2024年度の戦争おすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度の戦争成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の2024年度の戦争おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.1 1 2024年度の戦争アニメランキング1位
異修羅(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (161)
326人が棚に入れました
地平のすべてを恐怖させた魔王が打ち倒され、破滅に怯える必要がなくなった時代。 未来に夢を見ることができるようになった今、少女は理不尽な暴力の渦中にいた。 素晴らしかった景色はもはやなく、都市も、草花も、全てが燃えている。 生きながら解体されていく親友の苦悶の断末魔を聞きながら、少女は逃げ出した。 親しい誰かが死にゆくとき、自分が無力でいること以上の絶望があるだろうか。 しかし、少女の前にふらりと現れた一人の剣士が、絶望を、抗うことのできなかった理不尽を、たった一振りのなまくらで、いともたやすく斬り伏せてしまった。 「――柳生宗次朗。このオレが、地球最後の柳生だ」 この世界には、あらゆる“力”の頂点を極め、「最強」の名を戴く者たちがいる。 剣士もまた地平に蠢く無数の、“修羅”の一人。 魔王亡きこの世界で、なおも闘争を求める、その一人目に過ぎない。 ――そうか、私はこの男が、“強者”が許せないんだ。 幾度も命を救われたにも関わらず、少女に芽生えた見当違いな感情。 しかし、すべてを失った少女には自分自身を支えていく理由が必要だった。 ――この男を殺す。この世界には、それができる“強者”がいる。 理不尽な“強者”たちへの憎悪を支えに、少女は剣士と共に歩き出す。 「最強」を殺す旅路は、そうして始まりを告げた。


声優・キャラクター
柳の剣のソウジロウ:梶裕貴
遠い鉤爪のユノ:上田麗奈
星馳せアルス:福山潤
静寂なるハルゲント:大塚明夫
警めのタレン:朴璐美
鵲のダカイ:保志総一朗
夕暉の翼レグネジィ:森久保祥太郎
晴天のカーテ:雨宮天
世界詞のキア:悠木碧
赤い紙箋のエレア:能登麻美子
濫回凌轢ニヒロ:高橋李依
音斬りシャルク:山寺宏一
鎹のヒドウ:岡本信彦
速き墨ジェルキ:子安武人
海たるヒグアレ:杉田智和
月嵐のラナ:花守ゆみり
通り禍のクゼ:三木眞一郎
静かに歌うナスティーク:堀江由衣
ネタバレ

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

無感動なバトルの垂れ流し

誰が勝っても負けても心に響かないバトルで実に退屈なアニメでした。
というのも、感情移入できるキャラが一人もいない、いたとしても描けていないというのが問題だと思うんですよね。

第1話で出てきたユノという女性キャラだって、復讐という目的につなげるために無茶苦茶な論理を展開するため、こちらとしては終始意味が分からないこじつけをするヒステリーな女になっていますし、「自分の住んでいた町と親友を失う」という字面だけは悲劇なんですが、それも描写不足により共感性を失っていると感じます。

そして最終話のセリフには、本当にこのキャラを殴りたいなと憤りを覚えるほどです。

詰まる所、このキャラ自身は弱者のため、他のキャラの殆どは強者という物語の性質上、我々視聴者に最も近しいキャラである必要があったにも関わらず、その役どころすら果たせていないキャラという事です。

最も本作において無価値で不快なキャラだなと思いました。

そしてその他のキャラも軒並み共感できないし、感情移入をさせてくれない。

{netabare}星馳せアルスとレグネジィのバトルとかまさにそうで、群れを抜けたアルスもワイバーンという群体としては失格である行為に当たると思いますし、だからと言って、レグネジィも正直言いすぎです。

一匹群れから逃げたアルスを群体を率いるレグネジィが罰を与えようとする、その行為自体は筋が通ってはいるんですが、何もそれだけをテーマにしようとすると、因縁としては凄く弱いんですよね。
そして何より共感できない因縁です。

まあ、ワイバーンなので共感できないのも当然ですが、ならばせめてレグネジィのセリフをもう少し減らしてほしかったかなと思います。
何度も執拗に中傷をまくしたてるから、小物に見えて仕方がないんですよ。

アルスもアルスでボソボソなんか言ってるキャラになっているので、達観したキャラとか自由なキャラとかいうよりは、群れから逃げ出した陰険な性格のやつだなと思ってしまいましたね。{/netabare}

だからどちらも好きになれない。共感できないんじゃなくて好きになれないんですよね。

その他のバトルも、登場人物の掘り下げが全くできていないから、知らない人と知らない人のバトルを見せられている気分になって無感動な状態で観ることになりましたね。
まさに全然興味のないスポーツ観戦を脳死で観ているような感じでした。

バトルの内容は王道でとても良かっただけに残念としか思えません。


なら本作のストーリーだけを見た場合どうだったのかと言いますと、外枠が綺麗にまとまっているようで、細かい中身が疎かになっているなと感じる出来でしたね。

そもそもの本作のメインテーマである、勇者を決めなければならないという説明が本編で最後に本当に少しだけ触れるだけです。
最初にやるべきでしょそこは。

またエレアとかいうキャラの過去とかも説明不足により本筋のストーリーに全く感情ができないし、何なら国の将軍になっているようなキャラが「誰からも見下されない」という願望があるってなっても、いやその立場で何言ってんだとなります。

やりたいシーン、見せたいシーンだけを抽出しただけのような出来上がりになっていて、物語に必要なシーンを描けていない。
結局、キャラの能力紹介止まりの話ばかりで、肝心のストーリーは大筋だけを上手く見せて、細かい所を全く描写しない。
そういう所が更に共感性や感情移入する機会を失っていると感じます。


またナレーターがうるさくて、本作の没入感をいちいち阻害するんですよ。
「それは~である」とか、そんなのさっき映像で観て知ってるよって事をナレーター付きでまた観るというスタイルは、正直私の好みには合いませんでしたね。
土師さんの声も正直、本作のナレーターには向いていないなと思いました。
聞きづらい籠った声で新出の用語を並べるように話すのですから、本作のナレーターはもっと聞きやすい声の人が良かったのではないかなと思います。
雰囲気はよかったのですが。


総評すると私にとって本作には、物語的な価値はないんじゃないか、と思える出来になっています。キャラ的な魅力もない。
バトル描写だけを本気で描いた映像作品、という位置づけ止まりですね。

何度も繰り返すようで申し訳ありませんが、感情移入できないキャラと感情移入できないキャラ同士が戦っても、何も観ていて楽しくないんですよ。
ドラゴンボールやヒロアカ、ラノベですと「とある」や物語シリーズ、強敵VS強敵を中心に描いている同系統の作品ですと刃牙とかの方が、よっぽど感情移入ができるようになっています。

原作がどのような出来なのかは知りませんが、バトルシーンばかりを注視して、ドラマを疎かにしたアニメ版を、正直私は好きにはなれませんね。

おススメできる人ですと、物語に没入感を求めない人は楽しめる出来になっていると思います。
ただ説明や設定が多くて前半は特に疲れると思うので、そこは注意してください。

以上です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ここまで全て地区予選の予選です。

キャラの話やってから本編でトーナメントおっぱじめるのか?話の内容はまだなんとも言えないが、バトルシーンはハイクオリティ。CG演出も迫力があっていいね。

キャラが好きになれるかどうかで言えば…ヒロインの逆恨みムーブが謎すぎて…シナリオ面もこれ不安要素の方が大きいな…

脳死で見るタイプの厨二バトル群像劇って感じ、見たことありつつも目が離せないので今後の展開次第かな?(追記:1話にでてきたあの二人は別に主人公とヒロインって訳ではなさそう、なんなら主人公やヒロインって概念があるかすら怪しい)

2話追記

今回は新しく出てきたオッサンとワイバーンの奇妙な縁の話。やっぱり違う話を少しづつ繋げてからトーナメントに臨ませる構成なのか。あとオープニングエンディング劇伴どれも良かったので加点しました。

