我人に義手を作ってやったりしているうちに、人が集まるようになった。
    (なので自分は医者ではないとのこと)
    → それが外部からは不滅教団と呼ばれるようになった。
  ・宇佐美の願い
   ・マルタッチで彼女を「人のまま」殺してほしいが可能か?
    → 可能
     → 6話のエロ展開で女性のおっ●いを揉みそうな展開となり、その時マルタッチ
       が発動しかけた。つまりマルタッチは人間にも有効!
   あのエロ展開がまさかここへの伏線だったとはwww
   そして彼女の最後の願いを叶え、マルタッチで死を与えるのです。
   彼女とはタブレットを通して会話ができるのですが、この履歴からみるに宇佐美が片目
   なのは彼女に目を移植した模様です。宇佐美にとって彼女は特別な存在だったようです。
   彼女の最後の願いを叶え →彼女に「人のまま」死を与え →そして最後にタブレット
   で彼女の本心を知った宇佐美は・・・{/netabare}
   恐らく本作一の名シーンになるのではないかという位のクオリティですね。
 
 ・稲崎露敏(ロビン)のしっぽ
  ・キルコには2人探している人物がいる。
   ・(以前話に出た)自分を手術した医者。   
   ・稲崎露敏:共に孤児院で育った兄貴的存在。
    (「キルコ」になる前まで一緒だったが、目覚めたときには消息不明となっていた)
   ・この不滅教団に一時期身を寄せて、宇佐美からいろいろ学んでいた模様。
   まさに出血大サービス!ここにきて一気に物語を動かしてきました。でもロビンを一番
   知っていそうな宇佐美は・・・

 ・レジスタンスの反乱
  ・ここには不滅教団を「非人道的な人体実験を行っている不当な組織」だと抗議活動して
   いるレジスタンスが存在している。
   → そもそも2人に教団内の人食い討伐を依頼したのが彼ら。
  ・人食いがいたので手をこまねいていたが、2人が人食いを殺したため一気に攻勢に出る。
  ・上層部の真の目的は、教団内の電力設備(延命装置稼働のために宇佐美が整備した模様) 
   この電力を武器に、街の再興を目論んでいた。(恐らくそこの支配者となるため)
  ・しかし最後に「爆弾の芽」を示唆する描写が・・・
  いやあ、その上地獄に生きる人間の醜さまでぶっ込んでくるとは・・・しかもしっかりオチ
  もありそうでw
  上述感動シーンと真逆のこの展開とのセットで、まさに神回だったといえるのでは。

 >「物語の『内と外』の両面から謎に迫っていく」
 ここまで「地獄側の方向性がわからない」と文句を言ってましたが、ごめんなさいm(_ _)m
 ここ2話で一気に爆発させてきましたね。でも言いたかったのはこういうことなんだよな。
 そして1話で考察していた通り、人食いの存在にはきちんと意味がありましたね。
 「原作者スゲー!!」 →ここにきて株が爆上がり⤴⤴です(笑)
 (しかもエロ展開すら伏線にしてしまうという、まさに神がかり的なwww)

 地獄側にも「この世界の深淵を覗く」展開がきて、さらに「ロビン」というカードも出して
 きて、唖然面白くなってきました。次は「マルの回想」というカードをどこで切るのか?
 Cパートで少し描かれましたが、来週はお休みしてた天国側の描写も入ってくるのでしょうか。
 終盤に向けて一気に加速してきた感があり、来週も期待大ですね。{/netabare}

・第9話:稲川●二のパロディは全部嘘なのか?!
 {netabare}・天国側
  ・移設の名前 →高原学園だと判明。
  >・2人のベッドシーン(?)をわざわざCパートにぶっ込んできた
  >(>恋愛や性教育等の教育を全くされていないと思われる描写の生徒たち
  >(施設側に何らかの思惑があるのか?) 
  >と合わせ、なんらかの展開に繋がるのか)
  ・6話で推察した通り
   ・トキオの妊娠が発覚。
    → 学園は大騒ぎwやはり男女の区別や性教育を意図的にしていなったようです。
   ・コナの予言めいた「アスラを殺した奴がトキオを奪いにくる」
    → アスラ自体は自殺ですが
      「僕が生まれてきた理由が分かった。だからお別れをいいにきた」
      と告げており、実際トキオも今は学園内で隔離されている模様。
   ・またコナの回想で光の剣をイメージしたら、他の子の足が怪我したり、アスラに
    治癒能力や飛行能力があったり、この高原学園では超能力の研究もしているのか?
   ・あと通訳を必要とする描写もあり、この学園は海外とも繋がっているのか?
  
 ・地獄側
  ・キルコの銃の鳥のマークですが、どうも高原学園の校章のようです。
   ・宇佐美がこの校章のボタンを持っていた。
    → 宇佐美の高度な知能はやはり関係者?
   ・この校章が入った建物とそこで高原学園のパフレットを発見。
    → 高原学園は2施設と18分室あるということで、ここは分室の一つっぽい。
      また災害前から存在し、この世を「我慢地獄」として心と体が休養できる施設
      を売り文句にしていた模様。
    今後は茨城と奈良にある2施設を探すということで。
  ・そして今回のメインイベント(?)が稲川●二のパロディwww
   出会った男が稲川●二の怪談話風に語り始めるのですが、
   ・この話の始まりに、今の学園の一コマが入れられていた。
   ・周囲をバリケードで囲っている。
   等高原学園っぽい語りだったのだが、男が証拠とする腕に刻まれたNoがあっさり消せ
   たので、キルコは嘘認定。でもエロ展開ですら伏線にしてしまう原作者だからなあw
   なのでメモだけ残しておきます。
   {netabare}・その町は女性が支配する町。
   ・周囲をバリケードで囲っており、男性が近づくと殺される。
   ・ただし眼鏡に叶った男性は「種豚」と呼ばれ、飼われることになる。
    → 雑用と女性へ精子の提供。(この男はMo.11として10年飼われた)
   ・女の子が生まれれば、人間として町に受け入れるが、男の子の場合は種豚が育てる。{/netabare}
   で、これも何かの伏線だったら、原作者はやはり神だとw

 タラオの件といい、アスラの件といい、この高原学園の闇は深そうです。
 それにトキオは「ここから逃げて」と教えられていたのに、逃げるどころか妊娠までして
 しまうとは、何たる無能!!
 しかし学園側は何故ここまで妊娠を恐れるのか。やはり育器室で管理されている謎の生物
 に繋がるのでしょうか。
 しかし稲川●二のパロディはどう受け止めたらええねん!!
 そこだけがモヤモヤしますが、クライマックスに向け着実に進んでいるのを感じ、来週も  
 楽しみです。{/netabare}

・第10話:見事な伏線回収も・・・2クールの可能性ないですかね?!
 {netabare}・地獄側
  >稲川●二のパロディは全部嘘なのか?!
  やっぱりちゃんとした伏線だったじゃないですかw
、 下腕に書いていたNoはフェイクで、本物は上腕に彫られていました。やってくれるわw
  ・男の名は「ジューイチ」
   ・自分の息子の安否確認
   ・あの町への復讐
   (1年前、ある女との間に子供が生まれ脱出を試みたものの、女と赤ちゃんは捕まり
    女は処刑された)
   その町が丁度茨城にあり、利害関係一致ということで、3人でその町に向かうことに。
  ・だがその町はすでにもぬけの殻。人食いも巣くっていたので全滅した可能性が高い。
   落胆したジューイチだが、彼を呼ぶ声が・・・
   昔の種豚仲間たちで、ジューイチが脱出したその後、赤ちゃんが激しく夜泣きをした
   ため、あやしていたところ人食いが襲ってきて、起きていた彼らだけが生き延びるこ
   とができたのだと。
  ・その集落で一晩お世話になることにしたのが、その夜また人食いの攻撃(強い冷気で
   周囲を凍らせる能力)が襲ってきて・・・
   しかしその正体はジューイチの息子で、彼は人食いだったのだ!!(マル認定)
  ・この騒動が落ち着くと、茨城にある施設を探すため、ジューイチから譲り受けた車で
   旅立った2人。
  ・ジューイチは「もう旅する目的はなくなった」といっていたのだが、彼の復讐心は消
   えたわけではなく・・・(彼が逃げたことを知らせた男がいた)

 ・天国側
  ・トキオの胎児は摘出されるとのこと。
  ・「皆さんはこれから大事な時期を迎えますが、何が起きたとしても正しい未来へ、
    迷った時は自分の心に従って下さい。」
   という盛大な前振りの後、学園には5期生の子供たちが新たに加わることに。

 いやー、さすがエロネタすら伏線にしてしまう石黒先生!稲川●二ネタも伏線としてキッ
 チリ回収してきました。そして最後はジューイチの復讐劇で怪談語り風に締めるという。
 ホントに神がかっています!!
 それにジューイチの息子の人食い騒動も、どういう条件なら人食いとして生まれてくるの
 か分かりませんが、トキオの堕胎の件もこれとは無関係ではないようですね。
 で、ジューイチの息子は殺さなかったんだが、それはいいのか?
 そして、ここにきて5期生の登場です。ストーリー的にも、当然これには重要な意味がある
 のでしょう。(しかもあの前振りだからなあ)
 となると、残り3話程度で話が一区切りつくのか?元々最初に書いたように、途中で終わる
 のは織り込み済みですが、それでもここにきて風呂敷を広げるようなこの展開は・・・
 (連続/分割どちらにしろ)2クールの可能性ないですかね?!{/netabare}

・第11話:情報が多すぎて混乱 →〇〇が合っていない?!
 {netabare}・天国側
  正直情報が多すぎて一気に混沌としてきました。3回ほど見返して整理。
  ・ソルジャーの存在
   ・正直よくわからんが、ソルジャーの育成をしていて配備されたっぽい。
    何と戦うのか → 人食いしか考えられないのだが?!
   ・その武器として「スーパービーム」の試作品が配備される模様
    → キルコが持っている銃と同じもの
      (正確にはミクラさんから譲り受けたもの)  
  ・学園の子供
   ・そもそもの謎 →ここの子供たちはどこから来たのか?
    → 学園長曰く「ミーナさんの産んだ子」
     → ミーナさんって、学園を管理する人工知能だったよな。人工子宮的な?!
       それにその子では幾らかの割合で奇病が発生し、学園長はそこを懸念して
       いる模様
  ・トキオの子供/学園長
   ・トキオの子供って前回堕胎するっていってたよな? →無事出産。
    → 子供たち同士の間で生まれた貴重種の模様。
   ・そして学園長ですが
    ・脳移殖でずっと生きながらえていることを画策している模様。
     (高齢でタイムリミットが迫っている)
    → そのために以前青島という女性を副学園長に昇格させており、まずは青島の体
      を使い副→学園長に昇格し、今の権力を維持しつつ時間を稼ぐ。
    → トキオの子供を脳移殖可能となる15歳位まで育てた後、再度脳移殖手術を実施
      というプランの模様。
      「トキオの子供に懸ける」といっていたが、奇病が発症しないという意味か?
  ・学園の謎
   ・この学園では、奇病の研究をいろいろしている模様ですが、奇病が発生しない子供
    を生み出す研究もしている感じですかね。
    → 以前「出荷」というワードが飛び出したが、そういう子供を出荷してる?
   ・最後に学園の子供を全員集合させて「これからテストを始めます」との宣言が・・・

 ・地獄側
  ・茨城にある施設を探してる2人が夜営していると、遠くの方で大規模な煙が上がって
   いるのを発見。それは施設があると目されている方向。
   夜は危険なので、朝を待って動くことに。
  ・それを裏付けるように、施設っぽい建物から煙が上がる描写とロビンらしき人物が・・・

 ・時系列の謎
  {netabare}・上述の通り学園の謎も整理できかねる状況ですが、更に時系列の謎が。
   天国側は(どの位かは不明だが)地獄側より前の時系列の予感が・・・
   ポイントは
   ・キルコの持っているミクラさんから譲り受けた銃
    同じ時系列ならミクラさんが銃を持っていたことに矛盾が生じるような?!
    それにミクラさん=「トキオの顔を知っている人物」って話になるので、その辺
    りも時系列がズレている方が、説明がつきやすい。
    {netabare}(例えば15年のズレなら、マル=トキオの子
     ・同じ顔の人間を探せ
     ・大きな謎のひとつ、何故マルタッチが使えるのか
     との辻津が合いそうなのだが。){/netabare}
    → まあそうなるとミクラさんは誰やねんってなるんだが、そこをボカす意味で
      もマルの回想が全然描かれない理由なのかも。
   ・キルコの脳移殖手術
    学園長の話では猿渡(学園の医療研究者?)には脳移殖可能な技術がある模様。
    キルコの脳移殖手術を実施したのが猿渡なら説明がつく。
    (ロビンも猿渡からここの情報を聞いたからなら、今いる辻褄が合う。
     → でも写真と顔が違いすぎる?!)
   その他宇佐美が学園の制服のボタンを持っていたことも、あの頃の生徒だった可能
   性ありでグレーなところですかね。{/netabare}
  
 前回「2クールの可能性あるかも?!」としましたが、1クールでこの施設は空振り、
 ロビン(+マルの回想も入る?!)からいくつかの種明かしだけして、大きな謎は
 解明されずでクローズという可能性の方が高いのかも・・・
 {netabare}個人的には「時系列の謎」だけでもはっきりさせてほしいですね。{/netabare}{/netabare}

・第12話:いろいろとありすぎで何が何だか???・・・あと1話では終わらない?!
 {netabare}・天国側
  >「これからテストを始めます」との宣言が・・・
  正直先週は情報過多でこちらも混乱してるのに、冒頭からさらに混沌を極めます。
  ・いきなり「危ない、危ない」を連呼する5期生の子供たちに、学園内も人工知能・ミーナ
   のシステムのほとんどがダウンし、混乱状態に。 
   そして庭を覆うドームの屋根を突き破り、何かが落ちてきて・・・
  ・何者かの襲撃を受けている模様。下級生の避難をさせつつ、ミミヒメら4名は壁に空いた
   穴の調査に。
   「どうなっているんだこりゃ?!学校の外の壁の中にまた外があるじゃないか!!」
    → 壁の向こうにフェンスがあって、そこから見える風景の描写?
      彼女らは学校内の閉鎖空間しか知らず、初めて見た外の世界に驚いた模様。
      (空の存在すら知らなかった模様)
  
 ・地獄側
  ・大規模な煙が上がっていた(施設があると目される)地点に徒歩で向かう2人。
   すると途中に市場が現れ、にぎやかに人が集まっている風景が・・・
   → 復興省の働きによるらしい。そしてそこの所長にロビンが就任していることも判明。
    → 2時間後に施設跡地で待ち合わせることに。
  ・1人でロビンに会いに行ったキルコ。そして再会、キルコは自分の正体を明かす。
   → 医者の名前は迫田と判明。(猿渡じゃないの?それとも偽名?!)
  ・ロビンはここで(川の水をきれいにする)ろ過装置を稼働させたり、(大災害前に悪環
   境に強い遺伝子組み換え作物を作っていたらしく)畑を整備して、それを復活させたり
   して復興の足掛かりを作っていた模様。
  ・最後に・・・{netabare}ロビンがまさかの裏切り?!キルコを拘束するとレ●プし始めたのだ!!{/netabare}

 正直何が何だか情報が少なすぎて状況が把握できません!!
 ただ今回は天国側と地獄側を交互に描いていたので、前回上げていた「時系列の謎」ですが、  
 やはりズレていたのが確定の模様。伝子組み換え作物の話からすると、大災害あたりの15年
 位のズレはありそうです。
 (するとやはりマルはトキオの子供?!→この混乱の中、猿渡は赤ちゃんに丸印をつけていた。
  それがマルの名前の由来とかw)
 しかしロビンは一体何なんや?!天国側だけでもお腹一杯なのに、地獄側も意味不明ですね。
 これ後1話で収集つくのか?!あと少しで一区切りつく感はあるので、2クールはなさそうで
 すが、14,15話位まで食い込む可能性はありそうですね。{/netabare}

・第13話:いろいろと感情が動いた最終回。そこだけ見ればいいラストだったが・・・
 {netabare}・天国側
  ・「これはテストに違いない」フェンスの壊れた場所から外の外の世界を更に進もうと
   する4人だが、
   ・シロとミミヒメは皆に知らせるために一旦戻ることに。
   ・タカとアンズは更に先に進むことに。
  ・学園内では、トキオに赤ちゃんを返すことに。前回咄嗟に丸印を猿渡だったが、本当は
   自信がない。丸印のない方を返すことに。
   そして青島は「可能であれば、この混乱に乗じて『ノア計画』を実行します」と宣言。
   → 子供たちを保護する計画の模様。
  。トキオに赤ちゃんを返す猿渡たち。でもそこに学園長が現れてミーナに赤ちゃんを強奪
   させようとします。その時トキオの特殊能力が発動して・・・
  ・一方シロとミミヒメは道に迷った模様。崖から落ちるミミヒメを庇うシロ。
   ミミヒメ「何でそんなに僕を助けるの?」
   シロ「僕はミミヒメが大好きなんだ。」 →学園では教わらなかった心からの感情。
   {netabare}→ ミミヒメはシロにボタンを差し出した。
    → これってまさか宇佐美のシーンに繋がるのか?!{/netabare}

 ・地獄側
  ・キルコの帰りを待つマル。2晩帰ってこなかったので探しにいくことに。
   → キルコの姿を見て状況を察したマルは、ロビンを追い詰め無言で殴り続ける。
    → キルコ「やめろ、ロビンを殺さないでくれ!」
  ・施設の外に出ると静かに語り始めるキルコ。
   「すまん、僕は弱い。僕が見ていたものは嘘ばかりだ。もう自分が誰なのかも分からない。」
   そんなキルコにマルが告白。
   「ハルキでもない、キリコでもない。俺はあんたが好きなんだ!あんたが危ないときは俺
    が守る!」
   キルコ「僕が守ってもらったら、僕の存在意義なくなってしまう。」
   「この男に合うという目的は果たした」ロビンの写真を破り捨てるキルコ。
  ・そして施設の方ではロビンが消えた模様。そしてロビンが残していった部屋の鍵を開けて
   みると・・・怪物と人間が繋がった異様な光景が!!
   → ロビンはここで何らかの人体実験をしていた模様。
  ・最後は新たに「天国」を探すために旅立つ2人。
   → 今度は「奈良」の施設にでも向かうのか?

 ・Cパート(天国側)
  ・塀の外の外に出た4人はなぜか船に乗っている。
   その先には大災害前の都会の夜景が広がって・・・

 いろいろと感情が動いた最終回。そこだけ見ればいいラストだったが・・・
 (まあ「投げっぱなしジャーマン」の件は後述するとして)
 {netabare}・ロビンのキルコへの行為は、この流れだと性欲というより、彼のセリフ通り「キルコが脳移殖
  手術を受けた異端の存在」として、マッドサインティストの琴線に触れたということかも。
 ・またこの流れを見ると、宇佐美たち=シロとミミヒメの可能性大となりましたね。それなら
  ・最初に外の世界で「空」を見つけて驚いていたのがミミヒメ
  ・で、彼女が「最後に空が見たい」という願いに綺麗に繋がり、「やっぱ原作者スゲー!!」
   ってなりそうですが。
 ・それにCパートですが、私が推測している「マル=トキオの子供」とすると、あの船には
  4人以外にもトキオとトキオの子供も乗っている可能性ありですね、
  まあこっちは青島たちが別ルートで逃がした可能性もありそうですが。
  (そもそもこの推測自体が間違っている可能性がありますがw){/netabare}{/netabare}

(最 終)
>ただ気になるのは、気が早いですがラストですね。原作がまだ連載中で先も長いらしいので、
まあ1話の段階で、ある程度「投げっぱなしジャーマン」になるのは覚悟の上でしたが・・・
{netabare}・「天国」と「地獄」という対照的な世界を舞台に、謎めいた要素。
・キルコとマルのコミカルで魅力的なコンビ。
・「天国」と「地獄」がなかなか繋がらないもどかしさを感じつつも、宇佐美回で一気に回収。
 しかも宇佐美と彼女の物語は作品随一の神回。
・エロシーンやパロディ回までしっかり伏線として利用していた、神がかり的な構成。
 更に「天国」と「地獄」では「時間軸がズレていた」という大胆な仕掛け。
 (なので両者がなかなか繋がらなかった理由も、今となってはまま納得かなw){/netabare}
1期だけでも、原作者の技量の高さに感銘し、作画も(一部怪しいところもあったが)比較的安定し、
謎の見せ方なども工夫されて先が気になる作りとなっており、ラストもこの作りだと決して悪くは
なかったので、個人的には高評価かなとは思います。

ただ、11-12話のこのタイミングで一方的に不確定情報をどんどん放り込んできて、結局学園で何が
起こっているのか、混乱を残したままで終わったのはいかがなものか?
視聴者置いてけぼりもちょっと度が過ぎるのでは?!この点はマイナスですかね。
少し調べてみると、今回原作8巻中6巻までをアニメ化したらしく
・この辺り原作でどこまで明かされているのか。
・2期があるとしてもストック不足で大分先になりそう。
ってことで、早々に解決したいなら、とりあえず原作を探ってみるしかなさそうですが。
まあそういう意味では、販促アニメとしても大成功といえるのかもw
原作でこの辺り完結しているなら、もう1話入れてそこは少し改善して欲しかったのが本音ですかね。
(前回書いてましたが、まさかこの状況で13話で終わるとは思わなかったわw)
 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

名無し さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ずっとなんか気持ち悪いアニメ

まじ見なくて良いです。
Disney+独占配信で見れなかったので、
marvelのついでに視聴。
独占するほど良い者じゃないです。
なんだかずっとスッキリしないんです。
伏線はって、回収無いみたいなのが多くて、回収しても「ほーんそういうことか。で?」みたいなのが多くて。

80年代?なんだか古臭いキャラデザに、変な性格の子供たち。
物語は、別々のキャラの話が2パート、大体半々くらいの感じで構成され、繋がってるようで繋がってないようで。
まぁ繋がってはいるんですが、別々に作れば良いのに、スッキリしない感じが最終回まで続きます。
ボタン違って渡したシーンも、高校生の第2ボタン的な?年齢的にちょっと違くない?デザインが一緒だろってこと?だったら話のタイミング的に遅くない?そんな感じのばかりです。
こういう2つの話を同時に進行するには、相当構成力がないと作れないんだなぁと、しみじみ思いました。

パンチラとかないアニメなのに、女の子が胸触らせたりとか、ラインが意味不明なアニメ。

やっぱり決め手はレ◯プシーン。

稲崎露敏「LGBTとか言ってる、男を振るような生意気な女は、手首縛って、チ◯コ突っ込んで調教してやるのさ」

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

行き着く先は天国か地獄か?

原作未読 全13話

大災害が起こり荒廃した地上に暮らす人々、その世界で「天国」という場所を目指すマルと、便利屋でマルを「天国」へ届ける仕事を請け負ったキルコ2人の旅の物語。

そして、もう一つ下界から隔離された施設で生活している子供たちの物語。

2つのお話に分かれていますので、最初は戸惑いました。終盤でお話が交差するお話が時々ありましたので、少しずつですがお話の全容が分かる感じでした。

荒廃した世界が「AKIRA」を思わせます。結構好きな世界ですね。

マルとキリコにこの世界の化物「人食い(ヒルコ)」が襲ってきて戦います。マルの特殊能力も気になりますね。

なんとも形容し難い化物で色々と姿形が違いますね。{netabare}(これも施設の子コナの創造物でしょうか?){/netabare}

キリコの過去は語られていました{netabare}(まさかの脳移植){/netabare}が、何となく想像がつきますがマルに関しては詳しくは語られなかったですね。

あまり変化のない施設で暮らしている人々も最後に結構大変な感じでした。{netabare}(施設が過去で荒廃した世界が現在という感じでしたね。){/netabare}

お話は途中で終わっていますので、続きが観たい作品です。

OPはBiSHさん、EDはASOBI同盟さんが歌っています。

最後に、原作は「それでも町は廻っている」の石黒 正数さん、本作とは全然違うテイストですが、とても楽しいお話でした。私も大好きな作品なのでお時間があれば是非観てくださいね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

80.2 3 漫画原作で相棒なアニメランキング3位
バクマン。(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1368)
7867人が棚に入れました
舞台は埼玉県谷草市、中学3年生の真城最高(サイコー)は、高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの退屈な日々を送っていた。そんな最高の叔父は、かつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家川口たろうであったが、連載打ち切りとなり、その後の過労により亡くなった過去があった。ある日、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイトで原作家志望の高木秋人(シュージン)に、「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片思いのクラスメイト亜豆美保と、「アニメ化したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。

声優・キャラクター
阿部敦、日野聡、早見沙織、矢作紗友里、岡本信彦、諏訪部順一、志村知幸、川澄綾子、藤村歩、利根健太朗、野島裕史、川田紳司、堀内賢雄、浜田賢二

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

とっても気持ちの良い作品でした(o^-')b

■バクマン。ってこんなアニメなのです(*'ω'*)
『DEATH NOTE』でおなじみの大場つぐみ&小畑健コンビの作品なのです(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
ジャンル的には純愛青春サクセスストーリーですね!
 
漫画家の叔父の姿を幼少の頃から見ていた「真城 最高」(愛称:サイコー)と、学年トップでサイコーの絵に惚れ込み漫画家を一緒に目指そうと誘った「高木 秋人」(愛称:シュウジン)。
そして、この2人がコンビを組むきっかけになったのが、声優を目指すヒロインの「亜豆 美保」(azuki miho)とそれをサポートする親友の「見吉 香耶」(miyoshi kaya)。
この4人の純愛と紆余曲折しながらも夢に向かって突き進む日々を描いたストーリーなのですよ♪
 
 
■総評
原作の方はまったく知りませんけど、アニメから観た人も十分楽しめる作品だと思います♪
とにかくサイコーとシュウジンの2人を見ていると、何かこういう関係って良いなって思えて、とっても良い気分にさせてくれました♪
 
中学生で漫画家という自分の進む道を決め、同級生達とは違う道を選んで行くわけなのですけど、決して中途半端な気持ちじゃない、真っ直ぐに夢に向かっていく本気さが伝わってくるように描かれているのです。
さすが本職のストーリーだけあって、漫画家を目指す心理描写が細部までこだわりを持って描かれている印象ですね♪
 
個人的には、シュウジンが面白くって、かっこ良くって一番のお気に入りかな(*^-^)
サイコーの良き理解者であり、頭は元々良いのだけど裏では人並み以上の努力を惜しまないそんなシュージンにもう釘付けですo(- -;*)ゞ
 
それと、夢に向かって一直線のサクセスストーリーの中にも、甘酸っぱい恋のお話が絡められていて、それがハーブティーのように気持ちを(´▽`) ホッっとさせてくれる良いアクセントとなっているのです♪
 
サイコーと亜豆ちゃんのわざと距離を置いてお互いを支え合い、愛を育んで行く関係は到底理解できないですけど、ちゃんと成就できたらどれだけ幸せな気分になれるのかなって考えちゃいました♪
それとは対照的に恋に積極的な見吉ちゃんと徐々に惹かれて行ったシュウジンの恋の行方の方が自然でいっぱい共感できました♪
とにかく、2組4人の絶妙な関係は注目して欲しいところですし、こんな恋の話があるからこそ、地味な漫画家のイメージにさわやかなが風吹き込まれて清々しさを感じる作品になっているようなきがしました(⌒-⌒)
 
「バクマン。」を観ると、きっと前向きな気持ちにさせてくれて、元気をもらった気持ちになれると思いますよ♪
なので、2期もとっても楽しみなのです( `ー´)ノ
 

■MUSIC♫
OP曲『Blue Bird』
 【歌】コブクロ
 「まだ見ぬ二人の幸せの為に、愛が繋がっていれば信じて歩んでゆける」って内容の歌詞です!
 サイコーと亜豆ちゃんの気持ちを歌ったコブクロらしい心温まる楽曲ですね♪

ED曲『BAKUROCK 〜未来の輪郭線〜』1話~13話
 【歌】YA-KYIM
 軽快なロックサウンドと前向きでストレートな歌詞がヤル気を出させてくれる応援ソングですね♪
 R&Bやヒップホップ主体のYA-KYIMの楽曲では珍しいナンバーかもしれませんね(*^。^*)
 
ED曲『現実という名の怪物と戦う者たち』14話~24話、25話はOP曲
 【歌】高橋優
 前期のED曲同様に、元気をもらえるような応援ソングです♪
 東京メトロのCMソング「福笑い」の人ですねw
 ダミ声とまではないのですけど、ノイジーな声質が特徴的で、
 胸に響くストレートな歌詞が特徴のシンガーソングライターなんですよ♪


2011.09.16・第一の手記
2012.01.26・第二の手記(追記:■MUSIC♫)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 51

@ほむほむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ぶーばー

1期は連載漫画家になるまでの道のりを描いた内容。
漫画家になることがどれだけ難しいことか、またどれだけ努力しなければいけないかということがうまく視聴者に伝わったのではないかと思う。
また編集部の裏話などのエピソードは知らなかったことが結構あったのでそこそこためになった。
また主人公以上に秋人の人間的な素晴らしさに魅力を感じた。
キャラクターや作画等は至って普通かなーと。
EDの入り方はいつも次回が気になる形になっていてよかったと思う。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジャンプ漫画の超王道を自ら実践

漫画家を目指す若者の物語ですが地味さはありません。
ジャンプ漫画原作という事で、ジャンプらしいアツさが漲ってます。
こういう一風変わったコンテンツはNHKの得意とするところ。アニメとしての出来は原作に忠実かつ良質でした。


一口に漫画といっても、ただ漫然と漫画家になりたいのではなく「ジャンプの漫画家」を目指すお話。
日本一売れている漫画誌の人気作家になる!が目的です。
アンケートの順位で一喜一憂する生き馬の目を抜くシビアな最前線。
その中で夢を叶えるための、ある意味戦いの物語といっても過言ではないでしょう。
決意し、努力し、友情を培い、愛情を育み、挫折し、成長し、(漫画で)勝負し、勝利する という、ジャンプ流の王道を踏襲してます。


劇中で、面白い漫画とは、人気の出る漫画とは、が何度も語られますが、本作そのものが、それをふんだんに含んでいるのは流石。
信頼できる親友と仲間がいて、
愛すべき可愛いいヒロインがいて、
切磋琢磨する強力なライバルがいて、
不屈の意思で目標に向かって突き進む主人公がいる。
そんなベタな少年漫画の世界をお楽しみください。




じつは私、随分前からジャンプは読んでいません。
もうワンピースもナルトも読んでないのですが、バクマンだけは単行本を即日購入する大好きな作品です。

大人も若者も、編集も作家も、みんな真摯に向き合ってる漫画バカ達が愛おしく思えるのは、やっぱり自分もマンガが好きなんだからだろうなぁ、と、しみじみ思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

78.2 4 漫画原作で相棒なアニメランキング4位
ハイキュー!! セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (799)
4862人が棚に入れました
すべては、“進化”する―!!「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中・コミックス累計1,600万部突破の次世代王道スポーツ漫画、『ハイキュー!!』。2014年4月~9月に放送されたTVアニメの好評を受け、2015年10月から、TVアニメ セカンドシーズンが待望の放送スタート!監督には『おおきく振りかぶって』でアクション作画監督を務めた満仲勧を迎え、キャラクターデザインには『デュラララ!!』、『魔法少女まどか☆マギカ』の岸田隆宏。そして制作は常に最高のアニメーションを送り出し続けるProduction I.Gと、ファーストシーズンから引き続き、ヒットメーカーによる最高のチーム体制!
日向・影山を演じるフレッシュな若手を、実力派キャストが力強くサポート!セカンドシーズンでは、新たなライバルを演じるキャストも続々と参戦します!
3度のボレーで攻撃へと“繋ぐ”バレーボールに青春を燃やす少年たちの、チームメイトへの熱い思いと、ライバルとの死力を尽くす真剣勝負。本格バレーボール作品の魅力を、さらに“進化”したアニメーション表現でお届けします!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、木村良平、逢坂良太、浪川大輔、吉野裕行、竹内良太

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。2

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。
決して悲しさの涙ではありません。悔しさの涙と乗り越えた涙を堪能できます。
号泣はしませんでしたがその都度涙が溢れそうになりました。
1期から3期まで通してでも泣けるのですよね~不思議。

ハイキュー!!全体で言えることですが対戦相手にも物語がしっかりあります。
この作品はその点がとても上手だと思いますね。
対戦相手のエピソードでも不思議なくらい涙が溢れてくるんです。

条善寺
和久谷
伊達工業
青葉城西

各高校本当良い物語詰め込まれています。内容は観てのお楽しみ。

特に烏野のスポットライトは山口。
1期からあるトラウマを克服する描き方がよかったです。やっぱり涙が溢れそうになりました。

目から汗が出ること間違いなし!とてもオススメです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

託す人、託される人

1期に続き大満足な内容でした
熱いスポ根好きにはたまらないです

キャラ一人一人感情移入しやすい掘り下げ方や
烏野高校以外の敵チームにも思わず声援を送りたくなるくらい個性的なキャラ達に心掴まれました

{netabare} 試合の臨場感やスピード感がアニメから伝わって来ます
烏野vs青葉城西戦が熱かった 3期では強豪・白鳥沢戦が観れると思うとワクワクする・・!
何かに夢中になって戦うことと、仲間がいることの心強さって良いですね。
今回もそうでしたが、敗者となったチームの悔しさが伝わってきて思わず胸がさっと熱くなった
その悔しさも、勝利に対する想いも、次に託していくのだろうと感じました {/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

毎回、最っ高に楽しませてもらってます♪。(6話まで視聴して)

原作未読。アニメ1期は視聴済です。
※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です

>1話まで視聴して
正直、
「1期で満足したし、あとそんなに描く内容ないんじゃないのかなあ?。観なくてもいいかなあ・・」
・・くらいに思ってたのですが、視聴開始後数分で、その考えは覆りました。

なんか作画がさらにパワーアップしてないですか?。
特に感じたのは、顔芸!?かと思ってしまうくらいの心情表現っ!!。
ちょっとホラーっぽいニュアンスも込み?・・でとてもグッときた^^。
漫画的な線の書きこみ?・・な感じがすごくいい味になってて
とても繊細な表現になってるなあって感動しました。
アニメとしてこういう線の書きこみで製作するのって、とても大変なんじゃないのかなあ?。

とにかく、2期も安心して最後まで楽しませてもらえそうです♪。

----------------------------------------------------------------------------
>6話まで視聴して
2話以降もどんどん面白さが加速してますね!。
新マネのコもかわいくて良い^^。
でも、それ以上に日向がめちゃくちゃカッコいいですね。
あれは惚れてしまいますわ。。

とにかく展開がアツくて、でもちゃんと笑わせてくれるしホロっともさせられる。
いやあ、青春ですねえ。
文句なしに毎回、最っ高に楽しませてもらってます♪。

ということで2話以降★の評価うなぎ上りです!!。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

77.7 5 漫画原作で相棒なアニメランキング5位
斉木楠雄のΨ難(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (794)
4114人が棚に入れました
高校生・斉木楠雄は超能力者である。テレパシー、サイコキネシス、透視、予知、瞬間移動、千里眼など、何でもかんでも自由自在。誰もがうらやむ最強の能力は、実は本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。それ故、人前では超能力を封印。目立たず人と関わらずをモットーにひっそり暮らしていた。しかし何故だか彼の周りには、いつも不思議な人間(生き物)が集まって、次から次へと嵐のように災難が降りかかるのであった!

