hidehide さんの感想・評価
4.0
中々に凄まじき…
初回 本編1時間20分程ですが、
後は通常作品の25分程×計10話
徳川家光の統治する時代、
若い男ばかりが かかる病『赤面疱瘡』が蔓延する。
通常の疱瘡になった歴があっても赤面疱瘡は別…
そして、何とも感染力、致死性が高い。
若い男性は次々に倒れ死んでいく…
子作りをしても
産まれた男子が15〜16歳を迎えると赤面で倒れ…
そして 女子は増え続け…
このアンバランスを呼ぶ負の連鎖が長年続き、
結果、男性の数が女性の 1/5 にまで減少。
男手が、引いては『子種』が激減の後、
国は滅亡の危機にまで…
時は流れ
物語に最初に登場する女将軍 徳川吉宗 が、
今の世(女将軍、女奉行、女社会)の
仕組み、しきたり、ならわし、慣例等に疑問を持ち、
その『事』の発端を記した記録『没日記』なる記録を
読み解く所から、再び物語は家光の時代へ。
赤面疱瘡の第一派の時代へと戻り、
大きく物語は始まります。
時折入るナレーションが、あの人の声、なので(笑)
本当にあった出来事の様に思えてきてしまいました。
『信長公記』の様に、
それら記録、それらに近しい記録、文献は
あるのでしょうから、大奥、春日局の名を
皆、認知しているわけなのでしょうが…
実際に目にした人は絶対にいない訳で。
誰かが書いた『だけ』の物を信じるしかない訳で。
書き手、書き手の周りの手心、
それを伝える者の意思で、ある意味、どうにでもなる…
…としたら、
こんな事もあったのかもしれない…
…もしかして?…と 思ってしまいました。
だから歴史は謎で、面白いのでしょうね…
大河を見ている感じで見られますし、
作画も美しく、声優さんもとても良かったですね。
2期あるのでしょうかね。楽しみです。