未来で泣けるなTVアニメ動画ランキング 9

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の未来で泣けるな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月29日の時点で一番の未来で泣けるなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.8 1 未来で泣けるなアニメランキング1位
革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (818)
4358人が棚に入れました
人類が宇宙に進出した時代、中立平和国家ジオールは突然ドルシアからの攻撃を受ける。政府が無条件降伏する中、学園や友人たちの危機を救うため、時縞ハルトは人型兵器ヴァルヴレイヴに乗り込み、ドルシア軍を撃退。学園のあるモジュール77はジオールから分離し、新生ジオールとして独立する。

声優・キャラクター
逢坂良太、木村良平、瀬戸麻沙美、戸松遥、小野友樹、中村悠一、悠木碧、福圓美里、吉野裕行、浪川大輔、寿美菜子、羽多野渉、堀江由衣、福山潤、宮野真守、細谷佳正、梶裕貴、小野大輔、水樹奈々、豊崎愛生、茅野愛衣、代永翼
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

uncover the world

(2013.10/16 13話)
{netabare}マギウスなる存在と邂逅を果たしたドルシア、アルス両名の長。

ジオールに住む皆の希望であるヴァルヴレイヴの原動力であるルーン、それが人を犠牲にする事で成り立っているとしたら?
ハルトは過ちを犯してしまったが為に実験体になる事を選んだのかも。
だからカイン大佐がヴァルヴレイヴを2体、もしくは2機ではなく2人と言ったもの頷けますね。

いやしかし、ハルトの回想シーンでサキが最初でショーコが後に出てくるって1話の時のショーコへの想いはニンゲンヤメタから無くなった?

マギウスの呪いを受けたハルトとマギウスであるカインの教育を受けたエルエルフとの呪いの絆が世界を変革するのか?{/netabare}

(2013.10/23 14話)
{netabare}親代わりであるサトミを、ある一件のせいで拒んでいるアキラ。 タイトル(大気圏の兄妹)からして連坊小路兄妹の兄妹愛がメインとなる?

以心伝心とまではいかなくても、互いに分かり合っていると思っていた。あの一件が起こるまでは…
失って初めて分かったありがたみをサトミは彼なりの方法で返そうとしている。


さすがアードライ、王子様なだけあって乗馬も様になってますね^^ アードライが王子様なのは前半(1クール)から、でている伏線の内の1つですが回収できるんでしょうか?回収するとしたらリーゼロッテも関わってきそう。

今までエルエルフをハルトしか信用していなかったようですが、ようやくハルト以外のクルー(サトミやタカヒ、マリエetc…)にも信用されたようで何よりです。
って、サトミの聖徳太子っぷりも空しく予定ルートから外れてしまったハルト達が行き着いたのは敵地であるドルシア領内。

と言う事はエルエルフとリーゼロッテの再会もある?{/netabare}

(2013.10/30 15話)
{netabare}人類初の「カミツキ」なので第1世代、ハルトやカインよりも先に呪いを受けた者がいる。それにしても彼女ってリーゼロッテの事?

ん~、偽装のヴァルヴレイヴの足のラインがスタドラに出てくるタウバーンっぽいですね。
あと、脚立の作画おかしくないですかね? 片方からしか登れないなんて^^;

幼い日のエルエルフを含むカルルスタイン出身の5人の姿は、ある意味仲睦まじいですwww

ヴァルヴレイヴ1号機のOSであるピノがマリエの事を知っていて、そのマリエの記憶が5年前から無いという事は5年前にVVV計画が始まった?
推測ですが、ピノとプルー(カインが奪った2号機に搭載されたOS)は元人間orマギウス?それかマリエ自身、人間ではなくOSとして造られた存在だったりして… もしくは人類初の「カミツキ」とか? それだとピノの言った「ルーンを食べちゃったから?」と矛盾する。

まぁ、兎にも角にも新しい伏線がでてきましたけど回収できるんでしょうか? 何か、最後は急展開・超展開でうやむやにされそうな気もしないでもないです^^;{/netabare}

(2013.11/7 16話)
{netabare}やはり、マリエはカミツキ(マギウス)だったんですね。それにしても、マリエの記憶(ルーン)を起動力として機能しているヴァルヴレイヴ(覚醒ver.)。と言う事はハルトもいずれは、自身の記憶や噛みつく事で得られた情報をヴァルヴレイヴに吸い取られていく?

呪いと呼ばれているカミツキが200年後には祝福へと呼び名が変わっている。その事とヴァルヴレイヴの覚醒に意味があると思いたいです。
またリーゼロッテ登場したのはいいんですけど、サウナみたいな装置に入ってましたね^^;

エルエルフ達、カルルスタイン機関の過去の回想で登場した友達が貴生川先生がメガネをはずして幼くした姿に見えてしょうがない^^;

いやはや、マリエのヴァルヴレイヴ1号機登場シーンでのBGMが「そばにいるよ」だなんて…・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.11/16 17話)
{netabare}ヴァルヴレイヴ1号機(火人)のOS・ピノは、ヴァルヴレイヴ本体とは別の意志(情報原子・ルーンを食べるという意味では同じ性質だけど)を持っている?
そのルーンによって得たエネルギーがヴァルヴレイヴ以外のものを巻き込んで革命が完遂する?

マギウスたるハルト達が「ニンゲンヤメマスカ? YES NO」でYESを選択した時点で人でなくなり、最初は悪魔の呪いのようなものでしかなかったマギウスの副作用が何らかの形で200年後には神の祝福へと変わっている事もヴァルヴレイヴ本体が関わっているんでしょうかね?

カインの命令で、洋館に招かれたイクスアインはマギウス側である101人評議会の生け贄でしかなかったなんて…

またヴァルヴレイヴという力を持ちながら、それ故の苦悩に悩まされるハルトと、ヴァルヴレイヴという力さえあればリーゼロッテを自身の手で救う事ができるのにそれさえも叶わないエルエルフの苦悩、それぞれが「半分こ」になる事で革命へと漸進していく。

次回、ついにヴァルヴレイヴの開発者でありハルトの父親である時縞博士が登場!?{/netabare}

(2013.11/21 18話)
{netabare}過去のリーゼロッテとエルエルフがアバンで登場してましたが、ついにリーゼロッテとの再会がみられるんでしょうか!?

地球にいるジオールの人々をドルシアから解放する為に行動するハルト達。そんな事よりハーノインは、どうなったのか?
ヴァルヴレイヴラジオ(第22回)でも話題になってましたがホント、どなまで(どなたかハーノインを見つけた方はこちらまで)ですね。
もしかして、それが分かっているからイクスアインは一言も喋らなかった?
それにしてもキャラの作画が崩れているのが今回は目立つような^^;…

彼女の世界を守りたい、例え彼女以外を犠牲にしてまでも… それがエルエルフ、基ミハエルの変革・革命。
ヴァルヴレイヴとハルト達、ジオールの学生(パイロット候補生)は人類そのものに対する革命の手段でしかない。

「リーゼロッテ、俺に浚われてくれ。」とかキザな台詞ですけど何か格好よく見えてしまいますね。
18話を一言で表すと、決別と再会とですね。{/netabare}

(2013.11/30 19話)
{netabare}愛する人を守る為、ドルシアを裏切り敵国(正確には中立国であるジオール)に亡命し建国を促したエルエルフの目的はドルシアの革命ではなくリーゼロッテを救う事だったなんて…・゚・(ノД`;)・゚・

カーツベルフ(サキがジャックして乗り移ったカルルスタインの少年)の異常にアードライ実は気づいてるんじゃないのか?って思うくらい順調にきてるな、なんて思ったら(゚д゚;)!アードライに見つかったサキだけど、この場をどう切り抜けるのか?

クーフィアはカイン大佐に忠誠を誓っているというよりは、こっちに居た方が楽しそうだからなんていう理由だろうな^^;
ハーノインの末路?を悟った今のイクスアインはジャックされていない限り、怒りそうではあるけど…

OSのピノもまたリーゼロッテと同じ肉体を持たないマギウス(第1世代?)でリーゼロッテは人の身体を移し替えながら生き、ピノはOSという機械の器へ乗り移った事でヴァルヴレイヴが情報原子であるルーンを燃料とするキッカケとなった?

ん?「私たちは人間の体を次々と乗り換えて生きながらえてきました。」と言ったリーゼロッテの言葉が真実ならエルエルフが愛した彼女は既にマギウスに乗っ取られたリーゼロッテだったという事?

いやいや、「速い!」じゃなくて自分の射撃の腕を疑ったらどうなんだよクーフィア?だからナイフでの戦闘が得意なんだろ!

リーゼロッテを助ける目的をうしなったエルエルフは、この後どうなるのか?また少しずつ暴かれつつある世界(マギウスの秘密やヴァルヴレイヴが人為的なマギウス・人間を凌駕した次世代の霊長類の筆頭の為に必要な存在)は、どう収束していくのか?見物ですね!!!{/netabare}

(2013.12/7 20話)
{netabare}リーゼロッテという光を失ったエルエルフ(ミハエル)は再起する事はできるのか?また101人評議会なる存在はマギウスの生存本能の表れであり共存できる未来はないのではないか?

等々、疑問はありますがエルエルフの知力を使えないハルト達にドルシアと対抗できる手段があるとも思えない。やはり彼の力が無いと何もできない学生のまま…という訳でもなさそう。ショーコ達はショーコ達で物資の支援を受け持ってくれる所を探していたみたいだし、とてもカップ麺をラリアットで倒しまくっていた人と同一人物とは思えないくらいに成長してますね。

絶対的な力でもない限りドルシアには勝てない。その力の1つが知略だとしたら、もう1つは武力(ヴァルヴレイヴの覚醒)?

ハーノインのピアスに隠された仕掛け、イクスアインは気づいていたみたいですがカイン大佐に関する情報だったりして。
それと何とかアルスの協力を得る事ができたが、それはヴァルヴレイヴの技術をアルス側にも提供する条件付きなんじゃないかと考えてしまう^^;

ついにカミツキの秘密が全世界に暴かれましたが、まさかこれが「世界を暴くシステム」の結果じゃないですよね(゚д゚;)!?{/netabare}

(2013.12/14 21話)
{netabare}アルスとドルシアが裏で取引をしていたから起こった茶番劇と言うにはあまりにも不謹慎すぎる殺人劇。
自分達が101人評議会に利用されていると分かっていても自国の利益・ヴァルヴレイヴの破壊、もしくは強奪を未だに計画していて中立国であるジオールを攻撃する正当な理由付けの為だとでも?
だとしても、いきなり武力で制圧するのは正当防衛でもないしおかしいだろヾ( ̄o ̄;)オイオイ

それにしても、ショーコだけはあの動乱の最中終始みんなの命を気づかっていたのは一国を背負う総理としての立場上やむを得ない事なのか・はたまた父親の死を間近で見てしまった事によって同じ悲劇を繰り返させたくないという思いからなのか。

おいおい、このままじゃ「世界を暴く」どころか本当に暴きたい事を暴く前に人類から見放されて死を待つだけになってしまうぞ?

こんな裏切られ方ないよ(-_-;)今まで、みんなの為に頑張ってきたのに…自身が追いつめられればすぐに他人を切り捨てるなんて。(1人の命と多数の命どちらかしか助けられないとしたらどちらを犠牲にするか?)

犬塚先輩はアイナに嘘をついていた、好きと言えなかった自分自身と引き換えに守ったものは…ハルトの気持ちとみんなの命だった・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.12/19 22話)
{netabare}200年後の世界にも咲森学園が保存されているという事はモジュール77をそのまま取り込んだ形の国家なの?
それにしても200年後の世界の王子と呼ばれている少年、外見はエルエルフですが瞳の大きさ・色はハルトそっくりですね。まさか、ハルトは意識だけの存在になってエルエルフ(クローン)の中で生き続けているとか?

戦争互助組織から国家へと変わったドルシア。その頃から101人評議会(マギウス)がドルシアのバックに居たとしたら、人類vsマギウスの対決は起こるべくして起こったとしか…
それに立ち向かうヴァルヴレイヴのパイロットであるハルト達は人類とマギウスのハーフとして造られた呪いを受けた存在であると同時に共存関係という祝福を手に入れる為にヴァルヴレイヴが必要だった。

「はんぶんこ」、何もかもそう容易く分け合う事はできない。だけどそれを願い、行動に移す事で変わるかもしれない
。ハルトのように半分、人間でもう半分はマギウスとなった身体で平和を願い、エルエルフはあの時終わるはずだった命をリーゼロッテに救ってもらった(髪を切る事で命を半分わけ与えてもらった)一件でリーゼロッテを救い出す事で彼なりの恩返しをしたかった。

男は拳でしか語り合えない?とはよく言ったものですが、今回の件で人間であるエルエルフとマギウスであるハルトが分かり合えた事は世界を対立の構造から協調の構造へと変えるキッカケとなるのでしょう。{/netabare}

(2013.12/28 23話)
{netabare}かつては共に革命を誓った仲間だったエルエルフ。だからアードライは一緒にその誓いを成し遂げたかった。だが、その革命へと続く互いの道はヴァルヴレイヴの出現によって別れてしまった。しかし、アードライの道は友を失ったイクスアインの協力を得て再び光が差しはじめる。

てっきりアードライ組む事は、もう無いと思ってましたがまさかの展開デーゲン!?(゚д゚;)
それにエルエルフの「言ったら信じてくれたのか?」の問いにアードライが僅かなためらいを見せたのは許す気があったんだろうな^^;

ヴァルヴレイヴOS・ピノの兄であるブルーに101人評議会の面々が一目を置いているという事は、黒幕はカイン大佐ではなくプルー?

何気にエルエルフがドルシアの軍服に袖を通すシーン、2期のPVでもありましたがここまで待たされるとは…

クリムヒルトは、ハルト達がモジュールを奪還する事に少なからず希望を持っている。彼女もまた王統派の1人であり今の反王党派が統べるドルシアを快く思っていないから。それにしてもドルシアはマギウスの後ろ盾が無かったら今頃クーデターで情勢が安定しないまま最悪、崩壊してそう^^;

次回、最終回なのでジオールとドルシアの決着は着きそうですが色々と消化不良な幕引きとなりそう。{/netabare}

(2014.1/2 24話)
{netabare}ドルシア総統もマギウスで合った事が世界へと暴かれてしまった中、カインが強奪したヴァルヴレイヴ2号機(ダーインスレイヴ)で出撃する。そのドルシアはマギウスの謎を秘める為にジオールと戦い、そのジオールはマギウス・世界を暴く為にドルシアと対峙する!

ダーインスレイヴの装備が3~6号機の寄せ集めみたいになっているのは残念です^^;唯一、槍の装備はダーンスレイヴ独自の物ですがイデアールの頭が付いてるってwww
このダーインスレイヴ、wikipediaによると北欧神話に登場する魔剣で鞘から一度引き抜かれ生き血を浴びると完全に血を吸い尽くすまでは鞘に戻らないという代物なんだとか。
まさに、マギウスらしい兵器のネーミングですね。

最終決戦なのにハルトが戦闘にほとんど参加しないのは、エルエルフとカインとの関係に終止符を打つ為だったと思いたいです。にしても深刻な状況に陥り、エルエルフをジャックする時のハルトの焦りにも似た表情がなぜか笑えるww

ハルトたちが守った世界は、第3銀河帝国の礎となりカミツキ(疑似マギウス)を呪いの象徴から祝福の象徴へと変えるキッカケとなった。{/netabare}


1st.seasonも含めてあっという間の2クールでしたが、200年後の世界に住む人々は人類と共存できたのでしょうか?
それに王子と呼ばれていたあの少年の正体や、ドルシア・ジオールのその後など描かれていない部分が多いので終わり方には納得がいかないです。
キャラに関してもクーフィア以外は個性があって好感が持てました。
もちろん、クーフィアにも強すぎる個性がありますがただの戦闘狂です^^;パーフェクツォン・アミーとしてはエルエルフの次に優秀でしょうけど人間性の面ではちょっと…(゚д゚;)

前述したように納得のいかない部分が多い、期待していただけに残念ではありますがコミックスや小説などのメディアミックス作品でもあるので、アニメでは描かれなかった所を描いていってもらえると個人的には嬉しいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終盤面白くなってきます!