声優・キャラクター
神谷浩史、小野大輔、島﨑信長、日野聡、花江夏樹、茅野愛衣、田村ゆかり、岩田光央、愛河里花子、内田真礼、細谷佳正、前野智昭、森久保祥太郎
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いつもながらに冴え渡る、神谷浩史さんの語りが小気味良い超能力ギャグアニメ。

神谷浩史さん扮する斉木君の語りが面白い、超能力+学園ギャグアニメ。

朝は"おはスタ"で月~金まで1話ずつ放送されている様です。日曜深夜には一週間分まとめて放送。

生まれながらにして、あらゆる超能力を授かった主人公の斉木君ですが、人の心が読めてしまうし、殆どなんでも出来てしまうので、全てを達観視した様な、諦めた様な、冷めた視点を持つ少年として描かれています。それゆえか常に仏頂面で表情も殆ど変えず、5話終了時点では他のキャラとの会話も一切ありません。斉木君の台詞は独白と解説(全て心の中)のみとなっています。設定もさることながら、結構特異な主人公描写なのではないかと思います。無言の斉木君の頭部左右にくっついている※アンテナの描写は画として妙に笑えます。何なのだろうアレは?

斉木君を見ていると、口調が似ていたり、若干傲慢な印象があったりするので、どうしても物語シリーズの阿良々木君を思い浮かべてしまいますが、斉木君はさらに理路整然、辛らつな言葉を用いるので、印象がかなりドライです。観ている内に明確な差別化が出来ると思います。最初見た感じでは阿良々木君の寛容さを残しつつ、おばかな所を完全に抜き取ったという風に見えるかも知れません。

斉木君のお父さんとお母さんを始めとし、回を追う毎に、斉木君を相棒と呼び、斉木君をして"この男、馬鹿なのである" と断定せしめた純情男、燃堂力君。中二病全開だが意外なナイスガイ"漆黒の翼"こと海藤瞬君。見た目は美少女、心は‥! のΨ色兼備の照橋心美さんなど、面白キャラが続々と登場します。

以下は各話の感想です。話数の右に初登場したキャラの名称を記載しときました。

第2χ(6~10話・灰呂杵志)
{netabare}
暑苦しくもさわやかな好漢、灰呂杵志登場。名の由来は超能力で言うところの発火能力"パイロキネシス"の様です。燃堂君と同じく、予想外の行動を連発するので、斉木君の悩みの種の一つになりそうです。10話の「欺け!マインドコントロール」では斉木君の髪の色とアンテナに何故みんながたじろがないのか理由が明かされます。一応ギャグにはなっていますが、個人的にはけっこうな恐怖を感じる回でした。「な、これで良かっただろ?」って言われても‥でも面白い(笑)
{/netabare}
第3χ(11~15話・蝶野雨緑)
{netabare}
斉木君がエレベーター大の箱に入ったまま落下させられたシーンについて、中学とかで習うと思いますが、移動する電車の中の人は電車と同等のスピードで移動しており、それに準じた運動エネルギーを獲得しており、落下する箱に入っている人もまた、自由落下により運動エネルギーを獲得します。(空気抵抗などの問題を省けば単なる自由落下とほぼ同じ)

跳躍は自由落下によって生じた※運動エネルギーを殺す役には立ちますが、斉木君とか仮面ライダーさんの様な脚力がないと相殺するには到底及ばず、ほぼ無意味だと思われます。また力の加減を間違うと天上に頭をぶつけるし、足りないと床に叩きつけられます。前回のドッジボールで見せた斉木君の不器用さを見ると良く出来たなぁと思います。

ともあれ普通の人の身体能力ではジャンプしても多分助かりませんのでご注意下さい(笑)

※:ロケット推進で言えば逆噴射に当たる。
{/netabare}
第4χ(16~20話・鳥束零太)
{netabare}
またしても斉木君の辛らつな評価が下る。"澄んだ目をしたクズ"霊能力者、鳥束零太の登場で、どうなる事やらと思ったが束の間、何て事の無い人でした。「お互い大変だな‥」と結局は同情の意を表す優しい斉木君なのでした。

灰呂君(※)のキャラも立ってきました。彼の初登場回、ドッジボール回からどんどんとレベルアップし、常軌を逸した灰呂君の熱い性格と口調は今回の「おいっ、立てよ! ダイザァーッ!」に顕著に表れていました。また割と穏やかなテンションの時でも、堂々とした棒読みと評価すべきか、やけにはきはきとした歯切れの良い口調に加え、語尾には異様なスナップが掛かっている‥。だねっ!~なのかいっ!とか‥耳に入るだけで笑かされてしまいます。斉木君(神谷浩史さん)といい、漫画原作では味わえない楽しみですね。声優さんの妙技が光ります。

※:演ずるは日野聡さん、有名どころではゼロの使い魔の才人君の声もやっておられる。バカ犬呼ばわりされてるキャラだけど、こちらもナイスガイ!
{/netabare}
第5χ(21~25話)
{netabare}
22話から3回に渡って描かれる「燃えろ!PK学園体育Ψ」ではついに斉木君のアンテナの秘密の一端が明かされる! 「コイツやけにハチマキがしっくりくるな。」とか、いつもながら斉木君の冷静な視点に笑えましたが、この回、10話の「欺け!マインドコントロール」に関連するお話でもあり、個人的にかな~り危険と思える内容でした。あのアンテナ、斉木君の頭に直接刺さってるし‥。小5の時点で月くらいなら余裕で破壊出来た‥だと? 怖っ!‥でも面白い(笑)丸刈りにした人がすぐに戻ったのも10話のアレと同じ理由なのだろうなぁ‥。

続く25話「燃えるな!防Ψ訓練」は多くの人が学校の防災訓練とかで覚えさせられたお・か・しを使った愉快な言葉遊び回。中には強引なこじつけ文句もあったものの、一定のルールの中で文章を作るという遊びは、詩や俳句に通ずる所があって耳に心地良く、個人的にツボでした。

次回も楽しみです。
{/netabare}
第6χ(26~30話)
{netabare}
いとも珍しい(照橋さんとか海藤君とかの妄想以外では)斉木君の満面の笑みを拝見出来る貴重な回、斉木君いつも冷静なのにコーヒーゼリーの前では少しだけおばかになります。

海藤君の意見に対して度々(心の中で)呟かれる「珍しく意見が合うな」も何回も続けば、最早普通に「意見が合うな」になっても良いのに、そうならないところが斉木君。"友達としての忠告だ"と心の中で呟いても、表面的にはその意を表さないとか‥、コーヒーゼリーは嫌いじゃない、むしろ全然嫌いじゃないとか‥。斉木君のこういう所を見ると、斉木君の自他を分けている原因は、超能力そのものの所為だけではなく、それによって育まれた思考にあるのではないかと思えてしまいます。

でも、スーパーマンというくくりをはるかに越えた超常的な力の持ち主である斉木君が、時に疎外感を感じたり、多少傲慢になってしまったりするのも無理はないなと思ってしまうブリキ男なのでした。
{/netabare}
第7χ(31~35話・アンプ=ねこ)
{netabare}
初回のねこ回は、ねこの言葉をテレパシーで読み取るとどうなるかというもの‥。人間にも色々な性格の人間がいる様に、ねこにも色々な性格のねこがいます。本作中の様な思考をするねこも中にはいるのかも知れません。でも私は自分のかわいさの価値を知っていて、それを人間を操る為の武器として積極的に用いる類のねこは苦手。作中のねこさんもそんなねこで、ねこの内面を見抜く斉木君の前ではその魅力もまるっきり無力でした。

33~35話「うるΨお正月」文字通りのお正月回、斉木君の秘密を脅かす唐突な出来事が‥。でもやっぱり斉木君は超能力で対処。なんともはや記憶の消去という形で‥! でも斉木君の超能力によって消されてしまった記憶の空白は別の記憶に置き換わる様です。記憶を消された人の思い込みに従って‥。マインドコントロールのお話に限らず、このアニメは笑かされてばかりのお話だけでなく、意外にも怖い話も多いのです。

過去の捏造は人の苦悩をひと時だけ誤魔化しますが、張りぼての記憶に光が当てられる度に心に痛みを生じさせるものです。私個人の経験を持ち出せば、残念な事に幼少期の私の周りにいた大人は斉木君の力など借りず、皆自前でそんな事やってました。

斉木君に書き換えられた記憶は"救い"なのかもしれないけれど、人が思い込みや意図をもって書き換えるニセの記憶は、その人の心を鉛の様に重い刃で撫で付け、鋭い猛毒となって心と体を蝕むでしょう。でも思い込みも信じ続けたら本当の記憶に成り代わってしまう事もあるのかも‥。意思の介在が有ろうと無かろうと、人の記憶は刻々と姿を変えてゆくもの、元々人の記憶なんて曖昧なものかも知れません。あぁ、嘘も百言えば本当になるというゲッベルスのすご~く嫌な言葉まで思い出してしまいました。「斉木楠雄のΨ難」あなおそろしや。‥でも面白いっ(笑)

お正月回、お話全体としては珍しくも燃堂君、海藤君、照橋さん、灰呂君が一堂に会する笑いの絶えない愉快なお話でした。上の記述の所為で、こんな気休めの言葉も説得力なかったりして‥(汗)

何とも油断のならぬギャグアニメの様です。
{/netabare}
第8χ(36~40話)
{netabare}
今回のお話は今までのお話よりも早口言葉が多くなりました。聴き取り辛い場面がいくらかありますが、そういう所は聞き流してしまっても良い台詞だらけなので、適当にスルーして観るのがよろしいかと‥。相変わらず斉木君の冷静な分析による心の呟きは面白いです。まっとうな事言っているだけなのに‥。

37話「チョコレートのΨ典」においては海藤君お約束の「ダーク・リユニオンか!?」が炸裂。つい吹き出してしまいました。チョコなのに‥。でもその危機に対する直感は当たっていました。‥観てのお楽しみ。

39話「ノーΨ疑心!斉木久留美」にて手に入れたゲルマニウムリングのおかげで、自身のテレパシー能力の封印が可能になった斉木君。喜び勇んで映画館へと足を運びますが、やはり問題が‥。

常にテレパシーを第三の目として利用してきた斉木君には人の心が読めるのが当たり前、読めないと道行く人全てが斉木君の最も苦手とする人物、普段から全く心の読めない燃堂君同然になってしまいます。燃堂B、C、D~Iと続き、最後だけ燃堂JKとしてしまう所は、単なるこじつけとも、斉木君なりの悪態とも取れますが、そんなふざけた言葉もさらっと言い流してしまう斉木君の超然さにまたもや笑かされてしまいました。

ほぼ万能の超能力者である斉木君でも"慣れ"というやっかいな敵を克服する事は困難だった様です。

マインドコントロールとか月破壊とか、とんでもない能力の持ち主の斉木君ですが、女体化とか幽体離脱まで出来てしまうんですねぇ‥。正に何でもあり。今後、斉木君のまだ見ぬトンデモ能力に御目見えしても、私もう驚きません。多分‥。
{/netabare}
第9χ(41~45話・六神通)
{netabare}
41話「スーパースターΨ登場!」では前回にもちらっと登場した照橋さんのお兄さん、スーパースター六神通こと照橋信が登場、斉木君の辛らつな言葉を借りれば、なるほど変態でした。斉木君の災難はまだまだ続きそうです。

43、44話「今度こそΨ会!蝶野雨緑」では11話の初登場以来ちょくちょくと物語に顔を見せていた「アメイジ~ング」の台詞がお間抜けな印象を残すイリュージョニスト、蝶野雨緑さんが再登場。

人体切断マジックに使う箱、新品で買うと120万円だけど、中古で買うと118万円という所で先ず笑い、その正体はただの箱という所で2度笑かされました。でも訳も分からずに実験台になった助手のイケさん、その後の脈絡の無い不幸な事故も含め哀れ‥。

いい話風になってるけど、蝶野さん、絶対にやっちゃいけない無謀行為をやめただけだし‥。別れた奥さんの顔と声が燃堂君と同じなのも相まって最後は苦笑するしか‥。そもそも用途不明の箱に斉木君を入れた時点でアウトだし、情にほだされて観客の燃堂君を代役に採用してしまったのもダブルアウト。先のイケさんの事から何も学んでいないんだろうかこの人は‥。蝶野さん手品師に向いてないんでないかい? まぁ、面白いんですけど‥

45話「目良さんのおΨ布事情」は、またもややってきた私的に恐怖なマインドコントロール回。頭部のアンテナを片方外して能力開放(自分で外す分には弊害無いんですね)メガネっ娘の目良さんの為に、斉木君はまた世界の認識を作り変えてしまいました。今回は大した改変じゃなかったから良かった気もしますが、斉木君優しいので、今後もどんどん世界が変化していくのではなかろうか‥。斉木君は世界をデザインしている?
{/netabare}
第10χ(46~50話・海藤ママ)
{netabare}
46話。ただのスポーツテストなのに、キャラが面白いのでそれだけで楽しめました。今回も斉木君はいつもながらに冷静沈着、良く動くのは燃堂君と灰呂君。私的には"漆黒の翼"の実力に驚愕しました‥。灰呂君に敗北感を与えるとは燃堂君も海藤君もやはり只者ではない!?

次は帰って来たねこ回、おはスタで放送しているのに結構下品な言葉連発してました。でも動物だから許せる?

48話「クソゲーΨ新作!オルファナスストーリー」
斉木君がクソゲーを買ってきてプレイする。それだけ。クソゲーの特徴を的確に捉えている描写がいくつもあって、斉木君のゲームに向き合う辛抱強さに感心させられつつ、笑っていいのか苦笑いしていいのか‥結局笑かされました(笑)

「おかえりなΨ!真魔」では海藤ママ登場。海藤君のお母さんは意外にも教育ママでした。超能力はほぼ無しの普通の日常アニメみたいでした。

最後は"澄んだ目をしたクズ"鳥束零太の主役回、憑依した霊によって、限定的にでも斉木君のマインドコントロールに匹敵する効果を周囲に与えるとはびっくり、むしろ中の人にびっくり。でも鳥束君の考えてる事は相変らずダメダメでした‥。
{/netabare}
第11χ(51~55話・入達遊太=お隣に住んでる子供)
{netabare}
51話「飛べ!改造人間Ψダーマン2号」はタイトルからして面白くなる予感しかしない‥。中を開けて見れば何の事は無い、子供の夢を壊さない様にサイダーマン2号となって一生懸命に立ち回る優しい斉木君のお話でした。にしてもサイダーマン2号の設定あざと過ぎる。でも昔の食玩キャラに冗談抜きにこういうのありそうですね‥。

52話「Ψ大手一流企業!?父のお仕事」。斉木君ならぬドラえもん、もといクスえもんにすがる父國春、斉木君に交換条件を出しつつ超能力で助けてもらって出社、上司の怒りを息子でブロック、お仕事は漫画編集者だったけど、漫画家さんに口から出任せのアドバイス連発、いいのか? いいや、ダメだ‥この人‥。

3話目は再びサイダーマン登場。そしてその宿敵、リアル"コーラ男爵"も‥! コーラ男爵の顔があの人なので、子供が怖がる理由も分かる気がします(笑)

続いてお祭りとスリのお話、普通に良いお話でした。でも心身喪失気味で立ち直れそうに無い緑アフロの人高橋は放置状態‥。図に乗って見栄張り過ぎたので半分くらいは自業自得なところがありますが‥。哀れ。

最後は照橋さんと夢原さんの女子二人のお話。人の好意を避ける為に謀をめぐらすとは斉木君、罪なやつ‥。今回も超能力で丸く?収めました。

なんて事の無い話が多い51~55話でしたが、やはり安定した面白さがありました。来週も楽しみです。
{/netabare}
第12χ(56~60話)
{netabare}
56~60話まで全部修学旅行のお話。行く先は沖縄。

56話では斉木君の心の声とは別に初のナレーションがありました。担当されたのは古川慎さんという方。あまり聞かない名の方と思って調べてみたらモブキャラ役を中心に活躍されている方でした。(中にはワンパンマンのサイタマとか主役も)斉木楠雄のΨ難ではナレーションの他に、メガネ男、おにいさん霊、男性Bを演じていらっしゃる様です。

58話「超能力者搭Ψ旅客機でGO!」ではジェット機の機長と副操縦士の掛け合いに思わず苦笑。副操縦士の"あそこのメータの針がすごいグラグラしてます"に始まって機長の"その辺のレバーを引いたりしろ!"とか、"そっちの黄色とか緑のボタンをカチャカチャしてみろ!"とか、やけに大雑把な指示。ありがちなコントですが、人がやるよりアニメキャラがやってるのを見る方が面白いのはこれいかに? 多分含み笑いさえ一切無い大真面目で必死な表情でそんな事言っているからなのでしょうね。

沖縄旅行という事なので方言もいくつか聴けましたが、チョイスがかなりあざとい。でも海堂君の「ちむどんどん!」とか、果物屋の勘弁して下さいという表情から繰り出される「がちまやー、がちまや~」などにはなかなかの威力がありました。

初の5話連続の続きものでしたが、さらに次回にも続く模様。

一話完結の物語の方が面白い気はしますが、安定の斉木君がいるので大丈夫でしょう。なんくるないさ~(笑)

ちむどんどん=心がドキドキする
がちまやー=食いしん坊
なんくるないさ=なんとかなるさ
{/netabare}
第13χ(61~65話)
{netabare}
63話「やーさっΨ!沖縄修学旅行」64話「またやーΨ!沖縄修学旅行」では漆黒の翼の怒りが爆発。海藤君、勇気があっても度胸が続かなかったり、腕力とか弱過ぎたりするんですが、見ていて応援したくなる異色の痛快キャラです。

がちまやーな米良さんも目立ってきました。基本ただもくもくと食べているだけの人なんですが、いつでも目が食べ物まっしぐら、前回の水族館と聞いて「じゅるり」にも笑えましたが、今回の食べっぷりにも‥リアルの大食いとかは食べ物を粗末にしている印象があるので全然笑えないのですが、アニメだと手放しで笑えてしまいます。無邪気というか真摯(笑)な姿勢が楽しいキャラです。

今回で修学旅行編は無事終了。次回からはいつもの斉木君に戻る様です。

やーさっさい:えいっ等の掛け声に近いニュアンスの言葉らしい。
またやーさい:またね、また今度ね!の意味の様です。
{/netabare}
第14χ(66~70話・窪谷須亜蓮)
{netabare}
新キャラの窪谷須 亜蓮(くぼやす あれん)くん参上(笑)元ヤンキーの人。目が合っただけでケンカモード、肩がぶつかっただけで殺意剥き出し、こんなに酷い人は滅多にいないと思うけれど、似た様な人は見た事あります。ギャグキャラなんだけど言葉遣いが悪過ぎるのは聞いていてあまり良い気分はしません‥。「自分の襟足を自分で踏むのはもうウンザリだ‥」どういう意味なのだろう‥?

69話「経営Ψ建!純喫茶魔美」では店長の情緒不安定振りが笑えました。全編に渡ってほぼギャグですが、斉木君の優しさの見えるちょっといい話でした。食いしん坊の米良さんのメイド姿も拝めます。時給50円上がっただけでテンション高っ!

何となく最近のお話は初回近くより斉木君の台詞が増えている様な気がします。傍観している姿とか、間とかも面白いので、少し台詞を削っても良いような印象を受けました。

あと先週からOP、EDが変わっていますが、本編に合っているかは別として、どちらかと言うと導入は静かで終わりが賑やかな、以前のスタイルの方が楽しい気持ちになれた気がします。
{/netabare}
第15χ(71~75話)
{netabare}
今回は初回近くの斉木君を思わせる、単純ながら楽しい回が目白押しでした。アンテナだけじゃなくあのメガネにも意味があったとは‥斉木君恐るべし‥。

神話や伝説に登場する神さまや魔法使いの如き力を持った斉木君、そう考えると古典的な楽しさを持った物語と言えなくもない‥。戦いとかにそういう能力を発揮する物語と違って、能力の使い道がワンパターンではないので面白さの性質が違います。

{/netabare}
第16χ(76~80話・中丸工作)
{netabare}
「Ψ強美少女VS絶対に落ちない男」は76話と77話、前後編に分かれたお話。照橋さんあるところにその人あり。変態お兄さん六神通またしても登場。一方で照橋さんに嫌われようとしても、かえってときめかれてしまう斉木君、これが恋というものなのか‥(笑)

78話「Ψキック・サンタクロース」にて「ついにイカレちまったのか、父さん‥。」息子にさらっと言い放たれてしまう國春、既に威厳も何も無しの父。クスえも~んに続いて、サンタクスオ~と斉木君にすがる國春ロースの姿、卑屈な態度もここまで来ると潔ささえ感じられますね‥。続くお母さんの「ここは私に任せて」を聞いて、子の斉木君はともかく、夫國春まで凍り付いてしまいました‥しかも割と長い時間。えも言われぬ戦慄を覚えたのでしょう‥。同情します(笑)

後のシーンの「さ‥三太、殺ーす」と「ぼっ、僕はかんたですっ!」にも笑かされました。駄洒落以外のなにものでも無いんですけど、緑のメガネ掛けた不機嫌面のサンタが玄関先に現れたら、子供、縮み上がりますよね‥。ニセサンタ‥というか犯罪者っぽくて‥(笑)

79話「Ψ新家電を買いに行こう!」ではゼリー製造機に対する斉木君の反応に爆笑。「取っ手まで!」って、それセットじゃないから(笑)野島裕史さん演じる新人店員の中丸工作‥マンガン電池40本で追い討ちをかけ斉木君を篭絡するとは中々のやり手ですね‥。ちゃらんぽらん口調が良く似ていたので浪川大輔さんの声と間違えてしまいました。低くダークな声も出せる面白い人です。

80話「年初めのΨクル」、夢原さん、海藤君の影響を受けたのかいつの間に中二病台詞を言う様に‥。ジャッジメント‥のテーマも流れるし‥(笑)

灰呂君も超能力者として覚醒?という、ギャグなのか、描写をそのまま受け取ってしまっても良いのか、判断しかねるちょっと良く分からないお話もありました。

(笑)を5コも使ってしまう程の面白さ‥爆笑必死の第16χでした。斉木君、淡々と喋っている様で結構暴言吐いてますが、良い人だって分かっているので不快感が全然生じない‥。今回も肩肘張らずに楽しく見れるところに魅力のある「斉木楠雄のΨ難」でした。
{/netabare}
第17χ(81~85話)
{netabare}
「海藤のΨ疑心(前編)」では海藤君の中二風味の脳内組織図が公開されます。総帥とかB級ソルジャーとか、それらしい肩書きが続きますが、下っ端雑用兵とされてしまった燃堂君の説明がテキトー。"組織のゴリラ的存在"って、まぁ、ありそうなポジションだけど‥(笑)

「海藤のΨ疑心(後編)」では「友達ごっこを解消するいい機会だ‥」と海藤君を見捨てようとする斉木君の姿が描かれてちょっと意外。心の声をテレパシーで読み取らなくても結局は助け舟を出したのだろうと信じたい‥。

最後は元不良の亜蓮君の見せ場。温厚な人柄を装っていてもキレやすい性格はそのままなので、不良達につかまってしまった海藤君を助ける為についにやらかしてしまいます‥。人体を破壊しながらの友情物語でしたが割とイイ話でした。

でも今回の一番の主役はやはり海藤君。常に自分の心の弱さと戦い、結局はいつも英雄的な行動を取ってしまう姿、カッコ良いですね‥。荒事に全然耐性無いけど(笑)

83話「仲Ψ無用!?燃堂vs海藤」はケンカの話じゃなくて、ただのエアホッケー対決。怪物的体力の持ち主の燃堂君に対し"漆黒の翼"は頭脳プレー(笑)で対抗。圧倒的な力量差をものともせず互角の勝負を展開。まぁ色々とズルだけど‥。反則行為だらけの海藤君の戦い方を一切咎めない燃堂君のおおらかさは見ていて何となく癒されます。‥おばかなだけ?

「Ψ悪のアルバイター激走!」は燃堂君がバイトをしたらというお話。まぁ当然そうなるな‥という内容。

「ランナーズΨ!」はマラソン大会のお話。ここでも燃堂君の異様な体力が描かれます。もはや超能力の域? 灰呂君の勝利に執着する意外な一面も見られましたが、こういう描写も人間っぽくてたまには良いんじゃないでしょうか?

今回もしたたかに笑かされました。
{/netabare}
第18χ(86~90話)
{netabare}
88話「変形!スーパーΨズ」ねこのアンプの話。ゴキを恐れないのは野良ねこの習性(家ねこさんの場合、恐がる事さえある)だとしても、プラモの部品を飲み込んでしまうのは、子猫くらいしかやらかさない失敗なのでは? とか思いました。

昔うちに住んでいたねこさんは異物を飲み込んでしまって、苦しい目に会った事があります。幸い私の母親がすぐに気付いて、ねこを逆さにして背中を叩きながら上下に激しく振ったので、口からポロリと小さなスプリングが出てきて大事を免れたという事がありました。

ねこは飼い主に似るといいますが、私も小さい頃に同じ様な経験をした事があり、プラモのパーツのスプリングを飲み込んで、殆ど同じ目にあった事があります。嘘みたいなほんとの話ですが、その経験を経て、私もねこさんもそれ以来同じ様な失敗は二度としなくなりました(笑)

成長したねこさんはとても利巧で、人間もそれなりに利巧なので、そんな事はしませんが、飢えた野良ねこさんだったらどうだろうとか、またしても余計な事を考えてしまうブリキ男なのでした。
{/netabare}

超越的な立場にありながら斉木君は結構いいやつなので、素直に笑えるアニメだと思います。続けて視聴していきたいと思います。

面白いアニメなので、つい調子に乗ってあれこれ書いてしまいましたが、キャラも出揃った様ですし、アニメの雰囲気も十分に伝わっていると思うので、各話レビューの方はここら辺でお休みしときます。

最後まで観終えて、わざと外して掛かってくる舌足らずな台詞回しとか、斉木君の微妙な成長、脇役、端役のキャラの濃さにも大いに癒され笑かされました。斉木君は勿論の事、中二病の海堂君とか、暴力的過ぎて初登場回ではあまりいい印象を抱けなかった亜蓮君も、回を重ねる毎にどんどん良いキャラに‥と言うか良いやつに‥(笑)

振り返ってみると第14χの台詞多め早口気味の斉木君の語りに若干の違和感を覚えた位で、全編に渡ってほぼ外れ無し‥。

印象に残っている回は第5χの「燃えるな!防Ψ訓練」第12χの「超能力者搭Ψ旅客機でGO!」第16χの「Ψ新家電を買いに行こう!」等ですが、どの回も笑わせ方に工夫があって飽きずに楽しめました。

2期製作決定しているそうで嬉しい限りです。


※:wikiによれば制御装置という事らしい。どういう経緯で取り付けられたのか、効力などは不明。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 36

かんろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スーパー超能力男子高校生の モノローグを中心に進む 日常系?ギャグアニメ

主役の男子高校生が
スーパー超能力者なのに、
常識的な日常を愛し、
超能力ゆえの不便を克服し、
淡々と高校生活を送ろうと
努力する様が面白い。

主役の男子高校生の声優さんが、
神谷浩史さんで、
神谷浩史さんの滑舌の良い
淡々としたモノローグが見もの。
和気あいあいとした気分になれる。

初めは、長々としたモノローグに、
多少困難を感じたが、
放送を流しっぱなしで、
ながら食事ながら家事でも、
すぐ楽しめるようになった。
絵よりも、話だけでも楽しめる。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

寡黙で辛辣な『K』さんが…笑った。

この作品
『10年に1つの怪作』といってもいいと思います。

本当に、笑えます!


なんというか
単なるギャグアニメではないし、ドタバタコメディでもない…

超能力者の斉木くんと愉快な仲間(?)達の日常のお話、です。


とにかく、


話のリズムが良い。

キャラが皆、『可愛い』

家族愛にほんわかする。

無理がない。

『品』がある。(←これ重要)

そして
声優さんの神がかった演技力。おっふ!



何度観ても飽きません。
何度観ても笑ってしまいます。

なんというか…私みたいなチョロい人間はさておき
アニメ玄人さんにオススメできる、貴重なアニメなんです!





以下、個人的な話で申し訳ない、

びっくりしたのは

1年に、1、2、3回、声を出して笑うかどうかの
『K』女史がこのアニメ観て

ブフッって笑ったんです(笑)何度も!


『K』女史は、笑いに厳しくて、笑いのツボも、よく解らない人で…
私の文章力では説明できないので、謎の行動で説明しますと、


私の気になるアニメ、をメモした紙に
『K』さんがしたイタズラ(?)なんですが、


新妹魔王の契約者 (は引退)
ペイルコクーン (30%off)
天使と夢の島 (はあちら)
COCOLORS (カレー味)
メガゾーン23 (45)


と加筆されていました。おかしくないですか?
(『K』さんの加筆は()の部分です。)





あとですね、
みんな大好き『ネンドウ君』のお顔が
どーしても、『カツオ君』に見えるんです!

どうか解っていただきたい!(笑)





私はこの作品が、本当に大好きです。

何度も観てるので
セリフ暗記…してます、ハイ(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

64.1 6 漫画原作で相棒なアニメランキング6位
うしおととら(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (453)
2419人が棚に入れました
中学生の少年・蒼月潮は、寺の住職をつとめる父親と二人暮らし。

ある日、彼は自宅にある蔵の地下室でとんでもないものと出会ってしまう。

それははるか昔、凶悪なバケモノとして民に恐れられ、「獣の槍」によって五百年間も封じ込められていた大妖怪であった!

槍を引き抜いてしまった潮はあわや妖怪に食われかかるが、同時に眠りから目覚めた「獣の槍」の力によって変身し、妖気に群がってきた他の妖怪たちをあっという間に撃破する。

槍の威力を恐れて思わず協力してしまった大妖怪は、潮に「とら」と名付けられ、行動を共にすることに。

かくして「獣の槍」の伝承者となってしまった少年と、いつか彼を食ってやろうとつけ狙う大妖怪の“うしとら”コンビが誕生したのだった。

そして襲いくる妖怪どもを次々と蹴散らしていく彼らは世界の存亡をかけた壮大な戦いに巻き込まれていく……。

声優・キャラクター
畠中祐、小山力也、小松未可子、安野希世乃、藤原啓治、牧野由依、浪川大輔、中村悠一、豊崎愛生、てらそままさき、清水理沙、三木眞一郎、梶裕貴、南里侑香、茅野愛衣、折笠富美子、坂本真綾、水樹奈々、細谷佳正、逢坂良太、高垣彩陽、永澤菜教、花澤香菜、宮野真守、潘めぐみ

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作はAランクだから古いのにアニメ化された結果-失敗?

