教育で日常系なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの教育で日常系な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月29日の時点で一番の教育で日常系なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.8 1 教育で日常系なアニメランキング1位
恋する小惑星(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (423)
1632人が棚に入れました
幼いころ、キャンプ場で出会った男の子と “小惑星を見つける" という約束をした木ノ旗みら。 高校では天文部へ入部しようとしたが、 今年から「天文部」と「地質研究会」が合併して「地学部」に……!? 地学系女子たちと一緒に、いろんなキラキラを探しに行きませんか?

声優・キャラクター
高柳知葉、山口愛、指出毬亜、東山奈央、上坂すみれ
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジックリと人間観察やキャラ採集も楽しめる地学アニメ

原作未読。

【物語 4.0点】
幼い頃、あの子と約束した小惑星を見つける!
といった一応の目標はあるが、
本作は全力疾走する青春夢物語が暑苦しく牽引するタイプではなく、
そんな夢を抱いたり抱けなかったりする美少女たちと
ゆっくり歩みを共にすることで見えて来る人間模様が醍醐味の日常作品。

水着回に温泉回にメイド服と、きらら日常系の萌え要素は一式用意されており、
ボンヤリ眺めているだけでも癒やされる。

が、やはり本作は、積極的に天文学や地質学に関心を持って、
掴みに行くことでより一層、楽しめる。

そして、その視聴姿勢は、
夢を持って学び行動すれば広がる世界。
天文&地質が合体した部活動を舞台に、
異なる趣味を持った仲間との交流でさらに視野が広がる。
といった登場人物との体験共有という形で報われる。


【作画 3.5点】
天文絡みとあって星空の背景美術等には並々ならぬこだわり。

厳密な作中世界の時季設定に基づいて配置したと言う星座。
より現実に近い暗い夜空をベースに、
許容範囲内で明るさを付加したと言う微調整により、
引き込まれる星空を演出。

かと思えば、リアル志向で描き込んだ建物の壁に、
SNS画面を投影するなどの
大胆さも交えてリズムを生み出して来る。


一方の人物作画。
赤だの青だの相変わらずのカラフルな髪色に、
パワーストーンの如き瞳の輝き。

ただ、色彩のタッチは淡く、萌えの押し売り感は控え目な印象。
ここでも視聴者の側にピントを合わせることを求めるようなデザイン。

安定感の方は、中盤の総集編後に、やや息が上がる場面も……。


この2020冬クール、いや今年は、新型コロナ禍もあってか、
道中、作画やスケジュールが苦しくなる作品が多いなぁ……。


私のツボ:{netabare}「二人分頑張りますから」と、さくら&モンロー先輩に決意表明する
イノ先輩の反復横跳び?な珍プレイ動画。{/netabare}


【キャラ 4.5点】
単体で趣味やこだわりを持ったキャラを人間観察するのも楽しいが、
みら&あお、イノ先輩&さくら先輩、さくら先輩&モンロー先輩
などとカップリングで観察すると、さらに味わいが滲み出てくる。


例えば、{netabare}素直になり切れない、さくら先輩を眺めるイノ先輩とか

モンロー先輩の夢を語る姿を、
目標を見つけられない自身を自嘲しながら眺める、さくら先輩とか。{/netabare}

ずっと、あの人を見つめ続けて来たからこそできる、
あなたって、やっぱりそういう人ですよね。
と言わんばかりの達観した表情を発見した時に、
ボーリング調査級のキャラの深掘り感を覚えるのは、
きっと私が抜け出せない百合の沼に足を突っ込んでるからなのでしょうねw


終盤、新規追加された後輩キャラには唐突感は覚えないが、
深部への掘り下げまでは、まだ行っていない印象。可能性は感じさせる。


これは是非2期やってボーリング調査してもらわねば♪


【声優 4.0点】
みら役・高柳 知葉(ともよ)さんといったメンバーらを、
きらら系のヌシ?(笑)のモンロー役・東山 奈央さんが取り仕切ったという?
たのしーアフレコ現場。