サンライズ制作のオリジナルアニメ

分割2クール 
1st 12話
2st 12話  
全24話

2ndシーズン目

ジャンル:SFロボットもの

分割2クールなので、1stが終わってから期間が開いてしまってるので、正直記憶が曖昧になってしまった。

観ていくうちに、ああ~そうだったな~って思い出す始末 ^^;
できれば分割しないで欲しかったです。

20話くらいから怒涛の展開で、いくつかの複線回収もあり、面白くなりました。

学生達の手の平返しにはすっごいムカついたし、
味方の死には泣けました。

ラスボスとの一騎打ちは、力入った映像も凄かったし、
命燃やし削っていく戦闘なので、胸にグっと来る物がありました。
ウルウルです。(TдT)

ラストは、予想通り 
「やっぱりそうなるよね~」だったので、なんだか残念な気持ちに。。。
(自分的には、ハルトがTV版 Zのカミーユより可哀想でした)

あとは、終結後の話を、もっと詳しく丁寧に見せて欲しかったです。

いや~見応えありました
時間に余裕があれば、もう一度最初から一気に観たいですね。

ちょっと説明不足な所もあるけど、なかなか楽しませてもらえました。

1stシーズンのレビューは酷評気味でしたが、
2stシーズン見終わってみれば・・・
面白かったです!!!




2ndシーズン
OP:「革命デュアリズム」(第14話 - 第24話) 歌 - 水樹奈々×T.M.Revolution

ED:「REALISM」(第14話 - 第18話)歌 - ELISA
「赤いメモリーズをあなたに」(第19話 - 第23話)歌 - かなでももこ


1nd&2ndシーズンの全てのOP&ED曲 良かったです!
全部CD購入。(僕じゃないは、CD出ていないのでアルバムをレンタル)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 36

つんつく さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これで終わりじゃなくて続きがありそう

映画化すんのかな?

これで終わりだったら納得できないが、もし本当にこれで終わりなら
至上最高の欝アニメ

良い作品という意味ではなくて主人公が最も不幸な欝アニメ
だと思う。だって世の中の欝アニメって最後は結構ハッピーだったりするし

個人的にショーコが悪いとは思いません
ショーコは良く頑張ったと思います
それよりもルキノ?さんの方が私は嫌いですん

見て損は無いと思う
新しい主人公の終わり方だとも思うし、ノリはコードギアスでも中身や話の内容は全然違うから、とにかく見てて飽きない!!この点は凄く評価する

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

74.3 2 未来で泣けるなアニメランキング2位
東京リベンジャーズ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (398)
1487人が棚に入れました
人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合"東京卍會"に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!

声優・キャラクター
新祐樹、和氣あず未、逢坂良太、林勇、鈴木達央
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

元ヤン、母校に帰る。

【紹介】
元ヤンがヤンキーやってた中学生時代にタイムリープして未来を変えるため奮闘する話。
暴力や殺人など刺激的なシーンが多いので苦手な方はやめたほうがいいかも。
シナリオはかなり雑で粗が多いけど面白い。
特に主人公の行動の妥当性のなさと、タイムリープの取り扱いの適当さが酷い。
キャラクターの魅力がすべてかもしれない。
バジ君、ドラケン君、ミツヤ君、マイキー君、千冬あたりが特に好きです。

きさきも含めて敵対するキャラにほぼ人間的な魅力がないのが欠点かも。
味方の魅力を描くのは上手でも、敵の魅力を描くのは苦手なのかな?

【タイムリープについて】
{netabare}
タイムリープはかなりご都合主義というか、いい加減ですね。
過去と現在を行き来して過去の出来事が未来に影響及ぼすのはいいのですが、その影響がかなり大雑把ですね。
それに、未来にいってる間のタケミチや過去変えた後未来に行くまでの十数年は当時のタケミチが自分の意思で動いている設定ですが、そのタケミチは大人の記憶がないので、あんな都合よく話が進まないとおもう。
細かいこと気にしないほうがよさそうです。
{/netabare}

【シナリオ】
{netabare}
タイムリープだけじゃなくシナリオも結構いい加減。

最初はヒナを助けるという明確な目的があったけど、その目的がいつの間にか暴走族の仲間を助けることにすり替わっていて、まずはヒナの安全確保という誰でも思いつくような当たり前の安全策をとらずに、ふつうはどうにもできるわけがない不良の抗争をなんとかすることばかり考えていて、都合のいいときだけヒナを助けるために根性で身体はってんだ!みたいな空気出すのがおかしいと思う。

最初からヒナは誰かに命狙われているわけじゃなくて、事故に巻き込まれているだけなんだから、抗争を止める必要なんてないんじゃないの?
タケミチが何度もタイムリープする動機付けのためだけに関係ないのに殺されるから不自然な感じがする。

きっかけはヒナを救うためでもいいけど、とりあえずヒナの安全を確保して、ドラケン君たちを気に入ってしまったから助けたいという風にタイムリープする目的を切り替えれば良かったと思う。

どっちかというと命狙われているのはヒナじゃなくてタケミチなわけで
劇中でもタケミッチ自身も提案していたが
事件の日付と場所だけマサトとヒナに伝えておいて、この日は絶対にここに近づかないようにって言うのが一番確実で安全な方法だと思う。
ふつうはまずこれを試そうとする。

その方法はマサトが、変な奴だと思われて嫌われるだけだからやめとけって言って止めるけど、これがこの作品で一番おかしいところ。
大事な姉の命かかってるのに何言ってるの?って思った。

それにヒナの性格からしてその程度で嫌うような子じゃないでしょうに

{/netabare}


【キャラクター】
{netabare}
こういう世界と全く縁がないので詳しくないですが、これって昔の暴走族ですよね? 
今はあんまりここまでベタな暴走族なかなかいない気がしますね。
登場キャラは多いが重要な人物とモブの書き分けもしっかりしているしキャラづけがしっかりしているので誰これ?ってのがあまりない。
生き方がカッコいいキャラが多くて魅力的。

残念なのはキサキ。
敵だからというのを抜きにしても魅力が低いですね。
やたら脅威感を強調されていますが、そんなに脅威でしょうか?
現状、ただの詐欺師ですよ?

こういう詐欺師キャラで本人の力が強くない場合って、
たいてい根っこがしょうもない場合が多い。
底がすごく浅そう。

圧倒的な力を持っていて、手が届きそうにない圧倒的な差があるって感じなら良かったんだけど、そうでもなくて
もし演技じゃないのなら、頭もそんなに良くないし、強くもないと思う。
暗躍するのも、そんなにうまくやっている感じもしない

それなのにみんなして、「きさきがこえーんだよ」「とにかくやべーんだよ」ばっかりなのが冷める。
なんでこんな口先だけの詐欺師にビクビクしてるの?
{/netabare}

【バトル】
{netabare}
自分のチームの総長が敵に囲まれて、卑怯な方法で一方的に攻撃されているのに、ぼーっと見ている人多すぎ。助けに行ってあげて。

あと、乱戦中に刃物で刺されるシーン何度かあるけど、刺した人は殺す気で刺していて、刺された人は無警戒で、不意打ちに成功しているのに、なんか変な場所刺しているのが雑だった。

マイキー君の兄は、あの武器の重さと一虎の叩き方からして一撃で即死になるでしょうか? 
ドラケン君はあの出血量だとたぶん死ぬと思うし、バジ君はあの位置刺されてもたぶん死なないと思う。こういうところもよくわかんなかった。


{/netabare}

【音楽】
主題歌はOPもEDもかなりの良曲で作品のテーマにもよくあっている。

【総評】
変なところで終わりますね。
このあとどうなっちゃうんでしょうか?早く続きが見たいです。
細かいことを気にしなければ面白いアニメだと思う。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヒットするには理由がある!、、、が。

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
リアタイでは、「タイトルがダサ過ぎると思った」ので、視聴をスルーしていた(笑)のですが、流行ったアニメですし、A-TXの一挙放送で観ました。

なる程、面白い。個人的には「鬼滅の刃」よりも好きですね(呪術は未視聴)。

私自身がヤンキー漫画大好き(全部合わせると200冊くらいは読んでるな~w)なこともあり、コンプライアンス的なことは気になりませんでした。リアルヤンキーは嫌いですが、フィクションヤンキーは好きなんですよ(笑)

中盤まではとても面白く、☆5もチラっと考えるくらいだったのですが、終盤で評価がガタ下がり。危うく☆3にするところでした(苦笑)

レビューでは、まず本作を絶賛し、その後に不満に感じた一点の酷評を書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
非常によく作られた作品だと思った。

元々、「新宿スワン」を描いていた人だけに、社会の闇や人の闇的な話は得意。しかし、現代の若者に、潜在的なヤンキーへの憧れはあったとしても、(ヤンキー漫画全盛期の)昔のようにリアリティがあるわけじゃない。

そこで、花垣武道という「弱キャラ」を主人公に据える(まあ、「特攻の拓」だけど)。

彼の、一歩引いた位置からの視点は、視聴者の視点だ。彼は特別な力は持たないし、強くなるための努力もしない。あるのは根性と綺麗事だけ。それなのに、なぜか上手くいく。周りに助けられながら。

ある意味これは、なろうの系譜だ。

もっとも、それを感じさせないところに、作者の力量がある。

というか、サブキャラの魅力に救われたよね、実際。

また、コメディ色の強いところは、近年で言うと、「今日から俺は」のヒットも取り入れているのかもしれない(バイオレンスな作品だけに、Cパートのちびリベは効果的だった。あれはアニメスタッフの手柄だな)。

(まあ、個人的には「湘南純愛組」のノリに近いと思ったけど。)

作画、バトルシーン、キャラデザ、音楽。全部クオリティ高い。

近年トレンドの転生要素と、近年の若者に馴染みの薄いヤンキーものをブレンド。

そこに更にシュタインズゲートをふりかけている。

これは「鬼滅」でもそうだが、「主人公が頑張る、キレイな理由」というのは、今の時代のアニメには大事なんだと思う。昔以上に。

「鬼滅」は、ようは単なる鬼退治なのだが、「妹のため」。本作は、ようは単なるケンカなのだが、「恋人のため」「友達のため」。そういうキレイな理由が暴力を正当化させ、女心や子供心を掴むのかな?(知らんが)

まあ、そういう既視感は低評価の理由にはしないけどね。

同じように面白い要素を混ぜようと、つまらない作品しか作れないことも多々ある。まるパクりしてないならば、この面白さは充分に作者の力量と言って良い範囲だと思う。

そして、散々ヤンキー漫画の名作に触れ、たくさんのアニメを観てきた私達には、色々浅く見えても、今の子供達やアニメに縁遠い人達に受けなければ、アニメの裾野は広がらないのだから、本作のようにヒットするアニメが出るのは、1アニメファンとしては歓迎したい。


と、ここまでは絶賛。

ここからが酷評。


とにかく納得いかなかったのが、場地圭介の「死に様」。死んだことがじゃなくて、「死に様」。

マイキーに一虎を殺させたくない、一虎にマイキーを殺させたくない、東卍を守りたい。だから、瀕死の状態で自決を選んだ。それは分かる。

でもだったら、自分が死ぬ前に稀咲を刺し殺すべきだと思う。もし、それがかなわなかったとしても、死の間際に遺言を託すなら、(千冬はともかく)武道よりマイキーでしょ、絶対に。

「マイキー、一虎を許してやってくれ。あと、稀咲は敵だ。東卍に近付けるな。俺からの、最後の願いだ」

くらいをマイキーに言えば、稀咲は終わりでしょ。何てったって、大好きな場地の命をかけた願いだ。

私は理系ではないので、タイムリープの齟齬的な話はどーでも良いんですよ、結構。

そのかわり、文系だからか、人の心の齟齬的な話には納得いかないんすよね、大分。

あれだけマイキーのことが大好きな場地が、あそこまで動ける状態で、マイキーよりも武道に遺言を残すなんてあり得ないと思った。場地は、もっと賢く、もっと情に厚いキャラクターでしょ。

この一連の流れは、ドラケンが刺されるのと同じような展開だが、そこから変化をつけるため。また、ドラケンは(重要かつ格好良すぎて)殺せないから、「ドラケンみたいに格好良いキャラを作って、代わりに殺した」ように見えてしまった。

また、場地が今後も生きていれば、「ラスボス」の稀咲を活用できないし、場地の遺志を継ぐことで武道を(キャラ的に)強くするという効果を狙ったのだろう(ONE PIECEもキングダムも、強キャラの遺志を継ぐのは定番だよね)。現に武道は出世した。

そういう作為が透けて見えてしまい、せっかくの熱いアニメに、水をさされた気分になってしまった。「作品のために生み出され、殺されたい場地が可哀想に感じた」。それが、本当に残念だった。

せめてもの演出として、動けない場地が大声で叫び、視線を集めて、寝たまま自分の腹を刺す。偶然近くにいた武道と千冬だけが場地の最期の言葉を聞けた。

もしくは、「このことを知れば、マイキーは稀咲を殺す。頼む、マイキーを人殺しにさせないでくれ。お前達の力で、稀咲を東卍から追い出してくれ」と、武道や千冬に頼むか。

くらいなら、ギリギリ納得できたかな。

まあ、気になる終わり方でもあるし、全体としては面白かったので、二期があったら確実に観ますし、ていうか、原作を買いたくなるくらいな好きでした、久しぶりに。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
タイムスリップ+ヤンキー漫画。今のトレンドと昔の焼き直し。

2話目 ☆4
なる程、悪い→良い、のタイムリープじゃなく、良い→悪い、のタイムリープか。まあ、無い→悪い、とも言えるか。

3話目 ☆3
正義の不良系? マイキー、王道キャラだな。難しいな、不良の格好良さ。一般人に迷惑かけたらな。

4話目 ☆4
ナオトと握手(笑) わりといったりきたりするんだね。現代も緩やかに変化と成長をしていく。あっくん。飛び降りのリアルさを出すあたりが、攻めてるよな。

5話目 ☆4
ドラケンの格好良さ。Cパート、笑えるな(笑) 

6話目 ☆3
マイキーとドラケンの出会い。流石にタケミチも、もうちょい活躍しないとな。

7話目 ☆4
ウンコで仲直り(笑) コメディの強さも特徴。まあ、これでは終わらないよな。もうひと波乱あるよな。許してねーぞ(笑) これ、ドラケン死ぬ流れ? もったいないキャラだけどな、死ぬには。そんで、ドラケンの代わりに、タケミチがなっていく話になるのかな。


8話目 ☆4
なるほどね、ここで仲直りの伏線。ケンカ中なら来ないか。

9話目 ☆4
スリーパー。さて、ドラケン、助かるか?

10話目 ☆4
ドラケン、助かるか。そして、違う世界線から、違うトラブルが。いや、左手刺されてんだら、入院だろ(笑)これ、ナオトの方の記憶の在りようが気になるな。どういうシステム?   

11話目 ☆4
ネックレス付けてるのがね。ナオトのイライラ(笑) 変わってない。

12話目 ☆4
まあ、シュタインズゲートに至る道は簡単じゃないよな。

13話目☆3

14話目☆4
場地。敵か味方か。どっちかな。

15話目☆4
虎穴に入らずんば虎児を得ず、だな、まんま(笑) ケンカが正当化される設定だからな。

16番目☆4
マイキー、格好良いな。なるほど、マイキーの兄貴殺したのは、一虎か。

17話目☆4
一番隊副長、千冬。ここにも格好良い男が。武道、次は一番隊隊長になるのかな。

18話目☆4
一虎は、マイキーに殺されたいのかな。場地は、一虎も救いたいし、マイキーも救いたいし。実写映画のメインシーンだよな(笑)

19話目☆3
流石に作画ヘタってきたかな。大事なシーンだけに、枚数が少ないのは残念。

20話目☆3
基本、ドラケンの時と同じ展開。じゃあ、流石に場地は死ぬかな?

