2025年度の戦争おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2025年度の戦争成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月24日の時点で一番の2025年度の戦争おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.6 1 2025年度の戦争アニメランキング1位
異修羅 第2期(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (129)
165人が棚に入れました
本物の魔王の死“とともに世界を支配する黄都からの独立を宣言したリチア新公国。 二つの国が引き起こした新魔王戦争は、 圧倒的な力を振るう修羅たちの激突によって、 凄惨な破滅という結末を迎えた。 しかし、世界にはまだ時代を変革しうる逸脱の存在がある。 あらゆる能力や種族の頂点を極めた修羅たちと、 それを利用すべく謀略を巡らす者たちが一点に集うとき、 宿命と凶兆が交差し、すべてを灰燼に帰す大いなる厄災が訪れる。 “本物の魔王”が何者かによって倒された。 恐怖の時代は終わったかに見えたが、単独で世界を変革しうる “最強”たちが新たな脅威となった。 リチア新公国はこの力をもって、 覇権国家である黄都との全面戦争を開始。 最強の修羅たちが激突した戦争は、壮絶な破滅とともに幕を閉じた。 しかし、世界には今なお逸脱の力をもつ者たちが存在する。 能力の頂点を極めた修羅と謀略を巡らす者。 それぞれの思惑が交差する時、 すべてを灰燼に帰す大いなる厄災が訪れる。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

1期の続きだがメインの上覧試合までの繋ぎで「ローテの谷間」のような作品

【レビューNo.176】(初回登録:2025/3/27)
ラノベ原作(カクヨム・なろう発)で2025年作品。全12話。


(ストーリー)
本物の魔王を何者かが倒した。
だが世界にはまだ、時代を変革しうる逸脱の存在、修羅のごとき百鬼魔人が
蠢いている。
民が求めるのは、世界を平和に導くための本物の勇者。
今その一人を決める必要があった―――

1期からの続きで、残りの上覧試合に出場する「修羅」が紹介されていく。



(評 価)
・本当に「修羅」の紹介だけで終わりやがった
 1期のレビューで
 >2期も変わらず新展開からの新キャラ投入という流れが予想されます。
 >・更なる面白さを提供できるか(1期の劣化版で終わらないか)
 >・既出キャラとのバランスは上手く保てるのか
 懸念を示したのですが、劣化版どころか本当に「修羅」の紹介だけで終わり
 やがったw

 1期では
 ・「黄都 VS タレンの反乱」という戦争を大きな軸として
 ・その中で「修羅」たちも各陣営について個々にバトル
  また決着がついて死にゆく「修羅」もいた
 ということで、見応えがあったのですが、本作はまるでそれがない。

 いろいろな国に飛んで、小賢しい人間等が出てきてはよく分からん小芝居を
 演じるのだが、正直話が「点」すぎて内容が全く頭に入ってこない。
 そのうち「修羅」が出てきてその実力の一端を見せると、上覧試合への出場
 枠を持つ有力者がその者を推薦するのをひたすら繰り返すという。

 また「修羅」でない者も
 ・黄昏潜りユキハル
 ・厄運のリッケ
 といった2つ目の名前を持っているので、正直最初は
 「誰が『修羅』やねん!?」
 と理解するのも一苦労ですね。
 予想していたシナリオの中では最悪レベルの展開でしたね。