全33巻をアニメで39話、ムリでしょ

ドラゴンボールは全34巻、うしおととらほぼ同じ巻数なのにアニメ519話!
ドラゴボは引き伸ばしアニメだけれども、だからってアニメ39話に圧縮できんよ
例えば、
ブルマウーロンヤムチャと出会って神龍にパンティおくれ!で3話
クリリン亀仙人ランチにチチと出会って修行して6話
引き伸ばさず駆け足テンポでもこんな進行・・・ムリとわかるでしょう
ちなみにDBアニメ39話は天下一武闘会の決勝戦、漫画の5巻です

だいたいの深夜アニメはワンクールで漫画4冊分よね
(進撃やメイドインアビスなどのテンポ)
うしとらだと、8クール90話以上になるのが本当なのよ
だから空気アニメになってしまった

原作はほんまおもろいで!


からくりサーカスアニメ化だとう!
失敗しないでくれと思うが、43巻で期待できない
枠を10クール使うわけないもんなぁ・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

不安は少し残ったものの、第二期も注目していきたい

2015年夏アニメ。3クールアニメの前半2クール、26話。
本当は最終回まで見てから書こうと思っていたのですが、ちょっと書きたくなったので簡単に。

藤田和日朗原作の名作長編漫画のアニメ化です。
もちろん私も原作は読了。色んな事情で3クールなので、ちょっと短いですね。

原作者の要望で白面との決着までアニメ化するため、一部エピソードはカット。カットするエピも原作者が選んでいます。

とにかく原作に対するアニメスタッフの愛と情熱を感じるアニメになっていて、細かなセリフなどのカットにも一貫性があると思います。主にサブキャラのセリフを抑え目にし、メインキャラのキャラクター性を残す方向になっています。

…ちなみに私が一番好きなのは、 {netabare}麻子を助けるために潮が炉に飛び込む一連のエピ{/netabare}(こちらは確実に描かれる)と、キジムンとカニマムジンのお月様の話なんですけど(こちらはもう本当に地味な話でカットは必然)原作者が選んだと言うなら何も文句は無いです。
むしろどこをピックアップするかで何を大切にしてアニメ化するかはっきりしますから、個人的には注目どころ。

全体的に駆け足で余韻や間を楽しむ事はできませんが、雰囲気を壊さず、ギャグもテンポが上手なので生き生きしています。
作画は原作絵に近くかなり細かいのですが、崩れることもなく、本当に凝っていて頭が下がります。(藤田先生髪の毛萌えなんだもん…作画さん大変すぎる;)

BGMはいまいち好みではないです。ホラー要素のある本作であれば、BGMの使い方自体ももう少し控えめにして、メリハリを付けたほうがいい気がします。

キャスティングはほぼ文句なしです。
何よりうれしかったのが潮役の畠中さんがすごく合ってたことです。
イメージと違うキャラクターもいましたが、進むにつれこなれてきた感じ。

全体的に評価できるところの多いアニメ化になってると思います。


【11月18日現在、20話まで視聴済しての感想】
19話と20話が凄く良い感じでした。
{netabare}
19話はいわずもがな、白面の威容が良く表現されていた事ですね。前半の一家の団欒を極力縮めて、Bパート全て白面のために使っています。
原作では火を吐き城門の中の人々を大量虐殺するシーンが印象強く描かれていますが、アニメでは潮に対する脅威である事のほうをより強く印象付けた演出になっています。こういう変更でアニメの方向性がわかってくるので面白い。

20話Aパートではジエメイが炉に飛び込み、ギリョウが槍を打ちます。原作だとジエメイの死ぬシーンの方がギリョウのシーンよりインパクトが強いのですが、アニメでは逆で、ギリョウの描写に重点を置いています。
これは個人的には英断だったと思います。なぜって、全編通して霊体のジエメイとは交流があるので彼女の内面はそれなりにわかるのですが、ギリョウの人格や苦悩がわかるのって本当にここしかないからです。

尺が限られた中で泣く泣く削るところも多いでしょうし、アニメのスタッフが表現したいものを明確にしてブラッシュアップし、それを最終回まで一貫してくれれば、それが一番私としては楽しいですね。

…あ、でも白面がなんで高い声でマッチョなのかはよくわからないw
声はともかく、白面は筋肉で体動かしてるイメージは無かったんですよね。妖力で動いたり戦ってるとてっきり思ってたので。まあそこのイメージの食い違いは仕方ないですね。
{/netabare}


【12月30日追記】

2クール見終わりました。
劇中の音楽の使い方がだんだん良くなってきたと感じました。新録のBGMもあったんですかね?
斗和子のチェロのシーンは原作にもありますが、実際音楽になると良い演出でした。

21話以降も全体的に良かったのですが、このエピソードを採用したのにその部分抜いてしまって良いの?と思う所がちらほら。
単純な不満というより、今後の展開でどうしていくつもりなのかがちょっとわからない、という感じで…。矛盾を生まないように改変するのならそれでもかまわないです。
{netabare}

気になったのがキリオ編での真由子とのファーストコンタクトを抜いてしまったこと、TATARIの一言も出ないのにサブタイトルをそのままTATARI BREAKERにしてしまったこと、あたりでしょうか。

キリオ編は潮と白面にスポットが当たっていた印象で、個人的にはもう少しキリオを深く描写してくれたほうが良いなと思いました。

もうひとつ欲を言えば、ハマー編では麻子にもう少し分かりやすい女性的な描写が欲しかったかも。
真由子は性格的にもストーリー的にも全体的にヒロインなので(「愚か者は宴に集う」の回があったばかりだし)、ボーイッシュで常に気丈な麻子は少し霞みがちな印象でした。
{/netabare}

第3クールの最終章への布石を打った形なので、それまでにくらべカタルシスは弱くなった部分があったかな。個々のエピソードは悪くないです。
20話時点の評価から少し下げましたが、次のクールに注目という所。
全体的にクオリティを保って駆け抜けた印象で、スタッフの皆さんにお疲れさまでした、と言いたいです。(2015.12.31)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

やしゅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

とてもとてもおもしろい。

サンデー史上一つの傑作マンガ。
原作はもちろん所持しております。
どこぞの結界師のようにアニメ化してぐうの音も出ない程の
駄作に成り下がらないことを願いつつ見ております。
まだ最初の6話しか見ておりませんが、素晴らしい作品になりそうですね。
みなさんも内容はすでにご存知だと思います。
すべての物語がフラグであり、最後に収束します。
内容を割愛せずに1年でも2年でもかけて作り上げて欲しいです。
みなさんも必ず見ましょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

63.6 7 漫画原作で相棒なアニメランキング7位
そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠(アニメ映画)

2014年4月26日
★★★★☆ 3.5 (294)
2109人が棚に入れました
空から落ちてきた未確認生物《イカロス》は、空美町で「平和が一番」がモットーの少年、桜井智樹と共に暮らしていたが、いまだに智樹に笑顔を見せたことがなかった。
イカロスと同じく空に浮かぶ『新大陸』からやってきた未確認生物である《ニンフ》《アストレア》が、《マスター》の支配から解放されて自由に笑って生きている姿を見た智樹は、どうにかイカロスにも『普通の女の子』として自由に笑ってほしいと思うようになる。
戦略エンジェロイドとして作られ、感情をうまく表情に表せないイカロスが笑えないのは、主従の関係を結んでいることが原因であると考えた智樹だったが、突如あてがわれた自由に、イカロスは―――。

原作累計400万部を突破した大ヒットアニメシリーズが遂に完結!!感動に包まれた原作最終話にリンクした、ヒロイン《イカロス》の真実の物語。これが本当のそらおとフィナーレ!!
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

Finalって・・・「チョット、チョットチョット!」 

原作:既読

本編:約50分

自分はそらおとファンです
劇場版そらおと限定フィギュア付き前売り買って観に行って来ました!
(フィギュアは後日郵送)

これから観る人へ

原作11巻~20巻(最終巻)までの10巻分を、50分に無理やりはしょって詰め込んだ内容です。
なので、期待せずに観て下さい。

原作読んでいない人が1800円払って劇場で見る価値はあるのか?
って聞かれると、正直 「ないな・・・」
これだったらレンタルで十分だと思うレベル。

事実、劇場で映画が終わって出る時、前を歩いていた3人(20代男女)は、「よく分からなかった。。。」って言ってました。

僕はこの作品、1期をTVで見て好きになり、即、原作漫画買って読んでました。

このFinal観る前日に、原作最終巻読んで、さらに前回の
『劇場版 そらのおとしもの 時計じかけの哀女神』を見直してからの視聴。

なので、最後は泣けてハンカチ使いました。
「見に来て良かった」って思えました
が・・・

原作14巻の帯には「特報!アニメ第3期製作決定!」と書かれてて嬉しかった。。。
15、16巻の帯には、「アニメ第3期製作快調!」って書かれてて、
18巻の帯には、「特報!2014年劇場公開決定!」の知らせで、TV放送3期が流れてがっかり orz
19巻の帯には「そらのおとしものFinal」って・・・
え~Final!!! 11巻~のストーリーを、劇場版で終わらせるの?
角川やりやがったなーーーー!!!
でした。。。

原作の会社は勿論「角川」なので仕方ないけど。。。

角川って、最近のアニメでは10話で中途半端に終わらせる作品が多くありますよね!

なんか最近「続き知りたかったら原作買って読んでね!」的な感じに作ってるので、自分の中では嫌いなアニメ製作会社になりました。
元々、アニメの製作会社とかは、好き嫌いないんですが、この「そらおと」で一気にイメージダウンです。

どこか製作会社変えて、3期を新しく原作通り作り直す事ってできないんですかね!?

非常ーーーに残念でした。。。。。。。。。。。。。





ネタバレ感想(視聴した人向け)
{netabare}
最初始まって、「えーーー!こっから始まるの?!」
先輩がどうしてああなったのか?  とか
ニンフは?
アストレアは?
カオスは?
日和は?(前作劇場版で死んでる筈なのに生きてるし!)(でも、原作は{netabare}ニンフによって助かって生きてる{/netabare})
はしょり過ぎだろ~!

その後直ぐに回想シーンで過去へ・・・

でも内容は、原作の時系列がごちゃごちゃになって詰め込んでるし・・・
原作で泣けるエピソードのシーンを、良いとこだけ切りはめ込んだ作りで見せられても、感情移入できず、気持ちも盛り上がらない。
ε- (´ー`*) はぁ~
3期をTVで見れてたなら・・・
残念 無念 ><

でも、
ラスト、イカロスが初めて自分の気持ちに気づき理解して
何度も「愛しています」
って言って燃え尽きてしまうシーンは、流石に泣けました。
これ見る為に来た甲斐はあった!って感じ。

映画はここで終わってしまっていますが、原作はちゃんとこの先あります。

Finalとして、こんな形でアニメを終わらすのは ホントガッカリ!

「そらおとファン なめんな!」 って言ってやりたいですよ!!!

どこかTV3期として作り直して欲しいです。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 56

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

【映画というもののセオリーをことごとくぶち壊しており前衛的過ぎてオイラの物差しでは測れない】

作品を観終えて劇場を後にする際に観客の口々から聞こえてきたのは
「泣いたわぁ」or「酷いなw」


でもオイラは一人考え込んでしまいました
正直、【なんか観ちゃいけないものを観た感覚】すら覚えました
良い意味でも悪い意味でも、映画の常識をぶち破ってしまっており「ナニコレ?」感が強過ぎる;
素直に肯定も否定もすることが出来ない
凄い置いてけぼりを喰らった


下ネタ、お色気、数々のパロディの常習犯でありながらクライマックスに待ち受けるのが必ず「小物過ぎる悪役との対峙」という水無月すう作品を象徴する要素をしっかり仕込んだ『そらのおとしものシリーズ』
『Final』の名が示すとおり、今作がいよいよその完結編となります
結論から先に言うと、「パンツは飛びません」


前2作のテレビシリーズと劇場版の後、原作コミックが突如として打ち切りのような終わり方をしたためそれを「補完する」という名目で作られたオリジナルストーリーの異色映画です


まず前回のアニメシリーズ以降の話を全てふっ飛ばしており特にダイジェストが無い
風音日和の存在に関しては辻褄すら合わない
開始と同時に原作の“あのラストシーン”から始まります
あくまで原作ラスト、その最後の瞬間のイカロスの心情が走馬灯のように回顧されていく・・・
という構成でありまして、その内容はあくまでトモキとの日常(つまりいつものハーレムコメディ)が淡々と流されるという代物
本筋(?)たるシリアスストーリー、シナプス人の目的と黒幕の正体、世界や仲間達の行方・・・これらは一切語られることが無い
知りたければ原作嫁!ってことなわけです


元来、映画とは「映画そのもの、単品で楽しめるもの」とオイラは思っておりました
そりゃ原作を知ってる方が楽しめる、テレビシリーズを知らないとキツイ、ファン以外の視聴を主としていない
こーゆー映画は今までもいっぱいありました、特に日本のアニメでは日常茶飯事


ところが今作に限っては映画単品だけでは物語そのものが成立しない
こんな経験は初めてです
知ってたら面白いとかじゃない
原作が無いとこの映画が最も示さんとする「イカロスが何を思っていたのか、誰を想っていたのか」が伝わってこない、笑えないし、泣けもしない
完結編でありながら、完結していない
文字通り、原作を補うための作品なのです


こんな風に極左的に割り切った構成を取った映画を観たのは全くもって初体験だったので、正直鮮烈過ぎて一生記憶に残りそうです
もしかしたら今後こういった形態の映画が日本のアニメ業界に増えるのかもしれません
何にせよオイラには歴史的に価値のある1作になりました

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

終わりが悪くても、それで全て悪かったことにはしたくない!!

2014年4月劇場公開。
約50分。


【前置き】

本作の不評は予々耳にしておりました。
アニメから原作にも大いにハマり、自分にとって本当に楽しませてくれた作品だけに、やっぱり悲しかったですね。

ただ視聴にあたっては、過剰な期待はせずに済んだので、そういう意味では助かりました。
前知識も無く、もしこれまでのアニメシリーズ並みのクオリティーを本劇場版に求めていたとしたら、私は間違い無く「裏切られた」気持ちを持ったように思います。



【あらすじ】

空から落ちてきた戦略エンジェロイド『イカロス』は、「平和が一番」がモットーの変態中学生、『桜井 智樹(さくらい ともき)』と共に暮らしていましたが、未だ笑顔を見せたことはありませんでした。

イカロスと同じエンジェロイドである『ニンフ』や『アストレア』が、空の支配から解放され自由に笑う姿を見た智樹は、イカロスが笑えないのは主従の関係を結んでいる事が原因と考え、主従関係のインプリンティング(刷り込み)を解くのですが…。



【批判部分】
{netabare}
まず、本作はアニメシリーズを全て見ていたとしても、シナリオを100%しっかり理解することは不可能です。
そもそも本作は「そらのおとしもの」を描くというよりは、メインヒロインである「イカロス」を主軸にした長いPVに近いことを、まず頭に入れた方が良いですね。

シナリオ構成としては、原作最終話(イカロスと智樹がシナプスへ向かうシーン)から始まり、上記のあらすじを回想により挟むことでそれまでの物語を追い、そしてまた冒頭のシーンに戻り…イカロスの最期を描き…、以降のシナリオは何も描かれず終わる…という流れとなります。
この終わり方については聞いてはいましたが、私自身エンディングテロップが流れた時は、やはり仰天させられましたね。
こう、回想を経てクライマックスを描く為の下準備をし、やっと描き始めたかと思えばそこで終わるという…、最早「斬新」とさえ思う最後でした。(あっ、褒めてないですよ。念の為。)


「final」というタイトルとは裏腹に、作品としての終わりは一切描かれず、間の日常パートもイカロスの心情を描くことに重きを置いた構成で、シナリオ補完はオマケ程度。
以前の劇場版にて、悲痛な最期を遂げた「風音 日和」が普通に登場していても説明も無かったり、あげく謎を提示するだけして放置したりするので、原作を読んでいないとまずついていけません。

そりゃ元々3期を描くつもりが、いきなり劇場版に変わって50分程の構成にもなれば、こうなりますよね。
ただ、それでも原作後のエピソードを新規に描くなり、どうせなら下手にシナリオに触れず人気の日常回を重点的に描くなりと、まだ違う戦い方はあった気がします。
ですが結果的に本作は、「final」と題して、予告で目を惹きつける原作のクライマックスシーンを出し、煽るだけ煽って蓋を開けてみれば中身はスカスカでした…という、わざわざ劇場に足を運んだファンの心を裏切り弄ぶような…残念な出来になっていたのでした。

作画に関しても、決して良いとは言えません。
期間が空いているとはいえ、キャラデザは昔と違うと一目で分かりますし、昔と比べ全体的に淡白に描かれているので違和感も感じました。
時折挟まれる、以前の回想の方が作画が綺麗に見えるというのも、どうなんでしょうね…。
(本作は、テレビの頃からかなり作画に気合いの入った作品でしたので。)
のワリに作中、西瓜などの食べ物は妙に気合いが入っていて、なんだか気持ちを逆撫でされている気にさえなりました。
{/netabare}



【肯定部分】
{netabare}
と、批判部分はこのくらいにして、肯定の部分も少し。

本作は、あくまでブツ切りなだけで原作シナリオに大きな変更や改悪は無いので、私のような原作既読組からすると、原作をイカロスを主軸にしてチラッと描いたファン向けOADと思えば、そこまで悪くは無かったです。
(勿論、劇場作品ということや、本作がシリーズの「final」であることにも目を瞑ればですよ。)


本作の日常パートは、原作の「智樹の車窓から」回や「インプリンティング解除」の回等を、イカロスの心情を描きつつ再構成したもので、主要キャラは原作通り相っっ変わらず可愛く楽しく描かれています。
特に、本作のヒロインの一人「ニンフ」は、個人的にアニメ作品の中でもトップと言っても過言ではない程に好きなので、視聴し悶え苦しみ、恍惚に浸るには十分な破壊力でした。
3女?である「アストレア」のケーキをつまみ食いし、

「うっさいわね、アンタ末っ子なんだから我慢しなさいよ!」

とか言い合う2人のシーンも、見ていて微笑ましかったですね。

主人公である智樹の、あの突き抜け過ぎて清々しさすら感じる変態さも健在。
以前よりアニメ化を望んでいた、彼の(あまりにも危険な)妄想が具現化した「智樹の車窓から」での、あの『裸で愛しあう駅』は、本当に羨けしからん最高の映像でした。
この時の、顔を赤らめ困った表情をしているニンフは、もおぅたまりませんでしたよ。

ただ、そんな変態の智樹がシリアスになると急に格好良くなる演出が、また本作の魅力。
なんだかんだ言っても基本的に優しい智樹が、クライマックスのシーンで、

「うるせぇ! 引き返せっつってんだろ、聞こえねぇのかよ!!」

と声を荒げて言うシーンは、やっぱりグッときましたね。
そんな智樹に対し、奇しくもギリシャ神話のイカロスのように羽が朽ちていく中で、イカロスは初めて笑い…

「愛してます、マイマスター。」

と続けるのでした…。
原作でも最高に良いシーンだけに、ちゃんとシナリオとしてもお膳立てをしっかり描いて上で見たかったですねぇ、至極残念です。
{/netabare}



【総評】

原作を読んでいない方は、先に本作を見てはいけません。
原作の良いシーンを、ネタバレするだけして理解出来ず終わるという惨事が待っていますので。
原作全20巻までを全て読んだ方で、まだ本作に触れていたい…と思うほどのファンのみ、手に取りましょう。

多くの「そらおと」ファンと同様、やはり私もこの出来は残念に思いましたが、でも…原作のエピソードがどういう描き方であれアニメ化され嬉しかったのも正直な気持ちです。
(安っぽい考えかもしれませんが。)
こんな構成であれ「こんな内容なら作らないでほしかった。」とまでは、流石になれませんでした。
作品としての全体評価は、大いに下がっちゃいましたけどね。

3期制作快調という単行本の帯を見る度、これからもきっとこの残念な気持ちはぶり返すことでしょう。
往生際悪く「完結」じゃないと匂わせたりしていますが、まず間違いなく続編は無いでしょうし…。
そう言って、ファンからお布施だけを巻き上げるような角川の数々の悪どい商法には毎度、義が感じられず不快ですらあります。
(そういえば原作ラスト2冊の、あからさまな薄さにも腹が立ちましたねww)

それでも本作の、特に2期を見ていた時に感じた興奮と情熱と、スタッフの愛に包まれた名演出の数々まで、悪く塗り潰されることは決してありません。
本作は、あくまでオマケとして楽しませてもらったと、そう自分に言い聞かせようと思います(ムリヤリ)。

あっ!!
ただ、せめてもの罪滅ぼし?のようにDVD映像特典として作られた、原作最終話のボイスコミックは、かなりの出来。
(アニメ1話分相当の約24分。)
声優さんの演技、音楽、コマや台詞の見せ方等、かなり拘りを感じました。
原作好きは必見です。


ではでは、さようなら…業界きっての叱られアニメ「そらのおとしもの」…。

読んでいただき、ありがとうございました。



◆一番好きなキャラクター◆
『電子戦用エンジェロイドタイプβ(ベータ)「Nymph」(ニンフ)』声 - 野水伊織さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『電子戦用エンジェロイドタイプβ(ベータ)「Nymph」(ニンフ)』声 - 野水伊織さん



以下、ニンフが穿いているのか否か、について。
(卑猥な表現を含むので〆ます。)
{netabare}
本作に登場するキャラクター、小柄で青髪ツインテールの似合うエンジェロイド、ニンフ。

彼女は戦闘服着用時、アニメでは「にんふんどし」と呼ばれる、乳首や股間にシールを被せたような下着(ちなみに、商品化もされていますww)を下に着用しているのですが、原作では『穿いてない説』が誠しやかに囁かれておりました。

その説は原作最終話後のオマケで遂に、明言こそされませんでしたが、智樹が明かしてくれることとなりました。

やはり私は、ニンフが大好きです。
夢を掴みたい方は、是非原作最終巻を手にとって見て下さい。

アストレアもメチャ可愛いですし、勿論イカロスもそはらも…、恐いけどカオスも…会ちょ……。。。
いやホント、こんな可愛いキャラが勢揃いする作品も、中々ありませんでしたね。
このキャラクター達に出会えただけで、やっぱり本作に出会えて私は幸せでした。

さて今夜も、ニンフのマスターになって、優しく色~~~んな命令をする妄想に浸って眠りましょう。
改めて…夢をありがとう、そらのおとしもの。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

84.1 8 漫画原作で相棒なアニメランキング8位
サマータイムレンダ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (617)
2095人が棚に入れました
「潮が死んだ―――。」幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。「自分にそっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される――!」さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして......!?紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける――!

街路灯 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

志倉千代丸氏の観点からの考察

タイムリープもの。タイムリープといえば「シュタインズ・ゲート」シリーズが押しも押されもせぬ金字塔。その作者であった志倉千代丸氏の才能やいかばかりか、と思ったものであるが、その後の氏の活躍としては、もちろん全て網羅しているわけではないが、あまりにあまりにシュタゲの印象が強すぎて、あまりぱっとしない印象である。「この世の果てで恋を唄う少女」は、シュタゲのそれこそデジャヴュのようなシーンが多くみられ、展開が唐突すぎて最後はついていけなかったし、「ISLAND」は、作画こそ綺麗だったものの、前半と後半の差が激しすぎてこれも同印象。最近でいえば、「賢者の弟子・・」であるが、これは音楽だけの参加か?まぁ、こういうポップな軽い音楽も作れるのね、というところの印象しかなく、ちょっと残念な気がしていたが、さてこの「サマータイムレンダ」では、久々に重厚感・重層感のあるストーリー展開が期待できそうである。考えてみれば、複数の世界線、という発想はストーリー展開の自由でが高く、作り手にとっては便利な手法なのかもしれないが、きちんと伏線を回収していく仕組みを作らないと、展開が拡散して収拾がつかなくなる(視聴者がついていけなくなる)リスクがあるので、いずれにしてもこれからに期待です。終わってみて、「やはりシュタゲは偉大だったなぁ、という感想もそれはそれでアリではありますが、それ以上のものを期待したいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

最終話 視聴の仕方を間違えた気がします。追記 あれ?Dアニに???

 HDD録画が出来ない環境なのでTVerで視聴。1週間しか見られないのでちょっと細かくメモを入れます。あの配信サイトなのでウーン、という感じです。2クールと教えていただいたので、もう1つ独占があるので、6月と9月(7月と10月?)だけ加入かなあ。

 なお、アニメの作品として非常にレベルが高い作画ですが、少年ジャンプということでSF的な深さはそこそこの気がします。構造は非常にテンプレですし。この私の偏見を裏切って欲しいところです。

1話 複製人間の正体は?

視聴メモ
{netabare} レンダの意味がRENDERなのかレンダリングなのか。レンダーなら与える報いる返す。元の意味は形作るという意味です。レンダリングなら3DCGを画面処理するプロセスで良く聞きますね。数字データを画像化すること、でしょうか。

 冒頭のシーン スマホの時刻11;07 Sunday July 22 そして葬儀に帰って来たというセリフの時の日時が7月22日

 通常の視覚から金髪の娘に何かされるとノイズが入りました。手を当てられた前後でVR世界に入る、時間か空間が入れ替わっているなどが起っているのでしょうか。夢から目ざめますので、不連続な何かを感じます。
 プレゼントとは画面の感じから言ってオッドアイですから目の事?なんでしょうねえ。何かを見る力なのか。

 知っている人が知っている人ではない感じですから、人の入れ替わりものでしょうね。寄生獣みたいなものを連想します。

 OPの感じ…巴紋が出ますので神社が関係する。3つ巴なので3人同じ人がいるということ?影とか再生という文字もありました。人のコピーとか再生みたいな絵だったので、やはりそれを裏付けます。2周目3周目という文字とタイムテーブルがあるので、これが謎解きと関係するんでしょうね。

OP文字>>
 〇ルコ様、雁切真砂人、学校4年、島の…成り立ち、天沼矛、天沼、…呂島、紙垂彦、那由他、ハイネ、千代、正子
6;00 品川 新幹線乗る→8;36新大阪着 10;05和歌山着 南海…13;00

7月22日(日)は2周目?11;25、11;18 …フェリーで失礼…
1周目が7月21日?
漁、…ヶ島沖…、木材、…炭…、…漁師
影 ピカー、コピーA
影、コピーA、人間A 右上に首を絞めて殺しているような絵

1945(終戦時?)、髪、和歌山

21;00 南雲先生 境内へ 3周目 ループ 4周目へ

 主人公が銃で自殺するようなシーン。ループを確かめるために何かするんでしょうね。

 主人公 10年前に両親を亡くしコフネ家に引き取られる。
 ウシオの死体はちゃんとある。子供の頃の写真。島を出る日にカレーを食べたがる。葬式が神道。三巴紋だがちょっと違う?ウシオは潮。

 しおりちゃんは目の表現から言ってこの時点で偽物?

 あのおっぱいのお姉さんは何かの組織感がすごいですね。ミオちゃんがいきなり2人ですか。

 この時点で偽物っぽいミオとテンガロンハットの警官(駐在さん)が合う。ああ他殺ですねえ。吉川線というのは自分でつけた引っかき傷なので、誰かに首絞められた跡もある?シオリちゃん溺れる助けに飛び込む。
 貝殻のネックレスは何か個人を特定するギミックになりそう。ミオは殺した奴とはっきり言う。

 7月23日 主人公の偽物もいるみたいだし、行方不明に警官のチッですね。ミオの偽物にやられた?もう入れ替わりが随分進んでいるんでしょう。小早川家全員消えた。借金。しおりちゃんそっくりな女の子、見られている気がする。

 影の病。ヒルコ様…が影への対抗?矛が関係する?神社が対抗手段?
 お姉ちゃんの偽物。で、画面にノイズのようなものがあるので光学的な何かが仕掛けということ?

 やっぱり神社でましたね。そしておっぱいのお姉さんが…最後の演出からいってタイムリープかVRということでしょうか。冒頭のプレゼントの意味ですね。ウシオからもらった能力?あの迷路状の文様が何を意味するか。古代なのか迷い路なのか。{/netabare}

 仕掛けそのものはテンプレですけど、SFでそれを言ってはお終いです。論理性で見せるか、驚きポイントを作るのか。組み合わせでセンスオブワンダーとなるのか。楽しみな1作です。


2話 影 メモ

{netabare} 記憶は残る。スマホは同じく22日11:18。後ろ姿の男の作画はちょっと気になる…けど考えすぎな気も。

沼男 南雲竜之介 画面の文書を読む限り扼殺された男の小説らしい。絞殺と扼殺云々という文章からウシオにつながる?作中は2週間遡って7月10日なので7月24日の話?「鷺森」「親水」公園。電車の作画があるので、やはりタイムテーブルもの?
 これをわざわざ作画したということは何か関係がある?

OPはざっと見ると先週と変わらず。

 ミオちゃん突っ込んでくるのは一緒。ブレーキ切れてる。(先週の作画見たいけど…)、同じことの繰り返し。目の奥がチカチカする。ミオが警官を?つまり他人でも影は他人でも殺してOKのルールらしい。
 カレー喰ってるのが7時50分くらい。ストロボ状態のモノは…なるほど警官の姿形を移す手続きらしい。つまり光学的な処理ということ。
 消去したあとにあとが残る?記憶もコピーできる。思っていたより単純なルールだけど、タイムリープの主体は関係ない?俯瞰…タイムリープ。やっぱりウシオに何か能力を貰った?ソウからの電話でばれる。
 タイムリープのポイントが船内ではなく港到着時になる。

 刺された記憶と意識が残る。いや、あの自転車事故は大けがだろう。死なないの分かっているのに…

 眼鏡のお姉さんの通信。13:02 新大阪 取材0720は日付?
警官に働きかけ。嘘の通報。録画。
眼の色が違うことにここで気が付く。
キャミとタオルの色も位置も一緒の気がする。ただ、この作画が丁寧だしなんども見せるのはなぜ?
 録画は成功。影の話はミオから聞いたけど、「影の病」って1回目でもうちょっと後に爺さんに教えてもらったのでは?

 結果として小説の中身と、洗濯機の上のキャミソールが気になりました。{/netabare}

3話 忌中に夏祭り?大丈夫か?思ったより浅い??

{netabare}23日の8:10にコバマート 影で消される 床を殴った跡 シオリの後ろに大きな影。
俺は影の病に感染した?ストロボ状の光をあびると??影の病の定義は???影の人格というか性格とコピーであることは関係ないということ??
トツムラはもとのまま。
ウシオのスマホ…預かる。
明日(11月24日)夏祭り
ソウ 合言葉 山 メソポタミア文明 
ポスターなおしたのはなぜ?演出?
ミオからシンペイにネックレス渡す。

11月24日 ソウ、トキコ、ミオ、シンスケで夏祭り
調べたい事…忘れてくれ?

 なお、まだ死んで間もないのに、夏祭りで霊が戻ってくるみたいな話はないと思うけど。そもそも喪中…というか49日前の忌中で祭りに出ていいのか?というか親しい幼馴染とか姉とか死んだのに綿あめ喰って笑ってるのってどうなの???そういえば定食屋もやっているし…

 恋愛にしても、そもそもウシオとの関係どうなのよ?人の心理描写が不自然というか甘すぎる?