21話目☆1
とっとと全員でマイキー取り押さえろよ。場地の行動もワケわからん。それでマイキー止まるか? だったら、稀咲を刺した方が効果的では? それか、死ぬ間際に伝えるべきは、マイキーにでしょ、稀咲が敵だって。

22話目☆2
ここで回想。いや、死んでても救急車だろ。放置して帰るか? ドラケンは(格好良すぎて)殺せないから、ドラケンみたいな奴を殺したとしか思えないな。んで、死んだ後にキャラつけてくのも、あまり好きじゃないな。

23話目☆3
ここで日常系か。さて、どう締める? まあ、中学生だしね(笑)

24話目☆

{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

マイキー キックで Good Enough

原作未読

“ヤンキー”דタイムリープ”ですって。
水と油に見えてなかなかどうして化学反応起こっていい感じで乳化してくれた模様です。
“タイムリープ”要素が牽引役になるんだろうなぁと思いきや意外なことに“ヤンキー”が面白い一品。

(1)ヤンキー
ヤンキーものは苦手です。面白いと感じたことがないですね。そういえばどんなのあるかと人気ヤンキー漫画を挙げてた某サイトから引っ張ってきたのがこちら↓

 1位 東京卍リベンジャーズ
 2位 今日から俺は!!
 3位 クローズ
 4位 ろくでなしBLUES
 5位 ごくせん
 6位 ビー・バップ・ハイスクール
 6位 湘南純愛組!
 8位 ROOKIES
 9位 GTO
 9位 カメレオン
 11位 疾風伝説 特攻の拓
 12位 湘南爆走族

直近の調査だからってのもあって堂々の一位が本作。ちなみに当方まともに読んだのは4位6位くらいです。よくある“強い仲間意識”とかヤンキーものでなくても代替が利くし、“不屈の闘志”“拳の強さ”見るなら格闘漫画でよいのですよ。中高生でやる必要はありません。
一方、長渕剛や北野作品だったりコッポラ監督の一連シリーズはもちろん、あと当方のサムネがそうであるようにヤクザやマフィアもんは好きだったりします。両者の違いはさておき、本作には“本職”の匂いが色濃いのであります。たぶん中高生ものでは無縁なはずだった命のやり取りが描かれててそう感じるのかもしれません。物騒です。
一言で言えば、“男”がかっこいい。非行ものにありがちな荒んだ家庭環境的背景説明は控えめ。筋を通すやつと打算でごまかすやつらのギリギリな人間模様が描かれているのは社会の縮図ですね。


(2)タイムリープ
視聴のトリガーでした。が、けっこうザル設定でところどころ気分が削がれちゃって没入することは無かったと思います。
ただしタイトル“リベンジ”にあるように行動の根っこにあるのが主人公の“後悔”なので、繰り返しを経て濃縮されていくリープもののお約束は踏まえてたような。ちゃんとしたスパイスにはなってます。


全24話。最終話が兼総集編みたいで、これは2期含みといったところでしょうか。
2017年を現在と見立てそこから遡って12年。20代後半に差し掛かったうだつのあがらない主人公花垣武道(CV新祐樹)が過去改変目指してタイムリープ(の亜種!?)する物語。
ヤンキーものというより『仁義なき戦い』『ゴッドファーザー』を学生にやらせてみたら○○だった!な印象です。ヤンキーものは大概強いやつがメイン張りますが、本作では中田小兵二(こへーじ『ろくでなしBLUES』)や兼子信雄(ノブ『ビーバップ』)みたいな雑魚キャラが主役。ダメダメなしゃば僧が覚悟決めたりするわけでして、普段とのギャップにドキッとする仕様なのかと思えます。
ヤンキー特有のイキリ日常が延々と続くわけではないことは私が保障します。



※雑感

■小並感

ちなみにレビューのタイトルが『グーニーズ』からってお気づきだったでしょうか?
主人公マイキーはゲームだとキック専任でした。そんな1980年代。

{netabare}ドラケンは武道を気に入っちゃう。
「“譲れねえもんがある”。今どき女にそれ言うやついねえぞ。昭和だな」
マイキーも河原の土手と限りなく昭和的な場所でこうも言う。
「今って…不良がダセえって言われる時代だろ?」
「だからオレが…不良の時代を創ってやる。…(以下略)」{/netabare}

校内暴力やらヤンキーが跋扈してたピークってたしか80年代とのこと。

{netabare}それからどんどん減っていって、マイキー兄貴が不良やってた10年くらい前(1995年前後!?)までがギリギリ不良がかっこよかった時代だと言われると、『SLAMDUNK』のメインどころが不良設定だったのを思い出し、たしかにそうだと妙に納得する。
そして時は2005年。不肖ぺーが破壊王の訃報を旅先ホテルで知りその足で“知床遊覧船”に乗船した年ですね。そんなんどうでもよいとして、不良関連だと『青春アミーゴ』リリース年だったか。亀梨君や山Pが不良枠だったりでたしかにぬるい。ただの不機嫌そうなイケメンですから。{/netabare}

そんでもって本題。

{netabare}マイキーが理想とした“不良の時代”ってけっして現在(2017年)の東京卍會じゃないんだろうと思われる。
武道と同じく「こんなはずじゃなかった」人という対比も可能。時折マイキーが武道に「お前ほんとに中学生?」と匂わせツッコミするのってマイキーなりのSOSな気がしてくる。ヒナ弟みたいに仕組みを感づいているよないないよな。はたまた実はタイムリーパー仲間だったりしてね。{/netabare}

そんでもって副題。

鈴木達央さんのドラケン良かったよ。余人をもって代えがたしだと思うんだけどなぁ。


続きに期待してます。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

75.8 3 未来で泣けるなアニメランキング3位
蒼穹のファフナー(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1024)
5867人が棚に入れました
真壁一騎や皆城総士らが住む平和な竜宮島。そこに突然「あなたはそこにいますか…」という叫びがこだまする。それは未知の生命体『フェストゥム』による侵略だった。
一騎は総士から、人類を滅亡から救うために、ファフナーに乗って戦って欲しいと懇願される。やがて一騎達は、人類が数十年も前にフェストゥムの襲撃により壊滅的被害を受け、既に日本列島も存在しない事を知る。
自分達が信じていた平和が、実は幻想であった事を知った少年達は、フェストゥムや竜宮島が独占的に有する兵器 ファフナー・ノートゥングモデルを欲する人類軍との戦いに否応なく巻き込まれていく…。


声優・キャラクター
石井真、松本まりか、喜安浩平、松来未祐、入野自由、新井里美、斎賀みつき、白石稔、仲西環、小林沙苗、堀秀行、田中正彦、中田譲治、葛城七穂、河相智哉、小山力也、石川静、高瀬右光、玉川砂記子、ゆかな、篠原恵美、沢海陽子

にゃにょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

最初、数話を観た時には
「田舎の島が舞台?ロボット物ならもう少し泥臭さを抜いてもちっと近代的に…」
と思っていたら大間違いだった。
アレにはアレの理由がちゃんとあってアアなっていて……い、言えない^^;
設定がすごくよく出来ていて面白いです。謎が解き明かされていくにつれ「おおー!」となります。
作画も綺麗です。(途中でちっと乱れますが…)
『ガンダムSEED』を楽しめた人なら大丈夫だと思われます。(色々と…キャラ絵とか幼馴染二人のぶつかり合いとか)
6話では号泣させられました。この回だけエンディングの歌詞が…でまた泣けます。
放映当初はエヴァに似ているのでは?と批判もあったようですが今となっては未確認なんちゃらが襲ってくるなんてザラ…気にせず観れます。
劇場版観たいな~。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

W175N57

前半の鬱度はロボットアニメ史上でもトップクラスです。
泣くことも出来ないくらい打ちのめされます。
かなり敬遠されやすい特徴を持った作品ですが、前半ではられた伏線が回収され始めると後は感動の嵐です。

15話まで耐えられれば勝ちです。
何度も号泣しましたが、個人的には20話がツボでした。
帰れる場所がある、受け入れてくれる仲間がいるって本当に素晴らしいことだと思います。

最終決戦に臨んだ4人(あと総士)は本当にカッコよかった!

本編を視聴してファフナーを気に入った方は、是非RIGHT OF LEFTも見てみてください。
早く劇場版のBD出ませんかね…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

松本まりか用品

他の人のレビュー読んでみたところ、
確かに言われてみればー・・な話ではあったんですけど、
やはり毎度のダメ視点でのレビューにする事にした。

他の人のレビューの方が参考になるよ、と最初に断っておこう。

とりあえずは、オープニングからどうぞ

検索 蒼弓のファフナー OP -

・・、この素敵OPは確か1話(と多分2話)では流れないんで、
気合入れて見る気なら今見ないほうが良いかもしれない。

■SEED、SEED Dとの対比
SEEDの平井 久司がキャラデザなんで、OP見れば分かるように
大体かぶってます。他有名どころだとスクライドとか、いのまた風
よって、SEEDとかからは入っていきやすいタイプのアニメ。

さすがに重め話なので、腐臭が・・とかは言いたくないが、
無いとは、言い、難い。重いつってもグロくは無いし、リアリティの
欠片も無いので、残念だけどこれが戦争なのよねー程度の事。

あとは、SEEDキラもDのシンも色々イライラさせられたけど、
この主人公はOKだった。個人的には、この主人公>キラ>シンな感じ

■エヴァとの対比
こっちは4回くらい通して見て、エヴァは2回見て長文レビュー
書いたけど言われて初めて気づいた。やっぱりその程度の事

■遠見 真矢 CV 松本まりか(FF10のリュックとか)
SEEDのミリィやDのルナマリアメイリンなんかのポジションのキャラ
こいつの声が思いっきりツボって、更には、どういう事かと言うとさ

検索 蒼穹のファフナーキャラソン特典 CAST COMMENT 真矢

これだけで十分な人って自分以外にも多分いるっしょ。
かなりの美形な上に、この犬口?アヒル口?って言うのか知らんけど、
自分はこれに弱い。

普通の声優なんてさ・・
釘宮釘宮言ってても、たまに少し画像見ちゃっても、見なかった事に
してるし、極力見ない事にしてるし。

■あとは
真壁 紅音 CV豊口 (こいつも中味見れる系だよね、タイプじゃ無いが)
この手の白衣系も好き、豊口声色多いわ。もっと出番欲しかった

どうでも良いけどFF10-2の組み合わせと被る。パインとリュックね

主人公相方の妹も良いキャラだったな、ロリ無理でも普通に見れた。
カノン・メンフィスも素敵キャラだった気がする、あとゴーバイン君ね。

以上。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

67.4 4 未来で泣けるなアニメランキング4位
蒼穹のファフナー EXODUS 2期(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (270)
1412人が棚に入れました
人類最高のエスペラント“日野美羽”と、宇宙から飛来する第4のミール“アルタイル”。
彼らの対話に必要なミールのかけら“世界樹アショーカ”を再び根付かせるため、ナレインはエスペラントと難民を率い、新天地をめざしていた。
まずナレインたちが向かったのは、エリア・シュリーナガルから近い人類軍基地ダッカ。
一騎たち竜宮島の派遣部隊もナレインの要請を受け、彼らに同行していた。
だが、次のキャンプまでたどり着いた一行を待っていたのは、視界を奪われるほどの暴風と砂煙、そして待ち伏せしていたかのように現れた敵の大群だった。

声優・キャラクター
喜安浩平、石井真、松本まりか、佐々木望、福圓美里、新井里美、白石稔、白石涼子、梶裕貴、島﨑信長、小野賢章、石川由依、田中正彦、土師孝也、篠原恵美、葛城七穂、小林沙苗、石川静、高瀬右光、ゆかな、諸星すみれ、てらそままさき、遠藤綾、小松美智子、京田尚子、大友龍三郎、置鮎龍太郎、中村悠一、岡本信彦、森田成一、潘めぐみ、宇乃音亜季、佐々木りお、鈴木達央、浅倉杏美、世戸さおり
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

17話視聴。カノンが。。

待ちに待ったファフナーEXODUS2期‼︎
14話〜
{netabare}
14話
OP変わんないんかーい!と思いつつ、安心しました(^-^)
このOP、曲もアニメーションも好きです。
これしかない感ありますよね♡

キャンプで総士、一騎、真矢が星を見上げながら話すシーンが印象的です
総士、語りすぎ…そして「わかるか?」って言われてもなぁ(^-^)笑
相変わらずですね♪

最後の最後で広登が人類軍から1発食らってしまいます…‼︎
広登はどうなったのでしょう⁉︎

15話
人類軍がナレイン率いるシュリーナガルの人々と竜宮島の派遣部隊に襲いかかります!フェストゥムは人類同士で戦っているのを見てほくそ笑みます。

狙撃された広登の件ですが…人類軍にファフナーごと持って行かれたのち、
「乗ってたやつの死体。あんまり残ってないけど」との言葉が…
ウソでしょ…⁉︎なにかの間違いだって展開を望んでしまいますが、やっぱり真実なのでしょうね…

人類軍のパイロットの「こんな時代さ、ずるいヤツが生き残るんだよ」との言葉が印象的。
こんな時代ってどういう意味で使ったのでしょう。
フェストゥムが人類を滅ぼそうとする時代?
人間同士殺し合わなければならない時代?
一騎や総士たちなら、そんな諦めたようなせこいことは考えず、抗い続けようとするでしょうに…

16話
オルガたち高速機4機が竜宮島に帰る直前でフェストゥムに襲撃され、全機壊滅。
フェストゥムに島を追跡されていること、島内部にフェストゥム側のスパイがいることが判明する。
島に残ったフェストゥムパイロットたちの異常現象も進行しているよう。
カノンはフェストゥムの未来予知能力の使い方を知るが、目の前から母の姿が消え、カノンの知らない機体があった。
ここで総士の「未来を求めるには、今を生きる命を使うしかない」という言葉が入ります。

希望を望むこともままならない状況になってきましたね…
また、ちょくちょく出てくる第2次L計画の存在がかかります。
決行されることはないと思いますが、それにしては出てきすぎでは…⁉︎
そしてカノンのお母さんは消えてしまったのでしょうか…?
こういう終わり方をするとEDの暗夜行路が心にしみますね…

17話
思い入れのあるキャラたちが死に、お話が重くなっていくことで、ただOPを観るだけで泣きたい気分になるようになってきました(;_;)

引き続き竜宮島のお話。
カノンの母親は別に消えてませんでした。総士の語った命とは、カノン自身のという意味だったのですね。

姉早苗の元に行くことしか考えない母に、慧が自分の気持ちを初めてぶちまけます。
母はL計画の計画書を捨て、ちゃんと未来へ歩いていこうとします。

未来とたった1人で戦い続けるカノン。
減少していく体重。0kgになった時カノンは…

進行していくファフナーパイロットたちの同化現象。
しかし剣司が同化現象の原因はファフナーに最も近い場所:指のリング跡の部分と神経で繋がる脳の部分で起こっていることに気付く。
同化現象を止め、身体を元に戻す希望が見えてきました。

未来でカノンが戦い続けたおかげで、12/18以降の未来が開かれる。
しかしそれは、カノンと一騎2人しか生きていない未来だった。

今日はお祭りのよう。
体重が1kgをきっても浴衣を着れるのかカノン。←

早苗の灯籠を流しながら、慧の母はフェストゥムに島が探知される原因は潮流にあるのではと思いつく。

お祭りを抜け、羽佐間翔子のワンピースを着て、一騎のいた喫茶店楽園に行くカノン。座って飴をなめながら祭りの花火を見る。
目の前に幻想の一騎が現れ、一緒に生きようとカノンに手を差し伸べる。
しかしそれは、2人だけが生き残って他の皆は死んでしまう未来。
カノンはその未来を拒みます。
『お前と居られる未来があった、それだけでいいんだ』
一騎の幻想は消えます。
カノンはたった1人で、静かに消えていきます。
一騎に、愛していると言い遺して。

お前といられる未来があった、それだけでいいというので傾物語のキスショットやPhantomのドライを思い出しました(;_;)

今回飴をなめる描写が目立ったカノンですが、なめる場所ごとに包み紙にさようならと書き残していたのでしょうか。

ショコラの遠吠えで終わるのは、RIGHT OF LEFTと重なりました。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2期は絶望しかなさそう・・・

今期大本命の一角。ファフナー2期。
色々と問題があったけど放送されたのでなにより。
※1期と劇場版必須

OP/EDは1期のままだったけど悪くないし変える必要ないかなと。
18話でOP変わるけど、映像が反則すぎる…凄く良い。
EDは良い曲だけどOPにして欲しい曲。

26話 竜宮島
{netabare}
操られているとはいえ、ミツヒロ強すぎ!
人外パイロットが束になってもって…

真矢の終わり方だけ悲しい。
安定の溝口さんだけど、ビリーの変貌ぶりは酷い。

一番予想外だったのが、ホモエンドだったことかな。
悲劇のヒロイン総士と主人公一騎の別れ。
甲陽と来栖が引き止めて、総士の転生体みたいのが
出てくるとは…一騎は、人外で未婚の父になったねー
真矢の存在が報われない。

俺たちの戦いはこれからだ!で終わったから、
劇場版か3期ありそうな感じ。
主人公は、2代目総士?になるのかな?
{/netabare}

25話 蒼穹作戦
{netabare}
1話の総士のメッセージに繋がったのは、続きは劇場版か、
3期フラグなのかな?

