暴力で異世界なTVアニメ動画ランキング 9

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の暴力で異世界な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月08日の時点で一番の暴力で異世界なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.4 1 暴力で異世界なアニメランキング1位
回復術士のやり直し(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (462)
1135人が棚に入れました
【癒】の勇者としての素質に目覚め、勇者たちと世界を救う冒険の旅に出ることになった少年・ケヤル。しかし戦闘能力のない回復術士には、勇者たちにその能力を搾取され虐待を受ける日々が待っていた。自由と尊厳を奪われ、自我すらも失いかけたケヤルはある日、正気を取り戻し《回復》の真実に辿り着く。《回復》はただの癒やしではない。《回復》は世界を、人を、根源から揺るがす力である、と。ケヤルは世界そのものを《回復》し、四年前からすべてを“やり直す"ことを決意する。そして勇者たちへの報復に胸を躍らせるのだった……。「さあ、パーティー<復讐>のはじまりだ─」

声優・キャラクター
保住有哉、渋谷彩乃、石上静香、相川奈都姫、高森奈津美、津田美波、ふじたまみ、稲田徹
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

真の目的は復讐ではないと仮定すれば…けど答えを明かす前にアニメは終了

3話までの感想ネタバレレビューを読む

6話までの感想ネタバレレビューを読む

8話までの感想ネタバレレビューを読む

総評(これだけ読めばいいかも)ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 17

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

個人的には神アニメになってしまいました(追記あり:北米版BDを購入して)。

>3話まで視聴して
原作未読です。

1話観た段階では、単純に”なろう系作品”の過激エロ版??・・といった印象。

2話観終えた時点で、「あれっ?結構、面白くないかコレ?」って思って

3話観終えた時点で、それは確信に変わりました!。


面白いです!!。

たしかに完全にほぼエロゲなんですが、かなり良質エロゲなのでは??(詳しくないw)。
もしエロゲ版あるなら買ってもいいくらいだし
それがアニメで毎週観れるというのも、これはこれでかなりありがたい!。


個人的に何が高評価なのかというと
単純な安易なエロイベントの乱発とかではなく
登場人物たちの置かれた環境における絶望がしっかり描かれている。

渦巻く人々の悪意、裏切り、策略など
また恨み恨まれといった連鎖
人間の本質をえぐって描いているあたりなど

今、思い浮かぶのは、コードギアスやひぐらし(初期TV版)
等の要素をしっかり取り込んだ、良質エロゲ!
といったところでしょうか?。


1話2話では見えてこなかった
主要キャラ2名(主人公とフレア)も
3話の時点で、自分の中でかなり魅力的に変化してきました!。
これは話の構成が上手いのでしょうね。

フレアの中の声優さんも、素晴らしい演技されていて
魅力的な演技に感じています!。
これを機に、今後も羽ばたいていかれることでしょう。

4話以降もさらに主要キャラが増えていきそうなので、目が離せませんね!。


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>6話まで視聴して
3話までで感じた確信はゆるぎないです!。

毎週楽しみで仕方ないですし
毎週期待を越えてくる、いろんな意味での”濃さ”が素晴らしい!!。
よくあれだけの要素を詰め込んで
なおかつ成立させていることに驚愕っ。

とにかくアニメ化スタッフ様方が、かなり優秀なのでは??。


まず、ケアルの幼い顔であの言動・・は、ホントイライラさせられますw(誉め言葉)。
それを逆手にとった展開や演出に唸ります!。

作り物?であるかもしれませんが
ケアルガでみせる表情や、おだやかな語り口調にはかなり好感^^。
(ここはケアルガの声優さん絶賛^^)
・・かと思えば1周目で受けた苦しみへの本音吐露と憎しみの感情爆発表情!。

物語の展開や重要なセリフ、キーワードなどの随所に
コードギアス感が溢れてしまってますw。

・・ここは、むしろエロ特化した同人劣化ルルーシュ?
的な楽しみ方もできてしまって、残念ながら評価は下がりません><。

下手したら、単純なパクリといわれてしまうかもですが
この物語にあわせた、新たな上手い使い方、再構成がなされてるので文句なしですね^^。


作品の3種類のバージョン違い!?
(2種は知ってたが3種あるのは今調べて知ったw)・・も見逃せません!。

・テレビ放送版
・やり直し版
・完全回復版

はい。完全回復版というネーミングセンスも秀逸ですし
テレビ放送版も、単純なただの光規制にとどまらず
どこか、のんのんびより的な素晴らしい自然の背景と
時間が止まったかのような、ゆるやかな平和な時間の流れが表現されていますw。

これは、2度・3度おいしい♪。


主人公があまりにゲスいという評をよく目にしますが
1周目であれだけのことをされてしまった人間が
正常でいられることは、まずありえないでしょう><。

本人も語っていますが、いろいろ壊れてしまっています・・。。

でも、壊れてしまっているながらも、なんとかしようとしているところ

なんだかんだいいながらも
時折見せる人間らしさ・・。


また、ただの狂気に描かれているようなところも
それらは本来人間があらゆる両面持ち合わせてるところ・・?
と感じさせられるような
突っ込んで描かれたようなものに、なにか惹かれてしまうのです^^。


音楽面ではED曲がとにかく素晴らしい!!。
3連符??のところのリズム感と世界観の変化が心地よく
まず最初に本作を好きにさせられた要因は
間違いなくこのED曲でした♪。


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>12話まで視聴して
結論から言うと1話から12話まで終始完璧でした!。

エロ系に寄った作品って、序盤数話までは素晴らしいと感じた作品でも
後半はネタ切れ等で失速してしまうことが多いように感じますが
本作は、毎回ネタの捻り方が秀逸でした♪。

特に10話での日笠さん登場は完全に予想外の神展開&神キャストでした!!(絶賛)。


最終話のラストは、若干説明的な感じにもなってしまってましたが
ケヤルガの心情変化描写が描かれていた点がよかった。
(もちろんそのままを鵜呑みにしてるわけではなく)


終盤で仲良くなった彼って魔族だったのですね。
ずっと人間だと思ってました。
生存させておいてほしかったな~。


ケヤルガは心を開いてしまって自分が変わってしまうことを恐れてるのですね・・。
本来の王道正義もの作品では、そっちルートが正解なのかもしれませんが
ケヤルガは1周目で受けた自身への凌辱によって
ほぼ完全に(99%くらい?)壊れてしまっているので
そちらの方にケリをつけない限りは
もう前に進めなくなってしまっているように感じられます。

でも、時々、わずかに残っている1%の良心のケヤルガが見え隠れする
ところがグッときます。
でも99%の壊れケヤルガによって、打ち消されてしまうのですが・・。
(仲良くなった彼を助けない結果になってしまうあたりも)


あと、毎回のエロ描写ですが
ケヤルガは1周目で受けた自身への凌辱によって
日課となってしまっているので(立場は逆ではあるが)

逆に壊れてしまってるがゆえに
この日課をこなすことで安心感を得たり
自我が保てているようにも感じられてしまいます。
限られたコミュニケーション手段の1つなのかもですね・・><。

まあ日課ならば仕方ない?・・ですか。。


ああ、書き忘れるところでしたが
クライマックスでの戦闘シーン描写もなかなかよかったように思いました。

あと、キャラデザは文句なしの満点です!!。


はい。2期切望します!。


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>北米版BDを購入して
国内版BDの購入をずっと迷ってましたが金額との折り合いがつかず、ずっと保留にしていましたが
北米版BDが発売されたことを知りました。

レビューでは強制字幕が消せないとあったので、そこがひっかかってたのですが
金額が国内版に比べて圧倒的にリーズナブルだったため、強制字幕を納得したうえで買ってみました。

で、まず家庭用のBDレコーダーで再生を試みたところ再生できませんでした。
リージョンコードは問題ないのですが、国コードロックで機種によっては再生できないようです。

次にPS4で再生してみたところ、再生できました。
ただし、強制字幕は消せませんでした。
まあこれはこれで、英語に親しむ教材に・・。なる?。
・・まあ視聴には問題ないのですが、消せるものなら消したい・・のが本音です。

次にパソコンでの某社の有料再生ソフトで試したところ
最初、再生できなかったのですが
国コードを変更したら再生できました^^。
ただし、強制字幕は消せなかったので、PS4と同じ結果でした。

最後に、無料再生ソフトを試してみたところ、設定で消せました^^。
ただし、日本製の再生ソフトではないので、もろもろ自己責任で・・ということですね。。
まあでも、やはり快適に視聴できたので、結果満足でした。


ひさびさの再視聴でしたが、評価が揺らぐことは全くありませんでした!。
むしろ盤石に。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 36
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲスの極みケヤル

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
う~ん、評価が難しいな~。快か不快かで言えば、不快なんだけど、面白いかつまんないかで言えば、面白い、、、ような気がしないわけでもない(笑)

これは、エロいアニメではない。ストーリーをもったアダルトアニメだ(笑)

紙屑のように虐げられた主人公(ケヤル)の心が歪み、世界にリベンジしていく話。ほぼエロゲーといえるひどいエロ描写。離脱する人も多いだろうな~と思います。

ちなみに、私は、A-TXの「完全無修せ、、、」じゃなかった、「完全回復版」で視聴です( ・`д・´)キリッ

これを☆1にしている人がいても、「そうだよね」って思うし、☆5にしている人がいても、「そうなんだね」って思う。どちらも理解できる。

「アニメは嗜好品」だから「良し悪しより、好き嫌いが大事」という私の信条からすれば、正に「嗜好品」という作品でした。好きな人は、褒め称えれば良い。嫌いな人は、貶し尽くせば良い。

レビューでは、こんなアニメなのに、ケヤルの心情なんかを真面目に考察してみたいと思います(ちょっとふざけた後にw)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 34

84.2 2 暴力で異世界なアニメランキング2位
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 炎龍編(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1249)
7554人が棚に入れました
異世界戦争勃発!陸上自衛隊員達の運命は――? 20XX年、突如として東京銀座に「異世界への門(ゲート)」が開かれた。中からあふれ出た「異世界」の軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側『特地』へと調査に赴く。第三偵察隊の指揮を任されたオタク自衛官の伊丹耀司二等陸尉は、巨大な炎龍に襲われる村人たちを助けたことで、エルフや魔導師、亜神ら異世界の美少女達と奇妙な交流を持つことになるが……。

声優・キャラクター
諏訪部順一、金元寿子、東山奈央、種田梨沙、戸松遥、日笠陽子、内田真礼、安元洋貴、石川界人
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