 パズルだけなんでしょうか?考察するのに値するんですよね? {/netabare}


4話 やっぱりウシオは死んでいたんですね。

 忌中云々の問題がありますがそれをさておいて、ウシオが死んで葬式をやって直ぐに祭りに出て告白するでしょうか。特に若い身内の事故死ですから、普通は喪失感で立ち上がれないと思うんですけど。

 それとパズルが複雑なのはいいんですけど、終盤に新しい設定が明らかになって設定で解決、にはならないですよね?進撃の〇人みたいに。
 新事実ならまあ許せますけど、新しい設定を後半に付け加えないでいただきたい。シラケますので。ちゃんと伏線を見せておくように、それだけはお願いします。

メモ

{netabare}  で、影の他に複製がいる、ということですよね。それがOPの文字でしょうか。影とコピー、オリジナル含めて3人いるということでしょう。そしてタイムリープ(ループ)。
 生きているウシオが何なのか、というのがパズルでしたね。貝殻のネックレスと記憶。

  このあたりはOP映像からいって隠す気はないみたいですね。問題は1話冒頭のシーンになりそうですね。あれはいつ、どこで、なんのウシオなのか。

 影はデジタルノイズのようなエフェクトが入ります。そしてウシオの影は以前には存在したのは振り返りの場面でありました。
 今登場しているウシオは影ではないのは確定です。
 
 オリジナルかコピーということですね。1話冒頭のセリフの記憶がありません。ウシオの登場の仕方からいってどうもオリジナルの雰囲気ですが、ただ、時間軸的に水着のまま何日か飛んでますので保護されていたか、やはりコピーじゃないと辻褄があいません。新しい後付け設定が出てこない限りコピーと思っていたほうがいいでしょう。
 1話冒頭は、本来存在してはいけないコピーが海に帰る場面でしょうか。つまり海でコピーは作られるという感じですね。コピーウシオが自分の真実に気が付いてシンスケに何かを教えて飛び込んで海に帰っていった?つまり最後の方までたどり着いた時間軸が以前あったということの気がします。

お母さんという敵ですが、神社は敵(影)なのか味方(コピー)なのか。

 小説の南雲龍之介という小説家の名前が出てくるのが2回目です。絞殺と扼殺云々という文章が何か関連するんだと思いますが、もちろんウシオの死因でしょうねえ。どうつながるんでしょうか。 {/netabare}


5話 ひぐらしの鳴く頃にのリメイク?マルチエンディングは難しいですが。

{netabare}  南雲龍之介はそうきましたか。これは驚きました。性別と名前を捩じりましたか。そしてあの赤い光の「母」までなら設定として許容しましょう。目の秘密がありますからね。

 でも、あとはキャラとしてあの老人と医者が何者か、南雲の姉とは。そしてウシオの影…あるいはコピーがどういう存在か、ですね。
 設定では神社の設定ですね。何より影の設定の説明にまだまだ何か追加されるか、どうか。

 これから設定がまだ小出しになるんでしょうか。2クールだとしてもキャラと設定過多になりそうです。もし謎解きものならそろそろ謎の考察に集中させてほしいかなあ。

 これ以上キャラと設定を重ねられると飽きてきます。考察の意味がなくなりますので。まあまだ5話なのでいいですけど、影の力を早めに見せられてしまったので、神秘性とかドキドキ感がここで一気に減ります。正直思ってたよりも謎の深さが足りない感じがしてきました。

 ですので、ここからの展開が勝負でしょう。どこに面白さが見いだせるか。

「ひぐらしのなく頃に」を思い出しますね。ディテールは違ってもマインドは似ています。本作はひぐらしに非常に影響を受けている気がします。あれもキャラが小出しで出てきますが、ゲームのマルチエンディングをアニメ化できた非常に秀逸な例です。あれは「ヒトコワ(人怖)」でしたし、敵の正体が最後まで見えなかったのが良かったので、影を先に見せた場合はどうなるんでしょうか。

 次回は軌道共鳴ですか。タイムループする間に事象が干渉して新しい何かが起きる的なことなんでしょうね。それがウシオのコピー?分かりませんけど。 {/netabare}

追記 あーなるほど、舞台と雰囲気、設定はひぐらしのなく頃に、話はシュタインズゲートという感じでしょうか。もちろん本筋となる謎に意外性があればいいですけど、意外性は奇抜さではないです。ウシオが世界線を動かす感じ?SFの類似性は否定しませんし、有りだと思いますが、仕掛けにセンスオブワンダーがあるか、ですね。今のところちょっと心配になってきました。


6話 影のボスが出た後なので、何に注目すればいい?巨乳の主張は何のため?。

{netabare}  一旦影のボス的なのが出てきているので謎の持ち方がどこにあるのか。あのボスを出さないようにするのがゴールイメージ?となるとやっぱりひぐらしかなあ、という感じです。

 小説家の南方…ひづると言ってましたね。過去龍之介という人物に何かあったようですが。
 そして吉川線の定義は誤解がないみたいですけど、索状痕等が無いのに吉川線だけつくんですかね?司法解剖してないなら怪しいのは医者一択じゃんと思ってたらやっぱり怪しそう…にみせて実は…って感じでしょうか。この辺ちょっと気になります。

 あとヘラヘラ笑っている神主。ああいうキャラは闇墜ちが定番ですから多分…だと思いますけどどうでしょう。

 それにしても南雲先生の巨乳が気になります。なんであの服?巨乳を誇ってる?でそして逆さまになるのは影対策?そして最後の推論が牽強付会じゃないことを願います。来週この辺りの謎解きで本作の方向性が見えてくるんでしょうか。 {/netabare}


7話 視聴は継続します。が、シュタゲとかひぐらしと一緒で考えてもしょうがないですね。本作のレビューは…休みます。

{netabare} 基本的に考察の組み立てではなさそうですね。タイムテーブルとか人の動きや出来事を組み合わせて、回避策を考えて解くみたいな展開になったら見る気もするんですけど…この辺やっぱりシュタゲ+ひぐらしですね。
 頭使わないでミステリーホラーの雰囲気を大人しく見ているほうが良さそうな気がしてきました。{/netabare}


9話 ウシオに注目すると面白い話になりそう。

 レビュー休むといいましたが、ちょっとだけ。9話に至るまでウシオが取って付けたような感じで「キャラ」ではなく「設定」にしか見えませんでした。が、この9話でウシオに焦点が当たり出しました。これが良かったです。ウシオの内面が描かれる構成になると物語的に悲しい話になる心配はありますけど、面白そうですね。2クールかあ…感情移入しすぎると最後は泣くかなあ。

 影のボスの能力は示唆されていましたので、これは展開に期待がもてそうです。 



10話 古事記の国造りかあ…妄想したくなるなあ。刑事の不自然なフェードアウトはなに?

{netabare} TVerで視聴中、刑事が警察手帳だしたあと非常に不自然なフェードアウトがありましたが、あれは何?セリフをぶった切った?


 10話で仕掛けが明示されましね。古事記かあ。OPに矛(ほこ)みたいな絵がありました。ヒルコ様ってイザナギイザナミの子供でヒルみたいな恰好だったらしいですね。ヒルコ様=蛭子様ですね。これって日都ケ島が、古事記の国造りのオノゴロ島と関係があるっていうか明示ですね。もうここまで露骨に見せると。

 また、神さまはいろいろくっついたりしますので、エビス様ってヒルコ様と同じってことになってます。オオクニヌシ=大黒様の子供と言うことで、この辺、古事記との関係は民間で流布されているうちに、一緒になってますけど。

 つまり、日都ケ島は古事記の国造りのオノゴロ島のことで、影の親玉=ヒルコ様なのか、ヒルコ様をコピーしたのが影の親玉なのか、影の親玉と対立するのがヒルコ様なのかわかりませんが、舞台の仕掛けとして日本の国造り神話がモチーフということですね。

 これは1話とOP見たら読めたなあ…うまく煙に巻かれました。なかなか面白いストーリ-展開です。


ここから先は妄想です。
 日都ですから、ヒトですね。ヒトの歴史の始まりまで話が行くのか、ヒトガシマはなんとなく鬼が島の対比みたいに見えます。瀬戸内海は桃太郎伝説です。最近だと香川県の島だと言われてますが、以前は岡山でした。当然和歌山にも桃太郎の話はあります。串本でしたっけ?

 ヒンズーの神である恵比須様、古事記のヒルコ様とオノゴロ島、そして考えすぎかもしれませんが、ヒトヶ島と対立する桃太郎の鬼が島?{/netabare}


20話 思っていたよりスケールが小さいし、タイムリープと設定でいろいろ見せられているだけだなあ。

{netabare} 結局タイムリープ…タイムループと設定で、あとはパズル…それも事柄を見せられているだけですし。

 作画とスク水ヒロインが出ずっぱりなのは、すごいとは思います。冒頭数話の期待感も大したものです。ただなあ、話のスケールがこじんまりしていて300年前とか言われてもなあ…宇宙隕石かあ…

 南雲先生の小説というのもあんまり生きてこないし、人間ドラマにテーマ性があるわけでもないし。歴史ミステリーでもなかったし。想像したより頭使わない系で、そうですね、12話くらいから飽きてきて後は惰性でした。

 一応最終回は確認しますけど、想像よりも5分の1くらいの面白さでした。やっぱりストーリー系って、期が終わってからレビューした方がいいのかもしれません。本作は徒労感が…{/netabare}



最終話 20話以降はまとめて見ました。本作の視聴の仕方を間違えた気がします。

 本作の見方は、人物がどう動くか、を見てワクワクするのが楽しいのでしょうね。あまり裏に意味性とか壮大な歴史とか考えないのが正解でしょう。伏線らしきものを考察する努力はやめて、単純に人物を追う。それが正解だと思います。
 なぜ、瀬戸内海和歌山なのか、南雲先生の小説の中身、ヒルコと大黒天の歴史的つながり。釘=鉄と7と言う数字の歴史的意味性、冒頭のシーンにトリックがあるのでは、などというものを脇において、死んでは戻り、工夫して戦って、死ぬ。その展開を楽しめばいいのでしょう。

 私はその点で間違えました。キャラはヒロインと南雲先生、シデが強烈で後はかすんでしまいますが、全体的にキャラ造形は出来ていたと思います。その意味では作品の作りもいいのでしょう。

 ただ、25話ありますので、見方を変えて再視聴は、ディズニーの契約をどこまで続けるかによりますけど。

 ということで低評価はつけ辛いですね。まあ、OPとか初めの数話の雰囲気と演出から、ミスリードされた気もするので作品のせいと言えなくはないですけど、結果的に正しい見方をしていなかった気がするので、第1印象の評価は3.1でしたけど、物語は評価できずの意味で3点、キャラは作画とヒロインで4点をつけておきます。一応観終わったにしますが、断念と紙一重くらいの視聴後感です。

 作画がいいのは認めるところですが、24話後半の作画というか画面の雰囲気、良かったですね。あそこの作画は線の感じが良かったと思います。


追記 いつのまにDアニに…うーん。まちがってディズニーの年間に入ってしまった私の立場は?まあ、スターウォーズとか3Dアニメとかあるのでいいんですけど。


 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイムリープ連打

原作未読 全25話

離島を舞台に、都会に上京していた主人公が幼馴染の死をきっかけに離島を訪れ、色々な疑念が出てきます。離島に伝わる「影」の存在、失踪していく島民たち、その真相を追って解決していくお話です。

残酷で悲しいお話で、最初は絶望と恐怖しかありません。何かのホラー映画を観ているような気分になりました。
{netabare}
影、怖かったですね〜 無表情に人を殺すところ、最初の村祭りで村人がどんどん殺されていくところは絶望的でした。
{/netabare}
タイムリープを繰り返して次第に光明を見出していくのですが、敵もなかなか曲者、簡単に光を届ける展開にはなりません。
{netabare}
シデはなかなか尻尾を出さなかったですね。ハイネとの話はおぞましかったです。
{/netabare}
最後はHappyEndで終わりますが、少し切なさが残るお話でした。
{netabare}
結局、あのタイムリープや激闘の記憶は慎平の心の中にわずかに残っているだけで、他の人には分かち合えないのは少し寂しい感じがしましたね。
{/netabare}
最後までドキドキハラハラするお話でしたね。2クールと長いですが、しっかり最後まで描いています。オススメです^^

OP は亜咲花さん、EDはcadode さんが歌っています。

最後に、福岡にも有名な能古島(福岡内で有名)や離島ではありませんが志賀島に久しぶりに行ってみたいですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

77.8 9 漫画原作で相棒なアニメランキング9位
王様ランキング アニメ(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (470)
1517人が棚に入れました
国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、それらを総合的にランキングしたもの、それが“王様ランキング"である。主人公のボッジは、王様ランキング7位のボッス王が統治する王国の第一王子として生まれた。ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力であり、家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。カゲとの出会い、そして小さな勇気によって、ボッジの人生は大きく動きだす———— 。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

小さな足跡

WIT STUDIO制作。

ボッス王国の第一王子ボッジは、
生まれつき耳が聞こえず、言葉を話せない。
周りからは、王の器にないと蔑まれている。
そんなある日、カゲと友達になったことが、
彼の人生を大きく前進させることとなる。

王様を順位付けする価値観が存在する世界で、
ハンデを背負い、非力なボッジが、
どのようにして世界を変えていくのでしょう。

ボッジの夢は立派な王様になること。

とても良質なアニメの予感、
絵本のような絵柄とキャラクター、
KING GNUの主題歌も素晴らしい。

11話視聴追記。
それぞれに当然ながら過去があり、
{netabare}鏡の魔女=ミランジョとして、
彼女の闇もまた深そうだ、そして王との因縁。
冥府の罪人が、王国を襲撃する、
修業を終えたボッジは間に合うのか!? {/netabare}

最終話視聴追記。
誰もが幸せになる権利を有している。
{netabare}生きていく上で、恨むことより、許すこと。
その難しさと尊さが描かれている。
王の剣はきっと、その国に暮らす、
人々の苦しみを断ち切るのでしょう。{/netabare}

どうやらまだ、冒険は続きそうだ。
不思議な魅力を持つ作品だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 47
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

お題の意味するものはなんでしょう?

原作未読

内容はひとまず置いといてリアタイ期にヘビロテしてたクセ強い宮野真守のCM

 アニぃメを見るなら プラ○ムヴィデオん↑

…の話題作品ラインナップちゃっかり入ってた印象が強いやつです。ノイタミナだし、萌え萌えに走っていないデザインなんかも興味を惹きます。それに

 王様のランキングって何だろう?

冷静になると理解不能っちゃ不能。どの尺度で順位付けするのか手段もわからなければ根本的なところでそれやる意味があるのか目的も不明です。裏を返せば何が出るのかお楽しみ。期待値は上がります。
主人公はボッス王国第一王子のボッジ(CV日向未南)。耳が聞こえないため言葉を発することができません。そしてとっても素直な子。なお、喋れないからか作画での感情表現頑張ってますね。表情豊か。

ボッジの弟第二王子ダイダ(CV梶裕貴)はボッジとは対照的な性格で序盤は王位継承争いやってるのでそのへんがランキング云々なのかなと思いましたがこれも違うようです。
{netabare}ダイダとボッジで“だいだらぼっち”日本の巨大妖怪を夢想してたら案の定巨人族が物語に登場。梶裕貴さんが巨人に絡むという伏線を見逃してた自分はまだまだ未熟です。{/netabare}


全23話。
『アルジャーノンに花束を』『フォレストガンプ』みたいに無垢な存在が周りに影響を及ぼしていく展開を期待しました。
おそらく賢王となるだろうホッジが帝王学を学んでいく過程みたいなのもあるかなとも思いました。
『王様ランキング』なんて順位付けある世界の秘密が明かされた時の驚きを楽しみにもしてました。

との事前期待がありました。結果は上から順に{netabare}“それなりに影響及ぼしてった”“それなりに帝王学会得してった”“ん!?ランキング意味あった?”{/netabare}です。
なんとなく良いお話で終わっているので結果オーライって感じですね。

■なんとなく…良い
きちんとお話の軸{netabare}、“先王とミランジョ(CV坂本真綾)の因縁”{/netabare}があって一本芯が通ってました。
ボッジとダイダだけではなく登場人物各々にある“光と影”を描きながら“難しい選択”を迫り決断させています。特に上に立つ者の心得/教訓めいたものはどこかの故事をなぞっているフシもありストンと腑に落ちるところがありました。

■なんとなく…悪い
一方で良き心得/教訓は寄せ集め感とでもいいますか首尾一貫したところがなく、数話前の同一キャラの行動原理と根の部分で違っていることもしばしばで全体感の把握を妨げました。
どういうことかというと、ABCの小ネタストックあるうちAはストーリー進行上正しいネタなのだけれど、そこのパート演者であるXがとる行動としては合わない!みたいなところに平気でぶっこんできているところ。こうなるとキャライメージが脳裏に定着しないんですよね。


光と影が交錯しながら最終的にはポジティブな幕の引き方をする。好意的に評価しつつも2クール費やしといて“ランキング”の意味するところ全く持って不明ってのは続編期待なのかもしれませんが不親切。総じて満足と物足りなさ半々といった佳作かと思います。



※雑感

■一言

・OPとED。前期も後期も良曲でした。
・坂本真綾さん。{netabare}近年、魔女役くらいでしかお会いしてない気がします。{/netabare}



視聴時期:2021年10月~2022年3月 リアタイ

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2022.03.27 初稿

投稿 : 2024/12/21
♥ : 42
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ボタンの掛け違い

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
良いアニメだと思います。

基本は、「少年の成長と旅立ち」という、超王道のストーリー。一見すると、NHKやジブリでも通用しそうな、安心安全の世界観。

ただそこに、多くの不幸や悲しみ、残酷な現実なども混ざり合い、単なる児童アニメにはない深みがあります。大人でも楽しめるというか、大人だから楽しめるというか。

本作は考察しがいがあるアニメなので、久々に考察系で真面目に書いてみました。主に、人物描写について思うことを書きました。相変わらずクソ長いので、大変申し訳なくは思います(苦笑)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作の特徴として、登場人物が「全員不幸を背負っている」「全員他者のために動いている」ことと、それが、「どれもこれも上手くいっていない」ことがあると思う。

例えるなら、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」のようなものだろうか。尤も、「賢者の贈り物」に比べれば、清廉でもないし、幸福でもないけれど。

私は、本作の面白いところは、人物描写の巧みさにあるように思っていて、どの人物も実に「人間らしい」のだ。

日頃から、高い教養と倫理性、社会的制限の元に生み出されたキャラクターを見慣れている我々現代人は、ついついキャラクターに整合性を求めてしまう。しかし、本来の人間は「支離滅裂」なことが普通なわけで。近代の純文学などでは、そういう人物描写がよくみられた。

利己的で、情動的で、短絡的な人間。それでも、100%の悪人とは断罪しきれない人間。大宰作品なんかが分かりやすい。

本作のキャラクターが、なぜ、他人のために動いているのに、誰も上手くいってないかというと、「他人のため」がいつの間にか「自分のため(自己救済)」になってしまっているからではないだろうか。多分、本人すら気付かないうちに。

皆さんの身の回りにもいませんか? 人を救うのが趣味や生き甲斐みたいになっていて、それはとても素敵なことなんだけれど、ちょっとウザがられている人。

簡単に言えば、「余計なお世話」。

論語に、「己の欲せざる所は人に施すこと勿れ」という有名な一節がある。幼小中学校の先生は当たり前のように「自分がやられて嫌なことは人にやるな」「もし自分がやられたらどうか考えてみなさい」と言うが、これは間違いとまでは言わないが、正しくはないと思っている。

本来は、「人の欲せざる所は人に施すこと勿れ」だ。「己の~」は、あくまで価値観が自分の側にある。自分が良いか悪いかはさておき、本来は、「その相手」がどう感じるかを見とる洞察力や想像力こそが、正しい意味での優しさなんだと思っている。

本作の登場人物は、正にこの「余計なお世話」が多い。特に、

ミランジョがボッスを子に転生させようとすること。ボッスがミランジョの魂を救おうとすること。

の2つは分かりやすい。どちらも別に、(今となっては)本人は特に望んでいない。そして、ミランジョがボッスを転生させたいのも、「自分がボッスと共に永久に生きたい」からだし、ボッスがミランジョを救おうとするのは、「自責の念」からだ。彼らはそれを死の間際に気付くけれど、それまでは「相手のため」を免罪符に、悪行の限りを尽くす。

なぜこうなったかというと、ボッスもミランジョも、過去に大きな悲しみを背負っており、そうして胸に空いた穴を、「何か」で埋めなければならなかったから。2人にとってそれは、「互いを救う」ことだった。(宗教なんかもそうだけど、本当に怖いのは、ご立派な大義名分の為にどんな手段でも正当化してしまう、どこまでも盲目的で利己的な人間なんだと思った)

これは、本作のヒロインとも言える活躍をした、ヒリングにしても、少しそういう部分が見える(ちなみに、私が本作で一番好きなキャラはヒリングです)。

序盤、ヒリングがボッジに冷たくあたっていたのは、「無能」な「我が息子」が王位につくことで、かえって苦しむのではないかという、親心(愛情)から。実に母親らしい思考。ただ、ボッジは単純に王になることを応援して欲しかった。

一方、ダイダは、母から「王への期待」をかけられているが、それは、「ボッジの代わり」であり、「ボッジを救う手段」だと(ヒリングの深層心理に)気付いていた(だって、ヒリングの性格上、もしボッジが優秀だったら、実子という理由だけではダイダを王には推薦しないだろう)。

正に、「代打」だと自分を卑下していたのである(本当は優秀だから、期待され、手をかけられなかっただけだが)。

だから、必要以上にボッジを見下し、いじめたのだ。あれは、母親の愛を独占したいという寂しさや、母の深い愛を受けるボッジに対する劣等感からの行動なのだろう(基本的にいじめっ子は、親からの愛情が不足している者がなりやすいという研究結果もある)。

ヒリングがあそこまで息子に大きな愛情を抱いたのも、実は、夫であるボッスからの愛情不足があるのだと思う。2人の夫婦間系は破綻までいっておらず、表面上は良いのもしれないが、実は、冷え込んでいる。

だって、旦那は仕事(王様)ばかりに熱心で、自分以上に亡妻を愛していて、更に心のど真ん中には別の女(ミランジョ)がいる。旦那はそれを上手く隠しているつもりだろうが、女性はそういうところに敏感だ。

ヒリングは根が良い人なので、そういう「満たされない思い」を「子に愛情を注ぐ」ことで埋めていたし、ダイダも、「足りない母の愛」を「ミランジョに頼る」ことで埋めていた。こういう歪なバランスの上で安定している関係は、何か1つのキッカケで崩壊するものだ。

だからまあ、最終話でダイダはミランジョを妻とし、ヒリングはドルーシと良い感じになったのだろう。ダイダのような男が、母性的なものを求めて姉さん女房をもらうのも、ヒリングのような女性が、無骨だが一途に自分だけを思う男性に惚れるのも、ままあることだろう。

この辺の背景を絡めないと、最終話の突然の展開に驚き、場合によっては嫌悪を抱くかもしれないが、私は、本作を「弱き、哀しき、不完全な」大宰的なキャラによる話と捉えていたため、そういう「利己的で、情動的で、短絡的な人間」を愛おしいと思った(これは、近代文学好きならではの歪んだ思考ですねw)。

私は、人間らしい人間が好きだ。そして本作のキャラクターは、実に人間らしい。

話は少しずれてしまったが、ドーマスがボッジに寄せる思いと行動も、デスハーやデスパーがオウケンに寄せる思いと行動も、本人の願いとは少しずつズレているように感じ、

「本質的に優しい人間達の、他者を思いやる尊い行動が、悲しみを背負うことで僅かに感覚を狂わせ、まるでボタンを掛け違うように、悲劇を生み出してしまった話」

のように感じた。これが、本作における主たる感想である。

さて、そんな中、主人公のボッジだけは、「他者の理屈」で動いている。アドラー心理学によると、「共感とは、自分の価値観に合うものを見つけるのではなく、他者の価値観で物事を見聞きすること」だそうだ。

ボッジは、耳が聞こえないため、幼少期から周りを見渡す洞察力に長けていた。そして、口がきけないため、自分の思いを表現することが苦手になった。さらに、力が弱くいじめられたため、他者の弱さに寛容になり、共感的に他者を受け入れる素養をもった。

穿った見方をすれば、それが彼なりの「処世術」だったのかもしれない。

そんな彼が歪まなかったのは、彼が多くの愛情に包まれていたから。父、母からの愛情。継母からの愛情。師匠からの愛情。そして唯一足りなかった、友からの愛情。

それらは一部を除き、本質的な意味では「無償の愛」とは言えなかったが、ボッジはそれを最大限好意的に受け入れている。一昔前、「鈍感力」という言葉が流行ったが、その力が強いのだろうか。

確かに、多くの愛情を受けた子供は、他者を受け入れ、自分を見失わない。多くの挑戦と失敗が出来る。

それはそうのだが、如何せん、ボッジの境遇の辛さと、彼の人柄の良さが乖離しすぎていて、ここに「ご都合主義」を感じてしまった方も多いのではないだろうか。私はそうである。

私は本作を「純文学のような人間らしいキャラに魅力がある」と評したが、そういう意味で、一番「人間らしくない」のがボッジである。

たくさんの人物の歪みや悲しみを、まるでスポンジのように一手に引き受け、包んでしまう優しさ。それはもう、「王の器」を飛び越えて、「神の器」とすら思ってしまう。

ボッジが子供だったのもいけなかったのかもしれない。本来、子供なんて自分の理不尽を周りに撒き散らすのが役割で、それを受け入れるのが大人の役目なのに、本作はその逆。そこが、自分的には一番受け入れ難い部分だった(よって☆4)。

それだけに、ボッジがドーマスに見せた、恐怖と怒りの感情は、大変見応えがあったし、ボッジを「人」らしくしてくれた。ああいう場面が、もう少しあっても良かったと思う。

いや、なにも「歪んだ主人公」を見たいわけではない。性急すぎるのだ。ボッジの最終形態は今のボッジで良いとして、「強さ」も「優しさ」も、もっと時間をかけて獲得して欲しかったのである。

私は本作を観始めた頃は、「ジブリに、2時間映画にまとめてほしい」と思ったが、途中から、「世界名作劇場みたく、1年はやってほしい」と思うようになった。

本当は、ボッジとカゲの友情を丁寧に描き、たくさんの街を旅し、幾人もの「善」や「悪」に触れながら、葛藤し、次第に成長するボッジが観たかった。

尤もそれは、「今後」に描かれる部分だろうし、むしろそれかそが作品の主題で「王様ランキング」に関わるのだろう。

そういう意味で、作品のエピソード0(旅立ちの前)だけでここまで描き切れている本作は非常に優秀な作品だし、今後に期待がもてる作品だと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

84.0 10 漫画原作で相棒なアニメランキング10位
おおきく振りかぶって(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1592)
8174人が棚に入れました
主人公の三橋廉(みはし れん)は中学時代、祖父の経営する群馬県の三星学園野球部でエース投手だったが、チームメイトからは「『ヒイキ』でエースをやらせてもらっている」と疎まれ続け、極端に卑屈な暗い性格になってしまう。その暗い思い出を拭うために埼玉県の西浦高校へと進学する。西浦高校には発足したての野球部(正確には軟式野球部が硬式野球部になった)があり、部員は新入生ばかり10人、しかも監督は若い女性という部活だった。部員不足の野球部で三橋はまたもエースを任せられるが……。

声優・キャラクター
代永翼、中村悠一、谷山紀章、下野紘、佐藤雄大、鈴木千尋、保村真、角研一郎、福山潤、木村良平、早水リサ、室園丈裕、福圓美里、私市淳

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

超人スポ根と思うべからず

 記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。
 言い切っているような表現も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。

 敵の癖や仕草、排球の組み立て方、性格、状況判断、あらゆることを意識しながら組み立てていくキャッチャーの思考を綺麗にトレースできていたと思われる。
 また、主人公の力も、とても現実的で、どこも派手さやパワーを感じない。それでいてきちんとした試合運びができる野球の頭脳プレーを丁寧に描写している印象を受けた。
 野球をやっているときの雰囲気、空気の流れの変わり目など、実際試合をしているかのような臨場感を味わえた。
 筆者の経験則からして、これだけ視聴者に訴えることができる技術はあまり類を見ない。そして一人一人のキャラクター設定もまた人間味が溢れていて、みな現実に即した感覚を受ける。
 試合の流れからして何が起きても不思議でない緊張感をうまく表しているように感じた。
 練習の仕方からしても旧来のスポーツアニメとは違っていたと認識している。副監督のトレーニング方法はメンタルトレーニングやスポーツ心理学を取れ入れた、知識的、頭脳を使った現代野球らしさを垣間見せてくれる。理論派の先生だが、決して肩肘を張った性格ではないところも好感を覚えた。
 ただの成長物語ではない、その緻密さ、濃厚な造りを見て、他の作品もこれくらいやってくれれば、と考えてしまうほどの出来栄えだというのが個人的な見解である。
 筆者自身は野球などに興味が無い部類の人間だ。その筆者をこれだけ唸らせることができる。昨今このような良作はまずないように思われてならない。
 将来プロになるだろうと思われる人種にスポットを当てていく作品は数多あれど、単なる野球部に焦点を当てていく作品は少ないだろう。
 中学時代、最低と蔑まされ、ひいきの投手と思われていた主人公の実力。さまざまな人物に語らせることにより、それぞれ受け止め方が他者とは乖離しているという事実を、露わにしていくストーリー展開。
一体誰の主張が正しいのか、謎……実態を追っていくうちに、自然と次の回、次の回へと視線が移っていく。
 よくあるスポーツアニメのように、技がマクガフィン(詳細は筆者プロフィール・考察記01参照)になっていたりせず、あくまでキャラクターの過去をマクガフィンとしているところにストーリーテーラーを感じる。
 変にテンプレと化した、恋愛と野球の二方向組み立てなどではなかったように見受けられる。
 超人的な大技もない、まあ三橋の制球力はかなり凄いが。
 チームらしさや、高校時代の損得ではない人間関係を中心に描いているように見受けられた。

 にしてもキャッチャーの阿部隆也。
 なんて人間ができてるんだ……こんな15歳はいないのではないか?
 そこだけがアニメ的アニメである。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 43

prost さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

おもしろかった!

ここのレビューを見て見始めたアニメだったけど、ほんとーにレビューの通りにゲーム進行が遅い。
でもそんなこと気にならないくらい、引き込まれて最後までみてしまった。
キャラクターの愛らしさもあるんだろうけど、よくあるチームの勝利の過程じゃなく、心理面を丁寧に描いているから、一打席ことに野球を楽しんでる高校球児達の目線でアニメが見られるんだろうな。
その目線にたてるのはすごく新鮮だったし、一度見てみて損はない作品!
もう一回見たいし、漫画も買いに行こうかな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

純粋にさわやかな高校野球

これだけ純粋でさわやかな高校野球は類を見ないのでは?

私の思う、高校野球漫画は2種類ある。1つは野球と恋愛の両立、もう1つは純粋に野球の技術を競い合うもの。

しかし、大振りに関してはそのどちらにも少し当てはまらないと思う!大振りは女の子よりも選手が主体だし、野球の技術や戦術よりも、個人の性格やチームの友情を築き上げることで強いものとしていると思う!