最終決戦は、人外キャラ同士で終わりそうだけど、
新国連のBBAとか最終回でどうなるのかな?

次回タイトルは、青字だから、平和的に終わるのだろうけど…
{/netabare}

24話 第三アルヴィス
{netabare}
ミミカIN 暉OUT

去る人、復活する人と色々いるけど、ミミカは人としての復活なのかな?

一騎は一騎で、『ニンゲンヤメマスカ?』で、
人外の存在になっちゃったみたいだけど、ここの演出、
カノンと翔子の外見が似ている存在がいたのだけど、
翔子は色々と問題があり、セリフ使えないのは分かるけど、
代替えで違うキャラじゃダメだったのかな?

姉を守り、散っていった暉の見せ場回と思いきや、
復活したチート一騎が最後にかっさらっていく回だった。
暉、報われないー
{/netabare}

23話 理由なき力
{netabare}
真矢は、ゴルゴというより、第3の主人公的な位置に見えた回。

真矢により、やっと「アルゴス小隊」逝ったかと思ったら、
女キャラだけ残った…残りの話数で何かやらかしてくれそうなキャラだ。

新国連軍のBBAは、また交戦規定αを発動したけど、
真矢の捨て身の脅迫で、自身が助かりたいが為に発動を中止…
どこまでクズなのだろう。

ミツヒロは、ガンダムSEED DESTINYのレイ・ザ・バレルと
同じ様な感じになりそう。まぁ、容姿も似ているし。

次回タイトルも赤字だから、複数人逝きそうな予感。
26話で終わるかも、そろそろ心配になってきた。

続きは、劇場版で!だけはやめてほしいw
{/netabare}

22話 憎しみの記憶
{netabare}
全裸に始まり全裸で終わる回だった。

真矢が捕まり、真矢父の代わりに協力しろと、
新国連軍のBBAが…どんだけ真矢父が同志だったんだよと。

全ての元凶は、新国連軍みたいだけど、
主人公サイドばかり死んでるから、
そろそろ何故か生き残っている「アルゴス小隊」とか、
新国連軍の中心的人物たち死なないかね。

あとは、総士が、新しい島が出来た場合、
ミールになると告げられたのは衝撃。

一騎は、島に愛されているらしいから、
人外の存在にでもなるのかな…
{/netabare}

21話 目覚めの時
{netabare}
開始早々、みんなフラグ立て過ぎだよ…

新国連軍のばーさんが黒幕なの分かっているけど、
「アルゴス小隊」全員無事で強襲かけてくるとかないわーと思った。

唯一のギャグパート
真矢⇔一騎を岩陰から見守る総士(諦めた)暉(まだ諦めてない)
カノン、可哀想過ぎだろうと…

21話終わり間近に、まさかの来主操登場!
EDにもキャラ追加されてたし味方だろうけど、
あと1人分枠が空いている気がするけど、カノンじゃないよね?
{/netabare}

20話 戦士の帰還
{netabare}
島での戦い終結。
甲洋IN ミミカOUT

カノンは、一騎たち移動組の座標まで未来視
復活なさそうな活躍…

新国連軍の「アルゴス小隊」は、追撃するも、
ナレインのトラップに引っかかり、フェストゥムと強制戦闘に…
これは、ざまぁとしか言い様がない。
次回の壊滅ぶりを楽しみに観たい。
{/netabare}

19話 生者の誓い
{netabare}
フラグ乱立回だった。

恋愛面
一騎⇒大勝利 真矢 / 敗北 暉
剣司、咲良⇒結婚 / 敗北 里奈
双子揃って敗北とは…

死亡フラグ
羽佐間先生⇒カノンの後を追うのか…
咲良の母

島での攻防戦で、彗が逝くかなぁと思ったら…
まさかの甲洋復活は熱かった!!(ヒトとしての肉体も回復していたし)

カノンは命を使い切ったから、復活しなそうだけど…

凄く面白い回だった。
{/netabare}

18話 罪を重ねて
{netabare}
カノンと一騎の別れの件からスタート。
織姫曰く、命は消えたけど、存在はあるらしいから復活に期待。

島への進行者(フェストゥム)とキャンプを急襲する
新国連「アルゴス小隊」…隊長と女1人以外死亡したみたいだから、
この2人が次回、どう動くかだけど、暉が闇落ちしそうな感じ。

真矢は覚悟を決めているので、一騎と総士に襲いかかった
「アルゴス小隊」メンバーを銃で躊躇なく瞬殺。
主人公2人を守るヒロイン化。
真矢は最期、一騎を守って消えそうで怖い…
{/netabare}

17話 永訣の火
{netabare}
未来視で未来を変えたカノン

体重も0kg…自分の願望ではなく島の未来を選択し、
一人静かに消えていったカノン゚(゚´Д`゚)゚
一騎と結ばれるのは願望ってのも切ない。
絶対、真矢に勝てないってことか…

羽佐間さん、また娘を亡くしてしまった…

少しの幸せの後の大きな絶望なファフナー
{/netabare}

16話 命の行方
{netabare}
竜宮島にオルガを乗せた輸送機到着!と思ったら…
パイロットとオルガ死亡…輸送隊全滅。

久しぶりの竜宮島パートだったのに絶望しかない。

カノンの未来視が覚醒したのかファフナーが変化?した。
この新しいファフナーもチート機になるのかな。
{/netabare}

15話 交戦規定アルファ
{netabare}
人類軍から攻撃を受ける難民たち…
爆撃機を発見した真矢は説得を試みるも、
爆弾が落とされる瞬間に爆撃機を撃墜GJ!

一方、撃墜されたヒロトは、ファフナーごと
「アルゴス小隊」に回収されるー
この小隊自体、ゲスキャラ多いけど、女キャラが一番ゲスいかな。
人類軍のばーさんも含め凄い末路を辿りそうだけど…

次回予告のタイトルが赤字なんだけど血が大量に飛び散るのかな…
主要キャラが何人か散りそう。
{/netabare}

14話 夜明けの行進
{netabare}
冒頭で人類軍同士の殺し合いと移動キャンプの絶望シーンからの
終盤までは移動日常で平穏って感じだったけど…

終盤のフェストゥムとの戦闘で人類軍が援軍に来たのかとおもったら、
フラグ立ててたヒロトが人類軍にコクッピット狙い撃ちで死亡。

毎回1人ずつ減っていくのかな…
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「世界の祝福とともに僕らは出会い続ける・・・何度でも」

この作品は、蒼穹のファフナーEXODUSの分割2クールの後半です。物語に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

この作品のシリーズは以下の通りです。
①蒼穹のファフナー (TVアニメ)
②蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(OVA)
③蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(劇場版)
④蒼穹のファフナー EXODUS(TVアニメ)
OVAは時間軸を少し遡っていますが、他の3作は時間軸が繋がっています。
時間を遡っているとはいえ、OVAの内容も繋がりが無いわけではありません。
OVA以降の作品をより彫り上げて視聴したい・・・と思われる方には視聴をお薦めします。

「あなたはそこにいますか・・・」
この声とともに竜宮島がフェストゥムから攻撃を受けたのが西暦2146年・・・
そして、EXODUSはそれから4年後の西暦2150年が舞台となります。
苦しみに悲しみを積み重ねてきた4年間でした。
大切な仲間と島・・・たくさんの犠牲が生まれました。

時間と共に知識や感情などあらゆるモノを吸収し進化を続けるフェストゥム・・・
4年という年月が長いのか短いのかは分かりません。
ですが、4年前と現在で異なるのは少なくてもフェストゥムからあの声が聞こえなくなった・・・という事です。

そして4年という歳月は竜宮島の住民にも変化をもたらしました。
一騎ら第一世代のファフナー乗りは真矢を除き現役パイロットを退き、ファフナーには新世代のパイロットが搭乗する様になっていました。
もともと長い間搭乗できる代物ではありませんし・・・特に一騎は死線を彷徨うほどの出来事もあったので、真矢とカノンは
「一騎にはもう二度とファフナーに乗って欲しくない」
と強く思っていました。
こういう穏やかな日が続けば、誰もファフナーに乗る必要はないのですが・・・
世の中そんなに甘くはありませんでした。

4年前は何もかもが手探りだったフェストゥム・・・
相手の事もコミュニケーションの手段も何一つ理解していなかった。
唯一の接点となる言葉が「あなたはそこにいますか・・・」
それが聞こえなくなったという事は、最早人類から得るものは無いと彼らが判断したのでしょう・・・
そして4年後の今・・・あらゆる面で多様化し統率の取れたフェストゥムが再び牙を向けるのです。

フェストゥム・・・無茶苦茶強くなっていました。
そして、竜宮島の住民は自分の島だけを守ればいい・・・という状況を完全に逸していたのです。
新たなミールを向かい入れる新天地に向かうことになるのですが、その間の執拗なフェストゥムの攻撃で竜宮島から選抜されたメンバーは絶体絶命の危機に陥ってしまうのです・・・

でもここからが長年培ってきた竜宮島ファフナー乗りの真骨頂・・・
彼らの仲間を守るという気持ちが半端無いことが言動からヒシヒシと伝わってきます。
「自分の命の使い方を考える」
耳にしたことの無い言葉ですが、とても重い一言です。
そんな決死の覚悟で第一世代のパイロットは再びファフナーの操縦桿を握ることに・・・
それで事態は一気に快方に向かうはずでした。

新国連本部が発令した「交戦規定アルファ」により状況が一変してしまうのです。
ここから先は本編で救いのない争いの顛末をご確認下さい。
私はとても涙無しでは見れませんでした・・・

オープニングテーマ
「イグジスト」「DEAD OR ALIVE」
エンディングテーマ
「暗夜航路」「愛すること」「ホライズン」
全てangelaさんの曲です。
オープニングはお互いの曲同士の繋がりを感じる事ができました。
この作品とangelaさんの曲調が物凄く合っていると思います。
最終話で暗夜行路が耳に入ったときは思わず目頭が熱くなってしまいました^^;

EXODUSとして前後半合わせて②クール26話の作品でした。
作画も綺麗だしロボットも良く動いていましたし文句は何もありません。
気になるのは続きです。一応の終わりにはなっていますが本懐は未だ遂げていないんですよね^^;
ラストのメッセージが続編への布石である事を願っています^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

70.4 5 未来で泣けるなアニメランキング5位
宇宙の騎士テッカマンブレード(TVアニメ動画)

1992年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (68)
400人が棚に入れました
連合地球暦192年。謎の宇宙生命体『ラダム』が突如として地球に来襲、人類の宇宙進出の夢を懸けて作られた軌道エレベータ基地・オービタルリングを瞬く間に占拠し、地球侵略を開始した。地球製兵器では傷つけることすらできない強靭無比のラダム獣に対し、唯一対抗し得る兵器であるオービタルリングのレーザー砲を奪われた人類には対抗する術がなく、その侵攻をただ黙って見ているしかできなかった。そんなある日、地球上のラダム獣や地上に根付くラダム樹の調査・分析をしている外宇宙開発機構の前に、正体不明の記憶喪失の青年が現れる。

声優・キャラクター
森川智之、松本保典、林原めぐみ、横山智佐、鈴置洋孝、飯塚昭三、中原茂、子安武人、水谷優子、小杉十郎太、島香裕、横尾まり、飛田展男

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画は不安定だが、とても見ごたえのあるSFヒーローもの

この作品は、1975年に放送された『宇宙の騎士テッカマン』
を元に制作されたオリジナルアニメである。

私は、この作品の後に宇宙の騎士テッカマンを知ったため
詳しくはコメントできないが、一部の設定を除き、全く
異なる作品として作り上げられているようだ。
別物として、考えた方がいいだろう。

作品のジャンルとしては、復讐劇としての要素が非常に強いSF
ヒーロー物だが、1990年代の作品の中でも特にハードで、主人公が
最初から最後まで報われない鬱展開に仕上がっている。少なくとも、
近年のテレビアニメでは中々お目にかかれない卓越したストーリー
展開であることは間違いない。

一時的に暴走したのを機に戦意を完全に喪失したり、自分の目的を
達成するために、後半では寿命を削ってでも肉体を強化しようと
試みるのだが、今度は脳に障害を起こす等とことん負のスパイラルが
連鎖していくのだ。最終的には平和をもたらすことに成功したものの
その代償はあまりにも大きいものだった。
今までの事を考えると、あの終わり方が彼にとって一番幸せ
なのかもしれない。切ない。耐性がない人は視聴しないほうがいい。

それを可能にしたのは、主人公の憎むべき敵であり、全ての
元凶ともいえるラダムの凶悪さにある。いわばキャラクター設定だ。
なぜ、ラダムがオービタルリングを占拠したのか、
どうして主人公以外のテッカマンが存在するのか、
ラダム獣が植物化してラダム樹へと変化すると何が起きるのか
こういったことは作中できちんと説明されるので安心して欲しい。
ラダムの凶悪性が把握できている頃には、主人公がなぜあそこまで
ラダム討伐に力を注いでいるのか分かってもらえると思う。
(ここまで行くともはやいじめの領域に達しているような
気がしないでもない)

ラダムだけに関わらず、主人公を支えるブルーアースのメンバー
やラダム側のテッカマン達にもきちんと焦点が当てられているため
そういった点にも抜かりはない。

個人的に思い入れのあるキャラクターが非常に多く、選び出すと
キリがないだが、ここではあえて劇中屈指のネタキャラとして
愛されているテッカマンランスを挙げていこうと思う。
彼はラダム側のテッカマンの一人であり、戦闘力も高いのだが、
やたら自信家な人物として描かれている。

単独行動を取り、先にブレードを仕留めようとウキウキな気分で
立ち向かっていたのだがタイミングが悪かったのか、たいした
活躍を見せずに消えてしまったなんとも哀れな奴だ。
要はただの咬ませ犬である。

まあ、別の見方をすれば自らの命を犠牲に
死亡フラグを丁寧にレクチャーしてくださるありがたい教師ともいえる。
彼を象徴する代表的な台詞と言えばやっぱりこれ。

「フッ、いくら進化したと言えど、この至近距離からの
ボルテッカではひとたまりも……なにっ!?」

文字だけ見ても、典型的な咬ませ犬のテンプレそのものだ。
そりゃあ、テッカマセランスと呼ばれても仕方ないわな。合掌。
(他のラダムテッカマンと比較しても存在感はかなり薄い方だったので、
ぶっちゃけいなくてもいいんだけどね。)

作画に関してだが、非常にムラがあり、とても不安定な点はぬぐえない。
キャラクターの顔が多岐にわたっているのは勿論の事、
一部のシーンは色塗りがされていなかったり、使いまわしている
場面も多い。

原因は、予算や時間の都合によるものだというのは納得していたが
流石に48話のエビル作画だけは非常に目についてしまった。
なんせ顔だけでなく、髪の色がまるっきし違うのだ。
「あいつこんな色してたっけ?」と自分に問いかける始末。
もう少しで話が終わるのでせめて色だけはきちんとして欲しかった。
勿体ない。声優の演技に救われたのは言うまでもない。

作画はそこまで気にしない、濃厚なストーリー展開を好む
SF好きの方にはオススメ。但し、これでもかといわんばかりの鬱要素が
詰まっているのでそこだけ注意して欲しい。

個人的には、名作の域に入っても不思議ではないと感じるほど
とても面白かった。 名作だと思う。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「仮面の下の涙を拭えっ!!」

1992年タツノコプロ製作。
『宇宙の騎士テッカマン』(1975年 未見)から設定・世界観を一新し、
ハードSFアニメとして再構築した4クール作品。

【物語 5.0点】
悲壮。過酷な宿命を背負った主人公“Dボゥイ”こと“テッカマンブレード”が、
宇宙からの侵略者にひとり立ち向かう。
仲間の協力も得ながら徐々に心を開いていくが、
そこへ襲い掛かるさらなる悲劇と絶望のフルコース。
それでもヒーローは、男は、燃え尽きるまで戦い続けねばならないのだ。

プロット自体は変身ヒーロー物の王道だが、
主人公に課せられる試練が心身共にアニメ史上屈指のベリーハード。
キャッチコピー「仮面の下の涙を拭えっ!!」は伊達じゃない。