レレイにまた会えてうれしい

原作はコミック版は既刊の第8巻迄、小説版は本伝全5巻は読了済です。

<2015年の夏クールにスタートしたアニメ、GATE>
原作小説の本伝全5巻のうち
2巻目途中までの描写で1クール12話までで一旦終了。

そして、しばらく間を置き、後半の2クール目スタート。
(あえて2期ではなく、2クール目とするのは、今作は、
はじめから分割2クール全24話として構成されて制作されたため)

2クール目は炎龍編~動乱編の物語。
原作小説3巻目までアニメは描かれました。
全体の流れは割と原作に忠実。
その影響で後半は、群像劇の色合いが濃厚になりましたね。

そのため正直、個人的に1クール目ほどには盛り上がれませんでした。
主人公、伊丹とメインの3人のヒロインたちの存在感が
希薄になる話が続いたりしましたから。

アニメで一番好きなキャラになったのはレレイでした。
そのため、彼女がほとんど出てこない回では、
欲求不満のストレスが溜まりました。

また群像劇としては、尺の問題もあり仕方のないこととは言え、
キャラ描写の大幅な簡略化が多かったのが不満です。

コミック版も含め原作で面白いと思えた部分のカットも散見、
単なるイベントの羅列で、ダイジェストを観ている気分になることも多々あり。
結果、特に19話以降に散漫な印象が強い。

そのため物語評価は、前半12話分までは4.5に対し、
後半12話分は4.0に下がりました。

キャラ評価も、キャラ自体は立ってて魅力あるけど
描写不足で魅力を十分引き出していたとは思えないので
視聴終了後に5.0→4.0で最終更新しました。

とは言え、最終回はとてもいいと思えました。
終わりよければすべて良し。
結果的には、お気に入り作品のひとつとなりました。
原作尊重の姿勢が好ましいラストでしたね。

<ぜひ第2期作って欲しい!!>

最終話までずっと、続編につながるフラグが立ち続きました。
大人の事情で制作が途絶えれることのないよう祈るのみです。

細かいことは、以下の各話レビューで記載します。


以下は、視聴開始の頃の投稿のアーカイブのためタグで閉じます。
ネタバレレビューを読む

以下は、かなりネタバレあります。
未視聴の方は読まないほうがいいでしょう。

<各話レビュー>
★ 第13話「開宴」ネタバレレビューを読む
★ 第14話「帝都激震」ネタバレレビューを読む
★ 第15話「テュカ・ルナ・マルソー」ネタバレレビューを読む
★ 第16話「炎龍再び」ネタバレレビューを読む
★ 第17話「決戦」ネタバレレビューを読む
★ 第18話「魔法都市ロンデル」ネタバレレビューを読む
★ 第19話「危険な姉妹」ネタバレレビューを読む
★ 第20話「こいびと」ネタバレレビューを読む
★ 第21話「デッドライン」ネタバレレビューを読む
★ 第22話「奴隷服を着た皇女」ネタバレレビューを読む
★ 第23話「空挺降下」ネタバレレビューを読む
★ 第24話(最終話)「斯く戦えり」ネタバレレビューを読む

<後半クール:第13~24話の総評>ネタバレレビューを読む

以下は、さらに放映前に初投稿したものです。(2016.01.02 13:26)
これもアーカイブなのでタグで閉じます。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 33
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

さらに面白くなったような

やはり圧倒的な軍事力を見せつける

獣人を手元に置いて凌辱している皇帝のとある息子が自衛隊の軍事力(女性自衛官によって銃剣でぼこぼこに)にも関わらず国家転覆のようなことをするわけだが、ネタバレレビューを読む

炎龍編とは名ばかりでそこまで力入っていないというか。犠牲は多いが、そこは軍事力もとい装備の力。

ネタバレレビューを読む


OP
GATE II 〜世界を超えて〜 歌 岸田教団&THE明星ロケッツ
ED
いつだってコミュニケーション 歌 テュカ&レレイ&ロゥリィ(金元寿子&東山奈央&種田梨沙)
GATE IIも良かったなあ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
13. 開宴
講和への道を模索する日本政府とピニャ。その一環として、帝国の郊外にある皇室庭園で園遊会が開催されていた。招かれたのは、帝国貴族である元老院議員とその家族たち。講和交渉への協力を得るため、力を持つ議員を一家一族丸ごと招待したのだ。おいしい食事が振る舞われ楽団の演奏が流れる中、迫撃砲の実演や自動小銃の射撃体験が実施され、その圧倒的な性能に驚愕した議員たちは講和を決意する。そこへ現われたのは、主戦派であるピニャの義兄ゾルザルとその部下。不穏な動きを察知した伊丹は、事前に議員を秘密裏に離脱させていた。

14. 帝都激震
突然帝都を襲った地震。街は激しく揺れ、あちこちで建物の被害が発生していた。ピニャやハミルトンたちもこの世の終わりかと震えていたが、居合わせた伊丹と菅原はいたって冷静。ピニャは再び揺れが来ることを知り、地震に慣れている伊丹たちに同行してもらい、父のモルト皇帝の元へ駆けつけた。皇宮でモルトと顔を合わせた一行。そこにゾルザルが日本人女性を連れて現われた。一目見てわかる虐待の跡に激怒し、ゾルザルに殴り掛かる伊丹。抜刀するゾルザルの部下。第三偵察隊との戦闘が始まり――。

15. テュカ・ルナ・マルソー
ゾルザルに囚われの身となっていた民間人を、無事助け出した伊丹たち一行。アルヌスへと戻って来た伊丹は、柳田から炎龍退治に行くことを勧められたが、部下の命を危険にさらすわけには行かないとこれを拒否。しかし同じ炎龍が原因でテュカの精神が危うくなっていることを知る。ヤオから父が炎龍に殺されたと聞かされたテュカは、父の死を認めることができず、伊丹を父親と思い込むようになっていたのだ。テュカを呪縛から解き放つためにも炎龍を倒して欲しいと頼むヤオ。そして、伊丹の決断は――。

16. 炎龍再び
テュカを救うため炎龍を倒すことを決意した伊丹は、テュカ、レレイ、ロゥリィ、そしてヤオと共にエルベ藩王国へと向かった。それを知った狭間陸将は航空偵察の要請や陸上支援の準備を命令。戦闘拡大を危惧して伊丹だけを行かせたのに、あっさりと命令が出たことに呆然となる柳田だったが、さらに狭間に促されて、診療施設で療養中のエルベ藩王国のデュラン国王に会う。話し合いの末、国境を越える許可を得た柳田だったが、診療施設を出たところで、密命により暗躍していたデリラに遭遇する──。

17. 決戦
炎龍が出没するロルドム渓谷に来た伊丹とテュカ、レレイ、ロゥリィは、炎龍退治を依頼して来たヤオとダークエルフの戦士と共に、大量のC4爆薬とLAM(対戦車弾)を持ち、炎龍の巣があるというテュバ山に向かった。地下を嫌うロゥリィを見張りとして残し、巣のある洞窟の奥へと進む伊丹たち一行。巣には主の姿は見当たらず、すぐに爆薬の設置作業を始める。そのころ外ではロゥリィが遠く羽ばたく炎龍を発見。しかし、電波障害で伊丹には伝えることができず、伊丹立ちの予期せぬタイミングで、炎龍はその姿を現わした。

18. 魔法都市ロンデル
ついに炎龍を倒した伊丹たちは、多くの犠牲を出しながらも、テュカを父の死のトラウマから救い出すことに成功した。その伊丹を待っていたのは、任務を放り出して炎龍退治に向かったことに対する2週間の停職と第三偵察隊隊長職の解任の処分。しかし新たに特地資源状況調査担当を命じられ、特地を堂々と自由に移動できるようになる。停職期間が明けた伊丹と一行は、導師号に挑むレレイが学会発表をする会場のある、学問の街ロンデルへと向かった。一方そのころ帝都では講和に向けた式典が開かれていたが――。

19. 危険な姉妹
帝都で行なわれていた式典会場で突然倒れたモルト皇帝。これを機に、不利な講和を良しとしない皇太子ゾルザルによるクーデターが始まった。ゾルザルは皇帝に代わり、自らが国を統治することを宣言。日本から金品を受け取っていたとして講和派議員は軟禁され、帝都は厳戒下に置かれ街への出入りが制限された。汚い手で自衛隊の評判を貶めようとするゾルザルの部下に対し、強い憤りを感じるピニャ。一方、伊丹たちはロンデルでカトー老師の姉弟子であり、レレイの義姉アルペジオの師でもある魔導師ミモザから『門』の秘密を聞かされるのであった。

20. こいびと
皇帝の不在の隙に権力を掌握したゾルザルは、意に沿わない者への弾圧を始めた。『皇帝の主権および権威を擁護回復するための委員部会』による恐怖政治を合法化するオプリーチニナ特別法が発布され、講和派の議員たちが次々と逮捕されていく。ロンデルを訪れていたレレイも命を狙われ、伊丹はレレイたちと共に姿を隠す決心をした。一方講和派の重鎮であるカーゼル侯爵はテュエリ家に避難していたが、委員部に見つかりテュエリ家の娘のシェリーと共に脱出。シェリーは慕っている菅原を頼って、外国協定に守られた翡翠宮へと向かう。

21. デッドライン
翡翠宮を守る薔薇騎士団と、シェリーとカーゼル候を捕らえようとする掃除夫との死闘が始まった。死にゆく者を前に自分の覚悟を語るシェリーに、この事態を引き起こした菅原もまた、この犠牲は自らが背負うべき罪であると覚悟を決める。政変により講和派の身の安全が危ぶまれる状態となったが、日本では、ある作戦を実行すべく嘉納外務大臣と夏目防衛大臣が首相官邸に直談判に訪れるなど、講和の芽を守る努力が続いていた。一方伊丹たち一行は、レレイに導師号の試験を受けさせるため、再びロンデルの街を訪れていた。

22. 奴隷服を着た皇女
翡翠宮攻略の失敗に業を煮やしたゾルザルは、帝国の正規兵を投入。事態は第二段階に突入した。導師号試験を迎えたロンデルでは、暗殺工作の調査をしていたシャンディーが4日ぶりに帰還。伊丹達は試験会場でのレレイ襲撃計画を知る。会場には騙されて刺客となった者が複数紛れている可能性が高く、控室でも警戒を怠らない伊丹達。そして目に止まった不審な老賢者を伊丹は刺客と推理し、警告してみると案の定手からはナイフが。引き続き警戒するなか試験が始まり、いよいよレレイの番が来る――。

23. 空挺降下
帝都では薔薇騎士団と帝国兵との間で、同胞同士の戦闘が続いていた。被害者が増え続ける中、講和の芽を守るべく、翡翠宮にいる日本人と、講和派貴族を救出する空挺降下作戦を決行する自衛隊。先行する特戦群は帝都西門を確保し、第3偵察隊は講和派議員が囚われているバスーン監獄を制圧。空挺部隊が降下を開始し、落下傘が空を埋め尽くす。一方、ピニャが囚われの身となっていることを知った伊丹は、救出のため帝都に急いでいた。