そのため、物語自体がとてもさわやかで気分よく視聴できる素晴らしい作品だと思う!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

84.4 11 漫画原作で相棒なアニメランキング11位
GUNSLINGER GIRL [ガンスリンガーガール](TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1145)
7516人が棚に入れました
舞台は現代(もしくは近未来)のヨーロッパ。イタリアの公益法人「社会福祉公社」は、政府の汚い仕事を代わりに行っている。その中でも作戦2課では現在表向きは障害を抱えた子供達を引き取って福祉事業に従事させることで社会参加の機会を与える、という身障者支援事業を推進する組織という名目で、集めた子供達を「義体」と呼ばれる強力な身体能力を持つ肉体に改造し、薬物による洗脳を施した上で、政府の非合法活動に従事させていた。
また、この社会福祉公社と敵対する反政府活動組織は五共和国派(通称パダーニャ)は、北部同盟党首ウンベルト・ボッシが提唱する、北部8州と中部3州をイタリア共和国から分離独立させて「パダーニャ共和国連邦(Repubblica Federale de Padana)」を樹立する、という構想を実現する為に武力闘争を行っている。

声優・キャラクター
南里侑香、木内秀信、三橋加奈子、宮本充、仙台エリ、江原正士、小清水亜美、堀内賢雄、寺門仁美、井上倫宏、家中宏、中川里江、岩崎征実

mtah さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

心に残る作品を観たい方に勧めます

隠れた名作と聞いて観てみました。

イタリアを舞台に、義体という人口の身体をもち、反政府組織に対する暗殺に使われる少女たちに焦点を当てたストーリーになっていて、大体が1話完結になっています。

ちょっとした良い話や、切ない話などありますが、設定も難しくなく、感情移入しやすいと感じました。義体の少女たちが一見普通の女の子で、個人の感情も普通に持ち合わせているからなのでしょう。どの話も、何かしら心に引っかかるものがあるような気がします。これが隠れた名作か、と納得しました。良かったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

レイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

倫理観を見つめ直させられる問題作

自分は原作から読んでいて、この1期はその様々な要素を忠実に再現されていて非常に楽しめました。
絵も音楽もそんな世界観を非常に上手く表現してました。

画面全体は基本的に暗く、倫理観を自問させるような暗い物語ですが…個人的にはかなり高く評価できると思います。
見始めてすぐに世界観にのまれてしまいました。

(ここに1・2期両方の事を書かせていただきますがご了承下さい。)
ですが、とても気に入らなかったのが2期です。
1期が制作され2期の制作までかなりの時間が経っていた為、制作スタッフや声優のほとんど全てが変わっています。
それで、原作・1期と2期は全く別もので…2期を1期からの続編と期待したら落胆すると思います。
2期は基本的に明るすぎて、どの少女達も条件付けされているのに人間臭すぎて性格・喋り方も全く別人になっちゃってます。
義体の少女達だけでなくその他の登場人物もです。
人を殺すのに無感情な感じでなく生き生きし過ぎていたりと…物語の根幹となる倫理的な概念が変わりすぎていた様に感じました。
それで、とても残念でした。
絵も最近風みたいになっちゃって…
でも、音楽は1・2期それぞれに雰囲気は違うけどどちらも好きです。
2期の音楽はだーまえが若干関わってますし(笑)

でも一応、2期も全く別物として見ました。
2期だけを1つの作品として見れば悪い物ではなく普通に楽しめますから♪

実際、倫理的な問題で賛否両論分かれ評論家の方々も色々言われた作品ですが個人的には高く評価できるものだと思うので是非、見てもらいたいものです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

極めて退廃的かつフェティシズムに溢れた群象劇 あるはずのないものを信じる勇気をもらえる「たった一つの」演出が魅せる技

1話から終始悲劇のヒロインを堪能できる作品です
ヒロイン達は陰惨な過去を捨てさることで今を生きる
それがいずれは滅び行く身体と言う事実を視聴者は物語の真っ只中で突きつけられる
彼女達には初めから未来が無い
しかし彼女達は笑顔で「生きること」を実感する喜びに浸る
彼女達が尽くすのは何か?
恋愛か?
慈愛か?
恩義か?
使命感か?
はたまたただの洗脳でしかないのか?
人の心がそうであるように、
全てが明かされない曖昧なままなところが素晴らしい
だけど本当は彼女達も分かっている
でも彼女達にはそれを拒否する術も言葉も無い


基本は群像劇なので各ヒロインごとの語り口で物語が進みますが、シリーズ全体では「ヘンリエッタ」(或いは最終話のアンジェリカ)が物語の軸となるように構成されています
ここが後のシリーズや原作との最大の相違点でしょう
ただ近づく死と向き合いながら戦う少女達に感銘し、オイラは男泣き


特に個人的に注目したいのはクラエス
クラエスは担当官との記憶をなくしているわけですが、
最後にした約束である
「眼鏡をかけているときは優しいクラエスでいてくれ」
の一言を誰に言われずとも守り続けている


そして第12話
囮捜査によって敵のアジトで人質となってしまうクラエス
そこに奇襲を掛けた仲間が駆けつけ、
クラエスも自ら脱出の道を開くため反撃を開始する


そのほんの一瞬、
クラエスは【無意識のうちに自分で眼鏡を外す】のです
記憶をなくしているはずのクラエス、あのクラエスが
そして彼女は別人の様な鋭い目付きで敵を薙ぎ倒していく・・・
そうあれは確かに別人だったんだと思う
記憶のないはずのクラエスが無意識下で感じていた絆と約束
そんな切ないものをたったワンカットで示した演出
スタッフさんたちの仕事ぶりには最大の拍手を送りたいです

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

83.6 12 漫画原作で相棒なアニメランキング12位
ピンポン(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★★ 4.1 (1636)
6641人が棚に入れました
原作:松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)、監督:湯浅政明、ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。内気で無口だが卓球は強い。2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。
そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

声優・キャラクター
片山福十郎、内山昂輝、咲野俊介、木村昴、文曄星、野沢雅子、屋良有作

Mamoru さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

アニメで一番つまらない。過大評価

ただの奇をてらった、糞寒い作画ゴミアニメですね

他の奇妙系、子供向け作品と比べても差がない典型的なゴミアニメです
中身はすっからかんであります。

全話にあたって同じような話が続き非常に退屈です。

ただ惰性で何とか完走する事ができました。

この作品は過大評価ですね。
他の通ぶって持ち上げられているゴミアニメと同じ現象が起きてる
キッズ(笑)が持ち上げてるのでしょう。

こういう2次元の覚醒系少年を見て、俺も覚醒したら強くなれる、卓球こそ至高、成りあがってやる!とか考えて中二病拗らせ間違った人生の道を突き進んでいる痛々しい奴らが多すぎます。

いい加減目覚めてほしいです。

貴方の容姿は変わりませんし、現実のスペックでやり抜くしかないんですよ。

自分がこんなにあたり強くレビューを書いてるのは露骨な成り上がり系、スカっと系、覚醒系など頭ぱっぱらぱーんなアニメが増えれば増えるほどアニメ文化が衰退すると感じているからです。

アニメ業界もとりあえずスカっと系の成り上がり覚醒系などのアニメを適当に作れば当たると思ってるので、そちらに力が裂かれてしまい結果、面白くないアニメが大量に世に出ています

それが近年の状況。

この手のゴミアニメが絶賛されているのはおかしいので低めの点数をつけておきますね、キッズさん。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

松本大洋の超名作漫画を湯浅監督でアニメ化

鎌倉にある高校の卓球部を舞台にした青春群青作です。登場人物のほとんどが男性で女性キャラは小さな卓球場を営んでいるお婆さんとちょっよ美人なお姉さんの2人です(笑)なので可愛い女の子がぎょうさん出てくるアニメを求める方は向いてないと思います。原作者である松本大洋の独特な作風を湯浅監督が上手く表現しています。また漫画に登場しないアニメオリジナルキャラや漫画では数ページしか登場しないキャラクターが度々登場したりと漫画とアニメで差別化をした点は良かったと思います。最後にこのアニメの見所は「個性的な登場人物5人の頑張り」です。人が頑張っている姿を見ると元気をもらったり、また明日から頑張ろうという気持ちになりますよね。この作品を通してフィクションでもノーフィクションでもそれは変わらないのだと実感することができました。特に元気がない人、落ち込んでいる人にオススメしたい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 93

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

クセが強いけどハマれば面白い♪ そこんとこよろしく!

あらすじ

ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。
ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、
先輩に対しても挑発的である。
スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。
内気で無口だが卓球は強い。

2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている
辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。
チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。

そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生が
スマイルを偵察するため参上する。
ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。
片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、
絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

そしてインターハイが開幕する。



感想

まず作画が印象的
これは好き嫌いは分かれると思うが
個人的には超ハマった

他のアニメにはない独特の作画と演出が特徴です。
受け付けない人はとことん受け付けないでしょうが、
私にとってはどんぴしゃでした。

ストーリーは今のところ王道を地で行くような感じです。
毎回引きが良く、1週間が待ち遠しい。
また、会話のテンポやキレも良さ、


今時こうゆうのは
珍しく新鮮だった
なんか久しぶりに見た感じ
こうゆう作品を求めてたのかも

原作や映画も
あったらしいけど
そっちの方は見てないです
でも友達が言うには
原作の再現がすごいらしい

卓球に関しても
結構リアルに描かれてる
気がします
超能力的な技などないが
それでも凄いことが
わかって面白い

キャラが個性的で面白い!
モブも魅力的なキャラが
多くて良いと思った!
少ししか出番が無いのに魅力的なモブも、
ストーリーに華を添えています
声優の演技もキャラにハマってるし

最初は期待してなかったが
今はハマって
毎週楽しみにしてる作品


そして10話まで見てきて
ペコが超かっこいいですね!
そこんとこよろしく!ハマりそうですw
最初はスマイルが主人公かと思いましたが
ペコとのダブル主人公的な感じなんですかね?

前半ももちろん良かったんですが
後半はさらに良い♪熱い展開ですね!
大体展開はどうなるかわかるんですが
それでも楽しめます!

BGMもそれを盛り上げてて良い感じ!
特に9話のラストが超好きだったな!
10話のBGMが駄目だと言ってる人がいるが
個人的にはスマイルのペコに対する歌だし
楽しんでるんシーンなので合ってるんじゃないかと思うが
賛否は分かれる所かもしれないですね

そしてとうとう後一話
早く続きが見てみたいです!
ラストの試合楽しみ♪


最終話見てきました
思っていたよりは試合の描写は
少なかったですね
でも作画なども充分満足な出来でした

OPの映像が話と合ってて良かったです!
このためのOPだったんですね

そしてそれぞれの
その後のシーンも見れて良かったです
みんな大分成長して・・・

最終話見てから1話見返すと
あれが伏線だったんだと納得
スマイル良かったな~

ペコも風間も結構変りましたね
いやペコはそこまで変ってないのかなw?
最終回までしっかり楽しませてもらいました

個人的には盛り上がりの最高潮は
9話のラストでしたがw
最近見たなかでもかなりの良作でした!

まぁ賛否両論というか
どうしても好き嫌いが分かれやすい
作品なのでそこは少し残念ですが
個人的にはお勧めの作品ですね!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 110

76.6 13 漫画原作で相棒なアニメランキング13位
黒子のバスケ(第2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1015)
6381人が棚に入れました
誠凛高校バスケ部は、ウィンターカップでの『キセキの世代』との全面戦争へ向けて、激しい練習を積んでいた。
そんなある休日ストリートバスケの大会に参加した黒子たちは、会場で火神のアメリカ時代の兄貴分
氷室辰也と出会う。
かつて共にバスケを学び、技術を競い、決着をつけられないまま別れてしまった因縁の相手に対し、
煮え切らない態度を見せる火神。そんな火神だが・・・?
さらにそこへ、氷室と同じく陽泉高校バスケ部に所属する『キセキの世代』紫原敦が現れる。


声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、浜田賢二、江口拓也、井上剛、三木眞一郎、木村良平、保志総一朗、小野大輔、鈴木達央、諏訪部順一、中井和哉、折笠富美子、鈴村健一、谷山紀章、神谷浩史、甲斐田ゆき、武田幸史、石川界人、須嵜成幸、嶋村侑

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

みんなの想いを背負ったエースは絶対負けない!!

黒バス第2期! 原作は読み進めてる真っ最中です。
3期に間に合いませんでしたがあとちょっとなので放送回には間に合うかな・・。

アニメ2期。
赤司くんの登場にココロ踊りました♡
性格やばい・・^^;
でもかっこいいです。黒バスで1番好きですー。
さらに言えば帝光中メンバー(キセキの世代)が好きです。

なんて思いながらチラチラ映る赤司くんを・・じゃなく・・
桐皇戦観てましたっヾ(●´□`●)ノ

ストーリー的には良くも悪くも想像通りでした。

桐皇戦すごかったです。観てる側も疲れる^^;
そのくらい魅せられた試合だったと思います。
この試合終了後から青峰くんも結構好きなキャラになりました。


一個気になったのはVS陽泉との戦いが思ったより短く感じました。
桐皇戦が長かったからかな??

第3期ではいよいよ洛山でてきますね。
赤司くんがたっぷり観れたら嬉しいです。(たっぷり堪能中)

スポーツのアニメっておもしろいなーって改めて思えた作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 48
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ミスディレクション万能説

黒子のバスケ、いや「バヌケ」の第2期
{netabare}前半はインターハイの予選
そして後半ではインターハイの準々決勝までが放送されました {/netabare}
数々の熱い試合が繰り広げられました

このアニメの見所はやはり必殺技ですね
それも実行不可能なレベルの
黒子くんはもはや魔法使いと行っても過言ではない
どれだけミスディレクションすれば気が済むんだ?
そしてそれを上回る技(?){netabare}ゾーン{/netabare}
これを使った選手はシュビンシュビンうるさくなります
マジです
そして目がバチバチします
マジです
人間の動きじゃなくなります
マジです
とまあ頭のおかしい技がたくさん出ますが、それでも試合の見ごたえは抜群!
3期もそのうちやると信じています
是非とも皆さんご覧になってくださいヽ(*´∀`)ノ


好きなキャラは相田 リコちゃん
やっぱりこの娘がこのアニメでは一番可愛いです


第26Q
{netabare}OPかっけええええええ
紫原&氷室登場
てか紫原でけええええええええええええ
英語をしゃべる火神はなんか不自然だよね{/netabare}

第27Q
{netabare}休日はちゃんと休まないと体がダメになっちゃうよ誠凛のみなさん
そんなことよりKUMAさんがああああああああ
「それでは面白くもなんともない」
赤司様マジかっけえっす{/netabare}

第28Q
{netabare}やっと試合が始まりました
鉄心こと木吉鉄平の「後出しの権利」が炸裂!
それ以上に勇者王の声が存在感ありすぎww
俺にも聞こえたよ
火神がくんが扉をこじ開けた音がね( ー`дー´)キリッ{/netabare}

第29Q
{netabare}ついに緑間くんのいる秀徳との試合が始まりました!
早くも火花がバチバチです
バスケとは思えないほどのカットの応酬
緑間くんが少しおかしい??{/netabare}

第30Q
{netabare}あの緑間くんがパスをするなんて!?
まあ展開はすべて知ってるんですけどね┐(´д`)┌
黒子くんの新ドライブとはなんなのか!?
次回をお楽しみに!!!{/netabare}

第31Q
{netabare}ちょっと前回までのあらすじ部分が長くありませんかね?
そんなことよりバニシングドライブ炸裂!!!
そりゃあ目の前から消えられたらどうしようもないですよ(´Д`;)
限界などとうの昔に超えている・・・
まさに意地のぶつかり合いですね
激熱です!{/netabare}

第32Q
{netabare}試合はまさかの引き分け
次は五将うちの1人”花宮”が率いる霧崎が相手!!
の前に誠凛高校バスケ部の過去回に突入ですね
金髪が似合ってない日向くんがダサすぎるε- (´ー`*)フッ{/netabare}

第33Q
{netabare}誠凛過去回終了
なんやかんやで泣ける話でしたね
青春しやがって゚(゚´Д`゚)゚
さてさて、次の試合はどうなることやら{/netabare}

第34Q
{netabare}やっと始まった霧崎戦
荒れた試合になっています
これを見ると審判無能の一言に尽きるかもしれませんが、そこは彼らのラフプレーが上手すぎるということで(^_^;)
てかラフプレーの練習ってどうやってやるんだろ?
木吉先輩の漢気に惚れますね(´∀`*)ポッ{/netabare}

第35Q
{netabare}黒子がキレたああああああああ
これは怖い、怖すぎる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「蜘蛛の巣」でパスをカットしまくる花宮さんパネエっす
でも"信頼"とか言っちゃう青峰さんの方がパネエっす
リコちゃんの涙に心打たれました{/netabare}

第36Q
{netabare}霧崎戦の試合が終了
非常に盛り上がりましたね
やはり3ポイントシュートは力んじゃダメなのよ
花宮くんは努力すればもっといいところまでいけると思うんだけどね
またリコちゃん泣いちゃった(´;ω;`)
次は温泉回=サービス回です!{/netabare}

第37Q
{netabare}やっと温泉回が始まりました
男女ともにサービスを忘れない素晴らしい精神ですww
IH一回戦はまさかの桐皇!?
そして合宿へ、、、
みんなはどんな必殺技を身につけるのでしょうか{/netabare}

第38Q
{netabare}アメリカに急に旅立った火神
イラつくリコちゃんもカワ(・∀・)イイ!!
各校のキセキの世代も練習しまくりで気合入りまくり

あっという間に開会式が終了
キセキの世代が赤司に呼ばれて全員集合
赤司様マジやべえよおおおおお
ハサミやべえよおおお
そんなこと言ってたら試合が始まってる!{/netabare}

第39Q
{netabare}OPがチェンジ!!
手をはじき飛ばすほどのパスってやばいよな
日向VSあやまりきのこの3P合戦が勃発

ついにバニシングドライブの正体が明らかに
ふむふむ、火神くんを見なければいいのかあ
というわけで目を瞑った青峰くんに止められてしまいました
いやいや、(ヾノ・∀・`)ムリムリ
さすがにそれは無理があるんじゃないでしょうか?
さらにはイグナイトパスも止められて絶望の黒子くん
代わりにやったれ火神!!{/netabare}

第40Q
{netabare}青峰くんを止めた火神くん
どうやら今まで出し切ってなかった力が解放されてるみたい
かっけえっすヽ(´▽`)/
それに応じて青峰くんのやる気が┌(^o^)┘モリ!┌(^o^)┘モリ!
熱い1on1です!!

後半開始!
フィールドに戻ってきた黒子
流れは誠凛か?
と思いきや黒子のマッチアップは腹黒主将
名前"今吉"って言うんだ!?!?{/netabare}

第41Q
{netabare}今吉の完璧なミスディレクション封じ
いくら桃井さんの入れ知恵があったとしても早々にできるものではないよな
さらに強さが増した青峰くん
そしてミスディレクションが切れてしまった黒子くん
切れたんじゃない、切れさせたんだ・・・
ミスディレクション・オーバーフローキタ━(゚∀゚)━!!

敵の視線を逆に自分に集める技
流石にそれは無理だろ〜
でもそれができる黒子くんさすがっす!
でもこの技を使うと、この先桐皇相手にはミスディレクションが使えなくなるというリスクも(´;ω;`)
青峰くんが少しだけ昔の状態に戻ってきてる???{/netabare}

第42Q
{netabare}なかなか差を縮められない誠凛
なぜなら青峰くんが確実に点を取ってくるから
しかし黒子くんのオーバーフローの応用でシュートを外させることに成功!
と思ったら青峰くんがゾーンに入った!?
ゾーンはいいとして、なぜ入ったら目がバチバチするのでしょうか?

「青峰との1on1を所望します」by火神
黒子くん、いや、仲間の涙を見るのはもう嫌なんだ
ということで火神くんもゾーンに入ったああああああ
また目がバチバチしてるよ
もう怖いよ((((;゚Д゚)))){/netabare}

第43Q
{netabare}なんかシュビンシュビンうるさい
これがゾーンに入った者同士の戦いか・・・
マジでシュビンシュビンヽ(`Д´)ノウルサイゾ!
どうやらお互いにゾーンが切れ始めてるみたい
それでも火神くんがぶち抜いた理由はただ一つ
支えてくれる仲間がいるからさ( ー`дー´)キリッ

ラスト5秒で1点差
しかも誠凛のフリースロー
最後はやはり黒子&火神ペアが魅せてくれました
おめでとう誠凛!!!
青峰くんも昔みたいになったようだし、めでたしめでたし
次は陽泉高校ですね{/netabare}

第44Q
{netabare}火神くんの家で祝勝会
リコちゃんの鍋が意外と美味しい!?
と思ったらやはり遅効性の毒でしたかwww
金髪美女のアレックスが登場
セクシーすぎますね

やはりキセキの世代は段違い
アレックスもビビっちゃうレベル(;゚Д゚)!
ということで火神には特別訓練
そして黒子くんは青峰くと仲良くシュートの練習をすることに
果たしてVS陽泉までに間に合うのか!?{/netabare}

第45Q
{netabare}順調に試合が消化していき準々決勝はVS陽泉
0点で相手を抑えるとかバスケじゃ実際のところ無理だろ
しかも全国大会だし・・・

やっと試合が始まった
試合前にごちゃごちゃ喋ってんじゃないよまったく┐(´д`)┌
紫原は腕も長く反射神経もクソ早い
だから3Pエリア内はすべて守備範囲だそうです
わけわからないですね( ^ω^){/netabare}

第46Q
{netabare}リバウンドがちっとも取れない、、、
つまりはボールの保持率が全然ちがうってことです
しかし1Qの終わりに木吉が片手だけでリバウンドを獲得!
これが"バイスクロー"だ!!
その後やっと誠凛が初得点
点を取ったのはなんと黒子!?
シュートが消えた!?!?!?

ファントムシュートにより得点できるようになった誠凛
2Qで10点差ほどまで追いついた!
しかし3Qの頭には黒子くんを下げなくちゃならない・・・
そんなこんなで火神VS氷室、木吉VS紫原の2つの勝負で勝たなくちゃならない状況に
激熱ですな{/netabare}

第47Q
{netabare}火神VS氷室
氷室の動きは綺麗すぎて見とれてしまうレベルらしいです
基本が完璧過ぎるとそうなるらしいです
みんな頑張ろう!!

見事にイージスの盾を破った誠凛
木吉の腹黒さがにじみ出てますねww
でも満身創痍の木吉
これは皆の力で勝つしかない!
ということで頑張った結果5点差まで追いついた〜
しかしボスオーラを漂わせまくる紫原がオフェンスに!?{/netabare}

第48Q
{netabare}実は紫原くんはオフェンスの方が得意なのです
何割か増しで大きくなってないか紫原!?
破壊の鉄槌"トールハンマー"
ゴール破壊しちゃったよヾ(・∀・;)オイオイ
木吉が抜けて黒子投入!
流れは変わるか!?

黒子くんが大活躍
ステルスとか半端ねえっすww
数点差まで追いついて勝負の行方はわからくなった!
木吉が泣き出した!?
チームは支え合うものなんですよ、みなさん{/netabare}

第49Q
{netabare}火神くんが紫原と同じ戦法をとり始めた
しかしパチ切れた氷室のミラージュシュートが止められない
ゾーンに入れば勝てるのに・・・
その心がダメなんだよ火神くん
と黄瀬くんの冷たい視線が突き刺さるぜ(>_<)

なんやかんやで火神くんがゾーンに入った
マジで無敵っすね
エアウォークだよ、、、空歩いちゃったよ、、、
凡人はあくまでも凡人
可愛そうだけどしょうがないことだな
紫原はツンデレってことですね!!{/netabare}

第50Q
{netabare}火神くんの動きが常軌を逸している
しかし紫原がパスを覚えたぞ
笠松さんの名解説がキラリと光ってるぜ
そんなことを言っている間に誠凛が1点差に追いついた
あれれ?紫原の目がバチバチしてる??

やっぱりゾーンに入ってるよ紫原(~ω~;)))
超絶望的な状況
紫原ってラスボス感がエグいですね
実際一番強いと思うんだよ
でも火神の新技"メテオジャム"炸裂!!
今回も熱い試合でした!
3期待ってるぜ( ̄ー ̄)bグッ!{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

向う先は前だけ

登場人物たちに魅力があります。
なので、その人物のファンが多いですね。
確かに格好いいです。

私はみるまで少し誤解していました。
登場人物たちの人気が先行してしまっていますが、この作品は熱いスポ根アニメです。

黒子の存在感の無さを生かしたプレイは面白いです。
「ミスディレクション」
存在感の薄さと視線誘導を使った技。

私の友達で、行動が静かすぎて黒子と同じ様な子がいるので、かなり共感してしまいました。
本当に存在が消えるんですよね。
それで突然隣にいたりして、いつも驚かされます。
黒子のあの技は、天性のものと習得した技術ですね。

登場人物たちのバスケのプレイは超能力ではなく、
毎日一生懸命に練習してきて、努力、その積み重ねで辿り着いた境地なのだと思います。

試合が熱いです。
コートの中に入ったら勝つか負けるかしかなく、
勝つために皆その場所に立っています。

最後の瞬間さえも勝ちにいこうとする心、そんな彼らの熱い魂をみることになります。
感動、とういよりそんな姿にみていて心打たれます。

勝つ、
勝ちを望むこと。
あきらめない心。
姿勢、心意気、意気込み。
自分を信じること、仲間を信じること。
プライドを持つこと、反対にプライドを捨てること。

負けていいなんて誰も思っていません。皆勝ちにいきます。
けれど、あの負けたときにみえる景色。
それも凄いものなのです。
負けてもいいと思った試合では、何も得れないです。
真剣に勝ちを望んだものにしかその景色をみることはできません。

勝つことでみえる景色もあります。
負けたくないからこそ誰よりも努力をし続け、
勝利を掴んだときのあの気持ち、みえるもの。

ライバルもいいものです。
そんな相手がいるから自分がまた大きく強くなれます。

だからこそ、私はみていて心動かされました。

作画とてもいいと思います。
試合時の体の動きの描写は本当に鮮やかです。
みていると自分がそこに居るような感覚になります。
画面から目を離すととんでもない展開になったりしているので目が離せませんよ。

試合時はあと5秒が非常に長いのが気になりますね。
皆が思っていることを語る間に、こちらの時間は10分はたっていたりします。
そこが1番手に汗握る展開なんですけどね。


スポーツをやったことある方は、きっと胸アツになるでしょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

82.5 14 漫画原作で相棒なアニメランキング14位
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (889)
5721人が棚に入れました
舞台は明治時代初期の日本。主人公の緋村剣心(ひむら けんしん)はかつて新時代を築く為に活躍した長州派維新志士。戦国時代に端を発する古流剣術「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」を振るい、神速の抜刀術に代表される強さ、非情さと冷徹さ、殺戮が因業ゆえ「人斬り抜刀斎(ばっとうさい)」という志士名で恐れられる。
ある日、神谷活心流の師範代を務める神谷薫(かみや かおる)は、活心流の名を騙る辻斬りを追っていた。辻斬りを見つけ、闘いを挑むものの歯が立たない。そこに、自らを“流浪人”と名乗る剣心が現れる・・・。

声優・キャラクター
涼風真世、藤谷美紀、冨永みーな、うえだゆうじ、鈴置洋孝、安原義人、池田秀一、櫻井智、土井美加、白鳥由里、大塚明夫、大林隆介、田中真弓、家中宏、池田政典、日髙のり子、井上純一、笠原弘子、郷田ほづみ、八木光生、岩男潤子、檜山修之、松本保典、横山智佐、子安武人、優希比呂

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

カッコいい剣術アニメ

幕末の頃のアニメとして代表的な作品です。
主人公の剣心は優男ではあるけれど、血ぬられた過去が・・・。
次々と登場する剣客を相手にとってもカッコいい剣術戦闘をみせてくれました。
とくに京都編では、白熱した展開で最高でした!
個人的には比古清十郎がカッコよすぎて痺れてしまいました。


しかし京都編後のアニメオリジナルストーリーはイマイチ。
天草四郎の生まれ変わりといわれている剣士が登場する島原編や、西洋の騎士が登場する黒騎士団編など、いくつかのエピソードがありましたが、そのまま普通に原作通りに雪代縁のエピソードを行った方がよかったような気がしました。
確か黒騎士団編に関しては放送当時に「T.M.Revolution」のアーティストが声優を務めた事が結構話題になったような・・・。
でもオリジナルストーリーの中でも、第66話の「薫感激 剣心のぷろぽ~ず!?」は特に良かったエピソードで、この作品のファンなら必見のエピソードかと思います。


このレビューを書くためにこの作品の事を調べてみたら・・・15周年記念プロジェクトとして、なんと9年ぶりに新作が製作されるらしいではありませんか!
今の段階ではTV版の続編なのか、リメイクなのか、劇場版なのか詳細は発表されていませんが、これは実に楽しみであります!


レビュー追加情報・・・
な、なんと!続編は実写映画でしたね!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

往年の名作!

久しぶりに見たが、それでも楽しめる!
やはり、この時代のアニメの中ではグンを抜いて良いです!

私が思う見所としては、
①純粋な剣と剣とのぶつかり合い
②本気で行う、男と男の真剣勝負
の2点が挙げられます。

正直な所、現在のアニメでも「剣心」vs「斎藤一」のようなあのアツい剣技の勝負を見れないと思います!!
あとは、時代というんですかね?心に決めたものを守る為にはどんな犠牲も厭わないという、日本古来の男気溢れるアツイ戦いというのは、見ていてワクワクしますよね♪

そう言った点で、私はこの作品を「往年の名作」と評し、お勧めしたいと思います!!

ただ一つ問題は、とにかく長いww
94話(ガッツリ2年分w)という多大な量のある作品は、やはり見るのに根気が要りますねwww

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

そんなに好きでもないけれど少し語る。

友達が実写映画を観てからどハマりして、映画を一緒に見せられ、さらに会うたびに1度でいいから漫画を読んでくれとせがまれ、ようやく重い腰を上げて読んでみました。

ジャンプ好きだった僕でも名前くらいは知っていました。けどひと昔の漫画って思うようになかなか手が出せません。
るろうを読んだのも、友達がうるさくしてから3カ月くらい経ってからです。その間ずっと言い続けていた友達もどうかと思うけどw

率直に感想を言えば、僕にとってこの作品はそれほど心を打つものではありませんでした。
作者自身も仰っている通りまだまだ未熟な作品だと僕も思います。こんなこと言ったら殺されそうだなあ。まあいいや。
なんとか主人公の剣心が軸にはなっているけれど、ところどころに作者の迷走が見受けられます。
それに影響されて作品の方向性もぐねぐねと曲がりくねってしまっているように思いました。
でもそのへんも、他の欠点に関してもすべて和月さんご自身が触れているのでいちいち言う必要はないですね。
それでも2つだけ言わせて頂くなら、るろうに剣心は志々雄編のような少年漫画的気質を捨てて、
剣心の人生を描く方向性で良かったのと、やはり薫は殺すべきでした。あと個人的に相楽がすごく嫌いw

じゃあお前はるろうに剣心嫌いかと訊かれると決してそんなことはありませんが、もう1度通して読むことはおそらくないと思います。




......好きなところを語りましょう!

やはり初めて読んだとき、剣心に惚れました。
時代に背を向け、自らの信念に身を委ね、独り生きる姿はかっこいいです。
その背中に背負ったものの重さをひしひしと感じられる彼の言葉や笑顔にも惹かれます。
モラルの規範が徹底した彼の行動には驚かされ、正しさの行方を僕らの目の前にそっと差し出してくれます。
正しさの押し付けはせず、自らの経験によるそれらには説得力があり、その背景には過去の過ちと哀しみがひっそりと感じられます。
また、その中性的な見た目も素敵すぎます。髪は長く、顔は穏やか。さらに家事をしてるところに僕は射抜かれました。
ワールドウォーZという映画でもブラッドピットが初めのシーンでパンケーキを焼くんですが、そのシーンで心を掴まれました。
こんなパパが理想像ですw 家事をする男性ってかっこいいし、僕は憧れます。
さらにさらに、恵が阿片密造の自白をするシーンで、剣心は大胆にも後ろから口を塞いじゃうんですよね!
そんな剣心がすごく好きです!ズルい男だなあw

剣心以外で好きなキャラは、般若です。あと雪代の親父さんですね。
剣心に負け、相楽を起こして顔を突っ込まれる。また仲間を起こした後にも突っ込まれる。
「ったく、どいつもこいつも。」なんて言う彼が好きですし、最期は皮肉にも美しく、実にかっこよかったです。
雪代の親父さんはすごく良い人でした。剣心を最後に説得したシーンは涙してしまいました。
他のキャラはみんな一様に大して好きではありません。ひとりも。

アニメの剣心の声はすごく良いですね。シャーマンキングの葉みたいで。
これでアニメにも触れたのでよしw


過去の名作に触れたのはとても良い経験でした。
るろうが後続のジャンプ作品に多大な影響を及ぼしているのもよくわかりましたw
僕が和月さんの漫画を初めて読んだのはホムンクルスで、すごく気持ち悪かったのを覚えています。
るろうにとはだいぶ違っていたんですね。

これを機に幽☆遊☆白書も読む気になって、実際読んだんですが、こっちはめちゃめちゃ面白かったです!(笑)
さすが冨樫さんでした。ほんと面白い!いや、るろうも面白かったけどね。あとはスラダンも読んでみたい。

それでは、あでゅー。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

73.7 15 漫画原作で相棒なアニメランキング15位
バクマン。第2シリーズ(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (813)
4852人が棚に入れました
何となく毎日を過ごしていた中学生・真城最高は、ある日、同じクラスの秀才・高木秋人から「俺と組んでマンガ家になってくれ!」と声をかけられる。だが、 3年前、プロのマンガ家だった大好きな叔父の死を目の当たりにし、マンガ家になる夢を捨てていた最高はそれを断ってしまう。しかしその夜、秋人に呼び出された最高は、あこがれの美少女・亜豆美保の家を訪ねる。そこで秋人の告白に亜豆が出した驚きの「答え」に舞い上がった最高は、亜豆に「2人のマンガがアニメ化されたら結婚してほしい」と申し込んでしまう!!

声優・キャラクター
阿部敦、日野聡、早見沙織、矢作紗友里、岡本信彦、諏訪部順一、志村知幸、川澄綾子、藤村歩、利根健太朗、野島裕史、川田紳司、堀内賢雄、浜田賢二、森田成一、桐井大介、子安武人、風間勇刀

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

夢に向かって努力する姿は素敵ですね(⌒^⌒)b

■バクマン。2期と出会った日の日記((φ(._.*)カキカキ(*._.)φ))
漫画家と声優を目指す主人公とヒロインの爽やか青春ストーリーの続編で、2期目の作品なのです♪
そうなんです、2期の作品は基本的に1期を見てないと楽しめないので2クールの1期を見てからご覧になってくださいね♪
そして、1期を観て損は無いと言えるくらいの良い作品なので、まだ1期観てない人はたっぷりバクマンの爽やかなストーリーを楽しんでくださいね(*^-^)
 
そしていよいよ始まりました2期1話目ですけど、特に何かが大きく変わったところも無く無難に1期の続きから始まりましたね♪
変わったと言えば天才漫画家と新しい担当さんが出てきたくらいでしょうか?
オットォ!(・o・ノ)ノ真城君と亜豆ちゃんの関係が一歩近づきましたね・・・微妙に♪
(((((っ-_-)っ そーっとゆっくり忍び寄る恋は相変わらずですけどね(^ー^* )フフ♪
 
とまぁ特別に何かを期待せずとも最後まで安定して楽しめる作品と印象なのです(゚∇゚*)(。。*)ウンウン!!