・上覧試合への全出場者がようやく決まる
 以下の16名の「修羅」が出場となります。
 {netabare}【1期】 
 ・柳の剣のソウジロウ (異世界から来た地球最後の柳生新陰流の使い手)
 ・星馳せアルス (三本腕を持つワイバーン)
 ・世界詞のキア (思うだけであらゆる事象を引き起こす全能の詞術士)
 ・静かに歌うナスティーク (猛毒の「死の牙」を持つ天使(普段はクゼを守護))
 【2期】
 ・地平咆、メレ (凄まじい威力の矢を放つ巨人)
 ・黒曜、リナリス (美しき血鬼(ヴァンパイア)の少女)
 ・おぞましきトロア(無数の魔剣を保有する体格に優れる山人)
 ・窮知の箱のメステルエクシル(軸のキヤズナに製作されたゴーレム)
 ・戒心のクウロ (「天眼」と呼ばれる優れた知覚能力を持つ小人)
 ・絶対なるロスクレイ (黄都第二将の美男子)
 ・冬のルクノカ (竜の中においてさらに最強とされる伝説の存在)
 ・無尽無流のサイアノプ (武術の数々を極めたウーズ(スライム))
 ・音斬りシャルク (音速越えの機動力を持つスケルトン(2期で出場枠獲得))
 ・不言のウハク (一切の感情を持たない大鬼(オーガ))
 ・魔法のツー (傷を負わない無敵の肉体を持つ少女)
 ・逆理のヒロト (異世界から来た政治家){/netabare}

 2期で出場者選びが終わってよかったね。
 かなりちゃんぽん感がある個性的な面子ですが、
 「これどうやって戦闘を描くねん!?」
 と楽しみではありますね。


ここまでやったんだから上覧試合の3期も当然やりますよね!?
(アナウンスはまだなかったはず)
正直「3期への繋ぎ」と割り切ってるような感じで、作品の評価としては
・(プロ野球風にいうと)「ローテの谷間」
みたいな作品だったかなっと。
いろいろな「修羅」が紹介されたのは意味があり、少し面白そうと思うキャラ
もいましたが、全体としてはあまり魅力が感じられなかったかな。
(各陣営の思惑なんかも全然頭に入ってこないし、もうええわとw)
「次の上覧試合のために」我慢して視聴してた部分はありますね。
もうちょっと1期のような描き方はできなかったのかとは思いましたね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

強者が集い益々加熱

1期からガラリとメンツが変わったけど2期は予選Bブロックの話なのかな?1期は新興国と修羅達の戦争で実質的な予選Aブロック的なストーリーになってたが、今回は戦闘向きのキャラ以外にも方向性の定まった人物がいるようでまたもや楽しみが増えた。

10、11話追記
ツーの紹介、なんで種族が伏せられてるんだ?ノイズに被さってなんとか聞けた…ク以外全然聞き取れなかったし、なんかあるのかな、原作でさ多分そこで掘り下げられたりするのかも
ヒロトは緒方恵美の飄々とした演技がいい感じに刺さってる

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

クオリティは高くて楽しめます

2期スタート。
相変わらず作画は綺麗ですね。これなら安心。

まだ新キャラ増えるのですね。そりゃそうか。
バトルロイヤルで潰し合って減っていく一方では続きませんからね。

さらに上の、傑作級ではないかもしれませんが、エンタメ作品としては全然十分、凡百の作品は超えています。
1期は十分水準以上には楽しみましたので、今期も楽しみです。

全話感想
またキャラ紹介だけで終わった感じですね。
とはいえ少しずつ謎も明かされてきたり、キャラ紹介だけしながら進んでいくこの独特な感じに面白さは間違いなくあります。

ここで終わられたらキャラ紹介だけで終わりになってしまうので、次もやってくれるのでは。
楽しみにしたいところです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

67.9 2 2025年度の戦争アニメランキング2位
機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(アニメ映画)

2025年1月17日
★★★★☆ 3.4 (62)
165人が棚に入れました
ТV放送に先駆け、上映用に再構築した劇場版作品
宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技クランバトルに巻き込まれる。
エントリーネームマチュを名乗るアマテは、 GQuuuuuuX ジークアクス を駆り、苛烈なバトルの日々に身を投じていく。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

CV.黒沢ともよさん『ガンダム』に巻き込まれる

スタジオカラーの『シン~』シリーズ同様、
事前の情報規制、ネタバレ禁止ムードが醸されていた、
TVアニメ放送に先立った先行上映版。

実際観て、確かに、もったいぶるだけのネタはありました。
公式から本予告PVも出て、少しずつ語り出せる空気にはなりつつありますが、
隠したかったであろう、あのネタは、是非、映画館に足を運んで驚いて下さいということで。
ここでは、そこは極力回避して、今後のTVシリーズの展望、願望を語っていきたいです。