24. 斯く戦えり
ピニャを救うべく帝都に駆けつけた伊丹。第3偵察隊の面々と再び行動を共にする事になり、ピニャの奪回と皇帝の救出のため皇城へと向かう。城内では、自衛隊に手を貸したとして、ゾルザルがピニャを責めていた。そこに現われた伊丹達。ゾルザルは怪物ジャイアントオーガーをけしかけるも、ロゥリィとレレイがあっさりと撃退。さらに伊丹に一対一の勝負を挑もうとするゾルザルだったが、自衛隊の狙撃手による一発が近くをかすめ、動きが止まる。伊丹はいつでも頭を撃てると冷たく告げ──。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9
ネタバレ

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

見どころは少ない

Web小説原作作品の2期。

「炎龍編」とサブタイトルが付いているが、意外とあっさりと倒しちゃったなぁ、
2期はそれが目的じゃなかったん?と思ったんだけど、
wikiによると、実際には1期の11話から2期の前半部分が炎龍編で、後半部分は「動乱篇」になるらしい。

なので、2期だけでみると、1話から6話までが炎龍編だが、
6話からは展開が変わるので、厳密に言うと実質は1話~5話までが「炎龍編」になるんじゃないかと思う。


☆物語☆

1期のコメントを書いてないので、2期の感想を書く都合上ついでにここに書かせてもらうけど、
まず、最初の設定から首を傾げるような展開の話だなぁ、とは思っていた。

突然ゲートが出現して異世界と繋がった、というのは良いとして、
異世界の人々が日本に突然攻め入ってくる、というのはどう考えてもおかしい。
普通の人間なら、まずゲート自体への驚きがあるはずだし、
その向こうの世界を知ろうとするのではないのかな?

全く未知の異世界に、いきなり思考停止状態で何万もの兵士を送って、
しかも無差別にその世界の人々を殺戮するって、
いくら中世ぐらいの文明しか無いとしてもなぁ。。

まぁ何故こんな設定にしたかと考えると、以後物語の都合上、自衛隊自体を「侵略者」ではなく、
「善」として描くための大義名分だとは思うけど。
(途中で炎龍退治して感謝される、っていうのも自衛隊を善として描くためのもの)

まぁそんなご都合主義から始まった物語ではあったけども、
美少女キャラたちの魅力と、自衛隊の無双っぷり(実際はただの弱い者いじめなんだが)などが可笑しく、
1期はそれなりに楽しめたんで良かった。


で、肝心の2期だけど、

やや呆気ない感はあるものの、炎龍を倒すまではまだ良いと思うんだけど、
その後があんまりしっくり来ない。
帝国内の講話派とクーデターを起こしたゾルザル政権との内紛的なところが物語のメインで、
ややシリアスな展開なんだけども、これが浅軽い。

1期からの既定路線だけど、講話派&自衛隊がやはり「善」として扱われ、ゾルザル側は専制的な暴君であり、
「悪」として描いているのは、どう見ても明らかだけど(テューレの策略はあるとしても)
これが、果たしてそうなんだろうか?と感じる。
日本側が帝国側に求めている講和交渉も、完全に不平等条約なのは明らかなのに、
そこには殆ど触れないんだよね。。

そもそも自衛隊が帝国を侵略したから、こういう帝国内の内紛が起こったんであって、
最初の強引な設定で、帝国側が日本に攻め入ってきたという「帝国側を悪」に見立てた大義名分はあるとしても、
死ななくて済んだ、本来罪の無い帝国側の兵士を、自衛隊は何人殺したんだい?
反対に2期で帝国側が自衛隊側、日本人を殺したのは何人?
ネタバレレビューを読む

やはり自衛隊は先制攻撃を受けたという大義名分はあるとしても、
「侵略者」であることには変わりなく、そこを棚に上げて、
自衛隊万歳、という一方的な正義、倫理観の押し付けを視聴者に与えるような描き方は、
如何にもラノベ的なご都合主義臭さがあって、浅いと思う。

「自衛隊側が悪」であり、主人公伊丹に関しては、上からの命令を受け入れざるを得ず、
異世界侵略に対する苦悩や葛藤を抱く、という描き方ならまだ多少の深みはあるんだけど、
1話で何の躊躇いもなく人殺しておいて、肝心の頭の中はコミケ行きてぇ、っていう思考の持ち主だもんなぁ。。
ハッキリ言って普通の人間ならあり得ないし、伊丹以外の自衛隊員も躊躇なく殺戮し、
殺した後も何も感じてないようで、人間らしい感情が全く描かれていない。

まぁもっと極端な話で言えば、単純に「深み」を出すなら自衛隊側が無双じゃなく、
自衛隊員もそれなりに死ぬように描けばいいんだと思うけどね。


まぁそもそもの自衛隊の描き方がおかしいというのは取り敢えず於いといて、
(色々思うところはあるけど、頭空っぽで観ればそこまで問題はない)

自分が2期を観て一番不満に思っている点は、
萌え&ハーレム要素、特にロゥリィ&レレイのエロ&デレが足りない、ということ(笑)

特に、恐らく本作で最も人気があるキャラだと思われる、ロゥリィが後半かなり隅に追いやられている感がある。
結局物語に大して期待できないとしたら、期待できる点としてはキャラしか無いのに、
一番人気のあるキャラが隅に追いやられているような扱いは、これは解せない。。


☆声優&作画&音楽

1期同様に全ての点で質的には及第点が与えられるものだと思うし不満なし。

声優に関して注目したいのは、うる星やつらで「ラム」を演じていた、平野文さん。
現在60歳らしいけど、改めて一聴して判るあの声、やっぱ凄いですねぇ。。

A-1ピクチャーズは今期3本作ってたと思うけど、よくクオリティ維持できるなぁと。
アニメーターのみなさん、ほんと体壊さないで貰いたいですわ。。

音楽に関しては、1期同様のアーティストで疾走感のあるOPは作品とも良くリンクしていて格好良く、
また、キャラクター3人が歌ってるEDも好印象。


まとめ

なんで原作者が、自衛隊万歳的な描き方をするのか不思議でならなかったけど、
どうも調べてみると元自衛官なんだとか。。

頭空っぽで観るなら、それなりには楽しめると思うんだけど、
(自衛隊TUEEEE!かっけー!幼女萌えブッヒィィィ!ってノリで観ればいい笑)

2期に関してはエロ&デレ要素が薄いので、正直見どころはあまり無いように感じてしまった。
菅原の決断は男としては格好良い!?かも知れないけど、やっぱり物語としては浅軽いなぁ。。
結局アイツのせいで何人死んでんの。。ちゃんと都合の悪い部分もしっかり描かなきゃね、と思う。

冷静になって客観的に物語を見てしまうと(観てる時はあまり深く考えずに楽しもうと思って観ている)
ここまで観る側に偏った正義と倫理観を一方的に押し付け、
弱い者いじめ的な殺戮を正当化するような描写があるアニメは、なかなか無いんじゃないかな。
「自衛隊」というリアリティのある呼称を使うなら、もう少し内容に深みを持たせて欲しいもんだ。

まぁ子供の観るアニメに何真面目に突っ込んでんだよ、と言われればそれまでなんだけどね。。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 11

69.2 3 暴力で異世界なアニメランキング3位
今、そこにいる僕(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (287)
1464人が棚に入れました
 50億年後の未来の戦争に巻き込まれてしまった平凡な少年のサバイバルを描く、少年冒険SF。「おじゃる丸」「こどものおもちゃ」の大地丙太郎が監督、助監督は宮崎なぎさ、則座誠。松谷修造(通称:シュウ)は、ある日、ララ・ルゥという水色の瞳を持つ少女と出会う。彼女は、地球の未来を左右する力を秘めたペンダントを持っており、それを狙うハムドという50億年後の未来の独裁者から逃れるため、現代にタイムトリップしてきていた。だが、すぐに追っ手に見つかり、ララ・ルゥと共にシュウも未来に連れ去られてしまう。そこは、海が干上がり、地表も9割が砂漠と化している、まさに死に瀕した地球だった。そのうえ、その少ない水と星の覇権をめぐって起こった戦争によって、殺戮と略奪が日常化していた。否応なく戦争に巻き込まれてしまったシュウは、同じくこの時代に連れてこられたサラとなんとか生き残る道を探るが…。

声優・キャラクター
岡村明美、名塚佳織、仲尾あづさ、今井由香、小西寛子、陶山章央、石井康嗣、安原麗子

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今、そこにいる僕…今、ここにいるあなた…そして今、そこにある危機

前回、とあるレビューで私はこんなことを口にしていました。
「とりあえず、今度は鬱アニメ探訪でもしてみるか…」
※Q.鬱アニメとは?
 A.世間一般におけるアニメの中でも、特にハッピーエンドで終わらない、とことん暗く重い作品を主軸、もしくは一部の展開とした作品の総称

勿論、これを書いた事は決して忘れてなどいません!
何を観ようか悩み、観てみたは良いものの、ストーリー展開の余韻に悩み、どう言葉にまとめればいいかで悩んだ事等、語る必要もありません。
という訳で、私の中で新たな可能性の扉が開いてしまった成果を今こそ、皆さんにお見せするとしましょう。
さて、今日ご紹介する作品は先日、どこぞの動画サイトで鬱アニメランキング1位を獲得していた物です。
昨今流行りの異世界転生モノの流れを見事になぞっておきながら、その残酷で無慈悲な展開は、現代の地上波で放送するには到底不可能な内容
○○○が暗喩的に描写されたシーンや主人公や他の子供達に対して行われる○○の横行には当時でも目を覆った人、見てられないと投げ出した人も多かった事でありましょう。
これをその時のテレビジョンではゴールデンタイムに放送していた事を考えると、改めて時代の寛容性、そして時代の移り変わりと言う時の流れの深刻性を肌身に感じてしまいます(これがたとえ、WOWOWのノンスクランブル放送(無料)であったとしても驚きです)
しかし、こういった情景が夢幻でないと断言出来てしまう情報化社会の今だからこそ、私達は最後までこの作品を語り継いで、教訓として生かしていかなければなりません。
そういった点において、今作は第1回目の紹介として最も相応しい作品と言える事でしょう。
『今、そこにいる僕』
今回はこの作品について存分に語っていくと致します。