3話追記
バトルだらけだった1話2話から一転して世界観掘り下げやキャラ描写主軸の話に。今までと違って思考がわかりやすいキャラが多くなってきて良くなった感はある。世界観が分かりやすくなってすんなり入ってきたけど説明は多少はあるけどもう少し分かりづらいので分かりやすくまとめた資料的な何かが欲しい。少なくとも1クール目は序章みたいな感じで終わるのか、中途半端な所で切られないどころかキャラ紹介が終わってない段階で1クール完走はご勘弁を…

4話追記
ウダウダ話すだけの世界観説明をおねロリ百合展開を挟むことで目の保養になる場面として昇華させるテクニックには恐れ入った。とはいえバトルがないのは物足りない…それとキャラ紹介はそろそろ終わるのか?次回でメインの修羅達の話切りそうなんだが…バトルの面白さや世界観、キャラの良さで持ってるけどそろそろ本筋始めないとキツイ。

5話追記
狂気的な杉田智和、いそうであんまいないけど見られて満足、三木眞一郎の気だるげで飄々とした感じは良かったな。そして6話、ようやく修羅同士の激突が始まる予感!トーナメント入るにせよ入らないにせよ面白くなることを期待。

6話追記
ついに各キャラの思惑が交差する展開に!こういう諜報メインの頭脳戦は見ててハラハラする。どのキャラも一枚岩じゃないからあぁいう引き込み方が出来るのかな。ただ惜しむらくは本格的なバトルは7話まで持ち越されそうになるのがなぁ…

7話追記
ついに修羅同士、ふたつの大勢力が激突し始める。大会始まる前に破壊!?どうなるのかいよいよ読めなくなってきた。

8話追記
修羅の交戦が始まり軍略的にもバトル的な意味でもまさしく混戦状態!大会始まる前で街一つ壊滅する規模の戦いとか今後大会やるとしたらスケールダウンするかしないか分からんな、ってか{netabare}ヒグアレ…嘘だろ…?{/netabare}

10話追記
9話はレグネジィとアルスのワイバーン同士の因縁対決。背景に何があったのかはあまりベラベラ語らないが、とにかく空中戦の迫力と勢いが凄まじい。
10話はニヒロVSダカイ。ニヒロはあれであっさり死ぬとは思えないが本当に死んでしまったのだろうか?にしても先行きがいい意味で読めないアニメだな…
ラナの発狂と暴走を止めたいキアの純粋さは心打たれた。切に生き残って欲しい。

最終話追記
まだまだ戦いは始まったばかり…どころかまだ始まってすらいないという、スケール感がヤバすぎるな…今後の修羅の登場で色々と情緒が爆発しそう。
あと2期決定おめでとうございます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 録画失敗で断念。

1話 深そうで浅い匂いがプンプンします。新陰流の説明合ってます?

{netabare}  アニメのクオリティは高いです。当初出てきた2人も美少女でした。

 ただ、です。初めの残酷シーンはもう使い古されたテンプレです。「エルフェンリート」や「アカメが斬る」の時代なら珍しかったでしょうけど。「はめつのおうこく」「豚レバ」の様に残酷描写に意味性が付与できていない気もします。

 そして、柳生新陰流ですねえ…これ認識が間違っていると思います。柳生宗巌は上泉信綱の弟子の疋田景兼に無刀取りで負けていると思います。で、宗巌は上泉信綱に弟子入りします。そこを全く逆に説明してましたねえ…わざわざそれっぽいアニメ作って。
 あと、柳生新陰流の剣先ってセキレイの尾の様にゆらゆら揺れてるんじゃなかったでしたっけ?また、活人剣は王様ゲームのホッジの剣で描かれていましたが、こういう下品な強さではないハズです。

 パラレルワールドなら…題名に「異」が入っているので、あの白黒の対決場面が仕込みなら面白いですけど。
 
 深そうに見えて、少年マンガ的ドタバタで終わってしまう気もします。遠い未来のようなSFっぽい設定かなとも思いますが、どちらかと言えば魔法で動いているだけの気もします。新陰流が出てくるということは今の現世からの続きの未来ということだとは思いますが。

 うーん、2,3話様子見ですね。深そうで浅い匂いのする作品…の気はします。残り少ないハードディスクのリソースを使う価値があるか???そうでもないならアベマで1週遅れで見ます。 {/netabare}


2話 OPEDを見る限りキャラ紹介で前半終わっちゃわないですか?

{netabare}  そう来ましたか。何人かの主要な人物を見せて、やがて出会いがあってという作品が現代で通用するか?ですね。OPEDを見る限りまだ何人かいるのでしょうか。2クールの時代ならできた手法ですけど、1クールなら人物紹介で終わってしまいます。

 エルフっぽい娘、格闘家っぽい娘、妖精的なものをつれた男、骸骨…その他何人か主要人物がいそうです。前半は人物紹介で終わっちゃいそうですね。

 で。2話なんですけど…いかにも因縁があったり友情物語がありそうですけど、2人の会話は考察というよりも雰囲気どまりなのかな?正直聞き取りづらくて困りました。要するにあのワイバーンがすごく強くて強さを求めているよ、ということしか言ってないですよね?

 その強さを楽しむ話なのかもしれませんが、ずっとこれだとどうなんでしょう?アニメだと…うーんと…「ソールイーター」とか、こんな感じでキャラ紹介だったかもしれませんが、3組だけですからね。

 
 途中、少しずつあの国の制度が紹介されていく感じなのか、1話の2人が絡むのか。切ろうかとも思いましたが、作画に力が入っているので、何かはありそうです。もうちょっと様子見します。{/netabare}


3話 録画失敗で断念。

 録画失敗。ディズニー+なので、単独で加入するほどでは…と言う感じです。また何か加入する機会があれば見るかも。作画は良かったんですけどね。話が飛び飛びで…

 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

71.0 2 2024年度の戦争アニメランキング2位
キングダム 第5シリーズ(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (66)
268人が棚に入れました
紀元前、中国西方の秦国(しんこく)。 今は亡き親友・漂(ひょう)と夢見た「天下の大将軍」を志す元・下僕の信(しん)は、少年の頃、秦王の座を巡るクーデターに巻き込まれ、第31代秦王・嬴政(えいせい)と運命的に出会った。 秦軍所属の「飛信隊(ひしんたい)」隊長として戦場に身を置く信は、嬴政とともに、誰も成し遂げたことのない「中華統一」を目指し、同世代の将である蒙恬(もうてん)や王賁(おうほん)らと切磋琢磨しながら着実に出世を重ねてゆく。 一方、若くして秦王の座に就いた嬴政もまた、じっくりと宮廷内で力を蓄え、ついには相国・呂不韋(りょふい)から国の実権を奪還。これによりいよいよ宿願・中華統一へと本格的に乗り出すこととなる。 中華統一に向けた新たな拠点とするため、趙国(ちょうこく)にある「黒羊丘(こくようきゅう)」の攻略を狙う秦軍。 信率いる飛信隊も攻略戦に加わるが、この戦いで秦軍の総大将を務めるのは「戦いの天才」と呼ばれ、勝つためならば非道な手段も厭わない桓騎(かんき)だった。 対する趙軍総大将は、稀代の天才軍師・李牧(りぼく)から信頼され、「沈黙の狩人(ちんもくのかりゅうど)」との異名を持つ慶舎(けいしゃ)互いに底知れぬ恐ろしさを秘めた総大将の下、要所・黒羊丘を巡る攻防戦が始まる!