【物語 3.5点】
世界観・設定は、比較的、政情が安定した時代を選択。
武力も戦争リスクとして管理されたスペースコロニーが舞台。
戦闘は当局の監視の目をかいくぐった“クランバトル”なる、地下ギャンブルに隔離。

少女主人公他、子どもたちには、
普段のコロニーでの日常と、クランバトルの非日常を往復し、
自身の進路やアイデンティティについて思い悩む余地が今の所は与えられています。

これが例えば一年戦争のような全面戦争下だと、
子どもたちも自問自答する間もなく、切迫する戦局で、生き残るための対応に追われる内に、
色々、能力が目覚めたり、いつの間にかこんな所に来てしまったのかと呆然となるばかりですが。

本作の場合は、ここではない何処かへ行きたい、何者かになりたいという思春期ならではの悩みが、
地に足が付かないスペースコロニーという寄る辺のない環境でモヤモヤで倍加されて、
それを風呂に入って思い耽る時間くらいはある。

立ち止まって考える間というのは少女の青春ばかりでなく政治、イデオロギーの面でも同様。
人間が宇宙で暮らすという困難性は、地球VSコロニーの大戦の勝ち負けくらいで解決できる問題ではない。
その宇宙で目醒めてしまった新人類たちを既存の政体は受け入れないだろう。
では、何にどう挑んでいけば、覚醒した人々が見た理想は実現するのだろう。
そもそも、進化し過ぎた人々が到達した“キラキラ”した領域に、
鬱屈した主人公少女も惹かれているわけですが。
そのキラキラは果たして人が掴んで良い光なのか。

本作はこれら『ガンダム』シリーズが問いかけてきた諸課題を、
一定の秩序がある地球圏の、青春劇、政治劇の中で、じっくり哲学していくタイプの『ガンダム』なのだと私は感じました。

よって、例えば、本作が令和のファーストガンダムになり得るか?
と問われれば、答えはノー。
『シン・ガンダム』と言うよりは、『シン・ガンダムUC』でも見る心持ちで、
今後予定されているTVアニメ版も視聴してみようと考えています。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・スタジオカラー×サンライズ

レーダーを無効化され、有視界下での白兵戦を強いられたが故のモビルスーツ戦という原点を再定義するバトルアニメーション。
肉眼による索敵からの先手必勝こそ王道ですし、
それを補完し合う二機一組の“M.A.V戦術(マヴ)”こそ戦時下から培われてきたMS戦闘の普遍的な戦法であり、
クランバトルの基本ルールでもある。
この中で勘で間合いが読めちゃう異能とかチート。
こられの要素が、真っ暗な宇宙空間を背景に、よく再現された味わい深いMS戦闘でした。

キャラデザでは主人公少女マチュの虹のような瞳が印象的。
宇宙環境下で目醒めた人間がたどり着く“キラキラ”も思わせて示唆的です。
初回から一民間人では説明が付かない能力を発揮するマチュですが、
“キラキラ”を恐れない度胸も含めて、生い立ちの解答が気になります。


巨大なMSにリアルに大迷惑する住民という描写もカラーらしいと感じました。
あんなデカいビットが街なかを飛び回ったら難民の居住家屋などひとたまりもありません。

一方でやや興ざめだったのが、この時代でも衝撃で画面が割れちゃうスマホが現役だった点。
『ガンダム』をSFとしても楽しみたい私としては、
未来を感じるデバイスを想像して魅せて欲しいとも感じます。
もっとも、これが今後みんなでデバイスの枠を超えてテレパシーできる世の中が来るという伏線だとしたら脱帽しますがw