まずはあらすじを簡単に説明しましょう。
ごく普通の中学生、松谷修造(通称、シュウ)
彼は自信を持っていた剣道の試合に負け、尚且つ相手のいけ好かない真面目イケメン君に好きな娘を奪われてと、意気消沈
しかし、何事にも前向きなのが彼の良い所
気を取り直して明日からまた頑張ろうと思っていた矢先、いつも自分の秘密基地として利用している煙突の上に見知らぬ少女が座っているのを発見する。
夕日を見ながら黄昏る彼女、同じように黄昏るシュウ
無口な少女と少し話してみて分かった事と言えば、名前をララ・ルゥと言う、ただ、それだけ…
ララ・ルゥに興味を抱いたシュウ
もっと彼女について詳しく知りたいと思った彼
再度話しかけようとしたその時、突然見知らぬ機械と人間が姿を現し、彼女を何処かへ連れ去ろうとする。
必死に助けようとした彼はその戦闘の最中、彼女と共に何処かへ飛ばされてしまう。
たどり着いた先は、未来の地球にある領域の1つ、「ヘリウッド」
シュウはそこで、ララ・ルゥを巡る過酷な戦争とその世界での圧倒的な現実を目の当たりにする事となる……

ここからは私の個人的感想に移っていきたいと思います。
さて、こういった暗い作品を観るにあたって、私は1つの取り決めを自分自身に課しておりました。
それは、このような暗い作品は必ず、毎日深夜に拝見していく事
鬱アニメは静かな、誰しもが寝静まった夜に観てこそ、最適な効果がもたらされると思っているのが私の持論です(笑)
今作もそのご多分に漏れず、1番影響力の強いであろう、その時間帯に視聴した次第
しかし、幸か不幸か…
私が全13話を観て思った事は、衝撃的な展開が多くあって驚いたものの、それによって私が鬱屈した感情に見舞われると言うのは終ぞ無かったな…と言う事です。
いや、この表現はあまり正しくないですね…訂正します。
実は、この『今、そこにいる僕』と言うアニメは1話毎に生じる「余韻」と呼ばれる感傷が実に凄まじい作品です。
普通のアニメだったら最終回を観終わった直後に、何とも言えない余韻が精神を侵して、何も手につかなくなると言う事がままあります。
このアニメはそんな、普通のアニメであったら最終回限定で起こるだろう「余韻」が毎話毎に生じてしまう…と言えば分かりやすいでしょうか?
暗い気持ちになる事は無かった物の、毎回、1話ずつ観る毎に「今日はもう、良いかな…」といった倦怠感、疲労感、達成感を感じさせる作品
しかし、それが決してつまらないと言う訳ではありません。
寧ろ、先の展開は気になってしょうがない類のアニメです。
これは終始、絶望的なストーリー運びのオンパレードで観ているだけでも暗い展開が次々と起こって来る事
しかし、それでも先が気になってしまうと言う引きの良さ
この2点に集中して依る事によって起こった事態と言えるでしょう。
そういった「余韻」と呼称された感傷的な気持ちを多くの方々が「鬱」と解釈しているのなら、これは文句なしの鬱アニメNO.1です(現時点)
はっきり言って凄まじい…
アニメの展開にハラハラしてどうなるのかと見入っていた所に、EDの子守歌
あれでどれだけ自分の心が落ち着いた事か…
これを観て、その歌を聴いた後はもう、早々と眠りにつきたくなります。
それはもう、嫌な事を眠って忘れる赤子の如く……
そういった訳で、1話1話の詰まった内容、そして、最後に訪れるEDで、この作品は唯一無二の不思議な空間を作り上げたと言えるでしょう。

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私達は踏み慣れた生活の軌道から放り出されると、もうダメだ…と思います。
しかし、実際はそこに、ようやく新しい良い物が始まるのです。
生命のある間は幸福があります。
レフ・トルストイ
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今作の主人公、松谷修造
良く言えば楽天的な熱血少年、悪く言えば後先を考えない馬鹿
このアニメを観た方なら彼に対しての印象は人によっては実に正反対で、2つの概念に分かれてしまうかと思います。
ここのサイトも見てみると、彼については評価が見事に二分していました。
その点を踏まえた上で、次にシュウに対して私が感じた個人的印象を書き連ねるとしましょう。
私はどちらかと言うと、好評、すなわち、楽天的熱血少年としてシュウを高く評価しています。
しかし、それ以上にこれが他の希望的作品であったなら、彼の様な主人公では駄目だったとも思っています。
それはこの物語におけるシュウの無力さ、無邪気さ、無謀さが及ぼした影響にこそ、今作の全てが委ねられていたからです。

詳しく説明するとしましょう。
そもそも、こういった「物語」と言う概念において「主人公」とは、その作品の写し鏡である事が多いです。
私達は主人公の眼から見た世界で物語を自然と認識し、知覚しています。
例えそれが感情移入できる代物でないとしても、自然に私達は彼の行動、働き等から架空世界を視認し、判断していくのです。
それは、感情の問題でなく、感性と悟性の共同作業
この絶望的なまでの世界観を表現するには、主人公自体が無力でないと話が成立しないのは最早、明白
この世界観で主人公が何でも解決してしまったら、他の数多ある異世界転生モノとの明白な隔離が出来ず、したがって製作者側の真意が視聴者に上手く伝わる事は無いでしょう。

上記を踏まえた上で改めて、この作品のテーマは一体なんだろうかと考えてみた時、私が感じたのは
「圧倒的な現実における人間の無力さ」「人間の真の強さは馬鹿にある」
と言う事でした。
「戦争」
それはちっぽけな「人間」と言う生物には到底背負う事の出来ない概念存在
こういったあまりにも大きすぎる物事に対して、それぞれの人々がどう向かっていったか、今作には全てが描かれています。
巨大な理解不能を受け入れる人々、受け入れずに抗う人々、扇動して利用する人々、受け入れる受け入れないの前によく分からない人々、全てが終わった一歩先の未来を見ている人々
この全13話において、そういった人物全てが巧みに描写され、最後の帰結まで見事に行われている…
これを終わりまできちんと描いた事については、もう、「よくやってくれた」と言う物です。
さて、その中でシュウと言う人間は徹底的なまでに抵抗し、そして、無常的なまでに何もできません。
しかし、ここで忘れてはいけないのが、彼が立ち向かう事を決して止めないと言う過程
普通の良識ある一般人ならもう無理だと諦めたり、自分が生きる為に媚び諂ったりするのに対し、彼はそんな事はしません。
何回も立ち向かって、その度に酷い目に遭います。
この行為自体にこそ、アニメスタッフの伝えたい意図、テーマがあったのだと私は感じます。
それこそ最初に言った
「圧倒的な現実における人間の無力さ」「人間の真の強さは馬鹿にある」
見事に体現していると言えるでしょう。
「愚直」とは「愚」かな位、「直」ぐと言う事
そんな馬鹿だからこそ見えている、見えてくる景色がきっと或る。
それこそ、『イワンの馬鹿』を書いたロシアの文豪、レフ・トルストイのように…
シュウもまた、抵抗する事によって、そこに全てが終わった一歩先の未来を感じ取っていたのかもしれません……
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社会には、人のうねりには勝てないのだと。
世の中には、どうあがいても覆せない理性があるのだと。

社会のちっぽけな詐術など、人の真の強さの前では無力に過ぎる。
『車輪の国、向日葵の少女』より
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今作を観終えた後で、私はある1つの短編について思い出しました。
そのタイトルは『さあ、きちがいになりなさい』
書いたのは、著名なアメリカの作家、フレドリック・ブラウン
交通事故で過去の記憶を失った新聞記者のジョージ・ヴァインが、自分自身をナポレオン・ポナパルトだと思いこんでいる偏執病患者のふりをして、精神病院に潜入すると言う物語です。
その話の中で、彼は、自分がジョージ・ヴァインなのか、ナポレオン・ポナパルトなのか分からなくなります。
しかし、人間と言うのは、そもそも彼のように弱い存在なのでしょう。
人間における「正常」という観念は、社会や共同体に固執した人達によって理性化された産物
自分がいかに能力がある人間かと言う妄想を語るハムド
自分の事を何の疑いもなく正常だと思い、やっている事がおかしいとまるで感じていないタブール
利己的行為の為ならば、反乱とはいえ手段を択ばないエランバ
私達はそういった害悪存在をこそ、きちがいなのではないかと解釈します。
しかし、そう思う心も安全圏にいる私達だからこそ、普通に認識出来る事
『今、そこにいる僕』の様な崩壊した世界で、自分は気が狂っていないという保証が一体何処にあると言えるのか?
そういった問いを私は自然と感じてしまったような気がします。
もしかすると我々の世界も、視点を変えれば「ヘリウッド」と同じ…
私達は少なからず狂気の中に生きていて、それを「信念」等と言う、聞こえの良い言葉に言い換えている…
そんな気味の悪い想像が浮かんでしまったのは、恐らく私だけでしょう……

シュウはあの後、どうなったのだろうと今になって私は考えます。
自分が世界を救ったと吹聴して回っていくのでしょうか?
自分の胸の内に閉まって、限りある大切な人生を生きていくのでしょうか?
彼がジョージ・ヴァインの運命を辿らず、ララ・ルゥの想いを胸に生きている事を願っています。
シュウと、このレビューを読んでいる方、そして今、ここに生きている事の幸せを偏に感じたくなる…
そんな冬の一時なのでした……

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6
ネタバレ

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

夕日が目に染みる...この作品を観て考えるべきことは多い

いわゆる「鬱アニメ」というジャンルで語られる事が多い1999年の作品。

物語の展開自体は確かに鬱で悲劇的だが、ただ単なる露悪主義的なものではなく、
内容にはしっかりとしたテーマとメッセージ(問題提起)を内包しており、
作品のラストも一筋の希望が見いだせるように描かれている。

決して観て楽しいという類のものではなく、非常にシリアスで重い(あくまでアニメとして)が、
目を背けずにしっかりと向き合って考え、観るべき価値のあるアニメだと思う。
(グロシーンなどそこまで直接的にキツい描写はありません)


☆物語☆

現代の中学生シュウが、ある日剣道の練習帰りに偶然出会った謎の少女、
ララ・ルゥを守ろうとすることがきっかけで、未来の地球?へと時空を移動してしまう。
その世界は水資源が枯渇し荒涼とした砂漠、不毛な大地が広がっているが、
人間は戦争を繰り返す日常を送っている。

(本編では具体的に語られないが、何かで見たんだけど、
どうやら50億年後の地球という設定らしく、太陽が肥大化し寿命が近いことが映像を見ても判る。
戦争によって荒廃な大地と化したのか、太陽の肥大化による乾燥なのか、その両方か、はハッキリとは判らない)

狂王ハムドが治めるヘリウッドで、捕らえられたシュウは周りと同様に強制的に兵隊にされてしまう。
その後シュウはララ・ルゥを助け出し何とかヘリウッドから脱出するが...