運命に立ち向かう男の生き様に魂が震える。


【作画 2.5点】
不定形。本作唯一の弱点。

作画そのものは実はそんなに悪くはなく、
むしろ戦闘シーンのメカニック描写などは上々。

ただ作画担当によってキャラデザ?何ソレ?
と言わんばかりに大きく変動する人物描写は、
声優さんの演技がなければキャラ判別困難。


【声優 5.0点】
主人公Dボゥイ役の森川 智之さんVSライバル・テッカマンエビル役の子安 武人さんによる
宿命バトルには単純な演技を超えた鬼気迫る物がある。

そして、{netabare}その決着を受けて、大トリを務めるラスボス役・若本 規夫さんの煽り文句は圧巻。{/netabare}

さらにはヒロイン役を務めた林原めぐみさんだけでなく、
クールだが秘めた情は厚い司令官フリーマン役の鈴置 洋孝さん
オカマなメカニック役の中原 茂さんら、
脇を彩るボイスも濃厚。
あとは{netabare}ミユキ役の水谷 優子さんとか。{/netabare}

本作はフリーマン視点で物語を俯瞰する脚本であり、
ナレーションも務めた鈴置さんの沈着冷静なナビゲートが
ハードな展開をいっそう引き締める。
(上記のキャッチコピーはフリーマンによる次回予告の締め文句でもあり、
彼が語ってこそ味わいが出る)

90年代アニメの中でも、本作の魂が籠もった熱演は別格かつ伝説級。


【音楽 5.0点】
極上。総勢60余名のオーケストラ編成に
勇壮な混声コーラスをアレンジしたメインテーマなどの迫力のBGM。
繊細な弦楽が、ロボットとも有機生命体ともつかないテッカマンの神秘性も内包しつつ、
地球圏に跨がるSFバトルを大いに盛り上げる。

OP&ED主題歌は前後期4曲とも小坂 由美子さん。他に挿入歌もあり。
確かな歌唱力に裏打ちされた、伸びのあるビブラートが、主人公の哀しみと共鳴。


【キャラ 5.0点】
悲運が積み重なった主人公には“Dボゥイ”ほか様々な名前、異名があり、
そのこと自体が彼の過酷な運命を象徴している。

ここでは本作の徹底した悲劇設定から生まれた主人公名言だけ引用しておきます。

{netabare}「Dボゥイも相羽タカヤも今ここで死んだ。俺はテッカマンブレードだ」{/netabare}


【感想】
“隠れた名作”としての悲劇が語られることも多い本作。

よく見るのが『セーラームーン』の裏番組で埋もれてしまったとか、
テレビの自主規制で表現萎縮が進む中、
ハード過ぎる描写故にろくに再放送もされなくなっていったとか。
(エロ面でも、一応、一部変身シーンで乳〇が見えるアニメでもありますしね)

けど都会の人気アニメが放送後回しにされる北陸在住の私には無関係(苦笑)
本作も『セーラームーン』の裏ではなく、
全国放送終わった少し後の夕方16時台~17時台の枠で観てました。
因みに後の『エヴァ』何かも、私は旧劇公開に合わせた夕方再放送を視聴してました。
後回し地方民も悪いことばかりではありませんね。

夕方、帰宅してすぐにグロエロ不問でハードなアニメを自主規制なしで楽しむ。
あの頃は良い時代でしたな~(遠い目)
(もっとも、帰宅しなくてもスマホの動画見放題サービスで本作を視聴できる
今もまた良い時代ですが)


本作は私が“神アニメ”と呼べる数少ない傑作の一つ。
今世紀実現した『スパロボ』参戦後も依然埋もれているようなので、
一人でも多くの人に掘り起こして欲しいと願います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

チョコ太郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

テックセッターー!!

ラダムと地球人類の壮絶な戦いを描いたスペースオペラ!!

この作品の見所はテッカマンブレードであるDボウイのあまりにも重く過酷な運命を、遊びなしのシリアス路線で全49話に渡り描ききっているところだと思います!!  
個人的に48話は神回でした!!^^


作画が安定せず作画崩壊している回も多く、映像の使いまわしも多いです^^;しかし、見ごたえのある作品なのは間違いないです!!

90年代の傑作アニメだと思います!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

68.8 6 未来で泣けるなアニメランキング6位
Rewrite 2nd Season(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (347)
1759人が棚に入れました
「Kanon」「AIR」「CLANNAD」といったPCゲームで知られるKey/ビジュアルアーツが2011年に発売したPCゲームを原作とするアニメ。身の回りで不可解な出来事が起こり始めた主人公・天王寺瑚太朗が、オカルト研究会や知り合いを巻き込んで謎の調査へ乗り出す様子を描いている。7月から9月にかけて1stシーズンが放送された。監督・シリーズ構成が原作ゲームのOPアニメを手がけた天衝さん。構成・脚本協力は原作ゲームのシナリオライター・田中ロミオさんと「CLANNAD」のシナリオを担当した魁さん(ビジュアルアーツ)の2人で、キャラクターデザインは「グリザイアの果実」でメインアニメーターを務めた野中正幸さん、アニメーション制作はエイトビットが担当している。

声優・キャラクター
森田成一、斎藤千和、篠宮沙弥、喜多村英梨、すずきけいこ、朝樹りさ、花澤香菜
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

篝火が導くたった一筋の道を歩む男の物語…世界観が壮大なだけにもったないと感じるアニメ

【二期開始前に】
この正月、一期の集中放送があり、改めてこの作品を視聴しました。思ったことは、この作品は一気見した方が圧倒的に面白いということでした。特に後半は展開が早くて、一週待たされるごとに先週の記憶は薄れ、ついていけなくなることがあったように思います。
一気見だとストレスなく視聴でき、ストーリーや相関関係が分かりやすくなっています。ただ、一気見だと謎もさらに多くなったように感じます。瑚太郎の能力、瑚太郎と小鳥の本当の繋がり、胡太郎に残る篝の記憶、瑚太郎の過去を知っていそうなガーディアンの連中、サクヤとは何者なのか、篝の存在理由、月とおぼしき場所の篝等々キリがありません。これらを解決することなく終わったのが一期で、二期に全部持ち越しです。最初から二期ありきの作りだったのでしょう。
一期で評価を落として、二期をスルーした人が多かったというリトバスと同じ流れになっている気がします。リトバスは二期の方が断然面白いのですが、一期見て二期を積極的に見たいと思う人はkeyが好きだという人に限られてしまったように思います。Rewriteもたぶん二期の方が圧倒的に面白いと思いますが、一期でついてこれなくなった視聴者を呼び戻すことができるのでしょうか?

ただ心配なことが…これをまた1クールでまとめるというのでしょうか。かなり複雑で、世界観が大きいから心配です。好きな内容なだけになおさらです。

1話…ヒーコーの威力を再認識
{netabare}いきなり小鳥が篝を撃とうとする場面から始まります。それを阻止しようとする瑚太郎。静流が篝を撃ち場面が転換します。今度は静流と瑚太郎が別れる場面。二人は恋人っぽい。場面がまた変わり今度はちはやと恋人っぽい。その後も瑚太郎が経験した世界が語られる。その途中では別の世界にいる篝に殺されまくる瑚太郎。
瑚太郎は様々な世界線を生きては篝のそばに来ることを繰り返していたのだ。篝に近づこうとする瑚太郎。拒む(というより興味がなさそう)篝。多くの世界を見てきた胡太郎は核心に近づく。そしてコーヒー飲まないか?と誘う瑚太郎。興味を示した篝はコーヒーを飲む。それも三杯も。そして壁は取り払われ、篝と接触に成功。篝の紡いでいた場所へ入るのだった。

原作を理解していないとかなり難しい展開だと思います。一期で謎だった瑚太郎の記憶の一部が分かりました。つまり一期はいろんな世界線の一部だったということだったんですね。二期初回で見たルートはゲームで確認してね、という感じです。
どうなんんだろう、これに至るまで一期は必要だったのか?と思います。正直、この1話の方が一期全話以上に面白いです。とはいえ、一期がなければ登場人物や全体の構成が分からないので必要性はあったのでしょうけど…
moonからterra、物語の本筋がようやく始まりました。{/netabare}

2話…瑚太郎の決断
{netabare}瑚太郎の一人語りが始まる。篝の存在、篝の行っていること、この世界とは、自らの存在が自問しながら、確認しながら明らかにされていく。途中で魔物化して篝に刺されるが、以前とは違い、篝も瑚太郎の存在が近いものになっている。瑚太郎が篝を守るべき存在と認めたとき、魔物が襲う。聞いたことのある声、加島桜だった。加島は人間そのものが忌むべき存在と考え、この世界の篝も消そうとしていたのだ。胡太郎は戦いながら気づく。自分も本来は篝を消すために生まれてきた存在だったと。しかし、今は守り、篝を消そうとする存在と戦うこと決断した。
瑚太郎一人では戦えない。瑚太郎は思う、みんなが必要だと。部屋のドアが開く。そこには小鳥が立っていた。促されるように外へ出た胡太郎のもとに吉野たち、そしてオカ研メンバーがいた。ここから真のルートがスタートする。

原作知っていないと本当に理解しがたい物語です。特に加島桜と瑚太郎は一期で全く絡んでいないのでアニメだけだと?になっただろうと思います。一見さんお断りでよく通したと思って…。圧倒的に二期の方が面白いんだけど、深すぎて原作知っていても難しい内容ですし。感覚で楽しむのが一番ではないかと思います。
小鳥たちが現れた時、不覚にも泣きそうになりました。Keyのズルい作り方は相変わらずです。物語の後半に一人語りや重い話を展開させて、大事な人や仲間をポンと登場させるやり方、実に泣かせ上手。しかも、ずっと見ている人に効果絶大な手法です。kanon、CLANNAD、リトバス、Cherltte等々、同じ手法なのに泣ける。これぞKeyというしかありません。{/netabare}

3話…そして舞台は次のステージへ
{netabare}オカ研メンバーが揃い、篝の研究について話し合う。しかし、どれも結果は救済や破滅に向かい、なかなか道筋が見えない。瑚太郎がこれまでのルートを再確認していると、ふと空白の時間に気づく。それは瑚太郎が篝にやられそうになり小鳥に救ってもらった時間、10年という期間だった。
やがて篝のボードから弱弱しい線が消える。瑚太郎が何気にメッセージを書き記すと、そこから一本の道筋が現れる。これまでとはまったく違うものだった。これがひとつの機転となり、篝の研究に決着がつきそうになる。そこへ加島が総攻撃を仕掛けてきた。
瑚太郎たちオカ研メンバーと吉野が迎え撃つ。次々力尽きるメンバーと仲間、そこへサクヤが現れる。瑚太郎とサクヤは邂逅する。サクヤがすべてを込めて攻撃を仕掛ける、サクヤのもうひとつの姿となって。瑚太郎もなりふり構わず振り払う。そして救済(というより篝の回答が出て別の場所に向かうといったほうがよい)が始まる。瑚太郎と篝が別れの話しをする。瑚太郎が消える瞬間、今まで居たのが月で、地球の運命にこれから向かうことを悟る。

オカ研メンバー+吉野、サクヤまで現れて消えていく。とても切ない話が詰まった回でした。篝との話が決着したことで月編は終了です。次回から最後の話に向けて動いていきますね。詰め込んで見えますが、一期の終わりに比べたら内容も濃いし、十分に楽しめました。
ただ、話の中で「淘汰される」という言葉が何回か出てきましたが、このアニメ自体、視聴者がどんどん淘汰されていっている気がしますね…。{/netabare}

4話…そしてまた新たなアニメが始まった
{netabare}砂漠を走る車両の列。その中に瑚太郎がいた。狙われる車列、何だか戦闘に巻き込まれているいる感じだ。
場面は変わって瑚太郎の生い立ちが表現される。高校生になった瑚太郎は心が荒んでいた。わけのわからない心境に怒りをどこへぶつけていいのか分からない、思春期のそれのようだ。地球防衛と称して異物を殺しまくる瑚太郎だったが、森のなかで恐竜っぽい生物に襲われる胡太郎。そこを救ったのは若き頃の江坂たちだった。互いに本当のことを言わない瑚太郎と江坂。メル友になった。
瑚太郎の隣に住む神戸家の子供、小鳥。頭はいいのに無愛想で可愛くない性格。当然、瑚太郎とは合わない。それでも繋がっていく瑚太郎と小鳥だった。

いよいよ始まったテラ編。これまでの流れとはがらりと変わり、瑚太郎は心が荒んだ少年に描かれています。オカ研のメンバーは小鳥も朱音も子供、吉野も子供、今宮は高校生に、江坂も若いし、つまり、この段階はムーンで見た空白前のこと。時間軸の戻りではなく、新たに始まった物語と考えた方がいいでしょうね。
今宮が一期で「まっとうな高校生やってんだ」がここに繋がってたんですね。瑚太郎と小鳥の両親が出てきて、一期で分からなかった二人の関係も分かるし、どんどん繋がっていく感じです。瑚太郎の能力も次第に明らかになるでしょうし、ガイヤとガーディアンのことも分かってくるでしょう。見てきてモヤモヤしていた部分、きっちり回収させてもらいます。{/netabare}

5話…key作品なのに足りないものがあった
{netabare}瑚太郎はマーテルを抜けたいと考えていた。そんなとき、マーテルの重要人物である加島桜と面会する。加島の質問をうまくかわし、その後、江坂と会う。江坂からガーディアンへの誘いを受け、瑚太郎はマーテルを抜けてガーディアンに入ることを決断した。家を出るとき小鳥と会う。小鳥は家族と出かけるところだった。その時、突然頭の中で選択肢が現れる。出かけるのを止めるべきという選択肢が選ばれたが、止めることはできなかった。小鳥と祭りを一緒にまわる約束をして瑚太郎は別れた。
ガーディアンの戦士になるための半年間の訓練に臨む瑚太郎。そこに集まっていたのは同世代の能力の持ち主たち。瑚太郎と同じように力の持って行き方を分からずにいて、ガーディアンにスカウトされたもの達だった。知った顔もいた。中学時代の同級生の今宮だ。そこで訓練を受け、力のランク付けがなされた。瑚太郎は22人中の最下位、最高成績は三国(cv緑川光)だった。グループ分けされ、瑚太郎含む下位の四人が組むことになり、今宮、西九条、長居と一緒になった。その後、訓練期間は終了したが、長居は辞めていた。

今宮、西九条ときて、長居はツチノコ追いかけてて朱音のもとにいた津久野ですね。一期で謎だった今宮が胡太郎を知っている風だったのはそういう訳でした。一期の時は瑚太郎の記憶失っていて、今宮も西九条のことも覚えていないからあんな状況になったたと。一期での人間関係がよく分からなかった部分がどんどん明らかになっていきます。
瑚太郎に現れた選択肢は導かれているということなんだろうと解釈しました。小鳥はこのあと事故に遭い、大きく人生が変わっていきます。これを止めれば大きく流れが変わりますし。このあとも大きな選択肢が導いていくのでしょう。

key作品なのに足りないものがあった。それは「緑川光」。ここできたかという感じです。今回は斎藤ではなかったね。{/netabare}

6話…ここで分岐した
{netabare}訓練から風祭に戻った瑚太郎、スパイとして仮名「鈴木凡人」と名乗ることになった。今宮、西九条とともに森周辺の見張りと「鍵」を見つける指令が与えられ、任務に当たることに。今宮と西九条は這い上がりたい思いがあり、隣のグループのピンチを知り、行ってしまう。瑚太郎は脳内選択に従い、追いかけるが、途中、朱音の名札を見つける。慌てる瑚太郎だったが、三国たちが地竜と戦っているところに遭遇する。三国たちは地竜になす統べなくやられて死んだ。
瑚太郎は朱音を見つけるが、怪物が現れる。退治して朱音を救った瑚太郎は不思議な光の柱を見つけて寄っていく。そこには篝がいた、いわゆる鍵だ。ガーディアンにとって鍵は消さなくてはならない相手。しかし、瑚太郎は見逃した。江坂のもとに戻った瑚太郎は銃の扱いを覚えたいと訴え、本人いわく、逃げるように外国へ旅立った。

この回が本当の「鍵」でしたね。これまではここで瑚太郎は篝にやられて瀕死になり、小鳥に救われて10年間眠り、個別ルートに突入だったのですが、見逃した(篝に救われた?)ことで、これまでにはない展開へと移っていったということになります。実際に、篝と遭遇した時に小鳥がうろちょろしてましたしね。これでtella編の初回に繋がっていきます。{/netabare}