声優・キャラクター
信:森田成一
嬴政:福山潤
河了貂:釘宮理恵
羌瘣:日笠陽子
渕:赤木進
尾平:鳥海浩輔
桓騎:伊藤健太郎
黒桜:永峰遙
雷土:乃村健次
摩論:佐久間元輝
那貴:小西克幸
リン玉:八代拓
ゼノウ:蓮岳大

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

理想の大将軍を目指して一直線に駆け上がる…飛信隊の絆の力をとくと見よ!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメは第1期~第4期まで視聴済です。

私の身の回りでこの作品を好む人が少しずつ増えているのは喜ばしいことです。
普段、会社の同僚にアニメの話は絶対できませんが、その人たちとなら少しは出来る様になりました。
とは言ってもキングダムだけですけれど…^^;

同僚の中にはアニメが面白いからということで原作に手を出した方もいらっしゃいますし、私の家族は実写版を見てアニメに興味を持ち始めています。
その方々はこぞって「アニメ版の方が面白い」と言ってくれています。

また、私の家族は私が普段アニメばかり見ているので、すっかりアニメを毛嫌いするようになってしまいましたが、本当に面白い作品は人を惹き付ける魅力があるんだと思います。


秦が目指す"中華統一"にむけての第一歩、
<対趙国>開戦の狼煙となる「黒羊丘の戦い」が幕を開ける──。

「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて、大人気連載中の原 泰久による漫画「キングダム」。
物語は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信しんと、
後の始皇帝となる若き王・嬴政えいせいの活躍を描く中華戦国大河ロマン。

同作は、2013年第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞、さらに原作コミックスは累計一億部突破。
そして2019年には初の実写映画化を果たし、興行収入57億円の大ヒットを記録、一躍社会現象となった。

TVアニメは2021年4月~に放送された第3シリーズにて史上最大の戦いと謳われる【合従軍編】が放送。
続く2022年4月~に放送された第4シリーズでは「成蟜の変」 から
「加冠の儀」までを描き【国内統一編】の完結を迎えた。

原作:原泰久監修の元、第5シリーズは2024年1月~放送開始!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

TVアニメ第4期までで秦国の国内は統一され、ここからいよいよ中華統一に向けた戦いが始まる…という訳ですが、予想していなかったことが一つだけ…
これまで最低でも2クール分は放送されていたと記憶しています。
それなのに、この第5期が1クール全13話の物語だったのがビックリです。
NHKが制作委員会に入っているので、これまで通り2クールの尺を使ってくるものと予想していましたよ。

確かに、今回描かれた「黒羊丘の戦い」は、1クールで描くにはちょうど良いボリュームだったのかもしれません。
wikiをチラ見したところ、ここからまた長い戦いの道が続くみたいなので、結果オーライだったのかな。

私はwikiをチラ見しかせず、極力ネタバレを喰らわないように心掛けていますが、次の物語の設定には何やら半端無い熱量を感じることになりそうです。
本当は見たくなかったんだけどな…
どうしても視界に入ってくる情報が拒めない時ってありますよね。

そして、釘ゅ演じる河了貂と、日笠さん演じる羌瘣は今回も抜群でしたね。
キャラの立ち回りも抜群でしたが、お二人の声質が堪らなく耳に心地よいです。
お二人とも沢山の作品に出演しているので、身体には本当に気を付けて欲しいです。
この二人になにかあったら、日本のアニメが大パニックに陥ると思いますので。

今回描かれた「黒羊丘の戦い」は、本当に苦しい戦いでした。
そもそも楽な戦いなんてこれまでありませんでしたけれど…
これまで主要登場人物にばかりスポットが当たっていましたが、副長の渕(えん)さんや、尾平(びへい)にスポットが当たったのは個人的にいは嬉しかったかな。
二人とも飛信隊の最古参ですからね^^

使われ方は対照的でしたが、結果的に飛信隊の絆をより深めることになりましたからね。
そして、信の思い描く理想の大将軍像もハッキリと脳裏に焼き付けることができました。
武功に関しては不満が無い訳ではありませんが、これで歩みを止める信ではないでしょう。

信、そして飛信隊がどこまで大きくなるのか、本当に楽しみですね!
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、DeNeelさんによる「導火」
エンディングテーマは、Novel Coreさんによる「RULERS」

1クール全13話の物語でした。
しっかり堪能させて頂きました。
そして、続編の情報を楽しみに待っています。
次は2クールで描いて貰えると嬉しいかな~^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

桓騎の戦術は戦術とは言い難く・・・

紀元前での秦国の戦いを描いた物語です。
秦国の国王嬴政(えいせい)は中華統一を目指しています。そのため、隣国である趙国を併合する必要があり、今回の戦いは黒羊丘の争奪戦です。

主人公の信(しん)の率いる飛信隊は、今や八千人の大部隊になりました。
しかし、今回の戦いの総大将は桓騎(かんき)であり、5万人を率いており、飛信隊も桓騎の配下として戦うことになります。

桓騎は戦いの天才です。但し、彼の戦いには正義とか悪とかの概念はありません。
戦いに勝つためならば、なりふり構わず何でもします。戦いに無関係な集落を襲い、財産を奪い皆殺しにしても、一切気にかけることはありません。
それに対して、趙国の部隊は国民の命を大切にします。

この戦い、どちらが正義でどちらが悪かというと、懸命に国民を守っている趙国軍が正義で、他国に侵略し、奪略、殺人を繰り返している秦国が悪です。
だから信や飛信隊副長の羌瘣(きょうかい)、そして飛信隊の軍師である河了貂(かりょうてん)は、大いに憤ります。
飛信隊は正義の部隊として、常日頃から戦いとは無関係な人たちへの奪略、殺傷を禁止していたためです。

今回は、信や羌瘣の怒りの心が大いに表現されていました。
そして、河了貂が今回編み出した戦術の基盤も、結構心に刺さりました。
また、飛信隊の古参である渕(えん)や尾平(びへい)の信念もしっかりと描かれており、なかなか見ごたえがあります。


ところで、
桓騎の戦術は戦術とは言い難く、誰もが立案できない、というか立案しないと願いたいものです。
なぜならば、桓騎の戦術は人間の良心を射抜いたものであり、良心ある人に対しては必ず成功する作戦だから。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

正義と悪の対比が魅力的、対照的な桓騎軍の異質さを描くアニメシリーズ第5期

2024/02/01 1話視聴
第5期にして、最高の始まりの1話だった。
めちゃくちゃに引きが強い。作画もいい。敵大将、慶舎との闘い期待できるぞこれは。

2024/04/06 視聴完了
原作既読。アニメシリーズ1期~4期まで視聴レビュー済み。
黒羊丘編。全13話

推しキャラ桓騎の圧倒的な強さを感じることの出来る黒洋丘編、原作でも好きでしたがアニメでも楽しむことが出来ました。

正義と悪、光と闇のような対照的な飛信隊と桓騎軍を描くことで、主人公信と秦王嬴政が中華統一するために乗り越えなければならない壁を明確に描いていた物語に感じました。
桓騎軍の特殊さ桓騎のカリスマ性と残忍性、漫画よりグロさは控えめですが充分楽しめました。いつでもニヒルな笑みでかっこいいお頭最高。

OPとED曲は、映像も音楽も今までのシリーズの中でも1番好き。特に桓騎軍がメインで描かれるエンディング曲は過去一この作品にピッタリだったと思います。キングダムファンのアーティストが書き下ろしたという歌詞が素晴らしい。ファンにはたまらない1曲となっていますのでオススメ。

作画は前半はとても良かったですが、後半になるにつれ崩れが目立ちました。特に9話は酷かった。

作画の残念さはありつつも、物語は相変わず面白いし、ラストで嬴政が語る統一国家の目指す未来を見てみたくなりました。次からは途中で原作漫画を見るのを断念したくらい長い戦いの始まりになるので、アニメ化したらどうなるのかテンポよく進むのか謎ですが、続編があれば引き続き追っていきたいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