詳細な世界観や背景、人間関係など多くの部分が作中では語られることはなく、視聴者の想像に任されている。
オリジナルの1クールアニメでは、色々と詰め込んでしまって失敗するケースが多く見受けられるが、
(尺の足りなさや何を観せたいのかがボヤけているものなど)
本作は敢えて具体的な説明を省いて、伝えたいものだけを表現していると感じる。

鬱展開に関して具体的には、ネタバレレビューを読むといった場面が描かれており、
確かに今のアニメ事情を考えると、本作のような内容のものを作ることも、放送することも難しいし、
普段気楽に観れるような作品ばかり観ている人にとっては、なかなか衝撃的なものだろう。。

しかしながら、戦争という重いテーマを扱うにあたっては、中途半端なものを作っても意味が無い。
描かれている内容はフィクションではあるものの非常に生々しいリアリティを備えており、
現在の世界で起きている戦争(イラクやシリアなど)を見ても、
作品中と全く同じこと、それ以上に酷い現実があるのだから、
戦争がもたらすものはいつの時代も同じであり、
本作の表現の数々とメッセージが普遍性を持ったものであるという事は、観れば容易に理解できると思う。

EDが優れていることもあるが、毎回観終わった後の余韻をしみじみと感じる味わいがある。
最終話のラストシーンは非常によく出来ていて、夕日のシーンが感動的だが、
実際には殆ど主要なキャラに救いはない。

自分の考えでは、ネタバレレビューを読む


☆声優☆

今ではベテランの域に入っている名塚佳織さんだが、
台詞はあまり無いものの、本作がデビュー作?で、ヒロインのララ・ルウを演じている。
当然声も今とはだいぶ違う笑

アベリア演じる安原 麗子さんは、元アイドル少女隊のメンバーで声優としては本作がデビュー作?のようで、
若干演技が棒っぽい違和感は感じる。。

狂王ハムドのイカれた演技が特に良い味を出しているが、声優さんが好きに演じていい、と任された結果らしい。。
その他子役は実際の子供が多く出演していて生々しさがあり、
素人臭さはさほど無くしっかりと演じられていると思う。


☆キャラ☆

主人公のシュウは冒頭の剣道のシーンを見ても判るように、
場当たり的な言動を終始繰り返すアホキャラ。
不死身さ、ありえない身体能力など突っ込みどころは多い。。

どこまでもポジティブで正義感が強く、
正直感情移入や共感出来るようなタイプではなく、
今で言う、とことんKYな性格だが、他人の気持ちを理解せず、深く考えずに発するその言葉は、
絶望的な状況の中で周りに与えた影響を考えると、実は非常に核心をついたものでもあり、
物語上では欠かせない重要な役割を果たしている。

観ていて良い気はしないが、敢えてバカに描くことで、
共感は得られなくとも視聴者に考えさせようとしているのが、制作側の狙いだろう。
シュウの言葉をそのまま何も考えずに制作側のメッセージと受け取ってしまって、
「おかしい」「駄作だ」というのは非常に浅い観方ではないだろうか。

自殺や中絶、戦争が罪であることは一般的な倫理観として当然のことで、
シュウやシスが言うことはごく当たり前のことなのだが、
本作を観れば、あのような状況に実際に置かれた場合、果たしてそう言えるのだろうか?
どちらか一方が正しいとは決して簡単には言えないだろう、だからこそ深く考えさせられる。。
これは本編9話のラストなどを観ても同様で、
シュウの ネタバレレビューを読む
という台詞は本作を象徴するものの一つだろう。

ヒロイン的な役回りのララ・ルゥは口数が極端に少なく台詞量はかなり少ないが、
シュウに自身のペンダントに関して語った言葉やシスに対して何故子供を育てるのか?
といった問いかけなど、語った言葉殆どすべてが重い。
主人公シュウの軽さとは正反対にある描かれ方をしていて、
彼女の心中を察すると、想像を絶する悲しみや絶望しかないということがよく解る。

主要な登場人物の多くが苦境にあえぐこととなり、救われないが、
一人一人の存在、命の重さや尊さは、観ている側に充分伝わってくる。
また、狂王ハムドのクレイジーさも実に巧く描かれていてインパクトが有る。


☆作画☆

時代的にセル画アニメの晩年期にあたるが、
人物の描き方はさすがに今のアニメよりは劣るものの、当時を考えるとよく出来ている方だと思う。
荒涼とした大地や夕暮れに染まる街並み、要塞ヘリウッドなどの背景は非常にアナログの良さ、
手描きの温かみを感じるもので、作品の世界観を考えると非常によく合っていて味わいがある。

長濱博史監督など今では著名なアニメーターの方々が制作に参加しているというのも興味深い。


☆音楽☆

OPはラテンチックでありながら、哀愁を感じるメロディーが心地よい。
EDの夕暮れに染まる街と歌詞は、毎話見終わるたびに感慨に浸ることが出来る良曲。

特筆すべきは岩崎 琢氏が制作した作中音楽の数々。
改めてサントラをチェックしてみても、やはり素晴らしい出来。
(アニメのサントラの中でもかなりの完成度だと思う、オススメの一枚)

どうしようもなく絶望的で鬱な世界の中で、悲しみだけではない、
温かみや安らぎ、希望も備えている楽曲(standing in the sunset glow)は
作中で何度も流れる、涙無しに聴けない名曲。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 10
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

Anywhere but here. 【64点】

戦争下の異世界(未来の地球?)に放り出された少年少女の運命を描くシリアスファンタジー。
鬱アニメ、という単語を軽々しく使いたくありませんが、これほど視聴が辛かった作品は他にありません。
何度、視聴を止めてここではないどこかへ逃れたいと思ったことか。
ストーリーや設定に粗は多く、決してお薦めはしないけれど、観た人の心には長く、重くのしかかるかもしれない作品。
ネタバレレビューを読む


【個人的指標】 64点

投稿 : 2025/04/05
♥ : 12

69.1 4 暴力で異世界なアニメランキング4位
俺たちに翼はない(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (806)
4617人が棚に入れました
大都市「柳木原」(やなぎはら 略称ギバラ)では、今日も誰かのありふれた物語が生まれていた。季節は冬。寒さが厳しい白い空。心に悩みを持つ若者たちが繰り広げる群衆劇。そんな若者たちが傷つき、笑いあう。どこにでもあるような恋物語が今語られる。

声優・キャラクター
吉田真弓、小野涼子、後藤邑子、又吉愛、浅井清己、たかはし智秋、下野紘、三浦祥朗、諏訪部順一、日野聡、荻原秀樹、石川英郎、杉田智和
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

余計な要素は多いのはマイナス、でもストーリーは間違いなく面白い

最初の印象は最悪でしたけど見終えてみればよく練られたストーリーだなと感心してしまう出来でした。とりあえず4話のラストまでは観て欲しい、そこから大きく話が動いてネタバレレビューを読むストーリーの出来はピカイチですごく面白かったですが、個人的にはそれ以外は褒められる要素は少なく、キャラの濃さと曲くらいしか思い当たりません。作画も止め絵が多く動きも絵のクオリティもあまり良くないです。キャラも良くも悪くも濃く、何となく纏まってはいるものの多すぎて主人公3人とそれぞれのヒロイン+小鳩ちゃんくらいしか上手く描ききれてないように感じます。関係性がよく分からないのもちらほら。作風も基本的には軽く、そしてエロ(というか下品な)要素を前面に強く押し出したような掛け合いやギャグは、下ネタ系作品は割と好きな私もちょっと気持ち悪いなと感じてしまいました。あんまり面白くもないし終始繰り返されるのでその辺りは大きく好みが別れそうです。おまけに序盤の1〜3話は本当につまらない。伏線はありますが話の本筋が全く見えてこず掴みどころのない薄い内容、下ネタもキツいのでそこら辺で離脱した人もいるとは思いますが、それを抜け出してからは面白かったです。あまり万人にはお勧め出来ないですが、気になった人は観て欲しいです


感想&ネタバレ
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ある意味結構危ない作品でした。けれどそれが刺激的で超面白かったです。ラブコメシーンは青春ではない所がとても刺激的でした。私、この作品かなり好きです。

ストーリー

この作品には主人公が3人います。 羽田鷹志、千歳鷲介と、成田隼人の3人です。それぞれまったく違う性格をしていて見た目のまったく違いました。

まず、羽田鷹志は柳木原駅西口にある進学校、私立美空学園に通う3年A組に所属していました。かれは仮の彼女として、渡来明日香が彼女になる生活をしていましたが、鷹志にはある秘密がありました。それはストレスがたまるとある異世界に飛ばされそこか昔あった用な世界の勇者になる事です。この主人公はある意味ユニークで面白いです。

千歳鷲介は陽気で気ままなフリーターでした。けれど彼には行きつけであるあるレストランがありました。そのレストランは柳木原駅東口から10分ほどのところにある「アレキサンダー」っと言う面白い店長のいるレストランです。けれどある日、名物店長軽部狩男の合コンをしたいという欲望からはるばるアレキサンダーのウェイトレスになりました。

最後に成田隼人は自称ハードボイルドな男です。彼は「便利屋」っと言う仕事をしていました。その仕事は名前どうり金さえもらえればその以来を受けるという奇妙な仕事です。そんな隼人の前に現れたのは鳳鳴っと言う少女でした。けれど話を聞けば鳳鳴の兄は柳木原の不良少年軍団を束ねた「私設自警団・柳木原フレイムバーズ」(YFB)のトップでした。そのせいで隼人はYFBとカリスマドラマーハリュー・クロードを信奉する「R-ウィング」の戦争に巻き込まれていました。

私の感想

結構あれでしたがかなり楽しめました。この作品の話の内容を完璧に理解するのに3回ほどこの作品を私はみました。それくらい充実して、すこし分かりにくい話ですが、かなり楽しめます。そして、この作品はかなり登場するキャラクターの量が多いいため、いろいろキャラクター同士の世界観が分かりにくいですが、ご安心を。2回以上みれば簡単にわかります。

なによりこの作品を一番楽しめた理由は結構やばい下ネタジョークや、少し考えたら超やばいジョークです。ネタバレレビューを読む

ネタバレレビューを読む

あとこの作品はかなり隠し言葉そ使う回数が多かったです。良く銃が発砲した音がでます。(バキューン ってww)

この作品で一番私が好きなキャラクターはLR2001です。なぜなら、彼はロスからきたといいますが、あまりその事は話しませんし、そして話すときはいつもリズムが超良くてなんだかそのせりふだけ何度も聞きたくなりような感じだからです。

オープニング

「Spread Wings.」
カラオケで私が必ず歌う曲です。超気に入っています。なぜなら女性ボーカルでその声が超高音で超かっこいいからです。キャラクターが無駄に多いい作品なのにキャラクターの説明、そして、その関係がなんとなくですが、伝わってきました。けれどこの作品を2回ほど見ればこの作品のキャラクターの魅力が出てきます。