配役はナチュラルさを重視した適材適所。
各種萌え成分等は雰囲気を壊さないように添加。

こうした配慮が、いざ真剣に目標などの想いを語るシーンで生きてくる。


【音楽 4.5点】
音楽制作・フライングドッグ。劇伴は伊賀 拓郎氏。
「Asteroid in Love」などの神秘的なピアノの音色で夜空を演出しつつ、
「地学部活動2 浮き立つ心」何かでは、アコギとバイオリンなどを疾走させ
地学部活動のウキウキ感もアシストする。

OPは東山 奈央さんの「歩いていこう!」。EDが鈴木 みのりさんの「夜空」。
共にピュア成分配合の歌声でしっとりと癒やしつつ、
着実に前に向かって急がず休まず歩んでいく作品世界とシンクロ。

自慢の空模様を多用したED映像は感動的。




【6話迄の感想】知性と感性がもたらす癒し

長くなるので折り畳みw
{netabare}
見上げてごらん夜の星を♪

ほら 足元を見てごらん♪


古今、色んな歌が元気づけようと顔面の上下動を勧めて来るわけですが、
空を見たって、天体について何も知らなければ感動は続きませんし、
地面を見たって、ただの石ころが転がってるだけと思えば、不貞腐れるだけ。


天文部と地質部が合体した‶地学部”の活動を描いた
このきらら系を見ていて、学問とは成功などの現世利益を得たり、
論戦で相手をねじ伏せるだけの物じゃない。

各々が興味を持って探求して身に付いた知識。
仲間の趣味の視点も共有して広がる見識。

それらに育まれた感性のアンテナが夜空や道端にある驚きを感知していく。
きららの萌えキャラから思いがけず学びの本質を諭されつつ、
癒される今日この頃です。


天文学や地質学においては、対象を時間をかけて観測することで見えてくる物がある。
その視点が人物描写にも当てはめられるのが本作の渋くて良いところ。

この後輩はずっと先輩を見てきたからこそ、こういう表情をするんだなとか、
じっくりと観察することで、彼女たちの新たな一面を発見し癒される。


また楽しからずや。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 45
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

僕らが描いた未来は遥か遠い道の途中・・・

このアニメは、とても癒されます。そして、不思議となぜか、未来への希望と新しいことに挑戦する勇気をもらえます。

主人公のみらは、小学生のときキャンプで出会った男の子と一緒に小惑星を見つける約束をしました。
その約束を守るため、みらは高校に入学すると地学部に入部します。
でも、みらが男の子だと思っていた相手は、実は女の子。しかも同じ地学部に入部したあおでした。
二人は直ぐに意気投合し、未知なる小惑星の発見に挑みます。

みらもあおも純粋です。しかもこの物語には悪い人は誰も登場しません。
みんな困っている仲間のために懸命に頑張るお人よしばかりです。
{netabare}
引越しで遠くに行くあおと離れないよう、皆で集まって対策を考えたり
沖縄にいるみら達のために、茨城県にいる部員がテルテル坊主をつくったりと。
{/netabare}
もし私が、こんなことをしてもらったら、涙を流すほど感動するでしょう。


また、この物語に登場する『地学オリンピック』や『きら星チャレンジ』は、実在するものです。
だからテレビを見ている誰にでも、夢を実現できる可能性があります。
皆さんも素晴らしい未来を見つけるために、挑戦してみませんか?


ところで、この物語には主人公のみらやあおよりも、もっと魅力的な生徒がいます。
それはみらのひとつ年上のイノ先輩。

イノ先輩には特技があるわけでもありません。みらやあおが簡単にできることも、イノ先輩は失敗することがたびたびです。
でも、イノ先輩はいつも一生懸命に努力します。そして、地学の研究をするときは、誰よりも目をキラキラと輝かせます。
さらにイノ先輩が皆に語る話は、常に明るい未来を目指した内容で、心地好く響きます。

だから私は、いつかイノ先輩が主人公で活躍する映画をつくってもらいたいと願っています。


このアニメのオープニング「歩いていこう!」は元気をもらえる歌。そしてエンディング「夜空」は美しい歌。
二つの歌の共通点は、このアニメにも描かれているように、決して無理をせず、一歩一歩と未来に向かって歩いてゆく、そんな歌です。

ほんの一歩、昨日の自分よりも前向きに進むこと。
それを積み重ねてゆけば、きっと素晴らしい未来が待っています。

千里の道も一歩から…と、ことわざにもあります。
だから、一緒に頑張りましょう(^_^)。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 64