7話…見つけた居場所は
{netabare}傭兵として外国に行った瑚太郎。ガーディアンの組織内であったが、そこは差別があり、新入りで、しかも能力が劣る瑚太郎には厳しかった。初めて人を殺した瑚太郎はPTSDに陥ったが、親友となったルイスや地元の子供たちと心を通わすうちに救われていた。
ある日、魔物が現れ、魔物使いを退治する命が下り、瑚太郎も参加することに。敵を追い詰め、踏み込む瑚太郎とルイスの前に現れたのはヤスミンたち、瑚太郎が面倒を見ていた子供たちだった。愕然とする二人だったが、ヤスミンは生きていくために魔物使いになっていたと語る。瑚太郎たちは生き残った子供たちを救おうと逃げる。途中、部隊の相当作戦が行われ、逃げ切れる感じではなくなった。そこでルイスが槍を使って足止めを行う。ルイスは過去の過ちを語り、もう足を止めるのはやめることを決意したと瑚太郎に語りながら、消えていった。
ヤスミンたちを救った瑚太郎は成長した。ヤスミンたちを援助しながら、新たに魔物使い、能力者関係なく子供たちを救った。救った子供たちが元気に遊ぶ姿を見て、瑚太郎は新たな可能性を見ていた。そして江坂から連絡を受け帰国、ヤスミンに別れを告げた。

一期ではミドウの過去にちらっとだけ登場したヤスミンが登場です。もう完全なヒロインでしたね。瑚太郎に気を向く少女はツンデレが当たり前…。これでミドウの残酷な過去も無くなったということかな?
ルイスは大きな存在でした。ヤスミンとルイスは瑚太郎の人生に大きな影響を与えたということでしょうね。今回の話は泣きそうになりました。これから更に泣けそうな感じの話がありそうですけど…やっぱり泣きゲーの基本は変えないということかな?{/netabare}

8話…篝がまともにしゃべっている!
{netabare}帰国した瑚太郎は江坂と会う。鍵探索のために人手不足だったらしい。そのために呼び戻されたとのこと。
瑚太郎はヤスミンと鍵の実態を調べていた。そして、鍵と会う。鍵=篝は瑚太郎に地球の事情を話し、瑚太郎に地球が滅ぶことを止めるため「良い記憶」を残すように半ば命令した。その一つのとしてガイアとガーディアンの争いを止めるように勧める。
さっそく瑚太郎は実行に移した。今宮、西九条から自分達の役割を聞き、その役目が緩いことを知るとガイアに潜入し、魔物を使うまでになっていた。そして篝と再び会う。篝は焦っていた。ガイアの殲滅とガーディアンの壊滅を望むが、瑚太郎にたしなめられる。
瑚太郎はガイアの内部抗争を利用しようと考え、加島桜と対立する須崎に近づいた。その事を話そうと篝のもとに行くが、いない。篝を探すと、篝は歩き回っていた。篝を叱る瑚太郎に篝は驚きを隠せなかった。その夜、ヤスミンと情報を交換し、ヤスミンに更なる探索をお願いする。
篝のもとを訪ねると小鳥がいた。小鳥は事故で両親を失い、両親の蘇り(ゾンビ化)と引き換えにドルドイとなって篝を守っていたのだ。しかし、瑚太郎は小鳥を責める、死んだものは蘇らないのだと。小鳥は泣いた、優しくしてくれる人がいないと…。

重い、重いけど、篝と瑚太郎の会話にはクスッとするような話しも交えていました。篝と瑚太郎の関係はmoon編での流れを汲んでいるので分かりやすいです。
小鳥に冷たく当たったのは戦場での出来事があったからなのでしょうね。ルイスの死に、ヤスミンたちを巻き込んでしまった後悔。小鳥が巻き込まれるのを黙ってみていられなかったのだと解釈しました。
tella編、重い話が続きますが、本当に面白いです。ただし、流れが早い気がしないでもありません。また最後混沌にならないか心配なんですが、一期のようにはならないと思います。一本の道筋があるので、流れが急でも大丈夫だろうと思います。{/netabare}

9話…騙し、悟られ、さらに騙し、篝にはよしよし
{netabare}篝に同調してガイアとガーディアンの二重スパイとなった瑚太郎。とうとうガイアの中心人物、加島桜と対面する。その会話について篝に報告すると、篝は不満そう。自分が何とかするような話しぶりに、瑚太郎は篝の頭をなでるのだった。
そんなとき、朱音が森に現れる。なんでも昆虫採集(中身は魔物)で迷ったらしい。朱音を届けると、そこにいたのは長居だった。長居はガーディアンのことを覚えておらず、津久野と名乗っていた。朱音には友達(ちはやだ~)ができていた。
州崎のところへ行くと、加島と会っていたことを問い詰められる。瑚太郎は会話の録音を聞かせ、その場をしのぐ。そして、鍵のことを聞き出し、州崎が行おうとしていることを知る。州崎は滅びから人を救い出し、その者たちと生きていく、ノアの箱舟のような計画を実行しようとしていた。
江坂が海外へ行くことになり、江坂の店は瑚太郎が代理店長になることになった。瑚太郎は州崎と加島を争うような仕掛けを考えていた。
州崎は加島が朱音を聖女にすること、ガーディアンだった津久野を抱えた情報を手に入れ、加島を追い落し、さらに、朱音をさらってしまって、亡き者にしようと考えた。そこで、朱音の連れ去りを瑚太郎に依頼する。
ガイアの会議では、加島が先手を取った。朱音のこと、津久野のことを話し、出席者の同意を取り付けたのだ。瑚太郎の動向を探っていた加島の勝利だったが、瑚太郎はわざとそのように仕向けたのだった。瑚太郎には朱音を亡き者にすることができなかったのだ。
一連の出来事を篝に話すと、篝は感情が爆発した。人の行動が理解できなかったのだ。感情がないはずの篝が感情を爆発させる、それをとめる手段はなく、瑚太郎は篝にキスをした。動揺する篝、感情の爆発は抑えられ、その場を離れた。

「スーパータンク篝ちゃん」重くなるばかりかと思ったら、篝が篝であることで軽くなった感じです。それにしてもこの瑚太郎、小鳥といい、篝といい、一期の小太郎ならうまく立ち回れたと思うけど、この瑚太郎はこれまでにはない瑚太郎ということなのか?
瑚太郎の篝への気持ちは何故かはわからないと答えていたけど、月編での「再び会いたい」という愛情にも似た感情が受け継がれているんだろうなと思います。
う~ん、話が大きくなっているけど、後数話でうまくまとめられるのか?{/netabare}

10話…良い記憶とは何なのか?
{netabare}瑚太郎が動く。森に近づくガイアの魔物使いを抹殺、さらに篝を捜索するガーディアンの連中にも容赦ない。
餌かが帰国し、ガイアの要人である須崎を捉え、瑚太郎が抹殺。これによってガイアとガーディアンの全面対決は不可避となった。加島桜は滅ぼしの儀式を始め、篝がおかしくなり始める。
瑚太郎は全ての準備を整え、最後の戦いに挑むことを決めた。ヤスミンには感謝をし、小鳥にはツラくあたり分かれた。
ガーディアンは空から篝を探索、そして発見。瑚太郎はリライトしてルイスの技でヘリを撃墜。その行為に江坂が動き、瑚太郎の前に現れる。江坂と瑚太郎の対決は江坂が追い詰めたところで瑚太郎の血が槍状になって江坂を串刺しに、そしてとどめを刺す。瑚太郎は江坂に感謝と謝罪を伝え、江坂は瑚太郎の行動を後押しするのだった。

かなり飛ばした感じです。一気に核心どころか、クライマックスになってしまいました。結局、良い記憶とは何なのか、そこです。最終回で明らかになるのでしょうけど、どうも鬱っぽい最後になりそうです。
小鳥への冷たい態度は瑚太郎なりの愛情なんだろうね。巻き込みたくなかったのと、小鳥は自ら不幸な方向へいってしまいそうだったから、瑚太郎が歯止めになったと。
原作ではちはやとルチアの少女時代は出てこなかったらしいのですが、ファンサービスみたいなものなんでしょう。
いよいよ最後か…。最終回終えたら、もう一度moon編から見直して見ようと思います。多分、見過ごしてきたような大事な部分が多そうなので。{/netabare}

11話…その結末は「残された明日」
{netabare}加島による「地球救済」が始まる。そこに向かう瑚太郎に今宮と西九条が襲う。そこをかわして先へ進むとガーディアンがやってくる。再び今宮と西九条と対峙するが、瑚太郎は二人に未来を託し進んでいく。
加島の化身とも言うべき地竜が瑚太郎を待っていた。上書きを重ねて退治する瑚太郎はすでに人の形を保てなくなっていた。
救済は進み、このままではひとつの道筋さえも失いかねない展開で、瑚太郎の前に成長した姿の篝が現れる。瑚太郎をねぎらい、そして告げる「最後の仕事を果たしなさい」と瑚太郎は篝を刺した。これが残された可能性だったのだ。救済は止まり、瑚太郎は人ではなくなった…
救済から免れた人々は元気に生きているのだった。数年後、朱音、小鳥、ルチア、静流、ちはやの五人は巨大な木の前に立っていた。使い魔を呼び出すためだ。出てきた使い魔は五人の言うことを聞かない。しかし、何でもできると言う。五人を連れて月に向かう使い魔。月に到着すると使い魔は高校生姿の瑚太郎になっていた。そこにはたった一人で待っていた篝が立っていた。「また会いたい」その約束を果たしたのだった。

そうまとめたかという感じでした。またも最後は飛ばしましたが、きちんと伏線を回収していったので、まずは悪くない感じです。月での約束を果たすなんて、けっこうきれいに締めたなと思います。最後までみてみると、結局この作品は「篝ルート」といるのかもしれません。原作にはない展開になっていた1期後半の作り、ムーンとテラ、最後は5人のヒロイン揃った中で篝とキスですからね。嫌いじゃないですよ、この話。{/netabare}

個人的に高い評価になりました。

1期に比べ、物語性の強い内容と展開になった感じです。特にテラ編は瑚太郎がこれまでの瑚太郎とはまったくの別人格のような感じで進行したせいで、ぜんぜん違う作品にさえ感じたほどです。ともあれ、まとまってよかったなと思います。

この作品見て、やっぱりKeyの作品は好きなんだと感じました。どの作品もそうなんだけど、綺麗にまとめるんですよね、途中がどうであれ。かなりごまかされているのかもしれませんけど…。この作品もまた、なんだかんだ言いながら、綺麗に終わっています。
ただ残念なのが、やっぱり話数が少なすぎです。壮大なだけに、もうちょっと丁寧に描かないと、ついていけません。最後まで残ったのはKey好き、原作好き、一部視聴者のみだったように思います。テラ編なんて、あと5話くらいあったら、もっと評価が上がった気がします。それくらい内容自体は面白いものでした。

万人受けする作品ではありまえんでしたが、それなりに楽しめる作品だと思います、特にKeyが好きな人には。あえて言うなら、シャーロットが面白かったと思った人にはお勧めできると思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さあ、翻弄されろw

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
レビュータイトル、偉そうですいません(笑) ただ、「翻弄」→「全てが繋がった時の快感」が半端ないアニメだったので♪

「Rewrite」の2期目にあたり、前作を観ていないと「更に」難しいと思います(前作を観てたって意味fume、ゲフン、難解なんだからw)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
今までそういうアニメの見方はしたことなかったんですが、序盤(14~16話)は1話視聴する度にまとめサイト等を覗き、補完しながらの視聴でした(置いていかれ過ぎ、考察どころか、このままでは流石に作品を楽しめないと判断したため)。(なので本レビューは、100%私の発想、というわけではありません。テラ編はかなり自力ですが、ムーン編はほぼ他力です)。

1期からを時系列にまとめると(原作未プレイだから、自信はないですが)、

①地球滅亡(アニメには描かれない、1期のずっと前に前回の救済、地球の資源がガチで尽きかける)。

→②篝はアウロラ(生命エネルギーの塊のようなもの)を持って月に逃れ、生命が地球で生き延びる可能性を探り始める(アニメには描かれない、2期の前)

→③篝はアウロラを用いて、人類が滅びる前の状況を月に再現し、人類が滅びない可能性(色々な攻略ルート)を試す(1期の内容→「通称 枝世界編」。つまり、1期の内容は全て月の仮想現実で行われていた篝による実験だった)

→④瑚太郎のヒント(もう一度会いたい)により、篝が、人類が滅びない可能性を発見する(2期の序盤14~16話「通称 MOON編」)

→⑤アウロラを地球に返し、その可能性を、実際に地球で試す(2期の40億年程前であり、我々の生きる世界・文明・生命の始まり)(ただし、ぶっつけ本番でやり直しがきかない)

→⑥人類は順調に進化していき、現代に至る。瑚太郎はじめ、ヒロインズ誕生(2期4話目以降「通称 TERRA編」)。

→⑦瑚太郎は、「マーテル(ガイア)」を脱会し、「ガーディアン」に入隊する。

→⑧風祭市の作戦で、篝に遭遇。ここで篝を確保、あるいは殺害しようとすると、逆にやられ(1期冒頭)、小鳥が瑚太郎を助け、瑚太郎にアウロラが入り込んでしまい、10年間の昏睡の後に目覚め、オカケンを設立(枝世界編突入→どのルートを選んでも、世界は滅ぶ)。しかし、篝を見逃した(MOON編で篝が見つけた新たな可能性を実行した)ため、1期の枝世界編とは別のルートに突入する。

→⑨中東に行き、「ヤスミン」や「ミドウ」達を助ける。ここで瑚太郎が、「魔物使い(ガイア)と超人(ガーディアン)が協力し合う組織」を作る。

→⑩日本に帰り、篝と再会。ガイアとガーディアンの二重スパイになる。

→⑪ガーディアンVSガイアの死闘(ここで、瑚太郎の暗躍により、双方に壊滅的なダメージを与える)。

→⑫ガイア(加島桜)による、滅びの計画が発動。

→⑬篝に「良い記憶」を、見せることには成功するが、時すでに遅し。世界の崩壊(救済)が始まる。

→⑭瑚太郎は、篝を殺すことで、世界の崩壊を先に引き伸ばす。瑚太郎はリライト能力の使いすぎにより、人間をやめ、大樹となる。

→⑮(瑚太郎の計画通り)ヤスミンにより、ガイアのもつ「魔獣」とガーディアンのもつ「超人」の知識(ノウハウ)が全世界の人類に公開される。

→⑯人類は、自らの生命を資源として、「魔獣」や「超人」の力を駆使し、なんとか生き残っていく。

→⑰3年が経過し、成長した「オカ研」メンバーが、「大樹」を用いて人型の魔獣(瑚太郎)を生み出す。

→⑱瑚太郎は「オカ研」メンバーを引き連れ、月にいき、「MOON編」で別れた篝と再開する。

→⑰作品には描かれていないが、おそらく人類は魔獣瑚太郎の力で、惑星間移民を行う(2期の後の話)。


複雑なのは、1期の扱い。時系列的には2期の前なんだけど、視聴者の感覚的には2期の後という時間の捻れ。この辺が作品を難解にすると同時に、作品に深みを与えていると思います。

最終話、「良い記憶」とは何か? ということに対して、篝本人から解説がありました。篝曰く「未来を切り開くための意思と力。たとえ母星を食い潰してでも人類は広がっていかなければならない」というものです。

思えば、ガイアもガーディアンも、根本的には未来を切り開く「意思」がありませんでした。ガイアの基本理念は、「地球(資源)のために、人類は死すべし」(加島派)と「地球(資源)が滅んだ後、限られた人類だけが石の街で生き残れば良い」(洲崎派)ですし、ガーディアンにしても「救済(人類のリセット)を行う鍵(篝)やガイアを殺し、限られた資源を大切に使いながら、現在の人類が出来るだけ長生きする」ことを考えています。極論を言えば、ガイアは「一気に滅べ」。ガーディアンは、「ゆるやかに滅べ」。一見対立する主張に見えますが、「根本的に」人類を救おう(未来を切り開こう)としていないという点では共通していたのですね。

だから、篝は両者を認めなかったわけです(22話?で朱音らを助けた瑚太郎に篝がキレたのも、「人間は今が良ければそれで良く、未来を切り開くためにベストを尽くしてない」という内容でしたし)。