エンディング

「NEVERLAND」
かわいい曲です。この作品のメインヒロインたちが可愛くでています。曲にはあっていますが、キャラクターの色を変えるアフェクトが少しキャラクターの可愛さに違和感を与えましたが、それでも十分良かったです。

私がこの作品で一番好きな所

それは第7話の代入曲の

「身長140cmの世界」です。

歌詞が最悪です。ひどいです。人間としてひどいです。けれど私が大好きです。思わず3時間もかけてフルバージョンを探しましたが、見つけられませんでした。ですが、これがシングルバージョンの歌詞です。是非読んでみてください。


「芝生の上で笑いころげた
泥を被って走りまわった
バスもメトロも無賃で乗れた
ミニチュアカーなら百台集めた
空想一つで月まで行けた
人力二輪は音速だった
下品な言葉も平気で叫んだ
○んこ ○んこ ○んこ ○んこ
朝から晩まで
○んこ ○んこ
西へ東へ
○んこ ○んこ
老いも若きも
○んこ ○んこ
みんな 大好き
○んこ ○んこ
腐った社会に
○んこ ○んこ ○んこ ○んこ ○んこ!」


途中から、ひどいことになっています。
あまりにひどいと思いますww
もしこの曲が日本の国家になれば日本は最高の国になるでしょう・・・

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分の中の自分を問いかける作品

【一言紹介】
原作がエロゲ、一部分だけど結構エロいシーンもあるので注意。

わかりずらいシナリオ(少し変わったストーリー)なので
長い目で見ること、最後まで見ることをオススメ。


【自分が思ったこと】
最終は正直すごくツマラナイというか、なんだこれ?って感じでした。

話が進むにつれ、考える必要があるけど段々とわかっていって。
ストーリー構成には感動した。

ヒロインの鳳鳴ちゃんがとってもかわいいです♡

自分も人ごとではないし
こんな作品の作り方も出来るんだと
感心したアニメになりました。

エロい部分なければもっと自分もこのアニメを好きになれたと思うし
ほかの人にオススメしずらさもなくなるのに。。


【このアニメの題材(アニメを楽しむうえで↓は見ない方がいいネタバレです)】
ネタバレレビューを読む

【ゅずワールド】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 33

60.0 5 暴力で異世界なアニメランキング5位
社長、バトルの時間です!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (202)
656人が棚に入れました
世界の中心、ゲートピア…。かつて世界は果てしない荒廃が続くばかりの魔境だった。そこへ天から女神が舞い降り、天空に巨大な「門」が出現。人々は「門」の中に世界を維持する奇跡のエネルギー、キラクリが存在することに気づく。月日は流れ、ゲートピアは都市として発展。「門」のダンジョンの中で専門的にキラクリを採取するトレジャーハンターが登場。世界を維持する奇跡のエネルギーは、キラクリハンターの手にゆだねられている。主人公・ミナトはある日突然、幼馴染のユトリアに呼び出される。淡い期待を持って向かったその場所で、ミナトはユトリアに告げられるー「わたし、あなたのこと…社長に向いていると思ってたの!」こうして先代の跡を継ぎ、ミナトの冒険社長ライフが始まったのだった。

声優・キャラクター
堀江瞬、市ノ瀬加那、和氣あず未、青山吉能、堀江由衣、八代拓、上坂すみれ、茜屋日海夏
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

中途半端なビジネス用語でリアリティラインがぐちゃぐちゃ

3話までの感想ネタバレレビューを読む

10話までの感想ネタバレレビューを読む

総評ネタバレレビューを読む

どうでもいい話ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

個性的なタイトルに反して、何の個性も感じない ~こりゃこりゃJAROに連絡だw~

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
RPGのような世界観、システムの中でのバトルや日常をゆる~く魅せるタイプのアニメ。

「なんか、ゲームっぽい」と思ったら、やっぱりゲーム原作なのですね。なんとなく、ゲームなら、面白そうかなと思いました。

1話目で寝落ちしたアニメは久しぶり。別に不愉快な部分は無かったので☆1にはしませんが、アニメとして単純に面白くなかったです。

今後面白くなる可能性はまだ孕んでい(伸びしろはあり)ますが、そこまでたどり着ける自信がないので、途中断念とします。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(4話まで)】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今度の「異世界」は一味違う職場(ダンジョン)です。

この作品の原作ゲームは未プレイですが、市ノ瀬さん、和氣あずみさんにほっちゃんが出演されると知り視聴を楽しみにしていた作品です。
柔らかそうなタッチのキャラデザも初見から好印象でした。


世界の中心、ゲートピア…。
かつて世界は果てしない荒廃が続くばかりの魔境だった。

そこへ天から女神が舞い降り、天空に巨大な「門」が出現。
人々は「門」の中に世界を維持する奇跡のエネルギー、キラクリが存在することに気づく。

月日は流れ、ゲートピアは都市として発展。
「門」のダンジョンの中で専門的にキラクリを採取するトレジャーハンターが登場。
世界を維持する奇跡のエネルギーは、キラクリハンターの手にゆだねられている。

主人公・ミナトはある日突然、幼馴染のユトリアに呼び出される。
淡い期待を持って向かったその場所で、ミナトはユトリアに告げられる…

「わたし、あなたのこと…社長に向いていると思ってたの!」
こうして先代の跡を継ぎ、ミナトの冒険社長ライフが始まったのだった。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

キラクリハンターは、希望の会社に就職し、その会社に貢献することでサラリーを貰う、言わばサラリーマン…
対するマジューの間にも社畜の体制が敷かれている模様…

つまり、見方を変えると会社 vs 会社という構図が成立するのですが、きっと設定については色々と突っ込んじゃいけないヤツなんだと思いました。

だってみんなが所属するキボウカンパニーは、どこからどう見ても零細企業に過ぎません。
それはちょいちょい登場しては場の雰囲気を乱しまくった新興企業「サイエッジ」にしても然り…
巨大企業である「インペリアル」とは対等である筈がありません。

人材を多く抱えているということ…
それは情報収集、或いはキラクリを探索・収集する能力など、全ての面において秀でることは出来ないんです。
数の暴力…と言ってしまえばそれまでですが、それが企業の持つ底力にほかなりません。

でもこんなことを考え始めたら、折角の冒険が一気に面白くなくなってしまいます。
だから頭を空っぽにして目の前の出来事を純粋に楽しんだら良いんだと思います。
実際、私はそうして視聴したので、違和感はあまり感じませんでした。

それに何といってもユトリア…市ノ瀬さんの声に時折ほっちゃんボイスが絡んでくるんですから、私にとっては至福のひと時でしたよ。
だからラストのオチも想定外でしたが、この作品ならでは…と思えばすんなり受け入れられました。
まぁ、楽しんだもの勝ち…というヤツでしょうかね^^;

全体的に優しさで満ちていて悪意が無いので、安心して視聴できる作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、和氣あず未さんの「Hurry Love」
エンディングテーマは、ユトリア(市ノ瀬加那さん)による「おやすみ」

1クール全12話の物語でした。
個人的に作品の雰囲気が好きだったので総じて楽しませて貰いました。
もし続編が制作されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 18

64.7 6 暴力で異世界なアニメランキング6位
プランダラ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (288)
1011人が棚に入れました
「廃棄戦争」と呼ばれた未曾有の大戦後の世界、アルシア。そこは、強者が弱者から自らの存在を示す「数字(カウント)」を奪い取る、弱肉強食の世界。そんな世界で、2人は出逢う。仮面で素性を隠しながらも、エッチなことが大好きで、弱き者たちのために太刀を振るう青年・リヒトー。母の遺言を頼りに「伝説の撃墜王」を探して旅をする、健気でひたむきな少女・陽菜。2人の出逢いをきっかけに、「数字」がすべてを支配する世界の謎が、少しずつ明らかになっていく---。

声優・キャラクター
中島ヨシキ、本泉莉奈、小澤亜李、市川蒼、梅原裕一郎、伊藤静、悠木碧
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

観終わった

1話感想ネタバレレビューを読む

10話までの感想ネタバレレビューを読む

19話までの感想ネタバレレビューを読む

総評(これだけ見ればいいかも)ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ナンダコリャ

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルは、バトル・ファンタジー・エロ。

レビューでは、私の酷評系の中でもかなり酷評してます。もし読まれる方は、気を付けて下さい(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 24
ネタバレ

匿名係長 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

わたしの戦闘力は530000です。

見終わった直後の感想は、
『やっと終わった・・・』でした。

こんなに先の展開に興味が持てないストーリーは久しぶりでございます。

絵は綺麗なんですよ。
絵だけは!!たまに「ん?」となったりしますが、全体的に綺麗だったと思います。

とりあえず主人公vs敵な図式だけで進められるストーリー

戦う目的が不明瞭すぎること、そして視聴者を置いてけぼりにする展開。

何より全然ワクワクしないストーリーが2クールも続くのですから、苦行でございますよ。

後半になってやっと世界観が掴めるのですが、それからも面白くなる兆しが見えない!

てか、おもしろくない!!

辛い!見るのやめたい!けど、ここまで我慢したんだ、何とか最後まで、、早く終わってくれ、、、

視聴後は時間をかけたことへの後悔のみが残るだけでしたので、コレから視聴しようと思ってる方は内容のネタバレを読むだけにすることを強く推奨致します。

なので、下に簡単に内容まとめます。
これ以上、私のような者を出さないために。

ネタバレレビューを読む

この物語は

1話でシステムの説明。

2〜10話で仲間的な人との出会いと謎の伏線。

11〜19話で過去から現在までの説明。

20〜24話で、これからの為?の戦い。

ということで、2クール使って殆ど何も進んでないんですよね。

無駄にエロい演出してみたり、つまらないギャグ挟んだり、とりあえず酒飲んでるだけだったり。

ネタバレレビューを読む

大体最初に目的が無いのがグダグダの始まりです。

ヒロインが主人公と出会って別れてその後は何の目的があるわけでもなく、ただただ進んでいくストーリーは退屈せざるを得ない。

なので全く視聴者に内容が入ってこないんですよね。
自分は何を見てるんだろう。

ある世界のある登場人物達の意味不明な日常を見ているだけにすぎないので、先の事とかどうでも良くなってしまう。

そんな物語でした。

ストーリーや構成がダラダラしすぎてるのが悪かったのかな?