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

安定のきらら枠。本作はコメディ色薄目で・・・。

原作未読。最終話まで視聴。

安定のきらら枠作品。
本作はコメディ色薄目な日常系。
夢に向かって一歩ずつ前進していく姿に、見ているだけでとても癒される作品。

小学生の頃、一緒に小惑星を見つける約束をしたみらとあお。
高校に入学し、地学部で再会した二人を中心に物語は始まります。

モンロー先輩、桜先輩、イノ先輩。
様々な人たちと出会い、一歩ずつ夢に向かって前進し続けるみらとあお。
応援したくなるのは、おじさんの性でしょうか?(笑)

モンロー先輩たちが卒業し、新体制になった地学部。
新部長になったイノ先輩がとても可愛い。
何かとドジな所がクローズアップされがちだけど、部長としての自覚から、地学オリンピックに挑戦するなど、こちらも一歩ずつ成長していく。

終盤の「きら星チャレンジ」のくだりも、とても良かった。

安定して美しかった作画、作品とぴったりなOP/ED、どちらも作品を盛り上げていました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 42

84.5 2 教育で日常系なアニメランキング2位
銀の匙 Silver Spoon(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1728)
9308人が棚に入れました
「寮があるから。」という志望動機で大蝦夷農業高等学校(エゾノー)に入学した八軒勇吾。札幌の進学校での厳しい学力競争に敗れ、ある意味、逃げるようにエゾノーに入学した彼は、広大な自然と動物に囲まれたここで、全く別の厳しさに直面することに。一般家庭で育った八軒にとって、エゾノーで行われる実習や部活は、初めて経験することばかりで、悪戦苦闘の毎日。また、自分とは違い、将来の夢や目的を明確に持つ他の同級生たちは、彼に、進学校にいた頃とは違った焦りを感じさせる。それでも、課題を一つ一つこなし、同級生たちとの絆を深め、少しずつ、精神的にも肉体的にも成長していく八軒。汗と涙と土にまみれた青春が、今日も続いていく。

声優・キャラクター
木村良平、三宅麻理恵、櫻井トオル、高垣彩陽、島﨑信長、庄司将之、高梨謙吾、こぶしのぶゆき、井澤詩織、小西克幸、増谷康紀、三ツ矢雄二、小野友樹、水島大宙、田野アサミ、川原慶久、西村朋紘、内海賢二
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いただきます!

原作未読。

主人公の名前は八軒勇吾(はちけん ゆうご)。
彼は「エゾノー」と呼ばれる高校に入学する。
そこで、仲間たちとともに生活し、自分の夢を探す。
農業高校を舞台とした青春ハートフルコメディ。


素直に面白かったです。

前向きであたたかい物語。
そして、小気味よいギャグでたっぷり笑わせてくれます。
おかげで見ているこちらはニッコニコ(*´∀`)

音楽もいいですね。
OPもEDも耳に残ります。
特にスキマスイッチの歌う「Hello Especially」はグッド。
聴いているだけで楽しくなってきます。


テーマは明確です。
大きく分けると、

・いただきますの精神
・夢

このふたつがあげられると思います。

生きものを育て、殺して、食べるとはどういうことか。
自分なりの夢を持つのに必要なものとは何か。

それをまとめたセリフがあります。
{netabare}
「当たり前だと思い込んでたものを、もう一度とらえなおすのも大切なのかなぁって」
{/netabare}
メッセージが一言で伝わってきます。
うまい表現だと思いました。


正直、無難でそれほど勢いはありません。
しかし、ほのぼのしていてとっても見やすいアニメです。

また、酪農や畜産の知識がたくさん取り入れられていて勉強になります。
作者である荒川弘の実体験が元になっているそうです。

老若男女を問わず、だれにでも勧められる作品です。


今回は、動物と食に対する姿勢が大きく取り上げられていました。
2期ではどうなるのでしょう。
これから夢にどう踏み込むのか見守りたいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 86
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