 
■総評
実は漫画って漫画家一人で作り上げていくものだと思っていたんです(^o^;
服部さんや三浦さんのような編集者の人と2人3脚で作品を作り上げていくんだなぁって肝心して観てましたw
1期は漫画家デビューまでの軌跡が描かれていましたけど、本作品は暗中模索の中から自分たちのスタイルを確立するまでの険しい道のりを描いてます。
なので、かなりシビアな局面に直面する場面が描かれていた気がします♪
どんな仕事でもそうですけど、ライバルより上を行こうと思うならその人よりも努力するしかないんですよね!
そう思わずにはいられないようなストーリー展開でした!
天才新妻エイジですら時間を惜しんで少しでも漫画を書こうとしているんですから、この人を超えるのは並大抵の努力じゃ越えられないですよね(^▽^;)

各々自分の夢や目標に向かって真剣なので、お互いの主張がぶつかり合ったり、すれ違ったりで目が離せない展開が多かった気がします。
平丸先生だけは真剣のベクトルが違う方向へ向いてましたけどね・・・(((( ;゚д゚))))
でも真城君や高木君の周りには本当に素敵な仲間がいっぱいでした(*^▽^*)
好敵手として時折厳しく叱咤激励したり励まし合ったりと、紆余曲折しながらお互いの関係を深めていくストーリ展開は見ていて清々しく思えます。

それと恋の行方の方も1期よりは山あり谷ありで見応えはあったと思いますw
とはいっても本作品で登場する男性陣は女の子の扱い方がホントわかってないよーΣ(T▽T;)
まぁそんなちょっと不器用な恋愛模様も見所なんですけどね(*^^*)

リアリティのあるストーリー展開の中に(* ̄m ̄)プッっと笑ってしまう描写もうまい具合に散りばめられていて最後まで飽きずに観ることができました♪
まだ完結してないですけど、早くも続編が決定しているという事なので楽しみです(❀╹◡╹)♪


■MUSIC♫
OP曲『Dream of Life』
 【歌】伊藤祥平
 伊藤祥平さんのデビューシングルがこの曲なんですよ♫
 ソウルフルなヴォーカルとフォークギターの旋律が心に響きます!
 彼の他の曲もとってもいい曲なのでちょっと注目株です♪
 
ED曲『Monochrome rainbow』
 【歌】Tommy heavenly6
 「Tommy february6」じゃなく、あえて「Tommy heavenly6」での楽曲提供ですね♪
 ”heavenly6”の方はバンド形式でオルタナロック色が強く、歌詞もダークな内容なのです!
 夢や希望はただでは掴めないといったダークな感情をTommy風に見事に表現したナンバーですね♪
 ジワジワっとサビに向かって盛り上がってくるメロディーラインがとっても心地よいです(^▽^)/

2011.10.05・第一の手記
2012.01.26・第二の手記(追記:■MUSIC♫)
2012.04.13・第三の手記(追記:■総評)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 48

月華蝶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タイトルなし

★ジャンル
ジャンプ 青春 仲間 友情 ライバル 恋愛

★感想
さすがバクマンですねw
毎回続きが気になる終わり方はしてやられた感じです
原作は未読ですが
十分内容を理解できますし
NHK枠だけあってかなり健全ですから
エロとかが苦手な方にも
老若男女問わずオススメできると思います
感情移入しやすく
こちらも悔しくなったり悲しかったり嬉しかったりと
見ていて飽きることがありませんでした

第3期も放送決定みたいで嬉しいです!
早く観て~~~

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

夢の続き・・・

原作 週間少年ジャンプ  既読

2期目

全25話

1期のレビューにも書きましたが、自分は学生時代漫画家目指してた時期があるので、皆さんより人一倍 真城最高に感情移入してます。


夢は
漫画家になり、「少年ジャック」で連載し、アニメ化させ、その作品のヒロインを、声優を目指す亜豆美保に演じてもらう事ができたら、二人は結婚する・・・
とてつもない大きすぎる夢です。

二人はもともと両想いなのに、こんな困難な約束してしまうなんて、今のリアルの若い子達には現実ありえないだろうけど・・・
この二人はとても純愛なので応援したくなってしまいます。



作画を担当する真城最高(ましろ もりたか)通称 サイコー
ストーリー担当の高木秋人(たかぎ あきと)通称 シュージン
声優を目指し、サイコーと両想いの亜豆美保(あずき みほ)

この3人の名前から
亜豆の「亜」と 真城の「城」 高木の「木」 
「夢」を「叶」えるという意味で
漫画家のペンネームを「亜城木夢叶」(あしろぎむと)にします。

{netabare}
2期の初めで、初めての担当で信頼していた服部哲さんと担当が港浦さんに変わり、正直残念でした。
それは担当次第で作品が大きく影響されるからです。
港浦さんの影響で「亜城木夢叶」には合わないギャグ漫画をすることになったのにも、やっぱり残念でした。
でも、{netabare} 将来的には、このギャグ漫画を連載した事は良い経験になるんですがね・・・{/netabare}


第20話 「大好きと否定」
ライバルの新妻エイジに、TVで「ライバルは亜城木夢叶先生です!」と言われます。
この言葉には自分も悔しくて悔しくて涙が出ました。

第24話 「表現力と想像力」
渾身の作品「PCP -完全犯罪党-」が、連載決まったのにも涙でした。
担当が港浦さんから、元の服部哲さんに戻って良かったです。
担当と二人三脚でより良い作品を目指します^^

第25話 「票と表」(終り)
アンケート結果では、PCPの第一話がダントツの1位!
おめでとう~♪^^
熱いです!
そして、そのアンケート結果を、叔父さんのお墓に見せに行きます。
涙でした。q(T▽Tq)
激アツでこの2期が終ります。
{/netabare}

漫画に懸ける情熱は誰より熱く、一生懸命。
夢に向かって一直線。
物凄くリア中です。
でも、自分がリア中じゃないからと言って、冷めた目で見る作品ではないんです!
何度も胸を熱くさせられ涙腺緩みっぱなしです!

ホント、シュージンと組めたサイコーが羨ましいです。^^

1期25話
2期25話
3期も25話かな?^^;

とても長いですが、是非 皆さんに観て欲しい作品です。
(●´ω`●)ゞ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 38

73.3 16 漫画原作で相棒なアニメランキング16位
ディメンションW(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (762)
4054人が棚に入れました
西暦2072年。第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」により、人類は繁栄の極致にあった。しかしその裏では、正規外のルートから入手した「不正コイル」を使った犯罪が横行し、回収に懸賞金がかけられるようになった。腕利きの"回収屋"マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女・ミラと出会う。かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。

声優・キャラクター
小野大輔、上田麗奈、石田彰、中村悠一、鈴木絵理、斉藤貴美子、松岡禎丞、鳥海浩輔、山下大輝、土師孝也
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラ&世界観は魅力的なのに、シナリオがインフレ起こしてて惜しい迷作

本作の中盤以降のシナリオは相当にトンデモですが、ともかくも全12話を見終われば、

{netabare}(1) 人間離れした身体能力をもつ法被(はっぴ)を羽織った顎ひげのオッサン(何やら傷心もちらしい・・・)と、
(2) ピコピコ動く耳なのか触覚なのかよく分からない装置を頭部につけ、ワイヤーみたいな尻尾を生やしたクリっとした瞳の感情豊かな美少女ロボット{/netabare}

の遭遇から信頼関係の発生までをじっくり堪能できて、個人的には好きな部類の作品となりました。

しかし、

{netabare}(1)敵キャラ(ハルカ・シーマイア)の描かれ方が安っぽかったのはかなりの減点要因で、
(2)また、本作のシナリオ構成を担当した方は、原作マンガの様々なエピソードを全12話のアニメ作品として上手く再構成しようと頑張られたのだとは思いますが、話数に対して盛り込んだ内容がインフレを起こしてしまった印象が強く{/netabare}、

多くの視聴者に本作の面白さが、序盤で期待された割には余り伝わらなかった感が残りました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== Dimension W (2016年1-3月) ==============

{netabare}第1話 回収屋 ★★
第2話 ルーザー ★★ Wの具象化
第3話 ナンバーズを追え ★
第4話 八十神湖に潜む謎 ★ 面白いのだが作品世界を拡張し過ぎでは?
第5話 亡者の可能性 × 脚本がゴチャゴチャし過ぎで支離滅裂に見える
第6話 アフリカの風 ☆ サルバ王子&四阿屋姉妹
第7話 過去からの呼び声 ★ キョーマの過去話、イースター島へ
第8話 虚無に落ちた島 ★ 
第9話 アドラステアの鍵 ☆ ルーザー+キョーマの過去話、記憶の世界
第10話 蘇る悪夢 × 超展開で面白いけど脚本がポンコツ
第11話 消えたジェネシス × 同上
第12話 辿りついた未来 ★ 終わり方はまずまず{/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)2、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

OP 「Genesis」
ED 「Contrast」


◆総評

上記の各話評価のとおり、本作は、
★★(優秀回)・★(良回)が計7回と見所が多い面白作だけれども、
×(脚本がダメな回)が3回もあって、
個人的には応援したいタイプの作品なのですが、本サイト等での評価が余り高くないのは仕方ないかな、と思いました。


◆本作をお勧めしたい人

①ソルティ・レイのソルティが好きな人
②蒼き鋼のアルペジオのイオナやタカオが好きな人
③TIGER&BUNNYの鏑木T.虎撤が好きな人
④ある程度のシナリオの粗を我慢できる人
⑤多少のグロ耐性がある人

・・・こんな感じかな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は、クレジットカード持ってないし、ネットで買い物したことないし、ましてや仮想通貨なんて信じられません(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
舞台は未来。「攻殻機動隊」とは違うけど、エネルギー革命によって、様々なものが機械化されてる世界って感じ。

SFアクションとしては、かなり高クオリティの作品だったと思います。さほど有名な作品ではありませんし、あにこれでの評価は決して高くないけれど、個人的にはもう少し評価されても良いと思うアニメ(72~75点くらい?)

シリアスなアニメ大丈夫な方には、オススメです♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
おっさんと機械少女の組合わせ……昔に観た、「ソルティレイ」を思い出させますね。

OPの「ちょいズレダンス」は、「血界戦線」の名EDっぽい。

基本的におっさんが主人公の話って好きです!

久々に、最初から最後まで楽しんで一気に観られたアニメでした。トンデモ展開のわりに、キレイにまとめていました。特に、伏線の回収の仕方は上手いアニメだったと思います。作画もキレイでしたし、戦闘シーンも(戦い方に工夫があって)良かったです。

シリアス連続で、あまり笑いどころはなかったけど、ミラの存在が、一種の清涼剤になっていましたね♪ 全然、ポンコツなんかじゃないよ(笑)

敵キャラのクズっぷりとか、サブキャラの程よい出方とか、ポイントを押さえてて、レベル高かったです。

(全部しょうがないんだけど)惜しむらくは、一期という尺の中で完結させたため、おそらく、原作のかなりの部分をカットしてることですかね。少し話が飛ぶ場面があり、すごいキレイなんだけど、いくつかピースが欠けてるパズルを見せられてる気になりました。もう少し、序盤みたいな気楽な回を見たかったですね。

なんで面白いアニメほど2期なさそうなのかな(苦笑)。

とにかく、一期という尺の中で、伏線を回収しつつ、設定を破綻させず、見せるべきポイントはしっかり見せて、感動を呼ぶ、なかなかの良作でした♪

(ちなみにレビュタイですが、そのまんまなんすけど、「コイル」という超便利な物が当たり前になっている世の中で、ナイフ、現金、ガソリン車を愛用する主人公に、感情移入してしまってw 私がギリギリ信用できるのは、Suicaまでですw)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

overnao さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ソルティレイ?

女ボスの下で荒事を仕事にするオッサンが主人公、突然現れた無駄に強い触覚緑髪ロボット少女がヒロイン。
これって何処ぞのソルティレイ?

劇中に「ニューテスラ」という架空のエネルギー企業が登場するのですが、イーロン・マスク氏の「テスラ・モーターズ」を連想させるネーミングですね。考えすぎでしょうか。
(もちろん、ニコラ・テスラからインスピレーションを得た作品だとは思いますがね)
また、ニューテスラのCEOはスティーブ・ジョブズのような見た目の人物なのです。

現実世界のジョブズやイーロン・マスクのようなIT経営者たちが将来、劇中のニューテスラのように世界中のエネルギーを牛耳る、といったシナリオが暗示されているように感じました。やっぱり考えすぎ?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

83.8 17 漫画原作で相棒なアニメランキング17位
少女終末旅行(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (974)
3918人が棚に入れました
繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が終わりを迎えてから長い年月が過ぎた。人間たちのほとんどが死に絶え、生き物さえもいなくなった終わりを迎えた世界。複雑に建造された都市はまるで迷路のような廃墟となり、整備するものがいなくなった機械たちは徐々にその動きを止めていく。いつ終わってしまったのか、いつから終わっているのか、そんなことを考えることさえなくなった終末の世界であてのない旅を続ける二人の少女。チトとユーリは今日も愛車ケッテンクラートに乗って廃墟の中を彷徨っていた。

終末の世界をほのぼのと生き抜くディストピアファンタジーが今、幕を開ける。

声優・キャラクター
水瀬いのり、久保ユリカ
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

その先にあるのは希望か、絶望か?

原作未読。最終話まで視聴。

【物語】
終末を思わせる風景の中を、二人の少女が旅をする物語。

何故、世界は終末を迎えてしまったのか?
何故、チトとユーリは二人きりで旅を続けているのか?
何故、何故、何故・・・?

物語が進むにつれて増えていく疑問点。

そして、それらが一気に解き明かされる{netabare}最終話{/netabare}。

素晴らしい物語・演出だったと思います。

【作画】
ほのぼのしたキャラデザと、すっかり荒廃した近未来の風景のミスマッチが良かった。

私もチトちゃんと同様に高所恐怖症なもので・・・。
第8話のらせん階段の迂回路のくだりは、見ているだけなのに心臓がバクバクしちゃいました(笑)
見ているだけなのに・・・。
本当に見事だったと思います!

【声優・キャラ】
水瀬いのりさんと久保ユリカさんの好演が光ります。
時折、暴走しすぎるユーリが評価の分かれ目か?

【音楽】
物語には合っていたと思います。
私の好みではありませんでしたけど・・・(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 91

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

終末旅してますか? 燃料ありますか? ごはんもらっていいですか?(3の倍数になると「短編映画」になっちゃう!)

同タイトルのマンガ原作は未読です。

第1話を観た限りでは、なんで世界が「滅んで」いるかは視聴者には良くわからないまま、少女ふたりが世界をさまよう「日常」を追いかけるお話のようです。

背景とか物とか人物の動きとか、作画はけっこう良いですね。

なんで乗り物がケッテンクラートとか、ふたりの服は軍服っぽく見えるし銃器もあるけど元軍人というわけでもなさそうだしとかツッコミどころはありますが、ツッコんだら負けな感じですね。

基本的に「生産」というものが行われていない世界のようで、食料も燃料も基本的には遺物に頼るしかなさそうな世界観。

一応、世界が滅ぶ原因は戦争だったようなことは風景やふたりの会話の内容でわかりますが、どんな戦争だったのかは謎でした。

頭脳担当のチトと体技担当のユーリ、非日常的世界のなかでの「日常」を描く物語のようで、この先も楽しみです。

2017.10.14追記:
「エンディングアニメーション: つくみず」- 原作者本人、マジか(笑)!

2017.10.16追記:
原作マンガを読み始めたら止まらなくて一気読みしてしまいました。ちなみに未完です。どこまでアニメ化されるんでしょうね。あと、原作のこの先も楽しみ。

2017.11.4追記:
第5話、音響最高! 演出最高!! 特殊ED最高!!!

2017.12.23追記:
最終話まで視聴完了。うーん、「アート」だなあ…。

シリーズ構成でわざとそうしたのかたまたまなのか知らないんですけど、3の倍数回はわりとその1話でも観れてしまうような「短編アニメ映画」的になっています。

アバンタイトルからのタイトルの出し方や、EDでのクレジットの出し方、脚本(本編中でのイベントの配置)…。

これはやっぱり、狙ってやっていると考えた方がしっくりきますね。

やー、こいつはスゲーや…。

2018.7.18追記:
情報更新。原作は全6巻で完結しています。それと、公式アンソロジー・コミックが1巻出ていて、つくみず先生本人の8ページ作品も収録されています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 86
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

上を向いて歩こう

WHITE FOX制作。
文明が崩壊し全てが滅んでしまった世界。
チトとユーリは愛車ケッテンクラートに乗り、
瓦礫と化した廃墟を当てもなく彷徨う。

陰鬱でディストピアな世界で、
ゆるいキャラのゆるい会話が心地良い。
BGMは芸術点高し。
登場人物も少なく静かな時間が流れています。

戦争後の瓦礫の山、
放置された機関銃、砲台、戦車。
2人の少女が多層構造の都市を彷徨い、
「戦争」について「食料」について、
そして「生命」について学んでいく。

真っ暗な世界を照らす月明り。
満点の星空を明るいねと言った、
ダイアローグがとても印象に残りました。

5話視聴追記。
{netabare}人が「音」の素晴らしさに気づく。
その対比としての静かな終末世界。{/netabare}
設定の持ち味が存分に活きた素晴らしい演出でした。

最終話視聴追記。
生命の営みに欠かせないものが、
シンプルな形で提示され、
壮大なシナリオでもないのに染みる。
この静寂の世界が如何に雄弁だったのか、
学ぶべきものが多い素敵な作品でしたね。

主役の声優2人に盛大な拍手を。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 105

83.5 18 漫画原作で相棒なアニメランキング18位
ゴールデンカムイ(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (698)
3256人が棚に入れました
明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。
そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。
埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。
そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。
名をアシリパというその少女は、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。
さらに杉元の動きに呼応するように、かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。
果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は……!?

声優・キャラクター
小林親弘、白石晴香、伊藤健太郎、大塚芳忠、津田健次郎、細谷佳正、中田譲治、乃村健次、菅生隆之
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

埋蔵金を巡る争いのなかでふれる、アイヌ文化と死生観

日露戦争で大激戦となった二〇三高地。
その戦いをくぐり抜けて生き残った杉元佐一は、
窮地に陥っても命を落とすことがなかったことから
「不死身の杉元」と呼ばれていた。
戦後、杉元は友人から目を患った妻の治療を託され、
費用を得るために北海道で砂金を探していた。
そのときに、アイヌの人々が北海道で集めた20貫もの砂金が奪われ、
ありかを示す地図が24名の囚人の体の刺青に記されていることを知る。
刺青が彫られた男を発見した杉元は、
アイヌの少女アシㇼパと出会い、行動を共にすることになる。

アニメーション製作:ジェノスタジオ、
監督:難波日登志、シリーズ構成:高木登、
キャラクターデザイン:大貫健一、
原作:野田サトル

北海道が舞台ということで、アイヌ文化が
バックボーンにある興味深い作品。
1話では、人間を食った熊は「悪い神」である
「ウェンカムイ」となり、それを狩っても、
アイヌの人々は毛皮も取らないし、
肉を食うこともないことをアシㇼパから聞かされる。
この話から、私は宮崎駿監督の『もののけ姫』を思い出した。
傷ついた猪の神が「たたり神」となってしまい、
人々や自然に害を与える存在へと変貌する。
それにふれた主人公は、村にいられなくなり、
旅に出るという話だった。

アイヌの信仰は独特だ。
カムイモシリ(神の国)で、動物は人間の姿をしていて、
こちらに来るときには、動物の皮と肉を持って遊びに来ているという。
だからアイヌの人々は、動物たちをある意味大切にして、
小熊を育てて大人になってから食べるときには、
盛大な祭り「イオマンテ」によって神を送り出す。
そうして、再びこちらの世界に来てくれるように促すのだ。
また、動物などの生き物だけでなく、
さまざまに役立つもの全てをカムイ
(アイヌ語で「神」の意)として扱う。
身の回りのものが神だから、いつも敬意を払い、
良い関係を築くという理屈だ。
信仰には「自分たちの生きる術」がある。

それを象徴するようなアシㇼパの話がある。
極寒の日に瀕死の傷を負って、
なおも懸命に生きようとする鹿を見て、
杉元は自身を重ね合わせ、殺すことをためらってしまう。
それを見たアシㇼパは鹿を狩ったあとに、
腹を割いて、そこに手を入れるように杉元に促す。

鹿の体温が移ってお前を生かす。
私たちや動物たちが肉を食べ、
残りは木や草や大地の命に置き換わる。
鹿が生き抜いた価値は消えたりしない。
そうアシㇼパは告げるのだ。
自然とともに生きるアイヌの人々の信心がよく分かる話だ。

自然を相手にして暮らす人々の考え方は、
死にざまにも大きな影響を与える。
6話で登場する熊撃ちのマタギ、二瓶鉄造の哲学はとても興味深い。

{netabare}自然のなかで生きる者にとって、そこには不文律の掟がある。
熊を狩って捌いているときに、それを横取りしようとした
3名の人間に対して、二瓶鉄造は殺人を犯してしまう。
自然の掟に従っても人間の掟では罪になる。
網走刑務所に収監されるが、山で死にたいため脱獄する。
彼にとっての理想的な最期は、獣との勝負の末に
体を食い荒らされて、それが糞となって大地にばらまかれ、
やがて山の一部になることだった。
私はこの話を観て、昔の常識だととても考えられないことだが、
現在では、それほど特殊ではないことに、
時代における価値観の大きな変化を感じた。

子供のころに観た今村昌平監督の映画『復讐するは我にあり』の
ラストで父親役の三國連太郎が息子の妻、倍賞美津子と一緒に
連続殺人犯の息子の遺灰を山頂から空に撒くシーンがある。
父親と分かり合えなかった息子、そして、その妻という
複雑な関係性があったわけだが、私は映画の内容よりも、
遺灰を空に撒くシーンに衝撃を受けた忘れられない作品だった。
つまり、墓に入れることはできない人間として、
せめて広大な空に撒いてやろうということだったのだ。
ところが、最近では散骨することは、一般的とは言わないまでも、
それほど変わったことではない見送り方になりつつある。
これは大ヒットを記録した作品『世界の中心で愛をさけぶ』の
影響が大きいとも言われているが、時代とともに
死者を悼むやり方も多様化していることを改めて感じさせた。

8話では、弟が猪に襲われて殺されるところを目撃した
辺見和雄という男が「死」への甘美な魅力に取り憑かれ、
自分を残酷に殺してくれる人を探すために
通り魔殺人をしながら旅をする話が描かれる。
人には誰しも「死」が訪れるわけだが、
「死」に向かって生きているなら、
人間の生は無意味だという考え方がある。
そして「死」が訪れるからこそ人間の「生」は
尊いのだということもできる。
ここでは、死の瞬間に輝くためだけに生き続ける、
倒錯した精神の男の末路を追っていく。
また、箱館戦争で生き残ったことになっている
新撰組の土方歳三も常に「死」を覚悟して
生き続ける男として描かれている。 {/netabare}

彼らの生き方は、一見するとただの狂人にしか
見えないのだが、自然のなかで生き抜く
アイヌの人々の哲学のなかだと、
むしろ真面目な生き方のように見えてくるのが面白い。

『ゴールデンカムイ』は、1クールの作品として考えると、
まだまだ序盤の状況のため評価が難しい。
ただ、アイヌ文化と死生観を考えさせてくれる、
深みのある物語として展開していきそうだ。

大地を彩る全てのものの生と死に意味はある。
(2018年7月28日初投稿)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 80
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

生命の輝きに別角度から光をあててみました

2018.07.01記


原作未読

2018年春期の1クールものでは個人的にNo.1でした。
10月に2期放映が決定してるとのことも納得の面白さです。

日露戦争あとの北海道が舞台。ありそうでなかった場面設定が興味を引きます。それになんか骨太そうな印象も私好み。
第一話、熊との格闘シーンで先制パンチを食らい、帰還兵の悲しみを描いたハードボイルド路線か?と見せかけて、コメディありグルメあり。しかも物語の邪魔をしてなかったりする。なんじゃこりゃ、詰め込み過ぎでしょ?といい意味で。

戦友との約束を果たすためにまとまった金が必要な杉元がアイヌ埋蔵金を求めて奮闘する話。アイヌの娘アシりパさんと行動を共にする中で、アイヌの慣習やものの考え方など作品を通じて知ることができます。
その埋蔵金を狙っているのは杉元だけではなく、帝国陸軍の軍人たちだったり、函館戦争の生き残りだったり、複数勢力が絡みます。


【命のやりとり】


冒険、グロ、エロ、メシ、歴史、アイヌの文化、サバイバル、奇怪な登場人物たち、このアニメを構成する要素はいろいろあってエンタ-テインメント性の高い作品です。これら複数要素を含有し空中分解しないでまとまっているのは、演出の巧みさと合わせて、根っこの部分では生々しくてゲップが出るほど“生命のほとばしり”を感じられるという点で一致しているからです。
「生きろ」とか「命どぅ宝」とか「生命万歳」とか命は大事と言うのを悪く言うつもりはありませんが、そういったものにときおり感じるうさんくささみたいなものをこの作品からは感じません。
そのへん詳しくは後述するとして、ありきたりのヒューマニズムには寄らないアニメと思って観ると面白いと思います。
{netabare}2期ありき(最終回にて3か月後に続きやる!と発表)で、最終話が中途半端に切れちゃったのは残念です。今後の期待もありますが、物語の評価を下げております。{/netabare}


以下、思いついたことを徒然に。。。※ネタバレ含みます
{netabare}
■弱い奴は食われる
アシりパさん初対面でこれですからね。日露戦争の死線をくぐりぬけ「戦争で学んだのは殺されないことだ」と語る杉元ですから、根っこの部分で似た者同士だったのでしょう。豊富な知識を持つアシりパと戦闘に長けた杉元のコンビはバランスが良いし、二人とも勘が鋭いというかよく人間を観ている。これだけでも二人がぬるい人生を歩んでいないということがよくわかります。

■死に場所を無くした元新選組の面々
男が泣く理由として「死ぬべき時に死ねなかった」というのは充分なものです。100年生きると土方は嘯いてましたが、2期でどういう死に方をするのかは楽しみの一つです。死なんかもしれないけど。

■狩猟して食べるということ
クマ、シカ、リス、ウサギ、ウマ、あとなんか魚。狩猟して解体して調理するところまで見せる演出は新鮮でしたね。
ウチの親は解体を目の当たりにして牛とウナギが駄目になってたし、嫁は魚を三枚に下ろせない。生命をいただいている実感が乏しい時代にこのアプローチは素晴らしい。
だからこそ、感謝する意「ヒンナヒンナ」が活きた言葉となってきます。
{/netabare}


■軍人目線で観た時の杉元佐一
{netabare}※不死身の杉元って
まるで船坂弘軍曹だなと思ってたら同じこと考えてた人がいたみたい。
不死身の生命力と敢闘精神が語り継がれている昭和の軍人さんです。渋谷センター街入口にある大盛堂書店の創業者としても有名。本買う時はだいたいここで購入してます。
杉元以外でも史実をモデルとした人物が多数いる模様です。

※杉元の切り替えの見事さって
ギャグってたりほっこりしている中でも危機を察知したら一瞬で目つきが変わり戦闘モードに切り替わる描写が多用されています。これってもともとの日本の軍人さんの凄みなんです。温厚で優しく良く笑い平時はおおらかに構えていて、いざ有事となればスイッチが完全に切り替わる。史実本にはそのようなエピソードが多く書かれています。ゴールデンカムイでは旅順攻略に従軍した帰還兵が数多く登場しますが、軍人さんのイメージギャップが少ないことも魅力の一つとなってます。{/netabare}


エッセンスの部分は原作を踏襲しているでしょうし、原作既読組が物足りなく感じるというくらいなので、原作マンガも期待できますね。
この手の作品がウケるというのは日本もまだまだ捨てたものではないなと思う次第。最終的な物語の評価としては2期待ちとなりますが、導入部分としての1期も面白い、オススメの作品です。


以下、オマケ
注)これより以降の記載内容について、人によっては不快に思われるかもしれない政治・軍事的な内容を含んでおります。ネタバレ開く時はこれら承知の上で開帳してくださいね。



■切り替えについてもう一言(本編とは関係ないので暇な人向け)
{netabare}北海道繋がりということで占守島の戦いに触れておきます。
ポツダム宣言を受け入れると発表してからの昭和20年8月17日深夜、樺太最北端の占守島に突如ソ連軍が上陸を開始し武装解除済みだった日本軍と交戦した事案。敗走すればそのまま北海道が分割されていただろう局面で日本軍の奮戦により有利な条件で停戦合意に至ったという重要な戦いです。かって司馬遼太郎の上官でもあった戦車隊の池田末男大佐の猛烈な戦いっぷりや杉原千畝より多くのユダヤ人を救ったとされる樋口李一郎中将の戦闘継続の判断だったり、取り上げるべき人物も複数登場します。
長くなってしまうのでご興味あればご自身で調べていただければと思います。
その日は武装を解除しての残念会が催された日、つまりどんちゃん騒ぎしてしこたま酒をくらい、意識も戦闘終結後に内地へ復員してさて何やろうかなとでも考えてたりしながら就寝したタイミングでの敵襲来です。普通まともに戦えませんし、戦闘するという判断を下すのも難しい。しかし、満州でソ連軍がどういったものだったか現地も司令官も知っています。また戦闘意思なく降伏すればどうなるかも知っています。
短時間で武装を整え作戦を遂行し、結果として足止めに成功しました。闘う時は闘う。避けてなんとかなると言い切れない場合はリスク要因を徹底排除する。
この時点で白旗を揚げて降伏していれば?
日本人にとってはけっして面白い結末が用意されてなかったでしょう。

アニメに戻って…
杉元が殺気を見せて対峙しなければ?
同様の面白くない結末に至ってたでしょうね。{/netabare}

■アイヌの現在とやら(本編とは関係ないので暇な人向け)
{netabare}アイヌや琉球については日本人と区分けして分断を図ろうとする勢力が跋扈しており、現在のアイヌ協会は差別利権、補助金食いつぶし団体に。
DNA配列ないし森羅万象生きとし生けるものを神(カムイ)と捉える宗教観は日本人に属するものであり、一見独特に見える文化風習・言語も土台が同じところからその地域の風土により独自発展したものに過ぎないと私は考えてます。
私の物言いも解釈の一つ。独自の先住民か広義の日本人であるかの論争はあってしかるべき。
しかしながら協会に多数の外国人が入り込んでおり、アイヌの定義も不明確なまま、協会がアイヌと認定したらあなたはアイヌそして補助金みたいな出鱈目は正されるべきでしょう。彼らにとっては差別は未来永劫あって欲しいものなのです。
そういえば北海道に侵攻したソ連軍はこうも言ってました。
「アイヌを開放するよん」
占領(したい)地の統治政策、植民地政策の基本は『分断して統治せよ』、わかりやす過ぎます。{/netabare}



視聴時期:2018年4月~6月 リアタイ視聴

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2018.12.08追記

区切りの最終話の収まりがよければもっと高い点数をつけていたと思います。

命のやりとりを杓子定規にシリアスにしなければならないというのに以前から私自身は違和感があって、そこに、もともと生死は表裏一体、喜怒哀楽すべてを含んであっけらかんとした描写が本作で描かれていたことが新鮮でした。

-----
2021.10.16追記/配点修正 +0.2

うーん、、、なんだかんだ言わんこっちゃない展開↓
・2019年:「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」施行
・2020年7月12日:ウポポイ開業
・2020年:アイヌ団体、サケの漁業権求めて提訴



2018.07.01 初稿
2018.12.08 追記
2020.12.04 修正
2021.10.16 追記/配点修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 75
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夜鳴く神

ジェノスタジオ制作。

明治後期、鬼神のような戦いぶりで、
不死身の杉元と謳われた元陸軍兵士が、
無き友との約束を誓い小樽に足を踏み入れる。
かつてゴールドラッシュに沸いた北海道を舞台に、
アイヌが埋めた膨大な埋蔵金を探がして。

アイヌの文化と自然の摂理を丁寧に描き、
「山の掟」「弱いやつは喰われる」、
その凄惨な描写も人気の1つでしょうか。
アイヌの教えでは、火や水や大地、生き物や樹木、
全てに神(カムイ)が宿る自然崇拝に近いのですが、
その愛ある眼差しは娯楽性も高く素晴らしいです。
絵柄だけで苦手意識がありましたが、
アニメ化を機に原作を読むと面白いです。

黄金の行方は誰の手に渡るのか!?
そもそも黄金は存在するのでしょうか!?
思惑が交差する生存競争の幕開けである。

最終話視聴追記。
{netabare}シリアスと笑いの配分が絶妙で楽しい。
しかし「狩猟グルメ」が最高ですね。
杉元がアシリパをさん付けで呼ぶのが好きです。
こけしみたいなアイヌの子供たちも味があり、
登場人物の個性に不思議と魅力を感じます。{/netabare}

魅力溢れる娯楽活劇だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 79

68.0 19 漫画原作で相棒なアニメランキング19位
THE UNLIMITED -兵部京介-(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (559)
3244人が棚に入れました
風になびく美しい銀髪、何かを悼むかのようにその身にまとった漆黒の学ランを着た青年……彼の名は兵部京介。
エスパー犯罪組織パンドラを指揮し、超能力者の同胞たちのために革命を起こすまで、その黒い翼は闇の空を羽ばたき続ける。
椎名高志原作「絶対可憐チルドレン」に生まれた偽悪のヒーロー・兵部京介がオリジナルストーリーによるスピンオフ・アニメーションとなって登場!
刻(とき)の運命にあらがって、無限を解き放て…!
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

UNLIMITED―闇でしか裁けない罪がある―

2012年秋アニメの『CODE:BREAKER』と似た印象の作品ですね。あと、キャラデザがあまり好みじゃないです。

(2013.1/12 1話:超常脱獄 -Schooler of deadlock-)
{netabare}憶測ですが、主人公の兵部京介は過去に受けた出来事に対する復讐を行おうとしているのではないか?これで違ってたら…ね┌|゚□゚;|┐ガーン!!