いや、最後まで見てしまった自分が1番悪いですよね。

どうしても見たい!って方、
1話、2話見て「ん?」となったら、それがずっと続く感じです。

視聴継続の有無については早めのご決断を。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 8

70.7 7 暴力で異世界なアニメランキング7位
平穏世代の韋駄天達(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (189)
573人が棚に入れました
“韋駄天" × “魔族" × “人類"、何が起こるか誰にもわからない禁断のバトルロワイアルがいま始まる―!! 壮絶な戦いの末、圧倒的な速さと強さを誇る戦いの神々「韋駄天」が世界を破滅に導く「魔族」を封じ込めてから800年。今や“あの戦い"は遠い神話の中の昔話でしかない。生まれてから一度も戦ったことのない「平穏世代の韋駄天達」が平和ボケしている中、何者かにより、再び魔族が長い眠りから復活させられた―!? 武力、智略、政治、陰謀、使えるものはとにかく何でも持ってこい! ノールール&ノーリミットな三つ巴のバトルロワイアルがいま始まる!!
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

お手軽にハイブリッド戦争

原作未読


キービジュアル/サムネや作品タイトルから少年誌でもさらに子供向けな内容を想像してさほど期待してませんでしたがところがどっこいでした。紛れもなくクール(2021夏)トップの面白さです。

韋駄天≒神様と魔物が対立する設定。強力な魔物を封印し平和が訪れ800年経過した世界が舞台です。脅威が去って久しいため、いい加減平和ボケしてるよの趣旨で“平穏世代の韋駄天達”なんでしょう。
半端な幕切れは原作との兼ね合いみたく、ならばと韋駄天が如く駆け抜けた疾風怒濤の全11話でした。


原作者クール教信者さんの同クール3連発。『小林さんちのメイドラゴンS(2期)』『ピーチボーイリバーサイド』『平穏世代の韋駄天達』のうち一つになります。食べ比べしてみるのも一興ぐらいの構えでしたが、なかなかどうして共通したテーマが見え隠れするのもお楽しみポイントです。余力があれば他のもどーぞ!
と褒めまくりなのですが一点。俺たたエンドでもないぶつ切りエンドが減点材料ですかね。だがネガティブ要素はこれくらい。というわけで中身なんですがあらすじ抜きでエッセンスを以下ご紹介↓

パワーゲームが上手いこと描かれてます。韋駄天VS魔物の構図はもとより第3極人間の立ち位置が趣深い。魔物に使役されるのは想像つきますが韋駄天にとって必ずしも守るべき存在ではありません。第一優先は魔物の殲滅であり人間保護は副次的なもの。
国家に例えるとわかりやすい。友好だなんだのというのはホームグラウンドの安全が担保されてこそ成立すること。一昔前は韓国、今だと台湾。あくまでロシアの南下や赤化勢力の橋頭保としての半島であり、沖縄防衛・シーレーン確保のための台湾であるのが地政学の常道です。“友好”は副次的で自国の国益優先で考えるのが筋なため「○○が親日だから」は要素であって不可欠な条件ではありません。
本作での人間は“プレイヤー”とはならず大国の都合で右往左往する〝傍観者”であり、言い方悪いですけど駒。それがうまいこと出てます。二項対立なプレイヤーと流動的な第三者という大枠部分がシンプルでわかりやすい。

そんなパワーゲームを下支えするのがややエログロな表現手法が取り入れられていること。なかなかお目にかかる機会がありませんが本作では特長となってます。
そりゃ胸糞に蓋できればいいんでしょうけど敗者がどんな目にあうかは自明の理ですからね。ウィグルとかどうなん?って話です。話せばわかるは絵空事。こと世界は残酷で不条理なのです。
た・だ・し…アニメでそれ見たいかどうかは人によるでしょう。私は抵抗のない人。むしろそれっぽい作風でしたらメタでも表現されてないと冷めるかもしれません。

 平穏世代=平和ボケ

かどうかは観てのお楽しみですがほぼ答え言ってるようなもんですね。
最後にインテリジェンス。情報戦です。ウォーポテンシャル=戦力も強い上で情報戦に強ければ万事安泰ですが、たいていは弱いところこそ情報戦に力を入れるものです。
ネタバレ無しではここまでですが、きちんと弱いほうが必死で情報戦仕掛けてきます。火力よりも情報戦がどれだけ大事かわかるような作品となってるんですよね。不思議なことに『三国志』で諸葛亮や司馬懿ら軍師の計略の威力をまざまざと見せつけられて知っているくせに、現実社会に置き換えると途端に感覚マヒしちゃって影響力工作の威力やどんなものかが分かんなくなることが多い。スパイ天国という単語は知ってても具体的にどんな工作があるか指摘できる人は少ないものです。


となんやかんや堅苦しいネタですんませんでした。実際は脱力系と言っていいくらい小難しさとは無縁なのでご安心を。この手の作風での教科書は『進撃の巨人』あたりかと思いますが、その『進撃の巨人』の設定を荒くしておふざけ増やして原型留めてはないんですけど旨味成分が遺伝子レベルでは一緒みたいな感じ。

ぶつ切りエンドだけはポカーンなるかもわかりません。11話と短めですから、サムネ/キービジュアルでイマイチ食指が動かん方もちょい重い腰をあげてもらって損はないと思える良作でした。
途中区切りのつけ方が綺麗だったらさらに点数上げてるのでもったいないですね。



※ネタバレ所感

■食べ比べ

言うまでもなく他のクール教信者作品との比較です。
ネタバレレビューを読む


このアニメ観てまともな情報機関が欲しくなりました。
あまり性差を言わない私ですがこのアニメはパワーゲームに鼻の利く男連中が好きな気がします。



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

------


2021.10.14 初稿
2021.12.04 タイトル修正/配点修正 -0.2

投稿 : 2025/04/05
♥ : 28
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

敵側を応援したくなるアニメ

人間、魔族、韋駄天が存在する世界で魔族VS韋駄天を描いたバトルもの。

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作未完!これからどうなる!?(本当にどうなる)

この話は800年前に起きた大戦を経験していない韋駄天たちの話
ジャンルは戦闘

まぁなんでしょ。
続きが気になるといえば気になるのですが、どうでも良いという気持ちが強い、というのが正直な感想です

韋駄天、といえば仏教ですが残念ながら仏教らしき宗教はありません。どっちかといえばキリスト旧派チックな宗教はちょこっと登場しますが、別に物語に大きく影響するわけでもないため、「韋駄天ってなんじゃい!」という方でも安心して視聴することができるような物となっています。
逆に言えば「韋駄天ぐらい知っとるわ!」という方にとって本作の韋駄天は「あれ韋駄天てなんだっけ」になってしまうかもしれませんが、まぁあくまで両方想像の話ですので。

さて本作の内容は基本戦争です。
正確に言うなら「魔族VS韋駄天」です。
人間はやられ役で登場しますが、基本的に関係しません。
その戦争の話ですが、前半はハヤトという少年、後半はシンz...イースリィという少年がメイン人物になってきます。
韋駄天らは力が強く、正直敵なしなのですが、それに対抗する魔族がどうでるか、という話ですね。(もはや魔族が主人公では…?)

まず私の意見としては「つまらない」が素直なところ。
俺たちTUEEEEEを中心に無双していくのが大半でしたし、物語の展開も薄く、結局ネタバレレビューを読むてことでしょ、と言われてしまいます。他にも色々あったのでしょうがどれも大して面白い場面でもなく、戦闘もドラゴンボールだったので真新しさが見つからず、非常に退屈した作品となっています。

話は変わりますが。
やはりあのツインテールで「ミク」て名前だったら初音を思い出します。
てっきり韓国や中国の方がお遊び心で入れた、と思っていたのですがなんと原作は日本人。なんなら「貞操逆転世界」や「異世界レビュアーズ」などの天原さん。そっち方面の方。まぁ確かにそれっぽいシーンが平気でありましたが。

あとイースリィ君の声が緒方恵美さん。
ネットではシンジ君と呼ばれていましたが、個人的にはAngelBeatsの直井君との差異が全くわかりませんでした。何が違うんでしょうね。シンジ君。

監督は城所聖明さん。初監督だそう
シリーズ構成は瀬古浩司さん。亜人の方ですね
キャラデザは大津直さん。Beastarsの方ですね
劇伴は出羽良彰さん。ゲーマーズの方ですね
アニメ制作はMAPPAさん。いぬやしきの所ですね

作画はよく、典型的なアニメ絵で良かったです
opはボカロPであったキタニタツヤさんの「聖者の行進」神曲
edは井上拓さん作曲、ナナヲアカリさん歌唱の「雷火」

誰がために戦うのか
ということで一つ

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

67.4 8 暴力で異世界なアニメランキング8位
全修。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (155)
363人が棚に入れました
広瀬ナツ子は、高校卒業後アニメーターとなり、才能を開花させあっという間に監督デビューを果たす。初監督作品は社会現象になる大ヒット。 新進気鋭の天才監督と世間でも評価され、次回作は初恋をテーマにした劇場ラブコメ作品に決定! しかし、人を好きになったことがないナツ子は初恋がよくわからず、コンテが描けなくなり映画制作が行き詰る。
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

雰囲気でゴリ押せるに越したことはない、MAPPAのプロモーションだと考えるならアリ。

 
 全体を総括して
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 第3話まで視聴しました。
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 第4話視聴しました。
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 第5話視聴しました。
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 第6話視聴しました。
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 第7話視聴しました。
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 第8話視聴しました。
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 第9話視聴しました。
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 第10話視聴しました。
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 第11話視聴しました。
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 最終話視聴しました。
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投稿 : 2025/04/05
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

新海誠論。フリーレン論。キャラ論。テーマは感じるがエンタメとしては?