命をいただくことを学べる作品

2013年7月、ノイタミナにて放送。(分割2クール)
本作第1期は11話、第2期も11話です。


【前置き】

原作漫画の作者は、あの「鋼の錬金術師」の荒川弘さん。
サンデーでの連載にもでしたが、ハガレンとは全く違う「農業高校」を舞台にした本作を描くということに、当時は驚いたものでした。
正直、「そんなにウケるの?ソレ…」と……。。。

しかし、ワリと有名な話だったようですが、荒川さんは北海道の酪農家の生まれで、実際に農業高校卒業生。
卒業後も漫画家デビューするまでの7年間、家業を手伝っていらっしゃったとか。
実際の体験が活かされた内容も多いのだそうで、こういう作品を描くのに、うってつけの方だったんですね。
ホント今思えば、シロートが勝手にいらぬ心配をしておりました。

荒川弘さんが、本当に上手に漫画を描く方であったこと。
そして、それをアニメとして、製作陣が100%面白さを損なわず描いて下さったこと。
この2つが合わさったことで、またひとつ大好きな作品に出会えました。



【あらすじ】

北海道に所在する「大蝦夷農業高等学校(通称エゾノー)」は、農業・酪農・獣医師などを目指す農家の子供が多く通う高校です。

主人公『八軒 勇吾(はちけん ゆうご)』は、進学校出身でありながらエゾノーに寮があるという理由だけで入学するのですが、他の生徒達が明確で堅実な将来の夢を持つ中、自分だけ何も夢を持っていないことに気付くのでした…。



【語ってみる】
{netabare}
本作の第一印象は、『主人公にインパクトがない』でした。
なんと言うか…少年誌の主人公特有の、言動や行動を真似したくなるような憧れ要素は皆無のように見えましたので。

ですが、だからこそ同じ人間として共感しやすいという効果が大きかったですね。
農業高校の内容に対し、おっかなビックリするのも視聴者が同じ視点で一緒に味わえますし。
こういう箇所は、同じ農学を舞台にした「もやしもん」にも、非常に似ていますね。
ただ、少年誌でこの作風を通すのは中々難しかったでしょうね。
ハガレンの実績があるからこそ、通った原案のような気がします。


序盤は、本当に授業内容に驚き慄く八軒を見るばかりだったような気がします。
キャラクター毎のエピソードをドンドン出して掘り下げていき、早く内容を詰めて面白くしようという感もあまり見られず…。
そういう意味では、前半は少々退屈でしたね。

しかし、それは時間をかけての綿密な下準備のようなものでした。


中盤のピザ制作を機に周囲との繋がりが増えた八軒は、その周囲が農学に所縁のある先の人生を見つめていることを、身を持って痛感していきました。

そこから八軒は、働くことや経済動物を育てるということを、真摯に受け止め学び始めていきます。
そして終盤の見所となる、その育てた経済動物を食べる過程が葛藤とともに丁寧に描かれており、全体を通して見るととても教養のある作品に仕上がっておりました。


本作を見ていて好感が湧いた点は、動物に対して誠意と敬意が非っっ常に強く描かれているところでしたね。
馬術を描く上では、馬の性格からその接し方であったり。
家畜を描く上では、豚の生体からその思考に至るまで…と。
これらを通して、動物達の驚くべき生体と、彼らが人間にとってどれだけ大切な存在かが、その愛らしさも含めて存分に描かれておりました。

『オマエら(人間)は、家畜の奴隷だ!!』は、…まぁ…誇張し過ぎかもですが(笑)


こう経済動物に対しての敬意と愛らしさが如実に描かれていた上だからこそ、食肉になる現実を目の当たりにして辛い思いもするのですが…。
それを、初めての給料で買うという判断を下した生徒が八軒でした。

私は、この時初めて「八軒」という主人公に対し、強い魅力を感じたように思います。
決して個性なぞ薄くない…、非常に中身の濃い…良い意味で周囲を巻き込むめんどくさい奴だったんですね。

家畜として生きている動物は、なにより感謝して美味しく食べてあげることが一番の恩返しとなる。
それが、たとえ「豚丼」と名前を付けて(←おい!)育てた動物であっても。