そんな時、第3の選択肢を示したのが瑚太郎でした。瑚太郎の計画とは、①ガイアとガーディアンを倒す。②人類を全員、超人か魔獣使いにする。③そんな新人類の力により、惑星間移民を実現させる。

というものだったのでしょう。②は恐らく、他の惑星に行った時に、そこを開墾し、生き残っていくだけの「力」を全人類に与えたかったのだと思います。ただし瑚太郎は、本当は①の段階で、未来を切り開こうとする自らの「意思」を(地球の)篝に見せ、それが良い記憶となり、篝含め、皆が生きている状況で、②、③に進みたかったものと思います。しかし、間に合わなかったので、次善の作である「篝を殺し、救済を先送りにし、その間に②や③はオカ研メンバー(や、西九条達)に任せる」という選択をしたのが、最終話の(地球の)篝を殺したシーンだと思います。

でも実はこれ、多分、(月の)篝の狙った通りの展開なんですよね。

2期の最初(moon編)では、瑚太郎の「もう一度、君(篝)に会いたい」から、(月の)篝が発想を得て、一気にアウロラの選択肢(枝)が広がりました。あれは多分、「瑚太郎がもう一度自分に会うためには、瑚太郎が月に来る、つまり惑星間移動の能力を身に付ける必要がある=人類が惑星間移民により、生き残る可能性がある」ということなんだと思います。だから、瑚太郎がrewrite能力を使いまくり、人間の限界を超えて大樹となり、その間に瑚太郎が広げた可能性(オカ研メンバーやヤスミンら)により、魔獣として復活、惑星間移動能力を持って会いにくるまでが、(月の)篝の計画だったのでしょう。

いや、計画と言っては印象が悪いですね。「可能性に賭けた」というところでしょうか。

そう考えていくと、全てが1本の筋に繋がります。

そして、そんなことを抜きにしても、ラストシーンは、40億年ぶりに、月で再び出会う恋人同士、という非常にロマンチックなシーンに感動することができます。

難解どころか、多分、アニメだけで内容を把握することは不可能なアニメでしたが、充分に見応えのある、考察しがいのあるアニメだったと思います(ただし、アニメだけでは正解に辿り着けないので、5はつけられません)。

2期を前提した1期というのはよくあるけど、そういうのとはまた違う、「2期を前提とした1期」だったのだと実感しました。今作を観たことで、もう一度1期を観直してみたくなりました。そういうアニメは稀有だと思います。

というよりも、2期を観た後に1期を観た方が楽しめるのでは? とすら思いました(それが、1期の「原作組はしっかり楽しめた」という感想の要因かと)。それって、あにこれにいる私達のように、何百とアニメ観てる人にとっては新しくて良いけど、そうではない視聴者にとっては著しく不親切だよな、と思ったり(汗)

今作ですが、はっきり言って序盤(14,15,16話)は、1期から通しても一番は難解な話で、多くの視聴者が振り落とされていくと思います(私も一度折れかけました)。

そこは、雰囲気だけつかめれば良いので、理解できない人は(というか、2期から入った人で、アニメしか観てない人で理解できる人間なんて絶対いないw)我慢して下さい(笑) 最悪、飛ばしてもなんとかなります。中盤、17話からは、別の話と言っても過言ではない展開で、グッと観やすく、面白くなります。

中盤以降は、「グリザイアの果実」とか好きなら、合うと思いますよ♪

正直、そこだけでも平均点以上のアニメだと思います。

ただ、やはり深みを感じるためには、1期から全部観ていかないとね(正直、しんどい時もあるけどw)

オススメの視聴順は、1期→2期→1期→2期序盤 です。何周観させんねん!って感じですが、そのくらい、「噛めば噛むほど味わいが増していくアニメ」です♪

(1期のレビュータイトルを「隠れ家的名店のようなアニメなのか?」としていましたが、正にそんなアニメでした。流石はKeyって感じです♪)
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
時系列を掴むのが難しいがようは、2期序盤→1期→2期中盤以降 という流れ。実は箒の本体は月で40億年も瑚太郎を待っていて、ラストは魔獣となった瑚太郎が惑星間移動の能力を身に付けて、地球人を他の惑星に移住させるというもの。1期は、そこに辿り着けなかった失敗の歴史(ルート)。2期中盤以降は、全て、惑星間移動を成功させるために必要だったこと。そういうストーリー。

良い記憶、とは、生きる意志。なんとしてでも生きたいていう瑚太郎の強い気持ちが、奇跡を起こした話。
{/netabare}

【各話感想】
{netabare}
14話目
ん? 一期の続きじゃないの? 別の世界線? いきなり意味不明なんだが(笑) 各ヒロインとの結末は、各ルートのおさらいってこと? う~ん、やはり意味不明w

15話目
なんだか、哲学? ただ、結論を用意しない哲学的な問いは、単なる雰囲気作りですよ。なるほで、つまり篝は、「ムリゲーを攻略するためのバグを探しているプレイヤー」なわけですねw

16話目
なんだかよく分からないけど、面白い!、、、ような気がするw まだ3話なのに、なんだこの、ラスト1話前感w

17話目
おい、観るアニメ間違えたかと思って、タイトルに戻ってしまったじゃないか(笑) 剣道部が防具つけて外走るたと? あり得んw なるほど、瑚太郎の過去編か。

18話目
なんか、超グリザイアしてるんだが(笑)

19話目
今回、凄く重要な回でしたね。ここからが、ある意味では本編かな。

20話目
すごい密度。あっという間の30分。感動的な回でした。分かりやすい死亡フラグ&それを覆したキャラも○。

21話目
時系列的にはmoon編の(45億年w)後だから、少しは記憶があるのかな? シリアス内のギャグ、笑えるw 二重スパイやるんですね。

22話目
GPSか、何かの布石かな。世界を救うのは、個人の愛情、というのは定番ですな。

23話目
二重スパイの特性をうまく使っているね。だんだんヒロインが退化していく感じは、KANONと似ている。原作をショートカットでやりつつ、それでも全部見せないっつ感じ? 会話の間とか適当すぎ。無理しすぎ。「卑劣なことは弱者でもできる。勝つことは強者しかできない」。真理だね。

24話目
う~ん、最後の最後で尺不足? なんか場面が色々とすっ飛んだ気がする(加島桜との最終バトルとか、朱音とのやりとりだとか)。ただ、パワープレイではあるが、感動はした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

尺不足が惜しいですが面白かったです

2017年冬アニメ。分割2クールの2クール目、14話~24話までの11話分。

多少ネタバレを読みつつ視聴しました。細かいことはわからなかったけどやっぱり面白かったです。というか、私には凄く肌に合ったという感じ。

全体的に良く考えて作られていたと思います。
作画は大変そうでしたが、演出・演技・音楽、BGMの使い方などは常に安定していたので違和感無く見られました。OP、EDがストーリーの進行にあわせて細かく変わったのも見所でした。

分割2クールの作品は尺配分が本当に難しいですね。連続2クールならもう少し柔軟に配分できたと思うのですが。
最初の3話だけでも1期に入れれば良かったのかもしれないけど、各ヒロイン(特に小鳥と会長)の能力や物語上での役割をしっかり描いておかないとかえって後半がよくわからなくなるかも、とも感じました。でも他の3人は活躍があまり無かったのが勿体無かったですね。
ゲーム製作側との連携もしっかりしていたように見えるので、理由がよくわからないなあ。

{netabare}
篝は地球が生み出した端末っていう感じで、月の篝は人類の生存の方法を探っており、”地球を「救済」する篝”とは別の役割を持った自立型の端末という印象を受けました。

瑚太郎の言葉「いつかまた君に会いたい」の言葉が篝の理論の完成に一役買うシーン好きですね。
瑚太郎が月の篝に会うには星を出なければならないけど、篝にとっても「人間が地球を出る」というのは盲点だったのかな?だからそこから篝の「地球を食いつぶしてでも外宇宙に出れば人類は生存する」という理論が完成したってことかな?この解釈が正解かどうかはわかんないけどw

瑚太郎の10年が失われなかった事で何が変わったかというと、ガイアとガーディアンが滅んだことなんですね。
両陣営がなくなった後は生命力を糧に魔物を操る技術を使い、資源の無くなった地球で耐える。成長し魔物使いになった小鳥たちが大樹(瑚太郎の遺体から成長した樹?)から人間型の魔物を作り出す。彼の言葉が本当なら、何万人もの人間の命の雫を得れば太陽系の外にも行けるんでしょうか。そうしたら本当に篝の理論が実現します。
篝と瑚太郎が観てたニュースで地球型惑星が発見された話をやってましたから、その星が移住候補なんでしょうね。

原作ではしっかり話を積み上げているでしょうから、やっぱり尺不足は勿体無いですが面白かったです。{/netabare}


1期もそうでしたが、やっぱり細かいことは流して一気見したほうが楽しめるタイプのように思います。できれば二周くらいしないと内容は読み取れないかも;
考えを纏めるのに時間が掛かってしまいましたが、個人的にはとても楽しめました。(2017.5.25)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

76.6 7 未来で泣けるなアニメランキング7位
僕のヒーローアカデミア(第4期)(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (305)
1608人が棚に入れました
超常能力“個性"を持つ人間が当たり前の世界。憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトと出会った“無個性"の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性"ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、笑顔で人々を救ける最高のヒーローになることを目指して、クラスメイトたちと試練の毎日を過ごしていた。林間合宿での敵<ヴィラン>連合による襲撃事件をきっかけに、オールマイトは宿敵オール・フォー・ワンと激突。オール・フォー・ワンを倒すものの、オールマイトは力を使い果たし、プロヒーローを引退。デクはオールマイトの意志を継ぎ、最高のヒーローになることを改めて決意する。新たな必殺技を修得したデクは、難関の「プロヒーロー仮免許取得試験」に挑戦。全国から集まったライバルたちに立ち向かい、見事試験に合格し、“最高のヒーロー"にまた一歩近づいた。そして、次なるステージは、プロヒーローの下での「インターン活動」。そこでデクは、新たな“脅威"と、新たな“使命"に出会うことになる―!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、増田俊樹、悠木碧、井上麻里奈、新垣樽助、上村祐翔、安野希世乃、三木眞一郎、津田健次郎

てんぷら さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作ファン。本当にいつも期待以上を魅せてくれる

いっつも思うんだけどここでのヒロアカの評価低すぎない??????

原作の圧倒的画力を損なわない、相変わらず素晴らしい作画です。このアメコミテイストで描かれる明るいヒーロー社会と、相対するヴィランズの陰鬱な雰囲気。このギャップがもう最高。この社会構想、秩序の均衡がヒーロー漫画らしからぬリアリティを醸し出している。
という冷静なストーリー分析しましたが、そんな深く考えなくてもめっちゃおもろい。ヒーローの表情や行動がスピリチュアルに刺さるんです。魂に叫んでくるんです。勇気!正義!!ヒーロー!!!!プルスウルトラあああああ!!!!!!!!
テンポも良いから毎話高揚が治まらない。どうしてくれるんだ重症だよ助けて

今期も一人一人に華があって、どのキャラも最高ですが、私が1番好きなのは爆豪です。暴言めいた口調なのに核心はついていて、彼の言動全てが名言に聞こえる。身も心も強い姿に惚れますわ~かっちゃんっ!!!!!!!(突然の愛の叫び)(10代男性)(♂♂♂)

ま、今期爆豪全然出てこないんですけどねー

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「架空(ゆめ)」は、「現実」に! これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期から第4期は視聴済です。
劇場版が2作上映されていますが、そちらは未視聴なので、今度機会を作って視聴してみようかな。

この第4期では、雄英高校ヒーロー科1年A組がプロヒーローの仮免を取得し、「ヒーローインターン」を経て度重なるヒーロー襲撃事件に立ち向かうまでが描かれています。
流石週刊少年ジャンプ連載の作品…どうしてこんなに面白い作品が生む出せるのかが不思議でなりません。

物語を完走して調べてみると、この作品は世界的に評価されていたことを知りました。
日本だけじゃなく、アメリカやフランスでのセレモニーでも受賞しているようです。
この作品の面白さ…世界レベルだったんですね。

しかし、ヴィラン連合の強さも半端無く、ヒーロー側も大きな打撃を被ったのも事実です。
前期では「平和の象徴」であるヒーローを失ったのは記憶に新しいところです。

ですが、ヒーローに課せられた痛み…実は全然この程度じゃなかったんです。
確かに平和の象徴であるオールマイトは引退に追い込まれました。
でもオールマイトは未だ生きています。

今から発生する事件は、最後の一線をも超えた物語が展開されるということです。
決して生半可な気持ちでなんか視聴する事はできませんでした。
死穢八斎會への本拠地突入は、これまでの戦いの中で最も苦しかったと言っても過言ではありません。
ヒーローが傷付き倒れていく姿を見るのは辛いです。
でも、この戦いで一番辛かったのは、年端のいかない少女から考える自由を奪い続けた敵の親玉の所業でした。

ヒーローの本質を隠しつつ、周りで人が怪我をするのはお前のせいだと言われ続けたら誰だって周りが見えなくなると思います。
それを自分の目的のためだけに平然と続けるのだから始末に終えません。
そもそも誰かを傷付けたいと思う少女じゃないんです。
だからヒーローが助けに来ても反射的に身構えてしまう…
それは相手を傷付けるのが嫌だから…
結果的に敵の親玉を退けることはできましたが、かつてないほどの代償を支払わなければなりませんでした。

きっと今期の中で死穢八斎會の本拠地突入が一番のビックウェーブになると思っていましたが、物語のラスト…とんでもない置き土産を残してくれましたね。
現役プロヒーローのランキング「ヒーロー・ビルボードチャートJP」が発表され、エンデヴァーが1位となり新たな象徴となりました。
ところが、この件…これだけじゃ済まなかったんです。

エンデヴァーのイメージ…
轟焦凍(とどろきしょーと)の実父で普段から近寄りがたいオーラを醸し出しているランキング2位のヒーロー…
母や子供とは体質の相違の面から別々…所謂家庭を顧みないヒーローという感じでした。
原作を読んでいる方は違うのかもしれませんけれど…
ラスト2話…ここでエンデヴァーに対する評価がガラッと変わると思います。
新たな象徴たり得るのはどうあるべきなのか…
エンデヴァーの本気が見られますので、しっかり目に焼き付けて貰えればと思います。
この1件は確実にヒーローの心に熱い闘士を燃やしたことでしょう。

オープニングテーマは、BLUE ENCOUNTさんの「ポラリス」と、KANA-BOONさんの「スターマーカー」
エンディングテーマは、さユりさんの「航海の唄」と、緑黄色社会さんの「Shout Baby」
さユりさんの楽曲は鉄板ですね。
アニソンを聞いていると、本当に色んなバンドがあるんだと実感します。
私はアニソン主体で聴いているので、中々歌い手を追いかけることはできないんですけどね^^;

2クール全25話の物語でした。
5期の制作が発表され、公式HPも続編の期待に満ち溢れている感じがします。
最高に楽しませて貰いましたし、感動もさせて貰いました。
続編の視聴を楽しみに待っていたいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

少年は夢見たヒーロー像へと着実に向かっている。

原作は序盤だけ読んでます。

4期と中々のコンテンツになってきましたが、
今回は主人公(デク)の成長に伴い
デクが戦いの決着や解決に導くという
ヒーローらしいポジションとして
描かれていたので、
中二病心擽る格好良さと爽快感を
持って視聴する事ができました。

元々、察しが良い等、頭が回る
今までの少年漫画らしくない、
現代風の主人公で物語が展開された為、

その思考力に戦闘能力が備わってくると
ここまで格好いい人物像ができるのだと
納得できました。

今期戦う悪役も想い、目的が解りやすく
人間臭さと青さがあり、悪役にも魅力を感じました。

どうも最大の敵となるであろう、
敵連合は未だに何したいのか意味不明で
余計に今回の悪には魅力を感じました。

5期も決定らしく
この先が尻上がりに楽しみになってくる
シリーズですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

65.4 8 未来で泣けるなアニメランキング8位
鉄腕バーディー DECODE:02(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (231)
1249人が棚に入れました
第1期終盤から1か月後。体の修復を待ちながら、以前と同じ二心同体の生活を続ける学生のつとむと捜査官のバーディー。有田しおんとしての活動も含め、忙しい日々が続く。前と違うのは、壊滅した街と被害を受けた人々が現実に存在することだった。脱走したリュンカ事件の首謀者達を捕えるべくバーディーは奔走するが、思わぬ人物と遭遇することになる。それはバーディーの幼馴染で、地球人として生活しているナタルだった……。