 断念にしていましたが、作画オマージュを追っていたので一応見ていました。最終回まで見てちょっと思うところです。というか最終回を見ないと何も言えないなと思っていました。

 この作品のメインテーマはハッピーエンドの意味をどうとらえるかだと思います。

 本来のあの孤児院の面倒を見ている女の子の件もそうですが、ナツコがいなくなったことでの闇落ちです。女性への恋心故の絶望ということです。このヒーローの人間味、ダークサイドはやはり鶴山監督の想いとして必要なのではと思います。というのは、ナツコにとって魅力的だと感じたルークの人間像って、ダークサイドに落ちるという前提条件とイコールなはずです。

 この全修後の物語では、それが描かれません。まあ、一旦闇落ちしたところで描けていて、そこからの救済を描くことで形を変えて描けたともいえますが、どうなんでしょうね。結局別れるのでバットエンドとも思えますが。

 最後のシーンで仲間が現世に来たような演出も、ある意味では創作論として現実の人間の架空のキャラへの思い入れ、実際にそこにそのキャラはいたんだ、という表現になるとも言えますけど。

 この問いかけは実は「新海誠論」にもなる気はします。東日本大震災まではバッドエンドによる別れや絶望で作品の意味を視聴者に訴えかける手法がありました。人間の本質や感情に刺さることで作品の意味を出して行く。そこまでいかなくても、モヤモヤしたオープンエンディングなどでその後を想像させる。
 実際、本作でもナツコに刺さった「滅びゆく物語」はバッドエンド故に名作だったんだと思います。

 それがこの作品では別れのような雰囲気はありましあが、最後にルーク一行を出すことで、ある意味ではハッピーエンドに転換しました。そこですよね。
「君の名は。」批判をちょっと思い出します。震災以前の「秒速5センチメートル」ではNTRからのすれ違いエンドでした。それがお互いが再開して名乗りあう。この違いです。

 現実があまりに厳しい。ストレスに耐えられない。災害が多い日本に生きるからこそ、人とのつながりとか恋愛を大切にしよう。せめて物語は幸せになりたい。そういう風にエンタメの考え方が変わってきたと思います。

 メメルンのエルフの闇落ちもそうですね。「葬送のフリーレン」を2011年以前に作れば、たぶんオリジナルのメルルンの表現になると思います。同じテーマの「人魚の森」とか「サザンアイズ」とかかなり暗いですよね。それが悲劇性をデオドラントしたフリーレンになるのは、震災以降だなという気がします。

 恋愛を知らないから…という部分は、キャラの実在性の問題でありメルルンの解決とも通じ合いますが、そこも現代的です。現実の男に恋しようよではないんですよね。メメルンのアイドルの救済でもルークに対する気持ちも、バーチャルのキャラの力として描いています。

 そのハッピーエンド論とバーチャルキャラへの想いの2つの軸があり、提示されたテーマは悪くないと思います。

 それとナツコを美少女に描いているのがメタ的な意味性を持つのかどうかわかりませんけど。この作品を作っているアニメータの投影であるというのが2重構造になっているとも見れます。そういう作品に含意が感じられるのは好感が持てます。

 ただ、見せ方がなあ…はじめの4話くらいまでだと、最後にオマージュ作画を出してすごい作画だったね、で終わってしまう話でした。メメルンの無表情の意味も私は完全に誤解しましたし。テーマを明確にしたいなら鶴山監督の登場の示唆ももっと早くからすべきだったと思います。

 もっと面白さをはじめの4話くらいは追求して人を引き付けておいて、メメルンの闇落ちを見せてその解決を8話とかに盛ってくるとか、それこそハッピーエンドとは?という部分を作品の構成そのものにもっと入れたほうが良かった気がします。

 7話の「アオイホノウ」のオマージュのような回も、あれを入れるから安っぽくなる気がします。説明じゃん、と思ってしまいます。この説明エピソードも現代的と言えば現代的な気がしました。

「アルスの巨獣」「海賊王女」などが評価されないのもこの説明不足なように見える展開や、見えづらいテーマ性、オープンエンディングなどが影響しているのかなと思うので、この作品のメッセージに繋がってるのかな。

 それとキャラ一行ですね。その描きたいメッセージを埋め込むためかしりませんが、メメルンにまったく魅力が無くなってしまいました。コメディリリーフのユニオも大して面白くないです。ルークもキャラ付けは一生懸命しているんですけど記号的なんですよね。それはこの作品のテーマ上やむを得ないかもしれませんが、ナツコがそこまで愛したキャラという部分で見ているこちらはシンクロできません。


 評価としては、悪くはない。テーマが作品の本筋に入っているし、発想に独自性を感じます。ただ、エンタメとしての面白さを作画オマージュに頼ったような導入にしたのと、キャラの一行に魅力が無かったです。

 ですので、ストーリーはテーマを評価して4かな。その代わりキャラを2.5にします。作画はよかった。テレビとしては4.5でいいでしょう。声優や音楽はまあ普通だけど悪くはないので3.5にします。









1話 ナウシカの巨神兵のシーンは誰でもやってみたいのでしょうか?

ネタバレレビューを読む


2話 前半の作画は何?内容は浅い。期待値が半減しました。

ネタバレレビューを読む


3話 最後の作画以外虚無。話的にはメメルン=鶴山亀太郎という感じがするくらいかな。

 ストーリーが面白くない、というのはあります。ですが、もっと気になるのは演出なんです。演出が全然面白くありません。お祭りのシーンもドタバタしているだけだし。キャラもなんか類型的で騒がしいだけです。

 最後の作画というか絵コンテというかを楽しむ。そういう視点でメタ的に見て楽しむ作品なのに、アニメ全体のクオリティに不満足があると全然最後のシーンに乗れないんですよね。それ以外を犠牲にして平均点を大きく下げているというか。

 なので、見終わった後に虚無感があります。ですので、視聴は3話で切って最後のシーンだけチェックします。
 多少工夫があるとすれば、メメルンが鶴山亀太郎なんだろうなあ、そこでアニメ監督の苦労とかセリフで言っちゃうのかなという気はします。そういう当たりを付けましたが、別に外れてもいいです。


 どんでん返しで、あえて全部記号的に処理して進行して、5,6話あたりでひっくり返すというなら再開しますけど。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

お絵かき屋さんアニメ<49>

初回に感じたオリアニにありがちな欠点がそのまんまでありんした。
途中までの単話完結の必殺技扱いのナツコの作画作業からして
・描いたとおりに動いたら攻撃当たらない
・ウンカのごとく大量に飛ぶ敵に板野サーカスのミサイル何発描いたの?
・適当にいい感じに動いてくれるなら動画じゃなくてよくね?
・てかホームラン打ったら敵爆発してたよね
と、お気持ちを込めたとかそういうフワフワなやーつー。

キャラ立てもナツコはアニメ描いてりゃ褒められて当然みたいな制作側の思考が透けて見えるし、他のキャラも特に立ってない。
姫様とか安易に1ネタのために不自然な筋肉キャラになったのに、それでも孤児のために望まぬ結婚しますみたいなこと言い出したり、ブレまくり。
途中犠牲になるのが対して関わりのないQJだったり、その役割やれるほど関わりははユニオくらいしかないのに。
てかキャラ立ての工夫もなにもなく尺をドブに捨てまくりな無駄展開ばかり。

じゃあ作画はというと、力入れたバンクシーンで毎回急に不思議なことが起こってびっくり的な仕草させてるし。
あのーちょっとは頭を使ってもらえませんかね?状態

んでまぁ最後は安易な世界だから安易に復活、ここまでの雰囲気で分かってたやーつー。
結論として、リアル世界のナツコのコンテ詰まりを解決させたであろう成長もフワフワというか安易というか。
アンハッピーエンド好きな閉じこもりオタがハッピーエンドを許容する開かれたクリエーターになったんだろうけど。


と、オリアニにありがちな物語を考える部分の欠如したお絵かき屋さんアニメでしたとさ。
1クールアニメ程度投資してオリジナルで当てれる監督発掘できたら御の字なチャレンジだったのかな。


全修(企画段階から)<52>
1話視聴
作画は良かったけど展開にいかにもオリアニな欠点が散見されて先行き不安。
アニメの世界に行ったことを把握するまでが遅く、解りきった展開の無駄尺が発生。
なんでもできすぎる無敵能力でその効果もご都合的、巨神兵はオームの集団を一発で殲滅できてなかったよね。
また、爆風等で使い方によってはやばいぞみたいな描写もなく、敵が消えるビームで敵が消えました、だって敵が消えるビームなんだもんってな感じ。
主人公は能力以外のおもしれー女要素を欠く。
作品内作品がまったく面白そうではない。

変身バンクの作画に力が入ってたけど毎回やるの?
異世界行かずにアニメ制作モノをやったほうがディティールの描写だけでなんとかなったんじゃないかな。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

66.4 9 暴力で異世界なアニメランキング9位
ピーチボーイリバーサイド(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (257)
705人が棚に入れました
昔々のお話です。ある所におじいさんとおばあさんがおりました。おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に──(中略)ついには鬼を退治しましたが、外国にも鬼がいるようなので…桃太郎は海を渡りました。すごいのは倒したこと 喜ぶべきは救ったこと ただ一つ…駄目だったことは……────楽しんだことこれはもしもの話だが……もし流れてきた大きな桃が一つではないとしたら…日本に流れてきた桃が複数あるうちの一つに過ぎないとしたら…

声優・キャラクター
白石晴香、東山奈央、M・A・O、増田俊樹、戸田めぐみ、斉藤次郎
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いやぁ。。。監督さん、賛同できないです。

原作知らず。
評点はオンエア版に対するもの。

この作品で監督さんが施した手法が方々で話題になっているようですが、その是非を確認するという意味では視聴の価値があるかもしれません。

僕は原作の改編・改変を無条件に否定はしません。むしろ、必要ならばどんどんやって欲しいと思う側です。ただし、それが「必要」であり、かつ、その結果としてしっかりと「物語」が語られることが大前提です。

さて、今作の"シャッフル"に対して僕は全面的否定派です。結果としてできあがった作品も、シャッフルに対する制作サイド(主として監督)の気構えも、どちらも評価に値しないと考えます。

作画:ネタバレレビューを読む

声優:ネタバレレビューを読む

キャラ:ネタバレレビューを読む

音楽:ネタバレレビューを読む


物語とシャッフルの是非:ネタバレレビューを読む

[2021/09/22 v1]
[2021/09/23 v1.1] なんか微妙な並びを形成してしまったのでタイトルプチ修正

投稿 : 2025/04/05
♥ : 29
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

シャッフルの意味に期待しすぎました。結果はキャラ紹介アニメでした。

 まず、ほぼ何にも結末がないのはいかがなものかと思います。個々のエピソードもキャラ紹介のような印象です。逆にキャラ紹介だから最後までなんとか見られたともいえます。

 したがって、本作がシャッフル版である意味は一つしか思いつきません。多分こっちで見た方が飽きないと思います。アレ?こいつ初見だよな、とかこのつながり、なんだっけ?みたいなのがあるので、興味が持続するという効果はあったと思います。

ネタバレレビューを読む

 サリーが差別に関してピュアすぎます。その思想を裏付けするエピソードが言葉だけになっているので、深みが感じられません。サリーの桃太郎としての力がミコトとどういう関係で、なぜ差別をしないのかがストーリーとして行き着ければ良かったのでしょうが、残念ながら本作では表現されていませんでした。それとも表現していたつもりなのでしょうか?

 作画やアニメの出来は見るべきところはありません。兎人が可愛いのと動きがいいくらいでしょうか。ということで、まあ、最後まで見られましたがエンタメとして再視聴したり、考察するようなレベルには至っていなかったかなあというのが、正直な印象です。

追記 肝心なことを忘れてました。サルとキジはなぜいない?亜人で出てくる感じですか?


以下 視聴時のレビューですが、当時期待しすぎた私が馬鹿でした、という内容です。


ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

良くも悪くも王道

時系列シャッフルで悪い意味で話題になってた作品。

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6
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