ただ、これはあくまで、食べる側の人間のエゴのような見方にも見えるかもしれません。

「そう生まれてしまったばっかりに、生か死かの二択人生に放り込まれて…、

 人間の気持ち一つで一生を左右されるんだもんなぁ。

 馬の気持ちが完璧に分かったら、俺ら気がおかしくなるかもしれん。」

これは、第3話の亡くなった馬の葬儀を目の当たりにするシーンでの農家の台詞ですが、豚丼を通して見るとまた尚更胸に響きました。


最終話では、その豚丼の死と食を通して、「逃げて」この高校に辿り着いたこれまでの自分を振り返る八軒。
先のない自分に自信を無くしていましたが、そこに現れた(目算5才児に見える)校長先生が、笑顔で優しくこう言います。


「生きるための逃げは有りです、有り有りです。

 逃げ場の無い経済動物と、君達は違うんですから。」


教育者というよりは、人生の先輩のような立場からの台詞でしたね。
グッときました。

実写映画では、この校長先生役をダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが演じられたようですね。
漫画の実写化は基本的に好きませんが、竜兵さんの演技は見たいです。

しっかし本作も、こうハガレンみたく名台詞の多いこと多いこと…。
ファンタジーでは無いからこそ、今作は余計に胸に響く言葉が多かったですね。
{/netabare}



【総評】

私達は皆、経済動物を美味しくいただいて生きています。
それが、「命をいただくこと」だと、本作を通して改めて深く学ぶ機会をいただきました。

2期は本作のそのまま続きとなり、人物の掘り下げとともに酪農家の厳しい現実を垣間見る内容となっており、本作以上に見応えがありますよ。

ただ、これは深夜に見るべきじゃない気がしますね。
美味しそうな食べ物をこれまたメチャ美味しそうに食べるシーンが多いので、まるで夜食テロです。

ちなみに私は、「卵かけごはんは世界で一番美味しい」という気がしないでもないと思っています。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


余談ですが、作者の荒川弘さんが体験した…もっとリアルでエゲツナイ酪農家業の現実については、作者の酪農エッセイ漫画「百姓貴族」を見ることで垣間見れますよ。
非常に読み応えがあるので、本作が好きな方には是非オススメしたいです。


◆一番好きなキャラクター◆
『八軒 勇吾』声 - 木村良平さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『吉野 まゆみ』声 - 井澤詩織さん


以下、ふと思い出したどーでもいい話なので〆ます。
{netabare}

そう言えば、とある魔法少女作品の可愛いマスコットキャラが、こんなことを言ってましたね。


「例えば君は、家畜に対して引け目を感じたりするかい?

 彼らがどういうプロセスで、君たちの食卓に並ぶのか。」


「牛も豚も鶏も、他の野生動物に比べれば種としての繁殖ぶりは圧倒的だ。

 君たちは皆、理想的な共栄関係にあるじゃないか。」


本作を見た後に改めてこのシーンを見たら、更に心をエグられました。

とりあえずコイツを、ワケが分からないウチに蜂の巣にしてやりたいです。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 44
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

八軒と愉快な仲間たち♪+豚丼

鋼錬の荒川弘さんの作品と聞いて
すごく楽しみにしていました。

農業高校を舞台にしていて
とてもユニークなアニメですね。

■第1話~第11話
{netabare}
農業高校での生活の中で様々な経験を
積んでいく八軒ですが、
やはり豚丼の存在は大きいですね。

最後の燻製ベーコンはおいしそう^^

このアニメを見ているとやたらと
お腹がすいてしまいます。


ピザ食べたい~^^


第2期も決定したので
来年が楽しみです。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 80

77.1 3 教育で日常系なアニメランキング3位
ぼくたちは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (496)
2342人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった学園きっての天才美少女たち! 完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!? 個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走! 勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

文系/理系/体育会系、ある意味「裏『人生』」!?