67.4 3 2024年度の戦争アニメランキング3位
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (160)
492人が棚に入れました
公爵令嬢リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーには秘密があった。それは『20歳で命を落としては5年前の婚約破棄の瞬間に戻る』こと。 商人、薬師、侍女、騎士など様々な生き方を存分に満喫してきたが、7回目を迎えた今回の人生こそ長生きしてごろごろすると決心する。 しかし、決意を胸に城を飛び出そうとしたところ、残虐と名高いガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインと邂逅。 彼こそ騎士人生でリーシェを殺した張本人だが、妙に気に入られ――「願わくはどうか――どうか、俺の妻になってほしい」 生き残るため、戦争を起こさせないため、過去に得た経験を駆使し、敵国の花嫁となったリーシェの7回目の人生が始まる。

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

野郎側の変化が楽しみになるとは・・・。これは要続編かなぁ。

実は視聴する気があまりしなかった作品でしたが・・・フツーに面白かったです。
なんで見たのかというと、暇だったから・・・w。

第1話の途中までは、うーん、どうしようかなぁー、と思いながらの視聴でしたが、主人公のリーシェのキャラ絵が少々少女漫画っぽかったので、苦手な部類だったんでよねぇ。
他のキャラクタさんも美形美形していましたし・・・。

ですが、意外とサバサバ系で、ループ時の経験を存分に活かしクレバーな立ち回りをしていくというところで、視聴を継続しようという思いに至りました。

この手の「悪役令嬢もの」をいくつか視聴してきた経験を基に思い起こしてみると、なんだかハズレ率が意外と少ない気がしています。
ただ、テンプレ要素満載という事で、主人公の魅力が大きくものをいうのではないか、との思いは常にあります。
そういった意味でも、今作のリーシェ嬢はなかなかに思い切りがよく、目的意識をもって立ち回っているので観ていても、当方の集中力が切れることが無かったので合格点だったのではないかと思います。

物語としては、当初あった「自身が○されるのを回避しよう」というところから転じて、ハイン殿下が起因となる「戦争を回避しよう」、なんなら「ハイン殿下の真意を突き止めよう」的なところに視点が移っているような気がしています。
これは、リーシェ自身が多くの人の「幸せ」に重きを置いている姿勢からもうかがい知ることができます。

物語自体は、いくつかのエピソードと都度登場する人物たちとの人間関係、信頼関係を構築する形で進んでいきます。
私の個人的な感想で言うと、好きなパターンです。

ただ、最後の最後まで婚約者のハイン殿下の「真意」が見えてこないんですよねぇ。
少しづつ、変化をしているように見受けらるのですが・・・。
いや、まさかオッサンになって美形の野郎キャラの変化に着目するとは思いませんでしたが、ここが物語全体のキーとして最後まではっきりすることが無かったんですよねぇ。
なので、レビュータイトルの「要続編」というワードとなります。

作画については、標準以上ではないかとの評価です。
若干、少女漫画チックな美形さん揃いなので苦手意識もあったのですが、きったないのを見ているよりは全然いいですし、少女漫画度も私が敬遠するほどでもなかったです。
特別、破綻や乱れも無かったですし、カチッと作られていて好印象でした。

声優さんは、特に違和感はなかったですかねぇ。
ハイン殿下の鋭いお声はなかなかに特徴的でしたが、キャラにあっていたと思います。

音楽も、とりわけ刺さるというものでは無かったかもしれませんが、OPは割と好きでした。
バックの絵もそうですね。

キャラの評価は、総じてどのキャラも美形さん、それぞれが落ち着きがあってよかったです。
視聴の障害にはなりませんでした。


で、一応、今作は最後まで視聴をしたのですが、
謎とは言わないまでも、まだまだ見えてきていない点が多くあり、物語自体も途中で終わっている感が満載です。

個人的な感想になりますが、これは要続編ではないかと。
まだまだ、ハイン殿下自身の変化も含め今後の動向も気になりますし、リーシェ自身のこれからの出会い、人間関係の構築、そしてハイン殿下との関係性も気になるところです。

あ、なんか言い忘れていましたが、リーシェ自身が設定した制限ではあるのですが、それに律義に付き合うハイン殿下のとの間で、やっぱりちょっと背中のくすぐったくなる様な演出も幾度も登場します。
この作品自体、ギャグ要素やデフォルメ演出などほとんどなく、カチッとした作りになっているので、まぁ、そういった演出の直撃コースです。
まぁ、それほどしつこい感じでは無いのですがwwwこちらの方のドキドキがお好きな方も楽しんで観られるのではないでしょうか。


どうなんかなー、機会があれば続編を視聴してみたいけどなぁ。


そんな作品でした、機会がありましたらご覧くださいませ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

婚約者は、かつて私を殺した人――

この作品の原作は未読ですが、長谷川育美さんが出演すると知り視聴を決めた作品です。
今期、長谷川さん大活躍ですよね。
「弱キャラ友崎くん」のみみみ役、「望まぬ不死の冒険者」のギルド職員であるシェイラ役、そして本作品と絶好調なのではないでしょうか。
そう言えば、「葬送のフリーレン」のユーベル役もでしたね^^

個人的に推しの声優さんが活躍するのは素直に嬉しいです。
後は体調を崩さないことを祈るだけです。


公爵令嬢リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーには秘密があった。
それは『20歳で命を落としては5年前の婚約破棄の瞬間に戻る』こと。
商人、薬師、侍女、騎士など様々な生き方を存分に満喫してきたが、
7回目を迎えた今回の人生こそ長生きしてごろごろすると決心する。

しかし、決意を胸に城を飛び出そうとしたところ、
残虐と名高いガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインと邂逅。
彼こそ騎士人生でリーシェを殺した張本人だが、妙に気に入られ——

「願わくはどうか——どうか、俺の妻になってほしい」

生き残るため、戦争を起こさせないため、過去に得た経験を駆使し、
敵国の花嫁となったリーシェの7回目の人生が始まる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

本作品の主人公であるリーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーは、リゼロのスバルと同じ「死に戻り」の能力の持ち主です。

1回目の人生の際に商人を経験して以降、ループごとに薬師・錬金術師・侍女・狩人・男装騎士としての人生を送ってきて、今度が7回目のやり直しになります。

何度も繰り返してきた死に戻りに関する気持ち的な部分にはあまり触れていませんでしたが、死に戻りに対する恐怖は、既にリゼロで刷り込まれ済みです。
一番怖いのは、次に必ず死に戻れる保証が無いこと…

普通、誰にだってそんな能力はありません。
でも確実に戻ってくることができるなら、それを加味した一手を打つことができるんです。
たった一手の違いしかないかもしれません。
でも、この一手が後により優位な条件を引き出せる鍵になっているのを私たちは知っています。

この作品はそんな死に戻りの特性を上手く活かした作品であると言えましょう。
ですが、この作品の本質はそこにありません。
思い返せば、ただの一度も無駄なループなんて無かったと思います。
いつも精一杯で、色んな教養や知識、技術を身に着けてきました。

だからこそ、今のリーシェがあるのです。
そして今回もリーシェはとある目的に向かって全力全開です。
それは、これまで何度繰り返しても乗り越えらえれなかった壁を乗り越えるため…

こんなにも直向きなキャラを長谷川育美さんが演じるんですよ。
俄然視聴が楽しみになるに決まっているではありませんか!
こんな気持ちを絶やすことなく最後まで完走出来た事を嬉しく思います。

アニメーション制作会社はスタジオKAI×HORNETSさん。
スタジオKAIは、「ウマ娘 プリティーダービー」を、HORNETSは「ソマリと森の神様」などを手掛けた制作会社です。
作画も個人的には多きな乱れも無く良かったと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、土岐隼一さんによる「Another Birthday」
エンディングテーマは、THE BINARYさんによる「消えない」

1クール全12話の物語でした。
個人的には見応え十分な作品でしたが、続編となると原作が既刊6巻までしか発刊されていないので、少しストック不足なのかもしれませんね。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

6話まで視聴。何やかんやあって捕まる主人公!そして無双する!

2023年8月時点でシリーズ累計発行部数は85万部を突破している。
稀にやるマンガ表紙買いしたら個人的当たりだったね!作品。
ただアニメのOPの踊りはちょっと…。

ループは7回目なのでショートカットします!

