buon さんの感想・評価
3.7
ハイスペクタルなチープさ +みんなの感想を見て思い出したこと
店員「安いよ安いよ、うちは何でも揃っている」
客A「お、これもあるじゃん★」
客B「ふざけんなこんなもんに金払えるか!」
客C「にょほほほ、これはなかなかの品質でござる♪」
客D「何で・・・こんな扱いをされているんだ」
客E「結局、何屋さんなんですか?」
店員「何でも屋です」
信念のあるところに道がある。
この主人公たちには道はあるのだろうか。
最初の数話を見て求めてしまったものは、ここにはなかった。
「蔑まされる日常と少女の手が血に染まる戦場」
人間の汚さがドロドロでどうしようもないヘドロの吹き溜まり、
そんな世界を守るために汗と泥にまみれ、血を流すが、涙は流れない、
そんなヘビーな世界を見たかった。
まあ、そこまでは求めていないけど、
一番に戦闘のグロさと派手さを、二番に人間の汚さと強さを堪能したかった。
ぶっちゃけ、微妙だった。
あらすじ省略。
長くなるから。
さて、この作品は要素、ネタが豊富な一方、どれもチープになってしまった。
あんだけの映像美なのに。
ツッコミどころを2つだけあげると、聖天子様護衛隊、れんたろ。
3つ目に戦闘を入れようと思ったが、短く言えば、対ガストレア戦をもっとみたかった。
ネタバレレビューを読む 他にも色々気になる点はあるんだけどね♪
とにかく、世界観として厳しい現実が目の前にたくさん転がっているのに、
その緊迫感が全然伝わらない。
ブラックブレットの世界に飲まれることがはなかった。
文句たくさん言ったし、他にもはたくさんあるけど、
なんだかんだで、そこそこおもしろかったよ~☆
{netabare}最終話のきさらさんとえんじゅは良かったわ。
きさらさん、その点に関しては確固たる決意があるんだな★★★★★
えんじゅ、そう思える人間は少ないんだよ、君は最高だ~☆☆☆☆☆
そしてれんたろ、おまえは平和主義者か? いつまでそれでいられるんだ??
もっとおまえが見てきた呪いを教えてくれ。目指す所は違えど、タネやんと同類の人間なんだろ!?
・・・フフッ、フフフフッ、フフハハハーーーッハッハッハーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
★今期、2番目に期待していた時の感想{netabare}
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0
【2話までの感想『表現力と演出と物語の問題』】
どこかで見た設定の塊だな。
「デガミバチ」的な敵が、
☆「寄生獣」的に現れ人類を侵蝕し、
そいつの影響を受けた妊婦から生まれる子は☆「エルフェンリート」的なスーパー女の子で、
☆「進撃の巨人」的に壁っぽいの建てて安全地帯を作り、
パートナーは「ガンスリンガーガール」並にちびっ子で不幸で強く、
なんか「AKIRA」っぽい終末感、
「幽遊白書」の仙水編的な残酷に扱われる人外とされる子ども、
高校生ながら生計を営む「ハヤテのごとく」バリの貧困生活感覚とちびっ子の組み合わせ、
・・・がんばってもこんなもんかなww
こういう事を言い続けようと思えば、いくらでも言えると思う。
『○○っぽい』をがんばって出してみました。
最初は☆が付いている3つのイメージだったけど、
寄生獣・エルフェンリート・テガミバチ・ガンスリンガーガールを合わせた感じが近いかな。
・・・巨人は観てないからよく分からんしw
んで「どっかにありそうな設定」って言われそうだけど、
ぶっちゃけ似通ってしまう、ってどんな作品・ジャンルでもあり得ることだから気にしないのが吉。
単純に、高校生・バトルで分ければいくらでも「同じような作品」が出てくるじゃん。
つまり何を題材にするか、どんな世界観なのか、設定なのか、
じゃなくて『表現力と演出と物語の展開』次第で評価が変わるんじゃないかな。
その点においてこの作品は、今の所、優れていると思う。
そして今後も優れた作品になると感じられる丁寧なつくりだと思える。
今期で2番目に楽しみにしている作品です♪
・・・ちなみに観始めた理由は『やなぎなぎ』さんがテーマ曲歌っている、
って感想を見かけたからですが、ぶっちゃけアニメ本編の方に引き込まれて、
テーマ曲はどっちも合っているからいいや、って感じですwww