【キャラ 3.5点】
主人公少女アマテ・ユズリハことマチュはコロニーで塾通いもする一般家庭代表。
非合法な運び屋稼業に手を染めるニャアンは、戦争難民というコロニーの現実を体現する少女。
シュウジは“キラキラ”な?惑星少年w
メイン3人の凸凹で色々掘り起こせそうな期待はあります。

主人公機・GQuuuuuuX(ジークアクス)
ガンダムの系統ではある最新鋭MSと思われますがガンダムは名乗っていないのが何とも不気味。
カラーが絡むということで、早くも、ネット界隈では、どうせモビルスーツじゃなくて人造人間か何かだろうと考察されたりもしていますし、
“マヴ”のシュウジは愛機を人格を持った存在として語ってもいますが。
私はガンダムが自我を持っても精神の平衡が保てるように、
ずっとモビルスーツのアイコンであり続けてくれるザクでも眺めて安心しようと思いますw


【声優 4.0点】
主人公マチュ役の黒沢 ともよさん。
大事に巻き込まれ芸、厄介事に首ツッコミ芸をやらせたら天下一品の声優さん。
彼女が、平穏な生活を送っていた主人公が地球圏の運命に翻弄されていく、
巻き込まれアニメの金字塔『ガンダム』で主役を務める。

そう聞いたら、私は居ても立っても居られないですし。
今後、例え本作が『ガンダム』じゃないとか、『~Beginning』前半がピークだったとか叩かれようと、
ともよさん演じる、この少女の行く末は見届けたいと私は決意しています。
今回見た限りでは、ともよさんも、どちらかと言えば首ツッコミ芸の方が冴えている印象です。

運び屋ニャアン役には石川 由依さん。
シュウジ・イトウ役には土屋 神葉さん。
とメインキャストの掛け合いにはワクワクできそうです。


【音楽 4.0点】
何を言っても核心的なネタバレを踏みそうな本作ですが、
私は劇伴が一番ネタバレな気がします。
開始3秒で、カラーそっちで来ちゃいましたか。
パンドラの箱開けちゃいましたが、火だるまになっても頑張って下さいって感じで、
確信しちゃう主因は音楽だと思います。

その他BGMは、照井 順政氏が同じバンドでキーボード担当の蓮尾 理之氏と共作で提供。
本劇場版ではキラキラしたエレクトロ成分のアレンジも目立つSFサウンドとの印象でしたが、
『呪術廻戦』劇伴も手掛けて来た照井氏が、カラーにありがちなグロシーンでどう火を噴くのか、今から戦々恐々です。


主題歌は米津 玄師「Plazma」
大衆に売れることをポジティブに捉えている希少なアーティスト。
俺は大衆に媚びないとやさぐれて刺さらない音楽を出してこられるよりは、
大衆音楽はかくあるべきを実現している米津さんの姿勢は、私は好感しています。
本作でも{netabare} “もしもあの改札の前で 立ち止まらず歩いていれば君の顔も知らずのまま ”{/netabare} とド直球な歌い出しでタイアップにも貪欲。

が、大衆音楽上等な私から見ても。
またピックアップした話数の関係もあるだろうと考慮しても。
挿入歌で米津。EDでもう一発、米津。
というのはゴリ押し感を覚えてしまいます(苦笑)

さらに他のアーティストによる挿入歌も二曲あり。
『ジークアクス』。意外と歌う『ガンダム』になるのかもしれません。
MVと揶揄されない程度に盛り上げて欲しいとは思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 15
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

前半は…

<2025/3/3 初投稿>
上映2週目に観にいきました。
事前情報は「なにやらおもしろいらしい」だけ

なので前半で{netabare}笑い堪えるの大変
まぁ、ファースト世代はそうなっちゃいますよね
「これ絶対、庵野だろ!やりやがったなシン・ガンダム」と思いながら観てました。{/netabare}
後で調べたらやっぱり庵野。
つか、前半しか庵野は関わってないらしい笑

