ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.0
3つ目に想う あなたはわたし わたしは…
視聴前 さてリメイクは
視聴後 うん
この話は北極で青いボールを拾う話
ジャンルはドラえもん・ロボット
1986年(以下旧作)のリメイク(以下新作)ですね。ZZガンダムがやっていたぐらいですかね。
私は正直ドラえもんをほとんど知りません。2010年の映画がどんなのだったか知りませんし、1985年も1987年も知りませんし、おそらく見る機会もないでしょう。ではなぜ見たのか。理由はかんたんです
ロボットもとい百式をみるためですよ。正確に言えば旧作を百式目当てで見たから新作をみた、という感じです。
百式を参考にしたって断言しちゃってますからねぇw
約25年もの時を経てリメイクしていったわけです。他の方のレビューをみれば解ると思いますが、賛否両論の嵐です。
リメイクで良くなったという方もいれば、これは改悪だという方もいます。
個人的にはこっちのほうがすきです
大きな改変点はやはりピッポでしょう。旧作では登場してこなかった「ピッポ」というキャラクターはラストシーンまで影響してきます。旧作ではのび太くんが主人公の座をしずかちゃんにとられた感じでしたが、ピッポにより新作の主人公の座を勝ち取ったようです。話によるとそれが狙いだとかなんとか。
このピッポという新キャラの使い方が上手かったです。すべてをリルルに背負わせ、あっけのない終わり方にするのではなく、分散させ儚さを演出させるのはとても良かったです。
ネタバレレビューを読む
えっぐい。子供向け?これ。
他にも深いシーンはいくつか存在しましたが、個人的に一番好きなシーンでもあったのでこれを取り上げました。
あとはリメイクの強みですよね。声優さんもうんと演技力が上がり、作画があがり、音楽の質も良くなった。
声の使い分けにより表情や心情が、作画の向上により迫力・雰囲気・表情が、音楽により臨場感や心象風景が。
要は心情や感情を多彩に表現できるようになったということです。鉄人兵団という作品は一見ロボット主体に見えますが、リルルという少女の成長や葛藤がメインです。故にリルルの細かい変化などが表現されるのは作品の質をぐんと上げている事に繋がるのです。名シーンも新旧比べると差がわかるかもしれません。
特にそれが顕著に出ているのがネタバレレビューを読む あれは良い。
原作は藤子・F・不二雄先生。
監督は寺本幸代さん。新魔界大冒険や新人魚大海戦の監督をされた方ですね
脚本は清水東さん。TVアニメ版の脚本も担当されたことがあるみたいです
キャラデザは金子志津枝さん。緑の巨人や新宇宙開拓史のキャラデザをされた方ですね
劇判は沢田完さん。TVアニメ版の劇判もされてた方ですね
アニメ制作はシンエイ動画さん。
作画は普通でした。いつからかは知りませんが、ドラえもんも随分活気のあるうごきになりましたね。
主題歌は藤原基央さん作詞曲、BUMP OF CHICKENさん編曲歌唱の「友達の唄」
個人的には挿入歌の「アムとイムのうた」が狂おしいほど好きです。
声優さんはとても素晴らしかったです。既存のキャラはもちろん新キャラも沢城みゆきさん小林由美子さん。うーん豪華。ものすごくキャラにあっていましたね
総合評価 大人も見るべき