OPで兵部に撃ちこまれる銃弾、そしてUNLIMITEDモード時に顕わになった兵部の額の銃痕、さらに実験場での一枚の写真から、そう思ったわけですよwww


これは主人公・兵部京介の復讐の物語なのか?{/netabare}


(2013.1/19 2話:暗殺のメロディ -Ghost of WW2-)
{netabare}冒頭でアンディは兵部達、組織を裏切ったのか?と勘違いさせられてしまった^^;

というか元々スパイのようだが…

兵部京介、まさにTHE UNLIMITED(限界ない)ですねwww

それにしてもアンディは色んな能力持ってそうwww{/netabare}


(2013.1/27 3話:清楚と汚濁 -Queen not a princess-)
{netabare}「P.A.D.R.A参上!」って中学生かwwwヾ(・・ )ォィォィ

エスパーとノーマルの確執らしいものも垣間見られたが、やっぱり兵部はロリコンなんじゃ?(゚д゚){/netabare}


(2013.2/2 4話:絶対領域 -Children Territory-)
{netabare}OPが英語から日本語になってる(゚д゚;)
サビ:闇でしか裁けない罪がある。時よ、永遠に止まれ

アンディの任務はパンドラに積載されている、とある装置を探し出す事。


ザ・チルドレンが君臨する新しい世界を造る事が兵部達の目的か。
ただ、ここにきて「絶チル」観てないと関係性が分からなくなりそうな展開は、やめてほしいな^^;

どうやら、兵部の復讐の物語ではなさそうです(>_<)

絶チルで主役だった彼女達のキャストも当時のままなんですね。

明石薫(CV:平野綾)
野上葵(CV:白石涼子)
三宮紫穂(CV:戸松遥){/netabare}


(2013.2/11 5話:ストレンジャーズ -Portrait of the family-)
{netabare}マッスルwww まぁ、他のキャラの個性が立ちすぎて、こういうキャラじゃないと印象薄くなるからね。

ユウギリの「はじめてのおつかい」回ですね
予算は…国民の税金からですか?wwww

アンディは合衆国の捜査官?、二重スパイと成るのか。
兵部が能力者だけの世界を造ろうとしている理由は前の大戦で上官の裏切りで同胞を失い、B.A.B.E.L.に復讐を果たし能力者を保護する為。それと、兵部の命はもう永くはない?

警備員、ルパンかと思ったwww

大量殺人者とエスパー達の救世主、どちらも兵部の顔であり、そのどちらが欠けても兵部ではない。{/netabare}


(2013.2/17 6話:闇、走る-As true as a lie-)
{netabare}アンディ、船から降りるのか?

拾ってくれた人への恩義の為に、兵部達と戦うのか。
兵部も自身にとってはこれが最後の革命(もしくは復讐)となる?

やっぱ、絶チル観た方が良い^^;?
兵部、アンディに昔の自分を見ているようですね。

次回から、その兵部の過去へと遡る展開なので期待!{/netabare}


(2013.2/23 7話:超能部隊 前編-Generation ZERO PART I-)
{netabare}兵部の過去編と言う事だからOP映像もモノクロに。所々大戦後と思われる描写もある
幼い兵部が出会ったフジコは、兵部少年にとって初恋の相手?

「絶対に大陸での戦闘には超能力特務部隊は派遣させない」この言葉は守られるのか?
兵部の超能力は超能部隊の隊員達の能力と同じ?{/netabare}


(2013.3/2 8話:超能部隊 後編 -Generation ZERO PART Ⅱ-)
{netabare}誰にも負けないくらい強くなる事を願う事が、兵部自身の為になる。
あの模擬戦前の、兵部の目は何なんだ?

超能力を持った自分が自分である為に、信じた道を歩む事を決めた兵部少年

カタストロフィー号の心臓である伊ノ八號は、あのイルカの脳だったのか(゚д゚;)

兵部という化け物を生み出し消し去ろうとするのは「恥」の意識からくるものなのか、はたまた「罪」の意識からくるものなのか?
どちらかというと前者の方だろうな。日本人だし…

マドンナ・リリー(白ユリ):汚れのない心{/netabare}


(2013.3/9 9話:カタストロフ -Pandora's box opens-)
{netabare}兵部、囮の無人機に簡単に引っかかったなww
合衆国は伊ノ八號を使って、エスパー達を根絶やしにする事で世界の覇権を握ろうとしているのか。

伊ノ八號、カタストロフィー号を失った兵部達は、どうするのか?{/netabare}


(2013.3/16 10話:遠い楽園 -Original Sin-)
{netabare}蕾見不二子は兵部の姉なのか。
兵部の考えに違和感を抱く、薫(Queen)…

早乙女(兵部を撃った人物)は兵部達を徹底的に仕留めるつもりなんだな。

兵部は早乙女への復讐を果たすつもりか。巻き込みたくないんだなきっと兵部は、これからの未来を担うチルドレン達を。
エスパーのノーマルへの想い、ノーマルのエスパーへの思惑、それぞれの思いはどのような結果をもたらすのか?

それにしても毎話ごとにEDが変わるのは観ていて面白い演出ですね!{/netabare}


(2013.3/23 11話:あらしの中のふたり -OUTLAWS-)
{netabare}OPがサイケデリックな感じになってる(゚д゚;) 
OPの演出が面白い(歌詞が日本語→英語、映像がカラー→モノクロ)

エスパーをノーマルが管理する世界を造りあげる事が早乙女の目的
ユウギリが造られた存在!?

予知は予知でしかない。それが全て正しいという訳ではないのだから、根絶やしにするという発想はどうも…

アンディの放ったトンファーの一撃に差がありすぎww
チャフなら窓を破壊して空気の逃げ道造ってあげればいいんじゃ…アクセラさんみたいにww

まさかのユウギリがラスボス展開なの!?(゚〇゚;)マ、マジ...{/netabare}


(2013.3/30 12話:未来へ -LΛST RESOLUTION-)
{netabare}自分の死と引き換えに薫を守る兵部は、正にナイト(騎士)だな。
リミッターをも凌駕する、兵部の永年蓄えられた体内因子(無意識に発する超能力の残滓)

結局、早乙女を殺さなかった兵部。殺してしまえば、ノーマルとエスパーの確執は深くなる一方だろう…
だから、殺さなかった。そうする事で、エスパーとノーマルが互いに思いあって生きていける世界を望んだ。{/netabare}

絶対可憐チルドレンのスピンオフとなるこの作品。
絶チルは未視聴ですが、これだけでも楽しめる内容ではあります。
1クールなので、個人的には、ノーマルとエスパーどちらが優位に立つのか?と言う答えを出さないで終わったのは良かったです。

続編が期待できるか…というと微妙でしょうね^^;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

以前は椎名高志からギャグとエロを取ったら何も残らないと思っていましたが・・・

週刊少年サンデー連載中の椎名高志原作の漫画
絶対可憐チルドレンのスピンオフ作品です
私は原作こそ週刊連載を読んでいますが
数年前にアニメ化されたものは未視聴です
本作はどちらも全く知らなくても十分楽しめる作りにはなっていますが
チルドレン他バベルのメンツの紹介などは最小限な感じなので
どちらかに先に目を通してからのほうがいいかもしれませんね

椎名高志原作のアニメというと大分昔やっていたGS美神を思い出します
GS美神はギャグメインの作品の中にところどころシリアスな場面があって
そのギャップによってそれぞれを引き立たせるような手法でした
最近の作品だと空知英秋の銀魂なんかがそんな方向性ですね
その後の椎名作品にはあまり長く続かなかったものがいくつかありますが
基本路線は同じような感じでした

原作絶対可憐チルドレンも連載開始当初はそんな感じだったのですが
徐々にシリアス比率が高くなっていき
最近の本編はシリアスが中心で
その分不足しがちなギャグ要素を補うためか
「さぷりめんと」と題した4コマ漫画を
本編の扉絵代りに同時連載しています
ですから、今回椎名作品としては異例なくらいにシリアス路線ですが
今の原作の方向性からすれば必然だったかもしれません

話の中核になったのは大戦中の兵部と蕾を描いた原作の1エピソード
そこにアンディ・ヒノミヤと夕霧というアニメオリジナルキャラを投入しつつ
1クール分に見合うように話を膨らませた作品となっています
もともと好きなエピソードの一つでしたが
アニメ版はさらに深みが増してよくまとまっていました

最近本編の方ではショタ京介しか出てこない状態なので
久々に少佐が大暴れするシーンを見ることができたのは
色々と感慨深いものがありますね

オリジナルキャラの二人も良かったと思います
実質的に京介と同等レベルの扱いを受け
もう一人の主人公といっても過言ではないアンディ・ヒノミヤ
パンドラのあの濃すぎるメンツの中で
しっかりキャラが立っていたし格好良かったです
ただ視聴者に素性を明かすのがちょっと早かった気はしますね
もうちょっと引っ張っても面白かったんじゃないかなぁ

夕霧ちゃんはとにかくかわいかった!
クロワーゼの湯音といい東山奈央の幼女役は破壊力抜群ですね
もうこれは麻雀好きの女子高生とかスクールアイドルの妹とか
そんなのやらせてる暇があったらもっとょぅι゙ょ役を斡旋すべきだよ!

ちなみに原作の日本人キャラ達は皆
源氏物語由来の名前がついていまして
この二人もその命名規則に準拠して付けられています
夕霧は光源氏の子の名前ですし
ヒノミヤはおそらく輝く日の宮からでしょうね

この二人はぜひ本編にも登場・活躍させてほしいところです
アンディは既にサプリメントの方に出演を果たしていますし
そんなに望み薄でもないような気がしますがどうでしょうね?

単品のアニメとしてみても
スピンオフ作品としてみても
良くできた作品だったと思います

唯一の難点は声優に関して
もともと原作で持っていたイメージと
アニメで当てれらた声が合わないキャラが一人いたことです
まぁ好みの問題と言ってしまえばそれまでなんですけどね
それに今回のアニメでは大して出番も多くなかったので
それほど強くは気になりませんでした
とはいえ1期のアニメを観ようという気にはならないし
2期があっても観ないかもしれません
何しろ受け付けなかったのが主役(明石薫 - 平野綾)なんだもの・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

闇でしか裁けない罪がある

解き放て・・・アンリミテッド!!

「絶対可憐チルドレン」のスピンオフ作品。
絶チルは未視聴ですが、これ単品でも内容は理解できるし、概ね楽しめました。
ただ絶チルの知識があった方が、より楽しめそうな感じはします。

主な見所としては、まず、良質な作画による超能力バトル。
エフェクトを派手に効かせてるのが特徴で、スピード感もあり爽快です。

エスパー犯罪組織「パンドラ」のリーダーである兵部京介
とある事情でパンドラに加入することになったアンディ・ヒノミヤ
この2人のメインキャラの関係性の変化も見所ですね。

普通人(ノーマル)から迫害を受けたり軍事利用される、
そんな理不尽な社会への復讐がパンドラ、そして兵部の行動理念。
人種差別をテーマにしてるわけですが、その辺りはちょっと消化不良でした。
復讐の対象が社会そのもの、というよりも
兵部が個人的に恨みを持つ人物に復讐の焦点が絞られ、話が小じんまりしてしまった感。
せめてそのキャラ(ラスボス)を、もっと初期の段階で匂わせておけば
また印象は違っていたかもしれません。

OPとEDに凄く力が入っていて
特にEDに関しては、物語後半から毎回のように曲や映像が変わります。
その回の内容に適したものになっていて、スタッフの作品への愛情と拘りを感じました。

話題性には乏しかったけど、今期の中では私的TOP3に入る作品。
「厨ニ」「ダークヒーロー」「能力バトル」が好きな方は観て損はないと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39

67.1 20 漫画原作で相棒なアニメランキング20位
ワールドトリガー(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (559)
2944人が棚に入れました
異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。そこに住む少し正義感の強い中学生・三雲修は、謎の転校生・空閑遊真と出会う。遊真の行動に振り回される修の運命は!? 最新型SFアクション!

声優・キャラクター
村中知、梶裕貴、田村奈央、中村悠一、田中秀幸、岡本信彦、福山潤、釘宮理恵、前野智昭、花澤香菜、森田成一、草尾毅、藤原啓治、石川界人、緑川光、佐々木望、小堀友里絵、柳田淳一、古川登志夫、島﨑信長、中博史

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作は、ようやく連載再開ですね・・・

週刊少年ジャンプは40年近い愛読書です(笑)。

この作品も、連載開始当初から楽しく拝見していたのですが・・・。
2016年より、現在休載中。
2018年10月29日発売の48号で連載再開。
5話掲載した後に『ジャンプスクエア』に移籍。 (ええっ!月刊誌か・・・)

まあ、楽しみな反面、少々残念な感じも・・・。(笑)

という訳で、この作品も、少々おかしな終わり方をしています。
これは、原作の都合なので、致し方ないと思います。
できたら、アニオリを挟むのではなく、オリジナルの区切りの良いところで一旦終わって貰いたかったかな?

登場人物が個性豊かで、とてもお気に入りな作品のひとつです。
主人公周りの千佳ちゃん、桐絵ちゃん、栞ちゃんをはじめ、女性陣がとても可愛い作品でもあります。(笑)

アニオリのくだりになってからは、かなり魅力が減速します・・・。
無理に73話もする必要があったのかな?って感じです。

声優さんが豪華な作品でもあります。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29

ひげくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

勝負は戦力、戦術+運。気持ちの強さは関係無し!

噛み砕いて書くなら『エイリアンと戦う軍隊の物語』
異世界モノでは無く地球を防衛するSFバトル。サバゲー部で団体戦をしてるような雰囲気です。

よく分からない『気合い』や『覚醒』的なモノでパワーアップしたりせず、主人公は汎用武器を使う一兵卒です。

設定は目新しいし、残虐さ0で血も流れない。(変身モードのダメージ蓄積により元に戻ったらリタイア)


異世界からの転校生…遊真が来た理由、ヒロイン千佳が狙われる訳、異世界人が攻めてくる目的、3人がチームを組む経緯…
『トリオン』というエネルギーとその技術を基盤に土台がしっかりしていて、感情移入もしやすいし応援したくなる。

ボーダーという組織内で行われるランク戦での様々な武器や戦術も面白く男子はワクワクだと思う。

気になるのは、隊員がフルネームで大勢出てくるからモブかどうか見分けつかなくなるトコです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いつかまた続きをやってくれるといいね

☆☆☆視聴開始時レビュー☆☆☆

週刊少年ジャンプ連載中の作品です
原作者の葦原大介はこの作品の前に
「賢い犬リリエンタール」でジャンプに連載を持っていましたが
半年ほどで打ち切りの憂き目にあい商業的にも散々な結果に終わりました
しかしジャンプがメインの購買層としているようなライトな層ではなく
コアな漫画通たちの間ではかなり話題になった作品でもありました
ちょっとファンタジックな世界観ととぼけた登場人物(および犬?)たちが
ドタバタコメディを繰り広げる中で
ときおりドキッとするような深いセリフが出てきたり
「大人も楽しめる子供向け童話」というような感じでした
私も大好きだったんですが応援すると同時に
これはジャンプで人気が出すのは無理なタイプの漫画で
おそらく長くは続けられないだろうなぁと薄々感じていました

ワールドトリガーでもそのどこか達観したような独特の人生観は
セリフの端々などに息づいてはいるのですが
作品自体はこれぞまさに少年ジャンプと言わんばかりの王道異能バトル
一般受けする形にうまく修正してきたとも取れますが
私には持ち味を殺して消費者にすり寄ったようにしか見えません
元々持っていたオンリーワンの一番魅力的な部分が損なわれて
典型的な量産品に成り下がった感じ
それでも十分に面白いとは思うのですが
熱狂的信者がつくような国民的漫画が並ぶ
天下の週刊少年ジャンプにおいてはせいぜい中堅レベルの人気です
それがなぜこんなに早くアニメ化されたのか不思議でなりません

最近TVアニメ化された、あるいは予定されているジャンプ作品をまとめてみました
         TVアニメ開始 原作スタート
ニセコイ     2014年1月  2011年48号
ハイキュー    2014年4月  2012年12号
暗殺教室     2015年1月  2012年31号
食戟のソーマ   2015年4月  2012年52号
ワールドトリガー 2014年10月  2013年11号

どの作品もきれいに2年と少しでアニメ化されている中
ワールドトリガーだけ1年半ほどでアニメ化されています
暗殺教室・食戟のソーマよりも後に開始されたにもかかわらず
その2作品より先にアニメ化を果たしています
爆発的な反響を呼んでジャンプの看板になりつつある暗殺・ソーマに比べると
ワールドトリガーは内容も売り上げもだいぶ地味
それがいったいなぜ先輩を押しのけてアニメ化されたのか?
……だれか知ってる人が居たら教えてください

ちなみに連載の方も読み続けているんですが
ボーダー隊員(あるいはネイバー)が増えすぎて
しかもいまいち少年たちの書き分けが上手くいってないため
顔と名前と能力が覚えきれなくなりつつあります

そんなわけでアニメは復習も兼ねて視聴している程度でして
今後のクオリティ次第ではアニメは切ってしまうかもわからない
でもなんとか時間が取れるなら完走するかもしれない
ワールドトリガーだけにまさにそんな境界(ボーダー)なかんじの作品です

☆☆☆おまけ(2015年10月4日追記)☆☆☆

{netabare}本日放送分からOPが変わり
ラブライブ!西木野真姫役のPileちゃんが歌っています
という事で久しぶりに日曜に早起きしてリアルタイム視聴しましたが
いつもAパート終わりにOP流すワートリですが
BパートどころかCパートが終わるまで引っ張って
最後の最後にOP流して締めやがりました
6:20から待機してたのにOP流れるのが6:55ってwww
話の内容的にも1話完結のオリ回だし
完全にPile様聴きに来た層を一人でも引き込もうという狙いですね
まんまとやられましたよ!{/netabare}

☆☆☆(2016年2月2日追記)☆☆☆

しばらくアニオリやってましたが
ようやく本編との合流を果たしましたので
アニオリ部分に関して雑感を書き留めておこうと思います

シナリオはワールドトリガーとしてみると
大分物足りない部分が多かったと思います
ただし放送時間帯からして完全に子供向けなので
ある程度仕方ないのかなぁという気もします
特にバトルシーンはオリ回以外もあまり面白くないですが
オリ回に間はいつも以上に単調な力押しが多く
爆発シーンでそれを誤魔化すだけの
天啓的な子供だましという感じになってしまっています

ストーリー展開は{netabare}リリスが人型トリオン兵なのを
子供でも分かりやすいようになのか知りませんが
かなり雑にヒントを撒いてバレバレの状態にしつつ
そっちに注意をひきつけておいたことで
その裏でうまくもう一人の人型トリオン兵を隠していたのは
なかなかうまくやっていたなぁと素直に評価できるんですが
そこくらいしか見どころが無かったかなぁ
{/netabare}

オリキャラに関しては{netabare}ゼノとリリスが結局最後まで好きになれませんでした
主人公チームが年齢の割に大人な考え方をする子たちなので
バランスを取る意味でも
子供っぽい思考ルーチンのキャラを増やすのは
間違っていないのかもしれません
でもそれを魅力的に描けるかどうかというのは
また別の問題なんですよね・・・
お子様向けアニメだから幼稚なキャラのほうが受けるだろう
くらいの感覚でやってるなら
ちょっと子供を舐め過ぎだと思います

どちらかというとギーヴとカロンの方が
キャラとしては面白かったように思います
人型トリオンだとネタバレした後のギーヴが
時折見せるトリオン兵らしからぬ人間的な行動と
収支おどけた口調のまま
サポート用の自立トリオン兵から
綺麗にラスボス的位置づけに収まったカロン
二人はその末路まで含めて
なかなか良い描かれ方をしていました{/netabare}

全体的にはパッとしない出来だったんですが
第60話:陽太郎の冒険
はなかなか良いオリ回でした
ぱいちゃんが歌だけでなく声も当ててる!
とかそういう理由ではありません(笑)

陽太郎はワールドトリガーという作品の中で
賢い犬リリエンタールの頃の葦原大介の作風が
もっとも色濃く出ているキャラだと思います
そんな陽太郎の魅力をとてもよく引きだせているのが
あの回だったと思います
あの回が面白いと感じた人は
リリエンタールを読んでみると幸せになれるかも?

☆☆☆最後まで観終って☆☆☆

最終話Cパートが無ければ終わったことに気が付かないくらい
おもいっきりぶつぎりエンドでした・・・

少年ジャンプ連載中の原作に追いつきかけて
場しのぎ的にアニオリを挟んで続けようとするも
アニオリが不評で視聴率が急降下
原作準拠に戻っても長く続かず
そのまま話の決着はつけずに打ち切りとなり
事情なんか知らないメインターゲットの子供たちが絶望した
そんなアニメが大昔にもありました

その名もダイの大冒険・・・

幼かった頃の私が味わったのと同じ悲しみを
今の子供たちが味わっているのかも知れない(--;
上の方でも書いておいたけど
この作品はアニメ化までが異常に短かったから
原作ストックが尽きるまでも短かったように思います

ワートリが終わった枠で別のアニメが始まるなら
しばらくしたらワートリ2期のターンが期待できそうですが
アニメ以外の枠になってしまうようなので
こうなると2期は厳しいかもしれないなぁ・・・

そもそもこのアニメは途中から見ると
人間関係把握するのがスゴイ大変だから
数年経ってから再開しようとしても
1期を見ていた子供たちは
小さい子は既に覚えていないだろうし
大きい子は朝アニメを卒業している可能性が・・・

そんなわけで
2期はすごくやりにくそうな気がしますが
2期やってくれたら引き続き観ていこうと思います

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

66.9 21 漫画原作で相棒なアニメランキング21位
テガミバチ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (415)
2853人が棚に入れました
夜が明けることのない星に、「アンバーグラウンド」という名の地がある。首都を照らす人工太陽の光が届かない、暗く危険な地域を旅する国家公務があった。彼らの仕事はその地で生きる人々の「こころ」が込められた「テガミ」を届けること。命を賭して「こころ」を届ける彼らを人々は「テガミバチ」と呼んだ。

声優・キャラクター
沢城みゆき、藤村歩、永澤菜教、小西克幸、小清水亜美、水樹奈々、菅沼久義、岸尾だいすけ、石川英郎、中井和哉、福山潤、堀江由衣、遊佐浩二

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ストーリーも良かったと思いますけど、沢城みゆきさんの魅力が溢れている作品です・・・やっぱ沢城さんは凄い声優さんです♪

物語の舞台は、夜が明けることのない地「アンバーグラウンド」。そこには人工太陽があるのですが、その太陽が照らしているのは一部の特権階級のみが居住を許された首都だけで、首都以外には光が届かず、大多数の民は暗い場所で暮らしています。

そんな世界の職業の一つに、「テガミバチ」という国家公務があります。テガミバチは、その地で生きる人の「こころ」が込められた「テガミ」を、どんな場所にでもどんな危険も顧みず命懸けで届ける・・・そんな職業です。

この物語は主人公は、ラグ・シーイングという少年です。彼は、7歳の頃にテガミバチであるゴーシュ・スエードという青年と運命的な出会いを果たすのです。そして、テガミバチの仕事に対する誇りと情熱を目の当たりにしたラグは、憧れのゴーシュのように自分もいつか必ずテガミバチになる事を心に誓い・・・大きく物語が動いていきます。

この主人公のラグですが、優しく礼儀正しく、悪事を見逃せない性格の持ち主であると同時に、とても泣き虫で・・・少年だからか喜怒哀楽がコロコロ変わります。

このラグを演じているのが、沢城みゆきさんです。
そして、沢城さんの演技は「凄い」・・・この一言に尽きると思います^^;

ラグを演じている沢城さんの声は、まるで本物の少年のよう・・・そして、物語が始まった直後から、物語にぐいぐい引き込む力を持っていて・・・
ふと気がつくと1話目からラグの喜怒哀楽にすっかり同調していました。特に、ラグの涙・・・もちろん物語の展開上の感動もあるのですが、それ以上に沢城さんの演技に反応して勝手に涙が溢れてくるのです・・・(;_;)
振り返って見ると、滅多に出来ない貴重な経験をさせて貰ったように思います。

主人公のラグは感受性が豊かなので、演じるのは大変だったかと思いますが、私としては、様々な沢城さんの演技に触れる事ができて本当に良かったと思っています^^)v
これだけでは沢城さんの演技の「凄さ」を伝えきれていないかもですが、そこはご了承願います^^;

この作品も沢山の人物が登場するのですが、ラグの周りの人間は優しく温かい人ばかりなので、安心して視聴ができました^^
そして、ラグには大きな目標があります。普段の仲間や支えてくれる人達との掛け合いから一人でできる事の限界や仲間の大切さを感じる事ができるのですが、ラグが目標に向かってどのように突き進んでいくか・・・この作品の最大の見どころだと思います^^

前評判で「感動する」「泣ける」と聞いていましたが、まさしく評判通りの作品だと思います。
この作品には続きがあります。1期のラストも続きが物凄く気になるところで終わっているので、引き続き2期を視聴したいと思います^^

2クール25話の作品なので、視聴するために時間を作る必要のある作品ですが、この作品の世界観や沢城さんの演技が気になる方には、是非視聴をお薦めしたいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25

にゃんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魅力的な世界観と、ほどよいストーリー展開

手紙を届けるために、危険を伴う旅をしなければならない世界。
手紙に込められた「心」を伝達するために、自らの「心」を消費して鎧虫と戦う配達員「BEE」。
優しい心と大きな能力を秘めた主人公が、様々な人物と出会い、
事件に遭遇しつつも、困難を乗り越えて成長していく物語。

~~優れた点~~

★その1「シリアスなストーリーと世界設定」★

キャラクターデザインはかなり可愛い雰囲気で、舞台となる世界の外観も幻想的で綺麗。
一方で、ストーリーは人間社会や人間そのものの汚い面をストレートに描く。
また世界設定も、階級社会であったり、場合によっては人をモノ扱いするようなこともあるような、
シリアスな設定となっている。

「表面上は綺麗に見える世の中も、実はもっと生臭くてエゲツナイ実態で動いている」
そんな事実を表現するのが狙いだとしたら、なかなか深い仕掛けだと思う(本当に狙いがあるのかは分からないが)。

綺麗な外観と汚い実態。そして主要テーマの「心」。これらが絡み合い、作品全体として1つのメッセージを伝えようとしている。
また、OP・EDは作風と合っていて良かった。

★その2「浅そうに見えて、結構意外性のあるストーリー」★

ストーリー内容も、一見すると先が読めそうだが、少しだけ予想が裏切られる。
大きな驚きではないが、ちょっとした意外性があり、そこからホッコリした感動を得られる。

中盤以降は基本的に1話完結のストーリーとなるものの、
舞台となる世界の本当の姿や初期に出会った人物のその後、主人公やその仲間達にまつわる謎など、
明かされない要素が多い。
そして、それらの要素が、ほどよくショートエピソードに絡み、
物語に奥行きと厚みを加えている。
また、登場人物達の掘下げも十分できている。

~~不満な点~~

演出に難があり、せっかく世界観とストーリーが優れているのにもったいない。
「心」が主要テーマである以上、心情描写が最も重要だと思うのだが、この点の演出に工夫が見られず残念。

涙に頼りすぎたことで、幼稚で安っぽい印象になってしまった。
分かり「易さ」も大切だが、分かり易過ぎる演出は「安さ」にもつながる。

~~まとめ~~

演出面で不満はあるけれども、それを十分補ってなお余りあるストーリー内容と展開。
後半になればなるほど良くなってくる。
あるエピソードでは、王道ストーリーであるにもかかわらず、涙を流してしまった。
良い点、不満な点、それぞれあるものの、続編も観たくなるような良作。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

M&M さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

1話目ですでに涙目・・・

1話目ですでに泣いてしまいました。

ラグの声(沢城さん)が私の涙を誘うのです!ww

何度泣いたかわかりません・・・(笑


でも、ただ泣けるだけじゃなく、内容としてもすごく心に残るアニメです!

テガミバチが人の心を届けるため、命をかけて、その心が入っているテガミを届けます。

主人公(ラグ)の言葉一つ一つが出会った人々の心を動かしていきます。

笑ったり泣いたり、このアニメを見終わったあと、心があったかくなった感じです(笑

2期では、またちょっと違ったテガミバチが見れて面白かったです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

64.5 22 漫画原作で相棒なアニメランキング22位
キューティクル探偵因幡(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (456)
2479人が棚に入れました
狼男探偵・因幡洋のもとに警察犬時代の相棒、荻野警部が事件への協力を求めてきた。
事件の首謀者はイタリアンマフィアの首領(ドン)・ヴァレンティーノ。
明らかにヤギにしか見えない首領・ヴァレンティーノの前に、赤毛フェチの因幡とゆかいな仲間たちがグダグダで立ち向かう、“ヤギ大増量毛探偵ギャグ物語”。

声優・キャラクター
諏訪部順一、入野自由、下田麻美、森川智之、大川透、小杉十郎太、日笠陽子、巽悠衣子、鳥海浩輔、深田愛衣、斎賀みつき、杉田智和、瀬戸麻沙美、岡本信彦、志村由美、日高里菜、子安武人、浅沼晋太郎、黒田崇矢、檜山修之、福山潤
ネタバレ

 BlackCat さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ギャグを貫き通して欲しかった。でも、毎回安定して笑えます^^

原作:漫画
ジャンル:ギャグ
話数:12話

      ~物語のあらすじ~
元・警察犬である因幡がどんどん、犯人を捕まえていく話で、警察の荻野と犯人を追いかけていく話

あらすじを見ただけでは「探偵」「警察」とシリアスな物語かなと思ったりすると思います。 それは誤解です!w
めちゃくちゃギャグですww しかも割とハイテンションで物語が進んでいきます。普通のアニメだったらシリアスな雰囲気なシーンでもギャグに見えて笑ってしまいますw

登場人物も個性豊かなです。
山羊だったりダンボールかぶってたりもやし(笑)だったり。
でも、真面目なキャラも1人だけいましたね^^;
もう登場人物を全体で10とすると
ボケ:ツッコミ=9:1 
もしかすると 10:0 
ってぐらいみんなボケていますw

しかも、どの話も安定して面白かったです。
これといって盛り上がりをみせた話もありませんが
毎回面白かったですw

ただ、途中であった若干シリアスな話はいらなかったと思いますねw ギャグをずっとして欲しかったです。 さらにギャグアニメとして見てるので感じるものはこれぽっちもありませんw 
あと、最終回をどうにかして欲しかったです(^^;
なんだあのニートって感じでしたww 
でも、ギャグアニメとして見ていたおかげでなんとか笑って見終わることが出来ました^^
ただ、落ち込んでいる時や元気がないときに見ると
うるさく感じることもあると思いますが
ギャグアニメを見たい、好きな人にはおすすめしますね!

OPは主人公の因幡さんが歌っていてけっこうかっこいい歌だと思います!
EDはドンバレンティーノが歌っていてかっこよくはないですけどあまり聞かない曲調でしたw 演歌っぽいかな?