何時もの別の子が好きなのでアレコレ捏造して婚約破棄してやんよ!

最初こそ取り乱すが毎回毎回同じ事の繰り返し…。
考えて考えて…考え抜いた!王子の罪状読み上げをカットするようになってしまう。
更にはハイハイ婚約破棄ね…婚約破棄すら言わせない!

リーシェはどうしたら家から金目の物を持ち出し、最短ルートで目的地に着けるかな?と考えるように。そうだバルコニーから飛べば良いんだ!を実行!がアルノルトに見つかってしまう。
おもしれーオンナ展開来たー∩^ω^∩

膝を付き結婚してくれ展開!
毎回ループでアルノルトが関わっていた戦争に巻き込まれて、5年後の20歳で死んでしまうので、一緒に居たら原因分かってループから抜け出せる上ぐーたら出来るんじゃない!?
なので婚約。

剣を抱きしめ寝ているリーシェにアルノルトが手を伸ばそうとするが…、
触る前に気配を感じ剣を抜こうとする主人公!実はアルノルトの剣でしたとさ。

まあこんな感じです。
気になったらアニメよりマンガがオススメ。
何でかと聞かれると唇ツヤツヤ更に全体的にツヤツヤ、個人的どうしてこうなった!
マンガは作画がホント綺麗で、何時ものマンガのままでアニメ化して欲しかったヤツ。

主人公スゲーの何時ものなろうですが個人的オススメ作品です。
アニメ化自体は嬉しかったのは確か。なので最後まで視聴です。

6話まで…と言うか書きたいのがあったので。

リーシェ、アルノルトの弟テオドールに誘拐され捕まるが…。
圧倒的な力で男が10数人いたのが残り1人だけに…最後の1人は手を上げ降参!
リーシェはこの時、どう見ても体の具合が悪かったと言うね…ヒェッ

強いから安心して見てられるw
コレ見るとやっぱり気になるのは過去回かな?どんな鍛え方すればこうなるのか気になるw
そして出来れば、回想ではなくふつうにやって欲しかったけどね。

脱出してアルノルトとテオドールがいる場所に。
見た感じスカートが破れてるだけで傷が一切無い。

驚くテオドールに説教するリーシェ。

「捕らえた捕虜からは目を離してはいけない。
例え鍵付きのドアでも1人きりにするなど論外。
同室内に2名以上の見張りを置く事。
身体検査は必ず複数人で行う事。
服など着せたままにせず全裸にでもするのが最適。
武器や脱走用の道具を隠せなくなりますから。
後ろでにして手枷をはめた後、柱や寝具などに縛り付けるのが1番。
コレでも生温い。1番やるべき事が何なのかお分かりですか?
両手両足の骨を折るのです。折った手足を拘束し持ち物を奪って集団で見張る。
敵を捕えると言うのはそう言う事です。」

コレを書きたかったwお菓子でコレをやって欲しかったよw
コレならツッコミ入れずに済んだのに…。

物語最後に「2度と自分の命を張るようなマネはするな。」
1度戦場で言った言葉を覚えてるの良いね。
「分かったから泣くな。」w
とりあえず、めでたしめでたし。

でリーシェは倒れてベットの上にそれから姉上で終わり。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

60.8 4 2024年度の戦争アニメランキング4位
SHAMAN KING FLOWERS[シャーマンキングフラワーズ](TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (23)
107人が棚に入れました
ハオがシャーマンキングとなり、戦いの幕を閉じたシャーマンファイトから、14年後のふんばりが丘。ハオの弟であり、その兄と最終決戦を戦った伝説の戦士・麻倉 葉の一人息子・麻倉 花は、シャーマンとしての才能を発揮出来ず、鬱屈した生活を送っていた。その花の前に、もうひとつの麻倉家を名乗る二人が現れ…。次世代シャーマン達の物語が幕を開ける!

声優・キャラクター
麻倉花:日笠陽子
阿弥陀丸:小西克幸
アルミ・ニウムバーチ:上坂すみれ
麻倉葉羽:堀江瞬
朧 大凶:伊藤健太郎
麻倉路菓:小清水亜美
玉村たまお:水樹奈々
ポンチ:宮園拓夢
コンチ:観世智顕
梅宮竜之介:田中正彦
蜥蜴郎:高木渉
一原竜次:三宅健太
伊吹ガッコ:鷄冠井美智子
ナマハ:植田千尋
道黽:朴璐美
麻倉葉:日笠陽子
麻倉アンナ:林原めぐみ
ハオ:高山みなみ

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ダメ主人公

前作シャーマンキングは原作コミックスを購入し、アニメもリメイク版、旧版とも視聴しており好きな作品でした。
今作は続編ということで、シャーマンファイト参加者の子供達が主な登場人物ですが、主人公である浅倉花の性格や行動に難があり、1クールずっとオラついたりウジウジしたりする浅倉花を見せられたので、少しも楽しくありません。
主人公に魅力がない作品は好きになれませんね。
それに前作から登場人物が変わってもやっていることは基本同じなので、さすがに飽きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

qu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

原作は途中までみたような位。前作であるところのシャーマンキングを把握していないと色々説明不足な部分も出てると思うので実質初見お断りな感じでしょうか。今のところは戦闘を挟みながらキャラ背景と舞台の説明をしている段階ですね

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

63.5 5 2024年度の戦争アニメランキング5位
愚かな天使は悪魔と踊る(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (99)
321人が棚に入れました
天界からの攻勢に抗うために、魔界を鼓舞するカリスマとなりうる人間をスカウトしに人間界へとやってきた悪魔「阿久津雅虎」。 彼は正体を隠し転入した学校で、可憐な美少女「天音リリー」と出会う。 早速リリーを勧誘する阿久津だったが、リリーの正体は悪魔の天敵「天使」で…!? 魔界を守るためにリリーを堕天させようとする阿久津と、とある目的のために阿久津を更生させようとするリリー。 絶対にアイツを堕天/更生(お)としてやる…! 天使と悪魔の「オトしあい」バトル開幕!!


声優・キャラクター
阿久津雅虎:内田雄馬
天音リリー:佐倉綾音
谷川裕也:梅田修一朗
広田健作:土岐隼一
棚橋夕香:東山奈央
リズ:釘宮理恵

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その日俺が出会ったのは、悪魔のような、天使だった――。

この作品の原作は未読です。
あやねるが出演されると知り視聴を始めましたが、かおちゃん、奈央ぼう、釘ゅと錚々たる面子が揃っていたので、テンション爆上がりで視聴していました。

2024年冬アニメも、あやねるボイスをしっかりと堪能させて貰いました。
あやねるはこの作品以外にも道産子ギャルや、め組の大吾にも出演されていましたからね。


天界からの攻勢に抗うために、
魔界を鼓舞するカリスマとなりうる人間をスカウトしに
人間界へとやってきた悪魔「阿久津雅虎」。

彼は正体を隠し転入した学校で、可憐な美少女「天音リリー」と出会う。
早速リリーを勧誘する阿久津だったが、リリーの正体は悪魔の天敵「天使」で…!?

魔界を守るためにリリーを堕天させようとする阿久津と、
とある目的のために阿久津を更生させようとするリリー。

絶対にアイツを堕天/更生(お)としてやる…!