後半はフリクリっぽーい、って思ったらフリクリの鶴巻さんが監督なんですね
そりゃそうだ。

おもしろいかどうかは保留。
4月から日テレ深夜で本編の放送始まるらしいのでそれ観てからですね。

評点は映画だけのものです。
よくもまぁこんなもん作ったな、という感慨込みの点数です。
(3.7 100点満点換算で67.5点)

投稿 : 2025/04/19
♥ : 13

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「う、嘘やろ!」、「こんな…、こんな事が許されてええんか!」(初視聴時の気持ち)。ビギニングを放送前に1時間スペシャルで放送希望。

 ネタバレできないとほぼ書けないので、擬音などでぼかして簡単に書きます(ご容赦ください)。冒頭の効果音でニヤ、本編数分で「ええっ〜!」、某杉田さんでニヤニヤ、まさかあの人がアレにってだけで「うぬ!」、そしてまさかの方向に行くので「おわぁ!!!(賛否両論ありそう)」ということでした、終わり。


 というのだけでは、流石に酷いので庵野さんの影に隠れがちだがガイナックス出身の大好きな監督鶴巻さん論を少々。庵野さんがエヴァで燃え尽き、いちお「カレカノ」やったけどその後は実写に行ってしまった後のガイナックスで気を吐いていたのは何と言っても鶴巻さんの「フリクリ」と「トップ2」だと言いたい。


 もちろん「グレンラガン」もありますが、今石さんはガイナックスにいたからこそあれだけの仕事をやれた気が個人的には…(その後のトリガーでの仕事を見ると)。


 この2つの特徴は、青春と上手くいく「セカイ系」というのが共通項な気がします。どちらも主役の前から大切な人はいなくなってしまうが、ちゃんと成長して「セカイ」から「世界」へと抜け出すことに成功する物語である。この辺が新海さんとは違う!(飛び火)。


 さらに、かなり病んでいた庵野さんが青春ロボものをやっても本人の当時の気持ちが、社会全体の雰囲気が乗っかって「エヴァ」はあんな良くも悪くも物凄い作品に、伝説になってしまった。


 しかしその点、鶴巻さんが青春を描くとビビットでサブカル的なセンスを有しながらも、芯に人は成長しうるという真っ当な価値観がドスンと下支えしているからエンタメとして重心が崩れない。だから両作ともに、ラストは主人公が上を見上げるカットに着地する。


 故に、本作も過去の富野さんのような重くて暗い戦争や人間の業でも、庵野さんがやるように参照的で謎めかしすぎもせず、青春の中で大切なモノを失うがちゃんと成長するエンタメに着地してくれそうな予感がします。ニュータイプによる革新という富野さんが思いつたけど投げちゃったテーマが中心にきそうだし、歴史改変の部分も面白いし、「なんちゅうもんを…以下略」。私の大好きな「山田玲司のヤングサンデー」でも特集やってくれないかなぁ〜。


 それにしても、ネタバレを踏まないで本作を見てキー坊みたいになった衝撃は流石にもう二度とないと思うので、こんな映画体験をさせてもらえただけでこの作品には感謝しかありません。正直ガノタでは全然ない私ですが、もうワクワクが止まらないよぉ〜。



(後記)


 山田玲司先生のシャア=庵野さん、シャリア・ブル=鶴巻さん、マチュたち=鶴巻さんの子供世代説は流石の興味深い説で、凡百の考察勢のワイワイ言ってるのとは違う視点でええのう。島本和彦先生の『宇宙世紀拷問』、玲司先生の『上書きテロ』はパワーワードやなぁ。


 鶴巻さんの今までの作品を考えると、シュウジが消えてマチュが成長し、マチュとニャーンは終盤前くらいに敵対します。しかし、最終的に和解して最後にマチュも消えて最後に残されたニャーンが全てを受け継いで空を見上げるエンド!と予想します。つーか同じような予想してる人がいて嬉しい。まぁ半分ネタな予想ですが。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7
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