声優・キャラクター
千葉紗子、入野自由、伊藤かな恵、藤原啓治、名塚佳織、松風雅也、能登麻美子、川澄綾子、菅生隆之、浅沼晋太郎、斧アツシ、甲斐田裕子、銀河万丈、宮田幸季、白石涼子、島香裕

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ブルーレイ化と3期を切望して5年・・・感涙と興奮のアクションスペースオペラ

色々とカルチャーショックを受けて以前のレビューは全削除しました
ねこ。さんのレビューが秀逸ですので、そちらに全ておまかせ
とりま満点を付けている作品なので、なんにも書いてないよりはマシかと思い、オイラの率直な気持ちを書かせていただきます


原作がハッキシ言って古臭いので放送当時から注目度は薄め
ただし原作から引っ張ってきたのは設定とキャラだけなので事実上オリジナルストーリーです
その辺りは頭切り替えていきましょう


原作が古かったりスタッフがベテランばかりだと風景は現代なのに若者の会話が年寄り染みているとかいう問題が発生したりする事もありますが、今作においてはそーゆー心配は全くなし

監督は人間観察を怠ったりしないから高校生の感覚とか会話をすんなり描けるし、スタッフもキャストも比較的若手中心でフレッシュ
そしてココゾという時にはベテラン勢、とまあ采配がまさにプロの仕事です


当時は「例の7話と12話」のせいで“一見さん”ばかりに注目を受けてしまい、肝心なお話の素晴らしさに触れてもらえないままこの作品が終わりを迎えてしまったのが当時物凄く悔しかったです


お話や音楽、声優さんの演技に至るまで、その全てがここ近年でオイラが見たテレビアニメの中ではぶっちぎり
心温まる涙を誘う切ない場面は悲しく、憤りをぶつける怒りの場面はもどかしく、全てを畏怖し恐怖させる場面は怖く
そんな『当たり前のこと』を『当たり前にやっただけ』の作品です
小賢しい演出などではなく、本当にごく当たり前のことばかり・・・例えそれが、スタイリッシュじゃなかったとしても、です


散々に崩壊じゃないだの演出じゃないだの言われた作画の面
あえて言及するのであれば、よく一般的に「作画が良い!」と言われているテレビアニメ達と比較しても、このDECODE:02ほど丁寧な作画の作品などほぼ皆無
アクションシーンのある回はもちろんのこと、全話において芝居や表情の作り込みなどは他を寄せ付けないハイレベルぶり
まさにテレビアニメ作画の極致


第7話でバーサーカーに怒り狂うバーディーの表情が脳裏に焼き付いて離れない、あれは良い意味でトラウマ級です


当時の水準云々じゃなくて、今見ても確かに感じられる・・・「命を吹き込まれた絵」たちの躍動感


是非に第3期の制作をお願いしたいです
赤根監督、、、ギアスとかいいからバーディーもう一回やろうよぉ・・・


あといい加減ブルーレイにしてください
BS11でのオンエア時のあの興奮、、、DVDでは半減です;
7話と12話はもちろんオンエア版で
だってぼくらはあのオンエアに痺れて今に至るのですから・・・

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

後半からが伝説

作画はとても安定感があったものの、ストーリーとしては、スリリングさが弱かった一期
一方、伝説的な作画崩壊が起きたが、スリリングでバトルシーンが強烈になった今作。
どっちが良いか?と聞かれれば迷わず今作を選びます。
確かに、特に7話は伝説的な作画の崩壊具合です。
それでも、バーディの過去や危機迫る雰囲気、イクシオラの激しい戦いは、一期無い魅力です。
最終話のバトルシーンは、TVアニメでよく挑戦したと褒めたくなる次元のバトルシーンが展開され、制作者側の頭の中での想像(理想)をそのままアニメで表現したんじゃないかと思わせるほどの激しいバトルです。
とはいえ、最終回もやはり、作画の安定感は弱く、演出なのか作画崩壊なのか分かりにくいシーンもあり、ストーリーも続編を想像させる終わり方をし、未だに音沙汰なしです。
自分として、はやく続編を観たいです。
一期からの続きなのでDECODEも見なければいけませんが、面白いので観る事をお勧めします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

めぐりめぐる永久  【ねこ's満足度:84pts】

正統派SFアクションの続編。

前作で起こった事件の首謀者を追うバーディー。
そんな折、彼女は幼なじみであるナタルと再会します。
この出会いにより、物語は新たな側面を見せていくことになります。

序盤こそやや緩やかに話が進むものの、中盤からは一気に加速していきます。
前作では語られなかった彼女の出生の秘密、育ての親であるバイオリンとの思い出、
さらにはナタルの不可解な行動とその理由、彼の哀しき運命。

1期からの伏線も丁寧に回収しつつ、一捜査官であるバーディーが
宇宙を舞台とした民族間の社会・政治問題に関わっていく様が見事に描かれています。
特に時系列を越えて絡んでいく展開は圧巻。すばらしい構成だと思いました。

そして今作の最大のポイントは、アクションシーンにおける作画。
特に過去編である7話での”作画崩壊”はおおいに話題になりました。
わたしはDVDとTV版の両方を視聴しましたが、確かにTV版の方は”作画崩し”が顕著です。
しかし同時にそのダイナミックな映像は他には出せない圧倒的な迫力を醸し出しています。
美しくぬるぬる動いていなければ作画として認めない、という人には受け入れられないでしょうが、
わたし個人としては、こういう手法もおおいにアリだと感じました。
なにより、最終話の戦闘シーンはすごいの一言。
劇場版でもなかなかお目にかかれないほどのクオリティです。

まさに『もっと評価されるべき』傑作。
というか、そうじゃないと3期が観れないんです。
まだまだ謎は残されたまま。なんとか続編が製作されるよう祈っています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

65.0 9 未来で泣けるなアニメランキング9位
活撃 刀剣乱舞(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (148)
638人が棚に入れました
審神者により宿された付喪神――刀剣男士。
和泉守兼定は、歴史を改変すべく現れる時間遡行軍からとある積荷を奪取するため、初陣の堀川国広とともに幕末の世に出陣する。
辛くも任務を成し遂げた二振りに下されたのは、新たな指令。『文久三年のとある城下町に、新たな時間遡行軍現る』と。
わずかな情報を頼りに、現れる遡行軍を迎え撃つ和泉守と堀川。しかし数で勝る遡行軍には二振りだけでは太刀打ちできず、窮地に陥ってしまう。そんな二振りの前に現れたのは、彼らの主“審神者”だった。

声優・キャラクター
木村良平、濱健人、榎木淳弥、山下誠一郎、櫻井トオル、斉藤壮馬、皆川純子、永塚拓馬

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ufotableが贈る剣劇活劇譚、開幕。

この作品の原作ゲームは未プレイですが、2016年の秋アニメで放送された「刀剣乱舞-花丸-」は視聴済です。
でもこの作品は前作との物語上の繋がりは無いので、この作品から視聴しても十分に堪能できると思います。

ですがこのシリーズは刀剣を擬人化した作品…刀剣は常に主の懐にその身を置き、主の危機から身を挺して守り抜く存在…
だから戦闘時における激しい主の息遣いも、時には目を覆いたくなるような惨状ですら受け入れざるを得なかった…
そんな自らの忠義を尽くす存在が最も身近で、常日頃からその温もりを感じているが故に背負ってしまう悲しくも儚い刀剣の運命をしっかり堪能したい方は、是非前期の視聴もお勧めします。

戦国の世を渡り歩いてきた刀剣たちの今度の敵は、時間を遡り歴史に介入して史実の改変を試みる時間遡行軍…
そして今回時間遡行軍の歴史改変のターゲットは、徳川15代の歴史が激しく揺れ動いた幕末…

刀剣たちに課せられた使命は「歴史を守る事」
そんな時間遡行軍から歴史の改変を阻止するために派遣された刀剣部隊は、新撰組の土方歳三の愛刀とされる和泉守兼定と堀川国広
坂本龍馬の愛刀として知られる陸奥守吉行
「切れ味は抜群だが主人の腹は切らない」言い伝えが残る薬研藤四郎
本多忠勝が愛用した事で知られる天下三名槍である蜻蛉切
平安時代の刀工、五条国永の作である鶴丸国永の6振りからなる混成部隊…

物語が始まって直ぐに感じられるのは、主に対する刀剣たちの思いです。
楽しい思い出…ばかりじゃありません。
むしろ辛く悲しい…無念の思いの方が強かったのではないでしょうか。
それでもどれだけ時を重ねても主への忠義は薄れるどころか増すばかり…

私たちは刀剣ではありません。
ですが、大切な人への思いを貫く気持ちを持ち合わせているのはお互い様…
だから主に対する思いは嫌というほど伝わってくるのです。

何故物語の時代は幕末なんだろう…
でもその答えは痛みと涙に直結している事が直ぐに分かりました。

おかしいじゃありませんか…
そもそも土方歳三と坂本龍馬の愛刀がどうして同じ舞台に配属されているのか…
土方歳三は攘夷派で、坂本龍馬は開国派で思想が真逆なんです。
永遠に交われない人同士が一緒にいても、きっと報われないと思います。
そしてそれは当人だけではありません…当人を慕う人もまた然りなんです。

だから思います。
幕末から明治にかけて多くの血が流れました。
本当に私たちの先輩の辿り着いた答えはその一つしか無かったのでしょうか…?
若しくはどうしてもう少し欠けたピースを集める事ができなかったのか…?
例えば白虎隊…本当に会津の城が炎上していたのか、確認できなかったのでしょうか。
もし手前の城下町が炎上していただけ、と知る事ができたなら、飯盛山で19人もの若い命の華を散らす必要も無かったのに…

史実に忠実であり続けること…
時にはそれが残酷なほど厳しく、身を焦がすほど苦しいこと…
和泉守兼定率いる第2部隊が何を見て何を感じたのか…
そして第2部隊に課せられた天命や如何に…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

ufotableさんらしさである躍動感が半端ない作画に後押しされたこの作品…
視聴するまではただの女子向け作品だとばかり思っていましたが、それは大きな勘違いでした。
男性が視聴しても十分に感動できる作品だと思います。

オープニングテーマは、斉藤壮馬さんの「ヒカリ断ツ雨」
エンディングテーマは、Kalafinaさんの「百火撩乱」
Kalafinaさんの曲…相変わらず素晴らし過ぎです。

1クール13話の物語でした。
幕末での第2部隊の役目はひと段落しましたが、直ぐに次の任務が言い渡されていました。
そう…第2部隊のこれからの活躍は劇場版で見る事ができるそうです。
今後の続報が楽しみです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

瀬名 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

刀剣乱舞が好きな人には良い

花丸のほんわか日常系とは違い、戦闘&シリアスな展開をメインにしたバージョンですね。

一応書いておきますが、登場人物の背景はこんな感じ。

和泉守兼定→土方歳三の愛刀
堀川国広 →同じく土方歳三の愛刀。和泉守兼定の相棒的立ち位置。
陸奥守吉行→坂本龍馬の愛刀
蜻蛉切  →本多忠勝の槍。天下三名槍の一振り
薬研藤四郎→織田信長の短刀(でもこの設定は出てこない)
鶴丸国永 →平安時代からある太刀。伊達家との縁が深め

ちょっと出てくる登場人物

三日月宗近→平安時代に作られた太刀。天下五剣の一つでもっとも美しいとされる
大典太光世→同じく天下五剣の一つ。
髭切   →源氏の重宝。
膝丸   →同じく源氏の重宝。
骨喰藤四郎→足利尊氏に献上されたり、豊臣へ献上されたりした刀。元は大薙刀の脇差。

こういった刀が出てくるので、歴史上の人物に興味があるなら試し見して観るのは良いかと思います。

ゲームの刀剣乱舞自体では、刀剣たちの物語に関する掘り下げはほぼないので、というかボイス自体が少ないので、ファンにとっては格好良い殺陣が見られて喋ってくれるだけで喜ばしいかと思います。

作画はufotable。fate/zeroなどを製作したところなので、作画に対する期待値は高かったかと思います。
実際、良かったです。
序盤なんて映画っぽく観えるほど手が込んでいた気がする。
戦闘時の躍動感も格好良かったし。
爆撃とか海とか、なんかリアルすぎて、アニメ作画の人物が浮くほどでした。
そこはなんか、バランス面でもっとアニメっぽくして良かったのではとは思うけれど。

肝心の物語ですが、まぁ基本はゲーム刀剣乱舞をプレイした人が観ること前提なのでしょうね。
初見にとっては、まず設定についていくのが大変かと。
正直、ゲームをやっていても理解しきれない設定とかはあるので、初見はさらに「?」という部分があるかと思います。

アニメなどでは、基本的に敵側には黒幕やらボスやらの存在が背景にあるのがお決まりですが、これに関しては時間遡行軍ってなんぞや?って感じですしね。
黒幕とかそもそもいないし。
妖っぽい、どんな思想や理念を持っているかもよくわからない時間遡行軍という名の敵が絶え間なく淡々と出続けるのみ。

そういった曖昧な設定が根本なので、わかりやすい敵設定がないんですよね。
なので、他の作品らとは根本的な物語背景が異なり、わかりにくさや感情移入のしずらさはあると思います。
もう、そういうものなんだと割り切るしかないw

ただ、今回のメイン出演キャラが新撰組や坂本龍馬の刀だったということもあり、物語的には初見でも入り込めるように工夫されていた感はあります。

刀の擬人化の話で、主と刀の関係性を見せてくる場面は感動しました。
坂本龍馬を思う陸奥守吉行のストーリーはとても良かった。
この話が一番初見でもわかりやすかったのではと思います。

それ以降はずっと新撰組ターンでしたね。
堀川国広が不穏な動きをする流れは、正直観ているのがしんどかったです。
ゲームをプレイしているファンからすれば、裏切り行為を働きそう…という不穏なキャラが出てくること自体、嫌なんですよ…。

でも、そこを自分の為にではなく、相棒の和泉守兼定のためだったという理由だったというところで救われます。

なので、刀剣乱舞を知っている視聴者としては、十分に楽しめる内容ではありました。
ただ、OPとかで本能寺の火の中にいる薬研とか出てきていたのに、本編では少しも触れず、織田信長が元主だったということさえ伏せられていたので、謎でした。
なら普通の戦闘シーンを挟んでおけば良かったのでは?と。

映画化が決まっているそうなので、その辺で触れるのでしょうか?
うーん、謎w

今回は第一部隊と第二部隊の12人しかほとんど出てこず、キャストを絞りに絞ったのは良い選択だったと思います。


音楽の部分では、何だかすごいufotable〜って感じが個人的にしましたw
でも良かったです。


と、個人的な評価は高い活撃刀剣乱舞。
ただ、初見の人がどう思うかは本当にわかりません。
刀が好きであれば、結構楽しめるのかもしれないし、擬人化と世界観の設定についていけずに意味不明で終わるのかもしれない。

そして、2話〜5話くらいまでの印象が正直とても薄い。
初見を引き込める内容を意識したのだろうか?と思うほど、初見バイバイな気がしました。

序盤こそもっと見応えのある内容にした方が良かったような気がしますね。
坂本龍馬が関わってくる話が良かっただけにもったいない。

よくわからないうちに物語はトントン進んでいき、置いてけぼりを食うような感覚。
刀剣乱舞を知っている人ならばついていけますが、初見はまずこの辺りで観るのをやめるのではないでしょうか。

なので、こんなダラダラと書きましたが、初見向きではなく、刀剣乱舞ファンならば観ると楽しいアニメだと思います。

イケメンがたくさん出てきて声優も豪華というビジュアル面で言えば、初見でも楽しめるのかも。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画だけ。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:1期目というか無印刀剣乱舞がクソだったがその反動ですごくよく見えるwufotableすげーな。テイルズみたいwww
期待度:★★★★★

ufotableすげーな。
以上。

それ以上でもそれ以下でもない。

何でこの話に引き込まれないんだろう。そもそも時間遡行軍に感情移入できない。なので何と戦っているのかわからない。

そもそも新選組に興味がない。
もう、いい加減手垢付きすぎだろ。

つーことでufotableには学園ラブコメを作ってほしい(切実)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10
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