しかし、作中でヒロインたちの得意分野はあまり活かされないので「凸凹解決せんせーしょん」という訳には行かないのです…。

第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。週刊少年ジャンプに連載の同タイトルの原作マンガは、最新巻が11巻です。

アニメ化範囲でもストーリーが進むと増えるかもしれませんが、とりあえず主な登場人物は下記の5人です。

ちなみにタイトルが『ぼくたちは勉強ができない』なのですが、開始時点ですら全く勉強ができないのはうるかだけです。

唯我成幸(ゆいが なりゆき): 主人公。母子家庭で育ち、経済的な理由から大学へのVIP推薦なる枠での進学を目指すが、その条件として女子生徒3人の「教育係」に任命される。学業的にはどの科目もわりと成績が良いオールラウンダーだが、文系科目/理系科目のいずれも校内1位にはなれない。運動は苦手。

古橋文乃(ふるはし ふみの): ヒロイン枠。国語(現代文・古文・漢文)が得意科目だが、ある思い入れから理系の進学を目指す。しかし、数学を筆頭に理系科目の成績は壊滅的で、成幸に勉強を教わることになる。

緒方理珠(おがた りず): ヒロイン枠。数学と物理が得意科目だが、趣味がきっかけで文系の進学を目指す。しかし、気持ちを読み取ったり小論文を書いたりするのは苦手で、国語を筆頭に文系科目の成績が良くない。やはり成幸に勉強を教わることになる。

武元うるか(たけもと うるか): ヒロイン枠。水泳部で好成績を残すスポーツ少女。志望の大学にはスポーツ推薦で進学できると思っていたため勉強をしてこなかったが、推薦時に英語の試験成績を問われることが急きょ決まり、成幸に勉強を教わることになる。

桐須真冬(きりす まふゆ): ヒロイン枠(?)。世界史を担当する教師。文乃と理珠の初代教育係。才能がある分野に進まないのは無駄なことだという考えがあり、二人にも得意分野に沿った進学を強く勧めるが反発され、教育係を断念する。サブタイトルなどで「前任者」と出てくる場合は桐須先生のことを指す。

成幸が女子3人に勉強を教えることでいわゆる「ハーレム物」の構図になっているのですが、本作のフックとして機能しているのが桐須先生の存在です。

当初は成幸の「ライバル」として配されたと思われる先生ですが、おそらくアニメの中盤くらいから「ヒロイン」として機能しだしてからが本作の「本番」だと思いますので、お楽しみに!

2017.7.1追記:
第13話まで視聴終了。分割2クールということで、2019年10月からの2クール目の放送予定の予告がありました。

終盤でのあしゅみー(小美浪あすみ)先輩の登場で、主な登場キャラクターは出揃った感じですので第2クールでは各ヒロイン達の肉親たちの出場機会などもありつつ、お当番回的な物が回っていく感じになると思います。

原作では真冬センセー、先生とは思えないくらいに活躍してますがアニメではどうなることでしょうか。楽しみです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 47

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ユイガ君がマッチョじゃないから、ハーレムっぽくても楽しめました(^^)

ユイガ君、天才でもないし、ルックスも平凡だけど、凄くステキだと、思います!

私、マッチョっぽい感じのハーレム系アニメって、わりと苦手なんですけど、こういうのなら大丈夫です。

ギャグアニメのジャンルとして、
ラブコメがあって、
そのバリエーションにハーレム系があるんだと思いますけど、
ハーレムの頂点に立つ主人公男子が、なんでそんなので女子からモテまくるのか、私には理解出来ない感じの「女の子の気持ち解ってないキャラ」なこと、多いと思うんです。
なんか喧嘩が強くてとか、女の子に対する態度が無遠慮とか、発言が思いやり足りなくてとかで、イラッとさせられちゃう、そんな主人公男子が、ちょっとした一言や何気ない仕草ひとつで、それまで嫌ってた女の子にいきなり恋をされちゃう、みたいな展開。
そういうのって、女の子を根本的にはモノとしてしか見てないし、女の子の気持ちの繊細な部分を無視しちゃってると、思うんです。