天使と悪魔の「オトしあい」バトル、開幕―!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そう言えば「天使と悪魔の攻防を描いたアニメ」って他にどんな作品があるんだろう…と思ってググってみたところ、あにこれβの中に「天使と悪魔おすすめアニメランキング」なるモノが出てきました。
こんなランキングがあったなんて…

と思い、早速覗いてみると、1位:屍鬼[シキ](TVアニメ動画)、2位:愚かな天使は悪魔と踊る(TVアニメ動画)、以上…

この様なランキングがあったのにもビックリしましたが、2作品しかランクインしていないランキングの存在に、もっとビックリしました。
なんか、名乗っている人のメッチャ少ない苗字の方に出会ったくらいの衝撃は受けた様な気がします。

この作品の本当の面白さに出会えるのは、終盤に入ってからだと思います。
あやねる演じるヒロインの天音リリー…才色兼備で苦手なモノなど微塵も無い完璧が服着て歩いている感じがしますが、この辺りの設定も終盤に物語に大きく影響していました。

ですが、完走するには相応の覚悟が必要な作品だと思ったのも事実です。
次々に明らかになる真実は正直目を覆いたくなるような展開が次々と襲い掛かってくるからです。

徹底的な痛ぶり…という言葉が最も適切かと思います。
そんな展開ってどうなのよ…って思いますけどね。
まぁ、この展開が無かったらもう一段の高みを見ることも無かったでしょうけれど。

ですが、終盤の展開に至った経緯はしっかりと教えて欲しいかな。
触りの紹介はありましたが、真相は闇の中だと思うので。

そして続編を匂わせる終わり方…
原作のストックはありそうなので、続編は円盤や配信の成績次第、というところでしょうか。
推しの声優さんがいるなら是非チェックして欲しい作品だと思います。

オープニンブテーマは、太陽と踊れ月夜に唄えさんによる「オトワ」
エンディングテーマは、かおちゃんによる「Gift」

1クール全12話の物語でした。
物語がどの方向に転がっていくのかが全く読めない作品でした。
続編制作されるなら絶対視聴します!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

こま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

主人公、身を挺してヒロインを助けるが犬にされる!?

アレでヒロインがマジで嫌いになった。見た目は可愛い…ただそれだけ()

ヒロインがトラックに轢かれそうになるが主人公が飛び出し、ボロボロになりながらヒロインを助けるが悪魔の力を使ってしまいヒロインにバレてしまう。
その後主人公自分は悪魔だと話し、堕落した悪魔を鼓舞する為に来てくれないか?と頼むのだが…。

それを聞いたヒロインは不意打ちで主人公を鎖で拘束するって言うね()
自分は天使だと言い「お前の仲間をいたぶって浄化した」と言うのを聞いて主人公ブチギレて拘束を解くのだがまた拘束される。
分かりやすく格上。

助ける代わりに首輪を付けて犬になれと言う。
それが嫌なら鎖で巻かれた状態をSNSで晒すと脅す()
更にはそのまま放置…したらどうなるんだろね?
何かのプレイ中に見えるかも?とコレまた脅す()

更に更に犬になるなら自分で首輪を付けろと言う。ヒロイン無理矢理首輪を付ける()
首輪を付けるシーンは今までのが「無ければ」エロいと思ったかもしれない…。
が、ただただ気持ち悪くて引いた…。
1話で主人公は悪いことは一切していない。なんならヒロインを身を挺して助けている。
それに対しての答えがコレ…。ありえない…。

コレどっちが悪魔なんだろうね?

物語冒頭のシーンが個人的に気になったのでマンガを確認。
子供の頃に脱毛剤の薬を育毛剤の薬と勘違いし、ハゲになったって言うくだりはなんだったのか?
「設定ならこれが良い」と上司のアドバイスの所為だったと言う…。
コレを面白いかと言うと微妙としか言えない…。

マンガ見る限りこの後の展開も主人公が理不尽な目にあうのがホント…。
悪い事をふつうにしてる悪魔なら良かったんだけどね。

良い子すぎて相対的にヒロインが悪魔にしか見えない。
例え何かの目的の為にやってるとしても、観てる側としてはヒロインの行動はやり過ぎな上、引くレベル。

マンガ読んだら余計観る気が無くなったの草。
1話切り。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

とある悪魔の堕天作戦

天使と悪魔によるいつものやつを茶化したようなラブコメ。
健気で儚い金髪ロリ少女だと思った?残念!ロリババアでしたー!

悪魔・阿久津は潜伏中の人間界で美少女リリーと出会う。天使撲滅へ協力を懇願するもリリーは天使だった。激闘の末に阿久津はリリーの軍門に降るが彼には魔界を救う使命がある。悪魔の阿久津を始末しないリリーの目的とは?天使と悪魔の負けられない戦いが、今始まる。

OPはカオスなB級アイドルソング。この自由さは嫌いじゃない。
EDは絶妙なヘタウマ感がクセになる石原氏。

02
あーはいはいそういうことね

多分かぐや様アレンジをしたかったんだと思うが単に作者の力量不足。

なんかやりたいことはわからんでもないが居心地の悪いチグハグさに違和感。スタッフが作者の意図を汲めずにオリアニが失敗してるのか?と原作チェック。いやわりとまんまだった。メタファーの格闘シーンの気合いの入れようも原作準拠。ここに無駄に力を入れることのギャップで笑わせようとする意図はまあわかる。アニメでの文字演出は好きではないが、ギャグが成立しないのでやむなし。成立しないものだからこそこれ自体にはそこまでの嫌味はない。初回よりリリーを可愛く見せようとする意図は成功しているように思う。

これ阿久津をゆびさきの逸臣やループ7回のアルノルトクラスのイケメンにしないとギャグとして成立しないのでは?いちいちこちら側が「そういうことになっている」という前提を毎回飲み込む必要がある。要するに漫画が上手くない。サクサク読めるマンガならまだギリギリ成立してるかもだが、これをそのままアニメにするともう破綻してると言っていい。

初回は今後どう転ぶのか不明なので興味が湧いたが、底は見えたのでもういいかな。
コンセプトは嫌いではないのだが、逆の意味で頭を使わされるのでめんどい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

74.3 6 2024年度の戦争アニメランキング6位
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(アニメ映画)

2024年1月26日
★★★★★ 4.1 (75)
253人が棚に入れました
C.E.75、戦いはまだ続いていた。
独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……
事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする
世界平和監視機構・コンパスが創設され、
キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。
そんな折、新興国ファウンデーションから、
ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とても楽しい劇場版『クロスアンジュ』?でしたw(※錯乱してますがw褒め言葉です)

【物語 4.0点】
諸々、輪廻する宿命を愛とネタ方面に突き抜けて自由を掴みに行く快(怪)作

前作『~DESTINY』の二年後の世界を舞台にした新作劇場版。

内容は著しくファン向け。
かつて宇宙世紀の『ガンダム』サーガを締めくくった『逆シャア』同様、
事前の振り返り説明等も一切無く、いきなり状況が開始され、
予習復習は推奨ではなく大前提。

その上で、複雑な政治的駆け引きも含めて、一見しただけでは完全理解が困難な程の情報量を詰め込む。
さらには、やっぱり不可能を可能にするあの男のディフェンスや、
“100発100外し”の艦隊が演出する匿っていたわけじゃないアピールをするオーブの政治茶番劇など、
前作から20年待ったファン向けに小ネタも多数仕込み、回収のための周回鑑賞へと誘う。
(以上のことから劇場版『ガンダム』の興行収入記録更新はかなり濃厚だと思います。初日、劇場もほぼ満席でしたし。)


サブタイトル『~FREEDOM』には、2つの意味が内包されていると思われます。

一つは主人公キラ・ヤマトらが背負った果てしない戦いの輪廻という宿命からの脱却。
前作で、戦争で疲弊した世界を統治する案としては正論だったデュランダル議長のデスティニープランを、
勢いで打ち捨てた是非への葛藤は今シナリオでも軸となります。

もう一つは『SEED』シリーズが“21世紀のファーストガンダム”として背負った『ガンダム』シリーズ再生産・再消費の宿命からの解放。
前作『~DESTINY』でもザクが配備され、グフだのジェットストリームアタックだのが復活。
加えて今回はギャンだのゲルググだの。
挙げ句、{netabare} アスラン専用の赤いズゴック(しかも{netabare} 宇宙戦対応w{/netabare} ){/netabare} だの宇宙世紀のMSが多数リバイバル。
富野御大がどれほど嘆こうとも「人は忘れる、そして繰り返す」『ガンダム』も繰り返すw