  
    【 1~4話の感想 】
1話の感想
{netabare}最初のシーンとは裏腹にギャグ中心でしたねw
木造平屋にマフィアがいるとはwwww
さらに荻野の復活の仕方やなんか最近の文化じゃないような作画、登場したものもありました^^{/netabare}

2話の感想
「機密文書盗難事件」と「母子ストーカー事件」
{netabare}一応圭がツッコミをしてますが、やはりツッコミを心の中でしてしまいますw 機密文書盗難事件なのにすごろくをしてタイムスリップして、母子ストーカー事件なのに犯人であるヴァレンティーノをてなずけたりと、、、もうこの設定で笑えてきますw 内容はもっと面白いです!ww
梓はお父さんより仕事が出来そうですねwwww
いろいろとwww
{/netabare}

3話の感想
「チョコレート悩殺事件」と「狼少女暗殺事件」
{netabare} バレンタインの話ですかね?w
ロレンツォは男の気持ちをよく分かってますねww
ガブリエラの目面白いですねwwww古い感じですね(^^;
あれ?優太の灼熱ジェラシーは・・・ド○ゴ○ボールのあれじゃ?(^^; あの気の高まりと言いw
最後はまさかオヤジギャグで終わるとは・・・意外ですw
ステラは可愛いですね^^ でもやっぱりボケのインパクトが強いですwww ステラの情報収集の仕方がなんか心配です(^^; でも、血じゃなくて本当に良かったです^^
{/netabare}

4話の感想
「制服警官襲撃事件」と「猫バカ洗脳事件」
{netabare}
因幡さんの弟の探し方が無茶すぎますねwwww
あれ?弟らしき人物がドンと話してますねww
いきなり事件に巻き込まれましたねww
因幡さんのホイホイって言動・・・まさかゴキブリホイホイの伏線?ww しかもバカだwww さらに弟発見! 急展開すぎw 鬼ごっこなのにずれてるww しかも弟息切れ早いw そうめいさんもツッコミどころですねw
殺すの!って思ったら旗でしたねwwww

猫好きを犬好きに・・・w ちなみに僕は犬好きですww なぜにヤギ好きになって世界征服wwww 
スフィンクスこええええwwww つっこめええええww
着ぐるみと猫を見間違えるとはw 誰か因幡さんのツッコミじゃあ足りないww 
弟は心が読めるみたいですね(゚д゚lll)琴(ry
洗脳マシンは本格的ですね。 本当に犬好きになったみたいですねw ってか舐められすぎだろw 
まさかのあの電撃で・・・(;_;) と思ったら生きてるねw
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

探偵らしい事をあまりしない+悪役に魅力がある作品

(2013.1/11 1話:偽造通貨印刷事件・因幡洋誘拐事件)
{netabare}真面目な探偵アニメかと思いきや、ギャグアニメなのか?

毛に触れただけで個人を識別する。だからキューティクル探偵なのねwww
子山羊さん、変身後の因幡に恨みを持ってるみたいだね^^;3匹の子豚じゃあるまいし…
ロレンツォ(CV:小杉十郎太さん)なのかww

首領・ヴァレンティーノが主人公より良いキャラしてますね。
と言うか、全然探偵らしい事してないwww{/netabare}

(2013.1/19 2話:機密文書事件・母子ストーカー事件)
{netabare}首領が可愛すぎでしょwww 首領を愛でる為に観るわwww

緒方の犬好きに警察犬がストライキ(その中に因幡もwwwって犬扱いか!?(゚д゚;)){/netabare}

(2013.1/26 3話:チョコレート悩殺事件・狼少女暗殺事件)
{netabare}Aパート、安定のヴァレンティーノ回でした(*´▽`*)

ユータくん、勘が鋭いなwww
ココアと日本庭園のミスマッチ=和洋折衷だな。それにしてもヤギ可愛いであろー、ヤギwww

KEIJI、因幡より強いだろww

Bパートも、安定のヴァレンティーノ回でした( ´ー`)
やめて~ヤギだけは殺さないでくれ… この作品の魅力が無くなるからwww
ベルサイユ宮殿の「ベ」はベニヤ板の「ベ」とかww(。・w・。 ) ププッ

それじゃ、キューティクル探偵因幡の「バ」は「ヴァレンティーノ」の「ヴァ」wwww{/netabare}

(2013.2/2 4話:制服警官襲撃事件・猫バカ洗脳事件)
{netabare}ヤギ、肉と紙(紙幣)食べてるしwwww
日本国民ヤギ好き化計画って紙の消費ハンパなく上がりそうwwww

へぇ~、犬用の爪切りで日本刀って切れるんだー(棒)

遥が持ってたぬいぐるみの中、狼いたよねwww 首領、大丈夫か?{/netabare}

(2013.2/10 5話:天才タッグ結束事件・慰安旅行極楽事件)
{netabare}じゃあ、次はヤギでお願いしますwww
妄想を現実に…それだけ首領の妄想がくだらない事を証明しているんだな(゚д゚;)
ってか刑事、カテキン摂りすぎwww

「あろー、あろー、あろー、であろー」ヤギ、It's Cute!wwww

「そっちのヤギが首領で良いじゃん!」とか言うなよ…orz

そんな怪しい慰安旅行あるか!(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッwwww

「おのれ、デリケートさん!」が何か知らないけどツボwwww

この回が一番面白いwww{/netabare}

(2013.2/16 6話:黒幕”黒い牙“到来事件・オオカミの家)
{netabare}聡明さん:「ウール、ウールwww(面かせや!)」

弥太郎、杉田さんだったんか(゚д゚;) 喋らんから分からなかった^^;
今回、ヤギ成分少なめ?

リアルヤギ恐っ( ̄■ ̄;)!

EDだけが救いでしたwww{/netabare}

(2013.2/23 7話:毛立キューティクル学園入学・バー・ラグドール・キューティクルLIFE 13年前の馬鹿息子&10年前の馬鹿息子・九条組組長暗殺事件)
{netabare}圭くん相変わらずのツッコミ(´▽`) ノ

チャイムがヤギの鳴き声とかないわ~(-_-;)あと、鞄がダンボールに見える…
緒方と山羊が絡んでるシーンで首領が居なかったぞ!(-д-;)ドーイウコト?

ドン可愛いであろー。リアルヤギ、声だけならカッコいいであろー。
ん!?ヴァレンティーノファミリーってこんなに格好良かったっけ?

いつものヤギが良いですwww{/netabare}

(2013.3/2 8話:佐々木優太誘拐事件・因幡親子決裂事件)
{netabare}「あろあろあろあろあろっ」ヤギの扱いがwwww
ヤギ基、首領は非戦闘員というよりマスコットキャラですwww
ヤギは、どうでもいい…だと!?

遥、それを世間ではブラコンと言うのだよ。
しかし、良い所で終わったなぁ~^^;{/netabare}

(2013.3/9 9話:因幡親子誘拐事件(後編)・恋愛フラグ乱立事件)
{netabare}荻さんの前髪大好きなんですね、因幡w
「鬼が金棒2本持ってるよ!(゚д゚;)」wwww
いや、茶髪の特殊能力じゃなくてそれ、茶羽根の通常能力だからwww

あれっ!?今回ヤギの出番は?(-_-;)

ヤギ来たであろーъ( ゚ー^)
その、ドンのぬいぐるみ欲しいww

優太、ジェイソンマスクと太刀持って街中歩くな!ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

なっちゃんの想い、報われるといいな…{/netabare}

(2013.3/16 10話:ヤギ園満事件・首領パワースポット陰謀事件)
{netabare}ヤギは、首領を知って好きになりましたwww ドンみたいなヤギなら触れ合い大歓迎です(´▽`)
「残像だ…」by飛影

捨て駒って、おいっヾ(ーー )ォィ

私にも首領パワー下さいww

ロレンツォ、イケメンwww{/netabare}

(2013.3/24 11話:首領・ヴァレンティーノ脱獄事件)
{netabare}動物愛護団体が黙っちゃいないZE☆
「人成らざる者の刑務所」それは動物園か何かですか?荻さんwww
そんな島、アルカモネ(゚ー゚☆キラッ
まぁ、確かに“無人”島ですね^^;

結構、いい話だったり?


「ハローであろー」の後の照れてるヤギカワイイな(*´▽`*)

今更な感じだけど、秋吉って聡明さんの前の器だったんだな。

今までで一番いい話(゚ーÅ) ホロリ{/netabare}

(2013.3/31 12話:「キューティクル怪盗誕生事件」「悪の組織拡大事件」)
{netabare}さすが、キューティクル探偵www
ダイヤ!?氷かと思ったw ダイヤモンド・ヴァレンティーノ!!カワイ過ぎ(*´▽`*)

毛、バファ○ンかよ!

ヤギ、元気ィィィィィ!wwww
えっ!?何この、急なホラー展開!?

福潤さん!!(ルルーシュ!) 楽しそうですねwwww{/netabare}

2期ありますよね、首領!?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

双葉。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キューティックル〜♪なアニメ。

題名を観て(なんだこれは?)となった方も少なくないのでは?
その正体は…

髪のことを知りながら楽しめるgdgd系ギャグアニメ!
(でも終盤はシリアス展開もあるし何なんでしょうねこれw)

個性豊かなキャラ達が良いです。
たまにボケが多すぎてツッコミ不在になるので視聴者がツッコむ羽目になったり?

*因幡洋(cv:諏訪部順一)
因幡探偵事務所の所長。
毛から情報を読み取る能力を持ち、重度の毛フェチ。

諏訪部さんにしては珍しい感じの役です!
ゆる~いのが可愛いけど、かっこいい時は諏訪部ボイスでめちゃくちゃかっこいい♪

*首領・バレンティーノ(cv:大川透)

名前でブランド物を着こなした銀髪のムッシュを想像したら駄目ですよ~。
{netabare}ただのおっさんヤギなんですからね!{/netabare}
意外と馬鹿でドMなところが面白いです。

・野崎圭(cv:入野自由)
因幡探偵事務所のアルバイト助手で、本作唯一の常識人。
彼がいないと話の進行に支障が出るレベル。
ちなみに猫派。

1話目からツッコミ激しくて大変そうでした( ̄^ ̄)ゞ
いつもはこういう役下野さんがやってくれる感じのw
もちろん入野さんの演技も素晴らしかったです!

*佐々木優太(cv:下田麻美)
見た目は女の子にしか見えない女装少年助手。
因幡が好きなあまり近づく人間(主に荻野さん)には非道な振る舞いを見せる。

こんなに可愛い容姿なのにっ!
ヤンデレというか何というか…(笑)
皆がのほほーんとしてるのに対して彼は結構キツい一発を持ってきます(屮゚Д゚)屮

他にも
*荻野邦治(cv:森川智之) {netabare}親バカ刑事{/netabare}
*ロレンツォ(cv:小杉十郎太) {netabare}中身はダンディー{/netabare}
*ガブリエラ(cv:日笠陽子) {netabare}下僕がお好き{/netabare}
*因幡遥(cv:斎賀みつき) {netabare}可愛い。けど腹黒い。{/netabare}
*弥太郎(cv:杉田智和) {netabare}イケメンなのにギャグ!!{/netabare}
*夏輝(cv:瀬戸麻沙美) {netabare}健気、といえば聞こえが良いかも。{/netabare}
などが登場します^^

ストーリーは前記の通りです(笑)
是非一回は観て頂きたい!
あと、{netabare}OP詐欺のEDヤギw{/netabare}なのでまだご覧になっていない方は
是非ご注目あれ☆

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

71.2 23 漫画原作で相棒なアニメランキング23位
トライガン [TRIGUN](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (320)
2276人が棚に入れました
砂だらけの荒涼たる大地、容赦無く照りつける二重恒星からの日差し……ここは5つの月を従えた砂漠の星。人々は荒れた大地にしがみつき、血と汗で大地を湿らせながら細々と生きている。そのささやかな暮らしも、荒くれどもが銃をぶっ放して台無しにすることもある……ここはそんな世界。その過酷な世界に1人、赤いコートにトンガった金髪の、トラブルメーカーがいた。名をヴァッシュ・ザ・スタンピードという。彼は荒涼としたこの世界を放浪しながら、何かを探している。分かっているのは彼が凄腕のガンマンで、とてつもなくタフで、そして、筋金入りの平和主義者だということ。気のいい青年だが余りの傍迷惑ぶりに、付いた渾名が「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」。とうとう局地災害指定を受ける羽目になった彼には、保険会社からお目付け役が派遣される始末。しかし、彼には幾つもの秘密と、胸に秘めた決意があった。

Cat_See さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最強の力で最弱の選択をトライするガンマンの話

満足度は適当につけています。
映画版を含めての感想です。

この作品の魅力は、
葛藤しながら生きるしかないというわがままな結論があるところ
だと思いました。

普通ならば、その人の考え方があるだろうと妥協するところを、
主人公は他の人にも強要し、どんな反論があれど一歩も引きません。

これは非常に身勝手に見えたり、かっこよかったり悪かったりと、
いろいろな見方があります。

なぜかっこよく見えるのか、悪く見えるのか、または
身勝手に見えるのか。

それは、主人公に葛藤が見えるからだと自分は思いました。

葛藤していてハッキリしないから、カッコ悪い。
葛藤してでも戦ってるのが、かっこいい。
葛藤してでも押し付けてるから、わがまま。
しかしそれは、どれも命を守るための葛藤。
その葛藤の先にあるものがどんなことでも、主人公は選択を迫られる。

という、銃を撃つ撃たないと兼ねたところも面白いと思いました(*´∀`*)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19
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ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

目をそらすなよ。 君の今までの人生が、 どんな人々の思いの上に成り立っていたものか、 知らずにいられるほど、愚かでもないだろう。

原作が未だ終了していなかった為、アニメに際してはオリジナル要素を含んだ結末で話を終了させていますが、出来はかなり良いです。今堀恒雄さんの手掛けるOPは重厚なサウンドが心地良い感じで響き渡っており、素晴らしいものに仕上がっています。今ではすっかりメジャーなアニメ脚本家の黒田洋介の初期の代表作品でもあります。ちなみにタイトルは主人公ヴァッシュの私が作中で最も好きな台詞から引用したものです。

{netabare}主人公のヴァッシュは『不殺』の信念を持っていて、どんな状況であろうと、どんなに相手が外道でも、彼は不殺を遵守して戦いに望みます。ヴァッシュ自身の戦闘力は非常に高いものの、この主義が災いして、結果的に大怪我を負ったり、相手に苦戦を強いられるなどのケースもありましたが、それでも彼はその事について後悔を口にすることはありません。普段のヴァッシュのキャラは非常に明るくて、女好きの軽いノリのお兄ちゃんなのですが、真面目な所はバシッと決めます。声を担当している小野坂さんのメリハリとした演技が、ヴァッシュの良さを更に引きだたせていたといっても過言ではありません。

ヴァッシュだけでなく、超がつくほど個性的なウルフウッドを初めとする魅力的なキャラクター達。ウルフウッドはヴァッシュをも凌ぐ人気を誇っており、特に巨大な十字架を思わせる外観の異様な武器『パニッシャー』はそれだけで戦艦級の破壊力を持ち合わせており、ヴァッシュとはまた違った量で圧倒する戦闘スタイルは非常に見栄えのするもので、格好良かったですね。ヴァッシュとは時々考え方の違いから対立する事もありましたが、ウルフウッド自身も軽いノリのあんちゃんという出で立ちなので、ヴァッシュとは『名コンビ』といっても差し支えない絡みを見せてくれました。ただ惜しむらくは原作・アニメ共に死亡してしまうのですが、原作の死に方が素晴らしかったので、当時はまだそこまで話が進んでおらず、死に方をオリジナル展開にしなければならなかったアニメでのウルフウッドのラストは見劣りしてしまうなというのが、少し残念です。

また当時はアニメの作画が今の様に綺麗でなかった為、ウリでもある戦闘シーンの『動』の迫力がいまいちな点があったのは否めません。その代わりといっては何ですが、1VS1のような『静』の迫力は場の空気を全面的に押し出す事で、緊迫感を高めるような工夫をしておりました。例えば登場人物の表情で場の雰囲気を一変させるような演出もしていたとかですね。その点に関しては良い仕事をしてくれた印象ですね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19
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でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

極悪人を許す行為と殺す行為 どちらが正義か悩み葛藤する物語

この物語はガンアクションがありますが、とても温かい内容です。

主人公のヴァッシュ・ザ・スタンピードは、最強と噂される凄腕ガンマンです。
だが彼は平和主義者で、どんな時でも人を殺しません。

不殺の信念を貫く彼は、全身のいたるところに生傷が絶えません。
ときには激しい怒りを感じ、悔しい思いもします。
それでも彼は、自分の信念を捨てることはありません。

私だったら、こんなに体が傷つけられて悔しい思いをするのには耐えられません。
きっと不殺の信念を捨てるでしょう。

ところで、どんな極悪人でも決して殺さない彼の判断は、周りの人をも不幸にしていきます。
なぜならば、彼の行く先で、必ず彼に挑戦し名を上げようとするならず者が現れ、
そのあおりを受けて周りの人が傷ついたり死んだりするためです。

だから彼には「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」というあだ名がつき、彼が通った場所は局地災害指定となります。
しかも彼には600億$$の賞金がかけられます。


ヴァッシュは、3人の仲間(?)と一緒に旅をします。
一人は小柄な女性のメリル・ストライフ。もう一人は大柄な女性のミリィ・トンプソン。
彼女ら二人は、保険協会の災害調査員です。ヴァッシュが事件に巻き込まれ「災害」が発生した際の査定をします。
もう一人は牧師のニコラス・D・ウルフウッドです。

みんなとても温かく、ヴァッシュは3人を信頼し、仲間だと思っています。
だがウルフウッドの本当の目的は、{netabare}ヴァッシュを葬ることでした。{/netabare}

ウルフウッドは牧師ですが、極悪人を平気で殺します。
そうすることで、多くの人を救える確信を、彼は持っています。
実際に、その判断のおかげで、ヴァッシュたちが救われたこともあります。
ウルフウッドの強烈な魅力に、私は圧倒されました。


ウルフウッドの信念とヴァッシュの信念とが異なるところが見ものです。
どちらが牧師なのか、疑ってしまいます(^_^;)

まだ見られていない人は、この物語を見て、おおいに心を葛藤させてください。
きっと心に残る物語となるでしょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

80.6 24 漫画原作で相棒なアニメランキング24位
どろろ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (534)
2203人が棚に入れました
時は戦国時代、武⼠の醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、⽣まれて来るわが⼦の体を⻤神に与えてしまう。そうして⽣まれた⼦供は、命以外すべての⾝体を奪われており、川に流され捨てられてしまう。時は流れ、戦の世を旅する少年・百⻤丸。実は彼こそが、魔物に体を奪われた⾚ん坊の、成⻑した姿であった…。

声優・キャラクター
鈴木拡樹、鈴木梨央、佐々木睦、内田直哉、千葉翔也、大塚明夫、中村千絵、麦人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原本のエキスを感じられるリメイク

原作は読んでないんだなあこれが…


原作者は説明不要の漫画の神様。1969年(昭和44年)アニメのリメイクです。
制作会社に旧虫プロの流れをくむ(といったらほぼみんなだけど)MAPPA。そして手塚プロ。手塚治虫から始まったアニメーションの歴史の一つの結実みたいで生き証人になった気分です。
昭和44年といえば安田講堂陥落のあった年。節目は節目でこういった世相も作品には反映はされてますね。

時代は応仁の乱近辺で、みんな大好き戦国時代へ向かう過渡期。国は乱れ各地方を治める領主の治下もジリ貧の状態。
荒れた土地そして苦しむ領民。領主醍醐景光は鬼神と取引をし、領地の繁栄と引き換えに自身の子を人身御供に捧げます。はたして産まれてきた子は体のあらゆる部分が欠損していて、ちょっくら一悶着した後に小舟に乗せて川へと流される。
その流された子が主人公百鬼丸。道中出会ったどろろと共に失われた体を取り戻しにいくというお話です。

あらすじ読んでも暗めな雰囲気は伝わってきます。敬遠される向きもあるかもしれませんが、単なる暗い話ではありませんでしたよ。
50年前の原作も前作アニメも知らずフラットに鑑賞できた上でどうだったかというと、これは当たりでした。
新しい古いは正直なところよくわかりません。しかしながら普段観てる作品とは違った描かれ方をしてるなーという部分が自分には心地よかったです。具体的には2点ほど。


■3ステップ構造

基本設定を動かせば収拾がつかなくなるもの。だいたいは“勧善懲悪”だけ。または“二つの正義”だけとどちらかに固めて動かすものではありません。最初に前者と見せて徐々に後半を見せる手法は名作ではまま見受けられます。
ここを段階つけて両方見せてきます。さらにキャラ変“同じ人でも揺れる”が入ってくる仕掛け。それでいて物語がきちんと成り立っているのでした。


STEP1 勧善懲悪
安心安全かつ分かりやすい反面深みを期待してはいけないのが勧善懲悪もの。鬼神VS百鬼丸と外面はその体裁を保ってるのが本作。
当然それだけでは終わらないわけですが、共感しやすい土台がまず敷かれることになります。
{netabare}物語は早々にSTEP2の装いを呈します。が、巡り巡ってラストは人間の善なる部分への期待へと戻ってまいります。{/netabare}

STEP2 二つの正義
互いの正義のぶつかりを上手く消化すると良作が生まれます。ところどころで表出しつつ、代表では百鬼丸と多宝丸にて描かれた本作です。
簡単に言えばよくある良作なわけなんですが、とはいっても単純な勧善懲悪よりも構造が複雑になります。ここに至るまでに収拾のつかなくなった作品なんて山ほどありますよね。

STEP3 同じ人でも・・・
“人”か“そうでない”かという指標が出てきます。「人の皮を被った○○」「畜生道に堕ちる」という文脈での二択。闇落ちという表現が妥当かもしれません。これは主要人物のみならず取り巻きや通りすがりの面々もです。
キャラ変みたいなもので同一人物でも光と闇を行ったり来たりとより複雑化。
{netabare}しまいにはお馬さんまで行ったり来たり。これ「畜生にすら…」を強烈に印象づけました。{/netabare}


{netabare}・簡略するとこんな感じかしら
-STEP1 Aは善 Bは悪
-STEP2 Aなりの正義 Bなりの正義
-STEP3 Aは善であり悪 Bは悪であり善{/netabare}


昭和一桁世代は10代で世の中の価値観が大転換しちゃったのでその影響も・・・
とまことしやかに高説をぶることも可能ですが、いややりかけましたが、シンプルに面白いのです。カオスになりそうなところを纏める手腕は原作の良さもさることながらアニメスタッフも良い仕事をされたと思います。


■分をわきまえた人たち

現代風にいえば、自由には責任が伴うですとか権利を謳うには義務を果たさなければならないですとか、そういった当たり前の感覚を身につけている人たちしか登場しません。
似たようなのに、「ほんとうの悪人が出てこない」がありますがちょっと違います。

 分をわきまえている

のです。派手なキャラ、尖ったキャラ、突出したキャラはいません。そこが良い。
それでいてキャラが誰が誰だかわからんということもなく、じわじわとくるのです。地味なの嫌いでなければたぶん大丈夫ですよ。

{netabare}・例えばこんな人たちかしら
1.お須志(第4話)
再会を心待ちにしてた兄を斬られたわけですが百鬼丸に恨み言一つぶつけないんですよね。兄を想う気持ちと兄の起こした所業とを天秤にかけるような描写すらありません。ただただ受け止めます。兄がやらかしたことを重々承知しているからです。
涙を流しながら「どうして?」と百鬼丸にすがる演出よりも彼女の悲しみがより伝わってきました。

2.ミオ(第5話~第6話)
どろろに仕事の内容がばれた時に、言い訳するでも口止めするでもありません。賤業であることを自覚しそれでもなお希望を失わず。
恥ずかしさに取り乱すなり開き直るなりの描写ではないため、より彼女の諦めの深さが伝わってきます。人としての誇りを失ってないこともわかります。どろろの返しもまたいいんですよね。

海軍大将で日露戦争の勝利に貢献しのちに総理大臣も務めた山本権兵衛。渡辺崋山や高野長英などを弟子に持つ松崎慊堂。いずれも奥さんは元遊女です。
職業に貴賤はありません。そして職業や身分よりも、その人物が、人として尊敬できるかどうかや、人としての矜持を失わずに生きているかどうか、そういうことを大切にしてきたのが日本人です。ミオはそんな人でした。{/netabare}



“3ステップ構造”そして“分をわきまえた人たち”
このへんを「アニメでは珍しいな~」と感じながらの視聴でした。地味ながら見応えのあるお薦めの良作です。


最後にどろろ…
本業声優ではない14歳の子役の方が演じられてますが、めちゃくちゃ巧かったと思います。
アニメ声が出るとかいう話ではなく、子供の喜怒哀楽がストレートに伝わってくる名演。演者は鈴木梨央さん。ハマリ役でした。
全体通しての展開や役回りからタイトルが“どろろ”であることに違和感がない全24話。難しい役どころだったと思います。お疲れ様でした。



※余談
其の一
『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』そして『どろろ』と、シリーズ構成を小林靖子さんが手がける作品にお世話になりっぱなしです。

其の二
足利義教がけっこう好き ※作中には出てきません

其の三
自分の親父が借りてきた『忍風カムイ外伝』を少年期に観てた私にとってはややダーク感は薄いと感じる



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視聴時期:2019年1月~6月



2019.07.14 初稿
2019.07.22 修正
2020.01.28 追記

投稿 : 2024/12/21
♥ : 60

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作旧シリーズとは違う

なかなか感想を投稿せずに今まで来ました。

この「どろろ」は私は原作の大ファンでした。初めて読んだのは中学生の時で、文庫版のコミックは黒ずむほど読み込んだ記憶があります。私もいじめられたことがあったので、百鬼丸やどろろが差別を受ける場面に、非常に惹かれたのでした。その後旧シリーズのアニメ上映会を見に、東京まで上京したこともありました。当時は再放映禁止措置が取られていたのです。そして近年実写化され、そのDVDも買い込みました。その頃には以前ほどのめりこんではいませんでしたが、やはり「どろろ」は私のフェイバリットな作品で、格別の地位を占めていました。その「どろろ」の再アニメ化ということで、期待しないはずはありませんでした。しかも監督は「るろうに剣心」の追憶編も手掛けた古橋監督です。期待するなというのが無理というものです。そういう心持で第一話を見ました。

第一話第二話の頃はよかったです。本当に、見たい形での再アニメ化と思いました。しかし話が進むにつれ、「何かおかしい」と思うようになりました。それは百鬼丸のキャラクターです。原作とは違うのです。もちろん旧シリーズのものとも違います。それは絵柄だけではなくて、もっと精神的なものです。百鬼丸が言葉を話せないという設定は、私にはあまりにも今風すぎると思いました。元の原作では積極的に状況に応じて話す、一人のしっかりした青年でした。それがたよりない少年のようなキャラになっている・・・。

どろろについては文句はありません。しかし百鬼丸については、放映後時間がたった今では、疑問がどうしても残ります。どうしてこんな形でアニメ化ということになったのでしょう?百鬼丸は作中差別に対して声をあげることはありませんでした。そういうテーマは、今の時代には合わないということで、切り捨てられたのです。それで果たしてよかったのでしょうか?どろろという作品にあった大切なテーマのひとつが、なくなったのではなかったでしょうか?そんなテーマは、今のアニメには必要ないものと言われるかもしれません。しかし私は古い人間ですので、「仏作って魂入れず」のように思えたのです。

作画やシナリオについては、きちんとしていた作品ですので、それについては文句はありません。しかし、物語の設定が納得できませんでした。「どろろ」はもう作り直されることはないと思います。他の媒体ではまだ続くと思いますが、アニメ化はおそらくこれで最後でしょう。それなので、私にはとても残念でした。しかし「どろろ」を今の時代に復活させてくれたという意味では、このアニメは私にとって、記念碑的作品であるのは確かなのです。最終場面で百鬼丸に駆け寄るどろろは、私の始めて原作漫画を読んだ頃から長い間願っていた、予定調和の場面なのです。それなのでアイコンにも使用しているのです。そのことには心より感謝したいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

原作が素晴らしすぎるので

正直、手塚治虫の原作漫画が面白すぎるというか、印象が強い人にとってはあまり訴求力がないアニメ化だと思う。

キャラクターデザインに「テガミバチ」の浅田弘幸さんを連れてきているので、案の定女性中心に売り出そうとしているのでしょうが、それにしてはちょっと暗すぎないでしょうか?

原作は陰鬱ながら、ユーモアを忘れずにあくまで「マンガ」を描いていた(ブラックジャックもシリアスながらそうだった。)のに対し、ちょっと真面目すぎるのかもしれません。

やっぱり漫画原作は漫画を読みましょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

64.5 25 漫画原作で相棒なアニメランキング25位
BLACK CAT ブラックキャット(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (293)
2181人が棚に入れました
「秘密結社クロノス」に暗殺者としての優れた才能を認められ、クロノスの精鋭部隊ナンバーズ特例の13人目として採用された、トレイン=ハートネットは、抹殺者(イレイザー)として暗躍し、裏の世界では、通称「ブラック・キャット」と呼ばれていた。

ある日、彼は掃除屋のミナツキ=サヤと出会い、彼女の影響から組織の暗殺者を辞めて、掃除屋として生活しようとする。しかし、それを快しとしないクロノスでの相棒・クリード=ディスケンスにより、サヤを殺されたトレインは掃除屋として、クリード率いる狂気の革命集団「星の使徒」との壮絶な戦いに身を投じていく。

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

自由気ままに生きる野良猫。

『BLACK CAT』は漫画原作、2クール(全24話)のファンタジーアクションアニメです。


この作品は少年ジャンプで連載されていた漫画であるが故に、やはり物語において少年漫画らしさ(友情、努力、勝利)を感じました。余計な恋愛感情云々もありません。
何者にも囚われずに自由奔放に生きようとする主人公やその仲間達、そしてその他の登場人物たちが自分は一体何がしたいのか、何のために戦うのか等々を基礎に、その登場人物たちが戦いを繰り広げていきます。
小難しい事を言いましたが、要はアクションアニメであり、特に重厚な設定があるわけでもないので、ちょっとした人間ドラマやアクションシーンを頭を使わずに視聴出来ます。けれども、脈絡が無かったり話が一気に飛んだりする所が有るので注意。

序盤のアクションシーンは銃が主に活躍しますが、後半からは銃以外の戦闘も増えてゆくので完全なガンアクションかは微妙なところです。それでも、割りと激しいアクションシーンが殆んどを占めているのでそういうのを求めているお方には良いかもしれません。
そのアクションシーンで私が若干気になった事は、走っている場面の人の動きが忙しない所でしょうか。何だか見ていて疲れます…。

問題点もいくつかありましたが、2クールなのにも拘らず最後まで特に飽きる事無く、また、第20話から始まるアニメオリジナル回(クライマックスパート)も締めとしてはなかなかの出来であった思います。しかし、熱が入り過ぎて空回りしていた感が無くもない…。でもジャンプらしさが滲み出ていてそれはそれで良かったのかなとは思います。


また、作者が矢吹健太朗さんであるため、『BLACK CAT』の次の作品『To LOVEる』に出てきたキャラクターの元となったキャラがちょいちょい出て来るので、この作品を未視聴の御方ははそこを楽しむのも良いかもしれません。


原作読者はこのアニメ版に違和感を感じる人が多いかもしれませんが、私はストーリーを殆んど覚えていませんでしたので結構楽しむ事が出来ました。そして、私はこの作品を見ていてジャンプ作品の強みは万人受けされ易い点ではないかとも感じました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

十夜キリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

作画が糞すぎて声優がいかされない

かの有名な矢吹大先生が作った名作にも関わらず、本編が原作と比べて糞すぎて改悪されています。それだけにとどまらず、この作画が世界観をぶち壊していて、不快感きわまりないです。トレインの声が糞すぎ。クリードさんもせっかく三木さんがやってるのに原作の様な冷酷で狂気なイメージが全くなくなり、糞です。絶世の美女であるセフィ姐も作画崩壊により声優さんの演技がおかしな方向に行っています。薄っぺらいとは言われてたものの、何故、原作通りにしなかったのか理解に苦しむ出来です。原作通りにしなかったため、物語の展開がテンポ悪いくせに、端折りすぎて何もかもがとにかく糞です。原作ファンにとっては非常に不満な出来。がっかりです。リメイクしてください、GONZOじゃない所で。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

ロロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

クロネコさん

全23話(マンガ原作)
題名は聞いたことあったので見てみたアニメです
物語は悲しい過去のある主人公が暗殺を仕事にしていくところから始まります
銃撃戦がたくさん出てきますが、近距離戦も銃を使ってます(最近もこんなアニメあったなぁw)
賞金稼ぎの物語というところでは、カーボーイビバップのようです

話の世界観と戦いがかっこよかったため、それから主人公が結構強い設定も好きだったので見だしたんですが、後半からありきたりに感じました
実は最後まで見てませんwラスト1、2話くらいでもう先が見えてきて、見る時間がもったいなく感じ断念しました


内容を知っていて最後まで見るべきだと思われる方、ロロまでメッセくださいww

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4
12
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