前置きが長くなっちゃいましたけど、
ぼく勉のユイガ君って、そういう、ありがちなハーレムの頂点に君臨するキャラとは全然違うと思うんです。
女の子・・・っていうより、人と接する時の、
基本的な姿勢がしっかりしてる。
ちゃんと相手がどう考えて行動してるのか、よく考えて相手の気持ちを尊重しながら対応してくれる。
それに、もともと天才でなんか全然なくて、努力で勉強を出来るようになった、言うなれば普通の才能しか持たない人で、
しかも家は母子家庭で貧乏で、幼い兄弟の面倒も見なくちゃいけなくて、ヒロイン女子たちの教育係を引き受けたのも、家計のために特別VIP推薦での大学進学を考えてのことって、格差社会のせいだとはいえ、健気すぎです。ついでに言っちゃうと、キャラ造形も、とてもモテそうにはない、垢抜けないというか平凡な感じで、ああ、この男の子は、真面目に頑張って生きて行くしか人生を成功する方法は無いよねって感じです。
でも、だからこそ、人に勉強を教えることに、真面目に取り組めるし、工夫も出来るし、一生懸命になれる。
自分が、勉強を頑張って、努力して成績を上げてきたから、他人の苦手科目克服を手助けするのにも長けている。
なんかすごく、教育係に適役な、素敵な人ですよね!!

そんなユイガ君だから、
学校内でも有名な、
特定の科目に特化してる天才タイプの女子3人が信頼を寄せてくれるの、とてもよく解ります。
それぞれ、得意科目はズバ抜けてるのに、苦手な科目ではとことんポンコツな訳だけど、
それでも苦手を克服して、自分の希望する学部に進みたいという意志と理由を持ってるから、
ユイガ君と出会ったおかげで、少しずつ苦手科目の成績を上げられるようになるのが、いいお話だって思います。


ただもちろん、これはハーレム系ラブコメなんで、
信頼や感謝の気持ちが、徐々に恋心に昇華してっちゃう訳で。
もともとユイガ君を好きだったうるかちゃんは、英語とスポーツを頑張りながら、うまくユイガ君に気持ち伝えられるといいなって思うし、
まだ自分のユイガ君への恋心を自分でもよく解ってない緒方さんには自分の気持ちを理解出来るようになって欲しいし、
ユイガ君の相談相手みたいなポジションになっちゃってる文乃ちゃんは、どういう風にユイガ君を意識するようになってしまうのか興味津々です。

そしてもう一人、桐須先生!
ユイガ君の前任の、天才ポンコツ女子教育係にして、才能優先主義のこの人が、苦手科目を習得させるのが上手なユイガ君とこれからどういう風に絡むのか、凄く、気になります!!
桐須先生って冷徹クールな教師を装ってるけど、実は生徒思いの優しい性格なのをユイガ君には見破られてるし、
掃除や片付けが極端に苦手な汚ギャル系なんだけど、掃除とか片付けとかいった生活能力って、
そうなんです!ユイガ君の最も得意な領域なんですね!
これはこの二人の関係が、今後どういう風に展開していくのか、桐須先生までもがユイガ君にデレるときが来るのか、大注目です(≧▽≦)



・・・・・・・・・・^○^・・・・・・・・・

観終わりました(^^)

うるかちゃんスゴイ可愛い!
でも気持ちをちゃんと伝えられないまま・・・(><)
ちょっと可哀想、かなー。
りずちゃんは、自分の気持ちをわかったのはいいんだけど、
まだまだ幼いなー。
これで心理学を専攻したいって、ちょっと無理あるなー。
もっと小説とか読んでがんばって。

で、文乃ちゃん!
女子ふたりの恋の相談役 兼、ユイガ君の女心のお勉強の師匠だったのが、
最終回で、ようやく大事件!
これから三つどもえのハーレム展開?
桐須先生やあすみ先輩とはどうなるの?

いいところで終わっちゃったよー(≧△≦)

つづき、待ってます~(*^,^*)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 38
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

オーソドックスなラブコメ①

原作既読。最終話まで視聴。

週刊少年ジャンプは40年近い愛読書です(笑)。
そういえば、今週発売の33号で、第2回キャラ人気投票の結果が載ってましたね。
{netabare}第1位 桐須真冬  14,598票
第2位 古橋文乃   3,259票
第3位 竹本うるか  2,980票
第4位 緒方理珠   1,803票
第5位 小美波あすみ 1,488票

真冬先生、ダントツぶっちぎりで2連覇達成でした。
ちなみに、主人公の唯我成幸136票で第9位・・・。{/netabare}

分割2クールの第1期。

ハチャメチャな初期設定さえ受け入れられれば楽しめるラブコメだと思います。
個性豊かな女性陣が、揃って好キャラ揃いですからね。

分割2クールの第2期も楽しみにしています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 42
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