これらの宿命に従うならば主人公・キラ・ヤマトの運命も『逆シャア』と同じ道を辿る。
すなわち、{netabare} 変わらない人類への諦観を囁くCV.池田 秀一さんに引き寄せられて、
現世から虹の彼方にでも旅立つ他ない。{/netabare}

ただキラにはララァを引きずっていたアムロ・レイらとは異なり、愛しのラクスがまだいる。

この点からも、ラクスに関する過去と設定追加と、彼女の強い意志の発現によるヒロイン覚醒から、
絡まった輪廻の打破を図るのは必然だったと私は捉えています。


が、にしても本作のラブは想定以上にドロドロw
クライマックスのバトルで花開いたネタは百花繚乱でハチャメチャでしたw

でも、そう言えば『SEED』ってえげつない戦争と平和に関する思索の材料だけでなく、
ラブやネタも多数提供して楽しませてくれたシリーズでした。

大体、キラみたいに眉間にシワを寄せて、根詰めて世界の行く末について苦悩したって、
初代『ガンダム』以来の鬱シナリオの引力からは逃れられないでしょうし。

よって非合理なロマンスや笑いありで、合理的に世界変革を叫ぶ黒幕をいなす本シナリオ。
私は是としたいです。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・サンライズ

『SEED』本編シリーズ初。終始、崩れる心配がない作画が実現。

多種多様な武装が乱舞するモビルスーツ&艦隊戦で作画カロリーを大量消費しても、
日常場面のソースが枯渇することはなく、
二人の時間が中々作れないキラやラクスなどキャラ心情も好表現。

ド派手なモビルスーツ戦よりも熱かったのが、
{netabare} ラクスを寝取られた!?といじけるキラと、そんなキラ“修正”してやると殴りかかるアスランとの肉弾戦{/netabare}
という点からして人間ドラマへの作画の寄与度は上々でした。

ラクス様が愛情込めて作った手料理も飯テロレベルで再現。
キラも仕事ばっかりしてないで早く帰りなさいと言ってやりたくなりますw


20年を経てさらに加速した表現萎縮も意に介さず?
大量破壊兵器により虫けらのようにジェノサイドされる人体破壊描写など、
グロの踏み込みも相変わらず。

裸のヒロインのイメージが心の支えになる演出や、
{netabare} ヒルダ姐さんに無自覚にラッキースケベを働いてしまうシン{/netabare} など、
エロ方面でも時代の空気を読まない姿勢は嬉しかったですw


【キャラ 4.0点】
キラとラクスの愛が突破口。
となれば立ちはだかる黒幕には恋のライバルも担ってもらうのが必然?
というわけでラスボスの新興国・ファウンデーション宰相・オルフェは、
(※核心的ネタバレ){netabare} ラクスと対となって人類を導くよう生成されたコーディネーターを超える種“アコード”{/netabare} 云々などという、
宿命の寝取り属性を装備してキラの前に立ちはだかる。

彼の言動と、欲しても手に入らない愛を渇望して足掻く末路を見ていて私は、
『SEED』シリーズの福田 己津央監督が2014年にクリエイティブプロデューサーなどとして関わった、
B級アニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』のエンブリヲ様を思い出して笑い堪えるのに必死でしたw

『クロアン』観てる当時は私も、福田監督もこんなフリーダムもどきの機体も出て来る“汚いプリキュア”で道草食ってないで、
早く劇場版『SEED』作って下さいよ~と愚痴りつつ、いいぞもっとやれ(笑)と笑って楽しんでましたがw

今にして思えば福田氏も『クロアン』で汚いとは言え、愛とロボットに関与してひと叩きしたことが、
『~FREEDOM』にも生かされたのでは?と邪推します。

本作のラブとネタを見た『ガンダム』ファンの方々の中には、
もっと真面目にやりなさいと反感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
ですが『クロアン』の洗礼受けた私にとっては許容範囲。
むしろ『クロアン』観てなかったら私も本作と折り合えたかどうか自信ありませんw

{netabare} ぴっちり白スーツで出撃した{/netabare} ラクスの尻に欲情したあなたや、
寝取り型ラスボスの無様な芸当に興味を持ったあなたや、
『Z』のエマVSレコア戦も彷彿とさせるルナマリアVSアグネスの恋愛男性観も交えた激闘を目撃して女って怖くて面白いと色めきだったあなた。
『クロアン』もご覧になっては如何でしょうかw


敢闘賞をあげたいのはシン・アスカ。
前作の主人公交代劇の屈辱そのままに本作でも序盤は、
相変わらず何も分かってないガキンチョぶりでルナマリアにも呆れられていましたがw
終盤では何も考えていない、それでいて闇も深いからこそ、
{netabare} 精神に干渉するブラックナイトの攻撃を無効化する{/netabare} 最凶メンタル戦士として汚名返上の大活躍♪
{netabare} ルナマリアに死ぬ程ぶたれたってw{/netabare} シンはヒーローです。

同じく『~DESTINY』では散々な目に遭ったアスランも面目躍如。
全体に弱さを曝け出して株を下げたキラを挽回した周囲が支えるキャラ相関でした。


【声優 4.0点】
カガリ役の進藤 尚美さんから森 なな子さんへのキャスト変更。
本シリーズはこれまでもニコル、アイシャ、ラスティなど本編から総集編で声優が変わった事例はありましたが、
メインどころの変更は初めてで私も衝撃を受けました。

「物事には裏と表があるんだ」と修羅場をくぐって来たカガリを深く理解していないと雰囲気が出せないセリフに関しても、後継した森さんはしっかりと対応できていたと思います。


ファウンデーション王国の首魁・アウラ役には田村 ゆかりさん。
幼女の皮を被った化け物を演じさせたら彼女の右に出る者はいませんねw
例えファウンデーションは滅びても王国は永久に不滅です。
実はこのキャスティングも福田監督と『クロスアンジュ』のヒルダ役での信頼からだったそうで。
深い因縁を感じますw


ラクス・クライン役の田中 理恵さんは、これまでのシリーズでも、
戦争や平和について人々に語りかけるセリフが多かったのですが、
本作ではスクリーンを越えて我々に愛についてナレーション同等に語りかけて来ます。
{netabare} 愛の反対は憎悪ではなく無関心。{/netabare}
同意できてもできなくても課題として傾聴したい所です。


【音楽 4.0点】
主題歌を一任された西川 貴教さんが楽曲提供を依頼したのは小室 哲哉氏。
かつてTMNの一員として『逆シャア』のEDを締めた小室氏がというのも宿命を感じます。

完成した主題歌「FREEDOM」は時代に逆行したコテコテの小室節。
いきなりサビでキャッチーな短尺の曲をリスナーの耳に流し込むトレンドには目もくれず、
1分間ジックリとイントロで助走を付けて、テクノサウンドとギターソロの融合、
アンチにいくら叩かれてもやめなかった小室氏自身による男声コーラスなど、
旧世紀に消費し尽くされたTKサウンドを時代の空気を読まずに投げつけて来る。

私はTKサウンド、特に売れていた時代よりも時代と折り合いを欠いてもがいていた頃のサウンドが大好物なので、本曲はどストライクでしたが、
好き嫌いはハッキリと分かれると思います。

ただ、この時代と齟齬(そご)をきたしている曲風は、
冒頭、同じく理想通り行かない時代との間で苦闘するキラのカットにはマッチしていたと感じました。


その他、EDには梶浦 由記氏✕石川智晶氏のユニット・See-Sawが19年ぶりに復活しラブバラード「去り際のロマンティックス」を提供。
会いたい気持ちが昂ぶる場面では中島 美嘉さん歌唱のバラード曲も挿入される。
引き続き劇伴を担当した佐橋 俊彦氏は優雅なピアノやストリングスも交えて修羅場にも対応しつつ、
随所に過去作のテーマ曲のイントロも散りばめる。

そして何よりぶち上がるのがクライマックスで帰って来た{netabare} T.M.Revolution「Meteor -ミーティア-」{/netabare}
総じて音楽も20年待ってくれたファンへのご褒美が嬉しい楽曲構成。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

サブスクではアラが目立ちますが、ファン感謝祭として堪能できました。

アマプラで再視聴しました。

 思ってた以上にご都合主義の内容だし、作画もなんか違和感あるしで、ひどい映画だなあ、と思いました。

 そして、全編サービス精神にあふれた作品で、ギャグもキレがある作品だと改めて思いました。つまり、これは20年越しのシードシリーズのファン感謝祭なのでしょう。

 ガンダムという名前で言えば本来的なテーマ性とかキャラの成長とか戦争と企業みたいな話とはかけ離れていますが、お祭りと考えればこれほど出来のいいお祭りはありません。

 ラクスもアスランも最高ですね。ラクスが料理しているシーンのボリュームを見ただけで爆笑してしまいました。アスランとキラの喧嘩?わからせ?のシーンも最高でしたね。もちろんズゴックは冷静な気持ちでは見られません。

 そのほかルナマリアとマリューは本当に良かった。シンがルナマリアにボコられるシーンも良かったです。マリューは相変わらずカッコイイですけど、ムウに抱きつくシーンが良かったです。

 そう、なにか全部ギャグなんですけど、不思議なカタルシスがあるんですよね。ある意味でこれでシードは卒業か?という慰霊祭のようなイメージもあります。しかし、シンエヴァのようなもったいぶった感じでも突き放された感じもなく、いつまでもシードを愛していられるような終わりでした。

 もし、続編が作られるとしたらどんな描き方をしても難しいと思いますが、全部なかったことにしても洒落になるかもしれません。


 ということで、評価は変える必要はありませんが、劇場で見たときの映像的な迫力や、久しぶりのシードに感動した気持ちとは違いますが、改めて本作のコンセプトに触れた感じでした。

 

以下 劇場視聴時のレビュー

ルナマリア最高だけど、人妻パワーの勝ち?ファン以外非推奨。

 ああ、シードだったなあ…というのが感想です。要するに内容は無いです。一応、愛だと差別だの僕は無力だ的な何かはありますが、それはシードっぽい何かの為の味付けだと思ってください。
 シードということで遺伝子云々とかありますけどね。そこまでやっちゃうとお話の為のお話という感じです。

 したがって、はっきり言えば、ガンダムシード、ディスティニーを肯定的にとらえているファンじゃないとお勧めはしません。内容的には酷評の嵐でしょう。
 ですが、逆にファンなら最高に「面白い」です。感動とか感心ではないです。これはスタッフが意図的に面白く作っていると思います。なつかしさもありますね。

 そして、TV版と同じく設定とかモビルスーツとしてのガンダムは私にとってはどうでもいいですね。やはり「女」の描き方が本当に面白かった。

 やはり最高なのはルナマリアです。もう…こうやって思い出しただけでニヤニヤが止まりません。ルナマリアの開き直りというか女の強さというか…ぜひルナマリアの日常をスピンオフでやって欲しいなあ。そして、TV版のルナマリアの役目を新キャラのアグネスが引き受けます。この2人が本当に良かった。
 なお、この2人の関係はスカートで読み取れます。ルナマリアがフレアミニからタイトミニへ。どっちにしてもミニなのがたまりません。そしてアグネスがフレアミニです。ここは意図していると思います。

 で、カッコイイのはマリューラミアスですね。中盤から終盤までは主役級でした。特にセリフと声がカッコイイんですよね。

 ラクスは唇ぽってりで人妻感がありました。話としてはNTR?まあ、その辺はまだ開示しない方がいいですね。しかし、この人は駄目女だな…と思っていたら最後の人妻パワー…{netabare} ラブラブ石破天驚拳がでるのかと思いました。そして、あの痴女パイロットスーツ最高でした。亡国のアキトでレイラがロケットに乗るときのエロスーツに似てます。 {/netabare}さすがサンライズ。

 で、シンとアスランって女関係ってどうなってるんでしたっけ?そこでそんな事思っちゃうんだ?という場面がありましたけど…そこもちょっと笑ってしまいます。アスランの搭乗機…そして…がまた笑えます。

 で、キラはどうでもいいです。

 という感じで女性たちを愛でつつ、不遇キャラシンとアスランの活躍を見る作品でした。

 CGキャラはやはり違和感はなくはないですが、かなり緩和されている感じはします。ですがやはり劇場版は手書きでやって欲しいかな。

 戦闘シーンの迫力はすごいですが、モビルスーツ戦よりもマリューの戦艦での戦いが素晴らしかったです。

 声優さんはこの作品は本当にいいなあ…特にルナマリアとマリューの2人は声優さんの魅力も大きいかも。

 2回目迷いますね。正直「デデデデ」の予告編の方がすごかった気がしますし、私は特典にはまったく興味ないですが、ルナマリア…もう1回だけ見たいかな。
 見るなら劇場ですね。小さい画面で落ち着いてみるとアラしか感じないと思います。劇場でごまかされるのがいいアニメでした。

 画面比がスクリーンの端まで広がるサイズではなく、モニターと同じ16:9だと思いますので前の方で見た方がいいかも。


 客観的には点数は低いですが、シードファンなら損はないと思います。私は初日に行ってよかったと感じています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世界に絶対的な敵は居ない、相対的な敵が居るだけである

『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ最新作にして完結編にあたる劇場アニメ作品。
ガンダムという大きなシリーズの中の、ガンダムSEEDシリーズのナンバリングタイトルでいうところの3番目。シリーズ物の中のシリーズ物としてはまずまず評価出来る内容だ。

①ガンダムSEED
②ガンダムSEED DESTINY
③ガンダムSEED FREEDOM(本作)

という流れだが、戦争が相変わらず起こっているところから始まる。



以下、ネタバレあり

分かりやすいSEEDファン向けですね。今後のガンダムコンテンツが続くであろうなモビルスーツ辺りに追加要素てんこ盛りな内容。
画面の解像度は上がっているので、あまり観たくないものも見せられて胸草悪くなる部分もあるので中盤あたりまでややフラストレーション溜まります。

反戦を唄っているように思えるが、力を使ってしまう。
結局の所、愛の有無の違いはあるものの、理解出来ない相手は絶対的な敵で無くとも滅ぼすという解決策は変わらない。

「世界に絶対的な敵は居ない、相対的な敵が居るだけである。」
「絶対的かつ統一された正義の観念が存在しない為、人は異なる正義を持って争ってしまう。」

まあ、これだ。人類という生き物は愚かで、増える程に縄張り争いをする生き物なのだろう。他人の恋路を邪魔する者は2度とせんように殺しておくとか容赦ないね。NTRの恨みって恐いですね。

本作はエンターテイメントとしては浮き沈みがあり面白みがある。その一方、既存のシリーズのアップデートとも取れるような展開であり、良くも悪くも本作は「SEEDシリーズ」だ。今までやや日陰寄りだったキャラクターもアップデートされていてその辺りは楽しめた。

個人的に、アスランは格好良かったかな。キラはたまには殴られて良いと思うよ。
既存との唇の違いは年月の経過による成長の証だと思いますね。

当然の事ながら種割れもあるのだが、もはやその辺にギャグを混ぜてくるあがり笑ってしまった。まあ、自分はそういうのもたまには好きだけど、人それぞれだしバランスが難しいかもね。

スポンサーやユーザーを喜ばせるようなモビルスーツのアップデートやら追加要素はてんこ盛り。
加えて、キャラクターの心情の浮き沈みやら揺らぎは、同人関連で新たな妄想のエサである。

次は頼みますから、生きてるうちに「閃光のハサウェイ」を劇場で観られるように完結させてください。
頼んます。

★視聴履歴
2024/1/26(金) TOHOシネマズららぽーと船橋 スクリーン4(TCX+Dolby ATMOS)ベストポジションで鑑賞済み。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
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